JP5305804B2 - 接着テープ、該接着テープを貼付けたヒータユニット、及び接着テープを使用した接着方法 - Google Patents

接着テープ、該接着テープを貼付けたヒータユニット、及び接着テープを使用した接着方法 Download PDF

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Description

本発明は、例えば、カーシートヒータなどに使用されるような不織布を貼り付ける際に、好適に使用される接着テープとそれを使用した接着方法に関するもので、特に、作業性を向上し、不良の発生を低減したものに関する。
従来より、両面が接着性を有する接着層と、この接着層の片面を覆う剥離シートとからなる接着テープは、所謂「両面テープ」と称され広く使用されている。この接着テープは、例えば、車両用シートにおけるヒータユニット(所謂カーシートヒータ)においても、ヒータユニットを車両用シートのクッション部に固定するために使用されている。ここで、ヒータユニットの製造と車両用シートの組立は通常別の工程である。そのため、工程間でヒータユニットを搬送する際には、接着層の片面を剥離シートで覆ったままの接着テープをヒータユニットに貼り付けた状態とし、車両用シートに組み付ける際に、剥離シートを剥離して、接着層により車両用シートにヒータユニットを固定することになる。
ヒータユニットに関連する技術としては、当該出願人より、例えば特許文献1、特許文献2などが出願されている。
特開2003−174952公報:クラベ 特願2007−281284明細書:クラベ
ここで、上記した従来の接着テープの場合、接着テープの端部では、接着層の端部と剥離シートの端部が均一に揃ってしまっているため、剥離シートのみを掴持することができず、剥離シートのみを剥離することが困難である。実際の作業においては、作業者の怪我防止や製品の保護のため、作業者は軍手等の保護具を装着して作業を行うため、剥離シートのみを剥離することは更に困難になる。このような困難な作業であるため、剥離シートのみを剥離しようとして、接着層までもヒータユニットから剥がしてしまうことがあった。特に、不織布を基材布としたヒータユニットにおいては、一度貼り付けた接着層を剥がすと、接着層に不織布の繊維が付着するため、貼り直しをすることはできない。更には、接着層が剥がれる際の引張りにより、不織布が毛羽立ちや伸びなどの変形をしてしまうため、ヒータユニット全体が不良品となってしまうことになる。
本発明はこのような点に基づいてなされたもので、その目的とするところは、作業性を向上し、不良の発生を低減した接着テープ、これが貼り付けられたヒータユニット、及び、接着テープを使用した接着方法を提供することにある。
前記目的を達成するべく、本発明の請求項1による接着テープは、両面が接着性を有する接着層と、該接着層の片面を覆う剥離シートと、からなる接着テープにおいて、上記接着テープの一部について、上記剥離シートを有さない面に折り曲げて上記接着層を重ね、折り曲げて裏面に回った分の剥離シートが接着層から剥離された接着テープ。
また、請求項2記載のヒータユニットは、基材布と、所定のパターン形状にて上記基材布上に配設されるコード状ヒータと、上記基材布上に貼り付けられた上記接着テープと、からなるものである。
また、請求項3記載のヒータユニットは、上記基材布が、不織布からなることを特徴とするものである。
また、請求項4記載のヒータユニットは、上記接着テープの接着層が、接着剤のみから構成されていることを特徴とするものである。
また、請求項記載の接着方法は、両面が接着性を有する接着層と、該接着層の片面を覆う剥離シートと、からなる接着テープを使用した接着方法において、
上記接着テープの一部について、上記剥離シートを有さない面に折り曲げて上記接着相を重ね、折り曲げて裏面に回った分の剥離シートを接着層から剥離させておいたものを使用することを特徴とするものである。
本発明による接着テープによれば、接着テープの端部は接着層を有さないので、この部分の剥離シートを掴持することで、容易に剥離シートのみを剥離することができる。そのため、接着層まで剥がしてしまうようなことは起こらない。また、接着テープの一部について、上記剥離シートを有さない面に折り曲げて上記接着層を重ね、折り曲げて裏面に回った分の剥離シートが接着層から剥離させる態様であれば、接着テープの端部に接着層を有さない部分を形成することが非常に容易である。
以下に、示す図面を参照しながら本発明の実施の形態を説明する。
まず、接着テープ1として、一般に両面テープとして市販されているもの(共同技研製No.954−10)を用意する。これは、両面が接着性を有する接着層2と、該接着層2の片面を覆う剥離シート3とからなるもので、幅30mmの帯状のものが巻物状に巻き取られた形状となっている。この接着テープ1を長さ200mmに切断する(図1の(a)参照)。この接着テープ1の端から10mmの箇所で、接着テープ1について剥離シート3を有さない面に折り曲げ、接着層2を重ねる(図1の(b)参照)。そして、折り曲げて裏面に回った分の剥離シート3を接着層2から剥離することで、接着テープ1の端部が、接着層2を有さない形態となる(図1の(c)参照)。
このような接着テープ1は、例えば、図2に示すような、不織布からなる基材布11と、所定のパターン形状にて上記基材上に配設されるコード状ヒータ12とからなるヒータユニット20に貼り付けられる。ヒータユニットの詳細な態様については、例えば、上記特許文献1、特許文献2などを参照できる。なお、接着テープ1は、ヒータユニット20の基材布11におけるコード状ヒータ12を配設した側の面に貼り付けてもよいし、コード状ヒータ12を配設しない側の面に貼り付けてもよい。また、基材布11の全体に貼り付けてもよいし、基材布11の一部に貼り付けてもよい。
こうすることにより、作業者は、例え軍手等の保護具を装着した状態であっても、接着テープ1の端部において剥離シート3のみを掴持することができるため、接着層2まで剥がしてしまうことなく、剥離シート3のみを剥離することができる。ここで、上記実施の形態において、折り曲げて裏面に回った分の剥離シート3を接着層2から剥離する作業(図1(b)から図1(c)にかけての作業)については、さほどの困難性は生じない。これは、接着性を有さないヒータユニットの基材布12と接着層2とが接着した状態から剥離シート3を剥離するのと比べ、接着性を有する接着層2同士が接着した状態から剥離シート3を剥離するので、接着層2が剥がれてしまうことはないためである。また、剥離シート3自体の復元力により、剥離シート3が接着層2から剥離する方向に力が働くためである。
なお、上記の実施の形態の他に、例えば、薬品によって接着層2のみを溶解する、レーザーによって接着層2のみを切除する等の手法により、接着テープ1の端部において、接着層2を有さない構成を得ることも可能である。しかし、特別な設備や厳密な制御などが必要となり、コスト増を招くので、上記実施の形態を用いることが好ましい。
接着層2については、基材層の両面に接着剤を塗布したものや、接着剤のみから構成されたものなど、適宜選定することができる。この内、接着剤のみから構成された接着層2であれば、接着層2の厚さが極めて薄くなるため、接着層2を重ねても厚さの増大を招くことがなく好ましい。
更に、接着層2は剛性がなく、伸縮可能であるため、接着層2を重ねても自由な変形が可能である。これにより、例えば、カーシートヒータに適用した際に、基材布12の変形に追従して接着層2も変形することになるため、接着層2自体の厚さが非常に薄いことも相まって良質な風合いを損なわず、着座者が違和感を受けることはない。
また、接着剤のみから構成された接着層2の場合、上記の通り、接着層2が薄く剛性に乏しいため、一度接着層2を剥がしてしまったら、貼り直しをすることは不可能である。その点でも、接着層2を剥がしてしまうことのない本発明は、特に効果的である。
また、上記実施の形態においては、接着テープ1を所定の長さに切断する工程、接着テープ1の端部を折り曲げて接着層2を重ねる工程、折り曲げた部分の剥離シート3を剥離する工程をそれぞれ別作業としているが、機械化等によりこれら作業を同時に行ってもよい。
以上詳述したように本発明によれば、作業性を向上し、不良の発生を低減した接着テープ、これが貼り付けられたヒータユニット、及び、接着テープを使用した接着方法を提供することができる。本発明による接着テープ、及び接着テープを使用した接着方法は、ヒータユニットに限られず、種々の接着の態様に応用することが可能である。特に、貼り直しがきかないものへの接着や、比較的接着しにくいものへの接着には有効である。例えば、封筒、障子、襖などの紙製品への適用、接着層との接触面積が少ない多孔体や表面凹凸形状の物品等への適用、貼り直すことで接着層の接着性が低下してしまう布材、皮材、メッキ製品、塗装品への適用、など種々の態様が考えられる。
本発明による接着テープの構成を示す要部拡大側面図である。 本発明による接着テープが貼り付けられたヒータユニットを示す図である。
符号の説明
1 接着テープ
2 接着層
3 剥離シート
11 基材布
12 コード状ヒータ
20 ヒータユニット

Claims (5)

  1. 両面が接着性を有する接着層と、該接着層の片面を覆う剥離シートと、からなる接着テープにおいて、
    上記接着テープの一部について、上記剥離シートを有さない面に折り曲げて上記接着層を重ね、折り曲げて裏面に回った分の剥離シートが接着層から剥離された接着テープ。
  2. 基材布と、所定のパターン形状にて上記基材布上に配設されるコード状ヒータと、上記基材布上に貼り付けられた請求項1記載の接着テープと、からなるヒータユニット。
  3. 上記基材布が、不織布からなることを特徴とする請求項2記載のヒータユニット。
  4. 上記接着テープの接着層が、接着剤のみから構成されていることを特徴とする請求項2又は請求項3記載のヒータユニット。
  5. 両面が接着性を有する接着層と、該接着層の片面を覆う剥離シートと、からなる接着テープを使用した接着方法において、
    上記接着テープの一部について、上記剥離シートを有さない面に折り曲げて上記接着相を重ね、折り曲げて裏面に回った分の剥離シートを接着層から剥離させておいたものを使用することを特徴とする接着方法。
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