JP5281198B2 - 光入射調整部材からなる太陽光入射構造 - Google Patents

光入射調整部材からなる太陽光入射構造 Download PDF

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Description

本発明は、屋内への採光部における朝方,夕方の採光量を増加させ、昼間の採光量を抑制するものである。
特に、屋内への採光部に対して配設されることにより、仰角が小さい低高度の太陽光を採光部に入射させる光反射機能と、仰角が大きい高高度の太陽光の採光部への直接入射を一部阻止する光遮蔽機能とをあわせ備えた、光入射調整部材からなる太陽光入射構造に関する。
また、屋内への採光部に対して配設された光入射調整部材の光反射作用により低高度の太陽光を当該採光部に入射させるとともに、当該光入射調整部材の光遮蔽機能により高高度の太陽光の当該採光部への直接入射を一部阻止する太陽光入射方法に関する。
なお本明細書では必要に応じて、東西方向を「左右」,「横」と記し、南側を「前」,北側を「後」と記す。
従来、屋内への採光部における朝方,夕方の採光量を増加させ、かつ、昼間の採光量を抑制して、1日の朝方から夕方までの採光量変動を少なくした太陽光採光装置が提案されている(下記特許文献1参照)。
ここでの太陽光採光装置は、光透過損失を生じるプリズム面を上面とし、略全反射性の平滑面を下面とする下凹状(上に凸状態)の湾曲板を二個用いたものである。
そして、この一対の湾曲板は、それぞれの下端部分を共通にした状態で南北方向に設定され、かつ、一方の下面が東に向き、他方の下面が西に向き、全体の横断面が略V字状となるように配設されている(図20など参照)。
すなわち、朝方の太陽光は採光部に対し、その直接入射分に加えて東向きの下凹状平滑面からの反射分も採光部に入射し、また、夕方の太陽光は採光部に対し、その直接入射分に加えて西向きの下凹状平滑面からの反射分も入射する。これにより朝方,夕方の採光量は採光部への直接入射のみの場合に比べて増加する。
また、日中の太陽光はプリズム面(上面)に入りこれの透過分が採光部に入射する。この透過にともなう損失分だけ採光量が抑制される。
特開平10−112208号公報
このように従来の、朝夕および昼間の屋内採光量のできるだけの平均化を図るようにした太陽光採光装置の場合、昼間などの高高度からの太陽光を一部透過させて採光部に入射するための光入射調整部材を用いている。
この光入射調整部材の上面は、光透過損失といった特定の光学的特性を備えたプリズム面となっている。
そのため、光入射調整部材は、その上面が光学的に一意の性状で限定されてしまい、製品化に際しての技術的制約が大きいという問題点があった。
本件出願人は、朝夕の屋内採光量を増加させ、かつ昼間の屋内採光量を抑えるための太陽光入射構造についての検討,シミュレーションを鋭意おこない、本件光入射調整部材の創出にいたったものである。
本発明では、下面が光反射面からなる光入射調整部材の上部を光遮蔽性状のものとする、すなわち光透過性でない任意の性状のものが上部の構成要素に使えるようにして、この上部の性状,材料などの設定,選択の自由度を高めて、光入射調整部材の製造の簡単化,効率化を図ることを目的とする。
また、光透過性でない多くの素材で光入射調整部材の上部を積極的にいわばデザイン化して、太陽光入射構造の外観のスマート化を図れることを目的とする。
また、各種構成の光入射調整部材を提供して、光入射調整部材からなる太陽光入射構造の技術の豊富化を図ることを目的とする。
本発明は、以上の課題を次のようにして解決する。
(1)屋内への採光部(例えば後述の採光部1a)に対して配設されることにより、低高度からの太陽光を当該採光部に入射させる光反射機能と、高高度からの太陽光の当該採光部への直接入射を一部阻止する光遮蔽機能とをあわせ備えた、光入射調整部材(例えば後述の湾曲板2,3,11〜16)からなる太陽光入射構造において、
前記光入射調整部材は、
前記採光部に対して配設された状態で、
少なくとも朝方または夕方の低高度から入射する太陽光を下方に反射させて前記光反射機能を実現する下面部分(例えば後述の光反射面2a,3a,11a〜16a)と、
当該下面部分とは反対側で、少なくとも昼間の高高度から入射する太陽光に対しての前記光遮蔽機能を実現する上部分(例えば後述の光遮蔽面2b,3b,11b〜16b)と、を有し、
複数の前記光入射調整部材が用いられ、その全体として、
前記下面部分が、その下端部分から上端部分の方に向けて、東方向へせり出す態様で形成された第1の下凹状湾曲面(例えば後述の光反射面2a,11a〜13a)および、西方向へせり出す態様で形成された第2の下凹状湾曲面(例えば後述の光反射面3a,14a〜16a)からなり、
東方向,西方向および南方向への開口域を形成する形で配設され、
前記第1の下凹状湾曲面または前記第2の下凹状湾曲面は、
それぞれ複数であって、
当該下凹状湾曲面の上端部分と下端部分とを結ぶ直線と、水平線との間の集光仰角(例えば後述の集光仰角θ)が、前記採光部の東側縁部分に近い前記第1の下凹状湾曲面または前記採光部の西側縁部分に近い前記第2の下凹状湾曲面ほど小さな角度に設定された、
構成態様のものを用いる。
(2)上記(1)において、
前記光入射調整部材の北側に、入射した太陽光を前記採光部に導くための光反射性の起立面部分(例えば後述の北側起立平板4,17)が配設された、
構成態様のものを用いる。
(3)上記(1)または(2)において、
前記採光部の回りに、入射した太陽光を少なくとも前記光入射調整部材の下面部分に反射させるための鍔状面部分(例えば後述の水平鍔部18)が配設された、
構成態様のものを用いる。
本発明は、以上の構成からなる光入射調整部材からなる太陽光入射構造を対象としている。
本発明は以上の課題解決手段により、
(11)光入射調整部材の上部の性状,材料などの設定,選択の自由度を高めて、光入射調整部材の製造の簡単化,効率化を図り、
(12)太陽光入射構造の外観のスマート化を図り、
(13)光入射調整部材からなる太陽光入射構造の技術の豊富化を図る、
ことができる。
光反射性の下凹状面および光遮蔽性の上凸状面を備えた湾曲部材二個と、当該湾曲部材が取り付けられた光反射性の北側平板状部材と、からなる太陽光入射構造(その1)を示す説明図である。 図1の変形例で、湾曲部材六個を用いた太陽光入射構造(その2)を示す説明図である。 光反射性の下面および光遮蔽性の上面を備えた上側開口の半ラッパ状部材一個と、当該半ラッパ状部材が取り付けられた光反射性の北側平板状部材と、からなる太陽光入射構造(その3)を示す説明図である。 図3の変形例で、半ラッパ状部材を片部(矩形,三角形などの多角形)の結合により形成した太陽光入射構造(その4)を示す説明図である。 図4の変形例で、半ラッパ状部材の下端側の逆多角錐体部分を光ダクト採光部の中に配設した太陽光入射構造(その5)を示す説明図である。 図3の変形例で、光反射性の北側平板状部材の上側を南方向に傾斜させて配設した太陽光入射構造(その6)を示す説明図である。(a)は太陽光入射構造の斜視図を示し、(b)は南側からの入射光が北側平板状部材で反射されて光ダクトに入射する状態を示している。 図3の変形例で、光ダクト採光部の東西南側の回りに光反射性の鍔部を略水平状態で配設した太陽光入射構造(その7)を示す説明図である。(a)は太陽光入射構造の斜視図を示し、(b)は朝陽が光反射性の鍔部および半ラッパ状部材の光反射性の下面で反射されて光ダクトに入射する状態を示している。 図7の変形例で、光反射性の北側平板状部材の上側を南方向に傾斜させ、かつ、光反射性の鍔部が、光ダクト採光部に隣接する円弧状水平部分と、その先の外側方向に上っていく態様で形成された半円相当のテーパ部分と、からなる太陽光入射構造(その8)を示す説明図である。 四個の半ラッパ状部材が、その下側三個はそれぞれの下側開口が下方ほど大径の円弧部分となって光反射性の北側平板状部材からより離間する形で、配設された太陽光入射構造(その9)を示す説明図である。(a)は太陽光入射構造の斜視図を示し、(b)は朝陽が半ラッパ状部材の間で反射されながら光ダクトに入射する状態を示している。 図9の変形例で、四個の半ラッパ状部材がその下方ほど外側まで広がる態様で形成された太陽光入射構造(その10)を示す説明図である。(a)は太陽光入射構造の斜視図を示し、(b)は朝陽が半ラッパ状部材の間で反射されて光ダクトに入射する状態を示している。 最上位置の上側開口の半円錐状部材と、その下側に三個配設され、それぞれの下側開口が下方ほど大径の円弧部分となって光反射性の北側平板状部材からより離間する形の半円錐台状部材と、その下側に配設された図8と同様の光反射性の鍔部と、を備えた太陽光入射構造(その11)を示す説明図である。(a)は太陽光入射構造の斜視図を示し、(b)は朝陽が半円錐状部材とその真下の半円錐台状部材との間や、半円錐台状部材同士の間で反射されて光ダクトに入射する状態を示している。
図1および図2を用いて本発明を実施するための形態を説明する。なお、図1および図2の実施形態の参考例として、図3〜図11の太陽光入射構造も併せて説明する。
図1〜図11で用いるアルファベット付き参照番号の構成要素(例えば採光部1a)は原則として当該参照番号の数字部分の構成要素(例えば光ダクト1)の一部である、ことを示している。
図1において、
1は内面で太陽光を反射させながら屋内に取り込むための周知の四角筒状の光ダクト,
1aは太陽光の入力部分である採光部,
2は長方形を略円筒周面状に湾曲させた形状のもので、光ダクトの南上端縁部の中央部分,北上端縁部の中央部分および後述の北側起立平板に固定された東向きの湾曲板(光入射調整部材),
2aは下端部分から上端部分の方に向けて東方向へせり出す態様で形成され、朝方などの低高度からの太陽光を積極的に下方に反射する機能を備えた下凹状の光反射面(下面),
2bは光反射面2aとは反対側に形成され、昼間などの高高度からの太陽光が採光部1aに直接入射することを一部阻止する上凸状の光遮蔽面(上面),
3は湾曲板2と同様の形状からなり、光ダクト1の南上端縁部の中央部分,北上端縁部の中央部分および後述の北側起立平板に、下端辺部が湾曲板2のそれと一体化した態様で固定された西向きの湾曲板(光入射調整部材),
3aは下端部分から上端部分の方に向けて西方向へせり出す態様で形成され、夕方などの低高度からの太陽光を積極的に下方に反射する機能を備えた下凹状の光反射面(下面),
3bは光反射面3aとは反対側に形成され、昼間などの高高度からの太陽光が採光部1aに直接入射することを一部阻止する上凸状の光遮蔽面(上面),
4は光ダクト1の北上端縁部に固定された光反射性で鉛直方向(光ダクトの上下方向と同じ方向)の北側起立平板,
A〜Cは太陽光の入射進路,
をそれぞれ示している。
なお、図1における湾曲板2,3の全体形状は、採光部1aの中心を通る南北方向の鉛直面に対しての対称形状になっている。
図1の太陽光入射構造の場合、東方や西方の低高度からの入射光は例えば進路Aで示すように、湾曲板2,3の光反射面2a,3aで反射してから採光部1aに入っていく。
この低高度からの入射光は、進路A以外にも、採光部1aへの直進ルートや、北側起立平板4で反射して採光部1aへと進む反射ルートからも光ダクト1に取り込まれる。
一方、南方の高高度からの入射光の一部は進路Cで示すように、湾曲板2,3の光遮蔽面2b,3bに導かれて、採光部1aへの進入が阻止される。
勿論、高高度からの入射光のすべてが採光部1aへの進入を阻止されるのではなく、進路Bの入射光は採光部1aへ直進する。また、北側起立平板4で反射して採光部1aへと進む反射ルートによっても光ダクト1に取り込まれる。
このように、低高度からの入射光は光反射面2a,3aでの反射分も採光部1aへ導入し、他方、高高度からの入射光の一部については採光部1aへの導入を阻止し、これにより一日の時間帯による屋内採光量のできるだけの平均化を図っている。
図2において、新たに用いる参照番号は以下の通りであり、図1の光ダクト1を援用する。
図2において、
11〜13は湾曲板2と同様の形状からなり、それぞれの後述の集光仰角θが異なる東向きの湾曲板(光入射調整部材:11はθ72.5度,12はθ65度,13はθ55度),
11a〜13aは光反射面2aと同様の作用を呈する下凹状の光反射面(下面),
11b〜13bは光遮蔽面2bと同様の作用を呈する上凸状の光遮蔽面(上面),
14〜16は湾曲板3と同様の形状からなり、それぞれの後述の集光仰角θが異なる西向きの湾曲板(光入射調整部材:14はθ72.5度,15はθ65度,16はθ55度),
14a〜16aは光反射面3aと同様の作用を呈する下凹状の光反射面(下面),
14b〜16bは光遮蔽面3bと同様の作用を呈する上凸状の光遮蔽面(上面),
17は光ダクト1の北上端縁部に固定された光反射性で南傾斜の北側起立平板,
18は光ダクト1の採光部1aの東,南,西の周りに連続する形で設定された光反射性の水平鍔部,
θは湾曲板11〜13それぞれの上端縁部と下端縁部とを含む平面と、光ダクト1の上端開口平面(採光部1a)とのなす角度、また、湾曲板14〜16それぞれの上端縁部と下端縁部とを含む平面と、光ダクト1の上端開口平面(採光部1a)とのなす角度である集光仰角(鋭角),
をそれぞれ示している。
なお、図2における湾曲板11〜16の全体形状は、採光部1aの中心を通る南北方向の鉛直面に対しての対称形状になっている。
図2の太陽光入射構造が図1のそれと異なる点は、東方向の集光仰角θの異なる東向きの湾曲板11〜13と、西方向の集光仰角θの異なる西向きの湾曲板14〜16とを配設したことである。
これにより、冬場の朝夕の太陽光は、集光仰角θが55度の湾曲板13,16の光反射面13a,16aの側に効率的に取り込まれる。
また、夏場の朝夕の太陽光は、集光仰角θが72.5度の湾曲板11,14の光反射面11a,14aの側に効率的に取り込まれる。
ここですべての湾曲板の集光仰角θを55度に設定すると、夏場の日中の採光性能が低下し、冬場の朝夕の採光性能が向上する。
また、光反射性の水平鍔部18を備えているので、先ず水平鍔部18で反射し、次に北側起立平板17や、湾曲板11〜16の光反射面11a〜16aで再反射した太陽光が採光部1aに入りえる。
図3〜図8において、新たに用いる参照番号は以下の通りであり、図1の光ダクト1,鉛直方向の北側起立平板4および、図2の南傾斜の北側起立平板17および光反射性の水平鍔部18をそれぞれ援用する。
図3〜図8において、
21はラッパの音出口部分の片側に似た形状のもので、北側起立平板4に固定された上側開口の半ラッパ状部材(光入射調整部材:図3参照),
21aは朝方,夕方などの低高度からの太陽光を積極的に下方に反射する機能を備えた光反射面(下面),
21bは昼間などの高高度からの太陽光が採光部1aに直接入射することを一部阻止する光遮蔽面(上面),
22は半ラッパ状部材21と同様の全体形状で、同様の作用を呈し、矩形,三角形の各パーツ(片部)からなる上側開口の半ラッパ状部材(光入射調整部材:図4参照),
23は半ラッパ状部材22の下端側の逆多角錐部分が光ダクト1の北内周面に固定され、それより上側部分が北側起立平板4に固定された態様の、上側開口の半ラッパ状部材(光入射調整部材:図5参照),
24は半ラッパ状部材21と同様の形状で、同様の作用を呈し、北側起立平板17に固定された上側開口の半ラッパ状部材(光入射調整部材:図6参照),
25は半ラッパ状部材21と同様の形状で、同様の作用を呈し、北側起立平板4に固定された上側開口の半ラッパ状部材(光入射調整部材:図7参照),
26は半ラッパ状部材21と同様の形状で、同様の作用を呈し、北側起立平板17に固定された上側開口の半ラッパ状部材(光入射調整部材:図8参照),
27は光ダクト1の採光部1aの東,南,西の周りに連続する形で設定された光反射性の鍔部(図8参照),
27aは光ダクト採光部に隣接する円弧状水平部分,
27bは当該円弧状水平部分の先の外側方向に上っていく態様で形成された半円相当のテーパ部分,
D〜Iは太陽光の入射進路,
をそれぞれ示している。
なお、図3〜図8における半ラッパ状部材21〜26および鍔部27それぞれの形状は、採光部1aの中心を通る南北方向の鉛直面に対しての対称形状になっている。
図3の太陽光入射構造の場合、東方や西方の低高度からの太陽光は、
(21)北側起立平板4および、その後の半ラッパ状部材21の光反射面21aでの連続反射による入射進路D
(22)光反射面21aでの反射による入射進路E
(23)北側起立平板4での反射による入射進路F
(24)直接の入射進路G
などのルートで採光部1aに入っていく。
一方、南方の高高度からの入射光の一部は、半ラッパ状部材21の光遮蔽面21bにより採光部1aへの進入が阻止される。
勿論、高高度からの入射光のすべてが採光部1aへの進入を阻止されるのではない。一部は光遮蔽面21bで阻止されずに採光部1aへ直進する。また、北側起立平板4で反射して採光部1aへと進む反射ルートによっても光ダクト1に取り込まれる。
このように、低高度からの入射光は光反射面21aでの反射分も採光部1aへ導入し、他方、高高度からの入射光の一部については採光部1aへの導入を阻止し、これにより一日の時間帯による屋内採光量のできるだけの平均化を図っている。
図4〜図8の太陽光入射構造における太陽光の採光部1aへの入射ルートは、基本的に図3のそれと同様である。
ただ、図6および図8の太陽光入射構造の場合、南傾斜の北側起立平板17を用いているので、当該北側起立平板や光反射面21aで反射した太陽光が入射進路Hで示すように、鉛直方向の北側起立平板4の使用時よりも光ダクト1の内面に小さな入射角度で入っていく。
これにより、光ダクト1における光出射口までの内部反射回数が北側起立平板4の使用時よりも少なくなり、光ダクト1への入射太陽光の反射ロスを小さくできる。
また、図7および図8の太陽光入射構造の場合、光反射性の水平鍔部18や鍔部27を備えている。
そのため、先ず水平鍔部18や鍔部27で反射し、次に北側起立平板4,17や、半ラッパ状部材25,26の光反射面(下面)で再反射した太陽光が例えば入射進路Iで示すように、採光部1aに入りえる。
図9において、新たに用いる参照番号は以下の通りであり、図1の光ダクト1,鉛直方向の北側起立平板4および図3の半ラッパ状部材21をそれぞれ援用する。
図9において、
31は半ラッパ状部材21の下端側部分を一様の高さで切り取った形のもので、当該半ラッパ状部材の直下側において北側起立平板4に、真上からみたときの自らの上端外縁部分が半ラッパ状部材21のそれと略一致する位置関係により、固定された上側・下側開口の半ラッパ状部材(光入射調整部材),
31aは光反射面21aと同様の作用を呈する光反射面(下面),
31bは上側の光反射面(上面),
31cは当該半ラッパ状部材の下端側と北側起立平板4との間に設定される光入力用の半円状開口部,
32は半ラッパ状部材31の下端側部分を一様の高さで切り取った形のもので、当該半ラッパ状部材の直下側において北側起立平板4に、真上からみたときの自らの上端外縁部分が半ラッパ状部材21,31のそれぞれと略一致する位置関係により、固定された上側・下側開口の半ラッパ状部材(光入射調整部材),
32aは光反射面21aと同様の作用を呈する光反射面(下面),
32bは光反射面31bと同様の作用を呈する光反射面(上面),
32cは当該半ラッパ状部材の下端側と半ラッパ状部材31の下端側との間、すなわち半円状開口部の外側に設定される光入力用の半環状開口部,
33は半ラッパ状部材32の下端側部分を一様の高さで切り取った形のもので、当該半ラッパ状部材の直下側において北側起立平板4に、真上からみたときの自らの上端外縁部分が半ラッパ状部材21,31,32のそれぞれと略一致する位置関係により、固定された上側・下側開口の半ラッパ状部材(光入射調整部材),
33aは光反射面21aと同様の作用を呈する光反射面(下面),
33bは光反射面31bと同様の作用を呈する光反射面(上面),
33cは当該半ラッパ状部材の下端側と半ラッパ状部材32の下端側との間、すなわち半環状開口部32cの外側に設定される光入力用の半環状開口部,
J〜Mは太陽光の入射進路,
をそれぞれ示している。
なお、図9における半ラッパ状部材21,31,32,33それぞれの形状は、採光部1aの中心を通る南北方向の鉛直面に対しての対称形状になっている。
図9の太陽光入射構造の場合、東方や西方の低高度からの太陽光は、
(31)半ラッパ状部材21の光反射面21a(下面)と半ラッパ状部材31の光反射面31b(上面)との間に形成されて、半円状開口部31cにいたる入射進路J
(32)半ラッパ状部材31の光反射面31a(下面)と半ラッパ状部材32の光反射面32b(上面)との間に形成されて、半環状開口部32cにいたる入射進路K
(33)半ラッパ状部材32の光反射面32a(下面)と半ラッパ状部材33の光反射面33b(上面)との間に形成されて、半環状開口部33cにいたる入射進路L
(34)直接の入射進路M
などのルートから採光部1aに入っていく。
一方、南方の高高度からの入射光の一部は、半ラッパ状部材21の光遮蔽面21bにより採光部1aへの進入が阻止される。
勿論、高高度からの入射光のすべてが採光部1aへの進入を阻止されるのではない。一部は光遮蔽面21bで阻止されずに採光部1aへ直進する。
このように、低高度からの入射光は入射進路J,K,Lによる反射分も採光部1aへ導入し、他方、高高度からの入射光の一部については採光部1aへの導入を阻止し、これにより一日の時間帯による屋内採光量のできるだけの平均化を図っている。
図10において、新たに用いる参照番号は以下の通りであり、図1の光ダクト1,鉛直方向の北側起立平板4および、図3の半ラッパ状部材21をそれぞれ援用する。
図10において、
31'は半ラッパ状部材31の変形例であって、真上からみたときの自らの上端外縁部分が半ラッパ状部材21のそれよりも外側となる態様の上側・下側開口の半ラッパ状部材(光入射調整部材),
32'は半ラッパ状部材32の変形例であって、真上からみたときの自らの上端外縁部分が半ラッパ状部材31'のそれよりも外側となる態様の上側・下側開口の半ラッパ状部材(光入射調整部材),
33'は半ラッパ状部材33の変形例であって、真上からみたときの自らの上端外縁部分が半ラッパ状部材32'のそれよりも外側となる態様の上側・下側開口の半ラッパ状部材(光入射調整部材),
N〜Rは太陽光の入射進路,
をそれぞれ示している。
なお、図10における半ラッパ状部材21,31',32',33'それぞれの形状は、採光部1aの中心を通る南北方向の鉛直面に対しての対称形状になっている。
図10の太陽光入射構造の場合、図9のそれに比べ、隣同士の半ラッパ状部材の入射側開口部の法線方向が斜め上となって太陽光のいわば入射有効面積率が大きくなるので、
(41)低高度から入射する太陽光を効率的に採光し、
(42)高高度から入射する太陽光の採光量を増やす、
ことができる。
図11において、新たに用いる参照番号は以下の通りであり、図1の光ダクト1,鉛直方向の北側起立平板4および図8の光反射性の鍔部27をそれぞれ援用する。
図11において、
41は北側起立平板4の上端側に固定された上側開口の半円錐状部材(光入射調整部材),
41aは太陽光を下方に反射する機能を備えた光反射外周面(下面)
41bは太陽光が採光部1aに直接入射することを一部阻止する機能を備えた光遮蔽内周面(上面),
42は半円錐状部材41の直下側において北側起立平板4に、真上からみたときの自らの上端外縁部分が当該半円錐状部材のそれよりも外側となる態様で、固定された上側・下側開口の半円錐台状部材(光入射調整部材),
42aは太陽光を下方に反射する機能を備えた光反射外周面(下面),
42bは太陽光を上方に反射する機能を備えた光反射内周面(上面),
42cは当該半円錐台状部材の下端側と北側起立平板4との間に設定される光入力用の半円状開口部,
43は半円錐台状部材42の直下側において北側起立平板4に、真上からみたときの自らの上端外縁部分が当該半円錐台状部材のそれよりも外側となる態様で、固定された上側・下側開口の半円錐台状部材(光入射調整部材),
43aは太陽光を下方に反射する機能を備えた光反射外周面(下面),
43bは太陽光を上方に反射する機能を備えた光反射内周面(上面),
43cは当該半円錐台状部材の下端側と北側起立平板4との間に、半円状開口部42cよりも大きな半径の態様で設定される光入力用の半円状開口部,
44は半円錐台状部材43の直下側において北側起立平板4に、真上からみたときの自らの上端外縁部分が当該半円錐状部材のそれよりも外側となる態様で、固定された上側・下側開口の半円錐台状部材(光入射調整部材),
44aは太陽光を下方に反射する機能を備えた光反射外周面(下面),
44bは太陽光を上方に反射する機能を備えた光反射内周面(上面),
44cは当該半円錐台状部材の下端側と北側起立平板4との間に、半円状開口部43cよりも大きな半径の態様で設定される光入力用の半円状開口部,
S〜Wは太陽光の入射進路,
をそれぞれ示している。
なお、図11における鍔部27,半円錐状部材41および半円錐台状部材42,43,44それぞれの形状は、採光部1aの中心を通る南北方向の鉛直面に対しての対称形状になっている。
また、半円錐状部材41および半円錐台状部材42,43,44の各周面の水平面に対する径斜は、最上の半円錐状部材41から最下の半円錐台状部材44にいくにしたがい、緩くなっている。
図11の太陽光入射構造の場合、東方や西方の低高度からの太陽光は、
(51)半円錐状部材41の光反射外周面41aで反射される入射進路S
(52)半円錐台状部材42の光反射外周面42aで反射される入射進路T
(53)半円錐台状部材43の光反射外周面43aで反射される入射進路U
(54)鍔部27のテーパ部分27bおよび半円錐台状部材44の光反射外周面44aで連続反射される入射進路V
(55)直接の入射進路W
などのルートから採光部1aに入っていく。
一方、南方の高高度からの入射光の一部は、半円錐状部材41の光遮蔽内周面41bや、半円錐台状部材42,43,44の外端側上面部分などにより採光部1aへの進入が阻止される。
勿論、高高度からの入射光のすべてが採光部1aへの進入を阻止されるのではない。一部は光遮蔽内周面41bなどで阻止されずに採光部1aへ直進する。
このように、低高度からの入射光は入射進路S,T,U,Vによる反射分も採光部1aへ導入し、他方、高高度からの入射光の一部については採光部1aへの導入を阻止し、これにより一日の時間帯による屋内採光量のできるだけの平均化を図っている。
以上の光遮蔽面2b,3b,11b〜13b,14b〜16b,21b,光遮蔽内周面41bおよび半ラッパ状部材22〜26の上面による太陽光遮蔽の程度は、冬場よりも(太陽が高高度となる)夏場の方が大きくなる。これにより年間を通じての採光量変動を少なくしている。
なお、光遮蔽面2b,3b,11b〜13b,14b〜16b,21b,光遮蔽内周面41bおよび半ラッパ状部材22〜26の上面は、光の透過を阻止できる任意の態様、例えば光反射面,光吸収面などを用いる。材質も金属製,プラスチック製,木製などの任意のものでよい。
これらの光遮蔽面,光遮蔽内周面および上面に装飾をほどこして、デザイン性を高めるようにしてもよい。
湾曲板2,3,11〜16,鍔部18,27,半ラッパ状部材21〜26,31〜33,31'〜33',半円錐状部材41および半円錐台状部材42〜44などについて、それぞれの個数,傾き,形状,隣同士の間隔を変えて、採光部への太陽入射光を調整することができる。
湾曲板2,3,11〜16,鍔部18,27,半ラッパ状部材21〜26,31〜33,31'〜33',半円錐状部材41および半円錐台状部材42〜44などを、光ダクト1や北側起立平板4,17に取り付ける際には、ネジ止め,リベット止め,接着などの各種固定手段を適宜用いる。
以上の実施形態で用いる光反射面としては、
・アルミ製ミラー
・ステンレス製ミラー
・銀,アルミニウムの真空金属蒸着フィルム処理を施した樹脂製ミラー
・ガラス鏡面
・梨地状反射面
などがある。
本発明が以上の実施形態に限定されないことは勿論であり例えば、
(61)光ダクトを特に用いていない場合の屋内採光部(天井窓など)に適用する、
(62)湾曲板2,3,11〜16に代えて平板を用いる、
(63)湾曲板2,3,11〜16,半ラッパ状部材21,~24〜26,31〜33,31'〜33',半円錐状部材41および半円錐台状部材42〜44の上方向への曲がり状態を、円弧状の他、楕円状,放物線状やこれらの(円弧状を含む)組み合わせ態様のものにする,
(63)湾曲板2,3の下端片部分同士を離間させる、
(64)湾曲板11,14の下端片部分同士を離間させる、
(65)北側起立平板4,17を光ダクト1から離間させる、
(66)湾曲板2,3,11〜16,鍔部18,27,半ラッパ状部材21〜26,31〜33,31'〜33',半円錐状部材41および半円錐台状部材42〜44などを、光ダクト1や北側起立平板4,17から離間した状態で固定する、
(67)北側起立平板4,17を省略して、湾曲板2,3,11〜16,鍔部18,27,半ラッパ状部材21〜26,31〜33,31'〜33',半円錐状部材41および半円錐台状部材42〜44などを固定するための支柱や枠体を設ける、
ようにしてもよい。
1:光ダクト
1a:採光部
2:東向きの湾曲板
2a:光反射面(下面)
2b:光遮蔽面(上面)
3:西向きの湾曲板
3a:光反射面(下面)
3b:光遮蔽面(上面)
4:北側起立平板
11〜13:東向きの湾曲板
11a〜13a:光反射面(下面)
11b〜13b:光遮蔽面(上面)
14〜16:西向きの湾曲板
14a〜16a:光反射面(下面)
14b〜16b:光遮蔽面(上面)
17:北側起立平板
18:水平鍔部
21:半ラッパ状部材(図3)
21a:光反射面(下面)
21b:光遮蔽面(上面)
22:半ラッパ状部材(図4)
23:半ラッパ状部材(図5)
24:半ラッパ状部材(図6)
25:半ラッパ状部材(図7)
26:半ラッパ状部材(図8)
27:鍔部
27a:円弧状水平部分
27b:テーパ部分
31:半ラッパ状部材(光入射調整部材)
31a:光反射面(下面)
31b:上側の光反射面(上面)
31c:半円状開口部
32:半ラッパ状部材(光入射調整部材)
32a:光反射面(下面)
32b:光反射面(上面)
32c:半環状開口部
33:半ラッパ状部材(光入射調整部材)
33a:光反射面(下面)
33b:光反射面(上面)
33c:半環状開口部
31'〜33':半ラッパ状部材(光入射調整部材)
41:半円錐状部材(光入射調整部材)
41a:光反射外周面(下面)
41b:光遮蔽内周面(上面)
42:半円錐台状部材(光入射調整部材)
42a:光反射外周面(下面)
42b:光反射内周面(上面)
42c:半円状開口部
43:半円錐台状部材(光入射調整部材)
43a:光反射外周面(下面)
43b:光反射内周面(上面)
43c:半円状開口部
44:半円錐台状部材(光入射調整部材)
44a:光反射外周面(下面)
44b:光反射内周面(上面)
44c:半円状開口部
A〜W:太陽光の入射進路
θ:集光仰角

Claims (3)

  1. 屋内への採光部に対して配設されることにより、低高度からの太陽光を当該採光部に入射させる光反射機能と、高高度からの太陽光の当該採光部への直接入射を一部阻止する光遮蔽機能とをあわせ備えた、光入射調整部材からなる太陽光入射構造において、
    前記光入射調整部材は、
    前記採光部に対して配設された状態で、
    少なくとも朝方または夕方の低高度から入射する太陽光を下方に反射させて前記光反射機能を実現する下面部分と、
    当該下面部分とは反対側で、少なくとも昼間の高高度から入射する太陽光に対しての前記光遮蔽機能を実現する上部分と、を有し、
    複数の前記光入射調整部材が用いられ、その全体として、
    前記下面部分が、その下端部分から上端部分の方に向けて、東方向へせり出す態様で形成された第1の下凹状湾曲面および、西方向へせり出す態様で形成された第2の下凹状湾曲面からなり、
    東方向,西方向および南方向への開口域を形成する形で配設され、
    前記第1の下凹状湾曲面または前記第2の下凹状湾曲面は、
    それぞれ複数であって、
    当該下凹状湾曲面の上端部分と下端部分とを結ぶ直線と、水平線との間の集光仰角が、前記採光部の東側縁部分に近い前記第1の下凹状湾曲面または前記採光部の西側縁部分に近い前記第2の下凹状湾曲面ほど小さな角度に設定されている、
    ことを特徴とする光入射調整部材からなる太陽光入射構造。
  2. 前記光入射調整部材の北側に、入射した太陽光を前記採光部に導くための光反射性の起立面部分が配設されている、
    ことを特徴とする請求項1記載の光入射調整部材からなる太陽光入射構造。
  3. 前記採光部の回りに、入射した太陽光を少なくとも前記光入射調整部材の下面部分に反射させるための鍔状面部分が配設されている、
    ことを特徴とする請求項1または2記載の光入射調整部材からなる太陽光入射構造。
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