JP5290257B2 - 検出装置、検出方法、制御プログラムおよび記録媒体 - Google Patents

検出装置、検出方法、制御プログラムおよび記録媒体 Download PDF

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Description

本発明は、励起光の照射により被験体が放射する蛍光を検出する検出装置、検出方法、制御プログラムおよび記録媒体に関する。
近年、食生活の欧米化に伴い、生活習慣病患者が増加し、医学的、社会的問題が深刻となっている。現在、日本における糖尿病患者は800万人、その予備軍を含めると2000万人にのぼるとも言われている。糖尿病の三大合併症は、「網膜症、腎症、神経障害」であり、さらには糖尿病は動脈硬化症の要因ともなり、心臓疾患や脳疾患までもが懸念される。
糖尿病は、食習慣や生活習慣の乱れ、肥満による脂肪細胞からの分泌物の影響、酸化ストレスから、すい臓の機能が低下し、血糖値をコントロールするインシュリンが不足したり、効能が低下したりすることで発症する。糖尿病にかかると排尿の回数や量が多い、のどがかわくなどの症状が現れるが、これだけであれば病気だという自覚症状が無く、病院などでの検査により発覚することが殆どである。このことが、「サイレント」な糖尿病患者が多い由縁である。
病院などで合併症による異常な症状が表れてからでは、すでに病状が進行していることが多く、完治することは難しい。特に合併症は治療が困難なものが多く、他の生活習慣病と同様に予防が重要視されている。予防を行なうためには早期発見と治療効果判定が不可欠であり、それを目的とした糖尿病の検査が多数存在している。
血中に異常な量の糖質や脂質が存在する環境下で、酸化ストレスが加わると、タンパク質と糖質または脂質とが反応を起こし、AGEs(Advanced Glycation Endproducts;後期糖化反応生成物)が生成される。AGEsはタンパク質の非酵素的糖付加反応(メイラード反応)により形成される最終生成物であり、黄褐色を呈し、蛍光を発する物質であって、近くに存在する蛋白と結合して架橋を形成する性質を有している。
このAGEsは、血管壁に沈着、侵入したり、免疫システムの一部を担うマクロファージに作用してたんぱく質の一種であるサイトカインを放出させ、炎症を引き起こしたりして、動脈硬化を発症させると言われている。
糖尿病の場合、血糖の上昇に伴い、AGEsも増加するので、AGEsをモニタリングすることで、糖尿病の早期発見、あるいは進行状況を把握することができる。このようにAGEsをモニタリングすることで、真性糖尿病をスクリーニングする手法として、例えば特許文献1に記載の方法が報告されている。
この方法では、前腕の皮膚に励起光を照射し、皮膚コラーゲンに結合したAGEsからの蛍光スペクトルを検出し、検出した蛍光スペクトルと予め決定されたモデルとを比較することでAGEsをモニタリングしている。これにより、侵襲することなくAGEsのデータを取得している。
特表2007−510159号公報(2007年4月19日公表)
ところで、上で述べたような前腕の皮膚といった生体に励起光を照射し、生体が放射する蛍光を検出するとき、その蛍光の検出強度は、その生体と、放射される蛍光を検出する検出部との間の相対位置(たとえば、距離)に大きく依存することが知られている。
しかしながら、特許文献1に記載の方法では、光源ファイバーと検出器ファイバーとからなるファイバー束を被験者の皮膚と接触した状態に保持する固定具である、前腕用の置き台を用いている。この置き台によって、ファイバー束と、掌側前腕といった被検出部位との間の距離を決めている。
このため、被験者の動きによって被検出部位がずれてしまうと、ファイバー束、特に、そのうちの検出器ファイバーと、被検出部位との距離が容易に変化してしまう。その場合、その被検出部位から放射される蛍光を正確に検出することができないといった課題があった。
また、前腕の大きさや重さは被験者ごとに異なるのが通常である。そのため、同一の固定具を用いて複数の被験者を検出すると、被験者によっては、その被検出部位の位置が本来あるべき位置から大きく外れ、やはり、その部位から放射される蛍光を正確に検出することができないといった課題があった。
さらに、被験者の様々な部位の検出を行なおうとした場合、各部位の位置決めに適した形状の固定具を、個別に用意しなければならない。したがって、検出装置の高価格化を招いてしまうといった課題もあった。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、生体等の被験体が放射する蛍光を精度良く、且つ、安価に検出可能な検出装置、検出方法、制御プログラムおよび記録媒体を提供することにある。
本発明に係る検出装置は、上記課題を解決するために、被験体に励起光を照射し、前記被験体が放射する蛍光を検出する検出装置であって、前記蛍光を受光する受光部と、前記受光部と前記被験体との相対位置を変化させつつ、前記受光部が受光する蛍光の受光強度を算出する受光強度算出手段と、前記受光強度算出手段が算出する受光強度が最大となる前記相対位置の最適位置を特定する特定手段とを備え、前記特定手段が特定する前記最適位置を用いて、前記蛍光を検出することを特徴としている。
本発明に係る検出方法は、被験体に励起光を照射し、前記被験体が放射する蛍光を検出する検出方法であって、前記蛍光を受光する受光部と前記被験体との相対位置を変化させつつ、前記受光部が受光する蛍光の受光強度を算出する受光強度算出工程と、前記受光強度算出工程において算出された蛍光の受光強度が最大となる前記相対位置の最適位置を特定する特定工程と、前記特定工程において特定された前記最適位置を用いて、前記蛍光を検出する検出工程とを含むことを特徴としている。
被験体から放射される蛍光の受光強度は、その蛍光を受光する受光部と被験体との相対位置に依存することが知られている。すなわち、両者間の相対位置が変化すると、その変化に伴い、受光される蛍光の受光強度も変化する。
ここで、「受光強度」は受光部が受光する蛍光の強度のピーク値であり、このピーク値が受光部と被験体との相対位置の変化に応じて変化する。
上記構成によれば、受光部と被験体との相対位置を変化させながら蛍光を受光し、その蛍光の受光強度が最大となる相対位置の最適位置を特定する。この特定された最適位置を用いれば、受光部による蛍光の受光強度を最大にすることができる。
これにより、受光強度が最大となる位置にて蛍光の検出を行なうことが可能となり、被験体が放射する蛍光を精度良く検出できる。
また、この最適位置を特定する際、受光部と被験体との相対位置を変化させながら蛍光を受光してみるだけでよい。最適位置を特定するために、大きな、あるいは、高価な付加機構を別途、用意する必要はない。
このため、被験体が放射する蛍光を検出する際、特別な付加機構を用いることなく受光部の受光強度を最大にすることができる。
結果として、蛍光を精度良く、且つ、安価に検出することができる。
前記特定手段が特定する前記最適位置を記憶する記憶部をさらに備え、前記蛍光を検出するとき、前記記憶部に記憶された前記最適位置を用いることが好ましい。
上記構成によれば、蛍光を検出するたびに最適位置を特定する必要がない。このため、一度最適位置を特定すれば、次回以降、最適位置を特定するために要する時間が不要となる。
したがって、蛍光の検出処理を早期に行なうことができる。
前記受光部と前記被験体との距離を予め定められた移動範囲において変化させつつ計測する制御機構をさらに備え、前記距離は、前記相対位置を表わす指標であり、前記特定手段は、前記移動範囲から前記受光強度が最大となる前記距離を、前記最適位置として特定することが好ましい。
上記構成によれば、受光部と被験体との相対位置を両者間の距離を用いて表わしている。この「距離」は、両者が離間している場合はもちろんのこと、両者が接触し、且つ、受光部が被験体に押し込まれている場合も含むものである。たとえば、両者が離間している状態から接近する場合において、両者が接触した状態を距離の基準点(原点)とすればよい。そして、両者が離れるほど、距離が正の方向に大きくなり、両者が接触した後、受光部が被験体に埋め込まれるほど、距離が負の方向に大きくなるとすればよい。
受光部と被験体との相対位置を距離という数値を用いて表わすことにより、相対位置を変化させ、最適位置を特定する処理が容易化される。
このため、蛍光の検出処理を早期に行なうことができる。
前記距離の変化に伴い変化する前記受光部と前記被験体との間に生じる圧力を検知する検知部をさらに備え、前記特定手段は、前記圧力を用いて、前記受光強度が最大となる前記距離を算出することが好ましい。
上記構成によれば、受光部と被験体との距離を直接用いずに、その距離の変化(増減)に伴って変化する圧力を用いて、距離を特定する。この「圧力」は、たとえば、受光部と被験体との間に弾性体と圧力センサとを挟みこむことによって、検知することができる。受光部が被験体に近づけば近づくほどその弾性体が縮み、その結果、検知される圧力が増大するようにすればよい。この場合、圧力の基準点(原点;ゼロ)は、受光部と被験体とが最も離れた状態のときとすればよい。
受光部と被験体との相対位置を圧力という数値を用いて表わすことにより、相対位置を変化させ、最適位置を特定する処理が容易化される。
このため、蛍光の検出処理を早期に行なうことができる。
前記受光部は、前記被験体が蛍光を放射するとき、前記被験体が反射する励起光である反射光もさらに受光するものであり、前記反射光の半値幅を算出する半値幅算出手段をさらに備え、前記半値幅は、前記相対位置を表わす指標であり、前記特定手段は、前記蛍光の受光強度が最大となる前記反射光の前記半値幅を、前記最適位置として特定することが好ましい。
受光部と被験体との距離や、両者間の圧力を用いる場合、それらを計測する制御機構が必要となり、その分、検出装置の大型化や高価格化を招く場合もあり得る。
上記構成によれば、受光部を用いて、蛍光と一緒に反射光も受光し、受光部と被験体との相対位置の変化に応じて変化する反射光の半値幅を算出するだけでよい。
このため、検出装置の簡素化、低価格化を図ることができる。
前記受光強度算出手段が、前記受光部が受光する蛍光の受光強度を算出することができない場合、その旨を報知する報知手段をさらに備えていることが好ましい。
上記構成によれば、受光強度が算出できない状況に陥った場合、利用者にその旨を報知する。その報知内容は予め多数用意されており、想定される算出できない状況に応じてその報知内容が選択される。たとえば、受光強度のピーク値がとれない場合であれば、その原因と想定される、励起光の強度が過大、あるいは、その強度が過小、といった内容が報知されればよい。
このため、受光強度が算出できない場合でも、利用者は、報知される内容からその原因がわかり、その状況に応じた対応をとることができる。
被験体に励起光を照射する照射部をさらに備え、前記受光強度算出手段が、前記受光部が受光する蛍光の受光強度を算出することができない場合、前記受光部が受光する蛍光の受光強度が、前記受光強度算出手段が算出可能な適正受光強度範囲に収まるように、前記照射部が照射する励起光の出力強度、および、前記照射部と前記被験体との相対位置の少なくとも一方を調節する調節手段を備えていることが好ましい。
上記構成によれば、蛍光の受光強度が算出できない状況に陥った場合、励起光の出力強度、照射部と被験体との相対位置を調節することによって、その状況を解消し、受光強度を算出することができる。
たとえば、蛍光の受光強度を算出することができない場合であれば、励起光の出力強度が過大の疑いが考えられる。この場合、調節手段は、出力強度の過大を解消するために、照射部が照射する励起光の出力強度、および、照射部と被験体との相対位置の少なくとも一方を調節すればよい。
前記報知手段の報知結果を表示する表示部をさらに備えていることが好ましい。
上記構成によれば、利用者は表示装置に表示された報知結果を見ながら、励起光の出力強度、照射部と被験体との相対位置を調節することができ、利用者の利便性を向上させることができる。
たとえば、蛍光の受光強度を算出することができない場合であれば、励起光の出力強度が過大の疑いが考えられる。このため、報知手段は、「蛍光が強すぎます。励起光強度を確認してください。」といった報知内容を報知することになる。この場合、利用者は、このメッセージにしたがって、照射部が照射する励起光の出力強度、および、照射部と被験体との相対位置の少なくとも一方を調節することができる。
本発明に係る検出方法は、上記課題を解決するために、被験体に励起光を照射し、前記被験体が放射する蛍光を検出する検出方法であって、前記蛍光を受光する受光部と前記被験体との相対位置を変化させつつ、前記受光部が受光する蛍光の受光強度を算出する受光強度算出工程と、前記受光強度算出工程において算出された蛍光の受光強度が最大となる前記相対位置の最適位置を特定する特定工程と、前記特定工程において特定された前記最適位置を用いて、前記蛍光を検出する検出工程とを含むことを特徴としている。
上記構成によれば、上記の検出装置の同様の効果を奏することができる。
前記特定工程の後に、前記相対位置を前記最適位置に固定するための固定部材を製造する製造工程をさらに含み、前記検出工程においては、前記固定部材を用いて、前記相対位置を前記最適位置に一致させることが好ましい。
上記構成によれば、固定部材を一旦製造すれば、その後は、その固定部材を用いて、受光部と被験体との相対位置を、特定された最適位置に容易に一致させることができる。
なお、前記検出装置は、コンピュータによって実現してもよく、この場合には、コンピュータを前記各手段として動作させることにより前記検出装置をコンピュータにて実現させる検出装置の制御プログラム、およびそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も、本発明の範疇に入る。
本発明に係る検出装置は、上記課題を解決するために、被験体に励起光を照射し、前記被験体が放射する蛍光を検出する検出装置であって、前記蛍光を受光する受光部と、前記受光部と前記被験体との相対位置を変化させつつ、前記受光部が受光する蛍光の受光強度を算出する受光強度算出手段と、前記受光強度算出手段が算出する受光強度が最大となる前記相対位置の最適位置を特定する特定手段とを備え、前記特定手段が特定する前記最適位置を用いて、前記蛍光を検出することを特徴としている。
本発明に係る検出方法は、上記課題を解決するために、被験体に励起光を照射し、前記被験体が放射する蛍光を検出する検出方法であって、前記蛍光を受光する受光部と前記被験体との相対位置を変化させつつ、前記受光部が受光する蛍光の受光強度を算出する受光強度算出工程と、前記受光強度算出工程において算出された蛍光の受光強度が最大となる前記相対位置の最適位置を特定する特定工程と、前記特定工程において特定された前記最適位置を用いて、前記蛍光を検出する検出工程とを含むことを特徴としている。
それゆえ、生体等の被験体が放射する蛍光を精度良く、且つ、安価に検出可能な検出装置および検出方法を実現することが可能になるという効果を奏する。
本発明の一実施形態に係る検出装置の構成を示すブロック図である。 上記検出装置の概略構成を示す模式図である。 蛍光の受光強度の算出結果を示すグラフである。 本発明の他の実施形態に係る検出装置の概略構成を示す模式図である。 上記検出装置の構成を示すブロック図である。 上記検出装置の弾性体および圧力センサの機能を説明するための説明図である。 本発明の他の実施形態に係る検出装置の概略構成を示す模式図である。 上記検出装置の構成を示すブロック図である。 蛍光の受光強度および反射光の半値幅の算出結果を示すグラフである。 本発明の一実施形態に係る検出装置の制御装置の処理の流れの一例を示すフローチャートである。 固定部部材の機能を説明するための説明図である。 本発明の他の実施形態に係る検出装置の制御装置の処理の流れの一例を示すフローチャートである。 本発明の他の実施形態に係る検出装置の制御装置の処理の流れの一例を示すフローチャートである。
本発明の実施形態について、図面に基づいて説明すると以下の通りである。なお、以下の図面において同一または相当する部分には、同一の参照符号を付すものとし、それらの説明は重複して行なわない。なお、図面における長さ、大きさ、幅などの寸法関係は、図面の明瞭化と簡略化のために適宜に変更されており、実際の寸法を表してはいない。
(実施の形態1)
本発明の一実施形態に係る検出装置は、被験体に対して励起光を照射し、それによって発生した蛍光を受光し、検出する検出装置である。
検出装置は、たとえば、測定対象となる被験者の体の一部に励起光を照射し、得られた蛍光スペクトル(蛍光特性)を解析することにより、測定対象部のAGEs蓄積量(蛍光物質量)を測定する測定システムに搭載される。検出装置は、このような測定システムに搭載され、被験者の体の一部から放射される蛍光を検出する。
もちろん、検出装置は、人や動物といった生物のみを被験体として扱うものではなく、生活機能を持たない無生物についても被験体として取り扱うことが可能である。
図2は、本発明の一実施形態に係る検出装置1の概略構成を示す模式図である。検出装置1は、図2に示すように、被験体100に照射される励起光および被験体100が放射する蛍光を導光可能なプローブ13と、励起光を出射する励起光源14と、蛍光および反射光を検出可能な検出器15と、プローブ13を保持する保持具16と、励起光源を駆動する励起光源駆動回路17と、プローブ13を移動させるためのステージ制御回路(制御機構)18と、ステージ制御回路18が移動制御するステージ(制御機構)19と、ステージ19が移動可能となるように支持する支持台21と、被験体100が設置される設置台22と、検出装置1の検出動作を制御する制御装置30と、を備えている。
(プローブ13)
プローブ13は、被験体100が放射する蛍光を導光する反射用ファイバー11と、被験体100に照射される励起光を導光する入射用ファイバー12と、を有している。
反射用ファイバー11は、被験体100側の端部が被験体100と対向し、その端部から被験体100が放射する蛍光が入射される。入射された蛍光は、反射用ファイバー11を介して、検出器15に伝播される。このような被験体100側の端部は、複数の検出機会にわたって、励起光が被験体に照射されることによって生じる蛍光を受光する受光部13aとして機能する。
また、反射用ファイバー11は、検出器15側の端部がSMAコネクタを通して検出器15と結合されている。反射用ファイバー11を伝播する蛍光は、検出器15側の端部から検出器15に出射される。
反射用ファイバー11は、たとえば、光ファイバーを用いることができる。光ファイバーを用いることにより、蛍光をできるだけロス無く、被験体100側から検出器15側まで導くことができる。
入射用ファイバー12は、被験体100側の端部が被験体100と対向し、その端部から被験体100に照射される励起光が出射される。このような被験体100側の端部は、複数の検出機会にわたって、被験体に対して励起光を照射する照射部13aとして機能する。
また、入射用ファイバー12は、励起光源14側の端部がSMAコネクタを通して励起光源14と結合されている。励起光源14から出射される励起光は、この励起光源14側の端部から入射用ファイバー12に入射される。
入射用ファイバー12は、たとえば、光ファイバーを用いることができる。光ファイバーを用いることにより、励起光をできるだけロス無く、励起光源14側から被験体100側まで導くことができる。
反射用ファイバー11の被験体100側の端部および入射用ファイバー12の被験体100側の端部は共に、内部に反射用ファイバー11および入射用ファイバー12の各々の一部を挿入する管状の部材である保持具16を用いて、保持されている。反射用ファイバー11および入射用ファイバー12が可撓性を有する場合には、それぞれの正確な位置合わせが困難になる。そのため、反射用ファイバー11および入射用ファイバー12を保持具16に挿入した状態で、被験体100からの蛍光の受光と、被験体100への励起光の照射が行なわれる。
保持具16は、支持台21に沿って移動可能となっており、その移動は、後述するステージ19の移動と一体的に行なわれる。このため、ステージ19の移動を制御することによって、保持具16を移動させる、つまり、反射用ファイバー11および入射用ファイバー12の被験体100側の各端部(受光部、照射部)を移動させることができる。
(励起光源14)
励起光源14は、被験体に照射する励起光を生成する光源である。励起光源14として用いられる光源の種類としては、ハロゲンやキセノン光源のような管球タイプのものや、LED、LD等が利用可能である。
励起光源14は、出射する励起光の波長、出力強度、照射時間等の条件の切り替えや調整を行なうことができる。この条件の切り替えおよび調整は、後述する励起光源駆動回路17を用いて行なうことができる。
励起光源14は、複数の波長を照射できる構造となっていれば特に制限はなく、LEDの他に、LD(Laser Diode)、それらを集積化した光源ユニット、ハロゲン系ランプ等を用いることができる。
(検出器15)
検出器15は、被験体に励起光が照射されることによって発生した蛍光を、プローブ13の反射用ファイバー11を通して、検出する。検出器15は、その検出結果を制御装置30に出力する。検出器15としては、CCDアレイやCMOSイメージセンサといった半導体検出器、光電子倍増管(PMT)やチャンネルトロン検出器等が利用可能である。検出装置1の可搬性を高める上では、半導体検出器を用いるほうが有利である。
なお、検出器10は、分光器を備えるものであってもよい。
(励起光源駆動回路17)
励起光源駆動回路17は、励起光源14が出射する励起光の波長や出力強度、照射時間等の条件の切り替えや調整を行なうためのものである。励起光源駆動回路17は、励起光源14が励起光を出射する際に必要とする駆動電流を励起光源14に出力することによって、励起光源14を駆動させる。励起光源駆動回路17は、駆動電流の出力の有無やその電流値、周期、振幅等を調節し、上で述べたような励起光の波長、出力強度、照射時間等の条件の切り替えや調整を実現する。
励起光源駆動回路17によるこのような駆動電流の調節は、後述する制御装置30に制御される。
(ステージ制御回路18およびステージ19)
ステージ19は、たとえば、その上部に励起光源14および検出器15が配置されている。励起光源14に結合された入射用ファイバー12および検出器15に結合された反射用ファイバー11は共に、ステージ19を貫通するファイバー用貫通穴を通して、被験体100側に抜けている。
ステージ19は、支持台21の長手方向(図2の上下方向)に沿って、移動可能となっており、たとえば、電動モータによって駆動する車輪またはギアを備えるものである。保持具16はステージ19と一体的に移動する。このため、ステージ19の移動により、保持具16も移動する。保持具16は、反射用ファイバー11および入射用ファイバー12の被験体100側の各端部を保持している。保持具16の移動により、各端部、つまり、本願発明の受光部および照射部13a(以下、単に「受光部13a」と記す)が移動することになる。この受光部13aの移動によって、受光部13aと被験体100との相対位置(ここでは、距離L)が変化することになる。
ステージ制御回路18は、このようなステージ19の移動を制御する。ステージ制御回路18は、支持台21の長手方向におけるステージ19の位置を計測可能となっている。たとえば、ステージ制御回路18は、ステージ19に備えられた車輪やギアの回転量からステージ19の位置を計測すればよい。
上述したように、ステージ19と保持具16は一体的に移動する。ステージ19と保持具16との相対位置、保持具16と反射用ファイバー11の被験体100側の端部との相対位置、および、保持具16と入射用ファイバー12の被験体100側の端部との相対位置はそれぞれ、予め計測され、各間隔は固定されている。したがって、ステージ制御回路18は、ステージ19の位置を計測することによって、上記受光部13aと被験体100との相対位置(距離L)を計測することができる。
ステージ制御回路18によるこのようなステージ19の移動制御、および上記相対位置の計測は、後述する制御装置30に制御される。
(支持台21)
支持台21は、被験体100の上方において、保持具16およびステージ19を移動させつつ、支持するためのものである。支持台21は、被験体100が設置される設置台22の上部に配置される。
支持台21には、たとえば、その長手方向に沿って保持具16およびステージ19が移動可能となるよう、移動ガイド溝(図示省略)が設けられていればよい。保持具16およびステージ19は、その移動ガイド溝に用いることにより、高精度に移動可能となる。
支持台21の材質としては、遮光性ポリスチレン、ポリエチレンといったプラスチック製のもの、容器内側にアルミ箔をつけた紙類、金属類、木類等どんなものでも構わないが、可搬性、経済性、耐久性を鑑みると遮光性プラスチックが有利である。
(設置台22)
設置台22は、被験体100が設置される台である。受光部13aと被験体100との相対位置を精度良く計測するために、設置台22には、環境の変化等によってその形状が変化しない特性が要求される。また、被験体100が設置される設置面は高い平坦度が必要とされる。
(制御装置30)
図1は、検出装置1の制御装置30の構成を示すブロック図である。制御装置30は、図1に示すように、設定部(調節手段)31と、受光強度算出部(受光強度算出手段)32と、特定部(特定手段)33と、報知部(報知手段)34と、表示部35と、記憶部36と、を有している。
設定部31は、励起光源駆動回路17、検出器15およびステージ制御回路18に対し、各種の設定を実行する。先ず、設定部31は、励起光源駆動回路17による励起光源14の駆動と、検出器15による蛍光の検出と、ステージ制御回路18によるステージ19の移動と、が同期するように、各々の動作のタイミングを設定する。
具体的には、設定部31は、ステージ制御回路18を用いてステージ19を移動させ、受光部13aと被験体100との相対位置を変化させる。このステージ19の移動範囲は予め定められており、たとえば、記憶部36に記憶されている。
また、設定部31は、その相対位置を変化させる間において、励起光源駆動回路17を用いて励起光源14に出力する駆動電流を調節する。この駆動電流は、この相対位置を変化させる間に、ある波長範囲の励起光が励起光源14から繰り返し出射されるように調節される。この波長範囲は予め定められており、たとえば、記憶部36に記憶されている。
つまり、設定部31は、受光部13aと被験体100との相対位置が変化するごとに、各相対位置において、上記波長範囲の励起光を励起光源14から出射させる。たとえば、上記相対位置が予め決められた位置に来たとき、上記波長範囲の励起光を出射させればよい。この予め決められた位置は、たとえば、上記移動範囲において任意の位置を選択することができる。
さらに、設定部31は、ある相対位置において、上記波長範囲の励起光を励起光源14から出射させる際、検出器15に受光部13aが受光する蛍光を検出させる。この検出器15による蛍光の検出は、上記相対位置が変化するごとに行なわれるとともに、上記波長範囲の励起光のそれぞれに関し、行なわれる。
さらに、設定部31は、励起光の出力強度を調節してもよい。
受光強度算出部32は、受光部13aが受光する蛍光を検出器15が検出するごとに、その検出結果を取得する。受光強度算出部32は、その検出結果を用いて、1つの相対位置における、ある波長範囲の蛍光の受光強度を算出する。上述したように、上記移動範囲においては、蛍光を受光すべき複数の上記相対位置が決められる。このため、受光強度算出部32は、複数の上記相対位置の各々に関し、ある波長範囲の蛍光の受光強度を算出することになる。なお、この蛍光の「ある波長範囲」は、被験体100に照射される励起光の波長範囲および被験体100に含まれる蛍光を発する物質に依存するものである。
ここで、この「受光強度」は、受光部13aが受光する蛍光の強度のピーク値であり、このピーク値は、受光部13aと被験体100との相対位置の変化に応じて変化することが知られている。
特定部33は、ステージ制御回路18が計測するステージ19の位置、すなわち、受光部13aと被験体100との相対位置(距離L)を、ステージ制御回路18から取得する。また、特定部33は、複数の上記相対位置の各々に関し、上記波長範囲の蛍光の受光強度を、受光強度算出部32から取得する。
上述したように、励起光源駆動回路17、検出器15、ステージ制御回路18の各動作のタイミングが同期されている。このため、特定部33は、複数の上記相対位置のそれぞれに対応する、上記波長範囲の蛍光の受光強度を取得することになる。
特定部33は、このようにして取得する、複数の上記相対位置のそれぞれに対応する、上記波長範囲の蛍光の受光強度のうち最大となる受光強度を見つける。そして、特定部33は、その最大の受光強度に対応する相対位置である最適位置を特定する。この最適位置は、受光部13aと被験体100との相対位置として最適なものである。
すなわち、この最適位置を受光部13aと被験体100との相対位置に用いることにより、受光部13aが受光する蛍光の受光強度を最大にすることができ、結果として蛍光の検出を精度よく行なうことができる。特定部33は、このようにして特定した最適位置を記憶部36に記憶する。
報知部34は、受光強度算出部32が検出器15の検出結果を用いて蛍光の受光強度を算出することができない場合、その旨を報知する。
たとえば、受光強度が過大である結果、受光強度算出部32が蛍光の受光強度を算出することができない場合であれば、励起光源14から出射される励起光の出力強度が過大、あるいは、被験体100内に妨害蛍光物質存在の疑いが考えられる。このため、報知部34は、「蛍光が強すぎます。励起光強度、妨害物質の有無を確認してください。」といった報知内容を報知することになる。この報知内容は、後述する表示部35を用い、利用者に報知すればよい。また、スピーカを用いた音声による報知であってもよい。
なお、励起光源14の出力強度は、上述したように、設定部31が励起光源駆動回路17を用いて調節可能である。このため、報知部34は、上で述べた報知内容を報知する前に、設定部31に励起光源14の出力強度の調節するように指示してもよい。設定部31は、受光強度算出部32が蛍光の受光強度を算出可能とするべく、その受光強度が適正範囲内に収まるように、励起光源14の出力強度の調節する。この場合、このような励起光源14の出力強度の調節の後においても、受光強度算出部32による受光強度の算出が可能とならなかったとき、上記の報知内容を報知するようにしてもよい。また、設定部31は、励起光源14の出力強度の調節に代えて、照射部13aと被験体100との相対位置を調節するようにしてもよい。この場合、たとえば、設定部31の制御下で、ステージ制御回路18がステージ19の位置を移動させればよい。
一方、受光強度が過小である結果、受光強度算出部32が蛍光の受光強度を算出することができない場合であれば、励起光源14からの出射される励起光の出力強度が過小、受光部13aと被験体100との相対位置が過大、あるいは、被験体100内に励起光吸収物質存在の疑いが考えられる。このため、報知部34は、「蛍光が検出できません。励起光強度、検出箇所、妨害物質の有無を確認してください。」といった報知内容を報知することになる。この報知内容も、後述する表示部35を用い、利用者に報知すればよい。また、スピーカを用いた音声による報知であってもよい。
なお、この場合も、報知部34は、上で述べた報知内容を報知する前に、設定部31に励起光源14の出力強度の調節するように指示してもよい。そして、このような励起光源14の出力強度の調節の後においても、受光強度算出部32による受光強度の算出が可能とならなかったとき、上記の報知内容を報知するようにしてもよい。
さらに、上記移動範囲が適切でなかったり、被験体100の設置位置が移動したりすると、被験体100の設置位置の変動による検出箇所ずれ、上記移動範囲外に最適位置が存在する疑いが考えられる。このため、報知部34は、「蛍光検出位置が特定できません。検出箇所、移動範囲を確認してください。」といった報知内容を報知することになる。この報知内容も、後述する表示部35を用い、利用者に報知すればよい。また、スピーカを用いた音声による報知であってもよい。
表示部35は、受光強度算出部32が算出する蛍光の受光強度や、報知部34から受け取った報知内容を表示する。表示部35は、たとえば、LCD(液晶ディスプレイ)などの表示装置で構成される。
記憶部36は、ハードディスク、フラッシュメモリなどの不揮発性の記憶装置によって構成される。記憶部36は、ステージ19の移動範囲や、励起光源14から出射される励起光の波長範囲、特定部33が特定する最適位置を記憶する。設定部31は、記憶部36から、これらを取得可能である。
(受光強度算出部32の算出結果)
図3に、受光強度算出部32が複数の上記相対位置のそれぞれにおいて、上記波長範囲の蛍光の受光強度を算出した結果の一例を示す。図3においては、複数の上記相対位置は、l1、l2、l3およびl4の4つである。図3に示すように、この結果例では、相対位置がl1である場合、その受光強度が最大となっている(図中Aで示す箇所)。この相対位置l1が上記最適位置である。
すなわち、特定部33は、複数の上記相対位置l1、l2、l3およびl4のうち、最大となる受光強度を見つけ、その受光強度に対応する相対位置l1を上記最適位置に特定する。
(制御装置30の処理の流れ)
次に、制御装置30における処理の流れの一例について説明する。図10は、制御装置30における処理の流れの一例を示すフローチャートである。
図10において、まず、設定部31は、検出器15、励起光源駆動回路17およびステージ制御回路18を初期設定する(ステップS101)。本ステップS101においては、設定部31は、検出器15に対し、蛍光を検出する際の検出分解能を設定する。この初期設定における検出分解能は、後述する本設定における検出分解能と比較し、同等または低く設定される。そうすることにより、検出器15の検出処理に要する時間を短縮することができる。
また、設定部31は、励起光源駆動回路17に対し、励起光源14から出射される励起光の出力強度を設定する。この初期設定における励起光の出力強度は、後述する本設定における励起光の出力強度と比較し、同等または弱く設定される。そうすることにより、励起光の照射による被験体100へのダメージの程度を低く抑えることができる。
さらに、設定部31は、ステージ制御回路18に対し、ステージ19の上記移動範囲におけるステージ19の移動開始位置、および、上記移動範囲におけるステージ19の移動終了位置をそれぞれ設定する。ステージ19は、この移動開始位置から移動終了位置まで移動する。ステージ19のこのような移動によって、受光部13aと被験体100との相対位置が変化することになる。
設定部31による上記初期設定が終了すると、ステージ制御回路18は、ステージ19の移動を開始する。すなわち、受光部13aと被験体100との相対位置の変化が開始する(ステップS102)。本ステップS102において、上記相対位置の変化が開始すると、その開始に合わせて、励起光源駆動回路17による励起光源14の駆動と、検出器15による蛍光の検出と、が開始する。また、ステージ制御回路18は、上述したように、計測するステージ19の位置、すなわち、受光部13aと被験体100との相対位置を、相対位置が変化するたびに、特定部33に出力する。
上記相対位置の変化が開始すると、上記相対位置が変化するごとに、各相対位置において、上記波長範囲の励起光を励起光源14が出射する。各相対位置において、上記波長範囲の励起光が被験体100に出射され、被験体100が蛍光を放射する。受光部13aは、被験体100が放射する蛍光を受光する(ステップS103)。本ステップS103においては、検出器15は、受光部13aが受光する蛍光を検出する。この検出器15による蛍光の検出は、上記相対位置が変化するごとに行なわれるとともに、上記波長範囲の励起光のそれぞれに関し、行なわれる。
ステージ制御回路18は、ステージ19が上記移動範囲を移動し、上記移動終了位置に到達すると、ステージ19の移動を終了させる。すなわち、上記相対位置の変化が終了する(ステップS104)。本ステップS104において、上記相対位置の変化が終了すると、その終了に合わせて、励起光源駆動回路17による励起光源14の駆動と、検出器15による蛍光の検出と、が終了する。
受光強度算出部32は、検出器15の検出結果を受け取り、上記移動範囲における各相対位置に関し、ある波長範囲の蛍光の受光強度を算出する(ステップS105)。本ステップS105において、受光強度算出部32が検出器15の検出結果を用いて蛍光の受光強度を算出することができない場合、上述したように、その旨を報知することになる。
特定部33は、複数の上記相対位置のそれぞれに対応する、上記波長範囲の蛍光の受光強度のうち最大となる受光強度を見つける。そして、特定部33は、その最大の受光強度に対応する相対位置である最適位置を特定する(ステップS106)。そして、特定部33は、特定した最適位置を記憶部36に記憶する(ステップS107)。
設定部31は、特定部33が最適位置を特定すると、検出器15、励起光源駆動回路17およびステージ制御回路18を本設定する(ステップS108)。本ステップS108においては、設定部31は、上記ステップS101の初期設定と同様、検出器15に対し、蛍光を検出する際の検出分解能を設定する。ただし、この本設定における検出分解能は、上記初期設定における検出分解能と比較し、大きく設定される。そうすることにより、検出器15の検出処理の精度を向上させることができる。
また、設定部31は、上記ステップS101の初期設定と同様、励起光源駆動回路17に対し、励起光源14から出射される励起光の出力強度を設定する。ただし、この本設定における励起光の出力強度は、上記初期設定における励起光の出力強度と比較し、強く設定される。そうすることにより、励起光の照射により被験体100が放射する蛍光量が多くなり、検出器15の検出処理の精度を向上させることができる。
さらに、設定部31は、ステージ制御回路18に対し、ステージ19の上記移動範囲、上記移動範囲におけるステージ19の位置を設定する。具体的には、設定部31は、記憶部36から最適位置を取得し、ステージ19の位置、つまり、受光部13aと被験体100との相対位置をその最適位置に設定する(ステップS109)。
このようにして受光部13aと被験体100との相対位置が上記最適位置に設定され、検出器15が蛍光の検出を行なう(ステップS110)。なお、本ステップS110において、受光強度算出部32が検出器15の検出結果を用いて蛍光の受光強度を算出することができなかったり、受光強度が不安定になったりする場合、被験体100の設置位置の変動による検出箇所ずれ、検出装置1の光学系異常の疑いが考えられる。このため、報知部34は、「蛍光検出に失敗しました。検出箇所、光学系を確認してください。」といった報知内容を報知することになる。
以上のように、本実施形態に係る検出装置1によれば、被験体が放射する蛍光を検出する際、特別な付加機構を用いることなく受光部の受光強度を最大にすることができる。これにより、蛍光を精度良く、且つ、安価に検出することができる。
(変形例)
図11は、受光部13aと被験体100との相対位置を上記最適位置に固定するための固定部材40を説明する模式図である。この固定部材40は、受光部13aと被験体100との相対位置(距離L)が最適位置となるよう、受光部13aと被験体100との挟みこまれる部材である。
上述したように、上記最適位置は、制御装置30の特定部33によって特定される。固定部材40は、この特定された最適位置を用い、たとえば、金属など環境の変化等によってその形状が変化しない材料から製造すればよい。
利用者は、一旦、上記最適位置が特定された後、このような固定部材40を製造することにより、受光部13aと被験体100との相対位置を上記最適位置に容易に設定することができる。
図12は、固定部材40を用いる場合の、制御装置30における処理の流れの一例を示すフローチャートである。図12に示すように、図10の上記ステップS101〜ステップS106の後、固定部材40が製造される(ステップS207)。そして、上記ステップS108の後、固定部材40が設定される(ステップS209)。
(実施の形態2)
上記実施の形態1では、受光部13aと被験体100との相対位置を表わす指標として、受光部13aと被験体100との距離Lを用いていた。これに対し、本発明の実施の形態2では、受光部13aと被験体100との相対位置を表わす指標として、受光部13aと被験体100との間に生じる圧力を用いる実施形態である。
以下、図面を用いてその構成を説明する。図4は、本発明の実施形態2に係る検出装置1aの概略構成を示す模式図である。また、図5は、検出装置1aの制御装置30aの構成を示すブロック図である。以下、上記実施の形態1と同様の部分については、同一符号を付し、その詳細な説明は省略する。
図4および図5に示すように、上記実施形態1の検出装置1と本実施形態の検出装置1aとが異なる点は、受光部13aと被験体100との間に生じる圧力を検知するための弾性体(検知部)23および圧力センサ(検知部)24を設けた点にある。
図4に示すように、検出装置1aでは、保持具16aと被験体100との間に、バネ等の弾性体23と、圧力センサ24とが、挟みこまれている。圧力センサ24は、保持具16aが被験体100に近づけば近づくほど、弾性体23の収縮に伴う圧力が増大する。圧力センサ24は、弾性体23に連結されており、これにより、弾性体23の収縮に伴う圧力の増大を検知することができる。
一方、この弾性体23の収縮による圧力は、保持具16aと被験体100との距離に依存するものである。さらに、保持具16aと反射用ファイバー11の被験体100側の端部との相対位置、および、保持具16aと入射用ファイバー12の被験体100側の端部との相対位置がそれぞれ、予め計測され、各間隔が固定されている。
したがって、この弾性体23の収縮による圧力は、受光部13aと被験体100との距離に依存するものであるといえる。
なお、図4では、弾性体23および圧力センサ24は、保持具16aと被験体100との間に挟みこまれているが、もちろん、受光部13aと被験体100との間に挟みこむようにしても構わない。
図5に示すように、検出装置1aの制御装置30aでは、設定部31は、ステージ制御回路18を用いてステージ19を移動させ、受光部13aと被験体100との間に生じる圧力を変化させる。要は、制御装置30aでは、受光部13aと被験体100との相対位置(距離L)を両者間の圧力を用いて表わすものである。
また、制御装置30aでは、制御装置30の特定部33に代えて、特定部33aが設けられている。この特定部33aは、圧力センサ24が検知する圧力を取得する。特定部33aは、保持具16aを介して、圧力センサ24の検知結果を取得する。たとえば、図6に示すように、(a)の状態から(b)の状態に近づけば近づくほど、圧力センサ24が検知する圧力が増大することになる。
また、特定部33aは、特定部33と同様、複数の上記相対位置の各々に関し、上記波長範囲の蛍光の受光強度を、受光強度算出部32から取得する。
特定部33aは、このようにして取得する、複数の上記相対位置のそれぞれに対応する、上記波長範囲の蛍光の受光強度のうち最大となる受光強度を見つける。そして、特定部33は、その最大の受光強度に対応する相対位置である最適位置を特定する。この最適位置は、受光部13aと被験体100との間に生じる圧力を用いて表わされることになる。
(実施の形態3)
本発明の実施の形態2では、上記実施の形態1における受光部13aと被験体100との距離、上記実施の形態2における受光部13aと被験体100との間に生じる圧力を用いて、受光部13aと被験体100との相対位置を表わしていた。これに対し、本発明の実施の形態3では、受光部13aと被験体100との相対位置を表わす指標として、被験体100に照射される励起光のうち、被験体100が反射する励起光である反射光の半値幅を用いて、受光部13aと被験体100との相対位置を表わす実施形態である。
以下、図面を用いてその構成を説明する。図7は、本発明の実施形態3に係る検出装置1bの概略構成を示す模式図である。また、図6は、検出装置1bの制御装置30bの構成を示すブロック図である。以下、上記実施の形態1、2と同様の部分については、同一符号を付し、その詳細な説明は省略する。
図7および図8に示すように、検出装置1bでは、励起光源14から出射される励起光のうち、被験体100が反射し、受光部13aから反射用ファイバー11に入射する励起光、すなわち、反射光が存在する。上記実施形態1の検出装置1と本実施形態の検出装置1bとが異なる点は、この反射光を検出器15が検出すると共に、検出装置1bの制御装置30bが反射光の半値幅を算出する半値幅算出部(半値幅算出手段)37を設けた点である。これにより、ステージ制御回路18やステージ19の位置を計測するための計測機構が不要となり、より安価に、蛍光を検出することが可能となる。
図8に示すように、検出装置1bの制御装置30bは、検出器15の検出結果から反射光の半値幅を算出する半値幅算出部37を有している。この半値幅算出部37は、受光部13aが受光する反射光を検出器15が検出するごとに、その検出結果を取得する。半値幅算出部37は、その検出結果を用いて、1つの相対位置における、ある波長範囲の反射光の受光強度を算出する。また、半値幅算出部37は、複数の上記相対位置の各々に関し、ある波長範囲の反射光の半値幅を算出することになる。なお、この反射光の「ある波長範囲」は、被験体100に照射される励起光の波長範囲および被験体100の表面状態に依存するものである。
また、制御装置30bでは、制御装置30の特定部33に代えて、特定部33bが設けられている。この特定部33bは、半値幅算出部37が算出する反射光の半値幅を取得する。また、特定部33bは、特定部33と同様、複数の上記相対位置の各々に関し、上記波長範囲の蛍光の受光強度を、受光強度算出部32から取得する。
特定部33bは、このようにして取得する、複数の上記相対位置のそれぞれに対応する、上記波長範囲の蛍光の受光強度のうち最大となる受光強度を見つける。そして、特定部33は、その最大の受光強度に対応する相対位置である最適位置を特定する。この最適位置は、受光部13aが受光する反射光の半値幅を用いて表わされることになる。
(受光強度算出部32および半値幅算出部37の算出結果)
図9に、受光強度算出部32が複数の上記相対位置のそれぞれにおいて、上記波長範囲の蛍光の受光強度を算出した結果の一例を示す。図9はさらに、半値幅算出部37が複数の上記相対位置のそれぞれにおいて、上記波長範囲の反射光の半値幅を算出した結果の一例も示す。図9においては、複数の上記相対位置は、l1、l2、l3およびl4の4つである。
図9に示すように、この結果例では、相対位置がl1である場合、その受光強度が最大となっている(図中Bで示す箇所)。この相対位置l1が上記最適位置である。そして、この相対位置l1を表わす半値幅は、図中Cで示す半値幅である。
すなわち、特定部33bは、複数の上記相対位置l1、l2、l3およびl4のうち、最大となる受光強度を見つけ、その受光強度に対応する相対位置l1を表わす半値幅を上記最適位置に特定する。
(制御装置30bの処理の流れ)
次に、制御装置30bにおける処理の流れの一例について説明する。図13は、制御装置30bにおける処理の流れの一例を示すフローチャートである。
図13において、まず、設定部31は、検出器15および励起光源駆動回路17を初期設定する(ステップS301)。本ステップS301においては、設定部31は、検出器15に対し、蛍光および反射光を検出する際の検出分解能を設定する。この初期設定における検出分解能は、後述する本設定における検出分解能と比較し、同等または低く設定される。そうすることにより、検出器15の検出処理に要する時間を短縮することができる。
また、設定部31は、励起光源駆動回路17に対し、励起光源14から出射される励起光の出力強度を設定する。この初期設定における励起光の出力強度は、後述する本設定における励起光の出力強度と比較し、同等または弱く設定される。そうすることにより、励起光の照射による被験体100へのダメージの程度を低く抑えることができる。
設定部31による上記初期設定が終了すると、利用者は、受光部13aの移動を開始する。すなわち、受光部13aと被験体100との相対位置の変化が開始する(ステップS302)。本ステップS302において、上記相対位置の変化が開始すると、その開始に合わせて、励起光源駆動回路17による励起光源14の駆動と、検出器15による蛍光および反射光の検出と、が開始する。
上記相対位置の変化が開始すると、上記相対位置を表わす反射光の半値幅が変化するごとに、各相対位置において、上記波長範囲の励起光を励起光源14が出射する。各相対位置において、上記波長範囲の励起光が被験体100に出射され、被験体100が蛍光を放射する。受光部13aは、被験体100が放射する蛍光を受光する。また、受光部13aは、被験体100が反射する反射光も受光する(ステップS303)。本ステップS303においては、検出器15は、受光部13aが受光する蛍光および反射光を検出する。この検出器15による蛍光および反射光の検出は、上記相対位置が変化するごとに行なわれるとともに、上記波長範囲の励起光のそれぞれに関し、行なわれる。
利用者が受光部13aの移動を終了する。すなわち、上記相対位置の変化が終了する(ステップS304)。本ステップS304において、上記相対位置の変化が終了すると、その終了に合わせて、励起光源駆動回路17による励起光源14の駆動と、検出器15による蛍光および反射光の検出と、が終了する。
受光強度算出部32は、検出器15の検出結果を受け取り、各相対位置に関し、ある波長範囲の蛍光の受光強度を算出する。一方、半値幅算出部37は、検出器15の検出結果を受け取り、各相対位置に関し、ある波長範囲の反射光の半値幅を算出する(ステップS305)。なお、本ステップS305において、半値幅算出部37が検出器15の検出結果を用いて反射光の半値幅を算出することができない場合、受光部13aと被験体100とが離れすぎている疑いが考えられる。このため、報知部34は、「プローブ接触異常。検出箇所を確認してください。」といった報知内容を報知することになる。
特定部33bは、複数の上記相対位置のそれぞれに対応する、上記波長範囲の蛍光の受光強度のうち最大となる受光強度を見つける。そして、特定部33は、その最大の受光強度に対応する相対位置である最適位置(反射光の半値幅)を特定する(ステップS306)。そして、特定部33bは、特定した最適位置を記憶部36に記憶する(ステップS307)。
設定部31は、特定部33bが最適位置を特定すると、検出器15および励起光源駆動回路17を本設定する(ステップS308)。本ステップS308においては、設定部31は、上記ステップS301の初期設定と同様、検出器15に対し、蛍光および反射光を検出する際の検出分解能を設定する。ただし、この本設定における検出分解能は、上記初期設定における検出分解能と比較し、大きく設定される。そうすることにより、検出器15の検出処理の精度を向上させることができる。
また、設定部31は、上記ステップS301の初期設定と同様、励起光源駆動回路17に対し、励起光源14から出射される励起光の出力強度を設定する。ただし、この本設定における励起光の出力強度は、上記初期設定における励起光の出力強度と比較し、強く設定される。そうすることにより、励起光の照射により被験体100が放射する蛍光量が多くなり、検出器15の検出処理の精度を向上させることができる。
さらに、利用者は、記憶部36から最適位置を取得し、受光部13aと被験体100との相対位置をその最適位置(反射光の半値幅)に設定する(ステップS309)。
このようにして受光部13aと被験体100との相対位置が上記最適位置に設定され、検出器15が蛍光の検出を行なう(ステップS110)。
以上のように、本実施形態に係る検出装置1bによれば、受光部を用いて、蛍光と一緒に反射光も受光し、受光部と被験体との相対位置の変化に応じて変化する反射光の半値幅を算出するだけでよい。このため、検出装置の簡素化、低価格化を図ることができる。
(その他の変更例)
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
上述した制御装置30、30a、30bにおける、表示部35および記憶部36を除く各ブロックは、ハードウェアロジックによって構成してもよいし、次のようにCPUを用いてソフトウェアによって実現してもよい。
すなわち、制御装置30、30a、30bは、各機能を実現する制御プログラムの命令を実行するCPU(central processing unit)、上記プログラムを格納したROM(read only memory)、上記プログラムを展開するRAM(random access memory)、上記プログラムおよび各種データを格納するメモリ等の記憶装置(記録媒体)などを備えている。そして、本発明の目的は、上述した機能を実現するソフトウェアである制御装置30、30a、30bの制御プログラム(認証プログラム)のプログラムコード(実行形式プログラム、中間コードプログラム、ソースプログラム)をコンピュータで読み取り可能に記録した記録媒体を、上記制御装置30、30a、30bに供給し、そのコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に記録されているプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成可能である。
上記記録媒体としては、例えば、磁気テープやカセットテープ等のテープ系、フロッピー(登録商標)ディスク/ハードディスク等の磁気ディスクやCD−ROM/MO/MD/DVD/CD−R等の光ディスクを含むディスク系、ICカード(メモリカードを含む)/光カード等のカード系、あるいはマスクROM/EPROM/EEPROM/フラッシュROM等の半導体メモリ系などを用いることができる。
また、制御装置30、30a、30bを通信ネットワークと接続可能に構成し、上記プログラムコードを通信ネットワークを介して供給してもよい。この通信ネットワークとしては、特に限定されず、例えば、インターネット、イントラネット、エキストラネット、LAN、ISDN、VAN、CATV通信網、仮想専用網(virtual private network)、電話回線網、移動体通信網、衛星通信網等が利用可能である。また、通信ネットワークを構成する伝送媒体としては、特に限定されず、例えば、IEEE1394、USB、電力線搬送、ケーブルTV回線、電話線、ADSL回線等の有線でも、IrDAやリモコンのような赤外線、Bluetooth(登録商標)、802.11無線、HDR(high data rate)、携帯電話網、衛星回線、地上波デジタル網等の無線でも利用可能である。なお、本発明は、上記プログラムコードが電子的な伝送で具現化された、搬送波に埋め込まれたコンピュータデータ信号の形態でも実現され得る。
本発明は、被験体と被験体が放射する蛍光を受光する受光部との相対位置が異なる結果、蛍光を検出する際、蛍光の受光強度が異なってしまう検出装置に適用することができ、その結果、受光強度が最大となる最適位置を用い、蛍光を検出することが可能となる。
1、1a、1b 検出装置
11 反射用ファイバー
12 入射用ファイバー
13 プローブ
13a 受光部、照射部
14 励起光源
15 検出器
16、16a 保持具
17 励起光源駆動回路
18 ステージ制御回路(制御機構)
19 ステージ(制御機構)
21 支持台
22 設置台
23 弾性体(検知部)
24 圧力センサ(検知部)
30、30a、30b 制御装置
31 設定部(調節手段)
32 受光強度算出部(受光強度算出手段)
33、33a 特定部(特定手段)
34 報知部(報知手段)
35 表示部
36 記憶部
37 半値幅算出部(半値幅算出手段)
40 固定部材
100 被験体

Claims (7)

  1. 被験体に励起光を照射し、前記被験体が放射する蛍光を検出する検出装置であって、
    前記蛍光を受光する1つの受光部と、
    前記1つの受光部と、前記1つの受光部に対応する1つの被験体との相対位置を変化させつつ、前記1つの受光部が前記1つの被験体から受光する蛍光の受光強度を算出する受光強度算出手段と、
    前記受光強度算出手段が算出する受光強度が最大となる前記相対位置の最適位置を特定する特定手段と
    前記特定手段が特定する前記最適位置を記憶する記憶部と、
    前記1つの受光部と前記1つの被験体との前記相対位置である距離を予め定められた移動範囲において変化させつつ計測する制御機構と
    を備え、
    前記1つの受光部と前記1つの被験体との相対位置として、前記特定手段が特定する、前記1つの受光部と前記1つの被験体との相対位置の最適位置を用いて、前記1つの被験体が放射する蛍光を検出し、
    前記蛍光を検出するとき、前記記憶部に記憶された前記最適位置を用い、
    前記1つの受光部は、前記1つの被験体が蛍光を放射するとき、前記1つの被験体が反射する励起光である反射光もさらに受光するものであり、
    前記検出装置は、前記反射光の半値幅を算出する半値幅算出手段をさらに備え、
    前記半値幅は、前記相対位置を表わす指標であり、
    前記特定手段は、前記蛍光の受光強度が最大となる前記反射光の前記半値幅が表わす前記相対位置である前記距離を、前記最適位置として特定することを特徴とする検出装置。
  2. 前記受光強度算出手段が、前記1つの受光部が受光する蛍光の受光強度を算出することができない場合、その旨を報知する報知手段をさらに備えていることを特徴とする請求項に記載の検出装置。
  3. 前記1つの被験体に励起光を照射する照射部をさらに備え、
    前記受光強度算出手段が、前記1つの受光部が受光する蛍光の受光強度を算出することができない場合、
    前記1つの受光部が受光する蛍光の受光強度が、前記受光強度算出手段が算出可能な適正受光強度範囲に収まるように、前記照射部が照射する励起光の出力強度、および、前記照射部と前記1つの被験体との相対位置の少なくとも一方を調節する調節手段をさらに備えていることを特徴とする請求項1または2に記載の検出装置。
  4. 前記報知手段の報知結果を表示する表示部をさらに備えていることを特徴とする請求項に記載の検出装置。
  5. 被験体に励起光を照射し、前記被験体が放射する蛍光を検出する検出方法であって、
    前記蛍光を受光する1つの受光部と、当該1つの受光部に対応する1つの被験体との相対位置を変化させつつ、前記1つの受光部が前記1つの被験体から受光する蛍光の受光強度を算出する受光強度算出工程と、
    前記受光強度算出工程において算出された蛍光の受光強度が最大となる前記相対位置の最適位置を特定する特定工程と、
    前記1つの受光部と前記1つの被験体との相対位置として、前記特定工程において特定された、前記1つの受光部と前記1つの被験体との相対位置の最適位置を用いて、前記1つの被験体が放射する蛍光を検出する検出工程と
    を含み、
    前記特定された最適位置が記憶部に記憶され、前記蛍光を検出するとき、前記記憶部に記憶された前記最適位置が用いられ、
    前記1つの受光部と前記1つの被験体との前記相対位置である距離は、予め定められた移動範囲において変化させつつ計測され、
    前記1つの受光部は、前記1つの被験体が蛍光を放射するとき、前記1つの被験体が反射する励起光である反射光もさらに受光するものであり、
    前記検出方法は、前記反射光の半値幅を算出する半値幅算出工程をさらに含み、
    前記半値幅は、前記相対位置を表わす指標であり、
    前記特定工程にて、前記蛍光の受光強度が最大となる前記反射光の前記半値幅が表わす前記相対位置である前記距離を、前記最適位置として特定することを特徴とする検出方法。
  6. コンピュータを、請求項1〜のいずれか1項に記載の検出装置の各手段として機能させるための制御プログラム。
  7. 請求項に記載の制御プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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