JP5287695B2 - 光偏向装置、光偏向アレー、画像投影表示装置 - Google Patents
光偏向装置、光偏向アレー、画像投影表示装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5287695B2 JP5287695B2 JP2009290326A JP2009290326A JP5287695B2 JP 5287695 B2 JP5287695 B2 JP 5287695B2 JP 2009290326 A JP2009290326 A JP 2009290326A JP 2009290326 A JP2009290326 A JP 2009290326A JP 5287695 B2 JP5287695 B2 JP 5287695B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- light
- plate
- stopper
- substrate
- optical
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Mechanical Light Control Or Optical Switches (AREA)
- Projection Apparatus (AREA)
Description
・支点部材と基板と板状部材の接触で傾斜角が決定されるので、ミラーの偏向角の制御が容易かつ安定である。
・支点部材を中心として対向する電極に異なる電位を印加することにより高速に薄膜の板状部材を反転するので、応答速度が速くできる。
・板状部材が固定端を有していないので捻り変形などの変形を伴わず長期的な劣化が少なく低電圧で駆動できる。
・半導体プロセスにより微細で軽量な板状部材を形成できるので、ストッパとの衝突による衝撃が少なく、長期的な劣化が少ない。
・規制部材や板状部材や光反射領域の構成を任意に決めることにより、反射光のON/OFF比(画像機器におけるS/N比、映像機器におけるコントラスト比)を向上できる。
・半導体プロセス及び装置を使用できるので、低コストにて微細化と集積化が可能である。
・支点部材を中心として複数の電極を配置することにより、1軸2次元の光偏向及び2軸3次元の光偏向が可能である。
上記光偏向装置は、電極105a、105b及び支点部材103に印加される電位の組み合わせにより、方向1及び方向2へ傾斜変位し、それに応じて例えば基板面と垂直方向から入射した入射光を方向1及び方向2へ反射させることが出来る。
図1に本発明の実施形態1を示す。図1(a)は、本実施形態の光偏向装置の上面図であり、図1(b)は、理解を容易にするためにストッパ部材602とワイヤグリッド型偏光素子601を除いた本実施形態の光偏向装置の上面図であり、図1(c)は、D-D'線上の断面図である。図1においても、光偏向装置が複数2次元に配置された光偏向アレーの一つの光偏向装置として抽出して記載してある。
次に、本発明の実施形態2を図4に示す。図4(a)は実施形態の光偏向装置の上面図であり、図4(b)は、理解を容易にするために透明基材902とワイヤグリッド型偏光素子901を除いた本実施形態の光偏向装置の上面図であり、図4(c)はD-D'線上の断面図である。図4においても、光偏向装置が複数2次元に配置された光偏向アレーの一つの光偏向装置として抽出して記載してある。
本実施形態の光偏向アレーの構成について、図6を用いて説明する。図6においては、例として、前述の実施形態1の光偏向装置を複数2次元アレー状に配置した光偏向アレーを記載した。図6(a)は、本実施形態の光偏向アレーの上面図であり、図6(b)は、理解を容易にするためにストッパ部材602とワイヤグリッド型偏光素子601を除いた本実施形態の光偏向アレーの上面図であり、図6(c)は、1個の光偏向装置を抽出したD-D'線上の断面図である。
本実施形態の光偏向アレーについて、図7を用いて説明する。図7においては、例として、前述の実施形態1の光偏向装置を複数2次元アレー状に配置した光偏向アレーを記載した。図7(a)は、本実施形態の光偏向アレーの上面図であり、図7(b)は、理解を容易にするためにストッパ部材602とワイヤグリッド型偏光素子601を除いた本実施形態の光偏向アレーの上面図であり、図7(c)は、1個の光偏向装置を抽出したD-D'線上の断面図である。
本実施形態の画像投影表示装置を図8に示す。1300は、本実施形態の画像投影表示装置である。1301は、ハロゲンランプやキセノンランプなどの白色光源である。1302は、光源光の整形のためのロッドレンズである。1303は、少なくとも3原色のカラーフィルターを有するカラーホイールである。1304は、上記本発明の一実施形態の光偏向アレーである。1305は、その光偏向アレーを構成する個々の光偏向装置の光偏向方向を制御する制御チップである。1306は、光吸収板である。1307は、投影レンズである。1308は、スクリーンである。
102、501 規制部材
103 支点部材
104 板状部材
105 電極
106 接触部位
601、901 ワイヤグリッド型偏光素子
602、905 ストッパ
603、903 開口部
701 透明な基材
702 帯状の金属層
703 無偏光な光
703、704、705 光
801 第一の犠牲層
802 第二の犠牲層
803、1002 開口部
902 透明平板
904 接続ポスト
1001 第三の犠牲層
1101、1102 光偏光装置群
1103、1303 カラーホイール
1104、1304 光偏向アレー
1105、1305 制御チップ
1106、1306 光吸収板
1107、1307 投影レンズ
1201、1301 白色光源
1202、1302 ロッドレンズ
1308 スクリーン
1300、1401 画像投影表示装置
Claims (6)
- 基板と、複数の規制部材と、支点部材と、板状部材と、複数の電極とを有しており、前記複数の規制部材はそれぞれ上部にストッパを有し、前記基板の複数の端部にそれぞれ設けられており、前記支点部材は頂部を有して前記基板の上面に設けられており、前記板状部材は光反射領域を有し、かつ固定端を持たず、かつ少なくとも一部に導電性を有する部材からなる導電体層を有し、かつ前記基板と前記支点部材と前記ストッパの間の空間内で可動的に配置されており、前記複数の電極は前記基板上にそれぞれ設けられ、前記板状部材の前記導電体層とほぼ対向している構成を有しており、前記板状部材が前記支点部材を中心として静電引力により傾斜変位することにより、前記光反射領域に入射する光が反射方向を変えて光偏向する光偏向装置において、
前記ストッパ上に直接又は前記ストッパ上部に立体的に接続して偏光素子を具備し、かつ前記偏光素子がワイヤグリッド型偏光素子であり、
前記ストッパは、前記光偏向装置全面をほぼ覆う形で平板状に構成されており、
前記光偏向装置の角部には開口部が形成されており、前記開口部は、前記板状部材の上下面に構成されていた犠牲層をエッチング除去するときのエッチング種を導入するための窓として機能することを特徴とする光偏向装置。 - 基板と、複数の規制部材と、支点部材と、板状部材と、複数の電極とを有しており、前記複数の規制部材はそれぞれ上部にストッパを有し、前記基板の複数の端部にそれぞれ設けられており、前記支点部材は頂部を有して前記基板の上面に設けられており、前記板状部材は光反射領域を有し、かつ固定端を持たず、かつ少なくとも一部に導電性を有する部材からなる導電体層を有し、かつ前記基板と前記支点部材と前記ストッパの間の空間内で可動的に配置されており、前記複数の電極は前記基板上にそれぞれ設けられ、前記板状部材の前記導電体層とほぼ対向している構成を有しており、前記板状部材が前記支点部材を中心として静電引力により傾斜変位することにより、前記光反射領域に入射する光が反射方向を変えて光偏向する光偏向装置において、
前記ストッパ上に直接又は前記ストッパ上部に立体的に接続して偏光素子を具備し、かつ前記偏光素子がワイヤグリッド型偏光素子であり、
前記ストッパは、ブリッジ状に構成されており、
前記ストッパには柱状の接続ポストを介して透明平板が接続されており、
前記透明平板は、前記光偏向装置全面をほぼ覆う形で平板状に構成されており、
前記光偏向装置の角部には開口部が形成されており、前記開口部は、前記板状部材の上下面及び前記ストッパ上部に構成されていた犠牲層をエッチング除去するときのエッチング種を導入するための窓として機能することを特徴とする光偏向装置。 - 前記ワイヤグリッド型偏光素子は、帯状の金属層を複数平行に配列させたグリッド構造を有しており、
前記グリッド構造により、入射光において、電磁波としての振動方向が帯の伸長方向と平行な光は反射し、入射光の電磁波としての振動方向が帯の伸長方向と垂直な光は透過することを特徴とする請求項1又は2記載の光偏向装置。 - 前記帯状の金属層の幅は、入射光の波長に依存して良好に偏光ができる幅で決定され、入射光が300〜800nmの可視光の場合は100nm以下とすることを特徴とする請求項3記載の光偏向装置。
- 基板と、複数の規制部材と、支点部材と、板状部材と、複数の電極とを有しており、前記複数の規制部材はそれぞれ上部にストッパを有し、前記基板の複数の端部にそれぞれ設けられており、前記支点部材は頂部を有して前記基板の上面に設けられており、前記板状部材は光反射領域を有し、かつ固定端を持たず、かつ少なくとも一部に導電性を有する部材からなる導電体層を有し、かつ前記基板と前記支点部材と前記ストッパの間の空間内で可動的に配置されており、前記複数の電極は前記基板上にそれぞれ設けられ、前記板状部材の前記導電体層とほぼ対向している構成を有しており、前記板状部材が前記支点部材を中心として静電引力により傾斜変位することにより、前記光反射領域に入射する光が反射方向を変えて光偏向するとともに、前記ストッパ上に直接又は前記ストッパ上部に立体的に接続して偏光素子を具備し、かつ前記偏光素子がワイヤグリッド型偏光素子である光偏向装置を複数1次元又は2次元アレー状に配置した光偏向アレーであり、かつ、第1の偏光が可能なワイヤグリッド型偏光素子を具備する光偏向装置と、第2の偏光が可能なワイヤグリッド型偏光素子を具備する光偏向装置とが交互に配置されていることを特徴とする光偏向アレー。
- 請求項5記載の光偏向アレーを有し、かつ、少なくとも前記光偏向アレーを照明する光源及び前記光偏向アレーからの反射光を投影する投影レンズを有し、前記光偏向アレーからの反射光による第1の偏光光から成る画像と第2の偏光光から成る画像を同時に単一の投影レンズに導き、スクリーン上に投影表示させることを特徴とする画像投影表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009290326A JP5287695B2 (ja) | 2009-12-22 | 2009-12-22 | 光偏向装置、光偏向アレー、画像投影表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009290326A JP5287695B2 (ja) | 2009-12-22 | 2009-12-22 | 光偏向装置、光偏向アレー、画像投影表示装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011133530A JP2011133530A (ja) | 2011-07-07 |
JP5287695B2 true JP5287695B2 (ja) | 2013-09-11 |
Family
ID=44346368
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009290326A Expired - Fee Related JP5287695B2 (ja) | 2009-12-22 | 2009-12-22 | 光偏向装置、光偏向アレー、画像投影表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5287695B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9952424B2 (en) | 2014-02-27 | 2018-04-24 | Konica Minolta, Inc. | Image projection apparatus |
JP6439802B2 (ja) | 2014-12-08 | 2018-12-19 | 株式会社リコー | 光偏向器、画像表示装置及び物体装置 |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6288840B1 (en) * | 1999-06-22 | 2001-09-11 | Moxtek | Imbedded wire grid polarizer for the visible spectrum |
JP3515539B2 (ja) * | 2001-04-20 | 2004-04-05 | 三洋電機株式会社 | 微小凹面鏡アレイ及び三次元映像表示装置 |
JP2004101826A (ja) * | 2002-09-09 | 2004-04-02 | Fuji Photo Optical Co Ltd | プロジェクタ用光学系およびこれを用いたプロジェクタ装置 |
US6665119B1 (en) * | 2002-10-15 | 2003-12-16 | Eastman Kodak Company | Wire grid polarizer |
JP2008209616A (ja) * | 2007-02-26 | 2008-09-11 | Ricoh Co Ltd | 光偏向装置及びその製造方法 |
JP2009069424A (ja) * | 2007-09-12 | 2009-04-02 | Ricoh Co Ltd | 光偏向装置及び光偏向装置アレイ、並びに画像投影装置 |
JP2010004008A (ja) * | 2007-10-31 | 2010-01-07 | Nikon Corp | 光学ユニット、照明光学装置、露光装置、露光方法、およびデバイス製造方法 |
-
2009
- 2009-12-22 JP JP2009290326A patent/JP5287695B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2011133530A (ja) | 2011-07-07 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3571016B2 (ja) | マイクロミラーデバイス及びこれを採用したプロジェクター | |
JP3895711B2 (ja) | 画素移動手段を具備する高解像度ディスプレイ | |
EP1760513B1 (en) | Portable projector | |
JP5360683B2 (ja) | プロジェクター | |
JP2005352447A (ja) | 画像表示装置・投射光学系 | |
US7607780B2 (en) | Projection-type 3-D image display using single projector | |
US20080212035A1 (en) | System and method for aligning RGB light in a single modulator projector | |
US8238019B2 (en) | Projection apparatus with coherent light source | |
JP2004279847A (ja) | プロジェクタ | |
JP4998002B2 (ja) | プロジェクタ | |
TWI798391B (zh) | 光路調整機構及其製造方法 | |
US20070236773A1 (en) | High-resolution scanning display system | |
TW201947311A (zh) | 光路調整機構及其製造方法 | |
JP2010271443A (ja) | プロジェクタ及び映像表示方法 | |
JP5287695B2 (ja) | 光偏向装置、光偏向アレー、画像投影表示装置 | |
US11973929B2 (en) | Image display apparatus | |
JP2004286970A (ja) | 光偏向装置、光偏向アレーおよび画像投影表示装置 | |
Ishibashi et al. | 72.3: A Direct‐View Laser‐Phosphor Display with a High‐Reflection Wide‐Angle‐Scanner | |
US6997560B2 (en) | Micromirror device with adjacently disposed support region | |
JP2008033334A (ja) | 超薄型ディスプレイシステム | |
WO2007088988A1 (ja) | 空間光変調装置及びこれを用いた表示装置 | |
TWI838675B (zh) | 光路調整機構 | |
JP2006058339A (ja) | 画像表示装置 | |
JP2005202069A (ja) | 偏向素子及びこれを用いた画像表示装置 | |
KR100512398B1 (ko) | 반사형 디스플레이 장치 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20121009 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130219 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130226 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130417 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130507 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130520 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 5287695 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |