JP5307668B2 - 電気掃除機 - Google Patents

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Description

本発明は、伸縮可能な延長管を有する電気掃除機に関する。
従来の電気掃除機は特許文献1に開示されている。この電気掃除機は吸込口を有する吸込口体に延長管が接続され、電動送風機を内装する本体部と延長管との間が可撓性の接続ホースにより接続される。延長管は外パイプの内部に内パイプを配して内パイプが軸方向に移動することにより伸縮自在になっている。
外パイプ内の前部には連結パイプ(第1、第2ガイド管)が固定される。内パイプは連結パイプに内嵌して軸方向に移動可能に配され、内パイプの前部から後方に延びて外パイプの上方に配されるブリッジ体が設けられる。内パイプの後端部の上面には平面視矩形の溝部が形成され、該溝部に平行キー形状の抜け止め部材が取り付けられる。外パイプの内周面には抜け止め部材に嵌合する案内溝が軸方向に延びて形成される。
ブリッジ体には軸方向に並ぶ複数の係合溝が外周面に設けられる。外パイプにはブリッジ体の上方を覆うカバーが設けられ、カバーには回動自在の操作ボタンが一方向に付勢して設けられる。操作ボタンの先端はブリッジ体の係合溝に係合するようになっている。
延長管の組立て時には連結パイプに挿通した内パイプに抜け止め部材を取り付け、連結パイプを内パイプとともに外パイプ内に挿入して固定する。そして、操作ボタンを取り付けたカバーが外パイプ上に取り付けられる。
上記構成の電気掃除機において、操作ボタンを手指で押圧して係合溝との係合が解除された状態で、内パイプが外パイプに対して出し入れされる。操作ボタンから手指を離すと操作ボタンが付勢により係合溝に係合する。これにより、延長管を所望の長さに調節して掃除を行うことができる。
操作ボタンを手指で押圧した状態で内パイプを引き出し続けると、抜け止め部材が連結パイプの後端面に当接する。これにより、内パイプが抜け止めされる。また、抜け止め部材と案内溝との嵌合によって内パイプが回り止めされる。
特開2001−17365号公報(第3頁−第9頁、第5図)
しかしながら、上記従来の電気掃除機によると、抜け止め部材が連結パイプに上方の一部で当接して内パイプが抜け止めされる。このため、抜け止め部材と連結パイプとの接触面積が小さく、長期間の使用によって抜け止め部材が変形し易い。これにより、内パイプの抜け止めができなくなってしまい、電気掃除機の信頼性が低い問題があった。
本発明は、信頼性を向上できる電気掃除機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、電動送風機を内装する本体部と、床面に対峙する吸込口を有した吸込口体と、前記本体部と前記吸込口体との間に配された伸縮自在の延長管とを備えた電気掃除機において、前記延長管が、外パイプと、前記外パイプの内側に配されて環状の溝部を後端部の外周面に凹設した内パイプと、前記外パイプの内面に固定して前記内パイプを軸方向に移動可能に内嵌する連結パイプと、軸方向に延びるスリットにより切断された環状に形成されるとともに前記溝部に嵌設して前記内パイプの周囲から外周面が突出する抜け止め部材とを有することを特徴としている。
この構成によると、電動送風機の駆動により床面の塵埃が吸込口体の吸込口から吸い込まれ、延長管を介して本体部に導かれて集塵される。延長管は連結パイプに挿通した内パイプの溝部に環状の抜け止め部材が取り付けられる。抜け止め部材はスリットにより切断された断面C字状に形成されるため弾性を有し、スリットの間隔を広げて内パイプの溝部に嵌設されると弾性により保持される。連結パイプは内パイプとともに外パイプに挿入され、外パイプに固定される。これにより、内パイプが外パイプ及び連結パイプに対して軸方向に移動する。内パイプを引き出し続けると外周面が内パイプから突出する抜け止め部材が連結パイプの後端面に当接して抜け止めされる。
また本発明は、上記構成の電気掃除機において、前記外パイプの前部を拡径して前記連結パイプが配される拡径部と、前記外パイプの前記拡径部よりも後方の内周面に軸方向に延びて形成される案内溝と、前記抜け止め部材の外周面に突設して前記案内溝に嵌合して摺動する回り止め部と、前記抜け止め部材の内周面及び前記溝部の外周面の一方に設けられる凸部と、前記抜け止め部材の内周面及び前記溝部の外周面の他方に設けられて前記凸部に嵌合する凹部とを備えたことを特徴としている。
この構成によると、外パイプの前部に設けた拡径部に連結パイプが固定され、拡径部の後方で径方向に狭められた外パイプの内面に案内溝が形成される。抜け止め部材の外周面には回り止め部が突設され、案内溝に回り止め部が嵌合して抜け止め部材が外パイプに対して回り止めされる。内パイプの溝部には凸部が設けられ、抜け止め部材の内周面には凹部が設けられる。凸部が凹部に嵌合して抜け止め部材が内パイプに対して回り止めされる。これにより、外パイプに対して内パイプが回り止めされる。
また本発明は、上記構成の電気掃除機において、前記凸部及び前記凹部を前記スリットに対して両側の近傍に設けたことを特徴としている。この構成によると、凸部と凹部との嵌合によりスリットの間隔の拡大が防止される。
また本発明は、上記構成の電気掃除機において、前記回り止め部が前記スリットを挟んで設けられることを特徴としている。この構成によると、回り止め部が案内溝に嵌合し、スリットの間隔の拡大が防止される。
また本発明は、上記構成の電気掃除機において、前記内パイプの外周面に軸方向に並設される複数の係合溝と、前記係合溝に対向して前記連結パイプに開口する孔部と、前記連結パイプの外周に取り付けられて前記連結パイプの軸方向に垂直な方向に可動する伸縮ストッパと、前記伸縮ストッパに設けられて前記係合溝に係合する突起部と、前記伸縮ストッパの前記突起部と反対側の面に設けられて前記外パイプを貫通する操作ボタンと、前記突起部を前記係合溝に係合させる方向に前記伸縮ストッパを付勢する付勢部とを設けたことを特徴としている。
この構成によると、内パイプには複数の係合溝が軸方向に並設される。連結パイプの外周面には軸方向に垂直な方向に可動の伸縮ストッパが取り付けられる。伸縮ストッパは対向する位置に突起部及び操作ボタンが設けられ、付勢部によって操作ボタンを押し上げる方向に付勢される。突起部は付勢部の付勢によって孔部を介して係合溝に係合し、外パイプを貫通して突出する操作ボタンの押圧によって係合溝との係合が解除される。操作ボタンを手指により押圧して内パイプを外パイプに対して出し入れし、所望の位置で操作ボタンから手指を離すことにより突起部が係合溝に係合して内パイプが固定される。
本発明によると、抜け止め部材がスリットにより切断された環状に形成され、内パイプに設けた環状の溝部に嵌設されるので、抜け止め部材の端面の略全周が連結パイプの後端面に当接する。このため、抜け止め部材が連結パイプに衝突する際の衝撃が分散され、抜け止め部材の変形を防止して電気掃除機の信頼性を向上することができる。
本発明の実施形態の電気掃除機を示す側面断面図 本発明の実施形態の電気掃除機の延長管を示す上面図 図2のA−A断面図 本発明の実施形態の電気掃除機の延長管の内パイプ組品を示す分解斜視図 本発明の実施形態の電気掃除機の延長管の外パイプと外パイプカバーとを分解した斜視図 本発明の実施形態の電気掃除機の延長管の要部を示す断面斜視図 図3のB−B断面図 本発明の実施形態の電気掃除機の延長管の連結パイプを示す斜視図 本発明の実施形態の電気掃除機の延長管の伸縮ストッパを示す斜視図 本発明の実施形態の電気掃除機の延長管の操作ボタンを示す斜視図 本発明の実施形態の電気掃除機の延長管の抜け止め部材を示す斜視図 本発明の実施形態の電気掃除機の延長管の抜け止め部材を通る断面図 本発明の実施形態の電気掃除機の延長管の操作ボタンを押圧した状態を示す断面図
以下に本発明の実施形態を図面を参照して説明する。図1は一実施形態の電気掃除機の側面断面図を示している。電気掃除機1は電動送風機3を内装する本体部2を有し、本体部2には可撓性の接続ホース4が取り付けられる。接続ホース4の端部には延長管10が接続され、延長管10との接続部から分岐して使用者が把持する把持部5が設けられる。
延長管10の先端には床面に対峙する吸込口6aを有した吸込口体6が接続される。吸込口体6内には床面に接して回転する回転ブラシ7が設けられる。電動送風機3の駆動によって吸込口6aから床面の塵埃が吸い込まれ、延長管10及び接続ホース4を介して本体部2内に集塵される。
図2は延長管10の上面図を示しており、図3は図2のA−A断面図を示している。延長管10は外パイプ21の先端の内部に連結パイプ31が取り付けられ、連結パイプ31に内パイプ11が嵌合する。これにより、内パイプ11が連結パイプ31と摺動して軸方向に移動し、延長管10が伸縮自在になっている。
内パイプ11は内パイプカバー12及びリード線カバー13を一体化した内パイプ組品16(図4参照)に形成される。外パイプ21の上面は外パイプカバー22で覆われる。リード線カバー13は詳細を後述するように連結パイプ31を貫通して外パイプ21の後部と外パイプカバー22との間に配される。
図4は内パイプ組品16の分解斜視図を示している。内パイプ11、内パイプカバー12及びリード線カバー13はポリプロピレンから成り、軽量化が図られている。内パイプ11の下方に面した外周面には軸方向に並ぶ複数の係合溝11a(図3参照)が凹設される。
内パイプ11の前端には拡径された拡径部11bが設けられ、拡径部11bの上面には端子部11cが設けられる。端子部11cの前部には吸込口体6(図1参照)を脱着する操作ボタン14(図3参照)が取り付けられる。端子部11cには吸込口体6を装着した際に回転ブラシ7(図1参照)の駆動モータ(不図示)に導通する端子(不図示)が設けられ、該端子にリード線18(図7参照)が接続される。内パイプ11の後端にはバンド状の抜け止め部材17(図3参照)が嵌着される溝部11dが設けられる。
内パイプカバー12は端子部11cを覆って美装し、リード線カバー13の前端を挟んでネジ12a(図3参照)によって内パイプ11にネジ止めされる。リード線カバー13はネジ12aによりネジ止めされる前端から後方に延び、リード線18(図7参照)を保持する。リード線18の後端には下方に突出する端子15(図3参照)が取り付けられる。
図5は外パイプ21と外パイプカバー22とを分解した斜視図を示している。外パイプ21及び外パイプカバー22はポリプロピレンから成り、軽量化が図られている。外パイプ21の前端には拡径して連結パイプ31(図3参照)が配される拡径部21aが設けられる。拡径部21aの上面には後述する操作ボタン34(図3参照)が貫通する開口部21bが開口する。また、拡径部21aの後方の面は開放され、リード線カバー13が嵌挿される。
外パイプ21の拡径部21aよりも後方の上面には電極23が前後に延びて設けられる。電極23は接続ホース4(図1参照)内に設けたリード線(不図示)と導通して本体部2内の制御基板(不図示)に接続される。外パイプ21に対して出し入れされる内パイプ11と一体の端子15(図3参照)は電極23上を摺接する。これにより、回転ブラシ7(図1参照)の駆動モータに電力を供給して回転ブラシ7を回転駆動することができる。
尚、回転ブラシ7は吸込口6aから吸い込まれる気流により回転させてもよい。延長管10から電極23、リード線18及びリード線カバー13を取り外すと、回転ブラシ7をモータ駆動する場合と共通の延長管10を使用することができる。この時、内パイプカバー12とリード線カバー13とは分割して内パイプ11に取り付けられるので、内パイプカバー12を別途作成する必要がなくコスト増加を抑制できる。リード線カバー13が挿通される拡径部21aの後方の面は共通の金型を使用して金型部品の着脱により容易に開放状態と閉塞状態とに可変することができる。
外パイプカバー22の前端及び後端には孔部22b、22cがそれぞれ設けられる。後方の孔部22cに挿通されるネジ(不図示)が外パイプ21に螺合される。前方のネジ孔22bに挿通されるネジ24(図3参照)は外パイプ21の拡径部21aに設けた孔部21cを貫通して連結部31に螺合される。これにより、外パイプカバー22は外パイプ21の電極23及び拡径部21aの上面を覆って美装する。
外パイプカバー22には外パイプ21の開口部21bに対向して操作ボタン33(図3参照)が挿通される挿通孔22aが設けられる。開口部21bは外パイプ21の軸方向に垂直な方向の幅が挿通孔22aよりも広く形成される。これにより、後述する操作ボタン33の下端が開口部21bから露出して外パイプカバー22により覆われる。
図6は延長管10の要部の断面斜視図を示している。図7は図3のB−B断面図を示している。連結パイプ31は前述のネジ24により上方から外パイプ21にネジ止めされ、ネジ25により下方から外パイプ21にネジ止めされる。連結パイプ31には伸縮ストッパ32が嵌着され、伸縮ストッパ32の上面には操作ボタン33が取り付けられる。
図8は連結パイプ31の斜視図を示している。連結パイプ31は内パイプ11が嵌合する筒状部31fの上方にリード線カバー18が挿通されるリード線挿通部31bが設けられる。連結パイプ31の外周面には軸方向に離れた2箇所に保持板31cが突設される。保持板31c間に伸縮ストッパ32が配される。
保持板31c間の下面には内パイプ11の係合溝11a(図3参照)に対向する孔部31aが設けられる。保持板31c間の上面にはボス31eが突設される。ボス31eには圧縮バネから成る付勢部34(図6参照)が嵌合して設置される。また、保持板31c間の両側部には開口部31dが開口し、開口部31dの上方にはリブ31gが突設される。
図9は伸縮ストッパ32の斜視図を示している。伸縮ストッパ32は上方が切断された断面略C字型のバンド状に形成され、側面にリブ32cが突設される。伸縮ストッパ32の上部を広げて連結パイプ31の保持板31c(図8参照)間に嵌着することにより、伸縮ストッパ32は弾性力によって連結パイプ31に保持される。
この時、伸縮ストッパ32は連結パイプ31のリブ31gに内面が摺動し、リブ32cが外パイプ21の内面に摺動して軸方向に垂直な方向(上下方向)に可動になっている。このため、リブ31g、32cの表面は上下方向に延びる平面に形成され、外パイプ21の側部の内面が平面に形成される。リブ31g、32cによって可動時の摺動摩擦を低減することができる。尚、保持板31cにより伸縮ストッパ32の軸方向の移動が規制される。
伸縮ストッパ32の下部には内側に向かって突出して内パイプ11の係合溝11aに係合する突起部32aが設けられる。伸縮ストッパ32の上部の外周面には係合爪32bが設けられる。
図10は操作ボタン33の斜視図を示している。操作ボタン33は上部に使用者が押圧するキャップ状の押圧部33aが設けられる。押圧部33aの下方には伸縮ストッパ32に沿って延設される延設部33cが設けられる。延設部33cには伸縮ストッパ32の係合爪32bに係合する係合孔33bが設けられる。
伸縮ストッパ32の上方から操作ボタン33を押し込むことにより延設部33cの対向する二面の下端が広がる。これにより、係合孔33bが係合爪32bに係合して操作ボタン33が伸縮ストッパ32に係着される。この時、延設部33cの下端は外パイプ21の開口部21bから露出する。このため、開口部21bを介して手指で延設部33cの下端を広げることにより、操作ボタン33を取り外すことができる。
図11は抜け止め部材17の斜視図を示している。また、図12は抜け止め部材17を通る延長管10の断面図を示している。環状の抜け止め部材17は軸方向に延びるスリット17aで上部を切断された断面略C字状に形成される。抜け止め部材17の上部の外周面にはスリット17aの両側に跨る回り止め部17bが突設される。抜け止め部材17の上部の内周面にはスリット17aの両側の近傍に凹部17cが形成される。抜け止め部材17の下部の内周面にはリブ17dが突設される。
外パイプ21は拡径部21aの後方で内パイプ11と近接し、内周面に回り止め部17bが嵌合する案内溝21eが軸方向に延びて形成される。内パイプ11の上部の外周面には抜け止め部材17の凹部17cに嵌合する凸部11eが設けられる。
抜け止め部材17はスリット17aにより弾性を有し、スリット17aの間隔を広げて内パイプ11の溝部11d(図4参照)に嵌設されると弾性により保持される。これにより、抜け止め部材17は外周面の略全周が内パイプ11の外周面から突出して取り付けられる。この時、抜け止め部材17の下部のリブ17dが平坦面から成る内パイプ11の下面に当接し、上部の凹部17cに凸部11eが嵌合する。これにより、内パイプ11に対して抜け止め部材17が回り止めされる。
また、凸部11e及び凹部17cはスリット17aの両側の近傍に配されるため、スリット17aの間隔の拡大が防止される。これにより、延長管10の組立て時の抜け止め部材17の脱落を防止できるとともに、スリット17aが広がることによる抜け止め部材17と外パイプ21との摺動音の増大を防止できる。
また、外パイプ21の内周面に形成される案内溝21eに回り止め部17bが嵌合して抜け止め部材17が外パイプ21に対して回り止めされる。これにより、内パイプ11が外パイプ21に対して回り止めされる。
また、回り止め部17bがスリット17aを挟んで設けられるため、案内溝21eによってスリット17aの間隔の拡大が更に防止される。このため、抜け止め部材17と外パイプ21の内面との摺動音の増大をより確実に防止できる。
図6、図7において、延長管10を組立てる際には、まず伸縮ストッパ32を嵌着した連結パイプ31に内パイプ組品16を挿通して抜け止め部材17が取り付けられる。次に、伸縮ストッパ32を押し下げた状態で連結パイプ31が外パイプ21に挿通される。この時、抜け止め部材17の回り止め部17bが外パイプ21の案内溝21eに挿入される。次に、ボス31eに付勢部34を配し、操作ボタン33が開口部21bを介して押し込まれて伸縮ストッパ32に取り付けられる。そして、連結パイプ31及び外パイプカバー22がネジ止めされる。
連結パイプ31のボス31eに嵌合する付勢部34は操作ボタン33のキャップ状の押圧部33bの内面に当接する。これにより、操作ボタン33と伸縮ストッパ32とが一体に上方に付勢され、操作ボタン33が外パイプカバー22の挿通孔22aから突出する。この時、伸縮ストッパ32の突起部32aは内パイプ11の所望位置の係合溝11aに孔部31aを介して係合し、内パイプ11が固定される。
付勢部34の付勢力に抗して操作ボタン33を押圧すると図13に示すように、操作ボタン33と伸縮ストッパ32とが一体に押し下げられる。これにより、伸縮ストッパ32の突起部32aが内パイプ11の係合溝11aから脱離し、内パイプ11を所望位置に出し入れして延長管10を伸縮することができる。
この時、操作ボタン33のストロークは操作ボタン33の外パイプカバー22からの突出量と伸縮ストッパ32の可動距離との短い方になる。このため、伸縮ストッパ32を可動範囲の開口部21bから離れた端部に配したときに外パイプカバー22の挿通孔22aから突出するように操作ボタン33を形成すると、操作ボタン33のストロークを伸縮ストッパ32の可動距離まで大きくすることができる。従って、係合溝11aと突起部32aとの係合深さを大きくできる。
また、伸縮ストッパ32を可動範囲の開口部21bから離れた端部に配したときに外パイプカバー22の挿通孔22a内に操作ボタン33の上面が配置されると、伸縮ストッパ32の可動距離に対する操作ボタン33のストロークの減少量を外パイプカバー22の肉厚よりも小さくできる。
操作ボタン33を押圧して内パイプ11を引き続けると、抜け止め部材17が連結パイプ31の後端面に当接する。これにより、内パイプ11が抜け止めされる。この時、環状の抜け止め部材17の端面の略全周が連結パイプ31に当接するため、衝突時の衝撃が分散される。
本実施形態によると、抜け止め部材17がスリット17aにより切断された略C字型の環状に形成され、内パイプ11に設けた環状の溝部11dに嵌設されるので、抜け止め部材17の端面の略全周が連結パイプ31の後端面に当接する。このため、抜け止め部材17が連結パイプ31に衝突する際の衝撃が分散され、抜け止め部材17の変形を防止して電気掃除機1の信頼性を向上することができる。
また、抜け止め部材17の外周面に回り止め部17bを突設して内周面に凹部17cを形成し、外パイプ21に回り止め部17bに嵌合する案内溝21eを設けて内パイプ11に凹部17cに嵌合する凸部11eを設けたので、内パイプ11を容易に回り止めすることができる。尚、抜け止め部材17に凸部を設けて内パイプ11の溝部11dに凹部を設けてもよい。
また、凸部11e及び凹部17cがスリット17aの両側の近傍に配されるので、スリット17aの間隔の拡大が防止される。これにより、延長管10の組立て時等に抜け止め部材17の脱落を防止できるとともに、スリット17aが広がることによる抜け止め部材17と外パイプ21との摺動音の増大を防止できる。
また、回り止め部17bがスリット17aを挟んで設けられるので、案内溝21eによってスリット17aの間隔の拡大が防止される。従って、抜け止め部材17と外パイプ21の内面との摺動音の増大を防止できる。
また、内パイプ11に複数の係合溝11aを設け、係合溝11aに係合する突起部32aと突起部32aに対向する操作ボタン33とを有する伸縮ストッパ32を連結パイプ31の外周に可動にしたので、操作ボタン33の操作によって容易に延長管10を伸縮することができる。また、操作ボタン33が上方に配され、係合溝11aが下方に配されるため、操作性がよく、係合溝11aを使用者から見えにくくして美感を向上することができる。
本発明によると、伸縮可能な延長管を有する電気掃除機に利用することができる。
1 電気掃除機
2 本体部
3 電動送風機
4 接続ホース
5 把持部
6 吸込口体
6a 吸込口
7 回転ブラシ
10 延長管
11 内パイプ
11a 係合溝
11e 凸部
12 内パイプカバー
13 リード線カバー
14 操作ボタン
15 端子
16 内パイプ組品
17 抜け止め部材
17a スリット
17b 回り止め部
17c 凹部
18 リード線
21 外パイプ
21a 拡径部
21b 開口部
21e 案内溝
22 外パイプカバー
22a 挿通孔
23 電極
31 連結パイプ
31a 孔部
32 伸縮ストッパ
32a 突起部
32b 係合爪
33 操作ボタン
33a 押圧部
33b 係合孔
33c 延設部
34 付勢部

Claims (2)

  1. 電動送風機を内装する本体部と、床面に対峙する吸込口を有した吸込口体と、前記本体部と前記吸込口体との間に配された伸縮自在の延長管とを備えた電気掃除機において、前記延長管が、外パイプと、前記外パイプの内側に配されて環状の溝部を後端部の外周面に凹設した内パイプと、前記外パイプの内面に固定して前記内パイプを軸方向に移動可能に内嵌する連結パイプと、軸方向に延びるスリットにより切断された環状に形成されるとともに前記溝部に嵌設して前記内パイプの周囲から外周面の略全周が突出する抜け止め部材とを有するとともに、
    前記外パイプの前部を拡径して前記連結パイプが配される拡径部と、前記外パイプの前記拡径部よりも後方の内周面に軸方向に延びて形成される案内溝と、前記抜け止め部材の外周面に突設して前記案内溝に嵌合して摺動する回り止め部とを設け、前記回り止め部が前記スリットを挟んで設けられることを特徴とする電気掃除機。
  2. 電動送風機を内装する本体部と、床面に対峙する吸込口を有した吸込口体と、前記本体部と前記吸込口体との間に配された伸縮自在の延長管とを備えた電気掃除機において、前記延長管が、外パイプと、前記外パイプの内側に配されて環状の溝部を後端部の外周面に凹設した内パイプと、前記外パイプの内面に固定して前記内パイプを軸方向に移動可能に内嵌する連結パイプと、軸方向に延びるスリットにより切断された環状に形成されるとともに前記溝部に嵌設して前記内パイプの周囲から外周面の略全周が突出する抜け止め部材とを有するとともに、
    前記抜け止め部材の内周面及び前記溝部の外周面の一方に設けられる凸部と、前記抜け止め部材の内周面及び前記溝部の外周面の他方に設けられて前記凸部に嵌合する凹部とを設け、前記凸部及び前記凹部を前記スリットに対して両側の近傍に配したことを特徴とする電気掃除機。
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