JP6601949B2 - 空気弁 - Google Patents

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Description

本発明は、水道管の内部に溜まった空気を管外へ排出する空気弁に関する。
従来より、水道管の内部に空気が溜まることによる弊害を防止するために、水道管内部の空気を外部に排出する空気弁がいろいろな場所で広く用いられている。空気弁は、水道管の設置、水道管の調査、及び水道管の工事などの後に水道管の中の多量の空気を排出(排気)する多量排気(急速排気)の機能と、水道水が通常の圧力で水道管を流れている状態で様々な原因で水道管に混入した空気を少量ずつ排出する少量排気の機能と、を有するものが一般的に用いられている。
図12〜図13に示す空気弁101と図14〜図16に示す空気弁101’は、従来の構造を示すものであり、本願発明者が発明者である特許文献1、特許文献2で開示されたものと略同様の構造のものである。
空気弁101は、基本構造として、上方端部に通気口102a、下方端部に通水口102bを有し、通気口102aの下方内部に中空部102c、その下方に導水部102dを有する弁箱102と、大空気孔103aを有して弁箱102の通気口102aに装着される内蓋体103と、大空気孔103aの上方を覆うように設けられる外蓋体104と、弁箱102の中空部102cに配される弁体案内105と、弁体案内105の内方に配されるフロート弁体106と、弁体案内105の内方であってフロート弁体106の上方に配され、上下方向に貫通する小空気孔107aを有し、上端面が内蓋体103の大空気孔103aを塞ぎ得る遊動弁体107と、を備えるものである。フロート弁体106と遊動弁体107とは、水よりも比重が小さいものであり、遊動弁体107は、フロート弁体106よりも軽量である。
この弁箱102は、通常は、空気弁101と水道管の間に、中空部102cへの水の浸入を制御するコックの部分を有する別体の補修弁100が連接されて用いられる。また、弁体案内105には、底部や側部の適宜位置に空気や水の流通が可能な窓孔105aが形成されている。
この空気弁101の動作は、以下の通りである。水道管から補修弁100を介して弁箱102の中空部102cへ水が浸入する前、すなわち多量排気が行われる前は、図12(b)に示すように、遊動弁体107及びフロート弁体106は弁体案内105の底部の上に重なった状態にある。補修弁100のコックが開かれ、水道管から補修弁100を介して弁箱102の中空部102cへ水が浸入してくると、弁箱102の中空部102cの空気は、弁体案内105の窓孔105aを経由しながら水圧に押されて大空気孔103aから急速に排出(多量排気)される。同時に、遊動弁体107及びフロート弁体106は、弁体案内105の内側面にガイドされながら水位の上昇に従って浮き上がる。これにより、遊動弁体107が内蓋体103に密接して大空気孔103aを塞ぐ。
このようにして多量排気が終わった後は、少量排気が行われる。遊動弁体107とフロート弁体106の間には、比較的少量の空気が溜まっており、この空気溜まりAにより、喫水線(空気と水の境界)とともに、図13(a)に示すように、フロート弁体106が押し下げられ、他方、遊動弁体107は押し上げられたままの状態となる。そうすると、空気は小空気孔107aを経て、弁箱102の外方へ放出(少量排気)される。そして、空気溜まりAの空気が少なくなると、図13(b)に示すように、フロート弁体106が上昇して遊動弁体107に密接してその小空気孔107aを塞ぎ、弁箱102の中空部102cは密封状態となる。その後、水道管から補修弁100を介して弁箱102の中空部102cへ空気が水に混じって浸入し空気溜まりAの空気が再度多くなると、再度少量排気が行われる。
ところで、空気弁は屋外の、例えば、道路に設けられたピット内等いろいろな場所に設置されているが、その使用状況や使用環境によっては雨水等が外部から浸入するのを阻止する対策が必要となる。その対策として、空気弁101’は、上記の空気弁101の構造に栓体108を追加した構造となっている。すなわち、空気弁101’は、図14(a)、(b)に示すように、上記の空気弁101の構造と同様の弁箱102、内蓋体103、外蓋体104、弁体案内105、フロート弁体106、遊動弁体107、を備え、かつ、栓体108を備えるものである。
栓体108は、空気弁101’が空気弁101と同様に多量排気の状態(図12(b)参照)から少量排気の状態(図13(a)、(b)参照)になった後、適当なときに、図14(a)、(b)に示すように、内蓋体103と外蓋体104の間に装着して用いられる。栓体108の装着は、外蓋体104を取り外して大空気孔103aを塞ぐように栓体108を載置し、再び外蓋体104を取り付けることにより行う。そのとき、栓体108は、内蓋体103及び外蓋体104の両方に押さえ付けられることによって、それら両方に隙間なく密接し、上下に移動しないように固定される。よって、内蓋体103と栓体108との接触部は、空気が漏れない状態となる。
栓体108は、図15及び図16に示すように、略円柱状の基部180の中に、下方が開口した内空部108aが形成されている。栓体108が内蓋体103と密接したときには、大空気孔103aを塞ぎ、かつ、内空部108aが遊動弁体107の小空気孔107aに連通する。また、基部180の一部分は内空部108aを形成する壁180aであり、内空部108aから壁180aの外面に貫通する第2小空気孔108bが形成されている。従って、栓体108が内蓋体103に密接すると、内空部108aは、第2小空気孔108bと小空気孔107a以外に、空気の通路はない。なお、第2小空気孔108bは、1個又は複数個形成することができる。第2小空気孔108bが1個だけ形成された場合は、少量排気時に第2小空気孔108bから内空部108aの空気を排出するとき、弾性体181を押し広げる圧力が安定し易くなる。
内空部108aを形成する壁180aの外面には、所定の弾性力でもって密接して第2小空気孔108bを塞ぎ得るリング状の弾性体181が設けられている。この弾性体181の直径は、第2小空気孔108bの直径よりも大きいものである。弾性体181は、壁180aの外面によって拡げられて、常にテンションがかかった状態(張った状態)になっており、それにより所定の弾性力でもって密接している。より詳細には、壁180aの外面における第2小空気孔108bの開口部の位置にリング状の凹部が形成されており、それに弾性体181が嵌り込んでいる。
少量排気時、栓体108の内空部108aには、遊動弁体107の小空気孔107aから排出された空気が溜まる。空気溜まりAの空気が多くなると、図14(a)及び図15に示すように、フロート弁体106が押し下げられ、その空気が栓体108の内空部108aに入り、予め設定した圧力(設定圧力)よりも高くなると、第2小空気孔108bの外側に所定の弾性力でもって密接しているリング状の弾性体181を押し広げる。そうすると、弾性体181と壁180aの間に隙間ができて第2小空気孔108bから内空部108aの空気が流出し、弁箱102の外方へ排出される。
そして、空気溜まりAの空気が少なくなると、図14(b)及び図16に示すように、フロート弁体106が上昇して遊動弁体107に密接してその小空気孔107aを塞ぎ、弁箱102の中空部102cは密封状態となる。それとともに、内空部108aの空気の圧力が設定圧力よりも低くなると、弾性体181は第2小空気孔108bを塞ぎ、内空部108aも完全に密封状態となる。
このように、栓体108が装着された空気弁101’は、外部の圧力が弁箱102の中空部102cの圧力よりも低いときは、適正に少量排気の動作をすることができる。他方、雨水等の圧力が高くて外部からそれらが浸入しようとしたときは、面積が広い大空気孔103aは栓体108が塞いでおり、第2小空気孔108bはテンションがかかった状態で弾性体181が密接して塞いでいるので、雨水等の浸入が阻止される。よって、この空気弁101’は、簡便な構造であっても、雨水等の外部からの侵入に対する阻止能力が非常に高く、また、空気弁101’が傾いていても弱まらない。
特開2009−121678号公報 特開2013−36504号公報
しかし、空気弁101’において、内空部108aの設定圧力に対して、よりレスポンス良く排気動作が行われるようにするには、第2小空気孔108bの孔径を大きくすることが考えられる。この場合、雨水等の外部からの侵入に対する阻止能力が低下することのないようにしなければならない。第2小空気孔108bの孔径を大きくした場合、弾性体181による密封性を確保するために弾性体181の線径も大きくすることになり、逆にレスポンスが悪くなることも起こり得る。
本発明は、係る事由に鑑みてなされたものであり、その目的は、設定圧力に対してレスポンスの良い排気動作が可能で、かつ、雨水等の外部からの侵入に対する阻止能力が高い空気弁を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の空気弁は、上方端部に通気口、下方端部に通水口を有し、通気口の下方内部に中空部、その下方に導水部を有する弁箱と、大空気孔を有して前記弁箱の通気口に装着される内蓋体と、前記弁箱の中空部に配される弁体案内と、前記弁体案内の内方に配されるフロート弁体と、前記弁体案内の内方であって前記フロート弁体の上方に配され、上下方向に貫通する小空気孔を有し、上端面が前記内蓋体の大空気孔を塞ぎ得る遊動弁体と、前記大空気孔を塞ぎ得るものであって、前記大空気孔を塞いだ状態で前記小空気孔に連通する内空部及び該内空部を形成する壁を貫通する複数個の第2小空気孔を有し、前記壁の外面に所定の弾性力でもって密接して前記複数個の第2小空気孔を塞ぎ得る閉じたリング状の弾性体が設けられている栓体と、を備える空気弁であって、前記複数個の第2小空気孔は、各々が放射状に形成されており、それらの全てが、流出する空気によって該複数個の第2小空気孔の外側に設けられた前記閉じたリング状の弾性体が一方向に押し広げられるように、密集して設けられていることを特徴とする。
請求項2に記載の空気弁は、請求項1に記載の空気弁において、前記複数個の第2小空気孔の全ての中心は、前記弾性体の中心点のまわり10度〜45度の範囲内に設けられていることを特徴とする空気弁。
請求項3に記載の空気弁は、請求項2に記載の空気弁において、前記複数個の第2小空気孔の全ての中心は、前記弾性体の中心点のまわり25度〜35度の範囲内に設けられていることを特徴とする。
請求項4に記載の空気弁は、請求項1〜3のいずれか1項に記載の空気弁において、前記大空気孔の上方を覆うように設けられる外蓋体と長尺の板材が断面コ字状に屈曲している補強ブリッジ更に備え、該補強ブリッジが前記外蓋体と前記栓体との間に挟まれていることを特徴とする。
本発明に係る空気弁によれば、設定圧力に対してレスポンスの良い排気動作が可能で、かつ、雨水等の外部からの侵入に対する阻止能力が高いものとすることができる。
本発明の実施形態に係る空気弁の(a)正面図、(b)断面図である。 同上の空気弁の少量排気時の二つの状態を示す断面図である。 同上の空気弁の内蓋体の装着操作を説明する平面図である。 同上の空気弁の少量排気時の栓体を装着した後の二つの状態を示す断面図である。 同上の空気弁の少量排気時の栓体を装着した後の一つの状態を示す断面拡大部分図である。 同上の空気弁の少量排気時の栓体を装着した後のもう一つの状態を示す断面拡大部分図である。 同上の空気弁の栓体を拡大して示すものであって、(a)が平面図、(b)が側面図、(c)が底面図である。 同上の空気弁の栓体をA−Aで示す線で切断した断面図であって、(a)が拡大して示すもの、(b)が更に拡大して示すものである。 同上の空気弁において補強ブリッジを用いた例の少量排気時の栓体を装着した後の一つの状態を示す断面拡大部分図である。 同上の空気弁における補強ブリッジを示すものであって、(a)が平面図、(b)が正面図、(c)が断面図である。 同上の空気弁の別の装着方法を用いる栓体で装着した後の一つの状態を示す断面拡大部分図である。 従来の空気弁の(a)正面図、(b)断面図である。 従来の空気弁の少量排気時の二つの状態を示す断面図である。 従来の空気弁の少量排気時の栓体を装着した後の二つの状態を示す断面図である。 従来の空気弁の少量排気時の栓体を装着した後の一つの状態を示す断面拡大部分図である。 従来の空気弁の少量排気時の栓体を装着した後のもう一つの状態を示す断面拡大部分図である。
以下、本発明を実施するための形態を説明する。本発明の実施形態に係る空気弁1は、基本構造として、図1及び図2に示すように、上方端部に通気口2a、下方端部に通水口2bを有し、通気口2aの下方内部に中空部2c、その下方に導水部2dを有する弁箱2と、大空気孔3aを有して弁箱2の通気口2aに装着される内蓋体3と、大空気孔3aの上方を覆うように設けられる外蓋体(カバー)4と、弁箱2の中空部2cに配される弁体案内5と、弁体案内5の内方に配されるフロート弁体6と、弁体案内5の内方であってフロート弁体6の上方に配され、上下方向に貫通する小空気孔7aを有し、上端面が内蓋体3の大空気孔3aを塞ぎ得る遊動弁体7と、を備えるものである。フロート弁体6と遊動弁体7とは、水よりも比重が小さいものであり、遊動弁体7は、フロート弁体6よりも軽量である。
空気弁1のより具体的な構造は、以下の通りである。弁箱2は、その外側面の周方向に2個のレバー21、21を有している。レバー21は、それに触れて操作するところのレバー操作部21aの部分と、内蓋体3の後述する係合溝3bに対し圧接し得る係合部21bの部分と、を有している。また、この弁箱2は、通常は、空気弁1と水道管の間に、中空部2cへの水の浸入を制御するコックの部分を有する別体の補修弁100が連接されて用いられる。
内蓋体3は、中央部に前述した大空気孔3aを有する内蓋本体部3Aと、内蓋本体部3Aの上面の周縁部に設けられた2個の内蓋体操作部3B、3Bと、が一体的に形成されてなる(図3参照)。内蓋本体部3Aの外側面には、前述したレバー21の係合部21bが圧接し得る凹状の係合溝3bが環状に形成されている。内蓋体操作部3Bは、その端部である差し込み部分3Baが薄くなるように段差が形成されており、差し込み部分3Baは内蓋本体部3Aの外側面よりも外方に突出している(図3(a)参照)。
内蓋体3の装着は、内蓋体操作部3B、3Bを把持し、その差し込み部分3Ba、3Baが弁箱2の凹み部2e、2eに位置するようにして、内蓋本体部3Aを弁箱2の通気口2aに嵌め込む(図1など参照)。そして、内蓋体3を回転(図3では時計回りに回転)させ、内蓋体操作部3B、3Bの差し込み部分3Ba、3Baを弁箱2の凹み部2e、2eから周方向に形成した溝に差し込む(図3(b)参照)。それから、レバー21、21を倒して、その係合部21b、21bが係合溝3bを両側から圧接するようにする。
外蓋体4は、頂部を有した円筒状であり、取手付き螺子41によって横方向から、ボルト42によって上側から弁箱2に取り付けられる。
弁体案内5は、有底円筒状であって、空気や水の流通が可能な窓孔5aを有している。窓孔5aは、底部や側部の適宜位置に設けられている。
フロート弁体6は、略円柱状であり、また、その上下方向の長さが横方向の長さ(直径)よりも長い、すなわち長尺である。また、その上端部6aは円錐台状に先細りになっており、その先端である上端面6aaは略平坦である。上端面6aaは、平坦度が高いほどそれだけ弁座71に密接し易くなるが、その一方で弁座71と固着状態となって密接した状態から離れ難くなる場合もあり得るので、若干の曲率を有するようにしてもよい。
遊動弁体7は、大略円板状であり、下面に凹部7bが形成されている。その凹部7bの中央には、フロート弁体6に密接可能なようにわずかに下方に突出して表面が略平坦であり、弾性を有する弁座71を有しており、前述した小空気孔7aが弁座71の中心に上下に貫通して形成されている。凹部7bは、フロート弁体6が弁座71に接触できるように、フロート弁体6の上端部6aが余裕を持って入り込み得る大きさになっている。また、遊動弁体7の外周面から凹部7bに空気が通過できるように横方向に貫通孔7cが形成されている。また、遊動弁体7は、その上端面の中央部に凸部7dが形成されており、この凸部7dは、内蓋体3の大空気孔3aに入り得るように、それより小さくなっている。また、遊動弁体7は、その上端面の周辺部に、内蓋体3に良好に密接できるように0リング72が設けられている。
栓体8は、空気弁1が少量排気の状態のときに、図4〜図6に示すように、内蓋体3と外蓋体4の間に装着して用いられる。つまり、当初に多量排気を行った後に、外蓋体4を取り外して大空気孔3aを塞ぐように栓体8を載置し、再び外蓋体4を取り付けることにより栓体8の装着を行う。そのとき、栓体8は、内蓋体3及び外蓋体4の両方に押さえ付けられることによって、それら両方に隙間なく密接し、上下に移動しないように固定される。よって、内蓋体3と栓体8との接触部は、空気が漏れない状態となる。なお、栓体8が外蓋体4とともに又は外蓋体4を基準に降下したり上昇したりできるように、別途、栓体昇降制御機構(例えば、特開2014−152785号記載のもの)を設け、栓体8が下降したとき大空気孔の3a上方を塞ぐようにして栓体8を装着することも可能である。
栓体8は、図7に示すように、略円柱状の基部80の中に、下方が開口した内空部8aが形成されている。栓体8が内蓋体3と密接したときには、大空気孔3aを塞ぎ、かつ、内空部8aが遊動弁体7の小空気孔7aに連通する。また、基部80の一部分は内空部8aを形成する壁80aであり、内空部8aから壁80aの外面に貫通する複数個(例えば、4個)の第2小空気孔8b(図8参照。)が形成されている。従って、栓体8が内蓋体3に密接すると、内空部8aは、複数個の第2小空気孔8bと小空気孔7a以外に、空気の通路はない。なお、内空部8aは、上下に貫通するものであってもよいが、その場合は、栓体8と外蓋体4との間は空気が漏れない状態にする必要がある。
内空部8aを形成する壁80aの外面には、所定の弾性力でもって密接して複数個の第2小空気孔8bを塞ぎ得るリング状の弾性体81が設けられている。この弾性体81の直径は、第2小空気孔8bの直径よりも大きいものである。弾性体81は、壁80aの外面によって拡げられて、常にテンションがかかった状態(張った状態)になっており、それにより所定の弾性力でもって密接している。より詳細には、壁80aの外面における複数個の第2小空気孔8bの開口部の位置にリング状の凹部が形成されており、それに弾性体81が嵌り込むようにしている。弾性体81としては、図7等に示すようなOリングが好ましいが、断面形状が薄い方形状の帯状のリング体、或は、断面形状が角状のリング体を用いることも可能である。また、栓体8及びリング状の弾性体81の平面視形状は、通常は円形であるが、この形状に限られることなく、楕円形状或は多角形状などであっても良い。
なお、栓体8は、内蓋体3と外蓋体4の間に装着され易いように、適度に柔軟性を有するABS樹脂などの合成樹脂製のものが好適に用いられ、また、内蓋体3との間が良好に空気が漏れない状態になるように、図7等に示すように、ゴム製等のパッキン(Oリング)82が用いられるのが好ましい。
複数個の第2小空気孔8bの詳細については、後述する。
この空気弁1の動作は、以下の通りである。水道管から補修弁100を介して弁箱2の中空部2cへ水が浸入する前、すなわち多量排気が行われる前は、図1(b)に示すように、遊動弁体7及びフロート弁体6は弁体案内5の底部の上に重なった状態である。栓体8は、別のところに保管されている。補修弁100のコックが開かれ、水道管から補修弁100を介して弁箱2の中空部2cへ水が浸入すると、弁箱2の中空部2cの空気は、弁体案内5の側部等の窓孔5aを経由しながら水圧に押されて大空気孔3aから急速に排気(多量排気)される。同時に、遊動弁体7及びフロート弁体6は水位の上昇に従って浮き上がる。これにより、遊動弁体7が内蓋体3に密接して大空気孔3aを塞ぐ(図2(a)等参照)。
このようにして多量排気が終わった後は、少量排気が行われる。遊動弁体7とフロート弁体6の間には、比較的少量の空気が溜まっており、この空気溜まりAにより、喫水線とともに、図2(a)に示すように、フロート弁体6が押し下げられ、他方、遊動弁体7は押し上げられたままの状態となる。そうすると、空気は小空気孔7aを経て、弁箱2の外方へ放出(少量排気)される。そして、空気溜まりAの空気が少なくなると、図2(b)に示すように、フロート弁体6が上昇して遊動弁体7に密接してその小空気孔7aを塞ぎ、弁箱2の中空部2cは密封状態となる。その後、水道管から補修弁100を介して弁箱2の中空部2cへ空気が水に混じって浸入し空気溜まりAの空気が再度多くなると、再度少量排気が行われる。
この少量排気時になった後は、適当なときに、栓体8を内蓋体3と外蓋体4の間に装着する。具体的には、補修弁100のコックを閉じ、取手付き螺子41とボルト42を弁箱2から外して外蓋体4を取り外し、それから、大空気孔3aを塞ぐように栓体8を載置し、再び外蓋体4を取り付けて補修弁100のコックを開くようにする。栓体8を装着した後の少量排気の動作は以下の通りである。水道管から補修弁100を介して弁箱2の中空部2cへ空気が水に混じって浸入し空気溜まりAの空気が多くなると、図4(a)及び図5に示すように、フロート弁体6が押し下げられ、他方、遊動弁体7は押し上げられたままとなる。そうすると、空気は小空気孔7aから栓体8の内空部8aに入る。
栓体8の内空部8aには、遊動弁体7の小空気孔7aから排出された空気が溜まり、予め設定した圧力(設定圧力)よりも高くなると、第2小空気孔8bの外側に所定の弾性力でもって密接しているリング状の弾性体81を押し広げる。そうすると、弾性体81と壁80aの間に隙間ができて第2小空気孔8bから内空部8aの空気が流出し、弁箱2の外方へ排出される。なお、内空部8aの設定圧力は、弁箱2の中空部2cの圧力を考慮して決められる。
そして、空気溜まりAの空気が少なくなると、図4(b)及び図6に示すように、フロート弁体6が上昇して遊動弁体7に密接してその小空気孔7aを塞ぎ、弁箱2の中空部2cは密封状態となる。それとともに、内空部8aの空気の圧力が設定圧力よりも低くなると、弾性体81は第2小空気孔8bを塞ぎ、内空部8aも完全に密封状態となる。その後、水道管から補修弁100を介して弁箱2の中空部2cへ空気が水に混じって浸入し空気溜まりAの空気が再度多くなると、再度少量排気が行われる。
このように、栓体8が装着された空気弁1は、外部の圧力が弁箱2の中空部2cの圧力よりも低いときは、適正に少量排気の動作をすることができる。
他方、雨水等の圧力が高くて外部からそれらが浸入しようとしたときは、面積が広い大空気孔3aは栓体8が塞いでおり、第2小空気孔8bはテンションがかかった状態で弾性体81が密接して塞いでいるので、雨水等の浸入が阻止される。よって、この空気弁1の阻止能力は、非常に高く、また、空気弁1が傾いていても弱まらない。
このように、空気弁1は、簡便な構造で雨水等の外部からの浸入に対する阻止能力を増大させた構造となっている。
複数個の第2小空気孔8bの全ては、図8に示すように、流出する空気によって弾性体81が一方向に押し広げられるように、密集して設けられている。それにより、弾性体81は、第2小空気孔8bの各々から流出する空気で、内空部8aの圧力に応じて一方向に確実に押し広げられ、その一方向以外の部分は栓体8の壁80aの外面、より詳細にはリング状の凹部に確実に密接するようになる。その結果、空気弁1は、設定圧力に対して安定してレスポンスの良い排気動作が可能となり、かつ、排気動作以外では弾性体81による密封性が高く、雨水等の外部からの侵入に対する阻止能力が高いものとすることができる。それに対して、仮に複数個の第2小空気孔8bが分散して設けられている場合には、弾性体81は、第2小空気孔8bの各々から流出する空気で独立に押し広げられ多方向に押し広げられ、栓体8の壁80aの外面、より詳細にはリング状の凹部から離れ易い。その場合、内空部8aの圧力によっては、弾性体81が位置ずれを起こしたり、リング状の凹部から外れたりし易くなる。
複数個の第2小空気孔8bの各々は、放射状に形成されている。これは、複数個の第2小空気孔8bの各々から流出する空気をできるだけ垂直に弾性体81に当ててそれを押し広げられ易くするためである。
第2小空気孔8bの全ては、上述の通り密集しており、それらの中心Pは限られた範囲(角度)θ内に設けられている。第2小空気孔8bの全ての中心Pは、好ましくは、弾性体81の中心点Cのまわり10度〜45度の範囲θ内、より好ましくは25度〜35度の範囲θ内、に設けるのが良い。第2小空気孔8bの全ての中心Pが設けられる範囲θが10度未満では、密封性を損なうことなく設定圧力に対してレスポンスの良い孔径及び数の第2小空気孔8bを形成することが容易ではなくなる。第2小空気孔8bの全ての中心Pが設けられる範囲θが45度よりも大きくなると、弾性体81の位置ずれが起こる可能性が増してくる。
第2小空気孔8bの個数は、好ましくは、2〜6個、より好ましくは3〜5個、とするのが良い。第2小空気孔8bの個数を1個にすると、設定圧力に対してレスポンスを良くするために第2小空気孔8bの孔径を大きくする必要性が高くなり、上述の通り、密封性などの点で好ましくなくなる。また、第2小空気孔8bの個数を7個以上にすると、上述した第2小空気孔8bの全ての中心Pが設けられる好ましい範囲をできるだけ超えないように第2小空気孔8bの孔径を小さくする必要性が高くなり、孔径の余り小さいものを多数個設けることは、作業性(製造やメンテナンスなどの容易さ)の点で好ましくなくなる。
栓体8は、大きさや形状等を変形して、空気弁1以外にもさまざまな空気弁に適用できる。その適用の具体例の説明は省略するが、上記の特許文献2の図8〜図12とそれに対応する明細書の部分で説明した空気弁などに適用できる。
また、栓体8は、内空部8aの圧力が高めになっても上方にずれないように、外蓋体4によって下方にしっかりと押さえ付けられている。そのため、外蓋体4の頂部においては、栓体8が位置する部分に強い上向きの圧力がかかる。この圧力によって外蓋体4が変形しないように、外蓋体4の頂部の肉厚を厚くするか、外蓋体4にリブ等を形成して補強するか、或いは、図9に示すように補強ブリッジ9が外蓋体4と栓体8の間に挟まれるようにするのが好ましい。補強ブリッジ9は、既存の空気弁に栓体8を付設して空気弁1として使用する場合などに好適である。詳細には、補強ブリッジ9は、図10(a)〜(c)に示すように、長尺の板材が、両方のフランジ部9a、9aを有するように、断面コ字状に屈曲しているものである。両方のフランジ部9a、9aにより、栓体8からの圧力が吸収される。なお、補強ブリッジ9は、位置ずれ防止のために、外蓋体4に両面テープ等により位置固定するのが好ましい。
以上、本発明の実施形態に係る空気弁について説明したが、本発明は、上述の実施形態に記載したものに限られることなく、特許請求の範囲に記載した事項の範囲内でのさまざまな設計変更が可能である。例えば、栓体をその両者間に装着する内蓋体と外蓋体は、様々なものが可能である。また、栓体は、内蓋体と外蓋体との間に装着し上下に移動しないように固定することで、簡便な構造で迅速かつ確実に大空気孔を塞ぐことができるが、場合によっては、外蓋体を用いずに、固定具(例えば、螺子、ボルト、ナットなど)によって栓体を内蓋体に装着することも可能である。例えば、図11に示すように、内蓋体3に雌ねじ、栓体8に貫通孔を形成しておいて、螺子83で栓体8を内蓋体3に固定することもできる。このようにすると、使用状況や使用環境によっては外蓋体を外したまま、或いは、外蓋体が元々存在しないような特別形状のものにも、適用可能である。
1 空気弁
2 弁箱
2a 弁箱の通気口
2b 弁箱の通水口
2c 弁箱の中空部
2d 弁箱の導水部
3 内蓋体
3a 大空気孔
4 外蓋体
5 弁体案内
6 フロート弁体
7 遊動弁体
7a 遊動弁体の小空気孔
8 栓体
8a 内空部
8b 第2小空気孔
80a 内空部を形成する壁
81 弾性体
9 補強ブリッジ
P 第2小空気孔の中心

Claims (4)

  1. 上方端部に通気口、下方端部に通水口を有し、通気口の下方内部に中空部、その下方に導水部を有する弁箱と、大空気孔を有して前記弁箱の通気口に装着される内蓋体と、前記弁箱の中空部に配される弁体案内と、前記弁体案内の内方に配されるフロート弁体と、前記弁体案内の内方であって前記フロート弁体の上方に配され、上下方向に貫通する小空気孔を有し、上端面が前記内蓋体の大空気孔を塞ぎ得る遊動弁体と、前記大空気孔を塞ぎ得るものであって、前記大空気孔を塞いだ状態で前記小空気孔に連通する内空部及び該内空部を形成する壁を貫通する複数個の第2小空気孔を有し、前記壁の外面に所定の弾性力でもって密接して前記複数個の第2小空気孔を塞ぎ得る閉じたリング状の弾性体が設けられている栓体と、を備える空気弁であって、
    前記複数個の第2小空気孔は、各々が放射状に形成されており、それらの全てが、流出する空気によって該複数個の第2小空気孔の外側に設けられた前記閉じたリング状の弾性体が一方向に押し広げられるように、密集して設けられていることを特徴とする空気弁。
  2. 請求項1に記載の空気弁において、
    前記複数個の第2小空気孔の全ての中心は、前記弾性体の中心点のまわり10度〜45度の範囲内に設けられていることを特徴とする空気弁。
  3. 請求項2に記載の空気弁において、
    前記複数個の第2小空気孔の全ての中心は、前記弾性体の中心点のまわり25度〜35度の範囲内に設けられていることを特徴とする空気弁。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の空気弁において、
    前記大空気孔の上方を覆うように設けられる外蓋体と長尺の板材が断面コ字状に屈曲している補強ブリッジ更に備え、該補強ブリッジが前記外蓋体と前記栓体との間に挟まれていることを特徴とする空気弁。
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