JP5289146B2 - コード読取装置 - Google Patents

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本発明は、物体の表面に形成された2次元コードなどを光学的に読み取るコード読取装置に関する。
近年、製品や部品の管理情報を短時間で認識するために、製品や部品の番号、品名、価格などの情報を白黒等の縞模様で記号化した1次元または2次元コードが広く用いられている。これらのコードの模様は、異なる反射率を有するマークで表されており、例えば、1次元コードにおいては、線の幅の比の組み合わせで一連の数字や文字を表し、製品や部品の番号、名称、価格などの各種情報が上記数字や文字に置き換えられている。
例えば、バーコードで表されたコードは、バーコードリーダと呼ばれる読取装置によって読み取られる。このバーコードリーダは、光をバーコードに当て、反射率の異なる白と黒の縞模様から返ってくる光を受けて、その反射光の強弱のパターンに基づいて元の数字に解読する装置である。この種のコード読取装置には、操作者が装置を手に持って利用する手持ち式のタイプと、読取窓の上をバーコードのついた製品等を通過させる定置式のタイプがある。一般的に、前者のタイプには、光源として発光ダイオードが用いられ、後者のタイプにはレーザービームが光源として用いられている。
このうち、手持ち式(ハンディタイプ)のコード読取装置は、POS(販売時点情報管理)システムとして、スーパーマーケット、デパート、コンビニエンスストア等で多用されているが、この種のハンディタイプのコード読取装置では、白黒等の模様で符号化された1次元コードや2次元コードを対象とするのが一般的であった。
ところが、近年、工業製品等を扱う分野では、金属やセラミックス、高分子化合物などの物体表面に直接マーキングされた2次元コードまたは1次元コード(ダイレクトパーツマーキング)が適用される傾向にある。このダイレクトパーツマーキング(DPMI:Direct Part Marking Identification)の手法には、ドットピーン(刻印)とレーザマーカとが存在し、このうちドットピーンは、製品表面を凹ませることによりマーキングするので、耐久性に優れ、消えない印字が形成されることが特徴であり、例えばエンジンブロック等の製品管理などに多く利用されている。このようなドットピーン型コードを読取対象とした装置として、例えば、特許文献1に開示されているようなマーク読取装置が知られている。
図8は、ドットピーン型コードを読取対象とした従来のハンディタイプのコード読取装置の一例を示す要部模式図である。同図において、コード読取装置100は、読取開口部101に対して落射方向から照明光Lを照射する拡散発光面102を備え、該拡散発光面102から物体103の表面に形成されたコード104に照射された光の反射光(図8中の点線)を撮像部105のレンズ105aで受光し、該撮像部105で撮像された画像を処理することにより、コード104を光学的に認識するようになっている。照明光Lの光源となる拡散発光面102には、読取開口部101において十分な照明光量を確保することが要求されるため、比較的大面積な面光源(高輝度LEDアレイ等)が適用されている。
また、このコード読取装置100を使用する場合、使用者は、コード読取装置100のグリップ部(図示せず)を把持した状態で、視認窓106を介してコードの位置を視認しながら位置合わせを行う。
特開2000−298698号公報
しかしながら、図8に示すような従来のコード読取装置100では、比較的大面積を有する拡散発光面102が撮像部105と並ぶように該撮像部105の受光方向前面に配されているため、この拡散発光面102の幅に応じて、これらの収容スペースを確保した形状でコード読取装置100の筐体107を形成しなければならなかった。これにより、このコード読取装置100を把持した状態で視認窓106からコードを視認しようとすると、上記収容スペースによって視線が妨げられてしまうため、使用者は、視線(図8中の長点線)を撮像部105の光軸(図8中の一点鎖線)に対して上方に大きく(少なくとも30°以上)傾けなければコードを視認することができなかった。このように視認窓106を斜め上方から覗き込むような動作を生じることは、コード読取装置100の利便性を低下させ、作業性向上の妨げとなり得る問題であった。
そこで、本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、物体表面に直接マーキングされたコードを読み取る際に、該コードの位置合わせを容易に実行できるように視認性の向上を図ったコード読取装置を提供することにある。
本発明の上記目的は、読取対象物の表面上に直接マーキングされたコードを光学的に読み取るコード読取装置において、前記コード用の読取開口部を有する筐体と、前記筐体の側面の一部に、前記読取開口部の所定領域内に捉えられた前記コードを前記筐体の外部から視認できるように形成された視認窓と、前記読取開口部を介して前記コードを含む2次元エリアに落射方向から入射する落射照明光の発光源であるコード光源手段と、前記読取開口部の中央部付近を通過するように受光軸が設定され、前記落射照明光が前記2次元エリアで反射した落射照明反射光を受光する撮像手段と、前記撮像手段によって生成された画像データに基づいて前記コードに対応する所定データを再生するデコーダ手段とを備え、前記コード光源手段が、前記撮像手段の受光軸を挟んで、該受光軸外にある前記視認窓と対向する位置に配設されるとともに、該視認窓に向けて前記落射照明光となるコード照明光を発光し、かつ、前記視認窓が、前記コード照明光を前記読取開口部に向けて反射して前記落射照明光とするとともに、前記2次元エリアで反射した光の可視光成分を外部に透過するハーフミラーであることにより、達成される。
また、上記目的は、読取対象物の表面上に直接マーキングされたコードを光学的に読み取るコード読取装置において、前記コード用の読取開口部を有する筐体と、前記筐体の側面の一部に、前記読取開口部の所定領域内に捉えられた前記コードを前記筐体の外部から視認できるように形成された視認窓と、前記読取開口部を介して前記コードを含む2次元エリアに落射方向から入射する落射照明光の発光源である第1光源手段と、前記読取開口部を介して前記2次元エリアに斜方向から入射する斜方照明光の発光源である第2光源手段と、前記読取開口部の中央部付近を通過するように受光軸が設定され、前記落射照明光が前記2次元エリアで反射した落射照明反射光、および前記斜方照明光が前記2次元エリアで反射した斜方照明反射光を前記読取開口部を介して受光する撮像手段と、前記落射照明反射光の画像と前記斜方照明反射光の画像とを差分処理することにより、コード読取用画像を生成する画像処理部と、前記コード読取用画像に基づいて、前記コードに対応する所定データを再生するデコーダ手段とを備え、前記第1光源手段が、前記撮像手段の受光軸を挟んで、該受光軸外にある前記視認窓と対向する位置に配設されるとともに、該視認窓に向けて前記落射照明光となるコード照明光を発光し、かつ、前記視認窓が、前記コード照明光を前記読取開口部に向けて反射して前記落射照明光とするとともに、前記2次元エリアで反射した光の可視光成分を外部に透過するハーフミラーであることにより、達成される。
本発明に係るコード読取装置によれば、撮像手段の受光軸を挟んで、該受光軸外にある視認窓と対向する位置にコード照射用の光源手段を配して、コードを含む2次元エリアへの落射照明光となるコード照明光を光源手段から視認窓に向けて発光するようにし、かつ、視認窓をハーフミラーで構成して、コード光源手段からのコード照明光を読取開口部に向けて反射して落射照明光とするとともに、2次元エリアで反射した光の可視光成分を外部に透過するようにした。これにより、コードの位置合わせをする際の視線を妨げていた撮像手段側のスペースが抑制され、視認する際の視野の拡大を図ることができる。この結果、コードの位置合わせをする場合に、使用者は、撮像手段の光軸に対して視線を10°程度だけ視線を傾ければコードの位置を視認することができるので、コードを読み取る際の操作性および作業効率の向上を図ることができる。
本発明の実施形態に係るコード読取装置の構成例を示す要部模式図である。 斜方照明光の光路を示す説明図である。 斜方照明光を用いて撮像された読取対象物の画像である。 落射照明光の光路を示す説明図である。 落射照明光を用いて撮像された読取対象物の画像である。 本実施形態に係るコード読取装置の画像処理フローを示すブロック図である。 画像処理された読取対象物の画像である。 従来のハンディタイプのコード読取装置の一例を示す要部模式図である。
以下、図面を参照にしながら本発明の実施形態について説明する。なお、以下に述べる各実施形態は、金属等からなる読取対象物の表面上にダイレクトパーツマーキング(DPMI:Direct art Marking Identification)によって設けられたドット状のコードを読み取るハンディタイプのコード読取装置に、本発明を適用したものである。
図1は、本発明の実施形態に係るコード読取装置の構成例を示す要部模式図である。同図において、コード読取装置1は、使用者が片手で把持して操作可能な断面L字形状に形成された筐体2を有し、該筐体2の一端側には読取開口部2aが形成され、かつ、屈曲部には画像キャプチャー用のトリガーボタン3が設けられている。このコード読取装置1では、トリガーボタン3による撮像操作に応じて、読取対象物(金属板等)4の表面上にマーキングされたコード5を読取開口部2aを通して光学的に読み取るように構成されている。また、読取開口部2aが形成されている筐体2の頭部の側面には、後述するハーフミラーからなる視認窓6が形成され、該視認窓6を介して、読取開口部2aの所定領域内に捉えられたコード5を筐体2の外部から視認できるようになっている。
筐体2の内部には、読取開口部2aを介してコード5を含む2次元エリアに落射方向から入射する落射照明光ELの発光源(第1光源部)7と、読取開口部2aを介して上記2次元エリアに斜方向から入射する斜方照明光OLの発光源(第2照明部)8と、上記2次元エリアに照射された各照明光EL,OLの反射光(図1中の点線)を受光する撮像部9と、該撮像部9により撮像された画像を処理する画像処理部10と、該画像処理部10で処理されたコード読取用画像に基づいてコード5に対応する所定データを再生するデコード部11とが設けられている。このコード読取装置1によってコード5を読み取る際には、まず、筐体2の読取開口部2aをコード5に近接させた状態で視認窓6を介してコード5の位置決めが実行され、位置決めされた段階でトリガーボタン3が引かれることにより、第1光源部7および第2光源部8から各照明光EL,OLが出射されて読取開口部2aを介して読取対象物4のコード5の表面に照射される。そして、そのコード5の表面からの反射光が読取開口部2aを介して撮像部9に受光されることにより、コード5を含む2次元エリアの画像が撮像される。
撮像部9は、CCD型やMOS型などのカラーカメラであり、該カラーカメラに撮像画像の焦点を合わせるレンズ9aを有している。この撮像部9の受光軸(カメラ光軸:図1中の一点鎖線)は、読取開口部2aの中央部付近を通過するように設定され、読取開口部2aの法線方向に対して少し傾いている。この傾きは、約10°であることが好ましく、これにより、受光部のゴースト像の映り込みを撮像部9の視野から外すことができる。
第1光源部7および斜方光源部8は、高輝度LEDアレイなどで構成され、両者は異なる色を発光するようになっている。特に、これらの照明光EL,OLに用いる色は、3原色(赤色、緑色、青色)のいずれかであることが好ましく、本実施形態では、第1光源部7に赤色の照明光を発光するLEDを用い、一方、第2光源部8に緑色の照明光を発光するLEDを用いている。なお、第2光源部8は、斜方照明光OLの入射角(コード5の表面と入射光束のなす角度)が10〜30°に設定されていることが好ましく、特に20°であることが望ましい。
また、拡散照明面である第1光源部7は、撮像部9のカメラ光軸を挟んで、カメラ光軸外にある視認窓6と対向する位置に配設され、該視認窓6の湾曲内面に向けて落射照明光ELとなるコード照明光CLを出射するようになっている。ハーフミラーである視認窓6は、この第1光源部7から出射されたコード照明光CLを読取開口部2aに向けて反射して落射照明光ELとするとともに、コード5を含む2次元エリアで反射した光の可視光成分を外部に透過するように構成されている。
この視認窓6に適用されるハーフミラーは、光束を2方向に分割するプレート状の光学部品(ビームスプリッタ)である。一般的に、この種のハーフミラーは、平ガラス板、樹脂板、フィルム等の透明体基材に金属膜や誘電体多層膜をコーティングすることにより作製され、入射光の一部を反射および透過させ、残りの入射光を吸収するようになっている。特に、誘電体多層膜をコーティングしたものは、入射光をほとんど吸収しないように構成される。また、このようなハーフミラーでは、コーティング膜厚を調整することにより、反射率(入射光に対する反射光の割合)を略0〜100%の範囲で任意に設定することができる。通常は、反射率:透過率=50%:50%に設定されているものをハーフミラーと呼ぶことが多いが、本実施形態の視認窓6に適用されるものは、これに限定されず、反射率が0%より大きく100%より小さい範囲のビームスプリッタをハーフミラーとする。
このハーフミラーは、平ガラス板、樹脂板、樹脂曲面の表面にフィルム状のハーフミラーを貼着することでも作製することができ、これを本実施形態における視認窓6として適用することも可能である。また、本実施形態に係るコード読取装置1では、反射率50%のハーフミラーでも視認窓6として機能するが、落射照明光ELを明るくするためには反射率を50%よりも高く設定することが好ましい。
上述したようなハーフミラーによって構成された視認窓6を介してコード5の位置合わせを行う場合、この視認窓6はマジックミラー(半透明鏡)の働きをする。すなわち、各照明光EL,OLの消灯時にはコード5の表面が暗いので、視認窓6の外部からはコード5を視認し難いが、各照明光EL,OLの点灯によってコード5の表面が明るくなると、視認窓6の外部からコード5の位置などを容易に視認することが可能となる。また、視認窓6の外部からの外乱光の一部は、視認窓6で反射されてからコード5の表面に達するので、視認窓6のハーフミラーの反射率が高いほど、その外乱光による影響を抑制することができる。しがたって、この効果が得られるように、視認窓6のハーフミラーの反射率は50〜90%に設定されていることが好ましい。
図2は、斜方照明光の光路を示す説明図であり、図3は、その斜方照明光を用いて撮像された読取対象物の画像である。図2に示すように、第2光源部8から出射される斜方照明光OLのうち、ドット状の凹部が形成されたコード5で反射した光は、撮像部9に受光され、一方、コード5の周辺の読取対象物4の表面で反射した光は、撮像部9に受光されない。したがって、斜方照明光OLの反射光を捉えた画像は、図3に示すように、概ねコード5が白く写り、コード5の周辺の読取対象物4の表面が黒く写っている。ところが、読取対象物4の表面上に形成された切削跡等の傷も白く写ってしまい、矩形状コード5の鮮明度が全体的に低くなっている。
図4は、落射照明光の光路を示す説明図であり、図5は、その落射照明光を用いて撮像された読取対象物の画像である。図4に示すように、第1光源部7から出射したコード照明光CLは、視認窓6で反射して落射照明光ELとなってコード5を含む2次元エリアに入射する。この落射照明光ELのうち、コード5の周辺の読取対象物4の表面で反射した光は、撮像部9に受光され、一方、コード5で反射した光は、撮像部9に受光されない。したがって、落射照明光ELの反射光を捉えた画像は、図5に示すように、概ねコード5が黒く写り、コード5の周辺の読取対象物4の表面が白く写っている。ところが、読取対象物4の表面上に形成された切削跡等の傷も薄黒く写ってしまい、図5の矩形状コード5では、特に上辺部の鮮明度が低くなっている。
図6は、本実施形態に係るコード読取装置の画像処理フローを示すブロック図である。同図において、斜方照明光OLおよび落射照明光ELを照射されたコード(マーク)5を含む読取対象物4がカラーカメラ(撮像部)9によって撮像され、該撮像画像は、筐体2内に設けられた画像処理部10に送られる。
画像処理部10では、まず、カラーカメラ9によって撮像された撮像画像を色成分に基づいて分離し、色別画像(R(赤色光)画像,G(緑色光)画像,B(青色光)画像)を生成する。本実施形態では、図3に示した画像が、斜方照明光OL(緑色光)の反射光に基づいて生成された画像A(G画像)であり、かつ、図5に示した画像が、落射照明光EL(赤色光)の反射光に基づいて生成された画像B(R画像)である。
次に、各照明光OL,ELの色成分に基づいて生成された画像Aおよび画像Bを、以下の[数式1]に基づいて差分処理し、コード5を読み取るための解読画像を生成する。
[数式1]
C=(A*Offs_A)−(B*Offs_B)
IF C>255 THEN C=255
IF C<0 THEN C=0
ここで、『A』は、所定位置の画像Aにおけるピクセル値(0〜255)であり、『Offs_A』は、撮像部9の設定に依存するオフセット値(0.1〜2.0)である。また、『B』は、同位置の画像Bにおけるピクセル値(0〜255)であり、『Offs_B』は、上記設定に依存するオフセット値(0.1〜2.0)である。さらに、『C』は、上記差分処理の結果として得られるピクセル値である。
画像処理部10によって生成された解読画像は、該画像データに基づいてコード5に記録されたデータを再生するデコード部11に出力され、コード5に対応する所定データが再生される。
図7は、2つの画像A,Bを差分処理することにより生成された解読画像である。この解読画像と図3および図5の色別画像とを比較すると、図7の解読画像では、読取対象物4の表面上に形成された切削跡などの傷も消えて、コード5がより鮮明に表示されていることがわかる。
なお、本実施形態では、斜方照明光OLを緑色発光とし、かつ、落射照明光ELを赤色発光としたが、本発明はこれに限定されるものではなく、斜方照明光OLと落射照明光ELとで異なる色の照明光を用いるのであれば、その発光色および組み合わせは、どのようなものであってもよい。
以上のように、本実施形態に係るコード読取装置1によれば、撮像部9のカメラ光軸を挟んで、カメラ光軸外にある視認窓6と対向する位置に第1光源部7を配して、コード5を含む2次元エリアへの落射照明光ELとなるコード照明光CLを第1光源部7から視認窓6に向けて出射するようにし、かつ、視認窓6をハーフミラーで構成して、第1光源部7からのコード照明光CLを読取開口部2aに向けて反射して落射照明光ELとするとともに、2次元エリアで反射した光の可視光成分を外部に透過するようにした。これにより、コード5の位置合わせをする際の視線(図1中の長点線)を妨げていた撮像部9側の張出スペース2´(図1参照)が削減され、視認する際の視野の拡大を図ることができる。この結果、コード読取装置1の使用者は、視認窓6を上方から覗き込むような煩わしい動作をしなくともコード5を視認することが可能となり、コード5の読取作業を効率的に行うことができる。
また、本発明に係るコード読取装置1では、コード5を含む2次元エリアからの受光束(反射光)がハーフミラーを透過せずに直接撮像部9に至る光路になっているので、部材の透過、反射による光の損失や複像(ゴースト)などの発生を低減することができ、より明るく鮮明なコード画像を得ることができる。
以上、本発明の実施形態について具体的に説明してきたが、本発明はこれに限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である
1・・・コード読取装置
2・・・筐体
2a・・・読取開口部
4・・・読取対象物(金属板)
5・・・コード(ダイレクトマーキング)
6・・・視認窓(ハーフミラー)
7・・・第1光源部(落射照明光の光源)
8・・・第2光源部(斜方照明光の光源)
9・・・撮像部(カラーカメラ)
10・・・画像処理部
11・・・デコーダ部
EL・・・落射照明光
OL・・・斜方照明光
CL・・・コード照明光

Claims (2)

  1. 読取対象物の表面上に直接マーキングされたコードを光学的に読み取るコード読取装置であって、
    前記コード用の読取開口部を有する筐体と、
    前記筐体の側面の一部に、前記読取開口部の所定領域内に捉えられた前記コードを前記筐体の外部から視認できるように形成された視認窓と、
    前記読取開口部を介して前記コードを含む2次元エリアに落射方向から入射する落射照明光の発光源であるコード光源手段と、
    前記読取開口部の中央部付近を通過するように受光軸が設定され、前記落射照明光が前記2次元エリアで反射した落射照明反射光を受光する撮像手段と、
    前記撮像手段によって生成された画像データに基づいて前記コードに対応する所定データを再生するデコーダ手段とを備え、
    前記コード光源手段は、前記撮像手段の受光軸を挟んで、該受光軸外にある前記視認窓と対向する位置に配設されるとともに、該視認窓に向けて前記落射照明光となるコード照明光を発光し、かつ、
    前記視認窓は、前記コード照明光を前記読取開口部に向けて反射して前記落射照明光とするとともに、前記2次元エリアで反射した光の可視光成分を外部に透過するハーフミラーであることを特徴とするコード読取装置。
  2. 読取対象物の表面上に直接マーキングされたコードを光学的に読み取るコード読取装置であって、
    前記コード用の読取開口部を有する筐体と、
    前記筐体の側面の一部に、前記読取開口部の所定領域内に捉えられた前記コードを前記筐体の外部から視認できるように形成された視認窓と、
    前記読取開口部を介して前記コードを含む2次元エリアに落射方向から入射する落射照明光の発光源である第1光源手段と、
    前記読取開口部を介して前記2次元エリアに斜方向から入射する斜方照明光の発光源である第2光源手段と、
    前記読取開口部の中央部付近を通過するように受光軸が設定され、前記落射照明光が前記2次元エリアで反射した落射照明反射光、および前記斜方照明光が前記2次元エリアで反射した斜方照明反射光を前記読取開口部を介して受光する撮像手段と、
    前記落射照明反射光の画像と前記斜方照明反射光の画像とを差分処理することにより、コード読取用画像を生成する画像処理部と、
    前記コード読取用画像に基づいて、前記コードに対応する所定データを再生するデコーダ手段とを備え、
    前記第1光源手段は、前記撮像手段の受光軸を挟んで、該受光軸外にある前記視認窓と対向する位置に配設されるとともに、該視認窓に向けて前記落射照明光となるコード照明光を発光し、かつ、
    前記視認窓は、前記コード照明光を前記読取開口部に向けて反射して前記落射照明光とするとともに、前記2次元エリアで反射した光の可視光成分を外部に透過するハーフミラーであることを特徴とするコード読取装置。
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