JP5277241B2 - 分配容積を決定するための方法および装置 - Google Patents

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Description

本発明は、容器への液体分配中の容積減少を確認し、定量化するための方法および装置に関する。
少量の液体試薬の液滴の高精度での分配は、医療用診断分析の作業において、本質的な工程段階に相当する。これらの分析は、しばしば、マイクロタイタープレートのような、開放ウェルの二次元配列に基いている。そのような分配システムのいくつかの例が、次の文献に記載されている。
米国特許第4、107、658号明細書 米国特許第4、196、615号明細書 米国特許第4、417、473号明細書 米国特許第4、818、492号明細書 米国特許第5、304、347号明細書 米国特許第5、601、980号明細書 米国特許第6、029、896号明細書 米国特許第6、148、666号明細書 米国特許第6、213、354号明細書 米国特許第6、551、558号明細書 米国特許第6、823、730号明細書 米国特許第6、851、778号明細書 米国特許第6、875、404号明細書 米国特許出願公開第2001/0016177号明細書 国際公開第98/09151号パンフレット 国際公開第00/51736号パンフレット 国際公開第01/89694号パンフレット 国際公開第02/26499号パンフレット 国際公開第03/106936号パンフレット 欧州特許第0、164、679号明細書 欧州特許第0、355、791号明細書 欧州特許第0、505、004号明細書 欧州特許第0、725、267号明細書 特開2004−251818号公報 特開2006−58188号公報
しかしながら、個々に分配される液滴の容量の正確な決定は、なお、問題を残している。
ニードルをベースにした分配システムにおいて、ニードル内部空間から出て行く液体の目標量は、多くの場合において、例えば、分配ピストンの特定の運動によって、非常によく制御されることが知られている。受容ウェルに正確に達する液体の量は、しかしながら、ニードル内部空間から出て行く液体の一部が、分配ニードルの外径に沿って付着するので、不規則を示し、特定の分配動作において「減少」となる液体量を形成する。このメカニズムは、一つまたはそれ以上の続く分配動作において繰り返し現れ、液体の実質的な量が、それゆえに、ニードルの外径上に蓄積する。臨界量の液体が蓄積されると、この液体は、分配される液滴と「合体」し、目標分配量をはるかに超える実際の分配量を生じる。
それゆえ、装置および方法が、個々に分配される液滴のための実際の分配量の正確な決定のために必要とされる。
本発明の具体例に従って、個々に分配される液滴のための実際の分配量の正確な決定が、液体が分配された後、「減少」となり、分配ニードルの外側に残る、目標分配量の一部を測定することによって達成される。ニードルの内部空間を出て行く液体の目標量が、よく制御されると仮定すると、ウェルに達する分配液体の実際の量は、目標量から「減少」量を差し引くことによって次に決定される。「減少」量は、分配ニードルの先端を中空の金属シリンダに挿入し、実質的に同心の円筒コンデンサを形成することによって、非常に正確に測定され、一方、キャパシタンス値は、液体が分配された後、分配ニードルの外側に残る「減少」分配量の容積に依存することが分かった。
本発明の種々の具体例は、分配される液体サンプルの容積を決定するための分配容積センサを提供する。一つの具体例によると、分配容積センサは、液体サンプルを分配するための分配ニードルと、分配ニードルを受容する受容シリンダを含み、コンデンサが、受容シリンダによる分配ニードルの受容により形成される。測定されたコンデンサのキャパシタンスは、ニードル先端の外表面に存在する物質の誘電率に、実質的に依存しない。
他の具体例において、分配容積センサは、第一の電気的に絶縁された部材により所定の位置に保持された、少なくとも一行、および、少なくとも一列の配列に配置された、各々がニードル先端を有する複数の分配ニードル、少なくとも一行、および、少なくとも一列の合致する配列に配置され、第二の電気的に絶縁された部材により支持された、複数の受容シリンダを有し、複数の分配ニードルを複数の受容シリンダへ挿入することで複数のコンデンサが形成されるように提供される。センサの具体例は、分配ニードルのニードル先端が、合致配列に配置された複数のウェルの少なくとも一つに液体を分配するために、少なくとも一つの受容シリンダを通って通過しなければならず、その結果、各々の分配ニードルが、複数の受容シリンダの少なくとも一つ、および、複数のウェルの少なくとも一つに対応するように形成されている。
加えて、この具体例は、マルチプレクサおよび/またはデマルチプレクサを、さらに含む。マルチプレクサは、複数の入力チャネルと一つの出力チャネルを有し、複数の受容シリンダは、マルチプレクサの複数の入力チャネルに接続され、出力チャネルは、電圧計の入力に接続される。一つの入力を有するデマルチプレクサは、チャネルを提供する一つの入力と複数の出力チャネルを有し、入力チャネルは、信号源の出力に接続され、複数の分配ニードルは、上述のマルチプレクサの上述の複数の出力チャネルに接続される。
更なる具体例は、ニードル先端を有する分配ニードルに液体サンプルの目標量を導入し、分配ニードルから容器内へ液体サンプルの実際量を分配し、受容シリンダにニードル先端を挿入して、コンデンサを形成し、コンデンサのキャパシタンスを測定し、および、測定されたキャパシタンス値を、較正キャパシタンス値と比較することによって、分配液体サンプルの減少容積の存在を決定する方法を提供する。較正キャパシタンス値と比較したときの、より大きな測定キャパシタンス値は、減少容積の存在を示す。較正キャパシタンス値と測定キャパシタンス値との比較は、プロセッサーによって実行される。
分配ニードルの外径に沿った減少分配容積を含む、主題発明の具体例に従った同心円筒コンデンサ配置の断面図である。 本発明の具体例による、減少分配容積センサの基本的な電気的構造を示す。 本発明の具体例による、減少分配容積センサのための回路図を示す。 本発明の具体例に従った、RF電圧計に対する100MΩの入力インピーダンスを前提とした、それぞれ、0.33pFおよび0.35pFのキャパシタンス値に対する、図3による回路図の理論的伝達関数を示す。 本発明の具体例に従った、分配ニードルの外径における、エタノールの二つの個々の0.25μLの液滴の付着およびそれに続く蒸発を反映するグラフを示す。 本発明の具体例に従った、図5のグラフに対応し、分配ニードルの外径における、エタノールおよび水の、二つの個々の0.25μLの液滴の付着およびそれに続く蒸発を反映するグラフを示す。 本発明の具体例に従った、分配ニードルの外径における、単一の0.25μLの水滴を有し、および、有さずに記録する、分配容積センサの出力を反映するグラフを示す。 0.25μLの液滴の誘電率の関数として、本発明による同心円筒コンデンサのキャパシタンス値を反映するグラフを示す。 本発明の具体例に従った、液滴容積の変更に対するキャパシタンスの変化に関して、受容シリンダの内径変更の影響を反映するグラフを示す。 本発明の具体例に従った、液滴容積の変更に対するキャパシタンスの変化に関して、分配ニードルと受容シリンダのオーバーラップ長さの変更の影響を反映するグラフを示す。 本発明の具体例に従った、分配ニードルおよび受容シリンダのオーバーラップ領域の変更に対する液滴容積の関数としての、分配ニードルの外側の推定された液層厚さを反映するグラフを示す。 本発明の具体例に従った、受容シリンダの内径に沿った、分配ニードルの半径方向位置の関数としての、測定されるセンサ基準出力信号を反映するグラフを示す。 本発明の具体例に従った、外側のシリンダに対するニードル先端の垂直方向位置に対するセンサ基準出力信号の測定値を反映するグラフである。 本発明の具体例に従った、10msの検出時定数を適用し、二つの個々の0.25μLのエタノール液滴に対する分配容積センサを反映するグラフを示す。 本発明の具体例に従った、1msの検出時定数を適用し、単一の0.25μLのエタノール液滴に対する分配容積センサの記録を反映するグラフを示す。 本発明の具体例に従った、0.3msの検出時定数を適用し、単一の0.25μLのエタノール液滴に対する分配容積センサの記録を反映するグラフを示す。 本発明の具体例に従った、電気的に活性な分配ニードルの二次元配列を示す。 本発明の具体例に従った、分配ニードルの半径方向位置に対するセンサ基準出力信号の測定値を反映するグラフを示す。 本発明の具体例に従った、分配ニードルの次の隣接からの推定される付加基準寄与を反映するグラフを示す。 本発明の具体例に従った、四つの隣接を有する測定結果を考慮した、分配ニードルの、次の、および、直近の隣接からの推定される付加基準寄与を反映するグラフを示す。 本発明の具体例に従った、分配ニードルの外径の0.25μLの液滴に対する、単純化された、可能性のあるプロフィール形状を反映する図を示す。 本発明の具体例に従った、キャパシタンス値に関する液滴プロフィールの変化の影響を示すグラフである。 「コムソール マルチフィジックス 3.3」プログラムを用いて計算された、本発明による、同心円筒コンデンサの近傍の完全な電場寄与に対する等高線図であり、aは、オーバーラップ領域における均一な液層に関し、bは、同じ液量(0.25μL)であるが、オーバーラップ領域の下半分に集中されたものに関する。 本発明の具体例に従った、300msと300μsとの間での検出時定数の変更に対する、分配容積センサ出力信号におけるノイズ記録を示すグラフである。 本発明の具体例に従った、RF電圧計に対して0.1MΩと100MΩとの間の入力インピーダンス値Reを前提として、0.33pFのキャパシタンス値に対する図3による回路図の理論的伝達関数を反映するグラフを示す。 本発明の具体例に従った、多重同心円筒コンデンサ配置を含む、分配容積センサを示す。 本発明の具体例に従った、分配ニードルの配列がシリンダの対応配列を通って通過し、ウェルの配列に向けて、および、そこから移動する、分配容積センサを示す。 図27に示された配置と同様であるが、連続モードで電気的に活性化されるニードルと、RF電圧計と並列に接続された受容シリンダを有する、分配容積センサの具体例を示す。 本発明の具体例に従った、分配容積センサの一連の操作を示す。 本発明の具体例に従った、マルチプレックス/デマルチプレックスされた同心円筒コンデンサ配置を含む分配容積センサを示す。 本発明の具体例に従った、プロセッサーと連結した、図1の円筒コンデンサ配置を示す、機能的模式図を示す。 本発明の具体例に従った、プロセッサーの一連の作動を示す。
ニードルをベースにした分配システムにおいて、ニードル内部空間から出て行く液体の目標量は、多くの場合において、例えば、分配ピストンの特定の運動によって、非常によく制御されることが知られている。受容ウェルまたは他の型の容器に正確に達する液体の量は、しかしながら、ニードル内部空間から出て行く液体の一部が、分配ニードルの外径に沿って付着し、分配動作が生じた後、ニードル先端の外表面に残るので、不一致を示す。したがって、液体のある量が、特定の分配作動において「減少」となる。このメカニズムは、一つまたはそれ以上の続く分配動作において繰り返し現れ、液体の実質的な量が、それゆえに、ニードルの外径上に蓄積する。臨界量の液体が蓄積されると、この液体は、分配される液滴と「合体」し、目標分配量をはるかに超える実際の分配量を生じ、それに続く分析の結果における重大な誤りに結びつく。
この挙動は、例えば、水ベースの溶液/懸濁液または炭化水素ベース(例えば、エタノール)の溶液/懸濁液である、微生物同定(ID)および抗菌薬感受性測定(AST)のような、医療用診断分析の作業に使用される液体および試薬の型のような、ほとんどの型の液体に適用できる。目標分配量の典型的な範囲は0.5μmから100μmである。液体が分配される容器の型は、典型的には、マイクロタイタープレートのような、開放ウェルの二次元配列であるが、どんな小容積の容器も利用可能である。
容器への液体分配中の減少容積を同定し、正確に定量化する装置および方法が、発明の具体例により、以下に記載される。実際の分配容積は、それに続く分析結果を計算するときに、その後使用される。
分配容積センサの具体例が、図1に示される。センサは、この場合において、同心の円筒コンデンサ配置であり、分配ニードル2および受容シリンダ5から形成される。本発明の具体例に従って、ニードル2およびシリンダ5の双方は、導電性材料、または、導電性であるニードルの外面およびシリンダ内面を有する、絶縁材料から形成される。ニードル2は、当該技術分野において周知である種々の方法において、液体サンプルに吸引および分配作用を及ぼす、可動内部ピストン3またはいくつかの他の機構を装備される。受容シリンダ5は、電気絶縁性部材によって、機械的に支持され、所定の位置に保持される。
本発明の具体例に従って、作動中、ニードル2は、最初に、液体サンプルと接触させられる。液体は、それから、ピストン3を上方に動かすことによってニードル2内に吸引される。ピストン3が移動される距離は、吸引される液体サンプルの量を決定する。本発明の具体例による測定を実施するための前駆体として、ニードル2は、シリンダ5内に動かされ、シリンダ5に対して、実質的に同心および同軸位置に保持され、それにより、ニードル2は、一定の距離L、シリンダ5内に挿入され、同心の円筒コンデンサへの主たる寄与部分に相当する「オーバーラップ領域」を形成する。もし、吸引段階の最中に、または、分配段階の最中に、いくらかのサンプル液体4が、ニードル2の外側に残存すると、同心の円筒コンデンサ配置のキャパシタンス値は、液体サンプルがニードル2の外側に残存しない場合と比較して、分配段階の後により高くなる。それゆえ、分配段階の後に、ニードル2の外側に液体を有さないで決定される較正キャパシタンスと、測定キャパシタンス値を比較することは、サンプル液体4がニードル2の外側に存在するかどうかを、人が決定することを可能にする。キャパシタンス値の比較は、例えば、プロセッサまたは比較器200によって達成される。図31は、本発明の具体例に従って、プロセッサ200と連結する、図1の円筒コンデンサ配置を描写する、機能的な概略図を示す。
図32は、本発明の具体例に従う、プロセッサ200の一連の作動を示す。較正キャパシタンス値がプロセッサ200によって受信される(ステップ102)。この予め決定された値は、プロセッサ200によって、メモリまたは記憶装置(図示されない)からアクセスされる。液体が分配された後、分配後のキャパシタンス値が、同心の円筒コンデンサ配置1からプロセッサ200によって受信される(ステップ104)。プロセッサ200は、それから、分配後のキャパシタンス値が、較正キャパシタンス値より大きいかどうかを決定する(ステップ106)。もし、分配後のキャパシタンス値が、較正キャパシタンス値と同じであるなら、プロセッサ200は、それから、液体の目標の分配量が、液体の実際の分配量に等しく、それ自体、分配される液体の減少量がゼロであると決定する(ステップ108)。しかしながら、分配後のキャパシタンス値が、較正キャパシタンス値よりも大きいと、プロセッサ200は、それから、例えば、液体の目標の分配量から分配された液体の減少量を減じることにより、液体の実際の分配量を計算する(ステップ110)。
実際の分配量および/または減少した分配量は、それから、同じプロセッサ200または他のプロセッサによって、分析結果の計算に用いられる。加えて、実際の分配量および/または減少した分配量の大きさは、任意に、可視ディスプレイに表示されるか、または、分配動作後のニードルの外側の減少量の存在が、警告ライトによって示される。
分配段階において、特に、分配される液滴が、空中に噴出されず、受容ウエルの底に接触し、さらに、分配ニードルと接触して搬入される、「タッチオフ」分配手法を用いるときに、分配ニードル2の外側に存在するサンプル液体4は、意図される分配量と一緒になり、意図されない分配エラーを発生させるかもしれない。実例により、5μLの目標分配量が、5%の正確さで分配されねばならないとすると、そのとき、ニードル2の外側の液体4の量は、0.25μLの量を超えない。典型的な分配ニードルの直径が0.9mmであり、そして、ほぼ2mmの液体4の長さYであると仮定すると、0.25μLの量は、厚みZ=42μm(0.0016インチ)の均一な液層となる。そのような液層は、本発明の具体例による、分配容積センサによって確実に検出される。実際に、本発明の具体例による、分配容積センサを用いて、わずか0.5μLの目標分配量に対して、減少量が正しく検出され得る。
図2は、本発明の具体例による、分配容積センサの電気的構成を示す。正弦波発生器のような信号源7が分配ニードル2に接続され、図1による同心の円筒コンデンサ配置1の一つの電極を形成する。同心の円筒コンデンサ配置1の第二の電極を形成する、受容シリンダ5が、RF電圧計8の入力に接続される。他の時間依存性の周期信号がまた使用され得るので、本発明によるセンサは、正弦波励振の使用に制限されないことが留意されるべきである。しかしながら、以下の本発明の詳細な説明は正弦波信号を利用する。
図3は、図2に示された構成を備えた、本発明の具体例による、分配容積センサの回路図を示す。センサは、信号源7から、結節点AおよびG1、それぞれの間で、電圧Viの入力信号を受ける。Riは信号源7の出力インピーダンスを表し、通常、500Ωと50Ωとの間のかなり低い値を有する。Csは、同心の円筒コンデンサ配置1のキャパシタンスであり、「検知コンデンサ」を表す。以下に示されるように、Cs値は、典型的には、1pFをはるかに下回っている。CpおよびReは、RF電圧計8の入力キャパシタンスおよび入力インピーダンスであり、同心の円筒コンデンサ配置1を、RF電圧計8に接続する配線のキャパシタンスを含む。センサの始動は、結節点BおよびG2、それぞれの間の電圧出力信号Voを発生している。図4は、Rf電圧計に対する100MΩの入力インピーダンス、および、接続配線を加えたRF電圧計に対するCp=50pFの値を仮定し、それぞれ、Csに対する0.33pFおよび0.35pFのキャパシタンス値に対する、図3による回路図の理論的伝達関数T(f)=Vo/Viを示す。図4におけるプロットから解るように、伝達関数T(f)、および、それゆえに、センサ出力信号電圧Voは、周波数fに依存しなくなるが、Cs値に依存する。このことは、十分に高い周波数で作動する時には周波数の安定性は要求されないことを意味する。
図5は、1.76mmの内径と、ニードル2およびシリンダ5の間の2mmのオーバーラップ領域長さLを備える受容シリンダ5を含む、図1に示された同心の円筒コンデンサ配置における、0.9mmの外径を有する分配ニードル2の外径上での、二つの個々の、0.25μLのエタノール(ETOH)の液滴の付着およびその後の蒸発を反映した、本発明の具体例による分配容積センサに関しての、時間対電圧の記録を示す。信号源7は、周波数f=2kHzおよび電圧Vi=1.5Vで作動された。RF電圧計8は、入力インピーダンスRe=10MΩおよび入力キャパシタンスCe’=25pFを有した。配線のキャパシタンスCc=25pFを考慮すると、全体の入力キャパシタンスは、Cp=50pFであった。検出時定数は、TC=300msであった。図5の記録曲線における、階段状の特徴は、電気的ノイズではなく、デジタル変換を表すことが留意されるべきである。RF電圧計は、この実験では、過剰量の液体による万一の短絡の場合に装置を保護するために、2Vのフルスケールで操作された。
図6は、水なしのエタノールの蒸発速度と対比されるときの、エタノール滴への水の混入における蒸発速度の減少を示す。図7は、分配ニードル2の外径上における、単一の0.25−μLの水滴のセンサ記録を示す。時間T1で、水滴が、ニードル先端の外側に付着される。時間T1とT2の間で、ニードル2は、2mm、受容シリンダ5内に同軸に挿入され、オーバーラップ領域を生成する。正弦波励振信号電圧は、この実験において、Vi=1.5VからVi’=0.75Vに引き下げられ、50%の出力信号電圧の減少を引き起こす。水滴からの信号は、非常に低い蒸発速度により、時間を経ても僅かな減少のみを示す。減少した励振信号電圧を考慮すると、水の誘電率がεW=81で、エタノールの誘電率εETOH=81より十分に高いという事実にもかかわらず、水に対する液滴に関連する信号は、ほとんど、エタノールに対する対応する信号と同一である。このことは、励振信号電圧が、物質の誘電率に依存しないので、種々の異なるサンプル液体を扱う、多重センサ配置の操作を可能にすることから、重要な利点である。
したがって、異なる誘電率を有するが等量の液滴は、一般的に、同じような信号電圧を有する分配容積センサ信号を発生する。図8は、「マスキャド」ソフトウエアによって計算された、ニードル先端の外側の0.25−μLの液滴に対する誘電率の関数としての、本発明の具体例による同心の円筒コンデンサのキャパシタンス値を示す。この計算は、0.90mmの外径を有するニードル、1.76mmの内径を有する受容シリンダ、および、2mmのオーバーラップ長さLに基いている。空のシリンダに対するキャパシタンス値は、0.165pFの較正キャパシタンスとして言及される。図8から明らかなように、液滴を有するキャパシタンス値は、誘電率からかなり独立しており、各液に対する再較正なしに、種々の液体を取り扱うことができる。図8における曲線の挙動は、同心の円筒コンデンサの「減少量」の液滴部分のキャパシタンス値が、空中のキャパシタンスよりはるかに大きいという事実でもって説明される。それゆえに、全体的なキャパシタンス値は、液滴の誘電率と独立している「空中」部によって左右される。
所与の液滴量に対するセンサ信号電圧の大きさおよび感度に影響する二つの変数は、図1に示されるように、受容シリンダ5の内径D、および、分配ニードル2および受容シリンダ5間のオーバーラップの長さLである。
図9は、液滴量の変更に対するキャパシタンスの変化についての受容シリンダの内径を変更することの影響を示す。1.76mm、2.46mmおよび3.16mmの内径を有する受容シリンダ、0.90mmの外径を有する分配ニードル、および、2mmのオーバーラップ長さLが、「マスキャド」ソフトウエアによって計算される前提とされた。図9のプロットは、検出感度、すなわち、液滴量の増大に伴うセンサ信号電圧の変化が、受容シリンダの内径の増大に伴って減少することを示す。1.76mmの内径に対するセンサ信号電圧は、0.25μLの液滴に対して、15.1%変化している。この変化は、2.46mmおよび3.16mmの内径に対して、それぞれ、10.1%および6.8%に減少される。より小さな受容シリンダがより高い検出感度を与える一方、液体の過剰量による短絡の危険がまた増大する。
図10は、「マスキャド」ソフトウエアによって計算される、液適量の変更に対するキャパシタンスの変化に関する、分配シリンダおよび受容シリンダのオーバーラップ長さを変更することの影響を示す。再び、計算は、0.9mmのニードル直径と1.76mmの受容シリンダに対する内径に基いている。ここでは、液層が全オーバーラップ領域の長さを超えて延びることが前提とされた。0.25−μLの液滴に対して、センサ信号電圧は、2mm、3mmおよび4mmのオーバーラップ長さに対し、それぞれ、15.1%、10.1%および7.6%で変化している。
図10のプロットは、より短いオーバーラップ長さLの利点を示すが、「より短い液滴」は、より厚い液層Zを意味する。このことは、分配ニードルおよび受容シリンダのオーバーラップ長さLの変更に対する、液滴量の関数としての推定される液層厚さZを示す、0.90mmの直径の分配ニードルに対する、図11の三つのプロットによって示される。2mmのオーバーラップ長さが、好ましい妥協案を表すことが、具体例の実施において見出される。
ニードル2の外側に液体を備えないで決定される、一貫した、および、安定した較正キャパシタンス値を与えるために、本発明の具体例による分配容積センサに対する安定した基準電圧を与えることが重要である。センサ信号電圧の基準電圧に影響する二つの要素は、受容シリンダに対する分配ニードルの半径方向および長手方向の位置である。
図12は、受容シリンダの内径に沿った分配ニードルの半径方向位置の関数としての、測定された分配容積センサの基準出力信号電圧を示す。この分配ニードルは、0.90mmの直径を有し、受容シリンダは、1.76mmの内径を有する。図12に示されるプロットは、受容シリンダの中心の周りの、内径に沿った、分配ニードルの要求される半径方向の位置づけの精度に対する見積もりを提供する。このプロットは、1%より小さい基準電圧変化を達成するために、分配ニードルの半径方向位置が、受容シリンダ直径の中心周りで、内径に沿って、135μm以内で変化することを示す。0.25μLの容積の液滴は、基準電圧に比較して、25%の信号電圧の増大をもたらし、その結果、液滴の検出は、明確に、および、正確に示されることが留意される。
基準電圧は、また、受容シリンダ内における分配ニードルの先端の長手方向位置、すなわち、オーバーラップ長さLに依存する。図13は、受容シリンダに対するニードル先端のY軸に沿った長手方向位置に対する、分配容積センサの基準出力信号の測定値を示す。図7、14、15および16に示された成績は、2mmのオーバーラップ長さLに対応し、3.75mVの基準電圧の結果となる、図13による、6.2mmの位置での、ニードル先端位置によって達成された。図13におけるプロットは、受容シリンダの内部における、1.05mV/mmのニードル先端位置の変化に対する基準電圧の変化を示す。このことは、受容シリンダ内のニードル先端の長手方向位置が、少なくとも、この実験のパラメータに対して、3.75−mVの基準電圧に対する1%の基準安定性を保証するために、36μの精度で制御されねばならないことを意味する。
本発明の一つの具体例による分配容積センサは、例えば、それにより、この配置の寸法が、複数ウエルのプラスチックプレートの寸法に合致する、少なくとも一列、および、少なくとも一段の分配ニードルの配置、を含む、多重バージョンにおいて用いられる。図17は、中央に、分配ニードル2および受容シリンダ5を含む、一つの同心の円筒コンデンサを有し、その周囲の隣接コンデンサ31および41が、全て、P=5.81mmのピッチを有する、そのような配列を示す。そのような状態において、一つ以上、または、全ての分配ニードル2、32および42でさえも、正弦波RF電圧でもって、同時に、作動させられる。このことは、どの所与の受容シリンダ5も、「直近の隣接」ニードル32、および、「次の隣接」ニードル42からの、追加のRF場の関与を受けることを意味する。各々の作動される隣接ニードルのみが、それぞれの隣接シリンダ35および45の頂部上に突出する隣接ニードルの部分を備える、中央の受容シリンダ5に電圧を発生させ得る。したがって、図18に示された実験は、付加RF場の関与を最大化するために、それ自身の受容シリンダ5の頂部と同じ高さ、すなわち、オーバーラップ長さL=0を有する、作動されたニードル先端で実施された。
図18は、本発明の具体例に従い、分配ニードル2の半径方向位置に対する、分配容積センサの基準出力の測定値を反映するグラフを示す。ここで、作動されるニードル2は、通常の中央位置、すなわち、図18における半径方向位置「0」から、P=5.81mmのピッチを有する配列内に位置づけられる、直近の隣接32および次の隣接42へ向けて半径方向に動かされる。要するに、図18のプロットは、次32のおよび直近42の隣接位置に位置づけられたニードルが、グラフの左側に示された受容シリンダ内で、まだ、センサ信号を発生することを示す。しかしながら、そのような隣接するニードル32および42における、薄い可能性のある液滴層は、発生電圧に影響を及ぼさないことが期待される。換言すると、次の、および、直近の隣接は、基準電圧に固定した影響を及ぼすが、センサ出力信号に寄与しないと信じられる。
図19は、本発明の具体例による、分配ニードル2の次の隣接32からの、見積もられた付加基準関与を反映するグラフを示す。曲線Aは、作動される唯一の分配ニードル2を有する、0.25−μLのエタノールの二つの液滴の分配容積センサの記録を示す。曲線Bは、図18に示された計測値に基く、図17に示されるような四つの次の隣接分配ニードル32からの、計算された負荷基準関与を備える信号を示す。曲線Cは、四つの作動された直近の隣接分配ニードル42を備える、実際の測定基準値を示す。見られるように、測定される基準の関与は、十分に、見積もられる関与以下である。
図20は、本発明の具体例による、四つの隣接を有する測定の結果を考慮に入れた、分配ニードル2の次32のおよび直近42の隣接からの見積もられた付加基準関与を反映するグラフである。曲線Aは、再び、作動される一つの分配ニードルのみを有するエタノールの二つの0.25μLの液滴の分配容積センサの記録であり、曲線Dは、図19、曲線Cの四つの隣接の結果に基く、八つの、直近および次の、作動される隣接分配ニードルを有する、新たに見積もられた信号を示す。図20から導かれる結論は、0.25μLの容積の液滴は、同時に作動される隣接するニードルの配列内であったも、容易に検出され得るということである。
これまでのところ、減少分配容積4の液滴が、全オーバーラップ領域で分配ニードル2の外側に沿って一定の厚みの層として広げられることが仮定された。図21は、液滴形状の変化の影響を見積もるために、一定の容積の液滴に対して、単純化された、あり得るプロフィールa、bおよびcを示す。図22は、オーバーラップ領域の低い方の半分での厚みとして定義される、液滴Rの最大厚みに対してプロットされるキャパシタンスを有する期待されるキャパシタンス値に関する、図21による0.25−μLのプロフィールでの変化の影響を示す。
図21aにおいて、液滴4aは、R=42μmに対応する、全オーバーラップ領域に沿う一定の厚みを有する。図21cにおいて、オーバーラップ領域の上半分には液体が残らず、液滴4cは、R=81μmの結果となる、オーバーラップ領域の下半分での一定の厚みを有する。図21bにおいて、液滴4bの層厚みは、オーバーラップ領域の下半分において大きく、その結果、Rは、42μmと81μmの範囲内の値である。図22における上の曲線は、最大厚みR、ひいては、液滴のプロフィールが厚み無しから他へと増大される場合、キャパシタンスが変化する仕方を示す。見られるように、小さな影響があるにすぎず、本発明による分配容積センサは、種々の液滴プロフィールに対応する。図22の下方の曲線は、0μLの液滴容積に対応する、較正キャパシタンスを表わす。
以前の段落において、同心の円筒コンデンサ配置に対するキャパシタンス値は、漂遊磁界を考慮することなく、「マスキャド」ソフトウエアによって計算された。漂遊磁界は分配ニードル2と受容シリンダ5との間の内部オーバーラップ領域を超えて生じる磁界である。それゆえ、「コムソル マルチフィジックス」ソフトウェアプログラムを用いることによって、漂遊磁界を含むように、対応するキャパシタンス値が再計算された。この場合において、分配ニードルは、0.90mmの外径を有し、受容シリンダは、1.76mmの内径Dを有し、および、オーバーラップ領域の長さLは、2mmである。図23aおよび23bは、「コムソル マルチフィジックス−3.3」プログラムを用いて計算された、本発明による同心の円筒コンデンサ近くの完全な電場分布に対する等高線図を示す。図23aは、図21aに示されたオーバーラップ領域における一定厚みの均一な液層に言及し、図23bは、図21cに示されるように、オーバーラップ領域の下半分に集められた、同じ液量(0.25μL)に言及する。一方、図23aおよび23bの等高線図は、電場が、オーバーラップ領域を超えて遠く、外部空間に延びることを明確に示しており、液滴のプロフィールのみが、オーバーラップ領域内部の液滴の近くの界分布に影響を有するが、液滴から遠く離れた界分布に影響を有しないように見える。この観察は、漂遊磁場要素を考慮に入れることは、より高い基準キャパシタンスの結果となるが、液滴に関するセンサ信号の変化には大きな影響を与えないという結論を導く。
次の表1は、このことを示している。
Figure 0005277241
表1におけるキャパシティ値C1は、「マスキャド」ソフトウエアを用いて計算され、漂遊磁界要素は、考慮されていない。表1におけるキャパシティ値C2は、「コムソル マルチフィジックス」ソフトウエアを用いて計算され、漂遊磁界要素が考慮された。この表の数値は、同心の円筒コンデンサ内における0.25−μLの液滴の存在にもかかわらず、漂遊磁場要素を考慮することが、ほぼ、0.90*10-13Fだけ常に高いというキャパシタンスの結果になることを示す。したがって、漂遊磁場要素は、基準キャパシタンス値に、定数項を加えている。
本発明の具体例による多重分配容積センサを操作するために、測定を実行するために必要な時間が小さいことが典型的に望まれる。図14、15および16は、それぞれ、10ms、1mおよび0.3msの検出時定数での0.25-μLの一つのエタノール液滴の分配容積センサの記録を示す。
以下に説明されるように、0.3msの場合でさえ、好適な信号対雑音比が得られる。
図24は、300msと300μsの間で検出時定数を変更することに対する、分配容積センサの出力信号における雑音の記録を、より詳細に示す。個々のプロットは、明りょう化のため、0.03mVずつシフトされている。0.3msの検出時定数に対して、最大振幅の雑音電圧は、センサ出力信号電圧のたった約1%に達する。換言すると、0.25μLの液滴は、100:1の信号対雑音比で検出され得る。このことは、本発明の具体例による分配容積センサ1が、1秒未満で、液体の存在に対して、150の個々の分配ニードルをスキャンするのに好適であることを意味する。
図4に示される伝達関数は、入力インピーダンス値Re=100MΩを有するRF電圧計に言及する。したがって、低い入力インピーダンス値が、多重分配容積センサのための短いデータ取得時間を達成するために、また、要求される。図25は、RF電圧計に対する、0.1MΩおよび100MΩの間の入力インピーダンス値を仮定して、0.33pFのキャパシタンス値に対する、図3による回路図の論理的な伝達関数を示す。見られるように、操作周波数をそれゆえに調整することによって、全てのインピーダンス値に対して、同じプラトー値が達成される。
図26は、多重の同心の円筒コンデンサ配置を含む、本発明の具体例による分配容積センサを示す。マルチプレクサまたはマックス(場合によっては、マルチプレクサ−デマルチプレクサの結合に対して、マルデックスの用語がまた見られる。)は、マルチプレキシングを実行する器具であり、それは、多くのアナログおよびデジタル入力信号の一つを選択し、単一線にその信号を出力する。信号源7が配列(ここで、xは、配列の全ニードル数と等しい。)の全分配ニードル2axと並列に接続される。ニードル2axは、電気絶縁部材9によって、機械的に支持され、定位置に保持される。受容シリンダ5ax(ここで、xは、配列の全シリンダ数と等しい。)は、適合する配列に配置され、電気絶縁部材10によって支持される。全ての受容シリンダ5axは、マルチプレクサ11の入力と接続される。マルチプレクサ11の出力は、最後に、RF電圧計の入力と接続される。マルチプレクサは、それゆえ、複数入力、単数出力スイッチとして、デマルチプレクサは、単数入力、複数出力スイッチとして考慮される。測定は、配列における全てのニードル2ax上での分配行程の後に実行され、ニードル2axと受容シリンダ5ax間の適切なオーバーラップ長さが実現されるまで、部材9が受容シリンダ5axに向けて位置づけられる。通常のコンピュータ(不図示)が、配列における全てのニードル2axが操作の連続モードでスキャンされるような方法で、マルチプレクサ11を制御するために使用される。記録された信号は、それから、ニードル2axに液滴が存在しない状態で先に記録された基準信号のセットと比較される。もし、記録された信号が、対応する基準信号を超えなければ、液滴は存在しない。
図27は、本発明による分配容積センサの、さらに他の具体例を示し、分配ニードル2bxの配列が、受容シリンダ15bxの適合する配列を通過し、それぞれ、ウェル13bxの配列12に向けて、および、そこから離れて移動する(xは、配列におけるニードル/シリンダ/ウェルの全数に等しい。)。受容シリンダ15bxの配列は、部材14によって支持され、定位置に保持される。図27のセンサ配置において、受容シリンダ15は、互いに絶縁され、ワイアハーネス16を通してマルチプレクサ11の入力に接続される。図27に示されるセンサ配置は、多くの利点を有する。第一に、分配ニードル2bxの配列は、キャパシタンスを測定するために、ウェル13bxの配列に向う途中で、回り道をしなくてもよく、時間を節約する。第二に、分配ニードル2bxの配列は、分配行程に先立ち、保持液体の存在をチェックされる。第三に、分配ニードル2bxの配列は、分配行程の実行後、ウェル13bxの配列から離れて移行する途中で、分配容積に対する今回を再チェックされる。
図28は、本発明による分配容積センサの、さらなる具体例を示し、図27の配置に類似するが、コンピュータ制御される(コンピュータは不図示)デマルチプレクサ17によって、連続モードで電気的に作動される分配ニードルを有する。全ての受容シリンダ15cxは、互いに接続され、ケーブル18を通してRF電圧計8の入力に連結される。図27に示される配置を超えるこの配置の付加的な利点は、デマルチプレクサ17が、非常に小さい伝達関数に終わることがなく、非常に速い作動を可能にする、50Ωまたはそれより小さい、非常に低い出力インピーダンス値を有し得るという事実である。図28の配置において、唯一つの分配ニードル2のみが、常に電気的に活性であり、および、唯一つのシリンダ15のみがRF電場を「受容」する。他の全てのシリンダは、一定の電気的接地電位で、不活性ニードルに対する。したがって、他の全てのシリンダは、図3に示された回路図において、コンデンサCpと並列の一つのコンデンサCp’として機能する。もし、例えば、配列が、0.90mmの直径の136個のニードルと、1.76mmの内径の136個の受容シリンダを有し、オーバーラップ長さが2mmであるとすると、135個の「他の」同心の円筒コンデンサは、表1によると、コンデンサCp’=135*2.536*10-13F=34.2pFである。図27の配列と比較して、図28による配列のプラトー領域での伝達関数は、元の値Cp=50pFを計算に入れると、41%だけ減少する。
図26、27および28に示された多重センサ配置は、分配ニードルの数と同じの多くのチャネルを有するマルチプレクサを利用する。減少されたチャネル数のマルチプレクサは、図29に象徴的に示されたセンサ配置と共に使用される。ここにおいて、マルチウェルプレートは、17列および8行に配置された、136要素を有していると仮定される。ただ8つの出力チャネルを有するデマルチプレクサは、入来矢印23およびバンド22によって図29に示されるように、同時に、分配ニードルの一行全部を起動するように使用される。一行の全ニードルの同時起動は、互いに、電気的に接続することによって達成される。17の入力チャネルを有するマルチプレクサが、出向矢印25およびバンド24によって図29に示されるように、一列の全ての受容シリンダを、RF電圧計の入力に接続するように、検出側で使用される。一列の全ての受容シリンダは、マルチプレクサの入力に、互いに、電気的に直列で接続することにより、利用可能とされる。常に、一列の一つのシリンダのみがRF場を受容し、一方、残りの7つは、平行なキャパシタンス値Cp”=7*2.536*10-13F=1.8pFを示す。作動において行22は、左から右へ全ての列を通してスキャンされる。この動作は、その行の読み出しの結果となる。次の行が、それから、再び、左から右へと全ての列を通してスキャンされ、次の行の読み出しの結果となり、全ての配列が読まれるまで継続する。
図30は、図29に記載された具体例に対応する多重センサ配置を示し、デマルチプレクサ19およびマルチプレクサ20を示す。受容シリンダ15dxは、互いに絶縁され、ワイアハーネス21を介してマルチプレクサ20の入力と接続される。デマルチプレクサ19およびマルチプレクサ20の双方は、通常のコンピュータ(不図示)によって制御され、同期させられる。図30の配置は、分配ニードルの配列に迂回路は要求されないという点で、図27および28に示されたものと同じ利点を有する。加えて、かなり、低いチャネル数のマルチプレクサが使用され得る。
発明と関連し、これまでの説明と添付された図面に示された教示の利益を有する、ここに説明された発明の多くの変更および他の具体例が、当業者に想到されるであろう。それゆえ、発明は、開示された特定の具体例に限定されず、変更および他の具体例は、添付の特許請求の範囲に含まれることが意図される。ここにおいて、特定の用語が採用されるが、それらは、一般的および記述的な意味のみで使用され、限定の目的には使用されない。

Claims (36)

  1. 分配容積センサであって、
    液体サンプルを分配するための分配ニードル、および、
    上記分配ニードルを受容するための受容シリンダを含み、
    上記分配ニードルおよび上記受容シリンダは、上記分配ニードルの上記受容シリンダへの一定距離の挿入が、液体が、上記分配ニードルに吸引され、または、上記分配ニードルから分配された後の、上記分配ニードルの外側に付着した液体の量を検出するためのコンデンサを形成するように配置されていることを特徴とする分配容積センサ。
  2. 請求項1の分配容積センサであって、上記分配ニードルが、さらにニードル先端を含み、上記分配ニードル先端が、一定のオーバーラップ長さ、上記受容シリンダに同軸で受容されることを特徴とする分配容積センサ。
  3. 請求項2の分配容積センサであって、上記ニードル先端が第一の電極であり、上記受容シリンダが第二の電極であることを特徴とする分配容積センサ。
  4. 請求項1の分配容積センサであって、上記コンデンサのキャパシタンスを測定し、上記測定キャパシタンス値を較正キャパシタンス値と比較することによって、上記分配液体の減少容積の存在を決定するために構成されたプロセッサをさらに含むことを特徴とする分配容積センサ。
  5. 請求項4の分配容積センサであって、上記コンデンサの測定キャパシタンスが、上記ニードル先端の外面に存在する物質の誘電率に実質的に依存しないことを特徴とする分配容積センサ。
  6. 請求項1の分配容積センサであって、上記分配ニードルおよび受容シリンダが、電気導電性物質から形成されていることを特徴とする分配容積センサ。
  7. 請求項1の分配容積センサであって、上記分配ニードルの外面、および、上記受容シリンダの内面が、電気的に導電性であることを特徴とする分配容積センサ。
  8. 分配容積センサであって、
    第一の電気絶縁性部材によって所定位置に保持され、少なくとも1行および少なくとも1列の配列に配置された複数の分配ニードル、
    第二の電気絶縁性部材によって支持され、少なくとも1行および少なくとも1列の適合配列に配置された複数の受容シリンダを含み、
    上記複数の分配ニードルの上記複数の受容シリンダへの一定距離の挿入で、液体が、上記分配ニードルのそれぞれに吸引され、または、上記分配ニードルのそれぞれから分配された後の、上記分配ニードルのそれぞれの外側に付着した液体の量を検出するための複数のコンデンサが形成されることを特徴とする分配容積センサ。
  9. 請求項8の分配容積センサであって、上記複数の分配ニードルの各々と並列に接続された信号源をさらに含むことを特徴とする分配容積センサ。
  10. 請求項8の分配容積センサであって、上記分配ニードルの配列に適合する配列に配置された複数のウェルをさらに含み、上記分配ニードルの各々が、上記複数の受容シリンダの少なくとも一つ、および、上記複数のウェルの少なくとも一つに対応していることを特徴とする分配容積センサ。
  11. 請求項10の分配容積センサであって、上記複数の分配ニードルの各々が、さらにニードル先端を含み、上記分配ニードルの上記各々のニードル先端が、上記複数のウェルの少なくとも一つに液体を分配するために上記受容シリンダの少なくとも一つを通って通過せねばならないことを特徴とする分配容積センサ。
  12. 請求項8の分配容積センサであって、複数の入力チャネルおよび一つの出力チャネルを有するマルチプレクサをさらに含み、上記複数の受容シリンダが、上記マルチプレクサの上記複数の入力チャネルに接続され、上記一つの出力チャネルが電圧計の入力に接続されることを特徴とする分配容積センサ。
  13. 請求項12の分配容積センサであって、上記複数の受容シリンダが、互いから絶縁され、上記マルチプレクサの上記複数の入力の一つと個々に接続されることを特徴とする分配容積センサ。
  14. 請求項8の分配容積センサであって、上記複数の受容シリンダが互いに接続され、上記電圧計の上記入力に接続されることを特徴とする分配容積センサ。
  15. 請求項8の分配容積センサであって、一つの入力チャネルと複数の出力チャネルを有するデマルチプレクサをさらに含み、上記一つの入力チャネルが、信号源の出力に接続され、上記複数の分配ニードルが、上記デマルチプレクサの上記複数の出力チャネルに接続されることを特徴とする分配容積センサ。
  16. 請求項15の分配容積センサであって、上記分配ニードルが、上記デマルチプレクサによって、直列モードで電気的に活性化されることを特徴とする分配容積センサ。
  17. 請求項15の分配容積センサであって、上記デマルチプレクサが、上記分配ニードルの配列における分配ニードルの数と等しい、複数の出力チャネルを含むことを特徴とする分配容積センサ。
  18. 請求項15の分配容積センサであって、上記デマルチプレクサが、上記分配ニードルの配列の1行の分配ニードルの数と等しい、複数の出力チャネルを含むことを特徴とする分配容積センサ。
  19. 請求項8の分配容積センサであって、
    一つの入力と複数の出力を有するデマルリプレクサであって、上記デマルチプレクサの上記入力が信号源の出力に接続され、上記複数の分配ニードルが、上記デマルチプレクサの上記複数の出力に接続されるデマルチプレクサ、および、
    複数の入力と一つの出力を有するマルチプレクサであって、上記複数の受容シリンダが上記マルチプレクサの上記複数の入力に接続され、上記マルチプレクサの上記出力が電圧計の入力に接続されるマルチプレクサを、
    さらに含むことを特徴とする分配容積センサ。
  20. 請求項19の分配容積センサであって、上記分配ニードルが、上記デマルチプレクによって、直列モードで電気的に活性化されることを特徴とする分配容積センサ。
  21. 請求項19の分配容積センサであって、上記デマルチプレクサが、上記分配ニードルの配列の1行の分配ニードルの数と等しい複数の出力を含むことを特徴とする分配容積センサ。
  22. 請求項19の分配容積センサであって、上記マルチプレクサが、上記分配ニードルの配列の1列の受容シリンダの数と等しい複数の入力を含むことを特徴とする分配容積センサ。
  23. 分配液体の容積を決定するための方法であって、
    ニードル先端を有する分配ニードルに、液体サンプルの目標の容積を導入すること、
    容器に上記分配ニードルから上記液体サンプルの実際の容積を分配すること、
    上記ニードル先端を受容シリンダに一定距離挿入し、それにより上記分配ニードルの外側における液体の量を検出するためのコンデンサを形成すること、
    上記コンデンサのキャパシタンスを測定すること、および、
    上記測定キャパシタンス値を較正キャパシタンス値と比較することによって、分配液体サンプルの減少容積の存在を決定すること、
    を含む方法。
  24. 請求項23の方法であって、上記較正キャパシタンス値が、上記ニードルの外側に液体サンプルが存在しない、上記コンデンサの較正キャパシタンス値であることを特徴とする方法。
  25. 請求項23の方法であって、上記較正キャパシタンス値と比較されたときの、より大きい上記測定キャパシタンス値が、上記減少容積の存在を示すことを特徴とする方法。
  26. 請求項23の方法であって、
    上記測定キャパシタンス値を上記コンデンサの較正キャパシタンス値と比較することにより、上記分配液体サンプルの減少容積を計算すること、および、
    上記目標の容積から上記減少容積を減算することによって、液体サンプルの実際の分配容積を計算すること、をさらに含むことを特徴とする方法。
  27. 請求項26の方法であって、プロセッサが、上記減少容積および上記実際の分配容積を計算するために使用されることを特徴とする方法。
  28. 請求項23の方法であって、分配ニードルに液体サンプルの目標の容積を導入する段階が、
    上記液体サンプルに上記分配ニードルの上記ニードル先端を挿入する段階、および、
    上記分配ニードルに上記液体サンプルの上記目標の容積を吸引する段階、をさらに含むことを特徴とする方法。
  29. 請求項23の方法であって、上記コンデンサのキャパシタンスを測定する段階が、
    信号源から上記分配ニードルに入力信号を与える段階、および、
    電圧計を用いて上記受容シリンダからの出力信号を測定する段階を、
    さらに含むことを特徴とする方法。
  30. 請求項23の方法であって、上記測定キャパシタンス値が、上記液体サンプルの誘電率に実質的に依存しないことを特徴とする方法。
  31. 請求項23の方法であって、上記コンデンサが、同心の円筒コンデンサであることを特徴とする方法。
  32. 請求項23の方法であって、上記測定キャパシタンス値と較正キャパシタンス値との上記比較が、プロセッサによって実行されることを特徴とする方法。
  33. 請求項29の方法であって、上記入力信号が、時間依存性の電気信号であることを特徴とする方法。
  34. 請求項33の方法であって、上記時間依存性の信号が、正弦波信号であることを特徴とする方法。
  35. 請求項34の方法であって、電気回路の伝達関数が周波数に依存しなくなるように、上記正弦波信号の周波数が選択されることを特徴とする方法。
  36. 請求項34の方法であって、上記正弦波信号が、周波数安定化を伴わないことを特徴とする方法。
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