JP5307495B2 - 化粧板 - Google Patents
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Description
水酸基を有する重合性化合物と、イソシアネート基を持つ化合物とを反応させてなるラジカル硬化性を有する常温で固形の結晶性オリゴマーを含む樹脂組成物(B)が化粧板用コア紙に塗布され、裏面にイソシアネート化合物を必須成分とする硬化剤溶液が塗布された樹脂塗工コア紙と、
が熱圧硬化一体化されてなることを特徴とする化粧板である。
樹脂塗工パターン紙、樹脂塗工コア紙の基材としては特に制約はなく、通常公知の化粧板用の化粧紙、化粧板用のコア紙、例えば、クラフト紙、不織布、織布などが挙げられる。
[合成例]
合成例1 結晶性オリゴマー(A) HDI系ウレタンメタクリレート
攪拌装置、温度計、留分凝縮冷却管(コンデンサー)、滴下装置を備えた2リットルのセパラブルフラスコに2−ヒドロキシエチルメタクリレート260g(2モル)及びウレタン化触媒であるn−ブチルスズラウリレート0.13gを加え撹拌して70℃に昇温した。内温が90℃以下になるようにヘキサメチレンジイソシアネートの滴下速度を調整しながら168g(1モル)を添加した。滴下終了後、内温を80℃に保ちながら、反応液をサンプリングし、FTIRにてイソシアネート基にもとづく2275cm−1の吸収ピークが消失したことを確認した時点で、冷却バットに反応液を移送し、結晶化固化した結晶性オリゴマー(A)を得た。DTA測定(昇温速度・毎分10℃)による吸熱ピーク先端温度の測定法で融点78℃であった。
攪拌装置、温度計、留分凝縮冷却管(コンデンサー)、滴下装置を備えた2リットルのセパラブルフラスコにジフェニルメタン−ジイソシアネート250g(1モル)を加え50℃に昇温し融解させた後、攪拌を開始した。内温が100℃以下になるように2−ヒドロキシエチルジメタクリレートの滴下速度を調整しながら260g(2モル)を添加した。滴下終了後、内温を100℃に保ちながら、反応液をサンプリングし、FTIRにてイソシアネート基にもとづく2275cm−1の吸収ピークが消失したことを確認した時点で、冷却バットに反応液を移送し、結晶化固化した結晶性オリゴマー(B−1)を得た。DTA測定(昇温速度・毎分10℃)による吸熱ピーク先端温度の測定法で融点93℃であった。
合成例2において、2−ヒドロキシエチルジメタクリレートを234g(1.8モル)に変更し、メタノールを6.4g(0.2モル)追加した以外は同様に行なった。DTA測定(昇温速度・毎分10℃)による吸熱ピーク先端温度の測定法で融点80℃であった。
合成例3において、メタノールを3.2g(0.1モル)に変更した以外は同様に行なった。DTA測定(昇温速度・毎分10℃)による吸熱ピーク先端温度の測定法で融点87℃であった。
合成例3において、メタノールを24g(0.7モル)に変更した以外は同様に行なった。DTA測定(昇温速度・毎分10℃)による吸熱ピーク先端温度の測定法で融点75℃であった。
合成例2において、2−ヒドロキシエチルジメタクリレートを234g(1.8モル)に変更し、1−オクタノールを26g(0.2モル)追加した以外は同様に行なった。DTA測定(昇温速度・毎分10℃)による吸熱ピーク先端温度の測定法で融点80℃であった。
合成例2において、2−ヒドロキシエチルジメタクリレートを221g(1.7モル)に変更し、1−ドデカノールを55.8g(0.3モル)追加した以外は同様に行なった。DTA測定(昇温速度・毎分10℃)による吸熱ピーク先端温度の測定法で融点80℃であった。
化粧層
化粧紙用樹脂として2−HEMAとHDIを反応させた結晶性オリゴマー(A)90部に対し不飽和ポリエステル10部、ヒュームドシリカ7部、離型剤0.5部、ウレタン触媒(DBU(ジアザビシクロウンデセン)−オクチル酸塩、商品名 U−CAT SA 102 サンアプロ株式会社製)1部を添加したものを坪量100g/m2の化粧紙にホットロールコーターで樹脂率100%に塗布した。その後樹脂塗工面の裏面にDAPモノマーを60wt%、BPOを10wt%、ヘキサメチレンジイソシアネート3量体(商品名 コロネートHX 日本ポリウレタン株式会社製)を30wt%溶解した硬化剤溶液を20g/m2塗工した。
コア層
コア用樹脂として2−HEMAとMeOH、4,4’−MDIを反応させた結晶性オリゴマー(B−1)を195g/m2のクラフト紙に樹脂率45%に塗工した。その後樹脂塗工面の裏面にDAPモノマーを60wt%、BPOを10wt%、ヘキサメチレンジイソシアネート3量体(商品名 コロネートHX 日本ポリウレタン株式会社製)を30wt%溶解した硬化剤溶液を20g/m2塗工した。
下から順に、コア層を5枚、化粧層を1枚積層して、温度130℃、圧力30kg/cm2の条件で熱圧成型して化粧板を得た。
尚、樹脂率(%)は下記数1の算出方法に基づく。
実施例1において、結晶性オリゴマー(B−1)の代わりに結晶性オリゴマー(B−2)を用いた以外は同様に実施した。
実施例1において、結晶性オリゴマー(B−1)の代わりに結晶性オリゴマー(B−2−1)を用いた以外は同様に実施した。
実施例1において、結晶性オリゴマー(B−1)の代わりに結晶性オリゴマー(B−2−2)を用いた以外は同様に実施した。
実施例3において、結晶性オリゴマー(A)を95重量部、不飽和ポリエステルを5重量部とした以外は同様に実施した。
実施例3において、結晶性オリゴマー(A)を20重量部、不飽和ポリエステルを80重量部とした以外は同様に実施した。
実施例3において、ウレタン触媒を0.6重量部とした以外は同様に実施した。
実施例3において、ウレタン触媒を2重量部とした以外は同様に実施した。
実施例3において、ウレタン触媒を3重量部とした以外は同様に実施した。
実施例1において、結晶性オリゴマー(B−1)の代わりに結晶性オリゴマー(B−3)を用いた以外は同様に実施した。
実施例1において、結晶性オリゴマー(B−1)の代わりに結晶性オリゴマー(B−4)を用いた以外は同様に実施した。
実施例2において、化粧紙の樹脂率(%)を80%とした以外は同様に実施した。
実施例2において、離型剤を2重量部とした以外は同様に実施した。
化粧層
化粧紙用樹脂として2−HEMAとHDIを反応させた結晶性オリゴマー(A)60部に対し不飽和ポリエステル40部、ヒュームドシリカ7部、離型剤2部を添加したものを坪量100g/m2の化粧紙にホットロールコーターで樹脂率100%に塗布した。その後樹脂塗工面の裏面にDAPモノマーを60wt%、BPOを10wt%、ヘキサメチレンジイソシアネート3量体(商品名 コロネートHX 日本ポリウレタン株式会社製)を30wt%溶解した硬化剤溶液を20g/m2塗工した。
コア層
コア用樹脂として結晶性オリゴマー(B−2)を195g/m2のクラフト紙に樹脂率45%に塗工した。その後樹脂塗工面の裏面にDAPモノマーを60wt%、BPOを10wt%、ヘキサメチレンジイソシアネート3量体(商品名 コロネートHX 日本ポリウレタン株式会社製)を30wt%溶解した硬化剤溶液を20g/m2塗工した。
下から順に、コア層を5枚、化粧層を1枚積層して、温度130℃、圧力30kg/cm2の条件で熱圧成型して化粧板を得た。
尚、樹脂率(%)は前記数1の算出方法に基づく。
比較例1において、化粧紙用樹脂として結晶性オリゴマー(A)100部、不飽和ポリエステル0部とした以外は同様に実施した。
ヒュームドシリカ;商品名レオロシールDM−30 平均粒径7nm 株式会社トクヤマ製
離型剤;商品名セパール326 中京油脂株式会社製。
試験方法、評価方法は以下の通リとした。
成型外観;成型品の化粧面に樹脂の欠落部分または艶落ち部分が無いかを目視で異常が見られないかを確認した。
化粧紙紙間強度;成型した化粧板に2mm方眼100個格子状にカッターで切込みを入れ、空気が入らないようにセロハンテープで密着させる。その後セロハンテープを90度方向にはく離させる作業を5回繰り返して行い、化粧紙のはく離の有無を確認する。
評価基準:○…化粧紙はく離率10%未満
×…化粧紙はく離率10%以上
鉛筆硬度;試験片に荷重1kg、角度45°で鉛筆を当て、芯の向きと反対側に2〜3mm/秒に水平移動し、異状が認められない最高の硬度をその試験片の鉛筆硬度とした。
耐煮沸性;JIS K 6902(熱硬化性樹脂高圧化粧板試験方法)に基づいて実施した。
耐クラック性;試験片を長さ150mm×幅50mmにカットし、長手の中央部分に繊維方向に沿って15mmカットする。この試験片を1サンプル毎に2片用意し温度40℃、湿度90%の恒温高湿機に24時間静置させる。その後長手の両端をしっかり固定させ、温度80℃の恒温機にいれ、8時間後と24時間後の中央カット部分からのクラックの長さを測定する。
Claims (4)
- 水酸基を有する重合性化合物と、イソシアネート基を持つ化合物とを反応させてなるラジカル硬化性を有する常温で固形の結晶性オリゴマーと、不飽和ポリエステルと、ウレタン化触媒を必須成分とする樹脂組成物(A)が化粧板用パターン紙に塗布され、裏面にイソシアネート化合物を必須成分とする硬化剤溶液が塗布された樹脂塗工パターン紙と、
水酸基を有する重合性化合物と、イソシアネート基を持つ化合物とを反応させてなるラジカル硬化性を有する常温で固形の結晶性オリゴマーを含む樹脂組成物(B)が化粧板用コア紙に塗布され、裏面にイソシアネート化合物を必須成分とする硬化剤溶液が塗布された樹脂塗工コア紙と、
が熱圧硬化一体化されてなることを特徴とする化粧板。 - 前記硬化剤溶液には重合開始剤を含むことを特徴とする請求項1記載の化粧板。
- 前記樹脂組成物(A)中に無機微粉末を含むことを特徴とする請求項1記載の化粧板。
- 前記無機微粉末は前記結晶性オリゴマーの固形分100重量部に対して1〜10重量部配合されてなる請求項3記載の化粧板。
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