JP5282359B2 - ポジ型液晶配向制御用突起形成用組成物 - Google Patents

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Description

本発明は、垂直配向液晶表示型カラーフィルタの液晶配向制御用突起を形成する際に用いられるポジ型液晶配向制御用突起形成用組成物に関するものである。
液晶表示装置は、カラーフィルタ側の透明基板と液晶駆動側基板とを対向させ、両者の間に液晶化合物を封入して薄い液晶層を形成し、液晶駆動側基板により液晶層内の液晶配列を電気的に制御してカラーフィルタの透過光または反射光の量を選択的に変化させることによって表示を行う。
近年、電圧が印加されていない状態で液晶分子が基板面に垂直に配列されており、電圧が印加されると液晶分子がいろいろな方向に倒れる垂直配向液晶表示装置が提案されている。この垂直配向液晶表示装置は、従来より使用されている捩れネマッチック方式の液晶表示装置と比較して、コントラスト比、応答速度等の面で優れている。また、液晶分子が倒れる方向を、多数の方向にする場合には、効果的に広視野角を実現することができる、という利点も有する。
このような液晶が倒れる方向を多数の方向とする垂直配向液晶表示装置としては、例えば図2に示すように、透明電極層3および対向する液晶駆動側基板12に形成された第2電極層11の表面に、液晶配向制御用突起4を形成し、電圧を印加した際の液晶13の配向方向を制御する方式(以下、MVA方式ともいう。)が提案されている(例えば特許文献1等)。
上記垂直液晶配向制御装置では、液晶が垂直に配向した状態、すなわち電圧を印加しない状態で黒表示が行われることとなる。しかしながら上記MVA方式では上記液晶配向制御用突起が形成されていることから、液晶配向制御用突起の周囲の液晶は電圧を印加していない状態で完全に垂直に配向しない。そのため黒表示時にバックライト光が漏れ、黒表示部と白表示部とのコントラストが小さくなり、良好な表示特性が得られにくいという問題があった。
良好な表示特性を得る為、このようなコントラストの問題を解消する方法として、液晶配向制御用突起に遮光材料を含有させることにより黒表示時の光の透過率を下げ、バックライト光の漏れを防ぐ方法が一般的に知られている。
ここで、上記液晶配向制御用突起の形成には、通常ポジ型レジストが用いられている。ネガ型レジストを用いた場合、液晶表示装置に電圧を印加後、電圧を除去した際に、液晶配向制御用突起の周囲の液晶の向きが電圧印加前の状態と同じ方向に戻りづらい、すなわち焼きつきが生じてしまうからである。これは、ネガ型レジストでは用いられている樹脂の特性から残留電荷を逃がし難いこと等により生じると推測される。なお一般的に用いられているポジ型レジストでは、上記焼きつきが生じ難いことが確認されている。
しかしながら、ポジ型レジストに遮光材料として、窒化酸化チタンやカーボン等の黒色顔料を含有させた場合、通常窒化酸化チタンやカーボン等の黒色顔料は通常導電性を有しているため、配向不良が起こるという問題があった。
また、黒色顔料を用いた場合、黒色顔料が露光光を吸収するため、深部まで光が到達せず、露光部分における反応(露光部分が現像液に対して可溶となる反応)が不十分となり、製版性が悪くなるといった問題もあった。
特開2003−75839号公報
そこで、液晶表示装置に用いた際、焼きつきや液晶の配向不良等が生じることが少なく、かつ良好な表示特性とすることが可能な液晶配向制御用突起を製版性良く形成することができるポジ型液晶配向制御用突起形成用組成物の提供が望まれている。
本発明は、赤色有機顔料、青色有機顔料および紫色有機顔料からなる群から選択される1種類以上の有機顔料を含有することを特徴とするポジ型液晶配向制御用突起形成用組成物を提供する。
本発明においては、赤色有機顔料、青色有機顔料および紫色有機顔料からなる群から選択される1種類以上の有機顔料を含有させていることにより、形成された液晶配向制御用突起は、人間の視覚特性上、明るく感じる緑色を透過させないものとすることができる。したがって、このような液晶配向制御用突起を液晶表示装置に用いた際、黒表示時においてバックライト光の漏れが生じた場合であっても、見た目の輝度を下げることができ、表示特性を良好なものとすることができる。
また、本発明によれば、赤色有機顔料、青色有機顔料および紫色有機顔料からなる群から選択される1種類以上の有機顔料を含有させることにより、露光光の吸収が少なく、露光光を透過しやすいポジ型液晶配向制御用突起形成用組成物とすることができ、製版性良く液晶配向制御用突起を形成することができる。
また、本発明によれば、有機顔料を含有させていることにより、通常有機顔料は導電性が低いため、液晶配向制御用突起とした際、液晶の配向不良が起こるおそれのないものとすることができる。
さらに、本発明のポジ型液晶配向制御用突起形成用組成物は、ポジ型であることから、焼きつき等の不具合が生じ難い液晶配向制御用突起を形成することができる。
上記発明においては、上記赤色有機顔料が、ジケトピロロピロール系顔料もしくはアンスラキノン系顔料であることが好ましい。また、上記青色有機顔料が、フタロシアニン系顔料、ジオキサジン系顔料およびアンスラキノン系顔料からなる群から選択される顔料であることが好ましい。さらに、上記紫色有機顔料が、ジオキサジン系顔料もしくはキナクリドン系顔料であることが好ましい。このような有機顔料を用いることにより、より緑色の透過を防ぐことができるため、形成された液晶配向制御用突起を液晶表示装置に用いた際、良好な表示特性を得ることができる。
また、本発明のポジ型液晶配向制御用突起形成用組成物により形成された液晶配向制御用突起は、波長435nmの光の透過率が1%〜35%の範囲内であり、波長545nmの光の透過率が1%〜35%の範囲内であり、波長610nmの光の透過率が1%〜50%の範囲内であることが好ましい。上記波長の光における透過率が上記範囲内とされていることにより、形成された液晶配向制御用突起を液晶表示装置に用いた際、液晶配向制御用突起がバックライト光を一定以上透過させないものとすることができる。したがって、黒表示時に漏れるバックライト光を少ないものとすることができる。
さらに本発明のポジ型液晶配向制御用突起形成用組成物により形成された液晶配向制御用突起は、波長530nm〜580nmの範囲内の光の透過率が40%以下であることが好ましい。上記範囲内の波長の光の透過率を抑えることにより、人間の視覚特性上、明るく感じる緑色の透過を抑えることができるため、良好な表示特性を得ることができるからである。
さらにまた上記発明においては、上記赤色有機顔料が、上記赤色有機顔料を20質量%含有する測定用樹脂膜の光の透過率が、545nmで25%以下、610nmで90%以上となる赤色有機顔料であることが好ましい。また、上記青色有機顔料が、上記青色有機顔料を20質量%含有する測定用樹脂膜の光の透過率が、435nmで80%以上、545nmで45%以下となる青色有機顔料であることが好ましい。さらに、上記紫色有機顔料が、上記紫色有機顔料を20質量%含有する測定用樹脂膜の光の透過率が、435nmで65%以上、545nmで40%以下となる紫色有機顔料であることが好ましい。このような有機顔料を用いることにより、形成された液晶配向制御用突起を液晶表示装置に用いた際、液晶配向制御用突起がバックライト光を一定以上透過させないものとすることができる。したがって、黒表示時の際、バックライト光の漏れを少ないものとすることができる。
また本発明は、上記記載のポジ型液晶配向制御用突起形成用組成物を用いて形成された液晶配向制御用突起を有することを特徴とするカラーフィルタを提供する。本発明によれば、液晶配向制御用突起が上記ポジ型液晶配向制御用突起形成用組成物を用いて形成されたものであるため、製版性良く形成されものとすることができ、かつ液晶表示装置に用いた際、焼きつきが生じ難く、また良好な表示特性を得ることが可能となる。
本発明によれば、液晶表示装置に用いた際、焼きつきや液晶の配向不良等が生じることが少なく、かつ良好な表示特性とすることが可能な液晶配向制御用突起を製版性良く形成することができるという効果を奏する。
以下、本発明のポジ型液晶配向制御用突起形成用組成物およびカラーフィルタについて、それぞれ説明する。
A.ポジ型液晶配向制御用突起形成用組成物
まず、本発明のポジ型液晶配向制御用突起形成用組成物について説明する。本発明のポジ型液晶配向制御用突起形成用組成物は、赤色有機顔料、青色有機顔料および紫色有機顔料からなる群から選択される1種類以上の有機顔料を含有することを特徴とするものである。
上述したように、垂直配向液晶表示装置では、液晶が垂直に配向した状態、すなわち電圧を印加しない状態で黒表示が行われることとなる。しかしながらMVA方式では、上記液晶配向制御用突起が形成されていることから、電圧を印加していない状態で液晶が完全に垂直に配向することができない。そのため、黒表示時にバックライト光が漏れてしまい、黒表示部と白表示部とのコントラストが小さく良好な表示特性を得ることができないという問題があった。
一方、本発明においては、赤色有機顔料、青色有機顔料および紫色有機顔料からなる群から選択される1種類以上の有機顔料を含有させることにより、人間の視覚特性上明るく感じる緑色を透過させない液晶配向制御用突起を形成することが可能となる。これは、赤色有機顔料、青色有機顔料および紫色有機顔料が緑色の波長を吸収することによるものである。したがって、上記液晶配向制御用突起を液晶表示装置に用いた際、黒表示時にバックライト光が漏れた場合であっても、見た目の輝度を下げることができ、良好な表示特性を得ることができる。
また、本発明のポジ型液晶配向制御用突起形成用組成物は、赤色有機顔料、青色有機顔料および紫色有機顔料からなる群から選択される1種類以上の有機顔料を含有させるものである。一般的にポジ型感光性樹脂組成物は360nm〜405nmの光波長域に露光感度を有している。上述した赤色有機顔料、青色有機顔料、紫色有機顔料は黒色顔料及び緑色有機顔料と比較して360nm〜405nmの光波長域の光を透過しやすい為、光反応不足となることなく製版性良く液晶配向制御用突起を形成する事が可能である。
また、本発明のポジ型液晶配向制御用突起形成用組成物は、有機顔料を含有するものである。上述したように黒色顔料は通常導電性を有するものであるため、液晶配向制御用突起に用いた際、液晶の配向不良が起こりやすいとされる。一方、本発明のポジ型液晶配向制御用突起形成用組成物は、一般に導電性が低いとされる有機顔料を含有しているため、液晶配向制御用突起とした際、液晶の配向不良等が起こるおそれがないものとすることができる。
さらに、本発明のポジ型液晶配向制御用突起形成用組成物は、ポジ型であることから、焼きつき等の不具合が生じ難い液晶配向制御用突起を形成することが可能となる。
本発明のポジ型液晶配向制御用突起形成用組成物は、通常、赤色有機顔料、青色有機顔料および紫色有機顔料からなる群から選択される1種類以上の有機顔料、アルカリ可溶性樹脂、感光剤および顔料分散剤を含有するものである。以下、本発明のポジ型液晶配向制御用突起形成用組成物に用いられる各材料について説明する。
a.有機顔料
まず、本発明のポジ型液晶配向制御用突起形成用組成物に用いられる有機顔料について説明する。本発明に用いられる有機顔料は、赤色有機顔料、青色有機顔料および紫色有機顔料からなる群から選択される1種類以上の有機顔料であれば特に限定されるものではなく、一般的なカラーフィルタにおける着色層に用いられる赤色の有機顔料、青色の有機顔料および紫色の有機顔料を使用することができる。
また、本発明のポジ型液晶配向制御用突起形成用組成物は、緑色有機顔料は含まない。これは、人間の視覚特性上明るく感じる緑色を透過させないためである。また、上述したように、緑色有機顔料は露光波長を吸収してしまうことから、上記ポジ型液晶配向制御用突起形成用組成物の製版性が劣ってしまうからである。
本発明においては、特に上記有機顔料として赤色有機顔料および青色有機顔料を混合させたもののみ、または紫色有機顔料を単独、さらには赤色、青色および紫色有機顔料を混合させたもののみで用いることが好ましい。このような有機顔料を用いることにより、形成された液晶配向制御用突起を液晶表示装置に用いた際、緑色の透過をより透過させないものとすることができるため、見た目の輝度をより下げることが可能となる。また、上述したような有機顔料を用いることにより、露光時の露光光を比較的透過させることができるため、製版性良く液晶配向制御用突起を形成することができるからである。
また、上記赤色有機顔料として好ましいものは、赤色有機顔料を20質量%含有する測定用樹脂膜の光の透過率が、545nmにおいて25%以下、より好ましくは20%以下、さらに好ましくは15%以下となり、また610nmにおいて90%以上であり、より好ましくは92%以上、さらに好ましくは95%以上となる赤色有機顔料であることが好ましい。
また、上記青色有機顔料として好ましいものは、上記青色有機顔料を20質量%含有する測定用樹脂膜の光の透過率が、435nmにおいて80%以上、より好ましくは82%以上、さらに好ましくは85%以上となり、また545nmで45%以下、より好ましくは42%以下、さらに好ましくは40%以下となる青色有機顔料であることが好ましい。
さらに、上記紫色有機顔料として好ましいものは、上記紫色有機顔料を20質量%含有する測定用樹脂膜の光の透過率が、435nmで65%以上、より好ましくは67%以上、さらに好ましくは70%以上となり、また545nmで40%以下、より好ましくは37%以下、さらに好ましくは35%以下となる紫色有機顔料であることが好ましい。
波長435nm、545nmおよび610nmは、一般的な液晶表示装置のバックライト光のピーク波長であることから、各波長において、上記透過率を示す赤色有機顔料、青色有機顔料および紫色有機顔料を用いることにより、形成された液晶配向制御用突起を液晶表示装置に用いた際、液晶配向制御用突起がバックライト光を一定以上透過させないものとすることができる。したがって、黒表示の際、バックライト光の漏れを少ないものとすることができ、良好な表示特性を得ることができる。
なお、上記測定用樹脂膜とは、アクリル樹脂(メタクリル酸メチル−スチレン−アクリル酸共重合体)、アクリル架橋体(ジペンタエリスリトールペンタアクリレート)および、上記有機顔料を上述した量含有してなる、膜厚1.0μmの樹脂膜である。上記測定用樹脂膜は、予め上述したアクリル樹脂とアクリル架橋体の比率が4対6となるように配合したクリアレジストおよび有機顔料を分散した有機顔料分散体を準備し、有機顔料濃度が20%となるように配合して有機顔料体含有樹脂組成物を調製する。その組成物をスピンコート法で焼成後膜厚が1.0μmとなるように塗布し、オーブンにて230℃30分間焼成を行い測定用樹脂膜を作製する。上記透過率は、オリンパス光学工業(株)製分光測色計OSP−SP200により測定することができる。
また、上記赤色有機顔料として具体的には、ジケトピロロピロール系顔料もしくはアンスラキノン系顔料であることが好ましい。このような赤色有機顔料としては、例えばPR(ピグメントレッド)177またはPR254等を挙げることができる。
また、上記青色有機顔料として具体的には、フタロシアニン系顔料、ジオキサジン系顔料およびアンスラキノン系顔料からなる群から選択される顔料であることが好ましい。このような青色有機顔料としては、例えばPB(ピグメントブルー)15:6等を挙げることができる。
さらに、上記紫色有機顔料として具体的には、ジオキサジン系顔料もしくはキナクリドン系顔料であることが好ましい。このような紫色有機顔料としては、例えばPV(ピグメントバイオレット)23等を挙げることができる。
これらの有機顔料を用いることにより、より緑色の透過を防ぐことが可能な液晶配向制御用突起を形成することができるため、上記液晶配向制御用突起を液晶表示装置に用いた際、良好な表示特性を得ることができるからである。また、これらの有機顔料は、上述した各有機顔料における透過率を上記範囲内とすることができ、さらに形成される液晶配向制御用突起の各波長における透過率を後述する好ましい範囲内とすることができるからである。
上記赤色有機顔料と青色有機顔料とを混合させて用いる場合、上記赤色有機顔料と青色有機顔料の比としては、赤色有機顔料の含有量(質量)を1とした際に、青色有機顔料の含有量(質量)が0.2〜5の範囲内、中でも0.5〜4の範囲内とすることが好ましい。これにより、緑色の透過をより効果的に防ぐことが可能な液晶配向制御用突起を形成することが可能となるからである。また、黒表示時に漏れるバックライト光の透過を効果的に防ぐことが可能な遮光性の高い液晶配向制御用突起を形成することができるからである。
また本発明においては、上記ポジ型液晶配向制御用突起形成用組成物に含有させる全ての有機顔料が、ポジ型液晶配向制御用突起形成用組成物の固形分中に5質量%〜30質量%程度、中でも10質量%〜20質量%程度含有されていることが好ましい。これにより、緑色の透過をより防ぐことが可能な遮光性の高い液晶配向制御用突起を形成することができ、液晶表示装置に用いた際、良好な表示特性を得ることができるからである。また、後述するポジ型液晶配向制御用突起形成用組成物における好ましい透過率を達成することが可能となるからである。
また、本発明のポジ型液晶配向制御用突起形成用組成物は、緑色有機顔料を含有しないものである。ここで、緑色有機顔料を含有しないとは、緑色有機顔料の含有量が、ポジ型液晶配向制御用突起形成用組成物の固形分中、10質量%以下、好ましくは0質量%〜5質量%の範囲内であることとする。
また、本発明のポジ型液晶配向制御用突起形成用組成物中に含有させない緑色有機顔料とは、一般に緑色有機顔料とされているもの全般を示し、通常波長500nm〜550nmの範囲内の光の透過率が80%以上である有機顔料のことをいう。なお、上記透過率の測定方法は、上述した測定用樹脂膜を用いた方法と同様とする。
このような緑色有機顔料として具体的には、ハロゲン化フタロシアニン系顔料等を挙げることができ、例えばPG(ピグメントグリーン)7、PG36等を挙げることができる。
b.アルカリ可溶性樹脂
次に、本発明のポジ型液晶配向制御用突起形成用組成物に用いられるアルカリ可溶性樹脂について説明する。本発明に用いられるアルカリ可溶性樹脂としては、ポジ型レジストに使用される一般的なアルカリ可溶性樹脂と同様とすることができ、例えば熱により硬化する樹脂であり、光照射により後述する感光剤から発生する酸により樹脂が分解することで、極性や分子量が変化し、アルカリ現像液に対して溶解性を示すようになるものが用いられる。このようなアルカリ可溶性樹脂として具体的には、OH基を持ちアルカリに可溶なハイドロキノン、フロログルシン、2,3,4−トリヒドロキシベンゾフェノンなどのモノマーや、フェノールノボラック樹脂、クレゾールノボラック樹脂などのノボラック樹脂、スチレンとマレイン酸、マレイミドの共重合物、フェノール系とメタクリル酸、スチレン、アクリロニトリルの共重合物などのポリマーの混合物や縮合物、あるいはポリメチルメタクリレート、ポリメタクリル酸メチル、ポリメタクリル酸ヘキサフルオロブチル、ポリメタクリル酸ジメチルテトラフルオロプロピル、ポリメタクリル酸トリクロロエチル、メタクリル酸メチル−アクリルニトリル共重合体、ポリメチルイソプロペニルケトン、ポリα−シアノアクリレート、ポリトリフルオロエチル−α−クロロアクリレートなどが挙げられ、中でもノボラック樹脂が好適に用いられる。
このようなアルカリ可溶性樹脂の重量平均分子量としては、500〜10000の範囲内であることが好ましく、中でも500〜8000の範囲内、特に500〜5000の範囲内であることが好ましい。これにより、ポジ型液晶配向制御用突起形成用組成物のアルカリ溶解性を良好なものとすることができるからである。なお、アルカリ可溶性樹脂の重量平均分子量が上記範囲より大きいと、本発明のポジ型液晶配向制御用突起形成用組成物の粘度が高くなり、塗布性が悪くなる場合がある。また、上記アルカリ可溶性樹脂の重量平均分子量が上記範囲より小さいと、露光および現像の際に、上記アルカリ可溶性樹脂が流れ出てしまう可能性があるからである。
なお、重量平均分子量は、ゲル浸透クロマトグラフ測定装置(東ソー(株)製 HLC‐8220GPC)を用い、テトラヒドロフラン(THF)を溶媒として測定した値である。またこの際、分子量標準物質としてポリスチレンを用いて換算した。
本発明においては、上記アルカリ可溶性樹脂がポジ型液晶配向制御用突起形成用組成物の固形分中に20質量%〜60質量%程度、中でも20質量%〜50質量%、特に20質量%〜40質量%含有されていることが好ましい。これにより、液晶配向制御用突起を形成する際、現像液に対する溶解性を良好なものとすることができるからである。また上記範囲に満たない場合には、ポジ型液晶配向制御用突起形成用組成物の硬化性が低下する可能性があるからである。
c.感光剤
次に、本発明のポジ型液晶配向制御用突起形成用組成物に用いられる感光剤について説明する。本発明に用いられる感光剤としては、ポジ型レジストに使用される一般的な感光剤と同様とすることができる。
このような感光剤として具体的には、ジアゾベンゾキノン誘導体、ジアゾナフトキノン誘導体(ベンゾキノンジアジド、ナフトキノンジアジド等)などのキノンジアジド類や、ジアゾメチルドラム酸、ジアゾジメドン、3−ジアゾ−2,4−ジオンなどのジアゾ化合物や、o−ニトロベンジルエステル、オニウム塩、オニウム塩とポリフタルアルデヒド、コリン酸t−ブチルの混合物の様な光分解剤等を挙げることができ、中でもジアゾナフトキノン誘導体が好適に用いられる。
本発明においては、上記感光剤がポジ型液晶配向制御用突起形成用組成物の固形分中に20質量%〜80質量%程度、中でも30質量%〜70質量%、特に40質量%〜60質量%含有されていることが好ましい。これにより、現像時における溶解性を良好なものとすることができるからである。
また上記感光剤の使用量としては、上述したアルカリ可溶性樹脂100重量部に対して、50重量部〜200重量部の範囲内であることが好ましく、中でも100重量部〜175重量部の範囲内、特に100重量部〜150重量部の範囲内であることが好ましい。これにより、ポジ型液晶配向制御用突起形成用組成物の感度を良好なものとすることができるからである。
d.顔料分散剤
次に、本発明のポジ型液晶配向制御用突起形成用組成物に用いられる顔料分散体について説明する。本発明に用いられる顔料分散剤は、上述した有機顔料を溶媒中に分散させることが可能なものであれば特に限定されるものではなく、例えばノニオン系、アニオン系、カチオン系等の顔料分散剤が挙げられるが、中でもノニオン系の顔料分散剤が好ましく、特にノニオン系の高分子顔料分散剤が好ましい。
このようなノニオン系の高分子顔料分散剤としては、特に、下記式(A)および(B)で表される構成単位を有し、末端は、下記Xで表される基であり、末端または側鎖には、下記式(1)で表される基を少なくとも一つ有する化合物からなる顔料分散剤であることが好ましい。
Figure 0005282359
ここで、構成単位(A)および(B)中、a,bはそれぞれ構成単位の結合数を表し、a+b=4〜40、aは2〜20,bは2〜20、好ましくは、a+b=4〜30、aは2〜15,bは2〜15であり、Xは、水素原子または下記式(1)で表される基を示し、一化合物中、Xは一種であってもよく、二種以上であってもよい。
Figure 0005282359
ここで、式(1)中、Rは、(CH)または(CH)を示し、Rは、炭素数5〜15、好ましくは炭素数5〜11のアルキル基を示し、RおよびRは、一化合物中、それぞれ一種であってもよく二種以上であってもよい。また、n,mはそれぞれ独立し、nは0〜10、好ましくは2〜6の整数、mは0〜20、好ましくは5〜15の整数である。
上記構造を有する顔料分散剤を用いることにより、露光光が照射されたポジ型液晶配向制御用突起形成用組成物が、アルカリ現像液に対して溶解性の良好なものとすることができ、現像残り等によるパターン周辺部におけるギザつき等の発生を抑制することが可能となるからである。これは、上述したような構造は、比較的剛直すぎない構造であるため、アルカリ現像液に適度に溶解するものと考えられるからである。
さらに、上記構造を有する顔料分散剤を用いることにより、現像時における除去部分の残渣を少ないものとすることができる。これは、上記構造が、通常液晶配向制御用突起が形成される透明電極層(ITO層)との親和性が低い構造であることによるものと考えられる。また、これに加えて、上記有機顔料やアルカリ可溶性樹脂と現像液に対する溶解性が同等な構造であることも、理由の一つとして考えられる。
上記式(1)においては、mの値が2以上である場合、一つの基の中でRを複数有することとなるが、Rを含むユニット(mで規定される繰り返し単位)の並びとしては、Rが(CH)のみからなるユニットが並んだものであってもよく、(CH)のみからなるユニットが並んだものであってもよく、(CH)および(CH)からなるユニットが交互に並んだものであってもよく、(CH)および(CH)からなるユニットがブロック状に並んだものであってもよく、(CH)および(CH)からなるユニットがランダム状に並んだものであってもよい。
上記顔料分散剤の重量平均分子量は、2000〜10000の範囲内であることが好ましく、中でも2500〜6000の範囲内であることが好ましい。重量平均分子量が上記範囲に満たないと、上記有機顔料の分散性が低下する場合があり、また上記範囲を超えると、上記有機顔料との相溶性が低下する傾向にあるからである。なお、上記重量平均分子量は、GPC(ゲルパーミエーションクロマトグラフィー)により測定された値である。測定は、東ソー(株)製のHLC−8220を用い、溶出溶媒をテトラヒドロフランとし、校正曲線用ポリスチレンスタンダードをMw377400、210500、96000、50400、206500、10850、5460、2930、1300、580(以上、Polymer Laboratories社製 Easi PS-2シリーズ)およびMw1090000(東ソー(株)製)とし、測定カラムをLF−404×2本およびKF−402HQ×1本(いずれも昭和電工(株)製)として行われたものである。
上記顔料分散剤のアミン価は、10〜40の範囲内であることが好ましく、中でも15〜35の範囲内、特に20〜30の範囲内であることが好ましい。アミン価が上記範囲に満たないと、吸着点である窒素の含有量が少なく、分散能力が低下する傾向がある。また、アミン価が上記範囲を超えると、pHがアルカリ性に傾きすぎてしまい、アルカリ可溶性樹脂や感光剤等、他の成分が変質する恐れがあるからである。なお、上記アミン価の測定は、メトロームシバタ製の電位差滴定装置タイトランド808を使用し、電位差滴定法により行われたものである。測定方法として具体的には、上記顔料分散剤1〜2gを秤量し、メチルエチルケトン90mlに溶解させ、さらにイソプロパノール10mlを添加し、測定サンプルとし、この測定サンプルに対して、非水滴定用電極を使用し、0.1HCLアルコール溶液で滴定を行う方法とする。
このような顔料分散剤として具体的には、ソルスパース33500(日本ルーブリゾール(株)製)が挙げられる。
上記顔料分散剤の使用量としては、ポジ型液晶配向制御用突起形成用組成物の固形分中、0質量%〜10質量%の範囲内程度であり、好ましくは0質量%〜8質量%の範囲内である。
上記顔料分散剤の使用量としては、上述した有機顔料100重量部に対して、20重量部〜70重量部の範囲内程度であり、好ましくは30重量部〜60重量部の範囲内である。
e.その他の材料
本発明のポジ型液晶配向制御用突起形成用組成物は、通常、上記赤色有機顔料、青色有機顔料、アルカリ可溶性樹脂、感光剤および顔料分散剤を含有するものであるが、必要に応じて適宜他の材料を含有していてもよい。例えば、上記各材料とともに、密着助剤、界面活性剤、溶剤等が用いられる。
以下、密着助剤、界面活性剤および溶剤について説明する。
(密着助剤)
本発明のポジ型液晶配向制御用突起形成用組成物は、必要に応じて、密着助剤を含有していてもよい。密着助剤は、本発明のポジ型液晶配向制御用突起形成用組成物を透明電極層等の上に塗布した場合、塗膜と透明電極層等との密着性を向上させるために用いられる。このような密着助剤としては、例えばシランカップリング剤などが挙げられる。
密着助剤の含有量は、ポジ型液晶配向制御用突起形成用組成物中の固形分に対して、10質量%以下であることが好ましく、より好ましくは5質量%以下である。
(界面活性剤)
また本発明のポジ型液晶配向制御用突起形成用組成物は、必要に応じて、界面活性剤を含有していてもよい。界面活性剤は、本発明のポジ型液晶配向制御用突起形成用組成物の塗布性を向上させるため、あるいは塗膜の現像性を向上させるため用いられる。
本発明に用いられる界面活性剤としては、例えばポリオキシエチレンラウリルエーテル、ポリオキシエチレンステアリルエーテル、ポリオキシエチレンオレイルエーテル等のポリオキシエチレンアルキルエーテル類;ポリオキシエチレンオクチルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル等のポリオキシエチレンアリールエーテル類;ポリオキシエチレンジアルキルエステル類(例えば、ポリオキシエチレンジラウレートおよびポリオキシエチレンジステアレート)等のノニオン系界面活性剤;エフトップEF301、エフトップ303、エフトップ352(新秋田化成(株)製);メガファックF171、メガファックF172、メガファックF173(大日本インキ化学工業(株)製);フロラードFC−430、フロラードFC−431(住友スリーエム(株)製);アサヒガードAG710、サーフロンS−382、サーフロンSC−101、サーフロンSC−102、サーフロンSC−103、サーフロンSC−104、サーフロンSC−105、サーフロンSC−106(旭硝子(株)製)等の商品名で市販されているフッ素系界面活性剤;オルガノシロキサンポリマーKP341(信越化学工業(株)製);(メタ)アクリル酸系共重合体ポリフローNo.57、95(共栄社油脂化学工業(株)製);などが挙げられる。これらは単独であるいは2種以上組合せて用いられる。
界面活性剤の含有量は、ポジ型液晶配向制御用突起形成用組成物中の固形分に対して、1質量%以下であることが好ましく、より好ましくは0.5質量%以下である。
(溶剤)
本発明のポジ型液晶配向制御用突起形成用組成物は、必要に応じて、溶剤を含有していてもよい。溶剤は、ポジ型液晶配向制御用突起形成用組成物中の各成分を均一に溶解し、例えば透明電極層上等への塗布を容易にするために用いられる。
本発明に用いられる溶剤としては、ポジ型液晶配向制御用突起形成用組成物中の各成分とは反応せず、これらを溶解もしくは分散可能な有機溶剤であればよく、特に限定されるものではない。具体的には、メタノール、エタノール等のアルコール類;テトラヒドロフラン等のエーテル類;エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールジメチルエーテル、エチレングリコールメチルエチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル等のグリコールエーテル類;メチルセロソルブアセテート、エチルセロソルブアセテート等のエチレングリコールアルキルエーテルアセテート類;ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールジエチルエーテル、ジエチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールエチルメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル等のジエチレングリコール類;プロピレングリコールメチルエーテルアセテート、プロピレングリコールエチルエーテルアセテート等のプロピレングリコールアルキルエーテルアセテート類;トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類;メチルエチルケトン、メチルアミルケトン、シクロヘキサノン、4−ヒドロキシ−4−メチル−2−ペンタノン等のケトン類;および、2−ヒドロキシプロピオン酸エチル、2−ヒドロキシ−2−メチルプロピオン酸メチル、2−ヒドロキシ−2−メチルプロピオン酸エチル、エトキシ酢酸エチル、ヒドロキシ酢酸エチル、2−ヒドロキシ−2−メチルブタン酸メチル、3−メトキシプロピオン酸メチル、3−メトキシプロピオン酸エチル、3−エトキシプロピオン酸メチル、3−エトキシプロピオン酸エチル、酢酸エチル、酢酸ブチル、乳酸メチル、乳酸エチル等のエステル類;などが挙げられる。これらの溶剤は単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせてもよい。
溶剤としては、上記の中でも、グリコールエーテル類、アルキレングリコールアルキルエーテルアセテート類、ジエチレングリコールジアルキルエーテル類、およびジエチレングリコール類が好ましい。特に、3−エトキシプロピオン酸エチル、乳酸エチル、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、エチレングリコールモノエチルエーテルアセテート、メチルアミルケトン、およびジエチレングリコールエチルメチルエーテルが好ましい。
本発明のポジ型液晶配向制御用突起形成用組成物では、固形分が、好ましくは5質量%〜40質量%の範囲内、より好ましくは10質量%〜30質量%の範囲内となるように溶剤を配合する。これにより、塗布に適した粘度とすることができる。
(添加剤)
本発明のポジ型液晶配向制御用突起形成用組成物は、必要に応じて、添加剤を含有していてもよい。添加剤としては、例えば帯電防止剤、保存安定剤、消泡剤、可塑剤、レベリング剤、染料などが挙げられる。
可塑剤としては、例えばジブチルフタレート、ジオクチルフタレート、トリクレジル等が挙げられる。消泡剤、レベリング剤としては、例えばシリコン系、フッソ系、アクリル系の化合物等が挙げられる。
f.ポジ型液晶配向制御用突起形成用組成物
次に、本発明のポジ型液晶配向制御用突起形成用組成物について説明する。本発明のポジ型液晶配向制御用突起形成用組成物は、液晶配向制御用突起を形成した際、上記液晶配向制御用突起の波長435nmの光の透過率が1%〜35%の範囲内とされることが好ましく、中でも1%〜30%の範囲内、特に1%〜25%の範囲内とされることが好ましい。また波長545nmの光の透過率は1%〜35%の範囲内とされることが好ましく、中でも1%〜30%の範囲内、特に1%〜25%の範囲内とされることが好ましい。またさらに波長610nmの光の透過率は1%〜50%の範囲内とされることが好ましく、中でも1%〜40%の範囲内、特に1%〜35%の範囲内とされることが好ましい。上記各波長は、一般的な液晶表示装置のバックライト光のピーク波長であることから、上記各波長の光の透過率を上記範囲内とすることにより、形成される液晶配向制御用突起がバックライト光を一定以上透過させないものとすることができる。したがって、上記液晶配向制御用突起を液晶表示装置に用いた際、黒表示時に漏れるバックライト光を少ないものとすることができるからである。なお、上記範囲より低い透過率とすると、黒以外の色を表示する際の輝度が低下し、高品質な表示が困難となる恐れがあるので好ましくない。
また、本発明のポジ型液晶配向制御用突起形成用組成物は、液晶配向制御用突起を形成した際、上記液晶配向制御用突起の530nm〜580nmの範囲内の光の透過率が40%以下、中でも1%〜30%の範囲内、特に1%〜20%の範囲内であることが好ましい。上記範囲内の波長の光の透過率を抑えることにより、人間の視覚特性上、明るく感じる緑色の透過を抑えることができるため、良好な表示特性が得られるからである。
なお、上述した液晶配向制御用突起における透過率は、上記ポジ型液晶配向制御用突起形成用組成物を硬化させて膜厚1.2μmの液晶配向制御用突起を形成して測定した値である。また、透過率の測定に用いた装置は、オリンパス光学工業(株)製分光測色計OSP−SP200である。
また、本発明のポジ型液晶配向制御用突起形成用組成物を調製する方法としては、例えば上述した各材料を同時に混合させる方法であっても良く、また上記有機顔料を上記顔料分散剤により溶剤中に分散させた顔料分散組成物をアルカリ可溶性樹脂および感光剤に添加する方法であっても良い。上記顔料分散組成物を用いる場合、有機顔料、顔料分散剤および溶剤の他に分散樹脂を顔料分散組成物中に含有させてもよい。このような分散樹脂としては、光硬化性のないものが好適に用いられ、具体的には上述したアルカリ可溶性樹脂の項に記載したものと同様のものを用いることができる。
B.カラーフィルタ
次に、本発明のカラーフィルタについて説明する。本発明のカラーフィルタは、上記記載のポジ型液晶配向制御用突起形成用組成物を用いて形成された液晶配向制御用突起を有することを特徴とするものである。
本発明のカラーフィルタは、例えば図1に示すように、透明基板1と、その透明基板1上にパターン状に形成された遮光部5と、その遮光部5の開口部の透明基板1上に形成された着色層2と、上記着色層2上に形成された透明電極層3と、上記透明電極層3上の上記着色層2に対応する領域に形成された液晶配向制御用突起4とを有するものである。なお、液晶配向制御用突起4が上記透明電極層3上の着色層2に対応する領域に形成されているとは、上記透明電極層3を挟んで着色層2と上記各液晶配向制御用突起4とが対応するように形成されていることをいう。
本発明のカラーフィルタにおける液晶配向制御用突起は、上述したポジ型液晶配向制御用突起形成用組成物を用いて形成されたものである。したがって、本発明によれば、本発明のカラーフィルタを液晶表示装置に用いた際、黒表示時にバックライト光が漏れた場合であっても、人間の視覚上明るく感じる緑色を透過させないため、見た目の輝度を低くすることが可能となり、良好な表示特性を得ることができる。また、上記液晶配向制御用突起が上述したポジ型液晶配向制御用突起形成用組成物を用いて形成されたものであるため、製版性良く形成されものとすることができる。さらに、本発明のカラーフィルタを液晶表示装置に用いた際、液晶配向制御用突起周辺で焼きつきが生じ難く、また液晶の配向不良の起き難いものとすることができる。
本発明のカラーフィルタは、通常、透明基板と、この透明基板上に形成された遮光部と、この遮光部の開口部に形成された着色層と、上記着色層上に形成された透明電極層と、上記透明電極層上に形成された液晶配向制御用突起とを有するものである。上記透明基板、遮光部、着色層および透明電極層は、一般的なカラーフィルタに用いられているものと同様とすることができるので、ここでの説明は省略する。以下、本発明における液晶配向制御用突起について説明する。
(液晶配向制御用突起)
本発明のカラーフィルタに用いられる液晶配向制御用突起は、上述したポジ型液晶配向制御用突起形成用組成物を用いて形成されるものであり、通常透明電極層上の着色層に対応する領域に形成される。
本発明においては、上記ポジ型液晶配向制御用突起形成用組成物を、透明電極層上に塗布し、乾燥させ、露光および現像を行うことにより、液晶配向制御用突起をパターン状に形成することができる。
上記ポジ型液晶配向制御用突起形成用組成物の塗布方法としては、特に限定されるものではなく、例えばスプレーコート法、ディップコート法、バーコート法、ロールコート法、スピンコート法等を挙げることができる。
塗膜の厚みは、塗布方法、ポジ型液晶配向制御用突起形成用組成物の固形分濃度や粘度等を調整することにより、適宜制御される。
上記ポジ型液晶配向制御用突起形成用組成物を塗布した後は、溶剤を除去するために塗膜を乾燥させる。例えばホットプレートやオーブン等を用いて塗膜を加熱することによって乾燥させることができる。
次に、塗膜に所定のパターンのマスクを介して露光を行って、光分解反応(酸発生反応)させる。
露光に使用される活性放射線としては、例えば低圧水銀灯、高圧水銀灯、メタルハライドランプなどの紫外線、電子線等が挙げられる。露光量は、使用する光源や塗膜の厚みなどによって適宜調整される。
また、露光後に硬化反応を促進させるために、加熱処理を行ってもよい。加熱条件は、ポジ型液晶配向制御用突起形成用組成物中の各成分の配合割合や、塗膜の厚み等によって適宜選択される。
露光後は、現像液を用いて現像し、露光部分を溶解、除去することにより、所望のパターンで液晶配向制御用突起が形成される。
現像液としては、通常、水や水溶性溶媒にアルカリを溶解させた溶液が用いられる。このアルカリ溶液には、界面活性剤などを適量添加してもよい。
また、現像方法は一般的な方法を採用することができる。現像条件としても一般的な条件であればよい。なお、現像後には、通常現像液の洗浄、乾燥が行われる。
また、現像後に、液晶配向制御用突起が十分に硬化したものとするために加熱処理を行ってもよい。加熱条件としては特に限定されるものではなく、一般的な液晶配向制御用突起の形成の際の条件と同様とすることができる。
本発明において用いられるポジ型液晶配向制御用突起形成用組成物については、上記「A.ポジ型液晶配向制御用突起形成用組成物」の項に詳しく記載したので、ここでの説明は省略する。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。上記実施形態は、例示であり、本発明の特許請求の範囲に記載された技術的思想と実質的に同一な構成を有し、同様な作用効果を奏するものは、いかなるものであっても本発明の技術的範囲に包含される。
以下、本発明について実施例を用いて具体的に説明する。
[実施例1]
(カラーフィルタの作製)
基板として、大きさが300mm×400mm、厚みが0.7mmのガラス基板(コーニング社製1737ガラス)を準備した。この基板を定法にしたがって洗浄した後、基板の片側全面にスパッタリング法によりクロム薄膜(厚み1000Å)を形成した。このクロム薄膜上にネガ型感光性レジスト(東京応化工業(株)製 CFPR DN‐83)を塗布し、所定のマスクを介して露光、現像、熱処理して線幅20μm、ピッチ100μmのブラックマトリックスパターン(遮光部)を形成した。
次に、下記組成の赤色パターン用のネガ型感光性樹脂組成物、緑色パターン用のネガ型
感光性樹脂組成物、青色パターン用のネガ型感光性樹脂組成物を調製した。
<赤色パターン用のネガ型感光性樹脂組成物>
・赤色有機顔料(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ社製 クロモフタルレッドA2B) 4.8重量部
・黄色有機顔料(BASF社製 パリオトールイエローD1819) 1.2重量部
・顔料分散剤(ビックケミー社製ディスパービック161) 3.0重量部
・モノマー(サートマー社製 SR399) 4.0重量部
・ポリマーI 5.0重量部
・開始剤(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ社製 イルガキュア907) 1.4重量部
・開始剤(2,2´−ビス(o−クロロフェニル)−4,5,4´,5´−テトラフェニル−1,2´−ビイミダゾール) 0.6重量部
・溶剤(プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート) 80.0重量部
<緑色パターン用のネガ型感光性樹脂組成物>
・緑色有機顔料(アビシア社製 モナストラルグリーン9Y−C) 4.2重量部
・黄色有機顔料(BASF社製 パリオトールイエローD1819) 1.8重量部
・顔料分散剤(ビックケミー社製ディスパービック161) 3.0重量部
・モノマー(サートマー社製 SR399) 4.0重量部
・ポリマーI 5.0重量部
・開始剤(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ社製 イルガキュア907) 1.4重量部
・開始剤(2,2´−ビス(o−クロロフェニル)−4,5,4´,5´−テトラフェニル−1,2´−ビイミダゾール) 0.6重量部
・溶剤(プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート) 80.0重量部
<青色パターン用のネガ型感光性樹脂組成物>
・青色有機顔料(BASF社製 ヘリオゲンブルーL6700F) 6.0重量部
・顔料誘導体(アビシア社製 ソルスパース5000) 0.6重量部
・顔料分散剤(ビックケミー社製ディスパービック161) 2.4重量部
・モノマー(サートマー社製 SR399) 4.0重量部
・ポリマーI 5.0重量部
・開始剤(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ社製 イルガキュア907) 1.4重量部
・開始剤(2,2´−ビス(o−クロロフェニル)−4,5,4´,5´−テトラフェニル−1,2´−ビイミダゾール) 0.6重量部
・溶剤(プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート) 80.0重量部
なお、上記のポリマーIは、ベンジルメタクリレート:スチレン:アクリル酸:2−ヒドロキシエチルメタクリレート=15.6:37.0:30.5:16.9(モル比)の共重合体100モル%に対して、2−メタクリロイルオキシエチルイソシアネートを16.9モル%付加したものであり、重量平均分子量は42500である。
次いで、ガラス基板上にブラックマトリックスを覆うように赤色パターン用のネガ型感光性樹脂組成物をスピンコート法により塗布し、赤色パターン用のフォトマスクを介して、露光、現像して、赤色パターンを形成した。この赤色パターンは、長方形状(100μm×300μm)とした。
その後、緑色パターン用のネガ型感光性樹脂組成物、青色パターン用のネガ型感光性樹脂組成物を用いて、同様の操作により、緑色パターン、青色パターンを形成した。これにより、赤色パターン、緑色パターン、青色パターンが配列された着色層を形成した。
次に、ブラックマトリックス、着色層を覆うように酸化インジウムスズ(ITO)からなる透明電極層(厚み1500Å)をスパッタリング法により形成した。
次に下記組成のポジ型液晶配向制御用突起形成用組成物を調製した。
<ポジ型液晶配向制御用突起形成用組成物>
・青色有機顔料(BASF社製 ヘリオゲンブルーL6700F) 1.5重量部
・青色有機顔料用顔料分散剤(日本ルーブリゾール社製ソルスパース33500) 0.7重量部
・赤色有機顔料(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ社製 クロモフタルレッドA2B) 0.8重量部
・赤色有機顔料用顔料分散剤(日本ルーブリゾール社製ソルスパース33500) 0.4重量部
・有機顔料分散用溶剤(プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート) 11.6重量部
・アルカリ可溶性樹脂(m/pクレゾールノボラック樹脂 m/p比50/50 分子量5,000) 5.0重量部
・感光剤(2,3,4−トリヒドロキシベンゾフェノン1,2−ナフトキノンジアジド−5−スルホン酸エステル) 7.325重量部
・溶剤(プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート) 72.675重量部
次いで、上記ガラス基板上に上記ポジ型液晶配向制御用突起形成用組成物をスピンコート法により塗布し、フォトマスクを介して、露光、現像して、液晶配向制御用突起パターンを形成した。このパターンは、ジグザグ形状(線幅12μm,高さ1.2μm)とした。
次いで、上記ガラス基板上にセルギャップ保持用スペーサパターン用の感光性樹脂組成物(JSR(株)製オプトマーNN780)をスピンコート法により塗布し、フォトマスクを介して、露光、現像して、スペーサパターンを形成した。このパターンは、ドット形状(下底30μmφ,高さ3.8μm)とした。
(液晶セルの作製)
上記のように形成したカラーフィルタ表面の透明電極膜上にポリイミドからなる配向膜を形成した。その後、TFTを形成したガラス基板上に垂直配向用液晶を必要量滴下した後、上述して形成したカラーフィルタを重ね合わせ、UV効果性樹脂をシール材として用い常温で0.3kgf/cmの圧力をかけながら400mJ/cmの照射量で露光することにより接合してセルを作製し、セルの上部と下部に偏光軸が90度となるように偏光板を貼り付けて液晶セルとした。
[実施例2]
ポジ型液晶配向制御用突起形成用組成物として下記組成物を使用した以外は実施例1と同様にカラーフィルタおよび液晶セルを作製した。
<ポジ型液晶配向制御用突起形成用組成物>
・青色有機顔料(BASF社製 ヘリオゲンブルーL6700F) 0.7重量部
・青色有機顔料用顔料分散剤(日本ルーブリゾール社製ソルスパース33500) 0.35重量部
・赤色有機顔料(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ社製 クロモフタルレッドA2B) 0.3重量部
・赤色有機顔料用顔料分散剤(日本ルーブリゾール社製ソルスパース33500) 0.15重量部
・有機顔料分散用溶剤(プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート) 13.0重量部
・アルカリ可溶性樹脂(m/pクレゾールノボラック樹脂 m/p比50/50 分子量5,000) 5.0重量部
・感光剤(2,3,4−トリヒドロキシベンゾフェノン1,2−ナフトキノンジアジド−5−スルホン酸エステル) 7.325重量部
・溶剤(プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート) 72.675重量部
[実施例3]
ポジ型液晶配向制御用突起形成用組成物として下記組成物を使用した以外は実施例1と同様にカラーフィルタおよび液晶セルを作製した。
<ポジ型液晶配向制御用突起形成用組成物>
・青色有機顔料(BASF社製 ヘリオゲンブルーL6700F) 0.4重量部
・紫色有機顔料(クラリアント社製 Pigment Violet23) 0.3重量部
・青色および紫色有機顔料用顔料分散剤(日本ルーブリゾール社製ソルスパース33500) 0.35重量部
・赤色有機顔料(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ社製 クロモフタルレッドA2B) 0.3重量部
・赤色有機顔料用顔料分散剤(日本ルーブリゾール社製ソルスパース33500) 0.15重量部
・有機顔料分散用溶剤(プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート) 13.0重量部
・アルカリ可溶性樹脂(m/pクレゾールノボラック樹脂 m/p比50/50 分子量5,000) 5.0重量部
・感光剤(2,3,4−トリヒドロキシベンゾフェノン1,2−ナフトキノンジアジド−5−スルホン酸エステル) 7.325重量部
・溶剤(プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート) 72.675重量部
[比較例]
液晶配向制御用突起形成用組成物として下記組成物を使用した以外は実施例1と同様にカラーフィルタおよび液晶セルを作製した。
<ポジ型液晶配向制御用突起形成用組成物>
・黒色顔料(三菱マテリアル社製13M) 0.7重量部
・黒色顔料用顔料分散剤(ビックケミー社製ディスパービック161) 0.35重量部
・黒色顔料分散用溶剤(プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート) 13.0重量部
・アルカリ可溶性樹脂(m/pクレゾールノボラック樹脂 m/p比50/50 分子量5,000) 5.0重量部
・感光剤(2,3,4−トリヒドロキシベンゾフェノン1,2−ナフトキノンジアジド−5−スルホン酸エステル) 7.325重量部
・溶剤(プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート) 73.625重量部
(評価)
上述して作製したカラーフィルタ基板上の液晶配向制御用突起の寸法を光学顕微鏡にて測定し、分光透過率をオリンパス光学工業(株)製分光測色計OSP−SP200にて測定した。また作製した液晶セルの表示特性を目視で評価した。目視評価基準は、絵素表示可能であれば○、表示できないものを×とした。測定結果および評価結果を表1に示す。
Figure 0005282359
本発明のカラーフィルタの一例を示す概略断面図である。 MVA方式の液晶表示装置を説明するための図である。
符号の説明
1 … 透明基板
2 … 着色層
3 … 透明電極層
4 … 液晶配向制御用突起
5 … 遮光部

Claims (8)

  1. 遮光材料として、紫色有機顔料のみからなる有機顔料、または赤色、青色および紫色有機顔料のみを混合させた有機顔料のいずれかのみを含有することを特徴とするポジ型液晶配向制御用突起形成用組成物。
  2. 前記赤色有機顔料が、ジケトピロロピロール系顔料もしくはアンスラキノン系顔料であることを特徴とする請求項1に記載のポジ型液晶配向制御用突起形成用組成物。
  3. 液晶配向制御用突起を形成した際、前記液晶配向制御用突起の波長435nmの光の透過率が1%〜35%の範囲内であり、波長545nmの光の透過率が1%〜35%の範囲内であり、波長610nmの光の透過率が1%〜50%の範囲内であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のポジ型液晶配向制御用突起形成用組成物。
  4. 液晶配向制御用突起を形成した際、前記液晶配向制御用突起の波長530nm〜580nmの範囲内の光の透過率が40%以下であることを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれかの請求項に記載のポジ型液晶配向制御用突起形成用組成物。
  5. 前記赤色有機顔料が、前記赤色有機顔料を20質量%含有する測定用樹脂膜の光の透過率が、545nmで25%以下、610nmで90%以上となる赤色有機顔料であることを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれかの請求項に記載のポジ型液晶配向制御用突起形成用組成物。
  6. 前記青色有機顔料が、前記青色有機顔料を20質量%含有する測定用樹脂膜の光の透過率が、435nmで80%以上、545nmで45%以下となる青色有機顔料であることを特徴とする請求項1から請求項5までのいずれかの請求項に記載のポジ型液晶配向制御用突起形成用組成物。
  7. 前記紫色有機顔料が、前記紫色有機顔料を20質量%含有する測定用樹脂膜の光の透過率が、435nmで65%以上、545nmで40%以下となる紫色有機顔料であることを特徴とする請求項1から請求項6までのいずれかの請求項に記載のポジ型液晶配向制御用突起形成用組成物。
  8. 請求項1から請求項7までのいずれかの請求項に記載のポジ型液晶配向制御用突起形成用組成物を用いて形成された液晶配向制御用突起を有することを特徴とするカラーフィルタ。
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