JP5298146B2 - 細径発泡同軸ケーブル - Google Patents

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本発明は、特に電力容量が大きな細径発泡同軸ケーブルに関するものである。
高周波用の発泡同軸ケーブルは、銅からなる中心導体とその上に設けられる発泡絶縁体層と、その外周に設けられる外部導体等から構成される。そして最近は、周波数域がGHz帯域に於いても減衰量が小さい発泡同軸ケーブルが要求されるため、高発泡度の絶縁体層が望まれている。
また、高周波帯域では振動数が大きくなるため、内部導体の発熱量が大きくなる。さらに、比較的細径の発泡同軸ケーブルでは、発泡絶縁体の許容熱容量が小さいため、減衰量が小さくかつ電力容量が大きな場合には、絶縁体が軟化し変形する問題があった。
このような問題点に対応する発泡同軸ケーブルとして、特許文献1には、外部導体をコルゲート波付き銅管とすることで、小径化が可能でありながら可とう性が高く、また、絶縁体を発泡フッ素樹脂とすることで、厚さを薄くして小径化を測りながら高い絶縁性と耐熱性を発揮させることができるとする発泡同軸ケーブルが、開示されている。この特許文献から判るように、大きな電力容量が要求される場合には、内部導体からの発熱を考慮し、耐熱性の良い樹脂を用いる必要があるためフッ素樹脂が絶縁体として用いられる。しかしながら、フッ素樹脂は高価なために汎用品としてはコスト的に問題があった。
そこで、従来から使用されているポリエチレン、ポリプロピレンやエチレン・プロピレン共重合体の改良が検討されている。特にポリプロピレンやエチレン・プロピレン共重合体はポリエチレンより軟化温度が高く耐熱性に優れているので、電力容量を大きくできるため有利であるが、ポリプロピレンやエチレン・プロピレン共重合体では良好な発泡体を安定して得ることが困難な問題点があった。
特許第3227091号公報
よって本発明が解決しようとする課題は、電力容量が大きく、高周波帯域(1GHz以上)での減衰量が小さい比較的細径の発泡同軸ケーブルを提供すること。また前記特性に加えて、ケーブル外観並びにVSWR(Voltage standing wave ratio)が優れると共に、良好な発泡体が確実に安定して得られる細径発泡同軸ケーブルを提供することにある。
前記解決しようとする課題は、請求項1に記載されるように、Φ2.095mm×8.03mmのキャピラリーを用い、ピストンスピードが10mm/min、炉体径が9.55mm、引取加速度が400m/minでの190℃におけるキャピラリーレオメータによって測定した破断時の溶融張力が4.0〜10.0gであり、かつ190℃、2.16kgにおけるメルトマスフローレートが0.6〜3.0g/10minのエチレン・プロピレン共重合体(以下、EP共重合体)からなる発泡絶縁体層が、内部導体上に発泡度が50%以上となるように設けられた細径発泡同軸ケーブルとすることによって解決される。
さらに請求項に記載されるように、内部導体上にΦ2.095mm×8.03mmのキャピラリーを用い、ピストンスピードが10mm/min、炉体径が9.55mm、引取加速度が400m/minでの190℃におけるキャピラリーレオメータによって測定した破断時の溶融張力が4.0〜10.0gであり、かつ190℃、2.16kgにおけるメルトマスフローレートが0.6〜3.0g/10minのEP共重合体からなる発泡絶縁体層が形成され、その上に、内径2.095mm、長さ8.03mmのキャピラリーを用い、ピストンスピードが10mm/min、炉体径が9.55mm、引取加速度が400m/minで、190℃におけるキャピラリーレオメータによって測定した破断時の溶融張力が7.0〜20.0gであり、かつ190℃、2.16kgにおけるメルトマスフローレートが0.4〜3.0g/10minのポリオレフィン系樹脂が外層として設けられ、前記発泡絶縁体層及び前記外層全体の発泡度が50%以上となるように発泡した細径発泡同軸ケーブルとすることによって、解決される。
以上のような本発明は、破断時の溶融張力が4.0〜10.0gであり、かつ190℃、2.16kgにおけるメルトマスフローレート(以下、MFR)が0.6〜3.0g/10minのEP共重合体からなる発泡絶縁体層が、内部導体上に発泡度が50%以上となるように設けたので、電力容量が大きく、高周波帯域(1GHz以上)での減衰量が小さい比較的細径の発泡同軸ケーブルとすることができる。
また、内部導体上に破断時の溶融張力が4.0〜10.0gであり、かつ190℃、2.16kgにおけるMFRが0.6〜3.0g/10minのEP共重合体からなる発泡絶縁体層が形成され、その上に破断時の溶融張力が7.0〜20.0gであり、かつ190℃、2.16kgにおけるMFRが0.4〜3.0g/10minのポリオレフィン系樹脂が外層として設けられ、発泡絶縁体層及び外層全体の発泡度が50%以上となるように発泡した細径発泡同軸ケーブルとしたので、電力容量が大きく、高周波帯域(1GHz以上)での減衰量が小さい比較的細径の発泡同軸ケーブルであって、ケーブル外観並びにVSWRが優れた細径発泡同軸ケーブルを提供できる。またこのような細径発泡同軸ケーブルは、50%以上の発泡度が確実に安定して得られ、さらにケーブル偏心がなく好ましい。
そして、前記外層の厚さを0.03〜0.20mmとした細径発泡同軸ケーブルとすることによって、前述の特性に加えて、発泡絶縁体層を発泡させた時に発泡ガスの抜けを十分に防止するので、絶縁体の発泡度を50%以上により確実に安定して形成することができる。またケーブル外観並びにVSWRがより優れた細径発泡同軸ケーブルが得られる。さらに、ケーブル偏心がなく好ましい。
本発明における1層構造の細径発泡同軸ケーブルの概略断面斜視図である。 本発明における2層構造の細径発泡同軸ケーブルの概略断面斜視図である。
以下に本発明を詳細に説明する。請求項1に記載される発明は、Φ2.095mm×8.03mmのキャピラリーを用い、ピストンスピードが10mm/min、炉体径が9.55mm、引取加速度が400m/minでの190℃におけるキャピラリーレオメータによって測定した破断時の溶融張力が4.0〜10.0gであり、かつ190℃、2.16kgにおけるMFRが0.6〜3.0g/10minのEP共重合体からなる発泡絶縁体層が、内部導体上に発泡度が50%以上となるように設けられた細径発泡同軸ケーブルに関するものである。このような構成の細径発泡同軸ケーブルは、電力容量が大きく、高周波帯域(1GHz以上)での減衰量が少ないので、特に携帯電話の基地局内配線用等に使用される高周波同軸ケーブルとして有用である。
図1の一例によって説明する。例えば、無酸素銅線や銀メッキ銅線などのめっき銅線や銅合金線等からなる内部導体1と、その上に設けられる前記特性のEP共重合体からなる発泡絶縁体層2が設けられ、さらにその上には外部導体3、通常保護層としてプラスチック材料からなるシース4が施されている。内部導体1としては、通常0.5〜3mm程度の導体径のめっき銅線や銅合金線が使用され、発泡絶縁体層2の厚さは0.5〜3mm程度とされる。ケーブルサイズとして、2.5D、3D、5Dや8D程度のものである。また図1に示すように、外部導体3として例えば、銅薄板等を用いてスパイラル状に波型を形成すれば、可とう性をより付与させることができる。このようなコルゲート加工は、通常行われる方法によって形成すれば良い。
そして発泡絶縁体層2は、Φ2.095mm×8.03mmのキャピラリーを用い、ピストンスピードが10mm/min、炉体径が9.55mm、引取加速度が400m/minでの190℃におけるキャピラリーレオメータによって測定した破断時の溶融張力が4.0〜10.0gであり、かつ190℃、2.16kgにおけるMFRが0.6〜3.0g/10minのEP共重合体から構成される。これは、破断時の溶融張力を4.0〜10.0gとすることによって、発泡させた際にセル壁が破れることがなく良好な発泡体が得られると共に、電力容量(W)を大きくすることができる。またMFRを0.6〜3.0g/10minとすることにより十分な溶融時の伸長性が得られるので、発泡セルを十分に成長させることができるため、安定して確実に発泡度を得ることができることになる。なお、前記EP共重合体の好ましい具体例としては、日本ポリプロ社のFB3312がある。
さらに好ましい細径発泡同軸ケーブルは、請求項に記載するように、内部導体上にΦ2.095mm×8.03mmのキャピラリーを用い、ピストンスピードが10mm/min、炉体径が9.55mm、引取加速度が400m/minでの190℃におけるキャピラリーレオメータによって測定した破断時の溶融張力が4.0〜10.0gであり、かつ190℃、2.16kgにおけるMFRが0.6〜3.0g/10minのEP共重合体からなる発泡絶縁体層が形成され、その上に、内径2.095mm、長さ8.03mmのキャピラリーを用い、ピストンスピードが10mm/min、炉体径が9.55mm、引取加速度が400m/minで、190℃におけるキャピラリーレオメータによって測定した破断時の溶融張力が7.0〜20.0gであり、かつ190℃、2.16kgにおけるMFRが0.4〜3.0g/10minのポリオレフィン系樹脂が外層として設けられ、発泡絶縁体層及び外層全体の発泡度が50%以上となるように発泡した細径発泡同軸ケーブルとすることにある。このように、破断時の溶融張力が7.0〜20.0gであり、かつ190℃、2.16kgにおけるMFRが0.4〜3.0g/10minのポリオレフィン系樹脂の外層を設けることによって、電力容量が大きく、また高周波帯域(1GHz以上)での減衰量が小さい比較的細径の発泡同軸ケーブルであると共に、ケーブル外観並びにVSWRが優れた細径発泡同軸ケーブルを、偏心を生じることなく安定して確実に得ることができる。
すなわち、外層となるポリオレフィン系樹脂の破断時の溶融張力が6.0g未満であると、破断時の溶融張力が足りないためにガス抜けが生じたり、巨大空泡が生じてしまうため50%以上の発泡度が得られず、また破断時の溶融張力が20.0gを超えると破断時の溶融張力が大きすぎるために膨らみ難くなると共に、樹脂が硬いために押出し特性が悪く、偏心が生じ安定して細径発泡同軸ケーブルが得られなくなる。またMFRも0.4g/10min以上でないと、ポリオレフィン系樹脂の溶融時の伸長性が足りないために、50%以上の発泡度が安定して確実に得られなくなる。
そして前記外層は、請求項に記載されるように、外層の厚さを0.03〜0.20mmとする細径発泡同軸ケーブルとするのが好ましい。このような厚さの外層とすることによって、発泡絶縁体層を発泡させた時に発泡ガスの抜けを十分に防止して、発泡絶縁体層と外層の全体としての発泡度を50%以上に確実に安定して形成できると共に、ケーブル外観並びにVSWRがより優れた、偏心のない細径の発泡同軸ケーブルが得られる。また電力容量も十分に満足できるものである。
さらに、前記外層を構成するポリオレフィン系樹脂をEP共重合体、PP、PE、またはこれ等の混合物とすることによって、前述の特性に加えて、低コストで適度な引張特性、硬度等の機械的特性や電気特性が向上する。さらに、成型加工性にも優れているので製造上からも有利にすることができる。このような特性のポリオレフィン系樹脂の具体例としては、宇部丸善ポリエチレン社のR300、B128、Z463等のPEが、三井化学社のB101WAT、VP103等のPP、また日本ポリプロ社のEP共重合体であるFB3312や三井化学社のJ703W、B701WB等のEP共重合体が挙げられる。
そして前記発泡絶縁体層は、前述した細径発泡同軸ケーブルで用いたものと同様に、EP共重合体の破断時の溶融張力が4.0〜10.0gであり、かつ190℃、2.16kgにおけるMFRが0.6〜3.0g/10minのEP共重合体から構成される。すなわち、EP共重合体の破断時の溶融張力を4.0〜10.0gとすることによって、発泡させた際にセル壁が破れることがなく良好な発泡体が得られると共に、電力容量(W)を大きくすることができる。またEP共重合体のMFRを0.6〜3.0g/10minとすることにより十分な溶融時の伸長性が得られるので、発泡セルを十分に成長させることができるため、50%以上の発泡度が確実に安定して得られることになる。なお、前記EP共重合体の好ましい具体例としては、日本ポリプロ社のFB3312を挙げることができる。

以上説明した構造の細径発泡同軸ケーブルは、以下の発泡剤を用いて発泡させることができる。例えば、アゾジカルボンアミド、4,4′−オキシビス(ベンゼンスルホニルヒドラジン)、N,N′−ジニトロソペンタメチレンテトラミン等の化学発泡剤を予め発泡絶縁体層3用の材料中に添加しておくことや、窒素ガス、アルゴンガス、フロンガス、炭酸ガス等の不活性ガスを注入することによって行われる。化学発泡剤や不活性ガスは併用して使用しても良い。特に不活性ガスによる発泡の場合には、化学発泡剤によって発泡させた場合のように発泡残渣が誘電特性に悪影響を与えることがなく、また高い発泡度を確実に得ることができるので好ましい。また、発泡核剤を添加することが好ましい。例えば、タルク、クレイ、ボロンナイトライド(BN)、シリカ等の微粉末、さらにアゾジカルボンアミドやフッ素系樹脂の微粉末或いはフッ素系ゴムの微粉末である。その添加量は、通常ベース樹脂100質量部に対して0.03〜3.0質量部程度である。
さらに発泡絶縁体層や外層材料には、例えば3−(N−サリチロイル)アミノ−1,2,4−トリアゾール(商品名:CDA−1)、2′,3−ビス[3−(3,5−ジ−ターシャリーブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオニル]プロピオノヒドラジド(商品名:イルガノックスMD1024)等の金属不活性剤、N,N′−ジ−2−ナフチル−p−フェニレンジアミン(商品名:ノクラックWhite)のようなアミン系酸化防止剤、ペンタエリスリトールテトラキス[3−(3,5−ジ−ターシャリーブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート](商品名:イルガノックス1010)などのヒンダードフェノール系酸化防止剤や4,4′−チオビス(3−メチル−6−ターシャリーブチルフェノール)(商品名ノクラック300)などのチオビスフェノール系酸化防止剤を添加することができる。
なお前述の発泡絶縁体層と外層は、同時押出しによって内部導体上に形成することにより、安定して確実に50%以上の発泡度の発泡絶縁体を形成できる。例えば、二段押出機の第2押出機から発泡絶縁体層を形成する材料を第1押出機に供給し、第1押出機の途中から窒素ガスを注入して溶融混合し、第2押出機に於いて温度調整を行った後、内部導体上に発泡絶縁体層を押出しすると同時に、第2押出機のクロスヘッド内に入れ込んだ第3押出機から外層を形成する材料を前記発泡絶縁体層上に被覆し、この状態で発泡させて発泡同軸ケーブルを作製する。このように、発泡絶縁体層と外層を同時押出しすると共に発泡させることによって、発泡絶縁体層と外層は確実に密着されガスをより閉じ込めることが可能となり、発泡セル径が微小で50%以上の発泡度を確実に安定して得られることになる。そして得られた細径発泡同軸ケーブルは、電力容量が大きな細径ケーブルであると共に高周波帯域での減衰量が少ない、優れた細径発泡同軸ケーブルである。さらには、ケーブル外観並びにVSWRが優れると共にケーブル偏心がないので、機械的特性や電気的特性に優れた商品価値の高いものである。
図2によって、本発明の細径発泡同軸ケーブルの一例を説明する。例えば銅線、めっき銅線、銅合金線等からなる内部導体1と、その上に形成した発泡絶縁体層2、その上に設けられる充実体の外層5からなる2層構造を基本とする。内部導体1は、通常0.5〜3mm程度の導体径のものが使用される。また発泡絶縁体層2は、前述した特定のEP共重合体を押出し成形して、好ましくは0.5〜3mm程度の厚さに施される。そしてこの発泡絶縁体層2は、不活性ガスや化学発泡剤によって50%以上に発泡される。また、前記ポリオレフィン系樹脂からなる外層5は、発泡絶縁体層2を発泡させた時にガスを抑え込む機能を有する層として、通常発泡絶縁体層2と同時押出しによって形成するのが良い。また符号3は外部導体で、通常銅などの薄板等によって形成される。図2のように、コルゲート構造の外部導体3とすれば、優れた可とう性を有するものである。このようなコルゲート加工は、通常行われる方法によって形成すれば良い。またその外部には、プラスチック材料のシース(図示せず)等が設けられる。
表1に記載する実施例および比較例によって、本発明の請求項1に該当する1層構造の細径発泡同軸ケーブルの効果を示す。表1に示した樹脂ペレット材料と、発泡核剤として富士タルク社のタルク微分粉末(LMS−300)をドライブレンドした絶縁体材料を、二段押出機の第1押出機の温度を230℃に、第2押出機を170〜230℃に温度調整した第1押出機に供給し、第1押出機の途中から窒素ガスを注入して溶融混合し、第2押出機に於いて温度調整を行った後、Φ1.0mmの銅線からなる内部導体上に押出し、発泡させて細径発泡同軸ケーブルを作製した。
また、表2に記載する実施例および比較例によって、本発明の請求項3に該当する2層構造の細径発泡同軸ケーブルの効果を示す。表2に示した発泡絶縁体層用の樹脂ペレット材料と、発泡核剤として富士タルク社のタルク微分粉末(LMS−300)をドライブレンドした絶縁体材料を、二段押出機の第2押出機から発泡絶縁体層を形成するペレット材料を、230℃に調整した第1押出機に供給し、第1押出機の途中から窒素ガスを注入して溶融混合し、第2押出機を170〜230℃に温度調整した第1押出機に供給し、第1押出機の途中から窒素ガスを注入して溶融混合し第2押出機に於いて温度調整を行った後、Φ1.0mmの銅線からなる内部導体上に押出しすると同時に第2押出機のクロスヘッド内に組み込み140〜200℃に調整した第3押出機から、外層を形成するペレット材料を前記発泡絶縁体層上に被覆し、この状態で発泡させて細径発泡同軸ケーブルを作製した。
前述の前記細径発泡同軸ケーブルについて、電力容量(W)をケーブル周囲温度50℃、VSWR(Voltage standing wave ratio)=1、内部導体温度が発泡絶縁体の軟化温度に達するまでの最大の電力容量として測定した。電力容量は大きいほど好ましいものである。
また発泡絶縁体層の発泡度(%)を、[(ベース樹脂の比重−発泡後の比重)/(ベース樹脂の比重)]×100として計算した。発泡度が50%以上のものを合格とした。平均発泡セル径(μm)は、発泡絶縁体の断面を観察し無作為に選定した10個のセルについて、(セル径の長径+セル径の短径)/2として計算した10個の平均値で記載した。
またネットワークアナライザーを用いて、2.0GHzにおける3Dサイズの発泡同軸ケーブルの減衰量を測定した。減衰量が0.55dB/m以下を合格とした。
さらにケーブル外観について、表面に凹凸がなく滑らかなものを◎印で、やや凹凸が見られるが実用上問題がないものを○印で、使用可能ではあるが凹凸が見られ外観性としては多少難があるものを△印で、凹凸が明確に存在しており使用できないものを×印で示した。併せてケーブル外観の指標となるVSWR(Voltage standing wave ratio)を、ネットワークアナライザーによって測定した。1.20未満が好ましいものである。
また発泡同軸ケーブルの偏心率を、(外周から内部導体中心までの最小距離/外周から内部導体中心までの最大距離)×100として計算して記載した。80%以上が好ましいものである。
さらに前記各種樹脂の破断時の溶融張力(Φ2.095mm×8.03mmのキャピラリーを用い、ピストンスピードが10mm/min、炉体径が9.55mm、引取加速度が400m/minでの190℃におけるキャピラリーレオメータによって測定)およびMFR(190℃、2.16kgで測定)値を記載した。表1に1層構造の細径発泡同軸ケーブルの試験結果を、表3には、表2に記載した2層構造の細径発泡同軸ケーブルの試験結果を記載した。
Figure 0005298146
Figure 0005298146
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表1から明らかなとおり、実施例1〜8に記載される本発明の細径発泡同軸ケーブルは、電力容量が大きく、また発泡度が50%以上で平均発泡セル径も小さなものである。さらに高周波帯域での減衰量が0.50dB/m以下であり、ケーブル偏心率も80%以上と好ましく、表面に多少の凹凸が見られるが十分に使用可能であり、VSWRも1.20未満であった。
また、本発明の細径発泡同軸ケーブルは高価なフッ素樹脂を使用しなくても良いので、コスト的にも実用的である。
すなわち実施例1に示すように、破断時の溶融張力10.0g、MFRが2.0g/10minのEP共重合体からなる発泡絶縁体層が内部導体上に形成された細径発泡同軸ケーブルは、電力容量が75Wと大きく、また発泡度が50%、平均発泡セル径も60μmと微細であり、さらに偏心率が95%、減衰量が0.50dB/mであり、VSWRが1.16とケーブル外観も実用上問題ないものであった。また実施例2〜5に示すように、EP共重合体が99〜20質量%のEP共重合体混合物を用いた場合も、破断時の溶融張力が10.0〜4.0gでMFRが2.0〜3.0g/10minの発泡絶縁体層を形成した細径発泡同軸ケーブルは、電力容量が75W、また発泡度が50%、平均発泡セル径も60〜150μmであり、さらに偏心率が95%、減衰量が0.50dB/mであり、VSWRが1.19以下でケーブル外観も実用上問題ないものであった。
さらに実施例6〜8のように、EP共重合体混合物が実施例2〜5とは異なる組合せのEP共重合体である場合も、80〜20質量%のEP共重合体割合に於いて、破断時の溶融張力が10.0gでMFRが1.0〜0.6g/10minの発泡絶縁体層を形成した細径発泡同軸ケーブルは、電力容量が75Wと大きく、また発泡度が50%、平均発泡セル径も60〜80μmと微細であり、さらに偏心率が90〜80%、減衰量が0.50dB/mであり、VSWRが1.19以下でケーブル外観も実用上問題がないものであった。
これに対して、比較例1〜9に示す本発明の範囲外の細径発泡同軸ケーブルは、電力容量、発泡度、平均発泡セル径、減衰量が0.55dB/mを超えるもの、ケーブル偏心率が80%未満のもの、VSWRが1.20以上のもの、ケーブル外観性のいずれかに問題があった。すなわち比較例1のように、破断時の溶融張力が3.0gと小さいPE混合物の発泡絶縁体層が内部導体上に形成された細径発泡同軸ケーブルは、平均発泡セル径が150μmであるが電力容量が50Wと小さい。
また比較例2のように、破断時の溶融張力が0.5gと小さいPEの発泡絶縁体層を形成した細径発泡同軸ケーブルは、電力容量が50Wと小さく、また平均発泡セル径が500μmと大きくケーブル表面に凹凸が見られ、VSWRも1.50とケーブル外観が悪く、さらに偏心率も70%と問題があった。また減衰量は0.55dB/mであった。
さらに比較例3のように、破断時の溶融張力が20.0gと大きくても、MFRが0.2g/10minと小さいPEの発泡絶縁体層を形成した細径発泡同軸ケーブルは、電力容量が50Wと小さく、また偏心率が70%と悪く、減衰量は0.55dB/mであった。
また比較例5のように、EP共重合体どうしの混合物(15:85質量%)であって、破断時の溶融張力が3.0gと小さいEP共重合体混合物の発泡絶縁体層が、内部導体上に形成された細径発泡同軸ケーブルは、平均発泡セル径が200μmと比較的大きくケーブル外観が悪く、VSWRも1.24と大きかった。さらに減衰量は0.55dB/mであった。
さらにまた比較例6のように、EP共重合体どうしの混合物(15:85質量%)であって、破断時の溶融張力は10.0gと大きいがMFRが0.5g/10minと小さいEP共重合体混合物の発泡絶縁体層が、内部導体上に形成された細径発泡同軸ケーブルは、平均発泡セル径が200μmと比較的大きく、偏心率が75%と悪かった。さらに減衰量は0.55dB/mであった。
また比較例7のように、EP共重合体どうしの混合物(15:85質量%)であって、破断時の溶融張力が1.0gと小さくMFRが9.0g/10minと大きなEP共重合体混合物の発泡絶縁体層が、内部導体上に形成された細径発泡同軸ケーブルは、平均発泡セル径が200μmと比較的大きく、またVSWRも1.40と大きくケーブル外観も悪くなった。さらに減衰量は0.55dB/mであった。
さらに比較例8のように、破断時の溶融張力が2.0gと小さくMFRが3.0g/10minのEP共重合体を発泡絶縁体層とした細径発泡同軸ケーブルは、平均発泡セル径が300μmと大きくなりケーブル表面に凹凸が見られ、VSWRも1.40と大きくケーブル外観が悪かった。また偏心率も70%と悪い。さらに減衰量も0.57dB/mと大きかった。
そして比較例9のように、破断時の溶融張力が11.0gでMFRが0.4g/10minと小さいEP共重合体を発泡絶縁体層とした細径発泡同軸ケーブルは、平均発泡セル径が300μmと大きく、偏心率も70%と悪くなった。また減衰量も0.57dB/mと大きかった。なお比較例4は、市販されているフッ素樹脂の発泡体層を有する発泡同軸ケーブルで、特性的にはほぼ満足するものである。しかしながら、この発泡同軸ケーブルは高価であり実用的には問題がある。
また、本発明の2層構造の細径発泡同軸ケーブルも表3から明らかなとおり、実施例9〜28に記載される細径発泡同軸ケーブルは、電力容量が70W以上で、発泡度が50%以上で気泡の状態も微細で均一であり、高周波帯域での減衰量が0.50dB/m以下である。さらにケーブル外観も凹凸のないスムースなものであり、VSWRも1.12以下であった。さらにまた、本発明の細径発泡同軸ケーブルは高価なフッ素樹脂を使用しなくても良いので、コスト的にも実用的である。
すなわち実施例9〜12に示すように、発泡絶縁体として破断時の溶融張力が10.0g、MFRが2.0g/10minのEP共重合体を用い、外層の厚さを0.03〜0.20mmとした細径発泡同軸ケーブルは、電力容量が75W、発泡度が50%、平均発泡セル径が60μmであり、また偏心率が95%であった。
さらにケーブル外観には殆ど凹凸が見られず、またVSWRも1.11以下と優れていた。さらにまた、減衰量が0.50dB/mと優れた特性のものであった。
また実施例13〜20のように、発泡絶縁体として破断時の溶融張力が4.0〜10.0gで、MFRが0.6〜3.0g/10minのEP共重合体混合物(1〜80質量%)を用い、外層として破断時の溶融張力が10.0gでMFRが1.0g/10minのPEを、厚さ0.10mm施した細径発泡同軸ケーブルは、電力容量が75W、発泡度が50%、平均発泡セル径が150μm以下であり、偏心率が80%以上であった。さらにケーブル外観には殆ど凹凸が見られず、またVSWRも1.12以下と優れていた。さらにまた、減衰量が0.50dB/mと優れた特性のものであった。
さらに実施例21〜24のように、発泡絶縁体として、破断時の溶融張力が10.0gでMFRが2.0g/10minのEP共重合体を用い、外層として、破断時の溶融張力が7.0〜20.0gで、MFRが0.4〜3.0g/10minのPEを、厚さ0.10mm施した細径発泡同軸ケーブルは、電力容量が75W、発泡度が50%、平均発泡セル径が60μmであり、偏心率が95%であった。さらにケーブル外観には殆ど凹凸が見られず、またVSWRも1.12以下と優れていた。さらにまた、減衰量が0.50dB/mと優れた特性のものであった。
また実施例25のように、発泡絶縁体として、破断時の溶融張力が10.0gでMFRが2.0g/10minのEP共重合体を用い、外層として破断時の溶融張力が7.0gで、MFRが2.0g/10minのEP共重合体どうしの混合物を、厚さ0.10mm施した細径発泡同軸ケーブルは、電力容量が75W、発泡度が50%、平均発泡セル径が60μmであり、偏心率が95%であった。
さらにケーブル外観には殆ど凹凸が見られず、またVSWRも1.12と優れていた。さらにまた、減衰量が0.50dB/mと優れた特性のものであった。
さらに実施例26のように、発泡絶縁体として、破断時の溶融張力が10.0gでMFRが2.0g/10minのEP共重合体を用い、外層として、破断時の溶融張力が7.0gで、MFRが2.0g/10minのEP共重合体とPEの混合物を、厚さ0.10mm施した細径発泡同軸ケーブルは、電力容量が75W、発泡度が50%、平均発泡セル径が60μmであり、偏心率が95%であった。さらにケーブル外観には殆ど凹凸が見られず、またVSWRも1.12と優れていた。さらにまた、減衰量が0.50dB/mと優れた特性のものであった。
また実施例27または実施例28のように、本発明範囲のEP共重合体混合物またはEP共重合体の発泡絶縁体、並びにPEの外層を用いて発泡度を80%とした細径発泡同軸ケーブルは、電力容量が70W、平均発泡セル径が60μmまたは150μmであり、偏心率が95%であった。またケーブル外観には殆ど凹凸が見られず、VSWRも1.11以下であった。そして減衰量を0.48dB/mと、より優れた特性とすることができる。
このように本発明の細径発泡同軸ケーブルは、発泡絶縁体にPEが用いられた発泡同軸ケーブルよりも十分に大きな電力容量を有し、さらに破断時の溶融張力およびMFRが優れているため、発泡絶縁体層は連続気泡にならず発泡度を大きくすることが可能であるため、減衰量をさらに小さくすることが可能となる。
これに対して、比較例10〜16に示す本発明の範囲外の細径発泡同軸ケーブルは、電力容量、発泡度、気泡の状態(平均発泡セル径)、減衰量、偏心率、ケーブル外観やVSWRのいずれかに問題点があった。
すなわち比較例10のように、発泡絶縁体として、破断時の溶融張力が10.0gでMFRが2.0g/10minのEP共重合体を用い、外層として、破断時の溶融張力が25.0gで、MFRが0.2g/10minの架橋PEを、厚さ0.10mm施した細径発泡同軸ケーブルは、偏心率が75%であり、またケーブル外観には凹凸が見られ、VSWRも1.18であった。さらに減衰量が0.55dB/mと大きかった。
また比較例11のように、発泡絶縁体として、破断時の溶融張力が10.0gでMFRが2.0g/10minのEP共重合体を用い、外層として、破断時の溶融張力が3.0gで、MFRが10.0g/10minのPEを、厚さ0.10mm施した細径発泡同軸ケーブルは、ケーブル表面に凹凸が生じ、またVSWRも1.22とケーブル外観が悪くなった。さらに減衰量も0.55dB/mと大きかった。
さらに比較例12のように、発泡絶縁体として、破断時の溶融張力が10.0gでMFRが2.0g/10minのEP共重合体を用い、外層として、破断時の溶融張力が2.0gで、MFRが3.0g/10minのPEを、厚さ0.10mm施した細径発泡同軸ケーブルは、ケーブル表面に凹凸が生じ、またVSWRも1.21とケーブル外観が悪くなった。さらに減衰量も0.55dB/mと大きかった。
また比較例13のように、発泡絶縁体として破断時の溶融張力が10.0g、MFRが2.0g/10minのEP共重合体を用い、外層として破断時の溶融張力が10.0gで、MFRが1.0g/10minのPEを、厚さ0.02mm施した細径発泡同軸ケーブルは、ケーブル表面に凹凸が生じ、またVSWRも1.21とケーブル外観が悪くなった。さらに減衰量も0.55dB/mと大きかった。
さらに比較例14のように、発泡絶縁体として破断時の溶融張力が10.0g、MFRが2.0g/10minのEP共重合体を用い、外層として破断時の溶融張力が10.0gで、MFRが1.0g/10minのPEを、厚さ0.0.30mm施した細径発泡同軸ケーブルは、偏心率が75%であり、減衰量も0.55dB/mと大きかった。
また比較例15のように、発泡絶縁体として破断時の溶融張力が2.0gで、MFRが10.0g/10minのEP共重合体どうしの混合物(15:85質量%)を用い、外層として、破断時の溶融張力が10.0gで、MFRが1.0g/10minのPEを、厚さ0.03mm施した細径発泡同軸ケーブルは、平均発泡セル径200μmと大きくケーブル表面に凹凸が生じ、またVSWRも1.23とケーブル外観が悪くなった。さらに減衰量も0.57dB/mとより大きくなった。
さらにまた比較例16のように、発泡絶縁体として破断時の溶融張力が2.0gで、MFRが10.0g/10minのEP共重合体どうしの混合物(15:85質量%)を用い、外層として、破断時の溶融張力が2.0gで、MFRが3.0g/10minのPEを、厚さ0.20mm施した細径発泡同軸ケーブルは、平均発泡セル径200μmと大きくケーブル表面に凹凸が生じ、またVSWRも1.23とケーブル外観が悪くなった。さらに減衰量も0.57dB/mとより大きくなった。
以上の本発明の細径発泡同軸ケーブルは、50%以上の発泡絶縁体層を確実に安定して形成できるので、電力容量が大きく、また高周波帯域(1GHz以上)で減衰量が少ない細径発泡同軸ケーブルであり、さらにケーブル外観並びにVSWRが優れているので、商品価値が高く特に、携帯電話基地局内の配線用の高周波同軸ケーブルとして好ましいものである。
1 内部導体
2 発泡絶縁体層
3 コルゲート構造の外部導体
4 シース
5 外層



Claims (3)

  1. Φ2.095mm×8.03mmのキャピラリーを用い、ピストンスピードが10mm/min、炉体径が9.55mm、引取加速度が400m/minでの190℃におけるキャピラリーレオメータによって測定した破断時の溶融張力が4.0〜10.0gであり、かつ190℃、2.16kgにおけるメルトマスフローレートが0.6〜3.0g/10minのエチレン・プロピレン共重合体からなる発泡絶縁体層が、内部導体上に発泡度が50%以上となるように設けられたことを特徴とする細径発泡同軸ケーブル。
  2. 内部導体上にΦ2.095mm×8.03mmのキャピラリーを用い、ピストンスピードが10mm/min、炉体径が9.55mm、引取加速度が400m/minでの190℃におけるキャピラリーレオメータによって測定した破断時の溶融張力が4.0〜10.0gであり、かつ190℃、2.16kgにおけるメルトマスフローレートが0.6〜3.0g/10minのエチレン・プロピレン共重合体からなる発泡絶縁体層が形成され、その上に、内径2.095mm、長さ8.03mmのキャピラリーを用い、ピストンスピードが10mm/min、炉体径が9.55mm、引取加速度が400m/minで、190℃におけるキャピラリーレオメータによって測定した破断時の溶融張力が7.0〜20.0gであり、かつ190℃、2.16kgにおけるメルトマスフローレートが0.4〜3.0g/10minのポリオレフィン系樹脂が外層として設けられ、前記発泡絶縁体層及び前記外層全体の発泡度が50%以上となるように発泡したことを特徴とする細径発泡同軸ケーブル。
  3. 前記外層の厚さが、0.03〜0.20mmであることを特徴とする請求項に記載の細径発泡同軸ケーブル。
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