JP5309135B2 - 直交振幅変調信号を送受信する方法、それを実行するシステム、機械読み取り可能媒体、および、直交振幅変調信号の受信を同期させる方法の使用 - Google Patents

直交振幅変調信号を送受信する方法、それを実行するシステム、機械読み取り可能媒体、および、直交振幅変調信号の受信を同期させる方法の使用 Download PDF

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Description

発明の詳細な説明
本発明は、信号送信技術に関する。具体的に、本発明は、無免許周波数域において好ましく用いられることを意図した直交振幅変調信号の送受信を行う方法およびシステムに関する。
一つの、または、別の方法で変調された信号を送受信するとき、非常に重要な特性は復調閾値、すなわち、信号電力と雑音電力との比(信号・雑音比、SNR)である。この比において、受信されている信号のキャリア波の生成は中止され、受信ロスが引き起こされる。復調閾値は本質的に、送信側で用いられる復調タイプと、雑音のない符号化タイプとに依存する。
復調閾値を低下させることが可能な技術の一つとしては、いわゆる擬似ランダムシーケンス(PRS)を用いて送信される信号のスペクトラムを拡大することが挙げられる。特に、PRSのような信号の使用は、一部、または他の部分(すなわち、2.400から2.483MHz、また、5.725から5.850MHzの範囲)の排他的使用権を求めない周波数域において作動する無線通信システムにおいて、直接特定される。さらに、周波数の分離、放射電力の制限(任意の方向において最大10mW)、および、放射信号の正規化周波数を用いることへの要求は、PRSベースに依存する。PRSベースは、PRSにおける一つの要素の長さ間隔において表現される受信サイクルである。上記の範囲について、PRSベースは10以上である必要がある。
今回提供され、上記周波数域において作動することを意図するモデムにおいて、タイプQPSKの変調が用いられ、ここではPRSベースは15に等しい。
90から98dBmの感度範囲を有するこれらのモデムでは、キャリアおよびクロック同期は、0から+3dBの信号・雑音比において発生し、これは非直線同期回路によって引き起こされる。これらのモデムにおける同期回路が直線であれば、その感度は7から10dBに向上されるだろう。
復調閾値を増加する様々な提案が知られている。
日本国特許出願公開公報2001−237908(2001年8月31日)は、QAM信号から同期信号を抽出し、擬似同期検出を確実にするシステムを開示している。米国特許6.717.462(2004年4月6日)および6.727.772(2004年4月27日)は、キャリア周波数調節を行いつつQAM信号を送受信する方法およびシステムを開示している。しかしながら、これら二つの特許は、共通QAM信号の単純な処理しか提供しておらず、復調閾値の低下を可能にするものではない。
米国特許出願2004/0022328(2004年2月5日)および2005/0111601(2005年5月26日)は、直交振幅変調(QAM)信号を送信するシステムおよび方法であって、受信器の同期は複雑な座標の位相空間における受信信号ベクトルの回転角を決定することに依存するシステムおよび方法を開示している。しかしながら、これらのシステムは同期における非直線技術を用いている。
日本国特許出願公開公報2005−117366(2005年4月28日)、2005−217636(2005年8月11日)、および2006−262494(2006年9月28日)は、追加的な特定のシンボルが、送信側の同期に導入され、これらのシンボルを用いて受信側で同期調節が行われる、QAM方法およびシステムを開示している。同様の原理が、国際出願WO 2006/135275(2006年12月21日)において用いられている。しかしながら、追加的シンボルの使用は、受信信号の処理を複雑にしてしまう。
本発明の目的は、低同期閾値を設けることによって復調閾値を低下させることが可能なQAM信号の送受信を行う方法およびシステムを提供することにある。
このような結果を達成するために、これを実現するための方法およびシステムは、本発明に係るQAM信号を送受信するよう意図され、提供される。本発明の主な原理は、2つの擬似ランダムシーケンス(PRS)を有し、そのうちの一つがいくつかのバーストにおいて周期的に反転される、Mm−レベルQAMシンボルのバーストを拡大することにある。これにより、受信側では、PRS転換(この周波数は公知)のミアンダ信号(meander signal)と対応するQAM信号成分が発生させられる。これによって、受信側で同期周波数を調節する際のあいまいさを取り除くことが確実となる。
本発明の詳細な側面および特徴は、添付の請求項において記載される。以下の詳細な説明は、本発明の請求項のグループのよりよい理解を促すものである。
以下の詳細な説明は、添付の図面を参照に示される。ここで、同じ、または同様の要素には同じ参照番号が付してある。
図1aは、本発明に係るシステムにおいて用いられ得る信号を示す。
図1bは、本発明に係るシステムにおいて用いられ得る信号を示す。
図2は、本発明に係るQAM信号を送受信するシステムの送信側を示すブロック図である。
図3は、本発明に係るQAM信号を送受信するシステムの受信側を示すブロック図である。
図4は、本発明に係るシステムの受信側における直交変換ユニットのデジタル直交復調器の実施形態を示す。
図5は、本発明に係るシステムの受信側における第1周波数調節抽出器を示すブロック図である。
図6は、本発明に係るシステムの受信側における第2周波数調節抽出器を示すブロック図である。
本発明に係るQAM信号を送受信するシステムにおいて用いられる信号の形態を図1に示す。I(同相)チャンネルにおけるこの信号のスペクトラムは、所定の周波数値で間隔をあけられ、パイロット信号(図1a)でインターリーブされる、1セットの周波数成分である。Q(直交)チャンネルにおける信号を考慮に入れ、様々な変調タイプについて、ありうる信号配置を図1bに示す。
本発明に係るQAM信号を送受信するシステムは一般的に、通信チャンネルで接続される、送信側および受信側からなる。
送信側は、クロック周波数kf2において現れるビットシンボルの初期情報配列1をmレベルシンボルの配列に変換するように構成され、m=2、k=2,3、...、であり、mレベルシンボルは第1クロック周波数fにおいて現れるような、mレベルシンボル形成器3を備える。この第1クロック周波数は、ビットシンボル配列1を伴う、入力において現れるクロック周波数kf信号2から、送信側におけるクロック周波数形成器4において、クロック周波数形成器4の第1出力にて生成される。
チャンネル分割器5は、mレベルシンボルの情報配列を、mレベルシンボル形成器3から、送信側のIチャンネルおよび送信側のQチャンネルに分割するように構成されている。送信側におけるIおよびQチャンネルのそれぞれのmレベルシンボルの繰り返し周波数は、f/2に等しく、クロック周波数形成器4の第2出力において生成される。
第1および第2乗算器6、7のそれぞれは、送信側におけるIおよびQチャンネルのmレベルの値をそれぞれ、擬似ランダムシーケンス(PRS)の信号で乗算する。第1PRSのこの信号は、第1PRS形成器8において生成され、このため、第1PRSにおける各偶数部は+1または−1の値のうちの一つを有しており、全ての奇数部は0と等しい。ここで、第1PRSのベースは、C≧10と等しく、第1PRSの繰り返し周波数はC・f/2に等しい。
乗算器6、7において第1PRSの信号でmレベルシンボルの値を乗算することによって、各mレベルシンボルのスペクトラムは、Cの因子によって拡大(または拡張)される。
第1および第2加算器のそれぞれは、第1および第2乗算器の信号をそれぞれ、第2PRS形成器12からの信号を操作する(ミアンダによる乗算、反転)ように構成されるマニピュレータ11の出力における信号で加算するように構成されている。
第2PRS形成器12は、時間基準C>>Cを有する第2PRSを生成するように構成されるが、形成器8からの第1PRSと同じ周波数C・f/2を生成する。このようにする際、第2PRSの各偶数部は、+Aまたは−Aの値のうちの一つを有しており、全ての奇数部は0と等しい。
ミアンダ信号形成器13は、第2PRSの期間の2倍の期間を有するミアンダ信号を生成し、すなわち、このミアンダ信号の周波数は、値C・f/2Cと等しい。このミアンダ信号は、マニピュレータ11へ到達する。その結果、第2PRSにおける全ての偶数部の信号は定期的に変化する。
このように定期的に転換される第2PRSは加算器9および10において、それぞれIおよびQチャンネルにおける対応する乗算器6および7からの信号で加算される。
第1PRS形成器8、第2PRS形成器12、およびミアンダ信号形成器13は、クロック周波数形成器4の第3出力から現れる周波数C・f/2でクロックされる。
第1および第2デジタルフィルタ14、15のそれぞれは、対応する加算器9および10からの信号をフィルタリングするように構成されている。このフィルタリング工程は、クロック周波数形成器4の第4出力からのクロック周波数C・fを用いて行われる。それらのデジタルフィルタ14および15の振幅周波数特性は、ナイキスト周波数に等しい遮断周波数を有するということを注意しなければならない。
第1および第2デジタル−アナログ変換器(DAC)16、17は、信号を、第1および第2デジタルフィルタ14、15からそれぞれアナログ信号に変換するように構成されている。第1および第2DAC16、17の操作は、デジタルフィルタ14および15の操作と同じ周波数C・fを用いてクロックされる。
送信信号形成器19は、第1および第2DAC16、17の信号から送信信号を形成するように構成されている。形成器19において、第3および第4乗算器20、21は、第1および第2DAC16、17からの信号をそれぞれ、キャリア周波数のcosineおよびsine信号(直交成分)、ならびに総計ユニット22において乗算の結果を総計したものによって乗算が行われる。形成器19における総計ユニット22の出力からの信号は、通信チャンネル(図示せず)に供給される送信信号24である。
図3は、本発明に係るQAM信号を送受信するシステムにおける受信側を示すブロック図である。
入力が通信チャンネルに接続される受信側は、任意の受信器について、中間周波数(IF)へ変換するユニット25として図3に示される、従来の増幅、フィルタリング、ダウンコンバーティングを行う手段を備える。また、受信側は、受信した信号を、受信側におけるIチャンネル信号および受信側におけるQチャンネル信号を分割し、これらの信号の直交振幅復調を行うように構成されている。受信側はまた、受信側におけるIおよびQチャンネルの信号を用いてクロック周波数を抽出するように構成されたクロック周波数抽出器38を備える。クロック周波数抽出器38の実施形態は後で説明する。
デジタル直交振幅復調ユニット26は、第5および第6乗算器40、41を備え、それぞれは周波数((ωIF−Δω)/2π)(Δω/2πは、中間周波数ωIF/2πからの近似離調における周波数)を有する直交(すなわちcosineおよびsine)成分で、中間周波数に変換された入力信号を乗算するように構成されている。第5および第6乗算器40、41からの信号はそれぞれ、第1および第2フィルタ42、43を通過し、第1および第2アナログ−デジタル変換器(ADC)44、45を通過する。ADC44および45のそれぞれは、受信信号のcosineおよびsine成分を、クロック周波数抽出器38で抽出された、送信側のクロック周波数f’から得られる周波数C・f’を用いて、対応するデジタルサンプルへと変換するように構成される。最後に、ADC44および45からの信号は、同相(I)の信号および受信側の直交(Q)チャンネルの復調を行うデジタル直交復調器46へ到達する。デジタル直交復調器46については後で示す。
第1および第2最適デジタルフィルタ27、28は、信号に対して、デジタル直交復調ユニット26におけるデジタル直交復調器46の対応する出力から、最適デジタルフィルタリングを行うように構成されている。このフィルタリング工程は、クロック周波数C・f’を用いて行われる。それらの最適デジタルフィルタ27および28の振幅周波数特性は、送信側のデジタルフィルタ14および15と同様に、ナイキスト周波数に等しい遮断周波数を有することを注意しなければならない。
第1PRSを有する畳み込みにおける第1および第2ユニット29、30は、送信側において第1PRSが用いられ、それを受信側で認識している状態で、第1および第2最適デジタルフィルタ27、28のそれぞれからの信号を畳み込むように構成されている。第2PRSを有する畳み込みに対する第1および第2ユニット31、32は、第2PRSが送信側で用いられ、それを受信側で認識している状態で、第1および第2最適デジタルフィルタ27、28からの信号を畳み込むように構成されている。
mレベル配列へ変換する第1および第2変換器33、34のそれぞれは、第1PRSを有する畳み込みにおける第1および第2ユニット29、30の信号からmレベルサンプルの配列を形成するように構成される。
配列結合ユニット35は、第1および第2変換器33および34からの信号をmレベル配列に結合し、受信側の出力信号39である、mレベルサンプルの一つの配列に結合する。
第1周波数調節抽出器36は、第1PRSを有する畳み込みにおける第1および第2ユニット29、30の信号から、クロック周波数抽出器38に対する周波数調節信号を形成するように構成されている。
第2周波数調節抽出器37は、第2PRSを有する畳み込みに対する第1および第2ユニット31、32の信号から、デジタル直交復調ユニット26におけるデジタル直交復調器46に対する周波数調節信号を形成するように構成される。
デジタル直交復調ユニット26におけるデジタル直交復調器46は、図4に示す図に基づいて形成される。デジタル直交復調器46は、第7および第8乗算器47および48を有し、それぞれ周波数(Δω/2π)における対応する直交成分で入力信号のサイン成分を乗算するように構成され、第9および第10乗算器49、50のそれぞれは、周波数(Δω/2π)における対応する直交成分で入力信号のcosine成分を乗算するように構成されている。周波数(Δω/2π)の成分は、制御可能な周波数合成器51の制御のもとに生成される。デジタル直交復調器46はまた、第8および第9乗算器48、49からの信号を差し引くように構成される第1相殺器52と、第7および第10乗算器47、50からの信号を総計するように構成される第3加算器53とを備える。第1相殺器52および第3加算器53の出力からの信号は、受信側における同相(I)および直交(Q)チャンネルの信号である。
第1周波数調節抽出器36(図5)は、第1PRSを有する畳み込みにおける第1および第2ユニット29、30からの信号の絶対振幅を算出するように構成された第1および第2絶対振幅算出器54、55と、第1および第2絶対振幅算出器54、55からの信号を総計するように構成された第4加算器56と、位相について、第4加算器56の信号と、周波数f’を有し、クロック周波数抽出器38の第1出力から供給される参照信号cos(πf’t)とを比較するように構成された第1位相検出器57と、クロック周波数調節ループに接続され、第1位相検出器57からの比較結果をフィルタリングし、クロック周波数抽出器38に対する周波数調節信号を形成するように構成された第1ループフィルタ58とを備える。
第2周波数調節抽出器37(図6)は、第2PRSを有する畳み込みに対する第1および第2ユニット31、32からの畳み込み信号を、ミアンダ信号へ変換するように構成された第1および第2畳み込み信号変換器59、60と、第1および第2畳み込み信号変換器59、60の信号を差し引くように構成された第3相殺器61と、位相について、第3相殺器61の信号と、周波数(C・f/2C)を有し、クロック周波数抽出器38の第2出力から供給される参照信号cos(π・(C・f/2C)・t)とを比較するように構成された第2位相検出器62と、クロック周波数調節ループに接続され、第2位相検出器62からの比較結果をフィルタリングし、デジタル直交復調ユニット26におけるデジタル直交復調器46に対する周波数調節信号を形成する第2ループフィルタとを備える。
クロック周波数抽出器38は、第1周波数調節抽出器36からの信号を受信し、信号cos(πf’t)およびcos(π・(C・f/2C)・t)を供給するように構成された位相ロックループ(PLL)ユニットを備える。さらに、クロック周波数抽出器38は、以下の周波数を有する信号を形成するそれぞれの周波数分割器を備える。デジタル復調ユニット26、最適デジタルフィルタ27および28、第1PRSを有する畳み込みにおけるユニット29および30、第2PRSを有する畳み込みに対するユニット31および32において、ADC44および45をクロックする第3出力においてC・f’であり、mレベル配列へ変換する変換器33および34をクロックする第4出力においてf’/2であり、配列結合ユニット35をクロックする第5出力においてkf’/2であり、第6出力においてkf’である。
クロック周波数抽出器38におけるPLLユニットは、任意で公知の回路に基づいて製作し得る。
本発明に係るQAM信号を送受信する方法は、以下に示すシステムにおいて実行される。
周波数kf・cos(π・(C・f/2C)・t)を有する初期ビット配列1(図2)は、mレベルシンボル形成器3の情報入力へ到達し、上記形成器はこのビット(すなわち2値)配列をmレベルシンボル配列へ変換し、m=2であり、k=2,3、...、であり、mレベルシンボルは第1クロック周波数fにおいて現れる。原則として、形成器3に求められていないのは、初期配列がちょうどmレベルシンボル配列であることである。第1クロック周波数は、形成器4の入力に到達するクロック周波数kfを有する信号からの第1出力における送信側のクロック周波数形成器4において生成される。初期配列がmレベルシンボル配列である場合、第1クロック周波数fは直接入力から出る。そして、追加的な周波数乗算がクロック周波数形成器4において行われる。
形成器3から得られるmレベルシンボル配列は、チャンネルドライバ5に到達し、そこでこの配列は、偶数mレベルシンボルを有する送信側のIチャンネルと、奇数mレベルシンボルを有する送信側のQチャンネルとに分割される。送信側のIおよびQチャンネルのそれぞれにおけるmレベルシンボルの繰り返し周波数はf/2に等しい。対応するクロック信号は、クロック周波数形成器4の第2出力において形成される。
第1および第2乗算器6、7では、第1PRS形成器8から供給される第1PRSで乗算することによって、現れるmレベル配列のスペクトラムを拡大する工程が行われる。そして、得られた信号は第1および第2加算器9、10においてそれぞれ、第2PRS形成器12において形成され、ミアンダ信号形成器13からのミアンダ信号を有するマニピュレータ11において操作される第2PRSを用いて総計される。上記のように、第1PRSが有する偶数部はゼロであり、第2PRSが有する奇数部はゼロであるので、加算器9および10において総計を行う際に第1および第2PRSの成分の間には、望ましくない相互作用は発生しない。
第1および第2加算器9、10の出力からの信号はそれぞれデジタルフィルタ14および15へ到達し、そこでは、ナイキスト基準によるこれらの信号のフィルタリングを行う工程、または適合フィルタリングが行われ、その後、これらの信号は第1および第2DAC16、17のそれぞれにおいてアナログ形態へ変換され、送信信号形成器19へ供給される。送信信号形成器19において、第1および第2DAC16、17の出力からのアナログ信号はそれぞれ、第3および第4乗算器20、21に到達し、そこでは、それらのアナログ信号のそれぞれがキャリア周波数信号における対応する直交成分で(すなわち、cosωtおよびsinωtで)乗算される。これらの乗算の結果は総計ユニット22に入力される。総計ユニット22からは、送信信号23が通信チャンネル(図示せず)へ供給される。
受信側(図3)では、通信チャンネルからの信号24は、IFへ変換するユニット25の出力へ到達し、そこでは信号が増幅され、フィルタリングされ、中間周波数ωIF/2πに変換される。IFへ変換するユニット25から、信号はデジタル直交復調ユニット26へ到達する。
このユニット26では、入力信号は、第5および第6乗算器40および41のそれぞれの入力の一つに供給され、これらの乗算器40および41のそれぞれの他の入力には、周波数((ωIF−Δω)/2π)を有する信号のcosineまたはsine成分が供給され、Δω/2πは中間周波数ωIF/2πからの近似離調の周波数である。第5および第6乗算器40、41からの信号はそれぞれ、第1および第2フィルタ42、43を通過し、第1および第2アナログ−デジタル変換器(ADC)44、45に到達し、そこでは受信信号のcosineおよびsine成分が、対応するデジタルサンプルに変換される。ADC44および45からの信号は、受信側における同相(I)および直交(Q)チャンネルの信号の復調を行うデジタル直交復調器46に到達する。
デジタル直交復調器46において、第1ADC44からの信号は、第7および第9乗算器47、49の第1入力へ到達し、第2ADC45からの信号は、第8および第10乗算器48、50の第1入力へ到達する。制御可能な周波数合成器51は、第7および第8乗算器47、48に第2入力に対して信号Δω/2πを生成し、第9および第10乗算器49、50の第2入力に対して信号Δω/2πを生成する。第8および第9乗算器48、49の出力からの信号は、第1相殺器52に供給される。第1相殺器52の出力からは、受信側における同相(I)チャンネルの信号が出力される。第7および第10乗算器47、50の出力からの信号は、第3加算器53の入力に供給される。第3加算器53の出力からは、受信側における直交(Q)チャンネルの信号が出力される。
IおよびQチャンネル信号は(図2)それぞれ第1および第2最適デジタルフィルタ27、28に到達し、これらの信号は、送信側について説明したように、最適フィルタリングを受ける。第1最適デジタルフィルタ27の出力からの信号は、第1PRSを有する畳み込みにおける第1ユニット29と、第2PRSを有する畳み込みにおける第1ユニット31とに供給され、第2最適デジタルフィルタ28からの信号は、第1PRSを有する畳み込みにおける第2ユニット30と、第2PRSを有する畳み込みにおける第2ユニット32とに供給される。これらの畳み込み操作は、第1PRSを用いる適合フィルタリングによって行われる。その結果、信号は第1PRSを有する畳み込みにおけるユニット29および30の出力において抽出され、該信号のスペクトラムは第1PRSを用いて送信側で拡大されるスペクトラムと比べて圧縮されたものとなっている。言い換えると、送信側から送信されるmレベルシンボル配列は、第1PRSを有する畳み込みにおけるユニット29および30の出力において抽出される。同様に、圧縮スペクトラムを有する信号は、第2PRSを有する畳み込みにおけるユニット31および32の出力において抽出される。
第1PRSを有する畳み込みにおけるユニット29および30からのmレベルシンボル配列はユニット33および34に到達し、そこではそれらがk−ビット符号結合に変換され、それらは単一配列39の形態の結合配列ユニット35において結合工程を行った後に受信側の出力へ供給される。
同時に、第1PRSを有する畳み込みにおけるユニット29および30からのmレベルシンボル配列は、第1周波数調節抽出器36へ到達する。
このユニット36(図5)では、入力信号がそれぞれ第1および第2絶対振幅算出器54および55に到達し、そこでは各mレベルシンボルの絶対振幅が決定される。これらの信号は、第4加算器において総計され、その信号は第1位相検出器57の第1入力に供給され、他の入力にはクロック周波数抽出器38からの周波数f’を有する信号が供給される。第1ループフィルタ58におけるフィルタリング工程の後、抽出された周波数調節信号は、PLLシステムによってトラッキングを行うクロック周波数抽出器38へ供給される。
第2PRSを有する畳み込みにおけるユニット31および32からのmレベルシンボル配列は、第2周波数調節抽出器37に到達する。
このユニット37(図6)では、入力信号はそれぞれ第1および第2畳み込み信号変換器59および60における第1入力に到達し、そこでは第2PRSを有する畳み込みにおける対応するユニット31および32の出力からの信号がミアンダ信号に変換される。得られた信号は第3相殺器61において差し引かれ、その結果得られる信号は第2位相検出器62の第1入力に供給され、第2入力には周波数C・f’/2Cを有する信号が供給される。第2ループフィルタ63におけるフィルタリング工程の後で、その結果得られる信号は、制御可能な周波数合成器51を調節するデジタル直交復調ユニット26のデジタル直交復調器46へ到達する。
したがって、ミアンダ信号は、第2周波数抽出器37の出力において得られ、第2PRSの値は上記ミアンダ信号のサイクルで反転される。
処理中の信号はすでにサンプルされ、デジタル化され、ビットサンプルの形態へ変換されているので、本発明に係るQAM信号の送受信を行う方法における全ての工程はハードウェア実施形態においてのみならず、ソフトウェア実施形態においても完全に実行し得ることは当業者であれば理解できるであろう。これらのサンプルは、プログラムに基づいてコンピュータプロセッサによって処理され、そのアルゴリズムは実質的に上記したものである。この場合、上記操作アルゴリズムの実行に対応するプログラムであって、コンピュータ上での実行において、本発明の方法を実現せしめるプログラムは、コンピュータの一部として直接操作を行うことを意図した機械読み取り可能な媒体に記録することができる。
さらに、本発明の方法は、QAM信号を用いる情報を送信する目的ではなく、時間間隔T=(2kM/f)において直交振幅変調信号の受信を同期させる目的で用いられる。
したがって、ここに示す全ての可能性は、添付の請求項において用いられるいかなる同等の特徴をも考慮に入れた本発明の範囲を充分に規定する請求項における個々の側面に含まれる。本明細書は、本発明の範囲を限定するよりも、その原理を描写し説明するためにのみ書かれている。
本発明に係るシステムにおいて用いられ得る信号を示す。 本発明に係るシステムにおいて用いられ得る信号を示す。 本発明に係るQAM信号を送受信するシステムの送信側を示すブロック図である。 本発明に係るQAM信号を送受信するシステムの受信側を示すブロック図である。 本発明に係るシステムの受信側における直交変換ユニットのデジタル直交復調器の実施形態を示す。 本発明に係るシステムの受信側における第1周波数調節抽出器を示すブロック図である。 本発明に係るシステムの受信側における第2周波数調節抽出器を示すブロック図である。

Claims (12)

  1. 直交振幅変調(QAM)信号の送受信を行う方法であって、
    送信側において、
    a)mレベルシンボルの情報配列を分割し、m=2、であり、k=2,3、...であり、mレベルシンボルは第1クロック周波数fを有し、これにより偶数mレベルシンボルを有する送信側のIチャンネルと、奇数mレベルシンボルを有する送信側のQチャンネルとに分割し、送信側におけるIおよびQチャンネルのそれぞれのmレベルシンボルは繰り返し周波数f/2を有する工程と、
    b)各mレベルシンボルを、時間基準Cおよび繰り返し周波数C・f/2を有する第1擬似ランダムシーケンス(PRS)で乗算することによって、送信側のIチャンネルおよびQチャンネルのそれぞれにおける各mレベルシンボルのスペクトラムを拡大し、上記第1PRSにおける各偶数部は値+1または−1を有し、上記第1PRSにおける奇数部は0に等しい工程と、
    c)第2時間基準C>>Cと、上記第1PRSと同じ繰り返し周波数C・f/2とを有する第2PRSを、該第2PRSのサイクルの2倍のサイクルを有するミアンダ信号で操作し、上記第2PRSにおける各偶数部は値+Aまたは−Aを有し、上記第2PRSにおける奇数部は0に等しい工程と、
    d)送信側のIおよびQチャンネルのそれぞれにおいて、工程b)およびc)で得られた信号を総計する工程と、
    e)送信側のIおよびQチャンネルのそれぞれにおける総計された信号を、周波数C・fでデジタルフィルタリングにかける工程と、
    f)送信側のIおよびQチャンネルのそれぞれにおけるフィルタリングされた信号をアナログ信号に変換する工程と、
    g)キャリア信号のcosine成分で送信側のIチャンネルにおけるアナログ信号を乗算し、キャリア信号のsine成分で送信側のQチャンネルにおけるアナログ信号を乗算することによって、上記アナログ信号を用いる送信信号を形成する工程と、
    受信側において、
    h)受信信号を中間周波数ωIF/2πに変換する工程と、
    i)信号sin(ωIF−Ω)tおよびcos(ωIF−Ω)tで、中間周波数における信号を乗算することによって受信信号の基本直交変換を行い、Ω/2πは中間周波数ωIF/2πからの近似離調の周波数であり、このようにして基本直交変換の第1および第2信号を形成する工程と、
    j)基本直交変換における第1および第2信号のそれぞれをデジタル化する工程と、
    k)信号cosΩtで基本直交変換におけるデジタル化された第1信号を乗算し、信号sinΩtで基本直交変換におけるデジタル化された第2信号を乗算することによって、デジタル化された信号に対して二次直交変換を行い、これにより、二次直交変換における第1および第2信号をそれぞれ形成する工程と、
    l)工程k)で得られた信号に対して、C・fに略等しい周波数におけるデジタルフィルタリングを行い、これにより、二次直交変換における第1および第2信号からそれぞれ、受信側におけるIチャンネルおよびQチャンネルを形成する工程と、
    m)第1PRSおよび第2PRSによって、工程l)で得られた各信号の適合フィルタリングを行い、これにより、これらの信号の対応する畳み込みを取得し、第1PRSによる信号畳み込みは、送信側において送信される初期mレベル配列として採用される工程と、
    n)第2PRSを有する信号畳み込みを、第2PRSのサイクルの略2倍の大きさのサイクルを有する矩形ミアンダパルスに変換する工程と、
    o)受信側のIチャンネルにおける矩形パルスから、受信側のQチャンネルにおける矩形パルスを差し引く工程と、
    )工程o)の結果として得られる信号の位相と、受信側のクロック周波数fl’から得られ、周波数kfl’と略等しい繰り返し周波数C1・f1/2Cを有する参照ミアンダ信号の位相とを比較する工程と、
    r)工程p)の結果として得られる信号を用いて周波数Ω/2πを調節する工程と、
    s)同時に、受信側のIおよびQチャンネルからの第1PRSを有する信号畳み込みの絶対振幅を総計する工程と、
    )工程s)における総計の結果として得られる信号の位相と、参照信号cos(πf’t)の位相とを比較し、受信側のIおよびQチャンネルにおける信号のデジタル化周波数の値を調節するために当該位相比較の結果を用いる工程とを含む方法。
  2. 送信側において、上記工程a)の前に、繰り返し周波数f=kfを有するビットシンボルの情報配列を変換することによって、mレベルシンボルの情報配列が生成され、受信側において、第1PRSを有する信号畳み込みは、k−ビット結合と通じた状態で配置され、これらの結合は、受信側のIおよびQチャンネルから交互に読み込むことによって単一のビットストリームに結合される、請求項1に記載の方法。
  3. 直交振幅変調信号を送受信するシステムであって、
    送信側において、
    ・mレベルシンボルの情報配列を分割し、m=2、であり、k=2,3、...であり、mレベルシンボルは第1クロック周波数fを有し、これにより偶数mレベルシンボルを有する送信側のIチャンネルと、奇数mレベルシンボルを有する送信側のQチャンネルとに分割するように構成され、送信側におけるIおよびQチャンネルのそれぞれのmレベルシンボルは繰り返し周波数f/2を有するチャンネル分割器と、
    ・各mレベルシンボルを、時間基準Cおよび繰り返し周波数C・f/2を有する第1擬似ランダムシーケンス(PRS)を形成するように構成された第1擬似ランダムシーケンス(PRS)形成器であって、上記第1PRSにおける各偶数部は値+1または−1を有し、上記第1PRSにおける奇数部は0に等しい、第1擬似ランダムシーケンス(PRS)形成器と、
    ・上記PRSを有する各mレベルシンボルを乗算することによって、送信側のIチャンネルおよびQチャンネルのそれぞれにおける各mレベルシンボルのスペクトラムを拡大するように構成された第1および第2乗算器と、
    ・第2時間基準C>>Cと、上記第1PRSと同じ繰り返し周波数C・f/2とを有する第2PRSを、該第2PRSのサイクルの2倍のサイクルを有するミアンダ信号を用いて形成するように構成された第2PRS形成器であって、上記第2PRSにおける各偶数部は値+Aまたは−Aを有し、上記第2PRSにおける奇数部は0に等しい第2PRS形成器と、
    ・上記第2PRSのサイクルの2倍の大きさのサイクルを有するミアンダ信号を形成するように構成されたミアンダ信号形成器と、
    ・上記ミアンダ信号で上記第2PRSを操作するように構成されたマニピュレータと、
    ・上記マニピュレータの信号を有する第1および第2乗算器からの信号を総計するように構成された第1および第2加算器と、
    ・第1および第2加算器の信号に対して、周波数C・fにおいて、デジタルフィルタリングを行うように構成された第1および第2デジタルフィルタと、
    ・上記各デジタルフィルタの信号をアナログ信号に変換するように構成された第1および第2デジタル−アナログ変換機(DAC)と、
    ・上記DACの信号から送信信号を形成するように構成された送信信号形成器と、
    ・第1クロック周波数から、送信側ユニットを操作するに必要な全てのクロック周波数を形成するように構成されたクロック周波数形成器とを備え、
    受信側において、
    ・受信側にIおよびQチャンネルにおける信号を用いるクロック周波数を抽出するように構成されたクロック周波数抽出器と、
    ・受信信号を受信側のIチャンネルおよび受信側のQチャンネルの信号に分割し、これらの信号の直交振幅復調を行うように構成されたデジタル直交復調ユニットと、
    ・デジタル直交復調ユニットからの上記信号に対して、周波数C・fにおいて、最適デジタルフィルタリングを行うように構成された第1および第2最適デジタルフィルタと、
    ・上記第1PRSで適合フィルタリングを行うことによって、各最適デジタルフィルタからの信号を畳み込むように構成された、第1PRSによる畳み込みを行う第1および第2ユニットと
    ・上記第2PRSで適合フィルタリングを行うことによって、各最適デジタルフィルタからの信号を畳み込むように構成された、第2PRSによる畳み込みを行う第1および第2ユニットと
    上記第1PRSによる畳み込みを行う上記第1および第2ユニットから出力される信号に基づいて、上記クロック周波数抽出器に供給すべき周波数調節信号を形成するように構成された第1周波数調節抽出器と、
    上記第2PRSによる畳み込みを行う上記第1および第2ユニットから出力される信号に基づいて、上記デジタル直交復調ユニットに供給すべき周波数調節信号を形成するように構成された第2周波数調節抽出器と
    ・第1PRSを有する畳み込みにおける第1および第2ユニットの信号から、mレベルサンプルの配列を形成する、mレベル配列へ変換するように構成された第1および第2変換器と、
    ・繰り返し周波数fを有するmレベルサンプルの単一配列のmレベル配列へ変換する第1および第2変換器の信号を結合するように構成された配列結合ユニットとを備える、システム。
  4. 送信側において、上記チャンネル分割器の前に、周波数kfにおいて現れるビットシンボルの初期情報配列を上記mレベルシンボル配列に変換するmレベルサンプル形成器が接続される、請求項3に記載のシステム。
  5. 送信側において、上記送信信号形成器は、対応する直交成分で第1および第2DACからの信号を乗算する第3および第4乗算器と、上記第3および第4乗算器の乗算結果を総計する総計ユニットとを備える、請求項3に記載のシステム。
  6. 受信側において、上記配列結合ユニットの後で、配列結合ユニットからのmレベルサンプルの結合配列を、クロック周波数kfを有するビットシンボルの情報配列に変換する、ビット配列への変換器を備える、請求項3に記載のシステム。
  7. 受信側において、デジタル直交復調ユニットは、
    ・周波数((ωIF−Δω)/2π)の対応する直交成分で入力信号を乗算するように構成された第5および第6乗算器であって、Δω/2πは中間周波数ωIF/2πからの近似離調の周波数である第5および第6乗算器と、
    ・第5および第6乗算器の信号を抽出し、受信信号のcosineおよびsine成分をそれぞれ形成するように構成された第1および第2フィルタと、
    ・受信信号のcosineおよびsine成分を、受信側のクロック周波数f’から得られる周波数C・f’を有する、対応するデジタルサンプルに変換するように構成された第1および第2アナログ−デジタル変換器(ADC)と、
    ・同相および直交チャンネルの信号を復調するように構成されたデジタル直交復調器とを備える、請求項3に記載のシステム。
  8. 受信側において、デジタル直交復調器は、
    ・周波数Δω/2πの対応する直交成分で入力信号のsine成分を乗算するように構成された第7および第8乗算器と、
    ・周波数Δω/2πの対応する直交成分で入力信号のcosine成分を乗算するように構成された第9および第10乗算器と、
    ・中間周波数離調信号から、第7および第9乗算器に供給する周波数Δω/2πのsine成分と、第8および第10乗算器に供給する周波数Δω/2πのcosine成分を形成するように構成された制御可能な周波数合成器と、
    ・第8および第9乗算器の信号を差し引くように構成された相殺器と、
    ・第7および第10乗算器の信号を総計するように構成された加算器とを備える、請求項7に記載のシステム。
  9. 第1周波数調節抽出器は、
    ・第1PRSを有する畳み込みにおけるそれぞれのユニットからの信号の絶対振幅を算出するように構成された第1および第2絶対振幅算出器と、
    ・上記絶対振幅算出器の信号を総計するように構成された第4加算器と、
    ・位相において、第4加算器からの信号と、参照信号cos(πf’t)とを比較するように構成された第1位相検出器と、
    ・上記第1位相検出器の比較結果をフィルタリングし、上記クロック周波数抽出器に対する周波数調節信号を形成するように構成された第1ループフィルタとを備える、請求項3に記載のシステム。
  10. 第2周波数調節抽出器は、
    ・第2PRSを有する畳み込みにおけるそれぞれのユニットの畳み込み信号をミアンダ信号に変換するように構成された第1および第2畳み込み符号変換器と、
    ・第1および第2畳み込み符号変換器の信号を差し引くように構成された第3相殺器と、・位相において、第3相殺器からの信号と、参照信号cos(π・(C・f/2C)・t)とを比較するように構成された第2位相検出器と、
    ・上記第2位相検出器の比較結果をフィルタリングし、デジタル直交復調ユニットに対する周波数調節信号を形成するように構成された第2ループフィルタとを備える、請求項3に記載のシステム。
  11. コンピュータ内における直接操作を意図した機械読み取り可能な媒体であって、請求項1に記載の方法を実行するプログラムを含む媒体。
  12. 時間間隔T=(2kM/f)で直交振幅変調(QAM)信号の受信を同期する、請求項1に記載の方法の使用。
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