JP5289864B2 - 材料供給装置及びこれに適用される材料送出機構 - Google Patents

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Description

本発明は、樹脂のような材料の可塑化や混練を行い、あるいは液体や粉体のような材料の混合、混練を行い、又は樹脂材料、粉体材料等の射出若しくは押出し等を行うために用いられるスクリュ及びバレルを備える材料供給装置に適用される材料送出機構に関する。
例えば射出成形機は、樹脂の成形用金型に流動性を帯びた樹脂材料を供給するための材料供給装置を備える。材料供給装置はペレットのような固形の樹脂材料を可塑化し及び混練するための回転駆動されるスクリュと該スクリュに対向して配置されたバレルとを備え、前記スクリュは前記固形の樹脂材料を受け入れる螺旋溝を有し、前記バレルは前記螺旋溝に対向しかつこれを閉鎖する対向面と前記バレルに設けられ該バレルを貫通する吐出口とを有する。前記固形の樹脂材料は、前記スクリュの螺旋溝内に供給され、前記スクリュの回転の間、前記スクリュの螺旋溝内をこれに沿って圧送される。圧送の間に、前記樹脂材料は、加熱されたバレルに触れて熱溶融(可塑化)され、また混練される。混練された流動性を有する樹脂材料は、前記スクリュの螺旋溝内から前記バレルの吐出口に送られる。前記吐出口に送られた樹脂材料は、前記材料供給装置に適用された材料送出機構により計量され、前記樹脂成形用金型に向けて送り出される。
従来、射出成形機においては、その小型化を図るため、前記材料供給装置のスクリュが前記バレルと共に全体に扁平な円柱形状を有するものが採用され、前記スクリュの螺旋溝は前記スクリュの前記バレルに対向する面上にその軸線を取り巻くように形成されている
。これにより、前記スクリュの軸線方向長さを比較的短いものとし、前記材料供給装置の長さ寸法の低減及びこれに伴う前記射出成形機の小型化が実現されている(特許文献1参照)。
特開2005−306028号公報
ところで、前記材料供給装置をその構成要素に含む射出成形機や、前記材料を混練するための混練装置、前記材料を押出すための押出装置等にはさらなる小型化を求める強いニーズがある。前記従来の前記材料供給装置に適用される材料送出機構にあっては、前記バレルの吐出口からその外部へ材料を送出するために前記スクリュ及び前記バレルの軸線上に移動可能に配置されたプランジャが用いられている。しかし、前記プランジャの移動(ストローク)を保証する比較的長い長さ寸法を必要とする。このため、前記射出成形機、材料混練装置、材料押出装置等の小型化には大きな限界があった。
本発明の目的は、射出成形機、混練装置、押出装置等に組み込まれる材料供給装置に適用される材料送出機構について、射出成形機、混練装置、押出装置等の小型化に寄与するものとすることにある。
(請求項1に記載の発明の特徴)
本発明は、材料の可塑化、混練、混合又は押出しを行うための回転駆動されるスクリュと、バレルとを備え、前記スクリュが前記材料を受け入れる螺旋溝を有し、前記バレルが前記螺旋溝に対向しかつこれを覆う対向面と前記螺旋溝を経た材料のための吐出口とを有する材料供給装置に適用される材料送出機構に係り、前記バレルに形成され前記スクリュの螺旋溝と前記バレルの吐出口とに連なる螺旋溝と、前記バレルの螺旋溝内に該螺旋溝内を揺動可能であるように受け入れられた螺旋状に伸びる螺旋突条を有するスクロールとを含み、前記バレルの螺旋溝は前記スクリュの螺旋溝を経た材料を受け入れ、前記スクロールの螺旋突条はこれが揺動運動をするとき前記バレルの螺旋溝内の材料を前記バレルの吐出口に向けて送り出す作用をなすことを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、前記バレルと前記スクリュとにより規定される一筋の空間である前記スクリュの螺旋溝内に供給される材料は、前記スクリュの回転運動に伴い前記スクリュの螺旋溝内を前記バレルの吐出口に向けて圧送される。このとき、前記材料が例えば射出成形のために必要とされる樹脂材料であれば、前記バレルは予め加熱され、前記樹脂材料は前記スクリュの螺旋溝を移動する間に前記バレルに接して熱溶融すなわち可塑化され、圧送の間にさらに混練される。また、前記材料が例えば粉体と液状バインダとからなる場合には、これらが前記スクリュの螺旋溝を移動する間に混練される。また、前記材料が例えば異種の複数の液体や異種の複数の粉体からなる場合には、これらの液体や粉体が前記スクリュの螺旋溝を移動する間に混合される。また、前記した材料の前記スクリュの螺旋溝を通しての押出しが行われる。
本発明に係る材料送出機構によれば、前記スクリュの螺旋溝内を圧送された材料は該螺旋溝に連なる前記バレルの螺旋溝に受け入れられ、前記バレルの螺旋溝内で揺動運動をするスクロールの螺旋突条の押出し作用を受けて前記バレルの吐出口に向けて送られ、前記材料の供給を受ける対象装置、対象部材、対象部位等に向けて、例えば前記射出成形機の場合には樹脂成形用金型に向けて前記バレルの吐出口から吐出される。本発明にあっては、前記材料送出機構を前記バレルに形成された螺旋溝と、該螺旋溝内に配置された螺旋突条とからなるものとしたことから、前記材料送出機構の前記軸線方向における長さ寸法を従来のプランジャを用いるものと比べてより短くすることができ、これが前記射出成形機等の小型化に寄与する。
(請求項2に記載の発明の特徴)
本発明は、請求項1に係る発明の構成要素を備えた上で、前記スクロールの螺旋突条が定量の材料を送り出す作用をなすことを特徴とする。
請求項2に係る発明によれば、前記バレルの螺旋溝内に受け入れられたスクロールの螺旋突条は、これが揺動運動をするとき、前記バレルの螺旋溝内の一部に三日月形の閉空間を形成し、該三日月形の空間は前記バレルの螺旋溝に沿って連続して移行することから、前記三日月形の閉空間に閉じ込められた所定量の材料の送出を行うことができる。
(請求項3に記載の発明の特徴)
本発明は、請求項1又は2に係る発明の構成要素を備えた上で、前記材料供給装置が前記スクリュを回転駆動するための駆動源を備え、該駆動源がモータと該モータの減速機とを含み、前記スクロールが前記減速機に前記スクリュの回転軸線と平行な偏心軸線の周りに回転可能に支承されていることを特徴とすることを特徴とする。
請求項3に係る発明によれば、前記スクロールを、前記モータの回転速度を低減するための減速機にこれに対して偏心軸線の周りに相対的に回転可能に支承することにより、前記スクリュと共通の駆動源により、前記バレルに対する前記スクロールの揺動運動を生じさせることができる。
(請求項4に記載の発明の特徴)
本発明は、材料の可塑化、混練、混合又は押出しを行うための回転駆動されるスクリュ及び該スクリュに対向して配置されたバレルと、前記材料のための材料送出機構と、前記スクリュを回転駆動するための駆動源とを備え、前記スクリュが前記材料を受け入れる螺旋溝を有し、前記バレルが前記螺旋溝に対向しかつこれを覆う対向面と吐出口とを有する材料供給装置に係り、前記材料送出機構は、前記バレルに形成され前記スクリュの螺旋溝と前記バレルの吐出口とに連なる螺旋溝と、前記バレルの螺旋溝内に該螺旋溝内を揺動可能であるように受け入れられた螺旋状に伸びる螺旋突条を有するスクロールとを含み、前記バレルの螺旋溝は前記スクリュの螺旋溝を経た材料を受け入れ、前記スクロールの螺旋突条はこれが揺動運動をするとき前記バレルの螺旋溝内の材料を前記バレルの吐出口に向けて送り出す作用をなすことを特徴とする。
請求項4に係る発明によれば、材料供給装置は請求項1に係る材料送出機構を備えることから、前記材料供給装置自体の小型化及びこれが組み込まれた射出成形機、混練装置、混合装置、押出装置等の小型化に資する。
(請求項5に記載の発明の特徴)
本発明は、請求項4に係る発明の構成要素を備えた上で、前記スクロールが定量の材料を送り出す作用をなすことを特徴とする。
請求項5に係る発明によれば、請求項2に係る発明におけると同様、前記バレルの螺旋溝内に受け入れられたスクロールの螺旋突条は、これが前記バレルの螺旋溝内に仕切る三日月形の閉空間に前記材料を閉じ込め、これを前記バレルの螺旋溝に沿って連続して移行させ、前記三日月形の閉空間内に閉じ込められた所定量の材料の送出を行う。
(請求項6に記載の発明の特徴)
本発明は、請求項4又は5に係る発明の構成要素を備えた上で、前記材料供給装置が備える駆動源がモータと、該モータの減速機とを含み、前記スクロールが前記減速機に前記軸線と平行な偏心軸線の周りに回転可能に支承されていることを特徴とする。
請求項6に係る発明によれば、請求項3に係る発明におけると同様、前記スクロールを、前記モータの回転速度を低減するための減速機にこれに対して偏心軸線の周りに相対的に回転可能に支承することにより、前記減速機が回転運動をするとき、前記バレルに対する前記スクロールの揺動運動を生じさせることができる。
(請求項7に記載の発明の特徴)
本発明は、請求項6に係る発明の構成要素を備えた上で、さらに、前記減速機に設けられたクラッチを備え、前記クラッチは前記モータが一方向に回転するときに前記減速機の回転力が前記スクリュにのみ伝達され、また前記モータが他方向に回転するときに前記減速機の回転力が前記スクロールにのみ伝達されるようにする。
請求項7に係る発明によれば、クラッチの作用により、モータの回転方向に応じて該モータの回転力をスクリュにのみ又はスクロールにのみ伝達してこれらを駆動回転させることができる。これによれば、前記モータの回転方向を交互に転換することにより、例えば前記スクリュの回転操作による樹脂材料の可塑化及び混練と、前記スクロールの揺動操作による前記可塑化及び混練された樹脂材料の吐出とを交互に行うことができる。
(請求項8に記載の発明の特徴)
本発明は、請求項4−7のいずれか1項に記載の発明の構成要素を備えた上で、前記材料供給装置は樹脂成形用金型に組み込まれることを特徴とする。
請求項8に係る発明によれば、前記材料供給装置は、それ自体の小型化を実現することから、樹脂成型用金型への組み込みを可能とすることができる。
(請求項9に記載の発明の特徴)
本発明は、請求項4−7のいずれか1項に記載の発明の構成要素を備えた上で、前記材料供給装置はプレス用金型に組み込まれることを特徴とする。
請求項9に係る発明によれば、前記材料供給装置は、それ自体の小型化を実現することから、樹脂成型用金型への組み込みもまた可能とすることができる。
本発明によれば、射出成形機、混練装置、押出装置、押出成形装置等に組み込まれる材料供給装置に適用される材料送出機構について、射出成形機、混練装置、押出装置、押出成形装置等の小型化に寄与するものとすることができる。
図1を参照すると、本発明の一の実施形態に係る材料供給装置が全体に符号1で示されている。材料供給装置1は、材料の可塑化、混練、混合又は押出し(射出を含む)の作用を行い、これらの作用を受けた材料を、これを必要とする装置に供給するために用いられる。例えばペレットのような固形の樹脂材料を可塑化し、また混練し、これにより流動性を帯びた状態にされた樹脂材料を射出成形機のような装置に供給するために用いられる。また、例えば粉体及び液状バインダのような二種の材料を混練し、混練後の材料をこれを必要とする装置に供給するために用いられる。あるいは、例えば異種の複数の液体や異種の複数の粉体からなる材料を混練又は混合し、混練又は混合された材料をこれを必要とする装置に供給するために用いられる。あるいは、材料を所定の装置への供給のための押出し装置、押出成形装置等として用いられる。
材料供給装置は1、図1に示すように、スタンド3で支持することにより単独で、あるいは前記材料の供給を受ける装置にその一部として組み込まれた状態又は図7に示すように、材料供給装置1は本発明の適用により小型化が可能であることから、これを、プレス装置Pに用いられるプレス用金型(例えば上型)Bに組み込んでの使用が可能である。プレス用金型Bには、材料供給装置1から供給される例えば樹脂材料を受け入れ、金型B外に射出するための射出孔(図示せず)が設けられる。このような小型化された材料供給装置1は、また、樹脂成形用の金型(図示せず)に組み込むことが可能である。スタンド3には、材料供給装置1による可塑化、混練、混合又は押出しを受ける材料を材料供給装置1に投入するために用いられるホッパ5が、材料供給装置1の上方位置において支持されている。
材料供給装置1は、図2に示すように、またその一部を図3及び図4に示すように、前記材料に可塑化、混練、混合又は押出しの作用を及ぼすためのスクリュ7及びバレル9と、スクリュ7をその軸線L1の周りに回転駆動するための駆動源11と、前記可塑化、混練、混合又は押出しの作用を受けた後の材料に対して送り出しの作用を及ぼすための材料送出機構13とを備える。駆動源11は、正逆両方向に回転可能のモータ14と、該モータの回転速度を減じてモータ14の回転駆動力をスクリュ7に伝達するための減速機15とからなる。減速機15は、フレーム状のハウジング17を有する。
スクリュ7は、減速機15のハウジング17の互いに相対する両開口19,21のうちの一方(図2において左方)の開口19内に配置されかつハウジング17に回転可能に支承されている。また、バレル9はハウジング17の外部においてスクリュ7に相対して配置されかつ複数のボルト23を介してハウジング17に固定されている。
スクリュ7及びバレル9は、図示の例では、それぞれ平坦な対向面25,27を有する。図示の例にあっては、スクリュ7は、減速機15のハウジング17の一方の開口19に嵌合する扁平な円筒部35と該円筒部に連なりかつ対向面25を規定する円板状の底部37とを有する中空体からなる。スクリュ7は、その円筒部35の軸線L1の周りに回転駆動される。他方、バレル9は板状体からなり、その両面の一方がスクリュ7に対する対向面27を規定する。スクリュ7及びバレル9は、図示の例におけるように、それぞれ、これらの軸線方向に関して扁平である部材からなるものとすることが好ましい。スクリュ7及びバレル9を前記扁平な部材とすることは、これらの軸線方向長さの短縮化及びこれに伴う材料供給装置1の小型化に寄与する。
スクリュ7は、前記材料を受け入れる螺旋溝29(図3)を有する。螺旋溝29はスクリュ7を構成する前記中空体の円形の底部37の周縁上から該底部の中心に向けて、より詳細には、スクリュ7に設けられた後記座ぐり面107の周縁に向けて渦を巻くように伸びる一条の溝からなる。説明の便宜上、前記中空体の円形の底部37の周縁上で開口する螺旋溝29の端部を始端部29aといい、その反対側の開口端部を終端部29bという。螺旋溝29は前記スクリュ7の対向面25上に開放している。
バレル9は、その対向面27において、螺旋溝29内を移動する前記材料がスクリュ7及びバレル9間から漏出しないように螺旋溝29の開放面を覆い、かつスクリュ7の回転運動を許すようにスクリュ7の対向面25に近接して配置されている。また、バレル9は、スクリュ7の螺旋溝29を経た後の前記材料を受けれ、これを材料供給装置1の外部に排出するための吐出口31を有する。吐出口31はバレル9を構成する前記板状体をスクリュ7の軸線L1の延長上をこれに沿って伸び、前記板状体の両面に開放する貫通孔からなる。
スクリュ7及びバレル9の両対向面25,27は、これを平坦面とする図示の例に代えて、これらの一方及び他方がそれぞれ凹状の円錐面及び凸状の円錐面からなるものとすることができる。両円錐面のそれぞれの開き角度又は頂角の大きさは、例えば、174〜176度に設定することができる。
スクリュ7は減速機15の回転動力を受けてその軸線L1の周りに回転駆動される。回転駆動される間、前記材料がスクリュ7の螺旋溝29内にその始端部29aから投入される。スクリュ7の螺旋溝29内に投入された前記材料は、静止状態にあるバレル9に対するスクリュ7の回転によりその螺旋溝29内をその終端部29bに向けて送られ(圧送され)、この間に前記可塑化、混練、混合又は押出しの作用を受ける。例えば、成形射出機に供給される樹脂材料にあっては、螺旋溝29に投入される固形の樹脂材料の可塑化のためにバレル9が加熱される。前記固形の樹脂材料は、螺旋溝29内を送られる間にバレル9の対向面27に接して熱溶融され、あるいは先に熱溶融された他の樹脂材料に接して流動性を帯びた可塑化状態にされる。可塑化された前記材料は、さらに、螺旋溝29内を送られる間に互いに撹拌、混合され、これにより混練される。図4に示す例では、バレル9に形成された後記1条の螺旋溝93に連なる複数条の螺旋溝38がバレル9の対向面27に形成されている。これらの螺旋溝38はまたスクリュ7の螺旋溝29に対向しており、先にバレル9により加熱され流動化した前記樹脂材料の一部をスクリュ7の螺旋溝29から受け入れ、これをバレル9の螺旋溝93内に導くバイパス路をなす。
螺旋溝29の終端部29bを経て該螺旋溝29の外部に出た樹脂材料は、材料送出機構13の作用を受けて、バレル9の吐出口31に送られ、さらに吐出口31の外部、例えばバレル9に取り付けられその吐出口31に連通するノズル33に排出され、該ノズルを通して供給先である樹脂用金型(図示せず)が規定するキャビティ(図示せず)に導かれる。
スクリュ7に対するモータ14の回転駆動力の橋渡しを行う減速機15は、ハウジング17の内部に該ハウジングの一方の開口19からその他方の開口21に向けて順次配置された、スクリュ7に伝達される回転速度である減速後の回転速度で回転される回転力伝達板39と、揺動板41及び該揺動板に固定された複数のピン43と、後記キャップ73を介してハウジング17に固定された固定板45とを備え、さらに、これらの回転力伝達板39、揺動板41及び固定板45を貫通する軸部材47とを備える。
軸部材47は、スクリュ7の軸線L1の延長を軸線とする円筒部からなる両端部49,51と、これらの両端部間にあってこれらの軸線に平行な直線を回転軸線(偏心軸線)とする円筒部からなる偏心部53とを備える。軸部材47の両端部49,51はそれぞれ図上においてハウジング17の左側の開口19寄り及び右側の開口21寄りにある。
回転力伝達板39はこれを構成する後記環状の本体57において、軸部材47に対してその周りに回転可能であるように、軸部材47の一端部49に軸受55を介して支承されている。回転力伝達板39は円形状の周面を有する本体57と、該本体の両面にそれぞれ同軸的に連なりかつ本体57の両面からその軸線方向に関して互いに反対側に向けて突出する2つの環状部59,61を有する。一方(図2において左方)の環状部59はスクリュ7の一部をなす前記円筒部35内に受け入れられ、スクリュ7に対して相対的に回転が可能である。回転力伝達板39からスクリュ7への回転力の伝達のため、一方の環状部59とスクリュ7の円筒部35との間に後記クラッチ(第1のクラッチ)81が配置されている。他方(図2において右方)の環状部61にはその内周面に複数の歯(内歯)63が設けられている。また、他方の環状部61の周囲には、ハウジング17に対する回転力伝達板39の回転運動を円滑にするための軸受65が配置されている。
円形状の揺動板41は、軸部材47の偏心部53に該偏心部の周りに相対的に回転可能であるように軸受67を介して支承され、軸部材47の偏心部53が回転運動をするとき、後述するピン43の作用により、回転力伝達板39の他方の環状部61内を軸部材47に対して垂直な方向に揺動する。
揺動板41に固定された複数のピン43は揺動板41の軸線上に中心を有する仮想円の周上に互いに間隔をおいて配置され、揺動板41からその軸線と平行に固定板45に向けて伸びている。これらのピン43は、これらの先端部において、固定板45に設けられた、ピン43と同数の複数の円形の穴71にそれぞれ受け入れられている。穴71は、各ピン43の先端部の太さ(図示の例では直径)より大きい大きさ(直径)を有する。
各ピン43は、軸部材47の偏心部53がその偏心軸線の周りに回転するときに生じる揺動板41の偏心部53との共回りを制限し、揺動板41に揺動運動を生じさせるようにする。すなわち、揺動板41に偏心部53との共回りが生じると、揺動板41と一体の各ピン43の先端部が各穴71の周壁面に接して揺動板41の共回りの継続を阻止する。これにより、揺動板41は揺動運動を行い、この間、各ピン43の先端部は各穴71の周壁面上をその周方向に滑動する。
また、揺動板41はその周面に設けられた複数の歯(外歯)69を有する。外歯69は回転力伝達板39の内歯63より歯数が少なく、軸部材47の偏心部53の回転に伴って揺動板41が揺動運動をするとき、外歯69の一部が内歯63の一部と噛み合う。揺動板41の揺動運動に伴う両歯63,69の噛み合いに基づいて、後述するように、回転力伝達板39が、減速された速度で回転する。
減速機15のハウジング17にはその他方(図2において右方)の開口21を覆うキャップ73が複数のボルト75を介して固定されている。キャップ73はその中央に設けられた孔77を有する。軸部材47の他端部(図2において右方の端部)51はキャップ73の孔77内にあって該孔内に配置された軸受79を介してハウジング17に回転可能に支承されている。
モータ14はハウジング17外に配置されかつキャップ73に固定され、また、モータ14の回転軸がキャップ73の孔77を通して軸部材47に挿入されかつこれに固定されている。したがって、モータ14の回転動力は、キャップ73を反力支持体として、軸部材47に伝達され、軸部材47はモータ14の回転軸とともに回転する。
モータ14の回転に伴って軸部材47が回転すると、軸部材47の偏心部53がこれを取り巻く揺動板41に対してその偏心軸線(回転軸線)の周りに回転する。このとき、前記したように、揺動板41はこれに固定された各ピン43の先端部が固定板45の穴71の周壁面に当たり、偏心部53と共に回転することを制限される。その結果、揺動板41は、その外歯69の一部が回転力伝達板39の内歯63の一部に向けて移動、すなわち偏心部53の周りに揺動し、内歯63の一部と噛み合う。揺動板41の外歯69の一部が回転力伝達板39の内歯63の一部と噛み合いかつ揺動運動が継続するとき、揺動板41は、各ピン43を介しての固定板45を反力支持体として、回転力伝達板39に対して軸部材47の回転方向と同じ方向に回転力を与える。その結果、回転力伝達板39がその軸線(スクリュ7の回転軸線L1の延長)の周りに回転運動をする。このとき、回転力伝達板39は、その内歯63の歯数が揺動板41の外歯69の歯数より少ないことから、モータ14の回転数より小さい回転数で、すなわち減速された回転数で回転する。減速の程度は、内歯63と外歯69との歯数の比の選択により、任意に定めることができる。
回転力伝達板39の回転運動は、該回転力伝達板の一方の環状部59に設けられたクラッチ(第1のクラッチ)81を介してスクリュ7に伝達され、スクリュ7がその軸線L1の周りに回転する。図3に示すように、第1のクラッチ81は、環状部59にその周方向に互いに間隔をおいて設けられた複数の凹所83と、各凹所83内に回転可能に配置されたボール85と、凹所83内に配置されボール85に対して環状部59の周方向に関してその一方に向けてばね力を及ぼし、凹所83の側壁に押し付けるばね部材87とを備える。各凹所83は環状部59の外周面に開放する切り欠き89を有し、ボール85の一部が切り欠き89を通して凹所83の外部に露出しかつスクリュ7の円筒部35の内周面に接している。
これによれば、回転力伝達板39が図3に示す矢印91の方向に回転されるとき、スクリュ7の円筒部35の内周面とこれに接する第1のクラッチ81のボール85との間に働く摩擦力のために、ボール85が凹所83の側壁に押し付けられて回転不能とされ、スクリュ7が回転力伝達板39と共にこれと同方向に回転する。逆に、回転力伝達板39が矢印91と反対の方向に逆回転されるときは、スクリュ7の円筒部35の内周面とこれに接するボール85との間に働く摩擦力によって、ボール85は凹所83内をばね部材87のばね力に抗して移動し、回転運動をする。その結果、回転力伝達板39からスクリュ7への回転力の伝達が遮断され、回転力伝達板39はスクリュ7に対して空回りし、スクリュ7は回転力伝達板39からの回転動力を受けず、回転しない。
次に、スクリュ7の回転運動により該スクリュの螺旋溝29内を圧送され、該螺旋溝を経た材料をバレル9の吐出口31に送るための材料送出機構13について説明する。
図2及び図4に示すように、材料送出機構13は、バレル9に形成された螺旋溝93と、螺旋溝93内に該螺旋溝内を揺動可能であるように受け入れられた螺旋突条95を有するスクロール97とを備える。
バレル9に設けられた螺旋溝93は、バレル9の軸線の周囲領域から該軸線に向けて渦巻くように伸びる一条の溝からなり、またバレル9の対向面27上に開放している。螺旋溝93はバレル9の軸線の周囲領域上に始端部93a(図4)を有し、またバレル9の軸線上に終端部93b(図2)を有し、終端部93bにおいてバレル9の吐出口31と連通している。
また、スクロール97は、螺旋突条95が形成された円形の基板99を備える。螺旋突条95は基板99の両面の一方上にあって、基板99の周面近傍から該基板の軸線近傍に向けて渦巻くように伸びる一条の帯状体からなる。螺旋突条95は基板99の周面近傍に始端部95a(図3)を有し、また基板99の軸線近傍に終端部95b(図3)を有し、バレル9の螺旋溝93の始端部93a及び終端部93bに対応する。スクロール97は、さらに、基板99の他方の面からこれと同軸的に突出する軸101を有する。
スクロール97は、その軸101において、環状の偏心板103及び該偏心板の内周面に沿って配置された軸受105を介して、減速機15の回転力伝達板39に支持されている。この支持のために、スクリュ7の前記中空体の底部37にバレル9に相対する座ぐり面107が形成され、また、座ぐり面107に連通しかつこれと同軸的に伸びる貫通孔109とが設けられている。
スクロール97の基板99及び軸101はそれぞれスクリュ7の座ぐり面107に着座し及び貫通孔109を貫通している。スクリュ7の座ぐり面107及び貫通孔109はそれぞれスクロール97の基板99及び軸101より大きい口径を有する。このことから、スクロール97の基板99及び軸101は、それぞれ、スクリュ7の座ぐり面107内及び貫通孔109内をこれらの軸線に対して垂直な方向への揺動運動が可能とされている。
スクリュ7の貫通孔109を経て伸びる軸101は、偏心板103内の軸受105に受け入れられている。偏心板103及び軸受105の両軸線は、スクリュ7の軸線L1と平行な偏心軸線L2上にあり、偏心板103及び軸受105は、スクリュ7の軸線L1の延長上に軸線を有する減速機15の回転力伝達板39の回転動力を受けて、すなわちスクリュ7と共通の駆動源からの回転動力を受けて、偏心軸線L2の周りに回転運動、すなわち偏心運動をする。
この回転動力の伝達のために、回転力伝達板39の環状部59に、第1のクラッチ81と同様の構造を有する他のクラッチ(第2のクラッチ)111が設けられている。第2のクラッチ111は、第1のクラッチ81における凹所83と反対の方向(他方向)へ向けて互いに間隔をおいて設けられた複数の凹所113と、各凹所113内に回転可能に配置されたボール115と、凹所113内に配置されボール115に対して環状部59の周方向に関してその他方向に向けてばね力を及ぼし、凹所113の側壁に押し付けるばね部材117とを備える。各凹所113は環状部59の内周面に開放する切り欠き119を有し、ボール115の一部が切り欠き119を通して凹所113の外部に露出しかつ偏心板103の外周面に接している。
これによれば、モータ14を逆方向に回転させることにより回転力伝達板39が図3に示す矢印91と反対の方向に回転されるとき、偏心板103の外周面とこれに接する第2のクラッチ111のボール115との間に働く摩擦力のために、ボール115が凹所113の側壁に押し付けられて回転不能とされ、偏心板103が回転力伝達板39と共にこれと同方向に回転する。逆に、回転力伝達板39が矢印91の方向に回転されるときは、偏心板103の外周面とこれに接するボール115との間に働く摩擦力によって、ボール115は凹所113内をばね部材117のばね力に抗して移動し、回転運動をする。その結果、回転力伝達板39から偏心板103への回転力の伝達が遮断され、回転力伝達板39は偏心板103に対して空回りし、回転力伝達板39の回転動力は第1のクラッチ81を介してスクリュ7に伝達される。
偏心板103及び軸受105の偏心運動に伴い、スクロール97が偏心板103と共に回転(共回り)しようとする。しかし、スクロール97の螺旋突条95がバレル9の螺旋溝93内にあって該螺旋溝の側壁に当たりその回転を制限又は抑制されることから、減速機15における揺動板41と同様、スクロール97は揺動運動をする。すなわち、スクロール97の軸101及び基板99がそれぞれスクリュ7の貫通孔内109及び座ぐり面107内で、また螺旋突条95がバレル9の螺旋溝93内で揺動運動をする。
螺旋突条95は、これが揺動運動を行うとき、その一部が螺旋溝93の側壁に接し、該側壁と共同して1以上(図示の例では2つ)の三日月形の閉空間121,123(図5c参照)を規定するように、また、前記閉空間の容積を所望の大きさに設定するために、その全体の大きさ、螺旋溝93の溝幅に対するその厚さ寸法、その始端部95aから終端部95bまでの長さ寸法等が定められる。螺旋突条95がその放射方向へ連続して移動する運動である揺動運動の間、閉空間121,123はそれぞれ三日月形の形状を変えながら螺旋溝93内をその始端部93aからその終端部93bに向けて連続的に移動する。
また、バレル9の螺旋溝93はその始端部93aにおいてスクリュ7の螺旋溝29の終端部95bに相対し、連通している。このことから、スクリュ7の螺旋溝29を経た前記材料はバレル9の螺旋溝93内に移動することができる。図5に示すように、バレル9の螺旋溝93に受け入れられた材料M(図5a、b)は、続いて閉空間121に閉じ込められ(図5c)、閉空間121と共に螺旋溝93内を連続移動し(図5d〜h)、螺旋溝93の終端部93bに到達し(図5i)、該終端部からバレル9の吐出口31へと移動する(図5j)。材料Mは閉空間121に閉じ込められることにより計量され、定量の材料Mの送り出しが行われる。これは、他の閉空間123に材料Mが閉じ込められる場合においても同様に行われる。バレル9の螺旋溝93を通しての材料Mの送り出しのために、スクロール97は少なくとも1回(図示の例では3回)(図5a〜e、図5e〜i、図5i〜j)の揺動サイクルを行う。また、材料Mが螺旋溝93の終端部93bに到達(図5h)した後、スクロール97の単一時間当たりの揺動量をより少なくして、スクロール97を断続的に揺動させることにより、小分けにした等量の材料Mを順次バレル9の吐出口31に送ることができる。
本発明に係る材料送出機構13にあっては、これを構成する螺旋溝93が既存の薄いバレル9に形成され、また螺旋溝93に受け入れられる螺旋突条95を含むスクロール97はその軸線方向長さを比較的小さいものに設定することができる。このことから材料送出機構13自体の小型化並びにこれに伴う材料送出機構13が組み込まれた材料供給装置1及び該材料供給装置が組み込まれた前記射出成形機等の小型化を促進することができる。
なお、減速機15の他の例として、第1のクラッチ81及び第2のクラッチ111並びに偏心板103を有しないものとすることができる。この例を図6に示す。この例では、回転力伝達板39の一方の環状部59の外周面がスクリュ7の円筒部35の内面に固定され、スクリュ7は常に回転力伝達板39と共に回転運動をする。また、軸受105は、前記したと同様の偏心軸線L2を軸線として回転力伝達板39の環状部の内周面にこれに沿って配置されている。また、バレル9の螺旋溝93及びスクロール97の螺旋突条95の渦巻き方向が、図2に示す例におけるとは逆であるように設定されている。その余の構造については、図2に示す例と同様であるのでこれに付した主要な符号と同じ符号を付してその説明に代える。この例によれば、スクリュ7を回転させながら同時にスクロール97を揺動させ、これにより、前記したと同様にして、スクリュ7の螺旋溝29からバレル9の螺旋溝93に導かれた前記材料に送出作用を及ぼすことができる。
スタンドにより支持された材料供給装置の側面図である。 材料供給装置の断面図である。 材料供給装置の部分分解斜視図である。 材料供給装置のスクリュ、バレル及びスクロールの分解斜視図である。 材料の送り出しの際における、バレルの螺旋溝と、該螺旋溝内で揺動されるスクロールの螺旋突条との位置関係を順追って示す図である。 他の例に係る材料供給装置の図2と同様の断面図である。 材料供給装置が取り付けられたプレス金型を有するプレス装置の概略的な側面図である。
符号の説明
1 材料供給装置
7 スクリュ
9 バレル
11 駆動源
13 材料送出機構
14 モータ
15 減速機
25 スクリュの対向面
27 バレルの対向面
29 スクリュの螺旋溝
31 バレルの吐出口
81 第1のクラッチ
93 バレルの螺旋溝
95 螺旋突条
97 スクロール
111 第2のクラッチ
121,123 閉空間

Claims (9)

  1. 材料の可塑化、混練、混合又は押出しを行うための回転駆動されるスクリュと、バレルとを備え、前記スクリュが前記材料を受け入れる螺旋溝を有し、前記バレルが前記螺旋溝に対向しかつこれを覆う対向面と前記螺旋溝を経た材料のための吐出口とを有する材料供給装置に適用される材料送出機構であって、
    前記バレルに形成され、前記スクリュの螺旋溝と前記バレルの吐出口とに連なる螺旋溝と、
    前記バレルの螺旋溝内に該螺旋溝内を揺動可能であるように受け入れられた螺旋状に伸びる螺旋突条を有するスクロールとを含み、
    前記バレルの螺旋溝は前記スクリュの螺旋溝を経た材料を受け入れ、前記スクロールの螺旋突条はこれが揺動運動をするとき前記バレルの螺旋溝内の材料を前記バレルの吐出口に向けて送り出す作用をなすことを特徴とする材料送出機構。
  2. 前記スクロールの螺旋突条は定量の材料を送り出す作用をなすことを特徴とする、請求項1に記載の材料送出機構。
  3. 前記材料供給装置は前記スクリュを回転駆動するための駆動源を備え、該駆動源はモータと該モータの減速機とを含み、前記スクロールは前記減速機に前記スクリュの回転軸線と平行な偏心軸線の周りに回転可能であるように支承されていることを特徴とする、請求項1又は2に記載の材料送出機構。
  4. 材料の可塑化、混練、混合又は押出しを行うための回転駆動されるスクリュ、及び該スクリュに対向して配置されたバレルを備えた、前記材料のための材料送出機構と、前記スクリュを回転駆動するための駆動源とを備え、前記スクリュが前記材料を受け入れる螺旋溝を有し、前記バレルが前記螺旋溝に対向しかつこれを覆う対向面と吐出口とを有する材料供給装置であって、
    前記材料送出機構は、前記バレルに形成され、前記スクリュの螺旋溝と前記バレルの吐出口とに連なる螺旋溝と、前記バレルの螺旋溝内に該螺旋溝内を揺動可能であるように受け入れられた螺旋状に伸びる螺旋突条を有するスクロールとを含み、
    前記バレルの螺旋溝は前記スクリュの螺旋溝を経た材料を受け入れ、前記スクロールの螺旋突条はこれが揺動運動をするとき前記バレルの螺旋溝内の材料を前記バレルの吐出口に向けて送り出す作用をなすことを特徴とする、材料供給装置。
  5. 前記スクロールの螺旋突条は定量の材料を送り出す作用をなすことを特徴とする、請求項4に記載の材料供給装置。
  6. 前記駆動源はモータと該モータの減速機とを含み、前記スクロールは前記減速機に前記スクリュの回転軸線と平行な偏心軸線の周りに回転可能に支承されていることを特徴とする、請求項4又は5に記載の材料供給装置。
  7. さらに、前記減速機に設けられたクラッチを備え、前記クラッチは前記モータが一方向に回転するときに前記減速機の回転力を前記スクリュにのみ伝達し、また前記モータが他方向に回転するときに前記減速機の回転力を前記スクロールにのみ伝達することを特徴とする、請求項6に記載の材料供給装置。
  8. 前記材料供給装置は樹脂成形用金型に組み込まれることを特徴とする、請求項4から7のいずれか1項に記載の材料供給装置。
  9. 前記材料供給装置はプレス用金型に組み込まれることを特徴とする、請求項4から7のいずれか1項に記載の材料供給装置。
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