JP5301683B2 - 電子放出素子およびこれを備えた撮像装置 - Google Patents

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Description

本発明は、面放出部から放出された電子を集束させる集束電極を有する電子放出素子およびこれを備えた撮像装置に関する。
近年、陰極(カソード電極)を熱することなく電界を用いて電子を放出させる技術において、電子放出層上に積層された絶縁層およびゲート電極層を貫通した開口(放出凹部)と、ゲート電極層上および開口の内周面に積層された炭素層と、を有し、ゲート電極層に電圧を印加して、開口の底に露出した電子放出層から電子を放出させる、いわゆる面放出型の電子放出素子が提案されている(特許文献1参照)。
国際公開2007−114103号公報
ところで、実装時において、撮像装置に組み込まれる場合、電子放出素子は、アノード電極および光電変換層を有した基板と真空空間を介して対面配置され、放出された電子は光電変換層の正孔と結合し、その際の電流が映像信号として検出される。このとき、放出された電子を効率よく光電変換層の正孔と衝突さるため電子ビームを光電変換層の表面に集束させる必要がある。
そこで、上記の面放出型電子放出素子において、放出された電子の軌道(電子ビーム)の広がりを抑えるべく、ゲート電極層とは異なる電位の電圧をかけることにより電子を電界集束させる集束電極層を設けることが考えられる。しかし、このようにすると、製造工程の最後に、放出凹部の内周面に成膜された炭素層によって、ゲート電極層と集束電極層とが導通してしまう。これによりゲート電極層と集束電極層とが同電位となり、両者間に十分な電位差を生じさせることができず、電子を集束させることができなくなる問題が想定される。
本発明は、上記の点に鑑み、集束電極層を設けても、ゲート電極層および集束電極層が炭素層によって導通することのない面放出型の電子放出素子およびこれを備えた撮像装置を提供することを課題とする。
本発明の電子放出素子は、面放出部から電子を放出する電子放出層と、第1絶縁体層を介して電子放出層の表面に成膜され、放出された電子を集束させる集束電極層と、第2絶縁体層を介して、集束電極層の表面に成膜されたゲート電極層と、ゲート電極層、第2絶縁体層、集束電極層および第1絶縁体層を貫通して、面放出部の表面に凹状に開口する放出凹部と、ゲート電極層の表面から放出凹部の内周面に亘って成膜された炭素層と、第1絶縁体層および第2絶縁体層とは別工程で成膜され、集束電極層と炭素層とを絶縁する部分絶縁部と、を備え、部分絶縁部は、炭素層とゲート電極層との間に介設したサイドウォール、炭素層と第2絶縁体層との間に介設したサイドウォール、炭素層と集束電極層との間に介設したサイドウォール、炭素層と第1絶縁体層との間に介設したサイドウォール、のうち、少なくとも炭素層と集束電極層との間に介設したサイドウォールで構成されていることを特徴とする。
本発明の他の電子放出素子は、面放出部から電子を放出する電子放出層と、第1絶縁体層を介して、電子放出層の表面に成膜されたゲート電極層と、第2絶縁体層を介してゲート電極層の表面に成膜され、放出された電子を集束させる集束電極層と、集束電極層の表面に積層された第3絶縁体層と、第3絶縁体層、集束電極層、第2絶縁体層、ゲート電極層および第1絶縁体層を貫通して、面放出部の表面に凹状に開口する放出凹部と、第3絶縁体層の表面から放出凹部の内周面に亘って成膜された炭素層と、第1絶縁体層、第2絶縁体層および第3絶縁体層とは別工程で成膜され、集束電極層と炭素層とを絶縁する部分絶縁部と、を備え、部分絶縁部は、炭素層と第3絶縁体層との間に介設したサイドウォール、炭素層と集束電極層との間に介設したサイドウォール、炭素層と第2絶縁体層との間に介設したサイドウォール、炭素層とゲート電極層との間に介設したサイドウォール、炭素層と第1絶縁体層との間に介設したサイドウォール、のうち、少なくとも炭素層と集束電極層との間に介設したサイドウォールで構成されていることを特徴とする。
上記の構成によれば、集束電極層と炭素層とを絶縁する部分絶縁部により、集束電極層とゲート電極層とが炭素層を介して導通することがないため、集束電極層に、ゲート電極層と異なる電位の電圧を印加することができ、面放出部から放出された電子(電子ビーム)を効率良く集束することができる。
なお、ゲート電極層および集束電極層は、特に、タングステン(W)で構成されていることが好ましく、その他、Si,Al,Ti,TiN,Cu,Ag,Cr,Au,Pt,C等の金属で構成されていても良い。
また、放出凹部の形状や、成膜・エッチング工程によって、サイドウォールの形成場所を選択することができる。また、炭素層と集束電極層との間のみに限らず、炭素層とその他の層との間にもサイドウォールを形成するため、複雑な成膜・エッチング工程が必要なく、炭素層と集束電極層とを絶縁する部分絶縁部を容易に形成することができる。
この場合、サイドウォールの膜厚(膜幅)は、第2絶縁体層の絶縁性能と略同一になる厚さに形成されていることが好ましい。
上記の構成によれは、集束電極層は、ゲート電極層に対して絶縁されているのと同様に、炭素層に対しても充分な絶縁を得ることができ、第2絶縁体層からのもれ電流(リーク)により、サイドウォールの意義が損なわれるのを回避することができる。これにより、集束電極層とゲート電極層との間を適切に絶縁することができる。なお、サイドウォールと第2絶縁体層とを同一の絶縁性材料で構成する場合には、サイドウォールの膜厚(膜幅)と第2絶縁体層の膜厚は同厚とすることが好ましい。
また、これらの場合、電子放出層は、アモルファスシリコンで構成され、部分絶縁部は、酸化物または窒化物で構成されていることが好ましい。
上記の構成によれば、部分絶縁部が電子放出層の酸化を促進し、面放出部の電子放出性能を向上させることができる。なお、部分絶縁部を構成する酸化物は、酸化シリコン(SiO)が特に有効であり、その他には、WO,AlO,TiO,CuO,AgO,CrO,MgO等の金属酸化物、MgAl2O,BaTiO等の金属複合酸化物でも良い。
また、これらの場合、ゲート電極層の電位に対し、集束電極層の電位が低くなるようにそれぞれ電圧が印加されることが好ましい。
上記の構成によれば、ゲート電極層よりも低い電圧で集束電極層を機能させることができるため、全体として低電圧で電子を放出させる電子放出素子を実現することができる。
また、これらの場合、集束電極層の電位が、マイナスの電位としてもよい。
上記の構成によれば、ゲート電極層と集束電極層の電位差を大きく取ることができるため、全体として印加電圧が低くても、集束電極による集束効果を十分に高めることができる。
また、これらの場合、放出凹部は、電子放出方向に拡開形成されていることが好ましい。
上記の構成によれば、放出凹部の上部に位置する各電極層および各絶縁体層の層端が、放出された電子の軌道を阻む(電子ビームの減衰)ことがなく、効率良く電子を放出することができる。
本発明の撮像装置は、上記の電子放出素子、およびカソード電極を有する電子放出基板部と、真空空間を存して電子放出基板部に対面し、光電変換層およびアノード電極を有する受光基板部と、を備えたことを特徴とする。
上記の構成によれば、放出された電子を効率よく光電変換層の表面に集束することができ、検出精度が高く、且つ省電力型の撮像装置を提供することができる。
第1実施形態に係る電子放出素子の放出凹部廻りの拡大断面図である。 第1実施形態に係る電子放出素子の放出凹部の形成工程を表した図である。 第1実施形態に係る電子放出素子の放出凹部の形成工程を表した図である。 第1実施形態に係る電子放出素子の放出凹部の形成工程を表した図である。 第1実施形態に係る電子放出素子の放出凹部の第1変形例を示した拡大断面図である。 第1実施形態に係る電子放出素子の放出凹部の第2変形例を示した拡大断面図である。 第1実施形態に係る撮像装置の構成を表した模式断面図である。 第2実施形態に係る電子放出素子の放出凹部廻りの拡大断面図である。 第2実施形態に係る電子放出素子の放出凹部の第1変形例を示した拡大断面図である。 第2実施形態に係る電子放出素子の放出凹部の第2変形例を示した拡大断面図である。
以下、添付の図面を参照し、本発明の一実施形態に係る電子放出素子およびこれを備えた撮像装置について説明する。この電子放出素子は、冷陰極型の電子源を有するいわゆる面放出型の電子放出素子であり、また撮像装置は、この電子放出素子を複数個、マトリクス状に配置した電子放出素子アレイに真空空間を存して光電変換膜を対向させて構成されている。
<第1実施形態>
図1に示すように、電子放出素子1は、カソード電極層2と、カソード電極層2上に積層され、アモルファスシリコン(a−Si)で構成された電子放出層3と、電子放出層3上に形成され、複数の電極層および複数の絶縁体層から成る電極層部4と、を有している。電極層部4は、電子放出層3上に成膜された第1絶縁体層5と、第1絶縁体層5上に成膜された集束電極層6と、集束電極層6上に成膜された第2絶縁体層7と、第2絶縁体層7上に成膜されたゲート電極層8と、を有している。また、電極層部4には、各層を貫通し、底部に電子放出層3が露出した凹状の電子放出凹部10が形成されており、この電子放出層3の露出部分に面放出部9、すなわちエミッションサイトが構成されている。さらに、ゲート電極層8の表面および電子放出凹部10の内周面には、炭素層11が成膜されており、炭素層11と電子放出凹部10の内周面との間には、酸化シリコン(SiO)で構成された絶縁性のサイドウォール12が形成されている。なお、詳細は後述するが、電子放出素子1(電子放出凹部10)のアレイにより、撮像素子(画素)113が構成されている(図7参照)。
カソード電極層2を接地電位として、ゲート電極層8に所望の電圧を印加すると、電子放出層3の面放出部9に強い電界が発生する。形成された電界によって電子放出層3内部の電子が加速され、トンネル効果により面放出部9から電子が放出される。このとき、集束電極層6に、ゲート電極層8よりも低い電位の電圧を印加(電位差を持たせる)すると、放出された電子(電子ビーム)が集光され、ビームスポットが絞られて後述する光電変換層123の裏面に供給される。ゲート電極層8の表面および電子放出凹部10の内周面に成膜された炭素層11は、ゲート電極層8と面放出部9とを電気的に導通し、電子の放出を励起する。また、炭素層11は、アモルファスシリコンで構成された電子放出層3との協働により、面放出部9の電子放出性能を高めている。サイドウォール12は、集束電極層6および炭素層11を絶縁し、ゲート電極層8と集束電極層6とが炭素層11を介して導通するのを防止している(詳しくは後述する)。
電子放出凹部10は、最上部に成膜されたゲート電極層8の層端に囲まれた上部放出凹部10aと、第1絶縁体層5、集束電極層6および第2絶縁体層7の層端に囲まれた下部放出凹部10bとを有し、詳細は後述するが2度のエッチングにより形成されている。上部放出凹部10aは、ゲート電極層8の層端が、第1絶縁体層5、集束電極層6および第2絶縁体層7の層端に対して後退して形成されており、電子放出凹部10は、全体として下部に対し上部が拡開形成されている。これにより、ゲート電極層8の層端が、面放出部9から放出された電子の軌道上に突出する(邪魔する)のを抑制している。
サイドウォール12は、上部放出凹部10aの内周面(後退したゲート電極層8の層端)に形成された上部サイドウォール12aと、下部放出凹部10bの内周面(第1絶縁体層5、集束電極層6および第2絶縁体層7の層端)に形成された下部サイドウォール12bと、を有している。このようにサイドウォール12が二分割されているのは、電子放出凹部10の内周面に成膜した絶縁材料(SiO)を、エッチバックして形成したことによる。さらに、ゲート電極層8の表面および上部サイドウォール12a,下部サイドウォール12bを覆うように、炭素層11が一様に成膜されている。なお、本実施形態では、望まないもれ電流(リーク)および炭素層11による発熱を抑制するため、電子放出凹部10の底にあたる面放出部9には、炭素層11が成膜されないようにしている。
続いて、電極層部4に成膜された各層を構成する材料および膜厚について説明する。ゲート電極層8は、タングステン(W)で構成され、膜厚60nm(600Å)に成膜されている。集束電極層6は、ゲート電極層8と同様に、タングステンで構成され、ゲート電極層8よりも薄く、膜厚50nm(500Å)に成膜されている。なお、ゲート電極層8および集束電極層6のいずれの膜厚も、10〜200nm(100〜2000Å)の範囲内で成膜されることが好ましい。また、ゲート電極層8および集束電極層6は、タングステンの他、Si,Al,Ti,TiN,Cu,Ag,Cr,Au,Pt,C等の金属を用いても良い。
第1絶縁体層5および第2絶縁体層7は、サイドウォール12と同様の材料(SiO等)で構成さることが好ましく、それぞれ膜厚150nm(1500Å)に成膜されている。すなわち、ゲート電極層8と集束電極層6との間を絶縁する膜厚(第2絶縁体層7の膜厚)は、150nm(1500Å)であり、ゲート電極層8と電子放出層3との間を絶縁する膜厚(第1絶縁体層5、集束電極層6および第2絶縁体層7の合計膜厚)は、350nm(3500Å)となっている。なお、第1絶縁体層5および第2絶縁体層7のいずれの膜厚も、50〜1000nm(500〜10000Å)の範囲内で成膜されることが好ましい。
サイドウォール12は、上述のように酸化シリコン(SiO)で構成され、膜厚(膜幅)150nm(1500Å)に成膜されている。すなわち、サイドウォール12(特に、上部サイドウォール12a)は、ゲート電極層8と集束電極層6との間を絶縁する第2絶縁体層7と同じ膜厚を有している。これにより、集束電極層6が、ゲート電極層8に対して絶縁されているのと同一の絶縁性能で、炭素層11に対して絶縁されており、サイドウォール12からのリークにより、絶縁性能が低下するのを防止している。また、電子放出時、面放出部9は、発生した強い電界によって熱され酸化されるものと考えられるが、酸化物であるSiOで構成されたサイドウォール12は、アモルファスシリコンで構成された面放出部9の酸化を促進し、面放出部9の電子放出性能を向上させている。なお、サイドウォール12は、酸化シリコンの他、WO,AlO,TiO,CuO,AgO,CrO,MgO等の金属酸化物、MgAl2O,BaTiO等の金属複合酸化物または窒化物を用いてもよい。
そして、ゲート電極層8(炭素層11)に印加される電圧よりも集束電極層6に印加される電圧が低くなるように設定されており、ゲート電極層8の電位を20Vに設定した場合、両者の凹部空間電位差を0〜13Vとすることが好ましい。このように、集束電極層6をゲート電極層8よりも十分に低い電位となるように電圧が印加され、全体として電子放出素子1へ印加電圧が低く抑えられる構成となっている。なお、集束効果を高めるため、集束電極層6に印加する電圧は、マイナス電位としてもよい。
次に、図2ないし図4を参照し、電子放出素子1の製造方法について説明する。図2は、上部放出凹部10aの製造工程を示している。先ず、図外の基板上に形成されたカソード電極層2上に、電子放出層3となるアモルファスシリコン、第1絶縁体層5となる酸化シリコン、集束電極層6となるタングステン、第2絶縁体層7となる酸化シリコンおよびゲート電極層8となるタングステンを、スパッタリング法およびCVD法によって、順に成膜する(同図(a)参照)。このとき、上記した通りの膜厚(ゲート電極層8の膜厚=60nm、集束電極層6の膜厚=50nm、第1絶縁体層5および第2絶縁体層7の膜厚=150nm)となるように、各層を成膜する。
続いて、最上部に成膜されたゲート電極層8上に、フォトレジスト層20をスピンコート法等によって塗布し、露光・現像工程を経て、電子放出凹部10形成位置に、上部放出凹部10aの開口寸法と同一寸法のレジスト除去部を有するレジストパターン21を形成する(同図(b)参照)。なお、実際の工程では、電子放出素子1のアレイを構成すべく、マトリクス状に複数のレジスト除去部を形成する。次に、レジストパターン21の形成によって露出したゲート電極層8の一部を、RIE(Reactive Ion Etching;反応性イオンエッチング)法によって、エッチングする(異方性エッチング)。これにより、第2絶縁体層7上に、ゲート電極層8の一部(円形部分)のみが除去され、上部放出凹部10aとなる開口22が形成される(同図(c)参照)。その後、フォトレジスト層20をのみを除去する。
図3は、下部放出凹部10bの製造工程を示している。同図(a)は、フォトレジスト層20を除去し、ゲート電極層8に開口22が形成された状態を示している。先ず、ゲート電極層8の表面および露出した第2絶縁体層7上に、フォトレジスト層30をスピンコート法等によって塗布し、露光・現像工程を経て、下部放出凹部10bの開口寸法と同一寸法のレジスト除去部を有するレジストパターン31を形成する。このとき、レジストパターン31は、上部放出凹部10aと同軸上(同心上)に、且つ径が小さくなるように形成する(同図(b)参照)。そして、形成したレジストパターン31を介して、第1絶縁体層5、集束電極層6および第2絶縁体層7を、RIE法によって、エッチングする(異方性エッチング)。これにより、電子放出層3上に、第1絶縁体層5、集束電極層6および第2絶縁体層7が除去された円形の開口32が形成される。すなわち、下部放出凹部10bが形成され、その底部には、電子放出層3(面放出部9)が露出する(同図(c)参照)。その後、フォトレジスト層30をのみを除去する。
図4は、サイドウォール12の製造工程を示している。同図(a)は、フォトレジスト層30を除去し、電子放出層3上に電子放出凹部10が形成された状態を示している。先ず、ゲート電極層8の表面、電子放出凹部10の内周面および露出した電子放出層3(面放出部9)に、サイドウォール12となる酸化シリコンを、CVD法等により成膜する。このとき、酸化シリコンは、上記したサイドウォール12の膜厚(膜幅)(150nm)に成膜する(同図(b)参照)。続いて、成膜した酸化シリコンを、RIE法によって、ゲート電極層8の表面が露出するまでエッチバックする。これにより、層面に対して垂直方向に等厚で、酸化シリコンがエッチングされて、ゲート電極層8の表面および電子放出層3の面放出部9が露出し、上部放出凹部10aおよび下部放出凹部10bの内周面に、膜厚(膜幅)が150nmの上部サイドウォール12aおよび下部サイドウォール12bが形成される(同図(c)参照)。そして最後に、ゲート電極層8の表面および電子放出凹部10の内周面にかけて、スパッタリング法等によって炭素層11を成膜する(図1参照)。
次に、図5および図6を参照し、第1実施形態の電子放出素子1の変形例について説明する。図5は、第1実施形態の第1変形例に係る電子放出素子1を表している。同図に示すように、本変形例に係るサイドウォール12は、炭素層11と上部放出凹部10a(ゲート電極層8の層端)との間に形成された上部サイドウォール12aと、炭素層11と下部放出凹部10bに臨む集束電極層6の層端のみとの間にのみ形成された下部サイドウォール12bと、を有している。下部サイドウォール12bは、第2絶縁体層7の膜厚と同一の膜厚(膜幅)を有しており、集束電極層6を上下から挟む第1絶縁体層5および第2絶縁体層7の層端に揃うように、下部放出凹部10bの内周面に埋め込まれるようにして形成されている。これにより、集束電極層6が、ゲート電極層8と同様に炭素層11に対して十分に絶縁され、サイドウォール12は、集束電極層6が炭素層11を介してゲート電極層8を導通するのを十分に防ぐことのできる構成となっている。
図6は、第1実施形態の第2変形例に係る電子放出素子1を表している。図示のように、第2変形例に係るサイドウォール12は、炭素層11と下部放出凹部10bに臨む集束電極層6の層端との間にのみ形成されている。このサイドウォール12は、第1変形例の下部サイドウォール12bと同様、第2絶縁体層7の膜厚と同一の膜厚(膜幅)を有しており、集束電極層6を上下から挟む第1絶縁体層5および第2絶縁体層7の層端に揃うように、下部放出凹部10bの内周面に埋め込まれて形成されている。
サイドウォール12は、集束電極層6と炭素層11との間の絶縁が目的であるため、本変形例は、サイドウォール12を集束電極層6と炭素層11の間にのみに形成し、ゲート電極層8の層端と炭素層11との間は導通状態となっている。
次に、図7を参照して、上記の電子放出素子1を搭載した撮像装置100について説明する。図7は、撮像装置100を模式的に表した断面図であり、同図に示すように、撮像装置100は、複数の電子放出素子1を作りこんだ電子放出基板部110と、電子放出基板部110と真空空間を存して対向配置され、放出された電子のターゲットとなる受光基板部120と、電子放出基板部110と受光基板部120との間に離間配置され、放出された電子の軌道を制御するメッシュ電極130と、を備えている。
電子放出基板部110は、シリコン基板111と、シリコン基板111上に形成された駆動回路層112と、駆動回路層112上にマトリクス状に形成した複数の撮像素子113と、を備えている。各撮像素子113は、1の画素として機能し、複数の電子放出素子1をマトリクス状に配置した電子放出素子アレイ114で構成されている。すなわち、1の撮像素子113を構成する電子放出素子アレイ114は、一体として駆動される。駆動回路層112は、シリコンを材料とする基板に、電子放出素子アレイ114(電子放出素子1)を駆動するMOSトランジスタアレイ(スイッチ)、およびMOSトランジスタアレイを制御する水平・垂直走査回路から成る駆動回路(図示省略)を作りこんで、構成されている。そして、複数の電子放出素子アレイ114(撮像素子113)は、駆動回路により点順次駆動(走査)されるようになっている。
受光基板部120は、透明なガラス基板121と、ガラス基板121の裏面に積層されたアノード電極層122(透明電極)と、アノード電極層122の裏面に積層された光電変換層123と、を有している。アノード電極層122に電圧が印加されると、ガラス基板121側からの入射光によって光電変換層123に発生した正孔が加速されて、光電変換層123の裏面付近において入射光像に対応する正孔パターン(図示省略)が形成される。メッシュ電極130は、放出された電子の軌道を制御すると共に、余剰電子を吸収するために、電子放出基板部110と受光基板部120との間に配設されている。また、図示しないが、受光基板部120は、受光基板部120の駆動に必要な信号や電圧を供給する回路や、検出した映像信号を出力する回路等も備えている。
この撮像装置100は、電子放出基板部110の電子放出凹部10から放出された電子が、メッシュ電極130の孔131を通過し、受光基板部120の光電変換層123の表面付近に成長した正孔パターンと結合し、結合時の電流が映像信号として検出されることで映像が撮像される。すなわち、光電変換層123において、入射光像を反映した正孔パターンにより撮像素子113毎の正孔の蓄積量の相違から異なる映像信号が検出され、この映像信号の強弱が明暗として感知される。なお、受光基板部120(ガラス基板121)の表面にカラーフィルタを形成してもよい。かかる場合には、R・G・Bの画像(映像)を個々に取り込むことにより、カラーによる撮像が可能となる。
<第2実施形態>
以下、図8ないし図10を参照し、本発明の第2実施形態に係る電子放出素子1ついて説明する。上記の第1実施形態では、電極層部4において、ゲート電極層8の下方に集束電極層6が成膜されているが、第2実施形態では、電極層部4において、ゲート電極層8の上方に集束電極層6が成膜されている。なお、以下の説明において、第1実施形態と同様の構成部分は、同様の符号を付し、詳細な説明を省略する。
図8に示すように、第2実施形態に係る電子放出素子1は、カソード電極層2と、カソード電極層2上に積層された電子放出層3と、電子放出層3上に形成された電極層部4と、を有している。電極層部4は、電子放出層3上に成膜された第1絶縁体層5と、第1絶縁体層5上に成膜されたゲート電極層8と、ゲート電極層8上に成膜された第2絶縁体層7と、第2絶縁体層7上に成膜された集束電極層6と、集束電極層6上に成膜された第3絶縁体層50と、を有している。そして、電極層部4には、各層を貫通し、底に面放出部9が露出した電子放出凹部10が形成されている。さらに、第3絶縁体層50の表面および電子放出凹部10の内周面には、炭素層11が成膜されている。また、炭素層11と電子放出凹部10の内周面との間にはサイドウォール12が形成されている。
電子放出凹部10は、上部に成膜された第3絶縁体層50、集束電極層6および第2絶縁体層7の層端に囲まれた上部放出凹部10aと、ゲート電極層8および第1絶縁体層5の層端に囲まれた下部放出凹部10bとを有している。上部放出凹部10aは、第3絶縁体層50、集束電極層6および第2絶縁体層7の層端が、ゲート電極層8および第1絶縁体層5の層端に対して後退して形成されており、電子放出凹部10は、全体として下部に対し上部が拡開形成されている。これにより、ゲート電極層8の層端が、面放出部9から放出された電子の軌道上に突出するのを抑制している。また、上部放出凹部10aは、下部放出凹部10bに対して、サイドウォール12の膜厚(膜幅)よりも充分に大きく後退しており、炭素層11とゲート電極層8とが接している(導通部51)。これは、サイドウォール12によって、ゲート電極層8が絶縁層に囲まれて炭素層11と絶縁されるのを回避するためものである。
サイドウォール12は、上部放出凹部10aの内周面(後退した第3絶縁体層50、集束電極層6および第2絶縁体層7の層端)に形成された上部サイドウォール12aと、下部放出凹部10bの内周面(ゲート電極層8および第1絶縁体層5の層端)に形成された下部サイドウォール12bと、を有している。さらに、ゲート電極層8の表面および上部サイドウォール12a、下部サイドウォール12bを覆うように、炭素層11が一様に成膜されている。なお、第1実施形態と同様、面放出部9には炭素層11が成膜されないようにしている。
電極層部4に成膜された各層を構成する材料は、第1実施形態と同様であり、本実施形態に係る電極層部4のみが有している第3絶縁体層50は、第1絶縁体層5および第2絶縁体層7と同様の材料によって構成されている。また、各層の膜厚についても、第1実施形態と同様であるが、電子放出層3とゲート電極層8とを絶縁する第1絶縁体層5のみ、両者間を十分に絶縁するため、膜厚を350nm(3500Å)有して成膜されている。
次に、図9および図10を参照し、第2実施形態の変形例について説明する。図9は、第2実施形態の第1変形例に係る電子放出素子1を示している。図示のように、本変形例に係るサイドウォール12は、炭素層11と上部放出凹部10aに臨む集束電極層6の層端のみとの間に形成された上部サイドウォール12aと、炭素層11と下部放出凹部10bに臨むゲート電極層8の層端のみとの間にのみ形成された下部サイドウォール12bと、を有している。上部サイドウォール12aは、第2絶縁体層7の膜厚と同一の膜厚(膜幅)を有しており、集束電極層6を上下から挟む第2絶縁体層7および第3絶縁体層50の層端に揃うように、上部放出凹部10aの内周面に埋め込まれて形成されている。これにより、集束電極層6が、ゲート電極層8と同様に炭素層11に対して十分に絶縁され、サイドウォール12は、集束電極層6が炭素層11を介してゲート電極層8を導通するのを十分に防ぐことのできる構成となっている。
図10は、本実施形態の第2変形例に係る電子放出素子1を示している。図示のように、本変形例に係るサイドウォール12は、炭素層11と上部放出凹部10aに臨む集束電極層6の層端との間にのみ形成されている。このサイドウォール12は、第1変形例の上部サイドウォール12aと同様、第2絶縁体層7の膜厚と同一の膜厚(膜幅)を有しており、集束電極層6を上下から挟む第2絶縁体層7および第3絶縁体層50の層端に揃うように、上部放出凹部10aの内周面に埋め込まれて形成されている。
サイドウォール12は、集束電極層6と炭素層11との間の絶縁が目的であるため、本変形例は、サイドウォール12を集束電極層6と炭素層11の間にのみに形成している。
上記の構成によれば、電子放出素子1は、集束電極層6と炭素層11とを絶縁するサイドウォール12により、集束電極層6とゲート電極層8とが炭素層11を介して導通することがないため、集束電極層6に、ゲート電極層8と異なる電位の電圧を印加することができ、電子の軌道を効率良く集束することができる。特に、変形例を除く実施形態によれば、複雑な成膜・エッチング工程が必要なく、炭素層11と集束電極層6とを絶縁するサイドウォール12を容易に形成することができる。さらに、ゲート電極層8よりも低い電圧で集束電極層6を機能させるため、全体として低電圧で電子を放出させることができる。
そして、電子放出素子1を備えた撮像装置100は、放出された電子を効率よく光電変換層123の表面に集束することができ、省電力型且つ検出精度が高いものとなる。
1 電子放出素子 2 カソード電極層
3 電子放出層 5 第1絶縁体層
6 集束電極層 7 第2絶縁体層
8 ゲート電極層 9 面放出部
10 電子放出凹部 11 炭素層
12 サイドウォール 12a 上部サイドウォール
12b 下部サイドウォール 50 第3絶縁体層
100 撮像装置 110 電子放出基板部
111 シリコン基板 120 受光基板部
121 ガラス基板 122 アノード電極層
123 光電変換層 130 メッシュ電極

Claims (8)

  1. 面放出部から電子を放出する電子放出層と、
    第1絶縁体層を介して前記電子放出層の表面に成膜され、放出された電子を集束させる集束電極層と、
    第2絶縁体層を介して、前記集束電極層の表面に成膜されたゲート電極層と、
    前記ゲート電極層、前記第2絶縁体層、前記集束電極層および前記第1絶縁体層を貫通して、前記面放出部の表面に凹状に開口する放出凹部と、
    前記ゲート電極層の表面から前記放出凹部の内周面に亘って成膜された炭素層と、
    前記第1絶縁体層および前記第2絶縁体層とは別工程で成膜され、前記集束電極層と前記炭素層とを絶縁する部分絶縁部と、を備え、
    前記部分絶縁部は、
    前記炭素層と前記ゲート電極層との間に介設したサイドウォール、
    前記炭素層と前記第2絶縁体層との間に介設したサイドウォール、
    前記炭素層と前記集束電極層との間に介設したサイドウォール、
    前記炭素層と前記第1絶縁体層との間に介設したサイドウォール、
    のうち、少なくとも前記炭素層と前記集束電極層との間に介設したサイドウォールで構成されていることを特徴とする電子放出素子。
  2. 面放出部から電子を放出する電子放出層と、
    第1絶縁体層を介して、前記電子放出層の表面に成膜されたゲート電極層と、
    第2絶縁体層を介して前記ゲート電極層の表面に成膜され、放出された電子を集束させる集束電極層と、
    前記集束電極層の表面に積層された第3絶縁体層と、
    前記第3絶縁体層、前記集束電極層、前記第2絶縁体層、前記ゲート電極層および前記第1絶縁体層を貫通して、前記面放出部の表面に凹状に開口する放出凹部と、
    前記第3絶縁体層の表面から前記放出凹部の内周面に亘って成膜された炭素層と、
    前記第1絶縁体層、前記第2絶縁体層および前記第3絶縁体層とは別工程で成膜され、前記集束電極層と前記炭素層とを絶縁する部分絶縁部と、を備え、
    前記部分絶縁部は、
    前記炭素層と前記第3絶縁体層との間に介設したサイドウォール、
    前記炭素層と前記集束電極層との間に介設したサイドウォール、
    前記炭素層と前記第2絶縁体層との間に介設したサイドウォール、
    前記炭素層と前記ゲート電極層との間に介設したサイドウォール、
    前記炭素層と前記第1絶縁体層との間に介設したサイドウォール、
    のうち、少なくとも前記炭素層と前記集束電極層との間に介設したサイドウォールで構成されていることを特徴とする電子放出素子。
  3. 前記サイドウォールの膜厚(膜幅)は、前記第2絶縁体層の絶縁性能と略同一になる厚さに形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の電子放出素子。
  4. 前記電子放出層は、アモルファスシリコンで構成され、
    前記部分絶縁部は、酸化物または窒化物で構成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の電子放出素子。
  5. 前記ゲート電極層の電位に対し、前記集束電極層の電位が低くなるようにそれぞれ電圧が印加されることを特徴とする請求項1または2に記載の電子放出素子。
  6. 前記集束電極層の電位が、マイナスの電位であることを特徴とする請求項に記載の電子放出素子。
  7. 前記放出凹部は、電子放出方向に拡開形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の電子放出素子。
  8. 請求項1ないしのいずれかに記載の電子放出素子、およびカソード電極を有する電子放出基板部と、
    真空空間を存して前記電子放出基板部に対面し、光電変換層およびアノード電極を有する受光基板部と、を備えたことを特徴とする撮像装置。
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