JP5296409B2 - 吸盤付き掛け止め具 - Google Patents

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Description

本発明は、吸盤を固定し、これに取り付けた止め具へペットの引き紐その他の物を掛け止めることを目的とした掛け止め具に関する。
従来、1つの吸盤を利用した取り付け具があった。また、複数の吸盤が連結された取り付け具があった。
特開平9−206195号公報 実公平7−10619号公報
従来より、壁面等に物を固定する方法としては、粘着剤、マグネット、紐、単体の吸盤等が知られているが、粘着剤では繰り返しの使用に適さず、マグネットは金属面にしか固定できないため利用場所が限定され、また、固定する力と離脱させる力とが等しいため、固定力を高くすると取り外すのが困難という問題点があった。そして、紐は結ぶ物が必要であり、着脱の作業性も良くないという問題点があった。
ここで、単体の吸盤は滑らかな平面があれば利用可能であるため、比較的場所を選ばず使用でき、着脱も容易で繰り返しの使用にも適しているが(例えば、特許文献2参照)、ペットをつなぎとめることを目的とした掛け止め具の発明がなかった。
また、複数の吸盤が連結された取り付け具の使用も知られているが(例えば、特許文献1参照)、それに止め具をつけて、掛け止め具とする発明がなかった。
そして、吸盤が故意に離脱した時に、これを通報する手段を付加するものが望ましかった。
本発明の掛け止め具は、吸盤の背面中央部に凸部を設け、該凸部に止め具を取り付けた掛け止め具であり、前記止め具にペット用のリード(伸縮リードを含む)などを取り付けることで、比較的場所を選ばず使用でき、着脱も容易で繰り返しの使用もできる、ペットをつなぎとめることに適した掛け止め具である。
また、本発明の他の掛け止め具は、前記吸盤と凸部を回動自在に取り付けることで、引っ張り方向に止め具の方向を合わせることができる掛け止め具である。
次に、本発明の他の掛け止め具は、複数の吸盤のそれぞれの背面中央部に凸部を設け、隣接する2つの吸盤の凸部間を連結軸で結んだ掛け止め具であり、比較的場所を選ばず使用でき、繰り返しの使用に適し、また、固定力の高い掛け止め具である。すなわち、吸着平面に複数の吸盤を用いて取り付けるため、滑らかな面があれば水平面でも垂直面でも強固に取付可能であり、また、吸盤のうちの1つの周縁部を指で変形させれば容易に吸着平面から離脱することができ、1つの吸盤を離脱すれば、それに伴って他の吸盤も離脱できる、着脱し易い掛け止め具となった。
そして、本発明の他の掛け止め具は、前記連結軸の1つの中間部に止め具を取り付けることで、物を掛け止めることができる吸盤付き掛け止め具である。
本発明の他の掛け止め具は、前記掛け止め具の隣接する2つの吸盤の、連結軸と直角に位置する周縁外部に凸部を設けて、該凸部に連結軸と平行な摘軸を固着することで、吸着平面から取り外す際、前記摘軸を上乃至斜め上に動かすことで、両端の吸盤の周縁部を変形し、より容易に離脱することができる掛け止め具である。
次に、本発明の掛け止め具は、前記摘軸の中間部に摘片を取り付けることで、吸着平面から取り外す際、該摘片を上乃至斜め上に動かすことで、両端の吸盤の周縁部を変形し、より容易に離脱することができる掛け止め具である。
また、本発明の他の掛け止め具は、前記吸盤と凸部を回動自在に取り付けることで、若しくは連結軸を回動自在に連結することで、若しくは連結軸の中間部に弾性軸を介装することで、又はこれらを組み合わせることで、それぞれの吸盤の吸着平面の方向が異なる場合であっても取り付けることができる掛け止め具となる。
また、本発明の他の掛け止め具は、前記連結軸の少なくとも1つの中間部に伸縮リードを取り付けることで、吸盤による掛け止め機能と伸縮するリードの機能を一体的に用いることができる掛け止め具となる。
前記掛け止め具において、前記伸縮リードは、より小型化するために前記連結軸に一体的に固定してもよいし、着脱可能としてもよい。
前記伸縮リードとは、リードが伸縮するのではなく、リードが本体内部に巻き込まれて短くなり、巻き出して長くなることをいうものである。即ち、長短調整できるリードをいう。
そして、本発明の他の掛け止め具は、前記吸盤の変形により、ブザー回路をONできるプッシュスイッチ付きの吸盤離脱通報できるブザー装置を取り付けることで、吸盤が故意に離脱された時には直ちに通報することができるようにした掛け止め具である。
本発明によれば、吸盤を用いることで、着脱が容易で繰り返しの使用もできる、ペットをつなぎとめるのに適した掛け止め具を提供できる。
また、本発明によれば、凸部を回動自在とすることで、引っ張り方向に止め具の方向を合わせることができる掛け止め具を提供できる。
また、本発明によれば、複数の吸盤を用いることで、引張力の大きい掛け止め具を提供できる。
また、本発明によれば、摘軸及び摘片を取り付けたことで、吸着平面から取り外す際、吸盤を容易に離脱することができる掛け止め具を提供できる。
また、本発明によれば、凸部を回動自在とすることで、それぞれの吸盤の吸着平面の方向が異なる場合であっても取り付けることができる掛け止め具を提供できる。また、引張り方向に止め具の先端部の方向を合わせることで、使用時に引張る方向が変っても止め具と凸部との取り付け部分にかかる力が少なくなり、より引張力の大きい掛け止め具を提供できる。
また、本発明によれば、それぞれの吸盤の吸着平面の方向が異なる場合であっても取り付けることができ、また、弾性軸は力を加えなければ元に戻るため、吸着平面から吸盤を取り外せば元の形状に戻る掛け止め具を提供できる。
また、本発明によれば、吸盤による掛け止め機能と伸縮するリードの機能を一体的に用いることができる効果がある。
また、本発明によれば、吸盤付離脱通報ブザーにより、吸盤が故意に離脱された時には、直ちに自動的に通報ブザーが鳴るので、速やかに対処し、ペットの逃走又は掛け止め具の盗難を防止することができる効果がある。
2つの吸盤のそれぞれの背面中央部に凸部を設け、該凸部を連結軸で連結し、該連結軸の中間部に止め具を取り付ける。また、前記連結軸と直角に位置する吸盤の周縁外部に凸部を設けて、該凸部に連結軸と平行な摘軸を固定し、該摘軸の中間部に摘片を取り付けてなる吸盤付き掛け止め具である。
本発明の実施例を図1(a)について説明すれば、当該掛け止め具Aは、吸盤1の背面中央部に管状の連設部1cを立設して、該連設部1c内に凸部用のパイプ31の下端部を嵌入固定(例えば接着)し、該パイプ31の上端に止め環5をつけるためのU字状の止め具32aを止め軸32bにより取り付けて構成したものである。前記実施例において、吸盤1は公知の変形吸着作用があり、吸着平面へ押圧扁平化して吸着させる。また、止め具はU字状を例示したが必ずしもU字状の必要はなく、止め環5を取り付けることができるのであればどのような形状でも援用することができる。さらに、吸盤1の周縁部に図1(a)鎖線図示の摘片11を設ければ、吸盤を吸着平面から取り外す際、該摘片11を上乃至斜め上に引張ることにより、両端の吸盤1の周縁部を変形させて、吸盤の減圧を常圧に戻し、吸盤を容易に離脱することもできる。
この掛け止め具Aによれば、例えばペットの散歩などの途中に店舗に寄ろうとする際、従来は目の届く所にリードを結びつけるところがないことがあった。然るに本発明は、予めリードの先に掛け止め具をつけておくことで、店舗の壁面や併設された自動販売機の平滑な側面等、安全で目の届くところに着脱簡単に掛け止め具Aを固定し、その止め具に止め環5を取り付けることで、ペットを容易につなぎとめることができる。また、車での移動の際も、車中に簡単につなぎとめることができるため、安全な運転ができることが認められる。
本発明の他の実施例を図1(b)について説明すれば、当該掛け止め具の吸盤と凸部は、実施例1記載の吸盤1の背面中央部に管状の連設部1dを立設して、該連設部1d内に凸部用のパイプ33を回転自在に嵌入したものに該当する。また、該パイプ33の下端部に、ねじ頭の直径が前記パイプ33の外径よりも大きなボルト34を螺入固定することで、該ボルト34のねじ頭が前記連結部1dの下端部にあたり、前記パイプ33が上方向に抜けないように構成したものである。
前記実施例においては、図2(a)図示の通り、吸盤1の背面中央部に連設部1eを立設して、該連設部1eに連結部37の下端部を嵌入固定し、該連結部37と凸部用のパイプ35との間に弾性体36を介装することで、パイプ35の傾斜方向を自在に定めることもできる。また、図2(b)図示の通り、吸盤1の背面中央部に嵌入部1fを設けて、下端部を球状とした凸部38の下端の球状部38aを回動自在に嵌着して構成することもできる。
この掛け止め具の吸盤と凸部によれば、また、引張り方向に止め具の先端部の方向を合わせることで、使用時に引張る方向が変っても止め具と凸部との取り付け部分にかかる力が少なくなり、より引張力の大きい掛け止め具となった。
本発明の他の実施例を図3及び図4(a)(b)について説明すれば、当該掛け止め具Bは、2つの吸盤1、1のそれぞれの背面中央部に凸部2を設けて、各吸盤1、1の凸部2,2を連結軸3で連結し、該連結軸3の中間部に止め環5をつけるためのU字状の止め具4をナット6により取り付ける。また、前記連結軸3と直角の各吸盤1、1の周縁外部に縁凸部7を設けて、該縁凸部7に、前記連結軸3と平行な摘軸8の両端を固定し、該摘軸8の中間部に摘片9が取り付ける。
前記実施例において、吸盤1は公知の変形吸着作用があり、吸着平面へ押圧扁平化して吸着させる。また、止め具はU字状を例示したが必ずしもU字状の必要はなく、止め環5を取り付けることができるのであれば、図3(c)図示の形状のように、どのような形状でも援用できる。
この掛け止め具Bによれば、引張力の大きいものとなった。そして、摘軸8や摘片9を上乃至斜め上に引張ることにより、両端の吸盤1の周縁部を一度に変形させて、吸盤の減圧を常圧に戻し、吸盤を容易に吸着平面から離脱することができる。さらに各吸盤1に縁凸部7を設けず、摘軸8を固定しない場合も、各吸盤1の周縁部に図4(b)鎖線図示の摘片11を設ければ、吸盤を吸着平面から取り外す際、該摘片11を上乃至斜め上に引張ることで、両端の吸盤1の周縁部を変形させて、吸盤の減圧を常圧に戻し、吸盤を容易に離脱することもできる。
そして、例えばペットの散歩などの途中に店舗に寄ろうとする際、従来は目の届く所にリードを結びつけるところがないことがあった。然るに本発明は、予めリードの先に掛け止め具をつけておくことで、店舗の壁面や併設された自動販売機の平滑な側面等、安全で目の届くところに着脱簡単に掛け止め具Aを固定し、その止め具に止め環5を取り付けることで、ペットを容易につなぎとめることができる。また、車での移動の際も、車中に簡単につなぎとめることができるため、安全な運転ができることが認められる。
本発明の他の実施例を図4(c)について説明すれば、当該掛け止め具の吸盤と凸部は、実施例3記載の吸盤1の背面中央部に球状突起1aを設けて、下端部に嵌入部aを設けた凸部2を嵌着して構成したものに該当する。前記実施例において、該凸部2の嵌入部2aは、球状突起1aの半球部分に嵌着することで、全方位に傾斜可能となる。
ここで、前記実施例においては、図7(b)図示の通り、吸盤1の背面中央部に嵌入部1bを設けて、下端部を球状2とした凸部片2fを嵌着して構成することもできる。
前記掛け止め具の吸盤と凸部によれば、実施例3記載の効果に加え、それぞれの吸盤の吸着平面の方向が異なる場合であっても、連結軸を回動させることなく取り付けることができる。
本発明の他の実施例を図5(a)乃至(d)について説明すれば、この掛け止め具の軸は、実施例3記載の連結軸3が、それぞれ連結部12、13、14で連結されたものに該当する。
前記実施例において、連結部12は、両端の連結軸部材3a及び中央の連結軸部材3bのそれぞれにつけた継ぎ手12aをボルト12bで結合して構成することで、中央の連結軸部材3bに対して両端の連結軸部材3aが上下方向に回動自在となる。また、連結部13は、両端の連結軸部材3a及び中央の連結軸部材3bのそれぞれにつけたU字環を結合して構成することで、中央の連結軸部材3bに対して両端の連結軸部材3aが回動自在となる。そして、連結部14は、球継ぎ手で結合して構成することで(図(d))、中央の連結軸部材3bに対して両端の連結軸部材3aが回動自在となる。
この掛け止め具の軸によれば、実施例3記載の効果に加え、前記の通り連結軸を折り曲げることで吸盤の方向を変える事ができるため、それぞれの吸盤の吸着平面の方向が異なる場合であっても取り付けることができる。また、引張り方向に止め具の先端部の方向を合わせることで、使用時に引張る方向が変っても止め具と凸部との取り付け部分にかかる力が少なくなり、より引張力の大きい掛け止め具となった。
本発明の他の実施例を図5(e)について説明すれば、この掛け止め具の軸は、実施例3記載の凸部2の腔内2gにナット15を収容して、該ナット15にねじ溝をつけた連結軸3cが螺着する。上記実施例において、前記ナット15を固定しても、連結軸3cは回転可能となる。
この掛け止め具の軸によれば、実施例3記載の効果に加え、前記止め具4を前記連結軸3cに取り付けた後も、該連結軸3cを回転させることで、前記止め具4の方向を自在に定めることができる。
本発明の他の実施例を図6について説明すれば、当該掛け止め具Cは、実施例3の掛け止め具の吸盤1を3つにし、それぞれの背面中央部に凸部2cを設け、該凸部2を連結軸3で連結して、各連結軸3の中間部に止め環5をつけるためのU字状の止め具4がナット6により取り付けられている。そして、前記連結軸3のうちの1つと直角に位置する吸盤の周縁外部に縁凸部7を設けて、該縁凸部7に、前記連結軸3と平行な摘軸8の両端を固定し、該摘軸8の中間部に摘片9が取り付けられている。
前記実施例において、止め具4は、少なくとも1つあれば、掛け止め具としての用途を果たせるが、各連結軸に取り付けることで、さまざまな方向に止め環5を取り付けることができる。
この掛け止め具Cによれば、実施例3の掛け止め具と比べ、吸盤の数が多いため、より強固に取付可能であり、また、摘片9を上乃至斜め上に引張ることで、まず両端の吸盤1の周縁部を変形させて、吸盤の減圧を常圧に戻し、それらの吸盤を吸着平面から離脱し、その勢いで残りの吸盤も離脱させることができる。
本発明の他の実施例を図7及び図8について説明すれば、当該掛け止め具Dは、実施例3記載の吸盤1の背面中央部に嵌入部1bを設けて、下端部を球状とした凸部片2fを回動自在に嵌着して、該凸部片2fに凸部片2eを一定方向(矢示25の方向)に回動自在に連結したものである。また、該凸部片2eに連結部18bを矢示24の通りに回転自在に取り付けて、該連結部18bと、中間部に弾性軸16を介装して両端に連結部18aを取り付けた連結部材17とを取り付けた吸盤付き掛け止め具である。
ここで、前記連結部18bは、止め軸19aを中心として矢示20aの方向に、また、止め軸19bを中心として矢示20bの方向に、それぞれ回動自在な連結部を有している。
また、前記凸部片2eと連結部18b及び18aは、用途により自由に取り外しできる。図8(a)図示の通り、前記凸部片2eと連結部18bは、ストッパー部材26により固定された球21bにより結合されているが、ストッパー部材26を連結軸方向に押すことで、ストッパー部材26に設けた凹み部分26aに球21bがはまる。そうすると、前記凸部片2eと連結部18の結合が外れ、連結部18を取り外すことができる。ここで、ストッパー部材26はスプリング23により連結軸と反対の方向に付勢しているため、押すことを止めればもとの状態に戻る。また、連結部18b及び連結部18aは、スプリング22により上側に付勢している球21aにより結合されているが、前記連結部18b及び連結部18a左右方向に強く引くことで下へ引っ込み、取り外すことができる。
そして、前記凸部片2eと前記連結部18bの連結部分の形状と、前記連結部18bと前記連結部18aの連結部分の形状は同一であるため、前記凸部片2eと前記連結部18aを連結することもできる。
さらに、前記実施例において、吸盤と凸部の取付部分を実施例4記載の構造としても良い。また、前記連結軸部材17、連結部18a、18b及び凸部片2eの連結構造は、実施例5又は実施例6の構造とすることもできる。そして、前記弾性軸は前記実施例においてはゴムを使用したが、ばねその他の弾性材であっても、連結軸を回動自在とすることができるものであれば良い。
また、吸盤1の周縁部に図7(b)鎖線図示の摘片11を設ければ、吸着平面から取り外す際、前記摘片11を上乃至斜め上に引張ることで、両端の吸盤1の周縁部を変形させて、吸盤の減圧を常圧に戻し、吸盤を容易に離脱することもできる。
この掛け止め具は、実施例3記載の効果に加え、それぞれの吸盤の吸着平面の方向が異なる場合であっても取り付けることができる。また、止め具を取り付けた後も回転により、該止め具の方向を自在に定めることができる。そして、連結部を取り外すことで、本体をよりコンパクトにし、より携帯性に優れた形状に変更することもできる。
本発明の他の実施例を図9乃至図11について説明すれば、掛け止め具Eは、実施例3記載の各吸盤1に縁凸部7を設けず、図9鎖線図示の摘片11を設けた場合であって、ブザー回路に必要な部材をカバー55に取り付けたブザー装置60を、前記掛け留め具の一方の凸部に着脱自在に取り付けたものである。前記ブザー装置60は、カバー55の内側にプッシュスイッチ51、電源52及びブザー53を取り付けて、それぞれを配線しブザー回路50を構成した。前記ブザー回路50には、電源スイッチ52aとプッシュスイッチ51が介装してある(図11図示)。前記電源スイッチ52aは、前記カバー55の外側に取り付け、前記ブザー装置60を掛け止め具本体に取り付けた時でもONとOFFの操作ができるようにした。
前記プッシュスイッチ51は、図9(b)に示すように、筒体51aの内側に、配線54a、54bとそれぞれ接続した弾性の可動電極56aと、固定電極56bとが設置され、前記可動電極56aの先端部と固定電極56bとを離接可能に当接させてある。また、プッシュボタン57の杆体57aの上端を前記可動電極56aの下部に臨ませると共に、前記筒体51aの下部内側に固定した固定板59に昇降自在に取り付けてある。プッシュボタン57の停止板57bと前記固定板59との間にはスプリング58を嵌装してある。
前記実施例において、掛け止め具の使用時は、まず、ブザー装置60を一方の凸部2に取り付ける。前記ブザー装置60は、カバー55の内側下部に設けた鉤部55a、55aを、前記凸部2の下部に環状に設けた突起部2iに嵌着することで取り付けたが、ブザー装置60が着脱自在であれば、どのような取り付け方法でもよい。そして、吸着平面に吸盤を取り付けた後に電源スイッチ52aをONにする。その際、吸盤1は変形し、吸着平面に密着することで図10(a)図示の幅hが短くなることから、筒体51aと吸盤1の上面との間の幅が狭くなる(同(b)図示)。その結果、吸盤1によりプッシュボタン57が押し上げられ、前記杆体57aが可動電極56aを押し上げることになる。即ち、該可動電極56aの先端部分が固定電極56bから離れているため、前記ブザー回路は開放されている(図11鎖線図示)。次に、吸着平面から吸盤が離脱した時は、吸盤1は元の形状に戻り、押し上げられていた前記杆体57aはスプリング58により下がるので、前記杆体57aに押し上げられていた可動電極56aがその弾性により自動的に旧位置へ戻り、該可動電極56aの先端部分と固定電極56bとが当接するため(図(b)図示)、前記ブザー回路は完結してブザーが鳴る(図11実線図示)。即ち、吸盤が離脱した時にはブザーが鳴るため、所有者はブザーの音を聞き速やかに対処できるので、ペットの逃走又は掛け止め具の盗難を防止することができる。
前記実施例において、使用をしないときは、電源スイッチ52aを手動でOFFにすることで、ブザー回路は開放された状態となるので、ブザーが鳴ることはない。
また、通報が不要な場合は、ブザー装置60を掛け留め具本体から取り外して使用しても良い。
本発明の他の実施例を図12について説明すれば、まず、掛け止め具Fは、同図(a)に示すように、実施例3記載の連結軸3の中間部に取り付けた止め具4に、伸縮リード61を着脱自在に取り付けたものである。
前記伸縮リード61は、前記止め具4を伸縮リードの嵌合部61bに嵌合して取り付けたが、着脱可能であれば、どのような手段を用いることもできる。
前記伸縮リード61のリードは伸縮リード本体61aに内蔵されており、リード先端部62を先端として長短自在に調節できる(図12(b)図示参照)。また、前記先端部62には、止め環63を介してカラビナ64を取り付けた。前記カラビナ64は、首輪やハーネスへの取り付けを可能とする。
前記掛け止め具Fによれば、ペットの散歩のために伸縮リードを用いる時には、掛け止め具と一体的に使用することができ、不要な場合は、掛け止め具本体から取り外して使用することもできる。
次に、掛け止め具Gは、同図(b)及び(c)に示すように、前記掛け止め具Fの伸縮リードを連結軸3の中間部に固定したものである。前記連結軸3に、伸縮リード65の中心を通し、環状ストッパー66、66で固定した。
前記掛け止め具Gによれば、前記掛け止め具Fよりも、掛け止め具本体と伸縮リードが一体的となるため、持ち運びがより、容易となる。
本発明の他の実施例を図13について説明すれば、掛け止め具Hは、実施例3記載の連結軸3の中間部に取り付けた止め具を開閉自在としたものである。即ち、前記止め具67は、逆J字状であって、長い方の端部を、同図(a)に示すように、前記連結軸3の中間部に貫通させて、上下回転自在に取り付けた。また、前記止め具67の長いほうの端部に底部67aを設けて、該底部67aと前記連結軸3との間に、スプリング68を介装した。これにより、止め具67は同図の下方向に付勢する。そして、前記連結軸3には、前記止め具67の短いほうの端部(先端部67b)を挿着するための穿孔69を設けた。
前記掛け止め具Hは、止め具67にペット用リード71の先を通して使用する。前記ペット用リード70の先を止め具67に通す際は、止め具67を上方向に引き、止め具67の先端部67bと前記連結軸3の外壁との間の開口部を広くすることで、前記ペット用リードを容易に通すことができ、また、取り外すことができる。
ここで、ペットをつなぎとめておく際は、ペットがリードを引張ることで、前記先端部67bが穿孔69から外れてしまうことが考えられる。しかし、前記掛け止め具の使用時は、ペットより上方位置に掛け止めるのが一般的であり、また、図13(b)に示すように、止め具67の内側の幅と軸の直径との関係から、付勢した前記先端部67bと前記連結軸3の外壁との間の開口部はほぼ閉じた状態となるため、当該開口部からペット用リード71が意図せず外れる可能性は少ない。




(a)本発明の実施例の斜視図、(b)同じく他の実施例の一部を断面した正面図。 (a)同じく他の実施例の正面図、(b)同じく他の実施例の一部を断面した正面図。 (a)同じく他の実施例の平面図、(b)同じく正面図、(c)同じく他の実施例の一部を省略した平面図。 (a)同じく側面図、(b)同じく他の実施例の側面図、(c)同じく他の実施例の一部の断面図。 (a)同じく他の実施例の一部を省略した連結軸の正面図、(b)同じく平面図、(c)同じく他の実施例の一部を省略した連結軸の正面図、(d)同じく他の実施例の一部を省略し、一部を断面した連結軸の正面図、(e)同じく連結軸端にナットを螺着し、凸部の腔内に収容した実施例の一部の断面図。 (a)同じく吸盤を3つ用いた実施例の平面図、(b)同じく正面図。 (a)同じく他の実施例の平面図、(b)同じく正面図。 (a)同じく一部を省略した拡大断面図、(b)同じく連結軸の連結部分を外した一部の拡大正面図。 (a)同じく他の実施例の一部を断面した平面図、(b)同じくプッシュスイッチの一部拡大断面図、(c)同じく一部を断面した側面図。 (a)同じくプッシュスイッチON時の説明図、(b)同じくOFF時の説明図。 同じく回路図。 (a)同じく他の実施例の平面図、(b)同じく他の実施例の平面図、(c)同じく一部を省略した、縦断側面図。 (a)同じく他の実施例の止め具の移動を示す説明図、(b)同じく止め具の貫通部の説明図。
符号の説明
A、B、C、D、E、F、G,H 吸盤付き掛け止め具
1 吸盤
1a 球状突起
1b、1f 吸盤の嵌入部
1c、1d、1e 管状の連設部
2、2b、2c、2d 凸部
2a 凸部の嵌入部
2g 凸部の腔内
2h、38a 凸部の球状部
2e、2f 凸部片
2i 凸部の突起部
3、3a、3b、3c 連結軸
4、4a、32a、67 止め具
5、63 止め環
6、15 ナット
7 縁凸部
8 摘軸
9、11 摘片
10、12b、34 ボルト
12、13、14、18a、18b、37 連結部
12a 継ぎ手
16 弾性軸
17 連結軸部材
19a、19b、32b 止め軸
20a、20b、24、25、40 可動向きを示す矢印
21a、21b 球
22、23、68 スプリング
26 ストッパー部材
26a ストッパー部材の凹み部分
31、33、35、38 凸部用のパイプ
36 弾性体
51 プッシュスイッチ
51a 筒体
52 電源
52a 電源スイッチ
53 ブザー
54、54a、54b 配線
56a 可動電極
56b 固定電極
57 プッシュボタン
57a 杆体
57b 停止板
58 スプリング
59 固定板
50 ブザー回路
55 カバー
55a 鉤部
60 ブザー装置
61、65 伸縮リード
61a 本体
61b 嵌合部
62 リード先端部
64 カラビナ
66 環状ストッパー
67a 止め具の底部
67b 止め具の先端部
69 穿孔
70、71 リード

Claims (6)

  1. 複数の吸盤のそれぞれの背面中央部に凸部を設け、隣接する前記吸盤の前記凸部間をそれぞれ連結軸で結び、当該連結軸の少なくとも1つの中間部に止め具を取り付けた吸盤付き掛け止め具であって、
    前記凸部は回動自在に前記吸盤に取り付けられ、
    前記連結軸のうち、一の連結軸と直角に位置し、当該連結軸が取り付けられた前記吸盤の周縁外部に縁凸部が設けられ、
    前記縁凸部に、前記一の連結軸と平行な摘軸が固定され、
    前記摘軸の中間部に摘片が取り付けられている
    ことを特徴とする吸盤付き掛け止め具
  2. 前記連結軸は、両端の連結軸部材と、当該連結軸部材に接続部材を介して接続される中央の連結軸部材とを備える
    ことを特徴とする請求項1記載の吸盤付き掛け止め具
  3. 前記連結軸は、その両端が前記凸部に設けられている腔部に収容され、当該腔部内で回転可能な回転軸とした
    ことを特徴とする請求項1記載の吸盤付き掛け止め具
  4. 前記連結軸は、その両端に、前記凸部と回動自在に連結される第一の連結部と、
    前記第一の連結部と回動自在に連結される第二の連結部とを備え、
    前記連結軸の中間部に、弾性軸が介装された連結部材が前記第二の連結部に連結されている
    ことを特徴とする請求項1記載の吸盤付き掛け止め具
  5. 前記連結軸の少なくとも一の連結軸の中間部に伸縮リードを取り付けたことを特徴とする請求項1記載の吸盤付き掛け止め具
  6. 前記吸盤に、吸盤の変形によりブザー回路をONにするプッシュスイッチ付きの吸盤離脱通報ブザーを取り付けたことを特徴とする請求項1乃至5何れか一項に記載吸盤付き掛け止め具
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