JP5299172B2 - ラベラ - Google Patents

ラベラ Download PDF

Info

Publication number
JP5299172B2
JP5299172B2 JP2009195872A JP2009195872A JP5299172B2 JP 5299172 B2 JP5299172 B2 JP 5299172B2 JP 2009195872 A JP2009195872 A JP 2009195872A JP 2009195872 A JP2009195872 A JP 2009195872A JP 5299172 B2 JP5299172 B2 JP 5299172B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
container
label
drum
rotated
rotation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2009195872A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011046406A (ja
Inventor
三夫 橋本
達利 寺岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shibuya Machinery Co Ltd
Original Assignee
Shibuya Machinery Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shibuya Machinery Co Ltd filed Critical Shibuya Machinery Co Ltd
Priority to JP2009195872A priority Critical patent/JP5299172B2/ja
Publication of JP2011046406A publication Critical patent/JP2011046406A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5299172B2 publication Critical patent/JP5299172B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Labeling Devices (AREA)

Description

本発明は容器の外周面にラベルを巻き付けて貼り付けるラベラに係り、特に、容器の全周にラベルを巻き付け、このラベルの両端を重ね合わせた状態にして貼り付けるラベラに関するものである。
ラベルを容器の外周面に巻き付けて貼り付けるラベラは従来から広く知られている(例えば、特許文献1または特許文献2参照)。前記特許文献1に記載されたロータリ式ラベラは、回転体に円周方向等間隔で複数のびん台を設け、これらびん台を回転体に対して回転(自転)可能にするとともに、回転体の外部側に配置され、外周面に等間隔で複数のラベル保持部を有するロータリドラムの、各ラベル保持部にそれぞれラベルを保持させ、回転体の回転(公転)によって回転搬送されている容器を自転させつつ、ロータリドラムが保持しているラベルを圧着させることにより、容器の外周面にラベルを貼り付けるようになっている。
前記引用文献1に記載されたロータリ式ラベラでは、びん台上の容器を、回転体の回転する方向と同一の方向に回転させる(回転体が公転している方向と同一方向に容器を自転させる)とともに、ラベルを保持するロータリドラムを容器の回転方向(自転方向)と逆方向に回転させて、ロータリドラムが保持しているラベルを容器の外周面に貼り付けるようにしている。
また、特許文献2に記載されたタレット型ラベル貼付装置は、特許文献1のロータリ式ラベラと同様に、回転体の回転(公転)によって回転している容器を、回転体に対して回転(自転)させ、この容器の外面に、ドラムが保持しているラベルを巻き付けて貼り付けるようになっている。この特許文献2のラベル貼付装置は、容器を回転体の回転方向と逆方向に回転させるとともに、ラベルを保持しているドラムを容器の回転方向と逆方向に回転させている。
特開平11−79150号公報 特開平2−258541号公報
特許文献1に記載されたラベラによって、容器の外面全周に亘ってラベルを巻き付け、その両端部を重ね合わせて貼り付けた場合と、特許文献2に記載されたラベル貼付装置によって容器の外面全周に亘ってラベルを巻き付け、その両端部を重ね合わせて貼り付けた場合では、ラベルの重なり合った部分の右手側と左手側のいずれが上側になるかが異なっている。つまり、回転体の回転方向と同一方向に容器が回転している場合、例えば、回転体が反時計回り方向に回転し、容器も反時計回り方向に回転(自転)している場合は、ラベルの両端部の重ね合わせた部分を正面から見て右手側が上になり、逆に、回転体の回転方向と反対方向に容器が回転している場合、例えば、回転体が反時計回り方向に回転し、これに対し容器が時計回り方向に回転(自転)している場合には、ラベルの重ね合わせた部分を正面から見て左手側が上になる。
従来のラベラは、容器を搬送する回転体の回転方向(公転する方向)と、この回転体に保持されて回転される容器の回転方向(自転する方向)が、いずれかの一方向に決まっているので、一台のラベラで容器の外周面に巻き付けて貼り付けられるラベルの方向はいずれか一方に決められてしまい、一台の装置で二種類のラベル巻き貼り態様を得ることはできなかった。従って、2種類の巻き付け方向のラベリングを行うためには、異なる形態の2台の装置を設置する必要があり、コスト高で、しかも大きいスペースを必要とするという問題があった。
請求項1に記載した発明は、容器を搬送する容器搬送手段と、この容器搬送手段に設けられ、容器を自転可能に保持する容器保持手段と、前記容器搬送手段のラベル貼付位置に対向して配置され、外周部に円周方向等間隔で複数のラベル保持部を有するラベル貼付ドラムとを備え、前記ラベル貼付位置で、自転する容器と、この容器と逆回転するラベル貼付ドラムのラベル保持部に保持されているラベルを接触させて、ラベルの一端を容器に貼り付けた後、両者の回転によって容器の全周にラベルを巻き付け、ラベルの両端を重ね合わせて貼着するラベラにおいて、前記容器保持手段とラベル貼付ドラムの回転方向を切り換え可能とし、容器の自転方向を切り換えるとともに、ラベル貼付ドラムを容器の自転方向に対して逆回転するように切り換えることにより、容器に対するラベルの巻き付け方向を選択可能にしたことを特徴とするものである。
また、請求項2に記載した発明は、前記請求項1に記載した発明において、前記容器搬送手段が回転体であり、前記容器保持手段がこの回転体の外周部に円周方向等間隔で設けられていることを特徴とするものである。
本発明のラベラは、容器搬送手段に回転自在に設けられた容器保持手段と、ラベル保持部を有するラベル貼付ドラムを、それぞれ回転方向を切り換えることができるようにしたので、一台の装置で、容器の全周に巻き貼りしたラベルの両端部の重ね合わせた部分が、右手側が上になった場合と、左手側が上になった場合の二種類の態様のラベリングを行うことができるという利点がある。
図1は本発明の一実施例に係るロータリ式ラベラの全体の配置を示す平面図である。(実施例1) 図2は前記ロータリ式ラベラの、容器とラベル貼付ドラムとが接するラベル貼付位置を示す図である。 図3(a)、(b)は容器台とトップロケータからなる容器保持手段と、ラベル貼付ドラムの回転方向を切り換えた場合の二つの例を示す説明図である。
容器を搬送する容器搬送手段は、容器を保持する容器保持手段を複数備えており、この容器保持手段に保持されている容器を自転させつつ搬送する。容器搬送手段による容器の搬送経路のラベル貼付位置に、外周面に円周方向等間隔で複数のラベル保持部を有するラベル貼付ドラムが配置され、前記ラベル貼付位置で、自転する容器とラベル貼付ドラムのラベル保持部に保持されているラベルを接触させて、ラベルの端部を貼り付け、そのまま容器とラベル貼付ドラムを回転させることにより、容器の全周にラベルを巻き付けて、ラベルの終端部を先に貼り付けたラベル端部上に重ねて貼り付けるラベルである。特に、容器を自転させる容器保持手段とラベルを保持して回転するラベル貼付ドラムの回転方向を切り換えて、正逆回転可能に構成し、容器の回転方向と逆方向にラベル貼付ドラムを回転させてラベルの貼り付けを行い、容器の回転方向を切り換えた時には、ラベル貼付ドラムの回転方向も切り換えて互いに逆方向に回転させるという構成により、一台のラベラで、容器に対するラベルの巻き付け方向が逆向きとなる2種類のラベル貼付を可能にするという目的を達成する。
以下、図面に示す実施例により本発明を説明する。この実施例に係るラベラはロータリ式ラベラであり、容器を回転体によって回転搬送する間にラベルの貼り付けを行う。この実施例に係るロータリラベラの全体の構成について、図1により説明する。供給コンベヤ2によって搬送されてきた容器4を、インフィードスクリュー6によって所定の間隔に切り離した後、入口スターホイール8を介してロータリ式の容器搬送手段10に供給する。容器搬送手段10は、回転体12の外周に円周方向等間隔で複数の容器保持手段14が設けられている。容器保持手段14は、容器4を載せる容器台16(図2参照)と、上方から下降して容器台16に載せられている容器4の頭部を押さえるトップロケータ18とを備えている。回転体12は、図示しない駆動源により図1の矢印R1方向に回転し、各容器台16はこの回転体12に対して回転(自転)できるようになっている。つまり、容器台16は、回転体12の回転に伴って公転しつつ自らの回転軸を中心に自転する。各容器台16は、それぞれサーボモータ20によって回転されるようになっており、その回転方向(図1の時計回り方向と反時計回り方向)を切り換えることができるとともに、その回転速度を自由に設定することができる。
回転体12の外部側にラベル貼付ドラム22が配置されている。このラベル貼付ドラム22は、外周面に円周方向等間隔で複数のラベル保持部24が形成されており、各ラベル保持部24に1枚ずつラベル26(図3(a)参照)を保持する。ラベル貼付ドラム22の外方側には、ラベル保持部24に保持されているラベル26の外側を向いた面(この面がラベル26の裏面であり、後に容器4の外周面に貼り付けられる)に糊を塗布する一対の糊塗布手段27A、27Bが配置されている。この糊塗布手段27A、27Bは、後に説明するように、ラベル貼付ドラム22の回転によるラベル26の供給方向に応じていずれか一方が使用される。ラベル貼付ドラム22の外周面は、回転体12の容器保持手段14に保持されて回転搬送されている容器4の外周面に接触しつつ回転するようになっており、ラベル保持部24が保持しているラベル26を、その容器の外周面に巻き付けて貼り付ける。
前記ラベル貼付ドラム22の上流側(図1の右側)には、帯状のラベルがロール状に巻かれたロールラベルが支持されており(この部分は図示を省略する)、このロールラベルから帯状のラベルが引き出され、複数のローラ(図1には第1ローラ28および第2ローラ30だけを示す)を介してカッター32A、32Bに送られる。帯状のラベルがカッター32Aまたは32Bによって、一枚のラベル26の形状に切り離されてラベル受け渡しドラム34に引き渡される。このラベル受け渡しドラム34から前記ラベル貼付ドラム22の各ラベル保持部24に、切り離されたラベル26が一枚ずつ引き渡される。なお、この実施例では、ラベル26の供給方向を変更できるようになっており、その方向に応じて2個のカッター32A、32Bのいずれか一方を使用する。これら二つのカッター32A、32Bの中間にバックアップローラ36が配置されており、このバックアップローラ36といずれか一方のカッター32A、32Bの間に帯状ラベルを送り込んで切断する。また、バックアップローラ36は、帯状ラベルを吸着して回転駆動されることによりこの帯状ラベルを引き出していく。
ラベル貼付ドラム22は、前記容器台16と同様にサーボモータ38によって駆動されるようになっており、その回転方向を切り換えることができ、かつ、回転速度を任意に調整することができる。図示しないロールラベルからラベル貼付ドラム22に至る部分がラベル供給手段40を構成している。この実施例のラベル供給手段40は、ラベル貼付ドラム22がいずれの方向に回転(図1の時計回り方向の回転と反時計回り方向の回転)しているときもラベル26の供給が可能なように、帯状のラベルを切断してラベル受け渡しドラム34に引き渡すカッター32A、32Bや、ラベル貼付ドラム22のラベル保持部24に保持されているラベル26に糊を塗布する糊塗布手段27A、27B等の全ての構成が、ラベル供給手段40の中央を通る線(ラベル受け渡しドラム34とラベル貼付ドラム22の中心を結ぶ線)に対して対称に配置されている。なお、帯状のラベルをロール状に巻いたロールラベルは、ラベルの供給方向に応じて巻方向を異ならせたものを使用するようになっている。
回転体12に設けられた容器台16に載せられて回転搬送されている間に、ラベル貼付ドラム22からラベル26が貼り付けられた容器4は、回転体12の回転によってさらに回転搬送された後、出口スターホイール42を介して排出コンベヤ44上に排出され、この排出コンベヤ44によって次の工程に送られる。
図2は、ラベル貼付ドラム22のラベル保持部24に保持されているラベル26が容器4に貼り付けられるラベル貼付位置Aを示す図である。回転体12の外周部に円周方向等間隔で設けられている複数の容器台16は、回転体12の下面側にそれぞれ固定されたサーボモータ20によって回転されるようになっており、回転する方向を切り換え、また、回転速度を任意に設定することができる。一方、ラベル貼付ドラム22も、中央の直立した駆動軸46(図2中に省略して示す)がサーボモータ38によって駆動されて、水平面内で回転されるようになっており、その回転する方向を切り換え、また、回転速度を任意に設定することができる。この実施例では、ラベル26が貼り付けられる容器4はペットボトルであり、このペットボトル4の上部に全周に亘ってラベル26が巻きつけて貼り付けられるので、ラベル貼付ドラム22は、容器台16に対して所定の高さだけ上方に配置されている。
以上の構成に係るロータリ式ラベラの作動について、図1、図2および図3により説明する。ラベル26が巻き付けられて貼り付けられる容器4は、供給コンベヤ2によって上流側から搬送され、インフィードスクリュー6によって所定の間隔に切り離された後、供給スターホイール8を介してロータリタイプの容器搬送手段10に供給される。容器搬送手段10は、回転体12の外周部に円周方向等間隔で複数の容器保持手段14が設けられている。各容器保持手段14は、サーボモータ20の駆動によりその軸線を中心に回転可能な複数の容器台16と、これら各容器台16の上方にそれぞれ配置されて昇降可能なトップロケータ18とを備えており、入口スターホイール8を介して容器搬送手段10に供給された容器4は、順次容器台16上に載せられる。容器台16上に容器4が載せられると、上方のトップロケータ18が下降して、容器4の頭部を押さえ、これら容器台16とトップロケータ18とによって上下から容器4を保持した状態で、回転体12の回転により、この容器4を矢印R1方向に回転搬送する。容器台16は回転方向を切り換えることによりいずれの方向にも回転できるようになっているが、ここでは、図3(a)に示すように、容器保持手段14が回転体12の回転方向(矢印R1方向)と同じ方向に回転(矢印R2に示す反時計回り方向の回転)する場合について説明する。
容器4の外周面に貼り付けられるラベル26は、ラベル供給手段40によって容器搬送手段10のラベル貼付位置Aまで供給される。ラベル供給手段40は、容器保持手段14の回転方向(容器台16の回転方向)に応じて異なる方向からラベル26を供給できるようになっており、容器保持手段14が反時計回り方向に回転(図3(a)のR2参照)しているときには、ラベル貼付ドラム22が、容器保持手段14と逆方向に回転(図3(a)に符号R3で示す時計回り方向の回転)しつつラベル26を貼り付けるように、ラベル26を供給する。この場合には、図1の右上端に位置する第1ローラ28の左側から、次の第2ローラ30の右側を通って、図1の右側の第1カッター32A側に送り込まれる。第1カッター32Aとバックアップローラ36との間を通過する間に切断されたラベル26は、図1の反時計回り方向に回転するラベル受け渡しドラム34に、所定の間隔を空けて順次保持される。このときには、ラベル26の裏面側がラベル受け渡しドラム34に吸着保持され、ラベル26の表面がラベル受け渡しドラム34の外方側を向いている。
前述のようにラベル受け渡しドラム34は反時計回り方向に回転しており、このラベル受け渡しドラム34と逆方向の時計回り方向に回転(矢印R3の回転)しているラベル貼付ドラム22にラベル26が受け渡される。ラベル貼付ドラム22は、外周面に等間隔でラベル保持部24が設けられており、各ラベル保持部24に一枚ずつラベル26が保持される。前記ラベル受け渡しドラム34はラベル26の裏面側を吸着保持しており、次のラベル貼付ドラム22は、ラベル26の表面側を吸着保持して、裏面側をドラム22の外方に向けている。ラベル貼付ドラム22のラベル保持部24に保持されたラベル26は、このラベル貼付ドラム22の回転によって図1の右側の糊塗布手段27Aの前方に回転移動され、この糊塗布手段27Aによってラベル貼付ドラム22の外方側を向いている裏面に糊が塗布される。
ラベル貼付ドラム22のラベル保持部24に保持されているラベル26と、回転体12に設けられた容器保持手段14に保持されている容器4の最も外方側が移動する円(図3(a)に符号Bで示す円)とが接する位置がラベル貼付位置Aであり、ほぼこの位置Aで、ラベル保持部24に保持されているラベル26の先端部(ラベル26の回転方向前方側の先端部26a)が容器4の外面に接触を開始して貼り付けられる。
ラベル26の先端部26aが容器4に貼り付けられると、容器4は回転体12の矢印R1方向への回転(公転)に加えて、矢印R2方向の回転(自転)を行うとともに、ラベル貼付ドラム22が容器4の自転と逆方向に回転(矢印R3方向の回転)することにより、ラベル26が容器4の外周面に巻き付けられる。ラベル26は容器4の外周の長さよりも長くなっており、ラベル26の後端部26b(ラベル貼付ドラム22の回転方向後方側の端部)が、すでに容器4に貼り付けられているラベル26の先端部26aの上から重ね合わされた状態で貼り付けられる(図3(a)の符号4Aで示す容器参照)。つまり、容器4に対しラベル26が右巻きに巻き付けられ、容器4に巻き付けられたラベル26の貼り付け部を正面から見ると右手側端部26bが左手側端部26aの上に重ね合わせた状態で貼り付けられる。
このようなロータリラベラにおいて、ラベル貼付ドラム22に保持されているラベル26を容器4の外周面に巻き付けて貼り付けるためには、容器4の巻取速度とラベル貼付ドラム22外周の周速度の相対速度がゼロ、もしくは容器の巻取速度が僅かに大きければよい。従って、この実施例の場合には、容器外周の自転速度BA、容器外径の周速度(前記円Bにおける公転速度)BB、ドラムの外周の周速度DVが以下の関係を有する必要がある。ここで、容器の巻取速度とは、容器外周の自転速度と前記円Bにおける容器の公転速度を加えたものである。
BA+BB≧ DV ……式(1)
なお、この実施例では、容器の巻取速度(BA+BB)をドラムの外周の周速度(DV)よりも僅かに大きくして、ラベル26にテンションをかけながらラベリングを行っている。
前記図3(a)に示す態様では、容器搬送手段10の回転体12の回転方向R1と容器保持手段14の容器台16の回転方向R2を同一方向(図3(a)の反時計回り方向)とし、ラベル貼付ドラム22の回転方向R3を容器台16の回転方向と逆方向(同図の時計回り方向)にして、ラベル26の貼り付けを行ったが、この実施例の装置では、容器台16とラベル貼付ドラム22はそれぞれサーボモータ20、38によって駆動されるようになっており、その回転方向を切り換えることができるので、これらの回転方向を切り換えてラベル26の容器4に対する巻き付け方向を変えることが可能である。
図3(b)には、容器搬送手段10の回転体12の回転方向R1と、容器台16の回転方向を逆にした場合のラベル26の巻き付け態様を示す。この場合には、回転体12の回転する方向R1(反時計回り方向の回転)は前記第1実施例と同一であるのに対して、容器台16を逆方向に回転(時計回り方向の回転R4)させている。ラベル貼付ドラム22は常に容器台16と逆方向に回転(矢印R5方向の回転)するので、このように容器台16が回転体12の回転方向R1と逆方向に回転する場合には、このラベル貼付ドラム22と回転体12が同一方向(図の反時計回り方向R1、R5)に回転する。容器台16が回転体12と逆方向に回転(図3(b)の時計回り方向R4の回転)し、ラベル貼付ドラム22がこの容器台16と逆方向に回転(同図の反時計回り方向の回転)すると、ラベル保持部24に保持されているラベル26は、図3(a)の場合とは逆の端部が先端(回転方向前方側の端部)26aになっており、この先端部26aが容器4の外面に接触して貼り付けられる。容器4は反時計回り方向に公転R1しつつ時計回り方向に自転R4しているので、ラベル26は図3(a)の場合と逆方向に巻き付けられ、後端部26bが前記先端部26aの上側に重ねられて貼り付けられる(図3(b)に符号4Bで示す容器参照)。つまり、容器4に対しラベル26が左巻きに巻き付けられ、容器4に貼付されたラベル26の貼り付け部を正面から見ると左手側端部(貼り付け時の後端部26b)が右手側端部(貼り付け時の先端部26a)の上に重ね合わせた状態で貼り付けられる。
このように容器保持手段14に保持された容器4を回転体12の回転方向R1と逆方向R4に回転させる場合には、容器外周の自転速度BA、容器外径の周速度(前記円Bにおける公転速度)BB、ドラムの外周の周速度DVが以下の関係を有する必要がある。
BA≧ DV+BB ……式(2)
この場合には、容器の公転方向と自転方向が逆なので、容器巻取速度は、BA−BBとなる。従って、BA−BB≧ DVとなり、前記式(2)が導き出される。つまり、図3(b)に示す回転をしている場合も、前記図3(a)の場合と同様に、容器4の巻取速度とラベル貼付ドラム22外周の周速度の相対速度がゼロ、もしくは容器の巻取速度が僅かに大きければよいという関係は同じである。図3(b)に示すように容器保持手段14を回転体12と逆方向に回転させる構成の場合には、図3(a)に示すように容器保持手段14と回転体12とが同方向に回転する場合よりも、容器保持手段14を高速で回転させる必要がある。しかしながらサーボモータ20の能力により容器4の自転速度には限界があるので、前記式(2)のDV+BBを下げることにより対応することができる。しかしながらこの場合にはラベラの生産能力が低下してしまう。そこで、ラベル貼付ドラム22の外周速度DVを下げるため、アタッチメントの交換等によりラベル貼付ドラム22のラベル保持部24の数を増やすことによって対応することができる。この場合には、容器搬送手段10の搬送速度を落とすことなく対応することが可能である
以上のように本実施例装置は、容器保持手段14を構成する容器台16と、ラベル貼付ドラム22を、それぞれサーボモータ20、38で駆動するようにしたので、これら容器台16とラベル貼付ドラム22の回転方向を切り換えることができ、容器の全周に巻き付けて貼り付けるラベル26をいずれの方向に巻き付けるタイプでも対応可能である。
なお、前記実施例では、回転体12の回転によって容器4を回転搬送するロータリタイプのラベラについて説明したが、ロータリタイプに限るものではなく、直線的に容器を搬送するラインラベラにも適用することは可能である。この場合にも、直線的に搬送されている容器保持手段の自転する方向と、ラベル貼付位置に設けられているラベル貼付ドラムの回転方向を切り換え可能にしておき、容器の回転方向を時計回り方向としたときにはラベル貼付ドラムを反時計回り方向に回転させ、逆に容器を反時計回り方向に回転させたときには、ラベル貼付ドラムを時計回り方向に回転させて、ラベルの巻き貼りを行うようにすれば、二種類の巻き方向のラベル貼りを行うことができる。
A ラベル貼付位置
4 容器
10 容器搬送手段
14 容器保持手段
22 ラベル貼付ドラム
24 ラベル保持部
26 ラベル
26a ラベルの先端部
26b ラベルの後端部

Claims (2)

  1. 容器を搬送する容器搬送手段と、この容器搬送手段に設けられ、容器を自転可能に保持する容器保持手段と、前記容器搬送手段のラベル貼付位置に対向して配置され、外周部に円周方向等間隔で複数のラベル保持部を有するラベル貼付ドラムとを備え、前記ラベル貼付位置で、自転する容器と、この容器と逆回転するラベル貼付ドラムのラベル保持部に保持されているラベルを接触させて、ラベルの一端を容器に貼り付けた後、両者の回転によって容器の全周にラベルを巻き付け、ラベルの両端を重ね合わせて貼着するラベラにおいて、
    前記容器保持手段とラベル貼付ドラムの回転方向を切り換え可能とし、容器の自転方向を切り換えるとともに、ラベル貼付ドラムを容器の自転方向に対して逆回転するように切り換えることにより、容器に対するラベルの巻き付け方向を選択可能にしたことを特徴とするラベラ。
  2. 前記容器搬送手段が回転体であり、前記容器保持手段がこの回転体の外周部に円周方向等間隔で設けられていることを特徴とする請求項1に記載のラベラ。
JP2009195872A 2009-08-26 2009-08-26 ラベラ Active JP5299172B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009195872A JP5299172B2 (ja) 2009-08-26 2009-08-26 ラベラ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009195872A JP5299172B2 (ja) 2009-08-26 2009-08-26 ラベラ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011046406A JP2011046406A (ja) 2011-03-10
JP5299172B2 true JP5299172B2 (ja) 2013-09-25

Family

ID=43833167

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009195872A Active JP5299172B2 (ja) 2009-08-26 2009-08-26 ラベラ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5299172B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020189688A (ja) * 2019-05-20 2020-11-26 株式会社フジヤマ技研 ラベル装着装置

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4108709A (en) * 1976-06-14 1978-08-22 B & H Manufacturing Company, Inc. Label applying machine
JPH04142239A (ja) * 1990-09-28 1992-05-15 Koyo Autom Mach Co Ltd ラベリングマシン
JP4933835B2 (ja) * 2006-05-18 2012-05-16 浅井物産株式会社 フィルム付き物品の製造方法
JP4759003B2 (ja) * 2008-01-07 2011-08-31 光洋自動機株式会社 フイルム巻着装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011046406A (ja) 2011-03-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2567280B2 (ja) 直線型ラベル貼付機械
US4801348A (en) Film supply apparatus
US8647459B2 (en) Method and equipment for preparing and applying folded leaflets
JP5697005B2 (ja) ラベラ
JP5086294B2 (ja) ラベリングマシン
US20170369197A1 (en) Labelling group and method for applying a plurality of labels onto respective articles
CN114364611B (zh) 用于贴标签机组的真空滚筒以及具有这种真空滚筒的贴标签机组
US8485240B2 (en) Machine for labeling by means of labels printed on a ribbon
JP2007246099A (ja) ラベル折り込み貼付装置
JP5299172B2 (ja) ラベラ
US11981043B2 (en) Cutting device for cutting labels from a web of labelling material
EP1871674B1 (en) Machine for applying continuous-film labels with pre- applied adhesive to bottles
EP2507136B1 (en) Labelling machine for labels printed on continuous film
EP2610190B1 (en) Cutting unit for roll-fed labelling machines
JPH0858755A (ja) ラベリング装置
CN105438578A (zh) 一种贴标机用刮刀
EP2658782B1 (en) Labelling group
JP6691841B2 (ja) ラベラ
JP3067413B2 (ja) ロールラベラ
CN210438123U (zh) 复卷机
JP4540819B2 (ja) 粘着テープの製造貼付システム
JP5477960B2 (ja) ミシン目形成装置を具備するラベリングマシン
CN210084553U (zh) 复卷机
US20120198800A1 (en) Seal banding machine
CN114829261B (zh) 用于给容器贴标签的贴标签机

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120425

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130510

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130521

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130603

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5299172

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350