JP5279546B2 - ドアラッチ構造 - Google Patents

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本発明は、エンジン駆動溶接機の点検ドアのような開き戸式ドアの開扉を防止するためのドアラッチ構造に関するものである。
図4は、エンジン駆動溶接機を示す図である。内部には、溶接電流を供給するための発電機と、それを駆動するためのエンジンが格納されており、必要に応じてそれらの点検・整備を行うため、ドア1,1が設けられている。ドア1,1は、一端を蝶番により回動自在に固定され、他端側が開き戸式に開閉できるようになっている。
ドア1,1の開閉は、ハンドル3を操作して行うが、ハンドル3は、図5に示すように、ハンドル回転軸4によりハンドルケース11に回動可能に取り付けられている。そして、ハンドル3の回動操作により、ドアラッチ構造が動作して、ドア1を閉じた状態に保持したり、閉じた状態を解放したりできるようになっている。
図6は、従来のドアラッチ構造を説明するための図である。ハンドル3の下面にフック7が一体的に固定されている。また、ハンドル回転軸4に、鉤状のラッチ12が回動自在に取り付けられており、そのラッチ12は、ハンドル回転軸4に装着されたコイルバネ(図示せず)により、図中時計方向に付勢されているが、図6(A)に示すように、ラッチ12の側面に設けられた突起6がフック7の先端に係止することにより、時計方向への力を受けた状態で保持されている。
フック7の突起6側当接面は、ハンドル回転軸4を中心とした円弧に沿うように形成されており、図6(B)に示すように、ラッチ12を、バネ力に抗して矢印Xで示す方向に押圧すると、突起6がフック7の円弧面に沿って移動し、ラッチ12は、反時計方向に回動する。また、図6(C)に示すように、ハンドル3を持ち上げて矢印Yの方向に回動させると、突起6がフック7の先端部に係止しているため、ハンドル3の回動に従ってラッチ12も反時計方向に回動する。
次に、図7を参照しながら、従来のドアラッチ構造の動作を説明する。図7において、符号は図4〜6に対応しており、2は、エンジン駆動溶接機の外周を被うボンネット、8は、ラッチ12と係合するストライカ、9は、防音性向上や雨水吸い込み防止のためのシールゴムである。
ドア1を閉じようとして、ドア1をボンネット2側に移動させると、図7(A)に示すように、まず、ラッチ12の先端部がストライカ8に当たる。そのまま、ドア1をボンネット2の方向に押さえつけていくと、図7(B)に示すように、ラッチ12の傾斜している当接面がストライカ8により押されて、ラッチ12が反時計方向に回動していく。そして、さらにドア1が押されると、図7(C)に示すように、シールゴム9がドア1の端部で押しつぶされ、ストライカ8がラッチ12の爪部先端を通り越すと、図7(D)に示すように、ラッチ12がバネの力により時計方向に戻って、ラッチ12の爪部がストライカ8の下側にくい込む。その結果、ドア1が閉じたまま保持される。
また、閉じたドア1を開ける場合は、ハンドル3の先端部を引き上げると、フック7により突起6が引かれてラッチ12も反時計方向に回動するため、ストライカ8との係合が解ける。その結果、ドア1が開けられる。
一方、ドアラッチ機構として、例えば、特許文献1,2に示されるように、ドアが半ドア状態にならないようにする機構や、不十分な状態でロックを終了させないようにした機構も提案されている。
特開平9−303025号公報 特開2008−2208号公報
ところで、図6,7に示したようなドアラッチ構造では、図7(C)の状態でも、ラッチ12の爪部先端とストライカ8とが強く押しつけられて、両者間の摩擦により、その状態でもドア1が閉じた状態に保持されることがある。そして、ラッチ12とシールゴム9の反発力があるため、ドア1を強く押さないとラッチ12の爪部先端とストライカ8とが完全に係合されないが、ドア1を閉める力が弱いと、ラッチ12の爪部先端とストライカ8とが図7(C)の状態になったとき、ドア1が閉じられたものと勘違いし、半ドアの状態のまま放置される可能性がある。
従来のドアラッチ構造には、そのようにして、ドア1が半ドアの状態のまま放置されたとき、そのドア1を備えたエンジン駆動溶接機等を運搬したり運転したりする際に、振動でドア1が開いてしまい、事故につながるおそれがあるという問題点があった。また、図7(C)の状態になったとき、従来のドアラッチ構造では、ドア1の端部が、ボンネット2の面からわずかしか突き出さないので、半ドア状態であることを目視で確認することが難しいという問題点もあった。
また、特許文献1,2に示されるような機構では、半ドア状態になることや、不十分な状態でロックを終了するようなことを防止できるが、部品点数が多く、構造も複雑で、コストアップが避けられないという問題点があった。
本発明は、そのような問題点に鑑み、極めて簡単な構造でありながら、弱い力でドア1を閉めて半ドア状態になっても、ラッチ板がストライカに確実に係合され、仮にその状態で運搬したり運転したりしても、開扉を確実に防止でき、しかも、半ドア状態であることを目視により容易に確認できるようにすることを目的とするものである。
前記課題を解決するため、本願の請求項1にかかる発明は、ドア側に設けたラッチ板が、ボンネット側に設けたストライカに弾性的に当接し、ラッチ板の辺部に形成した係合段部が、ストライカに係合することにより、ドアの閉止状態を保持するようにしたドアラッチ機構であって、前記ラッチ板は、前記ストライカに対向する辺に沿って係合段部を2段設け、ドアを閉める際に、先ず1段目の係合段部にストライカが係合してドアが開かないように保持し、さらにドアを押圧すると2段目の係合段部にストライカが係合して、ドアを最終的な閉じ位置に保持するようにし、かつ、ボンネット側のドア受け部分に設けられたシールゴムにドアが当接する前に、1段目の係合段部にストライカが係合するようにしたことを特徴とする。
本発明のドアラッチ構造は、次のような効果を奏する。
すなわち、ラッチ板の、ストライカに対向する辺に沿って係合段部を2段設け、ドアを閉める際に、先ず1段目の係合段部にストライカが係合してドアが開かないように保持し、さらにドアを押圧すると2段目の係合段部にストライカが係合して、ドアを最終的な閉じ位置に保持するようにした。その結果、極めて簡単な構造でありながら、ドアが半ドア状態になっても、ラッチ板がストライカに確実に係合され、仮にその状態で運搬したり運転したりしても、開扉を確実に防止でき、しかも、その際に、ドアの端部が、ボンネットの面から大きく突出するので、半ドア状態であることを目視により容易に確認できる。また、1段目の係合段部に係合する前に、1段目の係合段部先端とストライカとが互いに強く押しつけられた状態でドアが保持されることが仮にあっても、1段目の係合段部にストライカが係合した場合より、ドアの端部が、ボンネットの面からさらに大きく突出するので、ドアが完全に閉まっていないことを作業者に認知させ、ドアを完全に閉めるように促
すことができる。また、2段目の係合段部に完全に係合する前に、2段目の係合段部先端とストライカとが互いに強く押しつけられた状態のまま保持されることが仮にあっても、その状態から振動等によりドアが開こうとした場合、1段目の係合段部にストライカが係合するので、意図しない開扉を防止することができる。さらに、ボンネット側に設けたシールゴムにドアが当接する前に、1段目の係合段部にストライカが係合するようにしたので、シールゴムによる反発を受けることなく1段目の係合段部にストライカを係合させることができる。
本発明の実施例に係るドアラッチ構造の動作を説明するための図である。 本発明の実施例に係るラッチ板を示す図である。 本発明のドアラッチ構造を適用したドアの一例を示す図である。 エンジン駆動溶接機を示す図である。 エンジン駆動溶接機の点検ドアのハンドル部分を示す図である。 従来のドアラッチ構造を説明するための図である。 従来のドアラッチ構造の動作を説明するための図である。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明の実施例に係るドアラッチ構造の動作を説明するための図であり、図2は、ラッチ板を示す図である。符号は図7のものに対応しており、5はラッチ板、10はハンドル回転軸に通す軸穴である。本発明におけるラッチ板5は、図2に正面図と側面図で示すように、ストライカ8に対向する辺に沿って係合段部5a,5bを2段設けている。
ドア1を閉める際に、先ず1段目の係合段部5aにストライカ8が係合してドア1が開かないように保持し、さらにドア1を押圧すると2段目の係合段部5bにストライカ8が係合して、ドアを最終的な閉じ位置に保持するようにした。
ドア1を閉める際、ドア1の開放端をボンネット2側に押していくと、図1(A)に示すように、まず、ラッチ板5の先端部がストライカ8に当たる。そのまま、ドア1をボンネット2の方向に押さえつけていくと、図1(B)に示すように、ラッチ板5の傾斜している当接面がストライカ8により押されて、ラッチ板5が反時計方向に回動していく。
そして、さらにドア1が押されると、図1(C)に示すように、ラッチ板5の1段目の係合段部5aにストライカ8が係合する。このとき、ドア1は完全には閉じておらず、半ドアの状態ではあるが、ラッチ板5の1段目の係合段部5aにストライカ8が係合しているため、ドア1に振動が加わっても開くことはない。また、ラッチ板5の1段目の係合段部5aは、ドア1の先端がシールゴム9に当接する前にストライカ8に係合するような位置に設けており、そのため、特に力強くドア1を押さなくても、簡単に係合される。しかも、図1(C)の状態のとき、ドア1の端部が、ボンネット2の面から大きく突出するようにしているため、半ドア状態になっていることが確認し易くなる。
また、ドア1を強く押すことなく1段目の係合段部5aにストライカ8が簡単に係合されるため起こりにくいことではあるが、仮に、1段目の係合段部5aにストライカ8が係合する前に、1段目の係合段部5aの先端とストライカ8とが互いに強く押しつけられたまま半ドア状態になることがあったとしも、その時は、1段目の係合段部5aにストライカ8が係合した場合より、ドア1の端部が、ボンネット2の面からさらに大きく突出するので、ドア1が完全に閉まっていないことを作業者に容易に認知させ、ドアを完全に閉めるように促すことができる。
そして、図1(C)の状態からドア1をさらに押し込むと、ストライカ8がラッチ板5の爪部先端を通り越して、図1(D)に示すように、シールゴム9がドア1の端部で押しつぶされ、ラッチ板5の2段目の係合段部5bにストライカ8が係合する。その結果、ドア1が完全に閉じたまま保持される。
なお、2段目の係合段部5bに完全に係合する前に、2段目の係合段部5bの先端とストライカ8とが互いに強く押しつけられて、半ドア状態のまま保持されることが仮にあっても、その状態から振動等によりドアが開こうとした場合、ストライカ8が1段目の係合段部5aに係合するので、意図しない開扉を防止することができる。
さらに、図3に示すように、ドアの端面に、ドア1やボンネット2の色とは異なる、赤や黄色、あるいは蛍光色のような目立つ色のテープを貼ったり、塗装を施したりして、マークMを設ければ、図1(C)の状態のような半ドア状態のとき、テープや塗装の色が目に入って、半ドア状態にあることが一目で確認でき、作業者にドア1を完全に閉めるように、注意を喚起することができる。マークMの位置は、例えば、ドア1の高さが人間の目線より低い小型機ではドア1の上部端面、人間の目線より高い中大型機ではドア1の中央から下部端面に設ければよい。
なお、上記実施例では、エンジン駆動溶接機の点検ドアに適用する場合で説明したが、本発明のドアラッチ構造は、それ以外のドアにも適用できるものである。
1…ドア
2…ボンネット
3…ハンドル
4…ハンドル回転軸
5…ラッチ板
6…突起
7…フック
8…ストライカ
9…シールゴム
10…軸穴
11…ハンドルケース
12…ラッチ

Claims (1)

  1. ドア側に設けたラッチ板が、ボンネット側に設けたストライカに弾性的に当接し、ラッチ板の辺部に形成した係合段部が、ストライカに係合することにより、ドアの閉止状態を保持するようにしたドアラッチ機構であって、
    前記ラッチ板は、前記ストライカに対向する辺に沿って係合段部を2段設け、ドアを閉める際に、先ず1段目の係合段部にストライカが係合してドアが開かないように保持し、さらにドアを押圧すると2段目の係合段部にストライカが係合して、ドアを最終的な閉じ位置に保持するようにし、かつ、ボンネット側のドア受け部分に設けられたシールゴムにドアが当接する前に、1段目の係合段部にストライカが係合するようにしたことを特徴とするドアラッチ構造。
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