JP5282377B2 - カーボンブラックの製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、カーボンブラックの製造方法に係り、特に原料油が動植物油又はその改質品を含むものであるカーボンブラック及びその製造方法に関する。
カーボンブラックの製造法としては、従来は主に石炭系・石油系の原料油を用いたオイルファーネス法が、その収率の高さから、幅広く用いられている(例えば特開2004−43598、特開2004−277443の0019段落)。
かかる石炭系・石油系の原料の代替として動植物油を用いることが検討されている。
特開2004−43598 特開2004−277443
本発明者は、原料油として動植物油を用いたカーボンブラックの製造について種々研究を重ねたところ、比表面積の大きいカーボンブラックを製造しようとすると、収率が極めて低くなりがちであることが知見された。
本発明は、動植物油又はその改質品を原料油として使用して高比表面積のカーボンブラックを高収率で製造することができるカーボンブラックの製造方法を提供することを目的とする。
請求項1のカーボンブラックの製造方法は、高温燃焼ガス中に動植物油またはその改質品を含む原料油を噴霧してカーボンブラックを製造する方法において、該動植物油は、平均沸点T(℃)及び60F°の水と比較した際の比重D(60/60°F)から以下の式で計算されるBMCI値が100以上であり、比重D(60/60°F)が0.95以上、炭素含有量が50重量%以上のものであり、前記動植物油が木タール油であることを特徴とするものである。
BMCI=48640/(T+273)+473.7*D−456.8
請求項のカーボンブラックの製造方法は、高温燃焼ガス中に木タール油またはその改質品を含む原料油を噴霧してカーボンブラックを製造することを特徴とするものである。
本発明では、原料油として用いる動植物油又はその改質品が、BMCI値が高く、比重Dが高く、炭素含有量が多いものであり、高比重面積のカーボンブラックが高収率にて提供される。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明においては、カーボンブラックを製造するための原料油として平均沸点T(℃)及び60°Fの水と比較した際の比重D(60/60°F)から以下の式で計算されるBMCI値が100以上であり、比重D(60/60°F)が0.95以上、炭素含有量が50重量%以上のものである動植物油又はその改質品を用いる。
ここで、動植物油とは、動物油又は植物油である。動物油とは、魚油およびタラ、サメなどの魚類肝臓から得られる脂肪油(肝油)やクジラからとれる海獣油のような水産動物油および牛脂、豚脂などのような陸産動物油である。植物油とは、植物の種子、果実、核などから採取される脂肪酸グリセリドを成分とする油脂であり、乾性油、半乾性油、不乾性油などのいずれでもよい。動植物油の改質品とは、動物油又は植物油を物理的、または化学的に処理して得られるものをいう。物理的処理としては、例えば圧搾、抽出、熱処理、乾留、蒸留、濃縮、希釈等があげられる。また、化学的処理としては、水蒸気吹き込みによる熱分解、ゼオライトなどの不均一系触媒による高温下での接触分解、水素化アルミニウムリチウムなどの強力な還元剤によるヒドリド還元などがあげられる。
本発明における改質品とは、本発明の技術思想を逸脱せず、かつ、本発明の効果を奏する範囲内において動植物油を改質したものをいう。
上記の如き改質を行っても、本質的に成分や物性の変化は少なく、本発明のカーボンブラックを製造するために用いることができる。
本発明においては、動植物油として以下の要件を満たすものを用いる。改質品を用いる場合にも以下の要件を満たすことが好ましい。
BMCI:100以上
比重:0.95以上
炭素含有量:50重量%以上
このBMCIとは、以下の式から定義される数値である。なお、このBMCI値は、カーボンブラック原料油としての適性を示すものである。
BMCI=48640/(T+273)+473.7*D−456.8
この平均沸点T(℃)は、当該動植物油又はその改質品について蒸留試験を実施したときに、重量でその50%が溜出したときの温度である。
このBMCI値は、通常、鉱物油を原料油に用いるファーネス法によるカーボンブラックの製造において適用され(カーボンブラック協会編、「カーボンブラック便覧第三版(平成7年)」、p.371参照)、この数値が高いほうが原料油として好ましいことが知られている。平均沸点が低く、かつ比重が高いほうが高い数値となるが、原料油中の多環芳香族の含有量が多いか、あるいは平均分子量が高い場合も、比重が高くなり、高BMCI値となる。
しかしながら、上記便覧の記述は鉱物油について述べたものであって、動植物油のような化学的に異なる物質については、言及されたことはなかった。
すなわち、鉱物油の場合、その主成分は殆どが炭化水素であり、例えば石炭由来のクレオソート油のような原料油の場合は多環芳香族炭化水素が主体となるのに対し、動植物油は炭化水素よりはむしろ脂肪(脂肪酸とグリセリンのエステル)あるいはフェノール類などの炭化水素以外の成分が主体となる。従って、収率を高くするために適した物性値は、鉱物油と動植物油又はその改質品とでは異なるものと考えられる。
本発明者は、化学的成分の異なる動植物油において、このBMCI値を特定の範囲としつつ、さらに比重と炭素含有量も同時に特定の範囲を満たすようにし、これによって、高比表面積のカーボンブラックを収率高く製造できることを見出した。
BMCIが100より低いと、収率が低くなるばかりか、製造工程において物性の制御、特に粒子径を小さくすることが困難となるため好ましくない。尚、BMCIは好ましくは100〜200、さらに好ましくは150〜200である。
比重D(60/60°F)とは、60°Fの水と比較した際の比重である。この比重D(60/60°F)が高いほど原料油中の多環芳香族(炭化水素類・フェノール類)化合物が多いか、あるいは平均分子量が大きいということを示す。この比重D(60/60°F)は、カーボンブラックの収率を向上させるために必要な要件であり、本発明では0.95以上、好ましくは0.95〜1.2、さらに好ましくは1.0〜1.2である。
また、動植物油又はその改質品の炭素含有量が高いことは、炭素以外の元素(H、N、O)が少ないことを意味し、高いほうが高収率となる。本発明では、炭素含有量は50重量%以上、好ましくは50〜95重量%、さらに好ましくは60〜95重量%である。
本発明においては、動植物油又はその改質品の平均沸点が350℃以下、特に200〜350℃、とりわけ200〜300℃であることが好ましい。この平均沸点が高すぎると、原料中の酸素含有(極性)成分、例えばエステル、カルボン酸、アルコール、ケトン等、およびこれらの誘導体の成分が多くなる傾向があり、相対的に炭素含有量が低くなる方向、すなわち収率低下の方向と一致するため好ましくない。尚、平均沸点が低すぎると、原料油中の平均分子量、および/または芳香族成分が低いことがあり、収率が低下する傾向があるため、下限は好ましくは200℃である。
上記の要件を満たせば、動植物油又はその改質品としては特に制限はないが、その中では特に、得られるカーボンブラックの物性値と収率、さらにコストの観点から、木タール油又はその改質品を用いるのが好ましい。木タール油は、木炭を乾留して得られる液体生成物のうち、静置しておくと下層を形成する、黒褐色の粘稠な液のことであり、木炭の製造工程で得られる副生物である。
木タール油は、具体的には、次のように製造されたものである。たとえば、スギ、ヒノキ、マツなどの針葉樹、あるいはナラ、ブナ、カシ、クヌギなどの広葉樹、あるいは竹などの原木あるいはそれらのオガ粉を固めたものを、石や耐火煉瓦などで構成され、焚き口、通風口、煙突口を設けられた窯の中に入れ、薪などの燃剤を投入し、点火し加熱を開始する。原料の炭化が開始したら焚き口を閉め、酸素の供給をほぼ断った状態でいわゆる蒸し焼き状態とする。木炭は原木の種類や求める炭の性質により、400〜1000℃で炭化を実施することで得られるが、その炭化中に発生する、適切な温度域(およそ80〜150℃)の煙のみを、煙道管に導き冷却する。煙のうち、常温で凝縮する成分を回収し、粗木酢液としてタンクに集める。蓄えられた粗木酢液を数ヶ月間静置し、下層を分離回収することにより、木タールが製造される。
この木タール油の標準的な組成は、水、メタノール、ホルムアルデヒド、酢酸などの低沸成分、フェノール、クレゾール、クレオゾール、キシレノール、グアイアコール、シリンゴールおよびそれらのアルキル基誘導体、およびパルミチン酸、ステアリン酸などの脂肪族化合物である。
この木タール油は、かつては分留し溶剤、燃料、防腐剤などを製造したが、現在は行われておらず、その薫臭から、動物忌避剤の原料としてごく少量が工業的に使用されているにとどまり、その大半が廃棄・焼却処理あるいは「煙」として大気へ逃散しており、これを有効利用できる点で望ましい。
木タール油の改質品としては、蒸留することにより、カーボンブラック生成反応に関与しない水分や低沸成分を除去ないしは低減したもの、あるいは水素化アルミニウムリチウムなどとの反応により、成分中のヒドロキシル基やカルボキシル基などの酸素官能基を低減し、原料中の炭素含有量を高めたものなどがあげられる。
本発明では、原料油の一部として、通常オイルファーネス法で用いられる、石炭系・石油系の原料油を混合して用いることも可能である。ただし、混合油中に占める動植物油又はその改質品の割合は好ましくは重量比で20%以上、より好ましくは40%以上、さらに好ましくは60%以上である。ブレンド比が20%未満の場合、本発明が一つの目的とする石炭・石油系原料油の代替にそぐわないことになる。
本発明においては、上記条件を満たす動植物油又はその改質品を原料油として用いる限り、製造法に特に制限はなく、ファーネス法やチャンネル法等といった、従来から知られている方法が用いられるが、好ましくは以下に示すような、ファーネス法によって製造される。
ファーネス法(オイルファーネス法)は、例えば前述の特開2004−43598、特開2004−277443などのように、反応炉内に高温燃焼ガス流を発生させる燃焼帯域、高温燃焼ガス流に原料炭化水素を導入して原料炭化水素を熱分解反応によりカーボンブラックに転化させる反応帯域、及び反応ガスを急冷して反応を停止する反応停止帯域を有する装置を用いるプロセスであって、燃焼条件、高温燃焼ガス流速、反応炉内への原料油の導入条件、カーボンブラック転化から該反応停止までの時間等の諸条件を制御することによって種々の特性のカーボンブラックを製造することができる。
燃焼帯域では、高温燃焼ガスを形成させるため、酸素含有ガスとして空気、酸素またはそれらの混合物とガス状または液体の燃料炭化水素を混合燃焼させる。燃料炭化水素としては、水素、一酸化炭素、天然ガス、石炭ガス、石油ガス並びに重油等の石油系液体燃料、クレオソート油等の石炭系液体燃料が使用される。燃焼は、燃焼温度が1400℃〜2000℃の範囲となるように制御されるのが好ましい。
反応帯域では、燃焼帯域で得られた高温燃焼ガス流に並流又は横方向に設けたバーナーから原料炭化水素を噴霧導入し、原料炭化水素を熱分解させてカーボンブラックに転化させる。好ましくは、ガス流速が100〜1000m/sの範囲の高温燃焼ガス流に、原料油を1本以上のバーナーにより分割し導入する。反応効率を向上させる為に反応ゾーンに絞り部を設けるのが好ましい。
反応停止帯域では、高温反応ガスを1000〜800℃以下に冷却する為、水スプレー等が行われる。原料油を導入してからの反応停止までの時間は2〜100msの範囲とするのが好ましい。冷却されたカーボンブラックは、ガスから分離回収された後、造粒、乾燥という通常のプロセスを経て製品とされる。
本発明で製造するカーボンブラックの物性値については、特に制限はないが、CTAB比表面積が80以上のものが好ましく、特に100〜250のものがより好ましい。CTABが80以上の場合、ゴムへの補強性が高い。また、同様に24M4DBP吸油量が50以上、特に80〜150のものが好ましい。これらを満たすことによって、特に自動車等のタイヤ用として用いた場合、例えばトレッド用として好ましく用いられる。
本発明によって提供されるカーボンブラックは、タイヤ用に限らず、その他ゴムの補強用、あるいは着色用途、例えばインキ、塗料、樹脂着色、トナー等、あるいは導電材のような用途に用いることも可能である。
以下に実施例1〜3及び比較例1〜4を説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
[カーボンブラック製造設備]
空気導入ダクトと燃焼バーナーを備える内径500mm、長さ1750mmの燃焼帯域、該燃焼帯域に連なっており、周辺から原料ノズルを貫通設置した内径55mm、長さ700mmの狭径部からなる原料導入帯域、クエンチ装置を備えた内径200mm、長さ2700mmの後部反応帯域を順次接合したカーボンブラック製造設備を用いた。
[製造条件]
この製造設備を用い、燃料に天然ガスを用い、特性を表1に示した動植物油を原料油として用い、その他条件として表2に示した各条件によりカーボンブラックを製造した。なお、表1,2の通り、実施例1〜3では原料油として木タール油を用い、比較例1,2では大豆油を用い、比較例3,4ではトール油を用いた。
得られたカーボンブラックの各種特性、並びにその際の原料油中の炭素量ベースのカーボンブラック収率を表2に併せて示した。
また、得られたカーボンブラックの比表面積と収率の関係を図1に示した。
Figure 0005282377
Figure 0005282377
[カーボンブラックの特性の測定方法]
カーボンブラックのCTAB比表面積はASTM D3765−80により求めた。また、24M4DBP吸収量はASTM D3493−85aにより求めた。
[考察]
実施例1〜3では、原料油として木タール油を用いており、高比表面積のカーボンブラックを高収率にて得ることができた。
比較例1〜2では、原料油として大豆油を用いており、カーボンブラックの比表面積は低く、かつ収率は低かった。
比較例3〜4では、原料油としてトール油を用いており、カーボンブラックの比表面積は低く、かつ収率は低かった。
図1の通り、実施例1〜3によると、同一燃焼条件でも比較例1〜4に比べて高い比表面積のカーボンブラックが製造され、かつ収率も高いことが明らかである。なお、一般に高比表面積のカーボンブラックを製造しようとすると収率が低下するので、図1の収率・比表面積相関図において、ラインは右上にある方が好ましい。
比較例1〜4は、正味の炭素含有率は実施例1〜3よりも多いが、BMCI値が低い。これは、カーボンブラックの生成し易さは、炭素含有率よりもBMCI値、すなわち多環芳香族類の含有量や、平均分子量により大きく影響されることを示唆している。
以上の実施例及び比較例から明らかな通り、本発明によれば、動植物油を用いたカーボンブラックの製造における課題であった、収率とカーボンブラック物性値コントロールの両立を実現することが可能となり、環境にやさしいカーボンブラックを工業的に有利に製造することができる。
得られたカーボンブラックは、タイヤの補強用に限らず、その他ゴム製品の補強用、あるいは着色用として、インキ、塗料、樹脂着色等、あるいは導電材等の用途に用いることが可能である。
実施例及び比較例の結果を示すグラフである。

Claims (3)

  1. 高温燃焼ガス中に動植物油またはその改質品を含む原料油を噴霧してカーボンブラックを製造する方法において、
    該動植物油は、平均沸点T(℃)及び60°Fの水と比較した際の比重D(60/60°F)から以下の式で計算されるBMCI値が100以上であり、比重D(60/60°F)が0.95以上、炭素含有量が50重量%以上のものであり、前記動植物油が木タール油であることを特徴とするカーボンブラックの製造方法。
    BMCI=48640/(T+273)+473.7*D−456.8
  2. 高温燃焼ガス中に木タール油またはその改質品を含む原料油を噴霧してカーボンブラックを製造することを特徴とするカーボンブラックの製造方法。
  3. 請求項1又は2において、ファーネス法によって製造することを特徴とするカーボンブラックの製造方法。
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