JP5305545B2 - 手書き文字入力装置および携帯端末 - Google Patents

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Description

本発明は、タッチパネルで入力操作を行う手書き文字入力装置および携帯端末に関する。
一般に、タッチパネルを介して文字などを手書きで入力可能な携帯端末では、ユーザが1文字を書き終わるタイミングを正確に検知することができない場合がある。そのため、携帯端末は、ユーザのタッチパネル操作(確定ボタンの接触)を検出して、1文字を書き終わるタイミングを認識する必要がある。しかし、1文字書き終わる度にタッチパネル操作(確定ボタンの接触)を行う動作は、ユーザにとって煩わしい動作である。
そこで、特許文献1に開示されている手書き文字入力システムは、ユーザがタッチパネルを介して文字入力を行った後にタッチパネルから手を離して予め設定した時間(以下、「自動確定時間」という)が経過すると、文字の種類に依らず、自動的に文字入力操作を確定する機能を備える。そのため、ユーザは1文字書き終わる度にタッチパネル操作(確定ボタンの接触)を行う必要はない。
特開平11−25211号公報
ところで、ユーザがタッチパネル操作により文字入力を行う場合、文字の種類によっては文字入力を終えるまでに長い時間がかかる場合がある。例えば、ユーザがタッチパネルを介して漢字入力を行う場合、ひらがな、カタカナ、記号、およびアルファベットなどの入力動作に比べて、ストローク間の時間が長くなる場合が多い。
そのため、特許文献1に開示されている手書き文字入力システムにおいて、ひらがな、カタカナ、記号、およびアルファベットなどの文字に合わせて自動確定時間を設定した場合に、ユーザがタッチパネル操作により漢字入力を行うと、実際には入力途中であっても自動確定時間が経過してしまい、手書き文字入力システムは、ユーザが意図した文字の入力操作を終えたと誤認識してしまう場合がある。
ここで、自動確定時間とは、ユーザがタッチパネルを介して文字入力操作を行っている間に、タッチパネルから手を離した時から、1文字分の入力操作を終えたと判定されるまでに経過した時間をいう。
本発明の目的は、ユーザが意図しない文字が自動確定されるのを防ぐことができる手書き文字入力装置および携帯端末を提供することである。
本発明は、接触を感知するタッチパネルと、前記タッチパネルで感知された接触に基づき、前記タッチパネルへの接触開始位置から前記タッチパネルへの接触終了位置までの一連の座標で構成されるストローク情報をストローク毎に生成する第1生成部と、前記ストローク情報に基づき、ストロークの数を判定する第1判定部と、前記タッチパネルの入力エリア全体に対して、前記ストローク情報が示す前記タッチパネル上の入力エリアの偏りを判定する第2判定部と、前記タッチパネル上のエリアの偏りに基づき、前記タッチパネル上で入力中の文字が漢字であるか否かを判定する第3判定部と、前記第3判定部が前記タッチパネル上で入力中の文字が漢字でないと判定した場合には、前記タッチパネルへの接触終了時から前記入力文字を自動的に確定するまでの自動確定時間を通常の自動確定時間に設定し、前記第3判定部が前記タッチパネル上で入力中の文字が漢字であると判定した場合には、当該自動確定時間を前記通常の自動確定時間よりも長い時間に設定する自動確定時間制御部と、前記ストローク情報に基づき、前記自動確定時間経過後に前記入力文字の文字認識処理を行う文字認識処理部と、前記文字認識処理後の入力文字を表示するための表示処理を行う表示処理部と、前記表示処理された入力文字を表示する表示部と、を備える手書き文字入力装置を提供する。
上記手書き文字入力装置では、前記第2判定部は、前記第1判定部が判定したストロークの数が所定のストローク数以内である場合に、前記ストローク情報が示す前記タッチパネル上の入力エリアの偏りを判定する。
上記手書き文字入力装置では、前記第2判定部は、前記第1判定部が判定したストロークの数が4ストローク以内である場合に、前記ストローク情報が示す前記タッチパネル上の入力エリアの偏りを判定する。
上記手書き文字入力装置では、前記タッチパネルは、その入力エリア全体が上下左右に4等分された4つのサブエリアで構成され、前記第2判定部は、前記ストローク情報が示す前記タッチパネル上の入力エリアが、1つ又は2つの前記サブエリアである場合には、前記ストローク情報が示す前記タッチパネル上の入力エリアに偏りがあると判定し、前記ストローク情報が示す前記タッチパネル上の入力エリアが、3つ又は4つの前記サブエリアである場合には、前記ストローク情報が示す前記タッチパネル上の入力エリアに偏りがないと判定する。
上記手書き文字入力装置では、前記第3判定部は、前記タッチパネル上のエリアの偏り、及び前記第1判定部が判定したストロークの数に基づき、前記タッチパネル上で入力中の文字が漢字であるか否かを判定し、前記第1判定部が判定したストロークの数が4ストローク数以内である場合には、前記タッチパネル上で入力中の文字が漢字であるか否かを判定し、前記第1判定部が判定したストロークの数が5ストローク数以降である場合には、前記タッチパネル上で入力中の文字を漢字と判定する。
また、本発明は、上記手書き文字入力装置を備える携帯端末を提供する。
本発明に係る手書き文字入力装置および携帯端末によれば、ユーザが意図しない文字が自動確定されるのを防ぐことができる。
実施の形態1に係る手書き文字入力装置100のブロック図 タッチパネル101上の入力エリアA示す図 ストローク位置情報の一例を示す図 (a)〜(c)はストローク位置情報の偏りを示す図 (a)は、図4(b)に示すストローク位置情報の偏りを説明するための図、(b)は、図4(c)に示すストローク位置情報の偏りを説明するための図 (a)〜(e)は、入力文字が漢字以外のひらがな・カナ・英数字である場合の入力エリアの一例を説明するための図 (a)〜(d)は、図6(a)、及び図6(c)〜(e)に示す文字に対応するストローク位置情報を説明するための図 手書き文字入力装置100の文字認識処理フローチャート 実施の形態2に係る携帯端末1の斜視図 携帯端末1の概略構成を示すブロック図
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
(実施の形態1)
図1を参照して、実施の形態1に係る手書き文字入力装置100の構成について説明する。図1は、本実施の形態に係る手書き文字入力装置100のブロック図である。図1に示す手書き文字入力装置100は、タッチパネル101と、座標入力処理部103と、ストローク処理部105と、ストローク数判定部107と、書き込み位置判定部109と、自動確定時間制御部111と、文字認識処理部113と、表示処理部115と、表示部117と、CPU119と、記憶部121とを備える。なお、手書き文字入力装置100は、外部装置として、外部記録媒体123を備える。
CPU119は、手書き文字入力装置100全体を制御する制御部として機能し、記憶部121に記憶されている処理プログラムやデータ等を実行する。
記憶部121は、CPU119で実行される処理プログラムやデータ等が予め記憶されている。記憶部121に記憶するプログラムやデータ等は、フロッピー(登録商標)ディスクや光(磁気)ディスク等の外部記録媒体123から読み込むようにしても良いし、外部とのデータ送受用の通信回線(有線又は無線)125を介して接続された他の機器から受信して、記憶するようにしても良い。
タッチパネル101は、内蔵するセンサによって、タッチパネル101上の接触を感知し、その検出結果を座標入力処理部103に出力する。例えば、ユーザがひらがなである“い”を入力する場合、タッチパネル101は、書き始めの位置である指の接触位置から、タッチパネル101上をなぞって書き終わりの位置である指を離した位置までに検出した複数の接触位置を座標入力処理部103に出力する。
ここで、タッチパネル101が検出する接触とは、たとえば、手書き文字入力装置100を操作するユーザの指の接触のことである。なお、タッチパネル101に直接接触するのはユーザの指でなくても、タッチペンなどのデバイスでも良い。
なお、タッチパネル101は、容量性、抵抗性、赤外線、及び弾性表面波技術、並びにその他の近接センサアレイ、又は、タッチパネル101と接触点を決定するための複数のタッチセンシティビティ技術を用いて、タッチパネル101上の接触及び接触による任意の動き又はその動きの中断を検出することができる。
表示部117は、タッチパネル101に一体的に備えられており、出力インタフェースとして、視覚的な出力をユーザに表示する。この視覚的な出力は、テキスト、グラフィック、ビデオ、及びこれらの任意の組合せを含むことができる。
座標入力処理部103は、タッチパネル101の検出結果をX−Y平面上の座標に変換する。以下、指の接触位置に対応する座標を“座標情報”という。例えば、ユーザがひらがなである“い”を入力する場合、座標入力処理部103は、タッチパネル101の検出結果に基づき、書き始めの位置である指の接触位置から、タッチパネル101上をなぞって書き終わりの位置である指を離した位置までの複数の座標情報(Xk,Yk)(k=1,2,…,n:nは自然数)を算出する。そして、座標入力処理部103は、この複数の座標情報(Xk,Yk)をストローク処理部105に出力する。
ストローク処理部105は、座標入力処理部103から入力された座標情報(Xk,Yk)に基づき、ストローク情報を生成し、生成したストローク情報をストローク数判定部107に出力する。
ここで、本実施の形態の場合、“ストローク情報”とは、例えば、ユーザがひらがなである“い”を入力する場合、第1画目及び第2画目のそれぞれのストロークについて、書き始めの指の接触位置を示す座標情報、書き終わりの指の接触位置を示す座標情報、および書き始めから書き終わりまでの連続する指の複数の接触位置を示す複数の座標情報と、を含む。ストローク情報は、ストローク処理部105によってストローク毎に生成される。
以下、第N画目のストロークのストローク情報を第Nストローク情報と呼ぶ場合がある。例えば、ユーザがひらがなである“い”を入力する場合、第1画目のストロークのストローク情報は“第1ストローク情報”であり、第2画目のストロークのストローク情報は“第2ストローク情報”である。
ストローク数判定部107は、ストローク処理部105から入力されたストローク情報に基づき、ストローク数をストローク毎に判定して、判定したストローク数を示すストローク数情報をストローク毎に生成する。そして、ストローク数判定部107は、生成したストローク数情報をストローク毎に書き込み位置判定部109へ出力する。たとえば、ユーザがひらがなである“い”を入力する場合、ストローク数判定部107は、第1、2ストローク情報に基づきストローク数が2であると判定し、ストローク数情報(例えば“2”)を生成する。また、ストローク数判定部107は、ストローク情報も書き込み位置判定部109へ出力する。
書き込み位置判定部109は、ストローク数判定部107から出力されたストローク情報、およびストローク数情報に基づき、図2に示すタッチパネル101上の入力エリアAを上下左右に4等分したサブエリアA1〜A4のうち、どのサブエリアにストロークが入力されているか(書き込み位置)をストローク毎に判定する。つまり、書き込み位置判定部109は、ストロークの書き込み位置をストローク毎に判定する。
ここで、書き込み位置判定部109が判定する書き込み位置とは、図2に示すタッチパネル101上の入力エリアAを上下左右に4等分したサブエリアA1〜A4のうち、ストロークが入力されているサブエリアの位置を指す。以下、このストローク毎に判定された書き込み位置を示す情報をストローク位置情報という。そして、書き込み位置判定部109は、判定結果に基づき、ストローク位置情報をストローク毎に生成する。なお、入力エリアAとストローク位置情報との関係については後述する。
ここで、本実施の形態の場合、“ストローク位置情報”は、各サブエリアに対してストロークが入力されている場合には1が割り当てられ、各サブエリアに対してストロークが入力されていない場合には0が割り当てられるフラグ情報である。フラグ情報は、書き込み位置判定部109によってストローク毎に生成される。
以下、第N画目のストロークのストローク位置情報を“第Nストローク位置情報”と呼ぶ場合がある。例えば、ユーザがひらがなである“い”を入力する場合、第1画目のストロークのストローク位置情報は“第1ストローク位置情報”であり、第2画目のストロークのストローク位置情報は“第2ストローク位置情報”である。
図3に入力文字がひらがなである“い”である場合の、ストローク毎のストローク位置情報を示す。図3に示すように、第1ストローク位置情報はサブエリアの組み(A1,A2,A3,A4)に対して、各サブエリアに対応するように(1,1,0,0)と表現される。同様に、第1ストローク位置情報はサブエリアの組み(A1,A2,A3,A4)に対して、各サブエリアに対応するように(0,0,1,1)と表現される。
書き込み位置判定部109は、ストローク数判定部107から出力されたストローク情報およびストローク数情報、並びに生成したストローク位置情報をストローク毎に、文字認識処理部113へ出力する。
記憶部121は、文字認識処理部113が参照する認識辞書を有しており、各種のストローク情報に対応付けて文字パターンが記憶されている。
文字認識処理部113は、記憶部121にストローク情報に対応付けて記憶された文字パターンを参照して、内蔵するRAM等の記憶媒体にストローク毎に蓄積された複数のストローク情報から、設定された自動確定時間の経過後に文字認識処理を行う。つまり、文字認識処理部113は、設定された自動確定時間の経過後に、認識辞書を検索して、複数のストローク情報から得られる文字パターンに対応する文字コードを表示処理部115へ出力する。なお、自動確定時間は、後述する自動確定時間制御部111により設定される。
文字認識処理部113は、上述した文字認識処理を行う前に、書き込み位置判定部109からストローク毎に入力された複数の情報、すなわち、(1)ストローク情報と、(2)ストローク数情報と、(3)ストローク位置情報とに基づき、現在入力中の文字の種類(漢字かそれ以外)を判定して、その判定結果をストローク数情報と共に、自動確定時間制御部111に出力する。具体的な判定方法として、文字認識処理部113は、(I)最初の4ストローク以内のストロークで、タッチパネル101上の入力エリアAに対するストローク位置情報の偏りを検出し、(II)検出した入力エリアAに対するストローク位置情報の偏りから、現在入力中の文字の種類が漢字であるか、又は漢字以外の文字であるかを判定する。さらに、文字認識処理部113は、5ストローク目以降のストローク位置情報が入力された場合には、現在入力中の文字が漢字であると判定し、その判定結果をストローク数情報と共に、自動確定時間制御部111に出力する。
<ストローク位置情報の偏り検出>
ここで、本実施の形態では、ユーザがタッチパネル101上に漢字を入力する場合、最初の4ストローク以内のストロークでタッチパネル101上の入力エリアA(図2参照)に対するストローク位置情報に偏りが見られることに着目している。そのため、文字認識処理部113は、(I)最初の4ストローク以内のストロークで、タッチパネル101上の入力エリアAに対するストローク位置情報の偏りを検出し、(II)検出したタッチパネル101上の入力エリアAに対するストローク位置情報の偏りから現在入力中の文字の種類が漢字かそれ以外であるかを判定する。
また、入力文字が漢字以外のひらがな・カナ・英数字のいずれかである場合には、最初の4ストローク以内に文字入力が終わる場合が多い。そのため、文字認識処理部113は、5ストローク目以降のストローク情報(第5ストローク情報)が存在する場合には、入力文字が漢字であると判定する。
本実施の形態では、タッチパネル101上の入力エリアAに対するストローク位置情報の偏りを検出する基準として、漢字の部首を例にとって説明する。漢字の部首は、ある漢字を構成する要素であって、漢字を分類する時の基準になる。
[入力文字が漢字である場合]
入力文字が漢字である場合には、漢字の部首がタッチパネル101上の入力エリアの一部に最初の4ストローク以内で偏っている場合が多い。図4(a)〜図4(c)を参照して、入力文字が漢字である場合に見られるタッチパネル101上の入力エリアAの偏りの一例を説明する。なお、図4(a)に示すように、タッチパネル101上の入力エリアAは上下左右に均等に4等分されたサブエリアA1〜A4で構成されている。これは図2と同じものである。
図4(b)に示すように、例えば漢字の部首が「偏(へん)」である“さんずい”であれば、タッチパネル101上の入力エリアA全体のうち、左半分の2つのサブエリアA1、A2にストロークが偏っている。また、図4(c)に示すように、漢字の部首が「冠(かんむり)」である“くさかんむり”の場合、タッチパネル101上の入力エリアA全体のうち、上半分の2つのサブエリアA1、A3にストロークが偏っている。
上述のように、入力文字が漢字である場合、その部首に対応するストロークが入力されるタッチパネル101上の入力エリアAには、偏り(例えば、左半分、上半分)が見られることが分かる。
ここで“偏りが見られる”とは、最初の4ストローク以内で、入力エリアAの1つ又は2つのサブエリアにだけストロークが存在している場合を指す。なお、最初の4ストローク以内で漢字の部首のすべてが入力される場合が多い。
図5(a)、(b)を参照して、図4(b)、図4(c)に示す漢字の一部(部首)に対応するストローク位置情報を説明する。図5(a)は、図4(b)に示す漢字の一部(部首)に対応するストローク位置情報であり、図5(b)は、図4(c)に示す漢字の一部(部首)に対応するストローク位置情報である。
図5(a)のストローク位置情報に示すように、漢字の部首“さんずい”の場合には、その画数が3画であるため、漢字の部首“さんずい”に対応するストローク位置情報は、第1〜第3ストローク位置情報の3つのストローク位置情報から構成される。これらの第1〜第3ストローク位置情報に対応するサブエリアは、タッチパネル101上の入力エリアA全体のうち、左半分の2つのサブエリアA1、A2(図5(a)中、太枠線内)に偏っている。
図5(a)に示すように、入力文字が“さんずい”を部首として含む漢字である場合、入力エリアAに対するストローク位置情報から、漢字の部首がタッチパネル101上の入力エリアの一部に最初の4ストローク以内で偏っていることがわかる。そのため、文字認識処理部113は、(I)最初の4ストローク以内のストロークで、タッチパネル101上の入力エリアAに対するストローク位置情報の偏りを検出し、(II)検出した入力エリアAに対するストローク位置情報の偏りから、現在入力中の文字の種類が漢字であると判定することができる。
図5(b)のストローク位置情報に示すように、漢字の部首“くさかんむり”であれば、その画数が3画であるため、漢字の部首“くさかんむり”に対応するストローク情報は、第1〜第3ストローク情報の3つのストローク情報から構成される。これらの第1〜第3ストローク情報に対応するサブエリアは、タッチパネル101上の入力エリアAのうち、上半分の2つのサブエリアA1、A3(図5(b)中、太枠線内)に偏っている。
図5(b)に示すように、入力文字が“くさかんむり”を部首として含む漢字である場合、タッチパネル101上の入力エリアAに対するストローク位置情報からも、漢字の部首がタッチパネル101上の入力エリアの一部に最初の4ストローク以内で偏っていることがわかる。そのため、文字認識処理部113は、(I)最初の4ストローク以内のストロークで、タッチパネル101上の入力エリアAに対するストローク位置情報の偏りを検出し、(II)検出したタッチパネル101上の入力エリアAに対するストローク位置情報の偏りから、現在入力中の文字の種類が漢字であると判定することができる。
[入力文字が漢字以外である場合]
一方、入力文字が漢字以外のひらがな・カナ・英数字のいずれかである場合には、最初の4ストローク以内に入力座標が検出されるタッチパネル101上の入力エリアに偏りが見られない場合が多い。以下、図6(a)〜図6(e)を参照して、入力文字が漢字以外のひらがな・カナ・英数字である場合のタッチパネル101上の入力エリアAの一例(1)〜(5)を説明する。なお、図6(a)〜図6(e)の各図の入力エリアAの構成は、図4(a)と同じ構成である。
図6(a)に示すように、例えば“ひらがな”である「め」の場合、タッチパネル101上の入力エリアAのうち全サブエリアA1〜A4に、入力座標が最初の2ストロークで検出される。そのため、第1〜第2ストローク情報に対応するサブエリアは、タッチパネル101上の入力エリアAの全サブエリアA1〜A4であり、ストロークの偏りが見られない。
また、図6(b)に示すように、例えば“ひらがな”である「し」の場合、タッチパネル101上の入力エリア全体のうちサブエリアA1、A2、A4に、入力座標が最初の1ストロークで検出される。そのため、第1ストローク情報に対応するサブエリアは、タッチパネル101上の入力エリアAのサブエリアA1、A2、A4であり、ストロークの偏りが見られない。
図6(c)に示すように、例えば“カタカナ”である「ホ」の場合、タッチパネル101上の入力エリアAのうち全サブエリアA1〜A4に、入力座標が最初の4ストロークで検出される。そのため、第1〜4ストローク情報に対応するサブエリアは、タッチパネル101上の入力エリアAの全サブエリアであり、ストロークの偏りが見られない。
図6(d)に示すように、例えば“英字”である「F」の場合、タッチパネル101上の入力エリアA全体のうちサブエリアA1、A2、A3に、入力座標が最初の3ストロークで検出される。そのため、第1〜3ストローク情報に対応するサブエリアは、タッチパネル101上の入力エリアAのサブエリアA1、A2、A3であり、ストロークの偏りが見られない。
図6(e)に示すように、例えば“数字”である「7」の場合、タッチパネル101上の入力エリアA全体のうちサブエリアA1、A3、A4に、入力座標が最初の2ストロークで検出される。そのため、第1〜3ストローク情報に対応するサブエリアは、タッチパネル101上の入力エリアAのサブエリアA1、A3、A4であり、ストロークの偏りが見られない。
上述のように、入力文字が漢字以外のひらがな・カナ・英数字のいずれかである場合には、最初の3ストローク又は最初の4ストロークで文字入力が終わる場合が多い、また最初の4ストローク以内で、入力座標が検出されるタッチパネル101上の入力エリアにはストロークの偏りが見られない場合が多い。
ここで、“偏りが見られない”とは最初の4ストローク以内で、入力エリアAの3つ又は4つのサブエリアに入力座標が検出されている場合を指す。
図7(a)〜(d)を参照して、図6(a)、及び図6(c)〜(e)に示す漢字以外の文字に対応するストローク位置情報を説明する。図7(a)は、図6(a)に示すひらがなに対応するストローク位置情報であり、図7(b)は、図6(c)に示すカタカナに対応するストローク位置情報であり、図7(c)は、図6(d)に示す英字に対応するストローク位置情報であり、図7(d)は、図6(e)に示す数字に対応するストローク位置情報である。
図7(a)のストローク位置情報に示すように、入力文字がひらがなである“め”の場合には、その画数が2画であるため、ひらがなである“め”に対応するストローク情報は、第1、2ストローク位置情報の2つのストローク位置情報から構成される。これら第1、2ストローク位置情報に対応するサブエリアは、タッチパネル101上の入力エリアA全体(図7(a)中、太枠線内)なので、ストローク位置情報の偏りが見られない。
そのため、文字認識処理部113は、(I)最初の4ストローク以内のストロークで、タッチパネル101上の入力エリアAに対するストローク位置情報の偏りを検出し、(II)検出したタッチパネル101上の入力エリアAに対するストローク位置情報の偏りから、現在入力中の文字の種類が漢字以外であると判定することができる。
図7(b)のストローク位置情報に示すように、入力文字がカタカナである“ホ”の場合には、その画数が4画であるため、カタカナである“ホ”に対応するストローク位置情報は、第1〜4ストローク位置情報の4つのストローク位置情報から構成される。これら第1〜4ストローク位置情報に対応するサブエリアは、タッチパネル101上の入力エリアA全体(図7(b)中、太枠線内)なので、ストローク位置情報の偏りが見られない。
そのため、文字認識処理部113は、(I)最初の4ストローク以内のストロークで、タッチパネル101上の入力エリアAに対するストローク位置情報の偏りを検出し、(II)検出したタッチパネル101上の入力エリアAに対するストローク位置情報の偏りから、現在入力中の文字の種類が漢字以外であると判定することができる。
図7(c)のストローク位置情報に示すように、入力文字が英字である“F”の場合には、その画数が3画であるため、英字である“F”に対応するストローク位置情報は、第1〜3ストローク位置情報の3つのストローク位置情報から構成される。これら第1〜3ストローク位置情報に対応するサブエリアは、タッチパネル101上の入力エリアAのうち、サブエリアA1〜A3(図7(c)中、太枠線内)なので、ストローク位置情報の偏りが見られない。
そのため、文字認識処理部113は、(I)最初の4ストローク以内のストロークで、タッチパネル101上の入力エリアAに対するストローク位置情報の偏りを検出し、(II)検出したタッチパネル101上の入力エリアAに対するストローク位置情報の偏りから、現在入力中の文字の種類が漢字以外であると判定することができる。
図7(d)のストローク位置情報に示すように、入力文字が数字である“7”の場合には、その画数が2画であるため、数字である“7”に対応するストローク位置情報は、第1〜3ストローク位置情報の3つのストローク位置情報から構成される。これら第1〜3ストローク位置情報に対応するサブエリアは、タッチパネル101上の入力エリアAのうち、サブエリアA1、A3、A4(図7(c)太枠線内)なので、ストローク位置情報の偏りが見られない。
上述のように、文字認識処理部113は、文字認識処理を行う前に、書き込み位置判定部109からストローク毎に入力された複数の情報、すなわち、(1)ストローク情報と、(2)ストローク数情報と、(3)ストローク位置情報とに基づき、現在入力中の文字の種類(漢字かそれ以外)を判定して、その判定結果をストローク数情報と共に、自動確定時間制御部111に出力する。さらに、文字認識処理部113は、5ストローク目以降のストローク位置情報が入力された場合には、現在入力中の文字が漢字であると判定し、その判定結果をストローク数情報と共に、自動確定時間制御部111に出力する。
自動確定時間制御部111は、文字認識処理部113の判定結果に基づき、自動確定時間を設定する。なお、設定された自動確定時間が経過した後に、文字認識処理部113によって文字認識処理を行われて、入力文字が確定される。
ここで、自動確定時間とは、ユーザがタッチパネル101を介して文字入力操作を行った後にタッチパネル101から手を離した時から、1文字分の入力操作を終えたと文字認識処理部113が判定するまでに経過した時間をいう。
現在入力中の文字が漢字以外であると文字認識処理部113によって判定された場合には、自動確定時間制御部111は、現在入力中の文字に対する自動確定時間を通常の自動確定時間T1に設定する。
一方、現在入力中の文字が漢字であると文字認識処理部113によって判定された場合には、自動確定時間制御部111は、現在入力中の文字に対する通常の自動確定時間を、通常の自動確定時間T1よりも長い自動確定時間T2に設定する。これは、入力中の文字が漢字である場合には、ユーザは、漢字入力中にストローク間でタッチパネル101から指を離している時間が漢字以外の文字と比較して長い場合が多いからである。
また、文字認識処理部113が文字認識処理を行って1文字分の入力操作が終了した場合には、自動確定時間制御部111は、現在入力中の文字に対する自動確定時間を通常の自動確定時間T1に設定する。
表示処理部115は、文字認識処理部113から出力された文字コードに基づき、表示部117へ文字コードに対応する文字を表示するための表示処理を行う。
表示部117は、表示処理部115により表示処理された文字を表示する。
次に、図8を参照して、手書き文字入力装置100の文字認識処理フローチャートを説明する。図8は手書き文字入力装置100の文字認識処理フローチャートである。
ステップST801で、タッチパネル101上の接触が検出される。そして、ステップST803へ遷移する。
ステップST803で、座標入力処理部103は、タッチパネル101の検出結果を座標情報に変換する。そして、ステップST805へ遷移する。
ステップST805で、ストローク処理部105は、座標入力処理部103から入力された座標情報に基づき、ストローク毎にストローク情報を生成する。そして、ステップST807へ遷移する。
ステップST807で、ストローク数判定部107は、ストローク情報に基づき、ストローク毎にストローク数を判定する。そして、ステップST809へ遷移する。
ステップST809で、書き込み位置判定部109は、ストローク情報、およびストローク数情報に基づき、書き込み位置を示すストローク位置情報をストローク毎に生成する。そして、ステップST811へ遷移する。
ステップST811で、文字認識処理部113は、(1)ストローク情報と、(2)ストローク数情報と、(3)ストローク位置情報とに基づき、現在入力中の文字の種類を判定する。そして、ステップST813へ遷移する。
ステップST813で、自動確定時間制御部111は、文字認識処理部113によって判定された現在入力中の文字の種類に基づき、自動確定時間を設定する。そして、ステップST815へ遷移する。
ステップST815で、文字認識処理部113は、ステップST813で設定された自動確定時間が経過した後に、文字認識処理を行う。そして、ステップST817へ遷移する。
ステップST817で、表示処理部115は、文字認識処理された文字を表示部117に表示するための表示処理を行う。そして、手書き文字入力装置100の文字認識処理フローが終了する。
上述のように、実施の形態1に係る手書き文字入力装置100は、(1)タッチパネル101上の入力エリアA全体から見た、所定のストローク数(例えば、4ストローク)以内のストローク位置情報の偏りの有無を判定し、ストローク位置情報の偏りが有る場合には入力文字が漢字であると判定し、ストローク位置情報の偏りが無い場合には入力文字は漢字以外であると判定する。更に、実施の形態1に係る手書き文字入力装置100は、(2)上記(1)の判定後、ストローク位置情報に、所定のストローク数より多いストローク数(例えば、5ストローク)のストローク位置情報が含まれる場合には入力文字が漢字であると判定する。
そのため、本実施の形態に係る手書き文字入力装置100は、所定のストローク以内で検出された手書き入力操作の傾向(本実施の形態では、ストローク位置情報の偏り)に基づき、所定のストローク以内で入力文字が漢字であるか否かを判定することで、入力文字の種類(本実施の形態では、漢字かそれ以外の文字)に応じて自動確定時間を動的に変化させることができる。
したがって、本実施の形態に係る手書き文字入力装置100は、少ないストローク数で漢字であるか否かを判定することができ、漢字であると判定した場合には、自動確定時間を遅く設定することで、ユーザが意図しない文字入力の確定動作を防ぐことができる。
なお、本実施の形態に係る手書き文字入力装置100は、所定のストローク以内で検出された手書き入力操作の傾向(本実施の形態では、ストローク位置情報の偏り)に基づき、手書き入力文字が漢字であるか否かを判定するので、その時点では手書き入力された漢字を特定する必要はない。
なお、本実施の形態に係る手書き文字入力装置100では、ストローク位置情報の偏りを示す指標として漢字の部首を例にとって説明しているが、これに限らない。漢字の部首以外でも漢字を分類する基準となる部分で、ストローク位置情報の偏りを検出しても良い。
なお、本実施の形態に係る手書き文字入力装置100では、漢字の部首として「偏(へん)」及び「冠(かんむり)」を例にとって説明したがこれに限らない。漢字の部首としては、「偏(へん)」及び「冠(かんむり)」以外にも、「旁(つくり)」、「冠(かんむり)」、「脚(あし)」、「構(かまえ)」、「垂(たれ)」、および「繞(ひょう)」などがある。
なお、本実施の形態に係る手書き文字入力装置100では、タッチパネル101上の入力エリアAは上下左右に均等に4等分されたサブエリアA1〜A4で構成されているものとして説明したが、これに限らない。タッチパネル101上の入力エリアAの分割方法や分割数は、漢字を分類する基準となる部分に対応するストローク位置情報の偏りを検出できれば良い。
なお、本実施の形態に係る手書き文字入力装置100では、文字認識処理部113は、ストローク位置情報をストローク毎に蓄積しているがこれに限らない。本実施の形態では、自動確定時間が最初の4ストローク以内で判定された文字の種類に応じて設定されるので、文字認識処理部113は、ストローク位置情報を上書きして保持しても良い。例えば、文字認識処理部113は、図3に示す第1ストローク位置情報に第2ストローク位置情報を上書きして、サブエリアの組み(A1,A2,A3,A4)に対して、ストローク位置情報(1,1,1,1)を保持しても良い。これにより文字認識処理部113は、内蔵するメモリの容量を節約することができる。
(実施の形態2)
図9および図10を参照して本発明の一実施の形態として、実施の形態1に係る手書き文字入力装置100を備える携帯端末1について説明する。
図9は、携帯電話機などに用いられる携帯端末1の斜視図である。携帯端末1は、矩形の板状の筐体10で構成される。
筐体10の外面には、表示部117が一体に設けられたタッチパネル101と、音声を出力するスピーカ33と、音声を集音するマイクロフォン34と、が設けられている。
タッチパネル101、スピーカ33、およびマイクロフォン34は、外部に露出されており、ユーザはタッチパネル101の画面を視認しながら、携帯端末1を用いて通話を行うことができる。
図10は、携帯端末1の概略構成を示すブロック図である。携帯端末1は、主制御部30、電源回路部31、タッチパネル制御部32、音声制御部35、通信制御部36、記憶部37、情報記録媒体38がバスによって相互に通信可能に接続されて構成されている。
電源回路部31は、電力供給源(バッテリ等)を備え、タッチパネル101上に表示された操作キーを介した入力に基づいて、携帯端末1の電源のON/OFF状態を切り替え、電源がON状態の場合に電力供給源から各部に対して電力を供給して、携帯端末1を動作可能にする。
タッチパネル制御部32は、タッチパネル101が物体の接触を検知すると、その接触があった位置座標を取得して主制御部30に伝送する。なお、本実施の形態では、タッチパネル制御部32に、手書き文字入力装置100の機能が含まれる。
また、タッチパネル制御部32は、タッチパネル101に接触していた物体が離れると、接触時に取得した位置座標を消去する。例えばユーザの指がタッチパネル101に接触したまま任意の方向へなぞると、タッチパネル制御部32は、なぞった始点と終点の接触位置座標を取得し主制御部30に伝送する。
また、タッチパネル制御部32は、主制御部30の制御に基づいて、データ等をタッチパネル101に表示する。
タッチパネル101での接触入力が行われた時、タッチパネル101にデータを表示する時、または通信が行われる時に、タッチパネル制御部32はタッチパネル101の照明を点灯させる。また、タッチパネル101からの入力が無く、通信も行われずに、所定時間を経過すると、タッチパネル制御部32はタッチパネル101の照明を消灯させ、タッチパネル101からの入力操作を無効にし、次に入力操作があるまで携帯端末1の機能をスリープさせる。
音声制御部35は、主制御部30の制御に基づいて、マイクロフォン34で集音された音声からアナログ音声信号を生成し、このアナログ音声信号をデジタル音声信号に変換する。また音声制御部35は、デジタル音声信号を取得すると、主制御部30の制御に基づいて、このデジタル音声信号をアナログ音声信号に変換し、スピーカ33から音声として出力する。
通信制御部36は、主制御部30の制御に基づいて、基地局からアンテナ36Aを介して受信した受信信号をスペクトラム逆拡散処理してデータを復元する。このデータは、主制御部30の指示により、音声制御部35に伝送されてスピーカ33から出力されたり、タッチパネル制御部32に伝送されてタッチパネル101に表示されたり、または記憶部37に記録されたりする。
また通信制御部36は、主制御部30の制御に基づいて、マイクロフォン34で集音された音声データや、タッチパネル101を介して入力されたデータや記憶部37に記憶されたデータを取得すると、これらのデータに対してスペクトラム拡散処理を行い、基地局に対してアンテナ36Aを介して送信する。
記憶部37は、主制御部30や通信制御部36などのワーク領域となるもので、その機能はRAM(Random Access Memory)などにより実現できる。
情報記録媒体38は、プログラムやデータなどを格納するものであり、その機能は、ハードディスク、或いはメモリ(ROM:Read Only Memory)などにより実現できる。情報記録媒体38は、本実施の形態の各部としてコンピュータを機能させるためのプログラム(各部の処理をコンピュータに実行させるためのプログラム)、複数のアプリケーション等が記憶される。
主制御部30は、CPU(Central Processing Unit)を具備する。主制御部30は、携帯端末1の総括的な制御を行うとともに、その他の様々な演算処理や制御処理などを行う。主制御部30の機能は各種プロセッサ(CPU、DSP等)、ASIC(ゲートアレイ等)などのハードウェアや、プログラムにより実現できる。主制御部30は、情報記録媒体38に格納されるプログラム(データ)に基づいて本実施の形態の種々の処理を行う。
主制御部30が、情報記録媒体38に格納されている任意のアプリケーションを起動した際、主制御部30は、タッチパネル101への接触によりタッチパネル制御部32から伝送される、アプリケーションに対応するよう変換し、所定の処理操作を行うようアプリケーションを動作させる。
上述のように、本実施の形態に係る携帯端末1は、実施の形態1に係る手書き文字入力装置100を備える。そのため、本実施の形態に係る携帯端末1は、実施の形態1に係る手書き文字入力装置100と同じ効果を得ることができる。すなわち、本実施の形態に係る携帯端末1は、少ないストローク数で漢字であるか否かを判定することができ、漢字であると判定した場合には、自動確定時間を遅く設定することで、ユーザが意図しない文字入力の確定動作を防ぐことができる。
以上説明したように、実施の形態1及び2によれば、入力中の文字が漢字であるか否かによって、自動確定時間を動的に変更し、ユーザが意図しない文字が自動確定されるのを防ぐことができる。なお、自動確定時間とは、ユーザがタッチパネル101を介して文字入力操作を行っている間に、タッチパネル101から手を離した時から、1文字分の入力操作を終えたと判定されるまでに経過した時間をいう。
本発明に係る手書き文字入力装置および携帯端末は、ユーザが意図しない文字が自動確定されることを防ぐといった効果を有し、携帯電話機等として有用である。
1 携帯端末
30 主制御部
31 電源回路部
32 タッチパネル制御部
33 スピーカ
34 マイクロフォン
35 音声制御部
36 通信制御部
36A アンテナ
37 記憶部
38 情報記録媒体
100 手書き文字入力装置
101 タッチパネル
103 座標入力処理部
105 ストローク処理部
107 ストローク数判定部
109 書き込み位置判定部
111 自動確定時間制御部
113 文字認識処理部
115 表示処理部
117 表示部
119 CPU
121 記憶部
123 外部記録媒体
125 通信回線

Claims (6)

  1. 接触を感知するタッチパネルと、
    前記タッチパネルで感知された接触に基づき、前記タッチパネルへの接触開始位置から前記タッチパネルへの接触終了位置までの一連の座標で構成されるストローク情報をストローク毎に生成する第1生成部と、
    前記ストローク情報に基づき、ストロークの数を判定する第1判定部と、
    前記タッチパネルの入力エリア全体に対して、前記ストローク情報が示す前記タッチパネル上の入力エリアの偏りを判定する第2判定部と、
    前記タッチパネル上のエリアの偏りに基づき、前記タッチパネル上で入力中の文字が漢字であるか否かを判定する第3判定部と、
    前記第3判定部が前記タッチパネル上で入力中の文字が漢字でないと判定した場合には、前記タッチパネルへの接触終了時から前記入力文字を自動的に確定するまでの自動確定時間を通常の自動確定時間に設定し、前記第3判定部が前記タッチパネル上で入力中の文字が漢字であると判定した場合には、当該自動確定時間を前記通常の自動確定時間よりも長い時間に設定する自動確定時間制御部と、
    前記ストローク情報に基づき、前記自動確定時間経過後に前記入力文字の文字認識処理を行う文字認識処理部と、
    前記文字認識処理後の入力文字を表示するための表示処理を行う表示処理部と、
    前記表示処理された入力文字を表示する表示部と、を備える手書き文字入力装置。
  2. 前記第2判定部は、
    前記第1判定部が判定したストロークの数が所定のストローク数以内である場合に、前記ストローク情報が示す前記タッチパネル上の入力エリアの偏りを判定する、請求項1に記載の手書き文字入力装置。
  3. 前記第2判定部は、
    前記第1判定部が判定したストロークの数が4ストローク以内である場合に、前記ストローク情報が示す前記タッチパネル上の入力エリアの偏りを判定する、請求項1又は2に記載の手書き文字入力装置。
  4. 前記タッチパネルは、
    その入力エリア全体が上下左右に4等分された4つのサブエリアで構成され、
    前記第2判定部は、
    前記ストローク情報が示す前記タッチパネル上の入力エリアが、1つ又は2つの前記サブエリアである場合には、前記ストローク情報が示す前記タッチパネル上の入力エリアに偏りがあると判定し、
    前記ストローク情報が示す前記タッチパネル上の入力エリアが、3つ又は4つの前記サブエリアである場合には、前記ストローク情報が示す前記タッチパネル上の入力エリアに偏りがないと判定する、請求項1〜3のいずれか1項に記載の手書き文字入力装置。
  5. 前記第3判定部は、
    前記タッチパネル上のエリアの偏り、及び前記第1判定部が判定したストロークの数に基づき、前記タッチパネル上で入力中の文字が漢字であるか否かを判定し、
    前記第1判定部が判定したストロークの数が4ストローク数以内である場合には、前記タッチパネル上で入力中の文字が漢字であるか否かを判定し、
    前記第1判定部が判定したストロークの数が5ストローク数以降である場合には、前記タッチパネル上で入力中の文字を漢字と判定する、請求項3又は4に記載の手書き文字入力装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の手書き文字入力装置を備える携帯端末。
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