JP5292071B2 - ストレーナ - Google Patents

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Description

本発明は、シンクなどにおける排水口の上に設けられ、この排水口にゴミなどが流入することを防ぐストレーナに関する。
従来、シンクやユニットバスなどで排水口の上に設けられ、この排水口にゴミなどが流入することを防ぐストレーナとしては、周囲に複数の透過穴が設けられ、有底筒状に形成されたものが知られている。このような従来のストレーナは、ゴミ収容器、ごみ収納かごあるいは厨芥収納かごなどとも呼ばれ、筒状の排水口上に嵌め込んだ状態で使用される。排水は透過穴を通じて排出し、排水中にゴミが混じっている場合には、このゴミは透過穴を通過できないことから、ストレーナ内部に留まる。
このような従来のストレーナが特許文献1〜3に開示されている。特許文献1には、流し台の排水口に着脱自在に装着されかつ側壁部および底面部に多数の透孔が形成された流し台用ごみ収納かご、すなわちストレーナにおいて、底面部に、排水が自重によって流下する傾斜面を形成したものが開示されている。
特許文献2には、無数の透過穴を有するかご部材と、そのかご部材の上方に載置する蓋部材とからなる流し用ゴミ収容器、すなわちストレーナであって、かご部材の底面に、最深のゴミ貯留部と、そのゴミ貯留部から連続して立ち上がる傾斜部とを備える一方、蓋部材に、かご部材の傾斜部へ向けて排水を流下させる案内孔を設けたものが開示されている。
特許文献3には、キッチンキャビネットのシンクにおける排水器に内設する流し用厨芥収納かご、すなわちストレーナに関し、該厨芥収納かごの椀体底部が該椀体上端縁より小径であることを特徴とする流し用厨芥収納かごが開示されている。
特許文献4には、このような従来のストレーナを含む従来の排水部構造の一例が開示されている。
特開2000−319966公報 特開平11−81416 特開平9−328201号公報 特開2008−75268号公報
しかしながら、特許文献1〜3のストレーナは、ストレーナ内のゴミなどを捨てる動作に際して安定して把持しにくい。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、片手でも安定して把持できるストレーナを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、排水口の上に設けられ、この排水口にゴミなどが流入することを防ぐストレーナであって、複数の穴を備えた受け部と、この受け部の周縁部に設けられた鍔部と、この鍔部から平面視中央方向に延出した把手と、を有し、鍔部のうち、把手の延出方向と逆側の外縁部は、水平方向視における縦方向の寸法が他の部分より大きいことを特徴とする。
詳細には、鍔部のうち、前記把手の延出方向と逆側の部分は、縦方向の厚みが他の部分より厚いものでもよい。
本発明のストレーナによれば、鍔部のうち、把手の延出方向と逆側の外縁部は、水平方向視における縦方向の寸法が他の部分より大きい。そのため、この外縁部に指を当てた際に指に接触する面積が広い。したがって、把手の先端と、この把手の延出方向と逆側の外縁部とを人指し指と親指とで挟持した際にストレーナを安定的に保持することができる。
[第一実施形態]
以下、本発明の好ましい実施の形態を、添付図面を参照しながら詳細に説明する。図1は本発明の第一実施形態のストレーナ及びその周辺の排水部構造を示す図であり、(a)は平面図、(b)は(a)のA−A線に沿った断面図である。図2及び図3は本発明の第一実施形態のストレーナを示す図であり、図2(a)は斜視図、図2(b)は平面図、図2(c)は正面上からの斜視図、図3(a)は正面図、図3(b)は側面図、図3(c)は図3(a)のB−B線に沿った断面図である。なお、図面及び説明中、上下方向及び水平方向とは、ストレーナを排水口上に設置した状態における排水部構造を基準とした上下方向及び水平方向である。
図1に示すように、排水部構造10は、ストレーナ収容凹部5と、ストレーナ収容凹部5の底部に穿設された孔に連結され、ストレーナ収容凹部5から排水を排出する排水装置6と、ストレーナ収容凹部5に内嵌するストレーナ1と、ストレーナ1の上に載置され、ストレーナ収容凹部5を覆う蓋部材7と、を備える。
ストレーナ収容凹部5は、シンク底面50に連続し、緩やかな曲面を介してシンク底面50に区画された凹部であり、シンクと一体成形により形成されている。ストレーナ収容凹部5は水勾配を備えたシンク底面50の最低部に設けられ、シンク内の水はストレーナ収容凹部5に流入する。ストレーナ収容凹部5は平面視形状が回転非対称な外縁形状を有し、具体的には、平面視において、直線状の辺部51と、この辺の両端を結ぶ円弧部52とからなる略D字状の外縁形状を有する。ストレーナ収容凹部5の底部には孔53が穿設され、この孔53に排水装置6が連結されている。
排水装置6は、排水口61を画成する排水管62と、ストレーナ収容凹部5の孔53に排水管62を接続するための取付け用フランジ64と、この取付け用フランジ64の内側において排水管62に内嵌する目皿63と、ストレーナ収容凹部5の下方において排水管62の外面に螺着するリング部材65とを有する。排水管62の外径は孔53の径とほぼ同一であり、取付け用フランジ64の外径は孔53の径より大きい。取付け用フランジ64は排水管62の端に取付けられ、孔53の上側に位置することで、排水管62が下方に抜けることを防ぐ。なお、配水管62と取付け用フランジ64とは、一体に成形しても良い。リング部材65はストレーナ収容凹部5の下方において排水管62の外面に螺着し、取付け用フランジ64との間でストレーナ収容凹部5の孔53周辺部を挟み込むことにより、排水管62をストレーナ収容凹部5の孔53部分に固定する。
蓋部材7は、大部分においてストレーナ収容凹部5に沿った平面視形状を有し、具体的には直線状の辺部71と、この辺の両端を結ぶ円弧部72とからなる略D字状の外縁形状を有するが、外縁部の一部が内側に切れ込んだ流入部73を有する点においてストレーナ収容凹部5の外縁形状と異なる。この流入部73は、ストレーナ収容凹部5の外縁形状における円弧部52の中央部分上に設けられ、蓋部材7の円弧部72が直線状の辺部71に平行な直線によって切り欠かれた形状をなしている。このため、この流入部73の部分において蓋部材7の外縁とストレーナ収容凹部5の外縁との間に流入隙Sが生じ、排水は主にこの流入隙Sを通じてストレーナ収容凹部5内に流れ込む。
ストレーナ1は、排水口61の上に設けられ、この排水口61にゴミなどが流入することを防ぐものであって、全体として、ストレーナ収容凹部5に沿った回転非対称な平面視形状を有し、具体的には直線状の辺部11と、この辺の両端を結ぶ円弧部12とからなる略D字状の外縁形状を有する。
排水部構造10は、ストレーナ収容凹部5とストレーナ1とが以上のような平面視形状を有するため、製造段階で、把手を任意の位置に決められるという効果を奏する。すなわち、ストレーナ収容凹部の平面視形状は通常ストレーナの平面視形状に沿うところ、ストレーナの平面視形状が回転非対称であるから、ストレーナを収容凹部に内嵌した場合にはストレーナの向きは必ず一定になる。そのため、ストレーナに設けられた把手は必ずストレーナ収容凹部内において一定の位置にくるから、把手を任意の位置にくるように設定することができる。
一方、蓋部材の平面視形状は通常ストレーナ収容凹部の平面視形状に沿うから、蓋部材を収容凹部に内嵌した場合には蓋部材の向きは一定になる。そのため、蓋部材に設けられた流入部は必ずストレーナ収容凹部上において一定の位置にくる。ここで、一般的に、把手に排水がかかり、排水中のゴミが把手上に載ることは、把手を把持することを考えると好ましくない。本発明の第一実施形態の排水部構造は蓋部材7が以上のような平面視形状を有するため、流入部を任意の位置にくるように設定することができ、流入部と把手とを平面視における逆側に位置させることにより、把手に排水がかかることがなく、ゴミが載るようなこともないという効果を奏する。
排水部構造10では、ストレーナ収容凹部5はシンクにおける奥側に位置し、ストレーナ収容凹部5の直線状の辺部51がシンクにおける手前側に位置する。このように配置することにより、シンクの底面のうち手前側の平面部分を広く取ることができる。また、流入部をシンクの奥側に位置するよう設定することができ、かつ把手31が必ず手前に位置するように設定することができる。
図2及び3に示すように、第一実施形態のストレーナ1は、複数の透過穴21を備えゴミ捕集部として機能する受け部2と、受け部2の周縁部に設けられた鍔部3と、受け部2の裏面側に設けられた脚部4とを有する。また、鍔部3は、この鍔部3から平面視においてストレーナ1の中央方向に延出した把手31を備える。なお、図において透過穴21を一部のみ示し、他の部分については図示省略しているが、実際には受け部2の全面に透過穴21が設けられている。
図4は受け部2の一部を拡大して示した平面図である。受け部2はパンチングメタルと呼ばれる、薄いステンレス板に複数の透過穴21を穿設し、これを曲面形状に加工したものでなる。透過穴21は、図4に示すように、直径1.4mm程度の孔が中心間隔1.8mm程度の間隔をあけて穿設される。透過穴21はこのような形状であることにより、スリット状の透過穴などに比べてゴミが引っかかりにくく、捨てやすい。
受け部2は全体として、浅いお椀のような上方に開いた形状をなしている。表側面2aは最下点22を除くすべての位置において水平に対し傾斜しており、より詳細には受け部2の表側面2aが最下点22を除くすべての位置において最下点22に向かって傾斜している。ここで、最下点22とは、受け部2の表側面2aを構成する曲面形状のうち、ストレーナ1を排水口61の上に設置した状態で最も低い点である。実際には受け部2は薄いステンレス板でなるから、裏側面2bも裏側面における最下点を除くすべての位置において水平に対し傾斜している。
受け部2がこのような立体形状をなすことにより、ゴミを溜めるための補集面として受け部2全面をほぼ均等に効率よく活用できる。また、排水中のゴミは最下点22を中心として受け部2の低い部分から順次略円状にまとまって溜まり、すなわち一カ所に集中するから、捨てやすい。ストレーナ1及びこれに溜まったゴミが乾燥した場合にはゴミ同士が張り付いて固まり、捨てやすい。さらに、受け部2には例えば特許文献1に開示されているような円筒状の部分がなく、すなわち鉛直な側面が存在しないから、剪断方向の力を与えるためにストレーナを強く打ちつけたり叩いたりすることなく、ストレーナ1を逆さにするだけでゴミを簡単に受け部2から引き剥がし、捨てることができる。加えて、表側面2aを構成する面がどの点においても鉛直より下向きになった状態でゴミが落下するところ、鉛直な側面が存在しないから、ストレーナ1を完全に逆さにしなくても、ゴミを捨てることができる。
図1に示すように、ストレーナ1が排水口61の上に設置された状態で、最下点22はこの排水口61の中心上方に位置する。そのため、受け部2を構成する面に沿って下方へ流れた排水の一部は直接排水口61内に流入する。また、ベターリビング規格(BL規格)等によれば、ストレーナは全ての部分において排水口の縁部から一定以上の間隔をあけなければならない。また、ストレーナには、適切な量のゴミを収容する容量が必要である。しかし、容量を確保するために受け部2を深くするとストレーナと排水口の縁部との間隔が上記規格を満足できなくなる。そこで、最下点22をこの排水口61の中心上方、すなわち排水口の縁部から最も離れた位置にすることで、最下点が同一の高さの場合においてストレーナ容量を確保しつつ、ストレーナを排水口の縁部から最も遠い位置とし、上記規格を満足することができ、ストレーナ収容凹部5を小さくすることができる。ストレーナ収容凹部5を小さくすることで、清掃する領域を小さくするとともに、製品重量を軽くして、梱包サイズを小さくすることができる。
受け部2を構成する表側面2a及び裏側面2bはそれぞれ、一つの連続した曲面である。ここで、連続した曲面とは、単一の曲率半径を有する曲面か、複数の曲率半径を有する曲面が徐変部分を介して連続してなる曲面のことであり、徐変部分とは、異なる曲率半径を有する曲面間において、これらの曲率半径の中間であって徐々に異ならせた曲率半径をもってこれらの曲面同士をつなぐ曲面部分のことである。
受け部2は複数の曲率半径を有する曲面が徐変部分を介して連続してなる曲面である。すなわち受け部2は、平面形状が円でないことなどから、直線状の辺部11付近の面25と円弧部12付近の面26との曲率半径が異なるが、これらの面は曲率半径が徐変する曲面部分26を介して連続している。また、最下点22から一定の高さまでは単一の曲率半径をもった曲面である。そのため、この曲面の範囲内であれば脚部4に形状変更を施すことなく取り付けることができる。すなわち、脚部4を受け部2に取り付ける際の位置決め精度に自由度を持たせることができるから、脚部4の取付けの容易性を確保できる。
本実施形態の受け部2はこのような一つの連続した曲面でなるから、稜線が存在せず、入り隅、すなわち他の面部分に比して極端に曲率半径の小さい面部分が生じることがない。そのため、スポンジなどで払拭するだけで全面を均一に掃除することができ、入り隅にゴミが溜まってしまうようなことがない。
受け部2は、把手31の下に位置する部分に鉛直部23を備える。このように、把手31下部の面を受け部2における他の部分より鉛直に近くし、換言すれば他の同一高さの面よりも鉛直に対する角度を小さくすることにより、把手31の下側に、指を入れる空間を大きめに確保できる。そのため、把手31の下の空間に指を入れやすくなる。また、上述のように把手31と流入隙Sとが逆側に位置するため、把手31の下に鉛直な部分があってもこの部位にゴミが付着することは少なく、この部位のゴミが取りにくいということはない。鉛直部23周辺の曲面は曲率半径が徐変しているから、入り隅が生じることもない。
ストレーナ1は、受け部2の周縁部に設けられた鍔部3を有する。鍔部3は樹脂製で、受け部2の端縁を包み込むように形成されている。鍔部3の表側面3a及び裏側面3bは水平に対し傾斜している。そのため、鍔部3の上を排水が流れた場合でも、排水は傾斜に従って下方へ流れるから、鍔部3の上に排水中のゴミが残ってしまうようなことがない。
鍔部3は、この鍔部3からストレーナ1における平面視中央方向に延出した把手31を備える。把手31は、上述のように平面視において蓋部材7の流入部73と重ならない部分の縁部に設けられている。具体的には、把手31は、ストレーナ1の外形における直線状の辺部11の中央に設けられている。
図5(d)等に表れているように、把手31の下面は、鍔部3から等距離の断面において、断面の幅方向中央31aが高く、両端31bが低いアーチ状である。ここで、アーチ状とは、弓なりの曲線形状をいう。このような形状は、直線形状などに比べて手指の形状に近いものである。さらに、図5(e)等に表れているように、把手31の下面は、ストレーナ1における平面視中央側、すなわち把手31の先端側が、把手31の付け根側に比べて高い傾斜状である。
把手31をこのような形状としたことで、把手31を指で摘んだ際、把手31が指の形状に沿う。具体的には、通常このような形状の把手31の場合、下側に人指し指を入れ、上から親指で支えるように摘むところ、把手31の下面は、人指し指の指先形状に沿っている。そのため、把手31を持ってストレーナ1を持ち上げる際に把手31の下面が手に馴染み、かつ力を入れやすい。また、把手31を上向き傾斜状としたことにより、親指と人指し指で斜め上方から摘みやすいと共に、把手31の下面が見えやすく、見えないところに手を入れるということについてのユーザーの心理的抵抗感を減らすことができる。
図5(c)等に表れているように、鍔部3のうち、把手31の延出方向と逆側の外縁部32は、水平方向視における縦方向の寸法H2が他の部分における縦方向の寸法H1より大きい。これを図3(c)等に表れているように断面図で見ると、把手31の延出方向と逆側の外縁部32は、縦方向の厚みが他の部分より厚い。そのため、この外縁部に指を当てた際に指に接触する面積が広い。
鍔部3のうち、把手31の延出方向と逆側の外縁部32をこのような形状に構成したことにより、外縁部32に親指を当て、把手31の先端に人指し指を当てた状態で親指と人指し指で挟持して持ち上げる際に、力が入れやすく、持ちやすい。なお、上述の特許文献3に開示されているように、従来のストレーナでは、把手を摘んでストレーナを持ち上げることは想定しているものの、把手と、逆側の外縁部とを挟持して持ち上げるための工夫はされていない。
ストレーナ1をストレーナ収容凹部5から持ち上げる際には、まず、把手31の下側に人指し指を入れ、把手31の上側に親指を添えて、把手31を親指と人指し指で挟持して上方へ持ち上げる。その後、把手31の延出方向と逆側の外縁部32まで親指をずらし、外縁部32に親指を当て、把手31の先端に人指し指を当てた状態でストレーナ1を水平に挟持することができる。このように挟持することで、力点、すなわち親指と人指し指との間隔が大きくなるから、ストレーナ1を安定的に保持することができ、小さな力で持ち上げ、ゴミを捨てる動作を行うことができる。
さらに、ストレーナ1内のゴミを捨てる際には、親指側が上になるように、すなわち把手31の延出方向と逆側の外縁部32が上になるようにストレーナ1を90度以上傾ける。受け部2を形成する面が全て水平に対し90度以上に傾いた程度の状態で、受け部2に溜まったゴミは落下し、ゴミ箱などに捨てることができる。また、親指側と人指し指側を略水平に保ったまま、親指と人指し指とを結ぶ線を軸として回転させるようにストレーナ1を横に傾けても、同様に受け部2を形成する面が全て水平に対し90度以上に傾いた程度の状態で、受け部2に溜まったゴミは落下する。いずれの場合であっても、上述のようにストレーナ1は親指と人指し指とで挟持しやすいように工夫がされているので、小さな力でストレーナ1を保持し、動作を行うことができるし、ゴミが手にかかってしまうようなこともない。
脚部4は、受け部2の裏面側2bに取り付けられる。図6は、脚部4を示す図であり、(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は正面図である。脚部4は、一本の針金状部材を線対称に折り曲げて形成される。脚部4は、一本の針金状部材の両端を含む部分であって、受け部2の裏面側2bに水平に接着または溶接される一対の取付け部41と、この取付け部41から連続し、下方へ屈折されてなる一対の鉛直部42と、一本の針金状部材の中央を含む部分であって、この鉛直部42から連続し、再度水平方向外側へ屈曲されてなり、一対の鉛直部42同士を繋ぐ円弧形状の円弧部43とからなる。円弧部43の円弧形状は、排水口61の取付け用フランジ64の内壁形状に沿った形状である。
図1に示すように、ストレーナ1が排水口61の上に設置された状態で、脚部4の円弧部43は排水口61の取付け用フランジ64に関係する。より具体的には、排水口61の上に設置された状態で、脚部4はこの排水口61の取付け用フランジ64における、把手31と逆側の垂直な内壁、すなわち奥側の内壁に当接する。
ストレーナ1は、このように脚部4を有し、脚部4が排水口61の取付け用フランジ64に関係するため、ストレーナ1の最下点22を排水口61の中心に合わせるよう位置決めすることが容易にできる。また、脚部4は把手31と逆側、すなわちシンクの奥側にある。ストレーナ1をストレーナ収容凹部5内に対置する際には、把手31を保持するため、把手31側が高くなるようにストレーナ1が傾く。そのため、脚部4は円弧部43の先端が下になるように傾く。排水口61の取付け用フランジ64はリング状をなしており、内壁を有するところ、まず円弧部43の先端が取付け用フランジ64の内壁に当接し、この内壁に沿って案内される。円弧部43はこの内壁に沿った円弧形状をなしているから、ストレーナ1の最下点22が排水口61の中心上に位置しない状態でストレーナ1をストレーナ収容凹部5に対置した場合であっても、ストレーナ1を下方へ移動させるに従って円弧部43の先端が取付け用フランジ64の内壁に沿って案内され、ストレーナ1の最下点22が排水口61の中心上に位置するよう位置決めがなされる。
このようにストレーナ1がストレーナ収容凹部5の正しい位置に位置決めされた状態で、鍔部3の外縁がストレーナ収容凹部5の内面に当接する。ストレーナ1の重量は主にこの鍔部3の外縁からストレーナ収容凹部5の内面にかかるから、脚部4にストレーナ1の重量の多くがかかることはなく、そのため脚部4は一つで足りる。
このように脚部4を取付け用フランジ64に関係させることによってストレーナ収容凹部5内に位置決めする場合には、ストレーナ収容凹部5内にストレーナ1の鍔部3を位置決めするための出っ張りや段部を設けることなく、ストレーナ1をストレーナ収容凹部5内の適宜な位置に載置することができる。
このように、ストレーナ収容凹部5内に出っ張りや段部を設けないことにより、この部分にゴミが溜まるという問題を解消できると共に、入り隅を減らすことができるから、掃除がし易い。なお、特許文献1〜3では排水装置内側の段部にストレーナの鍔部を載せる態様のみが開示されている。本実施形態のストレーナ収容凹部5は、底面が非水平面であることに加え、ストレーナ対置用の段部がないから、排水が面の傾斜に沿って流れ落ち、汚れが残りにくいと共に、掃除がし易いという効果を奏する。
[変形例]
図7は、第一変形例の把手331を備えたストレーナ301の平面図である。なお、第一変形例のストレーナ301において、正面視、側面視、背面視における形状は第一実施形態のストレーナ1とほぼ同様であるから、図示を省略する。
第一変形例の把手331を備えたストレーナ301は、把手331が鍔部303における直線状の辺部の両端付近331aから平面視においてストレーナ1の中央方向に延出し、これらが先端部331bにおいて連続する形状をなしており、平面視形状において第一実施形態のストレーナ1と異なる。一方、ストレーナ301は、第一実施形態のストレーナ1と同様、把手331の延出方向と逆側の外縁部332において、水平方向視における縦方向の寸法が、鍔部3の他の部分における縦方向の寸法より大きい。このように、平面視形状において第一実施形態のストレーナ1と異なる把手331を備えたストレーナ301であっても、把手331の先端部331bと、鍔部のうち、把手331の延出方向と逆側の外縁部332とを挟持して、第一実施形態のストレーナ1と同様、容易に扱うことができる。
図8(a)、(b)、(c)はそれぞれ、第二、第三、第四変形例のストレーナ401、501、601の把手及び把手の延出方向と逆側の外縁部並びにそれらの周辺部の断面図である。なお、図8(a)、(b)、(c)は図5(e)と同様の部分における断面図であり、第二、第三、第四変形例のストレーナ401、501、601は、把手の延出方向と逆側の外縁部及びその周辺部分以外は第一実施形態のストレーナ1と同様であるから、図示を省略する。
第二変形例のストレーナ401は、把手431の延出方向と逆側の外縁部432が平面状であり、他の部分より厚くはないが、水平方向視における縦方向の寸法が他の部分より大きい。第三変形例のストレーナ501は、把手531の延出方向と逆側の外縁部532が曲面状であり、かつ他の部分より厚い。また、水平方向視における縦方向の寸法が他の部分より大きい。第四変形例のストレーナ601は、把手431の延出方向と逆側の外縁部432が、曲面状であり、他の部分より厚くはないが、水平方向視における縦方向の寸法が他の部分より大きい。
以上のいずれの変形例のストレーナであっても、把手の延出方向と逆側の外縁部が、水平方向視における縦方向の寸法が他の部分より大きいため、第一実施形態のストレーナ1と同様、把手の先端と、把手の延出方向と逆側の外縁部とを挟持して容易に扱うことができる。
本発明のストレーナは、その主旨を逸脱しない範囲内において様々な形態で実施することができる。例えば、ストレーナの寸法や収容容量は適宜設定することができる。また、受け部には、パンチングメタルの代わりに、金網を利用することもできる。また、透過穴は受け部の一部のみに設けられていてもよい。ストレーナの素材は実施形態のものに限られず、銅やポリプロビレンなどを使用してもよいし、フッ素やフッ素含有樹脂等で撥水処理をしてもよい。
本発明の第一実施形態のストレーナ及びその周辺の排水部構造を示すもので、(a)は平面図、(b)は(a)のA−A線に沿った断面図である。 図1のストレーナを示しており、(a)は斜視図、(b)は平面図、(c)は正面上からの斜視図である。 図1のストレーナを示し、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は(a)のB−B線に沿った断面図である。 受け部の一部を拡大して示した平面図である。 図1のストレーナにおける把手の周辺部を示しており、(a)は背面図、(b)は平面図、(c)は正面図、(d)は(b)におけるF−F断面図、(e)は(b)におけるD−D断面図、(f)は(b)におけるE−E断面図である。 脚部を示す図であり、(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は正面図である。 第一変形例のストレーナを示す平面図である。 (a)、(b)、(c)はそれぞれ、第二、第三、第四変形例のストレーナの把手及びその周辺部を示す断面図である。
符号の説明
1 ストレーナ
2 受け部
2a,3a 表側面
2b,3b 裏側面
3 鍔部
4 脚部
5 ストレーナ収容凹部
6 排水装置
7 蓋部材
10 排水部構造
11 辺部
12 円弧部
21 透過穴
22 最下点
23 鉛直部
25,26 面
31 把手
32 外縁部
41 取付け部
42 鉛直部
43 円弧部
50 シンク底面
51 辺部
52 円弧部
53 孔
61 排水口
61 直接排水口
61 排水口
62 排水管
63 目皿
64 取付け用フランジ
65 リング部材
71 辺部
72 円弧部
73 流入部
S 流入隙

Claims (2)

  1. 排水口の上に設けられ、この排水口にゴミなどが流入することを防ぐストレーナであって、
    複数の穴を備えた受け部と、
    この受け部の周縁部に設けられた鍔部と、
    この鍔部から平面視中央方向に延出した把手と、を有し、
    上記鍔部のうち、上記把手の延出方向と逆側の外縁部は、水平方向視における縦方向の寸法が他の部分より大きいことを特徴とする、ストレーナ。
  2. 前記鍔部のうち、前記把手の延出方向と逆側の部分は、縦方向の厚みが他の部分より厚いことを特徴とする、請求項1に記載のストレーナ。
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