JP5301593B2 - 情報処理装置及びコンピュータが実行可能なプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、情報処理装置及びコンピュータが実行可能なプログラムに関する。
ポインティングデバイスは、コンピュータに対して入力位置や選択/指定場所を指示するためのデバイスである。かかるポインティングデバイスは、コンピュータのディスプレイ画面上に表示されている図形などを指し示すカーソルをディスプレイ画面上で移動させたり、カーソルの指示位置の処理を実行させたりするために使用される。ポインティングデバイスとしては、マウス,トラックポインタ、スライスパッド、トラックボール,ジョイスティックなどがある。
ユーザは、例えば、ディスプレイ画面から目を離した場合、作業を中断して再開する場合、及びディスプレイ画面のウィンドウを別のウィンドウに切り替えた場合等に、カーソルを見失うことが多い。
他方、マイクロソフト社が提供するウインドウズ(R)システムでは、1台のコンピュータに2台以上のモニタを接続し、あたかも1台の大きなモニタであるかのように表示させることができる「マルチモニタ(マルチディスプレイ)」と呼ばれる機能がある。複数のモニタを使用している場合は、よりカーソルを見失う場合が多い。
特開2000−99238号公報 特開2007−156156号公報
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、簡単な方法でカーソルを見失うことを防止することが可能な情報処理装置及びコンピュータが実行可能なプログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、ポインティングデバイスの操作量に基づいて、モニタ画面上にカーソルを表示する表示制御手段と、前記ポインティングデバイスの操作量に基づいて、前記カーソルを前記モニタ画面の表示領域から外に移動させようとする操作が所定時間継続したか否かを判断する判断手段と、前記判断手段で、前記カーソルを前記モニタ画面の表示領域から外に移動させようとする操作が所定時間継続したと判断された場合に、前記カーソルを前記モニタ画面上で視認し易くする処理を行う処理手段と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明の好ましい態様によれば、前記判断手段は、前記ポインティングデバイスの操作量に基づいて、前記モニタ画面上のカーソル座標位置を算出し、前記ポインティングデバイスの操作量の絶対値が第1の閾値以上であり、かつ、前記カーソル座標位置の前回値と今回値の差分が第2の閾値以下である状態が前記所定時間継続した場合に、前記カーソルを前記モニタ画面の表示領域から外に移動させようとする操作が所定時間継続したと判断することが望ましい。
また、本発明の好ましい態様によれば、前記モニタ画面は、複数のモニタを接続したマルチモニタ画面であり、前記判断手段は、前記カーソルを、前記マルチモニタ画面の外に移動させようとする操作が所定時間継続したか否かを判断することが望ましい。
また、本発明の好ましい態様によれば、前記カーソルを視認し易くする処理は、前記カーソルを前記モニタ画面上の所定の位置に移動させる処理であることが望ましい。
また、本発明の好ましい態様によれば、前記カーソルを視認し易くする処理は、前記カーソルを前記モニタ画面上で強調表示する処理であることが望ましい。
また、上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、情報処理装置に搭載されるプログラムにおいて、モニタ画面上に表示されるカーソルの操作量をポインティングデバイスから取得する工程と、前記ポインティングデバイスの操作量に応じて、前記モニタ画面上にカーソルを表示する工程と、前記ポインティングデバイスの操作量に基づいて、前記カーソルを、前記モニタ画面の表示領域から外に移動させようとする操作が所定時間継続したか否かを判断する工程と、前記カーソルを、前記モニタ画面の外に移動させようとする操作が所定時間継続したと判断された場合に、前記カーソルを視認し易くする処理を行う工程と、をコンピュータに実行させることを特徴とする。
また、本発明の好ましい態様によれば、前記判断する工程では、前記ポインティングデバイスの操作量に基づいて、前記モニタ画面上のカーソル座標位置を算出し、前記ポインティングデバイスの操作量の絶対値が第1の閾値以上であり、かつ、前記カーソル座標位置の前回値と今回値の差分が第2の閾値以下である状態が所定時間継続した場合に、前記カーソルを前記モニタ画面の表示領域から外に移動させようとする操作が所定時間継続したと判断することが望ましい。
また、本発明の好ましい態様によれば、前記モニタ画面は、複数のモニタを接続した拡張デスクトップ画面であり、前記判断する工程では、前記カーソルを、拡張デスクトップ画面の外に移動させようとする操作が所定時間継続したか否かを判断することが望ましい。
また、上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、情報処理装置に搭載されるプログラムにおいて、OSからポインティングデバイスの操作量を取得する工程と、前記OSが前記ポインティングデバイスの操作量に基づいて算出した前記モニタ画面上のカーソル座標位置を、前記OSから取得する工程と、前記取得したポインティングデバイスの操作量及び前記モニタ画面上のカーソル座標位置とに基づいて、前記カーソルを、前記モニタ画面の表示領域から外に移動させようとする操作が所定時間継続したか否かを判断する工程と、前記カーソルを、前記モニタ画面の外に移動させようとする操作が所定時間継続したと判断された場合に、前記カーソルを視認し易くする処理の実行をOSに指示する工程と、をコンピュータに実行させることを特徴とする。
また、本発明の好ましい態様によれば、前記判断する工程では、前記ポインティングデバイスの操作量に基づいて、前記モニタ画面上のカーソル座標位置を算出し、前記ポインティングデバイスの操作量の絶対値が第1の閾値以上であり、かつ、前記カーソル座標位置の前回値と今回値の差分が第2の閾値以下である状態が所定時間継続した場合に、前記カーソルを前記モニタ画面の表示領域から外に移動させようとする操作が所定時間継続したと判断することが望ましい。
また、本発明の好ましい態様によれば、前記モニタ画面は、複数のモニタを接続した拡張デスクトップ画面であり、前記判断する工程では、前記カーソルを、拡張デスクトップ画面の外に移動させようとする操作が所定時間継続したか否かを判断することが望ましい。
本発明によれば、簡単な方法でカーソルを見失うのを防止することが可能となる。
図1は、本実施の形態に係るカーソル表示装置の概念図である。 図2は、本実施の形態に係る情報処理装置を適用したマルチモニタシステムの外観構成例を示す図である。 図3は、図2のノートPCのブロック構成例を示す図である。 図4は、マルチモニタシステムのカーソル制御に関する機能構成を説明するための図である。 図5は、マルチモニタの環境設定を行うための画面の一例を示す図である。 図6は張デスクトップを説明するための図である。 図7は、拡張デスクトップの境界を説明するための図である。 図8は、ユーティリティ・プログラムにおけるカーソルを視認し易くする処理を説明するためのフローチャートである。 図9は、拡張デスクトップの表示例を説明するための図である。 図10は、拡張デスクトップの表示例を説明するための図である。
以下に、本実施の形態にかかる情報処理装置及びコンピュータが実行可能なプログラムを適用したコンピュータシステムの実施の形態について、図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施の形態における構成要素には、当業者が容易に想定できるもの又は実質的に同一のものが含まれる。本発明の構成要素は、本明細書の図面に一般に示してあるが、様々な構成で広く多様に配置し設計してもよいことは容易に理解できる。したがって、本発明の装置、方法、及びプログラムの実施の形態についての以下のより詳細な説明は、特許請求の範囲に示す本発明の範囲を限定するものではなく、単に本発明の選択した実施の形態の一例を示すものであって、本明細書の特許請求の範囲に示す本発明と矛盾無く装置、システム及び方法についての選択した実施の形態を単に示すものである。当業者は、特定の細目の1つ以上が無くても、又は他の方法、部品、モジュール、材料でも本発明を実現できることが理解できる。
(実施の形態)
図1は、本実施の形態に係るカーソル表示装置の概念図である。カーソル表示装置は、図1に示すように、情報処理装置1と、モニタ画面2と,ポインティングデバイス3とを備えている。ポインティングデバイス3は、モニタ画面2上に表示されるカーソル7の操作指示を行い、その操作量を情報処理装置1に出力する。情報処理装置1は、ポインティングデバイス3の操作量に応じて、モニタ画面2上にカーソル7を表示する表示制御手段4、ポインティングデバイス3の操作量に基づいて、カーソル7をモニタ画面2の表示領域から外に移動させようとする操作が所定時間継続したか否かを判断する判断手段5、判断手段5で、カーソル7をモニタ画面2の表示領域から外に移動させようとする操作が所定時間継続したと判断された場合に、カーソル7を視認し易くする処理を行う処理手段6として機能する。情報処理装置1の各手段は、ソフトウェア、ハードウェア、又はその組み合わせで実現することができ、OSやデバイス・ドライバがその機能の一部又は全部を担当してもよい。
モニタ画面2は、単一の画面又は複数のモニタを接続したマルチモニタ画面(拡張デスクトップ画面)としてもよい。マルチモニタ画面の場合は、判断手段5は、カーソル7を、マルチモニタ画面の外に移動させようとする操作が所定時間継続したか否かを判断する。
また、処理手段6によるカーソル7を視認し易くする処理は、ユーザがカーソル7を見失わないように、ユーザがカーソル7を容易に視認できるようにするための処理であり、例えば、カーソル7をモニタ画面2上の所定の位置(例えば、中央位置)に移動させる処理や、カーソル7をモニタ画面上で強調表示する処理であってもよい。
本実施の形態によれば、ポインティングデバイス3の操作量に応じて、モニタ画面2上にカーソル7を表示する表示制御手段4、ポインティングデバイス3の操作量に基づいて、カーソル7をモニタ画面2の表示領域から外に移動させようとする操作が所定時間継続したか否かを判断する判断手段5と、判断手段5で、カーソル7をモニタ画面2の表示領域から外に移動させようとする操作が所定時間継続したと判断された場合に、カーソルを視認し易くする処理を行う処理手段6とを備えているので、簡単な方法でユーザがカーソルを見失うことを防止することが可能となる。
(実施例)
図2は、本実施の形態に係る情報処理装置を適用したマルチモニタシステムの外観構成例を示す図である。図2に示すように、マルチモニタシステム10は、内蔵モニタである第1のモニタM1及びポインティングデバイスであるマウス21を備え、マルチモニタ機能(拡張デスクトップ機能)を有するノート型パーソナルコンピュータ(以下、「ノートPC」と称する)20と、ノートPC20に接続されている外部モニタである、第2モニタM2、第3モニタM3,及び第4モニタM4とで構成されている。
ノートPC20は、カーソル7が拡張デスクトップの外(モニターがない位置)に移動しようとする操作が所定時間以上継続した場合は、ユーザがカーソル7を視認し易くする処理を行って、ユーザがカーソル7を見失うことを防止する。
図3は、図2のノートPC20のブロック構成例を示す図である。図2に示すように、ノートPC20は、CPU(Central Processing Unit)22と、メモリ23と、HDD(Hard Disk Device)24と、CD−ROM(Compact Disk-Read Only Memory)ドライブ25と、入出力インターフェース26とを備える。入出力インターフェース26には、キーボード27と、トラックポイント28と、第1のモニタM1とが接続される。また、入出力インターフェース26には、マウス21と、第2のモニタM2と、第3のモニタM3と、第4のモニタM4が接続される。
CPU22は、HDD24に格納されたOS31によりノートPC20全体の制御を行うとともに、HDD24に格納された各種のプログラムに基づいて処理を実行する機能を司る。メモリ23は、ROM、キャッシュメモリ、RAM等で構成されており、BIOS(Basic Input/Output System:基本入出力システム)やデータ等を格納する領域と、CPU22の実行プログラムの読み込み領域として、実行プログラムの処理データを書き込む作業領域として利用される書き込み可能領域とを備えている。
HDD24は、例えば、Windows(登録商標)7、vista、XP等のノートPC20全体の制御を行うためのOS31、ユーティリティ・プログラム32、周辺機器類をハードウェア操作するためのデバイス・ドライバ33、特定業務に向けられたアプリケーション・プログラム34等を記憶する機能を有する。OS31は、マルチモニタ機能(拡張デスクトップ機能)をサポートする。ユーティリティ・プログラム32は、カーソル7の見失いを防止するための処理を行う。デバイス・ドライバ33は、第1〜第4のモニタM1〜M4の表示制御、マウス21,キーボード27,トラックポイント28等の入力デバイスの制御、カーソル7の表示制御を行う。HDD24に記憶するプログラムは、例えば、CD−ROM29からCD−ROMドライブ25を介してインストールすることができる。
トラックポイント20は内蔵のポインティングデバイスであり、マウス21は外付けのポインティングデバイスである。以下、ポインティングデバイスとしてマウス21を例に説明する。
図4は、上記マルチモニタシステム10のカーソル制御に関する機能構成を説明するための図である。図4において、HDD24にインストールされたOS31、ユーティリティ・プログラム32、デバイス・ドライバ33、及びアプリケーション・プログラム34は、メモリ23に読み込まれ、CPU21によって実行される。アプリケーション・プログラム34、ユーティリティ・プログラム32、及びデバイス・ドライバ33の間のデータ又はコマンドの送受信には、OS31が介在する。
OS31は、ノートPC20の基本的な動作を制御しているものであり、各種資源を管理し、例えば、アプリケーション・プログラム34が発生した命令を、デバイス・ドライバ33やBIOSに伝える。OS31は、マルチタスク機能及びマルチウィンドウ機能を有し、アプリケーション・プログラムの実行コンテキスト(あるアプリケーション・プログラムが利用しているレジスタセットやメインメモリイメージ、ファイルハンドルなど)やGUIの部品などのソフトウェア資源の管理も行うようになされている。
OS31は、マルチモニタの環境設定を行い、拡張デスクトップを実現する。図5は、マルチモニタの環境設定を行うための画面の一例を示している。図5において、ユーザは、マルチモニタに使用するモニタの配置及びその解像度を設定可能となっている(例えば、http://www.microsoft.com/japan/athome/umall/vista/0905/default.aspx、http://www.microsoft.com/japan/windowsxp/using/setup/learnmore/multimonitor.mspx、http://support.microsoft.com/kb/307873/ja、http://windows.microsoft.com/ja-JP/windows-vista/Multiple-monitors-frequently-asked-questions、http://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/bb545459.aspx#hiding等を参照)。OS31は、設定された配置及び解像度でモニタの画面を仮想的に接続して、拡張デスクトップを実現する。
同図に示す例では、第1のモニタM1の画面の右辺と第2のモニタM2の画面の左辺、第2のモニタM2の画面の右辺と第3のモニタM3の画面の左辺、第3のモニタM3の画面の右辺と第4のモニタM4の画面の左辺をそれぞれ仮想的に接続して、拡張デスクトップを実現する。また、例えば、第1のモニタM1は、1280×767ドットのサイズを有し、第2〜第4のモニタM2〜M4は、1440×900ドットのサイズを有する。
以下の説明では、図6に示すような拡張デスクトップ36が設定されたものとして説明する。図7は、拡張デスクトップ36の境界を説明するための図である。図7において、モニタ1〜M4の画面が仮想的に接続された部分(破線部分L1)は連続した領域となっており、太線の部分(境界)E1で囲まれた領域が拡張デスクトップ36の有効表示領域となっている。
図4に戻り、マウス21は、ユーザ操作に応じたカーソル操作量(iX、iY)をデバイス・ドライバ33に出力する。ここで、カーソル操作量(iX、iY)は、マウス21の相対的移動距離である。例えば、(iX、iY)=(1.3)、(−30、2)等である。
デバイス・ドライバ33は、マウス21のカーソル操作量(iX、iY)をOS31に出力する。デバイス・ドライバ33は、OS31の指示に従って、第1〜第4のモニタM1〜M4の表示を制御する。また、デバイス・ドライバ33は、OS31の指示に従って、カーソル7の表示を制御する。
OS31は、拡張デスクトップ36上の座標を設定して、デバイス・ドライバ33から入力されるカーソル操作量(iX、iY)に基づいて、拡張デスクトップ36上のカーソル座標位置(Xc、Yc)を算出する。
ユーティリティ・プログラム32は、詳細は後述するように、カーソル操作量(iX、iY)及び拡張デスクトップ36上のカーソル座標位置(Xc、Yc)をOS31から取得して、カーソル操作量(iX、iY)及び拡張デスクトップ36上のカーソル座標位置(Xc、Yc)に基づいて、カーソル7を拡張デスクトップ36の有効表示領域から外に移動させようとする操作が所定時間t1継続したか否かを判断する。ユーティリティ・プログラム32は、拡張デスクトップ36の有効表示領域から外に移動させようとする操作が所定時間t1継続した場合には、カーソル7を視認し易くする処理を、OS31を介して、デバイス・ドライバ33に行わせる。具体的には、ユーティリティ・プログラム32は、例えば、カーソル表示変更指示をOS31に出力し、OS31はこれに応じて、デバイス・ドライバ33に第1〜第4のモニタM1〜M4のカーソル7の表示を変更させる。
図8は、上記ユーティリティ・プログラム32におけるカーソルを視認し易くする処理を説明するためのフローチャートである。図8において、まず、ユーティリティ・プログラム32は、OS31から、カーソル操作量(iX、iY)及び拡張デスクトップ36上のカーソル座標位置(Xc、Yc)を取得する(ステップS1、S2)。ユーティリティ・プログラム32は、{(|iX|≧Td) And (|Xc−Xp|≦Tx)} Or {(|iY|≧Td) And (|Yc−Yp|≦Ty)}であるか否かを判断する(ステップS3)。ここで、(Xp、Yp)は、前回のカーソル座標位置である。Tdは、カーソル7の移動量の絶対値の閾値である。Tx、Tyはカーソル座標位置の前回と今回の差分の絶対値の閾値である。
ユーティリティ・プログラム32は、{((|iX|≧Td) And (|Xc−Xp|≦Tx)) Or ((|iY|≧Td) And (|Yc−Yp|≦Ty)}でない場合は(ステップS3の「No」)、時間カウント値Tcをリセットして(ステップS8)、ステップS5に移行する。
他方、ユーティリティ・プログラム32は、{((|iX|≧Td) And (|Xc−Xp|≦Tx)) Or ((|iY|≧Td) And (|Yc−Yp|≦Ty))}である場合は(ステップS3の「Yes」)、時間カウント値Tcをインクリメントする(ステップS4)。すなわち、{((|iX|≧Td) And (|Xc−Xp|≦Tx)) Or ((|iY|≧Td) And (|Yc−Yp|≦Ty))}の状態の継続時間がカウントされ、{((|iX|≧Td) And (|Xc−Xp|≦Tx)) Or ((|iY|≧Td) And (|Yc−Yp|≦Ty))}でない場合は、カウントされた時間がリセットされる。
ユーティリティ・プログラム32は、今回の拡張デスクトップ36上の座標位置(Xc、Yc)を、前回の拡張デスクトップ36上の座標位置(Xp、Yp)とする(ステップS5)。
ユーティリティ・プログラム32は、時間カウント値Tc≧所定時間Thであるか否かを判断する(ステップS6)。時間カウント値Tc≧所定時間Thでない場合には、ステップS1に戻る。他方、ユーティリティ・プログラム32は、時間カウント値Tc≧所定時間Thである場合には、OS31にカーソル7の表示変更を指示した後(ステップS7)、ステップS1に戻る。OS31は、ユーティリティ・プログラム32からカーソル7の表示変更の指示を受け取った場合には、デバイス・ドライバ33にカーソル7の表示変更を指示する。デバイス・ドライバ33は、OS31からカーソル7の表示変更の指示があった場合は、拡張デスクトップ36上のカーソル7の表示を変更する。
図9は、拡張デスクトップ36の表示例を説明するための図である。同図において、カーソル7が図9(a)に示すような位置にあるものとする。例えば、図9(b)に示すように、ユーザがマウス21でカーソル7を拡張デスクトップ36の有効表示領域の外に出そうとする操作を行っても、カーソル7を拡張デスクトップ36の有効表示領域の外に出すことはできない。ここで、ユーザがマウス21でカーソル7を拡張デスクトップ36の有効表示領域の外に出そうとする操作を所定時間Th以上継続させた場合は(図9のステップS3とS5の「Yes」)、図9(c)に示すように、カーソル7が拡張デスクトップ36の所定位置(例えば、モニタM1の略中央位置)に移動される。これによりユーザは、カーソル7を見失うことを防止することができる。
付言すると、ユーザがこの機能を認識していない場合は、カーソル7を見失った場合、カーソル7を探そうとして無意識にカーソル7を拡張デスクトップ36の有効表示領域から外に移動させるような操作を行うことで、ユーザはカーソル7を発見することができる。他方、ユーザがこの機能を認識している場合は、カーソル7を見失った場合、意識的にカーソル7を拡張デスクトップ36の有効表示領域から出すような操作を行うことで、ユーザはカーソル7を発見することができる。
なお、カーソル7の表示変更の態様は、図9(c)に示すものに限られるものではなく、例えば、図10に示すように、カーソル7を強調表示してもよく、ユーザにとってカーソル7を視認し易くする表示態様であれば如何なる表示態様でもよい。
上記実施例によれば、ユーティリティ・プログラム32は、OS31からカーソル操作量(iX、iY)及び拡張デスクトップ36上のカーソル座標位置(Xc、Yc)をOS31から取得して、カーソル操作量(iX、iY)及び拡張デスクトップ36上のカーソル座標位置(Xc、Yc)に基づいて、カーソル7を拡張デスクトップ36の有効表示領域から外に移動させようとする操作が所定時間t1継続したか否かを判断し、拡張デスクトップ36の有効表示領域から外に移動させようとする操作が所定時間t1継続した場合には、カーソル7を視認し易くする処理を、OS31を介して、デバイス・ドライバ33に行わせることとしたので、簡単な方法でユーザがカーソルを見失うことを防止することが可能となる。
また、ユーティリティ・プログラム32は、{((|iX|≧Td) And (|Xc−Xp|≦Tx)) Or ((|iY|≧Td) And (|Yc−Yp|≦Ty))}である状態が所定時間Th継続した場合に、拡張デスクトップ36からカーソル7を外に移動させようとする操作が所定時間Th継続したと判断することとしたので、簡単な演算により、拡張デスクトップ36からカーソル7を外に移動させようとする操作が所定時間Th継続したか否かを判断することが可能となる。
また、カーソル7を視認し易くする処理は、カーソル7を第1のモニタM1の画面上の所定の位置に移動させる処理又はカーソル7を拡張デスクトップ36で強調表示する処理であることとしたので、ユーザがカーソルを直ちに視認することが可能となる。
なお、上記実施例では、拡張デスクトップ領域を表示するために4台のモニタを使用することとしたが、3台以下又は5台以上のモニタを使用することにしてもよい。また、コンピュータの型式は上述したノート型に限定されることなく、たとえばデスクトップ型としてもよい。また、2台目以降のモニタを外部モニタとしたが、ノート型パーソナルコンピュータが複数台のモニタを内蔵する構成としてもよい。
また、上記実施例では、マウスについて説明したが、位置入力が可能なポインティングデバイスはマウスに限られるものではなく、トラックボール、タブレット、タッチパッド等を使用することにしてもよい。
本発明に係る情報処理装置及びコンピュータが実行可能なプログラムは、ポインティングデバイスを使用する環境下で有用である。
1 情報処理装置
2 モニタ画面
3 ポインティングデバイス
4 表示制御手段
5 判断手段
6 処理手段
7 カーソル
10 マルチモニタシステム
20 ノート型パーソナルコンピュータ(ノートPC)
21 マウス
22 CPU
23 メモリ
24 HDD
25 CD−ROMドライブ
26 入出力インターフェース
27 キーボード
28 トラックポイント
29 CD−ROM
31 OS
32 ユーティリティ・プログラム
33 デバイス・ドライバ
34 アプリケーション・プログラム
M1 第1のモニタ
M2 第2のモニタ
M3 第3のモニタ
M4 第4のモニタ

Claims (11)

  1. ポインティングデバイスの操作量に基づいて、モニタ画面上にカーソルを表示する表示制御手段と、
    前記ポインティングデバイスの操作量に基づいて、前記カーソルを前記モニタ画面の表示領域から外に移動させようとする操作が所定時間継続したか否かを判断する判断手段と、
    前記判断手段で、前記カーソルを前記モニタ画面の表示領域から外に移動させようとする操作が所定時間継続したと判断された場合に、前記カーソルを前記モニタ画面上で視認し易くする処理を行う処理手段と、
    を備えたことを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記判断手段は、
    前記ポインティングデバイスの操作量に基づいて、前記モニタ画面上のカーソル座標位置を算出し、前記ポインティングデバイスの操作量の絶対値が第1の閾値以上であり、かつ、前記カーソル座標位置の前回値と今回値の差分が第2の閾値以下である状態が前記所定時間継続した場合に、前記カーソルを前記モニタ画面の表示領域から外に移動させようとする操作が所定時間継続したと判断することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記モニタ画面は、複数のモニタを接続したマルチモニタ画面であり、
    前記判断手段は、前記カーソルを、前記マルチモニタ画面の外に移動させようとする操作が所定時間継続したか否かを判断することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記カーソルを視認し易くする処理は、前記カーソルを前記モニタ画面上の所定の位置に移動させる処理であることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1つに記載の情報処理装置。
  5. 前記カーソルを視認し易くする処理は、前記カーソルを前記モニタ画面上で強調表示する処理であることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1つに記載の情報処理装置。
  6. 情報処理装置に搭載されるプログラムにおいて、
    モニタ画面上に表示されるカーソルの操作量をポインティングデバイスから取得する工程と、
    前記ポインティングデバイスの操作量に応じて、前記モニタ画面上にカーソルを表示する工程と、
    前記ポインティングデバイスの操作量に基づいて、前記カーソルを、前記モニタ画面の表示領域から外に移動させようとする操作が所定時間継続したか否かを判断する工程と、
    前記カーソルを、前記モニタ画面の外に移動させようとする操作が所定時間継続したと判断された場合に、前記カーソルを視認し易くする処理を行う工程と、
    をコンピュータに実行させることを特徴とするコンピュータが実行可能なプログラム。
  7. 前記判断する工程では、
    前記ポインティングデバイスの操作量に基づいて、前記モニタ画面上のカーソル座標位置を算出し、前記ポインティングデバイスの操作量の絶対値が第1の閾値以上であり、かつ、前記カーソル座標位置の前回値と今回値の差分が第2の閾値以下である状態が所定時間継続した場合に、前記カーソルを前記モニタ画面の表示領域から外に移動させようとする操作が所定時間継続したと判断することを特徴とする請求項6に記載のコンピュータが実行可能なプログラム。
  8. 前記モニタ画面は、複数のモニタを接続した拡張デスクトップ画面であり、
    前記判断する工程では、前記カーソルを、拡張デスクトップ画面の外に移動させようとする操作が所定時間継続したか否かを判断することを特徴とする請求項6又は請求項7に記載のコンピュータが実行可能なプログラム。
  9. 情報処理装置に搭載されるプログラムにおいて、
    OSからポインティングデバイスの操作量を取得する工程と、
    前記OSが前記ポインティングデバイスの操作量に基づいて算出した前記モニタ画面上のカーソル座標位置を、前記OSから取得する工程と、
    前記取得したポインティングデバイスの操作量及び前記モニタ画面上のカーソル座標位置に基づいて、前記カーソルを、前記モニタ画面の表示領域から外に移動させようとする操作が所定時間継続したか否かを判断する工程と、
    前記カーソルを、前記モニタ画面の外に移動させようとする操作が所定時間継続したと判断された場合に、前記カーソルを視認し易くする処理の実行をOSに指示する工程と、
    をコンピュータに実行させることを特徴とするコンピュータが実行可能なプログラム。
  10. 前記判断する工程では、
    前記ポインティングデバイスの操作量に基づいて、前記モニタ画面上のカーソル座標位置を算出し、前記ポインティングデバイスの操作量の絶対値が第1の閾値以上であり、かつ、前記カーソル座標位置の前回値と今回値の差分が第2の閾値以下である状態が所定時間継続した場合に、前記カーソルを前記モニタ画面の表示領域から外に移動させようとする操作が所定時間継続したと判断することを特徴とする請求項9に記載のコンピュータが実行可能なプログラム。
  11. 前記モニタ画面は、複数のモニタを接続した拡張デスクトップ画面であり、
    前記判断する工程では、前記カーソルを、拡張デスクトップ画面の外に移動させようとする操作が所定時間継続したか否かを判断することを特徴とする請求項9又は請求項10に記載のコンピュータが実行可能なプログラム。
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