JP5302449B1 - コンクリート構造体 - Google Patents
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Abstract
【課題】輸送、搬入設置時に安全性が高く、施工が容易で労力と作業コストの低減が可能な機能を有したコンクリート構造体を提供する。
【解決手段】ワイヤー4を内蔵し、設置時に収納部3から引き出して吊り上げ、使用後は、元の位置に収納する機能を有したコンクリート構造体。
【選択図】図1
【解決手段】ワイヤー4を内蔵し、設置時に収納部3から引き出して吊り上げ、使用後は、元の位置に収納する機能を有したコンクリート構造体。
【選択図】図1
Description
本発明は、コンクリート構造体、特にこの構造体を吊り上げるワイヤーを収納してなるコンクリート構造体に関するものである。
例えばマンホールを運搬及び搬入設置時は、吊りワイヤー(玉かけ)を使い吊り上げている。
前記特許文献で知られる内容では、前記特許文献記載の図1に示されているように、設置するマンホールに合わせた吊りワイヤー21、28と、第1の吊り金具22、第2の吊り金具23、第3の吊り金具24を用意しなければならず、水平に吊り上げる為に位置測定を行い、前記特許文献記載の図3に示されているように、プレート26とボルト25を固定しなければならず、多くの作業工程を必要とする。
請求項1の発明は、従来の問題点を根本的に改善した技術であって、コンクリート構造体に固定された金具と、パイプ状の収納部を有し、前記収納部は、ワイヤーの一方を収納する第一の収納部と、この第一の収納部と独立した、ワイヤーの他方を収納する第二の収納部よりなり、この二つの収納部に固定金具と係合するように停止金具が両端に付いたワイヤーが収納され、吊り上げる時にワイヤーを前記収納部から引出して吊り上げ、使用後は元の位置に収納することを特徴とする。
請求項1に記載の本発明は前述の構造と作用を有するので次の様な効果を有している。
コンクリート構造体自体に骨材6と強固に接続された固定金具2が装置されており、ワイヤー4は固定金具2を貫通し、その両端に停止金具5が付いている。即ち、ワイヤー4を引き上げるだけで、停止金具5が固定金具2と係合することにより吊り上げることが可能であるため、搬入設置現場における吊り上げ装置とコンクリート構造体との結合作業は必要なくなる。
また、設置後は、パイプ状の収納部3にワイヤー4が収納され、ワイヤー4がコンクリート構造体の外部に露出していない状態で設置されるため、ワイヤー4が外部環境に影響される事がない。すなわち、異物が付着することを防ぐことができ、ワイヤーの腐食を軽減することができ、さらに積み重ねや連結の施工時にワイヤーの存在が邪魔にならない。また、収納部が独立しているので、ワイヤが絡み合うことも防止できる。
以下、この発明の実施例を図1から図9で説明する。
図1は、一体形のマンホールで、(a)図は、ワイヤー4を収納部3から引き出して 吊り上げている状態の平面図である。収納部3は、パイプ状の構造になっている。(b)図は、その斜視図を示し、収納部3は、外部との配管位置スペース(イ)を避け、縦の辺から横方向の辺に伸びている。その内部にワイヤー4と停止金具5が移動出来るように配置することで、ワイヤー4の長さを確保している。(c)図は、(a)図のAA矢視位置の詳細断面図で、マンホール1Aに固定された金具2とワイヤー4の両端に付けた停止金具5の関係を示している。ワイヤー4を収納部3から引き出した時に、停止金具5が骨材6と強固に接続された固定金具2に係合することにより、マンホール1Aが吊り上げられる構造になっている。
図2の(a)図は、分割形マンホールの吊り状況を示した図で、下段マンホール1Bを設置し、その後に(b)図に示すように中段マンホール1C、上段マンホール1Dの順番で設置する。下段マンホール1B・中段マンホール1Cは、上段マンホール1Dと同様にワイヤー4を収納した収納部3を有している。設置する時には、下段マンホール1B、中段マンホール1C、それぞれ収納部3からワイヤー4を引き出し、図1の(c)図で示しているように、停止金具5が固定金具2に係合することにより吊り上げて重ねることができ、使用後のワイヤー4は、収納部3に収納される。
図3の(a)図は、分割円形上部のマンホール1Eの吊り状況の平面図で、収納部3は円形の形に合わせて配置している。(b)図・(c)図は、(a)図に示した分割円形マンホールの吊り状況を示した図で、下段マンホール1Fを設置し、その後に中間マンホール1G・上段マンホール1Eの順番で設置する。下段マンホール1F・中段マンホール1Gは、上段マンホール1Eと同様に、吊りワイヤー4を収納した収納部3を有している。設置する時には、収納部3からワイヤー4を引き出し、図1の(c)図で示しているように、停止金具5が固定金具2に係合することにより、吊り上げて重ねることができる。使用後のワイヤー4は、収納部3に収納される。
図4の(a)図・(b)図は、薄型の角形・円形のマンホールの平面図で、(a)図では1Hの形状の内部に沿って、(b)図では1Iの形状の内部に沿ってワイヤー4を収納した収納部3を有し、設置する時には、収納部3からワイヤー4を引き出して吊り上げる。(c)図は、(a)図(b)図のBB矢視位置の断面図で、収納部3は、途中で交差し伸びており、ワイヤー4の長さを確保するため、2重に配置されている。(d)図は(a)図のCC矢視位置の断面図を示し、ワイヤー4を収納部3から引き出した時に、停止金具5が、骨材6と一体に接続された固定金具2に係合することにより、吊り上げることができる。使用後のワイヤー4は、収納部3に収納される。
図5の(a)図は、円形水路1Jの平面図で、円形水路1Jaと1Jbと連結して設置する。金具2と、ワイヤー4を収納した収納部3は、(b)図で示すように、配置されている。(c)図は、その設置状況と吊り状態を示し、収納部3からワイヤー4を引き出し、図1の(c)図で示しているように、停止金具5が固定された金具2に係合することにより、吊り上げて設置することができる。使用後のワイヤー4は、収納部3に収納される。
図6の(a)図は、角形水路1Kの平面図で、角形水路1Kbと1Kcと連結して設置する。金具2と、ワイヤー4を収納した収納部3は、(b)図で示すように、配置されている。(c)図は、その設置状況と吊り状態を示し、収納部3からワイヤー4を引き出し、図1の(c)図で示しているように、停止金具5が固定された金具2に係合することにより、吊り上げて設置することができる。使用後のワイヤー4は、収納部3に収納される。
図7の(a)図は、コンクリートブロック1Lの平面図で、1Lbと1Lcと連結して設置する。金具2と、ワイヤー4を収納した収納部3は、(b)図で示すように、配置されている。(c)図は、その設置状況と吊り状態を示し、収納部3からワイヤー4を引き出し、図1の(c)図で示しているように、停止金具5が固定された金具2に係合することにより、吊り上げて設置することができる。使用後のワイヤー4は、収納部3に収納される。
図8の(a)図は、U字溝1Mの平面図で、1Mbと1Mcと連結して設置する。金具2と、ワイヤー4を収納した収納部3は、(b)図で示すように、配置されている。(c)図は、その設置状況と吊り状態を示し、収納部3からワイヤー4を引き出し、図1の(c)図で示しているように、停止金具5が固定された金具2に係合することにより、吊り上げて設置することができる。使用後のワイヤー4は、収納部3に収納される。
図9の(a)図は、図1の(c)図のX部分の拡大図で、ワイヤー4と停止金具5の接続詳細図を示している。停止金具5の内部に円錐形の空洞5aを設け、更にその内部に合致する円錐形金具5bを設ける。その円錐形金具5bの中心にワイヤー4を貫通させ、その貫通させたワイヤーの先端の縒りを解いて放射線状に広げ、円錐形金具5bの底部5dから円錐形金具5bの表面を包み込むように折り返す。折り返したワイヤー4の先端部分と、円錐形金具5bを通っていない部分のワイヤー4を束ねてリング金具5cで固定し、更に停止金具5の内部の空洞5aに金属接着剤を流し固定することにより、ワイヤー4と停止金具5が強く固定される。円錐形金具5bの底部5dは、ワイヤー4の折り返した部分にかかる負荷を分散させるために半球状になっている。図9の方法で示すように、ワイヤー4に圧縮接続や溶接を施さないため、ワイヤー4に損傷を与えることなく、強度を保つことが可能になる。
ワイヤー4は、コンクリート構造体及びその用途によって、チェーンで代用も可能である。
1A 一体型マンホール
1B 分割型上部マンホール
1C 分割下部マンホール
1D 分割角形中間部マンホール
1E 分割形上部マンホール
1F 分割形底部マンホール
1G 分割中間部マンホール
1H 分割平角形上部マンホール
1I 分割平円形上部マンホール
1J 円形水路・共同溝
1K 角形水路・共同溝
1L コンクリートブロック
1M U字講
イ 外部接続スペース
ロ 収納スペース
2 固定金具
3 収納部
4 ワイヤー
5 停止金具
5a 円錐形の空洞
5b 円錐形金具
5c リング金具
5d 円錐形金具の底部
6 骨材
1B 分割型上部マンホール
1C 分割下部マンホール
1D 分割角形中間部マンホール
1E 分割形上部マンホール
1F 分割形底部マンホール
1G 分割中間部マンホール
1H 分割平角形上部マンホール
1I 分割平円形上部マンホール
1J 円形水路・共同溝
1K 角形水路・共同溝
1L コンクリートブロック
1M U字講
イ 外部接続スペース
ロ 収納スペース
2 固定金具
3 収納部
4 ワイヤー
5 停止金具
5a 円錐形の空洞
5b 円錐形金具
5c リング金具
5d 円錐形金具の底部
6 骨材
Claims (1)
- 固定金具と、パイプ状の収納部を有し、
前記収納部は、ワイヤーの一方を収納する第一の収納部と、この第一の収納部と独立した、ワイヤーの他方を収納する第二の収納部よりなり、
この二つの収納部に固定金具と係合するように停止金具が両端に付いたワイヤーが収納され、吊り上げる時にワイヤーを前記収納部から引出して吊り上げることを特徴とするコンクリート構造体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012205419A JP5302449B1 (ja) | 2012-09-19 | 2012-09-19 | コンクリート構造体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2012205419A JP5302449B1 (ja) | 2012-09-19 | 2012-09-19 | コンクリート構造体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP5302449B1 true JP5302449B1 (ja) | 2013-10-02 |
JP2014058840A JP2014058840A (ja) | 2014-04-03 |
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ID=49529412
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS54118048A (en) * | 1978-02-15 | 1979-09-13 | Pfeifer Gmbh & Co Hermann | Device for carrying concrete finished parts |
JPH0331186U (ja) * | 1989-08-02 | 1991-03-26 | ||
JPH10299095A (ja) * | 1997-02-26 | 1998-11-10 | Sekisui Chem Co Ltd | 壁パネル、建物ユニット及び建物ユニットの懸吊方法 |
-
2012
- 2012-09-19 JP JP2012205419A patent/JP5302449B1/ja not_active Expired - Fee Related
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JPS54118048A (en) * | 1978-02-15 | 1979-09-13 | Pfeifer Gmbh & Co Hermann | Device for carrying concrete finished parts |
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JPH10299095A (ja) * | 1997-02-26 | 1998-11-10 | Sekisui Chem Co Ltd | 壁パネル、建物ユニット及び建物ユニットの懸吊方法 |
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