JP5302284B2 - 乾燥装置 - Google Patents

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Description

本発明は、乾燥装置に関するものである。更に詳しくは、主に乾燥食品の製造に使用され、乾燥室内部の水分を取り込んだ雰囲気と共に乾燥室外部へ排出される廃熱を一部回収して、乾燥用空気を予熱するための熱源として利用し、乾燥用空気を所要の温度まで加熱するための燃料の消費量を削減することができる乾燥装置に関する。
例えば干しシイタケや切り干し大根などの乾燥食品を製造するために、乾燥室の内部に乾燥床部を有する乾燥装置が使用されている。このような乾燥装置の一般的な構造は、乾燥室外の新鮮な空気を取り込み、この空気を石油バーナーなどの燃焼装置で加熱し、加熱した空気を乾燥床部に収容している食品へ送給し、食品に含まれる水分を空気に取り込んで食品を乾燥させ、乾燥室内部の水分を含む雰囲気を乾燥室外部へ排出するというものである。
前記乾燥装置は、水分を含む雰囲気を乾燥室外部へ排出する際に、雰囲気の温度を高めている熱も同時に排出しており、熱を有効に利用する観点からはきわめて効率が悪い。このため、食品を乾燥させる所要温度の乾燥用空気をつくるための燃料費もそれ相応のものが必要になる。これを解消し、燃料費を削減するための一つの方法として、乾燥室の少なくとも天井部を透光性のある材料で形成して乾燥室内部に太陽光が入るようにし、太陽熱を乾燥のための空気を加熱する熱源として利用することが考えられる。このように、乾燥装置において、物品を乾燥させるための熱源として太陽熱を利用するものとしては、例えば特許文献1に開示された「太陽熱パッシブ利用木材乾燥装置」がある。
特許文献1に記載の木材乾燥装置は、農業用ビニールハウス枠を改良した乾燥室<1>を有し、乾燥室<1>は、北側を頂点として南側に緩やかに傾斜した屋根構造を持ち、北側壁を除き、屋根と三側壁の東側壁、西側壁、南側壁は二重の透明フイルム<2>で被われている。屋根と南側壁は仕切フイルム<19>で東西に二分され、さらにそれらが透明フイルム<2>で南北方向に並列に六つの空気通路<7>に仕切られており、二重の透明フイルム<2,2>間に断熱材<8>を介して空気層<9>を形成して、その内側に集熱空間<10>を空けてもう一枚の透明フイルム<11>で被い、透明フイルム<11>の上に炭素繊維シート<12>を浮かせて載せ、半透過性にしてあり、太陽熱のパッシブ利用による木材の低温乾燥を行うものであり、曇天日や夜間など太陽不照時用として、薪などの木質バイオマスを燃料とする燃焼熱を用いて床暖房により太陽熱を補完する輻射乾燥を行う温水床暖房パネル<25>及び燃焼熱を用いて温風乾燥を行うファンコンベクター<F3,F4>を備えている。
特開2007−112009
しかしながら、前記従来の木材乾燥装置には、次のような課題があった。
すなわち、この木材乾燥装置は、構造的には前記食品の乾燥用として転用することは可能である。木材乾燥装置においては、木材を乾燥させるために太陽熱やファンコンベクターからの燃焼熱が利用されて空気が加熱されるが、この加熱された空気が木材の水分を取り込んだ後、乾燥のための十分な熱量を保持したまま乾燥室外部へ排出されてしまう。このため、熱を有効に利用する観点からは効率がよいとはいえず、その点においては前記した一般の食品用乾燥装置と変わりがない。
(本発明の目的)
本発明は、乾燥室内部の水分を取り込んだ雰囲気と共に乾燥室外部へ排出される廃熱を一部回収して、乾燥用空気を予熱するための熱源として利用し、乾燥用空気を所要の温度まで加熱するための燃料の消費量を削減することができる、乾燥食品などを乾燥させる乾燥装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明が講じた手段は次のとおりである。
(1)本発明は、
乾燥室と、
前記乾燥室内部の雰囲気を乾燥室外部へ排出する排気手段と、
前記乾燥室外部の空気を乾燥室内部に導入する外気導入手段と、
該外気導入手段で導入した空気と前記乾燥室内部の雰囲気中の廃熱との熱交換を行うことにより前記空気を予熱する空気予熱手段と、
該空気予熱手段で予熱された空気を被乾燥物を乾燥させるための所要の温度に加熱する空気加熱手段と、
を備え、
前記空気予熱手段が外管と内管又は外管と芯部材で構成された廃熱回収管であり、該廃熱回収管は、内管又は芯部材と、前記乾燥室内部の雰囲気中の廃熱で加温された前記外管との間の通気路に前記外気導入手段で導入した空気を通し、該空気を前記外管に接触させて熱交換を行うものであり、
記廃熱回収管の下側には、前記外管の表面に結露して外管に沿って伝い落ちる結露水を集める樋部材を有する、乾燥装置である。
(2)本発明は、
燥室内部の雰囲気を乾燥室外部へ排出する排気手段は、上部の排気ファン及び下部の排気ファンを備える、
前記(1)の乾燥装置である。
(3)本発明は、
乾燥室の少なくとも天部に太陽光を採り入れるための採光部が設けられている、
前記(1)又は(2)の乾燥装置である。
(4)本発明は、
乾燥室内部に被乾燥物を収容する乾燥床部が設けられている、
前記(1)、(2)又は(3)の乾燥装置である。
(削除)
(削除)
(作用)
本発明に係る乾燥装置の作用を説明する。なお、ここでは、説明で使用する各構成要件に、後述する実施の形態において各部に付与した符号を対応させて付与するが、この符号は、特許請求の範囲の各請求項に記載した符号と同様に、あくまで内容の理解を容易にするためであって、各構成要件の意味を上記各部に限定するものではない。
乾燥装置は、外気導入手段(20,21,22,23,24)で導入した乾燥室(1)外部の空気を空気予熱手段(21)によって乾燥室(1)内部の雰囲気中の廃熱との熱交換を行うことによって予熱し、予熱された空気を空気加熱手段(3)によって被乾燥物を乾燥させるための所要の温度に加熱する。そして、加熱された空気が乾燥室(1)内部の乾燥床部(4)へ供給される。この空気には、乾燥床部(4)に収容されている切り干し大根の材料などの被乾燥物から水分が取り込まれ、乾燥室(1)内部に充満する雰囲気となる。
この雰囲気中には、被乾燥物から空気中に取り込まれた水分と空気加熱手段(3)で付与された熱量を保持しており、この水分と熱量(廃熱)は雰囲気と共に排気手段(12,13)によって乾燥室(1)外部へ排出される。また、乾燥室(1)内部の雰囲気は、排気手段(12,13)で排出方向へ送られる途中において廃熱回収管(21)などの空気予熱手段に接触し、前記したように外気導入手段(20,21,22,23,24)で導入した空気と熱交換を行うことにより空気を予熱することができる。このように、乾燥室(1)内部の水分を多く含む雰囲気が外気と順次入れ替わることにより、被乾燥物は徐々に乾燥し、切り干し大根などの乾燥食品をつくることができる。
乾燥室(1)内部の、本来であれば水分を取り込んだ雰囲気と共に乾燥室(1)外部へ排出される廃熱を、廃熱回収管(21)などの空気予熱手段によって一部回収し、乾燥用空気を予熱するための熱源として利用することができる。これにより、乾燥用空気を所要の温度まで加熱するための空気加熱手段(3)の燃料の消費量を削減することができる。
空気予熱手段が外管と内管又は外管と芯部材で構成された廃熱回収管(21)であり、該廃熱回収管(21)は、内管(211)又は芯部材と、乾燥室(1)内部の雰囲気中の廃熱で加温された外管(210)との間の通気路(212)に外気導入手段(20,21,22,23,24)で導入した空気を通し、該空気を外管(210)に接触させて熱交換を行うものは、通気路(212)を通る空気は、廃熱回収管(21)が単管である場合と比較して、平均的に、廃熱と太陽熱で加温され温度が高くなる外管(210)により近い所を通ることになるので、通気路(212)を通る空気を高効率で加温して予熱することができる。
乾燥室(1)の少なくとも天部に太陽光を採り入れるための採光部(11)が設けられているものは、空気予熱手段(21)の熱源として、乾燥室(1)内部の雰囲気中の廃熱に加えて太陽熱を利用することができるようになるので、特に晴天時においては、空気を予熱する能力をさらに高めることができる。
本発明は、乾燥食品などを乾燥させる乾燥装置において、乾燥室内部の水分を取り込んだ雰囲気と共に乾燥室外部へ排出される廃熱を、廃熱回収管などの空気予熱手段によって一部回収して、乾燥用空気を予熱するための熱源として利用することにより、乾燥用空気を所要の温度まで加熱するための空気加熱手段の燃料の消費量をより削減することができる。
このように、本発明は、乾燥装置の廃熱に含まれる熱エネルギーと太陽熱エネルギーを有効に利用することで燃料の消費量をより削減し、化石燃料など由来の温室効果ガス(CO2)の排出を抑制し、地球温暖化の抑制に寄与することができる。
本発明に係る乾燥装置の一実施の形態を示す正面視説明図。 本発明に係る乾燥装置の一実施の形態を示す側面視説明図。 乾燥装置の空気予熱手段を構成する廃熱回収管の断面説明図。 廃熱回収管の熱交換性能を測定するための測定モデルの側面視説明図。 測定モデルの管内風量が250m3/hのときの吸気口、管末端部、排気口及び室内の温度の推移を示すグラフ。 測定モデルの管内風量が250m3/hのときの吸気口、管末端部、排気口及び室内の湿度の推移を示すグラフ。 測定モデルの管内風量が780m3/hのときの吸気口、管末端部、排気口及び室内の温度の推移を示すグラフ。 測定モデルの管内風量が780m3/hのときの吸気口、管末端部、排気口及び室内の湿度の推移を示すグラフ。
本発明を図面に示した実施の形態に基づき詳細に説明する。
図1乃至図3を参照する。
乾燥装置Aは、主に食品の乾燥を行って、例えば切り干し大根や干しシイタケなどの乾燥食品を製造するための装置として使用されるものであるが、これに限定されるものではなく、木材など他の物品の乾燥を行うための装置として使用することもできる。
乾燥装置Aは、被乾燥物を収容する乾燥床部4を有する乾燥室1と、乾燥室1外部の空気を乾燥室1内部に導入し、導入した空気と乾燥室1内部の雰囲気中の廃熱との熱交換を行うことにより空気の予熱を行う外気導入装置2及び予熱された空気を被乾燥物を乾燥させるための所要の温度に加熱し前記乾燥床部4へ送る空気加熱装置3を備えている。
乾燥室1は、幅方向両側の側壁10、10及び奥行き方向両側の側壁部10a、10aを有している。各側壁部10、10aは所要高さに形成されている。なお、各側壁部10、10aや床100に断熱材を張設するなどして断熱層を設けることもできる。各側壁部10、10aの上部には、上部を塞ぐ採光部11が形成されている。採光部11は、図1に示すように乾燥室1の幅方向中央部が最も高く、幅方向両側の側壁10、10へ向けて下り傾斜する勾配を設けた、いわゆる切妻型に形成されている。採光部の形状は、この切妻型に限定するものではなく、北から南に下がり傾斜させることで採光効果が高いとされる片勾配型など、他の屋根構造を採用することもできる。
また、採光部11は、透光性を有するガラス板で形成されており、乾燥室1内部に太陽光を採り入れることができる。なお、採光部11の材料は、ガラスに限定するものではなく、例えば透光性を有する合成樹脂製の板やフィルム又はシートなどを採用することができる。乾燥室1の大きさや構造は特に限定するものではなく、乾燥装置Aの規模又は乾燥能力などに合わせて適宜設定されるものである。
また、乾燥室1内部の採光部11近傍には、伸展することで採光部11を下方から覆う合成樹脂製のシートで形成された可動幕19が設けられている。可動幕19は、手動又は自動で開閉自在であり、通常は採光部11の幅方向両端部の下側に移動させて畳まれており(図1で実線で図示)、必要に応じて伸展される(図1で想像線で図示)。また、可動幕19の伸展時においては、採光部11と可動幕19の間に空気の層(符号省略)が形成されるようにしてある。
なお、本実施の形態では、可動幕19の開閉方向は採光部11の幅方向であるが、長さ方向にした構造とすることもできる。また、可動幕19の材料としては、本実施の形態では合成樹脂製のシートを使用しているが、断熱性が必要十分であれば、例えば濃色で目の細かなネットなど、他の材料を使用することもできる。
採光部11の内面側の枠部材(図示省略)には、後述する空気導入ダクト20を挟んで両側に、所要数の循環ファン14が取り付けられている。各循環ファン14は、図1に示すように後述する空気導入ダクト20寄りに配され、その吹き出し方向は、下方の廃熱回収管21の軸線方向と上下方向にやや角度をもって、かつ後述する各空気分配ダクト22へ向け下り傾斜するように設定されている。
乾燥室1の奥行き方向両端部の側壁部10a、10aの上端部分には、それぞれ排気口12が形成されており、各排気口12には排気ファン13が設けられている。各排気口12の外側には、各排気口12を開閉することができるシャッター18が取り付けられている。また、乾燥室1の奥行き方向両端部の側壁部10a、10aの下端部分には、それぞれ二箇所に並設して排気口15が形成されており、各排気口15には排気ファン16が設けられている。
乾燥装置Aの運転時において、乾燥室1内部の高湿で廃熱を含む雰囲気は、後述するように、被乾燥物の乾燥の具合をみながら、或いはタイマー制御などにより、必要に応じて排気ファン13、16の運転、停止及びシャッター17、18の開閉を行うことで、排気口12、15から乾燥室1外部へ所要の風量で排出される。
乾燥室1内部には、外気導入装置2が配置されている。外気導入装置2は、乾燥室1の側壁部10a、10aの上部の前記各排気口12の下側から空気を導入する空気導入ダクト20を備えている。空気導入ダクト20は、側壁部10a、10a間に架設され、両端部が側壁部10a、10aを貫通して乾燥室1外部へ開口しており、開口部には吸気口が下にあるフード25が取り付けられている。
なお、本実施の形態では、空気導入ダクト20からの外気の導入は、後述する吸気ファン24の吸引力によるが、流通経路である各管内の空気流通時の抵抗に対処するために、空気導入ダクト20の両端開口部に吸気ファンを設けて外気の導入を助けるようにしてもよい。
また、乾燥室1内部の上部の各側壁部10、10寄りには、空気分配ダクト22が側壁部10a、10a間に架設されている。空気分配ダクト22は、その両端部が各側壁部10、10への取付部において閉塞されている。前記空気導入ダクト20と各空気分配ダクト22は、空気予熱手段である多数の廃熱回収管21によって接続されている。各廃熱回収管21は、各空気分配ダクト22へ前記採光部11と所要の間隔をおいて平行に、下り傾斜して設けられている。各廃熱回収管21は、所要数の吊設用バンド219(図3に図示)によって、上方の採光部11の枠部材(図示省略)に吊設されている。
各廃熱回収管21は、外管210と内管211で構成された二重管構造である。外管210は、変形性のある蛇腹状の薄肉のアルミ管で形成され、内管211は亜鉛メッキ薄肉螺旋鋼管で形成されている。また、外管210の外面には、太陽熱を採り込む際に熱を吸収しやすくすると共に、外管210の耐久性を向上させるために、アルミニウムの陽極酸化皮膜(アルマイト又はブラックアルマイト)を施してもよい。
前記空気導入ダクト20と各空気分配ダクト22は、各外管210によって接続され、相互に連通している。内管211は、外管210の中心部に中心軸が互いにほぼ同じになるように配されている。内管211の中心位置の位置決めは、内管211の外面に固定された所要数のスペーサ213によって行われる。内管211の長さは外管210とほぼ同じであり、内管211の両端部は閉塞されている。内管211は、変形性のある外管211を直線状に支える機能を有している。
外管210と、それより径小な内管211の間には、通気路212が各廃熱回収管21の全長にわたり設けられている。外管210は、前記したように蛇腹管であり、長さ方向の断面形状は波状である。これにより、外管210の外面と内面の表面積を単に円筒形状のものと比べて大きくしており、外面が接触する雰囲気側と内面が接触する導入空気側との熱交換効率を高めることができるようにしている。また、内管211は、前記したように螺旋管であり、外表面の螺旋部で空気の流れを助けるようにしている。
各外管210を吊設している各吊設用バンド219の下側には、取付具(符号省略)により樋部材214が取り付けられている。樋部材214は、横断面形状がV字形であり、外管210の全長にわたり設けられている。各樋部材214の各空気分配ダクト22側の下端部は、各空気分配ダクト22の下部に沿って設けられた樋部材220につながっている。樋部材220の両端部は、側壁部10a、10aを貫通しており、後述するように結露水を乾燥室1外部へ排出することができる。
外管210としては、強度及び熱伝導性に優れ、熱交換効率が十分であれば、セラミックやガラス、合成樹脂など金属以外の材料を採用することもできる。外管210は、凹凸のない円筒管とすることもできるし、熱交換効率をさらによくするために、細かな凹凸部を設けて内面又は外面の表面積をより大きくすることもできる。なお、内管211の代替として、例えば発泡樹脂で外管210の内径より径小で丸棒状に形成された芯部材などの中実体を使用することもできる。
前記各空気分配ダクト22には、多数の吸気管23が下方へ向けて接続されている。各吸気管23により、各空気分配ダクト22と後述する空気加熱装置3の上部吸気側に設けられている吸気ファン24とが相互に連通している。この構造によれば、吸気ファン24によって空気が引かれると、前記空気導入ダクト20から乾燥室1外部の新鮮な空気が導入される。なお、符号230は密封カバーであり、吸気管23と吸気ファン24の間で空気が漏れないようにするものである。
側壁部10、10側の床100上には、多数の空気加熱装置3が設置されている。空気加熱装置3は、本実施の形態では吸気管23の二本当たり一台が設置されている。空気加熱装置3一台当たりの吸気管23の本数、空気加熱装置3の台数については、乾燥装置Aの大きさ、規模に合わせて適宜設定することができる。
空気加熱装置3は、石油バーナなどの燃焼装置(図示省略)が内蔵されており、燃焼装置の燃焼ガスの熱により、吸気ファン24で空気加熱装置3上部から導入される予熱されている空気を被乾燥物を乾燥させるのに適した温度に加熱することができる。また、予熱された空気は、燃焼装置の燃焼用としても一部が使用される。なお、空気加熱装置3の燃焼装置などの加熱手段としては、バイオマス燃料を使用したもの、地熱を使用したもの、ヒートポンプ、太陽熱を使用したもの、電熱ヒーターなど、公知の各手段を採用することもできる。
加熱された空気は、温風供給管30によって後述する乾燥床部4の温風路42に供給される。符号31は、空気加熱装置3の燃焼装置の燃焼ガスを煙突32から排気する前に、燃焼装置に取り入れる燃焼用の外気に燃焼ガスの熱を熱交換によって一部取り込むための廃熱回収器である。
なお、前記吸気ファン24、循環ファン14、排気ファン13、16及びシャッター17、18は、乾燥室1内部の各所に温度センサ及び湿度センサ(何れも図示省略)を設けて、各センサからの情報を基に作動、停止、開閉などの制御を自動的に行い、被乾燥物5の乾燥効率を高める構造とすることもできる。
乾燥室1内部の床100上には、所要数の乾燥床部4が設置されている。各乾燥床部4は、床枠40を備えている。床枠40には、多数の通気孔(符号省略)が形成された床板41が設けられ、床板41の下には空間部である温風路42が形成されている。温風路42には、前記したように空気加熱装置3の温風供給管30が接続されている。なお、切り干し大根の材料などの被乾燥物5は、図1に示すように床板41の上に適宜量が収容される。
(作用)
図1乃至図3を参照し、本実施の形態に係る乾燥装置Aの作用を説明する。
まず、乾燥床部4に適宜量の切り干し大根の材料などの被乾燥物5を収容する。
次に、空気加熱装置3の燃焼装置に点火し、外気導入装置2の吸気ファン24と排気ファン13、16及び循環ファン14を作動させる。各シャッター17、18は開けられている。なお、排気ファン13、16については、被乾燥物5の乾燥が進み水分量が減ると、後述するように適宜間欠運転又は停止するよう制御が行われる。このような制御により、排気ファン13、16を稼働させるエネルギーを常時運転の場合と比較して削減することができる。
これにより、乾燥室1外部の空気(外気)が空気導入ダクト20を通して導入される。導入された空気は、各廃熱回収管21を通る際に、後述するように乾燥室1内部の雰囲気の廃熱及び採光部11から採り入れられる太陽光の熱を取り込むことによって所要の温度まで加温され、空気加熱装置3に導入される空気の予熱が行われる。
予熱された空気は、空気分配ダクト22から各吸気管23を通り、各空気加熱装置3へ送られる。空気加熱装置3は、予熱された空気を燃焼装置によって被乾燥物5を乾燥させるための所要の温度(例えば60℃)に加熱する。そして、加熱された空気は、温風供給管30を通り乾燥床部4の温風路42へ供給され、床板41の各通気孔を通り抜けて被乾燥物5の間の小さい空間部を通り、乾燥床部4の上方へ抜けて上昇する。この空気には、乾燥床部4に収容されている被乾燥物5から水分が水蒸気として取り込まれ、乾燥室1内部に充満する雰囲気となる。
この雰囲気は、その中に被乾燥物5から取り込まれた水蒸気と共に空気加熱装置3で付与された熱量を保持しているが、被乾燥物5に含まれている水分が水蒸気に変わる際に気化熱として多量の熱量を消費しているため、被乾燥物5を通過した雰囲気の温度は低下しており、湿度は100%近くまで上がっていると思われる。したがって、乾燥装置Aの運転の初期においては、雰囲気に含まれる水蒸気はほぼ飽和状態で推移すると思われるので、被乾燥物5に入る乾燥用空気の湿度に影響が出ないように、前記水蒸気と熱(廃熱)を含む雰囲気は、上部側の排気ファン13によって排気口12から順次乾燥室1外部へ排出される。
乾燥室1内部の雰囲気は、高い温度の雰囲気が上昇することと、太陽熱によって、乾燥室1上部の採光部11近傍の温度が高くなる。この温度の高い雰囲気は、排気ファン13によって排気口12方向へ引かれる途中において、廃熱回収管21の外管210に継続的に接触し、外管210を加温する。また、外管210は、乾燥室1の採光部11から採り入れられる太陽光の熱(太陽熱)によっても加温されている。さらには、前記したように間欠運転が行われる際には、排気ファン13が停止しているときも稼働しているときもあるが、循環ファン14が稼働することによって、高い温度の雰囲気は廃熱回収管21へ送られ、外管210を加温する。なお、循環ファン14を間欠運転するよう制御することもできる。
なお、運転によって被乾燥物5の乾燥が進み、いわゆる半乾き状態になると、空気加熱装置3を間欠運転する制御が行われる。これにより空気加熱装置3の燃焼装置が停止している場合は、廃熱回収管21で予熱された空気がそのまま乾燥床部4へ供給されるが、予熱された空気は温度が上がることによって湿度が低下し、飽和水蒸気量のキャパシティー(水分を取り込む能力)が上がっており、良好な乾燥能力を発揮することができる。
また、廃熱回収管21によって、雰囲気と、雰囲気の温度より低い導入空気との熱交換を行うことにより、高温高湿の雰囲気は冷やされ、水蒸気が凝縮することによって外管210の表面に結露が起こる。また、水蒸気が凝縮し水に変化するときに大量の熱(凝縮熱)が放出され、その一部又は多くは廃熱回収管21の通気路212を通る空気に取り込まれて空気を予熱する熱源となる。
また、例えば曇天時など、採光部11から採り込まれる太陽光が十分でない場合においては、廃熱回収管21による熱交換で温度が下がった雰囲気は太陽熱でほとんど加温されることなく下降することがある。この下降する雰囲気は、例えば外管210に沿うように伝い落ち、また結露したことで除湿され、湿度が低くなっており、下降途中の雰囲気との間で、ある程度の熱交換を行うと共に湿度を下げながら乾燥室1の底部に移動する。さらには、乾燥室1内部の雰囲気は、側壁10、10aなどでも多少の熱交換が行われており、これによって温度が低下した雰囲気は乾燥室1の底部に移動することになる。
このようにして乾燥室1下部に生じた低い温度の雰囲気溜まりは、下部の排気ファン16によって排気口15から乾燥室1外部へ排出される。この場合は、上部の排気ファン13で雰囲気を排出する場合と比較して、雰囲気の温度がより低い分だけ熱量の排出を低減して、雰囲気中の熱を乾燥のために無駄なく使用することができる。また、下降した雰囲気の一部は周囲の雰囲気(乾燥用空気)と混じり合って加温され、乾燥室1上部へ上昇し廃熱回収管21での熱交換を行うよう循環する。
したがって、乾燥室1上部の排気ファン13と下部の排気ファン16の稼働を好適に制御することで、雰囲気に含まれる水蒸気と熱量の乾燥室1外部への排出量を被乾燥物5の乾燥に最も適した制御を行うことが可能になる。なお、排気ファン13、16が停止しているときに、シャッター17、18を閉じることで、排気口12、15からの自然吸排気を止めることにより、雰囲気の出入りをより細かに制御することができる。
なお、乾燥室1内部の上部の採光部11近傍にたまった雰囲気は、前記したように廃熱回収管21で結露を起こすことで除湿され、合わせて太陽光の輻射熱で加温される。それと共に、除湿された雰囲気の一部は、廃熱回収管21の外管210の太陽光で加熱された部分に接触することで加温される。このようにしてつくられた湿度が低く温度が高い雰囲気は、強制ファン等を使って被乾燥物へ直接当てるようにして、被乾燥物の乾燥を促進するために利用することもできる。
前記のように外管210の表面に結露した結露水は、外管210の表面を伝って外管210下部に取り付けられている樋部材214に集められ、さらに空気分配ダクト22の下部に沿って設けられている樋部材220を通り、乾燥室1外部へ排出される。このように、雰囲気中から結露によって水分が除かれることにより、雰囲気の湿度が低下する。
夜間など乾燥装置Aの運転を停止しているとき、又は運転時において冬期などの寒冷時或いは雨天時など太陽熱による加温がほとんど望めない場合は、前記可動幕19を閉じてガラス板である採光部11を通して乾燥室1外部へ熱が逃げるのを低減し、熱の有効利用を図ることができる。さらに、乾燥装置Aの運転を停止しているときにも、外管210表面で冷やされて結露した結露水は、前記と同様に樋部材214から樋部材220を通り、乾燥室1外部へ排出される。
また、特に空気導入ダクト20の両入口に近い廃熱回収管21においては、導入される空気が外気温に近いことにより、雰囲気との温度差が大きく、より効率的な熱交換が可能である。このように、乾燥室1内部の水分を多く含む雰囲気が外気と順次入れ替わることにより、被乾燥物5は徐々に乾燥し、切り干し大根などの乾燥食品をつくることができる。
なお、廃熱回収管21の構造は、外管210と内管211で構成されているため、通気路212を通る空気は、廃熱回収管21が単管である場合と比較して、平均的に、廃熱と太陽熱で加温され温度が高くなる外管210により近い所を通る。したがって、通気路212を通る空気を高効率で加温して予熱することができる。
このように、乾燥装置Aは、乾燥室1内部の本来であれば水分を取り込んだ雰囲気と共に乾燥室1外部へ排出される廃熱を、廃熱回収管21によって一部回収し、乾燥用空気を予熱するための熱源として利用することができる。これにより、乾燥用空気を所要の温度まで加熱するための空気加熱装置3の燃料の消費量を削減することができる。
ここで、前記廃熱回収管21とほぼ同等の構造を有する測定モデル6を使用して、測定モデル6の熱交換性能を測定した結果を説明する。
なお、このように測定することにより、前記乾燥装置Aに組み込まれた廃熱回収管21の熱交換性能を擬似的に測定することができる。
測定モデル6の構造は図4に示す通りである。
測定モデル6は、全長が3.8mのモデル本体60を有している。モデル本体60は、外管61の下側に樋部材が設けられていない点を除き、前記廃熱回収管21と同等の構造を有している。外管61の外径は200mmであり、内管(図4では見えない)の外径は120mmである。また、廃熱回収管21と同様に、外管61は蛇腹状の薄肉のアルミ管で形成され、内管は亜鉛メッキ薄肉螺旋鋼管で形成されている。
モデル本体60は、その両端側が支持部材62で水平に支持されている。モデル本体60の前端部(図4において左端部)と後端部には、それぞれ下方へ垂れた曲管63、65が接続されている。モデル本体60の前端部の曲管63の前端部には、吸気ファン64が取り付けられている。
水平に支持されたモデル本体60は、想像線で表した合成樹脂製のカバーフィルム66によって、載置面との間に空間部が形成されるようにして覆われている。この空間部内部には、ヒーター(電気コンロ)67が収容されている。このヒーター67によって、空間部内部に所要の温度の雰囲気がつくられる。
測定モデル6又はその近傍には、測定モデル6の曲管63の吸気口を通る空気の温度、湿度を測定するセンサS2(ch1が温度、ch2が湿度)、モデル本体60後端部の通気路(図4では見えない)を通る空気の温度、湿度を測定するセンサS1(ch5が温度、ch6が湿度)、モデル本体60中間部の近傍の外気(雰囲気)の温度、湿度を測定するセンサS3(ch3が温度、ch4が湿度)及び測定モデル6の曲管65の排気口を通る空気の温度、湿度を測定するセンサS4(ch7が温度、ch8が湿度)が設置されている。
そして、前記測定モデル6を晴天の屋外に設置し、ヒーター67によってカバーフィルム66内部側の空間部の温度を所要の温度に上昇させ、モデル本体60を実験用の所要の温度、湿度を有する雰囲気内に設置し、吸気ファン64を作動させて測定モデル6の熱交換能力の実験を行った。
図5は測定モデル6の通気路を通る管内風量が250m3/hのときの吸気口、通気路内部、雰囲気及び排気口の温度の推移を示すグラフ、
図6は同じく管内風量が250m3/hのときの吸気口、通気路内部、雰囲気及び排気口の湿度の推移を示すグラフである。
また、図7は測定モデル6の通気路の管内風量が780m3/hのときの吸気口、通気路内部、雰囲気及び排気口の温度の推移を示すグラフ、
図8は同じく管内風量が780m3/hのときの吸気口、通気路内部、雰囲気及び排気口の湿度の推移を示すグラフである。
前記各グラフを参照して測定モデル6の熱交換性能を測定した結果を説明する。
まず、図5に示した管内風量が250m3/hのときの吸気口、通気路内部、雰囲気及び排気口の温度の平均値は、吸気口(ch1)が25.5℃、通気路内部(ch5)が32.0℃、雰囲気(ch3)が53.9℃、排気口(ch7)が38.1℃であり、吸気口から導入された空気の温度が排気口では、12.6℃上昇しており、測定モデル6の内外で十分な熱交換が行われていることが分かった。
次に、図6に示した管内風量が250m3/hのときの吸気口、通気路内部、雰囲気及び排気口の湿度の平均値は、吸気口(ch2)が53.4%、通気路内部(ch6)が31.0%、雰囲気(ch4)が72.3%、排気口(ch8)が25.8%であり、吸気口から導入された空気の温度が排気口に到達するまで上昇するにつれて湿度が27.6%低くなり、予熱されることで飽和水蒸気量のキャパシティーが上がっていることが分かった。
また、図7に示した管内風量が780m3/hのときの吸気口、通気路内部、雰囲気及び排気口の温度の平均値は、吸気口(ch1)が26.5℃、通気路内部(ch5)が31.8℃、雰囲気(ch3)が55.1℃、排気口(ch7)が33.4℃であり、吸気口から導入された空気の温度が排気口では、6.9℃上昇しており、前記風量が比較的小さい場合と比較して多少は劣るが、測定モデル6の内外で十分な熱交換が行われていることが分かった。
さらに、図8に示した管内風量が780m3/hのときの吸気口、通気路内部、雰囲気及び排気口の湿度の平均値は、吸気口(ch2)が53.4%、通気路内部(ch6)が33.7%、雰囲気(ch4)が45.1%、排気口(ch8)が33.7%であり、吸気口から導入された空気の温度が排気口に到達するまで上昇するにつれて湿度が19.7%低くなり、前記風量が比較的小さい場合と比較して多少は劣るが、予熱されることで飽和水蒸気量のキャパシティーが上がっていることが分かった。
なお、本明細書で使用している用語と表現は、あくまでも説明上のものであって、なんら限定的なものではなく、本明細書に記述された特徴およびその一部と等価の用語や表現を除外する意図はない。また、本発明の技術思想の範囲内で、種々の変形が可能であるということは言うまでもない。
A 乾燥装置
1 乾燥室
10、10a 側壁
11 採光部
12 排気口
13 排気ファン
14 循環ファン
15 排気口
16 排気ファン
17 シャッター
18 シャッター
19 可動幕
100 床
2 外気導入装置
20 空気導入ダクト
21 廃熱回収管
210 外管
211 内管
212 通気路
213 スペーサ
214 樋部材
22 空気分配ダクト
220 樋部材
23 吸気管
230 密封カバー
24 吸気ファン
25 フード
3 空気加熱装置
30 温風供給管
31 廃熱回収器
32 煙突
4 乾燥床部
40 床枠
41 床板
42 温風路
5 被乾燥物
6 測定モデル
61 外管
60 モデル本体
62 支持部材
63 曲管
64 吸気ファン
65 曲管
66 カバーフィルム
67 ヒーター
S1 センサ
S2 センサ
S3 センサ
S4 センサ

Claims (4)

  1. 乾燥室と
    前記乾燥室内部の雰囲気を乾燥室外部へ排出する排気手段と
    前記乾燥室外部の空気を乾燥室内部に導入する外気導入手段と
    該外気導入手段で導入した空気と前記乾燥室内部の雰囲気中の廃熱との熱交換を行うことにより前記空気を予熱する空気予熱手段と
    該空気予熱手段で予熱された空気を被乾燥物を乾燥させるための所要の温度に加熱する空気加熱手段と
    を備え、
    前記空気予熱手段が外管と内管又は外管と芯部材で構成された廃熱回収管であり、該廃熱回収管は、内管又は芯部材と、前記乾燥室内部の雰囲気中の廃熱で加温された前記外管との間の通気路に前記外気導入手段で導入した空気を通し、該空気を前記外管に接触させて熱交換を行うものであり、
    前記廃熱回収管の下側には、前記外管の表面に結露して外管に沿って伝い落ちる結露水を集める樋部材を有する、
    乾燥装置。
  2. 乾燥室内部の雰囲気を乾燥室外部へ排出する排気手段は、上部の排気ファン及び下部の排気ファンを備える、
    請求項1記載の乾燥装置。
  3. 乾燥室の少なくとも天部に太陽光を採り入れるための採光部が設けられている、
    請求項1又は2記載の乾燥装置。
  4. 乾燥室内部に被乾燥物を収容する乾燥床部が設けられている、
    請求項1、2又は3記載の乾燥装置。
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