JP5310861B2 - オートサンプラ - Google Patents

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Description

本発明は、液体クロマトグラフなどの液体を分析対象とする分析装置のために自動的に試料液を採取して該分析装置に導入するオートサンプラに関する。
液体クロマトグラフでは、多数の液体試料のうちの一つを自動的に選択してカラムに導入するためにオートサンプラが使用される。図1は従来の液体クロマトグラフにおけるオートサンプラの流路の概略を示した図である。
図1において、高圧バルブ1は6つのポートa〜fを有する流路切換バルブであり、低圧バルブ2は7つのポートg〜mを有する流路切換バルブである。高圧バルブ1のポートaは移動相が供給される移動相流路に、ポートbはニードル11に、ポートcは低圧バルブ2のポートkに、ポートdは電磁弁12を介してドレインに、ポートeはインジェクションポート13に、ポートfはカラムに至る流路に接続されている。また、低圧バルブ2のポートgは移動相に、ポートh、iは洗浄液R1、R2に、ポートjは計量ポンプ14に、ポートkは高圧バルブ1のポートcに、ポートlは洗浄ポート15に接続されており、ポートmはポートg〜lのいずれかに連通可能に、また、隣り合うポートg〜l同士を連通可能に構成されている。
図2は、オートサンプラの制御系を概略的に示すブロック図である。高圧バルブ1及び低圧バルブ2、計量ポンプ14、ニードル11の移動機構6は制御部7に接続されており、この制御部7によって高圧バルブ1及び低圧バルブ2のポートの切り換え、前記計量ポンプ14のプランジャーの駆動、ニードル11の移動が制御される。
上記オートサンプラにおける試料導入時の基本的な動作について説明する。試料採取時には、高圧バルブ1及び低圧バルブ2の各ポートを図1(a)で示す接続状態(ロード状態)にする。そして、ニードル11をサンプルのバイアル上に移動し、試料溶液中にニードル11の先端を挿入する(図1(a)に破線で示す状態)。この状態で計量ポンプ14のプランジャーが引かれると、計量ポンプ14からニードル11に至る流路中に満たされている移動相(又は同じ成分である洗浄液)を介してバイアルから所定量の試料液が吸引され、サンプルループ16中に充填される。
試料採取後、前記ニードル11をインジェクションポート13に戻して該インジェクションポート13に接続し、高圧バルブ1の各ポートを図1(b)に示す接続状態に切り換える(インジェクション状態)。すると、送液ポンプ3から供給された移動相が、サンプルループ16、ニードル11、インジェクションポート13を通ってカラム4に送られる。このとき、サンプルループ16内に充填されていた試料液は移動相と共にカラム4に送り込まれ、カラム4を通過する際に成分分離されて図示しない検出器によって順次検出される。
上述の試料採取によって試料液が付着したニードル11の洗浄は以下のように行われる。まず、低圧バルブ2のポートmとポートhを連通し、この状態で計量ポンプ14のプランジャーを引き、洗浄液R1を吸引する(図3(a))。次に、低圧バルブ2のポートmとポートlを接続し、計量ポンプ14のプランジャーを押す(図3(b))。すると、洗浄液R1が洗浄ポート15に導入されて当該洗浄ポート15内に貯留される。次に、ニードル11を洗浄ポート15上に移動させ、洗浄ポート15内の洗浄液中に浸漬させて洗浄する。ニードル11が浸漬されている間、洗浄液を洗浄ポート15の下部から流入させ、洗浄ポート15上部から流出させるようにし、洗浄ポート15内の洗浄液を常に清浄にすることで、ニードル11先端の洗浄効果を高めることができる。ニードルの洗浄に関しては、複数の洗浄方法で洗浄を可能にするもの(特許文献1)、大流量の洗浄液で以ってニードルの洗浄を行なうもの(特許文献2)がこれまでに提案されている。
一定時間、ニードル11を洗浄液で洗浄した後、ニードル11をインジェクションポート13に移動させる。洗浄廃液は洗浄ポート15からドレインに排出される。
上述のオートサンプラでは、各試料の導入操作が終わる毎に上述したニードル11の洗浄動作が行われる。従って、前回の試料液が次の試料液に混入するクロスコンタミネーションはかなり軽減される。しかし、上述した洗浄動作によってもクロスコンタミネーションが完全になくなるわけではない。その理由は次の通りである。
図4はインジェクションポート13とニードル11の接続部分の拡大図を示している。インジェクションポート13の中心部には貫通孔17が設けられ、前記貫通孔17の上端は漏斗状のシール面18が形成されている。ニードル11の先端部がテーパ状であるため、ニードル11を降下させてインジェクションポート13の貫通孔17に挿入させると、ある降下位置でニードル11の先端部の外周面がシール面18に緊密に接触し、これによって液密性が確保される。
バイアルから試料液を吸引する際、ニードル11の先端部の外周に試料液が付着する。この状態でインジェクションポート13にニードル11を挿入するため、シール面18のうちニードル11が接触する部分(以下、接触点19という)に試料液が付着する。接触点19に付着した試料液は、ニードル11からインジェクションポート13の貫通孔17に移動相が流れる際にも該移動相によって洗い流されることなく残留する。このため、次の試料液がニードル11によってインジェクションポート13に導入される際に、シール面18の接触点19に残留した試料液がニードル11に押されて流路内に混入してしまう可能性がある。
このような問題を解決するため、ニードル11の先端をシール面18から僅かに上げた状態でニードル11からインジェクションポート13に洗浄液を注ぎ、シール面18を洗浄することが提案されている(特許文献3参照)。この場合、インジェクションポート13に注がれた洗浄液がインジェクションポート13から溢れ出すと周辺を汚染してしまう。そこで、特許文献3のオートサンプラでは、インジェクションポート13を障壁で囲み、前記障壁内に溢れ出た洗浄液をエアポンプで強制的に排出することにより、洗浄液(洗浄廃液)による汚染を防止している。
特開2004−271241号公報 特開2008−145112号公報 実用新案登録第3129218号公報
しかし、インジェクションポート13付近はもともと入り組んだ構成となっており、障壁や障壁内の洗浄液を排出するための構造を追加すると、構成がさらに複雑化する。また、追加の構造を設けることによりインジェクションポート13が大型化するという問題もある。
本発明は上記の問題点に鑑みて成されたものであり、簡単な構成でインジェクションポートのニードルシール面の洗浄を行うことができるオートサンプラを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために成された本発明の第一の態様に係るオートサンプラは、
先端部がテーパ状に形成されたニードルと、
該ニードルを通して液体を吸引・吐出するための計量ポンプと、
前記ニードルを水平方向及び垂直方向に移動させる移動機構と、
バルブを介して分析流路に連通する、ニードルシール面を有するインジェクションポートと、
前記計量ポンプ及び前記移動機構を制御する制御部とを備え、
試料容器内に貯留された試料液を前記ニードルを通して吸引した後に、前記ニードルシール面に前記ニードルの先端部を押し当てて前記試料液を吐出することにより、前記インジェクションポートから前記分析流路に前記試料液を導入するように構成されたオートサンプラにおいて、
前記制御部が、前記インジェクションポート内に貯留可能な量の洗浄液を前記計量ポンプに吸引させた後、前記ニードルを該ニードルの先端部が前記ニードルシール面と接触しない位置に移動させて、前記計量ポンプにより前記ニードルを通して前記インジェクションポートに前記洗浄液を吐出・吸引させることにより前記ニードルシール面を洗浄する洗浄動作を実行することを特徴とする。
本発明の第二の態様に係るオートサンプラは、第一の態様に係るオートサンプラにおいて、前記制御部が前記洗浄動作を複数回実行することを特徴とする。
本発明の第三の態様に係るオートサンプラは、第一、又は第二の態様に係るオートサンプラにおいて、前記制御部が洗浄動作を実行するときに、前記ニードルを徐々に降下させることを特徴とする。
本発明の第四の態様に係るオートサンプラは、第一から第三の態様に係るオートサンプラにおいて、前記制御部が、洗浄動作を実行するときに、前記計量ポンプに前記洗浄液を吐出させてから吸引するまでの間に前記ニードル先端部が前記ニードルシール面に接触する位置まで該ニードルを降下させてからニードル先端部が前記ニードルシール面に接触しない位置まで前記ニードルを上昇させるというニードル上下運動を1又は複数回行うことを特徴とする。
本発明の第五の態様に係るオートサンプラは、
先端部がテーパ状に形成されたニードルと、
該ニードルを通して液体を吸引・吐出するための計量ポンプと、
前記ニードルを水平方向及び垂直方向に移動させる移動機構と、
バルブを介して分析流路に連通する、ニードルシール面を有するインジェクションポートと、
前記計量ポンプ及び前記移動機構を制御する制御部とを備え、
試料容器内に貯留された試料液を前記ニードルを通して吸引した後に、前記ニードルシール面に前記ニードルの先端部を押し当てて前記試料液を吐出することにより、前記インジェクションポートから前記分析流路に前記試料液を導入するように構成されたオートサンプラにおいて、
前記制御部が、前記インジェクションポート内に貯留可能な量の洗浄液を前記計量ポンプに吸引させた後、前記ニードルを該ニードルの先端部が前記ニードルシール面と接触しない位置に移動させて、前記計量ポンプに前記洗浄液を吐出させた後、前記ニードル先端部が前記インジェクションポート内に貯留された洗浄液の液面と接触しない位置に前記ニードルを上昇させて前記計量ポンプに空気を吸引・吐出させることにより前記ニードルシール面を洗浄する洗浄動作を実行することを特徴とする。
本発明の第六の態様に係るオートサンプラは、第一から第五の態様に係るオートサンプラにおいて、前記制御部が、前記洗浄動作を実行した後、前記ニードルの先端部を前記ニードルシール面に押し当て、前記計量ポンプにより前記インジェクションポートに前記ニードルを通して前記洗浄液を吐出・吸引することにより分析流路内の洗浄を行うことを特徴とする。
本発明では、正確な量の試料をニードルで吸引するためにオートサンプラが予め備える計量ポンプを用いて正確な量の洗浄液をニードルに吸引するため、ニードルからインジェクションポートに吐出された洗浄液がインジェクションポートから溢出することを防止できる。このため、ニードルシール面の洗浄動作の実行時にインジェクションポートから洗浄液が溢出することを防止するための追加の構造を設けなくても済む。また、洗浄のための別のポンプを設けることなく、限られた範囲での吸引・吐出により洗浄を行なうので、ニードルシール面の洗浄時に使用する洗浄液量を少なくすることができる。
さらに本発明のオートサンプラでは、計量ポンプを利用して分析流路内の洗浄動作を行うようにしたため、分析流路内の洗浄に必要な洗浄液を正確に計量して分析流路内に導入することができる。従って、分析流路内の洗浄時に使用する洗浄液量を少なくすることができる。この場合、計量ポンプによりニードルを通して洗浄液を吸引・吐出し、分析流路内の洗浄液を両方向に移動させたため、少ない洗浄液量であっても効率よく分析流路内を洗浄することができる。
従来の液体クロマトグラフにおけるオートサンプラの流路構成の一例を示す概略図であり、(a)はロード状態、(b)はインジェクション状態を示す。 オートサンプラの制御機構の概略構成図。 従来の液体クロマトグラフにおけるオートサンプラの計量ポンプによる洗浄液の吸引・保持動作を説明するための流路構成図(a)、及び計量ポンプによるニードルから洗浄ポートへの洗浄液の吐出動作を説明するための流路構成図(b)。 ニードルとインジェクションポートとの接続部分を拡大して示す断面図。 本発明の実施例1に係るニードル及びニードルシール面の洗浄動作を説明するための図(No.1)。 本発明の実施例1に係るニードル及びニードルシール面の洗浄動作を説明するための図(No.2)。 図5Bの(j)の状態における流路構成図。 流路洗浄動作時において計量ポンプが洗浄液を吸引・保持するときの流路構成を示す図。 流路洗浄動作時において分析流路内の移動相を洗浄液で置換するときの流路構成図。 流路洗浄動作時において計量ポンプにより分析流路内の洗浄液を吸引するときの様子を説明するための流路構成図。 実施例1のオートサンプラを用いた液体クロマトグラフの分析条件及び洗浄条件を示す表。 実施例1のオートサンプラを用いて液体クロマトグラフに試料(20mg/lのカフェイン水溶液)を導入して得られたクロマトグラムの一例を示す図。 比較例のオートサンプラを用いて液体クロマトグラフに試料を導入した後、移動相を導入して得られた移動相のクロマトグラムの一例を示す図。 実施例のオートサンプラを用いて液体クロマトグラフに試料を導入した後、移動相を導入して得られた移動相のクロマトグラムの一例を示す図。 比較例及び実施例1の分析結果を示す表。 本発明の実施例2におけるニードルシール面の洗浄動作を説明するための図。 本発明の実施例3におけるニードルシール面の洗浄動作を説明するための図。
以下、本発明の実施例1〜3に係るオートサンプラについて図5A及び図5B並びに図6〜図16を用いて説明する。
なお、実施例1〜3に係るオートサンプラは試料採取後の洗浄動作に特徴があり、流路構成は図1〜4に示した従来のオートサンプラとほぼ同じである。また、オートサンプラを構成する高圧バルブや低圧バルブ、ニードル等についても従来のオートサンプラとほぼ同様の構成を有する。従って、以下では、洗浄動作を中心に各実施例のオートサンプラについて説明する。尚、以下の説明では図1〜4に示した従来のオートサンプラと同一部分には同一符号を用いた。
また、実施例1〜3のオートサンプラでは、試料採取後に制御部7がニードル11の移動、高圧バルブ1及び低圧バルブ2のポートの切り換え、計量ポンプ14の駆動を制御することで、ニードル11及びニードルシール面18の洗浄動作及び分析流路内の洗浄動作を実行する。以下の説明では、ニードル11及びニードルシール面18の洗浄動作を「ニードル洗浄動作」、分析流路内の洗浄動作を「流路洗浄動作」という。
まず、ニードル洗浄動作について図5A、図5B、図6、図7を用いて説明する。ニードル洗浄動作では、ニードル11の先端の外周面が洗浄された後、ニードルシール面18が洗浄される。
前述したように、試料採取後、高圧バルブ1の各ポートはインジェクション状態に切り換えられ(図1(a)、(b)参照)、ニードル11がインジェクションポート13に接続される(図5A(a))。このとき、サンプルループ16内に充填されていた試料液は移動相とともにカラム4に導入される。この後、高圧バルブ1をロード状態に切り換えると共に、低圧バルブ2のポートの接続状態を図3(a)に示す状態から図3(b)に示す状態に順次切り換える。そして、ニードル11を洗浄ポート15に移動させ、洗浄ポート15内の洗浄液に浸漬することにより、ニードル11先端の外周面に付着した汚れ20を洗浄する(図5A(b))。
ニードル11先端の外周面の洗浄が終わると、ニードルシール面18に付着した汚れ20の洗浄動作が実行される。ニードルシール面18の洗浄動作では、まず、ニードル11の先端部をニードルシール面18に接触しない程度の高さ位置、例えば接触点19から1mm上の位置にニードル11を降下させた後、計量ポンプ14のプランジャーを押し出してニードル11先端からインジェクションポート13に向けて洗浄液を吐出する。インジェクションポート13の貫通孔17には接触点19付近まで移動相が導入されているため、インジェクションポート13に吐出された洗浄液は当該インジェクションポート13内のうち接触点19付近よりも上の部分に貯留される(図5A(c))。このとき、ニードル11から吐出された洗浄液がインジェクションポート13から溢れないように、且つ、ニードル11の先端が洗浄液内に浸漬するように、計量ポンプ14のプランジャーの押し出し量(即ちニードル11の吐出量)が設定されている。洗浄液の貯留によりニードルシール面18は洗浄され、接触点19に付着していた汚れ20が除去される。
続いて、計量ポンプ14のプランジャーを引き、インジェクションポート13内の洗浄液を空気と共にニードル11内に吸引する(図5A(d))。このとき、ニードル11は洗浄液の吐出時と同じ高さ位置に保持されているため、インジェクションポート13内の洗浄液の一部は吸引されることなくインジェクションポート13内に残留する。以上のニードルシール面18の洗浄動作が終了すると、ニードル11を少し降下させて、再度、ニードルシール面18の洗浄動作を実行する。
本実施例1では、ニードルシール面18の洗浄動作は3回実行されるようになっており、1回目の洗浄動作、及び2回目の洗浄動作が終了する毎にニードル11は少し降下される。例えば、1回目の洗浄動作時ではニードル11の先端部が接触点19から1mm上の高さ位置にあるとすると、2回目の洗浄動作時及び3回目の洗浄動作時は、ニードル11の先端部が接触点19から0.6mm上の高さ、0.3mm上の高さ位置になるようにニードル11は降下される(図5A(e)、(f)及び図5B(g)、(h))。いずれも、ニードル11の先端部がニードルシール面18に接触しない高さ位置である。ニードル11からの洗浄液の吐出、吸引動作は1回目の洗浄動作と同じである。1回目の洗浄動作によっても接触点19に残留していた汚れ20’は、2回目及び3回目の洗浄動作により、ほぼ完全に除去される。
洗浄作業終了後、ニードル11はドレインポート5(図6参照)に移動され、計量ポンプ14によりニードル11内の洗浄液(洗浄廃液)がドレインポート5に排出される(図5B(i))。
このように、ニードルシール面18に接触しない程度の高さ位置でニードル11からインジェクションポート13への洗浄液の吐出・吸引を繰り返し行うことにより、洗浄液に接することがなかったニードルシール面18が洗浄され、ニードルシール面18の接触点19に付着している汚れ20がほぼ完全に除去される。ニードルシール面18の限られた範囲で洗浄液の吸引・吐出を行なうため、洗浄液の消費量を少なく抑えることができる。また、各洗浄動作ごとにニードル11の位置を少しずつ降下させることにより、洗浄廃液を確実に吸引することができる。
ニードル11内の洗浄液がドレインポート5に排出されると、ニードル11はドレインポート5からインジェクションポート13に戻されて、ニードルシール面18に緊密に接触するまで降下される(図5B(j))。この状態で低圧バルブ2のポートmとポートgを接続し、計量ポンプ14のプランジャーを引いて該計量ポンプ14内に移動相を吸引、保持する。そして、図6に示すように、低圧バルブ2のポートmとポートkを接続すると共に、高圧バルブ1をロード状態に切り換えて、計量ポンプ14内の移動相を吐出する。これにより、ニードル11内、インジェクションポート13内、各流路内の洗浄液が移動相に置換される(図5B(k))。
この後、高圧バルブ1をインジェクション状態(図1(b)参照)に切り換えてニードル11を送液ポンプ3と接続し、次の試料注入動作に備える。
次に、流路洗浄動作について図7〜図9を用いて説明する。
まず、低圧バルブ2のポートmとポートiを接続した状態で計量ポンプ14のプランジャーを引き、洗浄液R2を計量ポンプ14内に吸引、保持する(図7)。
続いて、低圧バルブ2のポートmとポートiの接続を解除すると共にポートjとポートkを接続し、高圧バルブ1をロード状態にする(図8)。この状態で、計量ポンプ14のプランジャーを押し出し、該計量ポンプ14内に保持された洗浄液R2をサンプルループ16、ニードル11、インジェクションポート13を通る流路内に吐出し、流路内を洗浄液R2で置換する(吐出動作)。このとき計量ポンプ14から押し出される洗浄液量は、流路内を置換するに十分な量(例えば200μl)に設定されている。
次に、高圧バルブ1及び低圧バルブ2を同じ状態に保持したまま、計量ポンプ14のプランジャーを引き、流路内の洗浄液を吸引する(吸引動作(逆洗浄動作)、図9)。これにより、流路内の洗浄液が押出動作時とは逆方向に移動する。このときの計量ポンプ14の吸引量は、吐出動作時の洗浄液量に比べると非常に少なく、例えば数十μlに設定されている。
この後、計量ポンプ14のプランジャーを押し出し、吸引量より多い量の洗浄液を再び流路内に吐出する(図8)。
このような計量ポンプ14による洗浄液の吐出動作及び吸引動作は複数回繰り返される。これにより、流路内の洗浄液が正逆両方向に移動し、流路内が洗浄される。
具体的には、流路内の洗浄液を正逆両方向に移動させたことにより、流路を構成する各部品の継ぎ目に滞留しやすい残留液を効率的に押し流すことができる。
また、流路内の洗浄液を繰り返し両方向に移動させることとしたため、少量の洗浄液で流路内を洗浄することができる。
さらに、少量の洗浄液で流路内を洗浄するようにしたため、試料導入のために用いられる、比較的少量の送液に適した計量ポンプ14を洗浄動作に用いることができる。このため、流路内を洗浄するための新たな送液ポンプを設ける必要がない。
また、計量ポンプによる洗浄液の吐出量を吸引量よりも多くしたため、吐出動作及び吸引動作を繰り返すことにより、流路内に滞留する残留液を徐々に移動させることができ、前記残留液を流路内から効率的に押し出すことができる。
流路洗浄動作が終了すると、ニードルシール面18洗浄モードのときと同様、計量ポンプ14によって移動相を送液して流路内の洗浄液を移動相に置換する。
次に、本実施例に係るオートサンプラのクロスコンタミネーションの低減効果を調べるために実験を行った。この実験では、試料としての20mg/lのカフェイン水溶液及び2000mg/lのカフェイン水溶液とブランク試料(移動相のみ)を順に液体クロマトグラフに導入してそれぞれ分析を行った。ブランク試料の分析は5回連続して行い、各試料及びブランク試料の分析が終了する毎に上述の洗浄動作(ニードル洗浄動作、流路洗浄動作)を実行した。また、比較例として、洗浄動作を行わずに分析を行った。分析諸条件は図10に示す通りである。
実験では、2000mg/lのカフェイン水溶液試料のピーク面積αに対するブランク試料のピーク面積βの比率(β/α)を以て、クロスコンタミネーションの低減効果を評価した。ただし、2000mg/lのカフェイン水溶液のピーク電圧値が上限値を超えたため、2000mg/lのカフェイン水溶液のピーク面積αは、20mg/lカフェイン水溶液のピーク面積を100倍することにより求めた。
図11は20mg/l カフェイン水溶液の分析結果であるクロマトグラムの一例を示している。図11から、カフェインのピークは分析開始後2.3分から2.7分の間に出現することが分かる。図12は実施例の1回目のブランク液の分析結果であるクロマトグラムを、図13は比較例の1回目のブランク液の分析結果であるクロマトグラムをそれぞれ示している。両クロマトグラムの横軸(時間軸)の目盛は、図11の横軸と同じであり、いずれのブランク試料のクロマトグラムでも分析開始後2.3分から2.7分の辺りにカフェインに対応するピークが出現することを示している。
一方、図12及び図13の強度軸である縦軸の目盛は図11に比べるとずいぶんと小さく、比較例及び実施例のいずれにおいてもブランク試料中のカフェインのピーク面積は、試料(20mg/lのカフェイン水溶液)のピーク面積よりも大幅に減少していることを示している。ここで、図13の縦軸の目盛は図12の半分であることから、実施例は比較例よりもブランク試料中のカフェインのピーク面積が小さいことが分かる。
図14は、比較例及び実施例の各試料のピーク面積、及び比率β/αの値を示す。図14から、比較例に比べて実施例は、比率β/αが非常に小さいことが分かる。特に、実施例における4回目及び5回目のブランク試料では未検出であり、本実施例のオートサンプラでは従来のオートサンプラに比べてクロスコンタミネーション量が非常に低減したことが分かる。
なお、上記実施例1では、ニードルシール面18の洗浄動作時では、ニードル11の位置を順次低くして洗浄液の吐出、吸引を複数回繰り返したが、同じ位置で吐出、吸引を複数回繰り返しても良い。
また、上記実施例1ではニードルシール面18の洗浄動作を繰り返し実行しているが、洗浄動作を1回のみにしてもよい。その場合、洗浄液の吐出時と吸引時のニードル11の位置は同じでも良いが、吐出時よりも吸引時にニードル11の位置を低くすれば、洗浄液を確実に吸引することができる。
さらに、ニードルシール面18の洗浄動作時におけるニードル11の高さ位置は、ニードル11の先端がニードルシール面18に接触しない位置であれば良く、例えば、ニードル11の先端がインジェクションポート13の貫通孔17の開口端よりも上に位置していても良い。インジェクションポート13に洗浄液を満杯に貯留した場合、表面張力によって洗浄液の液面が貫通孔17の開口端よりも上に位置することがあるため、ニードル11の先端がインジェクションポート13の貫通孔17の開口端よりも上に位置していても、ニードル11により洗浄液の吸引が可能だからである。
実施例2に係るオートサンプラは、ニードルシール面18の洗浄動作が実施例1と異なる以外は実施例1と同様であるため、ニードルシール面18洗浄動作についてのみ、図15を用いて説明する。
ニードル11の洗浄動作が終わると、実施例1と同様、ニードル11の先端部がニードルシール面18に接触しない程度の高さ位置にニードル11を降下させる(図15(a)参照)。その状態で計量ポンプ14のプランジャーを押し出してニードル11先端からインジェクションポート13に向けて洗浄液を吐出する(図15(b)参照)。インジェクションポート13の貫通孔17には接触点19付近まで移動相が導入されているため、インジェクションポート13に吐出された洗浄液は当該インジェクションポート13内のうち接触点19付近よりも上の部分に貯留される。
続いて、ニードル11先端部が接触点19でニードルシール面18に接触する位置までニードル11を降下させる(図15(c)参照)。その後、ニードル11先端部が液面の上に来るまでニードル11を上昇させ(図15(d)参照)、再びニードルシール面18に接触するまで降下させる(図15(c)参照)、というニードル11上下運動を複数回繰り返す。このニードル11上下運動に伴い、インジェクションポート13内に貯留された洗浄液は撹拌される。洗浄液の撹拌やニードル11先端部の接触点19への物理的接触によりニードルシール面18が洗浄され、接触点19に付着していた汚れ20がほぼ完全に除去される。
最後にニードル11先端部がニードルシール面18から僅かに離れた状態で計量ポンプ14のプランジャーを引き、インジェクションポート13内に貯留された洗浄液(洗浄廃液)をニードル11内に吸引する(図15(e)参照)。この動作により、インジェクションポート13内に貯留された洗浄液の殆どがニードル11内に吸引される。その後、ニードル11はドレインポート5(図6参照)に移動され、計量ポンプ14によりニードル11内の洗浄液(洗浄廃液)がドレインポート5に排出される。その後、実施例1と同様の方法で、ニードル11内、インジェクションポート13内、各流路内の洗浄液を移動相に置換する。
なお、上記実施例2では、ニードル11上昇時にニードル11先端部が吐出・貯留された洗浄液面よりも上に来る位置までニードル11を上昇させているが(図15(d)参照)、ニードル11先端部を液面から離れる位置まで上昇させず、ニードル11先端部が洗浄液面下で上下運動するようにしてもよい。また、インジェクションポート13内への洗浄液の吐出(図15(b))から洗浄廃液の吸引(図15(e))までの動作を繰り返すことにより、洗浄効果を高めることもできる。
実施例3に係るオートサンプラは、ニードルシール面18の洗浄動作が実施例1、2と異なる以外は、実施例1、2と同様であるため、ニードルシール面18の洗浄動作についてのみ、図16を用いて説明する。
ニードル11の洗浄動作が終わると、実施例1と同様、ニードル11の先端部がニードルシール面18に接触しない程度の高さ位置にニードル11を降下させる(図16(a)参照)。その後、計量ポンプ14のプランジャーを押し出してニードル11先端からインジェクションポート13に向けて洗浄液を吐出する(図16(b)参照)。インジェクションポート13の貫通孔17には接触点19付近まで移動相が導入されているため、インジェクションポート13に吐出された洗浄液は当該インジェクションポート13内のうち接触点19付近よりも上の部分に貯留される。洗浄液の貯留によりニードルシール面18は洗浄され、接触点19に付着していた汚れ20が除去される。
その後、ニードル11先端部がインジェクションポート13内に貯留された洗浄液の液面より上方に位置するまでニードル11を上昇させ、計量ポンプ14のプランジャーを引いてニードル11先端部からニードル11内に空気を吸引する(図16(c)参照)。そして、計量ポンプ14のプランジャーを押し込み、吸引した空気をインジェクションポート13内に貯留された洗浄液の液面に向けて吹き付けることで、インジェクションポート13内に貯留された洗浄廃液を飛散させ、除去する(図16(d)参照)。このとき、空気を吹き付ける強さを調節することにより、インジェクションポート13内に貯留された洗浄廃液を完全に飛散させ、除去することが可能である。なお、インジェクションポート13内に貯留された洗浄廃液は微量であり、ニードルシール面18および貫通孔17から洗浄廃液は除去されて分析流路外へ飛散されるので、測定に悪影響が出ることも考えにくい。
なお、図16(b)では、ニードル11から吐出され、インジェクションポート13内に貯留された洗浄液の液面下にニードル11先端部が位置しているが、インジェクションポート13内に貯留された洗浄液の液面にニードル11先端部が触れないようにニードル11を降下させてもよい。また、インジェクションポート13内への洗浄液の吐出動作(図16(b))から、洗浄廃液の飛散・除去(図16(d))までの動作を複数回繰り返しても良く、これにより、洗浄効果を高めることもできる。
上記実施例3における洗浄廃液の飛散・除去方法は、実施例1、2のニードルシール面の洗浄動作においても利用することができる。即ち、実施例1、2でインジェクションポート内に貯留された洗浄廃液をニードルから吸引する代わりに、本実施例3のように洗浄廃液を飛散・除去してもよい。
本発明は上記の実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨の範囲内で適宜の変更が許容される。
例えば、上記実施例では、計量した試料の全量を注入することができる流路構造のオートサンプラを例に挙げて説明したが、洗浄ポートを有するオートサンプラであれば、計量した試料の一部を注入する流路構造のオートサンプラにも本発明は適用可能である。
1…高圧バルブ
2…低圧バルブ
6…移動機構
7…制御部
11…ニードル
12…電磁弁
13…インジェクションポート
14…計量ポンプ
15…洗浄ポート
16…サンプルループ
17…貫通孔
18…ニードルシール面
19…接触点
20…汚れ

Claims (6)

  1. 先端部がテーパ状に形成されたニードルと、
    該ニードルを通して液体を吸引・吐出するための計量ポンプと、
    前記ニードルを水平方向及び垂直方向に移動させる移動機構と、
    バルブを介して分析流路に連通する、ニードルシール面を有するインジェクションポートと、
    前記計量ポンプ及び前記移動機構を制御する制御部とを備え、
    試料容器内に貯留された試料液を前記ニードルを通して吸引した後に、前記ニードルシール面に前記ニードルの先端部を押し当てて前記試料液を吐出することにより、前記インジェクションポートから前記分析流路に前記試料液を導入するように構成されたオートサンプラにおいて、
    前記制御部が、前記インジェクションポート内に貯留可能な量の洗浄液を前記計量ポンプに吸引させた後、前記ニードルを該ニードルの先端部が前記ニードルシール面と接触しない位置に移動させて、前記計量ポンプにより前記ニードルを通して前記インジェクションポートに前記洗浄液を吐出・吸引させることにより前記ニードルシール面を洗浄する洗浄動作を実行することを特徴とするオートサンプラ。
  2. 前記制御部が前記洗浄動作を複数回実行することを特徴とする請求項1に記載のオートサンプラ。
  3. 前記制御部が洗浄動作を実行するときに、前記ニードルを徐々に降下させることを特徴とする請求項1又は2に記載のオートサンプラ。
  4. 前記制御部が、洗浄動作を実行するときに、前記計量ポンプに前記洗浄液を吐出させてから吸引するまでの間に前記ニードル先端部が前記ニードルシール面に接触する位置まで該ニードルを降下させてからニードル先端部が前記ニードルシール面に接触しない位置まで前記ニードルを上昇させるというニードル上下運動を1又は複数回行うことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のオートサンプラ。
  5. 先端部がテーパ状に形成されたニードルと、
    該ニードルを通して液体を吸引・吐出するための計量ポンプと、
    前記ニードルを水平方向及び垂直方向に移動させる移動機構と、
    バルブを介して分析流路に連通する、ニードルシール面を有するインジェクションポートと、
    前記計量ポンプ及び前記移動機構を制御する制御部とを備え、
    試料容器内に貯留された試料液を前記ニードルを通して吸引した後に、前記ニードルシール面に前記ニードルの先端部を押し当てて前記試料液を吐出することにより、前記インジェクションポートから前記分析流路に前記試料液を導入するように構成されたオートサンプラにおいて、
    前記制御部が、前記インジェクションポート内に貯留可能な量の洗浄液を前記計量ポンプに吸引させた後、前記ニードルを該ニードルの先端部が前記ニードルシール面と接触しない位置に移動させて、前記計量ポンプに前記洗浄液を吐出させた後、前記ニードル先端部が前記インジェクションポート内に貯留された洗浄液の液面と接触しない位置に前記ニードルを上昇させて前記計量ポンプに空気を吸引・吐出させることにより前記ニードルシール面を洗浄する洗浄動作を実行することを特徴とするオートサンプラ。
  6. 前記制御部が、前記洗浄動作を実行した後、前記ニードルの先端部を前記ニードルシール面に押し当て、前記計量ポンプにより前記インジェクションポートに前記ニードルを通して前記洗浄液を吐出・吸引することにより分析流路内の洗浄を行うことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のオートサンプラ。
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