JP5285540B2 - 静電容量式センサ - Google Patents

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本発明は、櫛歯状固定電極と櫛歯状可動電極との間の静電容量を検出することにより所定の物理量を検出する静電容量式センサに関する。
従来より、半導体層に櫛歯状固定電極を有した固定電極体と、櫛歯状可動電極を有した可動電極体とを形成し、これら櫛歯状固定電極と櫛歯状可動電極とを所定の間隙をもって対向配置させるとともに、対角状の両端部に配置された櫛歯状可動電極に、可動電極体の動作を規制する突起状のストッパが設けられた延設部材を対向配置させたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
この種の構造では、半導体層をエッチングすることによって櫛歯状の可動電極、固定電極ならびに延設部材を形成するのであるが、突起状のストッパを適切な位置に配置するためには、延設部材に凸部を設けその凸部表面にストッパを形成するといったように、延設部材と櫛歯状可動電極との間のギャップが一定でない場合がある。このように、櫛歯状可動電極と延設部材との間のギャップに均一性が無いとエッチングの加工性が損なわれてしまう。
このため、特許文献1に開示されるように、ストッパが設けられた延設部材に対して、櫛歯状可動電極との間のギャップを一定とすることで、エッチングの加工性を高めることができる。
特開2000−206142号公報
しかしながら、上記従来の静電容量式センサにあっては、可動電極体が動作した際に、静電容量の検出部となる櫛歯(櫛歯状可動電極)をストッパに衝突させる構造であるため、その検出部となる櫛歯状可動電極が損傷して検出機能が損なわれてしまう恐れがある。
そこで、本発明は、検出部の検出機能を損なうことなく、ストッパによって櫛歯状可動電極と櫛歯状固定電極とが接触するのを防止することのできる静電容量式センサを得ることを目的とする。
請求項1の発明にあっては、半導体層をエッチングすることによって可動電極体と固定電極体とが形成される静電容量式センサにおいて、前記固定電極体は、櫛歯状固定電極と、前記櫛歯状固定電極の基端部を連結する幹部と、を備え、前記可動電極体は、前記櫛歯状固定電極に間隙をもって対向配置されるとともに、前記櫛歯状固定電極と交互に配置される櫛歯状可動電極と、前記櫛歯状可動電極の基端部を連結する幹部と、を備えており、前記可動電極体の幹部の両端部に、前記櫛歯状可動電極の突出方向に沿うとともに、前記固定電極体の幹部にオーバーラップする位置まで延設した延設部を設け、前記オーバーラップして重複した延設部と固定電極体の幹部との間のギャップと、両端部に配置された櫛歯状固定電極と当該櫛歯状固定電極に重複する延設部との間のギャップと、を同じ隙間に形成し、前記重複した延設部と固定電極体の幹部とのどちらか一方の面に、前記可動電極体の動作により、前記櫛歯状可動電極が前記櫛歯状固定電極に接触するのを防止するストッパを設けたことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、可動電極体の幹部の両端部に、櫛歯状可動電極の突出方向に沿うとともに、固定電極体の幹部にオーバーラップする位置まで延設した延設部を設け、前記オーバーラップして重複した延設部と固定電極体の幹部とのどちらか一方の面にストッパを設けたため、ストッパを検出部として機能しない部位に衝突させることができるようになり、検出部の検出機能を損なうことなく、櫛歯状可動電極と櫛歯状固定電極とが接触するのを防止することができる。
また、オーバーラップして重複した延設部と固定電極の幹部との間のギャップと、両端部に配置された櫛歯状固定電極と当該櫛歯状固定電極に重複する延設部との間のギャップと、を同じ隙間に形成することでエッチングの加工性を高めることができる。
本発明の一実施形態にかかる静電容量式センサを模式的に示す平面図である。 図1に示す静電容量式センサのA−A断面図である。
以下、本発明の具体的な実施の形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。以下では、静電容量式センサとして、加速度センサを例示する。図1および図2は、本発明にかかる加速度センサの一実施形態を示した図である。
本実施形態の加速度センサ1は、図2に示すように、絶縁層としての2枚のガラス基板2、3と、これら2枚のガラス基板2、3間に挟まれる半導体層としてのシリコン基板4と、を備えている。これらガラス基板2、3とシリコン基板4とは、最終的に陽極接合などによって接合されるようになっており、これらの接合面に形成された凹部31によって、シリコン基板4各部の絶縁性や可動電極体の動作性の確保が図られている。
シリコン基板4は、図1に示すように、シリコン基板4に公知の半導体プロセスにより間隙100を形成することで、周縁部に形成される略矩形状の枠部41、固定電極体5、可動電極体となる錘部6、ばね部7および当該ばね部7を介して錘部6を支持する支持部43が形成されている。
間隙100は、反応性イオンエッチングなどにより垂直エッチング加工をすることで、間隙100の側壁面をシリコン基板4の表面と垂直となるように形成される。このようにして、垂直エッチング加工により形成された間隙100の側壁面同士は、互いに略平行に対向することになる。反応性イオンエッチングとしては、例えば、誘導結合型プラズマを備えたエッチング装置によるICP加工を利用することができる。
固定電極体5は、シリコン基板4のセンターライン(錘部6の幹部61)を中心として左右対称に2箇所設けられており、前記センターラインに向かって所定間隔をもって平行に突設された複数の櫛歯状固定電極52と、この櫛歯状固定電極52の基端部を連結する幹部51とを備えている。
錘部6は、左右に配置された櫛歯状固定電極52の先端部間のスペースに配置され、シリコン基板4のセンターラインとなる幹部61と、この幹部61の左右両側から突設され、櫛歯状固定電極52に所定の間隙をもって対向配置されるとともに、櫛歯状固定電極52と交互に配置される複数の櫛歯状可動電極63と、幹部61のセンターライン方向の両端部に設けられ、櫛歯状可動電極63の突出方向に沿って延設された延設部62とを備えている。
両端部の延設部62には、上述したばね部7がそれぞれ連結されており、このばね部7を介して錘部6を支持する支持部43が延設部62よりもセンターライン方向の外方に設けられている。本実施形態では、支持部43は、図1中右側に1箇所、左側に2箇所設けられており、それぞれ略矩形状に形成されて上側のガラス基板2に陽極接合などにより固定されている。
各ばね部7は、左右対称に配置される2つのばね単体71で形成される。それぞれのばね単体71は、連続する1本の細長い線状ばねを複数段のつづら折り状に折曲して形成される。ばね部7の一端部は、上述したようにそれぞれ支持部43に連結されており、他端部は、延設部62に連結される。従って、ばね部7は、錘部6を、センターラインに沿った水平方向(図中紙面に沿った方向)の変位を許容するように支持するが、これと同時に垂直方向(図中紙面直角方向)にも変位できるようになっている。また、このようにばね部7が、左右対称に配置された一対のばね単体71によって構成されることにより、ばね部7が伸縮される際に錘部6が左右片側に偏心するのを抑制できる。
このように、ばね部7を錘部6と支持部43に連結することで、ばね部7が支持部43に対して錘部6を弾性的に可動支持するバネ要素として機能する。
図1中、8は、ばね部7を介して錘部6の櫛歯状可動電極63に電気的に接続される第1の端子であり、9は、左側(図1中上側)の固定電極体5の櫛歯状固定電極52に電気的に接続される第2の端子であり、また、10は、右側(図1中下側)の固定電極体5の櫛歯状固定電極52に電気的に接続される第3の端子である。
入力される加速度は、錘部6の水平方向の変位によって検出される。すなわち、錘部6がセンターラインに沿った水平方向に変位すると、櫛歯状固定電極52と櫛歯状可動電極63との間の隙間が変化し、それら櫛歯状固定電極52と櫛歯状可動電極63との間に蓄積された静電容量値が変化する。そして、上述の端子8、9、10を介してこの静電容量の変化を検知することにより加速度(物理量)を検出することができる。
このように構成された加速度センサ1では、加速度が入力されて錘部6が水平方向に動作した際に、錘部6の櫛歯状可動電極63と固定電極体5の櫛歯状固定電極52とが接触してしまうことが考えられ、櫛歯状可動電極63と櫛歯状固定電極52とが接触することで互いに付着する所謂スティッキングを起こしてしまう。
そこで、本実施形態では、図1に示すように、錘部6の延設部62を固定電極体52の幹部51にオーバーラップする位置まで延設しており、このオーバーラップして重複した延設部62と固定電極体5の幹部51とのどちらか一方の面(本実施形態では幹部51)に、突起状のストッパ15を設けている。
ストッパ15は、左右に配置された櫛歯状固定電極52のそれぞれの両端部、即ち本実施形態では、櫛歯状固定電極52の幹部51が錘部6の延設部62に対向する4箇所にそれぞれ設けられている。このストッパ15は、その表面にマスキングを行い、その上からエッチングを行うことで一体的に形成することができる。
また、この際、本実施形態では、オーバーラップして重複した延設部62と固定電極体5の幹部52との間のギャップと、両端部に配置された櫛歯状固定電極52と当該櫛歯状固定電極52に重複する延設部62との間のギャップと、を同じ隙間に形成している。このように、延設部15に対して当該延設部15と重複する櫛歯状固定電極52および幹部51との間のギャップを一定とすることで、例えばICP加工を行った際のガス回りを均一にすることができるため、エッチングの加工性を高めることができる。
以上、説明してきたように、本実施形態の加速度センサ1によれば、錘部6の幹部61の両端部に、櫛歯状可動電極63の突出方向に沿うとともに、固定電極体5の幹部51にオーバーラップする位置まで延設した延設部62を設け、前記オーバーラップして重複した延設部62と固定電極体5の幹部51とのどちらか一方の面(幹部51)にストッパ15を設けたため、ストッパ15を検出部として機能しない延設部62に衝突させることができるようになり、検出部の検出機能を損なうことなく、櫛歯状可動電極63と櫛歯状固定電極52とが接触するのを防止することができる。
また、オーバーラップして重複した延設部62と固定電極体5の幹部51との間のギャップと、両端部に配置された櫛歯状固定電極52と当該櫛歯状固定電極52に重複する延設部62との間のギャップと、を同じ隙間に形成したため、エッチングの加工性を高めることができる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態には限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で各種変更が可能である。例えば、上記実施形態では、オーバーラップして重複した固定電極体5の幹部51にストッパ15を設けたが、延設部62にストッパ15を設けるようにしてもよい。
1 加速度センサ(静電容量式センサ)
4 シリコン基板(半導体層)
5 固定電極体
6 錘部(可動電極体)
7 ばね部
15 ストッパ
51 幹部
52 櫛歯状固定電極
61 幹部
62 延設部
63 櫛歯状可動電極

Claims (1)

  1. 半導体層をエッチングすることによって可動電極体と固定電極体とが形成される静電容量式センサにおいて、
    前記固定電極体は、櫛歯状固定電極と、前記櫛歯状固定電極の基端部を連結する幹部と、を備え、
    前記可動電極体は、前記櫛歯状固定電極に間隙をもって対向配置されるとともに、前記櫛歯状固定電極と交互に配置される櫛歯状可動電極と、前記櫛歯状可動電極の基端部を連結する幹部と、を備えており、
    前記可動電極体の幹部の両端部に、前記櫛歯状可動電極の突出方向に沿うとともに、前記固定電極体の幹部にオーバーラップする位置まで延設した延設部を設け、
    前記オーバーラップして重複した延設部と固定電極体の幹部との間のギャップと、両端部に配置された櫛歯状固定電極と当該櫛歯状固定電極に重複する延設部との間のギャップと、を同じ隙間に形成し、
    前記重複した延設部と固定電極体の幹部とのどちらか一方の面に、前記可動電極体の動作により、前記櫛歯状可動電極が前記櫛歯状固定電極に接触するのを防止するストッパを設けたことを特徴とする静電容量式センサ。
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