JP5297168B2 - マイクロレンズ付き合成樹脂成形品の製造方法 - Google Patents

マイクロレンズ付き合成樹脂成形品の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、合成樹脂シートを装填した金型に溶融樹脂を射出して成形する合成樹脂成形品の製造方法に関し、特に、マイクロレンズ付き合成樹脂成形品の製造方法に関する。
自動車の計器盤や家電製品のパネル等では、計器盤やパネルの裏側から光を当て、前面から文字や模様を明るく見えやすくすること(以降、「バックライティング」という)が多く行われている。バックライティングの文字や模様は、合成樹脂成形品に印刷し、あるいは、文字や模様を印刷した合成樹脂シートを貼り付けることによって製作されている。この内、文字や模様を印刷した合成樹脂シートを合成樹脂成形品に貼り付けて製作することが、製作コスト等の観点からは優位であった。そこで、文字や模様を印刷した合成樹脂シートを金型に装填し、溶融樹脂を射出して一体に成形することにより、効率よく、美麗なバックライティング可能な合成樹脂成形品を製造することが行われている(たとえば、特許文献1参照)。
バックライティングによる文字や模様を立体的に見えるようにするため、表面にマイクロレンズを加工することが行われることがある。マイクロレンズは、印刷や転写によりシートに加工されることが多い(たとえば、特許文献2および3参照)。しかし、これらの方法では、マイクロレンズ付きシートを形成することはできるが、計器盤やパネルのような立体的な形状を有する合成樹脂成形品に適用するためには、マイクロレンズ付きシートを表面に貼り合わせるという工程が必要となり、しかも、平面でない合成樹脂成形品への貼り合わせは技術的にも難しいのが現状である。
特開2002−178362号公報(第4、5ページ、図7) 特開2005−67165号公報(第4ページ、図1〜4) 特開2005−144981号公報(第5、6ページ、図1)
そこで本発明は、マイクロレンズ付き合成樹脂成形品を容易に少ない工程数で製造できる方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明に係る透明樹脂の表面に複数のマイクロレンズを形成し、前記表面と異なる面に形成した模様を立体的に見せるマイクロレンズ付き合成樹脂成形品の製造方法は、たとえば図1に示すように、透明な合成樹脂シート10の少なくとも1面に模様12を印刷する工程と;模様12が印刷された面と反対の面10aを、マイクロレンズ42の形状に応じたキャビティ62が形成されている金型60aに接するように合成樹脂シート10を金型60aに装填する工程と;合成樹脂シート10が装填された金型60に溶融樹脂20を射出し、合成樹脂シート10を溶着接合して合成樹脂成形品30を成形する工程とを備える。
このように構成すると、模様を印刷した透明な合成樹脂シートをマイクロレンズの形状に応じたキャビティが形成されている金型内に装填し、溶融樹脂を射出成形することにより、表面にマイクロレンズが形成された合成樹脂成形品を製造できるので、容易で工程数の少ないマイクロレンズ付き合成樹脂成形品の製造方法となる。
また、請求項2に記載の発明に係るマイクロレンズ付き合成樹脂成形品の製造方法では、請求項1に記載の合成樹脂成形品の製造方法において、たとえば図1(d)に示すように、マイクロレンズ42が欠球形状である。
このように構成すると、マイクロレンズが欠球形状であるので、射出成形した後のマイクロレンズを金型から取り外しやすく、さらにマイクロレンズとしての効果が顕著に現れる。なお、ここでいう「欠球形状」とは、いわゆるレンズ形状を平面で厚さ方向において切断した形状を指し、球の一部の形状だけではなく、半球、半楕円、皿型を含む。
また、請求項3に記載の発明に係るマイクロレンズ付き合成樹脂成形品の製造方法では、請求項1または請求項2に記載の合成樹脂成形品の製造方法において、たとえば図2(a)に示すように、マイクロレンズ42が全て実質的に同じ大きさであり、規則正しく整列している。
このように構成すると、マイクロレンズが全て実質的に同じ大きさであり、規則正しく整列しているので、合成樹脂成形品のどこでも一様にマイクロレンズの効果が得られる。
また、請求項4に記載の発明に係るマイクロレンズ付き合成樹脂成形品の製造方法では、請求項1または請求項2に記載の合成樹脂成形品の製造方法において、たとえば図4(a)に示すように、大きさの異なるマイクロレンズ52が形成される。
このように構成すると、大きさの異なるマイクロレンズが形成されるので、立体的な見え方に変化を付けたマイクロレンズ付き合成樹脂成形品の製造方法となる。
本発明によれば、透明な合成樹脂シートの少なくとも1面に模様を印刷する工程と、模様が印刷された面と反対の面をマイクロレンズの形状に応じたキャビティが形成されている金型に接するように合成樹脂シートを金型に装填する工程と、合成樹脂シートが装填された金型に溶融樹脂を射出し、合成樹脂シートを溶着接合して合成樹脂成形品を成形する工程とを備えるので、容易に少ない工程数でマイクロレンズ付き合成樹脂成形品を製造することが出来る。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。なお、各図において、互いに同一又は相当する要素には同一符号を付し、重複した説明は省略する。
図1を参照して、本発明に係るマイクロレンズ付き合成樹脂成形品の製造方法について説明する。図1は、本発明に係る合成樹脂成形品の製造方法を説明する部分断面図で、(a)は透明な合成樹脂シート10にインク膜層12を印刷した様子を、(b)はインク膜層12が印刷された面と反対の面10aを金型60aに接するように合成樹脂シート10を装填した様子を、(c)は金型60に溶融樹脂20を射出した様子を、(d)は金型60から取り出した合成樹脂成形品30を示す。ここで、合成樹脂シート10を装填するときに接する側の固定金型を金型60aと、金型60aと組み合わされる可動金型を金型60bとし、その両者を合わせて金型60とする。また、図1(b)および図1(c)では、固定金型60aを上方に可動金型60bを下方に示すが、固定金型60aと可動金型60bの配置はこれに限られない。
なお図1では、合成樹脂成形品30の一部分の成形の様子を示している。すなわち、金型60aあるいは60bの内側が平面に示されているが、平面には限られず、曲面の場合もある。さらに後述するキャビティ62とは別に、マイクロレンズ付き合成樹脂成形品30の全体形状としての凹凸(たとえば、計器盤の文字等の凹凸など)が付けられていてもよい。
先ず図1(a)に示すように、透明な合成樹脂シート10の1つの面にインク層膜12を形成する。合成樹脂シート10は、ポリカーボネート(PC)、ポリメタクリル(PMMA)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、PC/PETブレンド、ポリプロピレン(PP)、ポリ塩化ビニル(PVC)等のシートが好ましいが、これらには限定されない。
合成樹脂シート10の厚さは、0.2mm〜2.0mmの範囲であることが好ましい。合成樹脂シート10の厚さが0.2mmより薄いと、金型60内に装填するときに腰が弱く、金型60の構造によっては金型60からずれてしまうことがある。また、溶融樹脂20の温度および圧力によっては部分的に溶融もしくは破断することがあり、その形状を保てなくなることもある。合成樹脂シート10の厚さが2.0mmより厚いと、合成樹脂シート12が金型60aの形状(曲面や凹凸)に沿えず、所望の成形品が得られないことがある。
インク層膜12は、バックライティング用には4μm以上の厚さを有することが好ましい。ここで、インク層膜12の厚さは乾燥後の厚さである。インク層膜12が4μmより薄いとピンホールが発生しやすい。また、さらに好ましくは、二層の重ね印刷により8μm以上の厚さとする。二層の重ね印刷とすることにより、インク層膜12の面積が広くなってもピンホールの発現頻度を低く抑えることが出来る。インク層膜12の形成は、周知の印刷法を用いることが出来るが、4μm以上のインク層膜12を形成するにはスクリーン印刷が好ましい。図1では、均一にインク層膜12が印刷されているように図示されるが、インク層膜12は印刷のいらない部分にはなくてもよく、また、厚みを場所(色彩)により変化させてもよい。
次に、図1(b)に示すように、インク膜層12が印刷された面と反対の面10aを金型60aに接するようにして、合成樹脂シート10を金型60aに装填する。金型60aには、マイクロレンズに対応するキャビティ62が形成されている。インク膜層12として印刷された模様とマイクロレンズとの位置関係を整合させるために、合成樹脂シート10の位置を調整してもよい。図1では、キャビティ62を半球状にあらわしているが、キャビティ62の形状はマイクロレンズの形状に対応すればよく、欠球形状あるいは、その他の形状であってもよい。また、両面にインク膜層12が印刷された合成樹脂シート(図示せず)では、いずれの面をインク膜層12が印刷された面と反対の面10aとして金型60aに接しさせてもよい。
図1(c)に示すように、合成樹脂シート10を装填した固定金型60aに可動金型60bを組み合わせて、金型60に所定形状の空洞部を形成する。その際、金型60内で合成樹脂シート10を固定するように、金型60に設けられたピン(不図示)で合成樹脂シート10を押さえあるいは合成樹脂シート10をピンが刺してもよい。
金型60の空洞部に溶融樹脂20を射出する。射出する樹脂としては、ポリカーボネート、アクリル、ABS樹脂、ポリプロピレン(PP)など任意の樹脂でよいが、バックライティング用には透明な樹脂がよい。溶融樹脂20を金型60の空洞部に射出すると、溶融樹脂20の温度のために合成樹脂シート10が高温となり軟化し、また、射出された溶融樹脂20の圧力のために、金型60aのキャビティ62に合成樹脂シート10が押し込まれる。すなわち、合成樹脂シート10にマイクロレンズ42がプレス成形される。
溶融樹脂20の射出後、溶融樹脂20を冷却固化する。溶融樹脂20が冷却固化することにより、インク層膜12が形成された合成樹脂シート10が溶着接合され一体となった合成樹脂成形品30が形成される。また、合成樹脂シート10に形成されたマイクロレンズ42の形状が安定する(固化する)。なお、射出および冷却固化は、周知の方法で行うことができる。
図1(d)に金型60から取り出したマイクロレンズ42付き合成樹脂成形品30を示す。合成樹脂成形品30は、たとえば計器盤であり、直径100〜120mmのほぼ円盤形状をし、厚みは3mm〜5mm程度である。また、マイクロレンズ42は、たとえば直径0.3mm以上で、高さが60μm以上の欠球形状をしている。
このようにインク膜層12が印刷された透明な合成樹脂シート10をキャビティ62が形成された金型60内に装填し、溶融樹脂20を射出することで、容易に、印刷されかつマイクロレンズ42が形成された合成樹脂成形品30を容易に少ない工程数で製造することができる。
次に、図1(d)に示す、本発明に係る製造方法により製造されたマイクロレンズ42付き合成樹脂成形品30について説明する。マイクロレンズ42付き合成樹脂成形品30は、合成樹脂シート10が貼られたのと反対側(図1(d)の下側)から光を入射してバックライティングをし、合成樹脂シート10が貼られた側(図1(d)の上側)から視認するのに用いる。
マイクロレンズ42付き合成樹脂成形品30では、バックライティングしたときには、表面に多数のマイクロレンズが形成されているので、立体的にみえるというマイクロレンズ効果が得られる。また、見る角度により輝度や色彩が変化し美観に優れるという効果も得られる。よって、透明樹脂の表面に複数のマイクロレンズを形成し前記表面と異なる面に形成した模様を立体的に見せる合成樹脂成形品を容易に製造できる。インク膜層12が印刷された面と反対の面10aを金型60aに接するようにして、合成樹脂シート10を金型60aに装填するので、合成樹脂成形品30としたときには、インク膜層12が合成樹脂シート10の内側となり、インク割れが生じにくく、インク膜層12が外力等により損傷を受けにくい。
次に、図2〜4を参照して、種々のマイクロレンズについて説明する。図2は、実質的に同じ大きさのマイクロレンズ42、44が規則正しく整列している様子を示し、(a)は欠球形状のマイクロレンズ42、(b)は矩形のマイクロレンズ44を示す。図2(a)に示すマイクロレンズ42は、これまで説明した欠球形状のマイクロレンズ42が規則正しく整列したものである。マイクロレンズの形状は欠球形状には限られず、たとえば図2(b)に示すように矩形をしてもよい。矩形のマイクロレンズ44付き合成樹脂成形品32も、マイクロレンズ42付き合成樹脂成形品30と同様の効果が得られる。マイクロレンズの形状は、三角形、六角形、その他の多角形など、任意の形状でよい。なお、マイクロレンズを欠球形状とすると、マイクロレンズの成形時により合成樹脂シート10がキャビティ62内に充填しやすく、また、成形後の金型60からの取り外しも容易となる。マイクロレンズの形状を多角形とする場合においても、断面形状は台形形とし、合成樹脂シート10側で広く先端で狭くすることにより、成形、取り外しが容易となる。
図3は、かまぼこ型の多数のマイクロレンズ(レンチキュラーレンズ)46が形成された合成樹脂成形品34を説明する図で、(a)は上面図(視認する方向からの図)で、(b)は(a)のb−b断面図を示す。レンチキュラーレンズ46を備えることで、見る方向により図柄を変化させたり、立体的に模様を見せたりすることができる。レンチキュラーレンズ46も金型60のキャビティ62の形状をかまぼこ型に対応させることで、容易に製造できる。
図4は、大きさが同じではないマイクロレンズ52、54を説明する図で、(a)は大きさが変化する欠球形状のマイクロレンズ52a〜dを備える合成樹脂成形品36を示す上面図(視認する方向からの図)、(b)は高さが変化する矩形のマイクロレンズ54a〜eを備える合成樹脂成形品38を示す断面図である。なお、マイクロレンズ52、54というときにはマイクロレンズ群の総称であり、マイクロレンズ52a、b、c、d、54a、b、c、d、eのように英小文字を添えるときには、各大きさのマイクロレンズ(群)を指す。図4(a)に示す合成樹脂成形品36では、欠球形状のマイクロレンズが左側に示すマイクロレンズ52aから右側に並ぶマイクロレンズ52b、c、dへと徐々に大きくなっている。このように、同じ形状のマイクロレンズ52a〜dの大きさを変化させることにより、色彩や輝度の見え方を変化させることができる。
また、図4(b)に示す合成樹脂成形品38では、図2(b)に上面図を示したような矩形のマイクロレンズにおいて、高さを左側の列のマイクロレンズ54aから右側にずれたマイクロレンズ54b、c、d、eへと徐々に高く形成している。このように、マイクロレンズ54a〜eの高さを変化させるだけでも、色彩や輝度の見え方を変化させることができる。
このように、大きさや高さが変化したマイクロレンズ52、54付きの合成樹脂成形品36、38も、金型60に形成するキャビティ62の大きさを対応させることで、容易に製造することができる。特に、合成樹脂シート10へのインク膜層12の印刷と、インク膜層12が印刷された合成樹脂シート10の金型60内への装填の仕方により、マイクロレンズ52、54の大きさの変化による色彩や輝度の見え方の変化をより有効に用いることが可能となる。
マイクロレンズ付き合成樹脂成形品においては、図2〜4で説明したマイクロレンズの特長を組み合わせてもよい。すなわち、1つの合成樹脂成形品において、マイクロレンズの形状を変化させ、大きさや高さをも変化させてもよい。このようにすると、色彩や輝度の見え方がより複雑な合成樹脂成形品となる。
発明に係る合成樹脂成形品の製造方法を説明する部分断面図で、(a)は透明な合成樹脂シートにインク膜層を印刷した様子を、(b)はインク膜層が印刷された面と反対の面を金型に接するように合成樹脂シートを装填した様子を、(c)は金型に溶融樹脂を射出した様子を、(d)は金型から取り出した合成樹脂成形品を示す。 実質的に同じ大きさのマイクロレンズが規則正しく整列している様子を示し、(a)は欠球形状のマイクロレンズ、(b)は矩形のマイクロレンズを示す。 かまぼこ型の多数のマイクロレンズが形成された合成樹脂成形品を説明する図で、(a)は上面図で、(b)は(a)のb−b断面図を示す。 大きさが同じではないマイクロレンズを説明する図で、(a)は大きさが変化する欠球形状のマイクロレンズを備える合成樹脂成形品を示す上面図、(b)は高さが変化する矩形のマイクロレンズを備える合成樹脂成形品を示す断面図である。
符号の説明
10 合成樹脂シート
10a 合成樹脂シートの模様が印刷された面と反対の面
12 インク膜層
20 溶融樹脂
30、32、34、36、38 合成樹脂成形品
42、44、46、48、52、54 マイクロレンズ
60(60a、60b) 金型
62 キャビティ

Claims (4)

  1. 透明樹脂の表面に複数のマイクロレンズを形成し、前記表面と異なる面に形成した模様を立体的に見せるマイクロレンズ付き合成樹脂成形品の製造方法において、
    透明な合成樹脂シートの少なくとも1面に模様を印刷する工程と;
    前記模様が印刷された面と反対の面を、マイクロレンズの形状に応じたキャビティが形成されている金型に接するように前記合成樹脂シートを金型に装填する工程と;
    前記合成樹脂シートが装填された金型内であって、前記合成樹脂シートの模様が印刷された面側に溶融樹脂を射出し、前記合成樹脂シートの模様が印刷された面と溶融樹脂とを溶着接合して合成樹脂成形品を成形する工程とを備える;
    マイクロレンズ付き合成樹脂成形品の製造方法。
  2. 前記マイクロレンズが欠球形状である;
    請求項1に記載のマイクロレンズ付き合成樹脂成形品の製造方法。
  3. 前記マイクロレンズが全て実質的に同じ大きさであり、規則正しく整列している;
    請求項1または請求項2に記載のマイクロレンズ付き合成樹脂成形品の製造方法。
  4. 大きさの異なる前記マイクロレンズが形成された;
    請求項1または請求項2に記載のマイクロレンズ付き合成樹脂成形品の製造方法。
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