JP5665464B2 - ウィンドウオープン方法及び情報処理装置 - Google Patents
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Description
詳しくは、従来のマルチディスプレイシステムでは、希望するモニタでファイルを起動表示させたい場合、一度アイコンをダブルクリックし、ファイルを起動させた後に、開いたウィンドウをドラッグして実際に使用したいモニタの画面上にドラッグして表示させることが必要になる。
このため、たとえば2つのウィンドウW1、W2を用いて作業を行う場合、ファイルを起動後にウィンドウをW1に表示をさせてから、W2に表示させたいウィンドウをW2にドラッグしてW2に表示させるという作業が必要となる場合があり、順を追った複数の操作が必要となり、利便性を損なっている。
このようなアプリケーションソフトウェアのデータファイルを、複数ディスプレイのそれぞれに開いたウィンドウで表示しようとすると、まずアプリケーションソフトウェアの起動操作を所望のウィンドウ数だけ繰り返し、次に開いたウィンドウを所望のディスプレイに移動させ、さらにそれぞれのウィンドウごとに、例えばドラッグアンドドロップ操作などによって、開くデータファイルを指定する、という3段階での操作が必要となるため、利便性を損なっているといった問題があった。
また、従来のマルチディスプレイ環境では、アイコンへの操作によってウィンドウを開くとき、プライマリディスプレイや前回終了時のディスプレイに表示されるので、表示されるディスプレイを選択できないといった問題があった。
本発明は、マルチモニタ使用時、1アクションの簡単な操作で表示したいモニタ上でファイルのウィンドウを表示することができるようにすることを目的とする。
図1に示すように、パーソナルコンピュータは、モニタ10a、10b、パーソナルコンピュータ本体(以下、PCという)11、キーボード12、マウス13を備えている。
PC11は、内部にCPUやメモリやストレージデバイスを備えた制御部、グラフィックスコントローラ、VRAM等を内蔵している。また、PC11には、入力デバイスとして、キーボード12及びマウス13が接続されている。
モニタ10a、10bは、PC11に接続された2台のディスプレイからなるマルチモニタ構成となっている。なお、モニタを2台用いる実施形態を示したが、モニタを3台以上用いてもよい。
上記マウス13に代わって、カーソル移動やドラッグ&ドロップ操作が可能なトラックボールやタッチパッド等のポインティングデバイスを用いてもよい。
そして、ユーザがマウス13を用いてドキュメントライブラリ内の所望のファイルをドラッグし、モニタ11a(モニタA)またはモニタ11b(モニタB)上の所望の位置にカーソルを移動した後、このファイルをドラッグし、ドロップしたこととする。また、ファイルのドロップと同時に、キーボード12に設けられた「Shift」キーを押したことも想定する。
なお、ドラッグアンドドロップ(drag and drop)とは、マウスボタンを押したままアイコンを移動させ(ドラッグ)、マウスボタンを離す(ドロップ)という一連の操作のことをいう。
Windows(登録商標) OSやMac(登録商標) Osでは、選択したファイルを任意のフォルダの位置までドラッグし、そこでドロップすることで、ファイルの移動やコピーが行える。
上述したように、ウィンドウオープンツールは、前もってストレージデバイスにインストールしてあり、制御部により実行されるOSにより管理されており、ユーザのマウス操作により起動される。
次いで、ファイルのアイコンがドラッグされた場合に、ステップ15では、制御部はファイルのアイコンがドロップされたか否かを判断する。すなわち、制御部はマウス13に対するドロップ操作を検出して、ファイルのアイコンがドロップされたか否かを判断する。ファイルのアイコンがドロップされた場合にはステップS20に進む。
なお、制御部は、マウス13から受信した座標位置データをカーソル座標として、モニタ10a、10bのそれぞれの画面エリアに対応する仮想座標空間の範囲内にカーソル座標が存在するか否かを判断することで、ファイルのアイコンがドロップされたモニタを特定する。
次いで、モニタ11a上にドロップされた場合には、ステップS25では、制御部はモニタ11a上へのドロップと同時に、キーボード12に設けられた「Shift」キーが押されたか否かを判断する。
次いで、モニタ11a上へのドロップと同時に、「Shift」キーが押されたことが検出された場合には、ステップS35では、制御部はモニタ11a上のカーソル付近にファイルのアイコンを移動する。
このように、ファイルのアイコンを移動してドロップすると同時に、「Shift」キーを押すことで、ファイルのオープン機能を一時的に停止させ、ファイルのアイコンの移動のみを実現することができる。
ここで、ファイルには、どのアプリケーションプログラムのファイルであるかを認識するための識別子が備えてあり、制御部はOS管理下において、ファイルを指定したとき、どのアプリケーションプログラムのファイルであるかを識別子により調べ、このアプリケーションプログラムを起動して、指定されたファイルのウィンドウをオープンする。
このようにして、マルチモニタ使用時に1アクションの簡単な操作で表示したいモニタ上でファイルのウィンドウを表示することができ、マルチモニタ上で複数ウィンドウを使用する際の利便性を向上することができる。
次いで、モニタ11b上にドロップされた場合には、ステップS45では、制御部はモニタ11b上へのドロップと同時に、キーボード12に設けられた「Shift」キーが押されたか否かを判断する。
次いで、モニタ11b上へのドロップと同時に、「Shift」キーが押されたことが検出された場合には、ステップS55では、制御部はモニタ11b上のカーソル付近にファイルのアイコンを移動する。
このように、ファイルのアイコンを移動してドロップすると同時に、「Shift」キーを押すことで、ファイルのオープン機能を一時的に停止させ、ファイルのアイコンの移動のみを実現することができる。
このようにして、マルチモニタ使用時に1アクションの簡単な操作で表示したいモニタ上でファイルのウィンドウを表示することができ、マルチモニタ上で複数ウィンドウを使用する際の利便性を向上することができる。
ポインティングデバイスが一体となったモニタ、例えばタッチパネルディスプレイを複数備える装置では、モニタの画面へのタッチがアイコンの選択操作となるため、あるモニタの画面上でドラッグを開始されたアイコンを、選択状態を維持したまま別のモニタの画面までドラッグしてドロップする操作をすることができない。そこで、アイコンをドラッグしているポインタが別のモニタと隣接するモニタの外縁に所定以上の速度で到達した後に選択状態が終了したことを隣接する別のモニタの画面へのドロップ操作と見做して、別のモニタの画面上へファイルのウィンドウをオープンするように構成してもよい。
11 パーソナルコンピュータ本体
12 キーボード
13 マウス
Claims (4)
- コンピュータに設けられた複数のモニタのうち、1つのモニタの画面上にファイルを起動して表示するためのウィンドウオープン方法であって、
前記複数のモニタのうち、所望の1つのモニタの画面上にファイルがドロップされた場合に、前記ファイルのウィンドウを当該画面上に表示するウィンドウオープンステップと、
キーボードに設けられた所定のキーが押されたか否かを判断するキー判断ステップと、を有し、
前記ウィンドウオープンステップは、
前記ファイルを前記画面上にドロップする処理が行われ、かつ、前記所定のキーが押されたと判断した場合には、前記ファイルのウィンドウを前記画面上にオープンする処理を停止し、かつ、前記画面上へのドロップのみを行う、ことを特徴とするウィンドウオープン方法。 - 複数のモニタと、
前記複数のモニタの画面上でカーソル操作が可能な操作手段とを有するコンピュータにおいて、前記複数のモニタのうち、所望の1つのモニタの画面上にファイルのウィンドウを表示するためのウィンドウオープン方法であって、
前記操作手段による操作に応じて、前記複数のモニタのうち、所望の1つのモニタの画面上のファイルをカーソルにより仮想的に掴んでドラッグを行い、前記ファイルを前記複数のモニタのうちの任意の画面上にドロップする処理を行うドラッグアンドドロップ処理ステップと、
前記ファイルが前記任意の画面上にドロップする処理が行われた場合には、前記ファイルのウィンドウを前記任意の画面上にオープンして起動するウィンドウオープンステップと、
キーボードに設けられた所定のキーが押されたか否かを判断するキー判断ステップと、を有し、
前記ウィンドウオープンステップは、
前記ファイルを任意のモニタの画面上にドロップする処理が行われ、かつ、前記所定のキーが押されたと判断した場合には、前記ファイルのウィンドウを前記任意のモニタの画面上にオープンする処理を停止し、かつ、前記ファイルを前記任意のモニタの画面上へのドロップのみを行う、ことを特徴とするウィンドウオープン方法。 - 複数のモニタを備え、前記複数のモニタのうち、1つのモニタの画面上にファイルを起動して表示する情報処理装置であって、
前記複数のモニタのうち、所望の1つのモニタの画面上にファイルがドロップされた場合に、前記ファイルのウィンドウを当該画面上に表示するウィンドウオープン手段と、
キーボードに設けられた所定のキーが押された否かを判断するキー判断手段と、を有し、
前記ウィンドウオープン手段は、
前記ファイルを前記画面上にドロップする処理が行われ、かつ、前記所定のキーが押されたと前記キー判断手段により判断された場合には、前記ファイルのウィンドウを前記画面上にオープンする処理を停止し、かつ、前記画面上へのドロップのみを行う、ことを特徴とする情報処理装置。 - 複数のモニタと、
前記複数のモニタの画面上でカーソル操作が可能な操作手段と、を備え、
前記複数のモニタのうち、所望の1つのモニタの画面上にファイルのウィンドウを表示する情報処理装置であって、
前記操作手段による操作に応じて、前記複数のモニタのうち、所望の1つのモニタの画面上のファイルをカーソルにより仮想的に掴んでドラッグを行い、前記ファイルを前記複数のモニタのうちの任意の画面上にドロップする処理を行うドラッグアンドドロップ処理手段と、
前記ファイルが任意のモニタの画面上にドロップする処理が行われた場合には、前記ファイルのウィンドウを前記任意のモニタの画面上にオープンして起動するウィンドウオープン手段と、
キーボードに設けられた所定のキーが押されたか否かを判断するキー判断手段と、
を有し、
前記ウィンドウオープン手段は、
前記ファイルを任意のモニタの画面上にドロップする処理が行われ、かつ、前記所定のキーが押されたと前記キー判断手段により判断された場合には、前記ファイルのウィンドウを前記任意のモニタの画面上にオープンする処理を停止し、かつ、前記ファイルを前記任意のモニタの画面上へのドロップのみを行う、ことを特徴とする情報処理装置。
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