JP5277591B2 - 流体噴射装置及びその制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、流体噴射装置及びその制御方法に関する。
従来より、用紙にインクを噴射可能なノズルが複数並んだノズル列を有するヘッドと、ノズル列と直交する主走査方向にヘッドを往復動させるキャリッジと、ノズル列と平行な副走査方向に用紙を搬送する紙送り機構とを備えたプリンタが知られている。この種のプリンタでは、ノズルから停止中の用紙にインクを噴射しながらヘッドを主走査方向の往路又は復路を移動させて1パスの印刷を行い、その後用紙を副走査方向に所定量だけ搬送させたあと再び1パスの印刷を行うという動作を繰り返すことにより、用紙に所望の印刷を行う。
また、この種のプリンタでは、ヘッドの移動方法としてロジカルシークと呼ばれる方法を採用したものも知られている。ロジカルシークとは、1パスの印刷を繰り返し行う際にヘッドの移動量が最小となるように制御することをいう。例えば、図11に示すように、用紙Pに三角形状の画像領域Aが存在している場合のロジカルシークについて説明する。なお、実際にはヘッドは図中左右方向に移動するが上下方向には移動せず、用紙Pが上下方向に搬送する。まず、ヘッドは、左端の位置から右方向に移動しながら画像領域Aのうち1パスめに印刷される領域A1にインクを噴射し、その後画像領域Aのうち2パスめに印刷される領域A2の開始端(右端位置)までヘッドを移動する。続いて、用紙Pを所定量搬送したあと、ヘッドを左方向に移動しながら領域A2にインクを噴射し、その後画像領域Aのうち3パスめに印刷される領域A3の開始端(左端位置)までヘッドを移動する。続いて、用紙Pを所定量搬送したあと、ヘッドを右方向に移動しながら領域A3にインクを噴射し、その後画像領域Aのうち4パスめに印刷される領域A4の開始端(右端位置)までヘッドを移動する。続いて、用紙Pを所定量搬送したあと、ヘッドを左方向に移動しながら領域A4にインクを噴射する。このようなロジカルシークを採用することにより、ヘッドの移動時間を短縮することができ、ひいては印刷時間が短縮される。なお、この種のロジカルシークについては、例えば特許文献1に開示されている。
特開2000−71540号公報
ところで、近年、デジタルカメラなどで撮影した画像データをプリンタに直接読み取らせて印刷する、いわゆるダイレクトプリント機能を持ったプリンタも市販されている。こうしたダイレクトプリント機能を持つプリンタにロジカルシークを採用しようとすると、今回印刷しようとする1パス分のイメージデータと次回印刷しようとする1パス分のイメージデータとが必要となる。このため、イメージバッファに最低2パス分のイメージデータを保存しなければならず、その分プリンタの価格が高くなるという問題があった。
本発明は、自らがイメージデータを作成してノズルからターゲットに流体を噴射する流体噴射装置及びその制御方法において、イメージデータとして今回印刷する1パス分のみを保存してロジカルシークを実現することを主目的とする。
本発明は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明の第1の流体噴射装置は、
ターゲットに流体を噴射可能なノズルが複数並んだノズル列を有するヘッドと、
前記ノズル列と直交する主走査方向に前記ヘッドを往復動させるヘッド往復動手段と、
前記ノズル列と平行な副走査方向に前記ターゲットを搬送する搬送手段と、
前記ヘッドが往路又は復路を1回移動する間に前記ノズルから前記ターゲットに流体を噴射するのに使用する1パス分のイメージデータを記憶するイメージデータ記憶手段と、
画像を表す階調値データに基づいて今回使用する1パス分のイメージデータを作成し該イメージデータを前記イメージデータ記憶手段に記憶するイメージデータ作成手段と、
次回使用する1パス分のイメージデータをダミー出力することにより該イメージデータの画像形成領域の開始端を認識する開始端認識手段と、
前記イメージデータ記憶手段に記憶された今回使用する1パス分のイメージデータに基づいて前記ヘッドが前記ノズルから停止中の前記ターゲットに流体を噴射しながら前記主走査方向の往路又は復路に移動したあと前記開始端認識手段によって認識された次回使用する1パス分のイメージデータの画像形成領域の開始端まで移動するよう前記ヘッド及び前記ヘッド往復動手段を制御すると共に、前記ターゲットへの流体の噴射後に前記ターゲットが前記副走査方向に所定量搬送されるよう前記搬送手段を制御する制御手段と、
を備えたものである。
この流体噴射装置では、画像を表す階調値データに基づいて今回使用する1パス分のイメージデータを作成し該イメージデータをイメージデータ記憶手段に記憶する。また、次回使用する1パス分のイメージデータをダミー出力することにより該イメージデータの画像形成領域の開始端を認識する。そして、イメージデータ記憶手段に記憶した今回使用する1パス分のイメージデータに基づいてヘッドがノズルから停止中のターゲットに流体を噴射しながら主走査方向の往路又は復路を移動したあと、次回使用する1パス分のイメージデータの画像形成領域の開始端まで移動するようにヘッド及びヘッド往復動手段を制御する。それと共に、ターゲットへの流体の噴射後にターゲットが副走査方向に所定量搬送されるよう搬送手段を制御する。こうした動作を繰り返すことにより、いわゆるロジカルシークを採用してターゲットに所望の画像を形成することができる。このように、自らがイメージデータを作成してノズルからターゲットに流体を噴射する流体噴射装置において、イメージデータとして今回印刷する1パス分のみを保存してロジカルシークを実現することができる。
なお、本明細書において、流体は、ノズルから噴射することが可能なものであればよく、例えば印刷に用いるインクや半導体製造プロセスに用いる液剤などが挙げられる。ターゲットは、インクが付着可能なものであればよく、例えば紙や布、樹脂板、金属板などが挙げられる。イメージデータ作成手段は、階調値データから直接今回使用する1パス分のイメージデータを作成してもよいし、階調値データを他のデータ(例えばドットの大きさ(ドットなしを含む)を表すドット形成用データ)に変換し該変換したデータから今回使用する1パス分のイメージデータを作成してもよい。ターゲットを搬送する際の所定量は、例えば、今回の1パス分の流体の噴射を実行した位置から次回の1パス分の流体の噴射を実行する位置までとしてもよい。
本発明の第1の流体噴射装置において、前記開始端認識手段は、次回使用する1パス分のイメージデータをダミー出力して白データと白以外のデータとの境界位置を把握することにより該イメージデータの画像形成領域の開始端を認識してもよい。こうすることにより、画像形成領域の開始端を明確に認識することができる。このとき、1パス分のイメージデータのうち境界位置が主走査方向に沿って3つ以上存在する場合には、主走査方向の一方から他方に向かって最初に現れる境界位置と最後に現れる境界位置のいずれかが画像形成領域の開始端となる。
本発明の第2の流体噴射装置は、
ターゲットに流体を噴射可能なノズルが複数並んだノズル列を有するヘッドと、
前記ノズル列と直交する主走査方向に前記ヘッドを往復動させるヘッド往復動手段と、
前記ノズル列と平行な副走査方向に前記ターゲットを搬送する搬送手段と、
前記ヘッドが往路又は復路を1回移動する間に前記ノズルから前記ターゲットに流体を噴射するのに使用する1パス分のイメージデータを記憶するイメージデータ記憶手段と、
画像を表す階調値データに基づいて今回使用する1パス分のイメージデータを作成し該イメージデータを前記イメージデータ記憶手段に記憶するイメージデータ作成手段と、
次回使用する1パス分のイメージデータの基となる階調値データから該イメージデータの画像形成領域の開始端を認識する開始端認識手段と、
前記イメージデータ記憶手段に記憶された今回使用する1パス分のイメージデータに基づいて前記ヘッドが前記ノズルから停止中の前記ターゲットに流体を噴射しながら前記主走査方向の往路又は復路に移動したあと前記開始端認識手段によって認識された次回使用する1パス分のイメージデータの画像形成領域の開始端まで移動するよう前記ヘッド及び前記ヘッド往復動手段を制御すると共に、前記ターゲットへの流体の噴射後に前記ターゲットが前記副走査方向に所定量搬送されるよう前記搬送手段を制御する制御手段と、
を備えたものである。
この流体噴射装置では、画像を表す階調値データに基づいて今回使用する1パス分のイメージデータを作成し該イメージデータをイメージデータ記憶手段に記憶する。また、次回使用する1パス分のイメージデータの基となる階調値データから該イメージデータの画像形成領域の開始端を認識する。そして、イメージデータ記憶手段に記憶した今回使用する1パス分のイメージデータに基づいてヘッドがノズルから停止中のターゲットに流体を噴射しながら主走査方向の往路又は復路を移動したあと、次回使用する1パス分のイメージデータの画像形成領域の開始端まで移動するようにヘッド及びヘッド往復動手段を制御する。それと共に、ターゲットへの流体の噴射後にターゲットが副走査方向に所定量搬送されるよう搬送手段を制御する。こうした動作を繰り返すことにより、いわゆるロジカルシークを採用してターゲットに所望の画像を形成することができる。このように、自らがイメージデータを作成してノズルからターゲットに流体を噴射する流体噴射装置において、イメージデータとして今回印刷する1パス分のみを保存してロジカルシークを実現することができる。
本発明の第2の流体噴射装置において、前記開始端認識手段は、次回使用する1パス分のイメージデータの基となる階調値データから白データと白以外のデータとの境界位置を把握することにより該イメージデータの画像形成領域の開始端を認識してもよい。こうすることにより、画像形成領域の開始端を明確に認識することができる。このとき、1パス分の階調値データのうち境界位置が主走査方向に沿って3つ以上存在する場合には、主走査方向の一方から他方に向かって最初に現れる境界位置と最後に現れる境界位置のいずれかが画像形成領域の開始端となる。
本発明の流体噴射装置の制御方法は、
ターゲットに流体を噴射可能なノズルが複数並んだノズル列を有するヘッドと、前記ノズル列と直交する主走査方向に前記ヘッドを往復動させるヘッド往復動手段と、前記ノズル列と平行な副走査方向に前記ターゲットを搬送する搬送手段と、前記ヘッドが往路又は復路を1回移動する間に前記ノズルから前記ターゲットに流体を噴射するのに使用する1パス分のイメージデータを記憶するイメージデータ記憶手段と、を備えた流体噴射装置を制御する方法であって、
(a)画像を表す階調値データに基づいて今回使用する1パス分のイメージデータを作成し該イメージデータを前記イメージデータ記憶手段に記憶するステップと、
(b)次回使用する1パス分のイメージデータをダミー出力することにより該イメージデータの画像形成領域の開始端を認識するか又は次回使用する1パス分のイメージデータの基となる階調値データから該イメージデータの画像形成領域の開始端を認識するステップと、
(c)前記ステップ(a)で前記イメージデータ記憶手段に記憶された今回使用する1パス分のイメージデータに基づいて前記ヘッドが前記ノズルから停止中の前記ターゲットに流体を噴射しながら前記主走査方向の往路又は復路に移動したあと前記ステップ(b)で認識した次回使用する1パス分のイメージデータの画像形成領域の開始端まで移動するよう前記ヘッド及び前記ヘッド往復動手段を制御すると共に、前記ターゲットへの流体の噴射後に前記ターゲットが前記副走査方向に所定量搬送されるよう前記搬送手段を制御するステップと、
を含むものである。
この流体噴射装置の制御方法のステップ(a)〜(c)を順次繰り返すことにより、いわゆるロジカルシークを採用してターゲットに所望の画像を形成することができる。このように、自らがイメージデータを作成してノズルからターゲットに流体を噴射する流体噴射装置において、イメージデータとして今回印刷する1パス分のみを保存してロジカルシークを実現することができる。なお、本発明の流体噴射装置の制御方法において、上述したいずれかの流体噴射装置の機能を実現するステップを追加してもよい。
[第1実施形態]
次に、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は本発明の一実施形態であるマルチファンクションプリンタ10の斜視図、図2はコントローラ50及びその周辺の構成を示すブロック図、図3はヘッド25に形成されたノズルの配列を示す説明図である。
本実施形態のマルチファンクションプリンタ10は、図1に示すように、用紙Pへの印刷を実行するプリンタユニット20と、ガラス台36に載置された書類を読み取るスキャナユニット30と、各種情報をディスプレイ42に表示したりユーザの指示をボタン類44の操作を介して入力したりする操作パネル40と、装置全体の制御を司るコントローラ50と、を備えている。
プリンタユニット20は、コントローラ50に含まれるプリンタコントロールユニット60(図2参照)によって制御されるものであり、プリンタコントロールユニット60がコントローラ50から受け取った印刷指令に含まれている画像ファイルを用紙Pに出力する。このプリンタユニット20は、図2に示すように、左右方向にループ状に架け渡されたタイミングベルト21により駆動されガイド22に沿って左右に往復動するキャリッジ23と、このキャリッジ23に搭載されシアン(C)・マゼンタ(M)・イエロー(Y)・ブラック(K)の各色のインクを個別に収容したインクカートリッジ24と、各インクカートリッジ24から供給された各インクに圧力をかけてノズルから用紙Pに向かってインクを噴射するヘッド25と、背面側から供給された用紙Pを手前側へ送り出す搬送ローラ26とを備えている。ヘッド25は、図3に示すように、CMYK各色ごとに複数のノズル(ここでは#1〜#180までの180個のノズル)がキャリッジ23の移動方向(主走査方向)と直交する方向に並んだノズル列28C,28M,28Y,28Kを有している。なお、用紙Pの搬送方向(副走査方向)はノズル列と平行である。本実施形態では、ヘッド25は、圧電素子に電圧をかけることによりこの圧電素子を変形させてインクを加圧する方式を採用しているが、発熱抵抗体(例えばヒータなど)に電圧をかけインクを加熱して発生した気泡によりインクを加圧する方式を採用してもよい。キャリッジ23は、用紙Pの左右端や上下端を検出する紙端検出センサ27を備えている。この紙端検出センサ27は、供給される用紙Pに対して印刷前にキャリッジ23が左右方向に走査したときにその用紙Pの左右端を検出して用紙幅の認識を可能にしたり、印刷途中で用紙Pの後端を検出して用紙長さの認識を可能にしたりする。
スキャナユニット30は、コントローラ50に含まれるスキャナコントロールユニット62(図2参照)によって制御されるものであり、スキャナコントロールユニット62がコントローラ50からスキャン指令を受けると、ガラス台36に載置された書類を画像データとして読み取る。このスキャナユニット30は、周知のイメージスキャナとして構成され、書類に向かって発光したあとの反射光をレッド(R)、グリーン(G)、ブルー(B)の各色に分解してスキャンデータとする周知のカラーイメージセンサを備えている。
操作パネル40は、ディスプレイ42とボタン類44とを備えている。ディスプレイ42は、印刷ステータスに関する情報や印刷メニュー、印刷対象となる画像などを表示する。ボタン類44には、印刷対象となる画像の選択時などに操作される矢印キーや選択された画像の印刷を実行するときに押下される印刷ボタン、ガラス台36に載置された書類をスキャンするときに押下されるスキャンボタン、ガラス台36に載置された書類をコピーするときに押下されるコピーボタン、電源のオンオフを行うときに操作される電源ボタンなどが含まれる。
コントローラ50は、図2に示すように、CPU52を中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、各種処理プログラムや各種データ、各種テーブルなどを記憶したROM54と、一時的にスキャンデータやイメージデータを記憶するRAM56と、プリント機能やスキャナ機能、コピー機能の各制御を司る集積回路(ASIC)58とを備え、これらはバス59を介して互いに信号のやり取りが可能なように接続されている。このコントローラ50は、プリンタユニット20やスキャナユニット30からの各種動作信号や各種検出信号を入力したり、操作パネル40のボタン類44の押下に応じて発生する操作信号を入力したりする。また、画像の印刷を実行するようプリンタコントロールユニット60に印刷指令を出力したり、ガラス台36に載置された書類を画像データとして読み取るようスキャナユニット30にスキャン指令を出力したり、ディスプレイ42に各種情報を表示出力したりする。
ここで、ASIC58について詳細に説明する。ASIC58は、プリンタユニット20を制御するプリンタコントロールユニット60と、スキャナユニット30を制御するスキャナコントロールユニット62と、スキャナユニット30で読み取ったRGB各8ビットの画像データをイメージデータに変換するイメージデータ作成ユニット64とを備えている。このASIC58は、専用のSDRAM66にデータを読み書き可能となっている。イメージデータ作成ユニット64は、スキャナユニット30で読み取ったRGB各8ビットの画像データをスキャナコントロールユニット62を介して入力してSDRAM66の色変換ルックアップテーブル66aを参照してCMYK各8ビットの画像データに変換する色変換処理ユニット64aと、CMYK各8ビットの画像データをCMYK各5ビットの画像データに変換してSDRAM66の階調値データバッファ66bに保存するエンコーダ64bと、CMYK各5ビットの画像データを階調値データバッファ66bから読み出しCMYK各2ビットのドット形成用データに変換してSDRAM66のテンポラリバッファ66cに保存するデコーダ64cと、CMYK各2ビットのドット形成用データをテンポラリバッファ66cから読み出しラスタライズ処理を施して1パス分のイメージデータとし該イメージデータをイメージバッファ66dに保存するラスタライズユニット64dとを備えている。なお、2ビットのドット形成用データは、“0”(10進数)がドットなし、“1”が小ドット、“2”が中ドット、“3”が大ドットを表す。大、中、小のドットは、ヘッド25の各ノズルに対応して設けられた圧電素子への駆動パルスの波形を調整することで作り分けることができる。そして、CPU52は、イメージバッファ66dから1パス分のイメージデータを読み出し、プリンタコントロールユニット60を介してそのイメージデータに基づいて印刷が行われるようプリンタユニット20を制御する。なお、色変換処理ユニット64aは、スキャナコントロールユニット62からRGBデータを入力する以外に、図示しないカードリーダライタに挿入されたメモリカードからRGBデータを入力してもよい。
次に、こうして構成された本実施形態のマルチファンクションプリンタ10の動作、特にスキャナユニット30から取得したRGB各8ビットの画像データに基づいて用紙Pにロジカルシークで印刷するときの動作について説明する。図4は、コントローラ50のCPU52によって実行される印刷制御ルーチンのフローチャートである。このルーチンは、ROM54に記憶され、操作パネル40のボタン類44の図示しない印刷ボタンやコピーボタンが押下されたときに実行される。なお、印刷制御ルーチン実行時の具体的な処理手順の説明図を図5に示す。
この印刷制御ルーチンが開始されると、CPU52は、まず、階調値データを作成し階調値データバッファ66bに保存する(ステップS110)。具体的には、RGB各8ビットの画像データを色変換処理ユニット64aでCMYK各8ビットの画像データに変換し、該変換後のCMYK各8ビットの画像データをエンコーダ64bでCMYK各5ビットの画像データである階調値データに変換し、その階調値データを階調値データバッファ66bに保存する。エンコーダ64bは、SDRAM66に予め保存されているエンコードテーブルを用いてCMYK各5ビットの画像データに変換する。図5に示すように、エンコードテーブルは、5ビットのエンコード値と8ビットの入力データのしきい値とを対応づけたものであり、エンコーダ64bは、色変換処理ユニット64a(図2参照)から8ビットの値を入力するたびに、その8ビットの値をエンコードテーブルのしきい値の小さい方から順に比較していき、初めてしきい値の方が大きくなったときのエンコード値を5ビットの画像データとして出力する。こうした処理を全画素について実行する。階調値データは、印刷するラインごとに5ビットのデータが並んだプレーンとして階調値データバッファ66bに保存される。このプレーンは、図5に示すようにCMYKの各色ごとに作成される。
続いて、階調値データバッファ66bからCMYKの各色ごとに階調値データを読み出し、該階調値データをデコーダ64cでドット形成用データに変換しテンポラリバッファ66cに保存する(ステップS120)。デコーダ64cは、n×n(例えば8×8)の画素ブロックに大ドット、中ドット、小ドット、ドットなしのいずれかを表す2ビットのドット形成用データを適宜配置することにより階調値データの階調を表すようにするものである。具体的には、SDRAM66に予め保存されているデコードテーブルを用いてCMYK各色ごとの階調値データを2ビットのドット形成用データに変換する。こうした処理を全画素について実行する。
続いて、テンポラリバッファ66cからドット形成用データを読み出し、該読み出したドット形成用データから今回使用する1パス分のイメージデータをラスタライズユニット64dで作成し、イメージバッファ66dに保存する(ステップS130)。1パス分のイメージデータは、プリンタユニット20に転送すべきデータ順をヘッド25に形成された#1〜#180のノズルの配列方向に合うようにしたものである。そして、今回使用する1パス分のイメージデータをイメージバッファ66dに保存するときに、画像形成領域の両端位置を認識する(ステップS140)。画像形成領域の一例を図6に示す。画像形成領域とは、用紙Pの左端から右端へ向かってみたときに少なくとも1色のドットが初めて形成される位置(左端位置)を通過する副走査方向に平行な線と、用紙Pの右端から左端へ向かってみたときに少なくとも1色のドットが初めて形成される位置(右端位置)を通過する副走査方向に平行な線とで囲まれた領域である。こうした画像形成領域の両端位置は、次のようにして求めることができる。すなわち、1パス分のイメージデータに含まれる#1〜#180のノズルに対応するCMYK各色の2ビットのデータがすべて“0”のときには白データ(全色ドットなし)、CMYK各色の2ビットのデータのうち少なくとも一つが“0”でないときには白以外のデータ(少なくとも一色のドットあり)とする判定を、用紙Pの左端から右端まで順次行う。その後、左端からスタートして、白データから白以外のデータに変わったときの位置を画像形成領域の左端位置とし、最後に白以外のデータから白データに変わったときの位置を画像形成領域の右端位置とする。
続いて、次回印刷するパスがあるか否かを判定し(ステップS150)、次回印刷するパスがあるときには、テンポラリバッファ66cからドット形成用データを読み出し、該読み出したドット形成用データから次回使用する1パス分のイメージデータをラスタライズユニット64dで作成し、イメージバッファ66dに保存せずにダミー出力する(ステップS160)。そして、ダミー出力するときに、次回使用する1パス分のイメージデータの画像形成領域の両端位置を認識する(ステップS170)。ここで、画像形成領域の両端位置を認識する具体的な手法については既に説明したとおりである。また、画像形成領域の両端位置はSDRAM66の図示しない所定領域に上書き保存される。なお、次回使用する1パス分のイメージデータがすべて白データのときには、その次に使用する1パス分のイメージデータをダミー出力しその画像形成領域の両端位置を認識するものとする。そして、今回使用する1パス分につきロジカルシーク印刷が実行されるようプリンタコントロールユニット60へ印刷指令を出力する(ステップS180)。すると、プリンタコントロールユニット60は、ヘッド25,キャリッジ23及び搬送ローラ26を制御することにより、イメージバッファ66dに保存された今回使用する1パス分のイメージデータに基づいてヘッド25が各ノズル列28C,28M,28Y,28Kのノズルから用紙Pにインクを噴射しながら主走査方向の往路又は復路を移動したあと、次回使用する1パス分のイメージデータの画像形成領域の開始端まで移動するようにし、それと共に、用紙Pが副走査方向に所定量搬送されるようにする。所定量とは、現在の位置から次回の1パス分を印刷可能な位置までの移動量をいう。ここで、ヘッド25の往路とは、電源オフ時にヘッド25が停止しているホームポジションから反対方向へ移動することをいい、復路とは、往路と逆方向へ移動することをいう。本実施形態では、図2で左方向へ移動することを往路といい、右方向へ移動することを復路という。このため、往路を移動したあと次回使用する1パス分のイメージデータの画像形成領域の開始端は左端位置になり、復路を移動したあと次回使用する1パス分のイメージデータの画像形成領域の開始端は右端位置になる。そして、次回の1パス分を今回使用する1パス分としたうえで(ステップS190)、再びステップS130以降の処理を実行する。なお、再びステップS130の処理を実行する場合には今回使用する1パス分のイメージデータをイメージバッファ66dに上書き保存する。
一方、ステップS150で次回印刷するパスがなかったときには、今回使用する1パス分につき印刷が実行されるようプリンタコントロールユニット60へ印刷指令を出力し(ステップS195)、本ルーチンを終了する。すると、プリンタコントロールユニット60は、ヘッド25,キャリッジ23及び搬送ローラ26を制御することにより、イメージバッファ66dに保存された今回使用する1パス分のイメージデータに基づいてヘッド25が各ノズル列28C,28M,28Y,28Kのノズルから用紙Pにインクを噴射しながら主走査方向の往路又は復路を移動したあとホームポジションまで移動するようにし、それと共に、用紙Pが排紙されるようにする。
ここで、本実施形態の構成要素と本発明の構成要素との対応関係を明らかにする。本実施形態のマルチファンクションプリンタ10が本発明の流体噴射装置に相当し、キャリッジ23がヘッド往復動手段に相当し、紙送りローラ26が搬送手段に相当し、イメージバッファ66dがイメージデータ記憶手段に相当し、ラスタライズユニット64dがイメージデータ作成手段に相当し、CPU52が開始端認識手段に相当し、プリンタコントロールユニット60が制御手段に相当する。なお、本実施形態では、マルチファンクションプリンタ10の動作を説明することにより本発明の流体噴射装置の制御方法の一例も明らかにしている。
以上詳述した本実施形態によれば、自らがイメージデータを作成してノズルから用紙Pに流体を噴射するマルチファンクションプリンタ10において、イメージデータとして今回印刷する1パス分のみを保存してロジカルシークを実現することができる。したがって、イメージバッファ66dの容量を小さく抑えることができ、その分マルチファンクションプリンタ10のコストが低くなる。
[第2実施形態]
図7は、本実施形態のコントローラ50及びその周辺の構成を示すブロック図である。本実施形態のマルチファンクションプリンタは、図7に示すようにSDRAM66に白データカウント値を保存するメモリ領域66eを設けた以外は、第1実施形態のマルチファンクションプリンタ10と同様の構成である。このため、同じ構成については同じ符号を付し、その説明を省略する。
メモリ領域66eには、エンコーダ64bから出力された1ラインごとの階調値データに基づいて導出される左側白データカウント値及び右側白データカウント値が保存される。これらの白データカウント値の導出手順の説明図を図9に示す。図9では、1ラインのデータ数を20画素とし、エンコーダ64bから1画素単位で1ライン分のデータを用紙Pの左から右に向かって受け取るものとした。そして、受け取った画素を図示しない画素カウンタでカウントし、初めて白以外のデータ(5ビットのCMYKの階調値データの少なくとも1つが“0”(10進数)でないデータ)が現れたときのカウント値を左側白データカウント値とし、白以外のデータのカウント値が現れるごとに右側白データ暫定値として上書き保存し、1ライン分のデータを受信し終わったときの右側白データ暫定値を右側白データカウント値とする。こうして得られた左側及び右側白データカウント値を各ラインに対応づけてメモリ領域66eに保存する。図9では、1ライン目のデータのうち4番目から18番目の画素が白以外のデータで、残りの画素が白データとなっている。このとき、初めて白以外のデータが現れたときのカウント値は値4、暫定値は値4から順にカウントアップされ、1ライン目のデータを受信し終わったときの暫定値は値18になる。したがって、1ライン目の左側白データカウント値は値4、右側白データカウント値は値18としてメモリ領域66eに保存される。このような手順で6ライン分の階調値データにつき白データカウント値を導出したときの様子を図10に示す。図10(a)は6ライン分の階調値データ、図10(b)は6ライン分の左側及び右側白データカウント値である。なお、図9及び図10において、ハイフンで結んだ2つの数字のうちハイフンの前の数字は何番目のラインであるかを示し、ハイフンの後の数字は何番目の画素であるかを示す。
本実施形態において、スキャナユニット30から取得したRGB各8ビットの画像データに基づいて用紙Pにロジカルシークで印刷するときの動作について説明する。図8は、コントローラ50のCPU52によって実行される印刷制御ルーチンのフローチャートである。このルーチンは、ROM54に記憶され、操作パネル40のボタン類44の図示しない印刷ボタンやコピーボタンが押下されたときに実行される。
この印刷制御ルーチンが開始されると、CPU52は、まず、階調値データを作成し階調値データバッファ66bに保存すると共に、左側及び右側白データカウント値をラインごとに保存する(ステップS210)。階調値データの作成については第1実施形態と同じであるため説明を省略する。また、左側及び右側白データカウント値の保存については、図9及び図10を用いて既に説明したとおりである。
続いて、ドット形成用データの作成・保存(ステップS220)、今回使用する1パス分のイメージデータの作成・保存(ステップS230)、今回の画像形成領域の両端位置の認識(ステップS240)を行うが、これらは第1実施形態のステップS120〜S140と同じであるため、説明を省略する。
続いて、次回印刷するパスがあるか否かを判定し(ステップS250)、次回印刷するパスがあるときには、次回使用する1パス分の白データカウント値から次回の画像形成領域の両端位置を認識する(ステップS260)。具体的には、#1〜#180の各ノズルに対応する左側及び右側白データカウント値を読み出し、読み出した左側白データカウント値のうち最小のものを画像形成領域の左側位置とし、読み出した右側白データカウント値のうち最大のものを画像形成領域の右側位置とする。ここでは、理解を容易にするために、1ラインのデータ数を20画素とし、ノズル数が#1〜#3の3つであり、このうち1,3,5ライン目を往路の1パス分で印刷し、2,4,6ライン目を復路の1パス分で印刷するものとして説明する。また、メモリ領域66eには、図10(b)に示すように1〜6ライン目の左側及び右側白データカウント値が保存されているものとする。そして、今回の1パス分を1,3,5ライン目とすると、次回の1パス分は2,4,6ライン目となり、そのときの画像形成領域の左端位置及び右端位置は図10(c)に示すように値1と値18となる。そして、今回使用する1パス分につきロジカルシーク印刷が実行されるようプリンタコントロールユニット60へ印刷指令を出力する(ステップS280)。なお、ステップS280は第1実施形態のステップS180と同じであるため、詳細な説明は省略する。そして、次回の1パス分を今回使用する1パス分としたうえで(ステップS290)、再びステップS230以降の処理を実行する。
一方、ステップS250で次回印刷するパスがなかったときには、今回使用する1パス分につき印刷が実行されるようプリンタコントロールユニット60へ印刷指令を出力し(ステップS295)、本ルーチンを終了する。なお、ステップS295は第1実施形態のステップS195と同じであるため、詳細な説明は省略する。
以上詳述した本実施形態によれば、自らがイメージデータを作成してノズルから用紙Pに流体を噴射するマルチファンクションプリンタ10において、イメージデータとして今回印刷する1パス分のみを保存してロジカルシークを実現することができる。したがって、イメージバッファ66dの容量を小さく抑えることができ、その分マルチファンクションプリンタ10のコストが低くなる。また、本実施形態では、メモリ領域66eが必要となるが、第1実施形態に比べて次回の1パス分のイメージデータを作成する必要がないため、1パス分のイメージデータしかイメージバッファ66dに保存しないようにしたことによりパフォーマンス(処理能力)が低下することはほとんどない。更に、奇数番目のラインを往路で作成し偶数番目のラインを復路で作成するといういわゆるインタレース印刷を実行するため、#1〜#180のノズルで360dpiの解像度の印刷物を得ることができる。更にまた、CMYKごとに画像形成領域の両端位置を導出し保存するのではなくCMYK全色をまとめて画像形成領域の両端位置を導出し保存するため、メモリ領域66eの容量が少なくて済む。
なお、本発明は上述した実施形態に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の態様で実施し得ることはいうまでもない。
例えば、上述した各実施形態では、CMYK各8ビットの画像データをCMYK各5ビットの画像データに変換し、この5ビットの画像データを階調値データとしたが、CMYK各8ビットの画像データを直接階調値データとし、これをCMYK各2ビットのドット形成用データに変換してもよい。また、第2実施形態では、CMYK各8ビットの画像データから画像形成領域の左端位置及び右端位置を導出してもよいし、CMYK各2ビットのドット形成用データから画像形成領域の左端位置及び右端位置を導出してもよい。
上述した各実施形態では、本発明の流体噴射装置をインクジェット式のプリンタユニット20を備えたマルチファンクションプリンタ10に具体化した例を示したが、インク以外の他の液体や機能材料の粒子が分散されている液状体(分散液)、ジェルのような流状体などを噴射する流体噴射装置に具体化してもよいし、流体として噴射可能な固体を噴射する流体噴射装置に具体化してもよい。例えば、ディスプレイ、EL(エレクトロルミネッセンス)ディスプレイ及び面発光ディスプレイの製造などに用いられる電極材や色材などの材料を溶解した液体を噴射する液体噴射装置、同材料を分散した液状体を噴射する液状体噴射装置、精密ピペットとして用いられ試料となる液体を噴射する液体噴射装置としてもよい。また、時計やカメラ等の精密機械にピンポイントで潤滑油を噴射する液体噴射装置、光通信素子等に用いられる微小半球レンズ(光学レンズ)などを形成するために紫外線硬化樹脂等の透明樹脂液を基板上に噴射する液体噴射装置、基板などをエッチングするために酸又はアルカリ等のエッチング液を噴射する液体噴射装置、ジェルを噴射する流状体噴射装置、トナーなどの粉体を噴射する粉体噴射式記録装置としてもよい。
上述した第1実施形態において、第2実施形態のように、奇数番目のラインを往路で作成し偶数番目のラインを復路で作成するといういわゆるインタレース印刷を実行してもよい。また、第1実施形態において、インタレース印刷を実行せず、#1〜#180のノズルに対して1〜180ラインのデータに基づいてインクを噴射するようにしてもよい。
上述した第2実施形態では、画素カウンタは1画素ごとにカウントアップするものとしたが、予め定めた所定数(2以上の整数)の画素ごとにカウントアップするとしてもよい。この場合、画像形成領域の両端位置は実際の両端位置よりも広がることがあるためロジカルシークで印刷するときのヘッド25の移動量が多くなることがあるが、メモリ使用量を削減することができる。
第1実施形態のマルチファンクションプリンタ10の斜視図。 第1実施形態のコントローラ50及びその周辺の構成を示すブロック図。 第1実施形態のヘッド25に形成されたノズルの配列を示す説明図。 第1実施形態の印刷制御ルーチンのフローチャート。 第1実施形態の印刷制御ルーチン実行時の具体的な処理手順の説明図。 第1実施形態の画像形成領域の説明図。 第2実施形態のコントローラ50及びその周辺の構成を示すブロック図 第2実施形態の印刷制御ルーチンのフローチャート。 第2実施形態の白データカウント値の導出手順の説明図。 第2実施形態の1パス分の画像形成領域を表す説明図。 ロジカルシークで印刷する様子を表す説明図。
符号の説明
10 マルチファンクションプリンタ、20 プリンタユニット、21 タイミングベルト、22 ガイド、23 キャリッジ、24 インクカートリッジ、25 ヘッド、26 搬送ローラ、27 紙端検出センサ、28C,28M,28Y,28K ノズル列、30 スキャナユニット、36 ガラス台、40 操作パネル、42 ディスプレイ、42 ディスプレイ、44 ボタン類、50 コントローラ、52 CPU、54 ROM、56 RAM、58 ASIC、59 バス、60 プリンタコントロールユニット、62 スキャナコントロールユニット、64 イメージデータ作成ユニット、64a 色変換処理ユニット、64b エンコーダ、64c デコーダ、64d ラスタライズユニット、66 SDRAM、66a 色変換ルックアップテーブル、66b 階調値データバッファ、66c テンポラリバッファ、66d イメージバッファ、66e メモリ領域。

Claims (3)

  1. ターゲットに流体を噴射可能なノズルが複数並んだノズル列を有するヘッドと、
    前記ノズル列と直交する主走査方向に前記ヘッドを往復動させるヘッド往復動手段と、
    前記ノズル列と平行な副走査方向に前記ターゲットを搬送する搬送手段と、
    前記ヘッドが往路又は復路を1回移動する間に前記ノズルから前記ターゲットに流体を噴射するのに使用する1パス分のイメージデータを記憶するイメージデータ記憶手段と、
    画像を表す階調値データに基づいて今回使用する1パス分のイメージデータを作成し該イメージデータを前記イメージデータ記憶手段に記憶するイメージデータ作成手段と、
    次回使用する1パス分のイメージデータを作成し該イメージデータを前記イメージデータ記憶手段に記憶せずにダミー出力することにより該イメージデータの画像形成領域の開始端を認識する開始端認識手段と、
    前記イメージデータ記憶手段に記憶された今回使用する1パス分のイメージデータに基づいて前記ヘッドが前記ノズルから停止中の前記ターゲットに流体を噴射しながら前記主走査方向の往路又は復路に移動したあと前記開始端認識手段によって認識された次回使用する1パス分のイメージデータの画像形成領域の開始端まで移動するよう前記ヘッド及び前記ヘッド往復動手段を制御すると共に、前記ターゲットへの流体の噴射後に前記ターゲットが前記副走査方向に所定量搬送されるよう前記搬送手段を制御する制御手段と、
    を備えた流体噴射装置。
  2. 前記開始端認識手段は、次回使用する1パス分のイメージデータをダミー出力して白データと白以外のデータとの境界位置を把握することにより該イメージデータの画像形成領域の開始端を認識する、
    請求項1に記載の流体噴射装置。
  3. ターゲットに流体を噴射可能なノズルが複数並んだノズル列を有するヘッドと、前記ノズル列と直交する主走査方向に前記ヘッドを往復動させるヘッド往復動手段と、前記ノズル列と平行な副走査方向に前記ターゲットを搬送する搬送手段と、前記ヘッドが往路又は復路を1回移動する間に前記ノズルから前記ターゲットに流体を噴射するのに使用する1パス分のイメージデータを記憶するイメージデータ記憶手段と、を備えた流体噴射装置を制御する方法であって、
    (a)画像を表す階調値データに基づいて今回使用する1パス分のイメージデータを作成し該イメージデータを前記イメージデータ記憶手段に記憶するステップと、
    (b)次回使用する1パス分のイメージデータを作成し該イメージデータを前記イメージデータ記憶手段に記憶せずにダミー出力することにより該イメージデータの画像形成領域の開始端を認識するステップと、
    (c)前記ステップ(a)で前記イメージデータ記憶手段に記憶された今回使用する1パス分のイメージデータに基づいて前記ヘッドが前記ノズルから停止中の前記ターゲットに流体を噴射しながら前記主走査方向の往路又は復路に移動したあと前記ステップ(b)で認識した次回使用する1パス分のイメージデータの画像形成領域の開始端まで移動するよう前記ヘッド及び前記ヘッド往復動手段を制御すると共に、前記ターゲットへの流体の噴射後に前記ターゲットが前記副走査方向に所定量搬送されるよう前記搬送手段を制御するステップと、
    を含む流体噴射装置の制御方法。
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