JP5285147B2 - シール監視及び制御システム - Google Patents

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Description

[関連出願の相互参照]
本願は、2008年5月21日付けで出願された米国仮特許出願第61/055,056号の利益を主張し、該出願の全体が参照により本明細書に援用される。
本開示は回転構成要素のための非接触のガス潤滑シールに関し、限定はされないが、そのようなシールの調整及び制御システムを含む。
典型的な用途では、ガス潤滑非接触シールは、ガスを圧縮するように動作する圧縮機の軸とハウジングとの間の回転界面をシールするように設けられる。動作中、処理中のガスの流れの一部が、動作流から分流され、動作流中に存在し得る微粒子及び液体ミストを除去するために濾過され得る。この分流されたガス流は、さらに処理され、例えば、その露点よりも高い温度まで過熱されて、動作流体としてガス潤滑非接触シールに提供され得る。
不適切なガス調整又は動作ガス流の組成の変化等の圧縮プロセスにおける異常は、分流されたガス流中に液体及び/又は固体の凝縮物をもたらし得る。ガス潤滑非接触シールのシール界面へのそのような液体及び/又は固体の侵入は、シールの動作寿命の低下、又は極端な状況ではシールの故障につながる場合がある。
ガス圧縮機に一般的に適用される非接触ドライガスシールは、シール構成(シングル、タンデム、又はダブル)と、モジュラー形態で配置される場合が多いガス調整装置と、通常は制御パネルに配置されるガス供給制御部とを含む。このような組み合わせは、オーバーハング型(overhung)圧縮機及びビーム型(beam)圧縮機の両方で用いられる。シールの完全性及び動作の監視は、通常はシールの漏れを監視することによって行われる。高い漏洩率は、シールが故障したことを示すものとして用いられることが理解され得るが、大抵の場合、これはシール面の崩壊後に判明して圧縮機の緊急停止が必要になる。
さらに、ドライガスシールの取り付けのための1つの要件は、動作中の圧縮機ハウジングに対する圧縮機軸の軸方向移動に適応する能力である。通常の動作変位公差仕様が、設計段階でシールに組み込まれる。通常は、シール取り付け板が、圧縮機ハウジング内の公称又は最適位置にシールを位置決めする。取り付けられたシールの公称位置は、シール構成要素を保持する回転構成要素と固定構成要素との間の関係を特定する寸法によって定めることができ、この寸法は、シールの「取り付け基準」と呼ばれる場合もある。
取り付け基準寸法は、動作中のシールロータ及びシールステータ、例えばハウジング及び軸に関連付けられるスラストリングの軸方向位置を軸方向で決定して固定する表面間で通常は測定される。シール構成要素が従う圧縮機の回転構成要素と固定構成要素との間の相対位置の変化に適応するために、動作中のシールの軸方向運動の公差が必要である。装置の「完成」状態及び熱過渡等、いくつかの要因がシールの相対位置の変化を引き起こし得る。
シールの「完成」状態は、所与のシール構成の具体的な公差の積み重ねである。この「完成」状態に対処するために、シールの供給業者は、取り付けられたシールの初期取り付け公差を提供し得る。この状態を考慮して、シールが「0」位置に取り付けられ得るが、この位置でもなお、得られる変位公差の全範囲内に動作中の圧縮機内の移動が完全に収まり、こうした移動のうち最も重要なものは通常は熱過渡である。既知のように、プロセス流体の温度の変化に起因して、圧縮機ロータの膨張率又は収縮率が圧縮機ステータ又はケーシングのそれとは異なり得るため、熱過渡はシールの相対位置を変える可能性があり、その結果、ロータシール構成要素とステータシール構成要素との間の寸法関係変化が生じ得る。
本開示は、一態様では、圧縮機の回転可能な軸とハウジングとの間にシール関係で設けられるガス潤滑非接触シールのためのシール監視システムを説明する。本シール監視システムは、ガス潤滑非接触シールに隣接して非ガス状物質が存在することを示す相信号を提供するように設けられる相センサを含む。プログラマブルロジック制御システムが、相信号を受け取ると共に、相信号に基づいてガス潤滑非接触シールの動作状態を判定するように設けられる。プログラマブルロジックコントローラーは、動作状態に応じて出力信号を提供するようにさらに設けられる。
別の態様では、本開示は、圧縮機内に設けられるガス潤滑非接触シールに処理済みガス流を提供するための供給システムを説明する。本供給システムは、制御システム及び3組の複数のセンサを含む。第1の複数のセンサは、シール動作パラメータを測定して、シール動作パラメータを示す第1の複数の信号を制御システムに提供する。第2の複数のセンサは、処理済みガス流に関する供給システム動作パラメータを測定して、第2の複数の信号を制御システムに提供する。第3の複数のセンサは、圧縮機動作パラメータを測定して、圧縮機動作パラメータを示す第3の複数の信号を制御システムに提供する。本制御システムは、第1の複数の信号、第2の複数の信号、及び第3の複数の信号に基づいて、ガス潤滑非接触シールの動作状態を判定して、動作状態に応じて出力を提供する。
さらに別の態様では、本開示は、供給システムに関連付けられて供給システムによってプロセスガス流を供給されるシールの動作を監視及び制御する方法を説明する。本方法は、シール及び供給システムに関連する複数のセンサによって提供される複数のセンサ信号を取得することを含む。複数のセンサ信号が処理されて、上記シールの異常動作状態の存在が判定される。上記シールの少なくとも1つの動作パラメータを調整する軽減手順が開始され、異常動作状態が存在すると共に各センサ信号が対応する閾値未満である間に実行される。
さらに別の態様では、本開示は、圧縮機の回転可能な軸とハウジングとの間にシール関係で設けられるガス潤滑非接触シールのためのシール監視システムを説明する。本シール監視システムは、ガス潤滑非接触シールの回転可能構成要素及び固定構成要素の相対軸方向位置を示す位置信号を提供する位置センサを含む。プログラマブルロジック制御システムが、位置信号を受け取り、位置信号に基づいてガス潤滑非接触シールの動作状態を判定する。プログラマブルロジックコントローラーはさらに、動作状態に応じて出力信号を提供する。
本開示による種々のセンサが埋め込まれているタンデムシール構成の断面図である。 本開示による圧縮機に関連する供給システムのブロック図である。 本開示によるビーム型圧縮機に関連するシール構成の種々の構成要素及びシステムと相互接続するプログラマブルロジックコントローラーの一実施形態のブロック図である。 本開示による監視及び制御アルゴリズムのブロック図である。 本開示によるシールの異常静止状態を検出する方法のフローチャートである。 本開示による異常動作状態の存在を判定してその影響を軽減する方法のフローチャートである。
ガス圧縮機に一般的に適用されるもの等の非接触ドライガスシールは、シングル、タンデム、又はダブルシール構成を含む。通常の設備では、ガス調整装置がモジュラー形態で配置される場合が多く、ガス供給制御部がガス制御パネルに通常は配置される。そのような組み合わせは、オーバーハング型圧縮機及びビーム型圧縮機の両方で用いられる。ガス調整装置と制御パネルに設けられているガス供給制御部とを有する設備の一部である圧縮機のタンデム非接触ドライガスシールを含む1つの組み合わせが、以下の実施形態の説明で用いられるが、本明細書に開示される原理及び方法が他の構造的組み合わせ及び/又はシール構成に適用可能であることが理解され得る。既知のように、関連のガス制御パネルは、プロセス源から供給される処理済みシールガスを制御するためにシステムに配置され配管接続される。これは、漏洩ポートからのガスも受け取る。適当な流量監視計が、システムの制御パネルに組み込まれる。
図1は、回転圧縮機軸102と圧縮機ハウジング104との間に設けられるタンデム非接触ドライガスシール構成100の部分断面図である。図示では、回転圧縮機軸102は、圧縮機のプロセスキャビティ106に設けられる圧縮機インペラ(図示せず)に接続され、ハウジング104の軸受キャビティ108に設けられる軸受(図示せず)を介してハウジング104によって支持される。圧縮機ハウジング104に形成されるボア120が、プロセスキャビティ106と軸受キャビティ108との間に延びて環状シールチャンバ109を画定する。ショルダ又はラビリンスシール128が、プロセスキャビティ106からボア120への自由ガス流を防止する。ラビリンスシール128は、回転圧縮機軸102と圧縮機ハウジング104との間に形成される半径方向に延びる開口を覆って延び、ラビリンスシール128に形成されるチャネル132内に設けられる半径方向圧縮シール130によって圧縮機ハウジング104にシールされる。ラビリンスシール128は、その半径方向内端で、回転圧縮機軸102の外面136に近接して複数のリッジ134を形成する。複数のリッジ134と、任意の2つの連続するリッジ134間に形成される対応する中間キャビティとが、プロセスキャビティ106からシールチャンバ109へのガスの侵入を妨げる。
動作中、プロセスチャンバ106内に存在して6,500PSI−G(450BAR−G)の圧力に達し得るガスが、タンデムに配置された2つの面シール、つまり第1段シール110及び第2段シール111によって軸受キャビティ108及び環境からシールされる。通常、シール110及び111の構成要素は、シールチャンバ109内にあるカートリッジ118に予め組み立てられる。カートリッジ118は、圧縮機ハウジング104に関連するステータ117と、軸102に関連するスリーブ115とを含む。軸102に対するスリーブ115の軸方向移動は、軸102の溝に収容される軸スラストリング125によって制限される。ステータ117の軸方向移動は、ハウジング104の溝に収容されるステータスラストリング121によって制限される。プロセスキャビティ106内のプロセスガスが圧力下にあると仮定すると、シール構成100の全構成要素がスラストリング121及び125に向かう方向へ付勢される。
第1段シール110は、回転圧縮機軸102に環装されるスリーブ115に接続される第1段メイティングリング114と、ステータ117によって圧縮機ハウジング104に接続される第1段一次リング116との間に画定される、第1段シール界面112を形成する。第2段シール111は、スリーブ115によって回転圧縮機軸102に接続される第2段メイティングリング124と、ステータ117によってハウジング104に接続される第2段一次リング126との間に画定される、第2段シール界面122を形成する。
第1段シール110及び第2段シール111のそれぞれに沿って制御された距離が維持され得るように、第1段一次リング116及び第2段一次リング126のそれぞれがボア120の長寸法に沿って軸方向に可動である。図示の実施形態では、シールカートリッジ118と、第1段一次リング116及び第2段一次リング126のそれぞれに対応して接触するばね受け140との間に設けられるそれぞれの組のばね138を介して、各一次リング116及び126にばね力が加えられる。
図1に示されるように、第1段シール110及び第2段シール111を通るガスの二次漏洩経路が、半径方向圧縮シール142によって遮断される。これらのシールに用いられる構成及び材料は、用途に基づいて、例えば、ガスの動作圧力並びにガスの化学組成及び/又は圧縮機の動作環境に基づいて最適化することができる。半径方向シールとして、Oリング、シール受け部材を囲む先端ポリマーシール等の他の複合シール構成、又は任意の他の適当なタイプのシールが挙げられ得る。
軸受キャビティ108内に存在する潤滑油は、オイルシール、例えば分離シール144によってボア120のシールチャンバ109に入るのを防止される。図示の実施形態では、バリアシール144は、イリノイ州モートン・グローブに所在のJohn Crane, Inc.によって製造された「タイプ82」又は「タイプ83」シール等、ターボ圧縮機装置のドライガスシールカートリッジへの軸受油の移動を防止するように設計される二分割型の(dual-segmented)カーボンリングシールである。
上述のように、動作中、「シールガス」と呼ばれる処理済みプロセスガス流が、第1段シール110に提供される。第2段シール111には、バリアガス流、通常は窒素(N)等の不活性ガスが提供される。分離シール144を含む図示の実施形態では、分離ガス流が分離シール144に供給される。シール要素を通るシールガス、バリアガス、及び分離ガスの流れの適切な制御が、効果的なシール性能及び耐久性に不可欠である。
図1に示されるように、ラビリンスシール128、第1段シール110、第2段シール111、及び分離シール144は、シールカートリッジ118を一連のチャンバ146、150、151、160、及び164に分割する。圧縮機ハウジング104も同様に、カートリッジ118のステータ117のチャンバ及び通路と連通する一連の環状通路148、154、156、158、及び162を画定する。通路148、154、156、158、及び162は同様に、ポート119を介して、後述するような種々のガス源又は排出導管に通じる圧縮機ハウジング104の外部の配管に接続される。通常、この配管は、圧縮機シール構成100に関連するガス制御パネルに接続する。ガス制御パネルは、すべて既知のように市販されている制御弁及び監視計器を収容する。
チャンバ146及び通路148は、シールガス入口を画定し、通常はプロセスキャビティ106内のプロセスガス以上の圧力の処理済みプロセスガスである「シールガス」を受け取る。この供給物は、水分が除去されて所望の圧力及び温度になることを確実にするように処理及び制御される。チャンバ146内のシールガスは、プロセスキャビティ106からの未処理のプロセスガスがラビリンスシール108を越えて侵入するのを遮断する。
チャンバ151及び通路156は、バリアガス入口を画定し、バリアガス入力、通常は窒素を受け取る。バリアガスは、チャンバ150及び通路154内のガスの圧力よりも僅かに高い圧力である。これら後者の通路は、一次漏洩物と呼ばれる場合もあるシールガス及びバリアガスの出口を画定し、これは通常、第1段シール界面112を通過するシールガスの消費と、チャンバ151及び通路156からラビリンスシール152を通過するバリアガスの放散とのためのフレアに向けられる。
チャンバ151及び通路156内のバリアガスは、第2段シール界面122を通過してチャンバ160及び通路158にも入る。このガスは、主に窒素であるが、チャンバ160及び通路158によって画定される二次漏洩物出口を通して「二次漏洩物」としてシール構成100から出る。
分離ガス供給は、外部源からチャンバ164及び通路162へ送られる。これは通常、軸受チャンバ108内の油からシールチャンバ109を隔離するための圧力で維持される窒素である。このガスの一部は、分離シール144を越えてチャンバ160及び通路158の二次漏洩物出口に入る。
タンデム非接触ドライガスシール構成100の動作中、プロセスキャビティ106から分流された濾過及び処理済みプロセスガスが、プロセスキャビティ106内のプロセスガスの圧力と少なくとも等しいか又は好ましくはそれよりもわずかに高い圧力でシールガス入口通路148に提供される。分流されたプロセスガスは、シールガス入口通路148に送られるプロセスガスを予備調整するガス調整装置(図示せず)において濾過及び処理され得る。このようなガスは、蒸気微粒子及び液体を除去するために加熱及び/又は乾燥させることができ、場合によってはその圧力を高めることができる。
シールガス入口通路148からの濾過及び処理済みプロセスガス(シールガス)流は、第1のチャンバ146に入り、そこからラビリンスシール128及び第1段シール110に提供される。差圧があることにより、濾過及び処理済みプロセスガス流の一部がラビリンスシール128を越えてプロセスキャビティ106内に漏れることで、未濾過及び未処理のプロセスガスが第1のチャンバ146に入るのを防止する方向のガス流を生むことができる。濾過及び処理済みプロセスガス(シールガス)流の残りの部分は、第1段シール110を越えて漏れ、第1段シール界面112に沿って存在し得るギャップを経て、シールガス及びバリアガス出口を画定する第2のチャンバ150及び通路154に入る。
動作中、バリアガス入口通路156及びチャンバ151から二次ラビリンスシール152を通ってチャンバ150へのバリアガスの流れを確保するのに十分なほど高い圧力で、バリアガス流が通路156及びチャンバ151に提供され、チャンバ150において、第1段シール110を通って漏れるシールガスの一部と混合される。得られる混合物は、シールガス及びバリアガス出口通路154を経てシールカートリッジ118から除去される。
バリアガス流の一部は、第2段シール111を越えて漏れ、第2段シール界面122に沿ったギャップを経て、二次漏洩物出口チャンバ160及び通路158に入る。
チャンバ160内に存在するバリアガスは、分離ガス供給通路162に供給されて分離シール144を越えて二次漏洩物出口チャンバ160内に漏れる分離ガスと混合され得る。通路160内で得られるバリアガス及び分離ガスの混合物は、第2段漏洩物及び分離ガス出口通路158を経てシールカートリッジ118から除去される。理解され得るように、第4の通路164からの分離ガス流の一部が軸受キャビティ108内に漏れることで、軸受キャビティ108からの油がシールカートリッジ118に入るのを防止する流れ方向を確立し得る。
図1の実施形態によれば、さまざまなセンサが、タンデム非接触ドライシール構成100の種々の部分に関連付けられ、これらのセンサは、第1段シール110、第2段シール111、及び分離シール144の種々の動作パラメータを測定するように設けられる。こうした測定値を用いて、シールの完全性及び動作が監視及び診断されると共に、シール構成要素の故障又は損傷を招き得る異常シール動作状態を示す早期警報が提供される。より詳細には、用いられる種々のセンサは、シール監視及び制御システムの一部であるロジックコントローラー166に信号を提供するセンサである。こうした信号は、シールカートリッジ118を通過するガスの相等のこのようなガスの物理的パラメータを示し得ると共に、シールカートリッジ118内のシール構成要素の温度又は位置等のシールの種々の構成要素に関する物理的パラメータも示し得る。図示の実施形態のシールカートリッジ118に関連する一組のセンサの一実施形態を、さらに詳細に後述する。
図1に示されるように、第1段相センサ168が、第1の相信号170をロジックコントローラー166に提供するように設けられる。第1の相信号170は、シールガス入口通路148を経てシールカートリッジ118に提供される濾過及び処理済みプロセスガス流中の液体又は固体の存在を示す。図1に概略的に示すように、第1の相信号170は、破線で示されている通信線を介してロジックコントローラー166に提供される。一実施形態では、第1段相センサ168は、伝導率センサ、誘導センサ、又は同様のデバイスであってもよく、気相以外の物質の相の有無を示す離散又は連続データの形態で情報を提供し得る。図示の実施形態では、第1段相センサ168は、例えば、センサが受け取る発光ビームの特性に基づいてガス流中の固体又は液体エーロゾル溶液の存在を検出することができる光センサである。
同様に、第2段相センサ172が、第1段すなわちシールガス漏洩物及びバリアガス出口通路154内の物質の状態に基づいて第2の相信号174を提供するように設けられ、分離段相センサ176が、第2漏洩物及び分離ガス出口通路158内の液体、通常は軸受キャビティ108からの油の存在を示す第3の相信号178を提供するように設けられる。第1の相信号170と同様に、第2の相信号174及び第3の相信号178のそれぞれが、離散値(例えば、気相を示す値0、及び液相又は固相の存在を示す値1)又は別のタイプの値の形態で適当な通信線を介してロジックコントローラー166に提供される。
シール組立体ステータ117又は圧縮機ハウジング104によって画定される通路に組み込まれるように示されているが、センサ168、172、及び176は、相認識が達成されるような任意の適当な場所に位置付けることができることが意図される。これらのセンサは、例えば、関連の制御パネルに通じる配管に、又は制御パネル自体の導管内に位置付けることができる。
シールカートリッジ118内の作動流体の相に関する情報を提供するセンサに加えて、種々のシール構成要素の動作状態に関する情報を提供する他のセンサが、図1の実施形態に示されている。より詳細には、第1段一次リング温度センサ180が、シールカートリッジ118に設けられ、第1段一次リング116の温度を感知するように構成される。第1段一次リング温度センサ180は、適当な通信線を介してロジックコントローラー166に第1段シール温度信号182を提供するように設けられる。一実施形態では、第1段シール温度信号182は、連続データストリームでロジックコントローラー166に瞬間温度読み取り値を提供するアナログ信号である。第1段一次リング温度センサ180は、抵抗温度デバイス(RTD)、熱電対等を含む任意の適当なタイプのセンサであり得る。
同様に、第2段一次リング温度センサ184が、シールカートリッジ118に設けられ、第2段一次リング126の温度を感知して第2段温度信号186をロジックコントローラー166に提供するように構成される。第1段一次リング温度センサ180と同様に、第2段一次リング温度センサ184は、連続データストリームでロジックコントローラー166に瞬間温度読み取り値を提供するアナログ信号であり、RTD又は熱電対を含み得る。2つのセンサ180及び184は、それぞれ第1段シール110及び第2段シール111の一次リング116及び126に関連して示されているが、このようなセンサは、第1段シール110及び第2段シール111の対応するメイティングリング114及び124に関連付けられてもよく、又は代替的に、各シールに関連すると共に第1段シール110及び第2段シール111の第1段及び/又は二次リングの温度と相関し得る温度を有する任意の他の構成要素に関連付けられてもよい。
第1段シール界面112及び第2段シール界面122に沿った距離又はギャップは、稼動時に重要であるだけでなく、関連構成要素が機能していないときでもシールの構造上の欠陥を示すものとしても重要である。例えば、シールにガス圧力がない場合、第1段シール界面112及び第2段シール界面122に沿ったギャップの存在は、一次リングがシールの対応するメイティングリングと整列していないことを示し得る。したがって、図1に示されるような、タンデムシール構成の各一次リングの位置に関する情報、又は概して第1段シール界面112及び第2段シール界面122に沿ったギャップに関する情報は、シール故障の早期診断に関係がある。
図示の実施形態では、第1段一次リング位置又は第1段シールギャップセンサ188が、第1段一次リング116に取り付けられ、第1段シール界面112に沿ったギャップを測定するように、又は代替的に、第1段シール界面112に沿ったギャップを示すものとしての第1段メイティングリング114に対する第1段シール一次リング116の位置を測定するように設けられる。ギャップセンサ188は、第1段シールギャップ信号190をロジックコントローラー166に提供し得る。第1段シールギャップ信号190は、圧縮機の動作中及び圧縮機が動作中ではなく第1段シール110に提供される作動ガスがない間の両方で、リアルタイムで第1段シール界面112に沿って存在する距離又はギャップを示す。
第2段一次リング位置又は第2段シールギャップセンサ192が、第2段シール界面122に沿ったギャップを測定するように設けられる。第2段シールギャップセンサ192は、第2段一次リング126を第2段メイティングリング124から分離する瞬間距離又はギャップを示す第2段シールギャップ信号194をロジックコントローラー166に提供するように設けられる。第1段シールギャップセンサ188及び第2段シールギャップセンサ192のそれぞれは、任意の適当なタイプの近接センサ、例えば、導電率センサ、誘導若しくは可変リラクタンスセンサ、又は他のものであり得る。
図1の実施形態では、位置センサ196が、シールカートリッジ118に取り付けられ、ステータ構成要素の位置に対する圧縮機の回転構成要素の位置を示す距離を測定するように設けられる。その指示範囲(directive)は、図1に「A」として示されている。理解され得るように、圧縮機の固定構成要素は、圧縮機ハウジング104と、シールカートリッジ118のステータ117と、第1段一次リング116及び第2段一次リング126と、シールスラストリング121と、関連の非回転要素とを含む。回転構成要素は、圧縮機軸102と、スリーブ115と、軸スラストリング125と、第1段メイティングリング114及び第2段メイティングリング124と、関連の回転要素とを含む。
位置センサ196は、位置信号198をロジックコントローラー166に提供するように設けられる。位置信号198は、ステータ構成要素に対する圧縮機及びシールの回転構成要素の、軸方向距離又は動作中の軸方向距離の変化を示す。換言すれば、位置信号198を用いて、固定構成要素に対するシール及び圧縮機の回転構成要素の軸方向移動を追跡することができる。さらに、位置センサ196をシールの取り付け時に用いて、シールカートリッジ118の関連の「完成」及び/又は「取り付け」位置を確認すると共に、圧縮機の動作中のそれらの位置の変化を監視することができる。そのようなパラメータを監視すると、位置信号を用いて、初期「完成」及び/又は「取り付け」変位が最大許容取り付け公差を超える場合又は総変位量が総最大許容動作公差に近付く場合に、出力を提供する、例えば警告をトリガすることができる。
濾過及び処理済みシールガスを非接触ドライガスシールに提供するための供給及び処理システム200の簡略図が、図2に示されている。図示の実施形態では、供給及び処理システム200は、タンデムに配置された2つの非接触ドライガスシール、例えば、第1段シール110及び第2段シール111(図1に示されるような)と分離シール、例えば分離シール144(図1)とを備える少なくとも1つの組立体を有する圧縮機202に関連する。圧縮機202は、プロセスガス入口通路204を経て圧縮機202に提供されるプロセスガスの流れを圧縮するように動作する。圧縮ガスは、圧縮プロセスガス排出導管206において圧縮機202から出る。
圧縮機202のハウジングは、図1に関連して前述したように、圧縮機202内で動作するドライガスシール組立体に関連する種々の入口及び出口ポートを含む。より詳細には、図1及び図2を参照すると、圧縮機202は、シールガス入口通路148に流体接続されるシールガス又はプロセスガス入口導管208と、シールガス及びバリアガス出口通路154に流体接続されるシールガス及びバリアガス出口導管210とを含む。圧縮機は、バリアガス入口通路156に流体接続されるバリアガス入口導管212と、二次漏洩物又はバリアガス及び分離ガス出口通路158に流体接続されるバリアガス及び分離ガス出口導管214とをさらに含む。圧縮機202は、分離ガス供給通路162に流体接続される分離ガス入口導管216も含み、圧縮機202の軸受キャビティ108に流体接続されてバリアシール144を越えて軸受キャビティ108内に漏れる分離ガスを抜くように構成される、オプションの分離ガス出口導管218を含んでいてもよい。
説明されるように、圧縮機202のハウジングに接続される種々の入口導管及び出口導管は、圧縮機202におけるドライガスシールの動作に不可欠なガスの流れ回路を画定する。理解され得るように、図示の実施形態は、図1に示されるようなドライガスタンデムシール構成の実施形態と一致して提供される。これは、他のシール構成が、内部で動作するドライガスシールにガスを供給するために、適宜圧縮機に形成されるより多くの又はより少ない入口導管及び出口導管を有することができることを意味する。図1及び図3を参照して説明される種々のセンサの場所の描写が例示のためであることも留意すべきである。説明されるセンサは、本発明から逸脱することなく、シール構成にシールガス流を出入りさせる流体回路内の代替的な場所に配置することができる。さらに、任意の所与のドライガスシール設備が、本明細書に示されている特定のセンサ及びパラメータ監視構成要素の全部又は一部を含み得ることが意図される。これらの説明は、利用可能な選択肢を示しているにすぎない。
ここで図2を参照すると、シールガス又はプロセスガス入口導管208に供給されるプロセスガスは、一実施形態では、圧縮プロセスガス導管206から分流されたプロセスガスである。図2に示すように、プロセスガス供給分岐管220が、圧縮プロセスガス導管206から延び、弁制御信号223に応じてプロセスガス処理モジュール224に入る圧縮プロセスの流量を計測するプロセスガス制御弁222を含む。破線で囲んで示されているプロセスガス処理モジュール224は、圧縮機202の第1段シールを動作させるように供給されるプロセスガスを濾過してその物理的特性を調整すると共に、シールガスの圧力を調整するように構成される。より詳細には、プロセスガス処理モジュール224は、プロセスガス圧力調整信号227に応じてプロセスガスの圧力を調整するように動作する増圧器225と、圧力下でプロセスガスを貯蔵することができる補助プロセスガス供給リザーバ226とを含む。補助プロセスガス供給リザーバからのガスを用いて、補助弁制御信号229に応じた補助プロセスガス制御弁228の選択的作動によってシールガス入口導管208に提供されるプロセスガスの流れを増やすことができる。
プロセスガス処理モジュール224に入るプロセスガスの物理的特性は、処理モジュール224に入るプロセスガス圧力の圧力信号231を提供するように設けられる圧力センサ230と、処理モジュール224に入るプロセスガスの温度を示す温度信号233を提供するように設けられる温度センサ232とによって測定される。
第1のプロセスでは、処理モジュールに入るプロセスガス流の液体又は固体成分が、例えば、1つ又は複数のコアレッシングフィルタ234に流体を通すことによって除去される。コアレッシングフィルタを用いた設備の一例は、2004年4月6日に付与された、イリノイ州モートン・グローブに所在のJohn Crane Inc.に明示的に譲渡されている(assigned on its face)「Gas Conditioning System」と題する米国特許第6,715,985号(以下、’985特許)に図示及び記載されており、該特許の全体が参照により本明細書に援用される。ΔPセンサ236が、コアレッシングフィルタ234の前後の差圧を測定すると共に、フィルタ飽和の程度を示す差圧信号237を提供するように設けられる。
相センサ238が、コアレッシングフィルタ234から出るプロセスガスの流れ中の固体及び/又は液体の存在を感知すると共に、プロセスガスの流れ中のガス状ではない物質の相の存在を示すプロセスガス相信号239を提供するように設けられる。一実施形態では、相センサ238は、導電率センサ、誘導センサ、又は同様のデバイスであってもよく、離散データの形態の相信号239、例えばガスが感知されると値0、また固体又は液体物質相が検出されると値1を提供し得る。
処理モジュール224は、温度変更命令信号241に応じて処理モジュール224を通過するプロセスガスの流れの温度を選択的に変えるように設けられるプロセスガスヒータ/クーラ240をさらに含む。動作中、プロセスガスヒータ/クーラ240は、例えば、圧縮機内のシール温度が高いときにガスを冷却するように、又は蒸発させる必要がある液体がプロセスガス中で感知されたときにガスを加熱するように、種々の条件下でプロセスガスの温度を調整することができる。
流量制御デバイス242が、圧縮機のドライガスシールに供給されるプロセスガスの流量を制御するように設けられる。流量制御デバイス242は、単純な弁であってもよく、又は代替的に、計量オリフィスの前後で一定の差圧を維持することによって、通過して送られるガスの体積を調節するデバイス等、通過するガス流の微調整を行うデバイスであってもよい。その構成に関係なく、流量制御デバイス242は、流量制御信号243に応じて制御されたプロセスガス流を提供することが可能な任意のデバイスとすることができる。
図示の実施形態では、シールガス温度245を提供する付加的な温度センサ244及びシールガス流量247を提供する流量センサ246が、処理モジュール224内の流量制御デバイス242の下流に設けられる。シールガス温度245及びシールガス流量247は、動作中に圧縮機202のシール構成に入るプロセスガスの温度及び流量を示す。
処理モジュール224に関連する種々のセンサ信号及び命令信号は、処理モジュールの種々のセンサ及びアクチュエータとシール監視及び制御システムとの間で処理モジュール通信線250を介して交換され、処理モジュール通信線250は、点線として示されているが、シール監視及び制御システム248内に含まれるコントローラー、例えば図1に示されるロジックコントローラー166と、処理モジュール224内に含まれる種々のセンサ及び制御デバイスとの間での、情報及び命令信号の交換を可能にする、任意の適当な数の通信線又は通信チャネルを含むことが意図される。
図示の実施形態では、圧縮機通信線252が、図1に関して図示及び説明されるセンサ等の圧縮機構成要素に関連する種々のセンサ間の通信チャネルを提供するように設けられる。圧縮機通信線252は、圧縮機202に関連するセンサのそれぞれからシール監視及び制御システム248に情報を提供する種々の通信チャネルを提供できる。一実施形態では、圧縮機通信線252は、圧縮機に関連して圧縮速度、吸入圧力、吐出圧力、振動等の圧縮機の動作パラメータを測定するように設けられる複数のセンサにさらに関連付けられ得る。そのような付加的なパラメータは、圧縮機通信線252を介してシール監視及び制御システム248に提供され得る。
ガス供給及び処理システム200は、図2に破線で囲んで示されているバリアガス及び分離ガス供給システム254をさらに含む。一実施形態では、単一のタイプのガス、例えば窒素が、分離ガスとして第2段ドライガスシール及び分離シールに提供され得るが、異なるガスを用いることもできる。図示の実施形態では、貯蔵タンク256からバリアガス及び分離ガス供給システム254にガスが提供される。貯蔵タンク256からのガスは、フィルタ258によって処理され得る。フィルタ258の動作は、差圧信号262を提供するΔPセンサ260によるフィルタ258の前後の差圧の測定によって監視され得る。貯蔵タンク256内のガスの圧力は、貯蔵圧力信号266を提供する圧力センサ264によって測定され得る。
フィルタ258から出る濾過済みガス流は、分離ガス入口導管212及びバリアガス入口導管216に選択的に分配される前に、導管268を通過する。一実施形態では、分離ガス制御弁270が、シール監視及び制御システム248によって提供される分離ガス弁制御信号271に応じて、導管268からのガスの一部を分離ガス入口導管212へ分流させる。同様に、バリアガス制御弁272が、バリアガス弁制御信号273に応じて、導管268からのガスの残りの部分をバリアガス入口導管216へ分流させる。
種々のセンサが、分離ガス入口導管212及びバリアガス入口導管216それぞれのガスの圧力、流量、及び相を示す測定信号を提供するように設けられる。より詳細には、分離ガス流量センサ274が分離ガス入口流量信号275を提供し、分離ガス相センサ276が分離ガス相信号277を提供し、分離ガス入口圧力センサ278が分離ガス入口圧力信号279を提供する。同様に、バリアガス流量センサ280がバリアガス入口流量信号281を提供し、バリアガス相センサ282がバリアガス相信号283を提供し、バリアガス入口圧力センサ284がバリアガス入口圧力信号285を提供する。
バリアガス及び分離ガス供給システム254に関連する種々のセンサ信号及び命令信号は、種々のセンサ及びアクチュエータとシール監視及び制御システム248との間で通信線286を介して交換され、通信線286は、点線として示されているが、シール監視及び制御システム248内に含まれるコントローラー、例えば図1に示されるロジックコントローラー166と、バリアガス及び分離ガス供給システム254内に含まれる種々のセンサ及び制御デバイスとの間での、情報及び命令信号の交換を可能にする、任意の適当な数の通信線又は通信チャネルを含むことが意図される。
供給及び処理システム200は、動作中に圧縮機202の図1のシール構成100等のシール構成から出るシールガスの流量を測定する流量センサをさらに含む。より詳細には、プロセス及びバリアガス漏洩流量センサ288が、プロセス及びバリアガス出口導管210に沿って設けられ、例えば、図1に示される構成に関して、第1段シール110を越えて漏れるプロセスガス及び二次ラビリンスシール152を越えて漏れるバリアガスの混合物の流量を測定する。プロセス及びバリアガス漏洩流量センサ288は、第1段シール漏洩信号289をシール監視及び制御システム248に提供する。
同様に、バリア及び分離ガス漏洩流量センサ290が、バリア及び分離ガス出口導管214に沿って設けられる。バリア及び分離ガス漏洩流量センサ290は、第2段シール111及び分離シール144を越えて漏れるガスの流量を示す第2段シール漏洩信号291をシール監視及び制御システム248に提供する。最後に、オプションの軸受キャビティ漏洩流量センサ292が、分離シール144(図1)を越えて軸受キャビティ108(図1)内に漏れるバリアガスの流量を示す軸受キャビティガス漏洩信号293を提供し、このバリアガスは、オプションの分離ガス出口導管218を経て圧縮機202から出る。他の漏洩信号と同様に、軸受キャビティガス漏洩信号293は、シール監視及び制御システム248に提供される。
オーバーハング型圧縮機のシステム300の説明的設置(illustrated installation)のシステム概略ブロック図が、図3に示されている。図3に関する説明では、前述の構成要素及びシステムと同じか又は同様の構成要素又はシステムは、簡単のために以前に用いたのと同じ参照符号で示される。特定のセンサが図3に関連して図示及び説明されているが、パラメータ監視の代替的な組み合わせを用いることもできることを理解されたい。例えば、図1に示されるように、シール構成は、第1段シールギャップ信号190及び第2段シールギャップ信号194を提供するギャップセンサ188及び192等のギャップセンサを含むことができる。
図3に示されるように、原動機302が、駆動軸306を介してオーバーハング型圧縮機304を動作させるために電力を提供する。駆動軸306は、第1段シール308及び二次シール310をタンデム構成で含む。第1段シール308及び二次シール310のそれぞれが、ドライガスシールであり、ガス又はシール温度、各シールに提供されるガス流中の液体の存在、及びシール要素とロータ及びステータとの間の位置を示す信号を提供するセンサに本質的に関連付けられる。より詳細には、第1段シール308は、第1段シール温度信号313を提供する温度センサ312及び第1段シール相信号315を提供する第1段シール相センサ314を含む。二次シール310は、二次シール温度信号319を提供する温度センサ318、二次シール相信号321を提供する二次シール相センサ320、及び二次シール位置信号323を提供する二次シール位置センサ322を含む。
第1段シール308及び二次シール310からの種々のセンサ信号は、適当な信号通信線を介してプログラマブルロジックコントローラー324に提供される。そのような信号通信線は、アナログ及び/又はデジタル信号を通信する線であり得ると共に、単一又は複数のチャネルに情報を中継する1つ又は複数の電線管を含み得る。一実施形態では、信号通信線は、プログラマブルロジックコントローラー324と他の構成要素、アクチュエータ、及び/又はシステムとの間で信号及び命令の通信を行うように設けられるローカルエリアネットワーク(LAN)構成に属するチャネルであり得る。
図示の実施形態では、プログラマブルロジックコントローラー324は、単一の構成要素として示されているが、代替的な実施形態では、そのようなデバイスによって提供される論理機能が、システムの種々の機能及び/又は特徴を制御するように設けられる2つ以上のコントローラーを含んでもよい。例えば、システムの全体的な動作及び機能を制御するために用いられるマスタコントローラーが、別個のサブシステムの監視及び制御専用の二次コントローラーと共に協調的に実装され得る。この実施形態では、「コントローラー」という用語は、システム300に関連し得ると共にシステム300の種々の機能及び動作の制御において協働し得る1つ、2つ、又はそれ以上のコントローラーを含むことを意味する。コントローラーの機能性は、図3には説明のためにのみ種々の別個の機能を含むように概念的に示されているが、図示の別個の機能性に関係なくハードウェア及び/又はソフトウェアに実装することができる。したがって、コントローラーの種々のインタフェースは、図3のブロック図に示されるシステム300の構成要素に関して説明される。こうしたインタフェースは、接続される構成要素のタイプ及び数も記載のコントローラーの数も制限することは意図されない。
図3に示される実施形態では、プログラマブルロジックコントローラー324は、メモリデバイス326及び出力回路ドライバ328と協働する。メモリデバイス326は、プログラマブルロジックコントローラー324及びシステム300の動作に関する動作プログラム、定数、サービスログ、及び他のパラメータを記憶することができる、リードオンリメモリ(ROM)、プログラマブルリードオンリメモリ(PROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)等の領域を含み得る。出力回路ドライバ328は、ガス制御弁、バイパス弁、ヒータ、増圧器等、システム300の種々のアクチュエータに適当な命令信号を提供するデバイスである。出力回路ドライバ328は、プログラマブルロジックコントローラー324からの命令を受け取り、変換し、かつ/又は解釈して、構成要素の動作状態の変更を行うのに使用可能な命令信号にする回路を含み得る。したがって、出力回路ドライバ328は、電源(図示せず)、整流回路、インバータ回路、デジタル/アナログ変換回路、及び/又はプログラマブルロジックコントローラー324からの命令に基づいてシステム構成要素を制御するのに有用であり得る任意の他の回路を含み得る。
システム300は、圧縮機304の動作を処理する(servicing)2つの主な機能センター(functional centers)を含む。第1の機能センターは、ガス処理モジュール330であり、図2に示されるプロセスガス処理モジュール224と或る点では同様である。処理モジュール300は、第1段シール308に提供されるガス流332を調整及び処理する種々のデバイスを含む。図示の実施形態の処理モジュール330は、出力回路ドライバ328を介してプログラマブルロジックコントローラー324によって提供されるコアレッサ信号335に応じて動作するコアレッサ334を含む。コアレッサ334は、ガス流から固体又は液体介在物を除去する任意の適当なタイプのデバイス、例えば、フィルタ、膜、遠心分離機等であり得る。
ガス処理モジュール330は、デミスタ信号337に応じて動作するノックアウトフィルタ(knockout filter)又はデミスタ336をさらに含む。デミスタ336は、ガス流からエーロゾル溶液又は他のタイプの水分及び/又は蒸気を除去することが可能な任意の適当なデバイスであり得る。ガス流332の温度を上昇及び/又は低下させるように動作するヒータ338が、ヒータ信号339に応じて動作する。ヒータ338は、処理中のガス流332に熱を付与するか又は処理中のガス流332から熱を除去するように動作する任意の適当なタイプの熱交換器であり得る。最後に、増圧(intensification)信号341に応じて動作する増圧器340が、ガス流332の圧力を調整するように動作する。図示の実施形態に関して説明したものとは異なるデバイス、これに追加されるデバイス、又はこれよりも少ないデバイスを、処理モジュール330内で用いてもよいことが理解され得る。
処理モジュール330から出る処理済み第1段シールガス流342は、ガス制御パネル344に提供される。二次シールガス流346が、場合によっては二次シール310にシールガスを提供し得る。ガス制御パネル344は、システム300の1つ又は複数の動作パラメータに基づいて、圧縮機304内で動作するドライシールへのガス流を調節又は他の形で制御するように動作する種々の構成要素及びサブシステムを含み得る。図示の実施形態では、ガス制御パネル344は、第1段シール供給ガス流を調節する第1段シールガスコントローラー348と、二次シール供給ガス流を調節する二次シールガスコントローラー352とを含む。第1段シールガスコントローラー348及び二次シールガスコントローラー352は、出力回路ドライバ328を介してプログラマブルロジックコントローラー324によって提供される第1段シール供給ガス信号349及び二次シール供給ガス信号353にそれぞれ応じて各自の対応するガス流を調節する。一実施形態では、第1段シールガスコントローラー348及び第2段シールガスコントローラー352のそれぞれが、図2に示される流量制御デバイス242等の流量制御デバイスを含む。
得られる第1段シール供給ガス流350及び得られる二次シール供給ガス流354は、ガス制御パネル344から出て第1段シール308及び二次シール310に提供される。得られる第1段シール供給ガス流350及び得られる二次シール供給ガス流354の調整に関与する第1段シールガス信号349及び/又は二次シールガス信号353は、プログラマブルロジックコントローラー324において処理される動作プログラムに基づいてそこで判定される。こうした動作プログラムの実行は、シール有効性及びシール寿命の両方に関して、第1段シール308の最適な動作状態をもたらす第1段シールガスの流量及び物理的パラメータの計算を伴う。
一実施形態では、ガス制御パネルは、圧縮機304における他のシールにガス流を供給しかつ/又は種々のシールの動作を監視するように動作するコントローラーをさらに含む。具体的には、圧縮機304がバリアシール、例えば図1に示されるバリアシール144を含む場合、ガス制御パネル344は、バリアシールにガス流を、この場合はガス制御パネル344に入る二次シールガス流346の一部を提供するように動作するバリアシールガス供給コントローラー356を含むが、他のガス源又はガスタイプが用いられてもよい。
図示の実施形態では、ガス制御パネルは、2つのシールモニター、つまり第1段シールモニター358及び二次シールモニター360をさらに含む。第1段シールモニター358及び二次シールモニター360のそれぞれが、プログラマブルロジックコントローラー324に提供される種々のセンサ信号に基づいて種々の障害又は機能不良が検出された場合に、レベルの上昇に伴う1つ又は複数の出力、例えばアラームを提供するように構成される。すでに説明したセンサに加えて、付加的なセンサが、マルチチャネル通信線362を介して圧縮機304の動作状態を示す情報をプログラマブルロジックコントローラーに提供してもよい。図示の実施形態では、そのような付加的な複数のセンサは、圧縮機速度、吸入及び吐出圧力、プロセスガスの温度、圧縮機の軸方向振動、2つの直交方向それぞれの吸入及び吐出圧縮機フランジ半径方向振動のセンサを含むことができ、他のセンサを含む可能性もあり得る。
概して、プログラマブルロジックコントローラー324内で動作する種々の制御アルゴリズムは、故障の影響を最小化することができるか又はオペレータが介入せずに故障が回避され得るように、異常動作状態の可能性をオペレータに警告し、検出された障害状態をオペレータに警告すると共に、圧縮機304の動作中に生じた異常動作状態を軽減するか又はこれに対処することができる、有用な機能性を提供するように構成される。こうした制御アルゴリズムの種々の例を以下に示し、圧縮機のドライガスシールを操作及び監視する種々の方法を後述する。
図3に示されるプログラマブルロジックコントローラー324内で動作する制御アルゴリズム400のブロック図が、図4に示されている。制御アルゴリズム400は、第1段シール308及び/又は二次シール310の動作パラメータを監視及び調整して最適な動作及び耐用寿命を確保するように構成される。制御アルゴリズム400を、ロジックコントローラー166への適切な組み込みによって図1に示されるタンデムシール構成に適用しても等しい効果を得ることができることが理解され得る。以下の説明では、具体的には第1段シール110(図3に308として示される)に関する機能性に関して制御アルゴリズム400が説明されるが、同じ又は同様のアルゴリズムが、第2段シール111(図3に310として示される)又は単独で若しくは他のシールと組み合わせて用いられる任意のシールの監視及び制御に適用可能であろう。
図4に示されるように、制御アルゴリズム400は、種々の動作パラメータを示す種々の信号を受け取るように設けられる。図1、図2、及び図3を参照すると、タンデム非接触ドライガスシール構成100のセンサが生成する種々の信号が、制御アルゴリズム400に提供される。具体的には、第1段相信号170、第1段シール温度信号182、及び第1段シールギャップ信号190が、入力として制御アルゴリズム400に提供される。システム動作パラメータを示す他の信号が、制御アルゴリズム400にさらに提供される。図示の実施形態では、シールガス温度245、シールガス流量247、及び第1段シール漏洩信号289が、入力として提供される。これまで説明してきたものとは異なる入力、これに追加される入力、又はこれよりも少ない入力が、制御アルゴリズム400と同じ又は同様の制御アルゴリズムに提供されてもよい。動作中、制御アルゴリズム400は、提供された信号に基づく異常状態の存在の判定に応じて、1つ又は複数の出力を提供するように動作し、例えばオペレータへの警告を発生させる。さらに、制御アルゴリズム400は、システムの種々の動作パラメータを調整することによって機能不良の影響を自動的に軽減する機能性を含む。
より詳細には、第1段シール温度信号182は、温度閾値比較器402に提供され、温度閾値比較器402は、第1段シールの温度をメモリデバイス326(同じく図3に示す)によって提供される所定の許容温度範囲404と比較するように動作する機能又は他のアルゴリズムである。第1段シール温度信号182が範囲404外にあると判定された場合、そのような判定に応じて適当な出力が提供され、この場合は不測シール温度警告406が起動される。不測シール温度警告406は、有効時には、障害が生じたことを示すソフトウェア変数の変化を含むことができ、かつ/又は代替的に、閃光、サイレン、及び/又はオペレータの注意を引くための他の知覚可能な信号を用いて、オペレータへの視覚的及び/又は可聴表示をトリガすることができる。不測シール温度警告406の起動を引き起こす例には、シールが摩擦又は他の原因により加熱されていることを示す、第1段シール110の温度が予測値よりも高いときの動作状態が含まれると共に、過度のシールガス漏洩又は何らかの他の原因を示し得る、第1段シール110の温度が予測値よりも低いときの状態も含まれる。一実施形態では、付加的な上限温度閾値を用いて、第1段シール110の温度が上限温度閾値、例えば500°F(260℃)を上回ると判定された場合に停止信号が生成される。
図示の実施形態では、第1段シール温度信号182は、温度比較器408においてシールガス温度245とさらに比較される。温度比較器408は、そこに提供されているシールガスの温度に対する第1段シール110の温度を監視して、定常状態動作が確立された後にこれら2つが互いの許容範囲内にあることを確実にする。第1段シール110の温度がシールガスの温度から特定の程度を超えて逸れると判定された場合、不測の変化が検出されたことを示すために温度警報410が起動される。温度警報410は、概して、異常状態の検出に応じて提供される出力信号である。
メモリデバイス326は、第1段シールギャップ信号190及び第1段シール漏洩信号289を監視する比較器に予測又は許容閾値範囲も提供する。具体的には、第1段シール漏洩信号289は、漏洩比較器414において漏洩閾値範囲412と比較される。漏洩が漏洩閾値範囲412外にあると判定された場合、これはシールガス及びバリアガス出口導管210(図2)内のガス流が予測範囲を下回るか又は上回ることを示し、漏洩警報又は警告416が起動されてオペレータに異常動作状態を知らせる。同様に、第1段シールギャップ信号190は、ギャップ閾値比較器420においてギャップ閾値範囲418と比較され、ギャップ閾値比較器420は、シールが予測動作状態外で動作していることを示すためにシールギャップ警告422を起動する。
メモリデバイスによって提供される種々の閾値範囲が、予め決定してメモリデバイス326に予めプログラムすることができるパラメータであることが理解され得る。一実施形態では、種々の閾値範囲は一定ではなく、圧縮機速度、プロセスガス組成、流量等、システムの他の動作パラメータに基づいて決定される可変値である。したがって、ガス閾値範囲418は、圧縮機(図示せず)の回転速度が低速又はゼロである場合にゼロに設定することができ、圧縮機速度、プロセスガスの密度、プロセスガスの温度、及び/又は動作中の他のパラメータに基づいて適宜調整することができる。
制御アルゴリズム400は、固体又は液体の存在が第1の相信号170によって示された場合に警報又はアラーム424を起動するようにさらに設けられる。上述のように、第1の相信号170は、第1段シール110の中又は周りのシールガス流内での非気相の物質の存在を示す信号である。シールガス流から液体及び/又は固体を除去するために、種々のフィルタ及び他のデバイス、例えば、図2に示されるコアレッシングフィルタ234又は図3に示されるコアレッサ334及びデミスタ336が設けられるが、シールガス流中に液体及び/又は固体の凝縮物を生み出し得る動作状態がある。したがって、第1の相信号170を監視して非気相が検出された場合にアラーム424を起動するために、相判定器426が設けられる。
制御アルゴリズム400は、異常動作状態の影響を軽減する機能性をさらに含む。こうした軽減機能性の一例は、シールガス流中で液体又は固体の凝縮物が検出された場合の状態に備えたものである。軽減は、制御アルゴリズム400が自動的に辿る複数のステップのプロセスであり、凝縮物を除去することによって異常状態を修正することが知られている。一実施形態では、アラーム424の起動が、ヒータ/クーラ制御モジュール428の変化をもたらし、ヒータ/クーラ制御モジュール428が、図3に示されるようなヒータ338に提供されるヒータ信号339を調整する。液体が検出された場合、例えば、このような調整が、ヒータ338に処理済みの第1段シールガス342の温度を上昇させるように構成され得ることで、液体凝縮物を蒸発させることができるか又は固体凝縮物を気相に昇華させることができる。このようなガス温度の上昇は、最大許容温度上昇が指示されるまで、又は液体若しくは固体が除去されたことを第1の相信号170が示すまで、漸進的に続き得る。具体的な例では、例えば、制御アルゴリズム400が第2段シール111に適用される場合、付加的な軽減ステップが行われ得る。このような付加的な軽減ステップは、図2に示されるように流量制御デバイス242に流量制御信号243を提供する流量制御モジュール430に、第1段シール110へのシールガスの流量を増加させるように指示することを含む。こうした調整は、第1段シールに提供されるシールガスの温度上昇に加えて行われ得る。
制御アルゴリズム400は、プログラマブルロジックコントローラー324内で実行され得る種々のアルゴリズムの一例である。制御アルゴリズム400及び他のアルゴリズムは、システムの種々の構成要素に提供される信号を制御するのに適した調整を決定するときに、情報を記憶及び検索し、種々のパラメータを計算し、パラメータの変化率を推定し、数学計算を行うことが可能である。以下のフローチャートで、プログラマブルロジックコントローラー324及び関連の構成要素の種々の機能性を説明する。後述する圧縮機の制御方法は、ロジックコントローラー内で動作する適当な制御アルゴリズムを用いて実施されることが意図される。
特に圧縮機に関連する種々の圧縮機シールの状態に関して、圧縮機に接続されているシステムに関連する種々のセンサから提供されるパラメータに基づいて、圧縮機の動作の開始を阻止するか否かを判定するフローチャートが、図5に示されている。この方法によれば、制御システムは、圧縮機又はシステムの動作を可能にする前に種々のチェックを行う。したがって、502における判定が行われ、例えば第1の相信号170(図1)を調査する(interrogating)ことによって、第1段シールに液体が存在するか否かが判定される。液体が存在する場合、例えばプロセスガス相信号239によって示されるように、一次シールへのプロセスガス流に関して供給システム内に液体が存在するか否かの第2の調査が、504において行われる。シールに液体が存在しないが供給システム内で液体が検出されない場合、506において、制御システムは、プロセスガス供給温度を漸進的に加熱すると共に流量を漸進的に増加させることができ、これは、508において最大温度に達するまで続き最大温度に達した時点で出力が提供され、例えば510においてアラームが鳴らされる、又は液体が存在しなくなるまで続く。504において供給システム内に液体が存在する場合も、512においてプロセスガスの流量及び温度を増加させる同様の介入が行われ、これは、第1段シールにおける液体が供給システムから第1段シールに運ばれた液体であるという推定の下に供給システム内に液体が存在しなくなるまで続き、又は513においてプロセスガスの最大温度に達するまで続く。こうした状況下で、510においてアラーム又は別の出力信号が起動され、システムの立ち上げがロックされる。
本方法はさらに、514において、例えば第2の相信号174(図1)及びバリアガス相信号277(図2)を調査することによって、第2段シールに液体が存在するか否かを判定することを含む。液体が存在すると判定された場合、516において警告が起動され、518においてシステム立ち上げがロックされる。同様に、本方法は、油が分離シール144(図1)を越えて侵入して第3の通路160(図1)に入らないことを確実にする。したがって、520において第3の相信号178(図1)が調査され、液体が存在すると判定された場合、522において、例えば分離ガス制御弁272(図2)のさらなる開放を命令することによって分離ガス入口導管216(図2)内の分離ガス流が増加される。このような分離ガス流の増加は、液体が分離ガス出口通路158(図1)に存在したままである限り漸増し続き、又は526において、例えば分離ガス入口圧力信号285(図2)によって示されるように分離ガス圧力が最大値に達するまで続く。526において最大圧力に達してもなお液体が存在している場合、518においてシステムの立ち上げがロックされる。
本方法はさらに、立ち上げ前の第1段シール110及び第2段シール111(図1)の機械的状態の判定を含む。上述のように、両方のシールの一次リング及びメイティングリングは、シールガス流が提供されないとき及び圧縮機が動作中でないときに接触していると予測される。例えば圧縮機の軸速度がゼロであるか否かを判定することによって、及び/又は圧縮機の入口圧力及び出口圧力を比較してそれらが等しいと予測することによって、圧縮機動作の表示が528において考慮される。圧縮機がまだ動作していない場合、530において各シール間のギャップ又は距離が調査され、少なくとも一方のギャップが非ゼロであると判明した場合、532においてアラームが起動される。一実施形態では、第1段シール110及び第2段シール111(図1)の一次リングとメイティングリングとの接触を示すギャップ信号は、それぞれ第1段シールギャップ信号190及び第2段シールギャップ信号194によって提供される。一実施形態では、532における機械的機能不良がシールに存在し得ることを示すアラームの起動が、518においてシステムの立ち上げをロックさせる。
圧縮機を稼動させる前に種々のチェックを行うことに加えて、プログラマブルロジックコントローラー324(図3)はさらに、シールの異常動作状態を監視し、異常動作状態が起きたら圧縮機の稼動中にそれらを軽減又は補正し、軽減できない障害状態がある場合に警告及び/又は警報及び/又は他の出力信号を起動することが可能であり、システム停止が許される状況ならばそのような処置を取ることさえ可能である。動的動作状態中の圧縮機におけるドライガスシールの機能を監視及び制御する方法のフローチャートが、図6に示されている。フローチャートに示されているように、本方法は、602において、シール及びシールガス供給システムの種々の動作パラメータを監視することを含む。一実施形態では、このような監視は、プログラマブルロジックコントローラー324(図3)に提供される種々のセンサ信号の調査と、各信号と対応する許容範囲及び/又は最大許容値とのその後の比較とを含む。
より詳細には、プログラマブルロジックコントローラー324は、第1段シール110及び第2段シール111(図1)の動作の状態を示す種々のパラメータを受け取るように設けられ、パラメータは、第1段相信号170、第1段シール温度信号182、第2段相信号174、第2段温度信号186、第3相信号178等の信号を含む。これらの信号のそれぞれが、対応する所定範囲の許容値と比較され得ると共に、対応する最大許容値とさらに比較され得る。さらに、プログラマブルロジックコントローラー324は、圧縮機内で動作しているドライガスシールに関するガス供給システムの種々の動作パラメータを示す信号を受け取るように設けられる。このような信号は、図2に示されるように、圧力信号231、温度信号233、差圧信号237、プロセスガス相信号239、シールガス温度245、シールガス流量247、バリアガス入口流量信号275、バリアガス相信号277、バリアガス入口圧力信号279、分離ガス入口流量信号281、分離ガス相信号283、分離ガス入口圧力信号285等を含み得る。
602において、圧縮機の動作中にこれら及び他の信号が継続的に監視される。604において、種々のセンサ信号が処理され、異常動作状態の表示があるか否かを判定する。このようなセンサ信号の処理は、各センサ信号と対応する許容又は予測動作範囲との比較を含み得ると共に、各センサ信号と最大許容値との比較をさらに含み得る。例えば、監視されるセンサ信号の1つは、第1段シール温度信号182(図1)等のシール温度であり得ると共に、第1段シール110(図1)の温度が許容範囲内にあるか否か及び最大許容範囲を超えるか否かを判定するために許容温度範囲と比較され得る。
606において、機能不良又は異常動作状態の1つ又は複数の表示があるか否かの判定が行われる。このような判定により、608において、例えばアラーム又は警報の起動によってオペレータへ状態の通知又は別の出力信号が提供され、一実施形態ではさらに、何らかの状態が存在する場合に、610において異常の修正を目的とする軽減手順が開始される。例えば、存在していると判定され得る1つのタイプの異常動作状態は、第1段シール及び第2段シールに流体を運び込ませるプロセス中の溢流である。
そのような状態がいつ存在するかの判定は、特にシールがそのような液体の蒸発温度未満で動作している場合、種々のセンサ信号の評価によって行うことができる。この場合、例えば、一次シール温度がその公称動作レベルよりも低い可能性があり、第1段相センサが液体の存在を示す可能性があり、第2段シール温度がその公称レベルよりも高い可能性があり、第2段シール相センサが液体の存在を示す可能性がある。このような状態を軽減するために、制御システムは、第1のシール及び第2のシールを通るガス流を増加させて液体を流し出し、第1のシールに提供される処理済みプロセスガスの温度を上昇させて残りの液体の蒸発を助けることができる。
故障軽減処置を行う種々の方法が用いられ得る。例示的な一実施形態では、制御システムは、シールに提供される種々のガスの流量及び温度の調整を行うことができ、これはこうしたパラメータの調整に関与する種々の構成要素にこうしたパラメータの一連の漸進的変更を命令することによって行い得る。例えば、上述の例では、処理済みプロセスガスの温度の上昇が、以下のアルゴリズムに従って行われ得る。
P009(i+1)=P009(i)+dT
式中、「P009」は、温度変更命令信号241(図2)等のプロセスガスの命令温度を示す変数であり、P009(i)は、所与の時点の温度命令であり、P009(i+1)は、制御システムの実行率に応じたプロセススタイム又はサイクルタイム間隔後の温度命令であり、「dT」は、温度増分値である。上記方程式は、各実行サイクルでのプロセスガスの温度の段階的な上昇をもたらすことが理解され得る。このような上昇は、ガスの温度が最大許容温度未満のままである限り続き得る。
上述の例のさらなる説明のために、第1段シール及び第2段シールに供給されるガスの流量は、以下のアルゴリズムによって調節され得る。
P113/115(i+1)=P113/115(i)+dQ
式中、「P113/115」は、流量制御信号243(図2)とバリアガス弁制御信号271との比等、第1段シールに提供されるガス流量と第2段シールに提供されるガス流量との比であり、この比は、シールの前後の差圧を均一にするように調整され、(i+1)及び(i)は、2つの連続した流量命令を示し、「dQ」は、流量比増分値である。
612において1つ又は複数のパラメータが最大許容値に達する前に、610における軽減が達成されない場合、制御システムは、614においてさらなるアラームを起動して616においてシステムを停止することで、装置の損傷を回避することができる。前述のように、圧縮機におけるドライガスシールの動作のこうした監視及び制御は、システムの動作値を調整することによって、種々のシールの機能不良及び耐用寿命の低下につながり得る異常状態を自動的に補正するのに効果的であり得る。上述の例示的な軽減手順と一致して、制御システムは、軽減を必要とする多くの他の状態の存在を判定し、かつ他の動作パラメータを調整することが可能である。
制御システムによる処置を必要とする種々の異常動作状態の一覧が、このような状態を修正するために制御システムが取り得る対応の処置と共に以下の表1に示されている。この表では、異常状態が番号付きの列1〜18で、ヒータ「センサ信号情報」の下に表されている6つのセンサ入力の組み合わせとして表されている。各状態に関する軽減処置は、「制御システム処置」という見出しの下に処置の組み合わせとして表されている。表中の例示的なデータ群において、「F.S.HOT」は、公称動作温度を上回る第1段シールの温度を示し、1に等しい「F.S.LIQ.」は、第1段シールにおける液体の存在を示し、「S.S.HOT」は、第2段シールの加熱状態を示し、「S.S.LIQ.」は、第2のシールにおける液体の存在を示す。同様に、「SYS LIQ.」は、ノックアウトフィルタの下流の場所におけるプロセスガスに関する処理システム内の液体の存在を示し、「VENT OIL」は、シールに侵入する軸受キャビティからの油の存在を示す。
例示的な軽減処置の一覧も、表中に提示されており、「F.S. GAS INCR.」は、第1段シールに提供されるガスの流量の増加を示し、「S.S. GAS INCR」は、第2段シールに提供されるガスの流量の増加を示し、「GAS RATIO INCR.」は、第1段シールへのガスの流量と第2段シールへのガスの流量との比の増加を示し、「SEPARATION GAS INCR.」は、分離シール(例えば、図1に示される分離シール144)に提供されるガスの流量の増加を示し、「TEMP. INCR.」は、第1段シールに提供されるプロセスガスの温度上昇を示す。このような流量増加又は温度上昇は、上記例で説明したように漸次のすなわち漸進的な増加によって行われ得るか、又は任意の他の適当な形で、例えば、ランプ変化又は線形変化、関数関係に従った変化等によって行われ得る。表1を以下に示す。
Figure 0005285147
上記表から分かるように、種々の軽減措置が取られ得る。上述の第1のシール及び第2のシールにおける液体の存在に関する例は、表の列番号1に対応する。
表1に関して図示及び説明された措置は、圧縮機システムで用いられる複数のシールのそれぞれ又はシールの組に関して実施され得る。一実施形態では、圧縮機の吐出側に設けられる第1のシール及び第2のシールのそれぞれを、上記表に従って監視及び制御することができ、圧縮機の吸入端に設けられる第2の組の第1のシール及び第2のシールを、制御システム内の同様の対応する表によって制御することができる。
本明細書中で引用された刊行物、特許出願、及び特許を含むすべての参考文献は、各参考文献が参照により援用されることが個々に具体的に明記されていると共にその全体が本明細書に記載されているのと同じような範囲で参照により本明細書に援用される。
本発明を説明する文脈での(特に、添付の特許請求の範囲の文脈での)「1つの("a" and "an")及び「その」("the")という用語並びに同様の指示語の使用は、本明細書中で別段の指摘がない限り、又は文脈上明らかな矛盾のない限り、単数及び複数の両方を包含するように解釈されるべきである。「備える」、「有する」、「含む」、及び「含有する」という用語は、別段の記載がない限り、非限定的用語(すなわち、「含むがこれに限定されない」を意味する)として解釈されるべきである。本明細書中の値の範囲の記述は、本明細書中で別段の指示がない限り、その範囲内にある別個の各値に個別に言及するのを省略する方法としての役割を果たすことを意図しているにすぎず、別個の各値は、本明細書に個別に記述されているのと同等に本明細書に組み込まれる。本明細書に記載のすべての方法は、本明細書中で別段の指示がない限り、又は文脈上明らかな矛盾のない限り、任意の適当な順序で行うことができる。あらゆる例の使用、又は本明細書で与えられる例示的な文言(例えば、「等」)の使用は、本発明を理解しやすくすることを意図したものにすぎず、特許請求の範囲に別段の記載のない限り、本発明の範囲に制限を課すものではない。本明細書中のいずれの文言も、特許請求の範囲に記載されない要素を本発明の実施に不可欠なものとして示すものと解釈されるべきではない。
本発明を実施するための本発明者らが知る最良の形態を含む、本発明の好ましい実施形態が、本明細書に記載されている。これらの好ましい実施形態の変形形態は、上記の説明を読めば当業者には明らかとなり得る。本発明者らは、当業者がこうした変形形態を適宜用いることを予期し、本発明が本明細書に具体的に記載されているのとは異なる方法で実施されることを意図している。したがって、本発明は、適用法が許すような、添付の特許請求の範囲に記述されている主題のすべての変更形態及び均等物を含む。さらに、本明細書中で別段の指示がない限り、又は文脈上明らかな矛盾のない限り、上述の要素のすべての可能な変形形態でのいかなる組み合わせも、本発明に包含される。

Claims (11)

  1. 圧縮機の回転可能な軸とハウジングとの間にシール関係で設けられるガス潤滑非接触シールのためのシール監視システムであって、
    前記ガス潤滑非接触シールに隣接して非ガス状物質を示す相信号を提供するように設けられる相センサと、
    前記相信号を受け取るように設けられるプログラマブルロジック制御システムであって、さらに前記相信号に基づいて前記ガス潤滑非接触シールの動作状態を判定するように、且つ前記動作状態に応じて出力信号を提供するように設けられるプログラマブルロジック制御システムとを備える、シール監視システム。
  2. 前記ガス潤滑非接触シールの構成要素の温度を示す第1の温度信号を提供するように設けられる第1の温度センサをさらに備え、前記プログラマブルロジックコントローラーは、さらに前記第1の温度信号を受け取るように、且つ前記1の温度信号にさらに基づいて前記出力を提供するように設けられる、請求項1に記載のシール監視システム。
  3. 前記プログラマブルロジックコントローラーは、さらに前記動作状態に基づいて異常動作状態の存在を判定するように、且つ前記ガス潤滑非接触シールの少なくとも1つの動作パラメータを調整することによって前記異常動作状態を修正するために少なくとも1つの軽減プロセスを行うように設けられる、請求項1に記載のシール監視システム。
  4. 前記圧縮機の前記ハウジングに形成されるプロセスガス入口通路を介して前記ガス潤滑非接触シールにプロセスガス流を提供するように構成されるプロセスガス処理モジュールをさらに備え、
    前記プロセスガス処理モジュールは、
    上流端から下流端へ前記プロセスガス流を提供するようになっているプロセスガス導管と、
    前記プロセスガス導管を流体的に横切る少なくとも1つのコアレッシングフィルタと、
    前記プロセスガス導管に沿って前記少なくとも1つのコアレッシングフィルタの前後に設けられて、プロセスガス差圧信号を提供する差圧センサと、
    前記少なくとも1つのコアレッシングフィルタの下流の前記プロセスガス導管内の非ガス状物質を示すプロセスガス相信号を提供するように設けられるプロセスガス相センサと、
    プロセスガス温度信号を提供するように設けられるプロセスガス温度センサと、
    前記少なくとも1つのコアレッシングフィルタの下流の前記プロセスガス流の流量を示すプロセスガス流量信号を提供するように設けられるプロセスガス流量センサとを含み、
    前記プログラマブルロジック制御システムは、前記プロセスガス差圧信号、前記プロセスガス相信号、前記プロセスガス温度信号、及び前記プロセスガス流量信号の少なくとも1つに基づいて、さらに前記少なくとも1つの軽減プロセスを行うように設けられる、請求項3に記載のシール監視システム。
  5. 前記プロセスガス処理モジュールは、
    前記プロセスガス導管に沿って設けられ、且つ前記プログラマブルロジック制御システムによって提供される温度変更命令信号に応じてプロセスガス温度を調整するように設けられるヒータ/クーラデバイスと、
    前記プロセスガス導管に沿って設けられ、且つ前記プログラマブルロジック制御システムによって提供される流量制御信号に応じて前記プロセスガス流の流量を調整するように設けられる流量制御デバイスとをさらに備え、
    前記温度変更命令信号及び前記流量制御信号の少なくとも一方が、前記プログラマブルロジック制御システムの前記少なくとも1つの軽減プロセスの一部として提供される、請求項4に記載のシール監視システム。
  6. 前記圧縮機の前記回転可能な軸と前記ハウジングとの間に前記ガス潤滑非接触シールに対してタンデム構成で設けられる第2のガス潤滑非接触シールをさらに備え、
    前記第2のガス潤滑非接触シールは、
    前記第2のガス潤滑非接触シールの付加的な構成要素の温度を示す第2の温度信号を提供するように設けられる第2の温度センサと、
    前記第2のガス潤滑非接触シールの第2の一次リングと第2のメイティングリングとの間の距離を示す第2のギャップ信号を提供するように設けられる第2のギャップセンサと、
    前記第2のガス潤滑非接触シールに隣接して非ガス状物質を示す付加的な相信号を提供するように設けられる付加的な相センサとに関連付けられ、
    前記プログラマブルロジック制御システムは、さらに前記第2の温度信号、前記第2のギャップ信号、及び前記付加的な相信号を受け取るように設けられ、
    前記プログラマブルロジック制御システムは、前記第2の温度信号、前記第2のギャップ信号、及び前記付加的な相信号の少なくとも1つに基づいて、さらに少なくとも1つの軽減プロセスを行うように設けられる、請求項1に記載のシール監視システム。
  7. 前記第2のガス潤滑非接触シールに分離ガス流を提供するようになっている二次ガス供給システムをさらに備え、
    前記二次ガス供給システムは、
    前記プログラマブルロジック制御システムによって提供される分離ガス弁制御信号に応じて前記分離ガス流の流量を調整するように設けられる分離ガス制御弁と、
    前記プログラマブルロジック制御システムに分離ガス流量信号を提供するように設けられる分離ガス流量センサと、
    前記プログラマブルロジック制御システムに分離ガス相信号を提供するように設けられる分離ガス相センサと、
    前記プログラマブルロジック制御システムに分離ガス入口圧力信号を提供するように設けられる分離ガス入口圧力センサとを含み、
    前記動作状態の前記判定は、前記分離ガス流量信号、前記分離ガス相信号、及び前記分離ガス入口圧力信号の少なくとも1つにさらに基づき、
    前記少なくとも1つの軽減プロセスは、調整された分離ガス弁制御信号の提供をさらに含む、請求項6に記載のシール監視システム。
  8. 前記ガス潤滑非接触シールの第1の一次リングと第1のメイティングリングとの間の距離を示す第1のギャップ信号を提供するように設けられる第1のギャップセンサをさらに備え、前記ガス潤滑非接触シールの前記動作状態の前記判定は、前記第1のギャップ信号にさらに基づく、請求項1に記載のシール監視システム。
  9. 前記圧縮機の回転可能部品と固定部品との間の軸方向距離を示す位置信号を提供するように設けられる位置センサをさらに備え、前記ガス潤滑非接触シールの前記動作状態の前記判定は、前記位置信号にさらに基づく、請求項1に記載のシール監視システム。
  10. 前記プログラマブルロジックコントローラーは、さらに前記軸方向距離が許容値を超えることを前記位置信号が示す場合に付加的な出力信号を起動させるように配置される、請求項9に記載のシール監視システム。
  11. 前記出力信号は、視覚的手段による前記動作状態の表示を含む、請求項1に記載のシール監視システム。
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