JP5279688B2 - マンホール蓋 - Google Patents

マンホール蓋 Download PDF

Info

Publication number
JP5279688B2
JP5279688B2 JP2009271629A JP2009271629A JP5279688B2 JP 5279688 B2 JP5279688 B2 JP 5279688B2 JP 2009271629 A JP2009271629 A JP 2009271629A JP 2009271629 A JP2009271629 A JP 2009271629A JP 5279688 B2 JP5279688 B2 JP 5279688B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve body
lid
lid body
manhole cover
vent hole
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2009271629A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011111855A (ja
Inventor
稔 橋詰
大介 益城
晃 岡本
隆文 荒原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aron Kasei Co Ltd
Original Assignee
Aron Kasei Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aron Kasei Co Ltd filed Critical Aron Kasei Co Ltd
Priority to JP2009271629A priority Critical patent/JP5279688B2/ja
Publication of JP2011111855A publication Critical patent/JP2011111855A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5279688B2 publication Critical patent/JP5279688B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Underground Structures, Protecting, Testing And Restoring Foundations (AREA)

Description

本発明は、地中に埋設したますから立ち上がる立上り管を閉鎖するために使用するマンホール蓋に関するものである。
従来、地中に埋設した雨水ます又は排水ますから立ち上がる立上り管を閉鎖するマンホール蓋はよく知られている。また、ジェット空気噴流を用いた下水配管の清掃の際に該蓋が吹き飛ぶことを回避するために、該蓋を排気孔が設けられた蓋体と該排気孔を閉鎖する覆部材とで構成し、清掃時の空気圧力で該覆部材が上昇して該排気孔が開放されるようにしたものは既に提案されている(特許文献1参照。)。また、大雨で増水したときなどに生ずる配管の内圧上昇によりマンホールの開口部からマンホールが吹き飛ぶことを回避するために、水抜き穴を設けた底蓋に、該底蓋の上面を覆う上蓋を上下動可能に取り付けたものも既に提案されている(特許文献2参照。)。
実開平6−20585号公報 特開平9−137461号公報
しかしながら、上記従来構成において、臭気漏れを防止すべく、覆部材と蓋体あるいは底蓋と上蓋との間にパッキンを配設すると、該パッキンは地表面を流れる雨水などに浸りやすくて土砂が付着しやすく、覆部材と蓋体あるいは底蓋と上蓋との間に土砂が噛み、これにより生じた隙間から臭気が漏れ出してしまうおそれがあった。
また、上記従来構成は地表面を流れる雨水が排気孔や水抜き孔を介して配管内に浸入しやすい構造であるため、大雨などの際に雨水が浸入して該配管の処理能力を著しく低下させてしまうおそれがあった。
そこで、本発明は、上記問題を解決することができるマンホール蓋を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、蓋本体と、該蓋本体上に被着されている弁体とからなり、該蓋本体中央部には、該蓋本体周縁よりも高位に設定されている高段部が設けられており、該高段部には上下に貫通する通気孔が一個または複数個設けられており、また該高段部の上面には環状のパッキンが該通気孔を囲繞するように配置され、該弁体は下面から差し出されている作動軸を該蓋本体に設けられている軸穴に上下摺動可能に挿通することによって該蓋本体から離開可能とされており、上下動自在な該弁体が最下位置にある場合に、該蓋本体の高段部と該弁体との間には該パッキンが介装されて該弁体の下面が該通気孔を閉鎖することを特徴とするマンホール蓋である。
また、本発明は、蓋本体と、該蓋本体上に被着されている弁体とからなり、該蓋本体中央部には、該蓋本体周縁よりも高位に設定されている周壁部が環状に設けられており、該周壁部の内側には上下に貫通する通気孔が一個または複数個設けられており、また該周壁部の上面には環状のパッキンが該通気孔を囲繞するように配置され、該弁体は下面から差し出されている作動軸を該蓋本体に設けられている軸穴に上下摺動可能に挿通することによって該蓋本体から離開可能とされており、上下動自在な該弁体が最下位置にある場合に、該蓋本体の周壁部と該弁体との間に該パッキンが介装されて該弁体の下面が該通気孔を閉鎖することを特徴とするマンホール蓋である。
上記構成にあって、通常時において該弁体は最下位置にある。そして、該蓋本体に接続されている配管の内圧が高まると、最下位置にある弁体が該内圧によって該蓋本体に対して上昇し、該弁体と該蓋本体とが離開する。そうすると、通気孔が開放され、該蓋本体の通気孔と、該弁体と該蓋本体との間に形成された空間とを介して、配管内と外界とが連通することとなり、該配管内の圧力が外界へ開放される。
また、通常時に配管内の臭気が外界へ漏れることを防止すべく、該蓋本体と該弁体との間にはパッキンが介装されるが、該蓋本体に高段部又は周壁部を設定し、該高段部又は該周壁部の上部と該弁体の下面との間に該パッキンが介装される構成としたため、該パッキンは地表面に対して高い位置に配置されることとなり、雨天時に該地表面を流れる雨水に該パッキンが浸って土砂などが付着してしまうことがなくなる。かくして、通常時に弁体とパッキンとの間に土砂が噛んでしまうことを回避できるようになり、弁体と蓋本体との間で常に適正な密着が確保されるため、配管内の臭気が漏れ出すことがない。さらに、該高段部又は該周壁部が、地表面の雨水を堰き止めて前記通気孔へ雨水が浸入することを阻止するため、大雨などの際でも配管の処理能力が低下しない。
また、該弁体が最下位置にある場合に、該弁体の下面は、該蓋本体上面に対して、通気孔以外の部分で面接触している構成が望ましい。
かかる構成とすると、通常時において該弁体が該蓋本体に対してより確実に固定されることとなり、マンホール蓋全体として強度が増す。
また、該蓋本体における高段部又は周壁部から周縁までの上面が、該周縁に向かって下降する傾斜面とされている構成が望ましい。
かかる構成とすると、該蓋本体の上面に土砂などを含む雨水が浸入しても、該雨水は該傾斜面に沿って地表面へ向かって流れるため、該上面に土砂が残留してしまうことを防止できる。したがって、該弁体が最下位置にある場合に、該弁体と該蓋本体との間に土砂が噛んで隙間が生じ、そこから臭気が漏れ出てしまう、ということを防ぐことができる。
さらに、離開した該弁体と該蓋本体との間で該弁体の外周縁に沿って形成される排気口の面積が、該蓋本体の通気孔の総開口面積よりも大きくなるように該弁体の作動軸長が設定されている構成が望ましい。
かかる構成とすると、該蓋本体に接続される配管の内圧が高まった際に適正な距離だけ該弁体が該蓋本体から離開するため、該配管内の圧力が円滑に外界へ開放される。
本発明のマンホール蓋は、弁体と蓋本体との間に介装されたパッキンに地表面の土砂が付着しないため、弁体と蓋本体との間において臭気漏れを確実に防止できる効果がある。また、該本発明は、地表面を流れる雨水が通気孔を介して配管内に浸入しないため、大雨などの際でも配管の処理能力が低下しない効果がある。
第一実施例に係るマンホール蓋の一部切欠平面図。 図1のA−A線断面図であり、a)は通常時を示し、b)は圧力開放時を示す。 a)は、離開した弁体と蓋本体との間に形成される排気口の面積Xを示す説明図、b)は蓋本体の通気孔の総開口面積Yを示す説明図。 第二実施例に係るマンホール蓋の断面図であり、a)は通常時を示し、b)は圧力開放時を示す。 第三実施例に係るマンホール蓋の断面図であり、a)は通常時を示し、b)は圧力開放時を示す。 弁体の作動軸の横断面形状を示す断面図。 弁体の作動軸と蓋本体の軸穴を示す平面図。
以下、本発明に係るマンホール蓋の実施例を、添付図面に従って説明する。
<第一実施例>
図1,図2に示すように、第一実施例に係るマンホール蓋1Aは、ほぼ円盤状の蓋本体5Aと、該蓋本体5A上に被着されているほぼ円盤状の弁体2Aとからなる。
図2aに示すようなマンホール蓋1Aの施工完了状態においては、該蓋本体5Aは、地中に埋設された雨水ます又は排水ます(図示省略)から立ち上がる立上り管41の上端に被着された蓋枠40内に収められ、該蓋枠40の上端縁、すなわち蓋本体5Aの周縁が地表面GLと一致する配置とされている。
また、該蓋枠40と該蓋本体5Aとは該蓋枠40内で金属性のチェーン(図示省略)によって連結されていると共に、該蓋枠40と該蓋本体5Aとの間には、該蓋本体5Aの下部外周に周設されたパッキンリング11が介装され、立上り管41内の臭気が外界に漏れ出ることを阻止している。
また、上記蓋本体5Aの中央部には、該蓋本体5Aの周縁(すなわち地表面GL)よりも高位に設定されている高段部6が設けられている。具体的に該高段部6の高さh(図2b参照)は、該蓋本体5A周縁、すなわち地表面GLから10mmの高さとなるように設定されている。さらに、該蓋本体5Aにおける高段部6から周縁までの上面15は、該周縁に向かって下降する傾斜面とされている。
さらに上記高段部6には、上下に貫通する通気孔7が4個設けられている。また、該高段部6の上端であって該通気孔7の外周方向の位置には、環状のパッキン10が配設されている。そして、該パッキン10の上縁を含む水平面により、いわゆる止水面16が構成されている。
また、上記蓋本体5Aの中心には、上下方向に貫通した軸穴8が設けられており、該軸穴8に、弁体2Aの下面中央から差し出されている作動軸3が上下摺動可能に挿通されている。そして、該作動軸3が軸穴8内で上昇すると、該弁体2Aが蓋本体5Aに対して離開する(図2b参照)。なお、該作動軸3の下端部には、該作動軸3の軸径より径大なストッパー部4が設けられており、該作動軸3はストッパー部4が軸穴8の下端縁に当接する位置まで上昇可能とされている。
上記のように弁体2Aは、作動軸3が上下摺動するのに伴い蓋枠本体5Aに対して上下動するが、通常時にあっては該弁体2Aは最下位置α(図2a参照)にあり、該最下位置αでは、該弁体2Aの下面22が通気孔7以外の部分で蓋本体5Aの上面15と面接触している。また、最下位置αにある該弁体2Aの下面22と高段部6の上端との間にはパッキン10が介装され、この状態で該下面22が通気孔7の上端を閉鎖している。このため、該弁体2Aと該蓋本体5Aとの間から立上り管41内の臭気が外界に漏れ出ることがない。
上記構成にあって、該蓋本体5Aに接続されている立上り管41の内圧Pが大雨等に起因して高まると、図2bに示すように、該蓋本体5Aに被着されている弁体2Aがその内圧によって該蓋本体5Aに対して上昇し、該弁体2Aと蓋本体5Aとが離開する。このように該弁体2Aが離開位置βとなると、通気孔7が開放され、該蓋本体5Aの通気孔7と、該弁体2A及び該蓋本体5Aの間の空間と、外界とが各々連通し、かかる連通路を介して該立上り管41内の圧力が外界へ開放される。
また、該マンホール蓋1Aにあっては、該蓋本体5Aに高段部6を設定して該高段部6の上端にパッキン10を配置し、該パッキン10を地表面GLより上記高さhだけ高位に設定したため、地表面GLを流れる土砂などが該パッキン10に付着してしまうことがなく、通常時に弁体2Aとパッキン10との間に土砂などが噛んでしまうことがない。また、該高段部6が地表面GLの雨水を堰き止めて止水面16から通気孔7を介して配管内へ雨水が浸入することを阻止するため、大雨などの際でも配管の処理能力が低下しない。
また、該蓋本体5Aにおける高段部6から周縁までの上面15は、該周縁に向かって下降する傾斜面とされているため、該上面15に土砂などを含む雨水が浸入しても、該雨水は地表面GLへ向かって流れて該上面15には土砂が残留してしまうことがない。かくして、該弁体2Aと該蓋本体5Aとの間の密着性が確実に確保でき、臭気漏れが生じない。
さらに、上記マンホール蓋1Aは、通常時、すなわち弁体2Aが最下位置αにある場合に(図2a参照)、弁体2Aと蓋本体5Aとが通気孔7以外の部分で面接触しているため、該弁体2Aが該蓋本体5Aに対して確実に固定されることとなってマンホール蓋1A全体として充分な強度が確保される。
また、該弁体2Aと該蓋本体5Aとが離開した状態にあって、該弁体2Aと該蓋本体5Aとの間で該弁体2Aの外周縁に沿って帯状に形成される鉛直方向に沿った排気口20の面積X(図3a参照)が、該蓋本体5Aの通気孔7の総開口面積Y(本実施例では4個の通気孔7の各開口面積を合計した面積であり、図3b参照)よりも大きくなるように該弁体2Aの作動軸3の長さが設定される。このため、該蓋本体5Aに接続される立上り管41の内圧が高まっても、適正な距離だけ作動軸3が上昇して弁体2Aと蓋本体5Aとが充分な距離をあけて離開し、該立上り管41内の圧力を円滑に外界へ開放することができる。
なお、該弁体2Aの上面21を周縁に向かって下降する傾斜面としたため、歩行者等が該マンホール蓋1Aに足を引っ掛けて転倒するおそれがない。
<第二実施例>
第二実施例に係るマンホール蓋1Bを、図4に従って説明する。なお、図1,2に示す第一実施例と共通する部分については説明を省略する。
マンホール蓋1Bは、弁体2Bと蓋本体5Bとで構成されている。また、上記蓋本体5Bの中央部には、該蓋本体5Bの周縁(すなわち地表面GL)よりも高位に設定されている周壁部36が環状に設けられている。なお、該蓋本体5Bにおける上面15は、地表面GLと同じ高さの水平面とされている。
さらに上記周壁部36の内側の領域には、通気孔7が設けられている。また、弁体2Bの作動軸3の下端部には、該作動軸径より径大なストッパー部31が設けられている。
そして、図4aに示すように、該弁体2Bの最下位置αでは、該弁体2Bの下面22が通気孔7以外の部分で該蓋本体5Bの上面と面接触し、かつ該周壁部36の上端に配置されたパッキン10が、弁体2Bと蓋本体5Bとの間に介装されて通気孔7が閉鎖されている。
上記構成にあって、立上り管41の内圧Pが高まると、図4bに示すように、弁体2Bが上昇し、該弁体2Bと該蓋本体5Bとが離開する。そうすると、通気孔7が開放され、該蓋本体5Bの通気孔7と、該弁体2B及び該蓋本体5Bの間の空間と、外界とが各々連通し、かかる連通路を介して該立上り管41内の圧力が外界へ開放される。
さらに、該実施例においては、該蓋本体5Bに周壁部36を設定して該周壁部36の上端にパッキン10を配置し、該パッキン10を地表面GLより高位に設定したため、地表面GLを流れる土砂などが該パッキン10に付着してしまうことがなくなり、通常時に該弁体2Bと該パッキン10との間に土砂などが噛んでしまって臭気漏れの原因となることがない。また、該周壁部36が、地表面GLの雨水を堰き止めて止水面16から通気孔7を介して配管内へ雨水が浸入することを阻止するため、大雨などの際でも配管の処理能力が低下しない。
<第三実施例>
第三実施例に係るマンホール蓋1Cを、図5に従って説明する。なお、図1,2に示す第一実施例又は図4に示す第二実施例と共通する部分については説明を省略する。
マンホール蓋1Cは、弁体2Cと蓋本体5Cとで構成されている。また、該弁体2Cの上面は水平面とされ、かつ周縁には、下方に向けて延出された環状突部23が形成されている。そして、図5aに示すように、該弁体2Cの最下位置αでは、該弁体2Cの環状突部23の下端が地表面GLに当接すると共に、該弁体2Cの下面中央が該蓋本体5Cの高段部6の上面と面接触して該通気孔7の上端が閉鎖されている。
上記構成にあって、立上り管41の内圧Pが高まると、図5bに示すように、弁体2Cと該蓋本体5Cとが離開し、通気孔7が開放され、これにより該蓋本体5Cの通気孔7と、該弁体2C及び該蓋本体5Cの間の空間と、外界とが連通する。そして、かかる連通路を介して該立上り管41内の圧力が外界へ開放される。
さらに、該実施例において、高段部6を設定して該高段部6の上端にパッキン10を配置したため、上述のように、通常時に弁体2Cとパッキン10との間に土砂などが噛んでしまうことがない。また、上述のように、該高段部6が雨水を堰き止めるため、大雨などの際でも通気孔7を介して配管内に雨水が浸入せず、配管の処理能力が低下しない。
次に、第一実施例から第三実施例における弁体2A〜2Cの作動軸3の変形例を図6に従って説明する。
該変形例は、弁体2A〜2Cを蓋本体5A〜5Cに対して回転不能とした構成であり、作動軸3A〜3Dの横断面形状を非真円形状とすると共に、該作動軸3A〜3Dが挿通される蓋本体5A〜5Cの軸穴8A〜8Dを、該作動軸3A〜3Dの外形に対応させた形状としている。
具体的に図6aは、横断面形状を十字形状とした作動軸3Aが、該形状に対応した軸穴8Aに挿通された構成を示している。図6bは、横断面形状を両端部円形の略長方形状とした作動軸3Bが、該形状に対応した軸穴8Bに挿通された構成を示している。図6cは、横断面形状を矩形状とした作動軸3Cが、該形状に対応した軸穴8Cに挿通された構成を示している。図6dは、横断面形状を三角形状とした作動軸3Dが、該形状に対応した軸穴8Dに挿通された構成を示している。
上記構成とすることにより、作動軸3A〜3Dが軸穴8A〜8D内で軸線回りに回転しないため、弁体2A〜2Cが蓋本体5A〜5Cに対して回転しない。このため、歩行者等が該弁体2A〜2Cを踏んだ場合にも不意に該弁体2A〜2Cが回転してしまうことがなく、安全である。なお、回転防止のための作動軸3の横断面形状は、非真円形状である限りその他の形状を採用することができる。
また、図7に示すように、第一実施例から第三実施例における弁体2A〜2Cにあって、作動軸3を複数設定して該弁体2A〜2Cが該蓋本体5A〜5Cに対して回転不能となる構成としてもよい。具体的には、高段部6の中央に4つの軸穴8E,8E,8E,8Eを配置し、これら軸穴8E,8E,8E,8Eに対応して4つの作動軸3E,3E,3E,3Eを該弁体2A〜2Cに設ける構成が提案される。
かかる構成とすることにより、該弁体2A〜2Cが該蓋本体5A〜5Cに対して回転不能となるため、歩行者等が該弁体2A〜2Cを踏んだとしても安全である。
本発明は、第一実施例から第三実施例の形態に限定されることはなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で適宜変更することができる。例えば、高段部6又は周壁部36における地表面GLからの高さhは適宜設定できるが、上記のような土砂付着防止又は雨水浸入防止の機能を考慮すれば10mm以上に設定するのが好ましい。また例えば、弁体2A〜2Cや蓋本体5A〜5Cの平面形状は適宜変更できる。また、弁体2A〜2Cの作動軸3,3A〜3Eの長さは設置環境に合わせて適宜設定することができる。さらに、該作動軸3,3A〜3Eに設けられるストッパー部4,31は、該作動軸3,3A〜3Eと一体的に形成されてもよいし、別部品で構成されてもよい。
本発明は、配管の内圧が高まっても適正に圧力を開放でき、また臭気漏れも発生しないマンホール蓋であり、産業上利用可能である。
1A〜1C マンホール蓋
2A〜2C 弁体
3,3A〜3E 作動軸
5A〜5C 蓋本体
6 高段部
7 通気孔
8,8A〜8E 軸穴
10 パッキン
20 排気口
36 周壁部
X 排気口の面積
Y 通気孔の総開口面積

Claims (5)

  1. 蓋本体と、
    該蓋本体上に被着されている弁体とからなり、
    該蓋本体中央部には、該蓋本体周縁よりも高位に設定されている高段部が設けられており、該高段部には上下に貫通する通気孔が一個または複数個設けられており、また該高段部の上面には環状のパッキンが該通気孔を囲繞するように配置され、
    該弁体は下面から差し出されている作動軸を該蓋本体に設けられている軸穴に上下摺動可能に挿通することによって該蓋本体から離開可能とされており、
    上下動自在な該弁体が最下位置にある場合に、
    該蓋本体の高段部と該弁体との間には該パッキンが介装されて該弁体の下面が該通気孔を閉鎖することを特徴とするマンホール蓋。
  2. 蓋本体と、
    該蓋本体上に被着されている弁体とからなり、
    該蓋本体中央部には、該蓋本体周縁よりも高位に設定されている周壁部が環状に設けられており、該周壁部の内側には上下に貫通する通気孔が一個または複数個設けられており、
    また該周壁部の上面には環状のパッキンが該通気孔を囲繞するように配置され、
    該弁体は下面から差し出されている作動軸を該蓋本体に設けられている軸穴に上下摺動可能に挿通することによって該蓋本体から離開可能とされており、
    上下動自在な該弁体が最下位置にある場合に、
    該蓋本体の周壁部と該弁体との間に該パッキンが介装されて該弁体の下面が該通気孔を閉鎖することを特徴とするマンホール蓋。
  3. 該弁体が最下位置にある場合に、該弁体の下面は、該蓋本体上面に対して、通気孔以外の部分で面接触している請求項1又は請求項2記載のマンホール蓋。
  4. 該蓋本体における高段部又は周壁部から周縁までの上面が、該周縁に向かって下降する傾斜面とされている請求項1乃至請求項3のいずれか1項記載のマンホール蓋。
  5. 離開した該弁体と該蓋本体との間で該弁体の外周縁に沿って形成される排気口の面積が、該蓋本体の通気孔の総開口面積よりも大きくなるように該弁体の作動軸長が設定されている請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載のマンホール蓋。
JP2009271629A 2009-11-30 2009-11-30 マンホール蓋 Active JP5279688B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009271629A JP5279688B2 (ja) 2009-11-30 2009-11-30 マンホール蓋

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009271629A JP5279688B2 (ja) 2009-11-30 2009-11-30 マンホール蓋

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011111855A JP2011111855A (ja) 2011-06-09
JP5279688B2 true JP5279688B2 (ja) 2013-09-04

Family

ID=44234400

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009271629A Active JP5279688B2 (ja) 2009-11-30 2009-11-30 マンホール蓋

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5279688B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6780980B2 (ja) * 2016-08-10 2020-11-04 アロン化成株式会社 排水設備用蓋

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0620585U (ja) * 1992-08-20 1994-03-18 シーアイ化成株式会社 下水桝用蓋構造
JP3456834B2 (ja) * 1996-06-07 2003-10-14 前澤化成工業株式会社 排水管路における空気抜き装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011111855A (ja) 2011-06-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5337007B2 (ja) マンホール蓋
JP4727756B1 (ja) 床下浸水防止構造
KR200485881Y1 (ko) 하수구용 악취방지장치
JP6162615B2 (ja) 通気口装置および通気弁構造
JP6083759B2 (ja) 地下空間構造物の開口部蓋構造
JP5279688B2 (ja) マンホール蓋
JP5919106B2 (ja) 地下排水設備用蓋
KR100994795B1 (ko) 하수도 맨홀용 역지변
JPH09137461A (ja) マンホール用蓋
KR100720157B1 (ko) 맨홀의 악취 역류 방지장치
KR20120026031A (ko) 위생 하수관 시스템용 고용량 통기 밸브
KR100895422B1 (ko) 하수구의 이물진입방지 및 악취 배출방지용 맨홀덮개
JP5706659B2 (ja) 排水管路における掃除口用蓋
JP6241876B2 (ja) 地下構造物
JP7252706B2 (ja) 仮設トイレ用配管部材
JP6626692B2 (ja) マンホール及びその設置構造
KR101381773B1 (ko) 오물유입방지 및 역류방지용 일체형 맨홀 커버
KR101028694B1 (ko) 악취차단장치가 설치된 맨홀
JP6764282B2 (ja) 排水設備用蓋
JP6601949B2 (ja) 空気弁
JP6780980B2 (ja) 排水設備用蓋
JP6510857B2 (ja) 雨水排水設備
JP2018025027A (ja) 排水設備用蓋
CN202359642U (zh) 浮环隔气碗自动排水防臭地漏
CN220503964U (zh) 一种窨井的防护装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120614

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130425

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130430

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130521

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 5279688

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250