JP5281952B2 - レーザ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、レーザ装置に関する。
レーザ装置の一つとして、ファイバレーザ装置が知られている。ファイバレーザ装置においては、希土類元素が添加された増幅用光ファイバによりレーザ光が増幅されて、増幅されたレーザ光が増幅用光ファイバの端部から出力される。このようなファイバレーザ装置においては、大きなレーザ光出力を得るために、増幅用光ファイバを長くすることが行われている。
下記特許文献1に記載のファイバレーザ装置においては、増幅用光ファイバの端部にガラスロッドにより構成されるエンドキャップが設けられる。そして、増幅用光ファイバで増幅されたレーザ光は、増幅用光ファイバからエンドキャップに入力されて、エンドキャップにおいて径が拡大され、エンドキャップの増幅用光ファイバとは反対側から出力される(特許文献1)。
米国特許第7,190,511号公報
しかし、ファイバレーザ装置において、大きなレーザ光出力を得るために、増幅用光ファイバを長くすると、非線形光学効果の影響を受ける場合があり、この影響によりレーザ光の増幅効率が悪くなることがある。上記特許文献1に記載のファイバレーザ装置においても、増幅用光ファイバによりレーザ光が増幅されるため、非線形光学効果の影響を受け、レーザ光の増幅効率が悪くなる場合がある。
そこで、本発明は、レーザ光の増幅効率の良いレーザ装置を提供することを目的とする。
本発明のレーザ装置は、レーザ光を出力するレーザ光源と、励起光を出力する励起光源と、コア部及びクラッド部を有し、前記レーザ光及び前記励起光が入力され、前記コア部により前記レーザ光を伝播し、前記コア部と前記クラッド部とにより前記励起光を伝播する光ファイバと、希土類元素が添加され、入力端面及び出力端面を有して、前記コア部の直径よりも直径が太く、前記光ファイバから出力される前記レーザ光及び前記励起光が前記入力端面から入力され、少なくとも前記レーザ光が前記出力端面から出力されるガラスロッドと、を備えることを特徴とするものである。
このようなファイバレーザ装置においては、レーザ光源から出力されるレーザ光が光ファイバのコア部により伝播され、励起光源から出力される励起光が光ファイバのコア部とクラッド部により伝播される。そして、光ファイバから出力されるレーザ光及び励起光は、希土類が添加されたガラスロッドの入力端面からガラスロッドに入力される。
このとき、ガラスロッドの屈折率が一様であるため光ファイバのコアからガラスロッドに入力されるレーザ光及び励起光の直径は回折により広がる。そして、ガラスロッドにおいて、励起光は希土類元素を励起する。入力されたレーザ光は、励起された希土類元素による誘導放出現象により増幅される。そして、増幅されたレーザ光は、ガラスロッドの出力端面から出力される。このように励起光及びレーザ光は、ガラスロッドにおいて径が拡大されながら、希土類元素を励起して誘導放出光を放出するので、レーザ光及び励起光が通過する希土類元素の数が多く、より多くの誘導放出光を得ることができる。このため、短い長さにおいても大きな利得を得ることが可能となる。
また、レーザ光の径は、ガラスロッドにおいて拡大されるため、ガラスロッド内において、レーザ光の進行方向に垂直な断面における単位面積当たりのレーザ光の強度は、光ファイバ内のレーザ光の強度よりも弱くなる。このため光ファイバから強い強度のレーザ光を入力してもガラスロッド内において非線形光学効果による影響を受けることが抑制される。つまり、レーザ光のエネルギーが非線形光学効果により、出力したいレーザ光と異なる波長の光に変換されてしまうことにより、増幅された所望のレーザ光が失われてしまうことが抑制される。
このように、ガラスロッド内において、より多くの誘導放出光を得ることができ、非線形光学効果による影響が抑制されるため、レーザ光を効率良く増幅して出力することができる。
さらに前記レーザ装置において、前記ガラスロッドの前記入力端面と前記光ファイバとの間にレンズを更に備え、前記レンズは、前記光ファイバから前記レーザ光が入力され、前記レーザ光の径を拡大した後、前記レーザ光が平行光となるように前記レーザ光を前記ガラスロッドの長手方向と平行に前記ガラスロッドに出力することが好適である。
このようにレンズに入力されるレーザ光は、レンズにおいて径が拡大されてレンズからガラスロッドに出力される。このときレーザ光は、平行光となるようにガラスロッドの長手方向と平行に出力される。従って、ガラスロッドの長さに関わらず、ガラスロッドの入力端面から入力されるレーザ光の一部が、ガラスロッドの側面で反射したり、側面から漏れたりすることが抑制され、レーザ光が損失することが抑制される。従って、レーザ装置の製造の際にガラスロッドの長さにばらつきが生じる場合においても、ばらつきの許容範囲が向上するため、レーザ光が平行光とならないレーザ装置よりも生産性が向上する。
また前記レーザ装置において、前記レンズは、GRINレンズであり、前記レンズは、前記ガラスロッド及び前記光ファイバの少なくとも一方と融着されていることが好適である。
このような構成とすることで、光ファイバ及びガラスロッドがレンズと隙間を空けている場合よりも、レンズと光ファイバの間、或いは、レンズとガラスロッドとの間における、光の損失が抑制され、より効率良くレーザ光を増幅することができる。
また前記レーザ装置において、前記励起光を反射し、前記レーザ光を透過させる光フィルタが、前記ガラスロッドの前記出力端面上に形成されていることが好適である。
このように構成することで、ガラスロッドの出力端面から出力されるレーザ光は、光フィルタを透過して出力される。一方励起光は、光フィルタにより反射されて、再びガラスロッド内を伝播する。このため、レーザ光は、レーザ光と共に入力端面から入力する励起光と、光フィルタにより反射する励起光とにより増幅されるため、より効率良くレーザ光を増幅することができる。
本発明によれば、レーザ光の増幅効率の良いレーザ装置が提供される。
本発明の第1実施形態に係るレーザ装置を示す図である。 図1に示す第1光ファイバ20の断面図である。 本発明の第2実施形態に係るレーザ装置を示す図である。 本発明の第3実施形態に係るレーザ装置を示す図である。 本発明の第2実施形態に係るレーザ装置の変形例を示す図である。
以下、本発明にレーザ装置の好適な実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態に係るレーザ装置を示す図である。
図1に示すように、レーザ装置100は、レーザ光を出力するレーザ光源10と、レーザ光が入力される光ファイバ20と、励起光を出力する励起光源30と、励起光を光ファイバ20に入力する光カプラ40と、ガラスロッド50とを備える。
レーザ光源10は、例えば、波長が1064nmのパルス状のレーザ光を出力する。
図2は、光ファイバ20の断面図である。図2に示すように、光ファイバ20は、ダブルクラッドファイバにより構成される。具体的には、光ファイバ20の中心に設けられるコア部21と、コア部21を被覆するクラッド部22と、クラッド部22を被覆する樹脂クラッド部23とを有する。コア部21の屈折率は、クラッド部22の屈折率よりも高くされる。樹脂クラッド部23の屈折率は、クラッド部22の屈折率よりも、大幅に低くされる。また、コア部21の直径は、特に制限されないが、例えば10μmであり、クラッド部22の外径は、特に制限されないが、例えば125μmであり、樹脂クラッド部23の外径は、特に制限されないが、例えば150μmである。第1光ファイバは、コア部21により、例えば波長が1064nmのレーザ光をシングルモード光として伝播が可能とされ、コア部21とクラッド部22とにより、上記励起光をマルチモード光として伝播が可能とされる。なお、図1においては、樹脂クラッド部23は省略している。
励起光源30は、例えば、レーザ光源から出力されるレーザ光が上述のように1064nmである場合、波長が976nmの励起光を出力する。励起光源から出力される励起光は、励起光をマルチモード光として伝播するマルチモードファイバ31により伝播される。
光カプラ40は、光ファイバ20の途中に設けられ、マルチモードファイバ31により伝播される励起光源30からの励起光を第1光ファイバ20に入力する。
ガラスロッド50は、全体に均一に希土類元素が添加される石英ガラスから構成される。また、ガラスロッド50は、入力端面51と出力端面52とを有する円柱状の形状をしており、光ファイバ20のコア部21の直径よりも大きな直径を有する。光ファイバ20の端面24は、ガラスロッド50の中心軸と光ファイバ20の中心軸とが一致するように、ガラスロッド50の入力端面51に融着される。なお、本実施形態においては、ガラスロッド50は、例えば、直径が400μmであり、長さが3mmとされる。
次に、レーザ装置100における、レーザ光及び励起光の光路、及び、レーザ光の増幅について説明する。
レーザ光源10から出力されるレーザ光は、光ファイバ20に入力され、光ファイバ20のコア部21をシングルモード光として伝播する。また、励起光源30から出力される励起光は、マルチモードファイバ31と光カプラ40とを介して光ファイバ20に入力され、光ファイバ20のコア部21とクラッド部22とをマルチモード光として伝播する。
光ファイバ20を伝播するレーザ光及び励起光は、光ファイバ20の端面24から出力されて、入力端面51からガラスロッド50に入力される。このとき、ガラスロッド50の直径は、光ファイバ20のコア部21の直径より大きくされているため、ガラスロッド50に入力されるレーザ光及び励起光の径は、拡大される。
ガラスロッド50においては、励起光によりガラスロッド50内の希土類元素が励起される。励起される希土類元素は、入力されるレーザ光により誘導放出光を放出し、誘導放出光によりレーザ光は増幅される。こうして径が拡大されながら増幅されたレーザ光は、ガラスロッド50の出力端面52から出力される。
なお、光ファイバ20のコア部21の屈折率Ncとガラスロッド50の屈折率Nrと、ガラスロッド50の利得Grの関係が、
(Nc−Nr)/(Nc+Nr)<1/Gr
を満たすことが好ましい。このような関係を満たしていれば、ガラスロッド50内の希土類元素が放出する自然放出光が光ファイバ20の端面24で反射され、ガラスロッド内で増幅されることによる不要な発振を抑制することができる。
このようなレーザ装置100によれば、ガラスロッド50に入力される励起光は、ガラスロッド50において径が拡大されながら、希土類元素を励起する。また、ガラスロッド50に入力されるレーザ光は、径が拡大されながら、伝播される。励起される希土類元素は、入力されるレーザ光により誘導放出を起こし、レーザ光が増幅される。こうして増幅されるレーザ光はガラスロッド50の出力端面52から出力される。このように励起光は、ガラスロッド50において径が拡大されながら伝播するので、多くの希土類元素を励起でき、より多くの誘導放出光を得ることができる。
なお、ガラスロッド50の直径は、光ファイバ20のコア部21の直径より大きいとしたが、ガラスロッド50の直径は、光ファイバ20のクラッド部22の外径より、大きいことが好ましい。ガラスロッド50の直径が、光ファイバ20のクラッド部22の外径より、大きいことにより、光ファイバ20のコア部21とクラッド部22とを伝播する励起光を効率よくガラスロッド50に伝播させることができる。
また、レーザ光の径は、ガラスロッド50において拡大されるため、ガラスロッド50において、レーザ光の進行方向に垂直な断面における単位面積当たりのレーザ光の強度は、光ファイバ20内のレーザ光の強度よりも弱くなる。このため光ファイバ20から強い強度のレーザ光を入力してもガラスロッド50において非線形光学効果による影響を受けることが抑制される。つまり、レーザ光のエネルギーが非線形光学効果により、出力したいレーザ光と異なる波長の光に変換されてしまうことにより、増幅された所望のレーザ光が失われてしまうことが抑制される。
このように、ガラスロッド50において、より多くの誘導放出光を得ることができ、非線形光学効果による影響が抑制されるため、レーザ光を効率良く増幅して、レーザ光を出力端面52から出力することができる。
また、レーザ装置100においては、レーザ光は、光ファイバ20から出力された後に増幅される。従って、光ファイバ20の端面24におけるレーザーパワーの密度が低い。このため、仮にレーザ光が光ファイバ20の端面24から出力される際において、レーザ光による光ファイバ20の端面24の損傷(例えば、レーザ光のピークパワーによる瞬間的な損傷)を抑制することができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について図3を参照して詳細に説明する。なお、第1実施形態と同一又は同等の構成要素については、同一の参照符号を付して重複する説明は省略する。
図3は、本発明の第2実施形態に係るレーザ装置を示す図である。図3に示すように、レーザ装置110は、光ファイバ20とガラスロッド50との間にレンズ60が設けられる点で、第1実施形態のレーザ装置100と異なる。
レンズ60は、円柱状の形状をしており、GRINレンズにより構成される。具体的には、レンズ60は、径方向に屈折率分布を有し、長さ方向において屈折率分布を有さない構成とされ、径方向の中心側ほど屈折率が高く、側面に近い部分ほど屈折率が低い構成とされ、屈折率が径の中心側から側面側にかけてなだらかに変化している。従って、レンズ60に入力される光は、レンズ60の内部において屈折する。
また、レンズ60の光ファイバ20側の端面61は、レンズ60の中心軸と光ファイバ20の中心軸とが一致するように、あるいは、レンズ60の直径の5%以内でレンズ60の中心と光ファイバ20の中心とを偏芯させて、光ファイバ20の端面24と融着される。さらにレンズ60のガラスロッド50側の端面62は、レンズ60の中心軸とガラスロッド50の中心軸とが一致あるいは平行となるように、ガラスロッド50の入力端面51と融着される。なお、本実施形態においては、レンズ60は、例えば、直径が500μmであり、長さが1.7mmとされ、ガラスロッド50は、直径が800μmであり、長さが10mmとされる。
光ファイバ20から出力されるレーザ光及び励起光は、レンズ60に入力されると、径が拡大され、レンズ60の端面62から出力される。このとき、レーザ光は、レンズ60から平行光となるように出力される。さらにレーザ光は、ガラスロッド50の長手方向と平行に出力される。そして、レーザ光は、ガラスロッド50内を伝播し、出力端面52から出力される。
なお、レンズ60の屈折率Ng(中心側の最も屈折率が高い部分の屈折率をN1、側面側の最も屈折率が低い部分の屈折率をN2としたときに、Nrとの差が大きくなる方の屈折率をNgとする)とガラスロッド50の屈折率Nrと、ガラスロッド50の利得Grの関係が、
(Ng−Nr)/(Ng+Nr)<1/Gr
を満たすことが好ましい。このような関係を満たしていれば、ガラスロッド50内の希土類元素が放出する自然放出光がレンズ60の端面62で反射され、ガラスロッド内で増幅されることによる不要な発振を抑制することができる。
本実施形態のレーザ装置110によれば、レーザ光は、平行光となるようにガラスロッド50の長手方向と平行にレンズから出力される。このため、ガラスロッド50の長さに関わらず、レーザ光がガラスロッドの側面で反射したり、側面から漏れたりすることが抑制でき、ガラスロッド50におけるレーザ光の損失が抑制できる。また、励起光もレンズ60で径が拡大され、ガラスロッド50を伝播する断面積が広がるため、多くの希土類元素が励起され、より多くの誘導放出光を得ることができる。
また、レンズ60はGRINレンズであり、レンズ60は光ファイバ20の端面24、及び、ガラスロッドの入力端面51と融着されている。このため、光ファイバ20及びガラスロッド50がレンズ60と隙間を空けている場合よりも、レンズ60と光ファイバ20の間、或いは、レンズ60とガラスロッド50との間における光の損失が抑制される。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態について図4を参照して詳細に説明する。なお、第1実施形態と同一又は同等の構成要素については、同一の参照符号を付して重複する説明は省略する。
図4は、本発明の第3実施形態に係るレーザ装置を示す図である。図4に示すように、レーザ装置120は、ガラスロッド50の出力端面52上に光フィルタ70が設けられている点で、第1実施形態のレーザ装置100と異なる。
光フィルタ70は、レーザ光の波長の光を透過して、励起光の波長の光を反射する。このような、光フィルタは、屈折率の異なる材料を交互に積層することで形成される誘電体多層膜フィルタにより構成すれば良い。誘電体多層膜フィルタに用いる材料としては、シリカ(SiO)、酸化チタン(TiO)、酸化タンタル(Ta)。ジルコニア(ZrO)等が挙げられる。
本実施形態のレーザ装置120によれば、ガラスロッド50の出力端面52において、レーザ光は光フィルタ70を透過して出力され、励起光は光フィルタ70により反射されて、再びガラスロッド50内を伝播する。従って、レーザ光は、入力端面51からレーザ光と共に入力する励起光と、光フィルタ70により反射する励起光とにより増幅される。このため、レーザ光をより効率良く増幅して出力することができる。
以上、本発明について、実施形態を例に説明したが、本発明はこれらに限定されるものではない。
例えば、第1、第2、第3実施形態のレーザ装置100、110、120において、ガラスロッド50は、全体に均一に希土類元素が添加される石英ガラスから構成されるとしたが、ガラスロッドの中心軸に近いほど希土類元素の濃度を高くしても良い。径が拡大される光は、光軸に近いほど強度が強くなる傾向にある。このため、ガラスロッド50内におけるレーザ光も光軸に近いほど強度が強くなる傾向にある。従って、強度の強いレーザ光が入力されるガラスロッドの中心軸に近い部分ほど希土類元素の濃度を高くすれば、より効率よくレーザ光の増幅を行うことができる。
また、第2実施形態においては、レーザ光と励起光とが平行光となるよう出力されるとしたが、励起光は、図5に示すようにレンズ60から出力後、ガラスロッド50において、徐々に径が狭くなるようにしても良い。上記のように径が拡大されたレーザ光は、光軸に近いほど強度が強い傾向にある。このため、強度の強いレーザ光が通過する部分に励起光を集めることにより、より効率良くレーザ光の増幅を行うことができる。
また、第3実施形態において、レーザ装置120は、光ファイバ20が融着されたガラスロッド50の出力端面52上に光フィルタ70が設ける構成としたが、本発明はこれに限らない。例えば、第2実施形態におけるレンズ60が融着されたガラスロッド50の出力端面52上に光フィルタ70を設ける構成としてもよい。
また、第2実施形態のレーザ装置110において、出力端面52上にレーザ光を透過して励起光を反射する光フィルタを設けても良い。この場合、光フィルタの具体的構成は、第3実施形態のレーザ装置120における光フィルタ70と同様である。
また、第1、第3実施形態において、光ファイバ20の端面24は、ガラスロッド50と融着されるとしたが、本発明はこれに限らず、光ファイバ20とガラスロッド50との間に隙間が設けられていてもよい。この場合、光ファイバ20の端面24とガラスロッド50入力端面51とは、無反射コーティングがされることが好ましい。
同様に第2実施形態において、光ファイバ20とレンズ60との間、および、レンズ60とガラスロッド50との間に隙間が設けられていても良い。この場合においても、光ファイバ20の端面24、ガラスロッド50の入力端面51、レンズ60の端面61、62には、無反射コーティングがされることが好ましい。
本発明によれば、レーザ光の増幅効率の良いレーザ装置が提供される。
10・・・レーザ光源
20・・・光ファイバ
21・・・コア部
22・・・クラッド部
23・・・樹脂クラッド部
30・・・励起光源
40・・・光カプラ
50・・・ガラスロッド
60・・・レンズ
70・・・光フィルタ

Claims (4)

  1. レーザ光を出力するレーザ光源と、
    励起光を出力する励起光源と、
    コア部及びクラッド部を有し、前記レーザ光及び前記励起光が入力され、前記コア部により前記レーザ光を伝播し、前記コア部と前記クラッド部とにより前記励起光を伝播する光ファイバと、
    希土類元素が全体に添加され、入力端面及び出力端面を有して、前記コア部の直径よりも直径が太く、前記光ファイバから出力される前記レーザ光及び前記励起光が前記入力端面から入力され、少なくとも前記レーザ光が前記出力端面から出力されるガラスロッドと、
    を備え
    前記ガラスロッド内において、励起光の直径は前記レーザ光の直径よりも大きく前記レーザ光は前記励起光内に位置す
    ことを特徴とするレーザ装置。
  2. 前記ガラスロッドの前記入力端面と前記光ファイバとの間にレンズを更に備え、
    前記レンズは、前記光ファイバから前記レーザ光が入力され、前記レーザ光の径を拡大した後、前記レーザ光が平行光となるように前記レーザ光を前記ガラスロッドの長手方向と平行に前記ガラスロッドに出力することを特徴とする請求項1に記載のレーザ装置。
  3. 前記レンズは、GRINレンズであり、前記レンズは、前記ガラスロッド及び前記光ファイバの少なくとも一方と融着されていることを特徴とする請求項2に記載のレーザ装置。
  4. 前記励起光を反射し、前記レーザ光を透過させる光フィルタが、前記ガラスロッドの前記出力端面上に形成されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のレーザ装置。
JP2009108751A 2009-04-28 2009-04-28 レーザ装置 Expired - Fee Related JP5281952B2 (ja)

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