JP5302506B2 - 放射線硬質フォトダイオード設計を持つx線検出器 - Google Patents

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Description

本発明は、一般的に云えば、撮像システム及び撮像システム検出器の分野に関するものである。より具体的には、本発明は、新規なフォトダイオード装置を含むX線用途に使用するためのディジタル検出器に関するものである。
ディジタルX線撮像システムは様々な技術分野において次第に重要になっている。このような撮像システムは、透視型X線、X線トモシンセシス、コンピュータ断層撮影システムなどのためのように医学的用途に現在使用されている。ディジタルX線システムはまた現在では部品及び小包検査のため並びに他のこのような非医学的用途のために使用されている。一般に、ディジタルX線撮像システムは、関心のある被検体又は物体を横切った後に検出器アレイに衝突する線源からのX線放射の流れに依存する。X線放射は検出器内のシンチレータに入射し、該シンチレータからの光子によってフォトダイオード内の電荷を減少させる。この電荷の減少は測定されて、フォトダイオードの複数の位置における個別の画素(ピクセル)についての情報を生じさせることができ、それらの情報は画像の再構成のために分析することができる。
ディジタルX線システムに現在使用されている種類の、アモルファス・シリコンをベースとしたフラットパネルX線検出器は、優れた性能を有しているが、時間につれて劣化する。このような劣化の1つの機構は、アモルファス・シリコンのフォトダイオードがX線照射線量の関数として漏洩を生じ易くなることに関係する。この漏洩は多分にフォトダイオードの面積、フォトダイオードの外周の長さ、又はこれらの組合せに比例する。
フラットパネル検出器が医学的用途に使用される場合、照射線量が典型的には患者及び医療スタッフの両者の被爆限界に基づいて規定される。しかしながら、工業部品検査用のような他の実施形態では、よりずっと大きいX線照射線量が使用されることがある。このような大きい照射線量は、漏洩をかなり増大させることによって従来のディジタルX線検出器の寿命をかなり短くする傾向がある。期間がより長くなるが、同様な劣化が医学的用途でも生じる。漏洩が増大するにつれて、漏洩に対処するように暗い画像のオフセット値を変更することができるが、この結果、最終的には個々のピクセルのダイナミックレンジが減少する。すなわち、暗い画像の電荷と最大露出時の電荷との間の電荷量が少なくなり、その結果、最終的には短縮された有効寿命の終わりにおいて検出器が廃棄される。
米国特許第6838674号明細書 米国特許出願公開第2002/0014592号明細書
従って、露出に起因したフォトダイオードの劣化に伴う問題を防止することができるようにディジタルX線検出器を改善する必要がある。漏洩とこのような漏洩の結果生じる検出器ピクセル及びそれらの性能の劣化を減少させ又は制限しながら、従来のX線設定で動作できるようなフォトダイオードの設計が特に必要である。
本発明は上記のような必要性に応じて設計されるフォトダイオード及び検出器についての新規な設計を提供する。フォトダイオードは、X線放射を受けるシンチレータなどから光子を受け取り、このような受け取った光子に基づいて信号を発生するように構成されている。アモルファス・シリコン・フォトダイオードが検出器の各ピクセル位置に設けられ、同様な他のフォトダイオードと共にアレイ(配列体)を形成する。アモルファス・シリコン・フォトダイオードは反射体/コンタクトによって囲まれており、反射体/コンタクトは、該反射体/コンタクトに衝突する光子をフォトダイオードの検知領域の方へ向け直すように作用する。フォトダイオードはまた、ピクセル位置での電荷蓄積のための付加的な容量を形成する素子を含む。この付加的な容量は、反射体/コンタクト自体と、誘電体及び不動態化層によって隔てられた金属コンタクト層とによって構成することができる。
本発明のこれらの及び他の特徴、側面並びに利点は添付の図面を参照して以下の詳しい説明を読むことによって一層良く理解されよう。図面においては、図面全体にわたって、同様な部品を同じ参照符号で表している。
次に図面を参照して説明すると、先ず図1にはX線撮像システム10の概要を例示している。この撮像システムは透視型X線システムとして設計されているが、他のシステムを用いることができる。例えば、本発明は、透視型X線システム、トモシンセシス・システム、コンピュータ断層撮影システム等の検出器に使用することができる。
図1に示している模範的なシステムでは、被検体12がX線源14と検出器16との間に位置決めされる。被検体は、医学的用途における人又は動物の被検体、工業用用途における部品など、小包、及び更に別の環境におけるものなどのような、放射線への露出によって検査すべき任意の人又は物体であってよい。線源14は可動であっても静止したものであってもよい。更に、従来のX線管、及び他の形式のX線放出装置を含む様々なX線源を用いることができる。X線源14は図1に扇形ビームとして示すX線ビーム18を放出する。様々なビーム形状が当該技術分野で知られており、それらは本発明で用いることができる。
検出器16は一般に知られていて現在使用されている形式のディジタル検出器であるが、以下に説明するように改善されたピクセル構造を持つ。検出器16は、個別の画素すなわちピクセル22のアレイに細分割された表面20を持つ。当業者に理解されるように、各々のピクセル位置22において、ピクセル区域はフォトダイオード及び電界効果トランジスタ(FET)を含む。本発明によるこれらの構成要素は後でより詳しく説明する。しかしながら、本質的に、検出器に入射するX線放射は検出器のシンチレータ層(後で説明する)に接触し、その結果、各フォトダイオードに入射するより低いエネルギの光子を生じる。フォトダイオードにおける電荷が光子によって減少し、そこでフォトダイオードは、それぞれのFETを作動してそのFETの導電状態を変更することによって再充電することができる。このようにして、電荷の減少を各フォトダイオード(ピクセル)位置で読み出すことができ、その情報を使用して、各ピクセル位置における相対的な放射線の量に基づいた画像を再構成することができる。
図1に示すシステムは更に、線源14の動作を指令する線源制御回路24を含む。データ取得回路26が検出器16の作動、読出し及びその他の機能を制御する。線源制御回路24及びデータ取得回路26はシステム制御回路28の全体的な制御の下で機能する。システム制御回路は典型的には、実施すべき様々な撮像ルーチンを作動し、較正を行い、他の機能を提供する。検出器16からの取得データに基づいてユーザの観察可能な画像を再構成するために画像処理回路30が設けられる。最後に、ステーション32における観察及びインターフェース回路によりユーザ又はオペレータが全体のシステム機能を制御し、画像を観察することなどを行うことが可能になる。制御及び画像再構成及び処理のための回路の特定の構成は本質的にそれらの既存のX線撮像システムと同様であってよい。
図2は、図1に示された検出器の個々のピクセル22に配置することのできる機能性素子の幾つかを例示する。図2の実施形態では、各ピクセルは、検出器上でのX線の入射から生じる光子を受け取るように設計されたフォトダイオード34を含む。フォトダイオード34はダイオード・ゲート36によって取り囲まれる。ゲート36はダイオードを部分的に取り囲むことができるが、図示の実施形態では、ダイオードの全外周がダイオード・ゲート36によって取り囲まれている。一般的に云えば、ダイオード・ゲートはダイオードの外周の約25%以上を取り囲めばよく、その構造はより大きいゲートからでも利益を受けると現在考えられる。反射体/コンタクト層38がダイオード・ゲートの上方に且つフォトダイオードの外周の周りに配置される。後でより詳しく説明するように反射体/コンタクト層38はダイオードの外周の周りから光子をダイオードの検知表面へ向かって反射するように作用すると共に、ダイオードの上表面と接触してコンタクトとして作用する。
各ピクセル22は更にFET40を含む。あるピクセルをアレイ内の他のピクセルに結合することができるように、特にフォトダイオードの電荷を読み出すために、ピクセル位置に導電性トレースが設けられる。例示した実施形態では、フォトダイオードの両側に、そのフォトダイオードを隣接のピクセルのフォトダイオードに連結するためのリンク42及び44が設けられる。同様に、FET40を作動するために(FETの導電状態を変えるために)且つ(フォトダイオード及びピクセルの任意の電荷担持構造を再充電することによって)FETを介してピクセルから電荷を読み出すために、導電性トレース46及び48が設けられる。例示した実施形態では、トレース46はFETを作動するための走査線であり、またトレース48はピクセル位置で電荷を読み出すためのデータ線である。当業者に理解されるように、実際には、データ線48は、フォトダイオードで既存の電荷に付加される電荷が露出事象により生じる電荷の減少分に比例するように、フォトダイオードを再充電するために設けられる。
図2に例示される構造の一部の断面図を図3に示す。図3に示されているように、ピクセル、従って、ピクセル・アレイの全体が、シンチレータ層Sによって覆われる。シンチレータは検出器で受け取ったX線を、フォトダイオード34で検出できるエネルギの低い光子に変換するように作用する。ピクセル構造は、例えばガラスのような、基板層50の上に構築される。誘電体層52が基板50上に配置される。模範的な誘電体は、窒化物、ガラスなどのような材料を含むことができる。誘電体層52の上には、コンタクト層54が配置される。一般に、コンタクト層54は、従来のディジタル検出器構造で用いられている層と同様に、モリブデンのような金属の導電層である。しかしながら、導電層には、アルミニウム、タングステン、チタン、銅などのような他の多数の材料も適当である。ダイオード34自体はコンタクト層54の上に形成され、コンタクト層54は読み出しのためにダイオードを充電及び再充電するための複数のコンタクトの内の1つとして作用する。
ダイオード・ゲート36はダイオード34を取り囲む導電層であり、不動態化層56によってダイオードから隔てられている。不動態化層56は、例えば、二酸化シリコン、窒化シリコン、又はこれらの組合せで作ることができ、或いはポリマーを含む様々な他の適当な材料で作ることができる。ダイオード・ゲート36はコンタクト層54と同様な材料で作ることができる。不動態化層56の厚さは、ゲート層36が本質的に反射体/コンタクト層38からコンタクト層54までフォトダイオード34の縁部に沿って電荷(すなわち、電子)が移動するのを制限するように制御される。図3の実施形態では、反射体/コンタクト層38は、本質的に不動態化層56と同様なものであってよい付加的な不動態化層58によってダイオード・ゲート層36から隔てられている。当業者に理解されるように、不動態化層は化学蒸着のような任意の適当なプロセスによって形成することができる。不動態化層は本質的に、構造においては絶縁層又は誘電体層を規定する。
現在の一実施形態では、厚さが500オングストローム(Å)〜1マイクロメートル(μm)の範囲内にある不動態化層56がフォトダイオードからの漏洩を低減するのに有効であると思えることが判明した。ほぼ2500Åの厚さが好ましいと考えられる。更に、ダイオード・ゲート層36は、図3に例示されているように、コンタクト・バイア60等を介して、反射体/コンタクト層38と共通の電圧に保持される。現在の一実施形態では、例えば、反射体/コンタクト層38はコンタクト層54に対してほぼ8ボルトの電圧差に保持される。ダイオードの両端間の電圧差は、システム設計に依存して、ほぼ4ボルトからほぼ15ボルトまで変化することがある。ところで、上記の特定の電圧、厚さ、材料などは例として示したものに過ぎないことに留意されたい。本発明の範囲及び趣旨から逸脱せずに構成要素について他の仕様を使用することができる。
ゲート層36がフォトダイオードからの漏洩を低減するのに役立つ、特に時間につれてのフォトダイオードの性能の劣化を少なくするのに役立つことが判明した。ゲート層がフォトダイオードの外周の周りに設けられるので、この点における漏洩が最小にされる。本設計の他の面によれば、フォトダイオードの表面積を減少させることによって、またフォトダイオードの外周の構成(例えば、形状)を修正することによって、漏洩を更に最小にすることができる。図4は、これらの特徴を取り入れた模範的な実施形態のフォトダイオードを例示する。
図4に示されるように、ピクセル62は、表面積を小さくした丸い(円形の)フォトダイオードを有する。フォトダイオード64は大体上記のものと同様な構造であるが、丸い外周を有する。コンタクト/反射体66がフォトダイオードの周りに設けられて、コンタクト・タブ68によって読み出しのためにフォトダイオードに接合される。コンタクト・タブ68の使用により、コンタクト/反射体66によって覆われるフォトダイオードの実効表面積を減少させ、もってフォトダイオードの検知領域の中へのコンタクト/反射体層の侵入を減少させることができることが判明した。ピクセル構造の他の面は、図2に関して上述したものと大体同様である。
図5に示されるように、図4の構造は基板50を含み、その上に誘電体層52及びコンタクト層54が配置されている。不動態化層又は誘電体層70がコンタクト/反射体66とコンタクト層54との間に設けられる。
コンタクト/反射体66は、この層に衝突する光子を反射して、構造全体の感度及びデータ収集能力を増大させる。すなわち、シンチレータSに入射する放射線18は、フォトダイオードの丸い検知領域に直接入る(参照数字72によって示されるような)光子か又は反射された光子74のいずれかを含む。これらの反射された光子はコンタクト/反射体66のいずれかの部分によって反射されて、最終的にフォトダイオード64の検知区域に入るまでシンチレータ材料内を跳ね返る。現在考えている実施形態では、表面積を減少させたフォトダイオード64はピクセルの面積の20〜60パーセントを占める。そのとき、コンタクト/反射体66は、フォトダイオードとコンタクト/反射体66との組合せによって覆われるピクセルの実行充填率を、現在考えている実施形態では、60%以上まで増大させる。また、フォトダイオードについて卵形などのような他の構成も考えられることに留意されたい。しかしながら、例示した円形の形状が漏洩の生じる可能性のある外周を最小にする。
更に、図5に例示された実施形態では、コンタクト/反射体66はフォトダイオードの、より一般的にはピクセル位置の、全体の容量を増大させるように作用する。例えば、図6に例示されているように、コンタクト/反射体66は不動態化層によってコンタクト層54から隔てられており、不動態化層はこれらのこれらの層によって形成される実効コンデンサ76について誘電体として作用するように比較的薄く作ることができる。ピクセル位置で電荷を蓄積するためにこのような固有のコンデンサを使用することにより、実効ピクセル容量を、大きいフォトダイオード(すなわち、従来の構造)によって構成される容量の60%以上まで増大させることができることが判明した。
ピクセル及び検出器の設計に対する上記の改良は検出器に取り入れることができる。図6はこのように組み合わせて改良したピクセル構造を例示する。図6に示されるように、コンタクト/反射体66自体はフォトダイオードの外周からの漏洩を制限するように作用することができる。すなわち、コンタクト/反射体66がフォトダイオードの外周縁部に極めて接近して配置され且つ1つ以上の不動態化層によって隔てられているとき、コンタクト/反射体66自体はダイオードの縁部に沿った電荷の漏洩を制限するゲートとして作用することができる。
図6は、増大した容量を持つ、面積を減少したゲート型ダイオード・ピクセル78に、上述の改善を組み入れた例を示す。前に述べたように、図6では、面積を減少したフォトダイオードがその表面積とその外周縁部の長さの両方を減少させるために円形の形状を持つ。コンタクト/反射体66はフォトダイオード64を取り囲む領域の上に位置し且つコンタクト・タブ68によってフォトダイオードと接続されている。コンタクト/反射体66の下方には、ダイオード・ゲート36が設けられている。ダイオード・ゲート36は、前に述べたように導電性のバイア60によってコンタクト/反射体66に電気的に結合される。更に、ダイオード・ゲート36の下方には、コンタクト層54が延在し且つダイオード・ゲート36から隔てられていて、フォトダイオードの実効容量を増大させるコンデンサを形成する。FET40、導電性トレース42及び44、並びに走査及びデータ線46及び48を含む他の構造は、本質的に前に述べたものと同様である。
図6の改良ピクセル構造は、コンタクト/反射体66の反射によって増大した感度を維持しながら、フォトダイオードの表面積を小さくし、フォトダイオードの外周縁部の長さを短くし、並びに縁部に沿った電子の漏洩を減らすように縁部をゲートすることによって、ピクセル位置において漏洩、従って劣化を効果的に減少させる。この構造はまた、中間の不動態化層又は誘電体層によって導電層間にコンデンサを形成することによってピクセル位置における実効容量を増大する。
上述の表面積を減少させたダイオードは大体丸い形状を持っているが、勿論、他の形状も上記の設計及び技術の利点を持つことができることに留意されたい。例えば、上述のゲート、或いは反射体又はコンデンサの概念を一緒に又は組み合わせて用いる丸い形又は多面体(例えば、四角)のダイオードを形成することができる。同様に、現在考えられている実施形態がピクセルの表面積のほぼ60%の充填率を持つが、他の充填率を使用することもできる。更に、反射体はダイオード自体よりも大きい表面積を占めることができ、ピクセルは良好な感度を維持する。
本発明の様々な特定の実施形態のみを例示し説明したが、当業者には、多くの修正及び変更をなし得よう。従って、特許請求の範囲は、本発明の真の精神内に入るようなこのような全ての修正及び変更をカバーしようとするものであることを理解されたい。
本発明の様々な面に従って作られたディジタル検出器を含むX線撮像システムの略図である。 漏洩を減少させるためのゲート機構を持つ模範的なレイアウトを例示する、図1の検出器の模範的なピクセルの平面図である。 フォトダイオード及びゲート構造の模範的な層を例示する、図2の模範的なフォトダイオード及びそれを取り囲む構造の縁部の一部分の断面図である。 周囲構造を反射体/コンタクトとして使用し、またアモルファス・シリコン光検知領域の面積及び外周長さを減じることによって漏洩を減少させるようにしたフォトダイオードの別の模範的な構成の平面図である。 模範的な実施形態における様々な層を例示する、図4に示した構造の一部分の断面図である。 反射体/コンタクトと共にダイオード・ゲートを利用するピクセル位置におけるフォトダイオードの更に別の実施形態を示す平面図である。
符号の説明
10 X線撮像システム
12 被検体
14 X線源
16 検出器
18 X線ビーム
20 表面
22 ピクセル
34 フォトダイオード
36 ダイオード・ゲート
38 反射体/コンタクト層
40 FET
42、44 リンク
46 走査線
48 データ線
50 基板
52 誘電体層
54 コンタクト層
56 不動態化層
58 不動態化層
60 バイア
62 減少した面積のピクセル
64 フォトダイオード
66 コンタクト/反射体
68 コンタクト・タブ
70 不動態化層
76 実効コンデンサ
78 ゲート型ダイオード・ピクセル

Claims (8)

  1. 基板(50)上に設けられ且つシンチレータによって覆われているピクセル(22)のアレイで形成されている光検出器(16)であって、各ピクセルが、
    コンタクト層(54)と、
    前記コンタクト層(54)上に設けられ且つ、光子を受け取って、該受け取った光子に応じて信号を発生するように構成されているフォトダイオード(34,68)と、
    前記フォトダイオードの少なくとも一部分の周りに配置され、前記フォトダイオードの上表面に結合されている反射層(66)であって、当該反射層に入射する光子を反射して前記シンチレータを介して前記フォトダイオードの方へ向けるようにする反射層(66)と、
    前記フォトダイオードからの電荷の漏洩を制限するために前記フォトダイオードを実質的に取り囲むゲート層(36)と、
    を有し、
    前記反射層(66)は導電性材料で作られ且つ誘電体材料(56)によって前記コンタクト層(54)から隔てられ、前記誘電体材料(56)の層が前記フォトダイオードの実効ピクセル容量を増大させ
    前記誘電体材料(56)は、前記コンタクト層(54)と前記ゲート層(36)の間に配置された第1の不動態化層(56)と、前記ゲート層(36)と前記反射層(66)の間に配置された第2の不動態化層(58)とを含み、
    前記ゲート層(36)はバイア(60)を介して前記反射層に電気的に結合されている、
    ことを特徴とする光検出器(16)。
  2. 透視型X線システム、トモシンセシス・システム及び、コンピュータ断層撮影システムのいずれかの検出器に使用される、請求項1記載の光検出器。
  3. 前記反射層(66)及び前記コンタクト層(54)は前記フォトダイオードで受け取る光子によって減少させられる電荷を蓄積するためのコンデンサを形成している、請求項1又は2記載の光検出器。
  4. 前記反射層(66)は、前記フォトダイオードの上表面に結合された前記フォトダイオードのコンタクトを形成している、請求項1乃至3のいずれかに記載の光検出器。
  5. 前記反射層(66)は、前記フォトダイオードの前記上表面まで延在する少なくとも1つのタブ(68)を介して、前記フォトダイオードの前記上表面に結合されている、請求項4記載の光検出器。
  6. 前記第1の不動態化層(56)は500オングストローム(Å)〜1マイクロメートル(μm)の厚さを有している、請求項記載の光検出器。
  7. 各ピクセルは更に、前記フォトダイオードに結合されていて、前記光子によって減少した電荷の読み出しのために前記フォトダイオードを再充電するようにスイッチ可能である電界効果トランジスタ(40)を含んでいる、請求項1乃至のいずれかに記載の光検出器。
  8. 前記フォトダイオード(34,64)は各ピクセルの全表面積の内のほぼ20%〜ほぼ60%の表面積を占め、
    前記反射層(66)及び前記フォトダイオード(34,64)はそれらの組み合わせた表面積が各ピクセルの全表面積の内のほぼ60%以上を占めている、請求項1乃至のいずれかに記載の光検出器。
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