JP5293291B2 - スピーカアレイ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、スピーカアレイによるサラウンド再生技術に関する。
遅延アレイ方式のスピーカアレイ装置は、線状や面状に配置した複数のスピーカから、同じオーディオ信号を空間上の焦点に同時に到達するように、少しずつ異なる遅延時間を与えて出力することにより、焦点周辺の音響エネルギーが同相加算により強められ、その結果焦点方向への強い指向性を有する音のビームを作り出す技術を用いている。このスピーカアレイ装置は、マルチチャンネル(例えば、C:センタch、FL:フロントLch、FR:フロントRch、SL:リアLch、SR:リアRch)のオーディオ信号のそれぞれに対して、このような遅延処理を行い、全てのチャンネルにおいて遅延処理した信号を加算してスピーカに供給することにより、マルチチャンネルに係る音のビームに対しそれぞれ異なる指向性を持たせて同時に出力することができる(例えば、特許文献1)。
特許文献1に示すような技術を用いることにより、図10に示すように、従来のスピーカアレイ装置1000は、部屋100の壁面に反射させて、各チャンネルに係る音のビームを聴取位置に到達させることができる。これにより、聴取位置にいる聴取者200は、音像が壁面方向に定位し、例えば、正面のスピーカアレイ装置1000の他、仮想スピーカ300−FL、300−FR、300−SL、300−SRから放音されているように知覚することができるため、良好なサラウンド効果を得ることができる。
また、特許文献1によれば、部屋100の形状によって聴取者200にとって定位する音像が左右非対称になる場合に、複数のビームにより虚像となるファントムを形成して左右対称に音像を定位させる技術が開示されている。例えば、フロントRchの音像の定位する方向を変えたい場合には、センタch用の音のビームにフロントRch用の音を混合することにより、フロントRchの音像の定位する方向をセンタchの音像方向に変えるものである。
特開2006−13711号公報
このような壁面の反射を利用したスピーカアレイ装置は、一般的な部屋形状(例えば、四角形状)であって、音のビームを壁面に最大2回反射させて、聴取者200に到達させるものとすると、5方向に音像を定位させるのが限界であった。また、壁面に3回反射させれば、さらに音像が定位する方向を増加させることも不可能ではないものの、その制御は非常に困難であった。
本発明は、上述の事情に鑑みてなされたものであり、音のビームによる音像の定位に加えて、さらに他のチャンネルに対応した音像を所望の方向に定位させることができるスピーカアレイ装置を提供することを目的とする。
上述の課題を解決するため、本発明は、オーディオ信号を処理する複数のチャンネルを有し、前記各チャンネルのオーディオ信号を複数のスピーカに供給して指向性を有した音として出力し、各チャンネルのオーディオ信号に係る音を、直接または壁面に反射させて受音位置に到達させるスピーカアレイ装置において、前記複数のチャンネルの一部のチャンネルのオーディオ信号を、前記一部以外の複数のチャンネルのオーディオ信号に、予め設定された比率で混合する混合手段と、前記混合手段によって前記一部のチャンネルのオーディオ信号が混合された複数のチャンネルのオーディオ信号を含む前記一部以外のチャンネルのオーディオ信号に係る音を各々異なる方向に出力するように指向性を制御する指向性制御手段とを具備し、前記指向性制御手段によって指向性が制御された音を出力すると、前記受音位置からみて、前記受音位置に対して到達する音の方向に前記一部以外のチャンネルのオーディオ信号に係る音を出力する仮想スピーカを形成し、当該仮想スピーカが形成される方向とは別の前記予め設定された比率に応じた方向に、前記一部のチャンネルのオーディオ信号に係る音を出力する虚像スピーカを形成することを特徴とするスピーカアレイ装置を提供する。
また、本発明は、オーディオ信号を処理する複数のチャンネルを有し、前記各チャンネルのオーディオ信号を複数のスピーカに供給して指向性を有した音として出力し、各チャンネルのオーディオ信号に係る音を、直接または壁面に反射させて受音位置に到達させるスピーカアレイ装置において、前記複数のチャンネルの一部のオーディオ信号に係る音を、予め設定された比率で複数の方向に出力し、前記一部以外のチャンネルのオーディオ信号に係る音を各々異なる方向に出力するように指向性を制御する指向性制御手段を具備し、前記指向性制御手段は、前記一部のチャンネルのオーディオ信号に係る音を出力する複数の方向の各々が、前記一部以外のチャンネルのオーディオ信号に係る音が出力される方向のいずれかと略同一とするように指向性を制御し、前記指向性制御手段によって指向性が制御された音を出力すると、前記受音位置からみて、前記受音位置に対して到達する音の方向に前記一部以外のチャンネルのオーディオ信号に係る音を出力する仮想スピーカを形成し、当該仮想スピーカが形成される方向とは別の前記予め設定された比率に応じた方向に、前記一部のチャンネルのオーディオ信号に係る音を出力する虚像スピーカを形成することを特徴とするスピーカアレイ装置を提供する。
また、別の好ましい態様において、前記指向性制御手段は、前記一部のチャンネルのオーディオ信号を、前記一部以外のチャンネルのオーディオ信号に混合する混合手段を有し、前記指向性制御手段は、前記混合手段によって前記一部のチャンネルのオーディオ信号が、前記一部以外のチャンネルのオーディオ信号に混合されることにより、前記一部のチャンネルのオーディオ信号に係る音を出力する複数の方向の少なくとも一の方向が、当該オーディオ信号が混合された一部以外のチャンネルのオーディオ信号に係る音を出力する方向と同一とするように指向性を制御することを特徴とする。
また、別の好ましい態様において、前記指向性制御手段は、前記略同一方向に出力される音の焦点距離が互いに異なるように指向性を制御することを特徴とする。
本発明によれば、音のビームによる音像の定位に加えて、さらに他のチャンネルに対応した音像を所望の方向に定位させることができるスピーカアレイ装置を提供することができる。
本発明の実施形態に係るスピーカアレイ装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係るスピーカアレイ装置の外観を示す図である。 本発明の実施形態に係るスピーカアレイ装置におけるオーディオ信号の処理を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係るスピーカアレイ装置から出力される音のビームの経路および音像の定位を説明する図である。 変形例1に係るスピーカアレイ装置におけるオーディオ信号の処理を示すブロック図である。 変形例1に係る仮想スピーカについて説明をする図である。 変形例2に係るスピーカアレイ装置におけるオーディオ信号の処理を示すブロック図である。 変形例3に係るスピーカアレイ装置におけるオーディオ信号の処理を示すブロック図である。 変形例3に係るスピーカアレイ装置から出力される音のビームの経路および音像の定位を説明する図である。 従来のスピーカアレイ装置から出力される音のビームの経路を示す説明図である。
以下、本発明の一実施形態について説明する。
<実施形態>
本発明の実施形態に係るスピーカアレイ装置1は、複数のチャンネル、この例においては、7.1ch(C:センタ、FL:フロントL、FR:フロントR、SL:サラウンドL、SR:サラウンドR、SBL:サラウンドバックL、SBR:サラウンドバックR、LFE:サブウーファ)により構成されるオーディオ信号Sinが入力され、各チャンネルに係る音をビーム化して、各チャンネルに対応する方向に出力することができる。以下、スピーカアレイ装置1の構成について説明する。なお、LFEついては、サブウーファ用の低周波数帯域のオーディオ信号であり指向性がほとんど無く、後述するような音響処理を施すことは無いため、以下、説明を省略する。
図1は、スピーカアレイ装置1の構成を示すブロック図である。また、図2は、スピーカアレイ装置1の外観図である。制御部3は、CPU(Central Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)、RAM(Random Access Memory)などを有し、記憶部4に記憶された制御プログラムなどを実行することにより、バス10を介してスピーカアレイ装置1の各部を制御して、後述するオーディオ信号Sinを構成する各チャンネルのオーディオ信号に対して音響処理を施すなどの各機能を実現する。なお、音響処理を施す各機能は、制御プログラムの実行によるソフトウエア上の実現に限られず、ハードウエアにより実現してもよい。
記憶部4は、ROM(Read Only Memory)、ハードディスクなどの記憶手段であって、上述した制御プログラムの他、各設定パラメータなどを記憶する。
操作部5は、音量レベルを調整するボリューム、設定変更を行う指示を入力するための操作手段であって、操作内容を示す信号を制御部3に出力する。インターフェイス6は、外部からオーディオ信号を取得するための入力端子などであって、この例においては、複数のチャンネルにより構成されるオーディオ信号Sinが入力されるようになっている。
スピーカアレイ部2は、スピーカアレイ装置1の前面に設けられ、図2に示すように、一方向に並んで配置された略無指向性の複数のスピーカ20−1、20−2、・・・、20−n(以下、それぞれのスピーカを区別しないときにはスピーカ20という)を有し、後述のように音響処理が施されたオーディオ信号を各スピーカ20から放音させることにより、音のビーム化を実現する。
なお、各スピーカ20は、図2には、1列に直線状に並んで配置されているものとしているが、スピーカアレイを構成する態様であれば、どのような配置であってもよい。例えば、直線状に配置されたスピーカを複数段並列に並べてもよい。また、異なる径のスピーカを用いて、オーディオ信号の周波数帯域に応じて使い分けるようにしてもよい。
次に、各チャンネルのオーディオ信号に対して行われる音響処理について、図3を用いて説明する。図3は、各チャンネルのオーディオ信号が入力されてから、各スピーカ20から放音されるまでの処理の流れを示す説明図である。
混合部11−SLは、チャンネルSBLおよびチャンネルFLのオーディオ信号に対して、チャンネルSLのオーディオ信号を、それぞれ予め設定された調整量でレベルを調整して混合するものであって、レベル調整器111−SBL、111−FLおよび加算器112−SBL、112−FLを有する。
レベル調整器111−SBL、111−FLは、チャンネルSLのオーディオ信号のレベルを調整し、この例においては、それぞれレベルが1/2になるように調整する。そして、加算器112−SBL、112−FLは、レベル調整器111−SBL、111−FLによりレベルが調整されたチャンネルSLのオーディオ信号を、それぞれチャンネルSBLおよびチャンネルFLのオーディオ信号に対して加算して出力する。レベル調整器111−SBL、111−FLにおけるレベルの調整量の比率(この例においては、1:1)は、後述するようにファントム(虚像スピーカ301−SL:図4参照)を形成する位置を決めるものである。
ここで、この例においては、1/2とするレベル調整によって合計1になるようにしているが、これに限らず、例えば、2/3とするレベル調整としてもよい。また、ファントムを形成すべき位置により、調整量の比率を1:1ではなく別の割合としてもよく、例えば、レベル調整器111−SBL、111−FLにおけるレベルの調整量が、それぞれ2/3、1/3となるようにしたり、3/4、2/3となるようにしたりして設定されるようにしてもよい。このレベル調整器111−SBL、111−FLにおけるレベルの調整量については、スピーカアレイ装置1の設置環境、聴取者の好み等に応じて、操作部5の操作により、または記憶部4に記憶されている設定パラメータ等により、予め設定されるようにしておけばよい。
混合部11−SRは、チャンネルSBRおよびチャンネルFRのオーディオ信号に対して、チャンネルSRのオーディオ信号を、それぞれ予め設定された調整量でレベルを調整して混合するものであり、混合部11−SLとは取り扱うチャンネルが異なるだけであるため、説明を省略する。
指向性制御部(DirC)12−SBLは、各スピーカ20に対応した遅延部を有する。また、加算器112−SBLにおいてチャンネルSLのオーディオ信号が加算されたチャンネルSBLのオーディオ信号を各スピーカ20に対応するn本の信号ラインに供給する。このとき、遅延部は、各スピーカ20に対応する信号ラインに供給されるオーディオ信号をそれぞれ遅延させる。この遅延量は、このオーディオ信号に係る音のビームが、設定される方向に指向して出力されるように、それぞれ決定される。このようにして、チャンネルSBLに係る音のビームの指向性を制御する。
指向性制御部12−FL、12−C、12−FR、12−SBRについても指向性制御部12−SBLと同様に、各チャンネルのオーディオ信号が各スピーカ20に対応するn本の信号ラインに供給され、各チャンネルに係る音のビームが、設定される方向に指向して出力されるように、各信号ラインに供給されるオーディオ信号を遅延させる。なお、各信号ラインに供給されるオーディオ信号のレベルについて調整してもよい。
ここで、指向性制御部12−FR、12−SBRに入力されるチャンネルFR、SBRのオーディオ信号は、それぞれ加算器112−FR、112−SBRにおいて、チャンネルSRのオーディオ信号が加算されている。同様に、指向性制御部12−FL、12−SBLに入力されるチャンネルFL、SBLのオーディオ信号は、それぞれ加算器112−FL、112−SBLにおいて、チャンネルSLのオーディオ信号が加算されている。一方、指向性制御部12−Cに入力されるオーディオ信号は、チャンネルCのオーディオ信号である。
また、指向性制御部12−SBL、12−FL、12−C、12−FR、12−SBRは、スピーカアレイ装置1から放出された各チャンネルのオーディオ信号に係る音のビームの聴取者200(図4参照)までの経路長に応じて、他のチャンネルの経路長との違いを調整する遅延処理についても施すようにする。この遅延処理に係る遅延時間は、同じタイミングでスピーカアレイ装置1に入力された各チャンネルのオーディオ信号が、概ね同じタイミングで聴取者200に到達するように設定される。これは、指向性を制御するものではないから、指向性制御部ごとにおいてはn本の信号ライン全体に対して同じ遅延時間となる。
加算部13−1は、指向性制御部12−SBL、12−FL、12−C、12−FR、12−SBRからスピーカ20−1に対応する信号ラインに供給されたオーディオ信号を加算する。加算部13−2、13−3、・・・、13−nについても同様に、各スピーカ20−2、20−3、・・・、20−nに対応する信号ラインに供給されたオーディオ信号をそれぞれ加算する。
D/Aコンバータ14−1、14−2、・・・、14−nは、加算部13−1、13−2、・・・、13−nにおいて加算されたオーディオ信号をD/A変換する。
増幅部15−1、15−2、・・・、15−nは、D/Aコンバータ14−1、14−2、・・・、14−nにおいてD/A変換されたオーディオ信号を増幅し、スピーカ20−1、20−2、・・・、20−nに出力して放音させる。このようにしてスピーカアレイ部2から放音される各チャンネルに係る音のビームは、それぞれ設定された方向に指向して出力される。以上が、スピーカアレイ装置1の構成についての説明である。
次に、スピーカアレイ装置1の動作および音像の定位について説明する。このスピーカアレイ装置1は、設置される部屋100を上部から見た場合の図4に示すような位置(図上部の壁面付近)に配置されている。
図4は、スピーカアレイ装置から出力される音のビームの経路および音像の定位を説明する図である。まず、制御部3は、指向性制御部12−SBL、12−FL、12−C、12−FR、12−SBRにおいて制御される指向性を設定する。これは、スピーカアレイ装置1から様々な音のビームを各方向にスキャンするようにして出力して、聴取者200の聴取位置に設置されたマイクロフォンによって収音させ、収音レベルが高いときの音のビームの方向に応じて設定される。
なお、操作部5を操作して聴取位置、部屋100の形状を設定したり、聴取位置、部屋100の形状を示す設定パラメータを記憶部4から読み出したりして、これらの設定により各チャンネルに係る音のビームを聴取位置に到達させるための指向性を設定するようにしてもよい。
このようにして、指向性が設定された状態で、スピーカアレイ装置1がスピーカアレイ部2から放音させると、図4の実線(C、FR、FL、SBR、SBL)で示すように、5方向に音のビームが出力され、直接(C)または壁面において反射(FR、FL、SBR、SBL)されて、各音のビームが聴取位置(受音位置)に到達する。
これにより、聴取者200には、スピーカ装置1方向(C)の他、壁面方向(FR、FL、SBR、SBL)に音像が定位する。これにより壁面方向にも仮想的にスピーカが形成され、これをそれぞれ仮想スピーカ300−FR、300−FL、300−SBR、300−SBLとする。これらの仮想スピーカ300−FR、300−FL、300−SBR、300−SBLが、図4に示すように、壁面に位置するかどうかについては、出力する音のビームの焦点距離の設定にもよるが、この例においては、壁面に位置するものとする。
このとき、聴取者200は、仮想スピーカ300−FL、300−SBLからは、それぞれチャンネルFL、SBLのオーディオ信号に係る音を聴取する。さらに、聴取者200は、双方の仮想スピーカ300−FL、300−SBLから、チャンネルSLのオーディオ信号に係る音についても聴取することになる。聴取者200は、チャンネルSLのオーディオ信号に係る音を、それぞれの仮想スピーカから音量レベルのバランスが概ね1:1で聴取することになるため、仮想スピーカ300−FL、300−SBLのほぼ中央部分に音像が定位するように感じることになり、ファントム(虚像スピーカ301−SL)を形成することになる。
ここで、ファントムの形成位置は、レベル調整器111−SBL、111−FLにおけるレベルの調整量の比率によって変化し、例えば、レベル調整器111−FLより111−SBLの方が高いレベルに調整されると、仮想スピーカ300−SBLに近づくことになる。
同様に、聴取者200は、仮想スピーカ300−FR、300−SBRからは、それぞれチャンネルFR、SBRのオーディオ信号に係る音を聴取するとともに、双方の仮想スピーカ300−FR、300−SBRから、チャンネルSRのオーディオ信号に係る音についても聴取する。これにより、仮想スピーカ300−FR、300−SBRのほぼ中央部分に音像が定位するように感じることになり、ファントム(虚像スピーカ301−SR)を形成することになる。
このように、本発明の実施形態に係るスピーカアレイ装置1は、一部チャンネル(C、FL、FR、SBL、SBR)のオーディオ信号を、指向性を有した音のビームとして各方向に出力し、聴取者200に到達させることにより一部チャンネル(C、FL、FR、SBL、SBR)のオーディオ信号に係る音を出力する仮想スピーカを形成する。このとき、これらの方向のうち2方向に、残りのチャンネル(SL、SR)のオーディオ信号に係る音が出力されるように、オーディオ信号を混合することによって、聴取者200に音のビームが到達する方向とは異なる方向に音像を定位させファントム、すなわち、残りのチャンネル(SL、SR)のオーディオ信号に係る音を出力する虚像スピーカを形成する。
したがって、音のビームを聴取者200に到達させることにより、全ての音のビームの各々に割り当てられている各チャンネルのオーディオ信号に係る音像を、各方向に定位させることができる。さらに、特定のチャンネルのオーディオ信号に係る音像を定位させたい方向が、聴取者200に音のビームを到達させることができない経路を用いるものであったとしても、聴取者200に到達可能な音のビームを複数用いてファントムを形成することにより、音像を定位させることができる。このため、部屋の形状により決まる形成可能な仮想スピーカの数(実質的に最大5)全てに各チャンネルを割り当てたとしても、それ以上のチャンネルの数により構成されるサラウンドにも対応することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は以下のように、さまざまな態様で実施可能である。
<変形例1>
上述した実施形態においては、スピーカアレイ装置1は、5方向に音のビームを出力していたが、それ以上の方向(この例においては、9方向)に出力できるようにしてもよい。この場合は、図5に示すような構成のスピーカアレイ装置1Aとすればよい。
図5は、変形例1に係るスピーカアレイ装置1Aの構成を示すブロック図である。実施形態における構成と異なり、チャンネルSL、SRの信号経路には、そのオーディオ信号に係る音の指向性が独立に制御されるように、それぞれ指向性制御部12−SLF、12−SLB、指向性制御部12−SRF、12−SRBを有する。
ここで、音の指向性が独立に制御できるとしても、音のビームとして聴取者200に到達させるには、実施形態における5方向と略同一であることを要する。したがって、指向性制御部12−SLF、12−SLB、12−SRF、12−SRBは、それぞれ、指向性制御部12−FL、12−SBL、12−FR、12−SBRに係る指向性と略同一に設定される。なお、略同一とは、完全同一に限らず、指向する方向が数度程度ずれている、焦点距離がずれている、などの場合を含んだものであり、このずれによっても音のビームの広がりなどにより、聴取者200に音のビームが到達する範囲を示している。
また、レベル調整器111−SLF、111−SLBは、実施形態におけるレベル調整器111−SBL、111−FLと同様に、チャンネルSLのオーディオ信号のレベルの調整量の比率によりファントムの形成位置を決めるものである。レベル調整器111−SRF、111−SRBについても同様にファントムの形成位置を決めるものである。
このようにすることにより、ファントムを形成するための音のビームの指向性を、仮想スピーカを形成する音のビームの指向性とは別に制御することができる。すなわち、ファントムを形成するための複数の仮想スピーカを他の仮想スピーカとは独立に、その位置を制御することができる。
図6は、仮想スピーカ300−SRFおよび仮想スピーカ300−FRについて説明する図である。ここで、仮想スピーカ300−SRFは、指向性制御部12−SRFにより指向性が制御された音のビームによるものであり、ファントムを形成する複数の仮想スピーカ一つである。図中においては、そのビームの幅を1点鎖線と2点鎖線とで表している。また、仮想スピーカ300−FRは、実施形態と同様に、仮想スピーカ300−FRを形成するものとして固定している。
図6(a)は、指向性制御部12−SRF、12−FRが同じ指向性に制御している場合を示し、この場合は、仮想スピーカ300−SRF、300−FRは同じものとなり、実質的に実施形態と同様な状態である。一方、図6(b)は、音のビームの指向する方向は同じであるが、焦点距離が互いに異なっている場合を示したものである。この場合には、仮想スピーカ300−SRF、300−FRは、音像の方向は同じであるがその距離が異なるものである。また、図6(c)は、音のビームの指向する方向が異なる場合を示したものである。この場合には、仮想スピーカ300−SRF、300−FRは、音像の方向が異なる。
このように、図6(b)、(c)に示す態様、またはこれらを複合させた態様でファントムを形成する音のビームの指向性を、仮想スピーカを形成する音のビームとは別に制御することにより、ファントムの形成に係る音像の定位をより明確にすることができる。
なお、図6(c)に示す態様においては、音のビームが指向する方向を水平方向にずらしていたが、例えば、スピーカアレイ部2が直線状に配置されたスピーカを複数段並列に並んでいる構成などであり、垂直方向にも指向する方向を制御できるような構成であれば、垂直方向にずらすものであってもよい。このとき、ファントムを形成する2つの音のビームの一方を上方にずらした場合には、他方は下方にずらすことが望ましい。
<変形例2>
上述した変形例1におけるスピーカアレイ装置1Aについて、ファントムを形成する2つの音のビームの一方を、他のチャンネルに対応する仮想スピーカに対応する指向性と同一として実施形態における態様とするスピーカアレイ装置1Bとしてもよい(この例においては、7方向)。この場合は、スピーカアレイ装置1Bは、図7に示すような構成にすればよい。
図7は、変形例2に係るスピーカアレイ装置1Bの構成の一例を示すブロック図である。図7に示すように、チャンネルSLのオーディオ信号については、変形例1における構成のように一方の音のビームについては指向性制御部12−SLFにより、そのオーディオ信号に係る音のビームの指向性が独立に制御され指向性制御部12−FLが制御する指向性と略同一なものとするとともに、もう一方の音のビームについては、実施形態における構成のように、レベル調整器111−SBLおよび加算器112−SBLによりチャンネルSBLのオーディオ信号に混合されるようにして、指向性制御部12−SBLが制御する指向性と同一なものとすればよい。チャンネルSRのオーディオ信号についても同様である。なお、チャンネルFLのオーディオ信号にチャンネルSLのオーディオ信号を混合する場合には、独立に指向性を制御する音のビームの指向性は、指向性制御部12−SBLが制御する指向性と略同一なものになるようにすればよい。
<変形例3>
上述した実施形態においては、スピーカアレイ装置1は、チャンネルSLに係るファントムの形成は、隣り合うチャンネルFL、SBLに係る仮想スピーカ300−FL、300−SBLの形成によって実現していたが、隣り合う仮想スピーカの間に複数のファントムを形成するスピーカアレイ装置1Cとしてもよい。この場合は、スピーカアレイ装置1Cは、図8に示すような構成にすればよい。
図8は、変形例3に係るスピーカアレイ装置1Cの構成の一例を示すブロック図である。図8に示すように、レベル調整器111−RR、111−RL、111−LR、111−LLおよび加算器112−SR、112−SLを有する混合部11−SBを設ければよい、そして、実施形態と同様に、チャンネルSBRのオーディオ信号をチャンネルSR、SLのオーディオ信号に混合し、チャンネルSBLのオーディオ信号についてもチャンネルSR、SLのオーディオ信号に混合する。すなわち、混合部11−SBは、実施形態における混合部11−SL、11−SRにおける混合対象とするオーディオ信号のチャンネルを共通化したものである。
なお、以下に示すように、音のビームの経路が異なるため、仮想スピーカを形成するチャンネルはチャンネルSBL、SBRではなくチャンネルSL、SRとしているため、指向性制御部12−SL、12−SRを用いているが、入力されるチャンネルが異なるために符号を変更しただけであって、他の指向性制御部とその機能は変わらない。
図9は、スピーカアレイ装置1Cから出力される音のビームの経路および音像の定位を説明する図である。図9に示す部屋100Aの形状は、実施形態における部屋100の形状とは異なり、音のビームの経路も異なっている。そして、仮想スピーカ300−FL、300−FR、300−SL、300−SRを形成して、聴取者200に対して、チャンネルFL、FR、SL、SRに係る音像を定位させ、さらに、仮想スピーカ300−SL、300−SRにより、ファントム(虚像スピーカ301−SBL、301−SBR)を形成して、チャンネルSBL、SBRに係る音像を定位させる。
そして、2つの仮想スピーカの間に複数のファントムを形成する場合には、レベル調整器111−RR、111−RLの調整量の比率とレベル調整器111−LR、111−LLとの調整量の比率とが異なるようにし、例えば、前者は2:1、後者が1:2とすれば、概ね、図9に示すような位置にファントムが形成される。なお、本変形例においては、2つの仮想スピーカの間に2つのファントムを形成したが、さらに多くのファントムを形成するようにしてもよい。
<変形例4>
上述した実施形態においては、7.1chのオーディオ信号を想定していたが、より多くのチャンネルであってもよい。ファントムの形成は、どの仮想スピーカ間で行ってもよく、また、3以上の仮想スピーカを用いて行ってもよい。また、変形例3に示すように、2つの仮想スピーカ間において複数のファントムを形成してもよい。すなわち、これらを組み合わせて様々な位置にファントムを形成することにより、全体のチャンネルの一部の5チャンネルを仮想スピーカに割り当て、一部以外のチャンネルを形成したファントムに割り当てるようにすればよい。
<変形例5>
上述した実施形態のスピーカアレイ装置1の構成、各変形例のスピーカ装置1A、1B、1Cなどの構成については、相互に切り替えられるようにしてもよい。切り替えは、操作部5の操作により指示するものであってもよい。
また、スピーカアレイ装置1とスピーカアレイ装置1Cとの関係においては、例えば、音のビームを指向させる方向が決定することにより定まる、聴取者200に対して音のビームを到達させる方向(仮想スピーカの方向)に応じて、自動的に切り替えられるようにしてもよい。例えば、チャンネルの種類と、聴取者200に対する仮想スピーカの方向(角度範囲)とを対応付けるテーブルを記憶部4などに記憶しておき、このテーブルを参照して、仮想スピーカとチャンネルとを対応させるようにすればよい。
すなわち、聴取者200に対して音のビームを到達させる方向に応じて、聴取者200に対して仮想スピーカにより聴取させるチャンネルとファントムにより聴取させるチャンネルとを決定し、仮想スピーカにより聴取させるチャンネルを対応するそれぞれの方向に割り当てるようにすればよい。
<変形例6>
上述した実施形態においては、指向性制御部12−SBL、12−FL、12−C、12−FR、12−SBRの遅延部による遅延により、各チャンネルに係る音をビーム化していたが、FIR(Finite impulse response)フィルタ処理によって実現してもよい。
<変形例7>
上述した実施形態における制御プログラムは、磁気記録媒体(磁気テープ、磁気ディスクなど)、光記録媒体(光ディスクなど)、光磁気記録媒体、半導体メモリなどのコンピュータ読取り可能な記録媒体に記憶した状態で提供し得る。また、ネットワークと接続可能な通信部を設け、インターネットのようなネットワーク経由でダウンロードさせることも可能である。
1,1A,1B,1C…スピーカアレイ装置、2…スピーカアレイ部、20−1〜20−n…スピーカ、3…制御部、4…記憶部、5…操作部、6…インターフェイス、11−SL,11−SR,11−SB…混合部、111−SBL,111−FL,111−FR,111−SBR,111−SLF,111−SLB,111−SRF,111−SRB,111−RR,111−RL,111−LR,111−LL…レベル調整器、112−SBL,112−FL,112−FR,112−SBR,112−SR,112−SL…加算器、12−SL,12−FL,12−C,12−FR,12−SR,12−SBL,12−SBR…指向性制御部、13−1〜13−n…加算部、14−1〜14−n…D/Aコンバータ、15−1〜15−n…増幅部、100,100A…部屋、200…聴取者、300−SL,300−FL,300−FR,300−SR,300−SBL,300−SBR…仮想スピーカ、301−SL,301−SR,301−SBL,301−SBR…虚像スピーカ、1000…従来のスピーカアレイ装置

Claims (4)

  1. オーディオ信号を処理する複数のチャンネルを有し、前記各チャンネルのオーディオ信号を複数のスピーカに供給して指向性を有した音として出力し、各チャンネルのオーディオ信号に係る音を、直接または壁面に反射させて受音位置に到達させるスピーカアレイ装置において、
    前記複数のチャンネルの一部のチャンネルのオーディオ信号を、前記一部以外の複数のチャンネルのオーディオ信号に、予め設定された比率で混合する混合手段と、
    前記混合手段によって前記一部のチャンネルのオーディオ信号が混合された複数のチャンネルのオーディオ信号を含む前記一部以外のチャンネルのオーディオ信号に係る音を各々異なる方向に出力するように指向性を制御する指向性制御手段と
    を具備し、
    前記指向性制御手段によって指向性が制御された音を出力すると、前記受音位置からみて、前記受音位置に対して到達する音の方向に前記一部以外のチャンネルのオーディオ信号に係る音を出力する仮想スピーカを形成し、当該仮想スピーカが形成される方向とは別の前記予め設定された比率に応じた方向に、前記一部のチャンネルのオーディオ信号に係る音を出力する虚像スピーカを形成する
    ことを特徴とするスピーカアレイ装置。
  2. オーディオ信号を処理する複数のチャンネルを有し、前記各チャンネルのオーディオ信号を複数のスピーカに供給して指向性を有した音として出力し、各チャンネルのオーディオ信号に係る音を、直接または壁面に反射させて受音位置に到達させるスピーカアレイ装置において、
    前記複数のチャンネルの一部のオーディオ信号に係る音を、予め設定された比率で複数の方向に出力し、前記一部以外のチャンネルのオーディオ信号に係る音を各々異なる方向に出力するように指向性を制御する指向性制御手段
    を具備し、
    前記指向性制御手段は、前記一部のチャンネルのオーディオ信号に係る音を出力する複数の方向の各々が、前記一部以外のチャンネルのオーディオ信号に係る音が出力される方向のいずれかと略同一とするように指向性を制御し、
    前記指向性制御手段によって指向性が制御された音を出力すると、前記受音位置からみて、前記受音位置に対して到達する音の方向に前記一部以外のチャンネルのオーディオ信号に係る音を出力する仮想スピーカを形成し、当該仮想スピーカが形成される方向とは別の前記予め設定された比率に応じた方向に、前記一部のチャンネルのオーディオ信号に係る音を出力する虚像スピーカを形成する
    ことを特徴とするスピーカアレイ装置。
  3. 前記指向性制御手段は、前記一部のチャンネルのオーディオ信号を、前記一部以外のチャンネルのオーディオ信号に混合する混合手段を有し、
    前記指向性制御手段は、前記混合手段によって前記一部のチャンネルのオーディオ信号が、前記一部以外のチャンネルのオーディオ信号に混合されることにより、前記一部のチャンネルのオーディオ信号に係る音を出力する複数の方向の少なくとも一の方向が、当該オーディオ信号が混合された一部以外のチャンネルのオーディオ信号に係る音を出力する方向と同一とするように指向性を制御する
    ことを特徴とする請求項2に記載のスピーカアレイ装置。
  4. 前記指向性制御手段は、前記略同一方向に出力される音の焦点距離が互いに異なるように指向性を制御する
    ことを特徴とする請求項2または請求項3に記載のスピーカアレイ装置。
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