JP5288775B2 - 内視鏡装置 - Google Patents

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Description

本発明は、胃、消化管などを観察する内視鏡装置に関し、特に、器官内壁の表層付近にある毛細血管を観察可能な内視鏡装置に関する。
電子内視鏡装置では、白色光による通常観察に加え、短波長の照明光によって器官内壁の表層付近にある組織細胞を観察することが可能である(例えば、特許文献1、2参照)。そこでは、血管内のヘモグロビンが特定の紫外線に対して高い吸収性をもつことを利用し、狭帯域の波長もつレーザー光(約400nm)を観察部位に照射する。
一般に、器官内壁の粘膜表層付近に毛細血管が多く存在する。一方、器官内壁の深層部に向けて進行する光の到達深度(深達度)は、波長によって異なり、短波長領域の光(紫外光〜青色光)は表層付近において反射あるいは吸収され、それ以上の深層部まで到達しない。そのため、短波長の照明光によって得られる観察画像では、粘膜表層付近の微細構造が鮮明に表示され、表層付近の病変部を早期に発見することができる。
一方で、観察画像を適正な明るさで表示するため、内視鏡装置は自動調光機能を備えている。そこでは、撮像素子から読み出される画素信号に基づいて、輝度レベルが検出される。そして、検出された輝度レベルと基準値との差に応じて絞りを開閉し、あるいは発光量を増減させる。
特開2005−198794号公報 特開2002−95635号公報
撮像素子の前面には、R、G、BあるいはCy、Mg、Ye、Gといった複数の色要素から構成されるカラーフィルタが配設され、カラーフィルタを通った各色要素に従って画素信号が生じる。そして、それら画素信号を加算することによって輝度信号が生成される。そのため、短波長の照明光によって表層付近を照射すると、輝度信号の出力が低下し、CCDが飽和状態に陥る。
具体的に説明すると、輝度信号の輝度レベル(ここでは、Yと表す)は、マトリクス演算によって算出され、一般的に計算式Y=0.3R+0.59G+0.11Bから求められる。ただし、計算式におけるR、G、Bは、画素信号から求められる赤色、青色、緑色に応じた信号レベルを表し、Bについては、紫外光までを含めた短波長領域の色信号レベルを表す。
計算式から明らかなように、青色(B)の係数値(=0.11)は、他の色の係数の値に比べて小さい。したがって、反射光の多くを占める短波長領域の光は、マトリックス演算によって得られる輝度信号に十分反映されず、また、狭帯域である短波長の光では、R、Gの色信号レベルの値が小さい。そのため、上記計算式によって求められる輝度レベルYの値が比較的小さい値になってしまう。
輝度レベルYが実際の露光量を反映していないため、輝度レベルYと明るさ基準を示す輝度値との差が大きくなり、必要以上に光量を上げる調光動作が行われてしまう。その結果、CCDが飽和し、観察画像における高輝度情報が欠落する(ハレーションが発生する)。
本発明の内視鏡装置は、短波長領域の波長をもつ照明光を被写体へ向けて照射する光源と、複数の画素から構成される撮像素子と、複数の画素と対向するように複数の色要素を配列させた色フィルタとを備える。撮像素子では、各色要素に応じた画素信号が発生し、例えば1フィールド/フレームごとに一連の画素信号が撮像素子から順次読み出される。
光源としては、血管内のヘモグロビンが十分吸収する波長をもつ光であって、表層付近の毛細血管構造を鮮明に表示できる短波長の光を放射すればよい。紫外光〜青色光の帯域の光を放射すればよく、例えば狭帯域の波長をもつ光(レーザー光など)を出力すればよい。色フィルタとしては、例えば、赤(R)、緑(G)、青(B)を色要素とする原色フィルタ、あるいは、シアン(Cy)、マゼンタ(Mg)、イエロー(Ye)、グリーン(G)を色要素とする補色フィルタが用いられる。補色フィルタを使用する場合、画素混合読み出し方式によって一連の画素信号を読み出せばよい。
本発明の内視鏡装置は、複数の色要素のうち短波長領域の分光透過特性が相対的に高い、すなわち透過率(相対感度)が他の色要素に比べて相対的に大きい特定の色要素に応じた画素信号を、輝度信号として検出する輝度信号検出手段を備える。例えば、色フィルタが、短波長領域の光について透過率の高いCy、Mgを含む3種類以上の色要素から構成される場合、Cy、Mgの色要素に応じた画素信号を輝度信号として検出すればよい。あるいは、色フィルタが、R、G、Bの色要素から構成される場合、Bの色要素に応じた画素信号を輝度信号として検出する。
各色要素に応じた画素信号を合算して輝度信号を求めるのではなく、短波長領域の光に対して感度の高い画素信号によって輝度信号が求められるため、反射光に多く含まれる短波長の光が、輝度信号に十分反映される。そして、内視鏡装置は、被写体像を適正な明るさで表示するように、輝度信号に基づいて照明光の光量を調整する調光手段を備える。
このように、正確な撮像素子に対する露光量の情報をもつ輝度信号に基づいて調光処理が行われるため、必要以上の光量増加によって露出オーバーすることがなく、適切な明るさで観察画像が表示される。画素信号を利用して輝度信号を検出するため、輝度信号検出手段は、一連の画素信号の中で特定の色要素に応じた画素信号を抽出するようにすればよい。
画素信号を輝度信号として検出することから、調光手段は、記撮像素子から読み出される一連の画素信号の出力レベルを飽和させないように光量調整するのが望ましい。このような光量調整によって、撮像素子を飽和させず、かつ光電変換特性が線形性を保つ最大レベルに近い範囲で調光処理を行うことができる。例えば、調光手段は、輝度信号のヒストグラムデータを生成し、飽和しない最大出力レベルを超えた輝度信号の割合が所定の割合を超えているか否かを判断する。レーザー光によって照明する場合、調光手段は、デューティー比を変えるPWM制御によってレーザー光の出力を調整すればよい。
本発明の内視鏡用調光装置は、短波長領域の波長をもつ照明光によって得られる一連の画素信号を、複数の画素によって構成される撮像素子から順次読み出し、色フィルタを構成する複数の色要素のうち短波長領域の透過率が相対的に高い特定の色要素に応じた画素信号を、輝度信号として検出する輝度信号検出手段と、被写体像を適正な明るさで表示するように、輝度信号に基づいて照明光の光量を調整する調光手段とを備えることを特徴とする。
本発明の内視鏡用調光方法は、短波長領域の波長をもつ照明光によって得られる一連の画素信号を、複数の画素によって構成される撮像素子から順次読み出し、色フィルタを構成する複数の色要素のうち短波長領域の透過率が相対的に高い特定の色要素に応じた画素信号を、輝度信号として検出し、被写体像を適正な明るさで表示するように、輝度信号に基づいて照明光の光量を調整することを特徴とする。
本発明によれば、表層付近の観察画像を適正な明るさで鮮明に表示することができる。
以下では、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
図1は本実施形態である電子内視鏡装置のブロック図である。
電子内視鏡装置は、CCD12を先端部に設けたビデオスコープ10とプロセッサ20とを備える。ビデオスコープ10はプロセッサ20に着脱自在に接続され、また、プロセッサ20にはモニタ60、キーボード(図示せず)が接続される。
ランプ22から放射された白色光は、絞り、集光レンズ(いずれも図示せず)を介してビデオスコープ10内に設けられたライトガイド16の入射端16Aに入射する。ライトガイド16は、ランプ22から放射される光をビデオスコープ10の先端側まで伝達し、ライトガイド16を通った光は、拡散レンズである配光レンズ15を介してスコープ先端部から射出する。これにより、観測部位に照明光が照射される。
観測部位において反射した光は、ビデオスコープ先端部の対物レンズ11を通ってCCD12の受光面に到達し、これにより観測部位の像がCCD12の受光面に形成される。本実施形態では、カラー撮像方式として単板同時式が適用されており、イエロー(Ye)、シアン(Cy)、マゼンダ(Mg)、グリーン(G)の色要素をモザイク状に並べた補色フィルタ14が配設されている。色要素は、受光面の画素と対向するように配置されている。
CCD12では、補色フィルタ14を通った光によって画素信号が生じ、1フィールド分の画素信号がCCDドライバ17によって所定時間間隔ごとに読み出される。本実施形態では、カラーテレビジョン方式としてNTSC方式が適用されており、1/60秒間隔で1フィールド分の画像信号が順次読み出され、プロセッサ20内の初期回路28へ送られる。画素信号読み出し方式に関しては、補色フィルタ14の配列に応じて画素混合読み出し方式の1つであるフィールド色差順次方式が適用され、隣接する画素を加算しながら奇数フィールド、偶数フィールドの画素信号を交互に読み出す。
初期回路28では、画素信号が増幅処理されるとともに、A/D変換処理される。デジタル化された画素信号が第1の信号処理回路30に入力されると、ホワイトバランス処理、γ処理などの様々な処理が画素信号に対して施され、輝度、色差信号が生成される。輝度、色差信号は、切替回路34を介して後段信号処理回路36に送られると、NTSC信号などの映像信号に変換される。映像信号がモニタ60へ出力されることによって、フルカラーの観察画像がモニタ60に表示される。
一方、プロセッサ20にはレーザー光源38が設けられ、狭帯域である短波長のレーザー光を放射する。レーザー光は、ハーフミラー24によってライトガイド16の入射端16Aへ導かれ、スコープ10の先端部から射出される。観察部位からの反射光によって観察画像がCCD12に形成されると、1フィールド分の画素信号がCCD12から順次読み出され、初期回路28へ送られる。
画素信号は初期回路28においてデジタル化されると、第2の信号処理回路32において輝度、色差信号に変換される。輝度、色差信号は、後段信号処理回路36において映像信号に変換され、モニタ60へ出力される。これにより、青味を帯びた粘膜表層付近の観察画像がモニタ60に表示される。
システムコントロール回路40は、プロセッサ20の動作を制御し、切替回路34、タイイングジェネレータ42などの回路へ制御信号を出力する。ビデオスコープ10がプロセッサ20に接続されると、ビデオスコープ10内のRAM19からデータが読み出される。タイミングジェネレータ42は、初期回路28、後段信号処理回路36、CCDドライバ17、そしてレーザー光源38を駆動するレーザードライバ39等に対し、信号処理タイミングを同期させるクロックパルス信号を出力する。
プロセッサ20のフロントパネルには、観察モードを切り替えるための観察モード切替スイッチ44が設けられている。ランプ22を使用する通常観察モードに設定された場合、システムコントロール回路40は、通常観察画像を表示するため、第1の信号処理回路30を切替回路34と接続させる。一方、レーザー光源38を使用する観察モード(以下、表層観察モードという)を設定するために観察モード切替スイッチが切り替えられると、システムコントロール回路40は、表層付近の観察画像を表示するため、第2の信号処理回路32切替回路34とを接続させる。
DSP(Digital signal processor)などによって構成される調光回路42は、被写体へ照射する照明光の光量を調整し、絞り、およびレーザードライバ39を制御する。通常観察モードの場合、第1の信号処理回路30から送られてくる輝度信号に基づいて絞りを開閉し、観察画像を適正な明るさで表示する。一方、表層観察モードが設定されると、後述するように、初期回路28から送られてくるCy、Mgに応じた画素信号を輝度信号として検出し、輝度信号に基づいてレーザードライバ39を制御する。
以下では、図2〜図7を用いて、表層観察モードにおける調光処理について説明する。
図2は、レーザー光源38の分光分布特性を示した図である。図2に示すように、レーザー光源38は、狭帯域の波長をもつ光を放射し、ここでは、約400〜410nmの狭帯域のスペクトルをもった光をパルス放射するし、ヘモグロビンの吸収する波長の帯域、および表層付近で反射する光の帯域に基づいて波長が定められている。
図3は、色フィルタ14の配列を示した図である。また、図4は、色要素Cy、Mg、Ye、Gの分光透過特性を示した図である。図3に示すように、色フィルタ14は、4つの色要素をCy、Mg、Ye、Gを市松状に配列することによって構成されている。そして、フィールド色差順次方式に従い、隣接する垂直方向の2画素を加算しながら奇数フィールドの画素信号を読み出し、続いて、組み合わせの異なる2画素を加算しながら偶数フィールの画素信号を読み出す。
図4に示すように、色要素の1つシアン(Cy)のスペクトル分布曲線では、紫外光、および紫色〜青色光を含む短波長領域(およそ400nm〜500nm)において透過率(相対感度)が高く、赤色光を含む長波長領域に向けて透過率が小さくなっていく。また、マゼンタ(Mg)のスペクトル分布曲線では、短波長領域、長波長領域において透過率が高く、その中間波長領域(緑色を含む)で透過率が低い。一方、グリーン(G)、イエロー(Ye)のスペクトル分布曲線では、短波長領域における透過率が小さく、特に、紫外光の帯域では感度がほとんどない。
図3、4から明らかなように、レーザー光源38から放射される短波長の光に対し、Cy、Mgの色要素が非常に高い感度、すなわち分光透過特性をもつ。そこで本実施形態では、表層観察モードにおいては、他の色要素に比べて相対的に感度の高いCy、Mgの色要素に応じた画素から読み出される画素信号を輝度信号として抽出し、その輝度信号に基づいて自動調光処理を実行する。
なお、レーザー光は狭帯域の紫色光であるが、R、G、B色空間のB信号として紫色光から得られる画素信号を処理する。したがって、青味を帯びた観察画像がモニタ60に表示される。
図5は、Cy、Mgの色要素に応じた画素信号の抽出を時系列的に示した図である。プロセッサ20内の初期回路28は、サンプルホールド回路を備える。初期回路28は、タイイングジェネレータ42からのタイミング信号により画素信号の読み出しタイミングを把握しており、表層観察モード下では、Mg、Cyに応じた画素信号の読み出しタイミングに同期してサンプルホールド信号を出力する。これにより、表層観察モードの間、奇数フィールドおよび偶数フィールドごとに読み出される一連の画素信号の中で、Mg、Cyに応じた画素信号がサンプルパルスに同期し、サンプルホールドされる。サンプルホールドされた画素信号は、初期回路28から調光回路46へ送られる。
表層観察モードの間、調光回路46では、送られてくる奇数、偶数フィールドのMg、 Cyに応じた画素信号に対し、輝度レベルの割合を示すヒストグラムデータが生成される。すなわち、1フィールド期間に読み出される画素信号に対し、輝度レベル毎の画素出現頻度分布が求められる。このヒストグラムデータによって、現在の輝度レベルを検出する。
図6は、CCD12の光電変換特性を示した図である。図6に示すように、CCD12の受光面に対する光量とCCD12から出力される画素信号の出力電圧レベルは線形関係にあり、電圧レベルV0を超えると飽和する。ただし、画素信号の電圧レベルは、対数によって表されている。
調光回路46は、ヒストグラムデータに基づき、画素信号の電圧レベルが飽和しているか否かを判断する。すなわち、最大の線形出力電圧レベルV0を超えた画素信号(輝度信号)が全体の中で所定の割合(ここでは、5%)を超えているかを判断する。所定の割合を超えている場合、飽和状態にあると判断し、レーザー光源38の出力を調整する。
図7は、レーザー光のPWM変調を示した図である。レーザー光源38は、レーザー光を1/60秒ごとにパルス出力し、PWM変調制御される。すなわち、1/60秒間の中で光出力ON期間と光出力OFF期間との比であるデューティー比W0/W1を変更することによって、被写体へ照射される光の光量が調整される。レーザー光源40から放射される光の光量は、デューティー比と比例関係にあり、デューティー比が大きくなるほど光量も増加する。
飽和状態にない状況では、照射光量をできる限り最大とするようにデューティー比が設定され、飽和状態になった場合、光量を減少させるためデューティー比が小さくなる。デューティー比は、あらかじめ数段階に分けて設定されており、調光回路46は、ヒストグラムデータに基づき、デューティー比を設定変更する制御信号をレーザードライバ39へ出力する。レーザードライバ39は、制御信号に基づいて所定のデューティー比に基づくPWM信号をレーザー光源38へ送る。一方、通常観察モードの場合は、初期回路28は、G、Yeに応じた画素信号の読み出しタイミングにも同期してサンプルホールド信号を出力し、Cy、Mgに応じた信号とYe、Gに応じた信号とを加算した信号を輝度レベルとしてヒストグラムデータを生成してCCD12が飽和状態であるか否かが判断する。
このように本実施形態によれば、粘膜表層付近の観察画像を表示する場合、狭帯域の短波長(約400〜410nm)をもつレーザー光が、レーザー光源38からパルス放射される。そして、Cy、Mg、Ye、Gの色要素に応じた画素信号のうち、短波長の光に対して相対的に感度の高いCy、Mgに応じた画素信号が、初期回路28において抽出される。調光回路46は、抽出された画素信号からヒストグラムデータを生成し、CCD12が飽和状態であるか否かが判断する。そして、飽和状態と判断すると、光量を減少させるように、PWM信号のデューティー比を変更する。
レーザー光による反射光成分を十分反映したMg、Cyの画素信号によって輝度レベルが検出されるため、露光量が少ないと誤って判断することなく、明るさ調整を適切に行うことができる。また、画素信号の出力レベルを輝度レベルとして検出し、CCD12が飽和状態であるか否かを判断するため、露光量を線形範囲の最大付近まで増やし、かつ飽和しない状態で明るさを維持することができる。その結果、白色光による通常観察画像に比べて色相が不足する表層付近の観察画像においても、鮮明かつコントラストのある組織構造を表示することができる。
輝度レベル検出としては、飽和状態を判断せず、例えば輝度平均レベルを算出して調光処理を行ってもよい。また、ヒストグラムデータを用いずに輝度信号を検出してもよい。
レーザー光源としては、パルス出力せず、PWM制御以外によって光量調整してもよい。また、レーザー光源以外の光源を使用してもよく、通常のランプから放射される白色光をフィルタに通して短波長の光を照射させてもよい。この場合、絞りの開閉、電流量調整などによって光出力を調整すればよい。また、照明光として、狭帯域の光でなく、ある程度帯域幅のある短波長の光を放射させてもよい。
補色フィルタの代わりにR、G、Bの原色フィルタを用いてもよく、この場合、Bに応じた画素信号を輝度信号として検出すればよい。また、画素信号の読み出し方式は、色フィルタの色要素の種類および配列模様などに合わせて適宜設定すればよい。
本実施形態である電子内視鏡装置のブロック図である。 レーザー光源の分光分布特性を示した図である。 色フィルタの配列を示した図である。 色要素Cy、Mg、Ye、Gの分光透過特性を示した図である。 Cy、Mgの色要素に応じた画素信号の抽出を時系列的に示した図である。 CCDの光電変換特性を示した図である。 レーザー光のPMW変調を示した図である。
符号の説明
10 ビデオスコープ
12 CCD
14 色フィルタ
20 プロセッサ
28 初期回路
38 レーザー光源
40 システムコントロール回路
46 調光回路
60 モニタ

Claims (9)

  1. 短波長領域の波長をもつ照明光を被写体へ向けて照射する光源と、
    複数の画素から一連の画素信号が順次読み出される撮像素子と、
    前記複数の画素と対向するように複数の色要素を配列させた色フィルタと、
    前記複数の色要素のうち短波長領域の透過率が相対的に高い特定の色要素に応じた画素信号を、輝度信号として検出する輝度信号検出手段と、
    被写体像を適正な明るさで表示するように、前記輝度信号に基づいて照明光の光量を調整する調光手段とを備え、
    前記輝度信号検出手段が、前記照明光が照射されると、前記撮像素子から読み出される一連の画素信号の中から前記特定の色要素に応じた画素信号を抽出し、抽出された画素信号を輝度信号として検出することを特徴とする内視鏡装置。
  2. 前記光源が、通常観察モードから表層観察モードに切り替えられると、照明光を照射し、
    前記輝度信号検出手段が、通常観察モードから表層観察モードに切り替えられると、前記特定の色要素に応じた画素信号を抽出することを特徴とする請求項1に記載の内視鏡装置。
  3. 前記色フィルタが、シアン、マゼンタ、イエロー、グリーンの色要素を市松状に配列させたフィルタであり、
    前記一連の画素信号が、画素混合読み出し方式によって読み出され、
    前記輝度信号検出手段が、前記一連の画素信号の中からシアン、マゼンタに応じた画素信号をサンプルホールドすることを特徴とする請求項1に記載の内視鏡装置。
  4. 前記調光手段が、検出された輝度信号の出力レベルを飽和させないように光量調整することを特徴とする請求項1に記載の内視鏡装置。
  5. 前記調光手段が、輝度信号のヒストグラムデータを生成し、飽和しない最大出力レベルを超えた輝度信号の割合が所定の割合を超えているか否かを判断することを特徴とする請求項4に記載の内視鏡装置。
  6. 前記光源が、狭帯域のレーザー光を放射することを特徴とする請求項1に記載の内視鏡装置。
  7. 前記調光手段が、デューティー比を変えるPWM制御によってレーザー光の出力を調整することを特徴とする請求項6に記載の内視鏡装置。
  8. 短波長領域の波長をもつ照明光によって得られる一連の画素信号を、複数の画素によって構成される撮像素子から順次読み出し、色フィルタを構成する複数の色要素のうち短波長領域の透過率が相対的に高い特定の色要素に応じた画素信号を、輝度信号として検出する輝度信号検出手段と、
    被写体像を適正な明るさで表示するように、前記輝度信号に基づいて照明光の光量を調整する調光手段とを備え、
    前記輝度信号検出手段が、前記照明光が照射されると、前記撮像素子から読み出される一連の画素信号の中から前記特定の色要素に応じた画素信号を抽出し、抽出された画素信号を輝度信号として検出することを特徴とする内視鏡用調光装置。
  9. 画素信号読み出し手段が、短波長領域の波長をもつ照明光によって得られる一連の画素信号を、複数の画素によって構成される撮像素子から順次読み出し、
    輝度信号検出手段が、色フィルタを構成する複数の色要素のうち短波長領域の透過率が相対的に高い特定の色要素に応じた画素信号を、輝度信号として検出し、
    調光手段が、被写体像を適正な明るさで表示するように、前記輝度信号に基づいて照明光の光量を調整する内視鏡装置の作動方法であって、
    前記輝度信号検出手段が、前記照明光が照射されると、前記撮像素子から読み出される一連の画素信号の中から前記特定の色要素に応じた画素信号を抽出し、抽出された画素信号を輝度信号として検出することを特徴とする内視鏡装置の作動方法。





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