JP5281673B2 - 氷蓄熱設備 - Google Patents
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この解氷運転に続いて、前記蓄熱槽の下部から前記冷熱消費装置への供給冷水を取り出しながら、前記冷熱消費装置からの戻り水を前記蓄熱槽の上部に戻す水放熱運転を実施する氷蓄熱設備を構成するのに、第1参考構成として、
前記蓄熱槽の上部に上下移動可能な吐出口を配置し、
前記解氷運転では、前記吐出口を前記貯留水の上方空間で前記氷集積層よりも高く位置させて、この吐出口から前記戻り水を吐出させることで、前記氷集積層を融解させ、
前記水放熱運転では、前記吐出口を前記貯留水の水面近傍で水中に位置させて、この吐出口から前記戻り水を吐出させることで、前記戻り水を前記蓄熱槽の上部に戻す運転制御手段を設けてもよい。
前記運転制御手段は、前記解氷運転に先立ち、前記蓄熱槽に粒状氷を供給して前記貯留水に浮遊する前記氷集積層を形成する蓄氷運転を実施し、
この蓄氷運転では、前記吐出口を前記貯留水の上方空間に位置させて、この吐出口から粒状氷を吐出することで、その吐出口よりも低い位置に前記氷集積層を形成する構成にしてもよい。
ここで、
〔1〕本発明の第1特徴構成は氷蓄熱設備に係り、その特徴は、
蓄熱槽に粒状氷を供給して槽内の貯留水に浮遊する氷集積層を形成する蓄氷運転を実施し、この蓄氷運転の後に、前記蓄熱槽の下部から冷熱消費装置への供給冷水を取り出しながら、前記氷集積層を前記冷熱消費装置からの戻り水により融解させる解氷運転を実施し、
この解氷運転に続いて、前記蓄熱槽の下部から前記冷熱消費装置への供給冷水を取り出しながら、前記冷熱消費装置からの戻り水を前記蓄熱槽の上部に戻す水放熱運転を実施する氷蓄熱設備であって、
前記蓄熱槽の上部に配置した吐出口を上下移動させる駆動装置を設け、
前記蓄氷運転では、前記駆動装置により前記吐出口を前記貯留水の上方空間に位置させて、この吐出口から粒状氷を吐出することで、その吐出口よりも低い位置に前記氷集積層を形成し、
前記解氷運転では、前記駆動装置により前記吐出口を前記貯留水の上方空間で前記氷集積層よりも高く位置させて、この吐出口から前記戻り水を吐出させることで、前記氷集積層を融解させ、
前記水放熱運転では、前記駆動装置により前記吐出口を前記貯留水の水面近傍で水中に位置させて、この吐出口から前記戻り水を吐出させることで、前記戻り水を前記蓄熱槽の上部に戻す運転制御手段を設け、
前記吐出口は、多孔板の張設部を槽内に対する出口とする構造にして、
前記解氷運転及び前記水放熱運転では、前記戻り水を前記多孔板における多数の孔を通じて分散させた状態で吐出し、
前記蓄氷運転では、過冷却水を前記多孔板への衝突による過冷却解除により冷水とそれに含まれる粒状氷とに変化させた状態で前記多孔板における多数の孔を通じて吐出させる構成にしてある点にある。
この第1特徴構成によれば、実質的に前述の第1参考構成と第2参考構成とを組み合わせた構成であることから、第1参考構成による既述の作用効果と第2参考構成による既述の作用効果とを併せて得ることができる。
また、このように運転の切り換えに応じて上下移動させる吐出口の槽内に対する出口を上記の如く多孔板の張設部とする構成にすることで、解氷運転及び水放熱運転では、戻り水が吐出口から分散状態で吐出し、蓄氷運転では、多孔板への衝突による過冷却解除により生じた粒状氷が吐出口から冷水とともに分散状態で吐出する。
〔2〕また本発明の第2特徴構成は氷蓄熱設備に係り、その特徴は、
前記運転制御手段は、
前記蓄氷運転では、前記氷集積層の成長に伴い前記吐出口を前記駆動装置により上昇させて、前記氷集積層の上面と前記吐出口との離間距離を所定寸法に保ち、
前記解氷運転では、前記氷集積層の融解に伴い前記吐出口を前記駆動装置により下降させて、前記氷集積層の上面と前記吐出口との離間距離を所定寸法に保つ構成にしてある点にある。
この第2特徴構成によれば、蓄氷運転では、氷集積層の成長にかかわらず、氷集積層の上面と吐出口との離間距離が所定寸法に保たれた状態で吐出口から粒状氷が吐出され、解氷運転では、氷集積層の融解にかかわらず、氷集積層の上面と吐出口との離間距離が所定寸法に保たれた状態で吐出口から戻り水が吐出される。
前記運転制御手段は、前記蓄氷運転に先立ち、
前記吐出口を前記貯留水の水面近傍で水中に位置させて、この吐出口を通じて取り出した前記貯留水を冷凍機により第1設定温度に冷却し、この第1設定温度の冷却冷水を前記蓄熱槽の下部に戻す前段水蓄熱運転と、
前記蓄熱槽の下部から取り出した貯留水を前記冷凍機により前記第1設定温度の冷却冷水よりも低温で比重が小さくなる第2設定温度の冷却冷水に冷却し、この第2設定温度の冷却冷水を、前記貯留水の水面近傍で水中に位置させた前記吐出口から前記蓄熱槽の上部に戻す後段水蓄熱運転とを、その順に実施する構成にしてある点にある。
前記運転制御手段は、前記蓄熱槽の下部から前記冷熱消費装置への供給冷水を取り出しながら前記冷熱消費装置からの戻り水を前記蓄熱槽の上部に戻す前記水放熱運転として、
前記解氷運転による前記氷集積層の消滅後、前記蓄熱槽の上部へ前記戻り水を戻すことに伴い、前記貯留水と前記戻り水との比重差による混合により前記蓄熱槽の下部から上部における前記貯留水の温度を第1設定温度まで上昇させる前段水放熱運転と、
この前段水放熱運転に続いて、前記蓄熱槽の上部へ前記戻り水を戻すことに伴い、前記第1設定温度の水よりも高温で比重が小さい戻り水からなる貯留水が前記蓄熱槽の上側に存在し、かつ、前記第1設定温度の貯留水が前記蓄熱槽の下側に位置する温度成層状態で、それら上側貯留水と下側貯留水との境界を漸次的に下降させる後段水放熱運転とを実施し、
これら前段水放熱運転、及び、後段水放熱運転の夫々において、前記吐出口を前記貯留水の水面近傍で水中に位置させて、この吐出口から前記戻り水を吐出させることで、前記戻り水を前記蓄熱槽の上部に戻す構成にしてある点にある。
前記運転制御手段は、前記蓄熱槽の下部から前記冷熱消費装置への供給冷水を取り出しながら前記冷熱消費装置からの戻り水を前記蓄熱槽の上部に戻す前記水放熱運転として、
前記解氷運転による前記氷集積層の消滅後、前記蓄熱槽の上部へ前記戻り水を戻すことに伴い、前記貯留水と前記戻り水との比重差による混合により前記蓄熱槽の下部から上部における前記貯留水の温度を第1設定温度まで上昇させる前段水放熱運転と、
この前段水放熱運転に続いて、前記蓄熱槽の上部へ前記戻り水を戻すことに伴い、前記第1設定温度の水よりも高温で比重が小さい戻り水からなる貯留水が前記蓄熱槽の上側に存在し、かつ、前記第1設定温度の貯留水が前記蓄熱槽の下側に位置する温度成層状態で、それら上側貯留水と下側貯留水との境界を漸次的に下降させる後段水放熱運転とを実施し、
前記前段水放熱運転では、前記吐出口を前記貯留水の上方空間に位置させて、この吐出口から前記戻り水を吐出させることで、前記戻り水を前記蓄熱槽の上部に戻し、
前記後段水放熱運転で、前記吐出口を前記貯留水の水面近傍で水中に位置させて、この吐出口から前記戻り水を吐出させることで、前記戻り水を前記蓄熱槽の上部に戻す構成にしてある点にある。
そして、この第5特徴構成によれば、前段水放熱運転では吐出口を貯留水の上方空間に位置させて、この吐出口から戻り水を吐出させることで、戻り水を前記蓄熱槽の上部に戻すから、前段水放熱運転での蓄熱槽における貯留水の混合(即ち、戻り水と未だ低温の貯留水との比重差による混合)を一層促進することができ、蓄熱槽における貯留水の温度を第1設定温度まで一層均一に上昇させることができる。
なお、第1〜第5特徴構成のいずれかの実施において、吐出口は、粒状氷や冷熱消費装置からの戻り水を平面視で均等に分散させて水平向きに吐出する構造にするのが望ましい。
設定蓄熱開始時刻T1になると、先の放熱運転の完了で例えば16℃の貯留水Cが蓄熱槽1内に満たされた図10に示す如き状態から、図3に示す如く、上部出入器3を蓄熱槽1における貯留水Cの水面近傍で水中に位置させた状態で、切換用開閉弁V1〜V7の開閉操作及び熱源側冷水ポンプ16の運転により熱源側冷水循環路15において前記の逆転循環を実施するとともに、冷凍機9、ブラインポンプ11、冷却塔13、冷却水ポンプ14を運転する。
上記の前段水蓄熱運転において第3温度センサ22cにより検出される蓄熱槽上部の貯留水温度tcが第1設定温度t1に低下する(すなわち、熱源熱交換器10で第1設定温度t1に冷却した水C(4℃冷水)により蓄熱槽1が満たされた状態になる)と、図4に示す如く、上部出入器3を引き続き貯留水Cの水面近傍で水中に位置させた状態で、切換用開閉弁V1〜V7の開閉操作及び熱源側冷水ポンプ16の運転により熱源側冷水循環路15において前記の正転循環を実施するとともに、冷凍機9、ブラインポンプ11、冷却塔13、冷却水循環ポンプ14を引き続き運転する。
上記の後段水蓄熱運転において第1温度センサ22aにより検出される蓄熱槽下部の貯留水温度taが第2設定温度t2に低下する(すなわち、熱源熱交換器10で第2設定温度t2に冷却した水C(0℃冷水)により蓄熱槽1が満たされた状態になる)と、図5に示す如く、上部出入器3を駆動装置7により上昇させて蓄熱槽1における貯留水Cの上方空間に位置させ、その状態で熱源側冷水循環路15において正転循環を継続するとともに、冷凍機9、ブラインポンプ11、冷却塔13、冷却水ポンプ14を引き続き運転する。
設定空調開始時刻T2になると、先の蓄熱運転の完了で低温の貯留水C(0℃冷水)と所要厚さの氷集積層Aとが蓄熱槽1内に存在する図6に示す状態から、図7に示す如く、上部出入器3を引き続き貯留水Cの上方空間に位置させた状態で、切換用開閉弁V1〜V7の開閉操作及び負荷側冷水ポンプ21の運転により、蓄熱槽1の貯留水C(0℃冷水)を下部出入器2−負荷側冷水循環路20の往路20a−負荷装置19−負荷側冷水循環路20の復路20b−上部出入器3の順に循環させる。
上記の解氷運転において融解による氷集積層Aの消滅が氷センサ24により検出されると、図8に示す如く、駆動装置7により上部出入口3を下降させて蓄熱槽1における貯留水Cの水面近傍で水中に位置させ、この状態で、先の解氷運転に引き続き、蓄熱槽1の貯留水Cを下部出入器2−負荷側冷水循環路20の往路20a−負荷装置19−負荷側冷水循環路20の復路20b−上部出入器3の順に循環させる。
上記の前段水放熱運転において第1〜第3温度センサ22a〜22cにより検出される蓄熱槽下部の貯留水温度ta,蓄熱槽上下中間部の貯留水温度tb,蓄熱槽上部の貯留水温度tcの夫々がほぼ前記の第1設定温度t1(本例ではt1=4℃)に上昇した後も、運転形態としては引き続き、図9に示す如く、上部出入器3を引き続き貯留水Cの水面近傍で水中に位置させた状態で、蓄熱槽1の貯留水Cを下部出入器2−負荷側冷水循環路20の往路20a−負荷装置19−負荷側冷水循環路20の復路20b−上部出入器3の順に循環させる。
次に本発明の別実施形態を列記する。
前述の実施形態では、前段水放熱運転及び後段水放熱運転の両方において上部出入器3の出入口3c(吐出口X)を貯留水Cの水面近傍で水中に位置させる例を示したが、これに代え、前段水放熱運転では解氷運転時と同様、貯留水Cの上方空間に位置させた上部出入器3の出入口3c(吐出口X)から戻し水Cを吐出させるようにして、蓄熱槽1における貯留水Cの混合を促進し、そして、その後の後段水放熱運転において上部出入器3の出入口3c(吐出口X)を貯留水Cの水面近傍で水中に位置させるように下降させた状態で戻り水Cを吐出させることにより、貯留水Cの温度成層状態を保つようにしてもよい。
a 粒状氷
C 水
A 氷集積層
19 冷熱消費装置
X 吐出口
3b 多孔板
26 運転制御手段
9 冷凍機
t1 第1設定温度
t2 第2設定温度
K 上側貯留水と下側貯留水との境界
Claims (5)
- 蓄熱槽に粒状氷を供給して槽内の貯留水に浮遊する氷集積層を形成する蓄氷運転を実施し、この蓄氷運転の後に、前記蓄熱槽の下部から冷熱消費装置への供給冷水を取り出しながら、前記氷集積層を前記冷熱消費装置からの戻り水により融解させる解氷運転を実施し、
この解氷運転に続いて、前記蓄熱槽の下部から前記冷熱消費装置への供給冷水を取り出しながら、前記冷熱消費装置からの戻り水を前記蓄熱槽の上部に戻す水放熱運転を実施する氷蓄熱設備であって、
前記蓄熱槽の上部に配置した吐出口を上下移動させる駆動装置を設け、
前記蓄氷運転では、前記駆動装置により前記吐出口を前記貯留水の上方空間に位置させて、この吐出口から粒状氷を吐出することで、その吐出口よりも低い位置に前記氷集積層を形成し、
前記解氷運転では、前記駆動装置により前記吐出口を前記貯留水の上方空間で前記氷集積層よりも高く位置させて、この吐出口から前記戻り水を吐出させることで、前記氷集積層を融解させ、
前記水放熱運転では、前記駆動装置により前記吐出口を前記貯留水の水面近傍で水中に位置させて、この吐出口から前記戻り水を吐出させることで、前記戻り水を前記蓄熱槽の上部に戻す運転制御手段を設け、
前記吐出口は、多孔板の張設部を槽内に対する出口とする構造にして、
前記解氷運転及び前記水放熱運転では、前記戻り水を前記多孔板における多数の孔を通じて分散させた状態で吐出し、
前記蓄氷運転では、過冷却水を前記多孔板への衝突による過冷却解除により冷水とそれに含まれる粒状氷とに変化させた状態で前記多孔板における多数の孔を通じて吐出させる構成にしてある氷蓄熱設備。 - 前記運転制御手段は、
前記蓄氷運転では、前記氷集積層の成長に伴い前記吐出口を前記駆動装置により上昇させて、前記氷集積層の上面と前記吐出口との離間距離を所定寸法に保ち、
前記解氷運転では、前記氷集積層の融解に伴い前記吐出口を前記駆動装置により下降させて、前記氷集積層の上面と前記吐出口との離間距離を所定寸法に保つ構成にしてある請求項1記載の氷蓄熱設備。 - 前記運転制御手段は、前記蓄氷運転に先立ち、
前記吐出口を前記貯留水の水面近傍で水中に位置させて、この吐出口を通じて取り出した前記貯留水を冷凍機により第1設定温度に冷却し、この第1設定温度の冷却冷水を前記蓄熱槽の下部に戻す前段水蓄熱運転と、
前記蓄熱槽の下部から取り出した貯留水を前記冷凍機により前記第1設定温度の冷却冷水よりも低温で比重が小さくなる第2設定温度の冷却冷水に冷却し、この第2設定温度の冷却冷水を、前記貯留水の水面近傍で水中に位置させた前記吐出口から前記蓄熱槽の上部に戻す後段水蓄熱運転とを、その順に実施する構成にしてある請求項1又は2記載の氷蓄熱設備。 - 前記運転制御手段は、前記蓄熱槽の下部から前記冷熱消費装置への供給冷水を取り出しながら前記冷熱消費装置からの戻り水を前記蓄熱槽の上部に戻す前記水放熱運転として、
前記解氷運転による前記氷集積層の消滅後、前記蓄熱槽の上部へ前記戻り水を戻すことに伴い、前記貯留水と前記戻り水との比重差による混合により前記蓄熱槽の下部から上部における前記貯留水の温度を第1設定温度まで上昇させる前段水放熱運転と、
この前段水放熱運転に続いて、前記蓄熱槽の上部へ前記戻り水を戻すことに伴い、前記第1設定温度の水よりも高温で比重が小さい戻り水からなる貯留水が前記蓄熱槽の上側に存在し、かつ、前記第1設定温度の貯留水が前記蓄熱槽の下側に位置する温度成層状態で、それら上側貯留水と下側貯留水との境界を漸次的に下降させる後段水放熱運転とを実施し、
これら前段水放熱運転、及び、後段水放熱運転の夫々において、前記吐出口を前記貯留水の水面近傍で水中に位置させて、この吐出口から前記戻り水を吐出させることで、前記戻り水を前記蓄熱槽の上部に戻す構成にしてある請求項1〜3のいずれか1項に記載の氷蓄熱設備。 - 前記運転制御手段は、前記蓄熱槽の下部から前記冷熱消費装置への供給冷水を取り出しながら前記冷熱消費装置からの戻り水を前記蓄熱槽の上部に戻す前記水放熱運転として、
前記解氷運転による前記氷集積層の消滅後、前記蓄熱槽の上部へ前記戻り水を戻すことに伴い、前記貯留水と前記戻り水との比重差による混合により前記蓄熱槽の下部から上部における前記貯留水の温度を第1設定温度まで上昇させる前段水放熱運転と、
この前段水放熱運転に続いて、前記蓄熱槽の上部へ前記戻り水を戻すことに伴い、前記第1設定温度の水よりも高温で比重が小さい戻り水からなる貯留水が前記蓄熱槽の上側に存在し、かつ、前記第1設定温度の貯留水が前記蓄熱槽の下側に位置する温度成層状態で、それら上側貯留水と下側貯留水との境界を漸次的に下降させる後段水放熱運転とを実施し、
前記前段水放熱運転では、前記吐出口を前記貯留水の上方空間に位置させて、この吐出口から前記戻り水を吐出させることで、前記戻り水を前記蓄熱槽の上部に戻し、
前記後段水放熱運転で、前記吐出口を前記貯留水の水面近傍で水中に位置させて、この吐出口から前記戻り水を吐出させることで、前記戻り水を前記蓄熱槽の上部に戻す構成にしてある請求項1〜3のいずれか1項に記載の氷蓄熱設備。
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