JP5285740B2 - スクライブ装置 - Google Patents
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Description
下端にカッターホイール21を備えたスクライブヘッド22は基板面の上方でX方向に延びるガイドバー23のガイド24に沿ってX方向に移動できるように設けられている。ガイドバー23は左右の支持柱25、25により支えられ、ガイドレール26に沿ってY方向に移動できるように形成されている。スクライブヘッド22の下方には水平面内で回動可能なテーブル27が配置され、このテーブル27上に基板Wが載置される。
スクライブヘッド22は、上下昇降可能なホルダー28を保持しており、カッター取付部材29は上部に垂直な支持軸30を有し、この支持軸30がベアリング31を介してホルダー28の下部に回動可能に支持されている。カッターホイール21の回転軸の位置は、支持軸30を垂直に下方へ延長した線上から外れるようにして、例えば椅子のキャスターと同様の動きをするようにしてあり、スクライブヘッド22を直線的に移動させたときにカッターホイール21の転動方向の直進性が維持されるようにしている(いわゆるキャスター効果による)。このカッターホイール21を下降させて刃先をテーブル27上の基板Wに押しつけた状態にして、スクライブヘッド22をガイド24に沿ってX方向に移動させることで、基板Wにスクライブ溝の加工が行われる。
すなわち、スクライブヘッドには、カッター取付部材の側方からカッターホイールに向けてパージガスを吹き付けるガス吹出口が設けられ、さらにガス吹出口とカッター取付部材との間には、端材の侵入を阻止するための仕切壁をなすとともに、カッターホイールに向かうパージガスを、基板面に沿って通過させる開口を設けたカバーが取り付けられるようにしてある。
さらに、ガス吹出口とカッター取付部材との間にカバーを設けたことにより、カッター取付部材とカバーとの間隙を狭い空間にすることができるので、細長い端材は、この狭い空間に入り込むことが困難になる。よって、端材はカッター取付部材の下流側(カバーとはカッター取付部材を挟んで反対側)に飛散することになり、カッター取付部材よりも下流に飛散した端材は外方に簡単に吹き飛ばされる。
それゆえ、細長い端材が原因でカッター取付部材の動作に支障をきたすような不具合を激減させることができる。
これにより、カバーによって、ガイドローラ取付部材とカッター取付部材との間隙の空間に細長い端材が入り込むことを困難にすることができる。
これにより、パージガスは横方向の帯状の流れとなってカッターホイールの刃先周辺に吹き付けられて切り粉や端材を効果的に一掃させることができる。
図1は本発明に係るスクライブ装置の一例を示す斜視図である。また、図2〜図4は、図1のスクライブ装置におけるスクライブヘッドの斜視図、下側から見た拡大斜視図、一部断面図である。このスクライブ装置Aは、ガラス基板Wを上面に載置するテーブル1を備えている。テーブル1は、回転駆動機構(図示外)により水平面内で左右に回転できるようになっている。
また、ガイドバー6の下部にはスクライブヘッド7のX方向の位置検出機構としてリニアスケールSが設けられている。このリニアスケールSには目盛が表示されており、この目盛をスクライブヘッド7に装備した光学検出部(図示外)により読み取ることにより、スクライブヘッド7のX方向の位置や移動距離が検出できるようになっている。
カッター取付部材10は、カッターホイール11を両側から挟むようにしてその回転軸を支持するブロック体からなる。図9で説明したカッター取付部材29と同様に、カッターホイール11の回転軸の位置は、支持軸12を垂直に下方へ延長した線上から外れるようにして椅子のキャスターと同様の動きをするようにしてある。
カッターホイール11の転動方向はガイドローラ14、14に沿った方向、すなわちガイドバー3(図1参照)のガイド6の方向(X方向)に沿うようにしてある。
ガス吹出口16は、カッターホイール11に向けてパージガスが吹き出すようにしてある。本実施例では、ガス吹出口16は、加工される基板Wの面に平行して横方向に細長く形成されている。
カバー17の両端は、ガイドローラ取付部材14a、14aの側面(フレーム)に固定されている。カバー17の下端縁には、ガス吹出口16から吹き出される空気がカッターホイール11の刃先部分に吹き付けられるのを阻害しないように切欠き17a(開口)が設けられている。切欠き17aに代えて、カバー17に孔を加工することで開口を形成してもよい。
なお、図4では説明の便宜上、ガイドローラ取付部材14aを省略して図示してあり、このガイドローラ取付部材14aに取り付けられるカバー17の位置が2点鎖線で表示されている。
また、図2に示すようにスクライブヘッド7の中腹部分の内部を隠す壁板19が設けてあり、切り粉が舞い上がった場合でもスクライブヘッド7の内部のメカニカルな運動機構に入り込まないようにしてある。
このスクライブ溝の加工の際に、カッターホイール11の転動に伴って刃先部分に発生する切り粉や端材は、ガス吹出口16から吹き出される圧縮空気の一部が切欠き17aを通過してカッターホイール11に吹き付けられ、下流側に吹き飛ばされる。このとき切り粉がカッター取付部材10やガイドローラ取付部材14aに当たって撥ね返ったとしても、カバー17の存在により切り粉がカバー17を超えてガス吹出口16側(ガイドバー3側)に飛散することは完全に阻止できる。
さらに、スクライブによって細長い端材(例えば幅2mm×長さ50mmの端材)が発生した場合に、カッター取付部材10とカバー17との間隙(例えば最も広い間隙を10mm以下にしてある)に、その長さの端材が入ることができないため、端材はカバー17が取り付けられた側とは反対側に移動し、さらにパージガスで下流側に吹き飛ばされるので、カッター取付部材10の近傍に入り込んでその場に留まることがなくなる。
これにより端材がスクライブヘッド7の内部のベアリングや運動機構部分に侵入して動作不良を起こすことを防止することができる。
また、カバー17の形状も、平面視でコの字状に代えて、半円状にすることもできる。その他本発明では、その目的を達成し、請求の範囲を逸脱しない範囲内で適宜修正、変更することが可能である。
W 脆性材料基板(ガラス基板)
1 テーブル
2 支持柱
3 ガイドバー
6 ガイド
7 スクライブヘッド
9 ホルダー
10 カッター取付部材
11 カッターホイール
12 支持軸
13 ベアリング
15 ガス吹出ノズル
16 ガス吹出口
17 カバー
17a 切欠き(開口)
Claims (3)
- カッターホイールを転動可能に保持するカッター取付部材と、前記カッター取付部材に形成された支持軸を、ベアリングを介して回動可能に支持するホルダーとを備えたスクライブヘッドを有し、
前記スクライブヘッドは、当該スクライブヘッドを基板面に沿って移動させるためのガイドバーに支持され、前記カッターホイールを加工対象の基板上で転動させることによりスクライブ溝を形成するスクライブ装置において、
前記スクライブヘッドには、前記カッター取付部材の側方から前記カッターホイールに向けてパージガスを吹き付けるガス吹出口が設けられ、
さらに前記ガス吹出口と前記カッター取付部材との間には、端材の侵入を阻止するための仕切壁をなすとともに、前記カッターホイールに向かうパージガスを、前記基板面に沿って通過させる開口を設けたカバーが取り付けられることを特徴とするスクライブ装置。 - 前記スクライブヘッドのホルダーには、前記カッター取付部材を挟んで直線状に並べられる一対のガイドローラがそれぞれガイドローラ取付部材によって転動可能に支持されており、
前記カバーは、前記ガイドローラ取付部材の片側側面に固定されるようにしてカッター取付部材の片側側面を囲うように取り付けられる請求項1に記載のスクライブ装置。 - 前記ガス吹出口および前記カバーの開口が、加工される基板面に沿って横方向に細長く形成されている請求項1または請求項2のいずれかに記載のスクライブ装置。
Priority Applications (4)
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