JP5310833B2 - 端末装置及びプログラム - Google Patents

端末装置及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP5310833B2
JP5310833B2 JP2011279833A JP2011279833A JP5310833B2 JP 5310833 B2 JP5310833 B2 JP 5310833B2 JP 2011279833 A JP2011279833 A JP 2011279833A JP 2011279833 A JP2011279833 A JP 2011279833A JP 5310833 B2 JP5310833 B2 JP 5310833B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
content
type
positional relationship
output
user
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2011279833A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2012109992A (ja
Inventor
秀夫 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP2011279833A priority Critical patent/JP5310833B2/ja
Publication of JP2012109992A publication Critical patent/JP2012109992A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5310833B2 publication Critical patent/JP5310833B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Testing, Inspecting, Measuring Of Stereoscopic Televisions And Televisions (AREA)
  • Stereophonic System (AREA)

Description

本発明は、出力方法が異なる複数種類のコンテンツを出力装置で出力可能な端末装置及びプログラムに関する。
近年、持ち運び自由な携帯端末装置でも平面映像(2D画像)以外に立体映像(3D画像)のコンテンツも見ることが可能であり、特殊眼鏡を使用しないで3D(3次元)表示が可能な技術としては、左右の眼の視差を利用した立体画像表示方式(視差バリア方式やレンティキュラー方式)が周知となっている。この立体画像表示方式で3D表示を適正に視覚可能とするためには、表示画面に対してユーザの眼の位置(正視位置)が重要な要素となる。すなわち、ユーザの位置が立体視表示を視覚可能な位置から外れてしまうと、ぶれた画像を視認することになる。そこで、従来では、ぶれた画像を見ないようにするために3D画像から2D画像に切り替えて表示するようにした技術が存在している。(特許文献1参照)。
特開2004−153489号公報
しかしながら、上述した先行技術にあっては、上述の表示切り替えをユーザ自身が行う必要があるほか、例えば、テレビ放送(3D放送)の映像(3D画像)を受信して視聴しようとしても、ぶれた3D画像をそのまま見続けるか、2D画像に切り替えて見るしかない場合があった。すなわち、ユーザの視聴位置が自然にずれてしまったようなときには、視聴位置を正せば良いが、何らかの事情によって視聴位置をずらさなければならないようなときには、ぶれた3D画像をそのまま見続けるか、2D画像に切り替えて見るしかなかった。このように何らかの事情によって表示画面から大きく離れて見るしかない場合、逆に、混雑した電車内などのように表示画面に接近した状態でしか見られない場合には、3D放送をきちんと視聴することができないので、3D放送を選択しても無駄であった。このことは、3D画像に限らず、3Dサウンド、ステレオサウンドを聞く場合であっても同様であった。
この発明の課題は、出力方法が異なる複数種類のコンテンツを出力可能な出力装置とユーザとの位置関係を加味して適切な種類のコンテンツを出力できるようにすることである。
本発明の端末装置は、出力方法が異なる複数種類のコンテンツを出力装置で出力可能な端末装置であって、前記出力装置とユーザとの位置関係を取得する位置関係取得手段と、前記複数種類のコンテンツの中から出力対象として選択されたコンテンツの種類を取得するコンテンツ種取得手段と、前記コンテンツ種取得手段によって取得されたコンテンツの種類が所定の種類であるか否かを判別するコンテンツ種判別手段と、前記位置関係取得手段によって取得された位置関係が、前記所定種類のコンテンツを出力するのに適した位置関係にあると判別された場合に、当該所定種類に該当する出力モードに切り替え、前記位置関係取得手段によって取得された位置関係が、前記所定種類のコンテンツを出力するのに適した位置関係にないと判別された場合に、前記位置関係取得手段によって取得された位置関係で出力するのに適したコンテンツの種類を特定し、該特定した種類に該当する出力モードに切り替える、処理実行手段と、を具備したことを特徴とする端末装置である。
本発明のプログラムは、コンピュータに対して、出力方法が異なる複数種類のコンテンツを出力可能な出力装置とユーザとの位置関係を取得するステップと、前記複数種類のコンテンツの中から出力対象として選択されたコンテンツの種類を取得するステップと、前記コンテンツ種取得手段によって取得されたコンテンツの種類が所定の種類であるか否かを判別するステップと、前記取得された位置関係が、前記所定種類のコンテンツを出力するのに適した位置関係にあると判別された場合に、当該所定種類に該当する出力モードに切り替えるステップと、前記取得された位置関係が、前記所定種類のコンテンツを出力するのに適した位置関係にないと判別された場合に、前記取得された位置関係で出力するのに適したコンテンツの種類を特定し、該特定した種類に該当する出力モードに切り替えるステップと、を実現させるためのプログラムである。

この発明によれば、出力方法が異なる複数種類のコンテンツを出力可能な出力装置とユーザとの位置関係を加味して適切な種類のコンテンツを出力させることができ、ユーザに特別な操作を要求することなく、ユーザ状況に合った種類のコンテンツを出力させることが可能となる。
端末装置として適用した携帯電話装置の基本的な構成要素を示したブロック図である。 表示部8を構成する表示画面を説明するための図。 3D画像を見る際に、表示パネル8aとユーザとの位置関係が3D画像を立体視するのに適した所定の位置関係にあるか否かを説明するための図。 3Dサウンドを聞く際に、3D音響部13とユーザとの位置関係が3Dサウンドを聞くのに適した所定の位置関係にあるか否かを説明するための図。 ユーザ操作によってコンテンツ再生が指示された際に実行開始されるコンテンツ再生処理を示したフローチャート。 図5の動作に続くフローチャート。 3Dコンテンツ適正範囲へのガイド表示を例示した図。 第2実施形態において、テレビ放送受信開始を指示するユーザ操作に応じて実行開始される動作を示したフローチャート。 図8の動作に続くフローチャート。
(実施形態1)
以下、図1〜図7を参照して本発明の第1実施形態を説明する。
この実施形態は、端末装置として、テレビ放送受信機能を備えた携帯電話装置に適用した場合を例示したもので、図1は、この携帯電話装置の基本的な構成要素を示したブロック図である。
この携帯電話装置は、例えば、2つの筐体(操作部筐体、表示部筐体)が開閉可能に取り付けられた折り畳み自在なもので、通話機能、電子メール機能、インターネット接続機能(Webアクセス機能)などのほか、コンテンツ再生機能、テレビ放送受信機能を備えている。このコンテンツ再生機能は、インターネットを介してダウンロードしたり、着脱自在な可搬型メモリなどを介して取得した映像コンテンツや音楽コンテンツなどを再生したり、テレビ放送受信機能を介して取得した放送コンテンツを再生したりする機能である。
CPU1は、記憶部2内の各種のプログラムに応じてこの携帯電話装置の全体動作を制御する中核的な中央演算処理装置である。記憶部2は、内部メモリであり、プログラム領域とデータ領域とを有し、このプログラム領域には、後述する図5及び図6に示す動作手順に応じて本実施形態を実現するためのプログラムが格納され、また、そのデータ領域には、各種のコンテンツが格納されている。記録メディア3は、着脱自在な可搬型メモリで、例えば、SDカード、ICカードなどによって構成され、テレビ放送記録データなどを保存する。メモリ4は、ワーク領域を有する内部メモリであり、必要に応じてメモリ4内の各種のデータは、記憶部2にセーブされる。
電話通信部5は、無線部、ベースバンド部、多重分離部などを備え、例えば、通話機能(音声電話機能)、電子メール機能、インターネット接続機能の動作時に最寄りの基地局(図示せず)との間でデータの送受信を行う電話通信手段で、音声電話機能の動作時にはベースバンド部の受信側から信号を取り込んで受信ベースバンド信号に復調したのち、音声信号処理部6を介して通話用スピーカSPから音声出力させ、また、通話用マイクMCからの入力音声データを音声信号処理部6から取り込み、送信ベースバンド信号に符号化したのち、ベースバンド部の送信側に与えてアンテナから発信出力させる。操作部7は、ダイヤル入力、文字入力、コマンド入力などを行うもので、テレビ放送受信開始/終了操作、チャンネル変更操作などを行うと、CPU1は、操作部7からの入力信号に応じた処理を実行する。
表示部8は、高精細液晶を使用した表示画面(液晶表示パネル)を有し、テレビ映像、文字情報、画像情報、待受画像などを表示する出力装置(表示装置)で、上述した視差バリア方式によって3D(3次元)表示が可能な構成となっている。すなわち、表示部8は、出力方法が異なる複数種類のコンテンツ(3D用のコンテンツ/2D用のコンテンツ)を出力可能なもので、CPU1の制御下で3D表示モード、2D表示モードを任意に切り替え可能となっており、3D表示モード、2D表示モードに応じて3Dコンテンツ/2Dコンテンツを表示させる。
図2は、表示部8を構成する表示画面を説明するための図で、この表示画面を構成する表示パネル8aの背面側には、それを照明するバックライト8bが配置され、また、その前面側には、3D画像表示用の視差バリア8cが設けられている。この視差バリア8cには、等間隔に形成された複数のスリット8dが設けられており、ユーザの両眼が表示パネル8aに対して適正範囲内にあるときに、視差バリア8cのスリット8dを通して表示パネル8aを視覚することで、その両眼視差によって立体視を得るようにしたもので、視差バリア8cのスリット8dを電気的に形成したり、解消したりするようにしている。
報知部9は、スピーカ、LED(発光ダイオード)、振動モータを備え、電話着信時に駆動されて着信報知を行うほか、アラーム報知時にも駆動されるもので、着信報知時には、予め設定されているメロディ音などを設定音量で発生させたり、LEDを点滅駆動させたり、振動モータを駆動してバイブレーションを発生させたりする。インカメラ10は、自己の顔などを撮影するTV電話用の撮像部であり、また、アウトカメラ11は、外界を撮影する通常の撮像部である。そして、インカメラ10は、そのレンズ系がユーザ(撮影者)側に対面するように表示パネル8a側に配置されたカメラであり、アウトカメラ11は、そのレンズ系がユーザの反対側に向くように外側(インカメラ10の反対側)に配置されたカメラである。
そして、インカメラ10、アウトカメラ11は、撮影レンズ、ミラーなどのレンズ・ミラーブロック、撮像素子、その駆動系のほか、測距センサ、光量センサ、アナログ処理回路、信号処理回路、圧縮伸張回路などを備え、光学ズームを調整制御したり、オートフォーカス時の駆動制御、シャッタ駆動制御、露出、ホワイトバランスなどを制御したりする。CPU1は、3D画像を表示パネル8aに表示させる際に、インカメラ10によってユーザの顔を撮影した撮影画像を認識することによって携帯電話装置に対する左右の眼の位置をユーザの現在位置として取得するようにしている。また、CPU1は、インカメラ10のオートフォーカス機能を動作させて、携帯電話装置からユーザまでの距離を測定した測定結果をユーザの現在位置として取得するようにしている。
テレビ放送受信部12は、携帯電話などの携帯受信機向けの地上波デジタルテレビ放送を受信するもので、テレビ映像及び音声データ以外にも電子番組表(EPG)なども含めて受信可能である。テレビ放送受信部12は、TVアンテナに接続されていて放送信号を抽出する受信部(アナログ回路部)と、受信した放送信号をOFDM(直交周波数分割多重)復調したり、多重化されている放送信号から映像、音声、データ(文字データ)に分離して復号化したり、圧縮データの解凍などを行うデジタル回路部を有している。テレビ映像データ及び文字データは、表示部8に表示され、また、テレビ音声データは、3D音響部13から出力される。
3D音響部13は、例えば、2つのサウンドスピーカ(図示省略)を近接配置することで、音を立体的に再生することも可能な出力装置(スピーカ装置)であり、音の高さ、音色、大きさのほか、音の方向や距離などの空間的な情報も再生する仮想音源を作り出し、音の時間差、位相差、音量差などから聴覚的な立体感を再生するようにしている。この3D音響部13は、3Dサウンドを発生可能なほか、左右に音を分けるステレオサウンドを発生したり、モノラルサウンドを発生したりする。すなわち、3D音響部13は、出力方法が異なる複数種類のコンテンツを出力可能なもので、CPU1の制御下で3Dサウンドモード、ステレオサウンドモード、モノラルサウンドモードを任意に切り替え可能となっており、この3Dサウンドモード、ステレオサウンドモード、モノラルサウンドモードに応じて3Dサウンド/ステレオサウンド/モノラルサウンドを発生させる。なお、以下、必要に応じて表示部8及び3D音響部13を総称して出力装置と呼称し、また、3D画像、3Dサウンドを総称して3Dコンテンツと呼称するものとする。
図3及び図4は、コンテンツの再生時に出力装置8、13とユーザとの位置関係がコンテンツを視聴するのに適した所定の位置関係にあるか否かを説明するための図で、図3は、3D画像を見る際に、表示パネル8aとユーザとの位置関係が3D画像を立体視するのに適した所定の位置関係にあるか否かを説明するための図で、ユーザが手に携帯電話装置を持って表示画面8aを見ている状態と携帯電話装置の正面部(表示パネル8a側)を示した図である。
図3において、図中、「UP」は、表示パネル8aに対向しているユーザの現在位置を示し、「RL」は、表示パネル8aからユーザまでの距離において3D画像を立体視するのに適した所定の位置関係(適正範囲内)を示し、「RA」は、表示パネル8aをユーザが見る角度において3D画像を立体視するのに適した所定の位置関係(適正範囲内)を示している。
ここで、ユーザの現在位置UPが3D画像を立体視するのに適した適正範囲内にあるか否かは、上述のように画像認識によって得られた左右の眼の位置が適正範囲RA内にあるか否かによって判別するほか、オートフォーカス機能によって得られたユーザまでの距離が適正範囲RL内にあるか否かによって判別するようにしている。そして、CPU1は、上述した判別結果に基づいて出力対象のコンテンツの種類として、3D画像か2D画像かを特定するようにしている。そして、特定したコンテンツの種類に該当する出力方法となるように表示部8の表示モード(3D表示モード/2D表示モード)を制御したり、特定した種類のコンテンツを選択候補としてリスト表示させたりするようにしている。
図4は、3Dサウンドを聞く際に、3D音響部13とユーザとの位置関係が3Dサウンドを聞くのに適した所定の位置関係にあるか否かを説明するための図である。
「SR」は、3Dサウンドを聞くのに適した所定の位置関係(適正範囲内)を示し、この音場内に仮想音源RSを作り出すことによって音の時間差、位相差、音量差などから3次元的な立体感が得られるが、ユーザの現在位置UPが3Dサウンドを聞くのに適した適正範囲SRから外れると、このような立体感は得られないことを示している。
ここで、ユーザの現在位置UPが3Dサウンドの適正範囲内SRにあるか否かは、上述のように画像認識によって得られた左右の眼の位置と、オートフォーカス機能によって得られたユーザまでの距離が適正範囲SR内にあるか否かによって判別するようにしている。そして、CPU1は、上述した判別結果に基づいて出力対象のコンテンツの種類(例えば、3Dサウンド/2Dサウンド/モノクロサウンド)を特定するようにしている。そして、特定したコンテンツの種類に該当する出力方法となるように3D音響部13の出力モード(3Dサウンドモード/2Dサウンドモード/モノクロサウンドモード)を制御するようにしている。
次に、この第1実施形態における携帯電話装置の動作概念を図5及び図6に示すフローチャートを参照して説明する。ここで、これらのフローチャートに記述されている各機能は、読み取り可能なプログラムコードの形態で格納されており、このプログラムコードにしたがった動作が逐次実行される。また、伝送媒体を介して伝送されてきた上述のプログラムコードに従った動作を逐次実行することもできる。このことは後述する他の実施形態においても同様であり、記録媒体のほかに、伝送媒体を介して外部供給されたプログラム/データを利用してこの実施形態特有の動作を実行することもできる。
なお、図5及び図6は、携帯電話装置の全体動作のうち、本実施形態の特徴部分の動作概要を示したフローチャートであり、この図5及び図6のフローから抜けた際には、全体動作のメインフロー(図示省略)に戻る。
図5及び図6は、ユーザ操作によってコンテンツ再生が指示された際に実行開始されるコンテンツ再生処理を示したフローチャートである。
先ず、CPU1は、再生対象として選択されたのが映像コンテンツ(画像コンテンツ)であれば(ステップA1でYES)、ユーザの現在位置を取得し、3D画像を立体視するのに適した所定の位置関係にあるか否か(適正範囲内の位置か否か)をチェックする(ステップA2)。
すなわち、インカメラ10を起動させてユーザの顔を撮影した撮影画像を取り込み、この画像内容を認識することによって表示パネル8aに対する左右の眼の位置をユーザの現在位置として取得し、また、インカメラ10のオートフォーカス機能を動作させて、表示パネル8aからユーザまでの距離を測定した測定結果をユーザの現在位置として取得する。そして、ユーザの現在位置UPと表示パネル8aとの位置関係は、3D画像を立体視するのに適した適正範囲内か否かを調べる。この場合、上述した画像認識によって得られた左右の眼の位置が適正範囲RA内にあるかを調べるほか、オートフォーカス機能によって得られたユーザまでの距離が適正範囲RL内にあるかを調べる。
このように3D画像の表示に先立って、3D表示の適正範囲内かを判別した結果、角度、距離の何れか一方あるいは双方が対応する適正範囲から外れているときには(ステップA3でNO)、コンテンツの種類として2Dコンテンツ種を出力対象(再生対象)として特定したのち(ステップA12)、この2Dコンテンツ種に属する各2Dコンテンツを指定してその名前をリスト表示させる(ステップA13)。
そして、このリスト画面の中から所望のコンテンツがユーザ操作で選択されると(ステップA14でYES)、この選択コンテンツを読み出すと共に(ステップA16)、表示部8の表示モードとして2D表示モードに切り替える(ステップA17)。この状態においてコンテンツ再生を開始して、映像コンテンツを表示部8に表示させたのち(ステップA10)、以下、コンテンツ再生の終了がユーザ指示されるまで(ステップA11でYES)、上述したステップA10に戻り、コンテンツを再生し続ける。
このようにユーザ位置が3D画像の適正範囲から外れていれば、2Dコンテンツの再生を行うが、その適正範囲内であれば(ステップA3でYES)、コンテンツの種類として2Dコンテンツ種を出力対象として特定する(ステップA4)。そして、3Dコンテンツ種に属する各3Dコンテンツを指定してその名前をリスト表示させたのち(ステップA5)、このリスト画面の中から所望するコンテンツがユーザ操作で選択されると(ステップA6でYES)、この選択コンテンツを読み出すと共に(ステップA8)、表示部8の表示モードとして3D表示モードに切り替える(ステップA9)。この状態においてコンテンツ再生を開始して映像コンテンツを表示部8に表示させたのち(ステップA10)、以下、コンテンツ再生の終了が指示されるまで(ステップA11でYES)、上述したステップA10に戻り、コンテンツを再生し続ける。
また、上述のような3Dコンテンツのリスト画面が表示されている状態において(ステップA5)、コンテンツの種類の変更を要求するユーザ操作が行われると(ステップA7でYES)、上述のステップA13に移って2Dコンテンツのリスト画面を表示させる。また、2Dコンテンツのリスト画面が表示されている状態において(ステップA13)、コンテンツの種類の変更を要求するユーザ操作が行われると(ステップA15でYES)、3D適正範囲内にユーザを導くガイド情報を表示部8に表示させる(ステップA18)。
図7は、3Dコンテンツ適正範囲へのガイド表示を例示したもので、ユーザの右眼位置を合わせる右眼ガイド枠と、左眼位置を合わせる左眼ガイド枠とが表示される。ユーザは、このガイド表示を参照して両眼を対応するガイド枠内に合わせ込むようにして移動する。これによってユーザの位置が3D適正範囲内となると(ステップA19でYES)、以下、上述のステップA4に移り、3Dコンテンツのリスト画面を表示させる。
一方、音楽コンテンツの再生が指示された場合には(ステップA1でNO)、図5のフローに移り、ユーザの現在位置を取得し、ユーザ位置UPと3D音響部13との位置関係は、3Dサウンドを聞くのに適した所定の位置関係にあるか否か(適正範囲内の位置か否か)をチェックする(ステップA20)。すなわち、インカメラ10を起動させてユーザの顔を撮影した撮影画像を取り込み、この画像内容を認識することによって携帯電話装置に対する左右の眼の位置をユーザの現在位置として取得し、また、インカメラ10のオートフォーカス機能を動作させて、携帯電話装置からユーザまでの距離を測定した測定結果をユーザの現在位置として取得する。そして、ユーザの現在位置UPと3D音響部13との位置関係は、3Dサウンドを聞くのに適した適正範囲内かを調べる。
その結果、角度、距離の双方が対応する適正範囲内であれば(ステップA21でYES)、コンテンツの種類として3Dコンテンツ種を出力対象(再生対象)として特定し(ステップA22)、3Dサウンドの適正範囲から外れていれば(ステップA21でNO)、ユーザの現在位置UPと3D音響部13との位置関係は、ステレオサウンドを聞くのに適した所定の位置関係にあるか否か(適正範囲内の位置か否か)を調べる(ステップA23)。いま、ステレオサウンドの適正範囲内であれば(ステップA23でYES)、コンテンツの種類としてステレオコンテンツ種を出力対象(再生対象)として特定するが(ステップA24)、3Dサウンド及びステレオサウンドの適正範囲内でもなければ(ステップA23でNO)、コンテンツの種類としてモノラルコンテンツ種を出力対象(再生対象)として特定する(ステップA25)。
このようにして出力対象のコンテンツ種を特定したのちは、このコンテンツ種に属する各コンテンツを指定してその名前をリスト表示させたのち(ステップA26)、このリスト画面の中から所望のコンテンツがユーザ操作で選択されると(ステップA27でYES)、この選択コンテンツの種類を判別し、3Dコンテンツが選択されたときには(ステップA28でYES)、3Dコンテンツ種が特定されている状態かを調べる(ステップA29)。いま、上述のステップA22で3Dコンテンツ種が特定されていたときには、3D音響部13の出力モードとして3Dサウンドモードに切り替える(ステップA30)。
また、3Dコンテンツ種が特定されていない状態で3Dコンテンツ種が選択されたときには(ステップA29でNO)、ユーザ位置は3Dコンテンツの適正範囲から外れているので、それを正すために3D適正範囲へのガイド表示(図7参照)を行わせる(ステップA31)。これによってユーザの位置が3D適正範囲内になると(ステップA32でYES)、3D音響部13の出力モードとして3Dサウンドモードに切り替える(ステップA30)。このようにして3Dサウンドモードに切り替えた状態において、コンテンツ再生を開始し、3Dの音楽コンテンツを3D音響部13から出力させたのち(ステップA33)、以下、コンテンツ再生の終了が指示されるまで(ステップA34でYES)、上述したステップA33に戻り、コンテンツを再生し続ける。
また、ユーザ操作で選択されたコンテンツがステレオコンテンツであれば(ステップA35でYES)、ステレオ種が特定されている状態かを調べる(ステップA36)。いま、上述のステップA24でステレオ種が特定されている場合には、3D音響部13の出力モードとしてステレオサウンドモードに切り替える(ステップA37)。また、ステレオ種が特定されていない状態でステレオコンテンツ種が選択されたときには(ステップA36でNO)、ユーザ位置はステレオサウンドの適正範囲から外れているので、それを正すために適正範囲へのガイド表示を行わせる(ステップA38)。これによってユーザの位置がステレオサウンドの適正範囲内となると(ステップA39でYES)、3D音響部13の出力モードとしてステレオサウンドモードに切り替える(ステップA37)。この状態において、コンテンツ再生を開始し、音楽コンテンツ(ステレオコンテンツ)を3D音響部13から出力させたのち(ステップA33)、以下、コンテンツ再生の終了が指示されるまで(ステップA34でYES)、コンテンツを再生し続ける。
また、ユーザ操作で選択されたコンテンツがモノラルコンテンツであれば(ステップA35でNO)、3D音響部13の出力モードとしてモノラルサウンドモードに切り替える(ステップA40)。この状態において、コンテンツ再生を開始し、音楽コンテンツ(モノラルコンテンツ)を3D音響部13から出力させたのち(ステップA33)、以下、コンテンツ再生の終了が指示されるまで(ステップA34でYES)、コンテンツを再生し続ける。
以上のように、この第1実施形態においてCPU1は、出力方法が異なる複数種類のコンテンツを出力可能な出力装置(表示部8、3D音響部13)とユーザとの位置関係がコンテンツの種類によって異なる所定の位置関係にあるか否かを判別し、その判別結果に基づいて出力対象コンテンツの種類を特定するようにしたので、出力装置とユーザとの位置関係に応じて適切な種類のコンテンツを出力対象として速やかに特定することができ、ユーザに特別な操作を要求することなく、ユーザの状況に合った種類のコンテンツを出力させることが可能となる。
複数種類のコンテンツの中からユーザが所望するコンテンツを出力対象として選択する際に、ユーザの位置に応じて特定した種類のコンテンツを選択候補としてリスト表示させ、そのリスト表示の中からユーザが所望するコンテンツを出力対象として選択するようにしたので、ユーザの状況に合ったコンテンツを容易に選択することができる。
ユーザの位置に応じて特定したコンテンツの種類とは異なるコンテンツの種類への変更が要求された場合に、出力装置8、13とユーザとの位置関係が変更要求された種類のコンテンツを出力するのに適した位置関係となるようにその位置関係をガイド表示するようにしたので、ユーザにあってはそのガイド表示に合わせて位置調整を行うことができ、コンテンツの種類の変更に対しても素早い対応が可能となる。
複数種類のコンテンツの中からユーザが所望するコンテンツが出力対象として選択された際に、その選択されたコンテンツの種類が特定されたコンテンツの種類と異なると判別された場合に、その旨を報知するようにしたので、ユーザにあってはその報知に合わせて位置調整を行うことができる。
表示部8は、出力方法が異なる複数種類のコンテンツ(3Dコンテンツ/2Dコンテンツ)を出力可能なもので、表示部8とユーザとの位置関係が3Dコンテンツを立体視するのに適した位置関係にあれば、コンテンツの種類として3Dコンテンツ種を特定するようにしたので、3Dコンテンツを常に適切に見ることができる。
3D音響部13は、ステレオサウンド、3Dサウンドを出力可能なスピーカ装置であり、3D音響部13との位置関係がステレオサウンドあるいは3Dサウンドを聞くのに適した位置関係にあれば、コンテンツの種類としてステレオサウンドあるいは3Dサウンドのコンテンツ種を特定するようにしたので、ステレオサウンドあるいは3Dサウンドを常に適切に聞くことができる。
ユーザの位置に応じて特定したコンテンツの種類に該当する出力方法となるように出力装置8、13を制御して、2D表示モード/3D表示モード、ステレオサウンドモード/3Dサウンドモード/モノラルサウンドモードに切り替えるようにしたので、ユーザの位置に連動して出力装置8、13のモードを制御することができる。
なお、上述した第1実施形態では、説明を省略したが、複数種類のコンテンツの中からユーザが所望するコンテンツが出力対象として選択された際に、その選択されたコンテンツの種類が、ユーザの位置に応じて特定したコンテンツの種類と異なるか否かを判別し、コンテンツの種類が異なると判別された場合に、特定したコンテンツの種類に該当する出力方法となるように出力装置8、13を制御して、その出力モードなどを切り替えるようにしてもよい。例えば、コンテンツの種類として3Dコンテンツが特定されている状態において、2Dコンテンツが選択されたとしても3D表示モード、3Dサウンドモードに切り替えるようにしてもよい。これによってユーザの状況に合わないコンテンツが選択されてもそれを無視することができる。
上述した第1実施形態では、コンテンツとして画像、音楽コンテンツを例示したが、コンテンツは、放送受信番組あるいは放送受信チャンネルのコンテンツであってもよく、ユーザの位置に応じて特定したコンテンツの種類(2D放送、3D放送)に該当する番組あるいはチャンネルを選択するようにしてもよい。これによってユーザの状況に合ったテレビ放送を視聴することができる。
(実施形態2)
以下、この発明の第2実施形態について図8及び図9を参照して説明する。
なお、上述した第1実施形態においては、出力装置8、13とユーザとの位置関係に応じてコンテンツの種類を特定するようにしたが、この第2実施形態においては、出力装置8、13とユーザとの位置関係と複数種類のコンテンツ(テレビ放送)の中から選択されたコンテンツの種類とに基づいて所定の処理(報知や出力モードの切り替えなど)を実行するようにしたものである。この第2実施形態でのコンテンツは、テレビ放送の番組あるいはテレビ放送の受信チャンネルを示し、コンテンツの種類は、3D放送のコンテンツ、2D放送用のコンテンツを示している。
ここで、両実施形態において基本的あるいは名称的に同一のものは、同一符号を付して示し、その説明を省略すると共に、以下、第2実施形態の特徴部分を中心に説明するものとする。
図8及び図9は、テレビ放送受信開始を指示するユーザ操作に応じて実行開始される動作を示したフローチャートである。
先ず、CPU1は、テレビ放送受信部12を起動させたのち、デフォルトチャンネル(例えば、前回視聴したチャンネル)を自動選択すると共に(図8のステップB1)、この選択チャンネルのテレビ放送(現在放送中の番組)を受信し(ステップB2)、受信した番組のコンテンツの種類(3D放送か2D放送か)を取得して(ステップB3)、受信したテレビ放送は3D放送(3D番組)かを調べる(ステップB4)。
2D放送を受信したときには(ステップB4でNO)、ステップB16に移り、表示部8の表示モードを2D表示モードに切り替えたのち、図9のフローに移り、受信した2D放送(2D画像)を表示させる(ステップB17)。なお、図示省略したが、受信した2D放送がステレオサウンドであれば、3D音響部13の出力モードとしてステレオサウンドモードに切り替えたのち、ステレオサウンドを発生出力させる(以下、同様)。このように放送内容を出力している状態において、何らかの操作が行われると(ステップB18でYES)、どのような操作が行われたのかを調べる(ステップB19、B21、B22)。すなわち、チャンネル変更操作か(ステップB19)、番組表の閲覧を指示する操作か(ステップB21)、テレビ放送の受信終了を指示する操作かを調べる(ステップB22)。
いま、チャンネル変更操作が行われたときには(ステップB19でYES)、チャンネル選択処理(チャンネル変更処理)を行ったのち(ステップB20)、上述した図8のステップB2に戻るが、チャンネル変更操作、番組表閲覧操作、受信終了操作以外の操作が行われたときには(ステップB22でNO)、操作に対応する処理として、例えば、音量調整処理、録画処理などを行い(ステップB23)、受信終了操作が行われたときには(ステップB22でYES)、上述したメインフローに戻る。
一方、受信した放送が3D放送であれば(図8のステップB4でYES)、その3D放送の表示を開始するに先立って、ユーザの現在位置を取得して、ユーザ位置は3D放送に適した適正範囲内かをチェックする(ステップB5)。すなわち、インカメラ10を起動させてユーザの顔を撮影した撮影画像を取り込み、この画像内容を認識することによって表示パネル8aに対する左右の眼の位置をユーザの現在位置として取得し、また、インカメラ10のオートフォーカス機能を動作させて、表示パネル8aからユーザまでの距離を測定した測定結果をユーザの現在位置として取得し、ユーザ位置は3D放送に適した適正範囲内かを調べる。
その結果、3D放送の適正範囲内であれば(ステップB6でYES)、コンテンツの種類として3D放送を出力対象として特定する(ステップB7)。そして、表示部8の表示モードを3D表示モードに切り替えたのち(ステップB12)、受信した3D放送を表示させる(図9のステップB17)。なお、図示省略したが、受信した3D放送がステレオサウンドであれば、3D音響部13の出力モードとして3Dサウンドモードに切り替えたのち、3Dサウンドを発生出力させる(以下、同様)。その後、上述した場合と同様に操作待ち状態となる。
また、ユーザ位置が3D放送の適正範囲から外れていれば(図8のステップB6でNO)、それを正すために3D適正範囲へのガイド表示(図7参照)を行わせたのち(ステップB8)、3D放送から2D放送への変更がユーザ操作によって指示されたかを調べ(ステップB9)、2D放送への変更が指示されなければ、ユーザの現在位置を取得しながら3D放送の適正範囲内か否かをチェックする(ステップB10)。いま、適正範囲内となれば(ステップB11でYES)、3D表示モードに切り替えたのち(ステップB12)、受信した3D放送を表示させる(図9のステップB17)。
2D放送への変更が指示されたときには(図8のステップB9でYES)、コンテンツの種類として2D放送を出力対象として特定する(ステップB13)。そして、予め取得しておいた番組表をアクセスしてコンテンツ種が2D放送の番組をサーチし(ステップB14)、該当する2D放送の番組の中から所定の番組を自動選択する(ステップB15)。例えば、デフォルトチャンネルで放送される番組、予め指定されている好みのチャンネルで放送される番組などを選択したのち、2D表示モードに切り替え(ステップB16)、選択番組を表示させる(図9のステップB17)。
他方、番組表閲覧操作が行われた場合には(図9のステップB21でYES)、番組リストを表示させたのち(ステップB24)、ユーザの現在位置を取得し、ユーザ位置は3D放送の適正範囲内か否かをチェックし(ステップB25)、適正範囲内であれば(ステップB26でYES)、コンテンツの種類として3D放送を出力対象として特定し(ステップB27)、3D放送の適正範囲から外れていれば(ステップB26でNO)、コンテンツの種類として3D放送を出力対象として特定する(ステップB28)。
この状態において番組リスト画面の中からユーザの所望する番組が選択されると(ステップB29)、この選択番組のコンテンツ種を取得して(ステップB30)、選択番組は3D放送であるかを調べ(ステップB31)、3D放送の番組でなければ、2D表示モードに切り替えたのち(ステップB34)、受信した2D放送を表示させる(ステップB17)。また、選択番組が3D放送の番組であれば(ステップB31でYES)、上述のステップB27で3D放送が出力対象として特定されていることを条件に(ステップB32)、3D表示モードに切り替えたのち(ステップB33)、受信した3D放送を表示させるが(ステップB17)、3D放送が出力対象として特定されていなければ(ステップB31でNO)、2D表示モードに切り替えたのち(ステップB34)、受信した2D放送を表示させる(ステップB17)。
以上のように、この第2実施形態においてCPU1は、出力方法が異なる複数種類のコンテンツを出力可能な出力装置(表示部8、3D音響部13)とユーザとの位置関係を取得すると共に、複数種類のコンテンツの中から出力対象として選択されたコンテンツの種類を取得し、この位置関係とコンテンツの種類とに基づいて所定の処理を実行するようにしたので、出力装置とユーザとの位置関係を加味して適切な種類のコンテンツを出力させることができ、ユーザに特別な操作を要求することなく、ユーザの状況に合った種類のコンテンツを出力させることが可能となる。
出力対象として選択されたコンテンツの種類が所定の種類(例えば、3D放送)である場合に出力装置とユーザとの位置関係を取得するようにしたので、ユーザの位置を常時監視しなくても、必要に応じてユーザ位置を取得するだけで、ユーザの状況に合った種類のコンテンツを出力させることが可能となる。
出力対象として選択されたコンテンツの種類が所定の種類(例えば、3D放送)である場合に出力装置とユーザとの位置関係が所定種類のコンテンツを出力するのに適した位置関係か否かの判別結果に応じて所定の処理を実行するようにしたので、処理の実行は、所定の種類のコンテンツが選択された場合に限ることができる。
出力装置とユーザとの位置関係が所定種類のコンテンツを出力するのに適した位置関係になければ、それを報知するようにしたので、ユーザにあってはその位置をコンテンツの種類に応じて正すことができる。
出力装置とユーザとの位置関係が所定種類のコンテンツを出力するのに適した位置関係にあれば、この所定種類に該当する出力モードに切り替えるようにしたので、ユーザの位置に連動して出力装置8、13のモードを制御することができる。
出力装置とユーザとの位置関係が所定種類のコンテンツを出力するのに適した位置関係になければ、その位置関係で出力するのに適したコンテンツの種類を特定するようにしたので、ユーザ状況に合わないコンテンツを無視することができる。
複数種類のコンテンツの中から所望のコンテンツが出力対象として選択された際に、選択されたコンテンツの種類が特定されたコンテンツの種類と異なれば、この特定されたコンテンツの種類に該当する出力方法となるように出力装置を制御するようにしたので、ユーザの状況に合わないコンテンツが選択されてもそれを無視することができる。
表示部8は、出力方法が異なる複数種類のコンテンツ(3D放送/2D放送)を出力可能なもので、表示部8とユーザとの位置関係が3D放送を立体視するのに適した位置関係にあれば、コンテンツの種類として3Dコンテンツ種を特定するようにしたので、3D放送を常に適切に見ることができる。
3D音響部13は、ステレオサウンド、3Dサウンドを出力可能なスピーカ装置であり、3D音響部13との位置関係がステレオサウンドあるいは3Dサウンドを聞くのに適した位置関係にあれば、コンテンツの種類としてステレオサウンドあるいは3Dサウンドのコンテンツ種を特定するようにしたので、ステレオサウンドあるいは3Dサウンドを常に適切に聞くことができる。
コンテンツは、放送受信番組あるいは放送受信チャンネルのコンテンツであり、放送受信番組あるいは放送受信チャンネルのコンテンツの種類を取得するようにしたので、ユーザの状況に合ったテレビ放送を視聴することができる。
なお、上述した第2実施形態では、コンテンツとしてテレビ放送を示したが、テレビ放送に限らず、インターネットなどからダウンロードしたり、外部メディア3から供給されたりした画像コンテンツ、音楽コンテンツなどであってもよい。これによってユーザの状況に合ったコンテンツを見たり、聞いたりすることができる。
また、上述した第2実施形態では、説明を省略したが、特定された種類のコンテンツを選択候補としてリスト表示させ、このリスト表示されたコンテンツの中から所望のコンテンツを出力対象として選択するようにしてもよい。これによってユーザの状況に合ったコンテンツを容易に選択することができる。
複数種類のコンテンツの中からユーザが所望するコンテンツが出力対象として選択された際に、その選択されたコンテンツの種類が、ユーザの位置に応じて特定したコンテンツの種類と異なる場合に、特定したコンテンツの種類に該当する出力方法となるように出力装置8、13を制御して、その出力モードなどを切り替えるようにしたから、ユーザの状況に合わないコンテンツが選択されてもそれを無視することができる。
また、上述した各実施形態においては、ユーザを撮影した撮影画像を認識して左右の眼の位置をユーザの現在位置として取得して適正範囲内にあるか否かを判別するようにしたが、表示パネル8aにユーザが正対しているか否かをオートフォーカス機能によって測定して適正範囲内か否かを判別するようにしてもよい。この場合、ユーザが正対していれば、適正範囲であると判別することができる。
また、上述した各実施形態においては、左右の眼の位置を現在の位置として検出するようにしたが、眼の位置に限らず、鼻の位置、耳の位置などであってもよく、適正範囲を特定する境界が鼻の位置であれば、適正範囲内としてもよい。また、適正範囲からずれた場合に、そのずれ量を計測して報知するようにしてもよい。このずれ量は角度に関する適正範囲、距離に関する適正範囲のいずれであってもよい。
上述した各実施形態においては、表示パネル8aとして液晶表示パネルを例示したが、液晶表示パネルに限らず、有機ELを使用した表示パネルなどであってもよい。
その他、端末装置としては、携帯電話装置に限らず、例えば、PDA・デジタルカメラ・電子腕時計などであってもよく、勿論、PC(パーソナルコンピュータ)、テレビ受像機などであってもよい。
以下、本発明の特徴を付記する。
上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
(付記1)
図9は、付記1の構成による動作を説明するためのフローチャートである。この図に示すように、付記1記載の発明は、
出力方法が異なる複数種類のコンテンツを出力装置で出力可能な端末装置であって、
前記出力装置とユーザとの位置関係を取得する位置関係取得手段B25と、
前記複数種類のコンテンツの中から出力対象として選択されたコンテンツの種類を取得するコンテンツ種取得手段S30と、
前記位置関係取得手段B25によって取得された位置関係と前記コンテンツ種取得手段S30によって取得されたコンテンツの種類とに基づいて所定の処理を実行する処理実行手段S33、S34と、
を具備したことを特徴とする端末装置である。
(付記2)
前記コンテンツ種取得手段によって取得されたコンテンツの種類が所定の種類であるか否かを判別するコンテンツ種判別手段を更に備え、このコンテンツ種判別手段によって所定の種類であると判別された場合に、前記位置関係取得手段は、前記出力装置とユーザとの位置関係を取得する、ようにしたことを特徴とする付記1記載の端末装置である。
(付記3)
前記コンテンツ種判別手段によって所定の種類であると判別された場合に、前記位置関係取得手段によって取得された位置関係が当該所定種類のコンテンツを出力するのに適した位置関係か否かを判別する位置関係判別手段を更に備え、前記処理実行手段は、前記位置関係判別手段の判別結果に応じて所定の処理を実行する、ようにしたことを特徴とする付記2記載の端末装置である。
(付記4)
前記処理実行手段は、前記位置関係判別手段によって前記所定種類のコンテンツを出力するのに適した位置関係にないと判別された場合に、それを報知する、ようにしたことを特徴とする付記3記載の端末装置である。
(付記5)
前記処理実行手段は、前記位置関係判別手段によって前記所定種類のコンテンツを出力するのに適した位置関係にあると判別された場合に、当該所定種類に該当する出力モードに切り替える、ようにしたことを特徴とする付記3記載の端末装置である。
(付記6)
前記処理実行手段は、前記位置関係判別手段によって前記所定種類のコンテンツを出力するのに適した位置関係にないと判別された場合に、前記位置関係取得手段によって取得された位置関係で出力するのに適したコンテンツの種類を特定する、ようにしたことを特徴とする付記3記載の端末装置である。
(付記7)
前記処理実行手段は、前記複数種類のコンテンツの中から所望のコンテンツが出力対象として選択された際に、前記選択されたコンテンツの種類が前記特定されたコンテンツの種類と異なれば、この特定されたコンテンツの種類に該当する出力方法となるように前記出力装置を制御する、ようにしたことを特徴とする付記6記載の端末装置である。
(付記8)
前記特定された種類のコンテンツを選択候補として表示する候補表示手段を更に備え、この候補表示手段によって表示されたコンテンツの中から所望のコンテンツを出力対象として選択する、ようにしたことを特徴とする付記6記載の端末装置である。
(付記9)
前記出力装置は、2D表示用のコンテンツと3D表示用のコンテンツとの切り替え表示が可能な表示装置であり、前記位置関係取得手段によって取得された位置関係が前記表示装置に表示される前記3D表示用のコンテンツを立体視するのに適した位置関係にあるか否かを判別する判別手段と、この判別手段によって3D表示用のコンテンツを立体視するのに適した位置関係にあると判別された場合に、コンテンツの種類として3D表示用のコンテンツ種を特定する特定手段と、を更に備える、ようにしたことを特徴とする付記1記載の端末装置である。
(付記10)
前記出力装置は、ステレオサウンドあるいは3Dサウンドを出力可能なスピーカ装置であり、前記位置関係取得手段によって取得された位置関係が前記スピーカ装置から出力されるステレオサウンドあるいは3Dサウンドを聞くのに適した位置関係にあるか否かを判別する判別手段と、この判別手段によって3Dサウンドを聞くのに適した位置関係にあると判別された場合に、コンテンツの種類として3Dサウンドのコンテンツ種を特定する特定手段と、を更に備える、ようにしたことを特徴とする付記1記載の端末装置である。
(付記11)
前記コンテンツは、放送受信番組あるいは放送受信チャンネルのコンテンツであり、前記コンテンツ種取得手段は、放送受信番組あるいは放送受信チャンネルのコンテンツの種類を取得するようにしたことを特徴とする付記1記載の端末装置である。
(付記12)
コンピュータに対して、出力方法が異なる複数種類のコンテンツを出力可能な出力装置とユーザとの位置関係を取得するステップと、前記複数種類のコンテンツの中から出力対象として選択されたコンテンツの種類を取得するステップと、前記取得された位置関係と前記取得されたコンテンツの種類とに基づいて所定の処理を実行するステップと、を実現させるためのプログラムである。
1 CPU
2 記憶部
3 記録メディア
5 電話通信部
7 操作部
8 表示部
8a 表示パネル
8b バックライト
8c 視差バリア
8d スリット
9 報知部
10 インカメラ
12 テレビ放送受信部
13 3D音響部
UP ユーザの現在位置
RA 3D画像の角度に関する適正範囲
RL 3D画像の距離に関する適正範囲
SR 3Dサウンドの適正範囲
RS 仮想音源

Claims (10)

  1. 出力方法が異なる複数種類のコンテンツを出力装置で出力可能な端末装置であって、
    前記出力装置とユーザとの位置関係を取得する位置関係取得手段と、
    前記複数種類のコンテンツの中から出力対象として選択されたコンテンツの種類を取得するコンテンツ種取得手段と、
    前記コンテンツ種取得手段によって取得されたコンテンツの種類が所定の種類であるか否かを判別するコンテンツ種判別手段と、
    前記位置関係取得手段によって取得された位置関係が、前記所定種類のコンテンツを出力するのに適した位置関係にあると判別された場合に、当該所定種類に該当する出力モードに切り替え、前記位置関係取得手段によって取得された位置関係が、前記所定種類のコンテンツを出力するのに適した位置関係にないと判別された場合に、前記位置関係取得手段によって取得された位置関係で出力するのに適したコンテンツの種類を特定し、該特定した種類に該当する出力モードに切り替える、処理実行手段と、
    を具備したことを特徴とする端末装置。
  2. 前記位置関係取得手段は、前記コンテンツ種判別手段によって所定の種類であると判別された場合に、前記出力装置とユーザとの位置関係を取得する、
    ようにしたことを特徴とする請求項1記載の端末装置。
  3. 前記コンテンツ種判別手段によって所定の種類であると判別された場合に、前記位置関係取得手段によって取得された位置関係が当該所定種類のコンテンツを出力するのに適した位置関係か否かを判別する位置関係判別手段を更に備え、
    前記処理実行手段は、前記位置関係判別手段の判別結果に応じて出力モードを切り替える
    ようにしたことを特徴とする請求項2記載の端末装置。
  4. 前記処理実行手段は、前記位置関係判別手段によって前記所定種類のコンテンツを出力するのに適した位置関係にないと判別された場合に、それを報知する、
    ようにしたことを特徴とする請求項3記載の端末装置。
  5. 前記処理実行手段は、前記複数種類のコンテンツの中から所望のコンテンツが出力対象として選択された際に、前記選択されたコンテンツの種類が前記特定されたコンテンツの種類と異なれば、この特定されたコンテンツの種類に該当する出力方法となるように前記出力装置を制御する、
    ようにしたことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の端末装置。
  6. 前記特定された種類のコンテンツを選択候補として表示する候補表示手段を更に備え、
    この候補表示手段によって表示されたコンテンツの中から所望のコンテンツを出力対象として選択する、
    ようにしたことを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の端末装置。
  7. 前記出力装置は、2D表示用のコンテンツと3D表示用のコンテンツとの切り替え表示が可能な表示装置であり、
    前記位置関係取得手段によって取得された位置関係が前記表示装置に表示される前記3D表示用のコンテンツを立体視するのに適した位置関係にあるか否かを判別する判別手段と、
    この判別手段によって3D表示用のコンテンツを立体視するのに適した位置関係にあると判別された場合に、コンテンツの種類として3D表示用のコンテンツ種を特定する特定手段と、を更に備える、
    ようにしたことを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の端末装置。
  8. 前記出力装置は、ステレオサウンドあるいは3Dサウンドを出力可能なスピーカ装置であり、
    前記位置関係取得手段によって取得された位置関係が前記スピーカ装置から出力されるステレオサウンドあるいは3Dサウンドを聞くのに適した位置関係にあるか否かを判別する判別手段と、
    この判別手段によって3Dサウンドを聞くのに適した位置関係にあると判別された場合に、コンテンツの種類として3Dサウンドのコンテンツ種を特定する特定手段と、を更に備える、
    ようにしたことを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の端末装置。
  9. 前記コンテンツは、放送受信番組あるいは放送受信チャンネルのコンテンツであり、
    前記コンテンツ種取得手段は、放送受信番組あるいは放送受信チャンネルのコンテンツの種類を取得する、
    ようにしたことを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載の端末装置。
  10. コンピュータに対して、
    出力方法が異なる複数種類のコンテンツを出力可能な出力装置とユーザとの位置関係を取得するステップと、
    前記複数種類のコンテンツの中から出力対象として選択されたコンテンツの種類を取得するステップと、
    前記コンテンツ種取得手段によって取得されたコンテンツの種類が所定の種類であるか否かを判別するステップと、
    前記取得された位置関係が、前記所定種類のコンテンツを出力するのに適した位置関係にあると判別された場合に、当該所定種類に該当する出力モードに切り替えるステップと、
    前記取得された位置関係が、前記所定種類のコンテンツを出力するのに適した位置関係にないと判別された場合に、前記取得された位置関係で出力するのに適したコンテンツの種類を特定し、該特定した種類に該当する出力モードに切り替えるステップと、
    を実現させるためのプログラム。
JP2011279833A 2011-12-21 2011-12-21 端末装置及びプログラム Expired - Fee Related JP5310833B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011279833A JP5310833B2 (ja) 2011-12-21 2011-12-21 端末装置及びプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011279833A JP5310833B2 (ja) 2011-12-21 2011-12-21 端末装置及びプログラム

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008149081A Division JP4956843B2 (ja) 2008-06-06 2008-06-06 端末装置及びプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012109992A JP2012109992A (ja) 2012-06-07
JP5310833B2 true JP5310833B2 (ja) 2013-10-09

Family

ID=46495041

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011279833A Expired - Fee Related JP5310833B2 (ja) 2011-12-21 2011-12-21 端末装置及びプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5310833B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10264380B2 (en) * 2017-05-09 2019-04-16 Microsoft Technology Licensing, Llc Spatial audio for three-dimensional data sets

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0427699U (ja) * 1990-06-26 1992-03-05
JPH06292298A (ja) * 1993-03-31 1994-10-18 Sega Enterp Ltd 聴覚特性及びモニター環境を考慮した三次元仮想音像形成装置
JP3096639B2 (ja) * 1996-07-22 2000-10-10 三洋電機株式会社 立体映像表示装置
JP2003333624A (ja) * 2002-05-10 2003-11-21 Sharp Corp 電子機器
JP4174001B2 (ja) * 2002-09-27 2008-10-29 シャープ株式会社 立体画像表示装置、記録方法、及び伝送方法
JP3935821B2 (ja) * 2002-10-30 2007-06-27 シャープ株式会社 2d(2次元)及び3d(3次元)表示機能を備える電子機器
JP2004236192A (ja) * 2003-01-31 2004-08-19 Toshiba Corp 音響機器制御方法、情報機器及び音響機器制御システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2012109992A (ja) 2012-06-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4979136B2 (ja) 放送受信端末装置及びプログラム
JP4956843B2 (ja) 端末装置及びプログラム
US9143768B2 (en) Terminal device and control program thereof for displaying display information in a display section capable of performing three-dimensional display
US8836694B2 (en) Terminal device including a three-dimensional capable display
US10142618B2 (en) Imaging apparatus and imaging method
US8933991B2 (en) Mobile terminal and controlling method thereof
US8723930B2 (en) Mobile terminal and method of controlling a three-dimensional image therein
EP2611152A2 (en) Display apparatus, image processing system, display method and imaging processing thereof
KR101872859B1 (ko) 디스플레이 장치 및 그 제어방법
JP5348687B2 (ja) 端末装置及びプログラム
JP2006135837A (ja) テレビ電話
MX2012011070A (es) Aparato de presentacion visual, aparato de control, receptor de television. metodo para controlar aparato de presentacion visual, programa y medio de grabacion.
CN110996117B (zh) 视频转码方法、装置、电子设备和存储介质
CN111464830A (zh) 图像显示的方法、装置、系统、设备及存储介质
JP2011197537A (ja) 端末装置及びプログラム
CN110958464A (zh) 直播数据处理方法、装置、服务器、终端及存储介质
KR20140094791A (ko) 카메라를 구비한 휴대 단말기의 영상 처리 장치 및 방법
US20130016094A1 (en) Vergence control method for stereo-scopic image control and portable device supporting the same
JP5310833B2 (ja) 端末装置及びプログラム
JP2011055043A (ja) 情報記録装置及びプログラム
KR20180006798A (ko) 디스플레이장치와, 기록매체
JP5421144B2 (ja) 端末装置及びプログラム
CN114667737A (zh) 基于用户输入的多路输出控制
KR101558262B1 (ko) 음성 인식에 기반한 멀티 앵글 입체 영상의 디지털 방송 프로그램 시청 시스템
JP2006173970A (ja) 携帯端末装置およびプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20121227

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130115

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130318

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20130404

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130604

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130617

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees