JP5305130B2 - 燃料電池モジュール、及び燃料電池 - Google Patents

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Description

本発明の態様は、一般に、燃料電池モジュール、及び燃料電池に関する。
電解質を挟んで空気極と燃料極とが配置されている燃料電池セルを複数個備えた燃料電池モジュールや、その燃料電池モジュールを駆動可能なように構成した燃料電池としては、下記特許文献1に記載のものを一例として、様々な態様のものが提案されている。このような燃料電池では、燃料電池セルの空気極側に酸化剤ガスとしての空気を供給し、燃料極側に燃料ガスを供給して発電反応を起こさせるものである。その一例として、燃料電池セルを円筒状に形成して、その円筒状の内外に空気極と燃料極とを形成したものがある(例えば、下記特許文献1参照)。
特許第2965272号公報 特開2006−66387号公報
燃料電池セルが円筒形状を成すか否かを問わず、燃料電池セルの内外にそれぞれ酸化剤ガスと燃料ガスとを分けて供給して発電反応を起こさせる燃料電池の場合、発電反応に寄与しなかった残余の酸化剤ガス(以下、酸化剤オフガスともいう)と残余の燃料ガス(以下、燃料オフガスともいう)とが発生する。これら酸化剤オフガスや燃料オフガスは、燃料電池セルが発電反応を行っている領域に逆流することは好ましくない場合もあり、その場合は、発電反応を行っている領域と酸化剤オフガス及び燃料オフガスを回収する領域とを何らかのシール部材(例えば、セラミック繊維からなるシート等)で仕切ることが行われる。より具体的には、各燃料電池セルの側面とシール部材とを接触させて、発電反応を行っている領域と酸化剤オフガス及び燃料オフガスを回収する領域とを分離させている。
ところで、燃料電池セルは、いかなる態様のものであれ、酸化剤ガスや燃料ガスが流れる軸方向において、反りや歪みなどが発生することは避けられないものである。このような反りや歪みが、燃料電池セルとシール部材との接触状態に影響を与え、場合によっては隙間が生じることもある。また、燃料電池を運転した場合に、その負荷変動や起動停止等による熱サイクルによって、燃料電池セルの軸方向に沿った膨張や収縮が発生し、それによって燃料電池セルとシール部材とが擦り合う状態となってしまい、この擦り合う状態が燃料電池セルとシール部材との接触状態に影響を与え、場合によっては隙間が生じることもある。このように、燃料電池セルとシール部材との間に隙間が生じれば、酸化剤オフガスや燃料オフガスがこの隙間が生じた部分で部分的に拡散して燃焼してしまい、燃焼ガスが発電反応を行っている領域に逆流してガスクロスを起こしてしまうことも想定される。このようなガスクロスが発生すると、燃料電池セルを構成する燃料極の部分や集電部分が、酸化還元による熱膨張や熱収縮で劣化する恐れがある。また、発電反応を行う領域内部の温度偏在やガス偏流が拡大してしまい、燃料電池の発電性能がその内部においてばらついてしまうことも想定される。
そこで、本発明では、燃料電池セルの発電反応を行う領域と他の領域とを分離してなる燃料電池モジュールであって、ガスクロスの発生を極力低減することができ、発電性能を良好に保つことができる燃料電池モジュール、及びその燃料電池モジュールを備える燃料電池を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係る燃料電池モジュールは、燃料ガス及び酸化剤ガスの一方を含む第1ガスと他方を含む第2ガスとによって作動する燃料電池セルを容器内に複数配置し、当該複数配置された燃料電池セルの下端から上端に向けて、各燃料電池セルの内側は前記第1ガスを通し、各燃料電池セルの外側は前記第2ガスを通して発電反応を起こさせる燃料電池モジュールであって、前記容器を、前記燃料電池セルに発電反応を起こさせる発電室と、前記燃料電池セルにおいて発電反応に寄与しなかった残余の第1ガス及び残余の第2ガスが前記発電室から流入する排ガス室とに仕切る仕切部を備え、前記仕切部は、シール部分を含むシール部材と、前記シール部材を挟んで前記各燃料電池セルとは反対側に設けられる固定部材とを有しており、前記各燃料電池セルの上端面と前記シール部分とが面で密着するように、前記シール部分が圧縮されるものであって、前記シール部材が前記各燃料電池セルの上端面と前記固定部材とによって挟み込まれることで、前記シール部分が圧縮され、前記各燃料電池セルの上端面と面で密着しており、更に、前記各燃料電池セルの上端面に繋がる側面に沿って配置される側シール部材と、前記側シール部材を挟んで前記固定部材とは反対側に設けられ、前記各燃料電池セルとは絶縁された状態で配置される側固定部材とを備え、前記側シール部材は、前記固定部材と前記側固定部材とによって挟み込まれることで圧縮されることを特徴とする。
本発明によれば、燃料電池セルの発電反応を行う領域と他の領域とを分離してなる燃料電池モジュールであって、ガスクロスの発生を極力低減することができ、発電性能を良好に保つことができる燃料電池モジュールを提供することができる。
本発明を実施するための最良の形態を説明するのに先立って、本発明の作用効果について説明する。
本発明に係る燃料電池モジュールは、燃料ガス及び酸化剤ガスの一方を含む第1ガスと他方を含む第2ガスとによって作動する燃料電池セルを容器内に複数配置し、当該複数配置された燃料電池セルの下端から上端に向けて、各燃料電池セルの内側は前記第1ガスを通し、各燃料電池セルの外側は前記第2ガスを通して発電反応を起こさせる燃料電池モジュールであって、前記容器を、前記燃料電池セルに発電反応を起こさせる発電室と、前記燃料電池セルにおいて発電反応に寄与しなかった残余の第1ガス及び残余の第2ガスが前記発電室から流入する排ガス室とに仕切る仕切部を備え、前記仕切部はシール部分を有しており、前記各燃料電池セルの上端面と前記シール部分とが面で密着するように、前記シール部分が圧縮されてなることを特徴とする。
本発明によれば、発電室と排ガス室とを仕切る仕切部が有するシール部分が、各燃料電池セルの上端面に面状に密着するように圧縮されているので、燃料電池セルに反りや歪みが発生したとしても、シール部分が各燃料電池セルの上端面に追従し、仕切部と各燃料電池セルとの間に隙間が生じるのを防止できる。また、燃料電池を運転した場合であって、燃料電池セルの軸方向に沿った膨張や収縮が発生した場合であっても、シール部分が燃料電池セルの変形に追従するので隙間が生じることがない。より具体的には、シール部分が燃料電池セルの端面と面的に密着するように圧縮され、換言すれば押し付けられて密着されているので、その圧縮されたストロークの範囲内の収縮が起きたとしてもシール部分と燃料電池セル端面との密着は確保される。また、シール部分は圧縮されて燃料電池セルの端面と密着するような柔軟性を持っているので、燃料電池セルが膨張してもシール部分と燃料電池セル端面との密着は確保される。また、燃料電池セルは、その軸方向と直交する方向においては、軸方向におけるよりも膨張や収縮の変形量が少ない。本発明の場合、シール部分と燃料電池セルとが燃料電池セルの端面において密着していることから、燃料電池セルの変形量が少ない方向において接触していることになり、温度変化により各部の劣化を最小限に抑えることができる。その結果、燃料電池セルとシール部分との間に隙間が生じることを防止することができ、酸化剤オフガスと燃料オフガスとを良好に分離できる。従って、ガスクロスの発生を極力低減することができ、発電性能を良好に保つことができる。
また、本発明に係る燃料電池モジュールでは、前記仕切部が、前記シール部分を含むシール部材と、前記シール部材を挟んで前記各燃料電池セルとは反対側に設けられる固定部材とを有しており、前記シール部材が前記各燃料電池セルの上端面と前記固定部材とによって挟み込まれることで、前記シール部分が圧縮され、前記各燃料電池セルの上端面と面で密着することも好ましい。
この好ましい態様では、シール部分を含むシール部材が、燃料電池セルの上端面と固定部材とによって挟み込まれ、その結果として燃料電池セルの上端面と面で密着しているので、より確実に燃料電池セルとシール部分との密着性を確保することができる。
また、本発明に係る燃料電池モジュールでは、前記各燃料電池セルの上端面に繋がる側面に沿って配置される側シール部材と、前記側シール部材を挟んで前記固定部材とは反対側に設けられ、前記各燃料電池セルとは絶縁された状態で配置される側固定部材と、を備え、前記側シール部材は、前記固定部材と前記側固定部材とによって挟み込まれることで圧縮されることも好ましい。
この好ましい態様では、シール部材及び側シール部材は、固定部材と側固定部材とによって挟み込まれており、固定部材及び側固定部材とは燃料電池セルの軸方向に交わる平面に沿って接している。従って、燃料電池セルの変形量が少ない方向において接触していることになり、温度変化により各部の劣化を最小限に抑えることができる。また、側シール部材は、固定部材と側固定部材とによって挟み込まれることで圧縮されるので、燃料電池セルの側面に近接し、接触する。従って、側シール部材が配置された部分において、シール部材に向かうオフガスが低減され、シール部材の劣化を抑制できる。
また、本発明に係る燃料電池モジュールでは、前記固定部材は、金属又はセラミックスによって形成されていることも好ましい。また、本発明に係る燃料電池モジュールでは、前記側固定部材は、金属又はセラミックスによって形成されていることも好ましい。
この好ましい態様では、固定部材及び側固定部材の少なくとも一方を、金属又はセラミックスによって形成しているので、緻密な構成とすることができ、ガスクロスの発生をより効果的に抑制することができる。例えば、固定部材の上方で燃料オフガスと酸化剤オフガスとが拡散して燃焼し、体積膨張による燃焼圧の変動を生じたとしても、その燃焼部分がモジュールの容器と固定部材や側固定部材によって緻密に覆われており、オフガスが通過する排出口は発電室の内圧で部分的に加圧され、また排ガス室から排出される排出側の圧力は発電室より低い大気圧で構成されるので、燃焼ガスの発電室への逆流を効果的に抑制できる。
また、本発明に係る燃料電池モジュールでは、前記シール部材は、絶縁性材料によって形成されてなるセラミック繊維シートであることも好ましい。また、本発明に係る燃料電池モジュールでは、前記側シール部材は、絶縁性材料によって形成されてなるセラミック繊維シートであることも好ましい。
この好ましい態様では、シール部材及び側シール部材の少なくとも一方を、アルミナ、ムライト、マグネシアといったセラミック繊維シートで形成しているので、良好な弾性力を確保することができ、燃料電池セルとの密着を良好なものとすることができる。
また、本発明に係る燃料電池モジュールでは、前記燃料電池セルの上端面が絶縁性材料によって形成されており、前記シール部材は金属フェルトによって形成されていることも好ましい。
この好ましい態様では、燃料電池セルの上端面が、アルミナやマグネシアといった絶縁性材料で形成されているので、その上端面と接触するシール部材は弾性や強度に優れる金属フェルトを用いることができる。その結果、より良好な弾性力を確保することができ、燃料電池セルとの密着をより良好なものとすることができる。
また、本発明に係る燃料電池モジュールでは、前記固定部材から前記燃料電池モジュールの外側へと繋がる流路であって、前記残余の第1ガス及び前記残余の第2ガスの一方が通る流路を備え、前記流路の少なくとも一部が前記固定部材と一体的に形成されていることも好ましい。
この好ましい態様では、残余の第1ガス及び残余の第2ガスの一方を、流路を通してこの燃料電池モジュールの外側へと排出することができる。従って、残余の第1ガスと残余の第2ガスとを反応させずに排出することができる。
また、本発明に係る燃料電池モジュールを備える燃料電池では、上述したような作用効果を奏する燃料電池を提供することができる。
続いて、本発明の好適な実施形態について、図面を参照して説明する。なお、説明において、同一要素又は同一機能を有する要素には同一符号を用いることとし、重複する説明は省略する。
図1を参照しながら、本発明の第一実施形態である燃料電池モジュールに用いられる燃料電池セルFC1について説明する。図1は、燃料電池セルFC1の外形を説明するための斜視図である。
図1において、燃料電池セルFC1の軸方向(燃料電池セルFC1が延在する方向)をy方向とし、y方向に直交する燃料電池セルFC1の幅方向をx方向とし、y方向及びx方向の双方に直交する方向であって燃料電池セルFC1の厚み方向をz方向としている。
燃料電池セルFC1は、直方体状を成すように形成されている。燃料電池セルFC1は、xy平面を含む面であって図1においては天面として描かれている第一面101と、第一面101に対する裏面である第二面102と、第一面101と第二面102とを繋ぐ側面であってyz平面を含む面である第三面103及び第四面104と、第一面101と第二面102とを繋ぐ端面であってxz平面を含む面である第五面105(端面)及び第六面106と、によって直方体状を成すように形成されている。第五面105は、流路70が開口されている端面である開口端であって、流路70を流れるガスの出口として形成され、第六面106は、流路70が開口されている端面である開口端であって、流路70を流れるガスの入口として形成されている。
燃料電池セルFC1は、支持体20と、空気極(図示しない)と、電解質部40と、燃料極50と、インタコネクタ部60と、流路70とを備えている。
支持体20は、空気極(図示しない)、電解質部40、燃料極50、及びインタコネクタ部60を支持するための支持体であって、その内部には流路70が形成されている。支持体20は、導電性の材料によって形成されており、例えばインタコネクタを形成する場合に用いられるLaCrOにSrやCa等をドープしたものにより形成されている。
支持体20には、燃料電池セルFC1の軸方向(燃料電池セルFC1が延在する方向)であるy方向に沿って流路70が形成されている。本実施形態の場合、流路70はy方向と直交するx方向に2つ連なって形成されている。各流路70は、第1ガスである空気(酸化剤ガス)が第六面106から流入し、流入した空気が第五面105から流出するように形成されている。
このように、流路70は、支持体20内に軸方向であるy方向に沿った空洞を形成することで形成されている。支持体20内にy方向に沿った空洞を形成するにあたっては、一体的にプレス成型等で形成してもよく、支持体20を二分割してそれぞれに半円形上の空洞用溝を形成してもよい。
空気極(図示しない)は、支持体20の第二面102、第三面103、及び第四面104にかけて繋がるように層状に形成されている。空気極は、ペロブスカイト型酸化物からなる空気極材料によって形成されている。そのような空気極材料としては、例えばLaCoO、LaMnO、LaFeO等であって、SrやCa等をLaサイトにドープしたもの、あるいはドープしないもの、又はそれらの複合材等が用いられる。
電解質部40は、支持体20の第二面102、第三面103、第四面104、第六面106を覆うように層状に形成されている。支持体20の第一面101においては、インタコネクタ部60が形成されていない部分を覆うように層状に形成されている。電解質部40は、例えば、Y、Sc等の希土類元素から選ばれる少なくとも一種をドープしたジルコニア、希土類元素から選ばれる少なくとも一種をドープしたセリア、Sr、Mgから選ばれる少なくとも一種をドープしたランタンガレート、の少なくとも一種から形成される。
燃料極50は、支持体20の第二面102、第三面103、及び第四面104にかけてがるように層状に形成されている。燃料極50は、多孔質のニッケルとYSZのサーメットにより形成されている。
インタコネクタ部60は、支持体20の第一面101の一部を覆うように層状に形成されている。インタコネクタ部60は、LaCrOにSrやCa等をドープしたものにより形成されている。
尚、図1に示す例では、流路70が第六面106から第五面105へと貫通する構造としているが、流路70の形成態様はこれに限られない。例えば、折り返し流路として、第五面105から入った流路が、第六面106近傍で折り返し、再び第五面105から出るような構成としてもよい。
続いて、図2を参照しながら、第一実施形態の燃料電池モジュールFCM1について説明する。図2は、燃料電池モジュールFCM1において、燃料電池セルFC1の上端面近傍を示す側面図である。尚、図2においては記載を省略しているが、燃料電池モジュールFCM1には、燃料電池セルFC1を納めるモジュール容器や、燃料電池セルFC1から電気を集めるための集電部材や、燃料ガスや酸化剤ガスの供給装置としてのヘッダやガスタンク等が設けられている。また、そのような燃料電池モジュールFCM1を用いて、制御装置や空気供給装置やガス供給装置、並びに電力取り出し装置等を装着し、燃料電池システムを構成することができることも、詳細に説明するまでもなく当然のことである。
図2に示すように、各燃料電池セルFC1の上端面である第五面105には、それぞれの第五面105を繋ぐようにシール部材P1(本発明のシール部材、シール部分、仕切部に相当する)が戴置され、更にシール部材P1には固定部材P2(本発明の固定部材、仕切部に相当する)が戴置されている。シール部材P1及び固定部材P2は、図示しないモジュール容器の内壁面に沿うような形状として構成されている。従って、シール部材P1及び固定部材P2は、モジュール容器を発電室と排ガス室とに仕切る仕切部として機能している。
シール部材P1は、アルミナ、ムライト、マグネシアといったセラミック繊維からなるシートで形成されている。シール部材P1は、固定部材P2と各燃料電池セルFC1の上端面である第五面105との間に挟みこまれて圧縮されることで、各燃料電池セルFC1の上端面である第五面105と面で密着している。
固定部材P2は、金属板又はセラミックス板からなる緻密な板状部材として形成されている。固定部材P2は、シール部材P1の上に戴置されることで、シール部材P1を各燃料電池セルFC1の上端面との間で挟み込んでいる。
シール部材P1には、第1ガスである酸化剤ガスとしての空気を通すための内側ガス排出流路H12と、第2ガスである燃料ガスを通すための外側ガス排出流路H11とが形成されている。内側ガス排出流路H12と外側ガス排出流路H11は、厚み方向においてシール部材P1を貫通するように形成されていて、燃料電池セルFC1のガスの流れ方向に沿うように形成されている。
固定部材P2には、第1ガスである酸化剤ガスとしての空気を通すための内側ガス排出流路H22と、第2ガスである燃料ガスを通すための外側ガス排出流路H21とが形成されている。内側ガス排出流路H22と外側ガス排出流路H21は、厚み方向において固定部材P2を貫通するように形成されていて、燃料電池セルFC1のガスの流れ方向に沿うように形成されている。
シール部材P1及び固定部材P2に形成されている流路の状態を説明するために、図2のA−A断面を図3に、B−B断面を図4に、C−C断面を図5に、それぞれ示す。図に示すように、シール部材P1に形成されている内側ガス排出流路H12は、各燃料電池セルFC1の流路70に対応した位置に形成されている。また、固定部材P2に形成されている内側ガス排出流路H22は、各燃料電池セルFC1の流路70及びシール部材P1の内側ガス排出流路H12に対応した位置に形成されている。従って、各燃料電池セルFC1の流路70を流れる空気は、シール部材P1及び固定部材P2を貫通する。
シール部材P1に形成されている外側ガス排出流路H11は、各燃料電池セルFC1の間であって、各燃料電池セルFC1と干渉しないように形成されている。また、固定部材P2に形成されている外側ガス排出流路H21は、シール部材P1の外側ガス排出流路H11と対応した位置に形成されている。従って、各燃料電池セルFC1の外側を流れる燃料ガスは、シール部材P1及び固定部材P2を貫通する。このようにしてシール部材P1及び固定部材P2を貫通した空気及び燃料ガスは、燃料電池モジュールFCM1の外側へと排出される。
図6を参照しながら、本発明の第二実施形態である燃料電池モジュールFCM2ついて説明する。尚、第二実施形態において用いられる燃料電池セルFC1については、既に説明してあるのでその記載を省略する。図6は、燃料電池モジュールFCM2において、燃料電池セルFC1の上端面近傍を示す側面図である。
燃料電池モジュールFCM2においては、燃料電池セルFC1にシール部材P1が戴置され、そのシール部材P1に固定部材P2が戴置されている。これらシール部材P1及び固定部材P2の構成は既に説明したものと同様である。従って、図6におけるA−A断面は図3に示したものと同様であり、B−B断面は図4に示したものと同様であり、C−C断面は図5に示したものと同様である。
燃料電池モジュールFCM2の特徴的な部分は、側シール部材P3と、側固定部材P4とを設けたところである。側シール部材P3を構成する材料はシール部材P1と同様であり、側固定部材P4を構成する材料は固定部材P2と同様である。
側シール部材P3は、各燃料電池セルFC1の上端面である第五面105に繋がる側面である第一面101、第二面102(図6においては明示しない)、第三面103、第四面104に沿って配置されている。側シール部材P3は、各燃料電池セルFC1の上端面である第五面105の近傍の各側面を覆うように配置されている。
側固定部材P4は、各燃料電池セルFC1の上端面である第五面105から、側シール部材P3の厚みよりも第五面105からの距離が短くなるような距離を保って配置されている。側固定部材P4は、各燃料電池セルFC1と干渉しないように配置されている。従って、側固定部材P4と各燃料電池セルFC1との間には隙間G1が形成されている。
上述したように、シール部材P1には、第1ガスである酸化剤ガスとしての空気を通すための内側ガス排出流路H12と、第2ガスである燃料ガスを通すための外側ガス排出流路H11とが形成されている。内側ガス排出流路H12と外側ガス排出流路H11は、厚み方向においてシール部材P1を貫通するように形成されていて、燃料電池セルFC1のガスの流れ方向に沿うように形成されている。
一方、側シール部材P3には、第2ガスである燃料ガスを通すための外側ガス排出流路H31が形成されている。また、側シール部材P3には、燃料電池セルFC1に対応した形状の貫通穴H32が形成されている。外側ガス排出流路H31と貫通穴H32は、厚み方向において側シール部材P3を貫通するように形成されている。
上述したように、固定部材P2には、第1ガスである酸化剤ガスとしての空気を通すための内側ガス排出流路H22と、第2ガスである燃料ガスを通すための外側ガス排出流路H21とが形成されている。内側ガス排出流路H22と外側ガス排出流路H21は、厚み方向において固定部材P2を貫通するように形成されていて、燃料電池セルFC1のガスの流れ方向に沿うように形成されている。
一方、側固定部材P4には、第2ガスである燃料ガスを通すための外側ガス排出流路H41が形成されている。また、側固定部材P4には、燃料電池セルFC1に対応した形状の貫通穴H42が形成されている。外側ガス排出流路H41と貫通穴H42は、厚み方向において側固定部材P4を貫通するように形成されている。
側シール部材P3及び側固定部材P4に形成されている流路や貫通穴の状態を説明するために、図6のD−D断面を図7に、E−E断面を図8に、それぞれ示す。図に示すように、側シール部材P3に形成されている貫通穴H32は、各燃料電池セルFC1に対応した位置に形成されている。また、側固定部材P4に形成されている貫通穴H42は、各燃料電池セルFC1に対応した位置に形成されている。従って、各燃料電池セルFC1は、側シール部材P3及び側固定部材P4を貫通し、各燃料電池セルFC1の流路70を流れる空気は、側シール部材P3及び側固定部材P4を貫通する。
側シール部材P3に形成されている外側ガス排出流路H31は、各燃料電池セルFC1の間であって、各燃料電池セルFC1と干渉しないように形成されている。また、側固定部材P4に形成されている外側ガス排出流路H41は、側シール部材P3の外側ガス排出流路H41と対応した位置に形成されている。従って、各燃料電池セルFC1の外側を流れる燃料ガスは、側シール部材P3及び側固定部材P4を貫通する。更に、側シール部材P3の外側ガス排出流路H31及び側固定部材P4の外側ガス排出流路H41は、シール部材P1の外側ガス排出流路H11及び固定部材P2の外側ガス排出流路H21と対応した位置に形成されている。従って、側シール部材P3及び側固定部材P4を貫通した燃料ガスは、シール部材P1及び固定部材P2を貫通する。
上述した構成によれば、各燃料電池セルFC1を配置し、それら燃料電池セルFC1と干渉しないように側固定部材P4が配置される。その側固定部材P4の上に側シール部材P3が配置され、更にその上にシール部材P1が配置される。シール部材P1の上には固定部材P2が戴置され、側固定部材P4に向けてシール部材P1及び側シール部材P3を圧縮する。側シール部材P3は圧縮されることで、燃料電池セルFC1の側面(第一面101、第二面102、第三面103、第四面104)に近接し、当接する。従って、燃料電池セルFC1の外側を流れる燃料ガスは、側固定部材P4との間の隙間G1は通過するものの、側シール部材P3によって更に上昇することが妨げられる。
尚、上述した側固定部材P4は、各燃料電池セルFC1に対応させて、貫通穴42が形成されていたが、貫通穴の形成態様はこれに限られない。例えば、図9に示すように、3つの燃料電池セルFC1を一つの貫通穴42aで対応させてもよい。
続いて、本発明の第三実施形態について説明する。まず、図10を参照しながら、本発明の第三実施形態である燃料電池モジュールに用いられる燃料電池セルFC2について説明する。図10は、燃料電池セルFC2の構造を説明するための断面図である。
燃料電池セルFC2は、有底円筒状を成すように形成されている。燃料電池セルFC2は、有底円筒状の空気極支持体2と、空気極支持体2の外表面に形成される電解質部4と、電解質部4の一部分の表面に形成される燃料極5とを備えている。空気極支持体2の内側は流路7として形成され、その流路7内に空気導入管8が挿入されている。また、図には明示しないが、インタコネクタも形成されている。この燃料電池FC2では、空気導入管8から空気を流路7内に導入し、折り返して上昇する空気を燃料電池セルFC2の上端面501側より排出するものである。尚、空気極支持体2、電解質部4、燃料極5、インタコネクタ(図示しない)を構成する材料は上述したものと同等であるので、その説明を省略する。
続いて、図11を参照しながら、第三実施形態の燃料電池モジュールFCM3について説明する。図11は、燃料電池モジュールFCM3において、燃料電池セルFC2の上端面近傍を示す側面図である。尚、図11においては記載を省略しているが、燃料電池モジュールFCM3には、燃料電池セルFC2を納めるモジュール容器や、燃料電池セルFC2から電気を集めるための集電部材や、燃料ガスや酸化剤ガスの供給装置としてのヘッダやガスタンク等が設けられている。また、そのような燃料電池モジュールFCM3を用いて、制御装置や空気供給装置やガス供給装置、並びに電力取り出し装置等を装着し、燃料電池システムを構成することができることも、詳細に説明するまでもなく当然のことである。
図11に示すように、各燃料電池セルFC1の上端面501には、それぞれの上端面501を繋ぐようにシール部材P5(本発明のシール部材、シール部分、仕切部に相当する)が戴置され、更にシール部材P5には固定部材P6(本発明の固定部材、仕切部に相当する)が戴置されている。シール部材P5及び固定部材P6は、図示しないモジュール容器の内壁面に沿うような形状として構成されている。
シール部材P5は、アルミナ、ムライト、マグネシアといったセラミック繊維からなるシートで形成されている。シール部材P5は、固定部材P6と各燃料電池セルFC2の上端面501との間に挟みこまれて圧縮されることで、各燃料電池セルFC2の上端面501と面で密着している。
固定部材P6は、金属板又はセラミックス板からなる緻密な板状部材として形成されている。固定部材P6は、シール部材P5の上に戴置されることで、シール部材P5を各燃料電池セルFC2の上端面501との間で挟み込んでいる。
シール部材P5には、第1ガスである酸化剤ガスとしての空気を通すための内側ガス排出流路H52と、第2ガスである燃料ガスを通すための外側ガス排出流路H51とが形成されている。内側ガス排出流路H52と外側ガス排出流路H51は、厚み方向においてシール部材P5を貫通するように形成されていて、燃料電池セルFC2のガスの流れ方向に沿うように形成されている。
固定部材P6には、第1ガスである酸化剤ガスとしての空気を通すための内側ガス排出流路H56と、第2ガスである燃料ガスを通すための外側ガス排出流路H61とが形成されている。内側ガス排出流路H62と外側ガス排出流路H61は、厚み方向において固定部材P6を貫通するように形成されていて、燃料電池セルFC2のガスの流れ方向に沿うように形成されている。
燃料電池モジュールFCM3では更に、側シール部材P7と、側固定部材P8とが設けられている。側シール部材P7を構成する材料はシール部材P5と同様であり、側固定部材P8を構成する材料は固定部材P6と同様である。
側シール部材P7は、各燃料電池セルFC2の上端面501に繋がる側面502に沿って配置されている。側シール部材P7は、各燃料電池セルFC2の上端面501の近傍の側面502を覆うように配置されている。
側固定部材P8は、各燃料電池セルFC2の上端面501から、側シール部材P7の厚みよりも上端面501からの距離が短くなるような距離を保って配置されている。側固定部材P8は、各燃料電池セルFC2と干渉しないように配置されている。従って、側固定部材P8と各燃料電池セルFC2との間には隙間G2が形成されている。
上述したように、シール部材P5には、第1ガスである酸化剤ガスとしての空気を通すための内側ガス排出流路H52と、第2ガスである燃料ガスを通すための外側ガス排出流路H51とが形成されている。内側ガス排出流路H52と外側ガス排出流路H51は、厚み方向においてシール部材P5を貫通するように形成されていて、燃料電池セルFC2のガスの流れ方向に沿うように形成されている。
一方、側シール部材P7には、第2ガスである燃料ガスを通すための外側ガス排出流路H71が形成されている。また、側シール部材P7には、燃料電池セルFC2に対応した形状の貫通穴H72が形成されている。外側ガス排出流路H71と貫通穴H72は、厚み方向において側シール部材P7を貫通するように形成されている。
上述したように、固定部材P6には、第1ガスである酸化剤ガスとしての空気を通すための内側ガス排出流路H62と、第2ガスである燃料ガスを通すための外側ガス排出流路H61とが形成されている。内側ガス排出流路H62と外側ガス排出流路H61は、厚み方向において固定部材P6を貫通するように形成されていて、燃料電池セルFC2のガスの流れ方向に沿うように形成されている。
一方、側固定部材P8には、第2ガスである燃料ガスを通すための外側ガス排出流路H81が形成されている。また、側固定部材P8には、燃料電池セルFC2に対応した形状の貫通穴H82が形成されている。外側ガス排出流路H81と貫通穴H82は、厚み方向において側固定部材P8を貫通するように形成されている。
側シール部材P7及び側固定部材P8に形成されている流路や貫通穴の状態を説明するために、図11のF−F断面を図12に、H−H断面を図13に、I−I断面を図14に、J−J断面を図15に、それぞれ示す。尚、図11のG−G断面は、図13に示すH−H断面と、流路や貫通穴の配置態様が同様であるので、その記載を省略する。図に示すように、側シール部材P7に形成されている貫通穴H72は、各燃料電池セルFC2に対応した位置に形成されている。また、側固定部材P8に形成されている貫通穴H82は、各燃料電池セルFC2に対応した位置に形成されている。従って、各燃料電池セルFC2は、側シール部材P7及び側固定部材P8を貫通し、各燃料電池セルFC2の流路7を流れる空気は、側シール部材P7及び側固定部材P8を貫通する。
側シール部材P7に形成されている外側ガス排出流路H71は、各燃料電池セルFC2の間であって、各燃料電池セルFC2と干渉しないように形成されている。また、側固定部材P8に形成されている外側ガス排出流路H81は、側シール部材P7の外側ガス排出流路H71と対応した位置に形成されている。従って、各燃料電池セルFC2の外側を流れる燃料ガスは、側シール部材P7及び側固定部材P8を貫通する。更に、側シール部材P7の外側ガス排出流路H71及び側固定部材P8の外側ガス排出流路H81は、シール部材P5の外側ガス排出流路H51及び固定部材P6の外側ガス排出流路H61と対応した位置に形成されている。従って、側シール部材P7及び側固定部材P8を貫通した燃料ガスは、シール部材P5及び固定部材P6を貫通する。
また、この燃料電池モジュールFCM3の場合、シール部材P5に形成されている内側ガス排出流路52と、固定部材P6に形成されている内側ガス流出流路62は、空気導入管8を出し入れすることが可能であって、空気導入管8との間から燃料電池セルFC2内に導入された空気を排出することが可能なように形成されている。
上述した構成によれば、各燃料電池セルFC2を配置し、それら燃料電池セルFC2と干渉しないように側固定部材P8が配置される。その側固定部材P8の上に側シール部材P7が配置され、更にその上にシール部材P5が配置される。シール部材P5の上には固定部材P6が戴置され、側固定部材P8に向けてシール部材P5及び側シール部材P7を圧縮する。側シール部材P7は圧縮されることで、燃料電池セルFC2の側面502に近接し、当接する。従って、燃料電池セルFC2の外側を流れる燃料ガスは、側固定部材P8との間の隙間G2は通過するものの、側シール部材P7によって更に上昇することが妨げられる。
上述した燃料電池モジュールFCM1,FCM2,FCM3では、燃料電池セルFC1,FC2において発電反応に寄与しなかった残余の酸化剤ガス及び燃料ガスを良好に分離して、発電室側から取り出すことができることから、それら酸化剤ガス及び燃料ガスをそのまま分離した状態で燃料電池モジュールFCM1,FCM2,FCM3の外側に排出することが好ましい。
この場合、各オフガスに対応した排出ガス室を設けることが好ましい。このような排出ガス室を設ける例を図16に示す。図16は、図6に示した燃料電池モジュールFCM2の固定部材P2に、外側ガス排出室R1と、内側ガス排出室R2とを設けた例を示している。
図16に示すように、固定部材P2の、第1ガスである酸化剤ガスとしての空気を通すための内側ガス排出流路H22に対応した位置に内側ガス排出室R2が設けられている。また、第2ガスである燃料ガスを通すための外側ガス排出流路H21に対応した位置には、外側ガス排出室R1が設けられている。内側ガス排出室R2及び外側ガス排出室R1は、固定部材P2と一体的に設けられている。
内側ガス排出室R2には、排出管602が接続されている。排出管602は、燃料電池モジュールFCM2の外側へと導出されている。従って、内側ガス排出室R2及び排出管602は、固定部材P2から燃料電池モジュールFCM2の外側へと繋がる流路を形成している。
外側ガス排出室R1には、排出管601が接続されている。排出管601は、燃料電池モジュールFCM2の外側へと導出されている。従って、外側ガス排出室R1及び排出管601は、固定部材P2から燃料電池モジュールFCM2の外側へと繋がる流路を形成している。
第一実施形態に係る燃料電池セルを示す斜視図である。 第一実施形態に係る燃料電池モジュールを示す断面図である。 図2のA−A断面を示す断面図である。 図2のB−B断面を示す断面図である。 図2のC−C断面を示す断面図である。 第二実施形態に係る燃料電池モジュールを示す断面図である。 図6のD−D断面を示す断面図である。 図6のE−E断面を示す断面図である。 図8の変形例を示す図である。 第三実施形態に係る燃料電池セルを示す断面図である。 第三実施形態に係る燃料電池モジュールを示す断面図である。 図10のF−F断面を示す断面図である。 図10のG−G断面を示す断面図である。 図10のI−I断面を示す断面図である。 図10のJ−J断面を示す断面図である。 図10に示す燃料電池モジュールの変形例を示す図である。
符号の説明
2:空気極支持体
4:電解質部
5:燃料極
7:流路
8:空気導入管
20:支持体
40:電解質部
42:貫通穴
42a:貫通穴
50:燃料極
52:内側ガス排出流路
60:インタコネクタ部
62:内側ガス流出流路
70:流路
101:第一面
102:第二面
103:第三面
104:第四面
105:第五面
106:第六面
501:上端面
502:側面
601:排出管
602:排出管
FC1,FC2:燃料電池セル
FCM1,FCM2,FCM3:燃料電池モジュール
G1:隙間
G2:隙間
H11:外側ガス排出流路
H12:内側ガス排出流路
H21:外側ガス排出流路
H22:内側ガス排出流路
H31:外側ガス排出流路
H32:貫通穴
H41:外側ガス排出流路
H42:貫通穴
H51:外側ガス排出流路
H52:内側ガス排出流路
H56:内側ガス排出流路
H61:外側ガス排出流路
H62:内側ガス排出流路
H71:外側ガス排出流路
H72:貫通穴
H81:外側ガス排出流路
H82:貫通穴
P1:シール部材
P2:固定部材
P3:側シール部材
P4:側固定部材
P5:シール部材
P6:固定部材
P7:側シール部材
P8:側固定部材
R1:外側ガス排出室
R2:内側ガス排出室

Claims (7)

  1. 燃料ガス及び酸化剤ガスの一方を含む第1ガスと他方を含む第2ガスとによって作動する燃料電池セルを容器内に複数配置し、当該複数配置された燃料電池セルの下端から上端に向けて、各燃料電池セルの内側は前記第1ガスを通し、各燃料電池セルの外側は前記第2ガスを通して発電反応を起こさせる燃料電池モジュールであって、
    前記容器を、前記燃料電池セルに発電反応を起こさせる発電室と、前記燃料電池セルにおいて発電反応に寄与しなかった残余の第1ガス及び残余の第2ガスが前記発電室から流入する排ガス室とに仕切る仕切部とを備え、
    前記仕切部は、シール部分を含むシール部材と、前記シール部材を挟んで前記各燃料電池セルとは反対側に設けられる固定部材とを有しており、
    前記各燃料電池セルの上端面と前記シール部分とが面で密着するように、前記シール部分が圧縮されるものであって、
    前記シール部材が前記各燃料電池セルの上端面と前記固定部材とによって挟み込まれることで、前記シール部分が圧縮され、前記各燃料電池セルの上端面と面で密着しており、
    更に、前記各燃料電池セルの上端面に繋がる側面に沿って配置される側シール部材と、前記側シール部材を挟んで前記固定部材とは反対側に設けられ、前記各燃料電池セルとは絶縁された状態で配置される側固定部材とを備え、
    前記側シール部材は、前記固定部材と前記側固定部材とによって挟み込まれることで圧縮されることを特徴とする燃料電池モジュール。
  2. 前記側固定部材は、金属又はセラミックスによって形成されていることを特徴とする請求項に記載の燃料電池モジュール。
  3. 前記シール部材は、絶縁性材料によって形成されてなるセラミック繊維シートであることを特徴とする請求項に記載の燃料電池モジュール。
  4. 前記側シール部材は、絶縁性材料によって形成されてなるセラミック繊維シートであることを特徴とする請求項に記載の燃料電池モジュール。
  5. 前記燃料電池セルの上端面が絶縁性材料によって形成されており、前記シール部材は金属フェルトによって形成されていることを特徴とする請求項に記載の燃料電池モジュール。
  6. 前記固定部材から前記燃料電池モジュールの外側へと繋がる流路であって、前記残余の第1ガス及び前記残余の第2ガスの一方が通る流路を備え、
    前記流路の少なくとも一部が前記固定部材と一体的に形成されていることを特徴とする請求項に記載の燃料電池モジュール。
  7. 請求項1〜のいずれか1項に記載の燃料電池モジュールを備える燃料電池。
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