JP5278057B2 - 産業用ロボットの位置教示装置、産業用ロボットの動作教示装置およびプログラム - Google Patents

産業用ロボットの位置教示装置、産業用ロボットの動作教示装置およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、複数の機器間でワークを搬送する産業用ロボットに、複数の機器の位置情報を教示する産業用ロボットの位置教示装置、産業用ロボットの動作教示装置およびプログラムに関するものである。
従来、複数のワーク(部品)を組み立てる組立装置として、ワークの把持や移動、組み付けを行う産業用ロボットを有するものが知られている(特許文献1参照)。この組立装置は、ワークが保持されたトレイや、作業位置となる組立作業台に、産業用ロボットの先端に取り付けられたロボットツールを移動させて、ワークの組み付けや搬送を行うものである。
特開2004−299053号公報
ところで、このような組立装置では、ロボットツールを各機器(トレイや組立作業台)に移動するために、産業用ロボットに、各機器の位置情報を教示する必要がある。かかる場合、レイアウト設計ソフトにより作成したレイアウト設計データを作成し、このレイアウト設計データに基づいて、位置情報を教示することが考えられる。
しかしながら、上記のような組立装置における各機器のレイアウト設計では、当該各機器間において、どの機器からどの機器にワークを搬送するか(ワークの受取り・引渡し関係)が大きく関わっている。例えば、機器Aから機器Bにワークを搬送する場合、ワーク搬送のタクトタイムを短縮するためには、機器Aと機器Bとを近接して配置する必要がある。すなわち、上記の位置教示方法では、このような各機器間の受取り・引渡し関係を把握しつつ、レイアウト設計を行うことが必要であり、作業に熟練を要し且つ作業が煩雑であるという問題があった。また、ひいては位置教示を行うことが煩雑である。
本発明は、レイアウト設計に基づいて、複数の機器の位置情報を教示すると共に、各機器間のワークの受取り・引渡し関係を把握しつつ、容易にレイアウト設計を行うことができる産業用ロボットの位置教示装置、産業用ロボットの動作教示装置およびプログラムを提供することを課題としている。
本発明の産業用ロボットの位置教示装置は、複数の機器間でワークを搬送する産業用ロボットに、複数の機器が設置可能な設置領域における複数の機器の位置情報を教示する産業用ロボットの位置教示装置であって、複数の機器のそれぞれについて、他の機器に対するワークの受取り・引渡し関係を規定した授受関係データを取得する授受データ取得手段と、設置領域に対応した設置領域図を表示する領域図表示手段と、各機器を表す各機器イメージを、設置領域図上に配置するための機器イメージ配置手段と、各機器イメージを配置する都度、取得した各授受関係データに基づいて、設置領域図上に配置された各機器イメージを結ぶイメージであると共に、これら対を成す機器のワーク搬送方向を指標する指標イメージを表示する指標表示手段と、各機器イメージの設置領域図上の位置に基づいて、各機器の位置情報を産業用ロボットに教示する位置教示手段と、を備えたことを特徴とする。
この場合、指標イメージは、ワーク搬送方向を指し示す矢印であることが好ましい。
これらの構成によれば、設置領域図上への機器イメージの配置に伴って、ワークを搬送する機器間を結ぶと共に、そのワーク搬送方向を指標する指標イメージを表示することにより、指標イメージによって、各機器間のワークの受取り・引渡し関係を容易に把握することができる。そのため、各機器間の受取り・引渡し関係を把握しつつ、容易にレイアウト設計を行うことができる。また、ひいては、容易に位置教示を行うことができる。また、機器イメージを設置領域図に配置し、それに基づいて各機器の位置情報を教示する構成であるため、直感的に且つ容易に位置情報を教示することができる。さらに、当該構成により、レイアウト設計と各機器の位置教示とを同時に行うことができる。
この場合、矢印は、その線が、対を成す機器間におけるワークの搬送軌跡を、模式的に指標することが好ましい。
この構成によれば、矢印(指標イメージ)の線によって、一対の機器間のワークの搬送軌跡を指標することにより、加えて搬送軌跡を把握しつつ、レイアウト設計を行うことができる、また、ひいては搬送軌跡を把握しつつ、位置教示を行うことができる。
本発明の産業用ロボットの動作教示装置は、産業用ロボットの動作を指示するための動作情報を産業用ロボットに教示する産業用ロボットの動作教示装置であって、複数の機器の授受関係データを設定すると共に、各授受関係データに基づく動作シーケンスを産業用ロボットに教示するシーケンス教示装置と、上記の位置教示装置と、を備え、授受データ取得手段は、シーケンス教示装置によって設定した授受関係データを取得することを特徴とする。
この構成によれば、上記の位置教示装置を用いることで、各機器間のワークの受取り・引渡し関係を加味してワークの位置情報を教示することができる。また、動作シーケンスの教示に用いる授受関係データを、位置情報の教示にも用いることで、動作情報の教示を効率良く行うことができる。
本発明のプログラムは、コンピューターを、上記の産業用ロボットの動作教示装置における各手段として機能させることを特徴とする。
この構成によれば、本プログラムをコンピューターに搭載するだけで、容易に、上記の産業用ロボットの動作教示装置における各手段を構成することができる。
本発明の実施形態に係る自動組立システムのシステム構成図である。 教示データ設計装置の構成要素を示した制御ブロック図である。 シーケンス設計画面を示した図である。 シーケンス設計動作を示したシーケンス設計画面の画面遷移図である。 レイアウト設計画面を示した図である。 レイアウト設計動作を示したレイアウト設計画面の画面遷移図である。 指標イメージの表示方法を示したフローチャートである。 優先順位設定画面を示した図である。 シーケンスデータの作成動作を示したフローチャートである。
以下、添付の図面を参照して、本発明の位置教示装置を適用した自動組立システムについて説明する。この自動組立システムは、複数のワーク(部品)を組み立てるシステムであり、連結して運用されるロボットセル群のうちの、1つのロボットセルを構成するシステムである。特に、この自動組立システムは、GUI(Graphical User Interface)を用いて、直感的且つ容易に、産業用ロボットの動作情報を教示することができる。
図1に示すように、自動組立システム1は、産業用ロボット2およびそれに対応する支持フレーム3からなるセルベース4と、LAN(Local Area Network)5を介して産業用ロボット2に接続すると共に産業用ロボット2を管理するロボット管理端末6と、産業用ロボット2の動作シーケンス設計およびレイアウト設計を行うと共に、これに基づいて、動作情報を産業用ロボット2に教示するための動作教示データを作成する教示データ設計装置(動作教示手段)7と、を備えている。この動作情報とは、当該産業用ロボット2の動作を指示するための情報である。
ユーザーによって、教示データ設計装置7上で、動作シーケンス設計およびレイアウト設計が実施されると、これに基づいて、教示データ設計装置7は、動作教示データを作成し、所定の記録媒体8(ディスク状記録媒体やフラッシュメモリー等)に書き込む。その後、ロボット管理端末6は、記録媒体8から動作教示データを読み取り、さらに、動作教示データを産業用ロボット2に送信する。これにより、産業用ロボット2に動作情報が教示される。すなわち、教示データ設計装置7は、記録媒体8およびロボット管理端末6を介して、産業用ロボット2に、動作情報を教示する。
支持フレーム3は、産業用ロボット2を支持すると共に、エンドエフェクター11の移動対象となる各ユニット(機器)を支持する。支持フレーム3には、教示データ設計装置7上で設計したレイアウト(レイアウト設計図75)に基づく配置で、各ユニットが配設される。
産業用ロボット2は、ロボット本体16と、ロボット本体16を制御する制御部17と、を備えている。ロボット本体16は、把持部であるエンドエフェクター11と、エンドエフェクター11を先端に配設し、当該エンドエフェクター11を対象位置(各ユニット)に移動する多関節アーム18と、を有している。制御部17は、教示された動作情報に基づいて、エンドエフェクター11および多関節アーム18の駆動を制御する。具体的には、多関節アーム18を駆動することで、エンドエフェクター11を対象位置に移動し、対象位置でエンドエフェクター11を駆動する。このエンドエフェクター11の駆動により、各種ワークWが把持、搬送される。
なお、以下、産業用ロボット2によるワークWの搬送動作を、ユニットを主体とした「受け取る」「引き渡す」という表現で表すものとする。具体的には、産業用ロボット2によって、ある1の「ユニットA」から、他の「ユニットB」にワークWを搬送することを表現する際、「ユニットA」を主体としたときには、「ユニットAは、ユニットBにワークWを引き渡す」と表現し、「ユニットB」を主体としたときには、「ユニットBは、ユニットAからワークWを受け取る」と表現する。
ロボット管理端末6は、産業用ロボット2の各種指示をユーザーから受けると共に、産業用ロボット2の各種情報をユーザーに報知するユーザーインターフェースとして機能するものであり、キーボードやディスプレイ等で構成されている。また、上記記録媒体8の媒体読取機構(図示省略)を有し、記録媒体8から動作教示データを読み取り可能な構成となっている。さらに、ロボット管理端末6は、LAN5で産業用ロボット2に接続し、記録媒体8から読み取った動作教示データを産業用ロボット2(制御部17)に送信する。
次に図2を参照して教示データ設計装置7について説明する。図2に示すように、教示データ設計装置7は、一般的なコンピューターと同様の構成であり、表示手段21、入力手段22、媒体書込手段23、および制御手段24を有している。表示手段21は、ディスプレイ26で構成されており、動作シーケンス設計やレイアウト設計等を行う際の各種設計画面(図3、図5および図8参照)や、動作教示データの作成に係る各種情報を表示する。入力手段22は、キーボード27やマウス(ポインティングデバイス)28等で構成されている。媒体書込手段23は、上記記録媒体8に動作教示データを書き込む。
制御手段24は、CPU(Central Processing Unit)31と、ROM(Read Only Memory)32と、RAM(Random Access Memory)33と、ハードディスク(HDD:Hard disk drive)34と、を有している。CPU31は、教示データ設計装置7を制御する中央処理装置である。ROM32は、CPU31が各種制御を行うための制御プログラムを記憶しており、RAM33は、ワークエリアとして利用される。また、ハードディスク34は、各種データおよび各種プログラムを書換可能に記憶している。制御手段24は、ROM32やハードディスク34に記憶されたプログラムに従い、CPU31が各種演算処理を行うことで、教示データ設計装置7の各手段を実現している。
ハードディスク34は、各ユニットのデータであるユニットデータ36と、動作シーケンス設計を実施させると共に、それに基づきユニットデータを更新するシーケンス設計プログラム37と、レイアウト設計を実施させると共に、それに基づき、ユニットデータ36を更新するレイアウト設計プログラム38と、動作シーケンスにおける各搬送動作の優先順位を設定する優先順位設定プログラム39と、更新されたユニットデータ36に基づいて、動作教示データを作成する教示データ作成プログラム40と、各種設計・設定に用いるイメージ(後述する各ユニットのユニットイメージ52やロボットイメージ77等)のデータであるイメージデータ41と、を記憶している。
すなわち、教示データ設計装置7は、各種設計・設定によって、ユニットデータ36を更新し、更新したユニットデータ36に基づいて、動作教示データを作成する。なお、請求項にいう位置教示装置は、教示データ設計装置7、レイアウト設計プログラム38および教示データ作成プログラム40により構成されている。また、請求項にいうシーケンス教示装置は、教示データ設計装置7、シーケンス設計プログラム37および教示データ作成プログラム40により構成されている。さらに、請求項にいう優先順位設定装置は、教示データ設計装置7、優先順位設定プログラム39および教示データ作成プログラム40により構成されている。
ユニットデータ36は、ユニット種別ごとに各ユニットの情報を記憶するデータである。ここにいう各ユニットとは、セルベース4(支持フレーム3)に設置可能な各種ユニットを示している。ユニット種別としては、「給材系ユニット」「排出系ユニット」「加工系ユニット」「検査系ユニット」および「廃棄系ユニット」がある。「給材系ユニット」は、保持したワークW(例えば、未加工のワークW)を他のユニットに引き渡し、セルベース4内にワークWを給材するユニットである。「排出系ユニット」は、他のユニットからワークW(例えば、加工済みのワークW)を受け取り、セルベース4内からワークWを排出するユニットである。「加工系ユニット」は、2つのワークWを受け取って組立加工し、加工済みのワークWを引き渡すユニットである。「検査系ユニット」は、受け取ったワークWを検査して、検査済みのワークWを引き渡すユニットである。「廃棄系ユニット」は、廃棄対象となったワークW(例えば、検査でNGと判断されたワークW)を受け取り、廃棄するユニットである。
ユニットデータ36は、ユニットごとに、自身の情報であるユニット情報と、他のユニットに対するワークWの受取り・引渡し関係の情報である授受情報(授受関係データ)と、を記憶する記憶領域を有している。また、分岐要素を有するユニット(主に「検査系ユニット」)では、加えて、当該分岐要素の情報である分岐情報の記憶領域を有している。
ユニット情報は、本ユニットの名称と、本ユニットのサイズ(X,Y,Z)と、本ユニットの位置情報(X,Y,Z)と、から成る。本ユニットの名称、サイズおよびZ軸方向の位置情報は、初期設定もしくはユーザー設定によって設定・記憶される。一方、本ユニットのX軸およびY軸方向の位置情報は、後述するレイアウト設計動作により設定・記憶される。
授受情報は、上記したように、他のユニットに対するワークWの受取り・引渡し関係を示す情報である。各ユニットの授受情報は、ワークWの受取りに関係する受取り関係情報と、ワークWの引渡しに関係する引渡し関係情報との少なくとも一方から成る。すなわち、ワークWを受け取るユニット(ユニット種別)は、受取り関係情報を有し、ワークWを引き渡すユニット(ユニット種別)は、引渡し関係情報を有している。具体的には、「給材系ユニット」の授受情報は、引渡し関係情報から成り、「排出系ユニット」および「廃棄系ユニット」の授受情報は、受取り関係情報から成る。さらに、「加工系ユニット」および「検査系ユニット」の授受情報は、受取り関係情報および引渡し関係情報から成る。
受取り関係情報は、ワークWを受け取る受取りポートのポート数と、各受取りポートの名称と、各受取りポートのユニット中心点に対する相対的な位置情報(XYZ)と、各受取りポートのアクセス種別と、各受取りポートに割り振られたポート番号と、各受取りポートにワークWを引き渡す引渡しユニットの名称と、を有している。ここにいう「ポート」とは、当該ユニットにおけるワークWの仮想的な出入口を示すものであり、各ユニットの役割に起因して設定されている。例えば、「加工系ユニット」であれば、2つのワークWを受け取り、1つのワークW(加工済みのワークW)を引き渡すため、2つの受取りポートと、1つの引渡しポートと、を有している。なお、分岐要素を有するユニットでは、2つの引渡しポートを有し、各引渡しポートを各分岐枝に対応させる。受取りポートのアクセス種別としては、ユニット上の同一位置にワークWを受け取る「ポイント」と、ユニット上にワークWを配列して受け取る「パレット」と、がある。また、受取り関係情報は、加えて、「パレット」におけるワークWのパレット配置数(XY方向の分割数)の情報を有している。
引渡し関係情報は、ワークWを引き渡す引渡しポートのポート数と、各引渡しポートの名称と、各引渡しポートのユニット中心点に対する相対的な位置情報(XYZ)と、各引渡しポートのアクセス種別と、各引渡しポートに割り振られたポート番号と、各引渡しポートからワークWを受取る受取りユニットの名称と、各引渡しポートに対応した搬送動作のシーケンス優先順位(番号)と、を有している。引渡しポートのアクセス種別としては、受取りポートのアクセス種別と同様に、同一位置からワークWを引き渡す「ポイント」と、配列したワークWを引き渡す「パレット」と、がある。また、引渡し関係情報は、「パレット」におけるワークWのパレット配列数の情報を有している。授受情報(受取り関係情報および引渡し関係情報)のうち、受取りユニットおよび引渡しユニットの名称は、後述する動作シーケンス設計動作により設定・記憶され、シーケンス優先順位は、後述する優先順位設定動作により設定・記憶される。一方、その他の情報は、初期設定もしくはユーザー設定によって設定される。
分岐情報は、上記したように分岐要素に関連する情報を記憶している。各ユニットの分岐条件は、初期設定もしくはユーザー設定によって予め設定されており、ハードディスク34上の他の記憶領域に記憶されている。一方、分岐情報では、当該分岐条件の分岐数と、当該分岐条件の判定動作周期と、を記憶する。分岐条件の判定動作周期とは、判定動作を行う周期であり、例えば、「検査系ユニット」では、ワークWが正常(OK)か異常(NG)かを判定する検査動作を、何回に1回の周期で行うか、を示す情報である。
シーケンス設計プログラム37は、シーケンス設計画面51を表示して、ユーザーに動作シーケンス設計をさせると共に、これに基づいて、上記の受取りユニットおよび引渡しユニットの名称の情報(授受関係データ)を設定・記憶するプログラムである。ここで図3を参照して、シーケンス設計画面51について説明する。
図3に示すように、シーケンス設計画面51は、各ユニットを示す各ユニットイメージ(機器イメージ)52およびコモンブロック53をリストアップするリスト表示領域54と、動作シーケンス設計を行う作業エリアとなる作業エリア表示領域55と、を有している。リスト表示領域54には、各イメージの種類を示すタブ56が配置されており、当該各タブ56をクリックする操作を受けて、イメージの種類別に切り替えて、各イメージをリストアップする。詳細は後述するが、シーケンス設計動作では、リスト表示領域54上の複数のイメージを、作業エリア表示領域55上に配置し、更に、これらイメージを結線することで、シーケンス設計図57を作成する。
各ユニットイメージ52には、受取り関係情報を有するユニットであれば、1つの受取りポートイメージ61(図4(b)参照)が付加されており、引渡し関係情報を有するユニットであれば、1つの引渡しポートイメージ62が付加されている。受取りポートイメージ61は、画面右側を頂部とする横V字型を成し、ユニットイメージ52の画面左側に付加されている。一方、引渡しポートイメージ62は、画面右側を頂部とする横V字型を成し、ユニットイメージ52の画面左側に付加されている。シーケンス設計動作では、各イメージ間で、このポートイメージ61,62を結線することで、各イメージを結線する。なお、受取りポートイメージ61および引渡しポートイメージ62の数は、各ユニットのポート数に対応するものではなく、例えば、受取りポートのポート数が2つであったとしても、受取りポートイメージ61は、1つのみ付加されている。このポート数の差は、コモンブロック53によって調整される。
コモンブロック53は、動作シーケンスにおける分岐、およびワークWの分流、合流を示すものであり、縦長方形を成すイメージである。コモンブロック53は、上記の受取りポートイメージ61および引渡しポートイメージ62を有し、これらを各ユニットイメージ52の各ポートイメージ61,62に結線することで、上記分岐、分流および合流を示す。コモンブロック53は、合流を示すと共に複数の受取りポートイメージ61および1つの引渡しポートイメージ62が付加された合流コモンブロック53aと、分岐および分流を示すと共に1つの受取りポートイメージ61および複数の引渡しポートイメージ62が付加された分岐コモンブロック53bと、がある。例えば、合流コモンブロック53aの引渡しポートイメージ62と、「加工系ユニット」の受取りポートイメージ61とを結線して用い、「加工系ユニット」へのワークWの合流を示す。これにより、当該ユニットイメージ52からの受取りポートイメージ61(引渡しポートイメージ62)を、コモンブロック53を介して増やし、受取りポート(引渡しポート)のポート数に対応させる。
なお、コモンブロック53は、初期状態で分岐等を有するユニットに対して用いるだけでなく、コモンブロック53を結線して、ユニットに分岐の付加を設定することも可能である。例えば、「給材系ユニット」の引渡しポートイメージ62に、コモンブロック53を結線すると、所定の分岐条件の分岐を付加する設定となっている。かかる際、ユニットデータ36において、当該ユニットに分岐情報を付加する。なお、付加する分岐の分岐条件は、ユニット種別ごと、もしくはユニットごとに設定され、初期設定もしくはユーザー設定により設定される。
図3(b)は、シーケンス設計図57が完成した際のシーケンス設計画面51を示す図である。図3(b)に示すように、シーケンス設計図57は、複数のイメージ(ユニットイメージ52およびコモンブロック53)と、これらを結線する矢印イメージ63と、から成る。各矢印イメージ63が、ワークWの流れ(ワークWの搬送動作)を表しており、全体として、各ユニット間でワークWを搬送させる動作シーケンスを示している。
ここで図4を参照して、シーケンス設計プログラム37によるシーケンス設計動作について説明する。図4に示すように、シーケンス設計動作において、まず、シーケンス設計プログラム37を実行する教示データ設計装置7は、ユニットデータ36およびイメージデータ41に基づいて、表示手段21により、シーケンス設計画面51を表示する(機器表示手段)。その後は、ユーザー操作に伴って、作業エリア表示領域55へのイメージの配置と、イメージの結線とを繰り返すことで、シーケンス設計図57が作成する。
イメージの配置は、リスト表示領域54上のイメージを作業エリア表示領域55上にドラックアンドドロップする操作に伴って行われる。すなわち、ユーザーが、任意のイメージをドラッグし、作業エリア表示領域55上の任意の位置にドロップする操作を行うと、教示データ設計装置7は、ドラッグしたイメージを、ドロップした位置に配置して表示する(図4(a)および(b)参照)。
イメージの結線は、引渡しポートイメージ62を、受取りポートイメージ61にドラックアンドドロップする操作に伴って行われる。すなわち、ユーザーが、入力手段22によって、任意のイメージの引渡しポートイメージ62をドラッグし、他のイメージの受取りポートイメージ61上にドロップする操作を行うと(引渡し側機器指定手段)、教示データ設計装置7は、上記任意のイメージと他のイメージとを結線する矢印イメージ63を表示する(図4(c)参照)。
任意のイメージと、他のイメージとが結線されると、教示データ設計装置7は、当該結線に基づいて、各イメージの授受情報(引渡しユニットおよび受取りユニットの名称)を更新する。すなわち、教示データ設計装置7は、任意のユニットイメージ52と、他のユニットイメージ52とが結線された場合には、ユニットデータ36において、ドロップした受取りポートイメージ61のユニットの名称を、ドラッグした引渡しポートイメージ62の引渡しポートにおける受取りユニットの名称として設定・記憶する。これと共に、ドラッグした引渡しポートのユニットの名称を、ドロップした受取りポートイメージ61の受取りポートにおける引渡しユニットの名称として設定・記憶する(授受データ設定手段)。また、ユニットイメージ52とコモンブロック53とが結線され、コモンブロック53を介してユニットイメージ52とユニットイメージ52とが結線された場合にも同様である。
なお、分岐コモンブロック53bの複数の受取りポートイメージ61と、分岐コモンブロック53bの受取り側に結線したユニット(ユニットイメージ52)の複数の受取りポートとの対応関係は、初期設定では、画面上側の受取りポートイメージ61を、1番目の受取りポートとして順に設定されている。しかしながら、これをユーザー設定によって設定変更することも可能である。具体的には、ユーザーは、分岐後の矢印イメージ63を指定(クリック)し、当該対応関係を設定する。
このイメージの配置とイメージの結線とを繰り返すことで、所望のシーケンス設計図57を作成したら(図4(d)参照)、本動作を終了する。なお、ユニット間の搬送動作ではない産業用ロボット2の動作を設定すべく、矢印イメージ63上に当該動作を示すアクションポイントを設定可能なようにしてもよい。当該動作として、ワークWの姿勢変更(裏返し)等が考えられる。
レイアウト設計プログラム38は、レイアウト設計画面71を表示して、ユーザーにレイアウト設計をさせると共に、これに基づいて、ユニットデータ36における各ユニットのXY方向の位置情報を設定するプログラムである。ここで図5を参照して、レイアウト設計画面71について説明する。
図5に示すように、レイアウト設計画面71は、複数のユニットイメージ52を表示するユニット表示領域72と、各ユニットイメージ52を配置する設置領域図73を表示する領域図表示領域74と、を有している。詳細は後述するが、レイアウト設計動作では、ユニット表示領域72上のユニットイメージ52を、設置領域図73上に配置して、レイアウト設計図75を作成する。
ユニット表示領域72では、上記のシーケンス設計図57で配置された複数のユニットイメージ52のみを表示する。すなわち、動作シーケンスに組み込まれたユニットのみ、ユニットイメージ52として表示する。
設置領域図73は、各ユニットが設置可能な設置領域(具体的には、支持フレーム3周り)を模式的に表した平面図であり、当該設置領域に対応した図である。設置領域図73には、支持フレーム3を表すフレームイメージ76と、産業用ロボット2を表すロボットイメージ77と、産業用ロボット2におけるエンドエフェクター11の移動可能領域78と、が配置されている。これらの配置は、実地の配置に対応している。なお、領域図表示領域74上に、表示したユニットイメージ52の位置および設置領域図73を正逆反転する反転アイコン80を配置し、これらの表示を反転表示可能とするようにしても良い(図5参照)。
ここで図6を参照して、レイアウト設計プログラム38によるレイアウト設計動作について説明する。図6に示すように、レイアウト設計動作において、まず、レイアウト設計プログラム38を実行する教示データ設計装置7は、ユニットデータ36およびイメージデータ41に基づいて、表示手段21により、レイアウト設計画面71を表示する(領域図表示手段)。その後は、ユーザー操作に伴って、各ユニットイメージ52を設置領域図73上に配置することで、レイアウト設計図75を作成する(図6(a)ないし(d)参照)。
ユニットイメージ52の配置は、ユニット表示領域72上のユニットイメージ52を設置領域図73(領域図表示領域74)上にドラッグアンドドロップする操作によって行われる。すなわち、ユーザーが、任意のユニットイメージ52をドラッグし、設置領域図73上の任意の位置にドロップする操作を行うと、教示データ設計装置7は、ドラッグしたユニットイメージ52を、ドロップした位置に配置して表示する(機器イメージ配置手段)。
ユニットイメージ52が配置されると、設置領域図73上の位置に対応するXY方向の位置情報を、ユニットデータ36における当該ユニットのXY方向の位置情報として記憶・設定する。
加えて、ユニットイメージ52が配置された際、これに伴って、配置されている各ユニット間におけるワークWの受取り・引渡し関係を示した指標イメージ79を、設置領域図73上に表示する(指標表示手段)。指標イメージ79は、ワークWの搬送先と搬送元との関係にあるユニット間を結ぶと共に、ワーク搬送方向を指し示す矢印である。ここで図7を参照して、指標イメージ79の表示方法について詳細に説明する。
図7に示すように、各ユニットイメージ52が配置されると(S1:Yes)、教示データ設計装置7は、配置されている各ユニットイメージ52に対象として(S2、S7およびS8)、指標イメージ79の表示判定を行い(S3〜S5)、指標イメージ79を表示する(S6)。すなわち、まず、ユニットデータ36における対象のユニットの引渡しポートの有無を判定する(S3)。対象のユニットが、引渡しポートを有していない場合(S3:No)には、指標イメージ79の表示をキャンセルする。一方、対象のユニットが、引渡しポートを有している場合(S3:Yes)には、対象のユニットの各引渡しポートにおける受取りユニットの名称を抽出する(授受関係データ取得手段)(S4)。次に、抽出した各受取りユニットの名称を、配置されているユニット(ユニットイメージ52)の中から検出する(S5)。各受取りユニットのそれぞれにおいて、その名称を有するユニットが検出された場合(S5:Yes)には、対象のユニットのユニットイメージ52と、検出したユニットのユニットイメージ52とを結ぶと共に、検出したユニットイメージ52を指し示す指標イメージ79を表示する(S6)。
なお、複数の引渡しポートに対し、それぞれ各受取りユニットの名称を有するユニットが検出された場合には、複数本の指標イメージ79を表示するが、当該複数の引渡しポートが、分岐条件の分岐枝に対応するものであるときには、複数本の指標イメージ79において、搬送元側半分を共有線として表示する。
上記のユニットイメージ52の配置を繰り返すことで、ユニット表示領域72上の全ユニットイメージ52を配置する。これにより、レイアウト設計図75を作成したら、本動作を終了する。なお、レイアウト設計動作において、指標イメージ79を指定(クリック)し、対応する搬送動作の各種設定(例えば、移動高さ、移動速度、高さ方向移動加速度等の設定)を行うようにしても良い。また、ユニットイメージ52を指定し、対応するユニットの各種設定・変更を行うようにしても良い。
優先順位設定プログラム39は、優先順位設定画面81を表示すると共に、各指標イメージ79に対応する搬送動作の優先順位を設定するプログラムである。優先順位設定画面81は、レイアウト設計図75を表示した設計図表示領域82を有している。
ここで図8を参照して、優先順位設定プログラム39による優先順位設定動作について説明する。優先順位設定動作において、まず、優先順位設定プログラム39を実行する教示データ設計装置7は、表示手段21により、優先順位設定画面81を表示する(図8(a)参照)。次に、ユーザー操作に伴って、各指標イメージ79の搬送動作に、優先順位を設定する(図8(b)参照)。具体的には、ユーザーが、レイアウト設計図75上の任意の指標イメージ79を指定(クリック)する操作を行うと、教示データ設計装置7は、優先順位を示す番号のリストを表示する。次に、ユーザーがこれを選択する操作を行うと、教示データ設計装置7は、選択した番号を指定した指標イメージ79上に表示すると共に、ユニットデータ36において、選択した番号を、当該指標イメージ79の搬送元の引渡しポートにおけるシーケンス優先順位として設定する。これを所望の指標イメージ79に実施することで、優先順位設定が行われる。なお、優先順位(シーケンス優先順位)は1以上の番号で示し、1に近づくほど優先順位が高いものとする。また、ここで設定しなかった指標イメージ79の優先順位(引渡しポートのシーケンス優先順位)は、もっとも優先順位の低い設定として「0」に設定する。
教示データ作成プログラム40は、各種設定によって更新されたユニットデータ36に基づいて、シーケンスデータとポイントデータとからなる動作教示データを作成するプログラムである。まず、図9を参照して、教示データ作成プログラム40によるシーケンスデータの作成動作について説明する。
図9に示すように、シーケンスデータの作成動作において、まず、教示データ作成プログラム40を実行する教示データ設計装置7は、ユニットデータ36から各種データを抽出して、各指標イメージ79に対応する各搬送動作の搬送動作データを作成する(S11)。各搬送動作データは、本搬送動作の搬送元ユニットの名称と、本搬送動作の搬送元ポート番号と、本搬送動作の搬送先ユニットの名称と、本搬送動作の搬送先ポート番号と、本搬送動作のシーケンス優先番号とから成り、異なるシーケンス番号が順に付番されている。
搬送動作データは、ユニットデータ36における引渡しポートごとに各情報が抽出され、作成される。各搬送動作データの作成では、まず、シーケンス番号を付番すると共に、各引渡しポートを有するユニットの名称を、搬送元ユニットの名称として抽出する。また、各引渡しポートのポート番号を、搬送元ポート番号として抽出する。さらに、各引渡しポートの受渡しユニットの名称を、搬送先ユニットの名称として抽出する。またさらに、搬送先ユニットの受取りポートのうち、搬送元ユニットを引渡しユニットとする受取りポートのポート番号を、搬送先ポート番号として抽出する。加えて、各引渡しポートのシーケンス優先順位を、搬送動作のシーケンス優先番号として抽出する。
複数(指標イメージ79の数と同数)の搬送動作データを作成したら、各搬送動作データに動作開始シーケンス番号を付加する(S12)。動作開始シーケンス番号とは、本搬送動作の前に行われる搬送動作のシーケンス番号であり、本搬送動作のトリガーとなる搬送動作のシーケンス番号である。動作開始シーケンス番号の付加は、搬送動作データの相互間の情報を用いて行われる。具体的には、搬送動作データごとに、本搬送動作データの搬送元ユニットの名称が、搬送先ユニットの名称となっている搬送動作データを検出する。その後、検出した搬送動作データのシーケンス番号を、本搬送動作データの動作開始シーケンス番号として抽出・付加する。なお、当該搬送動作データが複数検出された場合には、複数の動作開始シーケンス番号を抽出・付加する。
各搬送動作データに動作開始シーケンス番号を付加したら、シーケンス優先順位の高い順に、優先動作番号を1つずつ付番していく(S13)。最後に、各搬送動作データを、優先動作番号順に、シーケンスコードとしてコード化して並べ、シーケンスデータを作成する(S14)。シーケンスコードは、シーケンス番号と、シーケンスのコメントと、搬送元ポート番号と、搬送先ポート番号と、動作開始シーケンス番号の数と、各動作開始シーケンス番号と、から成る(例えば、「001,ポイント001からポイント002に搬送する,001,002,1,002」等)。教示データ設計装置7は、各搬送動作データから、シーケンス番号、搬送元ポート番号、搬送先ポート番号、動作開始シーケンス番号の数および各動作開始シーケンス番号を抽出し、これらに基づいてシーケンスのコメントを生成し、シーケンスコードを作成する。全搬送動作データをシーケンスコード化して並べることで、シーケンスデータを作成する。産業用ロボット2では、このシーケンスデータの各シーケンスコードを並び順に参酌し、実行可能な最前のシーケンスコードの搬送動作を実行する(この「実行可能」とは、例えば、動作開始シーケンス番号のシーケンスコードが実行された後である場合であり、且つ当該搬送動作が分岐枝を示すものであるとき、当該分岐枝の分岐条件を満たしている場合である)。1の搬送動作を実行すると、再度、各シーケンスコードを最初から並び順に参酌して、搬送動作を繰り返す。これにより、設計した動作シーケンスを実行する。
次に、ポイントデータの作成動作について説明する。ポイントデータは、各ポートの位置情報のデータであり、各ポート番号と位置情報とを対応付けるデータである。ポイントデータは、ポートごとのポイントコードを、ポート番号順に並べたものであり、ポートコードは、ポート番号と、ポートの位置情報(XYZ)と、パレット配置数(XY方向の分割数)と、から成る(例えば、「001,10,20,0,2,2」等)。ポイントデータの作成動作において、教示データ作成プログラム40を実行する教示データ設計装置7は、ポート番号およびパレット配置数を、ユニットデータ36から抽出し、一方、ポートの位置情報を、ユニットの位置情報(XYZ)と、ポートのユニットに対する相対的な位置情報(XYZ)と、を足し合わせて求める。これにより、各ポートコードを作成し、これを並べることで、ポイントデータを作成する。
教示データ設計装置7により作成したシーケンスデータおよびポイントデータは、動作教示データとして、記録媒体8およびロボット管理端末6を介して、産業用ロボット2に送られる。これにより、教示データ設計装置7は、産業用ロボット2に動作情報を教示する(位置教示手段)。
以上のような構成によれば、レイアウト設計動作において、設置領域図73上へのユニットイメージ52の配置に伴って、ワークWを搬送する機器間を結ぶと共に、そのワーク搬送方向を指標する指標イメージ79を表示することにより、指標イメージ79によって、各ユニット間のワークWの受取り・引渡し関係を容易に把握することができる。そのため、各ユニット間の受取り・引渡し関係を把握しつつ、容易にレイアウト設計を行うことができる。また、ひいては、容易に位置教示を行うことができる。また、ユニットイメージ52を設置領域図73に配置し、それに基づいて各ユニットの位置情報を教示する構成であるため、直感的に且つ容易に位置情報を教示することができる。さらに、当該構成により、レイアウト設計と各ユニットの位置教示とを同時に行うことができる。
また、動作情報を教示する装置(教示データ設計装置7)において、動作シーケンスの教示に用いる授受関係データ(受取りユニットおよび引渡しユニットの名称の情報)を、位置情報の教示(レイアウト設計)にも用いることで、動作情報の教示を効率良く行うことができる。
さらに、各指標イメージ79に対し、対応する搬送動作の優先順位を設定することにより、動作シーケンスの各搬送動作に、優先順位を設定・付加することができるため、より複雑な動作シーケンスを作成することができる。
またさらに、シーケンス設計動作において、複数のユニットイメージ52を表示し、表示した複数のユニットイメージ52の中から、引渡し側のユニットを指定すると共に、その指定結果に基づいて、授受関係データ(受取りユニットおよび引渡しユニットの名称の情報)を設定する構成であるため、授受関係データを、容易に且つ直感的に設定することができる。
なお、本実施形態においては、指標イメージ79が、単に、ユニットイメージ52間を結ぶと共に、ワーク搬送方向を指標する矢印であったが、この矢印の線が、対象のユニット間におけるワークWの搬送軌跡を、模式的に指標するものであっても良い。かかる場合、加えてワークWの搬送軌跡を把握しつつ、レイアウト設計を行うことができる、また、ひいては搬送軌跡を把握しつつ、位置教示を行うことができる。
また、本実施形態においては、複数のユニットにおける各ポートの位置情報を教示する構成であったが、直接、複数のユニットの位置情報を教示する構成であっても良い。
さらに、本実施形態においては、ロボット管理端末6および記録媒体8を介して動作情報(動作シーケンスおよび位置情報)を教示する構成であったが、教示データ設計装置7がロボット管理端末6に接続されている構成であっても良いし、教示データ設計装置7が、産業用ロボット2(制御部17)に直接接続し、直接、動作情報を教示する構成であっても良い。
またさらに、本実施形態おいては、動作情報として、動作シーケンスと各ユニット(の各ポート)の位置情報とを教示する構成であったが、いずれか一方のみを教示する構成であっても良い。
また、本実施形態においては省略したが、シーケンス設計動作の際、ユニットイメージ52および、ユニットデータ36における当該ユニットの各種情報を、新規作成する構成であっても良い。かかる場合、専用の設定画面を表示し、各種情報を設定し、ユニットデータ36およびイメージデータ41に記憶する。
さらに、本実施形態においては、レイアウト設計図75上で、指標イメージ79に対応する各搬送動作に、優先順位を設定する構成であったが、シーケンス設計図57上で、矢印イメージ63に対応する各搬送動作に、優先順位を設定する構成であっても良い。ひいては、シーケンス設計動作の際に、優先順位を設定する構成であっても良い。
2:産業用ロボット、 7:教示データ設計装置、 21:表示手段、 22:入力手段、 23:媒体書込手段、 37:シーケンス設計プログラム、 38:レイアウト設計プログラム、 39:優先順位設計プログラム、 40:教示データ作成プログラム、 52:ユニットイメージ、 73:設置領域図、 79:指標イメージ、 W:ワーク

Claims (5)

  1. 複数の機器間でワークを搬送する産業用ロボットに、前記複数の機器が設置可能な設置領域における前記複数の機器の位置情報を教示する産業用ロボットの位置教示装置であって、
    前記複数の機器のそれぞれについて、他の機器に対する前記ワークの受取り・引渡し関係を規定した授受関係データを取得する授受データ取得手段と、
    前記設置領域に対応した設置領域図を表示する領域図表示手段と、
    前記各機器を表す各機器イメージを、前記設置領域図上に配置するための機器イメージ配置手段と、
    前記各機器イメージを配置する都度、取得した前記各授受関係データに基づいて、前記設置領域図上に配置された前記各機器イメージを結ぶイメージであると共に、これら対を成す機器のワーク搬送方向を指標する指標イメージを表示する指標表示手段と、
    前記各機器イメージの前記設置領域図上の位置に基づいて、前記各機器の位置情報を前記産業用ロボットに教示する位置教示手段と、を備えたことを特徴とする産業用ロボットの位置教示装置。
  2. 前記指標イメージは、前記ワーク搬送方向を指し示す矢印であることを特徴とする請求項1に記載の産業用ロボットの位置教示装置。
  3. 前記矢印は、その線が、前記対を成す機器間における前記ワークの搬送軌跡を、模式的に指標することを特徴とする請求項2に記載の産業用ロボットの位置教示装置。
  4. 前記産業用ロボットの動作を指示するための動作情報を前記産業用ロボットに教示する産業用ロボットの動作教示装置であって、
    前記複数の機器の前記授受関係データを設定すると共に、前記各授受関係データに基づく動作シーケンスを前記産業用ロボットに教示するシーケンス教示装置と、
    請求項1ないし3のいずれかに記載の産業用ロボットの位置教示装置と、を備え、
    前記授受データ取得手段は、前記シーケンス教示装置によって設定した前記授受関係データを取得することを特徴とする産業用ロボットの動作教示装置
  5. コンピューターを、請求項4に記載の産業用ロボットの動作教示装置における各手段として機能させるためのプログラム。
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