JP5279200B2 - 集積回路及びこの集積回路を備えた放電灯点灯装置 - Google Patents

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本発明は、放電灯蛍光ランプの点灯制御を行う放電灯点灯装置並びにこの放電灯点灯装置を制御する集積回路に関するものである。
従来の集積回路を備えた放電灯点灯装置を図5に示す。この従来例は、直流電源1から所定の直流電圧を出力する直流電源回路2と、直流電源回路2の出力端に2つのスイッチング素子Q1,Q2を直列に接続し、これら2つのスイッチング素子Q1,Q2が交互にオン・オフすることによって、直流電源回路2が出力する直流電圧を高周波電圧に変換するインバータ回路3と、放電灯を備え、インバータ回路3から高周波電圧を供給されて前記放電灯が点灯する負荷回路4と、を備えてある。
従来の放電灯点灯装置は、直流電源回路2の出力を高周波電圧に変換するインバータ回路3を制御する集積回路5を備えてある。さらに、従来の放電灯点灯装置は、ワイヤレスリモコンの信号などの処理をするマイクロコンピュータ6を搭載し、外部から集積回路5に信号を出力して、放電灯点灯装置を操作し、集積回路5に備えた制御回路20を介してドライバーコントローラ回路を操作し、放電灯点灯装置が起動又は停止するように構成してある(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−203795号公報
ワイヤレスリモコンよって、インバーター回路の停止中は集積回路5も一時停止しているが、起動の信号受信待機をする為マイクロコンピュータ6は放電灯が消灯中の待機時においても動作させる必要があり、図5に示すように、別途マイクロコンピュータ用の電源8を用意する必要がある。そのため、部品点数が多くなり、またコストアップにもなるという課題を有する。
この課題を解決するために、直流電源1から所定の直流電圧を出力する直流電源回路からの出力直流電圧をドロッパにより降圧して、マイクロコンピュータに供給する手段が開発された。
しかし、この手段においても部品点数が多いという課題は解決できないし力率改善昇圧チョッパ等の高電圧からのドロッパなので電力損失は大きい。また、ワイヤレスリモコンの操作によって放電灯が消灯している時も集積回路は一時停止のモードを維持する必要がある為、その制御回路は連続動作し図6のシーケンスタイミングチャートに示すように、集積回路に備えた起動回路12が一度起動すると集積回路制御電源を生成し続ける必要があり、効率が悪く、低消費電力化が困難である。現在放電灯点灯装置の分野においても、省エネルギー化が叫ばれているが、リモコンの信号などの処理をするマイクロコンピュータを搭載した放電灯点灯装置は上記課題より、時代のニーズに対応できないものとなっている。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、部品点数を削減し、低消費電力化を可能とした放電灯点灯装置並びに放電灯点灯装置用集積回路を提供する。
上記課題を解決するために、本発明に係る集積回路は、直流電源から所定の直流電圧を出力する直流電源回路と、前記直流電源回路の出力端に2つのスイッチング素子を直列に接続し、これら2つのスイッチング素子が交互にオン・オフすることによって、前記直流電源回路が出力する直流電圧を高周波電圧に変換するインバータ回路と、放電灯を備え、前記インバータ回路から高周波電圧を供給されて前記放電灯が点灯する負荷回路とを放電灯点灯装置における前記インバータ回路を制御する集積回路において、前記集積回路を制御する電源回路を備え、この電源回路は、外部に設けた制御装置に電力を供給するように構成してあることを特徴とする。
前記集積回路は、前記スイッチング素子を駆動するドライバ用電源を生成する起動回路を備えてあることを特徴とする。
前記電源回路は、DC−DCコンバータで構成してあることを特徴とする。
さらに、前記DC−DCコンバータは、高耐圧PチャンネルMOSFETで構成したスイッチング素子を備えてあることを特徴とする。
前記電源回路の供給設定電圧が前記集積回路の制御回路の電源電圧と同じ場合、前記電源回路が設定電圧を出力したことを検知する電圧検知回路と、この電圧検知回路が前記設定電圧を検知した際に、前記集積回路の制御回路へ電力を供給するスイッチを設けると供に前記起動回路を停止させる停止回路とを備えてあることを特徴とする。
前記負荷回路からの状態信号によって一時停止がかかり、また状態信号によって再起動信号を出力するリセット再起動回路を備え、このリセット再起動回路は再起動信号を前記停止回路の出力に設けられたAND回路に出力し、この信号を前記AND回路が入力することにより、前記電圧検知回路の動作に関係なく、前記起動回路を動作させるようにしてあることを特徴とする。
前記インバータ回路を起動開始してある一定期間予熱周波数で動作させるように作用するタイマーのある時間経過までは、前記停止回路から前記起動回路の停止信号が出力されていても前記起動回路を動作させると共に前記起動回路から前記スイッチング素子を駆動する前記ドライバ用電源へ電力を供給するスイッチを設けてあり、このスイッチをオンするようにしてあることを特徴とする。
直流電源から所定の直流電圧を出力する直流電源回路と、前記直流電源回路の出力端に2つのスイッチング素子を直列に接続し、これら2つのスイッチング素子が交互にオン・オフすることによって、前記直流電源回路が出力する直流電圧を高周波電圧に変換するインバータ回路と、放電灯を備え、前記インバータ回路から高周波電圧を供給されて前記放電灯が点灯する負荷回路との放電灯点灯装置において、電源回路を備えてあるとともに、この電源回路の供給設定電圧が前記集積回路の制御回路の電源電圧と同じ場合、前記電源回路が設定電圧を出力したことを検知する電圧検知回路と、この電圧検知回路が前記設定電圧を検知した際に、前記集積回路の制御回路へ電力を供給するスイッチを設けると共に前記起動回路を停止させる停止回路とを備えてあることを特徴とする。
本発明によれば、集積回路に電源回路を備えたことにより部品点数を削減することを可能にし、前記集積回路に備えられ、前記電源回路が前記スイッチング素子のオン・オフを制御する制御回路の電源電圧と同じ設定電圧を出力したことを電圧検知回路が検知した際に、前記集積回路の制御回路へ電力を供給するスイッチがオンすると共に起動回路を停止回路が停止させることにより、動作時及び待機時の効率を改善することができる効果がある。特に、リモコン操作による放電灯消灯時の待機電力については顕著に改善することができる効果がある。
負荷回路からの状態信号によって一時停止がかかり、再起動信号を出力するリセット再起動回路において、停止回路と起動回路の間にAND回路が備えられたことにより、リセット信号により再起動がかかった際に、電圧検知回路の動作に関係なく、起動回路12を起動させ、かつスイッチング素子を駆動するドライバー電源へ電力を供給する事ができるので、インバータ回路を確実に始動させて、ランプ点灯始動動作をさせることができる効果がある。
図1に本発明に係る集積回路を備えた放電灯点灯装置における実施するための最良の形態を示す回路図を示す。本実施形態に係る放電灯点灯装置は、直流電源1から所定の直流電圧を出力する直流電源回路2を備えてある。本実施形態に係る放電灯点灯装置は、直流電源回路2の出力端に2つのスイッチング素子Q1,Q2を直列に接続し、これら2つのスイッチング素子Q1,Q2が交互にオン・オフすることによって、直流電源回路2が出力する直流電圧を高周波電圧に変換するインバータ回路3を備えてある。また、本実施形態に係る放電灯点灯装置は、放電灯を備え、インバータ回路3から高周波電圧を供給されて前記放電灯が点灯する負荷回路4を備えてある。さらに、本実施形態に係る放電灯点灯装置は、インバータ回路3を制御する集積回路5を備えてある。
続いて、本発明に係る放電灯点灯装置における集積回路5について説明する。先ず、この集積回路5はインバータ回路3のスイッチング素子Q1,Q2のオン・オフを制御するドライバーコントローラ回路と制御回路20を備えてある。この制御回路20は、制御回路20に予熱、始動、点灯の各時間制御情報を供給するタイマー回路19と、ドライバコントローラをオン・オフさせるための発振回路18に接続してある。また、2つのスイッチング素子Q1,Q2が交互にオン・オフするようにそれぞれのスイッチング素子Q1,Q2を駆動するドライバ24,25と、これらドライバ24,25を制御するドライバコントローラ回路23とを備えてある。
本実施形態に係る集積回路5は電源回路10を備えてある。この電源回路10の一実施例を図4に示す。この図4の実施例に基づいて電源回路10を説明する。本実施例の電源回路10のはDC−DCコンバータで構成してある。本実施例に係るDC−DCコンバータは非絶縁型のコンバータである。本実施例において、非絶縁型のDC−DCコンバータを用いており、これが最適ではあるが、必ずしも非絶縁型のDC−DCコンバータを用いる必要はなく、いずれの電源回路であってもよい。このDC−DCコンバータ回路は主スイッチング素子Q3、整流ダイオードD、チョークL並びに平滑コンデンサCを備え、主スイッチング素子Q3は高耐圧PチャンネルMOSFETで構成してある。なお、本実施例では、主スイッチング素子Q3を高耐圧PチャンネルMOSFETで構成してあり、これが最適であるが、その他のスイッチング素子を備えてあってもよい。
DC−DCコンバータの出力側に分圧抵抗で構成した電圧検出回路101を備えてある。この電圧検出回路101の出力部は電源回路10の制御回路11に接続してある。電源回路10の制御回路11は誤差増幅器102を備え、この誤差増幅器102の一方の入力端子は電圧検出回路101に接続してある。誤差増幅器102の他方の入力端子は基準電圧103に接続し、誤差増幅器102は分圧抵抗で検出された電圧と、基準電圧103とで比較して、基準電圧103の方が高い場合はハイレベル信号を、検出電圧の方が高い場合はローレベル信号を、それぞれ出力する。
誤差増幅器102で比較増幅された信号は比較器105で、発振器104から発振された発振信号と比較される。誤差増幅器102から出力される誤差増幅信号の方が高い場合はハイレベル信号を、発振器104から出力される発振信号の方が高い場合はローレベル信号をそれぞれ出力し、NOT回路106で反転させて、フリップフロップ回路109のリセット端子に、この反転信号を出力する。
出力電流を検出して基準108と比較する比較器107を備えてある。この比較器107は出力電流が基準電流より大きい場合はハイレベル信号を、基準電流が出力電流より大きい場合はローレベル信号を、それぞれフリップフロップ回路109のセット端子に出力する。即ち、フリップフロップ回路109では、出力電流が基準電流より大きい場合にセットがかかり、発振信号が誤差増幅信号より大きい場合にリセットがかかる。セット又はリセットがかかると、フリップフロップ回路109の出力端子からセット信号又はリセット信号が出力され、NOR回路110及び駆動スイッチング素子Q4を介して主スイッチング素子Q3にオン・オフ信号が出力される。
続いて、図1図示実施形態に戻って放電灯点灯装置に係る集積回路5について説明する。この電源回路10の制御回路11は集積回路5の外部に設けたマイクロコンピュータ(外部制御装置)6と電気的に接続してある。本実施形態に係るマイクロコンピュータ6はワイヤレスリモートコントロール信号の操作により停止、起動ができるように構成してある。
本実施形態に係る集積回路5は、起動回路12を備えてある。この起動回路12は直流電源回路2に接続してあり、この起動回路12が起動することにより、集積回路5が動作を開始し、電源回路10が立ちあがり電力供給を開始する。
起動回路12と制御回路20とをバンドギャップリファレンス回路16を介して接続してある。本実施形態では起動回路12から11〜14Vの電圧が発生するように構成してあるのに対し、制御回路20は5Vの制御電源電圧を要求している。本実施形態においては、起動回路12が起動している間、起動回路12からバンドギャップリファレンス回路16に11〜14Vの電圧がかかるが、このバンドギャップリファレンス回路16により、5Vの制御電源電圧に変換されて、制御回路20に5Vの制御電源電圧がかかるように構成してある。
起動回路12とローサイドドライバ25との間にはスイッチ26を設けてある。このスイッチ26は起動回路12に直流電源回路2の電圧が入力され起動開始するとオンする。一定期間が経過すると、タイマー回路19の第一のタイマー191の時間経過により制御回路20が動作してスイッチ26をオフするようにしてある。
本実施形態に係る集積回路5は、電源回路10が集積回路5の制御回路20の電源電圧と同じ設定電圧を出力したことを検知する電圧検知回路15を備えてある。本実施形態では、設定電圧を集積回路5の制御電源と同じ5Vに設定してあり、電源回路10が5V出力すると、この電圧検知回路15が5Vを検知するように構成してある。また、電源回路10はスイッチ17を介して制御回路20と電源回路10の制御電源と接続してある。また、スイッチ17のゲート端子は電圧検知回路15と接続してある。即ち、電源回路10が5V出力すると、電圧検知回路15が5Vを検知して、スイッチ17をオンさせて、制御回路20に5Vの制御電源電圧が電源回路10より供給されるようになる。この時同時に電源回路10自身への制御回路へも5Vをされる。すなわち集積回路5の制御電源電圧は電源回路10からの供給へ切り替わるのである。
本実施形態に係る集積回路5は、電圧検知回路15が設定電圧(本実施形態では5V)を検知した際に、起動回路12を停止させる停止回路14を備えてある。一方、放電灯に異常が発生したことにより、負荷回路4からの異常状態信号が出力されて、一時停止がかかり、再起動信号を出力するリセット再起動回路21を備えてある。また、停止回路14と起動回路12との間にAND回路13を備えてある。このAND回路13の一方の入力端子には停止回路14の出力端子を接続し、AND回路13の他方の入力端子には制御回路20の出力端子を接続し、制御回路20からAND回路13へは逆極性の信号が入力されるように構成してあり、リセット再起動回路21は再起動信号を制御回路20を介してAND回路13に出力し、この信号が入力されると電圧検知回路15が電圧を検知していて停止回路14から起動回路12に停止信号が出力されていてもAND回路13の条件の片側が負になるので起動回路12の停止状態は解除されることにより、電圧検知回路15の動作に関係なく、起動回路12を動作させるようにしてある。即ち、制御回路20から停止信号を発していても、リセット再起動回路21から再起動信号を、発した場合は起動回路12を動作させるようにしてある。
本実施形態に係る集積回路5は、直流電源回路2の電圧を検出する入力電圧検出回路22を備えてある。この入力電圧検出回路22の出力はリセット再起動回路21に接続し、入力電圧が規定の値より低下した場合に、入力電圧検出回路22が異常と判断して異常状態信号をリセット再起動回路21に出力して、一時停止させる。また低下状態が解除された場合はリセット再起動回路21でリセット再始動がかかるようにしてある。また一時停止からリセット再始動動作をするとき、前記の様に、起動回路12が動作し集積回路5の必要電源を供給していくが、ある一定時間起動回路12が継続して動作する様に,タイマー回路19の第一のタイマー191内に起動回路動作時間設定を設けて、停止回路14からの信号が出力していても、一定時間起動回路12を動作させスイッチ26をオンせしめるようにしてある。
以上のように構成してある集積回路5は以下のように動作する。なお、動作については図2図示のシーケンスタイミングチャートを用いて説明する。先ず、直流電源2からのDC電源が起動回路12に入力されると、起動回路12はオンする。同時に、スイッチ26がオンし、ローサイドドライバ25への電源供給(Vcc)が開始される。本実施形態では電源電圧Vccの設定を11〜14V制御電源電圧VREFの設定電圧を5Vとしている。先ず、この設定電圧11〜14Vに電源電圧Vccが達する。これにより、図2に示すように、電源電圧Vccの立ち上がりが検出され、バンドギャップリファレンス回路16から制御回路20へ電力が供給される。本実施形態では、電源電圧Vccは11〜14Vまで上昇するが、バンドギャップリファレンス回路16により制御回路20の制御電源電圧VREFは上限である5Vまでしか上がらないようにしてある。
一方、図2に示すように、制御電源電圧VREFが立ちあがると電源回路10が起動し設定電圧まで電源出力を上昇させる。同時にマイクロコンピューターに電源が供給されマイクロコンピュータ6は起動し、集積回路5に対してインバータ回路3の動作開始を許可し、集積回路5はタイマー回路19内の2つのタイマー191,192を動作させて予熱周波数からの始動動作を開始させる。一方電源回路10の電源出力は電圧検知回路15に接続されていて、5Vを電圧検知回路15が検知するとスイッチ17をオンさせて制御回路に電源VREFを供給するとともに、停止回路14に停止信号を出力する。但しインバータ起動の初期の段階ではVcc電源供給を停止するとハイサイド、ローサイドドライバ24,25へのスイッチング素子Q1,Q2を駆動する電源が無くなってしまうので停止する事はできない。
インバータ回路3が予熱周波数で駆動後、インバータ回路3の後段に接続されたチョークL1のダイオードD1接続側に電圧が誘起されVccのバックアップが充分にできる状態になってから起動回路12を停止させるのが理想的である。従ってある一定期間予熱周波数で動作するように作用する第一のタイマー191のある一定期間起動回路停止信号を受け付けないように動作させる。制御回路20予熱時間のある一定期間経過後スイッチ26にオフ信号を出力し、スイッチ26はオフする。この時は前述のVcc電源のバックアップがされているのでドライバ24,25は電圧が不足する事なくスイッチング電源Q1,Q2を駆動できるになる。予熱動作が終了すると、従前の放電灯点灯装置と同様に、予熱動作、始動動作、点灯動作へと移行する。
続いて、一時停止になった場合について、説明する。なお、本実施形態では、放電灯に異常が発生した場合、入力電圧が低下した場合、並びにマイクロコンピュータ6からの信号で停止されている場合に予熱動作モード、始動動作モード、又は点灯動作モードから一時停止モードに切り替わる。
先ず、一時停止モードになると、電源電圧Vccが0Vになる。このとき、負荷回路4からの状態信号が正常になった場合、マイクロコンピュータ6から動作信号がきた場合、入力電圧が正常に戻った場合にはリセットがかかり、リセット再起動回路21で再起動信号を出力する。再起動信号を制御回路20で検出し、制御回路20から再起動信号をAND回路13に出力する。この、信号が入力されると電圧検知回路15が電圧を検知していて停止回路14から起動回路12に停止信号が出力されていてもAND回路13の条件の片側が負になるので起動回路12の停止状態は解除されることになりスイッチ17がオン状態になっていても、これを無視して、起動回路12を動作させ、起動回路12はオンする。
起動回路12がオンするとスイッチ26がオンし、Vccに電圧が供給され始めて電源電圧Vccが設定電圧に達する。一時停止モードの場合は、電源回路10が継続して動作している為、制御電源電圧VREFは5Vを維持しているので予熱周波数から動作を開始して、予熱時間(第一のタイマー191)のある一定時間経過後スイッチ26を遮断する。以後は従前の放電灯点灯装置と同様に、予熱動作、始動動作、点灯動作へと移行する。
以上より、集積回路5に電源回路10を備えたことにより部品点数を削減することを可能にし、電源回路10が集積回路5の制御電源電圧と同じ設定電圧を出力したことを電圧検知回路15が検知した際に、起動回路12を停止回路14が停止させることにより、動作時及び待機時の効率を改善することができる。特に、本実施形態においては、マイクロコンピュータ6でワイヤレスリモコン信号を受信し操作をするため、このリモコン操作による放電灯消灯時の待機電力については顕著に改善することができる。
負荷回路4からの状態信号によって停止がかかり、再起動信号を出力するリセット再起動回路21でインバータ回路3の再始動を行う場合、AND回路13を備えたことにより、リセット信号により再起動がかかった際に、電圧検知回路15の動作に関係なく、起動回路12を起動させるので、インバータ回路3を確実に始動させて、ランプ点灯始動動作をさせることができる。
続いて、第二の実施形態を図3に示す。この実施形態は前記実施形態と異なり、集積回路5にタイマー回路と発振回路を設けずにマイクロコンピュータ6にタイマー機能と発振機能を備えてあることを特徴とする。これはマイクロコンピュータ6によって基本制御するため、タイマー回路と発振回路の処理をマイクロコンピュータ6内に行わせても、何ら問題が無いからである。これにより、部品点数の減少化と低コスト化を図ることができる。なお、本実施形態では、マイクロコンピュータ6からドライバ24,25への発振周波数を決定する信号を与える。また、始動時の時間制御された発振周波数の切り替えもマイクロコンピュータ6から集積回路5に信号を与えて行われる。なお、その他の回路構成並びに作用については前記実施形態とほぼ同じであるため、説明を割愛する。
本発明によれば、集積回路に電源回路を備えたことにより部品点数を削減することを可能にし、前記電源回路が集積回路の制御電源電圧と同じ設定電圧を出力したことを電圧検知回路が検知した際に、起動回路を停止回路が停止させることにより、動作時及び待機時の効率を改善することができ、産業上利用可能である。特に、ワイヤレスリモコン操作による放電灯消灯時の待機電力については顕著に改善することができる。
負荷回路からの状態信号によって停止がかかり、再起動信号を出力するリセット再起動回路でインバータ回路の再始動を行う場合、AND回路を備えたことにより、リセット信号により再起動がかかった際に、電圧検知回路の動作に関係なく、起動回路を起動させるので、インバータ回路を確実に始動させて、ランプ点灯始動動作をさせることができ、産業上利用可能である。
本発明に係る集積回路を備えた放電灯点灯装置の一実施形態を示すブロック図である。 図1図示実施形態におけるシーケンスタイミングチャートである。 図1図示とは異なる実施形態を示すブロック図である。 本発明に係る実施形態における電源装置の一実施例を示す回路図である。 従来における集積回路を備えた放電灯点灯装置の実施形態を示すブロック図である。 図5図示従来例におけるシーケンスタイミングチャートである。
符号の説明
1 直流電源
2 直流電源回路
3 インバータ回路
4 負荷回路
5 集積回路
6 マイクロコンピュータ(外部制御装置)
7 コンデンサ
10 電源回路
11 電源回路10の制御回路
12 起動回路
13 AND回路
14 停止回路
15 電圧検知回路
16 バンドギャップリファレンス回路
17 スイッチ
18 発振回路
19 タイマー回路
191 タイマー回路19の第一のタイマー
192 タイマー回路19の第二のタイマー
20 制御回路
21 リセット再起動回路
22 入力電圧検出回路
23 ドライバコントローラ回路
24 ハイサイドドライバ
25 ローサイドドライバ
26 スイッチ
101 電圧検出回路
102 誤差増幅器
103、108 基準電圧
104 発振器
105,107 比較器
106 NOT回路
109 フリップフロップ回路
Q1〜Q4 スイッチング素子
D 整流ダイオード
L チョーク
C 平滑コンデンサ

Claims (7)

  1. 直流電源から所定の直流電圧を出力する直流電源回路と、
    前記直流電源回路の出力端に2つのスイッチング素子を直列に接続し、これら2つのスイッチング素子が交互にオン・オフすることによって、前記直流電源回路が出力する直流電圧を高周波電圧に変換するインバータ回路と、
    放電灯を備え、前記インバータ回路から高周波電圧を供給されて前記放電灯が点灯する負荷回路と、
    を有する放電灯点灯装置における、前記インバータ回路に備えた前記スイッチング素子のオン・オフを制御する集積回路において、
    前記集積回路は、
    前記スイッチング素子を駆動するドライバ用電源を生成する起動回路と、
    電源回路と、を備え、
    さらに、前記集積回路に備えられ、前記電源回路が前記スイッチング素子のオン・オフを制御する制御回路の電源電圧と同じ設定電圧を出力したことを検知する電圧検知回路と、
    この電圧検知回路が前記設定電圧を検知した際に、オンして前記制御回路へ電力を供給するスイッチと、
    前記電圧検知回路が前記設定電圧を検知した際に、前記起動回路を停止させる停止回路と、
    を備えてあることを特徴とする集積回路。
  2. 前記電源回路は前記集積回路の外部に設けた制御装置に電力を供給するように構成してあることを特徴とする請求項1記載の集積回路。
  3. 前記電源回路は、DC−DCコンバータで構成してあることを特徴とする請求項1又は2記載の集積回路。
  4. 前記DC−DCコンバータは、高耐圧PチャンネルMOSFETで構成したスイッチング素子を備えてあることを特徴とする請求項3記載の集積回路。
  5. 前記負荷回路からの状態信号によって一時停止がかかり、また状態信号によって再起動信号を出力するリセット再起動回路を備え、このリセット再起動回路は再起動信号を前記停止回路の出力に設けられたAND回路に出力し、この信号を前記AND回路が入力することにより、前記電圧検知回路の動作に関係なく、前記起動回路を動作させるようにしてあることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の集積回路。
  6. 前記インバータ回路を起動開始してある一定期間予熱周波数で動作させるように作用するタイマーのある時間経過までは、前記停止回路から前記起動回路の停止信号が出力されていても前記起動回路を動作させると共に前記起動回路から前記スイッチング素子を駆動する前記ドライバ用電源へ電力を供給するスイッチを設けてあり、このスイッチをオンするようにしてあることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の集積回路。
  7. 直流電源から所定の直流電圧を出力する直流電源回路と、
    前記直流電源回路の出力端に2つのスイッチング素子を直列に接続し、これら2つのスイッチング素子が交互にオン・オフすることによって、前記直流電源回路が出力する直流電圧を高周波電圧に変換するインバータ回路と、
    放電灯を備え、前記インバータ回路から高周波電圧を供給されて前記放電灯が点灯する負荷回路と、
    を有する放電灯点灯装置において、
    請求項1乃至6のいずれかに記載の前記インバータ回路に備えた前記スイッチング素子のオン・オフを制御する集積回路を備えたことを特徴とする放電灯点灯装置。
JP2007142058A 2007-05-29 2007-05-29 集積回路及びこの集積回路を備えた放電灯点灯装置 Active JP5279200B2 (ja)

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