JP5277144B2 - スクリュロータの製造方法、スクリュロータ、及び水注入式スクリュ圧縮機 - Google Patents

スクリュロータの製造方法、スクリュロータ、及び水注入式スクリュ圧縮機 Download PDF

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Description

本発明は、螺旋状の歯部を有するスクリュロータの製造方法、スクリュロータ、及び水注入式スクリュ圧縮機に関する。
水注入式スクリュ圧縮機は、例えば、雌雄一対のスクリュロータを有し、それらスクリュロータの噛合いによって形成された(すなわり、スクリュロータの歯溝とケーシングの内壁とで形成された)圧縮室に水を注入するようになっている。そして、圧縮室に水を注入することにより、ロータ間、ロータ・ケーシング間の隙間からの漏れをシールする効果や冷却効果が得られ、圧縮室に油や水を注入しないオイルフリースクリュー圧縮機と比べて高性能となっている。しかし、その反面、錆びが発生する可能性が生じる。そこで、例えば、スクリュロータの歯部は、耐食性材料として短繊維強化材(例えばガラス繊維)などを含有する樹脂で形成することが提唱されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平2−27180号公報
上記従来技術では、スクリュロータの歯部は、短繊維強化材などを含有する樹脂で形成されている。ところが、例えばスクリュロータの歯部全体を一体として樹脂成型する場合には、その大きさのため、成型時に樹脂の収縮や気泡の発生などが生じやすく、品質を向上させることが困難になる。
本発明の目的は、品質を向上させることができるスクリュロータの製造方法、スクリュロータ、及び水注入式スクリュ圧縮機を提供することにある。
(1)上記目的を達成するために、本発明は、螺旋状の歯部を有するスクリュロータの製造方法において、短繊維強化材及び粒子状強化材を含有するか若しくは長繊維からなるクロス状強化材を含有する複数の樹脂ブロックを、円形板状にそれぞれ成型し、前記複数の樹脂ブロックをロータ軸に挿通して軸方向に積層し、積層した前記複数の樹脂ブロックを機械加工して前記歯部を形成する。
このように本発明においては、複数の樹脂ブロックを積層し、機械加工して歯部を形成する。すなわち、歯部を一体として樹脂成型するのではなく、複数の樹脂ブロックに分割して樹脂成型するので、成型単体を小さくすることができ、成型時に樹脂の収縮や気泡の発生などを抑えることができる。したがって、品質を向上させることができる。
(2)上記目的を達成するために、本発明は、螺旋状の歯部を有するスクリュロータの製造方法において、短繊維強化材及び粒子状強化材を含有するか若しくは長繊維からなるクロス状強化材を含有する複数の樹脂ブロックを、歯溝面が軸方向に対して略平行となる平行歯形板状にそれぞれ成型し、ロータ軸に、径方向外側に突出するとともに前記歯部と同じねじれ角で螺旋状に延在する螺旋ガイドを設け、前記複数の樹脂ブロックに、前記ロータ軸が挿通するための軸穴が形成されるとともに、前記螺旋ガイドと挿嵌するガイド溝が前記軸穴に形成されて、前記複数の樹脂ブロックを各位相に合わせるように配置しながらロータ軸に挿通して軸方向に積層し、積層した前記複数の樹脂ブロックを機械加工して前記歯部を形成する。
(3)上記目的を達成するために、本発明は、螺旋状の歯部を有するスクリュロータの製造方法において、短繊維強化材及び粒子状強化材を含有するか若しくは長繊維からなるクロス状強化材を含有する複数の樹脂ブロックを、歯溝面が軸方向に対して略平行となる平行歯形板状にそれぞれ成型し、ロータ軸に、径方向外側に突出するとともに軸方向に直線状に延在して周方向に前記樹脂ブロックの位相毎に形成された複数の直線ガイドを設け、前記複数の樹脂ブロックに、前記ロータ軸が挿通するための軸穴が形成されるとともに、前記複数の直線ガイドに挿嵌する複数のガイド溝が前記軸穴に形成されて、前記複数の樹脂ブロックを各位相に合わせるように配置しながらロータ軸に挿通して軸方向に積層し、積層した前記複数の樹脂ブロックを機械加工して前記歯部を形成する。
このように本発明においては、上記(1)と同様、複数の樹脂ブロックを積層し、機械加工して歯部を形成する。すなわち、歯部を一体として樹脂成型するのではなく、複数の樹脂ブロックに分割して樹脂成型するので、成型単体を小さくすることができ、成型時に樹脂の収縮や気泡の発生などを抑えることができる。したがって、品質を向上させることができる。また、本発明においては、樹脂ブロックを平行歯形板状に成型するので、上記(1)のように円形板状に成型する場合と比べて、歯部を形成するための加工代を小さくすることができ、製造時間を短縮することができる。
)上記目的を達成するために、本発明は、螺旋状の歯部を有するスクリュロータの製造方法において、短繊維強化材及び粒子状強化材を含有するか若しくは長繊維からなるクロス状強化材を含有する複数の樹脂ブロックを、歯溝面が軸方向に対して前記歯部と同じねじれ角で傾斜する螺旋歯形板状にそれぞれ成型し、前記複数の樹脂ブロックを各位相に合わせるように配置しながらロータ軸に挿通して軸方向に積層して前記歯部を形成する。
このように本発明においては、複数の樹脂ブロックを積層して歯部を形成する。すなわち、歯部を一体として樹脂成型するのではなく、複数の樹脂ブロックに分割して樹脂成型するので、成型単体を小さくすることができ、成型時に樹脂の収縮や気泡の発生などを抑えることができる。したがって、品質を向上させることができる。また、本発明においては、樹脂ブロックを螺旋歯形板状に成型するので、上記(2)のように平行歯形板状に成型する場合と比べて、歯部を形成するための加工をほとんど不要とし、製造時間を短縮することができる。
)上記()において、好ましくは、前記ロータ軸は、径方向外側に突出するとともに前記歯部と同じねじれ角で螺旋状に延在する螺旋ガイドを有し、前記樹脂ブロックは、前記ロータ軸が挿通する軸穴に形成されて前記螺旋ガイドと挿嵌するガイド溝を有する。
)上記()において、好ましくは、前記ロータ軸は、径方向外側に突出するとともに軸方向に直線状に延在して周方向に前記樹脂ブロックの位相毎に形成された複数の直線ガイドを有し、前記樹脂ブロックは、前記ロータ軸が挿通する軸穴に形成されて前記複数の直線ガイドに挿嵌する複数のガイド溝を有する。
)上記目的を達成するために、本発明は、螺旋状の歯部を有するスクリュロータにおいて、短繊維強化材及び粒子状強化材を含有するか若しくは長繊維からなるクロス状強化材を含有する複数の樹脂ブロックを、円形板状にそれぞれ成型し、前記複数の樹脂ブロックをロータ軸に挿通して軸方向に積層し、積層した前記複数の樹脂ブロックを機械加工して前記歯部が形成される。
)上記目的を達成するために、本発明は、螺旋状の歯部を有するスクリュロータにおいて、短繊維強化材及び粒子状強化材を含有するか若しくは長繊維からなるクロス状強化材を含有する複数の樹脂ブロックを、歯溝面が軸方向に対して略平行となる平行歯形板状にそれぞれ成型し、ロータ軸に、径方向外側に突出するとともに前記歯部と同じねじれ角で螺旋状に延在する螺旋ガイドを設け、前記複数の樹脂ブロックに、前記ロータ軸が挿通するための軸穴が形成されるとともに、前記螺旋ガイドと挿嵌するガイド溝が前記軸穴に形成されて、前記複数の樹脂ブロックを各位相に合わせるように配置しながらロータ軸に挿通して軸方向に積層し、積層した前記複数の樹脂ブロックを機械加工して前記歯部が形成される。
(9)上記目的を達成するために、本発明は、螺旋状の歯部を有するスクリュロータにおいて、短繊維強化材及び粒子状強化材を含有するか若しくは長繊維からなるクロス状強化材を含有する複数の樹脂ブロックを、歯溝面が軸方向に対して略平行となる平行歯形板状にそれぞれ成型し、ロータ軸に、径方向外側に突出するとともに軸方向に直線状に延在して周方向に前記樹脂ブロックの位相毎に形成された複数の直線ガイドを設け、前記複数の樹脂ブロックに、前記ロータ軸が挿通するための軸穴が形成されるとともに、前記複数の直線ガイドに挿嵌する複数のガイド溝が前記軸穴に形成されて、前記複数の樹脂ブロックを各位相に合わせるように配置しながらロータ軸に挿通して軸方向に積層し、積層した前記複数の樹脂ブロックを機械加工して前記歯部が形成される。
10)上記目的を達成するために、本発明は、螺旋状の歯部を有するスクリュロータにおいて、短繊維強化材及び粒子状強化材を含有するか若しくは長繊維からなるクロス状強化材を含有する複数の樹脂ブロックを、歯溝面が軸方向に対して前記歯部と同じねじれ角で傾斜する螺旋歯形板状にそれぞれ成型し、前記複数の樹脂ブロックを各位相に合わせるように配置しながらロータ軸に挿通して軸方向に積層して前記歯部が形成される。
11)上記()〜(10)のいずれか1つのスクリュロータを雌雄一対有し、前記一対のスクリュロータの噛合いによって形成された圧縮室に水を注入することを特徴とする水注入式スクリュ圧縮機。
本発明によれば、歯部全体を一体として樹脂成型するのではなく、複数の樹脂ブロックに分割して樹脂成型するので、成型単体を小さくすることができ、成型時に樹脂の収縮や気泡の発生などを抑えることができる。したがって、品質を向上させることができる。
本発明の適用対象である水注入式スクリュ圧縮機の全体構造を表す断面図である。 本発明の第1の実施形態のスクリュロータの製造方法における樹脂ブロックを表す斜視図である。 本発明の第1の実施形態のスクリュロータの製造方法における複数の樹脂ブロックをロータ軸に挿通して軸方向に積層した状態を表す斜視図である。 本発明の第1の実施形態のスクリュロータの製造方法における積層した複数の樹脂ブロックを機械加工して歯部を形成した状態を表す斜視図である。 本発明の第1の変形例のスクリュロータの製造方法における樹脂ブロックを表す斜視図である。 本発明の第2の実施形態のスクリュロータの製造方法における樹脂ブロックを表す斜視図である。 本発明の第3の実施形態のスクリュロータの製造方法における樹脂ブロックを表す斜視図である。 本発明の第2の変形例のスクリュロータの製造方法におけるロータ軸を表す斜視図である。 本発明の第2の変形例のスクリュロータの製造方法における樹脂ブロックを表す斜視図である。 本発明の第3の変形例のスクリュロータの製造方法におけるロータ軸を表す斜視図である。 本発明の第3の変形例のスクリュロータの製造方法における樹脂ブロックを表す斜視図である。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照しつつ説明する。
図1は、本発明の適用対象である水注入式スクリュ圧縮機の全体構造を表す断面図である。
この図1において、水注入式スクリュ圧縮機は、軸方向が平行で互いに噛み合いながら回転する雄ロータ1及び雌ロータ2(但し、図1中雄ロータ1のみ示し、後述の図4で雌ロータ2を示す)と、これら雄ロータ1及び雌ロータ2を収納するケーシング3とを備えている。
ケーシング3は、雄ロータ1及び雌ロータを収納してそれらの歯溝との間に圧縮室を形成する本体ケーシング4と、この本体ケーシング4の吐出側(図1中右側)端部に接続された吐出側ケーシング5と、この吐出側ケーシング5の端部に取り付けられた吐出側カバー6と、本体ケーシング4の吸入側(図1中左側)端部に取り付けられた吸入側カバー7とで構成されている。なお、本体ケーシング3には吸入ポート8が形成され、吐出側ケーシング4には吐出ポート9が形成されている。
雄ロータ1は、吐出側軸受10A(例えば、ころ軸受と玉軸受との組み合わせ)及び吸入側軸受10B(例えば、ころ軸受)で回転可能に支持され、雌ロータ2は、図示しないが、吐出側軸受及び吸入側軸受で回転可能に支持されている。吐出側ケーシング5及び吐出側カバー6で形成された油室11Aには油が溜められており、この油を吐出側軸受10A等に供給するために雄ロータ1の吐出側端部に跳ね上げ部材12Aが設けられている。また、本体ケーシング4及び吸入側カバー7で形成された油室11Bには油が溜められており、この油を吸入側軸受10B等に供給するために雄ロータ1の吸入側端部に跳ね上げ部材12Bが設けられている。そして、雄ロータ1の歯部と吐出側軸受10Aとの間、雄ロータ1の歯部と吸入側軸受10Bとの間、雌ロータ2の歯部と吐出側軸受との間、及び雌ロータ2の歯部と吸入側軸受との間には、リップシール13がそれぞれ設けられており、軸受10A,10B等を潤滑した油が圧縮室内に流入するのを防止するようになっている。
雄ロータ1の吸入側端部は、吸入側カバー7から外部に突出してプーリ14Aが設けられており、このプーリ14Aとモータ15の回転軸に設けられたプーリ14Bとの間にベルト16が架け渡されている。これにより、モータ15の回転動力が伝達されて雄ロータ1が回転し、この雄ロータ1との噛み合いによって雌ロータ2が回転する。そして、雄ロータ1及び雌ロータ2の回転に伴い、吸入ポート8から圧縮室内に気体が吸入されて圧縮され、圧縮気体が吐出ポート9から吐出されるようになっている。
本体ケーシング3には、圧縮室に水を注入するための水注入穴17が形成されている。そして、水注入穴17から圧縮室に水を注入することにより、圧縮室のシール効果や冷却効果が得られるようになっている。なお、圧縮室に注入された水は圧縮気体とともに吐出ポート9から吐出される。そのため、圧縮機の吐出系統には、圧縮気体から水を分離して貯留する水セパレータ(図示せず)が設けられている。そして、水セパレータの内部圧力と圧縮室との圧力差によって、水セパレータで貯留された水が水注入穴17を介して圧縮室に供給されるようになっている。
次に、本発明の第1の実施形態によるスクリュロータの製造方法を、雌ロータ2を例にとり、図2〜図4を用いて説明する。図2は、樹脂ブロックを表す斜視図である。図3は、複数の樹脂ブロックをロータ軸に挿通して軸方向に積層した状態を表す斜視図である。図4は、積層した複数の樹脂ブロックを機械加工して歯部を形成した状態(すなわち、雌ロータ2の完成状態)を表す斜視図である。
本実施形態による雌ロータ2の製造方法では、まず図2で示すように、短繊維強化材18及び粒子状強化材19を含有する樹脂ブロック20を、円板形状に成型する。樹脂ブロック20の径方向中心には金属製のロータ軸21が挿通するための軸穴22が形成される。なお、樹脂ブロック20の外径寸法は、雌ロータ2の外径寸法に対して加工代を加えた寸法であり、軸穴22の径寸法は、ロータ軸21の径寸法に対して加工代を引いた寸法である。
そして、図3で示すように、複数(図中では10個)の樹脂ブロック20をロータ軸21に挿通し、軸方向に積層するとともに固定する。ロータ軸21に対する樹脂ブロック20の固定方法は、接着剤などで接着してもよいし、若しくはロータ軸21と樹脂ブロック20との間隙に樹脂を充填させて固化させてもよい(なお、図示しないが、樹脂ブロック20の回り止めのために、ロータ軸21に面取りを施してもよい)。隣接する樹脂ブロック20同士の接合面は、接着剤などで接着する。なお、この工程においては、複数の樹脂ブロック20を互いに接合してからロータ軸21に挿通して固定してもよいし、若しくは樹脂ブロック20をロータ軸21に順次挿通しながら固定してもよい。
そして、図4で示すように、積層した複数の樹脂ブロック20を機械加工して歯部を形成する。
このように本実施形態においては、積層した複数の樹脂ブロック20を機械加工して歯部を形成する。すなわち、歯部を一体として樹脂成型するのではなく、複数の樹脂ブロック20に分割して樹脂成型するので、成型単体を小さくすることができ、成型時に樹脂の収縮や気泡の発生などを抑えることができる。したがって、品質を向上させることができる。
また、樹脂ブロック20を円板形状に成型することにより、金型からの抜き出しが容易となり、螺旋状の歯部を一体として樹脂成型する場合のように複雑な構造(詳細には、金型からの抜き出しを容易にするため、例えば歯数相当に分割して径方向に開閉可能とした構造)の金型を用意する必要がなくなる。また、成型単体が小さくなるので、成型機も大型のものを用意する必要がなくなる。したがって、製造コストの低減を図ることができる。
なお、上記第1実施形態においては、樹脂ブロック20は、短繊維強化材18及び粒子状強化材19を含有する場合を例にとって説明したが、これに限られない。すなわち、例えば図5に示すように、樹脂ブロック20Aは、長繊維を織り込んだクロス状強化材23を軸方向に対して直角な方向に配置し、樹脂に含侵させて成型してもよい。このような変形例においても、上記一実施形態と同様の効果を得ることができる。また、本変形例においては、強化材が軸方向に対して直角な方向に密に充填されることから、上記一実施形態と比べて剛性及び強度を高めることができる。
本発明の第2の実施形態によるスクリュロータの製造方法を、雌ロータ2を例にとり、図6を用いて説明する。図6は、樹脂ブロックを表す斜視図である。なお、上記実施形態と同等の部分は同一の符号を付し、適宜説明を省略する。
本実施形態による雌ロータ2の製造方法では、まず図6で示すように、短繊維強化材18及び粒子状強化材19を含有するか若しくはクロス状強化材23を含有する樹脂ブロック20Bを、歯溝面が軸方向に対して略平行となる平行歯形板状に成型する。なお、樹脂ブロック20Bの歯形寸法は、歯部を形成するための加工代が可能な限り小さくなるように設計されている。そして、複数の樹脂ブロック20Bを各位相に合わせるように配置しながらロータ軸21に挿通し、軸方向に積層するとともに固定する。そして、積層した複数の樹脂ブロック20Bを機械加工して歯部を形成する。
このように本実施形態においては、上記第1の実施形態と同様、複数の樹脂ブロック20Bを積層し、機械加工して歯部を形成する。すなわち、歯部を一体として樹脂成型するのではなく、複数の樹脂ブロック20Bに分割して樹脂成型するので、成型単体を小さくすることができ、成型時に樹脂の収縮や気泡の発生などを抑えることができる。したがって、品質を向上させることができる。また、上記第1の実施形態と同様、製造コストの低減を図ることができる。また、本実施形態においては、樹脂ブロック20Bを平行歯形板状に成型するので、上記第1の実施形態のように円形板状に成型する場合と比べて、歯部を形成するための加工代を小さくすることができ、製造時間を短縮することができる。
本発明の第3の実施形態によるスクリュロータの製造方法を、雌ロータ2を例にとり、図7を用いて説明する。図7は、樹脂ブロックを表す斜視図である。なお、上記実施形態と同等の部分は同一の符号を付し、適宜説明を省略する。
本実施形態による雌ロータ2の製造方法では、まず図7で示すように、短繊維強化材18及び粒子状強化材19を含有するかクロス状強化材23を含有する樹脂ブロック20Cを、歯溝面が軸方向に対して歯部と同じねじれ角で傾斜する螺旋歯形板状に成型する。なお、樹脂ブロック20Cの歯形寸法は、雌ロータ2の歯形の成型公差内で、歯部を形成するための加工をほとんど不要とするものである。そして、複数の樹脂ブロック20Cを各位相に合わせるように配置しながらロータ軸21に挿通し、軸方向に積層するとともに固定する。これにより、歯部を形成する。
このように本実施形態においては、複数の樹脂ブロック20Cを積層して歯部を形成する。すなわち、歯部を一体として樹脂成型するのではなく、複数の樹脂ブロック20Cに分割して樹脂成型するので、成型単体を小さくすることができ、成型時に樹脂の収縮や気泡の発生などを抑えることができる。したがって、品質を向上させることができる。また、上記第1及び第2の実施形態と同様、製造コストの低減を図ることができる。また、本実施形態においては、樹脂ブロック20Cを螺旋歯形板状に成型するので、上記第2の実施形態のように平行歯形板状に成型する場合と比べて、歯部を形成するための加工をほとんど不要とし、製造時間を短縮することができる。
なお、上記第3(又は第2)の実施形態においては、樹脂ブロック20C(又は20B)をロータ軸21に挿通する際にその位相を合わせるように配置する方法について特に説明しなかったが、例えば、樹脂ブロックの位相を容易に合わせるためのガイド手段を設けてもよい。すなわち、例えば図8及び図9で示す変形例のように、ロータ軸21Aは、径方向外側に突出するとともに雌ロータ2の歯部と同じねじれ角で螺旋状に延在する少なくとも1個(図中では2個)の螺旋ガイド24を設け、樹脂ブロック20Dの軸穴22には、螺旋ガイド24と挿嵌する少なくとも1個(図中では2個)のガイド溝25を形成してもよい。この変形例においては、樹脂ブロック20Dをロータ軸21Aに順次挿通することで、樹脂ブロック20Dの位相を自動的に合わせることができる。
また、例えば図10及び図11で示す変形例のように、ロータ軸21Bは、径方向外側に突出するとともに軸方向に直線状に延在して周方向に樹脂ブロックの位相毎(図中では、位相間隔θ毎)に形成された複数(図中では18個)の直線ガイド26を設け、樹脂ブロック21Eの軸穴22には、複数の直線ガイド26に挿嵌する複数の(図中では18個)のガイド溝27を形成してもよい。この変形例においては、樹脂ブロック20Eをロータ軸21B挿通する際にその位相を容易に合わせることができる。
なお、以上においては、スクリュロータの製造方法として雌ロータ2を例にとって説明したが、雄ロータ1も同様であることは言うまでもない。
18 短繊維強化材
19 粒子状強化材
20,20A,20B,20C,20D,20E 樹脂ブロック
21,21A,21B ロータ軸
22 軸穴
23 クロス状強化材
24 螺旋ガイド
25 ガイド溝
26 直線ガイド
27 ガイド溝

Claims (11)

  1. 螺旋状の歯部を有するスクリュロータの製造方法において、
    短繊維強化材及び粒子状強化材を含有するか若しくは長繊維からなるクロス状強化材を含有する複数の樹脂ブロックを、円形板状にそれぞれ成型し、
    前記複数の樹脂ブロックをロータ軸に挿通して軸方向に積層し、
    積層した前記複数の樹脂ブロックを機械加工して前記歯部を形成することを特徴とするスクリュロータの製造方法。
  2. 螺旋状の歯部を有するスクリュロータの製造方法において、
    短繊維強化材及び粒子状強化材を含有するか若しくは長繊維からなるクロス状強化材を含有する複数の樹脂ブロックを、歯溝面が軸方向に対して略平行となる平行歯形板状にそれぞれ成型し、
    ロータ軸に、径方向外側に突出するとともに前記歯部と同じねじれ角で螺旋状に延在する螺旋ガイドを設け、
    前記複数の樹脂ブロックに、前記ロータ軸が挿通するための軸穴が形成されるとともに、前記螺旋ガイドと挿嵌するガイド溝が前記軸穴に形成されて、
    前記複数の樹脂ブロックを各位相に合わせるように配置しながらロータ軸に挿通して軸方向に積層し、
    積層した前記複数の樹脂ブロックを機械加工して前記歯部を形成することを特徴とするスクリュロータの製造方法
  3. 螺旋状の歯部を有するスクリュロータの製造方法において、
    短繊維強化材及び粒子状強化材を含有するか若しくは長繊維からなるクロス状強化材を含有する複数の樹脂ブロックを、歯溝面が軸方向に対して略平行となる平行歯形板状にそれぞれ成型し、
    ロータ軸に、径方向外側に突出するとともに軸方向に直線状に延在して周方向に前記樹脂ブロックの位相毎に形成された複数の直線ガイドを設け、
    前記複数の樹脂ブロックに、前記ロータ軸が挿通するための軸穴が形成されるとともに、前記複数の直線ガイドに挿嵌する複数のガイド溝が前記軸穴に形成されて、
    前記複数の樹脂ブロックを各位相に合わせるように配置しながらロータ軸に挿通して軸方向に積層し、
    積層した前記複数の樹脂ブロックを機械加工して前記歯部を形成することを特徴とするスクリュロータの製造方法。
  4. 螺旋状の歯部を有するスクリュロータの製造方法において、
    短繊維強化材及び粒子状強化材を含有するか若しくは長繊維からなるクロス状強化材を含有する複数の樹脂ブロックを、歯溝面が軸方向に対して前記歯部と同じねじれ角で傾斜する螺旋歯形板状にそれぞれ成型し、
    前記複数の樹脂ブロックを各位相に合わせるように配置しながらロータ軸に挿通して軸方向に積層して前記歯部を形成することを特徴とするスクリュロータの製造方法。
  5. 請求項記載のスクリュロータの製造方法において、前記ロータ軸は、径方向外側に突出するとともに前記歯部と同じねじれ角で螺旋状に延在する螺旋ガイドを有し、前記樹脂ブロックは、前記ロータ軸が挿通する軸穴に形成されて前記螺旋ガイドと挿嵌するガイド溝を有することを特徴とするスクリュロータの製造方法。
  6. 請求項記載のスクリュロータの製造方法において、前記ロータ軸は、径方向外側に突出するとともに軸方向に直線状に延在して周方向に前記樹脂ブロックの位相毎に形成された複数の直線ガイドを有し、前記樹脂ブロックは、前記ロータ軸が挿通する軸穴に形成されて前記複数の直線ガイドに挿嵌する複数のガイド溝を有することを特徴とするスクリュロータの製造方法。
  7. 螺旋状の歯部を有するスクリュロータにおいて、
    短繊維強化材及び粒子状強化材を含有するか若しくは長繊維からなるクロス状強化材を含有する複数の樹脂ブロックを、円形板状にそれぞれ成型し、
    前記複数の樹脂ブロックをロータ軸に挿通して軸方向に積層し、
    積層した前記複数の樹脂ブロックを機械加工して前記歯部が形成されたことを特徴とするスクリュロータ。
  8. 螺旋状の歯部を有するスクリュロータにおいて、
    短繊維強化材及び粒子状強化材を含有するか若しくは長繊維からなるクロス状強化材を含有する複数の樹脂ブロックを、歯溝面が軸方向に対して略平行となる平行歯形板状にそれぞれ成型し、
    ロータ軸に、径方向外側に突出するとともに前記歯部と同じねじれ角で螺旋状に延在する螺旋ガイドを設け、
    前記複数の樹脂ブロックに、前記ロータ軸が挿通するための軸穴が形成されるとともに、前記螺旋ガイドと挿嵌するガイド溝が前記軸穴に形成されて、
    前記複数の樹脂ブロックを各位相に合わせるように配置しながらロータ軸に挿通して軸方向に積層し、
    積層した前記複数の樹脂ブロックを機械加工して前記歯部が形成されたことを特徴とするスクリュロータ。
  9. 螺旋状の歯部を有するスクリュロータにおいて、
    短繊維強化材及び粒子状強化材を含有するか若しくは長繊維からなるクロス状強化材を含有する複数の樹脂ブロックを、歯溝面が軸方向に対して略平行となる平行歯形板状にそれぞれ成型し、
    ロータ軸に、径方向外側に突出するとともに軸方向に直線状に延在して周方向に前記樹脂ブロックの位相毎に形成された複数の直線ガイドを設け、
    前記複数の樹脂ブロックに、前記ロータ軸が挿通するための軸穴が形成されるとともに、前記複数の直線ガイドに挿嵌する複数のガイド溝が前記軸穴に形成されて、
    前記複数の樹脂ブロックを各位相に合わせるように配置しながらロータ軸に挿通して軸方向に積層し、
    積層した前記複数の樹脂ブロックを機械加工して前記歯部が形成されたことを特徴とするスクリュロータ。
  10. 螺旋状の歯部を有するスクリュロータにおいて、
    短繊維強化材及び粒子状強化材を含有するか若しくは長繊維からなるクロス状強化材を含有する複数の樹脂ブロックを、歯溝面が軸方向に対して前記歯部と同じねじれ角で傾斜する螺旋歯形板状にそれぞれ成型し、
    前記複数の樹脂ブロックを各位相に合わせるように配置しながらロータ軸に挿通して軸方向に積層して前記歯部が形成されたことを特徴とするスクリュロータ。
  11. 請求項7〜10のいずれか1項記載のスクリュロータを雌雄一対有し、前記一対のスクリュロータの噛合いによって形成された圧縮室に水を注入することを特徴とする水注入式スクリュ圧縮機。
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