JP2003516850A6 - 粘性液の混合装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 高粘性液を混合できる混合装置を得る。
【解決手段】 粘性液を混合する装置は、端面に向って開放された、側部壁を備えた円筒状の混合室(100)と、前記側部壁中の排出口(105B)をノズル開口とする、少なくとも2つの注入ノズル(170)と、円形の開口を備えた混合室(100)中において混合室(100)の長手軸線(A−A)に沿って軸方向に移動可能とされたピストン(150)と、を備えている。該ピストンは、軸方向に移動可能なことに加えて、モータ(135)を介して混合室(100)の長手軸線の回りに回転可能とされている。
【解決手段】 粘性液を混合する装置は、端面に向って開放された、側部壁を備えた円筒状の混合室(100)と、前記側部壁中の排出口(105B)をノズル開口とする、少なくとも2つの注入ノズル(170)と、円形の開口を備えた混合室(100)中において混合室(100)の長手軸線(A−A)に沿って軸方向に移動可能とされたピストン(150)と、を備えている。該ピストンは、軸方向に移動可能なことに加えて、モータ(135)を介して混合室(100)の長手軸線の回りに回転可能とされている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、側部壁を備え、端面が開放された円筒状の混合室と、該側部壁の射出口(注入口)をノズル開口とする、少なくとも2つの注入(ないし射出注入)ノズル(Einspritzduesen)と、該混合室中において、該混合室の長手軸線に沿って軸方向に可動とされた、円形の表面を備えたピストンと、を有する形式の混合装置、並びに、この混合装置を使用する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
この形式の混合装置は、公知であり、2種の成分を混合し、これらの成分を次に反応させて例えば合成発泡樹脂である最終生成物を生成させるために合成樹脂産業などにおいて用いられている。基本的には、次の2つの異なった形態の装置が知られている。
【0003】
高粘性液を混合させるため、これらの液は夫々2つのノズルからほぼ円筒状の反応室にもち来たされ、次に、攪拌工具を用いて、互いに混合させられる。可及的に均質に混合された各液は、次に、下端が開放された先端部から反応室の外部に排出される。この装置は、連続した行動にしか適さない。なぜならそれは、2種の液が非常にすみやかに反応して、処理の中断の間に攪拌機構を膠着させるからである。混合物が一旦硬化して固体状になると、反応室の清掃に多くのコストを要し、又は、清掃して再作動可能とすることが全くできなくなる。
【0004】
大体において円筒状の反応室内に、2つの高圧ポンプによって、2種の粘性液を射出注入し、各流を向流射出(注入)法により混合させることも、既知となっている。この装置においては、多くの場合にピストンが設けられ、このピストンの軸方向の行程によって、処理の中断時に混合室内に残留する液がピストンから除去される。この構成は、不連続の作動においても使用しうる点で有利であるが、攪拌機構の欠如のため、高粘性液に対しては、もちろん使用できない。
【0005】
【発明の概要】
前記の公知技術に基づいて、本発明の課題は、高粘性液の混合にも適し、しかも不連続に作動させうる混合装置を作り出すことにある。特に、この装置は、短い反応時間で固体の合成樹脂又は発泡合成樹脂を生成させる高粘性液を混合させるのに適合しているべきである。
【0006】
この課題は、請求の範囲第1項記載の特徴を有する装置によって解決される。即ち、本発明によれば、側部壁を備え、端面が開放された円筒状の混合室と、該側部壁の射出口をノズル開口とする、少なくとも2つの注入ノズルと、混合室中において混合室の長手軸線に沿って軸方向に可動とされた、円形の表面を備えたピストンと、を有する粘性液の混合装置であって、該ピストンが駆動式を介して長手軸線の回りに回動可能とされたことを特徴とする混合装置が提供される。
【0007】
この装置の本発明に従った使用は、請求の範囲第9項に従ってなされる。
【0008】
本発明の基本思想は、前記の向流混合ヘッドを大幅に改良し、清掃の目的のために軸方向に移動可能なピストンが、円筒状の混合室内において、自己の軸線の回りに回動されうるようにして、攪拌運動を生じさせるようにすることにある。
【0009】
特に有利な構成は、請求の範囲第3項の装置であり、この場合、攪拌ロッドを使用して自動清掃が行われる。
【0010】
請求の範囲第10項によれば、混合の改善のために、ピストンの軸方向の自由度が利用される。
【0011】
本発明のその他の有利な実施態様は、各従属項に示されている。
【0012】
【発明の実施の形態】
図1は本発明による装置を示す横断面図である。混合室ハウジング105は、円筒形の混合室100を有し、この混合室中にはピストン150が軸方向に移動可能に支承されている。ピストン150の軸方向の変位は、液圧シリンダ120中に支承された液圧ピストン160を介してなされる。液圧ピストン160は、ピストンロッド165に固着してあり、ピストンロッド165の下方端は、ボールベアリング168を支持している。ボールベアリング168の内レースにはスプライン付き軸155が保持されており、ピストンロッド165とスプライン付き軸155とは、軸方向には結合されるが、軸線A−Aの回りの回転については無結合とされる。スプライン付き軸155は、結合エレメント140とスプライン付き軸155とが、回転運動について結合されるよう、結合エレメント140に貫挿されている。スプライン付き軸155の一端には、混合室100中に配されたピストン150が固定されている。
【0013】
結合エレメント140の前記上端は、第2のボールベアリング145を介して、軸受フランジ110に結合されており、軸受フランジ110は、混合室ハウジング105に強固にフランジ結合されている。基本的に軸線A−Aに対称に構成された結合エレメント140は、その外面側に、リングギア142を備える。リングギア142は、結合エレメント140と共に、駆動機(Motor、以下「モータ」という)135によって駆動されうる。この目的のために、モータ135の出力軸には、ギア136が取付けてあり、このギア136は、歯付きベルト137を介してリングギア142に結合されている。モータ135は、コンソール130を介して、(ランタン状)径大部115又は軸受フランジ110にフランジ結合されている。
【0014】
結合エレメント140には、攪拌ロッド152が配設してあり、この攪拌ロッド152は、軸線A−Aと平行に、混合室100中に進入すると共に、ピストン150に貫挿されている。
【0015】
混合室ハウジング105中には、2つのノズル170が配設してあり、これらのノズル170を介して、混合しようとする2種の粘性液が、混合室100中に圧入される。2つのノズル170は、図1、2では単に概略的に図示されている。
【0016】
図3には、どのようにノズル170を構成しうるかの態様が図示されている。混合室ハウジング105には、2つの切欠(凹所)105Aが形成してあり、これらの切欠には、各々ノズル本体171が挿通されている(図には1個のみ示す)。ノズル本体171の内部には、高圧が存在し、この高圧は、(図示の装置の)外部において形成され、注入(射出)ピストン172によって制御され、ノズル体開口173を介してノズル本体171から液を押出す。この構成は、当該技術では既知であり、ここでは詳述する必要がないだろう。ノズル開口自体は、ここでは、混合室ハウジング105中の硬化処理したノズル端105Cの射出口(注入口)105Bである。ノズル体を混合室のところまで導く(よう構成する)ことによりノズル本体の前方端を混合室の側部壁の一部分とすることも考えられよう。その場合は、ノズル本体開口とノズル端の射出口(注入口)とは同一となる。
【0017】
混合装置の基本的な作用について次に説明する。
【0018】
図1には、混合装置の第1の作動状態が示されている。ピストン150は、ノズル170のノズル開口の上部に配されている。この位置では、混合しようとする液は、ノズル170を介して混合室100に射出注入(eingespritzt)される。この射出注入は、通常は、高圧下に、即ち100バールより高い射出(注入)圧力の下になされる。射出注入工程の間、結合エレメント140は、モータ135によって回動され、それによってピストン150及び攪拌ロッド152も回動される。ピストン150及び攪拌ロッド152の回動によって、高粘性の液も混合される。混合された液は、混合室100の下端から外方に取出(排出)される。
【0019】
混合工程の終了後に、2種の液のノズル(複数)170を介した供給は中断される。次に、液圧ピストン160の押動によって、ピストン150が混合室100中において軸方向下方に押込まれる(図2参照)。それにより、残量の液は、混合室100から押出され、混合室100が清浄にされる。それと同時に、攪拌ロッド152が払拭され、清浄にされる。次に工程を再度実施するには、ピストン150は、再び図1に示した位置に復動させ、工程サイクルを再開することが可能となる。
【0020】
次に本発明による装置のいくつかの変形例について説明する。
【0021】
図4A、4Bを参照すると、混合室100の開放上端(完成した混合物が混合室から排出される部分)に、可撓性の漏斗状の部材180を取付けることができる。漏斗状部材180は無負荷の状態では、下方に向って縮径され、特に長目の開口スリットを形成するように構成されている。この構成の利点は、混合された生成物が制御された仕方で放出されることに存する。この場合は、ピストン150の軸方向の行程は、漏斗状部材180をその軸方向の手長に亘って通過できる値とする必要がある。漏斗状部材180の可撓性のため、ピストン150が移動する間、漏斗状部材180は、ピストン150の形状に適合されるので、漏斗状部材180の内部空所も、ピストン150の軸方向行程によって清浄することができる。
【0022】
図5を参照して、ノズル端の射出口(注入口)105Bを混合室の長手方向軸線A−Aに対して傾斜して配設し、ピストン150が「混合」作動位置(状態)にある際にノズル端の射出口の長手方向軸線B−B及びC−Cを大体においてピストン150の表面(端面)のところで互いに交差させるようにすることも考えられる。この構成は、ピストン150が構成化(特別の輪郭構造に形成、strukuriert)された端面、特に溝ないし凹所を備えた端面を有する場合に、より良好な混合を結果させることができる。特にこの場合は、撹拌ロッドなしに作業を行うことも考えられる。ノズルの位置を傾斜させることと、図1、2に示した攪拌ロッドを用いることとを組合せることももちろん考えられる。
【0023】
混合室とピストンとの間並びにピストンと攪拌ロッドとの間には、可及的に少ない摩擦と共に、可及的に密な接触が存在していなければならないので、互いに対向する表面の少なくとも一方を、ダイアモンド状のグラファイト面(層)で被覆することが提案される。その他の表面形態を考えられるがその場合、可及的に摩擦ないし磨耗の少ない素材の組合せがより好ましいことは言うまでもない。切欠例えば外周溝をピストン150に形成し、これらの切欠に潤滑材を埋設(充填)することももちろん考えられる。
【0024】
さらに複数の攪拌ロッドを使用することも考えられる。その際、これらの攪拌ロッドは、常に軸線A−Aと平行に配設されるものとする。
【0025】
前述した作動形態の変形として、ピストン150が混合工程の間にも短い軸方向行程(ストローク)を行うことにより、混合室100中にある被混合物に振動状の圧力パルスが及ぼされるようにすることも考えられる。このような軸方向の振動は、一例として、前述した液圧ピストン160を介して生じさせてもよいが、行程長の短い他の空圧ないし液圧エレメントをピストンロッド165と平行に配設することも考えられる。
【0026】
混合室ハウジング105中に2個以上のノズルを配設するようにしても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】
本発明の装置を第1の作動位置(状態)において示す縦断面図である。
【図2】
図1の装置を第2の作動位置(状態)において示す。
【図3】
混合室を示す横断面図である。
【図4】
本発明の別の実施の態様を示す。
【図5】
本発明の変形例を示す。
【発明の属する技術分野】
本発明は、側部壁を備え、端面が開放された円筒状の混合室と、該側部壁の射出口(注入口)をノズル開口とする、少なくとも2つの注入(ないし射出注入)ノズル(Einspritzduesen)と、該混合室中において、該混合室の長手軸線に沿って軸方向に可動とされた、円形の表面を備えたピストンと、を有する形式の混合装置、並びに、この混合装置を使用する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
この形式の混合装置は、公知であり、2種の成分を混合し、これらの成分を次に反応させて例えば合成発泡樹脂である最終生成物を生成させるために合成樹脂産業などにおいて用いられている。基本的には、次の2つの異なった形態の装置が知られている。
【0003】
高粘性液を混合させるため、これらの液は夫々2つのノズルからほぼ円筒状の反応室にもち来たされ、次に、攪拌工具を用いて、互いに混合させられる。可及的に均質に混合された各液は、次に、下端が開放された先端部から反応室の外部に排出される。この装置は、連続した行動にしか適さない。なぜならそれは、2種の液が非常にすみやかに反応して、処理の中断の間に攪拌機構を膠着させるからである。混合物が一旦硬化して固体状になると、反応室の清掃に多くのコストを要し、又は、清掃して再作動可能とすることが全くできなくなる。
【0004】
大体において円筒状の反応室内に、2つの高圧ポンプによって、2種の粘性液を射出注入し、各流を向流射出(注入)法により混合させることも、既知となっている。この装置においては、多くの場合にピストンが設けられ、このピストンの軸方向の行程によって、処理の中断時に混合室内に残留する液がピストンから除去される。この構成は、不連続の作動においても使用しうる点で有利であるが、攪拌機構の欠如のため、高粘性液に対しては、もちろん使用できない。
【0005】
【発明の概要】
前記の公知技術に基づいて、本発明の課題は、高粘性液の混合にも適し、しかも不連続に作動させうる混合装置を作り出すことにある。特に、この装置は、短い反応時間で固体の合成樹脂又は発泡合成樹脂を生成させる高粘性液を混合させるのに適合しているべきである。
【0006】
この課題は、請求の範囲第1項記載の特徴を有する装置によって解決される。即ち、本発明によれば、側部壁を備え、端面が開放された円筒状の混合室と、該側部壁の射出口をノズル開口とする、少なくとも2つの注入ノズルと、混合室中において混合室の長手軸線に沿って軸方向に可動とされた、円形の表面を備えたピストンと、を有する粘性液の混合装置であって、該ピストンが駆動式を介して長手軸線の回りに回動可能とされたことを特徴とする混合装置が提供される。
【0007】
この装置の本発明に従った使用は、請求の範囲第9項に従ってなされる。
【0008】
本発明の基本思想は、前記の向流混合ヘッドを大幅に改良し、清掃の目的のために軸方向に移動可能なピストンが、円筒状の混合室内において、自己の軸線の回りに回動されうるようにして、攪拌運動を生じさせるようにすることにある。
【0009】
特に有利な構成は、請求の範囲第3項の装置であり、この場合、攪拌ロッドを使用して自動清掃が行われる。
【0010】
請求の範囲第10項によれば、混合の改善のために、ピストンの軸方向の自由度が利用される。
【0011】
本発明のその他の有利な実施態様は、各従属項に示されている。
【0012】
【発明の実施の形態】
図1は本発明による装置を示す横断面図である。混合室ハウジング105は、円筒形の混合室100を有し、この混合室中にはピストン150が軸方向に移動可能に支承されている。ピストン150の軸方向の変位は、液圧シリンダ120中に支承された液圧ピストン160を介してなされる。液圧ピストン160は、ピストンロッド165に固着してあり、ピストンロッド165の下方端は、ボールベアリング168を支持している。ボールベアリング168の内レースにはスプライン付き軸155が保持されており、ピストンロッド165とスプライン付き軸155とは、軸方向には結合されるが、軸線A−Aの回りの回転については無結合とされる。スプライン付き軸155は、結合エレメント140とスプライン付き軸155とが、回転運動について結合されるよう、結合エレメント140に貫挿されている。スプライン付き軸155の一端には、混合室100中に配されたピストン150が固定されている。
【0013】
結合エレメント140の前記上端は、第2のボールベアリング145を介して、軸受フランジ110に結合されており、軸受フランジ110は、混合室ハウジング105に強固にフランジ結合されている。基本的に軸線A−Aに対称に構成された結合エレメント140は、その外面側に、リングギア142を備える。リングギア142は、結合エレメント140と共に、駆動機(Motor、以下「モータ」という)135によって駆動されうる。この目的のために、モータ135の出力軸には、ギア136が取付けてあり、このギア136は、歯付きベルト137を介してリングギア142に結合されている。モータ135は、コンソール130を介して、(ランタン状)径大部115又は軸受フランジ110にフランジ結合されている。
【0014】
結合エレメント140には、攪拌ロッド152が配設してあり、この攪拌ロッド152は、軸線A−Aと平行に、混合室100中に進入すると共に、ピストン150に貫挿されている。
【0015】
混合室ハウジング105中には、2つのノズル170が配設してあり、これらのノズル170を介して、混合しようとする2種の粘性液が、混合室100中に圧入される。2つのノズル170は、図1、2では単に概略的に図示されている。
【0016】
図3には、どのようにノズル170を構成しうるかの態様が図示されている。混合室ハウジング105には、2つの切欠(凹所)105Aが形成してあり、これらの切欠には、各々ノズル本体171が挿通されている(図には1個のみ示す)。ノズル本体171の内部には、高圧が存在し、この高圧は、(図示の装置の)外部において形成され、注入(射出)ピストン172によって制御され、ノズル体開口173を介してノズル本体171から液を押出す。この構成は、当該技術では既知であり、ここでは詳述する必要がないだろう。ノズル開口自体は、ここでは、混合室ハウジング105中の硬化処理したノズル端105Cの射出口(注入口)105Bである。ノズル体を混合室のところまで導く(よう構成する)ことによりノズル本体の前方端を混合室の側部壁の一部分とすることも考えられよう。その場合は、ノズル本体開口とノズル端の射出口(注入口)とは同一となる。
【0017】
混合装置の基本的な作用について次に説明する。
【0018】
図1には、混合装置の第1の作動状態が示されている。ピストン150は、ノズル170のノズル開口の上部に配されている。この位置では、混合しようとする液は、ノズル170を介して混合室100に射出注入(eingespritzt)される。この射出注入は、通常は、高圧下に、即ち100バールより高い射出(注入)圧力の下になされる。射出注入工程の間、結合エレメント140は、モータ135によって回動され、それによってピストン150及び攪拌ロッド152も回動される。ピストン150及び攪拌ロッド152の回動によって、高粘性の液も混合される。混合された液は、混合室100の下端から外方に取出(排出)される。
【0019】
混合工程の終了後に、2種の液のノズル(複数)170を介した供給は中断される。次に、液圧ピストン160の押動によって、ピストン150が混合室100中において軸方向下方に押込まれる(図2参照)。それにより、残量の液は、混合室100から押出され、混合室100が清浄にされる。それと同時に、攪拌ロッド152が払拭され、清浄にされる。次に工程を再度実施するには、ピストン150は、再び図1に示した位置に復動させ、工程サイクルを再開することが可能となる。
【0020】
次に本発明による装置のいくつかの変形例について説明する。
【0021】
図4A、4Bを参照すると、混合室100の開放上端(完成した混合物が混合室から排出される部分)に、可撓性の漏斗状の部材180を取付けることができる。漏斗状部材180は無負荷の状態では、下方に向って縮径され、特に長目の開口スリットを形成するように構成されている。この構成の利点は、混合された生成物が制御された仕方で放出されることに存する。この場合は、ピストン150の軸方向の行程は、漏斗状部材180をその軸方向の手長に亘って通過できる値とする必要がある。漏斗状部材180の可撓性のため、ピストン150が移動する間、漏斗状部材180は、ピストン150の形状に適合されるので、漏斗状部材180の内部空所も、ピストン150の軸方向行程によって清浄することができる。
【0022】
図5を参照して、ノズル端の射出口(注入口)105Bを混合室の長手方向軸線A−Aに対して傾斜して配設し、ピストン150が「混合」作動位置(状態)にある際にノズル端の射出口の長手方向軸線B−B及びC−Cを大体においてピストン150の表面(端面)のところで互いに交差させるようにすることも考えられる。この構成は、ピストン150が構成化(特別の輪郭構造に形成、strukuriert)された端面、特に溝ないし凹所を備えた端面を有する場合に、より良好な混合を結果させることができる。特にこの場合は、撹拌ロッドなしに作業を行うことも考えられる。ノズルの位置を傾斜させることと、図1、2に示した攪拌ロッドを用いることとを組合せることももちろん考えられる。
【0023】
混合室とピストンとの間並びにピストンと攪拌ロッドとの間には、可及的に少ない摩擦と共に、可及的に密な接触が存在していなければならないので、互いに対向する表面の少なくとも一方を、ダイアモンド状のグラファイト面(層)で被覆することが提案される。その他の表面形態を考えられるがその場合、可及的に摩擦ないし磨耗の少ない素材の組合せがより好ましいことは言うまでもない。切欠例えば外周溝をピストン150に形成し、これらの切欠に潤滑材を埋設(充填)することももちろん考えられる。
【0024】
さらに複数の攪拌ロッドを使用することも考えられる。その際、これらの攪拌ロッドは、常に軸線A−Aと平行に配設されるものとする。
【0025】
前述した作動形態の変形として、ピストン150が混合工程の間にも短い軸方向行程(ストローク)を行うことにより、混合室100中にある被混合物に振動状の圧力パルスが及ぼされるようにすることも考えられる。このような軸方向の振動は、一例として、前述した液圧ピストン160を介して生じさせてもよいが、行程長の短い他の空圧ないし液圧エレメントをピストンロッド165と平行に配設することも考えられる。
【0026】
混合室ハウジング105中に2個以上のノズルを配設するようにしても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】
本発明の装置を第1の作動位置(状態)において示す縦断面図である。
【図2】
図1の装置を第2の作動位置(状態)において示す。
【図3】
混合室を示す横断面図である。
【図4】
本発明の別の実施の態様を示す。
【図5】
本発明の変形例を示す。
【0005】
【発明の概要】
前記の公知技術に基づいて、本発明の課題は、高粘性液の混合にも適し、その際長い待ち時間(Standzeiten)及び良好な作動の確実性を達成しうるよう前述の形式の液混合装置を改良することにある。特に、この装置は、短い反応時間で固体の合成樹脂又は発泡合成樹脂を生成させる高粘性液を混合させるのに適合しているべきである。
【発明の概要】
前記の公知技術に基づいて、本発明の課題は、高粘性液の混合にも適し、その際長い待ち時間(Standzeiten)及び良好な作動の確実性を達成しうるよう前述の形式の液混合装置を改良することにある。特に、この装置は、短い反応時間で固体の合成樹脂又は発泡合成樹脂を生成させる高粘性液を混合させるのに適合しているべきである。
【0005】
【発明の概要】
前記の公知技術に基づいて、本発明の課題は、高粘性液の混合にも適し、その際長い耐久時間(Standzeiten)及び良好な作動の確実性を達成しうるよう前述の形式の液混合装置を改良することにある。特に、この装置は、短い反応時間で固体の合成樹脂又は発泡合成樹脂を生成させる高粘性液を混合させるのに適合しているべきである。
【発明の概要】
前記の公知技術に基づいて、本発明の課題は、高粘性液の混合にも適し、その際長い耐久時間(Standzeiten)及び良好な作動の確実性を達成しうるよう前述の形式の液混合装置を改良することにある。特に、この装置は、短い反応時間で固体の合成樹脂又は発泡合成樹脂を生成させる高粘性液を混合させるのに適合しているべきである。
【0006】
この課題は、請求の範囲第1項記載の特徴を有する装置によって解決される。即ち、本発明によれば、側部壁を備え、端面が開放された円筒状の混合室と、該側部壁の射出口をノズル開口とする、少なくとも2つの注入ノズルと、混合室中において混合室の長手軸線に沿って軸方向に可動とされた、円形の表面、及びこ の円形の表面に続いて前記側部壁に接するマントル面、を備え、該円形の表面が 、駆動機を介して、長手方向軸線の回りに回転可能とされた、ピストンと、を有する粘性液の混合装置であって、該ピストン全体が混合室の長手軸線の回りに回動可能とされたことを特徴とする混合装置が提供される。(態様1)
この課題は、請求の範囲第1項記載の特徴を有する装置によって解決される。即ち、本発明によれば、側部壁を備え、端面が開放された円筒状の混合室と、該側部壁の射出口をノズル開口とする、少なくとも2つの注入ノズルと、混合室中において混合室の長手軸線に沿って軸方向に可動とされた、円形の表面、及びこ の円形の表面に続いて前記側部壁に接するマントル面、を備え、該円形の表面が 、駆動機を介して、長手方向軸線の回りに回転可能とされた、ピストンと、を有する粘性液の混合装置であって、該ピストン全体が混合室の長手軸線の回りに回動可能とされたことを特徴とする混合装置が提供される。(態様1)
【0007】
この装置の本発明に従った使用は、請求の範囲第9項(態様9)に従ってなされる。
この装置の本発明に従った使用は、請求の範囲第9項(態様9)に従ってなされる。
【0009】
特に有利な構成は、請求の範囲第3項(態様3)の装置であり、この場合、攪拌ロッドを使用して自動清掃が行われる。
特に有利な構成は、請求の範囲第3項(態様3)の装置であり、この場合、攪拌ロッドを使用して自動清掃が行われる。
【0010】
請求の範囲第10項(態様10)によれば、混合の改善のために、ピストンの軸方向の自由度が利用される。
請求の範囲第10項(態様10)によれば、混合の改善のために、ピストンの軸方向の自由度が利用される。
【0011】
本発明のその他の有利な実施態様は、各従属項に示されている。以下に各実施 態様を示す。
(態様2) ピストンが少なくとも1つの通し孔を備え、この通し孔に攪拌 ロッドが通され該ピストン及び攪拌ロッドは軸方向に脱結合されているか又は脱 結合可能とされたことを特徴とする。
(態様3) 射出口の軸線(B−B、C−C)が混合室の長手方向軸線(A −A)との間に、開放された端面に対して開いた角をそれぞれ成すことを特徴と する。
(態様4) ピストンの表面が少なくとも1つの溝を備えたことを特徴とす る。
(態様5) ピストンがアンダーカットを備えたことを特徴とする。
(態様6) 前記アンダーカットに少なくとも部分的に潤滑剤を埋設したこ とを特徴とする。
(態様7) ピストンがノズル開口に接触しない第1位置を備えたことを特 徴とする。
(態様8) ピストンがノズル開口と接触しない別の位置を、ピストンがも つことを特徴とする。
(態様9) ピストン150が前記第1位置または第2位置にある時に射 出口の軸線(B−B、C−C)がほぼ前記上面上において互いに交差することを 特徴とする。
(態様10) 駆動手段が設けられ、該駆動手段によってピストンの前記2 つの位置の間の振動を該ピストンを同時に回転させつつ生起させうることを特徴 とする。
(態様11) 攪拌ロッドが軸方向に少なくとも間接的に前記側部壁に結合 されたことを特徴とする。
(態様12) 可撓性材料からなる漏斗状部材の一端が混合室の開口部に配 されたことを特徴とする。
(態様13) 漏斗状部材をその第2端に向ってフラットになるように形成 したことを特徴とする。
(態様14) ピストン及び/又は側部壁が少なくとも部分的に炭素被覆を 有することを特徴とする。
(態様15) 上記混合装置を用いて、少なくとも2種の粘性液を混合する 方法において、次の各々の工程即ち
a)前記ピストンが前記ノズル開口を塞止しない第1位置に、該ピストンを位置 させる工程と、
b)該ピストン回転させつつ前記粘性液を注入する工程と、
c)該注入工程を終了させる工程と、
d)前記混合室中に尚残留する物質を放出させるために前記ピストンを軸方向に 移動させる工程と
を有することを特徴とする混合方法。
(態様16) 前記円形の表面が前記混合室を去るまで前記ピストンを工程 d)において移動させることを特徴とする。
(態様17) 前記第1位置と、前記ピストンが同様に前記ノズル開口を塞 止しない第2位置との間において前記工程b)の間に該ピストンを振動させるこ とを特徴とする混合方法。
(態様18) 前記粘性液が100バールよりも高い圧力において射出され ることを特徴とする混合方法。
本発明のその他の有利な実施態様は、各従属項に示されている。以下に各実施 態様を示す。
(態様2) ピストンが少なくとも1つの通し孔を備え、この通し孔に攪拌 ロッドが通され該ピストン及び攪拌ロッドは軸方向に脱結合されているか又は脱 結合可能とされたことを特徴とする。
(態様3) 射出口の軸線(B−B、C−C)が混合室の長手方向軸線(A −A)との間に、開放された端面に対して開いた角をそれぞれ成すことを特徴と する。
(態様4) ピストンの表面が少なくとも1つの溝を備えたことを特徴とす る。
(態様5) ピストンがアンダーカットを備えたことを特徴とする。
(態様6) 前記アンダーカットに少なくとも部分的に潤滑剤を埋設したこ とを特徴とする。
(態様7) ピストンがノズル開口に接触しない第1位置を備えたことを特 徴とする。
(態様8) ピストンがノズル開口と接触しない別の位置を、ピストンがも つことを特徴とする。
(態様9) ピストン150が前記第1位置または第2位置にある時に射 出口の軸線(B−B、C−C)がほぼ前記上面上において互いに交差することを 特徴とする。
(態様10) 駆動手段が設けられ、該駆動手段によってピストンの前記2 つの位置の間の振動を該ピストンを同時に回転させつつ生起させうることを特徴 とする。
(態様11) 攪拌ロッドが軸方向に少なくとも間接的に前記側部壁に結合 されたことを特徴とする。
(態様12) 可撓性材料からなる漏斗状部材の一端が混合室の開口部に配 されたことを特徴とする。
(態様13) 漏斗状部材をその第2端に向ってフラットになるように形成 したことを特徴とする。
(態様14) ピストン及び/又は側部壁が少なくとも部分的に炭素被覆を 有することを特徴とする。
(態様15) 上記混合装置を用いて、少なくとも2種の粘性液を混合する 方法において、次の各々の工程即ち
a)前記ピストンが前記ノズル開口を塞止しない第1位置に、該ピストンを位置 させる工程と、
b)該ピストン回転させつつ前記粘性液を注入する工程と、
c)該注入工程を終了させる工程と、
d)前記混合室中に尚残留する物質を放出させるために前記ピストンを軸方向に 移動させる工程と
を有することを特徴とする混合方法。
(態様16) 前記円形の表面が前記混合室を去るまで前記ピストンを工程 d)において移動させることを特徴とする。
(態様17) 前記第1位置と、前記ピストンが同様に前記ノズル開口を塞 止しない第2位置との間において前記工程b)の間に該ピストンを振動させるこ とを特徴とする混合方法。
(態様18) 前記粘性液が100バールよりも高い圧力において射出され ることを特徴とする混合方法。
【0011】
本発明のその他の有利な実施態様は、各従属項に示されている。以下に各実施態様を示す。
(態様2) ピストンが少なくとも1つの通し孔を備え、この通し孔に攪拌ロッドが通され該ピストン及び攪拌ロッドは軸方向に脱結合されているか又は脱結合可能とされたことを特徴とする。
(態様3) 射出口の軸線(B−B、C−C)が混合室の長手方向軸線(A−A)との間に、開放された端面に対して開いた角をそれぞれ成すことを特徴とする。
(態様4) ピストンの表面が少なくとも1つの溝を備えたことを特徴とする。
(態様5) ピストンがアンダーカットを備えたことを特徴とする。
(態様6) 前記アンダーカットに少なくとも部分的に潤滑剤を埋設したことを特徴とする。
(態様7) ピストンがノズル開口に接触しない第1位置を備えたことを特徴とする。
(態様8) ピストンがノズル開口と接触しない別の位置を、ピストンがもつことを特徴とする。
(態様9) ピストン150が前記第1位置または第2位置にある時に射出口の軸線(B−B、C−C)がほぼ前記上面上において互いに交差することを特徴とする。
(態様10) 駆動手段が設けられ、該駆動手段によってピストンの前記2つの位置の間の振動を該ピストンを同時に回転させつつ生起させうることを特徴とする。
(態様11) 攪拌ロッドが軸方向に少なくとも間接的に前記側部壁に結合されたことを特徴とする。
(態様12) 可撓性材料からなる漏斗状部材の一端が混合室の開口部に配されたことを特徴とする。
(態様13) 漏斗状部材をその第2端に向ってフラットになるように形成したことを特徴とする。
(態様14) ピストン及び/又は側部壁が少なくとも部分的に炭素被覆を有することを特徴とする。
(態様15) 側部壁を備え、端面が開放された円筒状の混合室と、
該側部壁の射出口をノズル開口とする、少なくとも2つの注入ノズルと、
円形の表面と、この円形の表面に続いて前記側部壁に接するマントル面とを備 えると共に、混合室中において混合室の長手軸線(A-A)に沿って軸方向に可 動とされ、かつ駆動機を介して、該長手軸線(A−A)の回りに回転可能とされ た、ピストンと、を有する装置を用いて、少なくとも2種の粘性液を混合する方法において、次の各々の工程即ち
a)前記ピストンが前記ノズル開口を塞止しない第1位置に、該ピストンを位置させる工程と、
b)該ピストン回転させつつ前記粘性液を注入する工程と、
c)該注入工程を終了させる工程と、
d)前記混合室中に尚残留する物質を放出させるために前記ピストンを軸方向に移動させる工程と
を有することを特徴とする混合方法。
(態様16) 前記円形の表面が前記混合室を去るまで前記ピストンを工程d)において移動させることを特徴とする。
(態様17) 前記第1位置と、前記ピストンが同様に前記ノズル開口を塞止しない第2位置との間において前記工程b)の間に該ピストンを振動させることを特徴とする混合方法。
(態様18) 前記粘性液が100バールよりも高い圧力において射出されることを特徴とする混合方法。
本発明のその他の有利な実施態様は、各従属項に示されている。以下に各実施態様を示す。
(態様2) ピストンが少なくとも1つの通し孔を備え、この通し孔に攪拌ロッドが通され該ピストン及び攪拌ロッドは軸方向に脱結合されているか又は脱結合可能とされたことを特徴とする。
(態様3) 射出口の軸線(B−B、C−C)が混合室の長手方向軸線(A−A)との間に、開放された端面に対して開いた角をそれぞれ成すことを特徴とする。
(態様4) ピストンの表面が少なくとも1つの溝を備えたことを特徴とする。
(態様5) ピストンがアンダーカットを備えたことを特徴とする。
(態様6) 前記アンダーカットに少なくとも部分的に潤滑剤を埋設したことを特徴とする。
(態様7) ピストンがノズル開口に接触しない第1位置を備えたことを特徴とする。
(態様8) ピストンがノズル開口と接触しない別の位置を、ピストンがもつことを特徴とする。
(態様9) ピストン150が前記第1位置または第2位置にある時に射出口の軸線(B−B、C−C)がほぼ前記上面上において互いに交差することを特徴とする。
(態様10) 駆動手段が設けられ、該駆動手段によってピストンの前記2つの位置の間の振動を該ピストンを同時に回転させつつ生起させうることを特徴とする。
(態様11) 攪拌ロッドが軸方向に少なくとも間接的に前記側部壁に結合されたことを特徴とする。
(態様12) 可撓性材料からなる漏斗状部材の一端が混合室の開口部に配されたことを特徴とする。
(態様13) 漏斗状部材をその第2端に向ってフラットになるように形成したことを特徴とする。
(態様14) ピストン及び/又は側部壁が少なくとも部分的に炭素被覆を有することを特徴とする。
(態様15) 側部壁を備え、端面が開放された円筒状の混合室と、
該側部壁の射出口をノズル開口とする、少なくとも2つの注入ノズルと、
円形の表面と、この円形の表面に続いて前記側部壁に接するマントル面とを備 えると共に、混合室中において混合室の長手軸線(A-A)に沿って軸方向に可 動とされ、かつ駆動機を介して、該長手軸線(A−A)の回りに回転可能とされ た、ピストンと、を有する装置を用いて、少なくとも2種の粘性液を混合する方法において、次の各々の工程即ち
a)前記ピストンが前記ノズル開口を塞止しない第1位置に、該ピストンを位置させる工程と、
b)該ピストン回転させつつ前記粘性液を注入する工程と、
c)該注入工程を終了させる工程と、
d)前記混合室中に尚残留する物質を放出させるために前記ピストンを軸方向に移動させる工程と
を有することを特徴とする混合方法。
(態様16) 前記円形の表面が前記混合室を去るまで前記ピストンを工程d)において移動させることを特徴とする。
(態様17) 前記第1位置と、前記ピストンが同様に前記ノズル開口を塞止しない第2位置との間において前記工程b)の間に該ピストンを振動させることを特徴とする混合方法。
(態様18) 前記粘性液が100バールよりも高い圧力において射出されることを特徴とする混合方法。
Claims (18)
- 側部壁を備え、端面が開放された円筒状の混合室(100)と、
該側部壁の射出口(105B)をノズル開口とする、少なくとも2つの注入ノズル(170)と、
混合室(100)中において混合室(100)の長手軸線(A-A)に沿って軸方向に可動とされた、円形の表面を備えたピストン(150)と、
を有する粘性液の混合装置であって、
該ピストンが駆動機(135)を介して長手軸線(A−A)の回りに回動可能とされたことを特徴とする混合装置。 - ピストン(150)が少なくとも1つの通し孔を備え、この通し孔に攪拌ロッド(152)が通され該ピストン(150)及び攪拌ロッド(152)は軸方向に脱結合されているか又は脱結合可能とされたことを特徴とする請求の範囲第1項記載の混合装置。
- 射出口(105B)の軸線(B−B、C−C)が混合室(100)の長手方向軸線(A−A)との間に、開放された端面に対して開いた角をそれぞれ成すことを特徴とする請求の範囲第2項記載の混合装置。
- ピストン(150)の表面が少なくとも1つの溝を備えたことを特徴とする前記各項の一に記載の混合装置。
- ピストン(150)がアンダーカットを備えたことを特徴とする前記各項の一に記載の混合装置。
- 前記アンダーカットに少なくとも部分的に潤滑剤を埋設したことを特徴とする請求の範囲第5項に記載の混合装置。
- ピストン(150)がノズル開口に接触しない第1位置を備えたことを特徴とする前記各項の一に記載の混合装置。
- ピストン(150)がノズル開口と接触しない別の位置を、ピストン(150)がもつことを特徴とする前記各項の一に記載の装置。
- ピストン(150)が前記第1位置または第2位置にある時に射出口(105B)の軸線(B−B、C−C)がほぼ前記表面上において互いに交差することを特徴とする請求の範囲第3項及び第7項又は第8項記載の混合装置。
- 駆動手段が設けられ、該駆動手段によってピストン(150)の前記2つの位置の間の振動を該ピストンを同時に回転させつつ生起させうることを特徴とする請求の範囲第8項記載の混合装置。
- 攪拌ロッド(152)が軸方向に少なくとも間接的に前記側部壁に結合されたことを特徴とする請求の範囲第2項記載の混合装置。
- 可撓性材料からなる漏斗状部材(180)の一端が混合室(100)の開口部に配されたことを特徴とする前記各項の一に記載の混合装置。
- 漏斗状部材(180)をその第2端に向ってフラットになるように形成したことを特徴とする請求の範囲第11項記載の混合装置。
- ピストン及び/又は側部壁が少なくとも部分的に炭素被覆を有することを特徴とする前記各項の一に記載の装置。
- 請求項第1項記載の混合装置を用いて、少なくとも2種の粘性液を混合する方法において、次の各々の工程即ち
a)前記ピストンが前記ノズル開口を塞止しない第1位置に、該ピストンを位置させる工程と、
b)該ピストン回転させつつ前記粘性液を注入する工程と、
c)該注入工程を終了させる工程と、
d)前記混合室中に尚残留する物質を放出させるために前記ピストンを軸方向に移動させる工程と
を有することを特徴とする混合方法。 - 前記円形の表面が前記混合室を去るまで前記ピストンを工程d)において移動させることを特徴とする請求の範囲第15項記載の混合方法。
- 前記第1位置と、前記ピストンが同様に前記ノズル開口を塞止しない第2位置との間において前記工程b)の間に該ピストンを振動させることを特徴とする請求の範囲第15項、又は第16項記載の混合方法。
- 前記粘性液が100バールよりも高い圧力において射出注入されることを特徴とする請求の範囲第15項ないし第17項のいずれか一に記載の混合方法。
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DE19960202A DE19960202C2 (de) | 1999-12-14 | 1999-12-14 | Vorrichtung zum Mischen von viskosen Flüssigkeiten |
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