本明細書で説明するように、別段の指定のない限り、指定された期間における薬物または化合物の使用は、治療サイクル当たりである。例えば、1日に1回は、治療サイクルのそれぞれの日について1日に1回を意味する。1日に2回は、治療サイクルのそれぞれの日について1日に2回を意味する。週に1回は、治療サイクルの間で一週間当たり1回を意味する。3週間毎に1回は、治療サイクルの間で3週間当たり1回を意味する。
別段の定義のない限り、以下の略語は以下の意味を有する:
ACN アセトニトリル
AcOH 酢酸
Anhy 無水
DAST (ジエチルアミノ)サルファートリフルオリド
DCC ジシクロヘキシルカルボジイミド
DCU ジシクロヘキシル尿素
DCM ジクロロメタン
DI 脱イオン水
DIAD ジイソプロピルアゾジカルボキシラート
DIEA ジイソプロピルエチルアミン
DMAP 4−ジメチルアミノピリジン
DME ジメトキシエタン
DMF ジメチルホルムアミド
DMFDMA N,N−ジメチルホルムアミドジメチルアセタール
DMSO ジメチルスルホキシド
DTT ジチオトレイトール
EDCl 1−(3−ジメチルアミノ−プロピル)−3−エチルカルボジイミド塩酸塩
Et エチル
EtOAc 酢酸エチル
EtOH エタノール
HATU N,N,N’,N’−テトラメチル−O−(7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)ウロニウムヘキサフルオロホスファート
Hex ヘキサン
HOBt 1−ヒドロキシベンゾトリアゾール
HPLC 高圧液体クロマトグラフィー
LCMS 液体クロマトグラフィー質量分析
LDA リチウムジイソプロピルアミド
mCPBA メタ−クロロペルオキシ安息香酸
MeOH メタノール
MTT (3−[4,5−ジメチル−チアゾール−2−イル]−2,5−ジフェニルテトラゾリウムブロミド、チアゾリルブルー)
NMR 核磁気共鳴
PFP ペンタフルオロフェノール
PMB p−メトキシベンジル
Py ピリジン
Pyr ピリジン
Rb 丸底フラスコ
Rbt 丸底フラスコ
RT(r.t.) 室温
SEMCl 2−(トリメチルシリル(Trimethylsily))エトキシメチルクロリド
TEA トリエチルアミン
Tr トリフェニルメタン
Trt トリフェニルメタン
TrCl トリフェニルメタンクロリド
TFA トリフルオロ酢酸
THF テトラヒドロフラン
TLC 薄層クロマトグラフィー
TMS トリメチルシリル
本明細書で用いるように、別段の指定のない限り、以下の用語は以下の意味を有する。
「抗癌剤」は、癌を治療するための薬物(薬剤または薬学的に活性な成分)を意味する。
「抗新生物薬」は、癌を治療するための薬物(薬剤または薬学的に活性な成分)(すなわち、化学療法剤)を意味する。
本発明の化合物の数に関連して用いる「少なくとも1つ」は、例えば、1つ〜6つ、一般的に1つ〜4つ、より一般的には1つ、2つまたは3つ、通常1つまたは2つ、より一般的には1つを意味する。したがって、一例では、「少なくとも1つ」は1つを意味し、他の例では、「少なくとも1つ」は2つを意味し、他の例では、「少なくとも1つ」は3つを意味する。
使用する化学療法剤の数に関連して用いる「少なくとも1つ」は、例えば、1つ〜6つ、一般的に1つ〜4つ、より一般的には1つ、2つもしくは3つ、通常1つもしくは2つ、または1つを意味する。したがって、一例では、「少なくとも1つ」は1つを意味し、他の例では、「少なくとも1つ」は2つを意味し、他の例では、「少なくとも1つ」は3つを意味する。
「化学療法剤」は、癌を治療するための薬物(薬剤または薬学的に活性な成分)(すなわち、抗新生物薬)を意味する。
抗新生物薬に関連する「化合物」は抗体である薬剤を含む。
「同時に」は、(1)時間的に一緒であること(例えば、一度に)、または、(2)一般的な治療スケジュールの過程の間の異なる時間を意味し、
「連続的に」は、一方が他方に続くことを意味する。
語句「異なる抗新生物薬」で用いるような「異なる(different)」は、その薬剤が同一化合物または構造でないことを意味し、好ましくは、語句「異なる抗新生物薬」で用いるような「異なる」は同じ部類の抗新生物薬からではないことを意味する。例えば、1つの抗新生物薬はタキサンであり、別の抗新生物薬は白金コーディネーター化合物(platinum coordinator compound)である。
「有効量」または「治療有効量」は、本明細書で述べる疾患または状態を治療または阻止し、それによって所望の治療の、改善の、阻止のまたは予防の効果を生み出すのに有効な本発明の化合物もしくは組成物の量または放射線の量を表すことを意味し、したがって、例えば、本明細書で説明する癌を治療する方法において、「有効量」(または「治療有効量」)は、例えば、(a)癌によって引き起こされる1つまたは複数の症状の縮小、軽減または消失、(b)腫瘍サイズの縮小、(c)腫瘍の除去、および/または、(d)腫瘍の長期的な病状の安定(増殖停止)をもたらす化合物(または薬物)あるいは放射線の量を意味する。例えば、肺癌(例えば、非小細胞肺癌)の治療においては、治療有効量は、咳、息切れおよび/または痛みを軽減または排除する量である。また、例えば、ERK阻害剤(すなわち、本発明の化合物)の有効量または治療有効量は、ERK(ERK1および/またはERK2)活性およびリン酸化の低下をもたらす量であり、ERK活性の低下は、当技術分野で周知の技法を用いて、リン酸化RSK1、2およびリン酸化ERK1、2などの薬力学的マーカーを分析することによって判定することができる。
表中の「Ex」は「実施例」を表す。
「1つまたは複数」は「少なくとも1つ」と同じ意味を有する。
「患者」は、哺乳動物(例えば、ヒト、好ましくはヒト)などの動物を意味する。
「プロドラッグ」は、例えば、インビボで、血液中で加水分解されて親化合物、すなわち式1.0の化合物またはその塩および/または溶媒和物に急速に転換される化合物を意味する。その綿密な考察は、T. Higuchi and V. Stella、Pro−drugs as Novel Delivery Systems、A.C.S. Symposium Seriesの14巻、およびEdward B. Roche、ed.、Bioreversible Carriers in Drug Design、American Pharmaceutical Association and Pergamon Press、1987年に記載されている。その両方を参照により本明細書に組み込む。本発明の範囲は本発明の新規化合物のプロドラッグを含む。
逐次的にということは、(1)その方法の1つの成分((a)本発明の化合物、または(b)化学療法剤、シグナル変換阻害剤および/または放射線治療)の投与の後に、他の1つまたは複数の成分の投与が続くことを表し、1つの成分の投与の後に、次の成分を最初の成分の実質的に直後に投与するか、または、次の成分を、最初の成分の後、効果的な期間の後に投与することができる。その効果的な期間は、最初の成分の投与から最大の利益が具現化されるように与えられる時間量である。
「溶媒和物」は、本発明の化合物と1つまたは複数の溶媒分子の物理的会合を意味し、この物理的会合は、様々な度合いのイオン結合、および水素結合を含む共有結合を含む。ある場合には、例えば、結晶性固体の結晶格子中に1つまたは複数の溶媒分子が組み込まれている場合、溶媒和物を単離することができる。「溶媒和物」は、溶液相と単離可能な溶媒和物の両方を包含する。適切な溶媒和物の非限定的な例には、エタノラート、メタノラートなどが含まれる。「水和物」は、溶媒分子がH2Oである溶媒和物である。
本明細書で用いるように、別段の指定のない限り、以下の用語は以下の意味を有し、別段の指定のない限り、各用語(すなわち、部分または置換基)の定義は、その用語が個別に用いられているか、または別の用語の成分として用いられている場合に適用される(例えば、アリールの定義は、アリールについても、また、アリールアルキル、アルキルアリール、アリールアルキニルなどのアリール部についても同じである)。
「アシル」は、H−C(O)−、アルキル−C(O)−、アルケニル−C(O)−、アルキニル−C(O)−、シクロアルキル−C(O)−、シクロアルケニル−C(O)−またはシクロアルキニル−C(O)−基を意味し、その種々の基は以下で定義する通りである(以下で定義するように、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニルおよびシクロアルキニル部分は置換されていてよい);親部分との結合はカルボニルを介している;好ましいアシルは低級アルキルを含む;適切なアシル基の非限定的な例には、ホルミル、アセチル、プロパノイル、2−メチルプロパノイル、ブタノイルおよびシクロヘキサノイルが含まれる。
「アルケニル」は、少なくとも1つの炭素と炭素の二重結合を含む脂肪族炭化水素(鎖)を意味し、その鎖は直鎖状であっても分岐状であってもよく、前記基は約2〜約15個の炭素原子を含む。好ましいアルケニル基は、その鎖の中に約2〜約12個の炭素原子、より好ましくはその鎖の中に約2〜約6個の炭素原子を含む。分岐状は、メチル、エチルもしくはプロピルの1つもしくは複数の低級アルキル基またはアルケニル基が直鎖アルケニル鎖と結合していることを意味する。「低級アルケニル」は、その鎖の中に約2〜約6個の炭素原子を含むアルケニル基を意味し、その鎖は直鎖状であっても分岐状であってもよい。「置換アルケニル」という用語は、そのアルケニル基が1つまたは複数の独立に選択される置換基によって置換されていることを意味し、各置換基は、ハロ、アルキル、アリール、シクロアルキル、シアノ、アルコキシおよび−S(アルキル)からなる群から独立に選択される。適切なアルケニル基の非限定的な例には、エテニル、プロペニル、n−ブテニル、3−メチルブタ−2−エニル、n−ペンテニル、オクテニルおよびデセニルが含まれる。
「アルコキシ」は、アルキル基が以下で示すように置換されていないかまたは置換されているアルキル−O−基(すなわち、親部分との結合はエーテル酸素を介している)を意味する。適切なアルコキシ基の非限定的な例には、メトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、イソプロポキシ、n−ブトキシおよびヘプトキシが含まれる。
「アルコキシカルボニル」は、アルキル基が上記に定義したように置換されていないかまたは置換されているアルキル−O−CO−基(すなわち、親部分との結合はカルボニルを介している)を意味する。適切なアルコキシカルボニル基の非限定的な例には、メトキシカルボニルおよびエトキシカルボニルが含まれる。
「アルキル」(トリフルオロアルキルおよびアルキルオキシなどの他の部分のアルキル部を含む)は、直鎖状または分岐状であってよい脂肪族炭化水素基(鎖)を意味し、前記基は、その鎖の中に約1〜約20個の炭素原子を含む。好ましいアルキル基はその鎖の中に約1〜約12個の炭素原子を含む。より好ましいアルキル基はその鎖の中に約1〜約6個の炭素原子を含む。分岐状は、メチル、エチルまたはプロピルなどの1つまたは複数の低級アルキル基が直鎖アルキルと結合していることを意味する。「低級アルキル」は、その鎖の中に約1〜約6個の炭素原子を含む基を意味し、前記鎖は直鎖状であっても分岐状であってもよい。「置換アルキル」という用語は、そのアルキル基が、1つまたは複数の独立に選択される置換基によって置換されていることを意味し、各置換基は、ハロ、アリール、シクロアルキル、シアノ、ヒドロキシ、アルコキシ、アルキルチオ、アミノ、−NH(アルキル)、−NH(シクロアルキル)、−N(アルキル)2、カルボキシ、−C(O)O−アルキルおよび−S(アルキル)からなる群から独立に選択される。適切なアルキル基の非限定的な例には、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、t−ブチル、n−ペンチル、ヘプチル、ノニル、デシル、フルオロメチル、トリフルオロメチルおよびシクロプロピルメチルが含まれる。
「アルキルアリール」(またはアルカリール)は、そのアルキル基が上記に定義したように置換されていないかまたは置換されており、そのアリール基が以下で定義するように置換されていないかまたは置換されている、アルキル−アリール−基(すなわち、親部分との結合はアリール基を介している)を意味する。好ましいアルキルアリールは低級アルキル基を含む。適切なアルキルアリール基の非限定的な例には、o−トリル、p−トリルおよびキシリルが含まれる。
「アルキルヘテロアリール」は、そのアルキルが上記に定義したように置換されていないかまたは置換されており、そのヘテロアリール基が以下で定義するように置換されていないかまたは置換されている、アルキル−ヘテロアリール−基(すなわち、親部分との結合はヘテロアリール基を介している)を意味する。
「アルキルスルフィニル」は、そのアルキル基が上記に定義したように置換されていないかまたは置換されているアルキル−S(O)−基(すなわち、親部分との結合はスルフィニルを介している)を意味する。好ましい基は、アルキル基が低級アルキルであるものである。
「アルキルスルホニル」は、そのアルキル基が上記に定義したように置換されていないかまたは置換されているアルキル−S(O2)−基(すなわち、親部分との結合はスルホニルを介している)を意味する。好ましい基は、アルキル基が低級アルキルであるものである。
「アルキルチオ」は、そのアルキル基が上記したように置換されていないかまたは置換されているアルキル−S−基(すなわち、親部分との結合はイオウを介している)を意味する。適切なアルキルチオ基の非限定的な例には、メチルチオ、エチルチオ、i−プロピルチオおよびヘプチルチオが含まれる。
「アルキニル」は、少なくとも1つの炭素と炭素の三重結合を含む脂肪族炭化水素基(鎖)を意味し、その鎖は直鎖状であっても分岐状であってもよく、その基はその鎖の中に約2〜約15個の炭素原子を含む。好ましいアルキニル基はその鎖の中に約2〜約12個の炭素原子、より好ましくはその鎖の中に約2〜約4個の炭素原子を含む。分岐状は、メチル、エチルまたはプロピルなどの1つもしくは複数の低級アルキル基が、直鎖アルキニル鎖と結合していることを意味する。「低級アルキニル」は、その鎖の中に約2〜約6個の炭素原子を含むアルキニル基を意味し、その鎖は直鎖状であっても分岐状であってもよい。適切なアルキニル基の非限定的な例には、エチニル、プロピニル、2−ブチニル、3−メチルブチニル、n−ペンテニルおよびデシニルが含まれる。「置換アルキニル」という用語は、そのアルキニル基が1つまたは複数の独立に選択される置換基によって置換されていることを意味し、各置換基は、アルキル、アリールおよびシクロアルキルからなる群から独立に選択される。
「アミノ」は−NH2基を意味する。
「アラルケニル」(またはアリールアルケニル)は、そのアリール基が以下で定義するように置換されていないかまたは置換されており、そのアルケニル基が上記に定義したように置換されていないかまたは置換されている、アリール−アルケニル−基(すなわち、親部分との結合はアルケニル基を介している)を意味する。好ましいアラルケニルは低級アルケニル基を含む。適切なアラルケニル基の非限定的な例には、2−フェネテニルおよび2−ナフチルエテニルが含まれる。
「アラルキル」(またはアリールアルキル)は、そのアリールが以下で定義するように置換されていないかまたは置換されており、そのアルキルが上記に定義したように置換されていないかまたは置換されている、アリール−アルキル−基(すなわち、親部分との結合はアルキル基を介している)を意味する。好ましいアラルキルは低級アルキル基を含む。適切なアラルキル基の非限定的な例には、ベンジル、2−フェネチルおよびナフタレニルメチルが含まれる。
「アラルキルオキシ」(またはアリールアルキルオキシ)は、そのアラルキル基が上記のように置換されていないかまたは置換されているアラルキル−O−基(すなわち、親部分との結合はエーテル酸素を介している)を意味する。適切なアラルキルオキシ基の非限定的な例には、ベンジルオキシおよび1−ナフタレンメトキシまたは2−ナフタレンメトキシが含まれる。
「アラルコキシカルボニル」は、そのアラルキル基が上記に定義したように置換されていないかまたは置換されているアラルキル−O−C(O)−基(すなわち、親部分との結合はカルボニルを介している)を意味する。適切なアラルコキシカルボニル基の非限定的な例はベンジルオキシカルボニルである。
「アラルキルチオ」は、そのアラルキル基が上記したように置換されていないかまたは置換されているアラルキル−S−基(すなわち、親部分との結合はイオウを介している)を意味する。適切なアラルキルチオ基の非限定的な例はベンジルチオである。
「アロイル」は、そのアリール基が以下で定義するように置換されていないかまたは置換されている、アリール−C(O)−基(すなわち、親部分との結合はカルボニルを介している)を意味する。適切な基の非限定的な例には、ベンゾイルおよびならびに1−ナフトイルおよび2−ナフトイルが含まれる。
「アリール」(「ar」と短縮されることがある)は、約6〜約14個の炭素原子、好ましくは約6〜約10個の炭素原子を含む芳香族の単環式環系または多環式環系を意味し、そのアリール基は1つまたは複数の独立に選択される「環系置換基」(以下で定義する)で任意選択で置換されていてよい。適切なアリール基の非限定的な例には、フェニルおよびナフチルが含まれる。
「アリールアルキニル」は、そのアリール基が上記に定義したように置換されていないかまたは置換されており、そのアルキニル基が上記に定義したように置換されていないかまたは置換されている、アリール−アルキニル−基(すなわち、親部分との結合はアルキニル基を介している)を意味する。
「アリールアミノヘテロアリール」は、そのアリール基が上記に定義したように置換されていないかまたは置換されており、そのアミノ基が上記定義通り(すなわち、ここでは−NH−である)であり、そのヘテロアリール基が以下で定義するように置換されていないかまたは置換されている、アリール−アミノ−ヘテロアリール基(すなわち、親部分との結合はヘテロアリール基を介している)を意味する。
「アリールヘテロアリール」は、そのアリール基が上記に定義したように置換されていないかまたは置換されており、そのヘテロアリール基が以下で定義するように置換されていないかまたは置換されている、アリール−ヘテロアリール基−(すなわち、親部分との結合はヘテロアリール基を介している)を意味する。
「アリールオキシ」は、そのアリール基が上記に定義したように置換されていないかまたは置換されているアリール−O−基(すなわち、親部分との結合はエーテル酸素を介している)を意味する。適切なアリールオキシ基の非限定的な例には、フェノキシおよびナフトキシが含まれる。
「アリールオキシカルボニル」は、そのアリール基が上記に定義したように置換されていないかまたは置換されているアリール−O−C(O)−基(すなわち、親部分との結合はカルボニルを介している)を意味する。適切なアリールオキシカルボニル基の非限定的な例には、フェノキシカルボニルおよびナフトキシカルボニルが含まれる。
「アリールスルフィニル」は、アリールが上記に定義したように置換されていないかまたは置換されているアリール−S(O)−基(すなわち、親部分との結合はスルフィニルを介している)を意味する。
「アリールスルホニル」は、アリールが上記に定義したように置換されていないかまたは置換されているアリール−S(O2)−基(すなわち、親部分との結合はスルホニルを介している)を意味する。
「アリールチオ」は、そのアリール基が上記したように置換されていないかまたは置換されているアリール−S−基(すなわち、親部分との結合はイオウを介している)を意味する。適切なアリールチオ基の非限定的な例には、フェニルチオおよびナフチルチオが含まれる。
「シクロアルケニル」は、少なくとも1つの炭素−炭素二重結合を含む、約3〜約10個の炭素原子、好ましくは約5〜約10個の炭素原子を含む非芳香族単環式環系または多環式環系を意味する。好ましいシクロアルケニル環は約5〜約7個の環原子を含み、そのシクロアルケニルは1つまたは複数の独立に選択される「環系置換基」(以下で定義する)で任意選択で置換されていてよい。適切な単環式シクロアルケニルの非限定的な例には、シクロペンテニル、シクロヘキセニル、シクロヘプテニルなどが含まれ、適切な多環式シクロアルケニルの非限定的な例はノルボルニレニルである。
「シクロアルキル」は、約3〜約7個の炭素原子、好ましくは約3〜約6個の炭素原子を含む非芳香族単環式環系または多環式環系を意味する。そのシクロアルキルは1つまたは複数の独立に選択される「環系置換基」(以下で定義する)で任意選択で置換されていてよい。適切な単環式シクロアルキルの非限定的な例には、シクロプロピル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチルなどが含まれる。適切な多環式シクロアルキルの非限定的な例には、1−デカリン、ノルボルニル、アダマンチルなどが含まれる。
「シクロアルキルアルキル」は、そのシクロアルキル部分が上記に定義したように置換されていないかまたは置換されており、そのアルキル部分が上記に定義したように置換されていないかまたは置換されている、シクロアルキル−アルキル−基(すなわち、親部分との結合はアルキル基を介している)を意味する。
「ハロ」はフルオロ、クロロ、ブロモまたはヨード基を意味する。好ましいハロは、フルオロ、クロロまたはブロモであり、より好ましくはフルオロおよびクロロである。
「ハロゲン」はフッ素、塩素、臭素またはヨウ素を意味する。好ましいハロゲンはフッ素、塩素および臭素である。
「ハロアルキル」は、アルキル上の1つまたは複数の水素原子が上記定義のハロ基で置換されている上記定義のようなアルキルを意味する。
「ヘテロアラルケニル」は、そのヘテロアリール基が以下で定義するように置換されていないかまたは置換されており、そのアルケニル基が上記に定義したように置換されていないかまたは置換されている、ヘテロアリール−アルケニル−基(すなわち、親部分との結合はアルケニル基を介している)を意味する。
「ヘテロアラルキル」(またはヘテロアリールアルキル)は、そのヘテロアリールが以下で定義するように置換されていないかまたは置換されており、そのアルキル基が上記に定義したように置換されていないかまたは置換されている、ヘテロアリール−アルキル−基(すなわち、親部分との結合はアルキル基を介している)を意味する。好ましいヘテロアラルキルは低級アルキル基であるアルキル基を含む。適切なアラルキル基の非限定的な例には、ピリジルメチル、2−(フラン−3−イル)エチルおよびキノリン−3−イルメチルが含まれる。
「ヘテロアラルキルチオ」は、そのヘテロアラルキル基が上記に定義したように置換されていないかまたは置換されているヘテロアラルキル−S−基を意味する。
「ヘテロアリール」は、その環原子の1つもしくは複数が、炭素以外の元素、例えば窒素、酸素またはイオウの単独かまたはその組合せである、約5〜約14個の環原子、好ましくは約5〜約10個の環原子を含む芳香族の単環式環系または多環式環系を意味する。好ましいヘテロアリールは約5〜約6個の環原子を含み、その「ヘテロアリール」は、1つまたは複数の独立に選択される「環系置換基」(以下で定義する)で任意選択で置換されていてよい。ヘテロアリール基幹名(root name)の前の接頭語アザ、オキサまたはチアは、少なくとも1つの窒素、酸素またはイオウ原子が環原子としてそれぞれ存在することを意味する。ヘテロアリールの窒素原子は任意選択で酸化されて対応するN−オキシドとなっていてよい。適切なヘテロアリールの非限定的な例には、ピリジル、ピラジニル、フラニル、チエニル、ピリミジニル、イソオキサゾリル、イソチアゾリル、オキサゾリル、チアゾリル、ピラゾリル、フラザニル、ピロリル、ピラゾリル、トリアゾリル、1,2,4−チアジアゾリル、ピラジニル、ピリダジニル、キノキサリニル、フタラジニル、イミダゾ[1,2−a]ピリジニル、イミダゾ[2,1−b]チアゾリル、ベンゾフラザニル、インドリル、アザインドリル、ベンズイミダゾリル、ベンゾチエニル、キノリニル、イミダゾリル、チエノピリジル、キナゾリニル、チエノピリミジル、ピロロピリジル、イミダゾピリジル、イソキノリニル、ベンゾアザインドリル、1,2,4−トリアジニル、ベンゾチアゾリル、フロピリジン
「ヘテロアリールアルキニル」(またはヘテロアラルキニル)は、そのヘテロアリール基が上記に定義したように置換されていないかまたは置換されており、そのアルキニル基が上記に定義したように置換されていないかまたは置換されている、ヘテロアリール−アルキニル−基(すなわち、親部分との結合はアルキニル基を介している)を意味する。
「ヘテロアリールアリール」(またはヘテロアラリール)は、そのヘテロアリール基が上記に定義したように置換されていないかまたは置換されており、そのアリール基が上記に定義したように置換されていないかまたは置換されている、ヘテロアリール−アリール−基(すなわち、親部分との結合はアリール基を介している)を意味する。
「ヘテロアリールヘテロアリールアリール」は、各ヘテロアリール基が上記に定義したように独立に置換されていないかまたは置換されている、ヘテロアリール−ヘテロアリール−基(すなわち、親部分との結合は最後のヘテロアリール基を介している)を意味する。
「ヘテロアリールスルフィニル」は、そのヘテロアリール基が上記に定義したように置換されていないかまたは置換されているヘテロアリール−SO−基を意味する。
「ヘテロアリールスルホニル」は、そのヘテロアリール基が上記に定義したように置換されていないかまたは置換されている、ヘテロアリール−SO2−基を意味する。
「ヘテロアリールチオ」は、そのヘテロアリール基が上記に定義したように置換されていないかまたは置換されているヘテロアリール−S−基を意味する。
「ヘテロシクレニル」(またはヘテロシクロアルケニル)は、約3〜約10個の環原子、好ましくは約5〜約10個の環原子を含む非芳香族の単環式環系または多環式環系であって、その環系の原子のうちの1つまたは複数が炭素以外の元素であり(例えば、1つまたは複数のヘテロ原子が、窒素、酸素およびイオウ原子からなる群から独立に選択される)、かつ、少なくとも1つの炭素−炭素二重結合または炭素−窒素二重結合を含む環系を意味する。その環系中に隣接する酸素原子および/またはイオウ原子は存在しない。好ましいヘテロシクレニル環は約5〜約6個の環原子を含む。ヘテロシクレニル基幹名の前の接頭語アザ、オキサまたはチアは、少なくとも1つの窒素、酸素またはイオウ原子が環原子としてそれぞれ存在することを意味する。そのヘテロシクレニルは、1つまたは複数の独立に選択される「環系置換基」(以下で定義する)で任意選択で置換されていてよい。ヘテロシクレニルの窒素原子またはイオウ原子は任意選択で酸化されて対応するN−オキシド、S−オキシドまたはS,S−ジオキシドとなっていてよい。適切な単環式アザヘテロシクレニル基の非限定的な例には、1,2,3,4−テトラヒドロピリジン、1,2−ジヒドロピリジル、1,4−ジヒドロピリジル、1,2,3,6−テトラヒドロピリジン、1,4,5,6−テトラヒドロピリミジン、2−ピロリニル、3−ピロリニル、2−イミダゾリニル、2−ピラゾリニルなどが含まれる。適切なオキサヘテロシクレニル基の非限定的な例には、3,4−ジヒドロ−2H−ピラン、ジヒドロフラニル、フルオロジヒドロフラニルなどが含まれる。適切な多環式オキサヘテロシクレニル基の非限定的な例は、7−オキサビシクロ[2.2.1]ヘプテニルである。適切な単環式チアヘテロシクレニル環の非限定的な例には、ジヒドロチオフェニル、ジヒドロチオピラニルなどが含まれる。
「ヘテロシクロアルキルアルキル」(またはヘテロシクリルアルキル)は、そのヘテロシクロアルキル基(すなわち、ヘテロシクリル基)が以下で定義するように置換されていないかまたは置換されており、そのアルキル基が上記に定義したように置換されていないかまたは置換されている、ヘテロシクロアルキルアルキル−基(すなわち、親部分との結合はアルキル基を介している)を意味する。
「ヘテロシクリル」(またはヘテロシクロアルキル)は、約3〜約10個の環原子、好ましくは約5〜約10個の環原子を含む非芳香族の飽和単環式環系または飽和多環式環系であって、その環系の原子のうちの1つまたは複数が、炭素以外の元素、例えば窒素、酸素またはイオウの単独かまたはその組合せである環系を意味する。その環系の中に隣接する酸素原子および/またはイオウ原子は存在しない。好ましいヘテロシクリルは約5〜約6個の環原子を含む。ヘテロシクリル基幹名の前の接頭語アザ、オキサまたはチアは、少なくとも1つの窒素、酸素またはイオウ原子が環原子としてそれぞれ存在することを意味する。そのヘテロシクリルは、1つまたは複数の独立に選択される「環系置換基」(以下で定義する)で任意選択で置換されていてよい。ヘテロシクリルの窒素原子またはイオウ原子は任意選択で酸化されて対応するN−オキシド、S−オキシドまたはS,S−ジオキシドとなっていてよい。適切な単環式ヘテロシクリル環の非限定的な例には、ピペリジル、ピロリジニル、ピペラジニル、モルホリニル、チオモルホリニル、チアゾリジニル、1,3−ジオキソラニル、1,4−ジオキサニル、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロチオフェニル、テトラヒドロチオピラニルなどが含まれる。
「ヒドロキシアルキル」は、そのアルキル基が上記に定義したように置換されているかまたは置換されていないHO−アルキル−基を意味する。好ましいヒドロキシアルキルは低級アルキルを含む。適切なヒドロキシアルキル基の非限定的な例には、ヒドロキシメチルおよび2−ヒドロキシエチルが含まれる。
「環系置換基」は、例えばその環系上の利用可能な水素を置き換える、芳香族または非芳香族の環系と結合した置換基を意味する。環系置換基はそれぞれ独立に、アルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、アルキルアリール、アラルケニル、ヘテロアラルキル、アルキルヘテロアリール、ヘテロアラルケニル、ヒドロキシ、ヒドロキシアルキル、アルコキシ、アリールオキシ、アラルコキシ、アシル、アロイル、ハロ、ニトロ、シアノ、カルボキシ、アルコキシカルボニル、アリールオキシカルボニル、アラルコキシカルボニル、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、ヘテロアリールスルホニル、アルキルスルフィニル、アリールスルフィニル、ヘテロアリールスルフィニル、アルキルチオ、アリールチオ、ヘテロアリールチオ、アラルキルチオ、ヘテロアラルキルチオ、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、ヘテロシクレニル、R60R65N−、R60R65N−アルキル−、R60R65NC(O)−およびR60R65NSO2−(R60およびR65はそれぞれ、水素、アルキル、アリールおよびアラルキルからなる群から独立に選択される)からなる群から選択される。「環系置換基」は、3〜7個の環原子からなる環であって、1〜2個の環原子が、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリルまたはヘテロシクレニル環上の2つの環水素原子を同時に置換することによって、前記アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリルまたはヘテロシクレニル環に結合しているヘテロ原子であってよい環式環も意味する。非限定的な例には、
環の中へ引かれている線は、その示された結合が、置換可能な環炭素原子のいずれと結合していてもよいことを意味する。
本明細書の本文、スキーム、実施例、構造式および任意の表において、充足されていない原子価を有するどの炭素またはヘテロ原子も、その原子価を充足する1つまたは複数の水素原子を有するものとする。これらの水素原子のいずれの1つまたは複数も重水素であってよい。
本発明の1つまたは複数の化合物は、また、溶媒和物として存在し得るか、または任意選択で溶媒和物に転換され得る。溶媒和物の調製は一般に公知である。すなわち、例えば、M. Cairaら、J. Pharmaceutical Sci.、93巻(3号)、601〜611頁(2004年)は、酢酸エチル中での抗真菌性フルコナゾールの溶媒和物の調製、ならびに水からのその調製を記載している。溶媒和物、半溶媒和物、水和物などの同様の調製が、E. C. van Tenderら、AAPS PharmSciTech.、5巻(1号)、項目12(2004年);およびA. L. Binghamら、Chem. Commun.、603〜604頁(2001年)に記載されている。典型的な非限定的方法は、本発明の化合物を、所望量の所望溶媒(有機溶媒もしくは水またはその混合物)中に周囲温度より高い温度で溶解し、その溶液を結晶が生成するのに十分な速度で冷却し、次いで標準的な方法によってその結晶を単離する工程を含む。例えばI.R.分光法などの分析技術によって、結晶中に溶媒(または水)が溶媒和物(または水和物)として存在することが示される。
「医薬組成物」という用語は、本発明の化合物、および本明細書で記載する追加の薬剤のリストから選択される追加の薬剤などの2つ以上の(例えば、2つ)薬学的に活性な薬剤を、薬学的に不活性な任意の賦形剤と共に含む、バルク組成物と個別投薬単位の両方も包含するものとする。バルク組成物および各個別投薬単位は一定量の上記「2つ以上の薬学的に活性な薬剤」を含むことができる。バルク組成物は、まだ個別投薬単位に形成されていない材料である。投薬単位の例は、錠剤、カプセル剤、丸薬などの経口投薬単位である。同様に、本発明の医薬組成物を投与して患者を治療する本明細書で説明する方法は、上記バルク組成物および個別投薬単位の投与も包含するものとする。
本発明の化合物のプロドラッグも本明細書で考慮する。本明細書で用いる「プロドラッグ」という用語は、対象に投与すると代謝過程または化学的過程によって化学的転換を受けて式1.0の化合物またはその塩および/または溶媒和物を生成する薬物前駆体である化合物を意味する。プロドラッグに関する考察は、T. Higuchi and V. Stella、A.C.S. Symposium SeriesのPro−drugs as Novel Delivery Systems(1987年)14巻、およびBioreversible Carriers in drug Design(1987年)Edward B. Roche、ed.、American Pharmaceutical Association and Pergamon Pressに提供されている。その両方を参照により本明細書に組み込む。
例えば、式1.0の化合物または薬学的に許容されるその化合物の塩、水和物もしくは溶媒和物がカルボン酸官能基を含む場合、プロドラッグは、酸基の水素原子を、例えば、(C1〜C8)アルキル、(C2〜C12)アルカノイルオキシメチル、4〜9個の炭素原子を有する1−(アルカノイルオキシ)エチル、5〜10個の炭素原子を有する1−メチル−1−(アルカノイルオキシ)−エチル、3〜6個の炭素原子を有するアルコキシカルボニルオキシメチル、4〜7個の炭素原子を有する1−(アルコキシカルボニルオキシ)エチル、5〜8個の炭素原子を有する1−メチル−1−(アルコキシカルボニルオキシ)エチル、3〜9個の炭素原子を有するN−(アルコキシカルボニル)アミノメチル、4〜10個の炭素原子を有する1−(N−(アルコキシカルボニル)アミノ)エチル、3−フタリジル、4−クロトノラクトニル、γ−ブチロラクトン−4−イル、ジ−N,N−(C1〜C2)アルキルアミノ(C2〜C3)アルキル(β−ジメチルアミノエチルなど)、カルバモイル−(C1〜C2)アルキル、N,N−ジ(C1〜C2)アルキルカルバモイル−(C1〜C2)アルキルおよびピペリジノ(C2〜C3)アルキル、ピロリジノ(C2〜C3)アルキルまたはモルホリノ(C2〜C3)アルキルなどの基で置き換えることによって形成されたエステルを含むことができる。
同様に、式1.0の化合物がアルコール官能基を含む場合、プロドラッグは、アルコール基の水素原子を、例えば(C1〜C6)アルカノイルオキシメチル、1−((C1〜C6)アルカノイルオキシ)エチル、1−メチル−1−((C1〜C6)アルカノイルオキシ)エチル、(C1〜C6)アルコキシカルボニルオキシメチル、N−(C1〜C6)アルコキシカルボニルアミノメチル、スクシノイル、(C1〜C6)アルカノイル、α−アミノ(C1〜C4)アルカニル、アリールアシルおよびα−アミノアシルまたはα−アミノアシル−α−アミノアシル(各αアミノアシル基は、天然由来のL−アミノ酸、P(O)(OH)2、−P(O)(O(C1〜C6)アルキル)2またはグリコシル(炭水化物のヘミアセタール形態のヒドロキシル基を除去して得られる基)から独立に選択される)などのような基で置き換えることによって形成させることができる。
式1.0の化合物がアミン官能基を組み込んでいる場合、プロドラッグは、アミン基の水素原子を、例えば、R70−カルボニル、R70O−カルボニル、NR70R75−カルボニル(R70およびR75はそれぞれ独立に、(C1〜C10)アルキル、(C3〜C7)シクロアルキル、ベンジルであるか、またはR70−カルボニルは天然α−アミノアシルまたは天然α−アミノアシルである)、−C(OH)C(O)OY80(Y80はH、(C1〜C6)アルキルまたはベンジルである)、−C(OY82)Y84(Y82は(C1〜C4)アルキルであり、Y84は(C1〜C6)アルキル、カルボキシ(C1〜C6)アルキル、アミノ(C1〜C4)アルキルまたはモノ−N−もしくはジ−N,N−(C1〜C6)アルキルアミノアルキルである)、−C(Y86)Y88(Y86はHまたはメチルであり、Y88はモノ−N−もしくはジ−N,N−(C1〜C6)アルキルアミノモルホリノ、ピペリジン−1−イルまたはピロリジン−1−イルである)などのような基で置き換えることによって形成させることができる。
本発明は、単離された形態かまたは純粋な形態の本発明の化合物も含む。
式1.0の化合物の多形体、ならびに式1.0の化合物の塩、溶媒和物およびプロドラッグの多形体は本発明に含まれるものとする。
本発明の特定の化合物は、様々な異性体(例えば、鏡像異性体、ジアステレオ異性体、アトロプ異性体)の形態で存在することができる。本発明は、ラセミ混合物を含む、純粋な形態とその混合物の両方でのそうしたすべての異性体を意図する。エノール形態も包含される。
鏡像異性体(不斉炭素の不在下でも存在することができる)、回転異性体、アトロプ異性体およびジアステレオマー形態を含む種々の置換基上の不斉炭素に起因して存在し得るものなどの、本発明の化合物のすべての立体異性体(例えば、幾何異性体、光学異性体など)(その化合物の塩、溶媒和物およびプロドラッグ、ならびにそのプロドラッグの塩および溶媒和物の全ての立体異性体を含む)は、本発明の範囲内であるものとする。本発明の化合物の個々の立体異性体は、例えば、他の異性体を実質的に含まなくても、あるいは、例えばラセミ化合物として混合されていても、他のすべての立体異性体もしくは他の選択された立体異性体と混合されていてもよい。本発明の不斉中心は、IUPAC1974勧告によって定義されるS型またはR型配座を有することができる。「塩」、「溶媒和物」「プロドラッグ」などの用語の使用は、本発明の化合物の鏡像異性体、立体異性体、回転異性体、互変異性体、ラセミ化合物またはプロドラッグの塩、溶媒和物およびプロドラッグにも同等に適用されるものとする。
ジアステレオマー(diasteromeric)混合物は、例えば、クロマトグラフィーおよび/または分別結晶化などの当業者に周知の方法で、その物理化学的差異をもとにして、それらの個々のジアステレオマーに分離することができる。鏡像異性体は、鏡像異性体混合物を、適切な光学活性化合物(例えば、キラルアルコールまたはモッシャー酸塩化物などのキラル補助剤)と反応させてジアステレオマー混合物に転換させ、ジアステレオマーを分離し、個々のジアステレオマーを対応する純粋な鏡像異性体に転換させる(例えば、加水分解する)ことによって分離することができる。また、式(1)の化合物のいくつかは、アトロプ異性体(例えば、置換ビアリール)であってよく、これも本発明の一部とみなされる。鏡像異性体は、キラルHPLCカラムを用いて分離することもできる。
式1.0の化合物は塩を形成するが、これもやはり本発明の範囲内である。本明細書での式1.0の化合物への言及は、別段の表示のない限り、その塩への言及も含むものと理解されたい。本明細書で用いる「塩」という用語は、無機および/または有機の酸で形成された酸性塩、ならびに、無機および/または有機の塩基で形成された塩基性塩を表す。さらに、式1.0の化合物が、これらに限定されないがピリジンまたはイミダゾールなどの塩基性部分と、これらに限定されないがカルボン酸などの酸性部分の両方を含む場合、両性イオン(「内塩」)が形成され得、これも本明細書で用いる「塩」という用語に包含される。薬学的に許容される(すなわち、無毒性の生理学的に許容される塩)が好ましい。式1.0の化合物の塩は、例えば、式1.0の化合物を、その中で塩が析出する媒質または水性媒質などの媒質中で、ある量、例えば等量の酸または塩基と反応させ、続いて凍結乾燥することによって形成させることができる。塩基性(または酸性)の医薬化合物から薬学的に有用な塩を生成させるのに適していると一般に考えられる酸(および塩基)は、例えば、S. Bergeら、Journal of Pharmaceutical Sciences(1977年)、66巻(1号)1〜19頁;P. Gould、international J. of Pharmaceutics(1986年)、33巻、201〜217頁;Andersonら、The Practice of Medicinal Chemistry(1996年)、Academic Press、New York;in The Orange Book(Food & Drug Administration、Washington、D.C.、そのウェブサイト);およびP. Heinrich Stahl、Camille G. Wermuth(Eds.)、Handbook of Pharmaceutical Salts:Properties、Selection、and Use(2002年)Intl. Union of Pure and Applied Chemistry、330〜331頁に論じられている。これらの開示を参照により本明細書に組み込む。
酸付加塩の例には、酢酸塩、アジピン酸塩、アルギン酸塩、アスコルビン酸塩、アスパラギン酸塩、安息香酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、重硫酸塩、ホウ酸塩、酪酸塩、クエン酸塩、ショウノウ酸塩、カンファースルホン酸塩、シクロペンタンプロピオン酸塩、ジグルコン酸塩、ドデシル硫酸塩、エタンスルホン酸塩、フマル酸塩、グルコヘプタン酸塩、グリセロリン酸塩、ヘミ硫酸塩、ヘプタン酸塩、ヘキサン酸塩、塩酸塩、臭化水素酸塩、ヨウ化水素酸塩、2−ヒドロキシエタンスルホン酸塩、乳酸塩、マレイン酸塩、メタンスルホン酸塩、メチル硫酸塩、2−ナフタレンスルホン酸塩、ニコチン酸塩、硝酸塩、シュウ酸塩、パモ酸塩、ペクチン酸塩、過硫酸塩、3−フェニルプロピオン酸塩、リン酸塩、ピクリン酸塩、ピバル酸塩、プロピオン酸塩、サリチル酸塩、コハク酸塩、硫酸塩、スルホン酸塩(本明細書で挙げるものなど)、酒石酸塩(tartarate)、チオシアン酸塩、トルエンスルホン酸塩(トシラートとしても公知である)、ウンデカン酸塩などが含まれる。
塩基性塩の例には、アンモニウム塩、アルカリ金属塩、例えばナトリウム、リチウムおよびカリウム塩、アルカリ土類金属塩、例えばカルシウムおよびマグネシウム塩、アルミニウム塩、亜鉛塩、有機塩基(例えば、有機アミン)との塩、例えばベンザチン、ジエチルアミン、ジシクロヘキシルアミン、ヒドラバミン(N,N−ビス(デヒドロアビエチル)エチレンジアミンで形成される)、N−メチル−D−グルカミン、N−メチル−D−グルカミド、t−ブチルアミン、ピペラジン、フェニルシクロヘキシルアミン、コリン、トロメタミン、およびアルギニン、リシンなどのアミノ酸との塩などが含まれる。塩基性窒素含有基は、低級アルキルハライド(例えば、メチル、エチル、プロピルおよびブチルクロリド、メチル、エチル、プロピルおよびブチルブロミドおよびメチル、エチル、プロピルおよびブチルアイオダイド)、ジアルキルサルファート(例えば、ジメチル、ジエチル、ジブチルおよびジアミルサルファート)、長鎖ハライド(例えば、デシル、ラウリル、ミリスチルおよびステアリルクロリド、デシル、ラウリル、ミリスチルおよびステアリルブロミドおよびデシル、ラウリル、ミリスチルおよびステアリルアイオダイド)、アラルキルハライド(例えば、ベンジルブロミドおよびフェネチルブロミド)およびその他の薬剤で四級化することができる。
そうしたすべての酸および塩基の塩は、本発明の範囲内の薬学的に許容される塩であるものとし、本発明のためには、すべての酸および塩基の塩は、その対応する遊離形態の化合物と同等であると考える。
式1.0の化合物ならびにその塩、溶媒和物およびプロドラッグは、その互変異性体(例えば、アミドまたはイミノエーテルとして)で存在してもよい。そうしたすべての互変異性体は本明細書では、本発明の一部であるものとする。
本発明のヘテロ原子含有環系では、N、OまたはSと隣接する炭素原子にヒドロキシル基は存在せず、別のヘテロ原子と隣接する炭素にNまたはS基は存在しない。したがって、例えば、次の環
において、2および5と記した炭素と直接結合する−OHは存在しない。
式1.0の化合物は、様々な互変異性体で存在することができ、そうしたすべての形態は本発明の範囲に包含される。また、例えば、その化合物のすべてのケト−エノール型およびイミン−エナミンも本発明に含まれる。
例えば、以下の部分
などの互変異性体は、本発明の特定の実施形態において同等であるとみなされる。
「置換(された)」という用語は、指定された原子上の1つまたは複数の水素が、示された基から選択されたもので置き換えられていることを意味する。但し、既存の環境下で、指定された原子の正規の原子価を超えることはなく、かつ、その置換によって安定な化合物がもたらされるものとする。置換基および/または変数(variable)の組合せは、そうした組合せが安定な化合物をもたらす場合にのみ許容される。「安定な化合物」または「安定な構造」は、反応混合物から有用な程度の純度に単離し、効果的な治療薬に調合するのに耐えるほどに十分堅牢な化合物を意味する。
「任意選択で置換されている」という用語は、指定された基(group)、基(radical)または部分で任意選択で置換されていることを意味する。
化合物についての「精製された(purified)」、「精製された形態(in purified form)」または「単離され、精製された形態(in isolated and purified form)」という用語は、合成工程もしくは天然供給源またはその組合せから単離された後の前記化合物の物理的状態を指す。したがって、化合物についての「精製された」、「精製された形態」または「単離され、精製された形態」という用語は、本明細書で説明するかまたは当業者に周知の1つまたは複数の精製工程から、本明細書で説明するかまたは当業者に周知の標準的な分析技術によって特性評価するのに十分な純度で得られた後の前記化合物の物理的状態を指す。
化合物中の官能基は「保護された(protected)」と記されている場合、これは、その化合物を反応にかけた場合、その基が、保護された位置での望ましくない副反応を排除するように改変された形態であることを意味する。適切な保護基は、当業者によって、また、例えば、T. W. Greeneら、Protective Groups in organic Synthesis(1991年)、Wiley、New Yorkなどの標準的な参考書を参照することによって理解されよう。
任意の部分または任意の式1.0の化合物において、任意の変数(例えば、アリール、複素環、R3等)が2回以上出現する場合、出現ごとのその定義は、他のいずれの出現でのその定義からも独立である。
本明細書で用いる「組成物」という用語は、指定された成分を指定された量で含む産物、ならびに、指定された成分の指定された量での組合せから間接的または直接的にもたらされる任意の産物を包含するものとする。
本発明は、1つまたは複数の原子が自然界で通常みられる原子質量または質量数と異なる原子質量または質量数を有する原子で置き換えられていること以外は、本明細書で示すものと同一である本発明の同位体標識した化合物も包含する。本発明の化合物に取り込むことができる同位体の例には、それぞれ、2H、3H、11C、13C、14C、15N、18O、17O、31P、32P、35S、18F、36Clおよび123Iなどの水素、炭素、窒素、酸素、リン、フッ素、塩素およびヨウ素の同位体が含まれる。
特定の同位体標識した式1.0の化合物(例えば、3Hおよび14Cで同位体標識したもの)は、化合物および/または基質組織分布アッセイにおいて有用である。トリチウム化した(すなわち、3H)同位体および炭素−14(すなわち、14C)同位体は、調製の容易さおよび検出性を容易にするために特に好ましい。特定の同位体標識した式(1)の化合物は医用描写法の目的に特に有用であり得る。例えば、11Cまたは18Fのような陽電子放出同位体で標識したものは、陽電子放出型断層撮影(PET)での用途に有用であり得、123Iのようなγ線放出同位体で標識したものは、単光子放出コンピュータ断層撮影(SPECT)の用途に有用であり得る。さらに、重水素(すなわち、2H)などのより重い同位体での置換は、より大きい代謝安定性によりもたらされるある種の治療上の利点(例えば、インビボでの半減期の増大または必要投薬量の低減)を与えることができ、したがって、状況によっては好ましい場合がある。同位体標識した式(1)の化合物、特により長い半減期(T1/2>1日)を有する同位体を含むものは一般に、本明細書の以下のスキームおよび/または実施例で開示するものと類似した手順にしたがって、同位体標識していない試薬を適切な同位体標識した試薬で代替させて調製することができる。
本発明は、式1.0の化合物
または薬学的に許容されるその塩もしくは溶媒和物を提供する
[式中、R
1、R
2およびQは独立に選択され、
Qは、
であり、
R
1はヘテロアリールおよび置換ヘテロアリールからなる群から選択され、前記置換ヘテロアリールは、−OH、アルコキシおよび−O−アルキレン−O−アルキルからなる群から独立に選択される1〜3個(好ましくは1個)の置換基で置換されており、
R
2は、−O−アルキルおよび−S−アルキルからなる群から選択され、
R
5は、
(a)トリアゾリル−フェニル−、
(b)トリアゾリル−フェニル−(前記フェニルは、ハロ(例えば、Br、Cl、Fであり、一例ではFである)およびアルコキシ(例えば、C
1〜C
6アルコキシであり、一例ではC
1〜C
2アルコキシであり、他の例では−OCH
3である)からなる群から独立に選択される1〜3個の置換基で任意選択で置換されている)、
(c)置換トリアゾリル−フェニル−(前記フェニルは、ハロ(例えば、Br、Cl、Fであり、一例ではFである)およびアルコキシ(例えば、C
1〜C
6アルコキシであり、一例ではC
1〜C
2アルコキシであり、他の例では−OCH
3である)からなる群から独立に選択される1〜3個の置換基で任意選択で置換されており、前記トリアゾリル基は、アルキル、ヒドロキシ置換アルキル、−アルキレン−O−アルキルおよびアミノ(すなわち、−NH
2)からなる群から独立に選択される1つまたは2つの置換基で置換されている)、
(d)トリアゾリル−チエニル−、
(e)トリアゾリル−チエニル−(前記チエニルは、ハロ(例えば、Br、Cl、Fであり、一例ではFである)およびアルコキシ(例えば、C
1〜C
6アルコキシであり、一例ではC
1〜C
2アルコキシであり、他の例では−OCH
3である)からなる群から独立に選択される1〜2個の置換基で任意選択で置換されている)、
(f)置換トリアゾリル−チエニル−(前記チエニルは、ハロ(例えば、Br、Cl、Fであり、一例ではFである)およびアルコキシ(例えば、C
1〜C
6アルコキシであり、一例ではC
1〜C
2アルコキシであり、他の例では−OCH
3である)からなる群から独立に選択される1〜2個の置換基で任意選択で置換されており、前記トリアゾリル基は、アルキル、ヒドロキシ置換アルキル、−アルキレン−O−アルキルおよびアミノ(すなわち、−NH
2)からなる群から独立に選択される1つまたは2つの置換基で置換されている)、
(g)トリアゾリル−ピリジル−、
(h)トリアゾリル−ピリジル−(前記ピリジルは、ハロ(例えば、Br、Cl、Fであり、一例ではFである)、アルキルおよびアルコキシ(例えば、C
1〜C
6アルコキシであり、一例ではC
1〜C
2アルコキシであり、他の例では−OCH
3である)からなる群から独立に選択される1〜3個の置換基で任意選択で置換されており、但し、前記ピリジル中の窒素原子と隣接する炭素原子はハロで置換されていない)、
(i)置換トリアゾリル−ピリジル−((1)前記ピリジルは、ハロ(例えば、Br、Cl、Fであり、一例ではFである)、アルキルおよびアルコキシ(例えば、C
1〜C
6アルコキシであり、一例ではC
1〜C
2アルコキシであり、他の例では−OCH
3である)からなる群から独立に選択される1〜3個の置換基で任意選択で置換されており、但し、前記ピリジル中の窒素原子と隣接する炭素原子はハロで置換されておらず、(2)前記トリアゾリル基は、アルキル、ヒドロキシ置換アルキル、−アルキレン−O−アルキルおよびアミノ(すなわち、−NH
2)からなる群から独立に選択される1つまたは2つの置換基で置換されている)、
(j)トリアゾリル−チアゾリル−、
(k)トリアゾリル−チアゾリル−(前記チアゾリルは、ハロ(例えば、Br、Cl、Fであり、一例ではFである)、アルキルおよびアルコキシ(例えば、C
1〜C
6アルコキシであり、一例ではC
1〜C
2アルコキシであり、他の例では−OCH
3である)、アミノ(すなわち、NH
2)、アルキルアミノおよびジアルキルアミノからなる群から独立に選択される1つの置換基で任意選択で置換されており、各アルキルは独立に選択される)、
(l)置換トリアゾリル−チアゾリル−((1)前記チアゾリルは、ハロ(例えば、Br、Cl、Fであり、一例ではFである)、アルキルおよびアルコキシ(例えば、C
1〜C
6アルコキシであり、一例ではC
1〜C
2アルコキシであり、他の例では−OCH
3である)、アミノ(すなわち、NH
2)、アルキルアミノおよびジアルキルアミノからなる群から独立に選択される1つの置換基で任意選択で置換されており、各アルキルは独立に選択され、(2)前記トリアゾリル基は、アルキル、ヒドロキシ置換アルキル、−アルキレン−O−アルキルおよびアミノ(すなわち、−NH
2)からなる群から独立に選択される1つまたは2つの置換基で置換されている)、
(m)ピリダジニル−チエニル−、
(n)ピリダジニル−チエニル−(前記チエニルは、ハロ(例えば、Br、Cl、Fであり、一例ではFである)およびアルコキシ(例えば、C
1〜C
6アルコキシであり、一例ではC
1〜C
2アルコキシであり、他の例では−OCH
3である)からなる群から独立に選択される1〜2個の置換基で任意選択で置換されている)、ならびに、
(o)置換ピリダジニル−チエニル−((1)前記チエニルは、ハロ(例えば、Br、Cl、Fであり、一例ではFである)およびアルコキシ(例えば、C
1−C
6アルコキシであり、一例ではC
1〜C
2アルコキシであり、他の例では−OCH
3である)からなる群から独立に選択される1〜2個の置換基で任意選択で置換されており、(2)前記ピリダジニル基は、=O、アルキル、アミノ(すなわち、−NH
2)、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ(各アルキルは独立に選択される)およびハロ(例えば、Br、Cl、Fであり、一例ではFである)からなる群から独立に選択される1〜3個の置換基で置換されており、但し、前記ピリダジニル中の窒素原子と隣接する炭素原子はハロで置換されていない)
からなる群から選択され、
但し、前記−アルキレン−O−アルキル基が、R
5の(c)、(f)、(i)および(l)における前記トリアゾリルの窒素と結合している場合、前記−アルキレン−O−アルキル基のアルキレン部分は−CH
2−ではない(すなわち、アルキレン部分は2以上の炭素長である)]。
本発明は、式1.0の化合物
または薬学的に許容されるその塩もしくは溶媒和物を提供する
[式中、
Qは、
であり、
R
1は、ヘテロアリールおよび置換ヘテロアリールからなる群から選択され、前記置換ヘテロアリールは、−OH、アルコキシおよび−O−アルキレン−O−アルキルからなる群から独立に選択される1〜3個(好ましくは1個)の置換基で置換されており、
R
2は、−O−アルキルおよび−S−アルキルからなる群から独立に選択され、
R
5は、
(a)トリアゾリル−フェニル−、
(b)トリアゾリル−フェニル−(前記フェニルは、ハロ(例えば、Br、Cl、Fであり、一例ではFである)およびアルコキシ(例えば、C
1〜C
6アルコキシであり、一例ではC
1〜C
2アルコキシであり、他の例では−OCH
3である)からなる群から独立に選択される1〜3個の置換基で任意選択で置換されている)、
(c)置換トリアゾリル−フェニル−(前記フェニルは、ハロ(例えば、Br、Cl、Fであり、一例ではFである)およびアルコキシ(例えば、C
1〜C
6アルコキシであり、一例ではC
1〜C
2アルコキシであり、他の例では−OCH
3である)からなる群から独立に選択される1〜3個の置換基で任意選択で置換されており、前記トリアゾリル基は、アルキル、ヒドロキシ置換アルキル、−アルキレン−O−アルキルおよびアミノ(すなわち、−NH
2)からなる群から独立に選択される1つまたは2つの置換基で置換されている)、
(d)トリアゾリル−チエニル−、
(e)トリアゾリル−チエニル−(前記チエニルは、ハロ(例えば、Br、Cl、Fであり、一例ではFである)およびアルコキシ(例えば、C
1〜C
6アルコキシであり、一例ではC
1〜C
2アルコキシであり、他の例では−OCH
3である)からなる群から独立に選択される1〜2個の置換基で任意選択で置換されている)、ならびに、
(f)置換トリアゾリル−チエニル−(前記チエニルは、ハロ(例えば、Br、Cl、Fであり、一例ではFである)およびアルコキシ(例えば、C
1〜C
6アルコキシであり、一例ではC
1〜C
2アルコキシであり、他の例では−OCH
3である)からなる群から独立に選択される1〜2個の置換基で任意選択で置換されており、前記トリアゾリル基は、アルキル、ヒドロキシ置換アルキル、−アルキレン−O−アルキルおよびアミノ(すなわち、−NH
2)からなる群から独立に選択される1つまたは2つの置換基で置換されている)
からなる群から選択され、
但し、前記−アルキレン−O−アルキル基がR
5の(c)および(f)の前記トリアゾリルの窒素と結合している場合、前記−アルキレン−O−アルキル基のアルキレン部分は−CH
2−ではない(すなわち、アルキレン部分は2以上の炭素長である)]。
当業者は、置換基−O−アルキレン−O−アルキルおよび−アルキレン−O−アルキルで用いられるような「アルキレン」という用語が、二価の飽和炭化水素基を意味することを理解されよう。したがって、アルキレン部分の例は−CH2−CH2であり、−O−アルキレン−O−アルキル部分の例は−O−(CH2)2−O−CH3であり、−アルキレン−O−アルキル部分の例は−(CH2)2−O−CH3である。
当業者は、アルキレンという用語が、部分−CH2−も含むことも理解されよう。
R1ヘテロアリール基の例には、これらに限定されないが、ピリジル、ピロリル、ピラゾリル、イミダゾリル、フラニル、チエニル、チアゾリル、ピリジルN−Oおよびピリミジニルが含まれる。
R1置換ヘテロアリール基の例には、これらに限定されないが、置換ピリジル、置換ピロリル、置換ピラゾリル、置換イミダゾリル、置換フラニル、置換チエニル、置換チアゾリル、置換ピリジルN−Oおよび置換ピリミジニルが含まれる。
本発明の一実施形態では、R1はピリジルである。
本発明の他の実施形態では、R1は置換ピリジルである。
本発明の他の実施形態では、R1は、1つの置換基で置換されているピリジルである。
置換されているR1基(例えば、置換ピリジル)上の置換基は、−OH、アルコキシおよび−O−アルキレン−O−アルキルからなる群から独立に選択される。アルコキシ基の例には、例えば、C1〜C6アルコキシ(例えば−O−CH3、−O−C2H5および−O−CH(CH3)2など)が含まれる。−O−アルキレン−O−アルキル基の例には、例えば、−O−(C1〜C4)アルキレン−O−(C1〜C6)アルキル、−O−(C1〜C2)アルキレン−O−(C1〜C3アルキル)および−O−(CH2)2−O−CH3)が含まれる。
R1の例には、例えば
本発明の一実施形態では、R1はアルコキシで置換されているピリジルである。
本発明の他の実施形態では、R1は−OCH(CH3)2で置換されている。
本発明の他の実施形態では、R1は−OC2H5で置換されている。
本発明の他の実施形態では、R1は、
本発明の他の実施形態では、R1は、
本発明の他の実施形態では、R1は−O−アルキレン−O−アルキルで置換されている。
本発明の他の実施形態では、R1は−OCH2CH2OCH3で置換されている。
本発明の他の実施形態では、R1は、
R2−O−アルキル基の例には、例えば−O−(C1〜C6)アルキル、−O−(C1〜C2)アルキルおよび−OCH3が含まれる。
R2−S−アルキル基の例には、例えば−S−(C1〜C6)アルキル、−S−(C1〜C2)アルキルおよび−SCH3が含まれる。
本発明の一実施形態では、R2は−O−(C1〜C2)アルキル基である。
本発明の他の実施形態では、R2は−OCH3である。
本発明の他の実施形態では、R2は−S−(C1〜C2)アルキル基である。
本発明の他の実施形態では、R2は−SCH3である。
本発明の一実施形態では、R5は、トリアゾリル−フェニル部分(ここで、そのトリアゾリル部分がトリアゾリル部分の環炭素によってそのフェニル部分と結合している)である。
本発明の一実施形態では、R5は、例えば、
本発明の他の実施形態では、R5は、例えば、
本発明の他の実施形態では、R5は、例えば、
本発明の他の実施形態では、前記R5基の置換トリアゾリル部分は環窒素上で置換されている。
R5のトリアゾリル部分がアルキルで置換されている場合、アルキル基の例には、例えば−C1〜C6アルキル、−C1〜C4アルキル、−C1〜C2アルキルおよび−CH3が含まれる。一実施形態では、R5のトリアゾリル部分上でアルキル置換があり、前記アルキルは−CH3である。
R5のトリアゾリル部分が−アルキレン−O−アルキル基で置換されている場合、−アルキレン−O−アルキル基の例には、例えば−C1〜C4アルキレン−O−C1〜C6アルキル、−C1〜C2アルキレン−O−C1〜C2アルキル、−C1〜C4アルキレン−O−CH3および−CH2CH2OCH3が含まれる。一実施形態では、R5のトリアゾリル部分上での−アルキレン−O−アルキル置換があり、前記−アルキレン−O−アルキルは−CH2CH2OCH3である。R5のトリアゾリル部分の窒素が−アルキレン−O−アルキル基で置換されている場合、−アルキレン−O−アルキル基の例には、例えば−C2〜C4アルキレン−O−C1〜C6アルキル、−C2アルキレン−O−C1〜C2アルキル、−C2〜C4アルキレン−O−CH3および−CH2CH2OCH3が含まれる。一実施形態では、R5のトリアゾリル部分の窒素上での−アルキレン−O−アルキル置換があり、前記−アルキレン−O−アルキルは−CH2CH2OCH3である。
R5のトリアゾリル部分がヒドロキシ置換アルキル基で置換されている場合、ヒドロキシ置換アルキル基の例には、例えばヒドロキシ置換−C1〜C4アルキル、ヒドロキシ置換−C1〜C2アルキルおよびヒドロキシ置換−CH3が含まれる。その例には、例えば、−CH2COH(CH3)2および−CH2CH2OHも含まれる。
R5のフェニル部分がハロ原子で置換されている場合、ハロ原子の例には、例えばCl、FおよびBrが含まれる。本発明の一実施形態では、フェニル上のハロはFである。本発明の他の実施形態では、そのフェニルは1個のFで置換されている。
本発明の一実施形態では、R5は置換トリアゾリル−フェニル−であり、前記トリアゾリルは置換されており、前記フェニルは置換されていない。
本発明の他の実施形態では、R5は置換トリアゾリル−フェニル−であり、前記トリアゾリルは窒素上で置換されており、前記フェニルは置換されていない。
本発明の他の実施形態では、R5は置換トリアゾリル−フェニル−であり、前記トリアゾリルは炭素上で置換されており、前記フェニルは置換されていない。
本発明の他の実施形態では、R5は置換トリアゾリル−フェニル−であり、前記トリアゾリルは窒素および炭素上で置換されており、前記フェニルは置換されていない。
本発明の他の実施形態では、R5は置換トリアゾリル−フェニル−であり、前記トリアゾリルは置換されており、前記フェニルは置換されている。
本発明の他の実施形態では、R5は置換トリアゾリル−フェニル−であり、前記トリアゾリルは窒素上で置換されており、前記フェニルは置換されている。
本発明の他の実施形態では、R5は置換トリアゾリル−フェニル−であり、前記トリアゾリルは炭素上で置換されており、前記フェニルは置換されている。
本発明の他の実施形態では、R5は置換トリアゾリル−フェニル−であり、前記トリアゾリルは窒素および炭素上で置換されており、前記フェニルは置換されている。
本発明の他の実施形態では、R5は置換トリアゾリル−フェニル−であり、前記トリアゾリルは置換されておらず、前記フェニルは置換されている。
本発明の他の実施形態では、R5は非置換トリアゾリル−フェニル−である。
本発明の他の実施形態では、R5は置換トリアゾリル−フェニル−であり、そのトリアゾリルは窒素上で−CH2COH(CH3)2で置換されている。
本発明の他の実施形態では、R5は置換トリアゾリル−フェニル−であり、そのトリアゾリルは窒素上で−CH2CH2OHで置換されている。
本発明の他の実施形態では、R5は置換トリアゾリル−フェニル−であり、そのトリアゾリルは窒素上でアルキル基で置換されている。
本発明の他の実施形態では、R5は置換トリアゾリル−フェニル−であり、そのトリアゾリルは窒素上でアルキル基で、炭素上でアルキル基で置換されており、各アルキル基は独立に選択される。
本発明の他の実施形態では、R5は置換トリアゾリル−フェニル−であり、そのトリアゾリルは窒素上で−CH3基で置換されている。
本発明の他の実施形態では、R5は置換トリアゾリル−フェニル−であり、そのトリアゾリルは窒素上で−CH3基で、炭素上で−CH3基で置換されている。
本発明の他の実施形態では、R5部分は置換トリアゾリル−フェニル−であり、そのトリアゾリルは炭素上で−NH2基で置換されている
本発明の他の実施形態では、R5は置換トリアゾリル−フェニル−であり、そのトリアゾリルは窒素上で−アルキレン−O−アルキル基で置換されている。
本発明の他の実施形態では、R5は置換トリアゾリル−フェニル−であり、そのトリアゾリルは窒素上で−CH2CH2OCH3基で置換されている。
本発明の他の実施形態では、R5部分は置換トリアゾリル−フェニル−であり、前記フェニル部分はハロで置換されており、前記トリアゾリル部分は上記実施形態のいずれかに記載されているように置換されている。
本発明の他の実施形態では、R5は置換トリアゾリル−フェニル−であり、前記フェニル部分は1つのハロで置換されており、前記トリアゾリル部分は上記実施形態のいずれか1つに記載されているように置換されている。
本発明の他の実施形態では、R5は置換トリアゾリル−フェニル−であり、前記フェニル部分はFで置換されており、前記トリアゾリル部分は上記実施形態のいずれか1つに記載されているように置換されている。
本発明の他の実施形態では、R5は置換トリアゾリル−フェニル−であり、前記フェニル部分は1つのFで置換されており、前記トリアゾリル部分は上記実施形態のいずれか1つに記載されているように置換されている。
本発明の他の実施形態では、R5は置換トリアゾリル−フェニル−基であり、前記フェニル部分は1つのFで置換されており、前記トリアゾリル部分は窒素上でヒドロキシル置換アルキル基で置換されている。
本発明の他の実施形態では、R5は置換トリアゾリル−フェニル−であり、前記フェニル部分は1つのFで置換されており、前記トリアゾリル部分は窒素上で−CH2CH2OH基で置換されている。
本発明の他の実施形態では、R5は置換トリアゾリル−フェニル−であり、前記フェニル部分は1つのFで置換されており、前記トリアゾリル部分は窒素上で−アルキレン−O−アルキル基で置換されている。
本発明の他の実施形態では、R5は置換トリアゾリル−フェニル−であり、前記フェニル部分は1つのFで置換されており、前記トリアゾリル部分は窒素上で−CH2CH2OCH3基で置換されている。
本発明の他の実施形態では、R5は置換トリアゾリル−フェニル−であり、前記フェニル部分はハロで置換されており、前記トリアゾリル部分は置換されていない。
本発明の他の実施形態では、R5は置換トリアゾリル−フェニル−であり、前記フェニル部分は1つのハロで置換されており、前記トリアゾリル部分は置換されていない。
本発明の他の実施形態では、R5は置換トリアゾリル−フェニル−であり、前記フェニル部分はFで置換されており、前記トリアゾリル部分は置換されていない。
本発明の他の実施形態では、R5は置換トリアゾリル−フェニル−であり、前記フェニル部分は1つのFで置換されており、前記トリアゾリル部分は置換されていない。
本発明の他の実施形態では、R5部分は置換トリアゾリル−フェニル−であり、前記フェニル部分はアルコキシで置換されており、前記トリアゾリル部分は上記実施形態のいずれかに記載されているように置換されている。
本発明の他の実施形態では、R5は置換トリアゾリル−フェニル−であり、前記フェニル部分は1つのアルコキシで置換されており、前記トリアゾリル部分は上記実施形態のいずれか1つに記載されているように置換されている。
本発明の他の実施形態では、R5は置換トリアゾリル−フェニル−であり、前記フェニル部分は−OCH3で置換されており、前記トリアゾリル部分は上記実施形態のいずれか1つに記載されているように置換されている。
本発明の他の実施形態では、R5は置換トリアゾリル−フェニル−であり、前記フェニル部分は1つの−OCH3で置換されており、前記トリアゾリル部分は上記実施形態のいずれか1つに記載されているように置換されている。
本発明の他の実施形態では、R5は置換トリアゾリル−フェニル−基であり、前記フェニル部分は1つの−OCH3で置換されており、前記トリアゾリル部分は窒素上でヒドロキシル置換アルキル基で置換されている。
本発明の他の実施形態では、R5は置換トリアゾリル−フェニル−であり、前記フェニル部分は1つの−OCH3で置換されており、前記トリアゾリル部分は窒素上で−CH2CH2OH基で置換されている。
本発明の他の実施形態では、R5は置換トリアゾリル−フェニル−であり、前記フェニル部分は1つの−OCH3で置換されており、前記トリアゾリル部分は窒素上で−アルキレン−O−アルキル基で置換されている。
本発明の他の実施形態では、R5は置換トリアゾリル−フェニル−であり、前記フェニル部分は1つの−OCH3で置換されており、前記トリアゾリル部分は窒素上で−CH2CH2OCH3基で置換されている。
本発明の他の実施形態では、R5は置換トリアゾリル−フェニル−であり、前記フェニル部分はアルコキシで置換されており、前記トリアゾリル部分は置換されていない。
本発明の他の実施形態では、R5は置換トリアゾリル−フェニル−であり、前記フェニル部分は1つのアルコキシで置換されており、前記トリアゾリル部分は置換されていない。
本発明の他の実施形態では、R5は置換トリアゾリル−フェニル−であり、前記フェニル部分は−OCH3で置換されており、前記トリアゾリル部分は置換されていない。
本発明の他の実施形態では、R5は置換トリアゾリル−フェニル−であり、前記フェニル部分は1つの−OCH3で置換されており、前記トリアゾリル部分は置換されていない。
本発明の他の実施形態では、R5は
本発明の他の実施形態では、R5は、
本発明の他の実施形態では、R5は、
本発明の他の実施形態では、R5は、
本発明の他の実施形態では、R5は、
本発明の他の実施形態では、R5は、
本発明の他の実施形態では、R5は、
本発明の他の実施形態では、R5は、
本発明の他の実施形態では、R5は、
本発明の他の実施形態では、R5は、
本発明の他の実施形態では、R5は、
本発明の他の実施形態では、R5は置換トリアゾリル−チエニル−であり、前記トリアゾリルは置換されており、前記チエニルは置換されていない。
本発明の他の実施形態では、R5は置換トリアゾリル−チエニル−であり、前記トリアゾリルは窒素上で置換されており、前記チエニルは置換されていない。
本発明の他の実施形態では、R5は置換トリアゾリル−チエニル−であり、前記トリアゾリルは炭素上で置換されており、前記チエニルは置換されていない。
本発明の他の実施形態では、R5は置換トリアゾリル−チエニル−であり、前記トリアゾリルは窒素および炭素上で置換されており、前記チエニルは置換されていない。
本発明の他の実施形態では、R5は置換トリアゾリル−チエニル−であり、前記トリアゾリルは置換されており、前記チエニルは置換されている。
本発明の他の実施形態では、R5は置換トリアゾリル−チエニル−であり、前記トリアゾリルは窒素上で置換されており、前記チエニルは置換されている。
本発明の他の実施形態では、R5は置換トリアゾリル−チエニル−であり、前記トリアゾリルは炭素上で置換されており、前記チエニルは置換されている。
本発明の他の実施形態では、R5は置換トリアゾリル−チエニル−であり、前記トリアゾリルは窒素および炭素上で置換されており、前記チエニルは置換されている。
本発明の他の実施形態では、R5は置換トリアゾリル−チエニル−であり、前記トリアゾリルは置換されておらず、前記チエニルは置換されている。
本発明の他の実施形態では、R5は非置換トリアゾリル−チエニル−である。
本発明の他の実施形態では、R5は置換トリアゾリル−チエニル−であり、そのトリアゾリルは窒素上で−CH2COH(CH3)2で置換されている。
本発明の他の実施形態では、R5は置換トリアゾリル−チエニル−であり、そのトリアゾリルは窒素上で−CH2CH2OHで置換されている。
本発明の他の実施形態では、R5は置換トリアゾリル−チエニルであり、そのトリアゾリルは窒素上でアルキル基で置換されている。
本発明の他の実施形態では、R5は置換トリアゾリル−チエニル−であり、そのトリアゾリルは窒素上でアルキル基で置換されており、炭素上でアルキル基で置換されており、各アルキル基は独立に選択される。
本発明の他の実施形態では、R5は置換トリアゾリル−チエニル−であり、そのトリアゾリルは窒素上で−CH3基で置換されている。
本発明の他の実施形態では、R5は置換トリアゾリル−チエニル−であり、そのトリアゾリルは窒素上で−CH3基で、炭素上で−CH3基で置換されている。
本発明の他の実施形態では、R5部分は置換トリアゾリル−チエニル−であり、そのトリアゾリルは炭素上で−NH2基で置換されている。
本発明の他の実施形態では、R5は置換トリアゾリル−チエニル−であり、そのトリアゾリルは窒素上で−アルキレン−O−アルキル基で置換されている。
本発明の他の実施形態では、R5は置換トリアゾリル−チエニル−であり、そのトリアゾリルは窒素上で−CH2CH2OCH3基で置換されている。
本発明の他の実施形態では、R5部分は置換トリアゾリル−チエニル−であり、前記チエニル部分はハロで置換されており、前記トリアゾリル部分は上記実施形態のいずれかに記載されているように置換されている。
本発明の他の実施形態では、R5は置換トリアゾリル−チエニル−であり、前記チエニル部分は1つのハロで置換されており、前記トリアゾリル部分は上記実施形態のいずれか1つに記載されているように置換されている。
本発明の他の実施形態では、R5は置換トリアゾリル−チエニル−であり、前記チエニル部分はFで置換されており、前記トリアゾリル部分は上記実施形態のいずれか1つに記載されているように置換されている。
本発明の他の実施形態では、R5は置換トリアゾリル−チエニル−であり、前記チエニル部分は1つのFで置換されており、前記トリアゾリル部分は上記実施形態のいずれか1つに記載されているように置換されている。
本発明の他の実施形態では、R5部分は置換トリアゾリル−チエニル−基であり、前記チエニル部分は1つのFで置換されており、前記トリアゾリル部分は窒素上でヒドロキシル置換アルキル基で置換されている。
本発明の他の実施形態では、R5は置換トリアゾリル−チエニル−であり、前記チエニル部分は1つのFで置換されており、前記トリアゾリル部分は窒素上で−CH2CH2OH基で置換されている。
本発明の他の実施形態では、R5は置換トリアゾリル−チエニル−であり、前記チエニル部分は1つのFで置換されており、前記トリアゾリル部分は窒素上で−アルキレン−O−アルキル基で置換されている。
本発明の他の実施形態では、R5は置換トリアゾリル−チエニル−であり、前記チエニル部分は1つのFで置換されており、前記トリアゾリル部分は窒素上で−CH2CH2OCH3基で置換されている。
本発明の他の実施形態では、R5は置換トリアゾリル−チエニル−であり、前記チエニル部分はハロで置換されており、前記トリアゾリル部分は置換されていない。
本発明の他の実施形態では、R5は置換トリアゾリル−チエニル−であり、前記チエニル部分は1つのハロで置換されており、前記トリアゾリル部分は置換されていない。
本発明の他の実施形態では、R5は置換トリアゾリル−チエニル−であり、前記チエニル部分はFで置換されており、前記トリアゾリル部分は置換されていない。
本発明の他の実施形態では、R5は置換トリアゾリル−チエニル−であり、前記チエニル部分は1つのFで置換されており、前記トリアゾリル部分は置換されていない。
本発明の他の実施形態では、R5部分は置換トリアゾリル−チエニル−であり、前記チエニル部分はアルコキシで置換されており、前記トリアゾリル部分は上記実施形態のいずれかに記載されているように置換されている。
本発明の他の実施形態では、R5は置換トリアゾリル−チエニル−であり、前記チエニル部分は1つのアルコキシで置換されており、前記トリアゾリル部分は上記実施形態のいずれか1つに記載されているように置換されている。
本発明の他の実施形態では、R5は置換トリアゾリル−チエニル−であり、前記チエニル部分は−OCH3で置換されており、前記トリアゾリル部分は上記実施形態のいずれか1つに記載されているように置換されている。
本発明の他の実施形態では、R5は置換トリアゾリル−チエニル−であり、前記チエニル部分は1つの−OCH3で置換されており、前記トリアゾリル部分は上記実施形態のいずれか1つに記載されているように置換されている。
本発明の他の実施形態では、R5は置換トリアゾリル−チエニル−基であり、前記チエニル部分は1つの−OCH3で置換されており、前記トリアゾリル部分は窒素上でヒドロキシル置換アルキル基で置換されている。
本発明の他の実施形態では、R5は置換トリアゾリル−チエニル−であり、前記チエニル部分は1つの−OCH3で置換されており、前記トリアゾリル部分は窒素上で−CH2CH2OH基で置換されている。
本発明の他の実施形態では、R5は置換トリアゾリル−チエニル−であり、前記チエニル部分は1つの−OCH3で置換されており、前記トリアゾリル部分は窒素上で−アルキレン−O−アルキル基で置換されている。
本発明の他の実施形態では、R5は置換トリアゾリル−チエニル−であり、前記チエニル部分は1つの−OCH3で置換されており、前記トリアゾリル部分は窒素上で−CH2CH2OCH3基で置換されている。
本発明の他の実施形態では、R5は置換トリアゾリル−チエニル−であり、前記チエニル部分はアルコキシで置換されており、前記トリアゾリル部分は置換されていない。
本発明の他の実施形態では、R5は置換トリアゾリル−チエニル−であり、前記チエニル部分は1つのアルコキシで置換されており、前記トリアゾリル部分は置換されていない。
本発明の他の実施形態では、R5は置換トリアゾリル−チエニル−であり、前記チエニル部分は−OCH3で置換されており、前記トリアゾリル部分は置換されていない。
本発明の他の実施形態では、R5は置換トリアゾリル−チエニル−であり、前記チエニル部分は1つの−OCH3で置換されており、前記トリアゾリル部分は置換されていない。
本発明の他の実施形態では、R5はトリアゾリル−ピリジル−である。
本発明の他の実施形態では、R5は
本発明の他の実施形態では、R5は置換トリアゾリル−ピリジル−であり、前記トリアゾリルは置換されており、前記ピリジルは置換されていない。
本発明の他の実施形態では、R5は置換トリアゾリル−ピリジル−であり、前記トリアゾリルは窒素上で置換されており、前記ピリジルは置換されていない。
本発明の他の実施形態では、R5は置換トリアゾリル−ピリジル−であり、前記トリアゾリルは炭素上で置換されており、前記ピリジルは置換されていない。
本発明の他の実施形態では、R5は置換トリアゾリル−ピリジル−であり、前記トリアゾリルは窒素上および炭素上で置換されており、前記ピリジルは置換されていない。
本発明の他の実施形態では、R5は置換トリアゾリル−ピリジル−であり、前記トリアゾリルは置換されており、前記ピリジルは置換されている。
本発明の他の実施形態では、R5は置換トリアゾリル−ピリジル−であり、前記トリアゾリルは窒素上で置換されており、前記ピリジルは置換されている。
本発明の他の実施形態では、R5は置換トリアゾリル−ピリジル−であり、前記トリアゾリルは炭素上で置換されており、前記ピリジルは置換されている。
本発明の他の実施形態では、R5は置換トリアゾリル−ピリジル−であり、前記トリアゾリルは窒素上および炭素上で置換されており、前記ピリジルは置換されている。
本発明の他の実施形態では、R5は置換トリアゾリル−ピリジル−であり、前記トリアゾリルは置換されておらず、前記ピリジルは置換されている。
本発明の他の実施形態では、R5は置換トリアゾリル−ピリジル−であり、そのトリアゾリルは窒素上でアルキルで置換されている。
R5のピリジル部分がアルキルで置換されている場合、アルキル基の例には、例えば−C1〜C6アルキル、−C1〜C4アルキル、−C1〜C2アルキルおよび−CH3が含まれる。
R5のピリジル部分がハロ原子で置換されている場合、ハロ原子の例には、例えばCl、FおよびBrが含まれる。但し、前記ピリジル中の窒素原子と隣接する炭素原子はハロで置換されていない。本発明の一実施形態では、ピリジル上のハロはFである。本発明の他の実施形態では、そのピリジルは1つのFで置換されている。
本発明の他の実施形態では、R5は置換トリアゾリル−ピリジル−であり、そのトリアゾリルは窒素上で−CH2COH(CH3)2で置換されており、そのピリジルは置換されていない。
本発明の他の実施形態では、R5は置換トリアゾリル−ピリジル−であり、そのトリアゾリルは窒素上で−CH2CH2OHで置換されており、そのピリジルは置換されていない。
本発明の他の実施形態では、R5は置換トリアゾリル−ピリジル−であり、そのトリアゾリルは窒素上でアルキル基で置換されており、そのピリジルは置換されていない。
本発明の他の実施形態では、R5は置換トリアゾリル−ピリジル−であり、そのトリアゾリルは窒素上でアルキル基で、炭素上でアルキル基で置換されており、各アルキル基は独立に選択され、そのピリジルは置換されていない。
本発明の他の実施形態では、R5は置換トリアゾリル−ピリジル−であり、そのトリアゾリルは窒素上で−CH3基で置換されており、そのピリジルは置換されていない。
本発明の他の実施形態では、R5は置換トリアゾリル−ピリジル−であり、そのトリアゾリルは窒素上で−CH3基で、炭素上で−CH3基で置換されており、そのピリジルは置換されていない。
本発明の他の実施形態では、R5部分は置換トリアゾリル−ピリジル−であり、そのトリアゾリルは炭素上で−NH2基で置換されており、そのピリジルは置換されていない。
本発明の他の実施形態では、R5は置換トリアゾリル−ピリジルであり、そのトリアゾリルは窒素上で−アルキレン−O−アルキル基で置換されており、そのピリジル置換されておらず、但し、前記−アルキレン−O−アルキル基のアルキレン部分は−CH2−ではない(すなわち、アルキレン部分は2以上の炭素長である)。
本発明の他の実施形態では、R5は置換トリアゾリル−ピリジルであり、そのトリアゾリルは窒素上で−CH2CH2OCH3基で置換されており、そのピリジルは置換されていない。
本発明の他の実施形態では、R5部分は置換トリアゾリル−ピリジル−であり、前記ピリジル部分はハロで置換されており、但し、前記ピリジル中の窒素原子と隣接する炭素原子はハロで置換されておらず、前記トリアゾリル部分は、置換トリアゾリル基を説明する上記実施形態のいずれかに記載されているように置換されている。
本発明の他の実施形態では、R5は置換トリアゾリル−ピリジル−であり、前記ピリジル部分は1つのハロで置換されており、但し、前記ピリジル中の窒素原子と隣接する炭素原子は前記ハロで置換されておらず、前記トリアゾリル部分は、トリアゾリル基を説明する上記実施形態のいずれか1つに記載されているように置換されている。
本発明の他の実施形態では、R5は置換トリアゾリル−ピリジル−であり、前記ピリジル部分はFで置換されており、但し、前記ピリジル中の窒素原子と隣接する炭素原子は前記Fで置換されておらず、前記トリアゾリル部分は、トリアゾリル基を説明する上記実施形態のいずれか1つに記載されているように置換されている。
本発明の他の実施形態では、R5は置換トリアゾリル−ピリジル−であり、前記ピリジル部分は1つのFで置換されており、但し、前記ピリジル中の窒素原子と隣接する炭素原子は前記Fで置換されておらず、前記トリアゾリル部分は、トリアゾリル基を説明する上記実施形態のいずれか1つに記載されているように置換されている。
本発明の他の実施形態では、R5は置換トリアゾリル−ピリジル基−であり、前記ピリジル部分は1つのFで置換されており、但し、前記ピリジル中の窒素原子と隣接する炭素原子は前記Fで置換されておらず、前記トリアゾリル部分は窒素上でヒドロキシル置換アルキル基で置換されている。
本発明の他の実施形態では、R5は置換トリアゾリル−ピリジル−であり、前記ピリジル部分は1つのFで置換されており、但し、前記ピリジル中の窒素原子と隣接する炭素原子は前記Fで置換されておらず、前記トリアゾリル部分は窒素上で−CH2CH2OH基で置換されている。
本発明の他の実施形態では、R5は置換トリアゾリル−ピリジル−であり、前記ピリジル部分は1つのFで置換されており、但し、前記ピリジル中の窒素原子と隣接する炭素原子は前記Fで置換されておらず、前記トリアゾリル部分は窒素上で−アルキレン−O−アルキル基で置換されており、前記−アルキレン−O−アルキル基のアルキレン部分は−CH2−ではない(すなわち、アルキレン部分は2以上の炭素長である)。
本発明の他の実施形態では、R5部分は置換トリアゾリル−ピリジル−であり、前記ピリジル部分は1つのFで置換されており、但し、前記ピリジル中の窒素原子と隣接する炭素原子は前記Fで置換されておらず、前記トリアゾリル部分は窒素上で−CH2CH2OCH3基で置換されている。
本発明の他の実施形態では、R5は置換トリアゾリル−ピリジル−であり、前記ピリジル部分はハロで置換されており、但し、前記ピリジル中の窒素原子と隣接する炭素原子はハロで置換されておらず、前記トリアゾリル部分は置換されていない。
本発明の他の実施形態では、R5は置換トリアゾリル−ピリジル−であり、前記ピリジル部分は1つのハロで置換されており、但し、前記ピリジル中の窒素原子と隣接する炭素原子は前記ハロで置換されておらず、前記トリアゾリル部分は置換されていない。
本発明の他の実施形態では、R5は置換トリアゾリル−ピリジル−であり、前記ピリジル部分はFで置換されており、但し、前記ピリジル中の窒素原子と隣接する炭素原子は前記Fで置換されておらず、前記トリアゾリル部分は置換されていない。
本発明の他の実施形態では、R5は置換トリアゾリル−ピリジル−であり、前記ピリジル部分は1つのFで置換されており、但し、前記ピリジル中の窒素原子と隣接する炭素原子は前記Fで置換されておらず、前記トリアゾリル部分は置換されていない。
本発明の他の実施形態では、R5部分は置換トリアゾリル−ピリジル−であり、前記ピリジル部分はアルコキシで置換されており、前記トリアゾリル部分は、置換トリアゾリル基を説明する上記実施形態のいずれかに記載されているように置換されている。
本発明の他の実施形態では、R5は置換トリアゾリル−ピリジル−であり、前記ピリジル部分は1つのアルコキシで置換されており、前記トリアゾリル部分は、置換トリアゾリル基を説明する上記実施形態のいずれか1つに記載されているように置換されている。
本発明の他の実施形態では、R5は置換トリアゾリル−ピリジル−であり、前記ピリジル部分は−OCH3で置換されており、前記トリアゾリル部分は、置換トリアゾリル基を説明する上記実施形態のいずれか1つに記載されているように置換されている。
本発明の他の実施形態では、R5は置換トリアゾリル−ピリジル−であり、前記ピリジル部分は1つの−OCH3で置換されており、前記トリアゾリル部分は、置換トリアゾリル基を説明する上記実施形態のいずれか1つに記載されているように置換されている。
本発明の他の実施形態では、R5は置換トリアゾリル−ピリジル基−であり、前記ピリジル部分は1つの−OCH3で置換されており、前記トリアゾリル部分は窒素上でヒドロキシル置換アルキル基で置換されている。
本発明の他の実施形態では、R5は置換トリアゾリル−ピリジル−であり、前記ピリジル部分は1つの−OCH3で置換されており、前記トリアゾリル部分は窒素上で−CH2CH2OH基で置換されている。
本発明の他の実施形態では、R5は置換トリアゾリル−ピリジル−であり、前記ピリジル部分は1つの−OCH3で置換されており、前記トリアゾリル部分は窒素上で−アルキレン−O−アルキル基で置換されており、前記−アルキレン−O−アルキル基のアルキレン部分は−CH2−ではない(すなわち、アルキレン部分は2以上の炭素長である)。
本発明の他の実施形態では、R5は置換トリアゾリル−ピリジル−であり、前記ピリジル部分は1つの−OCH3で置換されており、前記トリアゾリル部分は窒素上で−CH2CH2OCH3基で置換されている。
本発明の他の実施形態では、R5は置換トリアゾリル−ピリジル−であり、前記ピリジル部分はアルコキシで置換されており、前記トリアゾリル部分は置換されていない。
本発明の他の実施形態では、R5は置換トリアゾリル−ピリジル−であり、前記ピリジル部分は1つのアルコキシで置換されており、前記トリアゾリル部分は置換されていない。
本発明の他の実施形態では、R5は置換トリアゾリル−ピリジル−であり、前記ピリジル部分は−OCH3で置換されており、前記トリアゾリル部分は置換されていない。
本発明の他の実施形態では、R5は置換トリアゾリル−ピリジル−であり、前記ピリジル部分は1つの−OCH3で置換されており、前記トリアゾリル部分は置換されていない。
本発明の他の実施形態では、R5は置換トリアゾリル−ピリジル−であり、前記トリアゾリルは、(a)ヒドロキシル置換アルキル基(例えば、−CH2COH(CH3)2および−CH2CH2OH)、(b)アルキル(例えば、−C1〜C6アルキル、−C1〜C4アルキル、−C1〜C2アルキルおよび−CH3)、(c)−NH2、ならびに、(d)−アルキレン−O−アルキル(例えば、−CH2CH2OCH3)(但し、前記−アルキレン−O−アルキル基が前記トリアゾリルの窒素と結合している場合、前記−アルキレン−O−アルキル基のアルキレン部分は−CH2−ではない(すなわち、アルキレン部分は2以上の炭素長である))からなる群から独立に選択される1または2つの基で置換されており、前記ピリジルは、(a)アルキル(例えば、−C1〜C6アルキル、−C1〜C4アルキル、−C1〜C2アルキルおよび−CH3)、(b)ハロ(例えば、Cl、FおよびBr)(但し、前記ピリジル中の窒素原子と隣接する炭素原子はハロで置換されていない)、ならびに(c)アルコキシ(例えば、−OCH3)からなる群から独立に選択される1つ〜3つの基で置換されている。
本発明の他の実施形態では、R5は、
本発明の他の実施形態では、R5はトリアゾリル−チアゾリル−である。
本発明の他の実施形態では、R5は、
本発明の他の実施形態では、R5は置換トリアゾリル−チアゾリル−であり、前記トリアゾリルは置換されており、前記チアゾリルは置換されていない。
本発明の他の実施形態では、R5は置換トリアゾリル−チアゾリル−であり、前記トリアゾリルは窒素上で置換されており、前記チアゾリルは置換されていない。
本発明の他の実施形態では、R5は置換トリアゾリル−チアゾリル−であり、前記トリアゾリルは炭素上で置換されており、前記チアゾリルは置換されていない。
本発明の他の実施形態では、R5は置換トリアゾリル−チアゾリル−であり、前記トリアゾリルは窒素および炭素上で置換されており、前記チアゾリルは置換されていない。
R5のチアゾリル部分がアルキルで置換されている場合、そのアルキル基の例には、例えば−C1〜C6アルキル、−C1〜C4アルキル、−C1〜C2アルキルおよび−CH3が含まれる。
R5のチアゾリル部分がハロ原子で置換されている場合、そのハロ原子の例には、例えばCl、FおよびBrが含まれる。本発明の一実施形態では、チアゾリル上のハロはFである。本発明の他の実施形態では、チアゾリルは1つのFで置換されている。
R5のチアゾリル部分がアルキルアミノ基で置換されている場合、そのアルキルアミノ基の例には、例えばC1〜C6アルキル−NH−、C1〜C2アルキル−NH−、CH3−NH−およびCH3CH2−NH−が含まれる。
R5のチアゾリル部分がジアルキルアミノ基で置換されている場合、そのジアルキルアミノ基の例には、例えば(C1〜C6アルキル)2−N−(各アルキルは独立に選択される)、(C1〜C2アルキル)2−N−(各アルキルは独立に選択される)、(CH3)2N−、(CH3CH2)2−N−および(CH3)(CH3CH2)N−が含まれる。
本発明の他の実施形態では、R5は置換トリアゾリル−チアゾリル−であり、前記トリアゾリルは置換されており、前記チアゾリルは置換されている。
本発明の他の実施形態では、R5は置換トリアゾリル−チアゾリル−であり、前記トリアゾリルは窒素上で置換されており、前記チアゾリルは置換されている。
本発明の他の実施形態では、R5は置換トリアゾリル−チアゾリル−であり、前記トリアゾリルは炭素上で置換されており、前記チアゾリルは置換されている。
本発明の他の実施形態では、R5は置換トリアゾリル−チアゾリル−であり、前記トリアゾリルは窒素および炭素上で置換されており、前記チアゾリルは置換されている。
本発明の他の実施形態では、R5は置換トリアゾリル−チアゾリル−であり、前記トリアゾリルは置換されておらず、前記チアゾリルは置換されている。
本発明の他の実施形態では、R5は置換トリアゾリル−チアゾリル−であり、そのトリアゾリルは窒素上でアルキルで置換されており、前記チアゾリルは置換されていない。
本発明の他の実施形態では、R5は置換トリアゾリル−チアゾリル−であり、そのトリアゾリルは窒素上で−CH2COH(CH3)2で置換されており、前記チアゾリルは置換されていない。
本発明の他の実施形態では、R5は置換トリアゾリル−チアゾリル−であり、そのトリアゾリルは窒素上で−CH2CH2OHで置換されており、前記チアゾリルは置換されていない。
本発明の他の実施形態では、R5は置換トリアゾリル−チアゾリル−であり、そのトリアゾリルは窒素上でアルキル基で、炭素上でアルキル基で置換されており、各アルキル基は独立に選択され、前記チアゾリルは置換されていない。
本発明の他の実施形態では、R5は置換トリアゾリル−チアゾリル−であり、そのトリアゾリルは窒素上で−CH3基で置換されており、前記チアゾリルは置換されていない。
本発明の他の実施形態では、R5は置換トリアゾリル−チアゾリル−であり、そのトリアゾリルは窒素上で−CH3基で、炭素上で−CH3基で置換されており、前記チアゾリルは置換されていない。
本発明の他の実施形態では、R5部分は置換トリアゾリル−チアゾリル−であり、そのトリアゾリルは炭素上で−NH2基で置換されており、前記チアゾリルは置換されていない。
本発明の他の実施形態では、R5は置換トリアゾリル−チアゾリル−であり、そのトリアゾリルは窒素上で−アルキレン−O−アルキル基で置換されており、但し、前記−アルキレン−O−アルキル基のアルキレン部分は−CH2−ではなく(すなわち、アルキレン部分は2以上の炭素長である)、前記チアゾリルは置換されていない。
本発明の他の実施形態では、R5は置換トリアゾリル−チアゾリル−であり、そのトリアゾリルは窒素上で−CH2CH2OCH3基で置換されており、前記チアゾリルは置換されていない。
本発明の他の実施形態では、R5部分は置換トリアゾリル−チアゾリル−であり、前記チアゾリル部分はハロで置換されており、前記トリアゾリル部分は、置換トリアゾリル基を説明する上記実施形態のいずれかに記載されているように置換されている。
本発明の他の実施形態では、R5は置換トリアゾリル−チアゾリル−であり、前記チアゾリル部分はFで置換されており、前記トリアゾリル部分は、置換トリアゾリル基を説明する上記実施形態のいずれか1つに記載されているように置換されている。
本発明の他の実施形態では、R5は置換トリアゾリル−チアゾリル基−であり、前記チアゾリル部分は1つのFで置換されており、前記トリアゾリル部分は窒素上でヒドロキシル置換アルキル基で置換されている。
本発明の他の実施形態では、R5は置換トリアゾリル−チアゾリル−であり、前記チアゾリル部分は1つのFで置換されており、前記トリアゾリル部分は窒素上で−CH2CH2OH基で置換されている。
本発明の他の実施形態では、R5は置換トリアゾリル−チアゾリル−であり、前記チアゾリル部分は1つのFで置換されており、前記トリアゾリル部分は窒素上で−アルキレン−O−アルキル基で置換されている。
本発明の他の実施形態では、R5は置換トリアゾリル−チアゾリル−であり、前記チアゾリル部分は1つのFで置換されており、前記トリアゾリル部分は窒素上で−CH2CH2OCH3基で置換されている。
本発明の他の実施形態では、R5は置換トリアゾリル−チアゾリル−であり、前記チアゾリル部分はハロで置換されており、前記トリアゾリル部分は置換されていない。
本発明の他の実施形態では、R5は置換トリアゾリル−チアゾリル−であり、前記チアゾリル部分はFで置換されており、前記トリアゾリル部分は置換されていない。
本発明の他の実施形態では、R5部分は置換トリアゾリル−チアゾリル−であり、前記チアゾリル部分はアルコキシで置換されており、前記トリアゾリル部分は、置換トリアゾリル基を説明する上記実施形態のいずれかに記載されているように置換されている。
本発明の他の実施形態では、R5は置換トリアゾリル−チアゾリル−であり、前記チアゾリル部分は−OCH3で置換されており、前記トリアゾリル部分は、置換トリアゾリル基を説明する上記実施形態のいずれか1つに記載されているように置換されている。
本発明の他の実施形態では、R5は置換トリアゾリル−チアゾリル基−であり、前記チアゾリル部分は1つの−OCH3で置換されており、前記トリアゾリル部分は窒素上でヒドロキシル置換アルキル基で置換されている。
本発明の他の実施形態では、R5は置換トリアゾリル−チアゾリル−であり、前記チアゾリル部分は1つの−OCH3で置換されており、前記トリアゾリル部分は窒素上で−CH2CH2OH基で置換されている。
本発明の他の実施形態では、R5は置換トリアゾリル−チアゾリル−であり、前記チアゾリル部分は1つの−OCH3で置換されており、前記トリアゾリル部分は窒素上で−アルキレン−O−アルキル基で置換されており、前記−アルキレン−O−アルキル基のアルキレン部分は−CH2−ではない(すなわち、アルキレン部分は2以上の炭素長である)。
本発明の他の実施形態では、R5は置換トリアゾリル−チアゾリル−であり、前記チアゾリル部分は1つの−OCH3で置換されており、前記トリアゾリル部分は窒素上で−CH2CH2OCH3基で置換されている。
本発明の他の実施形態では、R5は置換トリアゾリル−チアゾリル−であり、前記チアゾリル部分はアルコキシで置換されており、前記トリアゾリル部分は置換されていない。
本発明の他の実施形態では、R5は置換トリアゾリル−チアゾリル−であり、前記チアゾリル部分は−OCH3で置換されており、前記トリアゾリル部分は置換されていない。
本発明の他の実施形態では、R5は置換トリアゾリル−チアゾリル−であり、前記チアゾリル部分はアルキルアミノで置換されており、前記トリアゾリル部分は、トリアゾリル基を説明する上記実施形態のいずれかに記載されているように置換されている。
本発明の他の実施形態では、R5は置換トリアゾリル−チアゾリル−であり、前記チアゾリル部分はジアルキルアミノで置換されており、前記トリアゾリル部分は、置換トリアゾリル基を説明する上記実施形態のいずれかに記載されているように置換されている。
本発明の他の実施形態では、R5は置換トリアゾリル−チアゾリル−であり、前記チアゾリル部分はアルキルアミノで置換されており、前記トリアゾリル部分は置換されていない。
本発明の他の実施形態では、R5は置換トリアゾリル−チアゾリル−であり、前記チアゾリル部分はジアルキルアミノで置換されており、前記トリアゾリル部分は置換されていない。
本発明の他の実施形態では、R5は置換トリアゾリル−チアゾリル−であり、前記トリアゾリルは、(a)ヒドロキシル置換アルキル基(例えば、−CH2COH(CH3)2および−CH2CH2OH)、(b)アルキル(例えば、−C1〜C6アルキル、−C1〜C4アルキル、−C1〜C2アルキルおよび−CH3)、−NH2、ならびに、(c)−アルキレン−O−アルキル(例えば、−CH2CH2OCH3)(但し、前記−アルキレン−O−アルキル基が前記トリアゾリルの窒素と結合している場合、前記−アルキレン−O−アルキル基のアルキレン部分は−CH2−ではない(すなわち、アルキレン部分は2以上の炭素長である))からなる群から独立に選択される1つまたは2つの基で置換されており、前記チアゾリルは、(a)アルキル(例えば、−C1〜C6アルキル、または−C1〜C4アルキル、または−C1〜C2アルキル、または−CH3)、(b)ハロ(例えば、Cl、FまたはBr)、(c)アルキルアミノ(例えば、C1〜C6アルキル−NH−、またはC1〜C2アルキル−NH−、またはCH3−NH−またはCH3CH2−NH−)、ならびに、(d)ジアルキルアミノ(例えば、(C1〜C6アルキル)2−N−(各アルキルは独立に選択される)、または(C1〜C2アルキル)2−N−(各アルキルは独立に選択される)、または(CH3)2N−、または(CH3CH2)2−N−または(CH3)(CH3CH2)N−)からなる群から選択される1つの基で置換されている。
本発明の他の実施形態では、R5は
本発明の他の実施形態では、R5はピリダジニル−チエニル−である。
本発明の他の実施形態では、R5は
R5のピリダジニル部分がアルキルで置換されている場合、アルキル基の例には、例えば−C1〜C6アルキル、−C1〜C4アルキル、−C1〜C2アルキルおよび−CH3が含まれる。
R5のピリダジニル部分がハロ原子で置換されている場合、ハロ原子の例には、例えばCl、FおよびBrが含まれる。本発明の一実施形態では、ピリダジニル上のハロはFである。本発明の他の実施形態では、そのピリダジニルは1つのFで置換されている。ピリダジニル部分がハロで置換されている場合、窒素と隣接する炭素はハロで置換されていない。
R5のピリダジニル部分がアルキルアミノ基で置換されている場合、アルキルアミノ基の例には、例えばC1〜C6アルキル−NH−、C1〜C2アルキル−NH−、CH3−NH−およびCH3CH2−NH−が含まれる。
R5のピリダジニル部分がジアルキルアミノ基で置換されている場合、ジアルキルアミノ基の例には、例えば(C1〜C6アルキル)2−N−(各アルキルは独立に選択される)、(C1〜C2アルキル)2−N−(各アルキルは独立に選択される)、(CH3)2N−、(CH3CH2)2−N−および(CH3)(CH3CH2)N−が含まれる。
本発明の他の実施形態では、R5は置換ピリダジニル−チエニル−であり、前記ピリダジニルは置換されており、前記チエニルは置換されていない。
本発明の他の実施形態では、R5は置換ピリダジニル−チエニル−であり、前記ピリダジニルは=O基で置換されており、前記チエニルは置換されていない。
本発明の他の実施形態では、R5は置換ピリダジニル−チエニル−であり、前記ピリダジニルはアルキル基で置換されており、前記チエニルは置換されていない。
本発明の他の実施形態では、R5は置換ピリダジニル−チエニル−であり、前記ピリダジニルはメチル基で置換されており、前記チエニルは置換されていない。
本発明の他の実施形態では、R5は置換ピリダジニル−チエニル−であり、前記ピリダジニルは=O基およびアルキル基で置換されており、前記チエニルは置換されていない。
本発明の他の実施形態では、R5は置換ピリダジニル−チエニル−であり、前記ピリダジニルは=O基およびメチル基で置換されており、前記チエニルは置換されていない。
本発明の他の実施形態では、R5は置換ピリダジニル−チエニル−であり、前記ピリダジニルはアミノ基で置換されており、前記チエニルは置換されていない。
本発明の他の実施形態では、R5は置換ピリダジニル−チエニル−であり、前記ピリダジニルはアルキルアミノ基で置換されており、前記チエニルは置換されていない。
本発明の他の実施形態では、R5は置換ピリダジニル−チエニル−であり、前記ピリダジニルはジアルキルアミノ基で置換されており、前記チエニルは置換されていない。
本発明の他の実施形態では、R5は置換ピリダジニル−チエニル−であり、前記ピリダジニルは置換されており、前記チエニルは置換されている。
本発明の他の実施形態では、R5は置換ピリダジニル−チエニル−であり、前記ピリダジニルは置換されておらず、前記チエニルは置換されている。
本発明の他の実施形態では、R5は置換ピリダジニル−チエニル−であり、前記ピリダジニルは置換されておらず、前記チエニルは1つ〜2つの独立に選択されるハロで置換されている。
本発明の他の実施形態では、R5は置換ピリダジニル−チエニル−であり、前記ピリダジニルは置換されておらず、前記チエニルは、Br、ClおよびFからなる群から独立に選択される1つ〜2つのハロで置換されている。
本発明の他の実施形態では、R5は置換ピリダジニル−チエニル−であり、前記ピリダジニルは置換されておらず、前記チエニルは、1つ〜2つの独立に選択されるアルコキシ基で置換されている。
本発明の他の実施形態では、R5は置換ピリダジニル−チエニル−であり、前記ピリダジニルは置換されておらず、前記チエニルは、1つ〜2つの−OCH3基で置換されている。
本発明の他の実施形態では、R5は置換ピリダジニル−チエニル−であり、前記ピリダジニルは、置換ピリダジニル基を説明する上記実施形態のいずれか1つに記載されているように置換されており、前記チエニルは置換されている。
本発明の他の実施形態では、R5は置換ピリダジニル−チエニル−であり、前記ピリダジニルは、置換ピリダジニル基を説明する上記実施形態のいずれか1つに記載されているように置換されており、前記チエニルは、1つ〜2つの独立に選択されるハロで置換されている。
本発明の他の実施形態では、R5は置換ピリダジニル−チエニル−であり、前記ピリダジニルは、置換ピリダジニル基を説明する上記実施形態のいずれか1つに記載されているように置換されており、前記チエニルは、Br、ClおよびFからなる群から独立に選択される1つ〜2つのハロで置換されている。
本発明の他の実施形態では、R5は置換ピリダジニル−チエニル−であり、前記ピリダジニルは、置換ピリダジニル基を説明する上記実施形態のいずれか1つに記載されているように置換されており、前記チエニルは、1つ〜2つの独立に選択されるアルコキシ基で置換されている。
本発明の他の実施形態では、R5は置換ピリダジニル−チエニル−であり、前記ピリダジニルは、置換ピリダジニル基を説明する上記実施形態のいずれか1つに記載されているように置換されており、前記チエニルは、1つ〜2つの−OCH3基で置換されている。
本発明の他の実施形態では、R5は置換ピリダジニル−チエニル−であり、前記ピリダジニルは、アルキル(例えば、メチル)および=Oからなる群から独立に選択される1つまたは2つの基で置換されており、前記チエニルは、アルコキシ(例えば、−OCH3)、ハロ(例えば、Br、ClおよびF)からなる群から独立に選択される1つ〜2つの基で置換されている。
本発明の他の実施形態では、R5は
本発明の他の実施形態では、R5は
本発明の他の実施形態では、R5は
本発明の他の実施形態では、R5は置換トリアゾリル−フェニル−基であり、(a)前記トリアゾリル部分は窒素上で、−CH2COH(CH3)2および−CH2CH2OHからなる群から選択される置換基で任意選択で置換されている、(b)前記トリアゾリル部分は窒素上でアルキル基で任意選択で置換されている、(c)前記トリアゾリル部分は窒素上でアルキル基で、炭素上でアルキル基で任意選択で置換されている、(d)前記トリアゾリル部分は窒素上で−CH3基で任意選択で置換されている、(e)前記トリアゾリル部分は窒素上で1つの−CH3基で、炭素上で1つの−CH3基で任意選択で置換されている、(f)前記トリアゾリル部分は炭素上で−NH2基で任意選択で置換されているか、または、(g)前記トリアゾリル部分は窒素上で−CH2CH2OCH3基で任意選択で置換されており、前記フェニル部分はハロで任意選択で置換されている。
本発明の他の実施形態では、R5は置換トリアゾリル−フェニル−基であり、(a)前記トリアゾリル部分は窒素上で、−CH2COH(CH3)2および−CH2CH2OHからなる群から選択される置換基で任意選択で置換されている、(b)前記トリアゾリル部分は窒素上でアルキル基で任意選択で置換されている、(c)前記トリアゾリル部分は窒素上でアルキル基で、炭素上でアルキル基で任意選択で置換されている、(d)前記トリアゾリル部分は窒素上で−CH3基で任意選択で置換されている、(e)前記トリアゾリル部分は窒素上で1つの−CH3基で、炭素上で1つの−CH3基で任意選択で置換されている、(f)前記トリアゾリル部分は炭素上で−NH2基で任意選択で置換されているか、または、(g)前記トリアゾリル部分は窒素上で−CH2CH2OCH3基で任意選択で置換されており、前記フェニル部分はハロで置換されている。
本発明の他の実施形態では、R5は置換トリアゾリル−フェニル−基であり、(a)前記トリアゾリル部分は窒素上で、−CH2COH(CH3)2および−CH2CH2OHからなる群から選択される置換基で任意選択で置換されている、(b)前記トリアゾリル部分は窒素上でアルキル基で置換されている、(c)前記トリアゾリル部分は窒素上でアルキル基で、炭素上でアルキル基で置換されている、(d)前記トリアゾリル部分は窒素上で−CH3基で置換されている、(e)前記トリアゾリル部分は窒素上で1つの−CH3基で、炭素上で1つの−CH3基で置換されている、(f)前記トリアゾリル部分は炭素上で−NH2基で置換されているか、または、(g)前記トリアゾリル部分は窒素上で−CH2CH2OCH3基で置換されており、前記フェニル部分はハロで任意選択で置換されている。
本発明の他の実施形態では、R5は置換トリアゾリル−フェニル基−であり、(a)前記トリアゾリル部分は窒素上で、−CH2COH(CH3)2および−CH2CH2OHからなる群から選択される置換基で置換されている、(b)前記トリアゾリル部分は窒素上でアルキル基で置換されている、(c)前記トリアゾリル部分は窒素上でアルキル基で、炭素上でアルキル基で置換されている、(d)前記トリアゾリル部分は窒素上で−CH3基で置換されている、(e)前記トリアゾリル部分は窒素上で1つの−CH3基で、炭素上で1つの−CH3基で置換されている、(f)前記トリアゾリル部分は炭素上で−NH2基で置換されているか、または、(g)前記トリアゾリル部分は窒素上で−CH2CH2OCH3基で置換されており、前記フェニル部分はハロで置換されている。
本発明の他の実施形態では、R5は置換トリアゾリル−フェニル−基であり、(a)前記トリアゾリル部分は窒素上で、−CH2COH(CH3)2および−CH2CH2OHからなる群から選択される置換基で置換されている、(b)前記トリアゾリル部分は窒素上でアルキル基で置換されている、(c)前記トリアゾリル部分は窒素上でアルキル基で、炭素上でアルキル基で置換されている、(d)前記トリアゾリル部分は窒素上で−CH3基で置換されている、(e)前記トリアゾリル部分は窒素上で1つの−CH3基で、炭素上で1つの−CH3基で置換されている、(f)前記トリアゾリル部分は炭素上で−NH2基で置換されているか、または、(g)前記トリアゾリル部分は窒素上で−CH2CH2OCH3基で置換されており、前記フェニル部分は置換されていない。
本発明の他の実施形態では、R5は置換トリアゾリル−フェニル−基であり、(a)前記トリアゾリル部分は窒素上で、−CH2COH(CH3)2および−CH2CH2OHからなる群から選択される置換基で任意選択で置換されている、(b)前記トリアゾリル部分は窒素上でアルキル基で任意選択で置換されている、(c)前記トリアゾリル部分は窒素上でアルキル基で、炭素上でアルキル基で任意選択で置換されている、(d)前記トリアゾリル部分は窒素上で−CH3基で任意選択で置換されている、(e)前記トリアゾリル部分は窒素上で1つの−CH3基で、炭素上で1つの−CH3基で任意選択で置換されている、(f)前記トリアゾリル部分は炭素上で−NH2基で任意選択で置換されているか、または、(g)前記トリアゾリル部分は窒素上で−CH2CH2OCH3基で任意選択で置換されており、前記フェニル部分はアルコキシで任意選択で置換されている。
本発明の他の実施形態では、R5は置換トリアゾリル−フェニル−基であり、(a)前記トリアゾリル部分は窒素上で、−CH2COH(CH3)2および−CH2CH2OHからなる群から選択される置換基で任意選択で置換されている、(b)前記トリアゾリル部分は窒素上でアルキル基で任意選択で置換されている、(c)前記トリアゾリル部分は窒素上でアルキル基で、炭素上でアルキル基で任意選択で置換されている、(d)前記トリアゾリル部分は窒素上で−CH3基で任意選択で置換されている、(e)前記トリアゾリル部分は窒素上で1つの−CH3基で、炭素上で1つの−CH3基で任意選択で置換されている、(f)前記トリアゾリル部分は炭素上で−NH2基で任意選択で置換されているか、または、(g)前記トリアゾリル部分は窒素上で−CH2CH2OCH3基で任意選択で置換されており、前記フェニル部分はアルコキシで置換されている。
本発明の他の実施形態では、R5は置換トリアゾリル−フェニル−基であり、(a)前記トリアゾリル部分は窒素上で、−CH2COH(CH3)2および−CH2CH2OHからなる群から選択される置換基で任意選択で置換されている、(b)前記トリアゾリル部分は窒素上でアルキル基で置換されている、(c)前記トリアゾリル部分は窒素上でアルキル基で、炭素上でアルキル基で置換されている、(d)前記トリアゾリル部分は窒素上で−CH3基で置換されている、(e)前記トリアゾリル部分は窒素上で1つの−CH3基で、炭素上で1つの−CH3基で置換されている、(f)前記トリアゾリル部分は炭素上で−NH2基で置換されているか、または、(g)前記トリアゾリル部分は窒素上で−CH2CH2OCH3基で置換されており、前記フェニル部分はアルコキシで任意選択で置換されている。
本発明の他の実施形態では、R5は置換トリアゾリル−フェニル−基であり、(a)前記トリアゾリル部分は窒素上で、−CH2COH(CH3)2および−CH2CH2OHからなる群から選択される置換基で置換されている、(b)前記トリアゾリル部分は窒素上でアルキル基で置換されている、(c)前記トリアゾリル部分は窒素上でアルキル基で、炭素上でアルキル基で置換されている、(d)前記トリアゾリル部分は窒素上で−CH3基で置換されている、(e)前記トリアゾリル部分は窒素上で1つの−CH3基で、炭素上で1つの−CH3基で置換されている、(f)前記トリアゾリル部分は炭素上で−NH2基で置換されているか、または、(g)前記トリアゾリル部分は窒素上で−CH2CH2OCH3基で置換されており、前記フェニル部分はアルコキシで置換されている。
本発明の他の実施形態では、R5は置換トリアゾリル−チエニル−基であり、(a)前記トリアゾリル部分は窒素上で、−CH2COH(CH3)2および−CH2CH2OHからなる群から選択される置換基で任意選択で置換されている、(b)前記トリアゾリル部分は窒素上でアルキル基で任意選択で置換されている、(c)前記トリアゾリル部分は窒素上でアルキル基で、炭素上でアルキル基で任意選択で置換されている、(d)前記トリアゾリル部分は窒素上で−CH3基で任意選択で置換されている、(e)前記トリアゾリル部分は窒素上で1つの−CH3基で、炭素上で1つの−CH3基で任意選択で置換されている、(f)前記トリアゾリル部分は炭素上で−NH2基で任意選択で置換されているか、または、(g)前記トリアゾリル部分は窒素上で−CH2CH2OCH3基で任意選択で置換されており、前記チエニル部分はハロで任意選択で置換されている。
本発明の他の実施形態では、R5は置換トリアゾリル−チエニル−基であり、(a)前記トリアゾリル部分は窒素上で、−CH2COH(CH3)2および−CH2CH2OHからなる群から選択される置換基で任意選択で置換されている、(b)前記トリアゾリル部分は窒素上でアルキル基で任意選択で置換されている、(c)前記トリアゾリル部分は窒素上でアルキル基で、炭素上でアルキル基で任意選択で置換されている、(d)前記トリアゾリル部分は窒素上で−CH3基で任意選択で置換されている、(e)前記トリアゾリル部分は窒素上で1つの−CH3基で、炭素上で1つの−CH3基で任意選択で置換されている、(f)前記トリアゾリル部分は炭素上で−NH2基で任意選択で置換されているか、または、(g)前記トリアゾリル部分は窒素上で−CH2CH2OCH3基で任意選択で置換されており、前記チエニル部分はハロで置換されている。
本発明の他の実施形態では、R5は置換トリアゾリル−チエニル−基であり、(a)前記トリアゾリル部分は窒素上で、−CH2COH(CH3)2および−CH2CH2OHからなる群から選択される置換基で置換されている、(b)前記トリアゾリル部分は窒素上でアルキル基で置換されている、(c)前記トリアゾリル部分は窒素上でアルキル基で、炭素上でアルキル基で置換されている、(d)前記トリアゾリル部分は窒素上で−CH3基で置換されている、(e)前記トリアゾリル部分は窒素上で1つの−CH3基で、炭素上で1つの−CH3基で置換されている、(f)前記トリアゾリル部分は炭素上で−NH2基で置換されているか、または、(g)前記トリアゾリル部分は窒素上で−CH2CH2OCH3基で置換されており、前記チエニル部分はハロで任意選択で置換されている。
本発明の他の実施形態では、R5は置換トリアゾリル−チエニル−基であり、(a)前記トリアゾリル部分は窒素上で、−CH2COH(CH3)2および−CH2CH2OHからなる群から選択される置換基で置換されている、(b)前記トリアゾリル部分は窒素上でアルキル基で置換されている、(c)前記トリアゾリル部分は窒素上でアルキル基で、炭素上でアルキル基で置換されている、(d)前記トリアゾリル部分は窒素上で−CH3基で置換されている、(e)前記トリアゾリル部分は窒素上で1つの−CH3基で、炭素上で1つの−CH3基で置換されている、(f)前記トリアゾリル部分は炭素上で−NH2基で置換されているか、または、(g)前記トリアゾリル部分は窒素上で−CH2CH2OCH3基で置換されており、前記チエニル部分はハロで置換されている。
本発明の他の実施形態では、R5は置換トリアゾリル−チエニル−基であり、(a)前記トリアゾリル部分は窒素上で、−CH2COH(CH3)2および−CH2CH2OHからなる群から選択される置換基で置換されている、(b)前記トリアゾリル部分は窒素上でアルキル基で置換されている、(c)前記トリアゾリル部分は窒素上でアルキル基で、炭素上でアルキル基で置換されている、(d)前記トリアゾリル部分は窒素上で−CH3基で置換されている、(e)前記トリアゾリル部分は窒素上で1つの−CH3基で、炭素上で1つの−CH3基で置換されている、(f)前記トリアゾリル部分は炭素上で−NH2基で置換されているか、または、(g)前記トリアゾリル部分は窒素上で−CH2CH2OCH3基で置換されており、前記チエニル部分は置換されていない。
本発明の他の実施形態では、R5は置換トリアゾリル−チエニル−基であり、(a)前記トリアゾリル部分は窒素上で、−CH2COH(CH3)2および−CH2CH2OHからなる群から選択される置換基で任意選択で置換されている、(b)前記トリアゾリル部分は窒素上でアルキル基で任意選択で置換されている、(c)前記トリアゾリル部分は窒素上でアルキル基で、炭素上でアルキル基で任意選択で置換されている、(d)前記トリアゾリル部分は窒素上で−CH3基で任意選択で置換されている、(e)前記トリアゾリル部分は窒素上で1つの−CH3基で、炭素上で1つの−CH3基で任意選択で置換されている、(f)前記トリアゾリル部分は炭素上で−NH2基で任意選択で置換されているか、または、(g)前記トリアゾリル部分は窒素上で−CH2CH2OCH3基で任意選択で置換されており、前記チエニル部分はアルコキシで任意選択で置換されている。
本発明の他の実施形態では、R5は置換トリアゾリル−チエニル−基であり、(a)前記トリアゾリル部分は窒素上で、−CH2COH(CH3)2および−CH2CH2OHからなる群から選択される置換基で任意選択で置換されている、(b)前記トリアゾリル部分は窒素上でアルキル基で任意選択で置換されている、(c)前記トリアゾリル部分は窒素上でアルキル基で、炭素上でアルキル基で任意選択で置換されている、(d)前記トリアゾリル部分は窒素上で−CH3基で任意選択で置換されている、(e)前記トリアゾリル部分は窒素上で1つの−CH3基で、炭素上で1つの−CH3基で任意選択で置換されている、(f)前記トリアゾリル部分は炭素上で−NH2基で任意選択で置換されているか、または、(g)前記トリアゾリル部分は窒素上で−CH2CH2OCH3基で任意選択で置換されており、前記チエニル部分はアルコキシで置換されている。
本発明の他の実施形態では、R5は置換トリアゾリル−チエニル−基であり、(a)前記トリアゾリル部分は窒素上で、−CH2COH(CH3)2および−CH2CH2OHからなる群から選択される置換基で置換されている、(b)前記トリアゾリル部分は窒素上でアルキル基で置換されている、(c)前記トリアゾリル部分は窒素上でアルキル基で、炭素上でアルキル基で置換されている、(d)前記トリアゾリル部分は窒素上で−CH3基で置換されている、(e)前記トリアゾリル部分は窒素上で1つの−CH3基で、炭素上で1つの−CH3基で置換されている、(f)前記トリアゾリル部分は炭素上で−NH2基で置換されているか、または、(g)前記トリアゾリル部分は窒素上で−CH2CH2OCH3基で置換されており、前記チエニル部分はアルコキシで任意選択で置換されている。
本発明の他の実施形態では、R5は置換トリアゾリル−チエニル−基であり、(a)前記トリアゾリル部分は窒素上で、−CH2COH(CH3)2および−CH2CH2OHからなる群から選択される置換基で置換されている、(b)前記トリアゾリル部分は窒素上でアルキル基で置換されている、(c)前記トリアゾリル部分は窒素上でアルキル基で、炭素上でアルキル基で置換されている、(d)前記トリアゾリル部分は窒素上で−CH3基で置換されている、(e)前記トリアゾリル部分は窒素上で1つの−CH3基で、炭素上で1つの−CH3基で置換されている、(f)前記トリアゾリル部分は炭素上で−NH2基で置換されているか、または、(g)前記トリアゾリル部分は窒素上で−CH2CH2OCH3基で置換されており、前記チエニル部分はアルコキシで置換されている。
本発明の他の実施形態を以下で説明する。参照し易くするために、これらの実施形態には番号を付けている。
実施形態番号1は、R2が−O−(C1〜C2)アルキル基であり、R1が置換ピリジルである式1.0の化合物を対象とする。
実施形態番号2は、R2が−O−(C1〜C2)アルキル基であり、R1が1つの置換基で置換されているピリジルである式1.0の化合物を対象とする。
実施形態番号3は、R2が−O−(C1〜C2)アルキル基であり、R1が
からなる群から選択される式1.0の化合物を対象とする。
実施形態番号4は、R2が−O−(C1〜C2)アルキル基であり、R1が
実施形態番号5は、R2が−O−(C1〜C2)アルキル基であり、R1が
実施形態番号6は、R2が−O−(C1〜C2)アルキル基であり、R1が
である、前記アルコキシ基が−OCH(CH
3)
2である式1.0の化合物を対象とする。
実施形態番号7は、R2が−O−(C1〜C2)アルキル基であり、R1が
であり、前記アルコキシ基が−OC
2H
5である式1.0の化合物を対象とする。
実施形態番号8は、R2が−O−(C1〜C2)アルキル基であり、R1が
実施形態番号9は、R2が−O−(C1〜C2)アルキル基であり、R1が
実施形態番号10は、zが1であり、R2が−O−(C1〜C2)アルキル基であり、R1が
であり、前記−O−アルキレン−O−アルキル基が−OCH
2CH
2OCH
3である式1.0の化合物を対象とする。
実施形態番号11は、R2が−O−(C1〜C2)アルキル基であり、R1が
実施形態番号12は、R2が−OCH3であり、R1が置換ピリジルである式1.0の化合物を対象とする。
実施形態番号13は、R2が−OCH3であり、R1が1つの置換基で置換されているピリジルである式1.0の化合物を対象とする。
実施形態番号14は、R2が−OCH3であり、R1が
からなる群から選択される式1.0の化合物を対象とする。
実施形態番号15は、R2が−OCH3であり、R1が
実施形態番号16は、R2が−OCH3であり、R1が
実施形態番号17は、R2が−OCH3であり、R1が
であり、前記アルコキシ基が−OCH(CH
3)
2である式1.0の化合物を対象とする。
実施形態番号18は、R2が−OCH3であり、R1が
であり、前記アルコキシ基が−OC
2H
5である式1.0の化合物を対象とする。
実施形態番号19は、R2が−OCH3であり、R1が
実施形態番号20は、R2が−OCH3であり、R1が
実施形態番号21は、R2が−OCH3であり、R1が
であり、前記−O−アルキレン−O−アルキル基が−OCH
2CH
2OCH
3である式1.0の化合物を対象とする。
実施形態番号22は、R2が−OCH3であり、R1が
実施形態番号23は、R2が−S−(C1〜C2)アルキル基であり、R1が置換ピリジルである式1.0の化合物を対象とする。
実施形態番号24は、R2が−S−(C1〜C2)アルキル基であり、R1が1つの置換基で置換されているピリジルである式1.0の化合物を対象とする。
実施形態番号25は、R2が−S−(C1〜C2)アルキル基であり、R1が
からなる群から選択される式1.0の化合物を対象とする。
実施形態番号26は、R2が−S−(C1〜C2)アルキル基であり、R1が
実施形態番号27は、R2が−S−(C1〜C2)アルキル基であり、R1が
実施形態番号28は、R2が−S−(C1〜C2)アルキル基であり、R1が
であり、前記アルコキシ基が−OCH(CH
3)
2である式1.0の化合物を対象とする。
実施形態番号29は、R2が−S−(C1〜C2)アルキル基であり、R1が
であり、前記アルコキシ基が−OC
2H
5である式1.0の化合物を対象とする。
実施形態番号30は、R2が−S−(C1〜C2)アルキル基であり、R1が
実施形態番号31は、R2が−S−(C1〜C2)アルキル基であり、R1が
実施形態番号32は、R2が−S−(C1〜C2)アルキル基であり、R1が
であり、前記−O−アルキレン−O−アルキル基が−OCH
2CH
2OCH
3である式1.0の化合物を対象とする。
実施形態番号33は、R2が−S−(C1〜C2)アルキル基であり、R1が
実施形態番号34は、R2が−SCH3であり、R1が置換ピリジルである式1.0の化合物を対象とする。
実施形態番号35は、R2が−SCH3であり、R1が1つの置換基で置換されているピリジルである式1.0の化合物を対象とする。
実施形態番号36は、R2が−SCH3であり、R1が
からなる群から選択される式1.0の化合物を対象とする。
実施形態番号37は、R2が−SCH3であり、R1が
実施形態番号38は、R2が−SCH3であり、R1が
実施形態番号39は、R2が−SCH3であり、R1が
であり、前記アルコキシ基が−OCH(CH
3)
2である式1.0の化合物を対象とする。
実施形態番号40は、R2が−SCH3であり、R1が
であり、前記アルコキシ基が−OC
2H
5である式1.0の化合物を対象とする。
実施形態番号41は、R2が−SCH3であり、R1が
実施形態番号42は、R2が−SCH3であり、R1が
実施形態番号43は、R2が−SCH3であり、R1が
であり、前記−O−アルキレン−O−アルキル基が−OCH
2CH
2OCH
3である式1.0の化合物を対象とする。
実施形態番号44は、R2が−SCH3であり、R1が
実施形態番号45は、式1.1
実施形態番号46は、その式1.0の化合物が式1.1の化合物である、実施形態番号1〜44のいずれか1つを対象とする。
R5置換基を対象とする本発明の他の実施形態を以下で説明する。「実施形態番号1〜46のいずれか1つに記載(の)」という用語は、記載されている実施形態が、実施形態番号1〜46のそれぞれ1つに適用可能であることを意味する。例えば、本発明の別の実施形態は、R5が以下の段落のいずれか1つに記載されている実施形態番号1に記載の化合物を対象とする。他の例では、本発明の別の実施形態は、R5が以下の段落のいずれか1つに記載されている実施形態番号2に記載の化合物を対象とする等である。
したがって、本発明の他の実施形態は、R5が置換トリアゾリル−フェニル−であり、そのトリアゾリル部分が−C1〜C6アルキル、−C1〜C4アルキル、−C1〜C2アルキルおよび−CH3からなる群から選択される1つまたは2つのアルキル基で置換されている実施形態番号1〜46のいずれか1つに記載の式1.0の化合物を対象とする。
本発明の他の実施形態は、R5が置換トリアゾリル−フェニル−であり、そのトリアゾリル部分が−C1〜C4アルキル、−C1〜C2アルキルおよび−CH3からなる群から選択される1つまたは2つのアルキル基で置換されている、実施形態番号1〜46のいずれか1つに記載の式1.0の化合物を対象とする。本発明の他の実施形態は、R5が置換トリアゾリル−フェニル−であり、そのトリアゾリル部分は1つまたは2つの−CH3基で置換されている、実施形態番号1〜46のいずれか1つに記載の式1.0の化合物を対象とする。
本発明の他の実施形態は、R5が置換トリアゾリル−フェニル−であり、そのトリアゾリル部分が窒素上で、−C1〜C4アルキル、−C1〜C2アルキルおよび−CH3からなる群から選択されるアルキル基で置換されている、実施形態番号1〜46のいずれか1つに記載の式1.0の化合物を対象とする。本発明の他の実施形態は、R5が置換トリアゾリル−フェニル−であり、そのトリアゾリル部分が窒素上で、−CH3基で置換されている、実施形態番号1〜46のいずれか1つに記載の式1.0の化合物を対象とする。
本発明の他の実施形態は、R5が置換トリアゾリル−フェニル−であり、そのトリアゾリル部分が窒素上で、−C2〜C4アルキレン−O−C1〜C6アルキル、−C2アルキレン−O−C1〜C2アルキル、−C2〜C4アルキレン−O−CH3および−CH2CH2OCH3からなる群から選択される−アルキレン−O−アルキル基で置換されている、実施形態番号1〜46のいずれか1つに記載の式1.0の化合物を対象とする。
本発明の他の実施形態は、R5が置換トリアゾリル−フェニル−であり、そのトリアゾリル部分が窒素上で、−C2アルキレン−O−C1〜C2アルキル、および−CH2CH2OCH3からなる群から選択される−アルキレン−O−アルキル基で置換されている、実施形態番号1〜46のいずれか1つに記載の式1.0の化合物を対象とする。本発明の他の実施形態は、R5が置換トリアゾリル−フェニル−であり、そのトリアゾリル部分が窒素上で−CH2CH2OCH3で置換されている、実施形態番号1〜46のいずれか1つに記載の式1.0の化合物を対象とする。
本発明の他の実施形態は、R5が置換トリアゾリル−フェニル−であり、そのトリアゾリル部分が窒素上で、ヒドロキシ置換−C1〜C4アルキル、ヒドロキシ置換−C1〜C2アルキルおよびヒドロキシ置換−CH3からなる群から選択されるヒドロキシ置換アルキル基で置換されている、実施形態番号1〜46のいずれか1つに記載の式1.0の化合物を対象とする。
本発明の他の実施形態は、R5が置換トリアゾリル−フェニル−であり、そのトリアゾリル部分が窒素上で、CH2COH(CH3)2および−CH2CH2OHからなる群から選択されるヒドロキシ置換アルキル基で置換されている、実施形態番号1〜46のいずれか1つに記載の式1.0の化合物を対象とする。
本発明の他の実施形態は、R5のフェニル部分のための任意選択のハロ置換基がCl、FおよびBrからなる群から独立に選択される、実施形態番号1〜46のいずれか1つに記載の式1.0の化合物を対象とする。
本発明の他の実施形態は、R5のフェニル部分のための任意選択のハロ置換基がFである、実施形態番号1〜46のいずれか1つに記載の式1.0の化合物を対象とする。
本発明の他の実施形態は、R5のフェニル部分のための任意選択のハロ置換基が1つのFである、実施形態番号1〜46のいずれか1つに記載の式1.0の化合物を対象とする。
本発明の他の実施形態は、R5が置換トリアゾリル−フェニル−基であり、(a)前記トリアゾリル部分は窒素上で、−CH2COH(CH3)2および−CH2CH2OHからなる群から選択される置換基で任意選択で置換されている、(b)前記トリアゾリル部分は窒素上でアルキル基で任意選択で置換されている、(c)前記トリアゾリル部分は窒素上でアルキル基で、炭素上でアルキル基で任意選択で置換されている、(d)前記トリアゾリル部分は窒素上で−CH3基で任意選択で置換されている、(e)前記トリアゾリル部分は窒素上で1つの−CH3基で、炭素上で1つの−CH3基で任意選択で置換されている、(f)前記トリアゾリル部分は炭素上で−NH2基で任意選択で置換されているか、または、(g)前記トリアゾリル部分は窒素上で−CH2CH2OCH3基で任意選択で置換されており、前記フェニル部分はハロ(例えば、1つのハロ、例えばFなど)で任意選択で置換されている、実施形態番号1〜46のいずれか1つに記載の式1.0の化合物を対象とする。
本発明の他の実施形態は、R5が置換トリアゾリル−フェニル−基であり、(a)前記トリアゾリル部分は窒素上で、−CH2COH(CH3)2および−CH2CH2OHからなる群から選択される置換基で任意選択で置換されている、(b)前記トリアゾリル部分は窒素上でアルキル基で任意選択で置換されている、(c)前記トリアゾリル部分は窒素上でアルキル基で、炭素上でアルキル基で任意選択で置換されている、(d)前記トリアゾリル部分は窒素上で−CH3基で任意選択で置換されている、(e)前記トリアゾリル部分は窒素上で1つの−CH3基で、炭素上で1つの−CH3基で任意選択で置換されている、(f)前記トリアゾリル部分は炭素上で−NH2基で任意選択で置換されているか、または、(g)前記トリアゾリル部分は窒素上で−CH2CH2OCH3基で任意選択で置換されており、前記フェニル部分はハロ(例えば、1つのハロ、例えばFなど)で置換されている、実施形態番号1〜46のいずれか1つに記載の式1.0の化合物を対象とする。
本発明の他の実施形態は、R5が置換トリアゾリル−フェニル−基であり、(a)前記トリアゾリル部分は窒素上で、−CH2COH(CH3)2および−CH2CH2OHからなる群から選択される置換基で置換されている、(b)前記トリアゾリル部分は窒素上でアルキル基で置換されている、(c)前記トリアゾリル部分は窒素上でアルキル基で、炭素上でアルキル基で置換されている、(d)前記トリアゾリル部分は窒素上で−CH3基で置換されている、(e)前記トリアゾリル部分は窒素上で1つの−CH3基で、炭素上で1つの−CH3基で置換されている、(f)前記トリアゾリル部分は炭素上で−NH2基で置換されているか、または、(g)前記トリアゾリル部分は窒素上で−CH2CH2OCH3基で置換されており、前記フェニル部分はハロ(例えば、1つのハロ、例えばFなど)で任意選択で置換されている、実施形態番号1〜46のいずれか1つに記載の式1.0の化合物を対象とする。
本発明の他の実施形態は、R5が置換トリアゾリル−フェニル−基であり、(a)前記トリアゾリル部分は窒素上で、−CH2COH(CH3)2および−CH2CH2OHからなる群から選択される置換基で置換されている、(b)前記トリアゾリル部分は窒素上でアルキル基で置換されている、(c)前記トリアゾリル部分は窒素上でアルキル基で、炭素上でアルキル基で置換されている、(d)前記トリアゾリル部分は窒素上で−CH3基で置換されている、(e)前記トリアゾリル部分は窒素上で1つの−CH3基で、炭素上で1つの−CH3基で置換されている、(f)前記トリアゾリル部分は炭素上で−NH2基で置換されているか、または、(g)前記トリアゾリル部分は窒素上で−CH2CH2OCH3基で置換されており、前記フェニル部分はハロ(例えば、1つのハロ、例えばFなど)で置換されている、実施形態番号1〜46のいずれか1つに記載の式1.0の化合物を対象とする。
本発明の他の実施形態は、R5のフェニル部分のための任意選択の置換基が、アルコキシからなる群から独立に選択される、実施形態番号1〜46のいずれか1つに記載の式1.0の化合物を対象とする。
本発明の他の実施形態は、R5のフェニル部分のための任意選択の置換基が−OCH3である、実施形態番号1〜46のいずれか1つに記載の式1.0の化合物を対象とする。
本発明の他の実施形態は、R5のフェニル部分のための任意選択の置換基が1つの−OCH3である、実施形態番号1〜46のいずれか1つに記載の式1.0の化合物を対象とする。
本発明の他の実施形態は、R5が置換トリアゾリル−フェニル−基であり、(a)前記トリアゾリル部分は窒素上で、−CH2COH(CH3)2および−CH2CH2OHからなる群から選択される置換基で任意選択で置換されている、(b)前記トリアゾリル部分は窒素上でアルキル基で任意選択で置換されている、(c)前記トリアゾリル部分は窒素上でアルキル基で、炭素上でアルキル基で任意選択で置換されている、(d)前記トリアゾリル部分は窒素上で−CH3基で任意選択で置換されている、(e)前記トリアゾリル部分は窒素上で1つの−CH3基で、炭素上で1つの−CH3基で任意選択で置換されている、(f)前記トリアゾリル部分は炭素上で−NH2基で任意選択で置換されているか、または、(g)前記トリアゾリル部分は窒素上で−CH2CH2OCH3基で任意選択で置換されており、前記フェニル部分はアルコキシ(例えば、1つの−OCH3)で任意選択で置換されている、実施形態番号1〜46のいずれか1つに記載の式1.0の化合物を対象とする。
本発明の他の実施形態は、R5が置換トリアゾリル−フェニル−基であり、(a)前記トリアゾリル部分は窒素上で、−CH2COH(CH3)2および−CH2CH2OHからなる群から選択される置換基で任意選択で置換されている、(b)前記トリアゾリル部分は窒素上でアルキル基で任意選択で置換されている、(c)前記トリアゾリル部分は窒素上でアルキル基で、炭素上でアルキル基で任意選択で置換されている、(d)前記トリアゾリル部分は窒素上で−CH3基で任意選択で置換されている、(e)前記トリアゾリル部分は窒素上で1つの−CH3基で、炭素上で1つの−CH3基で任意選択で置換されている、(f)前記トリアゾリル部分は炭素上で−NH2基で任意選択で置換されているか、または、(g)前記トリアゾリル部分は窒素上で−CH2CH2OCH3基で任意選択で置換されており、前記フェニル部分はアルコキシ(例えば、1つの−OCH3)で置換されている、実施形態番号1〜46のいずれか1つに記載の式1.0の化合物を対象とする。
本発明の他の実施形態は、R5が置換トリアゾリル−フェニル−基であり、(a)前記トリアゾリル部分は窒素上で、−CH2COH(CH3)2および−CH2CH2OHからなる群から選択される置換基で置換されている、(b)前記トリアゾリル部分は窒素上でアルキル基で置換されている、(c)前記トリアゾリル部分は窒素上でアルキル基で、炭素上でアルキル基で置換されている、(d)前記トリアゾリル部分は窒素上で−CH3基で置換されている、(e)前記トリアゾリル部分は窒素上で1つの−CH3基で、炭素上で1つの−CH3基で置換されている、(f)前記トリアゾリル部分は炭素上で−NH2基で置換されているか、または、(g)前記トリアゾリル部分は窒素上で−CH2CH2OCH3基で置換されており、前記フェニル部分はアルコキシ(例えば、1つの−OCH3)で任意選択で置換されている、実施形態番号1〜46のいずれか1つに記載の式1.0の化合物を対象とする。
本発明の他の実施形態は、R5が置換トリアゾリル−フェニル−基であり、(a)前記トリアゾリル部分は窒素上で、−CH2COH(CH3)2および−CH2CH2OHからなる群から選択される置換基で置換されている、(b)前記トリアゾリル部分は窒素上でアルキル基で置換されている、(c)前記トリアゾリル部分は窒素上でアルキル基で、炭素上でアルキル基で置換されている、(d)前記トリアゾリル部分は窒素上で−CH3基で置換されている、(e)前記トリアゾリル部分は窒素上で1つの−CH3基で、炭素上で1つの−CH3基で置換されている、(f)前記トリアゾリル部分は炭素上で−NH2基で置換されているか、または、(g)前記トリアゾリル部分は窒素上で−CH2CH2OCH3基で置換されており、前記フェニル部分はアルコキシ(例えば、1つの−OCH3)で置換されている、実施形態番号1〜46のいずれか1つに記載の式1.0の化合物を対象とする。
本発明の他の実施形態は、R5が置換トリアゾリル−フェニル−基であり、(a)前記トリアゾリル部分は窒素上で、−CH2COH(CH3)2および−CH2CH2OHからなる群から選択される置換基で置換されている、(b)前記トリアゾリル部分は窒素上でアルキル基で置換されている、(c)前記トリアゾリル部分は窒素上でアルキル基で、炭素上でアルキル基で置換されている、(d)前記トリアゾリル部分は窒素上で−CH3基で置換されている、(e)前記トリアゾリル部分は窒素上で1つの−CH3基で、炭素上で1つの−CH3基で置換されている、(f)前記トリアゾリル部分は炭素上で−NH2基で置換されているか、または、(g)前記トリアゾリル部分は窒素上で−CH2CH2OCH3基で置換されており、前記フェニル部分は置換されていない、実施形態番号1〜46のいずれか1つに記載の式1.0の化合物を対象とする。
本発明の他の実施形態は、前記置換R5部分が置換トリアゾリル−フェニル基であり、前記トリアゾリル部分は、(a)−CH2COH(CH3)2および−CH2CH2OHからなる群から選択される1つの置換基、(b)1つのアルキル基、(c)2つのアルキル基、(d)1つの−CH3基、(e)2つの−CH3基、(f)1つの−NH2基、または(g)1つの−CH2CH2OCH3基で置換されている、実施形態番号1〜46のいずれか1つに記載の式1.0の化合物を対象とする。
本発明の他の実施形態は、R5部分が置換トリアゾリル−チエニル−であり、そのトリアゾリル部分は、−C1〜C6アルキル、−C1〜C4アルキル、−C1〜C2アルキルおよび−CH3からなる群から選択される1つまたは2つのアルキル基で置換されている、実施形態番号1〜46のいずれか1つに記載の式1.0の化合物を対象とする。
本発明の他の実施形態は、R5が置換トリアゾリル−チエニル−であり、そのトリアゾリル部分は−C1〜C4アルキル、−C1〜C2アルキルおよび−CH3からなる群から選択される1つまたは2つのアルキル基で置換されている、実施形態番号1〜46のいずれか1つに記載の式1.0の化合物を対象とする。本発明の他の実施形態は、R5が置換トリアゾリル−チエニル−であり、そのトリアゾリル部分は1つまたは2つの−CH3基で置換されている、実施形態番号1〜46のいずれか1つに記載の式1.0の化合物を対象とする。
本発明の他の実施形態は、R5が置換トリアゾリル−チエニル−であり、そのトリアゾリル部分は窒素上で、−C1〜C4アルキル、−C1〜C2アルキルおよび−CH3からなる群から選択されるアルキル基で置換されている、実施形態番号1〜46のいずれか1つに記載の式1.0の化合物を対象とする。本発明の他の実施形態は、R5が置換トリアゾリル−チエニル−であり、そのトリアゾリル部分は窒素上で−CH3で置換されている、実施形態番号1〜46のいずれか1つに記載の式1.0の化合物を対象とする。
本発明の他の実施形態は、R5が置換トリアゾリル−チエニル−であり、そのトリアゾリル部分は窒素上で、−C2〜C4アルキレン−O−C1〜C6アルキル、−C2アルキレン−O−C1〜C2アルキル、−C2〜C4アルキレン−O−CH3および−CH2CH2OCH3からなる群から選択される−アルキレン−O−アルキル基で置換されている、実施形態番号1〜46のいずれか1つに記載の式1.0の化合物を対象とする。
本発明の他の実施形態は、R5が置換トリアゾリル−チエニル−であり、そのトリアゾリル部分は窒素上で、−C2アルキレン−O−C1〜C2アルキルおよび−CH2CH2OCH3からなる群から選択される−アルキレン−O−アルキル基で置換されている、実施形態番号1〜46のいずれか1つに記載の式1.0の化合物を対象とする。本発明の他の実施形態は、R5が置換トリアゾリル−チエニル−であり、そのトリアゾリル部分は窒素上で−CH2CH2OCH3で置換されている、実施形態番号1〜46のいずれか1つに記載の式1.0の化合物を対象とする。
本発明の他の実施形態は、R5が置換トリアゾリル−チエニル−であり、そのトリアゾリル部分は窒素上で、ヒドロキシ置換−C1〜C4アルキル、ヒドロキシ置換−C1〜C2アルキルおよびヒドロキシ置換−CH3からなる群から選択されるヒドロキシ置換アルキル基で置換されている、実施形態番号1〜46のいずれか1つに記載の式1.0の化合物を対象とする。
本発明の他の実施形態は、R5が置換トリアゾリル−チエニル−であり、そのトリアゾリル部分は窒素上で、CH2COH(CH3)2および−CH2CH2OHからなる群から選択されるヒドロキシ置換アルキル基で置換されている、実施形態番号1〜46のいずれか1つに記載の式1.0の化合物を対象とする。
本発明の他の実施形態は、R5のチエニル部分のための任意選択のハロ置換基が、Cl、FおよびBrからなる群から独立に選択される、実施形態番号1〜46のいずれか1つに記載の式1.0の化合物を対象とする。
本発明の他の実施形態は、R5のチエニル部分のための任意選択のハロ置換基がFである、実施形態番号1〜46のいずれか1つに記載の式1.0の化合物を対象とする。
本発明の他の実施形態は、R5のチエニル部分のための任意選択のハロ置換基が1つのFである、実施形態番号1〜46のいずれか1つに記載の式1.0の化合物を対象とする。
本発明の他の実施形態は、R5が置換トリアゾリル−チエニル−基であり、(a)前記トリアゾリル部分は窒素上で、−CH2COH(CH3)2および−CH2CH2OHからなる群から選択される置換基で任意選択で置換されている、(b)前記トリアゾリル部分は窒素上でアルキル基で任意選択で置換されている、(c)前記トリアゾリル部分は窒素上でアルキル基で、炭素上でアルキル基で任意選択で置換されている、(d)前記トリアゾリル部分は窒素上で−CH3基で任意選択で置換されている、(e)前記トリアゾリル部分は窒素上で1つの−CH3基で、炭素上で1つの−CH3基で任意選択で置換されている、(f)前記トリアゾリル部分は炭素上で−NH2基で任意選択で置換されているか、または、(g)前記トリアゾリル部分は窒素上で−CH2CH2OCH3基で任意選択で置換されており、前記チエニル部分はハロ(例えば、1つのハロ、例えばFなど)で任意選択で置換されている、実施形態番号1〜46のいずれか1つに記載の式1.0の化合物を対象とする。
本発明の他の実施形態は、R5が置換トリアゾリル−チエニル−基であり、(a)前記トリアゾリル部分は窒素上で、−CH2COH(CH3)2、−CH2CH2OHからなる群から選択される置換基で任意選択で置換されている、(b)前記トリアゾリル部分は窒素上でアルキル基で任意選択で置換されている、(c)前記トリアゾリル部分は窒素上でアルキル基で、炭素上でアルキル基で任意選択で置換されている、(d)前記トリアゾリル部分は窒素上で−CH3基で任意選択で置換されている、(e)前記トリアゾリル部分は窒素上で1つの−CH3基で、炭素上で1つの−CH3基で任意選択で置換されている、(f)前記トリアゾリル部分は炭素上で−NH2基で任意選択で置換されているか、または、(g)前記トリアゾリル部分は窒素上で−CH2CH2OCH3基で任意選択で置換されており、前記チエニル部分はハロ(例えば、1つのハロ、例えばFなど)で置換されている、実施形態番号1〜46のいずれか1つに記載の式1.0の化合物を対象とする。
本発明の他の実施形態は、R5が置換トリアゾリル−チエニル−基であり、(a)前記トリアゾリル部分は窒素上で、−CH2COH(CH3)2および−CH2CH2OHからなる群から選択される置換基で置換されている、(b)前記トリアゾリル部分は窒素上でアルキル基で置換されている、(c)前記トリアゾリル部分は窒素上でアルキル基で、炭素上でアルキル基で置換されている、(d)前記トリアゾリル部分は窒素上で−CH3基で置換されている、(e)前記トリアゾリル部分は窒素上で1つの−CH3基で、炭素上で1つの−CH3基で置換されている、(f)前記トリアゾリル部分は炭素上で−NH2基で置換されているか、または、(g)前記トリアゾリル部分は窒素上で−CH2CH2OCH3基で置換されており、前記チエニル部分はハロ(例えば、1つのハロ、例えばFなど)で任意選択で置換されている、実施形態番号1〜46のいずれか1つに記載の式1.0の化合物を対象とする。
本発明の他の実施形態は、R5が置換トリアゾリル−チエニル−基であり、(a)前記トリアゾリル部分は窒素上で、−CH2COH(CH3)2および−CH2CH2OHからなる群から選択される置換基で置換されている、(b)前記トリアゾリル部分は窒素上でアルキル基で置換されている、(c)前記トリアゾリル部分は窒素上でアルキル基で、炭素上でアルキル基で置換されている、(d)前記トリアゾリル部分は窒素上で−CH3基で置換されている、(e)前記トリアゾリル部分は窒素上で1つの−CH3基で、炭素上で1つの−CH3基で置換されている、(f)前記トリアゾリル部分は炭素上で−NH2基で置換されているか、または、(g)前記トリアゾリル部分は窒素上で−CH2CH2OCH3基で置換されており、前記チエニル部分はハロ(例えば、1つのハロ、例えばFなど)で置換されている、実施形態番号1〜46のいずれか1つに記載の式1.0の化合物を対象とする。
本発明の他の実施形態は、R5が置換トリアゾリル−チエニル−基であり、(a)前記トリアゾリル部分は窒素上で、−CH2COH(CH3)2および−CH2CH2OHからなる群から選択される置換基で置換されている、(b)前記トリアゾリル部分は窒素上でアルキル基で置換されている、(c)前記トリアゾリル部分は窒素上でアルキル基で、炭素上でアルキル基で置換されている、(d)前記トリアゾリル部分は窒素上で−CH3基で置換されている、(e)前記トリアゾリル部分は窒素上で1つの−CH3基で、炭素上で1つの−CH3基で置換されている、(f)前記トリアゾリル部分は炭素上で−NH2基で置換されているか、または、(g)前記トリアゾリル部分は窒素上で−CH2CH2OCH3基で置換されており、前記チエニル部分は置換されていない、実施形態番号1〜46のいずれか1つに記載の式1.0の化合物を対象とする。
本発明の他の実施形態は、前記置換R5部分が置換トリアゾリル−チエニル基であり、前記トリアゾリル部分は、(a)−CH2COH(CH3)2および−CH2CH2OHからなる群から選択される1つの置換基、(b)1つのアルキル基、(c)2つのアルキル基、(d)1つの−CH3基、(e)2つの−CH3基、(f)1つの−NH2基、または(g)1つの−CH2CH2OCH3基で置換されている、実施形態番号1〜46のいずれか1つに記載の式1.0の化合物を対象とする。
本発明の他の実施形態は、R5のチエニル部分のための任意選択の置換基がアルコキシからなる群から独立に選択される、実施形態番号1〜46のいずれか1つに記載の式1.0の化合物を対象とする。
本発明の他の実施形態は、R5のチエニル部分のための任意選択の置換基が−OCH3である、実施形態番号1〜46のいずれか1つに記載の式1.0の化合物を対象とする。
本発明の他の実施形態は、R5のチエニル部分のための任意選択の置換基が1つの−OCH3である、実施形態番号1〜46のいずれか1つに記載の式1.0の化合物を対象とする。
本発明の他の実施形態は、R5が置換トリアゾリル−チエニル−基であり、(a)前記トリアゾリル部分は窒素上で、−CH2COH(CH3)2および−CH2CH2OHからなる群から選択される置換基で任意選択で置換されている、(b)前記トリアゾリル部分は窒素上でアルキル基で任意選択で置換されている、(c)前記トリアゾリル部分は窒素上でアルキル基で、炭素上でアルキル基で任意選択で置換されている、(d)前記トリアゾリル部分は窒素上で−CH3基で任意選択で置換されている、(e)前記トリアゾリル部分は窒素上で1つの−CH3基で、炭素上で1つの−CH3基で任意選択で置換されている、(f)前記トリアゾリル部分は炭素上で−NH2基で任意選択で置換されているか、または、(g)前記トリアゾリル部分は窒素上で−CH2CH2OCH3基で任意選択で置換されており、前記チエニル部分はアルコキシ(例えば、1つの−OCH3)で任意選択で置換されている、実施形態番号1〜46のいずれか1つに記載の式1.0の化合物を対象とする。
本発明の他の実施形態は、R5が置換トリアゾリル−チエニル−基であり、(a)前記トリアゾリル部分は窒素上で、−CH2COH(CH3)2および−CH2CH2OHからなる群から選択される置換基で任意選択で置換されている、(b)前記トリアゾリル部分は窒素上でアルキル基で任意選択で置換されている、(c)前記トリアゾリル部分は窒素上でアルキル基で、炭素上でアルキル基で任意選択で置換されている、(d)前記トリアゾリル部分は窒素上で−CH3基で任意選択で置換されている、(e)前記トリアゾリル部分は窒素上で1つの−CH3基で、炭素上で1つの−CH3基で任意選択で置換されている、(f)前記トリアゾリル部分は炭素上で−NH2基で任意選択で置換されているか、または、(g)前記トリアゾリル部分は窒素上で−CH2CH2OCH3基で任意選択で置換されており、前記チエニル部分はアルコキシ(例えば、1つの−OCH3)で置換されている、実施形態番号1〜46のいずれか1つに記載の式1.0の化合物を対象とする。
本発明の他の実施形態は、R5が置換トリアゾリル−チエニル−基であり、(a)前記トリアゾリル部分は窒素上で、−CH2COH(CH3)2および−CH2CH2OHからなる群から選択される置換基で置換されている、(b)前記トリアゾリル部分は窒素上でアルキル基で置換されている、(c)前記トリアゾリル部分は窒素上でアルキル基で、炭素上でアルキル基で置換されている、(d)前記トリアゾリル部分は窒素上で−CH3基で置換されている、(e)前記トリアゾリル部分は窒素上で1つの−CH3基で、炭素上で1つの−CH3基で置換されている、(f)前記トリアゾリル部分は炭素上で−NH2基で置換されているか、または、(g)前記トリアゾリル部分は窒素上で−CH2CH2OCH3基で置換されており、前記チエニル部分はアルコキシ(例えば、1つの−OCH3)で任意選択で置換されている、実施形態番号1〜46のいずれか1つに記載の式1.0の化合物を対象とする。
本発明の他の実施形態は、R5が置換トリアゾリル−チエニル−基であり、(a)前記トリアゾリル部分は窒素上で、−CH2COH(CH3)2および−CH2CH2OHからなる群から選択される置換基で置換されている、(b)前記トリアゾリル部分は窒素上でアルキル基で置換されている、(c)前記トリアゾリル部分は窒素上でアルキル基で、炭素上でアルキル基で置換されている、(d)前記トリアゾリル部分は窒素上で−CH3基で置換されている、(e)前記トリアゾリル部分は窒素上で1つの−CH3基で、炭素上で1つの−CH3基で置換されている、(f)前記トリアゾリル部分は炭素上で−NH2基で置換されているか、または、(g)前記トリアゾリル部分は窒素上で−CH2CH2OCH3基で置換されており、前記チエニル部分はアルコキシ(例えば、1つの−OCH3)で置換されている、実施形態番号1〜46のいずれか1つに記載の式1.0の化合物を対象とする。
本発明の他の実施形態は、R5が置換トリアゾリル−ピリジル−であり、そのトリアゾリル部分は、−C1〜C6アルキル、−C1〜C4アルキル、−C1〜C2アルキルおよび−CH3からなる群から選択される1つまたは2つのアルキル基で置換されている、実施形態番号1〜46のいずれか1つに記載の式1.0の化合物を対象とする。
本発明の他の実施形態は、R5が置換トリアゾリル−ピリジル−であり、そのトリアゾリル部分は−C1〜C4アルキル、−C1〜C2アルキルおよび−CH3からなる群から選択される1つまたは2つのアルキル基で置換されている、実施形態番号1〜46のいずれか1つに記載の式1.0の化合物を対象とする。本発明の他の実施形態は、R5が置換トリアゾリル−ピリジルであり、そのトリアゾリル部分は1つまたは2つの−CH3基で置換されている、実施形態番号1〜46のいずれか1つに記載の式1.0の化合物を対象とする。
本発明の他の実施形態は、R5が置換トリアゾリル−ピリジル−であり、そのトリアゾリル部分は窒素上で−C1〜C4アルキル、−C1〜C2アルキルおよび−CH3からなる群から選択されるアルキル基で置換されている、実施形態番号1〜46のいずれか1つに記載の式1.0の化合物を対象とする。本発明の他の実施形態は、R5が置換トリアゾリル−ピリジルであり、そのトリアゾリル部分は窒素上で−CH3で置換されている、実施形態番号1〜46のいずれか1つに記載の式1.0の化合物を対象とする。
本発明の他の実施形態は、R5が置換トリアゾリル−ピリジル−であり、そのトリアゾリル部分は窒素上で、−C2〜C4アルキレン−O−C1〜C6アルキル、−C2アルキレン−O−C1〜C2アルキル、−C2〜C4アルキレン−O−CH3および−CH2CH2OCH3からなる群から選択される−アルキレン−O−アルキル基で置換されている、実施形態番号1〜46のいずれか1つに記載の式1.0の化合物を対象とする。
本発明の他の実施形態は、R5が置換トリアゾリル−ピリジル−であり、そのトリアゾリル部分は窒素上で、−C2アルキレン−O−C1〜C2アルキルおよび−CH2CH2OCH3からなる群から選択される−アルキレン−O−アルキル基で置換されている、実施形態番号1〜46のいずれか1つに記載の式1.0の化合物を対象とする。本発明の他の実施形態は、R5が置換トリアゾリル−ピリジル−であり、そのトリアゾリル部分は窒素上で−CH2CH2OCH3で置換されている、実施形態番号1〜46のいずれか1つに記載の式1.0の化合物を対象とする。
本発明の他の実施形態は、R5が置換トリアゾリル−ピリジル−であり、そのトリアゾリル部分は窒素上でヒドロキシ置換−C1〜C4アルキル、ヒドロキシ置換−C1〜C2アルキルおよびヒドロキシ置換−CH3からなる群から選択されるヒドロキシ置換アルキル基で置換されている、実施形態番号1〜46のいずれか1つに記載の式1.0の化合物を対象とする。
本発明の他の実施形態は、R5が置換トリアゾリル−ピリジル−であり、そのトリアゾリル部分は窒素上で、CH2COH(CH3)2および−CH2CH2OHからなる群から選択されるヒドロキシ置換アルキル基で置換されている、実施形態番号1〜46のいずれか1つに記載の式1.0の化合物を対象とする。
本発明の他の実施形態は、R5が置換トリアゾリル−ピリジル−基であり、(a)前記トリアゾリル部分は窒素上で、−CH2COH(CH3)2および−CH2CH2OHからなる群から選択される置換基で任意選択で置換されている、(b)前記トリアゾリル部分は窒素上でアルキル基で任意選択で置換されている、(c)前記トリアゾリル部分は窒素上でアルキル基で、炭素上でアルキル基で任意選択で置換されている、(d)前記トリアゾリル部分は窒素上で−CH3基で任意選択で置換されている、(e)前記トリアゾリル部分は窒素上で1つの−CH3基で、炭素上で1つの−CH3基で任意選択で置換されている、(f)前記トリアゾリル部分は炭素上で−NH2基で任意選択で置換されているか、または、(g)前記トリアゾリル部分は窒素上で−CH2CH2OCH3基で任意選択で置換されており、前記ピリジル部分は置換されていない、実施形態番号1〜46のいずれか1つに記載の式1.0の化合物を対象とする。
本発明の他の実施形態は、R5が置換トリアゾリル−ピリジル−基であり、(a)前記トリアゾリル部分は窒素上で、−CH2COH(CH3)2および−CH2CH2OHからなる群から選択される置換基で置換されている、(b)前記トリアゾリル部分は窒素上でアルキル基で置換されている、(c)前記トリアゾリル部分は窒素上でアルキル基で、炭素上でアルキル基で置換されている、(d)前記トリアゾリル部分は窒素上で−CH3基で置換されている、(e)前記トリアゾリル部分は窒素上で1つの−CH3基で、炭素上で1つの−CH3基で置換されている、(f)前記トリアゾリル部分は炭素上で−NH2基で置換されているか、または、(g)前記トリアゾリル部分は窒素上で−CH2CH2OCH3基で置換されており、前記ピリジル部分は置換されていない、実施形態番号1〜46のいずれか1つに記載の式1.0の化合物を対象とする。
本発明の他の実施形態は、R5が置換トリアゾリル−チアゾリル−であり、そのトリアゾリル部分は、−C1〜C6アルキル、−C1〜C4アルキル、−C1〜C2アルキルおよび−CH3からなる群から選択される1つまたは2つのアルキル基で置換されている、実施形態番号1〜46のいずれか1つに記載の式1.0の化合物を対象とする。
本発明の他の実施形態は、R5が置換トリアゾリル−チアゾリル−であり、そのトリアゾリル部分は−C1〜C4アルキル、−C1〜C2アルキルおよび−CH3からなる群から選択される1つまたは2つのアルキル基で置換されている、実施形態番号1〜46のいずれか1つに記載の式1.0の化合物を対象とする。本発明の他の実施形態は、R5が置換トリアゾリル−チアゾリル−であり、そのトリアゾリル部分は1つまたは2つの−CH3基で置換されている、実施形態番号1〜46のいずれか1つに記載の式1.0の化合物を対象とする。
本発明の他の実施形態は、R5が置換トリアゾリル−チアゾリル−であり、そのトリアゾリル部分は窒素上で、−C1〜C4アルキル、−C1〜C2アルキルおよび−CH3からなる群から選択されるアルキル基で置換されている、実施形態番号1〜46のいずれか1つに記載の式1.0の化合物を対象とする。本発明の他の実施形態は、R5が置換トリアゾリル−チアゾリル−であり、そのトリアゾリル部分は窒素上で−CH3で置換されている、実施形態番号1〜46のいずれか1つに記載の式1.0の化合物を対象とする。
本発明の他の実施形態は、R5が置換トリアゾリル−チアゾリル−であり、そのトリアゾリル部分は窒素上で、−C2〜C4アルキレン−O−C1〜C6アルキル、−C2アルキレン−O−C1〜C2アルキル、−C2〜C4アルキレン−O−CH3および−CH2CH2OCH3からなる群から選択される−アルキレン−O−アルキル基で置換されている、実施形態番号1〜46のいずれか1つに記載の式1.0の化合物を対象とする。
本発明の他の実施形態は、R5が置換トリアゾリル−チアゾリル−であり、そのトリアゾリル部分は窒素上で、−C2アルキレン−O−C1〜C2アルキルおよび−CH2CH2OCH3からなる群から選択される−アルキレン−O−アルキル基で置換されている、実施形態番号1〜46のいずれか1つに記載の式1.0の化合物を対象とする。本発明の他の実施形態は、R5が置換トリアゾリル−チアゾリル−であり、そのトリアゾリル部分は窒素上で−CH2CH2OCH3で置換されている、実施形態番号1〜46のいずれか1つに記載の式1.0の化合物を対象とする。
本発明の他の実施形態は、R5が置換トリアゾリル−チアゾリル−であり、そのトリアゾリル部分は窒素上で、ヒドロキシ置換−C1〜C4アルキル、ヒドロキシ置換−C1〜C2アルキルおよびヒドロキシ置換−CH3からなる群から選択されるヒドロキシ置換アルキル基で置換されている、実施形態番号1〜46のいずれか1つに記載の式1.0の化合物を対象とする。
本発明の他の実施形態は、R5が置換トリアゾリル−チアゾリル−であり、そのトリアゾリル部分は窒素上で、CH2COH(CH3)2および−CH2CH2OHからなる群から選択されるヒドロキシ置換アルキル基で置換されている、実施形態番号1〜46のいずれか1つに記載の式1.0の化合物を対象とする。
本発明の他の実施形態は、R5が置換トリアゾリル−チアゾリル−基であり、(a)前記トリアゾリル部分は窒素上で、−CH2COH(CH3)2および−CH2CH2OHからなる群から選択される置換基で任意選択で置換されている、(b)前記トリアゾリル部分は窒素上でアルキル基で任意選択で置換されている、(c)前記トリアゾリル部分は窒素上でアルキル基で、炭素上でアルキル基で任意選択で置換されている、(d)前記トリアゾリル部分は窒素上で−CH3基で任意選択で置換されている、(e)前記トリアゾリル部分は窒素上で1つの−CH3基で、炭素上で1つの−CH3基で任意選択で置換されている、(f)前記トリアゾリル部分は炭素上で−NH2基で任意選択で置換されているか、または、(g)前記トリアゾリル部分は窒素上で−CH2CH2OCH3基で任意選択で置換されており、前記チアゾリル部分は置換されていない、実施形態番号1〜46のいずれか1つに記載の式1.0の化合物を対象とする。
本発明の他の実施形態は、R5が置換トリアゾリル−チアゾリル−基であり、(a)前記トリアゾリル部分は窒素上で、−CH2COH(CH3)2および−CH2CH2OHからなる群から選択される置換基で置換されている、(b)前記トリアゾリル部分は窒素上でアルキル基で置換されている、(c)前記トリアゾリル部分は窒素上でアルキル基で、炭素上でアルキル基で置換されている、(d)前記トリアゾリル部分は窒素上で−CH3基で置換されている、(e)前記トリアゾリル部分は窒素上で1つの−CH3基で、炭素上で1つの−CH3基で置換されている、(f)前記トリアゾリル部分は炭素上で−NH2基で置換されているか、または、(g)前記トリアゾリル部分は窒素上で−CH2CH2OCH3基で置換されており、前記チアゾリル部分は置換されていない、実施形態番号1〜46のいずれか1つに記載の式1.0の化合物を対象とする。
本発明の他の実施形態は、R5が置換ピリダジニル(pyradizinyl)−チエニル−であり、そのピリダジニル部分はアルキル(例えば、メチル)および=Oからなる群から独立に選択される1つまたは2つの基で置換されており、前記チエニル部分は置換されていない、実施形態番号1〜46のいずれか1つに記載の式1.0の化合物を対象とする。
本発明の他の実施形態は、R5が置換ピリダジニル(pyradizinyl)−チエニル−であり、そのピリダジニル部分は=O部分で置換されているか、または、前記ピリダジニル基はアルキル(例えば、メチル)で置換されているか、または、前記ピリダジニルは=O部分およびアルキル(例えば、メチル)で置換されており、前記チエニル部分は置換されていない、実施形態番号1〜46のいずれか1つに記載の式1.0の化合物を対象とする。
本発明の他の実施形態は、R5が、
からなる群から選択される、実施形態番号1〜46のいずれか1つに記載の式1.0の化合物を対象とする。
本発明の他の実施形態は、R5が、
からなる群から選択される、実施形態番号1〜46のいずれか1つに記載の式1.0の化合物を対象とする。
本発明の他の実施形態は、R5が、
からなる群から選択される、実施形態番号1〜46のいずれか1つに記載の式1.0の化合物を対象とする。
本発明の他の実施形態は、R5が、
からなる群から選択される、実施形態番号1〜46のいずれか1つに記載の式1.0の化合物を対象とする。
本発明の他の実施形態は、式1.1の化合物
[式中、R
1およびR
2は実施形態番号1〜44のいずれか1つに定義した通りであり、
Qは、
本発明の他の実施形態は、式1.1の化合物
[式中、
R
2は−O−(C
1〜C
2)アルキル基であり、R
1は、
本発明の他の実施形態は、式1.1の化合物
[式中、
R
2は−S−(C
1〜C
2)アルキル基であり、R
1は、
本発明の他の実施形態は、1つまたは複数の水素原子が重水素である、上記実施形態のいずれか1つ(例えば、実施形態番号1〜46のいずれか1つ、または実施形態番号46に続く実施形態のいずれか1つ)を対象とする。
本発明の代表的化合物には、これらに限定されないが、
本発明の代表的化合物には、これらに限定されないが、
本発明の代表的化合物には、これらに限定されないが、
水素が重水素で置き換えられている本発明の代表的化合物には、これらに限定されないが、
本発明の別の実施形態は、化合物A1を対象とする。
本発明の別の実施形態は、化合物A2を対象とする。
本発明の別の実施形態は、化合物A3を対象とする。
本発明の別の実施形態は、化合物A4を対象とする。
本発明の別の実施形態は、化合物A5を対象とする。
本発明の別の実施形態は、化合物A6を対象とする。
本発明の別の実施形態は、化合物A7を対象とする。
本発明の別の実施形態は、化合物A8を対象とする。
本発明の別の実施形態は、化合物A9を対象とする。
本発明の別の実施形態は、化合物A10を対象とする。
本発明の別の実施形態は、化合物A11を対象とする。
本発明の別の実施形態は、化合物A12を対象とする。
本発明の別の実施形態は、化合物A13を対象とする。
本発明の別の実施形態は、化合物A14を対象とする。
本発明の別の実施形態は、化合物A15を対象とする。
本発明の別の実施形態は、化合物A16を対象とする。
本発明の別の実施形態は、化合物A18を対象とする。
本発明の別の実施形態は、化合物A19を対象とする。
本発明の別の実施形態は、化合物A20を対象とする。
本発明の別の実施形態は、化合物A21を対象とする。
本発明の別の実施形態は、化合物A22を対象とする。
本発明の別の実施形態は、化合物A23を対象とする。
本発明の別の実施形態は、化合物A24を対象とする。
本発明の別の実施形態は、化合物A25を対象とする。
本発明の別の実施形態は、化合物A26を対象とする。
本発明の別の実施形態は、化合物A27を対象とする。
本発明の別の実施形態は、化合物A28を対象とする。
本発明の別の実施形態は、化合物A29を対象とする。
本発明の別の実施形態は、化合物A30を対象とする。
本発明の別の実施形態は、化合物A31を対象とする。
本発明の別の実施形態は、化合物A32を対象とする。
本発明の別の実施形態は、化合物A33を対象とする。
本発明の別の実施形態は、化合物A34を対象とする。
本発明の別の実施形態は、化合物A35を対象とする。
本発明の別の実施形態は、化合物A36を対象とする。
本発明の別の実施形態は、化合物A37を対象とする。
本発明の別の実施形態は、化合物A38を対象とする。
本発明の別の実施形態は、化合物A39を対象とする。
本発明の別の実施形態は、化合物A40を対象とする。
本発明の別の実施形態は、化合物A41を対象とする。
本発明の別の実施形態は、化合物A42を対象とする。
本発明の別の実施形態は、化合物A43を対象とする。
本発明の別の実施形態は、化合物A44を対象とする。
本発明の別の実施形態は、化合物A45を対象とする。
本発明の別の実施形態は、化合物A46を対象とする。
本発明の別の実施形態は、化合物A47を対象とする。
本発明の別の実施形態は、化合物A48を対象とする。
本発明の別の実施形態は、化合物A1の薬学的に許容される塩を対象とする。
本発明の別の実施形態は、化合物A2の薬学的に許容される塩を対象とする。
本発明の別の実施形態は、化合物A3の薬学的に許容される塩を対象とする。
本発明の別の実施形態は、化合物A4の薬学的に許容される塩を対象とする。
本発明の別の実施形態は、化合物A5の薬学的に許容される塩を対象とする。
本発明の別の実施形態は、化合物A6の薬学的に許容される塩を対象とする。
本発明の別の実施形態は、化合物A7の薬学的に許容される塩を対象とする。
本発明の別の実施形態は、化合物A8の薬学的に許容される塩を対象とする。
本発明の別の実施形態は、化合物A9の薬学的に許容される塩を対象とする。
本発明の別の実施形態は、化合物A10の薬学的に許容される塩を対象とする。
本発明の別の実施形態は、化合物A11の薬学的に許容される塩を対象とする。
本発明の別の実施形態は、化合物A12の薬学的に許容される塩を対象とする。
本発明の別の実施形態は、化合物A13の薬学的に許容される塩を対象とする。
本発明の別の実施形態は、化合物A14の薬学的に許容される塩を対象とする。
本発明の別の実施形態は、化合物A15の薬学的に許容される塩を対象とする。
本発明の別の実施形態は、化合物A16の薬学的に許容される塩を対象とする。
本発明の別の実施形態は、化合物A18の薬学的に許容される塩を対象とする。
本発明の別の実施形態は、化合物A19の薬学的に許容される塩を対象とする。
本発明の別の実施形態は、化合物A20の薬学的に許容される塩を対象とする。
本発明の別の実施形態は、化合物A21の薬学的に許容される塩を対象とする。
本発明の別の実施形態は、化合物A22の薬学的に許容される塩を対象とする。
本発明の別の実施形態は、化合物A23の薬学的に許容される塩を対象とする。
本発明の別の実施形態は、化合物A24の薬学的に許容される塩を対象とする。
本発明の別の実施形態は、化合物A25の薬学的に許容される塩を対象とする。
本発明の別の実施形態は、化合物A26の薬学的に許容される塩を対象とする。
本発明の別の実施形態は、化合物A27の薬学的に許容される塩を対象とする。
本発明の別の実施形態は、化合物A28の薬学的に許容される塩を対象とする。
本発明の別の実施形態は、化合物A29の薬学的に許容される塩を対象とする。
本発明の別の実施形態は、化合物A30の薬学的に許容される塩を対象とする。
本発明の別の実施形態は、化合物A31の薬学的に許容される塩を対象とする。
本発明の別の実施形態は、化合物A32の薬学的に許容される塩を対象とする。
本発明の別の実施形態は、化合物A33の薬学的に許容される塩を対象とする。
本発明の別の実施形態は、化合物A34の薬学的に許容される塩を対象とする。
本発明の別の実施形態は、化合物A35の薬学的に許容される塩を対象とする。
本発明の別の実施形態は、化合物A36の薬学的に許容される塩を対象とする。
本発明の別の実施形態は、化合物A37の薬学的に許容される塩を対象とする。
本発明の別の実施形態は、化合物A38の薬学的に許容される塩を対象とする。
本発明の別の実施形態は、化合物A39の薬学的に許容される塩を対象とする。
本発明の別の実施形態は、化合物A40の薬学的に許容される塩を対象とする。
本発明の別の実施形態は、化合物A41の薬学的に許容される塩を対象とする。
本発明の別の実施形態は、化合物A42の薬学的に許容される塩を対象とする。
本発明の別の実施形態は、化合物A43の薬学的に許容される塩を対象とする。
本発明の別の実施形態は、化合物A44の薬学的に許容される塩を対象とする。
本発明の別の実施形態は、化合物A45の薬学的に許容される塩を対象とする。
本発明の別の実施形態は、化合物A46の薬学的に許容される塩を対象とする。
本発明の別の実施形態は、化合物A47の薬学的に許容される塩を対象とする。
本発明の別の実施形態は、化合物A48の薬学的に許容される塩を対象とする。
本発明の別の実施形態は、化合物A1の溶媒和物を対象とする。
本発明の別の実施形態は、化合物A2の溶媒和物を対象とする。
本発明の別の実施形態は、化合物A3の溶媒和物を対象とする。
本発明の別の実施形態は、化合物A4の溶媒和物を対象とする。
本発明の別の実施形態は、化合物A5の溶媒和物を対象とする。
本発明の別の実施形態は、化合物A6の溶媒和物を対象とする。
本発明の別の実施形態は、化合物A7の溶媒和物を対象とする。
本発明の別の実施形態は、化合物A8の溶媒和物を対象とする。
本発明の別の実施形態は、化合物A9の溶媒和物を対象とする。
本発明の別の実施形態は、化合物A10の溶媒和物を対象とする。
本発明の別の実施形態は、化合物A11の溶媒和物を対象とする。
本発明の別の実施形態は、化合物A12の溶媒和物を対象とする。
本発明の別の実施形態は、化合物A13の溶媒和物を対象とする。
本発明の別の実施形態は、化合物A14の溶媒和物を対象とする。
本発明の別の実施形態は、化合物A15の溶媒和物を対象とする。
本発明の別の実施形態は、化合物A16の溶媒和物を対象とする。
本発明の別の実施形態は、化合物A18の溶媒和物を対象とする。
本発明の別の実施形態は、化合物A19の溶媒和物を対象とする。
本発明の別の実施形態は、化合物A20の溶媒和物を対象とする。
本発明の別の実施形態は、化合物A21の溶媒和物を対象とする。
本発明の別の実施形態は、化合物A22の溶媒和物を対象とする。
本発明の別の実施形態は、化合物A23の溶媒和物を対象とする。
本発明の別の実施形態は、化合物A24の溶媒和物を対象とする。
本発明の別の実施形態は、化合物A25の溶媒和物を対象とする。
本発明の別の実施形態は、化合物A26の溶媒和物を対象とする。
本発明の別の実施形態は、化合物A27の溶媒和物を対象とする。
本発明の別の実施形態は、化合物A28の溶媒和物を対象とする。
本発明の別の実施形態は、化合物A29の溶媒和物を対象とする。
本発明の別の実施形態は、化合物A30の溶媒和物を対象とする。
本発明の別の実施形態は、化合物A31の溶媒和物を対象とする。
本発明の別の実施形態は、化合物A32の溶媒和物を対象とする。
本発明の別の実施形態は、化合物A33の溶媒和物を対象とする。
本発明の別の実施形態は、化合物A34の溶媒和物を対象とする。
本発明の別の実施形態は、化合物A35の溶媒和物を対象とする。
本発明の別の実施形態は、化合物A36の溶媒和物を対象とする。
本発明の別の実施形態は、化合物A37の溶媒和物を対象とする。
本発明の別の実施形態は、化合物A38の溶媒和物を対象とする。
本発明の別の実施形態は、化合物A39の溶媒和物を対象とする。
本発明の別の実施形態は、化合物A40の溶媒和物を対象とする。
本発明の別の実施形態は、化合物A41の溶媒和物を対象とする。
本発明の別の実施形態は、化合物A42の溶媒和物を対象とする。
本発明の別の実施形態は、化合物A43の溶媒和物を対象とする。
本発明の別の実施形態は、化合物A44の溶媒和物を対象とする。
本発明の別の実施形態は、化合物A45の溶媒和物を対象とする。
本発明の別の実施形態は、化合物A46の溶媒和物を対象とする。
本発明の他の実施形態は、化合物A47の溶媒和物を対象とする。
本発明の他の実施形態は、化合物A48の溶媒和物を対象とする。
本発明の他の実施形態は、その化合物が純粋で単離された形態である、式1.0の実施形態のいずれか1つを対象とする。
本発明の他の実施形態は、その化合物が純粋な形態である、式1.0の実施形態のいずれか1つを対象とする。
本発明の他の実施形態は、その化合物が単離された形態である、式1.0の実施形態のいずれか1つを対象とする。
本発明の他の実施形態は、純粋で単離された形態のA1〜A16およびA18〜A48の化合物のいずれか1つを対象とする。
本発明の他の実施形態は、純粋で単離された形態のA1〜A16およびA18〜A30の化合物のいずれか1つを対象とする。
本発明の他の実施形態は、純粋で単離された形態のA1〜A16およびA18〜A26の化合物のいずれか1つを対象とする。
本発明の他の実施形態は、純粋で単離された形態のA31〜A48の化合物のいずれか1つを対象とする。
本発明の他の実施形態は、純粋な形態のA1〜A16およびA18〜A48の化合物のいずれか1つを対象とする。
本発明の他の実施形態は、純粋な形態のA1〜A16およびA18〜A30の化合物のいずれか1つを対象とする。
本発明の他の実施形態は、純粋な形態のA1〜A16およびA18〜A26の化合物のいずれか1つを対象とする。
本発明の他の実施形態は、純粋なA31〜A48の化合物のいずれか1つを対象とする。
本発明の他の実施形態は、単離された形態のA1〜A16およびA18〜A48の化合物のいずれか1つを対象とする。
本発明の他の実施形態は、単離された形態のA1〜A16およびA18〜A30の化合物のいずれか1つを対象とする。
本発明の他の実施形態は、単離された形態のA1〜A16およびA18〜A26の化合物のいずれか1つを対象とする。
本発明の他の実施形態は、単離された形態のA31〜A48の化合物のいずれか1つを対象とする。
本発明の他の実施形態は、有効量の少なくとも1(例えば、1、2もしくは3、または1もしくは2、または1、通常1)つの式1.0(好ましくは式1.1の)の化合物および薬学的に許容される担体を含む医薬組成物を対象とする。
本発明の他の実施形態は、有効量の式1.0(好ましくは式1.1)の化合物および薬学的に許容される担体を含む医薬組成物を対象とする。
本発明の他の実施形態は、有効量の少なくとも1(例えば、1、2もしくは3、または1もしくは2、または1、通常1)つのA1〜A16およびA18〜A48からなる群から選択される化合物および薬学的に許容される担体を含む医薬組成物を対象とする。
本発明の他の実施形態は、有効量の少なくとも1(例えば、1、2もしくは3、または1もしくは2、または1、通常1)つのA1〜A16およびA18〜A30からなる群から選択される化合物および薬学的に許容される担体を含む医薬組成物を対象とする。
本発明の他の実施形態は、有効量の少なくとも1(例えば、1、2もしくは3、または1もしくは2、または1、通常1)つのA1〜A16およびA18〜A26からなる群から選択される化合物および薬学的に許容される担体を含む医薬組成物を対象とする。
本発明の他の実施形態は、有効量の少なくとも1(例えば、1、2もしくは3、または1もしくは2、または1、通常1)つのA31〜A48からなる群から選択される化合物および薬学的に許容される担体を含む医薬組成物を対象とする。
本発明の他の実施形態は、有効量のA1〜A16およびA18〜A48からなる群から選択される化合物および薬学的に許容される担体を含む医薬組成物を対象とする。
本発明の他の実施形態は、有効量のA1〜A16およびA18〜A30からなる群から選択される化合物および薬学的に許容される担体を含む医薬組成物を対象とする。
本発明の他の実施形態は、有効量のA1〜A16およびA18〜A26からなる群から選択される化合物および薬学的に許容される担体を含む医薬組成物を対象とする。
本発明の他の実施形態は、有効量のA31〜A48からなる群から選択される化合物および薬学的に許容される担体を含む医薬組成物を対象とする。
本発明の他の実施形態は、有効量の少なくとも1(例えば、1、2もしくは3、または1もしくは2、または1、通常1)つの式1.0(好ましくは式1.1)の化合物、少なくとも1(例えば、1、2もしくは3、または1もしくは2、または1、通常1)つの他の薬学的に活性な成分および薬学的に許容される担体を含む医薬組成物を対象とする。
本発明の他の実施形態は、有効量の式1.0(好ましくは式1.1)の化合物、他の活性な薬学的に活性な成分および薬学的に許容される担体を含む医薬組成物を対象とする。
本発明の他の実施形態は、有効量の少なくとも1(例えば、1、2もしくは3、または1もしくは2、または1、通常1)つのA1〜A16およびA18〜A48からなる群から選択される化合物、少なくとも1(例えば、1、2もしくは3、または1もしくは2、または1、通常1)つの他の活性な薬学的に活性な成分および薬学的に許容される担体を含む医薬組成物を対象とする。
本発明の他の実施形態は、有効量の少なくとも1(例えば、1、2もしくは3、または1もしくは2、または1、通常1)つのA1〜A16およびA18〜A30からなる群から選択される化合物、少なくとも1(例えば、1、2もしくは3、または1もしくは2、または1、通常1)つの他の活性な薬学的に活性な成分および薬学的に許容される担体を含む医薬組成物を対象とする。
本発明の他の実施形態は、有効量の少なくとも1(例えば、1、2もしくは3、または1もしくは2、または1、通常1)つのA1〜A16およびA18〜A26からなる群から選択される化合物、少なくとも1(例えば、1、2もしくは3、または1もしくは2、または1、通常1)つの他の活性な薬学的に活性な成分および薬学的に許容される担体を含む医薬組成物を対象とする。
本発明の他の実施形態は、有効量の少なくとも1(例えば、1、2もしくは3、または1もしくは2、または1、通常1)つのA31〜A48からなる群から選択される化合物、少なくとも1(例えば、1、2もしくは3、または1もしくは2、または1、通常1)つの他の活性な薬学的に活性な成分および薬学的に許容される担体を含む医薬組成物を対象とする。
本発明の他の実施形態は、有効量のA1〜A16およびA18〜A48からなる群から選択される化合物、他の活性な薬学的に活性な成分および薬学的に許容される担体を含む医薬組成物を対象とする。
本発明の他の実施形態は、有効量のA1〜A16およびA18〜A30からなる群から選択される化合物、他の活性な薬学的に活性な成分および薬学的に許容される担体を含む医薬組成物を対象とする。
本発明の他の実施形態は、有効量のA1〜A16およびA18〜A26からなる群から選択される化合物、他の活性な薬学的に活性な成分および薬学的に許容される担体を含む医薬組成物を対象とする。
本発明の他の実施形態は、有効量のA31〜A48からなる群から選択される化合物、他の活性な薬学的に活性な成分および薬学的に許容される担体を含む医薬組成物を対象とする。
本発明の他の実施形態は、有効量の少なくとも1(例えば、1、2もしくは3、または1もしくは2、または1、通常1)つの式1.0(好ましくは式1.1)の化合物、少なくとも1(例えば、1、2もしくは3、または1もしくは2、または1、通常1)つの化学療法剤および薬学的に許容される担体を含む医薬組成物を対象とする。
本発明の他の実施形態は、有効量の式1.0(好ましくは式1.1)の化合物、化学療法剤および薬学的に許容される担体を含む医薬組成物を対象とする。
本発明の他の実施形態は、有効量の少なくとも1(例えば、1、2もしくは3、または1もしくは2、または1、通常1)つのA1〜A16およびA18〜A48からなる群から選択される化合物、少なくとも1(例えば、1、2もしくは3、または1もしくは2、または1、通常1)つの化学療法剤および薬学的に許容される担体を含む医薬組成物を対象とする。
本発明の他の実施形態は、有効量の少なくとも1(例えば、1、2もしくは3、または1もしくは2、または1、通常1)つのA1〜A16およびA18〜A30からなる群から選択される化合物、少なくとも1(例えば、1、2もしくは3、または1もしくは2、または1、通常1)つの化学療法剤および薬学的に許容される担体を含む医薬組成物を対象とする。
本発明の他の実施形態は、有効量の少なくとも1(例えば、1、2もしくは3、または1もしくは2、または1、通常1)のA1〜A16およびA18〜A26からなる群から選択される化合物、少なくとも1(例えば、1、2もしくは3、または1もしくは2、または1、通常1)つの化学療法剤および薬学的に許容される担体を含む医薬組成物を対象とする。
本発明の他の実施形態は、有効量の少なくとも1(例えば、1、2もしくは3、または1もしくは2、または1、通常1)つのA31〜A48からなる群から選択される化合物、少なくとも1(例えば、1、2もしくは3、または1もしくは2、または1、通常1)つの化学療法剤および薬学的に許容される担体を含む医薬組成物を対象とする。
本発明の他の実施形態は、有効量のA1〜A16およびA18〜A48からなる群から選択される化合物、化学療法剤および薬学的に許容される担体を含む医薬組成物を対象とする。
本発明の他の実施形態は、有効量のA1〜A16およびA18〜A30からなる群から選択される化合物、化学療法剤および薬学的に許容される担体を含む医薬組成物を対象とする。
本発明の他の実施形態は、有効量のA1〜A16およびA18〜A26からなる群から選択される化合物、化学療法剤および薬学的に許容される担体を含む医薬組成物を対象とする。
本発明の他の実施形態は、有効量のA31〜A48からなる群から選択される化合物、化学療法剤および薬学的に許容される担体を含む医薬組成物を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の癌を治療する方法であって、前記患者に有効量の少なくとも1(1、2もしくは3、または1もしくは2、または1、通常1)つの式1.0(好ましくは式1.6)の化合物を投与する工程を含む方法を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の癌を治療する方法であって、前記患者に有効量の式1.0(好ましくは式1.6)の化合物を投与する工程を含む方法を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の癌を治療する方法であって、前記患者に有効量の少なくとも1(1、2もしくは3、または1もしくは2、または1、通常1)つのA1〜A16およびA18〜A48の化合物を投与する工程を含む方法を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の癌を治療する方法であって、前記患者に有効量の少なくとも1(1、2もしくは3、または1もしくは2、または1、通常1)つのA1〜A16およびA18〜A30の化合物を投与する工程を含む方法を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の癌を治療する方法であって、前記患者に有効量の少なくとも1(1、2もしくは3、または1もしくは2、または1、通常1)つのA1〜A16およびA18〜A26の化合物を投与する工程を含む方法を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の癌を治療する方法であって、前記患者に有効量の少なくとも1(1、2もしくは3、または1もしくは2、または1、通常1)つのA31〜A48の化合物を投与する工程を含む方法を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の癌を治療する方法であって、前記患者に有効量のA1〜A16およびA18〜A48のうちの1つの化合物を投与する工程を含む方法を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の癌を治療する方法であって、前記患者に有効量のA1〜A16およびA18〜A30のうちの1つの化合物を投与する工程を含む方法を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の癌を治療する方法であって、前記患者に有効量のA1〜A16およびA18〜A26のうちの1つの化合物を投与する工程を含む方法を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の癌を治療する方法であって、前記患者に有効量のA31〜A48のうちの1つの化合物を投与する工程を含む方法を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の癌を治療する方法であって、前記患者に有効量の少なくとも1(1、2もしくは3、または1もしくは2、または1、通常1)つの式1.0の化合物、および有効量の少なくとも1(1、2もしくは3、または1もしくは2、または1、通常1)つの化学療法剤を投与する工程を含む方法を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の癌を治療する方法であって、前記患者に有効量の式1.0の化合物、および有効量の少なくとも1(1、2もしくは3、または1もしくは2、または1、通常1)つの化学療法剤を投与する工程を含む方法を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の癌を治療する方法であって、前記患者に有効量の少なくとも1(1、2もしくは3、または1もしくは2、または1、通常1)つのA1〜A16およびA18〜A48の化合物、および有効量の少なくとも1(1、2もしくは3、または1もしくは2、または1、通常1)つの化学療法剤を投与する工程を含む方法を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の癌を治療する方法であって、前記患者に有効量の少なくとも1(1、2もしくは3、または1もしくは2、または1、通常1)つのA1〜A16およびA18〜A30の化合物、および有効量の少なくとも1(1、2もしくは3、または1もしくは2、または1、通常1)つの化学療法剤を投与する工程を含む方法を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の癌を治療する方法であって、前記患者に有効量の少なくとも1(1、2もしくは3、または1もしくは2、または1、通常1)つのA1〜A16およびA18〜A26の化合物、および有効量の少なくとも1(1、2もしくは3、または1もしくは2、または1、通常1)つの化学療法剤を投与する工程を含む方法を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の癌を治療する方法であって、前記患者に有効量の少なくとも1(1、2もしくは3、または1もしくは2、または1、通常1)つのA31〜A48の化合物、および有効量の少なくとも1(1、2もしくは3、または1もしくは2、または1、通常1)つの化学療法剤を投与する工程を含む方法を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の癌を治療する方法であって、前記患者に有効量のA1〜A16およびA18〜A48のうちの1つの化合物、および有効量の少なくとも1(1、2もしくは3、または1もしくは2、または1、通常1)つの化学療法剤を投与する工程を含む方法を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の癌を治療する方法であって、前記患者に有効量のA1〜A16およびA18〜A30のうちの1つの化合物、および有効量の少なくとも1(1、2もしくは3、または1もしくは2、または1、通常1)つの化学療法剤を投与する工程を含む方法を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の癌を治療する方法であって、前記患者に有効量のA1〜A16およびA18〜A26のうちの1つの化合物、および有効量の少なくとも1(1、2もしくは3、または1もしくは2、または1、通常1)つの化学療法剤を投与する工程を含む方法を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の癌を治療する方法であって、前記患者に有効量のA31〜A48のうちの1つの化合物、および有効量の少なくとも1(1、2もしくは3、または1もしくは2、または1、通常1)つの化学療法剤を投与する工程を含む方法を対象とする。
本発明の化合物はERK1およびERK2の活性を阻害する。したがって、有効量(例えば、治療有効量)の1つまたは複数(例えば、1つ)の本発明の化合物を投与することによって、哺乳動物、特にヒトのERKを阻害する方法をさらに提供する。ERK1および/またはERK2を阻害するための患者への本発明の化合物の投与は癌の治療に有用である。
本明細書で説明する癌を治療する方法のいずれかにおいて、別段の言及のない限り、その方法は、有効量の1つまたは複数(例えば、1、2もしくは3、または1もしくは2、または1)の化学療法剤の投与を任意選択で含むことができる。化学療法剤は、本発明の化合物と同時にかまたは逐次的に投与することができる。
本明細書で説明する癌を治療する方法は、薬物(すなわち、化合物もしくは薬学的に活性な成分または医薬組成物)の組合せを用いる方法を含む(すなわち、本発明の癌を治療する方法は併用療法を含む)。当業者は、その薬物が一般に、医薬組成物として個別に投与されることを理解されよう。2つ以上の薬物を含む医薬組成物の使用は本発明の範囲内である。
本明細書で説明する癌を治療する方法のいずれにおいても、別段の言及のない限り、その方法は、有効量の放射線治療の投与を任意選択で含むことができる。放射線治療のためには、γ放射線が好ましい。
本発明の方法で治療できる癌の例には、これらに限定されないが、(A)肺癌(例えば、肺腺癌および非小細胞肺癌)、(B)膵臓癌(例えば、膵臓癌腫、例えば外分泌腺膵臓癌腫など)、(C)結腸癌(例えば、結腸直腸癌腫、例えば結腸腺癌および結腸腺腫など)、(D)骨髄性白血病(例えば、急性骨髄性白血病(AML)、CMLおよびCMML)、(E)甲状腺癌、(F)骨髄異形成症候群(MDS)、(G)膀胱癌腫、(H)上皮癌腫、(I)黒色腫、(J)乳癌、(K)前立腺癌、(L)頭頸部癌(例えば、頭頸部の扁平上皮癌)、(M)卵巣癌、(N)脳腫瘍(例えば、多型性神経膠芽腫などの神経膠腫)、(O)間葉系由来の癌(例えば、線維肉腫および横紋筋肉腫)、(P)肉腫、(Q)奇形癌(tetra carcinoma)、(R)神経芽細胞腫(nuroblastomas)、(S)腎臓癌腫、(T)肝臓癌、(U)非ホジキンリンパ腫、(V)多発性骨髄腫および(W)未分化甲状腺癌腫が含まれる。
したがって、本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の肺癌、膵臓癌、結腸癌(例えば、結腸直腸癌)、骨髄性白血病(例えば、AML、CMLおよびCMML)、甲状腺癌、骨髄異形成症候群(MDS)、膀胱癌腫、上皮癌腫、黒色腫、乳癌、前立腺癌、頭頸部癌(例えば、頭頸部の扁平上皮癌)、卵巣癌、脳腫瘍(例えば、多型性神経膠芽腫(glioma blastoma multiforme)などの神経膠腫)、間葉系由来の癌(例えば、線維肉腫および横紋筋肉腫)、肉腫、奇形癌、神経芽細胞腫、腎臓癌腫、肝臓癌、非ホジキンリンパ腫、多発性骨髄腫または未分化甲状腺癌腫を治療するための方法であって、前記患者に有効量の少なくとも1(例えば、1、2もしくは3、1もしくは2、通常1)つの式1.0の化合物を投与する工程を含む方法を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の肺癌、膵臓癌、結腸癌(例えば、結腸直腸癌)、骨髄性白血病(例えば、AML、CMLおよびCMML)、甲状腺癌、骨髄異形成症候群(MDS)、膀胱癌腫、上皮癌腫、黒色腫、乳癌、前立腺癌、頭頸部癌(例えば、頭頸部の扁平上皮癌)、卵巣癌、脳腫瘍(例えば、多型性神経膠芽腫などの神経膠腫)、間葉系由来の癌(例えば、線維肉腫および横紋筋肉腫)、肉腫、奇形癌、神経芽細胞腫、腎臓癌腫、肝臓癌、非ホジキンリンパ腫、多発性骨髄腫または未分化甲状腺癌腫を治療するための方法であって、前記患者に有効量の少なくとも1(例えば、1、2もしくは3、1もしくは2、通常1)つの式1.0の化合物を、有効量の少なくとも1(例えば、1、2もしくは3、1もしくは2、または1)つの化学療法剤と併用して投与する工程を含む方法を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の肺癌、膵臓癌、結腸癌(例えば、結腸直腸癌)、骨髄性白血病(例えば、AML、CMLおよびCMML)、甲状腺癌、骨髄異形成症候群(MDS)、膀胱癌腫、上皮癌腫、黒色腫、乳癌、前立腺癌、頭頸部癌(例えば、頭頸部の扁平上皮癌)、卵巣癌、脳腫瘍(例えば、多型性神経膠芽腫などの神経膠腫)、間葉系由来の癌(例えば、線維肉腫および横紋筋肉腫)、肉腫、奇形癌、神経芽細胞腫、腎臓癌腫、肝臓癌、非ホジキンリンパ腫、多発性骨髄腫または未分化甲状腺癌腫を治療するための方法であって、前記患者に有効量の少なくとも1(例えば、1、2もしくは3、1もしくは2、通常1)つの式1.0の化合物を含む有効量の医薬組成物を投与する工程を含む方法を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の肺癌、膵臓癌、結腸癌(例えば、結腸直腸癌)、骨髄性白血病(例えば、AML、CMLおよびCMML)、甲状腺癌、骨髄異形成症候群(MDS)、膀胱癌腫、上皮癌腫、黒色腫、乳癌、前立腺癌、頭頸部癌(例えば、頭頸部の扁平上皮癌)、卵巣癌、脳腫瘍(例えば、多型性神経膠芽腫などの神経膠腫)、間葉系由来の癌(例えば、線維肉腫および横紋筋肉腫)、肉腫、奇形癌、神経芽細胞腫、腎臓癌腫、肝臓癌、非ホジキンリンパ腫、多発性骨髄腫または未分化甲状腺癌腫を治療するための方法であって、前記患者に有効量の少なくとも1(例えば、1、2もしくは3、1もしくは2、通常1)つの式1.0の化合物を含む有効量の医薬組成物を、有効量の少なくとも1(例えば、1、2もしくは3、1もしくは2、または1)つの化学療法剤と併用して投与する工程を含む方法を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の癌を治療するための方法であって、前記患者に有効量の少なくとも1(例えば、1、2もしくは3、1もしくは2、通常1)つの式1.0の化合物を投与する工程を含み、前記癌が黒色腫、膵臓癌、甲状腺癌、結腸直腸癌、肺癌、乳癌および卵巣癌からなる群から選択される方法を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の癌を治療するための方法であって、前記患者に有効量の少なくとも1(例えば、1、2もしくは3、1もしくは2、通常1)の式1.0の化合物を、有効量の少なくとも1(例えば、1、2もしくは3、1もしくは2、または1)つの化学療法剤と併用して投与することを含み、前記癌が黒色腫、膵臓癌、甲状腺癌、結腸直腸癌、肺癌、乳癌および卵巣癌からなる群から選択される方法を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の癌を治療するための方法であって、前記患者に有効量の少なくとも1(例えば、1、2もしくは3、1もしくは2、通常1)つの式1.0の化合物を含む有効量の医薬組成物を投与する工程を含み、前記癌が黒色腫、膵臓癌、甲状腺癌、結腸直腸癌、肺癌、乳癌および卵巣癌からなる群から選択される方法を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の癌を治療するための方法であって、前記患者に有効量の少なくとも1(例えば、1、2もしくは3、1もしくは2、通常1)つの式1.0の化合物を含む有効量の医薬組成物を、有効量の少なくとも1(例えば、1、2もしくは3、1もしくは2、または1)つの化学療法剤と併用して投与することを含み、前記癌が黒色腫、膵臓癌、甲状腺癌、結腸直腸癌、肺癌、乳癌および卵巣癌からなる群から選択される方法を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の黒色腫を治療するための方法であって、前記患者に有効量の少なくとも1(例えば、1、2もしくは3、1もしくは2、通常1)つの式1.0の化合物を投与する工程を含む方法を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の黒色腫を治療するための方法であって、前記患者に有効量の少なくとも1(例えば、1、2もしくは3、1もしくは2、通常1)つの式1.0の化合物を、有効量の少なくとも1(例えば、1、2もしくは3、1もしくは2、または1)つの化学療法剤と併用して投与する工程を含む方法を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の黒色腫を治療するための方法であって、前記患者に有効量の少なくとも1(例えば、1、2もしくは3、1もしくは2、通常1)つの式1.0の化合物を含む有効量の医薬組成物を投与する工程を含む方法を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の黒色腫を治療するための方法であって、前記患者に有効量の少なくとも1(例えば、1、2もしくは3、1もしくは2、通常1)つの式1.0の化合物を含む有効量の医薬組成物を、有効量の少なくとも1(例えば、1、2もしくは3、1もしくは2、または1)つの化学療法剤と併用して投与する工程を含む方法を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の膵臓癌を治療するための方法であって、前記患者に有効量の少なくとも1(例えば、1、2もしくは3、1もしくは2、通常1)つの式1.0の化合物を投与する工程を含む方法を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の膵臓癌を治療するための方法であって、前記患者に有効量の少なくとも1(例えば、1、2もしくは3、1もしくは2、通常1)つの式1.0の化合物を、有効量の少なくとも1(例えば、1、2もしくは3、1もしくは2、または1)つの化学療法剤と併用して投与する工程を含む方法を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の膵臓癌を治療するための方法であって、前記患者に有効量の少なくとも1(例えば、1、2もしくは3、1もしくは2、通常1)つの式1.0の化合物を含む有効量の医薬組成物を投与する工程を含む方法を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の膵臓癌を治療するための方法であって、前記患者に有効量の少なくとも1(例えば、1、2もしくは3、1もしくは2、通常1)つの式1.0の化合物を含む有効量の医薬組成物を、有効量の少なくとも1(例えば、1、2もしくは3、1もしくは2、または1)つの化学療法剤と併用して投与する工程を含む方法を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の甲状腺癌を治療するための方法であって、前記患者に有効量の少なくとも1(例えば、1、2もしくは3、1もしくは2、通常1)つの式1.0の化合物を投与する工程を含む方法を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の甲状腺癌を治療するための方法であって、前記患者に有効量の少なくとも1(例えば、1、2もしくは3、1もしくは2、通常1)の式1.0の化合物を、有効量の少なくとも1(例えば、1、2もしくは3、1もしくは2、または1)つの化学療法剤と併用して投与する工程を含む方法を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の甲状腺癌を治療するための方法であって、前記患者に有効量の少なくとも1(例えば、1、2もしくは3、1もしくは2、通常1)つの式1.0の化合物を含む有効量の医薬組成物を投与する工程を含む方法を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の甲状腺癌を治療するための方法であって、前記患者に有効量の少なくとも1(例えば、1、2もしくは3、1もしくは2、通常1)つの式1.0の化合物を含む有効量の医薬組成物を、有効量の少なくとも1(例えば、1、2もしくは3、1もしくは2、または1)つの化学療法剤と併用して投与する工程を含む方法を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の結腸直腸癌を治療するための方法であって、前記患者に有効量の少なくとも1(例えば、1、2もしくは3、1もしくは2、通常1)つの式1.0の化合物を投与する工程を含む方法を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の結腸直腸癌を治療するための方法であって、前記患者に有効量の少なくとも1(例えば、1、2もしくは3、1もしくは2、通常1)つの式1.0の化合物を、有効量の少なくとも1(例えば、1、2もしくは3、1もしくは2、または1)つの化学療法剤と併用して投与する工程を含む方法を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の結腸直腸癌を治療するための方法であって、前記患者に有効量の少なくとも1(例えば、1、2もしくは3、1もしくは2、通常1)つの式1.0の化合物を含む有効量の医薬組成物を投与する工程を含む方法を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の結腸直腸癌を治療するための方法であって、前記患者に有効量の少なくとも1(例えば、1、2もしくは3、1もしくは2、通常1)つの式1.0の化合物を含む有効量の医薬組成物を、有効量の少なくとも1(例えば、1、2もしくは3、1もしくは2、または1)つの化学療法剤と併用して投与する工程を含む方法を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の肺癌を治療するための方法であって、前記患者に有効量の少なくとも1(例えば、1、2もしくは3、1もしくは2、通常1)つの式1.0の化合物を投与する工程を含む方法を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の肺癌を治療するための方法であって、前記患者に有効量の少なくとも1(例えば、1、2もしくは3、1もしくは2、通常1)つの式1.0の化合物を、有効量の少なくとも1(例えば、1、2もしくは3、1もしくは2、または1)つの化学療法剤と併用して投与する工程を含む方法を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の肺癌を治療するための方法であって、前記患者に有効量の少なくとも1(例えば、1、2もしくは3、1もしくは2、通常1)つの式1.0の化合物を含む有効量の医薬組成物を投与する工程を含む方法を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の肺癌を治療するための方法であって、前記患者に有効量の少なくとも1(例えば、1、2もしくは3、1もしくは2、通常1)つの式1.0の化合物を含む有効量の医薬組成物を、有効量の少なくとも1(例えば、1、2もしくは3、1もしくは2、または1)つの化学療法剤と併用して投与する工程を含む方法を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の乳癌を治療するための方法であって、前記患者に有効量の少なくとも1(例えば、1、2もしくは3、1もしくは2、通常1)つの式1.0の化合物を投与する工程を含む方法を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の乳癌を治療するための方法であって、前記患者に有効量の少なくとも1(例えば、1、2もしくは3、1もしくは2、通常1)つの式1.0の化合物を、有効量の少なくとも1(例えば、1、2もしくは3、1もしくは2、または1)つの化学療法剤と併用して投与する工程を含む方法を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の乳癌を治療するための方法であって、前記患者に有効量の少なくとも1(例えば、1、2もしくは3、1もしくは2、通常1)つの式1.0の化合物を含む有効量の医薬組成物を投与する工程を含む方法を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の乳癌を治療するための方法であって、前記患者に有効量の少なくとも1(例えば、1、2もしくは3、1もしくは2、通常1)つの式1.0の化合物を含む有効量の医薬組成物を、有効量の少なくとも1(例えば、1、2もしくは3、1もしくは2、または1)つの化学療法剤と併用して投与する工程を含む方法を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の卵巣癌を治療するための方法であって、前記患者に有効量の少なくとも1(例えば、1、2もしくは3、1もしくは2、通常1)つの式1.0の化合物を投与する工程を含む方法を対象とする。
本発明は、そうした治療を必要とする患者の卵巣癌を治療するための方法であって、前記患者に有効量の少なくとも1(例えば、1、2もしくは3、1もしくは2、通常1)つの式1.0の化合物を、有効量の少なくとも1(例えば、1、2もしくは3、1もしくは2、または1)つの化学療法剤と併用して投与する工程を含む方法も提供する。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の卵巣癌を治療するための方法であって、前記患者に有効量の少なくとも1(例えば、1、2もしくは3、1もしくは2、通常1)つの式1.0の化合物を含む有効量の医薬組成物を投与する工程を含む方法を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の卵巣癌を治療するための方法であって、前記患者に有効量の少なくとも1(例えば、1、2もしくは3、1もしくは2、通常1)つの式1.0の化合物を含む有効量の医薬組成物を、有効量の少なくとも1(例えば、1、2もしくは3、1もしくは2、または1)つの化学療法剤と併用して投与する工程を含む方法を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の乳癌(すなわち、閉経後および閉経前乳癌、例えばホルモン依存性乳癌)を治療する方法であって、有効量の少なくとも1(例えば、1、2もしくは3、1もしくは2、通常1)つの式1.0の化合物を、ホルモン療法(すなわち、抗ホルモン剤)と併用して投与する工程を含む方法を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の乳癌(すなわち、閉経後および閉経前乳癌、例えばホルモン依存性乳癌)を治療する方法であって、有効量の少なくとも1(例えば、1、2もしくは3、1もしくは2、通常1)つの式1.0の化合物を含む有効量の医薬組成物を、ホルモン療法(すなわち、抗ホルモン剤)と併用して投与する工程を含む方法を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の乳癌(すなわち、閉経後および閉経前乳癌、例えばホルモン依存性乳癌)を治療する方法であって、有効量の少なくとも1(例えば、1、2もしくは3、1もしくは2、通常1)つの式1.0の化合物を、ホルモン療法(すなわち、抗ホルモン剤)と併用し、かつ有効量の少なくとも1(例えば、1、2もしくは3、1もしくは2、または1)つの化学療法剤と併用して投与する工程を含む方法を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の乳癌(すなわち、閉経後および閉経前乳癌、例えばホルモン依存性乳癌)を治療する方法であって、有効量の少なくとも1(例えば、1、2もしくは3、1もしくは2、通常1)つの式1.0の化合物を含む有効量の医薬組成物を、ホルモン療法(すなわち、抗ホルモン剤)と併用し、かつ有効量の少なくとも1(例えば、1、2もしくは3、1もしくは2、または1)つの化学療法剤と併用して投与する工程を含む方法を対象とする。
本明細書で記載する乳癌を治療するための方法には、ホルモン依存性転移性および進行性乳癌の治療、ホルモン依存性原発性および早期乳癌のためのアジュバント療法、インサイチュでの腺管癌腫の治療ならびにインサイチュでの炎症性乳癌の治療が含まれる。
ホルモン依存性乳癌を治療するための方法は、高リスクの進行性乳癌を有する患者の乳癌を予防するために用いることもできる。
したがって、本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の乳癌(すなわち、閉経後および閉経前乳癌、例えばホルモン依存性乳癌)を予防する方法であって、前記治療が、有効量の少なくとも1(例えば、1、2もしくは3、1もしくは2、通常1)つの式1.0の化合物を、ホルモン療法(すなわち、抗ホルモン剤)と併用して投与する工程を含む方法を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の乳癌(すなわち、閉経後および閉経前乳癌、例えばホルモン依存性乳癌)を予防する方法であって、前記治療が有効量の少なくとも1(例えば、1、2もしくは3、1もしくは2、通常1)つの式1.0の化合物を含む有効量の医薬組成物を、ホルモン療法(すなわち、抗ホルモン剤)と併用して投与する工程を含む方法を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の乳癌(すなわち、閉経後および閉経前乳癌、例えばホルモン依存性乳癌)を予防する方法であって、前記治療が有効量の少なくとも1(例えば、1、2もしくは3、1もしくは2、通常1)つの式1.0の化合物を、ホルモン療法(すなわち、抗ホルモン剤)と併用し、かつ有効量の少なくとも1(例えば、1、2もしくは3、1もしくは2、または1)つの化学療法剤と併用して投与する工程を含む方法を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の乳癌(すなわち、閉経後および閉経前乳癌、例えばホルモン依存性乳癌)を予防する方法であって、前記治療が有効量の少なくとも1(例えば、1、2もしくは3、1もしくは2、通常1)つの式1.0の化合物を含む有効量の医薬組成物を、ホルモン療法(すなわち、抗ホルモン剤)と併用し、かつ有効量の少なくとも1(例えば、1、2もしくは3、1もしくは2、または1)つの化学療法剤と併用して投与する工程を含む方法を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の脳腫瘍(例えば、多型性神経膠芽腫などの神経膠腫)を治療するための方法であって、前記患者に有効量の少なくとも1(例えば、1、2もしくは3、1もしくは2、通常1)つの式1.0の化合物を投与する工程を含む方法を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の脳腫瘍(例えば、多型性神経膠芽腫などの神経膠腫)を治療するための方法であって、前記患者に有効量の少なくとも1(例えば、1、2もしくは3、1もしくは2、通常1)つの式1.0の化合物を、有効量の少なくとも1(例えば、1、2もしくは3、1もしくは2、または1)つの化学療法剤と併用して投与する工程を含む方法を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の脳腫瘍(例えば、多型性神経膠芽腫などの神経膠腫)を治療するための方法であって、前記患者に有効量の少なくとも1(例えば、1、2もしくは3、1もしくは2、通常1)つの式1.0の化合物を含む有効量の医薬組成物を投与する工程を含む方法を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の脳腫瘍(例えば、多型性神経膠芽腫などの神経膠腫)を治療するための方法であって、前記患者に有効量の少なくとも1(例えば、1、2もしくは3、1もしくは2、通常1)つの式1.0の化合物を含む有効量の医薬組成物を、有効量の少なくとも1(例えば、1、2もしくは3、1もしくは2、または1)つの化学療法剤と併用して投与する工程を含む方法を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の脳腫瘍(例えば、多型性神経膠芽腫などの神経膠腫)を治療するための方法であって、前記患者に有効量の少なくとも1(例えば、1、2もしくは3、1もしくは2、通常1)つの式1.0の化合物を、有効量の化学療法剤(前記化学療法剤はテモゾロミドである)と併用して投与する工程を含む方法を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の脳腫瘍(例えば、多型性神経膠芽腫などの神経膠腫)を治療するための方法であって、前記患者に有効量の少なくとも1(例えば、1、2もしくは3、1もしくは2、通常1)つの式1.0の化合物を含む有効量の医薬組成物を、有効量の化学療法剤(前記化学療法剤はテモゾロミドである)と併用して投与する工程を含む方法を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の前立腺癌を治療するための方法であって、前記患者に有効量の少なくとも1(例えば、1、2もしくは3、1もしくは2、通常1)つの式1.0の化合物を投与する工程を含む方法を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の前立腺癌を治療するための方法であって、前記患者に有効量の少なくとも1(例えば、1、2もしくは3、1もしくは2、通常1)つの式1.0の化合物を、有効量の少なくとも1(例えば、1、2もしくは3、1もしくは2、または1)つの化学療法剤と併用して投与する工程を含む方法を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の前立腺癌を治療するための方法であって、前記患者に有効量の少なくとも1(例えば、1、2もしくは3、1もしくは2、通常1)つの式1.0の化合物を含む有効量の医薬組成物を投与する工程を含む方法を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の前立腺癌を治療するための方法であって、前記患者に有効量の少なくとも1(例えば、1、2もしくは3、1もしくは2、通常1)つの式1.0の化合物を含む有効量の医薬組成物を、有効量の少なくとも1(例えば、1、2もしくは3、1もしくは2、または1)つの化学療法剤と併用して投与する工程を含む方法を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の骨髄異形成症候群を治療するための方法であって、前記患者に有効量の少なくとも1(例えば、1、2もしくは3、1もしくは2、通常1)つの式1.0の化合物を投与する工程を含む方法を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の骨髄異形成症候群を治療するための方法であって、前記患者に有効量の少なくとも1(例えば、1、2もしくは3、1もしくは2、通常1)つの式1.0の化合物を、有効量の少なくとも1(例えば、1、2もしくは3、1もしくは2、または1)つの化学療法剤と併用して投与する工程を含む方法を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の骨髄異形成症候群を治療するための方法であって、前記患者に有効量の少なくとも1(例えば、1、2もしくは3、1もしくは2、通常1)つの式1.0の化合物を含む有効量の医薬組成物を投与する工程を含む方法を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の骨髄異形成症候群を治療するための方法であって、前記患者に有効量の少なくとも1(例えば、1、2もしくは3、1もしくは2、通常1)の式1.0の化合物を含む有効量の医薬組成物を、有効量の少なくとも1(例えば、1、2もしくは3、1もしくは2、または1)つの化学療法剤と併用して投与する工程を含む方法を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の骨髄性白血病を治療するための方法であって、前記患者に有効量の少なくとも1(例えば、1、2もしくは3、1もしくは2、通常1)つの式1.0の化合物を投与する工程を含む方法を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の骨髄性白血病を治療するための方法であって、前記患者に有効量の少なくとも1(例えば、1、2もしくは3、1もしくは2、通常1)つの式1.0の化合物を、有効量の少なくとも1(例えば、1、2もしくは3、1もしくは2、または1)つの化学療法剤と併用して投与する工程を含む方法を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の骨髄性白血病を治療するための方法であって、前記患者に有効量の少なくとも1(例えば、1、2もしくは3、1もしくは2、通常1)つの式1.0の化合物を含む有効量の医薬組成物を投与する工程を含む方法を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の骨髄性白血病を治療するための方法であって、前記患者に有効量の少なくとも1(例えば、1、2もしくは3、1もしくは2、通常1)つの式1.0の化合物を含む有効量の医薬組成物を、有効量の少なくとも1(例えば、1、2もしくは3、1もしくは2、または1)つの化学療法剤と併用して投与する工程を含む方法を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の急性骨髄性白血病(AML)を治療するための方法であって、前記患者に有効量の少なくとも1(例えば、1、2もしくは3、1もしくは2、通常1)つの式1.0の化合物を投与する工程を含む方法を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の急性骨髄性白血病(AML)を治療するための方法であって、前記患者に有効量の少なくとも1(例えば、1、2もしくは3、1もしくは2、通常1)つの式1.0の化合物を、有効量の少なくとも1(例えば、1、2もしくは3、1もしくは2、または1)つの化学療法剤と併用して投与する工程を含む方法を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の急性骨髄性白血病(AML)を治療するための方法であって、前記患者に有効量の少なくとも1(例えば、1、2もしくは3、1もしくは2、通常1)つの式1.0の化合物を含む有効量の医薬組成物を投与する工程を含む方法を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の急性骨髄性白血病(AML)を治療するための方法であって、前記患者に有効量の少なくとも1(例えば、1、2もしくは3、1もしくは2、通常1)つの式1.0の化合物を含む有効量の医薬組成物を、有効量の少なくとも1(例えば、1、2もしくは3、1もしくは2、または1)つの化学療法剤と併用して投与する工程を含む方法を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の慢性骨髄単球性白血病(CMML)を治療するための方法であって、前記患者に有効量の少なくとも1(例えば、1、2もしくは3、1もしくは2、通常1)つの式1.0の化合物を投与する工程を含む方法を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の慢性骨髄単球性白血病(CMML)を治療するための方法であって、前記患者に有効量の少なくとも1(例えば、1、2もしくは3、1もしくは2、通常1)つの式1.0の化合物を、有効量の少なくとも1(例えば、1、2もしくは3、1もしくは2、または1)つの化学療法剤と併用して投与する工程を含む方法を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の慢性骨髄単球性白血病(CMML)を治療するための方法であって、前記患者に有効量の少なくとも1(例えば、1、2もしくは3、1もしくは2、通常1)つの式1.0の化合物を含む有効量の医薬組成物を投与する工程を含む方法を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の慢性骨髄単球性白血病(CMML)を治療するための方法であって、前記患者に有効量の少なくとも1(例えば、1、2もしくは3、1もしくは2、通常1)つの式1.0の化合物を含む有効量の医薬組成物を、有効量の少なくとも1(例えば、1、2もしくは3、1もしくは2、または1)つの化学療法剤と併用して投与する工程を含む方法を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の慢性骨髄性白血病(慢性骨髄性白血病、CML)を治療するための方法であって、前記患者に有効量の少なくとも1(例えば、1、2もしくは3、1もしくは2、通常1)つの式1.0の化合物を投与する工程を含む方法を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の慢性骨髄性白血病(慢性骨髄性白血病、CML)を治療するための方法であって、前記患者に有効量の少なくとも1(例えば、1、2もしくは3、1もしくは2、通常1)つの式1.0の化合物を、有効量の少なくとも1(例えば、1、2もしくは3、1もしくは2、または1)つの化学療法剤と併用して投与する工程を含む方法を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の慢性骨髄性白血病(慢性骨髄性白血病、CML)を治療するための方法であって、前記患者に有効量の少なくとも1(例えば、1、2もしくは3、1もしくは2、通常1)つの式1.0の化合物を含む有効量の医薬組成物を投与する工程を含む方法を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の慢性骨髄性白血病(慢性骨髄性白血病、CML)を治療するための方法であって、前記患者に有効量の少なくとも1(例えば、1、2もしくは3、1もしくは2、通常1)つの式1.0の化合物を含む有効量の医薬組成物を、有効量の少なくとも1(例えば、1、2もしくは3、1もしくは2、または1)つの化学療法剤と併用して投与する工程を含む方法を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の骨髄性白血病を治療するための方法であって、前記患者に有効量の少なくとも1(例えば、1、2もしくは3、1もしくは2、通常1)つの式1.0の化合物を投与する工程を含む方法を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の骨髄性白血病を治療するための方法であって、前記患者に有効量の少なくとも1(例えば、1、2もしくは3、1もしくは2、通常1)つの式1.0の化合物を、有効量の少なくとも1(例えば、1、2もしくは3、1もしくは2、または1)つの化学療法剤と併用して投与する工程を含む方法を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の骨髄性白血病を治療するための方法であって、前記患者に有効量の少なくとも1(例えば、1、2もしくは3、1もしくは2、通常1)つの式1.0の化合物を含む有効量の医薬組成物を投与する工程を含む方法を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の骨髄性白血病を治療するための方法であって、前記患者に有効量の少なくとも1(例えば、1、2もしくは3、1もしくは2、通常1)つの式1.0の化合物を含む有効量の医薬組成物を、有効量の少なくとも1(例えば、1、2もしくは3、1もしくは2、または1)つの化学療法剤と併用して投与する工程を含む方法を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の膀胱癌を治療するための方法であって、前記患者に有効量の少なくとも1(例えば、1、2もしくは3、1もしくは2、通常1)つの式1.0の化合物を投与する工程を含む方法を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の膀胱癌を治療するための方法であって、前記患者に有効量の少なくとも1(例えば、1、2もしくは3、1もしくは2、通常1)つの式1.0の化合物を、有効量の少なくとも1(例えば、1、2もしくは3、1もしくは2、または1)つの化学療法剤と併用して投与する工程を含む方法を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の膀胱癌を治療するための方法であって、前記患者に有効量の少なくとも1(例えば、1、2もしくは3、1もしくは2、通常1)つの式1.0の化合物を含む有効量の医薬組成物を投与する工程を含む方法を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の膀胱癌を治療するための方法であって、前記患者に有効量の少なくとも1(例えば、1、2もしくは3、1もしくは2、通常1)つの式1.0の化合物を含む有効量の医薬組成物を、有効量の少なくとも1(例えば、1、2もしくは3、1もしくは2、または1)つの化学療法剤と併用して投与する工程を含む方法を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の非ホジキンリンパ腫を治療するための方法であって、前記患者に有効量の少なくとも1(例えば、1、2もしくは3、1もしくは2、通常1)つの式1.0の化合物を投与する工程を含む方法を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の非ホジキンリンパ腫を治療するための方法であって、前記患者に有効量の少なくとも1(例えば、1、2もしくは3、1もしくは2、通常1)つの式1.0の化合物を、有効量の少なくとも1(例えば、1、2もしくは3、1もしくは2、または1)つの化学療法剤と併用して投与する工程を含む方法を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の非ホジキンリンパ腫を治療するための方法であって、前記患者に有効量の少なくとも1(例えば、1、2もしくは3、1もしくは2、通常1)つの式1.0の化合物を含む有効量の医薬組成物を投与する工程を含む方法を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の非ホジキンリンパ腫を治療するための方法であって、前記患者に有効量の少なくとも1(例えば、1、2もしくは3、1もしくは2、通常1)つの式1.0の化合物を含む有効量の医薬組成物を、有効量の少なくとも1(例えば、1、2もしくは3、1もしくは2、または1)つの化学療法剤と併用して投与する工程を含む方法を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の多発性骨髄腫を治療するための方法であって、前記患者に有効量の少なくとも1(例えば、1、2もしくは3、1もしくは2、通常1)つの式1.0の化合物を投与する工程を含む方法を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の多発性骨髄腫を治療するための方法であって、前記患者に有効量の少なくとも1(例えば、1、2もしくは3、1もしくは2、通常1)つの式1.0の化合物を、有効量の少なくとも1(例えば、1、2もしくは3、1もしくは2、または1)つの化学療法剤と併用して投与する工程を含む方法を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の多発性骨髄腫を治療するための方法であって、前記患者に有効量の少なくとも1(例えば、1、2もしくは3、1もしくは2、通常1)つの式1.0の化合物を含む有効量の医薬組成物を投与する工程を含む方法を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の多発性骨髄腫を治療するための方法であって、前記患者に有効量の少なくとも1(例えば、1、2もしくは3、1もしくは2、通常1)つの式1.0の化合物を含む有効量の医薬組成物を、有効量の少なくとも1(例えば、1、2もしくは3、1もしくは2、または1)つの化学療法剤と併用して投与する工程を含む方法を対象とする。
化学療法剤(抗新生物薬)には、これらに限定されないが、微小管作用薬、アルキル化剤、代謝拮抗物質、天然産物およびその誘導体、ホルモンおよびステロイド(合成類似体を含む)ならびに合成物質が含まれる。
アルキル化剤(ナイトロジェンマスタード、エチレンイミン誘導体、アルキルスルホネート、ニトロソ尿素およびトリアゼンを含む)の例には、ウラシルマスタード、クロルメチン、シクロホスファミド(Cytoxan(登録商標))、イホスファミド、メルファラン、クロラムブシル、ピポブロマン、トリエチレン−メラミン、トリエチレンチオホスホラミン、ブスルファン、カルムスチン、ロムスチン、ストレプトゾシン、ダカルバジンおよびテモゾロミドが含まれる。
代謝拮抗物質(葉酸アンタゴニスト、ピリミジン類似体、プリン類似体およびアデノシンデアミナーゼ阻害剤を含む)の例には、メトトレキサート、5−フルオロウラシル、フロクスウリジン、シタラビン、6−メルカプトプリン、6−チオグアニン、リン酸フルダラビン、ペントスタチンおよびゲムシタビンが含まれる。
天然産物およびその誘導体(ビンカアルカロイド、抗腫瘍抗生物質、酵素、リンフォカインおよびエピポドフィロトキシンを含む)の例には、ビンブラスチン、ビンクリスチン、ビンデシン、ブレオマイシン、ダクチノマイシン、ダウノルビシン、ドキソルビシン、エピルビシン、イダルビシン、パクリタキセル(パクリタキセルは微小管作用薬であり、Taxol(登録商標)として市販されている)、パクリタキセル誘導体(例えば、taxotere)、ミトラマイシン、デオキシコホルマイシン、マイトマイシン−C、L−アスパラギナーゼ、インターフェロン(特にIFN−a)、エトポシドおよびテニポシドが含まれる。
ホルモンおよびステロイド(合成類似体を含む)の例には、17α−エチニルエストラジオール、ジエチルスチルベストロール、テストステロン、プレドニゾン、フルオキシメステロン、プロピオン酸ドロモスタノロン、テストラクトン、酢酸メゲストロール、タモキシフェン、メチルプレドニゾロン、メチル−テストステロン、プレドニゾロン、トリアムシノロン、クロロトリアニセン、ヒドロキシプロゲステロン、アミノグルテチミド、エストラムスチン、メドロキシプロゲステロンアセテート、ロイプロリド、フルタミド、トレミフェンおよびゾラデックス(Zoladex)が含まれる。
合成物質(白金配位錯体などの無機錯体を含む)の例:シスプラチン、カルボプラチン、ヒドロキシウレア、アムサクリン、プロカルバジン、ミトタン、ミトキサントロン、レバミゾールおよびヘキサメチルメラミン。
他の化学療法剤の例には、Navelbene、CPT−11、アナストロゾール(Anastrazole)、レトロゾール(Letrazole)、カペシタビン(Capecitabinbe)、レロキサフィン(Reloxafin)およびドロロキサフィン(Droloxafine)が含まれる。
本明細書で用いる微小管作用薬(例えば、パクリタキセル、パクリタキセル誘導体またはパクリタキセル様化合物)は、微小管形の成および/または作用に影響を及ぼすことによって細胞有糸分裂を妨害する(すなわち、抗有糸分裂作用を有する)化合物である。そうした薬剤は、例えば、微小管安定化剤または微小管形成を中断させる薬剤であってよい。
本発明の方法で有用な微小管作用薬は当業者に周知であり、これらに限定されないが、アロコルヒチン(NSC406042)、ハリコンドリンB(NSC609395)、コルヒチン(NSC757)、コルヒチン誘導体(例えば、NSC33410)、ドラスタチン10(NSC376128)、マイタンシン(NSC153858)、リゾキシン(NSC332598)、パクリタキセル(Taxol(登録商標)、NSC125973)、パクリタキセル誘導体(例えば、Taxotere、NSC608832)、チオコルヒチン(NSC361792)、トリチルシステイン(NSC83265)、硫酸ビンブラスチン(NSC49842)、硫酸ビンクリスチン(NSC67574)、エポチロンA、エポチロン、ディスコデルモリド(Service、(1996年)Science、274巻:2009頁を参照されたい)、エストラムスチン、ノコダゾール、MAP4などが含まれる。そうした薬剤の例は、例えば、Bulinski(1997年)、J. Cell Sci. 110巻:3055〜3064頁、Panda(1997年)、Proc. Natl. Acad. Sci. USA 94巻:10560〜10564頁、Muhlradt(1997年)、Cancer Res.57巻:3344〜3346頁、Nicolaou(1997年)、Nature 387巻:268〜272頁、Vasquez(1997年)、Mal. Biol. Cell. 8巻:973〜985頁およびPanda(1996年)、J. Biol. Chem. 271巻:29807〜29812頁に記載されている。
パクリタキセル様の活性を有する化学療法剤には、これらに限定されないが、パクリタキセルならびにパクリタキセル誘導体(パクリタキセル様化合物)および類似体が含まれる。パクリタキセルならびにその誘導体(例えば、TaxolおよびTaxotere)は市販されている。さらに、パクリタキセルならびにパクリタキセル誘導体および類似体を作製する方法は、当業者に周知である(例えば、米国特許第5,569,729号、同第5,565,478号、同第5,530,020号、同第5,527,924号、同第5,508,447号、同第5,489,589号、同第5,488,116号、同第5,484,809号、同第5,478,854号、同第5,478,736号、同第5,475,120号、同第5,468,769号、同第5,461,169号、同第5,440,057号、同第5,422,364号、同第5,411,984号、同第5,405,972号および同第5,296,506号を参照されたい)。
より具体的には、本明細書で用いる「パクリタキセル」という用語は、Taxol(登録商標)(NSC番号:125973)として市販されている薬物を指す。Taxol(登録商標)は、チューブリン部分の重合を増進させて、有糸分裂に適した構造に再編成することが不可能な安定化した微小管束にすることによって、真核細胞の複製を阻害する。入手できる多くの化学療法薬物のうち、パクリタキセルは、臨床試験における卵巣および乳腺の腫瘍を含む薬物難治性腫瘍に対するその効能のため、関心を引き起こしている(Hawkins(1992年)Oncology、6巻:17〜23頁、Horwitz(1992年)Trends Pharmacol. Sci. 13巻:134〜146頁、Rowinsky(1990年)J. Natl. Canc. Inst.82巻:1247〜1259頁)。
他の微小管作用薬は、当該技術分野で公知の多くのアッセイのうちの1つ、例えば、これらの化合物が有糸分裂において細胞をブロックする能力を測定する細胞アッセイと組み合わせた、パクリタキセル類似体のチューブリン重合活性を測定する半自動アッセイを用いて評価することができる(Lopes(1997年)、Cancer Chemother. Pharmacol. 41巻:37〜47頁を参照されたい)。
一般に、試験化合物の活性は、細胞をその化合物と接触させ、特に有糸分裂イベントの阻害により、細胞周期が破壊されるかどうかを判定することによって決定する。そうした阻害は、有糸分裂装置の破壊、例えば正常な紡錘体形成の破壊によって媒介することができる。有糸分裂が中断された細胞は、形態変化(例えば、微小管の圧縮(compaction)、染色体数の増加等)によって特徴づけられる。
チューブリン重合活性の可能性を有する化合物は、インビトロでスクリーニングすることができる。例えば、化合物を、増殖の阻害および/または細胞形態変化、特に微小管圧縮について、培養WR21細胞(系統69−2wap−rasマウス由来)に対してクリーニングする。次いで、試験で陽性を示す化合物のインビボでのスクリーニングを、WR21腫瘍細胞を担持するヌードマウスを用いて実施することができる。このスクリーニング方法についての詳細なプロトコールは、Porter(1995年)、Lab. Anim. Sci.、45巻(2号):145〜150頁に記載されている。
所望の活性について化合物をスクリーニングする他の方法は、当業者に周知である。一般に、そうしたアッセイは、微小管の会合および/または解離(disassembly)の阻害に対するアッセイを含む。微小管会合のアッセイは、例えば、Gaskinら(1974年)、J. Molec. Biol.、89巻:737〜758頁に記載されている。米国特許第5,569,720号も、パクリタキセル様活性を有する化合物についてのインビトロおよびインビボでのアッセイを提供している。
したがって、少なくとも1つの化学療法剤を使用する本発明の方法では、前記化学療法剤の例には、微小管作用薬、アルキル化剤、代謝拮抗物質、天然産物およびその誘導体、ホルモンおよびステロイド(合成類似体を含む)および合成物質からなる群から選択されるものが含まれる。
少なくとも1つの化学療法剤を使用する本発明の方法では、前記化学療法剤の例には、(1)タキサン、(2)白金コーディネーター化合物、(3)抗体である上皮成長因子(EGF)阻害剤、(4)小分子であるEGF阻害剤、(5)抗体である血管内皮(vascular endolithial)増殖因子(VEGF)阻害剤、(6)小分子であるVEGFキナーゼ阻害剤(7)エストロゲン受容体アンタゴニストまたは選択的エストロゲン受容体モジュレーター(SERM)、(8)抗腫瘍性ヌクレオシド誘導体、(9)エポチロン、(10)トポイソメラーゼ阻害剤、(11)ビンカアルカロイド、(12)αVβ3インテグリンの阻害剤である抗体、(13)葉酸アンタゴニスト、(14)リボヌクレオチドレダクターゼ阻害剤、(15)アントラサイクリン、(16)生物製剤、(17)新脈管形成の阻害剤および/または腫瘍壊死因子アルファ(TNF−α)のサプレッサー、例えばサリドマイド(または関連イミド(imid))、(18)Bcr/ablキナーゼ阻害剤、(19)小分子であるMEK1および/またはMEK2阻害剤、(20)小分子であるIGF−1阻害剤およびIGF−2阻害剤、(21)RAFキナーゼおよびBRAFキナーゼの小分子阻害剤、(22)CDK1、CDK2、CDK4およびCDK6などの細胞周期依存性キナーゼの小分子阻害剤、(23)アルキル化剤、ならびに(24)ファルネシルタンパク質トランスフェラーゼ阻害剤(FPT阻害剤またはFTI(すなわち、ファルネシル転移阻害剤)としても公知である)も含まれる。
少なくとも1つの化学療法剤を使用する本発明の方法では、そうした化学療法剤の例には、
(1)タキサン、例えばパクリタキセル(TAXOL(登録商標))および/またはドセタキセル(Taxotere(登録商標))、
(2)白金コーディネーター化合物、例えばカルボプラチン、シスプラチンおよびオキサリプラチン(例えば、Eloxatin)など、
(3)抗体であるEGF阻害剤、例えば、HER2抗体(例えば、トラスツズマブ(Herceptin(登録商標))、Genentech、Inc.など)、セツキシマブ(Erbitux、IMC−C225、ImClone Systems)、EMD72000(Merck KGaA)、抗EFGRモノクローナル抗体ABX(Abgenix)、TheraCIM−h−R3(Center of Molecular Immunology)、モノクローナル抗体425(Merck KGaA)、モノクローナル抗体ICR−62(ICR、Sutton、England)、Herzyme(Elan Pharmaceutical TechnologiesおよびRibozyme Pharmaceuticals)、PKI 166(Novartis)、EKB569(Wyeth−Ayerst)、GW572016(GlaxoSmithKline)、CI 1033(Pfizer Global Research and Development)、トラスツズマブ−マイタンシノイド結合体(Genentech、Inc.)、ミツモマブ(ImClone SystemsおよびMerck KGaA)およびMelvax II(Imclone SystemsおよびMerck KgaA)、
(4)小分子であるEGF阻害剤、例えばTarceva(商標)(OSI−774、OSI Pharmaceuticals、Inc.)およびIressa(ZD1839、Astra Zeneca)、
(5)抗体であるVEGF阻害剤、例えば、ベバシズマブ(Genentech、Inc.)およびIMC−1C11(ImClone Systems)、DC101(ImClone SystemsからのKDR VEGF受容体2);
(6)小分子であるVEGFキナーゼ阻害剤、例えばSU5416(Sugen、Incから)、SU6688(Sugen、Inc.から)、Bay43−9006(Bayer PharmaceuticalsおよびOnyx Pharmaceuticalsからの二重(dual)VEGFおよびbRAF阻害剤)、
(7)エストロゲン受容体アンタゴニストまたは選択的エストロゲン受容体モジュレーター(SERM)、例えばタモキシフェン、イドキシフェン、ラロキシフェン、トランス−2,3−ジヒドロラロキシフェン、レボルメロキシフェン、ドロロキシフェン、MDL103,323およびアコルビフェン(Schering Corp.)、
(8)抗腫瘍性ヌクレオシド誘導体、例えば5−フルオロウラシル、ゲムシタビン、カペシタビン、シタラビン(Ara−C)、フルダラビン(F−Ara−A)、デシタビンおよびクロロデオキシアデノシン(Cda、2−Cda)、
(9)エポチロン、例えばBMS−247550(Bristol−Myers Squibb)およびEPO906(Novartis Pharmaceuticals)、
(10)トポイソメラーゼ阻害剤、例えばトポテカン(Glaxo SmithKline)およびCamptosar(Pharmacia)、
(11)ビンカアルカロイド、例えばナベルビン(Anvar and Fabre、France)、ビンクリスチンおよびビンブラスチン、
(12)αVβ3インテグリンの阻害剤である抗体、例えばLM−609(Clinical Cancer Research、6巻、3056〜3061頁、2000年8月を参照されたい。その開示を参照により本明細書に組み込む)、
(13)葉酸アンタゴニスト、例えばメトトレキサート(MTX)およびペメトレキセド(Premetrexed)(Alimta)、
(14)リボヌクレオチドレダクターゼ阻害剤、例えばヒドロキシウレア(HU)、
(15)アントラサイクリン、例えばダウノルビシン、ドキソルビシン(Adriamycin)およびイダルビシン、
(16)生物製剤、例えばインターフェロン(例えば、Intron−AおよびRoferon)、ペグ化インターフェロン(例えば、Peg−IntronおよびPegasys)およびリツキシマブ(Rituxan、非ホジキンリンパ腫の治療に使用される抗体)、
(17)サリドマイド(または関連イミド)、
(18)Bcr/ablキナーゼ阻害剤、例えばGleevec(STI−571)、AMN−17、ONO12380、SU11248(スニチニブ)およびBMS−354825、
(19)MEK1阻害剤および/またはMEK2阻害剤、例えばPD0325901およびArry−142886(AZD6244)、
(20)小分子であるIGF−1阻害剤およびIGF−2阻害剤、例えばNVP−AEW541など、
(21)RAFキナーゼおよびBRAFキナーゼの小分子阻害剤、例えばBAY43−9006(ソラフェニブ)など、
(22)CDK1、CDK2、CDK4およびCDK6などの細胞周期依存性キナーゼの小分子阻害剤、例えばCYC202、BMS387032およびフラボピリドールなど、
(23)アルキル化剤、例えばテモゾロミドの商標、Temodar(登録商標)など、
(24)ファルネシルタンパク質トランスフェラーゼ阻害剤、例えば、
(a)ロニファーニブ(lonifarnib)の商標、Sarasar(登録商標)(すなわち、4−[2−[4−(3,10−ジブロモ−8−クロロ−6,11−ジヒドロ−5H−ベンゾ[5,6]シクロヘプタ[1,2−b]ピリジン(byridin)−11−イル)−1−ピペリジニル)−2−オキソエチル]−1−ピペリジンカルボキサミド、例えば、1999年2月23日発行の米国特許第5,874,442号および2003年10月14日発行の米国特許第6,632,455号を参照されたい。それぞれの開示を参照により本明細書に組み込む)、
(b)ティピファニブの商標、Zarnestra(登録商標)(すなわち、(R)−6−アミノ[(4−クロロフェニル)(1−メチル−1H−イミダゾール−5−イル)メチル]−4−(3−クロロフェニル)−1−メチル−2(1H)−キノリノン、例えば、1997年5月9日公開のWO97/16443および1999年10月19日発行の米国特許第5,968,952号を参照されたい。それぞれの開示を参照により本明細書に組み込む)、および
(c)Bristol−Myers Squibb 214662
(1997年8月28日公開のWO97/30992、2000年1月4日発行の米国特許第6,011,029号および米国特許第6,455,523号を参照されたい。それぞれの開示を参照により本明細書に組み込む)が含まれる。
上記のBcr/ablキナーゼ阻害剤、EGF受容体阻害剤およびHER−2抗体(抗体であるEGF受容体阻害剤)はシグナル変換阻害剤としても公知である。したがって、本明細書で用いる化学療法剤はシグナル変換阻害剤を含む。
化学療法剤である典型的なシグナル変換阻害剤には、これらに限定されないが、(i)Bcr/ablキナーゼ阻害剤、例えば、STI 571(Gleevec)など、(ii)上皮成長因子(EGF)受容体阻害剤、例えば、キナーゼ阻害剤(Iressa、OSI−774)および抗体(ImClone:C225[Goldsteinら(1995年)、Clin Cancer Res.1巻:1311〜1318頁]およびAbgenix:ABX−EGF)など、ならびに(iii)HER−2/neu受容体阻害剤、例えば、Herceptin(登録商標)(トラスツズマブ)などが含まれる。
これらの化学療法剤の大部分の安全で効果的な投与方法は、当業者に公知である。さらに、そうした投与は標準的な文献に記載されている。例えば、多くの化学療法剤の投与については、「Physicians' Desk Reference(PDR)」、例えば1996年版(Medical Economics Company、Montvale、NJ 07645−1742、USA)、the Physician's Desk Reference、第56版、2002年(Medical Economics company、Inc. Montvale、NJ 07645−1742から出版)、the Physician's Desk Reference、第57版、2003年(Thompson PDR、Montvale、NJ 07645−1742から出版)、およびPhysician's Desk Reference、第60版、2006年(Thompson PDR、Montvale、NJ 07645−1742から出版)に記載されている。これらの開示を参照により本明細書に組み込む。
例えば、式1.0の化合物(例えば、式1.0の化合物を含む医薬組成物)は、経口で(例えば、カプセル剤として)投与することができ、化学療法剤は静脈内に、通常IV液剤として投与することができる。2つ以上の薬物を含む医薬組成物の使用は、本発明の範囲内である。
式1.0の化合物および化学療法剤を、臨床的に受け入れられる結果を得るための、例えば症状の縮小または除去または腫瘍の縮小または除去を得るための治療上有効な投薬量で投与する。したがって、式1.0の化合物と化学療法剤は、治療プロトコールにおいて、同時かまたは連続的に投与することができる。化学療法剤の投与は、当該技術分野ですでに公知の治療プロトコールにしたがって行うことができる。
一般に、2つ以上の化学療法剤を本発明の方法で用いる場合、化学療法剤を、その標準的な剤形で、同じ日に同時かまたは連続的に投与する。例えば、化学療法剤を通常、静脈内に、好ましくは、当該技術分野で周知のIV液剤(例えば、等張食塩水(0.9%NaCl)またはデキストロース溶液(例えば、5%デキストロース))を用いてIV点滴により投与する。
2つ以上の化学療法剤を用いる場合、化学療法剤は通常同じ日に投与するが、当業者は、化学療法剤を異なる日にも異なる週にも投与することができることを理解されよう。専門の臨床医は、その薬剤の製造業者の推奨する投薬スケジュールにしたがって化学療法剤を投与することができ、患者の必要に応じて、例えばその治療に対する患者の応答にもとづいてスケジュールを調整することができる。例えば、ゲムシタビンを白金コーディネーター化合物、例えば、シスプラチンなどと併用して肺癌を治療する場合、治療サイクルの第1日目の同じ日に、ゲムシタビンとシスプラチンの両方を投与し、次いでゲムシタビンを8日目に単独で投与し、15日目に再び単独で投与する。
本発明の化合物および化学療法剤を、通常1〜7週間続く治療プロトコールで投与することができ、一般にこれを6〜12回繰り返す。通常、治療プロトコールは1〜4週間続けることができる。1〜3週間の治療プロトコールを用いることもできる。1〜2週間の治療プロトコールを用いることもできる。この治療プロトコールまたはサイクルの間、本発明の化合物を毎日投与し、他方、化学療法剤を週に1回または複数回投与することができる。一般に、本発明の化合物を毎日(すなわち、1日に1回)、一実施形態では日に2回投与することができ、化学療法剤を週に1回または3週間毎に1回投与する。例えば、タキサン(例えば、パクリタキセル(例えば、Taxol(登録商標))またはドセタキセル(例えば、Taxotere(登録商標)))を、週に1回または3週間毎に1回投与することができる。
しかし、当業者は、治療プロトコールは、患者の必要性に応じて変えることができることを理解されよう。したがって、本発明の方法で使用する化合物(薬物)の組合せは、上記のプロトコールを変えて投与することができる。例えば、本発明の化合物を、治療サイクルの間に、連続的ではなく不連続的に投与することができる。したがって、例えば治療サイクルの間に、本発明の化合物を1週間毎日投与し、次いで1週間中断し、治療サイクルの間この投与を繰り返しながら投与することができる。あるいは、本発明の化合物を、2週間毎日投与し、1週間中断し、治療サイクルの間この投与を繰り返しながら投与することができる。したがって、治療サイクルの間に、本発明の化合物を1週間の間または複数週間の間に毎日投与し、治療サイクルの間に、1週間または複数週間中断し、治療サイクルの間この投与のパターンを繰り返しながら投与することができる。この不連続な治療は、まるまる1週間ではなく日数をもとにすることもできる。例えば、1〜6日間毎日投与し、1〜6日間投与せず、治療プロトコールの間このパターンを繰り返しながら投与することができる。本発明の化合物を投与しない日(または週)の数を、本発明の化合物を投与する日(または週)の数と等しくする必要はない。通常、不連続投与プロトコールを用いる場合、本発明の化合物を投与する日の数または週の数は、本発明の化合物を投与しない日の数または週の数と少なくとも同数かまたはそれより多い。
化学療法剤は、ボーラス注入または持続注入により投与することができる。化学療法剤は、治療サイクルの間に、毎日から週に1回、または隔週に1回、または3週間毎に1回、または4週間に1回投与することができる。治療サイクルの間に毎日投与する場合、この毎日の投薬は、治療サイクルの複数の週にわたって非連続的であってよい。例えば、1週間(または数日間)投与し、1週間(または数日間投与せず、治療サイクルの間このパターンを繰り返しながら投与することができる。
本発明の化合物は経口で、好ましくは固体剤形で、一実施形態では、カプセル剤として投与することができ、全治療有効日用量を1日に、1つを4つかまたは1つを2つに分割した用量で投与することができるが、一般に、治療有効用量を1日に1または2回、一実施形態では日に2回投与する。本発明の化合物を1日に1回、約50〜約400mgの量で投与し、1日に1回、約50〜約300mgの量で投与することができる。本発明の化合物を一般に、1日に2回、約50〜約350mg、通常1日に2回、50mg〜約200mgの量投与し、一実施形態では、1日に2回、約75mg〜約125mgを投与し、他の実施形態では、1日に2回、約100mgを投与する。
治療サイクルが完了した後、患者が応答するかまたは安定している場合、専門臨床医の判断にしたがって治療サイクルを繰り返すことができる。治療サイクルが完了したら、患者は、治療プロトコールで投与されていたのと同じ用量で本発明の化合物を続行することができ、また、その用量が1日に2回、200mg未満である場合、その用量を1日に2回、200mgに増やすことができる。患者(の状態)が前進するか、またはその用量に耐えられなくなるまで(その場合、用量を減らすることができ、患者はその減らした用量で続けることができる)、この維持用量を続行することができる。
本発明の化合物と共に使用した化学療法剤は、治療サイクルの間に通常の処方される用量で投与する(すなわち、化学療法剤をこれらの薬物の投与のための実施標準にしたがって投与する)。例えば、(a)タキサンについては約30〜約300mg/m2、(b)シスプラチンについては約30〜約100mg/m2、(c)カルボプラチンについては約2〜約8AUC、(d)抗体であるEGF阻害剤については約2〜約4mg/m2、(e)小分子であるEGF阻害剤については約50〜約500mg/m2、(f)抗体であるVEGFキナーゼ阻害剤については約1〜約10mg/m2、(g)小分子であるVEGF阻害剤については約50〜約2400mg/m2、(h)SERMについては約1〜約20mg、(i)抗腫瘍性ヌクレオシドの5−フルオロウラシル、ゲムシタビンおよびカペシタビンについては約500〜約1250mg/m2、(j)抗腫瘍性ヌクレオシドのシタラビン(Ara−C)については3〜4週間ごとに7〜10日間の間100〜200mg/m2/日、難治性白血病およびリンパ腫については高用量で、すなわち、12時間ごとに1時間で1〜3gm/m2、3〜4週間ごとに4〜8用量、(k)抗腫瘍性ヌクレオシドのフルダラビン(F−ara−A)については、3〜4週間ごとに10〜25mg/m2/日、(l)抗腫瘍性ヌクレオシドのデシタビンについては、6週間ごとに3日間30〜75mg/m2、最大で8サイクル、(m)抗腫瘍性ヌクレオシドのクロロデオキシアデノシン(CdA、2−CdA)については、3〜4週間ごとに、最大で7日間0.05〜0.1mg/kg/日、連続注入で、(n)エポチロンについては約1〜約100mg/m2、(o)トポイソメラーゼ阻害剤については約1〜約350mg/m2、(p)ビンカアルカロイドについては約1〜約50mg/m2、(q)葉酸アンタゴニストのメトトレキサート(MTX)については、経口、IVまたはIMで、3〜4週間ごとに20〜60mg/m2で、中間用量レジメンはIVで3〜4週間ごとに60分間かけて80〜250mg/m2、高用量レジメンはIVでロイコボリンと共に3〜4週間ごとに250〜1000mg/m2で投与、(r)葉酸アンタゴニストのペメトレキセド(Alimta)については、3週間ごとに、300〜600mg/m2(10分間IV注入、1日目)、(s)リボヌクレオチドレダクターゼ阻害剤のヒドロキシウレア(HU)については、20〜50mg/kg/日(血球カウント数を落とす必要性に応じて)、(t)白金コーディネーター化合物のオキサリプラチン(Eloxatin)については、3〜4週間ごとに50〜100mg/m2(好ましくは、非小細胞肺癌、結腸直腸癌および卵巣癌などの固形腫瘍のために使用する)、(u)アントラサイクリンのダウノルビシンについては、IVで3〜4週間ごとに3〜5日間10〜50mg/m2/日、(v)アントラサイクリンのドキソルビシン(Adriamycin)については、3〜4週間ごとに1〜4日間かけてIVで50〜100mg/m2連続注入、またはIVで週に10〜40mg/m2、(w)アントラサイクリンのイダルビシンについては、3〜4週間ごとに、日に10〜30mg/m2で1〜3日間、10〜20分間かけてIVで遅い注入速度で、(x)生物製剤のインターフェロン(lntron−A、Roferon)については、500万〜2000万IUで、週に3回、(y)生物製剤のペグ化インターフェロン(Peg−lntron、Pegasys)については、長期的に皮下(chronic sub cutaneous)で3〜4μg/kg/日(活性が逆戻りするかまたは活性が無くなるまで)、(z)生物製剤のリツキシマブ(Rituxan)(非ホジキンリンパ腫に対して使用される抗体)については、4〜8週間かけてIVで毎週200〜400mg/m2、6カ月間、(aa)アルキル化剤のテモゾロミドについては、75mg/m2〜250mg/m2、例えば150mg/m2または例えば200mg/m2、例えば200mg/m2で5日間、(bb)MEK1阻害剤および/またはMEK2阻害剤のPD0325901については、4週間ごとに21日間、日に15mg〜30mg、例えば15mg。
Gleevecは、経口で約200〜約800mg/日の量で用いることができる。
サリドマイド(および関連イミド)は、経口で約200〜約800mg/日の量で用いることができ、再発するかまたは毒性が出るまで連続的に投与するかまたは使用することができる。例えば、Mitsiadesら、「Apoptotic signaling induced by immunomodulatory thalidomide analogs in human multiple myeloma cells; therapeutic implications」、Blood、99巻(12号):4525〜30頁、2002年6月15日を参照されたい。その開示を参照により本明細書に組み込む。
FPT阻害剤のSarasar(登録商標)(ロニファーニブの商標)は、経口で(例えば、カプセル剤)、1日に2回約50〜約200mgの量で、または1日に2回約75〜約125mgの量で、または1日に2回約100〜約200mgの量で、または1日に2回約100mgの量で投与することができる。
パクリタキセル(例えば、Taxol(登録商標))は、例えば、週に1回約50〜約100mg/m2、他の例では、約60〜約80mg/m2の量で投与することができる。他の例では、パクリタキセル(例えば、Taxol(登録商標))は、3週間毎に1回約150〜約250mg/m2の量で、他の例では、約175〜約225mg/m2の量で投与することができる。
他の例では、ドセタキセル(例えば、Taxotere(登録商標))は、週に1回約10〜約45mg/m2の量で投与することができる。他の例では、ドセタキセル(例えば、Taxotere(登録商標))は3週間毎に1回約50〜約100mg/m2の量で投与することができる。
他の例では、シスプラチンは、週に1回約20〜約40mg/m2の量で投与することができる。他の例では、シスプラチンは3週間毎に1回約60〜約100mg/m2の量で投与することができる。
他の例では、カルボプラチンは、週に1回約2〜約3AUCを提供する量で投与することができる。他の例では、カルボプラチンは、3週間毎に1回約5〜約8AUCを提供する量で投与することができる。
本発明の他の実施形態は、癌の具体例(cancer embodiment)を治療する方法であって、式1.0の化合物および化学療法剤を、有効量の式1.0の化合物、有効量の化学療法剤および薬学的に許容される担体を含む医薬組成物として投与する方法のいずれか1つを対象とする。
本発明の他の実施形態は、癌の具体例を治療する方法であって、化学療法剤を使用し、その化学療法剤が、パクリタキセル、ドセタキセル、カルボプラチン、シスプラチン、ゲムシタビン、タモキシフェン、Herceptin、セツキシマブ、Tarceva、Iressa、ベバシズマブ、ナベルビン、IMC−1C11、SU5416およびSU6688からなる群から選択される方法のいずれか1つを対象とする。
本発明の他の実施形態は、癌の具体例を治療する方法であって、化学療法剤を使用し、その化学療法剤が、パクリタキセル、ドセタキセル、カルボプラチン、シスプラチン、ナベルビン、ゲムシタビンおよびHerceptinからなる群から選択される方法のいずれか1つを対象とする。
本発明の他の実施形態は、癌の具体例を治療する方法であって、化学療法剤を使用し、その化学療法剤が、シクロホスファミド(Cyclophasphamide)、5−フルオロウラシル、テモゾロミド、ビンクリスチン、シスプラチン、カルボプラチンおよびゲムシタビンからなる群から選択される方法のいずれか1つを対象とする。
本発明の他の実施形態は、癌の具体例を治療する方法であって、化学療法剤を使用し、その化学療法剤が、ゲムシタビン、シスプラチンおよびカルボプラチンからなる群から選択される方法のいずれか1つを対象とする。
本発明は、そうした治療を必要とする患者の癌を治療する方法であって、前記治療が、前記患者に治療有効量の少なくとも1(例えば、1、2もしくは3、または1もしくは2、または1、通常1)つの式1.0の化合物および治療有効量の少なくとも1(例えば、1、2もしくは3、または1もしくは2、または2、または1)つの(1)タキサン、(2)白金コーディネーター化合物、(3)抗体である上皮成長因子(EGF)阻害剤、(4)小分子であるEGF阻害剤、(5)抗体である血管内皮増殖因子(VEGF)阻害剤、(6)小分子であるVEGFキナーゼ阻害剤、(7)エストロゲン受容体アンタゴニストまたは選択的エストロゲン受容体モジュレーター(SERM)、(8)抗腫瘍性ヌクレオシド誘導体、(9)エポチロン、(10)トポイソメラーゼ阻害剤、(11)ビンカアルカロイド、(12)αVβ3インテグリンの阻害剤である抗体、(13)葉酸アンタゴニスト、(14)リボヌクレオチドレダクターゼ阻害剤、(15)アントラサイクリン、(16)生物製剤;(17)新脈管形成の阻害剤および/または腫瘍壊死因子アルファ(TNF−α)のサプレッサー、例えばサリドマイド(または関連イミド)、(18)Bcr/ablキナーゼ阻害剤、(19)小分子であるMEK1阻害剤および/またはMEK2阻害剤、(20)小分子であるIGF−1阻害剤およびIGF−2阻害剤、(21)RAFおよびBRAFキナーゼの小分子阻害剤、(22)CDK1、CDK2、CDK4およびCDK6などの細胞周期依存性キナーゼの小分子阻害剤、(23)アルキル化剤ならびに(24)ファルネシルタンパク質トランスフェラーゼ阻害剤(FPT阻害剤またはFTI(すなわち、ファルネシル転移阻害剤)としても公知である)からなる群から選択される化学療法剤を投与する工程を含む方法も提供する。
本発明は、そうした治療を必要とする患者の癌を治療する方法であって、前記治療が、前記患者に治療有効量の少なくとも1(例えば、1、2もしくは3、または1もしくは2、または1、通常1)つの式1.0の化合物、および治療有効量の少なくとも2つ(例えば、2もしくは3、または2、通常2)の(1)タキサン、(2)白金コーディネーター化合物、(3)抗体である上皮成長因子(EGF)阻害剤、(4)小分子であるEGF阻害剤、(5)抗体である血管内皮増殖因子(VEGF)阻害剤、(6)小分子であるVEGFキナーゼ阻害剤、(7)エストロゲン受容体アンタゴニストまたは選択的エストロゲン受容体モジュレーター(SERM)、(8)抗腫瘍性ヌクレオシド誘導体、(9)エポチロン、(10)トポイソメラーゼ阻害剤、(11)ビンカアルカロイド、(12)αVβ3インテグリンの阻害剤である抗体、(13)葉酸アンタゴニスト、(14)リボヌクレオチドレダクターゼ阻害剤、(15)アントラサイクリン、(16)生物製剤、(17)新脈管形成の阻害剤および/または腫瘍壊死因子アルファ(TNF−α)のサプレッサー、例えばサリドマイド(または関連イミド)、(18)Bcr/ablキナーゼ阻害剤、(19)小分子であるMEK1阻害剤および/またはMEK2阻害剤、(20)小分子であるIGF−1阻害剤およびIGF−2阻害剤、(21)RAFキナーゼおよびBRAFキナーゼの小分子阻害剤、(22)CDK1、CDK2、CDK4およびCDK6などの細胞周期依存性キナーゼの小分子阻害剤(23)アルキル化剤ならびに(24)ファルネシルタンパク質トランスフェラーゼ阻害剤(FPT阻害剤またはFTI(すなわち、ファルネシル転移阻害剤)としても公知である)からなる群から選択される異なる抗新生物薬を投与する工程を含む方法も提供する。
本発明は、そうした治療を必要とする患者の癌を治療する方法であって、前記患者に治療有効量の少なくとも1(例えば、1、2もしくは3、または1もしくは2、または1、通常1)つの式1.0の化合物、および(1)抗体であるEGF阻害剤、(2)小分子であるEGF阻害剤、(3)抗体であるVEGF阻害剤および(4)小分子であるVEGF阻害剤からなる群から選択される抗新生物薬を投与する工程を含む方法も提供する。放射線治療を上記併用療法と一緒に用いることもできる。すなわち、本発明の化合物と抗新生物薬の併用を用いる上記方法は、治療有効量の放射線の投与を含むこともできる。
本発明は、そうした治療を必要とする患者の白血病(例えば、急性骨髄性白血病(AML)および慢性骨髄性白血病(CML))を治療する方法であって、前記患者に治療有効量の少なくとも1(例えば、1、2もしくは3、または1もしくは2、または1、通常1)つの式1.0の化合物、および(1)CMLを治療するためのGleevecおよびインターフェロン、(2)CMLを治療するためのGleevecおよびペグ化インターフェロン、(3)CMLを治療するためのGleevec、(4)AMLを治療するための抗腫瘍性ヌクレオシド誘導体(例えば、Ara−C)、または(5)AMLを治療するためのアントラサイクリンと併用した抗腫瘍性ヌクレオシド誘導体(例えば、Ara−C)を投与する工程を含む方法も提供する。
本発明は、そうした治療を必要とする患者の非ホジキンリンパ腫を治療する方法であって、治療有効量の少なくとも1(例えば、1、2もしくは3、または1もしくは2、または1、通常1)つの式1.0の化合物、および(1)生物製剤(例えば、Rituxan)、(2)生物製剤(例えば、Rituxan)および抗腫瘍性ヌクレオシド誘導体(例えば、フルダラビン)、または(3)ゲナセンス(BCL−2に対するアンチセンス)を投与する工程を含む方法も提供する。
本発明は、そうした治療を必要とする患者の多発性骨髄腫を治療する方法であって、前記患者に治療有効量の少なくとも1(例えば、1、2もしくは3、または1もしくは2、または1、通常1)つの式1.0の化合物、および(1)プロテアソーム(proteosome)阻害剤(例えば、MilleniumからのPS−341)、または(2)サリドマイド(または関連イミド)を投与する工程を含む方法も提供する。
本発明は、そうした治療を必要とする患者の癌を治療する方法であって、前記患者に治療有効量の(a)少なくとも1(例えば、1、2もしくは3、または1もしくは2、または1、通常1)の式1.0の化合物および(b)少なくとも1(例えば、1、2もしくは3、または1もしくは2、または2、または1)つの(1)タキサン、(2)白金コーディネーター化合物、(3)抗体であるEGF阻害剤、(4)小分子であるEGF阻害剤、(5)抗体であるVEGF阻害剤、(6)小分子であるVEGFキナーゼ阻害剤、(7)エストロゲン受容体アンタゴニストまたは選択的エストロゲン受容体モジュレーター、(8)抗腫瘍性ヌクレオシド誘導体、(9)エポチロン、(10)トポイソメラーゼ阻害剤、(11)ビンカアルカロイドおよび(12)αVβ3インテグリンの阻害剤である抗体からなる群から選択される抗新生物薬を投与する工程を含む方法も提供する。
本発明は、そうした治療を必要とする患者の非小細胞肺癌を治療する方法であって、前記患者に治療有効量の(a)少なくとも1(例えば、1、2もしくは3、または1もしくは2、または1、通常1)つの式1.0の化合物、および(b)少なくとも1(例えば、1、2もしくは3、または1もしくは2、または2、または1)の(1)タキサン、(2)白金コーディネーター化合物、(3)抗体であるEGF阻害剤、(4)小分子であるEGF阻害剤、(5)抗体であるVEGF阻害剤、(6)小分子であるVEGFキナーゼ阻害剤、(7)エストロゲン受容体アンタゴニストまたは選択的エストロゲン受容体モジュレーター、(8)抗腫瘍性ヌクレオシド誘導体、(9)エポチロン、(10)トポイソメラーゼ阻害剤、(11)ビンカアルカロイドおよび(12)αVβ3インテグリンの阻害剤である抗体からなる群から選択される抗新生物薬を投与する工程を含む方法も提供する。
本発明は、そうした治療を必要とする患者の非小細胞肺癌を治療する方法であって、前記患者に治療有効量の(a)少なくとも1(例えば、1、2もしくは3、または1もしくは2、または1、通常1)つの式1.0の化合物、および(b)少なくとも1(例えば、1、2もしくは3、または1もしくは2、または2、または1)つの(1)タキサン、(2)白金コーディネーター化合物、(3)抗腫瘍性ヌクレオシド誘導体、(4)トポイソメラーゼ阻害剤および(5)ビンカアルカロイドからなる群から選択される抗新生物薬を投与する工程を含む方法も提供する。
本発明は、そうした治療を必要とする患者の非小細胞肺癌を治療する方法であって、治療有効量の(a)少なくとも1(例えば、1、2もしくは3、または1もしくは2、または1、通常1)つの式1.0の化合物、(b)カルボプラチンおよび(c)パクリタキセルを投与する工程を含む方法も提供する。
本発明は、そうした治療を必要とする患者の非小細胞肺癌を治療する方法であって、前記患者に治療有効量の(a)少なくとも1(例えば、1、2もしくは3、または1もしくは2、または1、通常1)つの式1.0の化合物、(b)シスプラチンおよび(c)ゲムシタビンを投与する工程を含む方法も提供する。
本発明は、そうした治療を必要とする患者の非小細胞肺癌を治療する方法であって、治療有効量の(a)少なくとも1(例えば、1、2もしくは3、または1もしくは2、または1、通常1)つの式1.0の化合物、(b)カルボプラチンおよび(c)ゲムシタビンを投与する工程を含む方法も提供する。
本発明は、そうした治療を必要とする患者の非小細胞肺癌を治療する方法であって、治療有効量の(a)少なくとも1(例えば、1、2もしくは3、または1もしくは2、または1、通常1)つの式1.0の化合物、(b)カルボプラチンおよび(c)ドセタキセルを投与する工程を含む方法も提供する。
本発明は、そうした治療を必要とする患者の癌を治療する方法であって、治療有効量の(a)少なくとも1(例えば、1、2もしくは3、または1もしくは2、または1、通常1)つの式1.0の化合物、および(b)(1)抗体であるEGF阻害剤、(2)小分子であるEGF阻害剤、(3)抗体であるVEGF阻害剤、(4)小分子であるVEGFキナーゼ阻害剤からなる群から選択される抗新生物薬を投与する工程を含む方法も提供する。
本発明は、そうした治療を必要とする患者の頭頸部の扁平上皮癌を治療する方法であって、前記患者に治療有効量の(a)少なくとも1(例えば、1、2もしくは3、または1もしくは2、または1、通常1)つの式1.0の化合物、および(b)少なくとも1(例えば、1、2もしくは3、または1もしくは2、または2、または1)つの(1)タキサンおよび(2)白金コーディネーター化合物からなる群から選択される抗新生物薬を投与する工程を含む方法も提供する。
本発明は、そうした治療を必要とする患者の頭頸部の扁平上皮癌を治療する方法であって、前記患者に治療有効量の(a)少なくとも1(例えば、1、2もしくは3、または1もしくは2、または1、通常1)つの式1.0の化合物、および(b)少なくとも1(例えば、1、2もしくは3、または1もしくは2、または2、または1)つの(1)タキサン、(2)白金コーディネーター化合物および(3)抗腫瘍性ヌクレオシド誘導体(例えば、5−フルオロウラシル)からなる群から選択される抗新生物薬を投与する工程を含む方法も提供する。
本発明は、そうした治療を必要とする患者のCMLを治療する方法であって、治療有効量の(a)少なくとも1(例えば、1、2もしくは3、または1もしくは2、または1、通常1)つの式1.0の化合物、(b)Gleevecおよび(c)インターフェロン(例えば、lntron−A)を投与する工程を含む方法も提供する。
本発明は、そうした治療を必要とする患者のCMLを治療する方法であって、治療有効量の(a)少なくとも1(例えば、1、2もしくは3、または1もしくは2、または1、通常1)つの式1.0の化合物、(b)Gleevec、および(c)ペグ化インターフェロン(例えば、Peg−lntronおよびPegasys)を投与する工程を含む方法も提供する。
本発明は、そうした治療を必要とする患者のCMLを治療する方法であって、治療有効量の(a)少なくとも1(例えば、1、2もしくは3、または1もしくは2、または1、通常1)つの式1.0の化合物および(b)Gleevecを投与する工程を含む方法も提供する。
本発明は、そうした治療を必要とする患者のCMMLを治療する方法であって、前記患者に治療有効量の少なくとも1(例えば、1、2もしくは3、または1もしくは2、または1、通常1)つの式1.0の化合物を投与する工程を含む方法も提供する。
本発明は、そうした治療を必要とする患者のAMLを治療する方法であって、前記患者に治療有効量の(a)少なくとも1(例えば、1、2もしくは3、または1もしくは2、または1、通常1)つの式1.0の化合物、および(b)抗腫瘍性ヌクレオシド誘導体(例えば、シタラビン(すなわち、Ara−C))を投与する工程を含む方法も提供する。
本発明は、そうした治療を必要とする患者のAMLを治療する方法であって、前記患者に治療有効量の(a)少なくとも1(例えば、1、2もしくは3、または1もしくは2、または1、通常1)つの式1.0の化合物、(b)抗腫瘍性ヌクレオシド誘導体(例えば、シタラビン(すなわち、Ara−C))、および(c)アントラサイクリンを投与する工程を含む方法も提供する。
本発明は、そうした治療を必要とする患者の非ホジキンリンパ腫を治療する方法であって、前記患者に治療有効量の(a)少なくとも1(例えば、1、2もしくは3、または1もしくは2、または1、通常1)つの式1.0の化合物、および(b)リツキシマブ(Rituxan)を投与する工程を含む方法も提供する。
本発明は、そうした治療を必要とする患者の非ホジキンリンパ腫を治療する方法であって、前記患者に治療有効量の(a)少なくとも1(例えば、1、2もしくは3、または1もしくは2、または1、通常1)つの式1.0の化合物、(b)リツキシマブ(Rituxan)、および(c)抗腫瘍性ヌクレオシド誘導体(例えば、フルダラビン(すなわち、F−ara−A)を投与する工程を含む方法も提供する。
本発明は、そうした治療を必要とする患者の非ホジキンリンパ腫を治療する方法であって、前記患者に治療有効量の(a)少なくとも1(例えば、1、2もしくは3、または1もしくは2、または1、通常1)つの式1.0の化合物、および(b)ゲナセンス(BCL−2に対するアンチセンス)を投与する工程を含む方法も提供する。
本発明は、そうした治療を必要とする患者の多発性骨髄腫を治療する方法であって、治療有効量の(a)少なくとも1(例えば、1、2もしくは3、または1もしくは2、または1、通常1)つの式1.0の化合物、および(b)プロテアソーム阻害剤(例えば、PS−341(Millenium))を投与する工程を含む方法も提供する。
本発明は、そうした治療を必要とする患者の多発性骨髄腫を治療する方法であって、前記患者に治療有効量の(a)少なくとも1(例えば、1、2もしくは3、または1もしくは2、または1、通常1)つの式1.0の化合物、および(b)サリドマイドまたは関連イミドを投与する工程を含む方法も提供する。
本発明は、そうした治療を必要とする患者の多発性骨髄腫を治療する方法であって、治療有効量の(a)少なくとも1(例えば、1、2もしくは3、または1もしくは2、または1、通常1)つの式1.0の化合物、および(b)サリドマイドを投与する工程を含む方法も提供する。
本発明は、本明細書で説明する、特に上記したような癌を治療する方法であって、式1.0の化合物および抗新生物薬の投与に加えて、治療サイクルの前か、その間かまたはその後に放射線治療も施す工程を含む方法も対象とする。
本発明は、そうした治療を必要とする患者の癌(例えば、肺癌、前立腺癌および骨髄性白血病)を治療するための方法であって、前記患者に(1)有効量の少なくとも1(例えば、1、2もしくは3、または1もしくは2、または1、通常1)つの式1.0の化合物を、(2)少なくとも1(例えば、1、2もしくは3、または1もしくは2、または2、または1)つの抗新生物薬、微小管作用薬および/または放射線治療と併用して投与する工程を含む方法も提供する。
本発明は、そうした治療を必要とする患者の癌を治療する方法であって、前記患者に有効量の少なくとも1(例えば、1、2もしくは3、または1もしくは2、または1、通常1)つの式1.0の化合物を、有効量の少なくとも1(例えば、1、2もしくは3、または1もしくは2、または1、通常1)つのシグナル変換阻害剤と併用して投与する工程を含む方法も提供する。
したがって、一例(例えば、非小細胞肺癌の治療)では、(1)式1.0の化合物を1日に2回約50mg〜約200mgの量で投与し、他の例では、1日に2回約75mg〜約125mgを投与し、さらに他の例では、1日に2回約100mgを投与し、(2)パクリタキセル(例えば、Taxol(登録商標)を週に1回約50〜約100mg/m2の量で投与し、他の例では、約60〜約80mg/m2投与し、(3)カルボプラチンを、週に1回、約2〜約3のAUCを提供する量で投与する。
他の例(例えば、非小細胞肺癌の治療)では、(1)式1.0の化合物を1日に2回約50mg〜約200mgの量で投与し、他の例では、1日に2回約75mg〜約125mg投与し、さらに他の例では、1日に2回約100mg投与し、(2)パクリタキセル(例えば、Taxol(登録商標)を週に1回約50〜約100mg/m2の量で投与し、他の例では、約60〜約80mg/m2の量で投与し、(3)シスプラチンを週に1回約20〜約40mg/m2の量で投与する。
他の例(例えば、非小細胞肺癌の治療)では、(1)式1.0の化合物を1日に2回約50mg〜約200mgの量で投与し、他の例では、1日に2回約75mg〜約125mg投与し、さらに他の例では、1日に2回約100mg投与し、(2)ドセタキセル(例えば、Taxotere(登録商標))を週に1回約10〜約45mg/m2の量で投与し、(3)カルボプラチンを、週に1回、約2〜約3のAUCを提供する量で投与する。
他の例(例えば、非小細胞肺癌の治療)では、(1)式1.0の化合物を1日に2回約50mg〜約200mgの量で投与し、他の例では、1日に2回約75mg〜約125mg投与し、さらに他の例では、1日に2回約100mg投与し、(2)ドセタキセル(例えば、Taxotere(登録商標))を週に1回約10〜約45mg/m2の量で投与し、(3)シスプラチンを週に1回約20〜約40mg/m2の量で投与する。
他の例(例えば、非小細胞肺癌の治療)では、(1)式1.0の化合物を1日に2回約50mg〜約200mgの量で投与し、他の例では、1日に2回約75mg〜約125mg投与し、さらに他の例では、1日に2回約100mg投与し、(2)パクリタキセル(例えば、Taxol(登録商標)を3週間毎に1回を約150〜約250mg/m2の量で投与し、他の例では、約175〜約225mg/m2、さらに他の例では175mg/m2の量で投与し、(3)カルボプラチンを、3週間毎に1回、約5〜約8のAUCを提供する量で投与し、他の例では6のAUCを提供する量で投与する。
非小細胞肺癌を治療する他の例では、(1)式1.0の化合物を1日に2回100mgの量で投与し、(2)パクリタキセル(例えば、Taxol(登録商標)を3週間毎に1回175mg/m2の量で投与し、(3)カルボプラチンを3週間毎に1回6のAUCを提供する量で投与する。
他の例(例えば、非小細胞肺癌の治療)では、(1)式1.0の化合物を1日に2回約50mg〜約200mgの量で投与し、他の例では、1日に2回約75mg〜約125mgを投与し、さらに他の例では、1日に2回約100mgを投与し、(2)パクリタキセル(例えば、Taxol(登録商標)を3週間毎に1回約150〜約250mg/m2の量で投与し、他の例では、約175〜約225mg/m2投与し、(3)シスプラチンを3週間毎に1回約60〜約100mg/m2の量で投与する。
他の例(例えば、非小細胞肺癌の治療)では、(1)式1.0の化合物を1日に2回約50mg〜約200mgの量で投与し、他の例では、1日に2回約75mg〜約125mgを投与し、さらに他の例では、1日に2回約100mgを投与し、(2)ドセタキセル(例えば、Taxotere(登録商標)を3週間毎に1回約50〜約100mg/m2の量で投与し、(3)カルボプラチンを3週間毎に1回、約5〜約8のAUCを提供する量で投与する。
他の例(例えば、非小細胞肺癌の治療)では、(1)式1.0の化合物を1日に2回約50mg〜約200mgの量で投与し、他の例では、1日に2回約75mg〜約125mgを投与し、さらに他の例では、1日に2回約100mgを投与し、(2)ドセタキセル(例えば、Taxotere(登録商標)を3週間毎に1回約50〜約100mg/m2の量で投与し、(3)シスプラチンを3週間毎に1回約60〜約100mg/m2の量で投与する。
式1.0の化合物、ドセタキセルおよびカルボプラチンを用いて非小細胞肺癌を治療する他の例では、(1)式1.0の化合物を1日に2回約50mg〜約200mgの量で投与し、他の例では、1日に2回約75mg〜約125mgを投与し、さらに他の例では、1日に2回約100mgを投与し、(2)ドセタキセル(例えば、Taxotere(登録商標)を3週間毎に1回約75mg/m2の量で投与し、(3)カルボプラチンを、3週間毎に1回、約6のAUCを提供する量で投与する。
上記非小細胞肺癌の治療の他の例では、ドセタキセル(例えば、Taxotere(登録商標))とシスプラチン、ドセタキセル(例えば、Taxotere(登録商標))とカルボプラチン、パクリタキセル(例えば、Taxol(登録商標))とカルボプラチン、またはパクリタキセル(例えば、Taxol(登録商標))とシスプラチンを同じ日に投与する。
他の例(例えば、CML)では、(1)式1.0の化合物を1日に2回投与される約100mg〜約200mgの量で投与し、(2)Gleevecを経口で約400〜約800mg/日の量で投与し、(3)インターフェロン(Intron−A)を週に3回約5〜約2000万lUの量で投与する。
他の例(例えば、CML)では、(1)式1.0の化合物を1日に2回投与される約100mg〜約200mgの量で投与し、(2)Gleevecを経口で約400〜約800mg/日の量で投与し、(3)ペグ化インターフェロン(Peg−IntronまたはPegasys)を約3〜約6μg/kg/日の量で投与する。
他の例(例えば、非ホジキンリンパ腫)では、(1)式1.0の化合物を1日に2回約50mg〜約200mgの量で投与し、他の例では、1日に2回約75mg〜約125mgを投与し、さらに他の例では、1日に2回約100mgを投与し、(2)ゲナセンス(BCL−2に対するアンチセンス)を、3〜4週間ごとに5〜7日間、約2〜約5mg/kg/日(例えば、3mg/kg/日)の用量で連続IV注入により投与する。
他の例(例えば、多発性骨髄腫)では、(1)式1.0の化合物を1日に2回約50mg〜約200mgの量で投与し、他の例では、1日に2回約75mg〜約125mgを投与し、さらに他の例では、1日に2回約100mgを投与し、(2)プロテアソーム阻害剤(例えば、PS−341−Millenium)を約1.5mg/m2の量で、連続して2週間、週に2回投与し、1週間休止する。
他の例(例えば、多発性骨髄腫)では、(1)式1.0の化合物を1日に2回約50mg〜約200mgの量で投与し、他の例では、1日に2回約75mg〜約125mgを投与し、さらに他の例では、1日に2回約100mgを投与し、(2)サリドマイド(または関連イミド)を、経口で約200〜約800mg/日の量で再発するかまたは毒性が出るまで連続的に投薬する。
本発明の癌を治療する方法の一実施形態では、化学療法剤は、パクリタキセル、ドセタキセル、カルボプラチン、シスプラチン、ゲムシタビン、タモキシフェン、Herceptin、セツキシマブ、Tarceva、Iressa、ベバシズマブ、ナベルビン、IMC−1C11、SU5416およびSU6688からなる群から選択される。
本発明の癌を治療する方法の他の実施形態では、化学療法剤は、パクリタキセル、ドセタキセル、カルボプラチン、シスプラチン、ナベルビン、ゲムシタビンおよびHerceptinからなる群から選択される。
したがって、本発明の1つの実施形態は、癌を治療する方法であって、そうした治療を必要とする患者に、治療有効量の式1.0の化合物、タキサンおよび白金配位化合物を投与する工程を含む方法を対象とする。
本発明の他の実施形態は、癌を治療する方法であって、そうした治療を必要とする患者に、治療有効量の式1.0の化合物、タキサンおよび白金配位化合物を投与する工程を含み、前記式1.0の化合物を毎日投与し、前記タキサンをサイクル当たり週に1回投与し、前記白金コーディネーター化合物をサイクル当たり週に1回投与する方法を対象とする。他の実施形態では、その治療はサイクル当たり1〜4週間である。
本発明の他の実施形態は、癌を治療する方法であって、そうした治療を必要とする患者に、治療有効量の式1.0の化合物、タキサンおよび白金配位化合物を投与する工程を含み、前記式1.0の化合物を毎日投与し、前記タキサンをサイクル当たり3週間毎に1回投与し、前記白金コーディネーター化合物をサイクル当たり3週間毎に1回投与する方法を対象とする。他の実施形態では、その治療はサイクル当たり1〜3週間である。
本発明の他の実施形態は、癌を治療する方法であって、そうした治療を必要とする患者に、治療有効量の式1.0の化合物、パクリタキセルおよびカルボプラチンを投与する工程を含む方法を対象とする。他の実施形態では、前記式1.0の化合物を毎日投与し、前記パクリタキセルをサイクル当たり週に1回投与し、前記カルボプラチンをサイクル当たり週に1回投与する。他の実施形態では、その治療はサイクル当たり1〜4週間である。
本発明の他の実施形態は、癌を治療する方法であって、そうした治療を必要とする患者に、治療有効量の式1.0の化合物、パクリタキセルおよびカルボプラチンを投与する工程を含む方法を対象とする。他の実施形態では、前記式1.0の化合物を毎日投与し、前記パクリタキセルをサイクル当たり3週間毎に1回投与し、前記カルボプラチンをサイクル当たり3週間毎に1回投与する。他の実施形態では、その治療はサイクル当たり1〜3週間である。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の非小細胞肺癌を治療するための方法であって、治療有効量の式1.0の化合物を毎日投与し、治療有効量のカルボプラチンをサイクル当たり週に1回投与し、治療有効量のパクリタキセルをサイクル当たり週に1回投与することを含み、この治療をサイクル当たり1〜4週間施す方法を対象とする。他の実施形態では、前記式1.0の化合物を日に2回投与する。他の実施形態では、前記カルボプラチンと前記パクリタキセルを同じ日に投与し、他の実施形態では、前記カルボプラチンおよび前記パクリタキセルを連続的に投与し、他の実施形態では、前記カルボプラチンを前記パクリタキセルの後に投与する。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の非小細胞肺癌を治療するための方法であって、治療有効量の式1.0の化合物を毎日投与し、治療有効量のカルボプラチンをサイクル当たり3週間毎に1回投与し、治療有効量のパクリタキセルをサイクル当たり3週間毎に1回投与することを含み、この治療を1〜3週間施す工程を含む方法を対象とする。他の実施形態では、式1.0の化合物を1日に2回投与する。他の実施形態では、前記カルボプラチンと前記パクリタキセルを同じ日に投与し、他の実施形態では、前記カルボプラチンと前記パクリタキセルを連続的に投与し、他の実施形態では、前記カルボプラチンを前記パクリタキセルの後に投与する。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の非小細胞肺癌を治療するための方法であって、1日に2回約50〜約200mgの式1.0の化合物を投与し、カルボプラチンをサイクル当たり週に1回約2〜約8(他の実施形態では、約2〜約3)のAUCを提供する量で投与し、サイクル当たり週に1回、約60〜約300mg/m2(他の実施形態では、約50〜100mg/m2、さらに他の実施形態では約60〜約80mg/m2)のパクリタキセルを投与する工程を含み、この治療をサイクル当たり1〜4週間施す方法を対象とする。他の実施形態では、前記式1.0の化合物を1日に2回約75〜約125mgの量で投与し、他の実施形態では、1日に2回約100mg投与する。他の実施形態では、前記カルボプラチンと前記パクリタキセルを同じ日に投与し、他の実施形態では、前記カルボプラチンと前記パクリタキセルを連続的に投与し、他の実施形態では、前記カルボプラチンを前記パクリタキセルの後に投与する。
他の実施形態では、本発明は、そうした治療を必要とする患者の非小細胞肺癌を治療するための方法であって、1日に2回約50〜約200mgの式1.0の化合物を投与し、カルボプラチンを、サイクル当たり3週間毎に1回約2〜約8(他の実施形態では約5〜約8、他の実施形態では6)のAUCを提供する量で投与し、サイクル当たり3週間毎に1回、約150〜約250mg/m2(他の実施形態では約175〜約225mg/m2、他の実施形態では175mg/m2)のパクリタキセルを投与する工程を含み、この治療を1〜3週間施す方法を対象とする。他の実施形態では、前記式1.0の化合物を1日に2回約75〜約125mgの量で投与し、他の実施形態では、1日に2回約100mg投与する。他の実施形態では、前記カルボプラチンと前記パクリタキセルを同じ日に投与し、他の実施形態では、前記カルボプラチンと前記パクリタキセルを連続的に投与し、他の実施形態では、前記カルボプラチンを前記パクリタキセルの後に投与する。
本発明の他の実施形態は、パクリタキセルおよびカルボプラチンの代わりに、その方法で共に使用するタキサンおよび白金コーディネーター化合物が、(1)ドセタキセル(Taxotere(登録商標))およびシスプラチン、(2)パクリタキセルおよびシスプラチン、ならびに(3)ドセタキセルおよびカルボプラチンであること以外は、上記実施形態(すなわち、癌をタキサンおよび白金コーディネーター化合物で治療し、かつ非小細胞肺癌をタキサンおよび白金コーディネーター化合物で治療することを対象とした実施形態)で説明したような癌を治療する方法を対象とする。本発明の方法の他の実施形態では、シスプラチンを約30〜約100mg/m2の量で使用する。本発明の方法の他の実施形態では、ドセタキセルを約30〜約100mg/m2の量で使用する。
他の実施形態では、本発明は、癌を治療する方法であって、そうした治療を必要とする患者に、治療有効量の式1.0の化合物、タキサン、および抗体であるEGF阻害剤を投与する工程を含む方法を提供する。他の実施形態では、使用するタキサンはパクリタキセルであり、EGF阻害剤はHER2抗体(一実施形態では、Herceptin)またはセツキシマブであり、他の実施形態では、Herceptinを使用する。治療の期間、ならびに前記式1.0の化合物およびタキサンの量および投与は上記実施形態に記載されている通りである。抗体であるEGF阻害剤はサイクル当たり週に1回投与し、他の実施形態では、タキサンと同じ日に投与し、他の実施形態では、タキサンと連続的に投与する。例えば、Herceptinを、約3〜約5mg/m2(他の実施形態では、約4mg/m2)の負荷用量で投与し、次いで治療サイクル(通常そのサイクルは1〜4週間)の残りに対し、サイクル当たり週に1回約2mg/m2の維持用量で投与する。一実施形態では、治療される癌は乳癌である。
他の実施形態では、本発明は、癌を治療する方法であって、そうした治療を必要とする患者に、治療有効量の(1)式1.0の化合物、(2)タキサン、ならびに(3)(a)小分子であるEGF阻害剤、(b)抗体であるVEGF阻害剤および(c)小分子であるVEGFキナーゼ阻害剤からなる群から選択される抗新生物薬を投与する工程を含む方法を対象とする。他の実施形態では、タキサン、パクリタキセルまたはドセタキセルを使用する。他の実施形態では、抗新生物薬は、tarceva、Iressa、ベバシズマブ、SU5416、SU6688およびBAY43−9006からなる群から選択される。治療の期間、ならびに前記式1.0の化合物およびタキサンの量および投与は上記実施形態に記載されている通りである。抗体であるVEGFキナーゼ阻害剤を通常サイクル当たり週に1回投与する。小分子であるEGF阻害剤およびVEGF阻害剤を通常サイクル当たり毎日投与する。他の実施形態では、抗体であるVEGF阻害剤をタキサンと同じ日に投与し、他の実施形態では、タキサンと同時に投与する。他の実施形態では、小分子であるEGF阻害剤または小分子であるVEGF阻害剤をタキサンと同じ日に投与する場合、その投与はタキサンと同時である。EGFキナーゼ阻害剤またはVEGFキナーゼ阻害剤は通常約10〜約500mg/m2の量で投与する。
他の実施形態では、本発明は、癌を治療する方法であって、そうした治療を必要とする患者に、治療有効量の式1.0の化合物、抗腫瘍性ヌクレオシド誘導体および白金配位化合物を投与する工程を含む方法を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者に治療有効量の式1.0の化合物、抗腫瘍性ヌクレオシド誘導体および白金配位化合物を投与する工程を含む、癌を治療する方法であって、前記式1.0の化合物を毎日投与し、前記抗腫瘍性ヌクレオシド誘導体をサイクル当たり週に1回投与し、前記白金コーディネーター化合物をサイクル当たり週に1回を投与する方法を対象とする。その治療は、サイクル当たり1〜4週間であってよいが、一実施形態では、その治療はサイクル当たり1〜7週間である。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者に治療有効量の式1.0の化合物、抗腫瘍性ヌクレオシド誘導体および白金配位化合物を投与する工程を含む、癌を治療する方法であって、前記式1.0の化合物を毎日投与し、前記抗腫瘍性ヌクレオシド誘導体をサイクル当たり週に1回投与し、前記白金コーディネーター化合物をサイクル当たり3週間毎に1回を投与する方法を対象とする。その治療は、サイクル当たり1〜4週間であってよいが、一実施形態では、その治療はサイクル当たり1〜7週間である。
本発明の他の実施形態は、癌を治療する方法であって、そうした治療を必要とする患者に、治療有効量の式1.0の化合物、ゲムシタビンおよびシスプラチンを投与する工程を含む方法を対象とする。他の実施形態では、前記式1.0の化合物を毎日投与し、前記ゲムシタビンをサイクル当たり週に1回投与し、前記シスプラチンをサイクル当たり週に1回を投与する。一実施形態では、その治療はサイクル当たり1〜7週間である。
本発明の他の実施形態は、癌を治療する方法であって、そうした治療を必要とする患者に、治療有効量の式1.0の化合物、ゲムシタビンおよびシスプラチンを投与する工程を含む方法を対象とする。他の実施形態では、前記式1.0の化合物を毎日投与し、前記ゲムシタビンをサイクル当たり週に1回投与し、前記シスプラチンをサイクル当たり3週間毎に1回投与する。他の実施形態では、その治療は1〜7週間である。
本発明の他の実施形態は、癌を治療する方法であって、そうした治療を必要とする患者に、治療有効量の式1.0の化合物、ゲムシタビンおよびカルボプラチンを投与する工程を含む方法を対象とする。他の実施形態では、前記式1.0の化合物を毎日投与し、前記ゲムシタビンをサイクル当たり週に1回投与し、前記カルボプラチンをサイクル当たり週に1回投与する。他の実施形態では、その治療はサイクル当たり1〜7週間である。
本発明の他の実施形態は、癌を治療する方法であって、そうした治療を必要とする患者に、治療有効量の式1.0の化合物、ゲムシタビンおよびカルボプラチンを投与する工程を含む方法を対象とする。他の実施形態では、前記式1.0の化合物を毎日投与し、前記ゲムシタビンをサイクル当たり週に1回投与し、前記カルボプラチンをサイクル当たり3週間毎に1回投与する。他の実施形態では、その治療はサイクル当たり1〜7週間である。
ゲムシタビンを使用する上記実施形態では、式1.0の化合物および白金コーディネーター化合物を、タキサンを用いた実施形態について上記したようにして投与する。ゲムシタビンは約500〜約1250mg/m2の量で投与する。一実施形態では、ゲムシタビンを白金コーディネーター化合物と同じ日に投与し、他の実施形態では、白金コーディネーター化合物と連続的に投与し、他の実施形態では、ゲムシタビンを白金コーディネーター化合物の後に投与する。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の癌を治療する方法であって、前記患者に式1.0の化合物、ならびに、すべて上記したような、(1)抗体であるEGF阻害剤、(2)小分子であるEGF阻害剤、(3)抗体であるVEGF阻害剤および(4)小分子であるVEGFキナーゼ阻害剤から選択される抗新生物薬を投与する工程を含む方法を対象とする。その治療は、サイクル当たり1〜7週間、一般にサイクル当たり1〜4週間である。式1.0の化合物を、本発明の他の実施形態について上記したのと同じ仕方で投与する。小分子抗新生物薬は通常毎日投与し、抗体抗新生物薬は通常サイクル当たり週に1回投与する。一実施形態では、抗新生物薬は、Herceptin、セツキシマブ、Tarceva、Iressa、ベバシズマブ、IMC−1C11、SU5416、SU6688およびBAY43−9006からなる群から選択される。
白金コーディネーター化合物のほかに少なくとも1つの他の抗新生物薬も使用する本発明の実施形態では、これらの薬物を連続的に投与し、その白金コーディネーター化合物は、通常他の抗新生物薬を投与した後で投与する。
本発明の他の実施形態は、上記で説明した実施形態における式1.0の化合物および抗新生物薬の投与に加えて、治療有効量の放射線を患者に投与することを含む。放射線は、当業者に周知の技術およびプロトコールにしたがって投与する。
本発明の他の実施形態は、少なくとも2つの異なる化学療法剤および静脈内投与のための薬学的に許容される担体を含む医薬組成物を対象とする。その薬学的に許容される担体は、等張食塩水(0.9%NaCl)またはデキストロース溶液(例えば、5%デキストロース)であることが好ましい。
本発明の他の実施形態は、式1.0の化合物および少なくとも2つの異なる抗新生物薬ならびに静脈内投与のための薬学的に許容される担体を含む医薬組成物を対象とする。その薬学的に許容される担体は等張食塩水(0.9%NaCl)またはデキストロース溶液(例えば、5%デキストロース)であることが好ましい。
本発明の他の実施形態は、式1.0の化合物および少なくとも1つの抗新生物薬ならびに静脈内投与のための薬学的に許容される担体を含む医薬組成物を対象とする。その薬学的に許容される担体は等張食塩水(0.9%NaCl)またはデキストロース溶液(例えば、5%デキストロース)であることが好ましい。
本発明の他の実施形態は、少なくとも1(例えば、1)つの式1.0の化合物と、乳癌を治療するための薬物の併用を対象とする。すなわち、本発明は、乳癌を治療するための併用療法を対象とする。当業者は、式1.0の化合物および薬物が一般に、個別の医薬組成物として投与されることを理解されよう。2つ以上の薬物を含む医薬組成物の使用は本発明の範囲内である。
したがって、本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の乳癌(すなわち、閉経後および閉経前の乳癌、例えばホルモン依存性乳癌)を治療(または予防)する方法であって、前記患者に治療有効量の少なくとも1(例えば、1)つの式1.0の化合物ならびに(a)アロマターゼ阻害剤、(b)抗エストロゲン剤および(c)LHRH類似体からなる群から選択される治療有効量の少なくとも1つの抗ホルモン剤を投与する工程を含み、前記治療が少なくとも1つの化学療法剤を投与する工程を任意選択で含む方法を対象とする。
式1.0の化合物は好ましくは経口で投与し、一実施形態では、カプセル剤の形態で投与する。
アロマターゼ阻害剤の例には、これらに限定されないが、アナストロゾール(例えば、Arimidex)、レトロゾール(例えば、Femara)、エキセメスタン(Aromasin)、ファドロゾールおよびフォルメスタン(例えば、Lentaron)が含まれる。
抗エストロゲン剤の例には、これらに限定されないが、タモキシフェン(例えば、Nolvadex)、フルベストラント(例えば、Faslodex)、ラロキシフェン(例えば、Evista)およびアコルビフェンが含まれる。
LHRH類似体の例には、これらに限定されないが、ゴセレリン(例えば、Zoladex)およびロイプロリド(例えば、LupronまたはLupron Depotなどの酢酸ロイプロリド)が含まれる。
化学療法剤の例には、これらに限定されないが、トラスツズマブ(例えば、Herceptin)、ゲフィチニブ(例えば、lressa)、エルロチニブ(例えば、TarcevaなどのエルロチニブHCl)、ベバシズマブ(例えば、Avastin)、セツキシマブ(例えば、Erbitux)およびボルテゾミブ(例えば、Velcade)が含まれる。
2つ以上の抗ホルモン剤を使用する場合、各薬剤は、異なるカテゴリーの薬剤から選択することが好ましい。例えば、1つの薬剤はアロマターゼ阻害剤(例えば、アナストロゾール、レトロゾールまたはエキセメスタン)であり、1つの薬剤は抗エストロゲン剤(例えば、タモキシフェンまたはフルベストラント)である。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の乳癌を治療または予防する方法であって、前記治療が、治療有効量の少なくとも1(例えば、1)つの式1.0の化合物、および(a)アロマターゼ阻害剤、(b)抗エストロゲン剤および(c)LHRH類似体からなる群から選択される少なくとも1つの抗ホルモン剤を投与する工程を含み、かつ、有効量の少なくとも1つの化学療法剤を投与する工程を含む方法を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の乳癌を治療または予防する方法であって、前記治療が、治療有効量の少なくとも1(例えば、1)つの式1.0の化合物、および(a)アロマターゼ阻害剤、(b)抗エストロゲン剤および(c)LHRH類似体からなる群から選択される少なくとも1つの抗ホルモン剤を投与する工程を含む方法を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の乳癌を治療または予防する方法であって、前記治療が、治療有効量の少なくとも1(例えば、1)つの式1.0の化合物、および(a)アロマターゼ阻害剤および(b)抗エストロゲン剤からなる群から選択される少なくとも1つの抗ホルモン剤を投与する工程を含む方法を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の乳癌を治療または予防する方法であって、前記治療が、治療有効量の少なくとも1(例えば、1)つの式1.0の化合物、(a)アロマターゼ阻害剤および(b)抗エストロゲン剤からなる群から選択される少なくとも1つの抗ホルモン剤、ならびに少なくとも1つの化学療法剤を投与する工程を含む方法を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の乳癌を治療または予防する方法であって、前記治療が、治療有効量の少なくとも1(例えば、1)つの式1.0の化合物および少なくとも1つのアロマターゼ阻害剤を投与する工程を含む方法を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の乳癌を治療または予防する方法であって、前記治療が、治療有効量の少なくとも1(例えば、1)つの式1.0の化合物、少なくとも1つのアロマターゼ阻害剤および少なくとも1つの化学療法剤を投与する工程を含む方法を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の乳癌を治療または予防する方法であって、前記治療が、治療有効量の(1)少なくとも1(例えば、1)つの式1.0の化合物、ならびに(2)(a)アナストロゾール、レトロゾール、エキセメスタン、ファドロゾールおよびフォルメスタンからなる群から選択されるアロマターゼ阻害剤、(b)タモキシフェン、フルベストラント、ラロキシフェンおよびアコルビフェンからなる群から選択される抗エストロゲン剤、および(c)ゴセレリンおよびロイプロリドからなる群から選択されるLHRH類似体からなる群から選択される少なくとも1つの抗ホルモン剤を投与し、かつ、トラスツズマブ、ゲフィチニブ、エルロチニブ、ベバシズマブ、セツキシマブおよびボルテゾミブからなる群から選択される有効量の少なくとも1つの化学療法剤を投与する工程を含む方法を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の乳癌を治療または予防する方法であって、前記治療が、治療有効量の(1)少なくとも1(例えば、1)つの式1.0の化合物、ならびに(2)(a)アナストロゾール、レトロゾール、エキセメスタン、ファドロゾールおよびフォルメスタンからなる群から選択されるアロマターゼ阻害剤、(b)タモキシフェン、フルベストラント、ラロキシフェンおよびアコルビフェンからなる群から選択される抗エストロゲン剤、および(c)ゴセレリンおよびロイプロリドからなる群から選択されるLHRH類似体からなる群から選択される少なくとも1つの抗ホルモン剤を投与する工程を含む方法を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の乳癌を治療または予防する方法であって、前記治療が、治療有効量の(1)少なくとも1(例えば、1)つの式1.0の化合物、ならびに(2)(a)アナストロゾール、レトロゾール、エキセメスタン、ファドロゾールおよびフォルメスタンからなる群から選択されるアロマターゼ阻害剤、および(b)タモキシフェン、フルベストラント、ラロキシフェンおよびアコルビフェンからなる群から選択される抗エストロゲン剤からなる群から選択される少なくとも1つの抗ホルモン剤を投与する工程を含む方法を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の乳癌を治療または予防する方法であって、前記治療が、治療有効量の(1)少なくとも1(例えば、1)つの式1.0の化合物、ならびに(2)(a)アナストロゾール、レトロゾール、エキセメスタン、ファドロゾールおよびフォルメスタンからなる群から選択されるアロマターゼ阻害剤、(b)タモキシフェン、フルベストラント、ラロキシフェンおよびアコルビフェンからなる群から選択される抗エストロゲン剤からなる群から選択される少なくとも1つの抗ホルモン剤を投与し、かつ、トラスツズマブ、ゲフィチニブ、エルロチニブ、ベバシズマブ、セツキシマブおよびボルテゾミブからなる群から選択される有効量の少なくとも1つの化学療法剤を投与する工程を含む方法を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の乳癌を治療または予防する方法であって、前記治療が、治療有効量の(1)少なくとも1(例えば、1)つの式1.0の化合物、ならびに(2)アナストロゾール、レトロゾール、エキセメスタン、ファドロゾールおよびフォルメスタンからなる群から選択される少なくとも1つのアロマターゼ阻害剤を投与する工程を含む方法を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の乳癌を治療または予防する方法であって、前記治療が、治療有効量の(1)少なくとも1(例えば、1)つの式1.0の化合物、(2)アナストロゾール、レトロゾール、エキセメスタン、ファドロゾールおよびフォルメスタンからなる群から選択される少なくとも1つのアロマターゼ阻害剤を投与し、かつ、(3)トラスツズマブ、ゲフィチニブ、エルロチニブ、ベバシズマブ、セツキシマブおよびボルテゾミブからなる群から選択される有効量の少なくとも1つの化学療法剤を投与する工程を含む方法を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の乳癌を治療または予防する方法であって、前記治療が、治療有効量の(1)少なくとも1(例えば、1)つの式1.0の化合物、(2)少なくとも1つのアロマターゼ阻害剤、および(3)少なくとも1つのLHRH類似体を投与する工程を含む方法を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の乳癌を治療または予防する方法であって、前記治療が、治療有効量の(1)少なくとも1(例えば、1)つの式1.0の化合物、(2)少なくとも1つの抗エストロゲン剤、および(3)少なくとも1つのLHRH類似体を投与する工程を含む方法を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の乳癌を治療または予防する方法であって、前記治療が、治療有効量の(1)少なくとも1(例えば、1)つの式1.0の化合物、(2)アナストロゾール、レトロゾール、エキセメスタン、ファドロゾールおよびフォルメスタンからなる群から選択される少なくとも1つのアロマターゼ阻害剤、ならびに(3)ゴセレリンおよびロイプロリドからなる群から選択される少なくとも1つのLHRH類似体を投与する工程を含む方法を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の乳癌を治療または予防する方法であって、前記治療が、治療有効量の(1)少なくとも1(例えば、1)つの式1.0の化合物、(2)タモキシフェン、フルベストラント、ラロキシフェンおよびアコルビフェンからなる群から選択される少なくとも1つの抗エストロゲン剤、ならびに(3)ゴセレリンおよびロイプロリドからなる群から選択される少なくとも1つのLHRH類似体を投与する工程を含む方法を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の乳癌を治療または予防する方法であって、前記治療が、治療有効量の少なくとも1(例えば、1)つの式1.0の化合物およびアナストロゾールを投与する工程を含む方法を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の乳癌を治療または予防する方法であって、前記治療が、治療有効量の少なくとも1(例えば、1)つの式1.0の化合物およびレトロゾール(Letrazole)を投与する工程を含む方法を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の乳癌を治療または予防する方法であって、前記治療が、治療有効量の少なくとも1(例えば、1)つの式1.0の化合物およびエキセメスタンを投与する工程を含む方法を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の乳癌を治療または予防する方法であって、前記治療が、治療有効量の少なくとも1(例えば、1)つの式1.0の化合物およびファドロゾールを投与する工程を含む方法を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の乳癌を治療または予防する方法であって、前記治療が、治療有効量の少なくとも1(例えば、1)つの式1.0の化合物およびフォルメスタンを投与する工程を含む方法を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の乳癌を治療または予防する方法であって、前記治療が、治療有効量の少なくとも1(例えば、1)つの式1.0の化合物およびタモキシフェンを投与する工程を含む方法を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の乳癌を治療または予防する方法であって、前記治療が、治療有効量の少なくとも1(例えば、1)つの式1.0の化合物、フルベストラントを投与する工程を含む方法を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の乳癌を治療または予防する方法であって、前記治療が、治療有効量の少なくとも1(例えば、1)つの式1.0の化合物およびラロキシフェンを投与する工程を含む方法を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の乳癌を治療または予防する方法であって、前記治療が、治療有効量の少なくとも1(例えば、1)つの式1.0の化合物およびアコルビフェンを投与する工程を含む方法を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の乳癌を治療または予防する方法であって、前記治療が、治療有効量の少なくとも1(例えば、1)つの式1.0の化合物およびゴセレリンを投与する工程を含む方法を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の乳癌を治療または予防する方法であって、前記治療が、治療有効量の少なくとも1(例えば、1)つの式1.0の化合物およびロイプロリドを投与する工程を含む方法を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の乳癌を治療または予防する方法であって、前記治療が、治療有効量の少なくとも1(例えば、1)つの式1.0の化合物、アナストロゾール、ならびにタモキシフェン、フルベストラント、ラロキシフェンおよびアコルビフェンからなる群から選択される抗エストロゲン剤を投与する工程を含む方法を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の乳癌を治療または予防する方法であって、前記治療が、治療有効量の少なくとも1(例えば、1)つの式1.0の化合物、レトロゾール、ならびにタモキシフェン、フルベストラント、ラロキシフェンおよびアコルビフェンからなる群から選択される抗エストロゲン剤を投与する工程を含む方法を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の乳癌を治療または予防する方法であって、前記治療が、治療有効量の少なくとも1(例えば、1)つの式1.0の化合物、エキセメスタン、ならびにタモキシフェン、フルベストラント、ラロキシフェンおよびアコルビフェンからなる群から選択される抗エストロゲン剤を投与する工程を含む方法を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の乳癌を治療または予防する方法であって、前記治療が、治療有効量の少なくとも1(例えば、1)つの式1.0の化合物、ファドロゾール、ならびにタモキシフェン、フルベストラント、ラロキシフェンおよびアコルビフェンからなる群から選択される抗エストロゲン剤を投与する工程を含む方法を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の乳癌を治療または予防する方法であって、前記治療が、治療有効量の少なくとも1(例えば、1)つの式1.0の化合物、フォルメスタン、ならびにタモキシフェン、フルベストラント、ラロキシフェンおよびアコルビフェンからなる群から選択される抗エストロゲン剤を投与する工程を含む方法を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の乳癌を治療または予防する方法であって、前記治療が、治療有効量の少なくとも1(例えば、1)つの式1.0の化合物、アナストロゾールおよびタモキシフェンを投与する工程を含む方法を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の乳癌を治療または予防する方法であって、前記治療が、治療有効量の少なくとも1(例えば、1)つの式1.0の化合物、レトロゾールおよびタモキシフェンを投与する工程を含む方法を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の乳癌を治療または予防する方法であって、前記治療が、治療有効量の少なくとも1(例えば、1)つの式1.0の化合物、エキセメスタンおよびタモキシフェンを投与する工程を含む方法を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の乳癌を治療または予防する方法であって、前記治療が、治療有効量の少なくとも1(例えば、1)つの式1.0の化合物、ファドロゾールおよびタモキシフェンを投与する工程を含む方法を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の乳癌を治療または予防する方法であって、前記治療が、治療有効量の少なくとも1(例えば、1)つの式1.0の化合物、フォルメスタンおよびタモキシフェンを投与する工程を含む方法を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の乳癌を治療または予防する方法であって、前記治療が、治療有効量の少なくとも1(例えば、1)つの式1.0の化合物、アナストロゾールおよびフルベストラントを投与する工程を含む方法を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の乳癌を治療または予防する方法であって、前記治療が、治療有効量の少なくとも1(例えば、1)つの式1.0の化合物、レトロゾールおよびフルベストラントを投与する工程を含む方法を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の乳癌を治療または予防する方法であって、前記治療が、治療有効量の少なくとも1(例えば、1)つの式1.0の化合物、エキセメスタンおよびフルベストラントを投与する工程を含む方法を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の乳癌を治療または予防する方法であって、前記治療が、治療有効量の少なくとも1(例えば、1)つの式1.0の化合物、ファドロゾールおよびフルベストラントを投与する工程を含む方法を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の乳癌を治療または予防する方法であって、前記治療が、治療有効量の少なくとも1(例えば、1)つの式1.0の化合物、フォルメスタンおよびフルベストラントを投与する工程を含む方法を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の乳癌を治療または予防する方法であって、前記治療が、治療有効量の少なくとも1(例えば、1)つの式1.0の化合物、アナストロゾール、ならびにトラスツズマブ、ゲフィチニブ、エルロチニブ、ベバシズマブ、セツキシマブおよびボルテゾミブからなる群から選択される化学療法剤を投与する工程を含む方法を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の乳癌を治療または予防する方法であって、前記治療が、治療有効量の少なくとも1(例えば、1)つの式1.0の化合物、レトロゾール、ならびにトラスツズマブ、ゲフィチニブ、エルロチニブ、ベバシズマブ、セツキシマブおよびボルテゾミブからなる群から選択される化学療法剤を投与する工程を含む方法を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の乳癌を治療または予防する方法であって、前記治療が、治療有効量の少なくとも1(例えば、1)つの式1.0の化合物、エキセメスタン、ならびにトラスツズマブ、ゲフィチニブ、エルロチニブ、ベバシズマブ、セツキシマブおよびボルテゾミブからなる群から選択される化学療法剤を投与する工程を含む方法を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の乳癌を治療または予防する方法であって、前記治療が、治療有効量の少なくとも1(例えば、1)つの式1.0の化合物、ファドロゾール、ならびにトラスツズマブ、ゲフィチニブ、エルロチニブ、ベバシズマブ、セツキシマブおよびボルテゾミブからなる群から選択される化学療法剤を投与する工程を含む方法を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の乳癌を治療または予防する方法であって、前記治療が、治療有効量の少なくとも1(例えば、1)つの式1.0の化合物、フォルメスタン、ならびにトラスツズマブ、ゲフィチニブ、エルロチニブ、ベバシズマブ、セツキシマブおよびボルテゾミブからなる群から選択される化学療法剤を投与する工程を含む方法を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の乳癌を治療または予防する方法であって、前記治療が、治療有効量の少なくとも1(例えば、1)つの式1.0の化合物、タモキシフェン、ならびにトラスツズマブ、ゲフィチニブ、エルロチニブ、ベバシズマブ、セツキシマブおよびボルテゾミブからなる群から選択される化学療法剤を投与する工程を含む方法を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の乳癌を治療または予防する方法であって、前記治療が、治療有効量の少なくとも1(例えば、1)つの式1.0の化合物、フルベストラント、ならびにトラスツズマブ、ゲフィチニブ、エルロチニブ、ベバシズマブ、セツキシマブおよびボルテゾミブからなる群から選択される化学療法剤を投与する工程を含む方法を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の乳癌を治療または予防する方法であって、前記治療が、治療有効量の少なくとも1(例えば、1)つの式1.0の化合物、ラロキシフェン、ならびにトラスツズマブ、ゲフィチニブ、エルロチニブ、ベバシズマブ、セツキシマブおよびボルテゾミブからなる群から選択される化学療法剤を投与する工程を含む方法を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の乳癌を治療または予防する方法であって、前記治療が、治療有効量の少なくとも1(例えば、1)つの式1.0の化合物、アコルビフェン、ならびにトラスツズマブ、ゲフィチニブ、エルロチニブ、ベバシズマブ、セツキシマブおよびボルテゾミブからなる群から選択される化学療法剤を投与する工程を含む方法を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の乳癌を治療または予防する方法であって、前記治療が、治療有効量の少なくとも1(例えば、1)つの式1.0の化合物、ゴセレリン、ならびにトラスツズマブ、ゲフィチニブ、エルロチニブ、ベバシズマブ、セツキシマブおよびボルテゾミブからなる群から選択される化学療法剤を投与する工程を含む方法を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の乳癌を治療または予防する方法であって、前記治療が、治療有効量の少なくとも1(例えば、1)つの式1.0の化合物、ロイプロリド(Leuprolein)、ならびにトラスツズマブ、ゲフィチニブ、エルロチニブ、ベバシズマブ、セツキシマブおよびボルテゾミブからなる群から選択される化学療法剤を投与する工程を含む方法を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の乳癌を治療または予防する方法であって、前記治療が、治療有効量の少なくとも1(例えば、1)つの式1.0の化合物、アナストロゾール、およびタモキシフェン、フルベストラント、ラロキシフェンおよびアコルビフェンからなる群から選択される抗エストロゲン剤、ならびにトラスツズマブ、ゲフィチニブ、エルロチニブ、ベバシズマブ、セツキシマブおよびボルテゾミブからなる群から選択される化学療法剤を投与する工程を含む方法を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の乳癌を治療または予防する方法であって、前記治療が、治療有効量の少なくとも1(例えば、1)つの式1.0の化合物、レトロゾール、およびタモキシフェン、フルベストラント、ラロキシフェンおよびアコルビフェンからなる群から選択される抗エストロゲン剤、ならびにトラスツズマブ、ゲフィチニブ、エルロチニブ、ベバシズマブ、セツキシマブおよびボルテゾミブからなる群から選択される化学療法剤を投与する工程を含む方法を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の乳癌を治療または予防する方法であって、前記治療が、治療有効量の少なくとも1(例えば、1)つの式1.0の化合物、エキセメスタン、およびタモキシフェン、フルベストラント、ラロキシフェンおよびアコルビフェンからなる群から選択される抗エストロゲン剤、ならびに、トラスツズマブ、ゲフィチニブ、エルロチニブ、ベバシズマブ、セツキシマブおよびボルテゾミブからなる群から選択される化学療法剤を投与する工程を含む方法を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の乳癌を治療または予防する方法であって、前記治療が、治療有効量の少なくとも1(例えば、1)つの式1.0の化合物、ファドロゾール、およびタモキシフェン、フルベストラント、ラロキシフェンおよびアコルビフェンからなる群から選択される抗エストロゲン剤、ならびにトラスツズマブ、ゲフィチニブ、エルロチニブ、ベバシズマブ、セツキシマブおよびボルテゾミブからなる群から選択される化学療法剤を投与する工程を含む方法を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の乳癌を治療または予防する方法であって、前記治療が、治療有効量の少なくとも1(例えば、1)つの式1.0の化合物、フォルメスタン、およびタモキシフェン、フルベストラント、ラロキシフェンおよびアコルビフェンからなる群から選択される抗エストロゲン剤、ならびにトラスツズマブ、ゲフィチニブ、エルロチニブ、ベバシズマブ、セツキシマブおよびボルテゾミブからなる群から選択される化学療法剤を投与する工程を含む方法を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の乳癌を治療または予防する方法であって、前記治療が、治療有効量の少なくとも1(例えば、1)つの式1.0の化合物、アナストロゾール、タモキシフェン、ならびにトラスツズマブ、ゲフィチニブ、エルロチニブ、ベバシズマブ、セツキシマブおよびボルテゾミブからなる群から選択される化学療法剤を投与する工程を含む方法を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の乳癌を治療または予防する方法であって、前記治療が、治療有効量の少なくとも1(例えば、1)つの式1.0の化合物、レトロゾール、タモキシフェン、ならびにトラスツズマブ、ゲフィチニブ、エルロチニブ、ベバシズマブ、セツキシマブおよびボルテゾミブからなる群から選択される化学療法剤を投与する工程を含む方法を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の乳癌を治療または予防する方法であって、前記治療が、治療有効量の少なくとも1(例えば、1)つの式1.0の化合物、エキセメスタン、タモキシフェン、ならびにトラスツズマブ、ゲフィチニブ、エルロチニブ、ベバシズマブ、セツキシマブおよびボルテゾミブからなる群から選択される化学療法剤を投与する工程を含む方法を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の乳癌を治療または予防する方法であって、前記治療が、治療有効量の少なくとも1(例えば、1)つの式1.0の化合物、ファドロゾール、タモキシフェン、ならびにトラスツズマブ、ゲフィチニブ、エルロチニブ、ベバシズマブ、セツキシマブおよびボルテゾミブからなる群から選択される化学療法剤を投与する工程を含む方法を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の乳癌を治療または予防する方法であって、前記治療が、治療有効量の少なくとも1(例えば、1)つの式1.0の化合物、フォルメスタン、タモキシフェン、ならびにトラスツズマブ、ゲフィチニブ、エルロチニブ、ベバシズマブ、セツキシマブおよびボルテゾミブからなる群から選択される化学療法剤を投与する工程を含む方法を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の乳癌を治療または予防する方法であって、前記治療が、治療有効量の少なくとも1(例えば、1)つの式1.0の化合物、アナストロゾール、フルベストラント、ならびにトラスツズマブ、ゲフィチニブ、エルロチニブ、ベバシズマブ、セツキシマブおよびボルテゾミブからなる群から選択される化学療法剤を投与する工程を含む方法を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の乳癌を治療または予防する方法であって、前記治療が、治療有効量の少なくとも1(例えば、1)つの式1.0の化合物、レトロゾール、フルベストラント、ならびにトラスツズマブ、ゲフィチニブ、エルロチニブ、ベバシズマブ、セツキシマブおよびボルテゾミブからなる群から選択される化学療法剤を投与する工程を含む方法を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の乳癌を治療または予防する方法であって、前記治療が、治療有効量の少なくとも1(例えば、1)つの式1.0の化合物、エキセメスタン、フルベストラント、ならびにトラスツズマブ、ゲフィチニブ、エルロチニブ、ベバシズマブ、セツキシマブおよびボルテゾミブからなる群から選択される化学療法剤を投与する工程を含む方法を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の乳癌を治療または予防する方法であって、前記治療が、治療有効量の少なくとも1(例えば、1)つの式1.0の化合物、ファドロゾール、フルベストラント、ならびにトラスツズマブ、ゲフィチニブ、エルロチニブ、ベバシズマブ、セツキシマブおよびボルテゾミブからなる群から選択される化学療法剤を投与する工程を含む方法を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の乳癌を治療または予防する方法であって、前記治療が、治療有効量の少なくとも1(例えば、1)つの式1.0の化合物、フォルメスタン、フルベストラント、ならびにトラスツズマブ、ゲフィチニブ、エルロチニブ、ベバシズマブ、セツキシマブおよびボルテゾミブからなる群から選択される化学療法剤を投与する工程を含む方法を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の乳癌を治療または予防する方法であって、前記治療が、治療有効量の少なくとも1(例えば、1)つの式1.0の化合物、ゴセレリンおよびタモキシフェンを投与する工程を含む方法を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の乳癌を治療または予防する方法であって、前記治療が、治療有効量の少なくとも1(例えば、1)つの式1.0の化合物、ゴセレリンおよびフルベストラントを投与する工程を含む方法を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の乳癌を治療または予防する方法であって、前記治療が、治療有効量の少なくとも1(例えば、1)つの式1.0の化合物、ゴセレリンおよびラロキシフェンを投与する工程を含む方法を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の乳癌を治療または予防する方法であって、前記治療が、治療有効量の少なくとも1(例えば、1)つの式1.0の化合物、ゴセレリンおよびアコルビフェンを投与する工程を含む方法を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の乳癌を治療または予防する方法であって、前記治療が、治療有効量の少なくとも1(例えば、1)つの式1.0の化合物、ロイプロリドおよびタモキシフェンを投与する工程を含む方法を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の乳癌を治療または予防する方法であって、前記治療が、治療有効量の少なくとも1(例えば、1)つの式1.0の化合物、ロイプロリドおよびフルベストラントを投与する工程を含む方法を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の乳癌を治療または予防する方法であって、前記治療が、治療有効量の少なくとも1(例えば、1)つの式1.0の化合物、ロイプロリドおよびラロキシフェンを投与する工程を含む方法を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の乳癌を治療または予防する方法であって、前記治療が、治療有効量の少なくとも1(例えば、1)つの式1.0の化合物、ロイプロリドおよびアコルビフェンを投与する工程を含む方法を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の乳癌を治療または予防する方法であって、前記治療が、治療有効量の少なくとも1(例えば、1)つの式1.0の化合物、ゴセレリンおよびアナストロゾールを投与する工程を含む方法を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の乳癌を治療または予防する方法であって、前記治療が、治療有効量の少なくとも1(例えば、1)つの式1.0の化合物、ゴセレリンおよびレトロゾールを投与する工程を含む方法を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の乳癌を治療または予防する方法であって、前記治療が、治療有効量の少なくとも1(例えば、1)つの式1.0の化合物、ゴセレリンおよびエキセメスタンを投与する工程を含む方法を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の乳癌を治療または予防する方法であって、前記治療が、治療有効量の少なくとも1(例えば、1)つの式1.0の化合物、ゴセレリンおよびファドロゾールを投与する工程を含む方法を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の乳癌を治療または予防する方法であって、前記治療が、治療有効量の少なくとも1(例えば、1)つの式1.0の化合物、ゴセレリンおよびフォルメスタンを投与する工程を含む方法を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の乳癌を治療または予防する方法であって、前記治療が、治療有効量の少なくとも1(例えば、1)つの式1.0の化合物、ロイプロリドおよびアナストロゾールを投与する工程を含む方法を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の乳癌を治療または予防する方法であって、前記治療が、治療有効量の少なくとも1(例えば、1)つの式1.0の化合物、ロイプロリドおよびレトロゾールを投与する工程を含む方法を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の乳癌を治療または予防する方法であって、前記治療が、治療有効量の少なくとも1(例えば、1)つの式1.0の化合物、ロイプロリドおよびエキセメスタンを投与する工程を含む方法を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の乳癌を治療または予防する方法であって、前記治療が、治療有効量の少なくとも1(例えば、1)つの式1.0の化合物、ロイプロリドおよびファドロゾールを投与する工程を含む方法を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の乳癌を治療または予防する方法であって、前記治療が、治療有効量の少なくとも1(例えば、1)つの式1.0の化合物、ロイプロリドおよびフォルメスタンを投与する工程を含む方法を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の乳癌の治療および予防であって、前記治療が、治療有効量の少なくとも1(例えば、1)つの式1.0の化合物およびアナストロゾールの投与を含む治療および予防を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の乳癌の治療および予防であって、前記治療が、治療有効量の少なくとも1(例えば、1)つの式1.0の化合物およびレトロゾールの投与を含む治療および予防を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の乳癌の治療および予防であって、前記治療が、治療有効量の少なくとも1(例えば、1)つの式1.0の化合物およびエキセメスタンの投与を含む治療および予防を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の乳癌の治療および予防であって、前記治療が、治療有効量の少なくとも1(例えば、1)つの式1.0の化合物およびタモキシフェンの投与を含む治療および予防を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の乳癌の治療および予防であって、前記治療が、治療有効量の少なくとも1(例えば、1)つの式1.0の化合物およびフルベストラントの投与を含む治療および予防を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の乳癌の治療および予防であって、前記治療が、治療有効量の少なくとも1(例えば、1)つの式1.0の化合物、アナストロゾールおよびフルベストラントの投与を含む治療および予防を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の乳癌の治療および予防であって、前記治療が、治療有効量の少なくとも1(例えば、1)つの式1.0の化合物、レトロゾールおよびフルベストラントの投与を含む治療および予防を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の乳癌の治療および予防であって、前記治療が、治療有効量の少なくとも1(例えば、1)つの式1.0の化合物、エキセメスタンおよびフルベストラントの投与を含む治療および予防を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の乳癌の治療および予防であって、前記治療が、治療有効量の少なくとも1(例えば、1)つの式1.0の化合物、アナストロゾールおよびタモキシフェンの投与を含む治療および予防を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の乳癌の治療および予防であって、前記治療が、治療有効量の少なくとも1(例えば、1)つの式1.0の化合物、レトロゾールおよびタモキシフェンの投与を含む治療および予防を対象とする。
本発明の他の実施形態は、そうした治療を必要とする患者の乳癌の治療および予防であって、前記治療が、治療有効量の少なくとも1(例えば、1)つの式1.0の化合物、エキセメスタンおよびタモキシフェンの投与を含む治療および予防を対象とする。
本発明の他の実施形態は、化学療法剤がトラスツズマブである、乳癌の治療について上記した実施形態のいずれかを対象とする。
本発明の他の実施形態は、その方法が乳癌の治療を対象とする、乳癌の治療または予防についての上記実施形態のいずれかを対象とする。
式1.0の化合物、抗ホルモン剤および化学療法剤は、同時かまたは連続して投与することができる。
抗ホルモン剤および任意選択の化学療法剤は、当業者に周知のそのプロトコール、投与量および剤形(例えば、Physician's Desk Referenceまたは既刊文献)にしたがって投与される。例えば、タモキシフェン、フルベストラント、ラロキシフェン、アナストロゾール、レトロゾール、エキセメスタン、ロイプロリドおよびゴセレリンについては、Thomas PDR at Montvale、N.J. 07645−1742により出版されているPhysician's Desk Reference、第57版、2003年を参照されたい。その開示を参照により本明細書に組み込む。
一般に、乳癌を治療する方法を対象とする実施形態では、(1)式1.0の化合物を毎日(例えば、1日に1回、一実施形態では、1日に2回)投与することができ、(2)アロマターゼ阻害剤は、使用するアロマターゼ阻害剤に対する公知のプロトコールにしたがって(例えば、1日に1回)投与することができ、(3)抗エストロゲン剤は、使用する抗エストロゲン剤に対する公知のプロトコールにしたがって(例えば、1日に1回から月に1回)投与することができ、(4)LHRH類似体は、使用するLHRH類似体に対する公知のプロトコールにしたがって(例えば、月に1回から3カ月ごとに1回)投与することができ、(5)化学療法剤は、使用する化学療法剤に対する公知のプロトコールにしたがって(例えば、1日に1回から週に1回)投与することができる。
乳癌に対する上記治療において投与する場合、放射線治療は一般に、式1.0の化合物、抗ホルモン剤および任意選択の化学療法剤を投与する前に、公知のプロトコールにしたがって施す。
乳癌を治療する方法による治療は連続的である(すなわち、連続的投薬スケジュールに従う)。その治療は完全な応答があるか、または専門臨床医によって、患者にとってその治療が有益でないと判断される(例えば、疾患の進行が認められる場合)まで継続される。
1つまたは複数の投与薬物を用いた不連続治療スケジュールによって患者に利益がもたらされそうだと専門臨床医により判断された場合、乳癌のための連続治療プロトコールを、不連続治療スケジュールに変えることができる。例えば、式1.0の化合物を不連続治療スケジュールを用いて投与し、他方、治療で使用する残りの薬物を本明細書で説明するようにして投与することができる。式1.0の化合物についての不連続治療プロトコールの例は、式1.0の化合物を用いて3週間、続いて式1.0の化合物なしで1週間という繰り返しサイクルである。
乳癌治療で完全な応答が達成された後、式1.0の化合物での維持療法を、本発明の方法で説明した投薬を用いて継続することができる。維持療法は、本発明の方法で説明した投薬を用いる抗ホルモン剤の投与を含むこともできる。維持療法はまさに抗ホルモン剤を用いて行うことができる。例えば、完全な応答が達成された後、アロマターゼ阻害剤(例えば、アナストロゾール、レトロゾールまたはエキセメスタン)を最大で5年間継続することができる。あるいは、例えば、完全な応答が達成された後、抗エストロゲン剤、例えばタモキシフェンを最大で5年間使用することができる。あるいは、例えば、完全な応答が達成された後、抗エストロゲン剤(例えば、タモキシフェン)を最大で5年間使用し、続いて、アロマターゼ阻害剤(例えば、アナストロゾール、レトロゾールまたはエキセメスタン)を最大で5年間使用することができる。
上記した乳癌の治療を対象とする実施形態では、式1.0の化合物を、約100mg〜約600mgの合計日用量で連続的に投与する。通常この量を分割用量で投与する。一実施形態では、この量を1日に2回投与する。一実施形態では、式1.0の化合物を1日に2回、用量当たり約50mg〜約300mgの量で投与する。他の実施形態では、式1.0の化合物を1日に2回、用量当たり約100mg〜約200mgの量で投与する。例としては、式1.0の化合物を1日に2回、用量当たり100mg投与することが含まれる。例としては、式1.0の化合物を1日に2回、用量当たり200mg投与することも含まれる。
アナストロゾールをp.o.で投与し、1日に1回、用量当たり約0.5〜約10mgの量で投与し、一実施形態では、用量当たり約1.0mgの量で投与する。
レトロゾールをp.o.で投与し、1日に1回、用量当たり約1.0〜約10mgの量で投与し、一実施形態では、用量当たり約2.5mgの量で投与する。
エキセメスタンをp.o.で投与し、1日に1回、用量当たり約10〜約50mgの量で投与し、一実施形態では、用量当たり約25mgの量で投与する。
ファドロゾールをp.o.で投与し、1日に2回、用量当たり約0.5〜約10mgの量で投与し、一実施形態では、用量当たり約2.0mgの量で投与する。
フォルメスタンをi.m.で投与し、2週間ごとに1回、用量当たり約100〜約500mgの量で投与し、一実施形態では、用量当たり約250mgの量で投与する。
タモキシフェンをp.o.で投与し、1日に1回、用量当たり約10〜約100mgの量で投与し、一実施形態では、用量当たり約20mgの量で投与する。
フルベストラントをi.m.で投与し、月に1回、用量当たり約100〜約1000mgの量で投与し、一実施形態では、用量当たり約250mgの量で投与する。
ラロキシフェンをp.o.で投与し、日に1回、用量当たり約10〜約120mgの量で投与し、一実施形態では、用量当たり約60mgの量で投与する。
アコルビフェンをp.o.で投与し、1日に1回、用量当たり約5〜約20mgの量で投与し、一実施形態では、用量当たり約20mgの量で投与する。
ゴセレリンをs.c.で投与し、月に1回または3カ月ごとに1回、用量当たり約2〜約20mgの量で投与し、一実施形態では、月に1回投与する場合、用量当たり約3.6mgの量で投与し、他の実施形態では、3カ月ごとに1回投与する場合、用量当たり約10.8mgの量で投与する。
ロイプロリドをs.c.で投与し、月に1回または3カ月ごとに1回、用量当たり約2〜約20mgの量で投与し、一実施形態では、月に1回投与する場合、用量当たり約3.75mgの量で投与し、他の実施形態では、3カ月ごとに1回投与する場合、用量当たり約11.25mgの量で投与する。
トラスツズマブをi.v.で投与し、週に1回、用量当たり約2〜約20mpkの量で投与し、一実施形態では、用量当たり約2mpkの量で投与する。トラスツズマブは一般に、週投薬量の一般に2倍の用量である負荷用量で通常最初に投与する。したがって、例えば、4mpkの負荷用量を投与し、次いで、1週間あたり用量当たり2mpk投与する。
ゲフィチニブをp.o.で投与し、1日に1回、用量当たり約100〜約1000mgの量で投与し、一実施形態では、用量当たり約250mgの量で投与する。
エルロチニブをp.o.で投与し、1日に1回、用量当たり約100〜約500mgの量で投与し、一実施形態では、用量当たり約150mgの量で投与する。
ベバシズマブをi.v.で投与し、2週間ごとに1回、用量当たり約2.5〜約15mg/kg体重の量で投与し、一実施形態では、用量当たり約10mg/kgの量で投与する。
セツキシマブをi.v.で投与し、週に1回、約200〜約500mg/平方メートルの用量で投与し、一実施形態では、用量当たり約250mg/平方メートルの量で投与する。
ボルテゾミブをi.v.で投与し、週2回、2週間、続いて10日間の休止期間をおき(21日の治療サイクル)、最大で8治療サイクルで、用量当たり約1.0〜約2.5mg/平方メートルの量で投与し、一実施形態では、用量当たり約1.3mg/平方メートルの量で投与する。
したがって、本発明の一実施形態では、そうした治療を必要とする患者の乳癌を治療(または予防)し、前記治療は、前記患者に、(1)式1.0の化合物を経口で用量当たり約50mg〜約300mgの量で投与し(各用量は1日に2回投与する)、(2)アナストロゾールをp.o.で用量当たり約0.5〜約10mgの量で投与する(各用量は1日に1回投与する)ことを含む。
本発明の他の実施形態では、そうした治療を必要とする患者の乳癌を治療(または予防)し、前記治療は、前記患者に、(1)式1.0の化合物を経口で用量当たり約100〜200mgの量で投与し(各用量は1日に2回投与する)、(2)アナストロゾールを用量当たり約1.0mgの量で投与し(各用量は1日に1回投与する)ことを含む。
本発明の他の実施形態では、そうした治療を必要とする患者の乳癌を治療(または予防)し、前記治療は、前記患者に、(1)式1.0の化合物を経口で用量当たり約50mg〜約300mgの量での量で投与し(各用量は1日に2回投与する)、(2)レトロゾールをp.o.で用量当たり約1.0〜約10mgの量で投与する(各用量は1日に1回投与する)ことを含む。
本発明の他の実施形態では、そうした治療を必要とする患者の乳癌を治療(または予防)し、前記治療は、前記患者に、(1)式1.0の化合物を経口で用量当たり約100〜200mgの量で投与し(各用量は1日に2回投与する)、(2)レトロゾールをp.o.で用量当たり約2.5mgの量で投与する(各用量は1日に1回投与する)ことを含む。
本発明の他の実施形態では、そうした治療を必要とする患者の乳癌を治療(または予防)し、前記治療は、前記患者に、(1)式1.0の化合物を経口で用量当たり約50mg〜約300mgの量で投与し(各用量は1日に2回投与する)、(2)エキセメスタンをp.o.で用量当たり約10〜約50mgの量で投与する(各用量は1日に1回投与する)ことを含む。
本発明の他の実施形態では、そうした治療を必要とする患者の乳癌を治療(または予防)し、前記治療は、前記患者に、(1)式1.0の化合物を経口で用量当たり約100〜200mgの量で投与し(各用量は1日に2回投与する)、(2)エキセメスタンを用量当たり約25mgの量で投与する(各用量は1日に1回投与する)ことを含む。
本発明の他の実施形態では、そうした治療を必要とする患者の乳癌を治療(または予防)し、前記治療は、前記患者に、(1)式1.0の化合物を経口で用量当たり約50mg〜約300mgの量で投与し(各用量は1日に2回投与する)、(2)フルベストラントをi.m.で用量当たり約100〜約1000mgの量で投与する(各用量は月に1回投与する)ことを含む。
本発明の他の実施形態では、そうした治療を必要とする患者の乳癌を治療(または予防)し、前記治療は、前記患者に、(1)式1.0の化合物を経口で用量当たり約100〜200mgの量で投与し(各用量は1日に2回投与する)、(2)フルベストラントをi.m.で用量当たり約250mgの量で投与する(各用量は月に1回投与する)ことを含む。
本発明の他の実施形態では、そうした治療を必要とする患者の乳癌を治療(または予防)し、前記治療は、前記患者に、(1)式1.0の化合物をp.o.で用量当たり約50mg〜約300mgの量で投与し(各用量は1日に2回投与する)、(2)タモキシフェンをp.o.で用量当たり約10〜約100mgの量で投与する(各用量は1日に1回投与する)ことを含む。
本発明の他の実施形態では、そうした治療を必要とする患者の乳癌を治療(または予防)し、前記治療は、前記患者に、(1)式1.0の化合物をp.o.で用量当たり約100〜200mgの量で投与し(各用量は1日に2回投与する)、(2)タモキシフェンをp.o.で用量当たり約20mgの量で投与する(各用量は1日に1回投与する)ことを含む。
本発明の他の実施形態では、そうした治療を必要とする患者の乳癌を治療し、前記治療は、式1.0の化合物、アロマターゼ阻害剤(例えば、アナストロゾール、レトロゾールまたはエキセメスタン、一実施形態では、アナストロゾール)の1つ、抗エストロゲン剤(例えば、フルベストラントまたはタモキシフェン)の1つの投与を含み、式1.0の化合物、アロマターゼ阻害剤および抗エストロゲン剤は上記した用量で投与する。
したがって、例えば、本発明の他の実施形態では、そうした治療を必要とする患者の乳癌を治療(または予防)し、前記治療は、前記患者に、(1)式1.0の化合物をp.o.で用量当たり約50mg〜約300mgの量で投与し(各用量は1日に2回投与する)、(2)アナストロゾールをp.o.で用量当たり約0.5〜約10mgの量で投与し(各用量は1日に1回投与する)、(3)フルベストラントをi.m.で用量当たり約100〜約1000の量で投与する(各用量は月に1回投与する)ことを含む。
本発明の他の実施形態では、そうした治療を必要とする患者の乳癌を治療(または予防)し、前記治療は、前記患者に、(1)式1.0の化合物をp.oで用量当たり約100〜200mgの量で投与し(各用量は1日に2回投与する)、(2)アナストロゾールをp.o.で用量当たり約1.0mgの量で投与し(各用量は1日に1回投与する)、(3)フルベストラントをi.m.で用量当たり約250mgの量で投与する(各用量は月に1回投与する)ことを含む。
本発明の他の実施形態では、そうした治療を必要とする患者の乳癌を治療(または予防)し、前記治療は、前記患者に、(1)式1.0の化合物をp.o.で用量当たり約50mg〜約300mgの量で投与し(各用量は1日に2回投与する)、(2)レトロゾールをp.oで用量当たり約1.0〜約10mgの量で投与し(各用量は1日に1回投与する)、(3)フルベストラントを用量当たり約100〜約1000mgの量で投与する(各用量は月に1回投与する)ことを含む。
本発明の他の実施形態では、そうした治療を必要とする患者の乳癌を治療(または予防)し、前記治療は、前記患者に、(1)式1.0の化合物をp.o.で用量当たり約100〜200mgの量で投与し(各用量は1日に2回投与する)、(2)レトロゾールをp.o.で用量当たり約2.5mg投与し(各用量は1日に1回投与する)、(3)フルベストラントをi.m.で用量当たり約250mgの量で投与する(各用量は月に1回投与する)ことを含む。
本発明の他の実施形態では、そうした治療を必要とする患者の乳癌を治療(または予防)し、前記治療は、前記患者に、(1)式1.0の化合物をp.o.で用量当たり約50mg〜約300mgの量で投与し(各用量は1日に2回投与する)、(2)エキセメスタンをp.o.で用量当たり約10〜約50mgの量で投与し(各用量は1日に1回投与する)、(3)フルベストラントをi.m.で用量当たり約100〜約1000mgの量で投与する(各用量は月に1回投与する)ことを含む。
本発明の他の実施形態では、そうした治療を必要とする患者の乳癌を治療(または予防)し、前記治療は、前記患者に、(1)式1.0の化合物をp.o.で用量当たり約100〜200mgの量で投与し(各用量は1日に2回投与する)、(2)エキセメスタンをp.o.で用量当たり約25mgの量で投与し(各用量は1日に1回投与する)、(3)フルベストラントをi.m.で用量当たり約250mgの量で投与する(各用量は月に1回投与する)ことを含む。
本発明の他の実施形態では、そうした治療を必要とする患者の乳癌を治療(または予防)し、前記治療は、前記患者に、(1)式1.0の化合物をp.o.で用量当たり約50mg〜約300mgの量で投与し(各用量は1日に2回投与する)、(2)アナストロゾールをp.o.で用量当たり約0.5〜約10mgの量で投与し(各用量は1日に1回投与する)、(3)タモキシフェンをp.o.で用量当たり約10〜約100mgの量で投与する(各用量は1日に1回投与する)ことを含む。
本発明の他の実施形態では、そうした治療を必要とする患者の乳癌を治療(または予防)し、前記治療は、前記患者に、(1)式1.0の化合物をp.o.で用量当たり約100〜200mgの量で投与し(各用量は1日に2回投与する)、(2)アナストロゾールをp.o.で用量当たり約1.0mgの量で投与し(各用量は1日に1回投与する)、(3)タモキシフェンをp.o.で用量当たり約20mgの量で投与する(各用量は1日に1回投与する)ことを含む。
本発明の他の実施形態では、そうした治療を必要とする患者の乳癌を治療(または予防)し、前記治療は、前記患者に、(1)式1.0の化合物をp.o.で用量当たり約50mg〜約300mgの量で投与し(各用量は1日に2回投与する)、(2)レトロゾールをp.o.で用量当たり約1.0〜約10mgの量で投与し(各用量は1日に1回投与する)、(3)タモキシフェンをp.o.で用量当たり約10〜約100mgの量で投与する(各用量は1日に1回投与する)ことを含む。
本発明の他の実施形態では、そうした治療を必要とする患者の乳癌を治療(または予防)し、前記治療は、前記患者に、(1)式1.0の化合物をp.o.で用量当たり約100〜200mgの量で投与し(各用量は1日に2回投与する)、(2)レトロゾールをp.o.で用量当たり約2.5mgの量で投与し(各用量は1日に1回投与する)、(3)タモキシフェンをp.o.で用量当たり約20mgの量で投与する(各用量は1日に1回投与する)ことを含む。
本発明の他の実施形態では、そうした治療を必要とする患者の乳癌を治療(または予防)し、前記治療は、前記患者に、(1)式1.0の化合物をp.o.で用量当たり約50mg〜約300mgの量で投与し(各用量は1日に2回投与する)、(2)エキセメスタンをp.o.で用量当たり約10〜約50mgの量で投与し(各用量は1日に1回投与する)、(3)タモキシフェンをp.o.で用量当たり約10〜約100mgの量で投与する(各用量は1日に1回投与する)ことを含む。
本発明の他の実施形態では、そうした治療を必要とする患者の乳癌を治療(または予防)し、前記治療は、前記患者に、(1)式1.0の化合物をp.o.で用量当たり約100〜200mgの量で投与し(各用量は1日に2回投与する)、(2)エキセメスタンをp.o.で用量当たり約25mgの量で投与し(各用量は1日に1回投与する)、(3)タモキシフェンをp.o.で用量当たり約20mgの量で投与する(各用量は1日に1回投与する)ことを含む。
当業者は、抗ホルモン剤の他の組合せを用いる場合、個々の抗ホルモン剤は、その個々の抗ホルモン剤について上記に指定した量で使用することを理解されよう。
乳癌の治療の他の実施形態は、上記した乳癌を治療する方法であって、式1.0の化合物を、1日に2回用量当たり約100mgの量で投与する工程を含む方法を対象とする。
乳癌の治療の他の実施形態は、上記した乳癌を治療する方法であって、式1.0の化合物を、1日に2回用量当たり約200mgの量で投与する工程を含む方法を対象とする。
乳癌の治療の他の実施形態は、上記した乳癌を治療する方法であって、式1.0の化合物および抗ホルモン剤(または複数の抗ホルモン剤)に加えて、化学療法剤を投与する工程を含む方法を対象とする。これらの実施形態では、式1.0の化合物および抗ホルモン剤の投薬量範囲は、併用療法において上記に記載されている範囲か、または、個々の式Iの化合物および抗ホルモン剤について上記した範囲であり、化学療法剤の投薬量は個々の化学療法剤について上記した範囲である。化学療法剤の投薬量は当該技術分野で周知である。
本発明の他の実施形態は、式1.0の化合物および少なくとも1つの抗ホルモン剤ならびに薬学的に許容される担体を含む医薬組成物を対象とする。
本発明の他の実施形態は、式1.0の化合物、少なくとも1つの抗ホルモン剤、少なくとも1つの化学療法剤および薬学的に許容される担体を含む医薬組成物を対象とする。
本発明の他の実施形態は、式1.0の化合物、少なくとも1つの化学療法剤および薬学的に許容される担体を含む医薬組成物を対象とする。
当業者は、専門臨床医が、本発明の方法で使用する化合物(薬物)を、製造業者から医薬組成物(剤形)として入手することができ、本発明の方法で使用する化合物(薬物)がこうした組成物で使用されることを理解されよう。したがって、上記方法における化合物または化合物の部類の説明は、特定の化合物または化合物の部類を含む医薬組成物の説明で置き換えることができる。例えば、そうした治療を必要とする患者に、治療有効量の式1.0の化合物、タキサンおよび白金配位化合物を投与する工程を含む癌を治療する方法を対象とする実施形態は、そうした治療を必要とする患者に、治療有効量の式1.0の化合物を含む医薬組成物、タキサンを含む医薬組成物、および白金配位化合物を含む医薬組成物を投与する工程を含む癌を治療する方法をその範囲内に含む。
当業者は、本発明の方法で用いる投与のための実際の投薬量およびプロトコールは、専門臨床医の判断によって変わり得ることを理解されよう。使用する実際の投薬量は、患者の要求や治療を受ける状態の重症度に応じて変えることができる。具体的な状況に対する適切な投薬量の決定は、当分野の技術の範囲内である。投与のための投薬量およびプロトコールを変える決定は、専門臨床医が、患者の年齢、状態および大きさ、ならびに治療を受ける癌の重症度および治療に対する患者の反応などの要素を考慮した後になされることになる。
式1.0の化合物および化学療法剤の投与の量および頻度は、患者の年齢、状態および大きさ、ならびに治療を受ける癌の重症度などの要素を考慮して担当医(医師)の判断によって調節されることになる。
化学療法剤は、当該技術分野で周知の治療プロトコールにしたがって投与することができる。治療を受ける癌、および化学療法剤のその疾患に対する公知の作用に応じて、化学療法剤の投与を変えることができることは当業者に明らかであろう。また、専門臨床医の認識にしたがって、治療プロトコール(例えば、投薬量や投与の時間)も、患者に投与された治療薬の観察された結果(effect)を考慮して、また投与された治療剤に対する癌の観察された応答を考慮して変えることができる。
最初の投与を、当該技術分野で公知の確立されているプロトコールにしたがって行い、次いで観察された結果をもとにして、専門臨床医は、投薬量、投与の方式および投与の時間を変えることができる。
化学療法剤は、担当医の診断ならびに患者の状態および適切な治療プロトコールに対する担当医の判断に応じて具体的に選択されることになる。
治療プロトコールの間の化学療法剤の投与の順番および投与繰り返し数の決定は十分に、治療を受ける癌および患者の状態を評価した後での専門医の認識の範囲内である。
したがって、経験と認識にしたがって、担当医は、個々の患者の必要性に応じて化学療法剤の投与のための各プロトコールを、治療が進むにしたがって修正することができる。そうした修正のすべては、本発明の範囲内である。
抗ホルモン剤、任意選択の化学療法剤および任意選択の放射線の具体的な選択は、担当医の診断ならびに患者の状態および適切な治療プロトコールに対する担当医の判断に依存することになる。
治療プロトコールの間の抗ホルモン剤、任意選択の化学療法剤および任意選択の放射線の投与の順番および投与繰り返し数の決定は十分に、治療を受ける乳癌および患者の状態を評価した後での専門医の認識の範囲内である。
したがって、経験と認識にしたがって、担当医は、個々の患者の必要性に応じて抗ホルモン剤、任意選択の化学療法剤および任意選択の放射線の投与のための各プロトコールを、治療が進むにしたがって修正することができる。そうした修正のすべては、本発明の範囲内である。
担当医は、投与した用量で治療が効果的であるかどうかを判断する際に、患者の一般的な健康状態、ならびに癌に関連した症状(例えば、痛み、咳(肺癌の場合)および息切れ(肺癌の場合))の軽減、腫瘍増殖の阻止、腫瘍の実際の縮小、または転移の阻止などのより明確な兆候を考慮することになる。腫瘍のサイズは、放射線学的な試験、例えばCATまたはMRIスキャンなどの標準的方法で測定することができ、その腫瘍の増殖が抑制されたかまたはその逆であるかどうかを判断するために連続的な測定値を用いることができる。治療の有効性の判断の助けとするために、痛みなどの疾患に関連した症状の軽減および全体的状態の改善を用いることもできる。
本発明の化合物は、2007年8月16日公開の米国特許出願公開第2007/0191604号および2007年6月5日出願の米国特許出願第11/810282号に記載の方法、ならびに以下で記載する方法によって作製することができる。米国特許出願公開第2007/0191604号および米国特許出願第11/810282号の開示を参照により本明細書に組み込む。
LCMS条件は、(1)カラム:C−18逆相、5μm、4.6×50mm、(2)MS:PE Sciex API−150EXおよび(3)HPCC:Shimadzu LC−10 ADvp、1ml/分、直線勾配 水中10%アセトニトリル〜水中95%アセトニトリル、どちらも0.05%TFAを含む。
(実施例1)
3−メトキシ−1−(2−{4−[4−(1−メチル−1H−[1,2,4]トリアゾール−3−イル)−フェニル]−3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−1−イル}−2−オキソ−エチル)−ピロリジン−3−カルボン酸[3−(6−イソプロポキシ−ピリジン−3−イル)−1H−インダゾール−5−イル]−アミドの合成
2−クロロ−1−{4−[4−(1−メチル−1H−[1,2,4]トリアゾール−3−イル)−フェニル]−3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−1−イル}−エタノンの合成
ステップ1:4−ブロモ−ベンズイミド酸エチルエステルの調製
4−ブロモ−ベンゾニトリル(5g)を無水EtOH(100ml)に懸濁させ、0−5℃に冷却した。HClガスを、最初数分間は激しく吹込み、その後5時間ゆっくり吹き込んだ。得られた溶液を終夜撹拌した。ほとんどの溶媒を除去し、沈殿物を濾過し、EtOHで2回洗浄し、乾燥させて、化合物2BH(4.1g)を白色固体として得た。
ステップ2:化合物3BHの調製
4−ブロモ−ベンズイミド酸エチルエステル(2.12g、8mmol)をピリジン(20ml)に溶解した。メチルヒドラジン(640μl、12mmol)を撹拌しながら加え、得られた混合物を終夜撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮し、エーテルを加え、濾過し、エーテルで3回洗浄し、乾燥させて、化合物3BH(2.2g)を得た。
ステップ3:3−(4−ブロモ−フェニル)−1−メチル−1H−[1,2,4]トリアゾールの調製
化合物3BH(2.2g)のギ酸(30ml)混合物を終夜還流させ、濃縮した。残留物を飽和NaHCO
3で処理し、EtOAcで3回抽出した。合わせた有機物をMgSO
4で乾燥させた。濃縮後、化合物4BHを無色結晶として得た(1.39g)。(注意:反応は丁度2時間で行うことができることが分かった。大規模合成においては、NaHCO
3の代わりに10%NaOHを使用する。)
ステップ4:4−[4−(1−メチル−1H−[1,2,4]トリアゾール−3−イル)−フェニル]−3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステルの調製
大きな圧力フラスコに、化合物4BH(13.3g、55.9mmol)、4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(19g、61.5mmol)、[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)−フェロセン]ジクロロパラジウム(II)とジクロロメタンとの(1:1)錯体(2.3g、2.8mmol)、K
2CO
3(23.2g、168mmol)およびDME/水(5:1、120ml)を仕込んだ。混合物をArを用いて約0.5分間手短に脱気し、密栓し、80℃で終夜撹拌した。冷却後、反応混合物をEtOAcおよびブラインで希釈した。有機層を単離し、乾燥(MgSO
4)させた。濃縮後、残留物をシリカゲル上で精製した。MeOH/EtOAc(0−10%)で溶離して、所望の生成物5BH(13.9g、73%)を得た。
ステップ5:4−[4−(1−メチル−1H−[1,2,4]トリアゾール−3−イル)−フェニル]−1,2,3,6−テトラヒドロ−ピリジン塩酸塩の調製
ジオキサン中室温で2時間4NのHClを用いて化合物5BHを処理することにより、Boc基を除去できる。真空下で溶媒を除去して、化合物6BHを得た。
ステップ6:2−クロロ−1−{4−[4−(1−メチル−1H−[1,2,4]トリアゾール−3−イル)−フェニル]−3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−1−イル}−エタノンの調製
4−[4−(1−メチル−1H−[1,2,4]トリアゾール−3−イル)−フェニル]−1,2,3,6−テトラヒドロ−ピリジン6BH(13.7g、44mmol)のジクロロメタン(450ml)冷却(0℃)溶液に、TEA(37ml、264mmol)を滴下添加した。0℃で10分間撹拌した後、クロロアセチルクロリド(10.5ml、132mmol)を反応混合物に加えた。得られた混合物を0℃で1時間撹拌し、水(165ml)でクエンチした。反応混合物をジクロロメタン(600ml)で希釈した。有機層を分離し、ブラインで洗浄し、MgSO
4で乾燥させた。反応混合物を約50mlに濃縮し、エーテルを加え、固体を濾別して、所望の生成物7BH(8.74g)を得た。
3−メトキシ−ピロリジン−3−カルボン酸メチルエステルの合成
ステップ1:メチルα,α−ジメトキシプロピオナートの調製
Ernest Wenkertら(JACS、1983年、105巻、2021−2029頁)による手順に従った。ピルビン酸メチル(44g)、オルトギ酸トリメチル(62ml)、濃H
2SO
4(0.2ml)のMeOH(120ml)溶液を4時間還流させた。次の1時間で、溶媒(約80ml)を留去した。反応混合物を10℃に冷却し、KOH溶液(水600ml中KOH(1.2g))中に注ぎ入れ、エーテル(3回)で抽出した。合わせたエーテル抽出物をブラインで洗浄し、乾燥(MgSO
4)させた。濃縮後、残留物を真空下で蒸留して、アセタール(8BH)(40g、62%、40−43℃/1torr)を得た。
ステップ2:2−メトキシアクリラートの調製
Ernest Wenkertら(JACS、1983年、105巻、2021−2029頁)による手順に従った。1ツ口フラスコに、α,α−ジメトキシプロピオナート(8BH)(150g)およびトルエンスルホン酸(Tolunesulfonic acid)1水和物(3g)を仕込み、短径路蒸留ヘッドを装着した。混合物を140℃(油浴温度)で加熱し、メタノールが最初に留出した。次いで油浴温度を190℃より高くした後、生成物(9BH)(76g)が後に留出した。
ステップ3:1−ベンジル−3−メトキシ−ピロリジン−3−カルボン酸メチルエステルの調製
メチル2−メトキシアクリラート(20.8g、179mmol)およびN−(メトキシメチル)−N−(トリメチルシリルメチル)ベンジルアミン(55ml、215mmol)のジクロロメタン(160ml)撹拌溶液に、0℃でトリフルオロ酢酸(2ml)のジクロロメタン(10ml)溶液を加えた。得られた溶液を室温に加温し、終夜撹拌した。濃縮後、粗製の生成物を酢酸エチル/ヘキサン/Et
3N(1000:3000:4から1000:1000:3)の溶液で溶離するシリカゲル上でのカラムクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物(10BH)(17.7mg、40%)を得た。(注意:Et
3Nを加えることは、はっきりとした分離を確実にするために重要である。)
ステップ4:3−メトキシ−ピロリジン−3−カルボン酸メチルエステル酒石酸塩の調製
1−ベンジル−3−メトキシ−ピロリジン−3−カルボン酸メチルエステル(10BH)2.49gを、エタノール中10%Pd/Cを用いて水素55psiにて24時間水素化した。Pd/Cを濾過し、続いてエタノールを蒸発させて、粗製の脱ベンジル化した生成物(11BH)1.6gを得た。粗製の生成物をメタノール95mlに溶解し、L−酒石酸1.35gを加えた。24時間後、結晶を濾過し、メタノールから再結晶して、標題生成物(12BH)13.4gを得た。
ステップ5:3−メトキシ−ピロリジン−1,3−ジカルボン酸1−tert−ブチルエステルの調製
12BH(28g、90.52mmol)の乾燥CH
2Cl
2(250mL)冷却(0℃)溶液に、トリエチルアミン(31.5mL、226.32mmol、2.5当量)を、続いて(Boc)
2O(25.7g、117.68mmol、1.3当量)を加えた。得られた混合物を0℃から室温に終夜撹拌し、次いでCH
2Cl
2で希釈し、これを飽和NaHCO
3水溶液およびブラインで洗浄し、乾燥(MgSO
4)させ、濃縮した。シリカゲル(ヘキサン/酢酸エチル、4:1)上でクロマトグラフィーにかけて、13BH(23.5mg、90.52mmol、100%)を無色油として得た。
13BH(23.5mg、90.52mmol)のTHF/MeOH(175mL/175mL)撹拌溶液に、135mLのLiOH(H2O中1M、135mmol、1.5当量)を加えた。反応混合物を室温で終夜撹拌し、これに1NのHCl(135mL)を加えた。得られた混合物を更に15分間撹拌し、濃縮し、ジオキサン(150mL×3)と共に共沸させて、14BH(42.32g)を白色固体として得、これは更には精製せずに次のステップに使用できる。
代替の化合物11BHは以下の通りに調製できる:
3−オキソ−ピロリジン−1−カルボン酸ベンジルエステル1a(250g、1.14mol)の無水ジクロロメタン3.5L氷冷溶液に、KCN(7.5g、0.12mol)を、続いて18−クラウン−6(30g、0.11mol)を加え、完全には溶解しなかったが、TMSCN(183mL、1.37mol)を20分かけてゆっくり加えた。反応物を周囲温度で1終夜撹拌した。半飽和NaHCO
3溶液(2L)を15℃で加え、10分間撹拌し、次いで有機層を分離し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、蒸発させて、3−シアノ−3−トリメチルシラニルオキシ−ピロリジン−1−カルボン酸ベンジルエステル2a、422g(>100%)を得た。
無水MeOH(4L)中の3−シアノ−3−トリメチルシラニルオキシ−ピロリジン−1−カルボン酸ベンジルエステル2a(422g)に、ジオキサン中4NのHCl(2.2L)を加えた。反応物を13時間還流させ、周囲温度で1終夜撹拌した。溶媒を除去し、CH2Cl2(5L)に懸濁させ、水4+3Lで洗浄し、NaHCO3水溶液でpHを6−7に調整し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、蒸発させて、3−ヒドロキシ−ピロリジン−1,3−ジカルボン酸1−ベンジルエステル3−メチルエステル3a、278g(2ステップ、87%)を得た。
NaH(52g、1.3mol)の無水DMF(2.2L)懸濁液に、8℃で3−ヒドロキシ−ピロリジン−1,3−ジカルボン酸1−ベンジルエステル3−メチルエステル3a(278g、1.0mol)のDMF(700mL)溶液を、反応温度を11℃未満に維持しながら加えた。添加完了後(約20分)、氷浴を除去し、16−18℃で1時間、次いで周囲温度で1時間撹拌した。15℃に再度冷却し、MeI(81mL、1.3mol)をゆっくり加えた。反応混合物を周囲温度で1終夜撹拌した。次いで反応混合物を冷水(4L)に注ぎ入れ、次いでEt2O(6L)およびEtOAc(2L)で抽出し、有機層を水(5L)、ブライン(700mL)で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、蒸発させて、粗製の3−メトキシ−ピロリジン−1,3−ジカルボン酸1−ベンジルエステル3−メチルエステル4a(289g、粗製収率99%、鉱油を含む)(ペンタン洗液と共に撹拌/分離して4a(268.2g、92%))を得た。
MeOH(2200mL)中の3−メトキシ−ピロリジン−1,3−ジカルボン酸1−ベンジルエステル3−メチルエステル4aに、10%Pd/C(水中約50%)14gを加えた。反応混合物を、約55psi圧(開放弁)でのH2を用いて1終夜水素化した。反応混合物を濾過し、乾燥させて、3−メトキシ−ピロリジン−3−カルボン酸メチルエステル11BH(126g、4ステップでの全収率70%、カラム精製無し)を得た。
3−メトキシ−ピロリジン−3−カルボン酸[3−(6−イソプロポキシ−ピリジン−3−イル)−1H−インダゾール−5−イル]−アミドの合成
ステップ1:
5−ブロモ−1H−ピリドン1BI(100g、0.58mol)、炭酸カリウム(238g、1.73mol)および2−ヨードプロパン(86ml、0.86mol)を、DMF(1L)中室温で1日間撹拌した。混合物を酢酸エチルおよび水で希釈し、層を分離した。分離した有機層を水(2回)で洗浄し、乾燥(MgSO
4)させ、濾過した。溶媒を真空で除去し、カラム精製[ヘキサン中5%酢酸エチル]して、最初により極性の低い5−イソプロポキシピリジン2BIa(73g、59%)を無色液体として得た。[ヘキサン中50%酢酸エチル]での溶離を続けて、より極性の高い5−ブロモ−1−イソプロピルピリドン2BIbを白色固体として得た(22g、18%)。
ステップ2:
5−イソプロポキシピリジン2BIa(10g、0.046mol)、ビス(ピナコラト)ジボロン(14.1g、0.056mol)、酢酸カリウム(13.6g、0.14mol)およびPdCl
2(dppf)
2.CH
2Cl
2(3.78g、0.0046mol)を、水冷却器を装備した1Lの2ツ口フラスコ中に秤量した。DMSO(100ml)を加え、混合物を窒素で15分間パージした。混合物を窒素下100℃で2時間加熱した。室温に冷却した後、水(100ml)、トルエン(100ml)、エタノール(100ml)、炭酸カリウム(32g、0.23mol)およびブロモインダゾール3BI(22.4g、0.046mol)を加えた。混合物を窒素で室温にて10分間パージし、Pd(Ph
3P)
4(5.35g、0.0046mol)を加えた。最終混合物を100℃で2時間加熱し、室温に冷却した。水および酢酸エチルを加えた。セライトを通して固体を濾過した。層を分離し、分離した有機層を水(2回)で洗浄した。合わせた水層を酢酸エチル(1回)で逆抽出した。合わせた有機層を乾燥(MgSO
4)させ、濾過し、溶媒を真空で除去した。カラム精製[ヘキサン−酢酸エチル=9:1(容量/容量)]して、イソプロポキシインダゾール4BI(20g、80%)を黄色固体として得た。
ステップ3:
イソプロポキシインダゾール4BI(20g、0.037mol)およびPd/C(10%、50%湿潤、7.8g、0.0037mol)を、トルエン(100ml)および2−プロパノール(200ml)中H
2(風船)下室温で1日間撹拌した。固体の触媒をセライトを通して濾過し、溶媒を真空で除去して、アミノインダゾール5BI(定量的)を灰白色固体として得た。
ステップ4:
アミノインダゾール5BI(39g、0.076mol)およびピロリジンカルボン酸14BH(32g、0.069mol)を室温でDMF(300ml)に溶解した。HATU(29g、0.076mol)を、続いて
iPr
2NEt(14.5ml、0.083mol)を加えた。混合物を室温で終夜撹拌し、酢酸エチルおよび水で希釈した。層を分離した。分離した有機層を水(2回)で洗浄し、乾燥(MgSO
4)させ、濾過した。真空で濃縮し、続いてカラム精製[ヘキサン−酢酸エチル=4:1(容量/容量)]して、粗製の7BIを灰白色泡状物として得た。
ステップ5:
粗製の7BIを、ジクロロメタン(300ml)、トリフルオロ酢酸(100ml)および水(50ml)の混合物中室温で終夜撹拌した。混合物を0℃で冷却し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で注意深くクエンチした。溶媒を真空で除去した。水および酢酸エチルで希釈した。層を分離し、分離した水層を酢酸エチル(3回)で抽出した。合わせた有機層を乾燥(MgSO
4)させ、濾過し、溶媒を真空で除去した。カラム精製[ジクロロメタン中5から10%MeOH(7Nアンモニア)]して、ピロリジン8BI(23g、84%)を灰白色固体として得た。
代替として:
ボロナート1BJ(1.0g、3.80mmol)、ブロモインダゾール2BJ(1.84g、3.80mmol)、炭酸水素ナトリウム(1.21g、11.4mmol)を密封管中に仕込んだ。トルエン(30ml)、エタノール(30ml)および水(15ml)を加えた。スラリーを窒素で15分間パージし、Pd(Ph
3P)
4(439mg、0.38mmol)を一度に加えた。混合物を密封管中90℃で終夜加熱した。室温に冷却した後、水および酢酸エチルを加え、層を分離した。分離した有機層を水で洗浄し、乾燥(MgSO
4)させ、濾過した。溶媒を真空で除去した。残留物をトルエン(100ml)に溶解した。メタノール(100ml)を、続いてPd/C(809mg、0.38mmol、50%湿潤)を加えた。混合物をH
2(風船)下終夜撹拌した。触媒を濾過し、溶媒を真空で除去した。カラム精製[ヘキサン−酢酸エチル=2:1(容量/容量)]して、アニリン5BI(1.2g、61%、2ステップ)を灰白色固体として得た。
3−メトキシ−1−(2−{4−[4−(1−メチル−1H−[1,2,4]トリアゾール−3−イル)−フェニル]−3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−1−イル}−2−オキソ−エチル)−ピロリジン−3−カルボン酸[3−(6−イソプロポキシ−ピリジン−3−イル)−1H−インダゾール−5−イル]−アミドの合成
化合物7BH(7.88g、24.93mmol)、化合物8BI(9.86g、24.93mmol)、およびDIEA(26.1ml、149.62mmol)のDMF(200ml)混合物を室温で5時間撹拌した。反応は、LCMSを基に約89%完結していた。次いで50℃で終夜(16時間)加熱した。LCMSは反応が完結していることを示している。DMFを減圧下で除去した。粗製物をDCM(700ml)に溶解し、水35mlで1回洗浄した。水層を20%MeOH/DCM(2×120ml)で抽出した。合わせた有機抽出物をMeOHで均一にし、MgSO
4で乾燥させた。溶媒を除去し、粗製物を20%MeOH/EtOAc(EtoAc)を用いるカラムクロマトグラフィーにより精製して、所望の生成物A1を黄色固体として得た(70%)。(LCMS M+1=674、保持時間=2.91分)
(実施例2)
3−メトキシ−1−(2−{4−[4−(1−メチル−1H−[1,2,4]トリアゾール−3−イル)−フェニル]−3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−1−イル}−2−オキソ−エチル)−ピロリジン−3−カルボン酸[3−(6−ヒドロキシ−ピリジン−3−イル)−1H−インダゾール−5−イル]−アミドの合成
3−メトキシ−1−(2−{4−[4−(1−メチル−1H−[1,2,4]トリアゾール−3−イル)−フェニル]−3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−1−イル}−2−オキソ−エチル)−ピロリジン−3−カルボン酸[3−(6−イソプロポキシ−ピリジン−3−イル)−1H−インダゾール−5−イル]−アミドの二HCl塩を分解することにより、上記化合物(A20)を単離した。
LCMS M+1 634、保持時間=2.28分
(実施例3)
1−(2−{4−[4−(1,5−ジメチル−1H−[1,2,4]トリアゾール−3−イル)−フェニル]−3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−1−イル}−2−オキソ−エチル)−3−メトキシ−ピロリジン−3−カルボン酸[3−(6−イソプロポキシ−ピリジン−3−イル)−1H−インダゾール−5−イル]−アミドの合成
(S)−1−(2−(4−(4−(1,5−ジメチル−1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)フェニル)−5,6−ジヒドロピリジン−1(2H)−イル)−2−オキソエチル)−N−(3−(6−イソプロポキシピリジン−3−イル)−1H−インダゾール−5−イル)−3−メトキシピロリジン−3−カルボキサミドの合成
ステップ1:3−(4−ブロモ−フェニル)−1,5−ジメチル−1H−[1,2,4]トリアゾールの調製
4−ブロモ−N−メチルベンズイミドヒドラジド塩酸塩1(1.7g)(Sch−1499895の合成における手順に従い調製した)の無水酢酸(10ml)混合物を100℃で0.5時間加熱した。冷却し、減圧下で濃縮した後、残留物をEtOAcに溶解し、飽和NaHCO
3で2回洗浄し、ブラインで洗浄し、乾燥(MgSO
4)させた。溶媒を蒸発させた後、残留物をシリカゲル上で精製した。EtOAcで溶離して、3−(4−ブロモフェニル)−1,5−ジメチル−1H−[1,2,4]−トリアゾール2BK(1.04g)を得た。
ステップ2:tert−ブチル4−(4−(1,5−ジメチル−1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)フェニル)−5,6−ジヒドロピリジン−1(2H)−カルボキシラートの調製
圧力管に、化合物2BK(252mg、1mmol)、4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(403mg、1.3mmol)、[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)−フェロセン]ジクロロパラジウム(II)とジクロロメタンとの(1:1)錯体(41mg、0.05mmol)、K
2CO
3(410mg、3mmol)およびDME/水(5:1、6ml)を仕込んだ。混合物をArを用いて約0.5分間手短に脱気し、密栓し、100℃で終夜撹拌した。冷却後、反応混合物をEtOAcおよびブラインで希釈した。有機層を単離し、乾燥(MgSO
4)させた。濃縮後、残留物をシリカゲル上で精製した。MeOH/EtOAc(0−10%)で溶離して、所望の生成物3BK(332mg)を得た。
ステップ3:4−(4−(1,5−ジメチル−1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)フェニル)−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン二塩酸塩の調製
ジオキサン中室温で2時間4NのHClを用いて化合物3BKを処理することにより、Boc基を除去できる。真空下で溶媒を除去して、化合物4BKを得た。
ステップ4:(S)−tert−ブチル2−(3−(3−(6−イソプロポキシピリジン−3−イル)−1H−インダゾール−5−イルカルバモイル)−3−メトキシピロリジン−1−イル)アセタートの調製
化合物5BK(3.5g、6.6mmol)(Sch−1499895の合成における手順に従い調製した)のアセトニトリル(26ml)溶液に、DIEA(5.7ml、32.9mmol)を加えた。0℃に冷却し、tert−ブチルクロロアセタート0.47ml(3.29mmol)を滴下添加した。0℃で4時間撹拌した後、tert−ブチルクロロアセタート0.47ml(3.29mmol)を再度加えた。更に0℃で1時間撹拌し、次いで室温に加温した。室温で終夜撹拌した後、EtOAc(200ml)に溶解し、NaHCO
3(1×50ml)、水(1×50ml)およびブライン(1×50ml)で洗浄した。有機抽出物をMgSO
4で乾燥させ、溶媒を除去した。粗製物を20%MeOH/EtOAcを用いるカラムクロマトグラフィーにより精製して、所望の生成物6BK(2.4g)を得た。
ステップ5:(S)−2−(3−(3−(6−イソプロポキシピリジン−3−イル)−1H−インダゾール−5−イルカルバモイル)−3−メトキシピロリジン−1−イル)酢酸の調製
化合物6BK(2.4g)を室温にて45分間TFA(40ml)で処理した。TFAを減圧下で除去し、固体をエーテルで洗浄して、化合物7BKをTFA塩として得た(4.4g、95%)。
ステップ6:(S)−1−(2−(4−(4−(1,5−ジメチル−1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)フェニル)−5,6−ジヒドロピリジン−1(2H)−イル)−2−オキソエチル)−N−(3−(6−イソプロポキシピリジン−3−イル)−1H−インダゾール−5−イル)−3−メトキシピロリジン−3−カルボキサミドの調製
化合物7BK(0.12mmol)、HATU(46mg、0.12mmol)のDMF(2ml)混合物に、化合物4BK(39mg、0.12mmol)およびDIEA(0.063ml)を加えた。混合物を20分間撹拌し、HPLCにより直接精製して、化合物A14を得た。質量スペクトル:LCMS M+1=690、保持時間=3.25分;
(実施例4)
1−[2−(4−{3−フルオロ−4−[1−(2−メトキシ−エチル)−1H−[1,2,4]トリアゾール−3−イル]−フェニル}−3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−1−イル)−2−オキソ−エチル]−3−メトキシ−ピロリジン−3−カルボン酸[3−(6−イソプロポキシ−ピリジン−3−イル)−1H−インダゾール−5−イル]−アミドの合成
(S)−1−[2−(4−{3−フルオロ−4−[1−(2−メトキシ−エチル)−1H−[1,2,4]トリアゾール−3−イル]−フェニル}−3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−1−イル)−2−オキソ−エチル]−3−メトキシ−ピロリジン−3−カルボン酸[3−(6−イソプロポキシ−ピリジン−3−イル)−1H−インダゾール−5−イル]−アミドの合成
ステップ1:4−ブロモ−2−フルオロ−ベンズアミドの調製
0℃で、1,1’−カルボニルジイミダゾール(8.8g、54.3mmol)を、4−ブロモ−2−フルオロ安息香酸(6g、27.3mmol)のジクロロメタン(100ml)撹拌混合物に少しずつ加えた。20分後、透明な溶液が得られた。水酸化アンモニウム(28%、30ml)を加え、混合物を終夜撹拌した。水層を単離し、ジクロロメタンで2回抽出した。合わせた有機抽出物を水、1NのHClで2回、水、ブラインで洗浄し、乾燥(MgSO
4)させた。溶媒を真空下で除去し、固体をヘキサンで洗浄して、4−ブロモ−2−フルオロ−ベンズアミド2BL(5.56g)を得た。
ステップ2:化合物3BLの調製
化合物2BL(4.66g、21.48mmol)、Et
3OPF
6(6.4g、25.77mmol)のジクロロエタン(86ml)混合物を1時間還流させた。溶媒を減圧下で除去した。粗製物を0℃に冷却し、エーテルで摩砕し、濾過して、所望の生成物3BL(7.5g)を得た。
ステップ3:化合物4BLの調製
化合物3BL(1.96g)をピリジン(10ml)に溶解した。ヒドロキシエチルヒドラジン(0.51ml)を撹拌しながら加え、得られた混合物を終夜撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮して、粗製の4BLを黄色ゴム状物として得、これを更には精製せずに次のステップの合成に直接使用した。
ステップ4:化合物5BLの調製
前ステップからの粗製の4BLのギ酸(30ml)混合物を終夜還流させ、減圧下で濃縮した。残留物を飽和NaHCO
3で処理し、EtOAcで3回抽出した。合わせた有機物をMgSO
4で乾燥させた。濃縮後、化合物の残留物をシリカゲル上で精製した。EtOAcで溶離して、化合物6BL(1.1g)を、次いで5BL(183mg)を得た。
水性塩基での加水分解により、化合物6BLを5BLに容易に変換できる。
ステップ5:化合物7BLの調製
5BL(429mg、1.5mmol)のDMF(3ml)溶液を、NaH(60%、66mg、1.65mmol)を含むフラスコ中に撹拌しながら加えた。30分間撹拌した後、MeI(0.103ml、1.65mmol)をゆっくり加えた。30分後、反応混合物をEtOAcで希釈し、水で3回、ブラインで洗浄し、乾燥(MgSO
4)させた。濃縮後、残留物をシリカゲル上で精製した。10%MeOH/EtOAcで溶離して、化合物7BL(88mg)を得た。
ステップ6:化合物A16の調製
(S)−1−(2−(4−(4−(1,5−ジメチル−1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)フェニル)−5,6−ジヒドロピリジン−1(2H)−イル)−2−オキソエチル)−N−(3−(6−イソプロポキシピリジン−3−イル)−1H−インダゾール−5−イル)−3−メトキシピロリジン−3−カルボキサミド(A14、実施例3)の合成においての手順と同様の手順に従い、7BLから化合物A16を調製した。
質量スペクトル:LCMS M+1=738、保持時間=4分。
(実施例5)
1−(2−{4−[4−(1−エチル−1H−[1,2,4]トリアゾール−3−イル)−フェニル]−3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−1−イル}−2−オキソ−エチル)−3−メトキシ−ピロリジン−3−カルボン酸[3−(6−イソプロポキシ−ピリジン−3−イル)−1H−インダゾール−5−イル]−アミドの合成
4−[4−(1−エチル−1H−[1,2,4]トリアゾール−3−イル)−フェニル]−1,2,3,6−テトラヒドロ−ピリジン塩酸塩の合成
ステップ1:4−ブロモ−ベンズイミド酸エチルエステルの調製
4−ブロモ−ベンゾニトリル(5g)を無水EtOH(100ml)に懸濁させ、0−5℃に冷却した。HClガスを、最初数分間は激しく吹込み、その後5時間ゆっくり吹き込んだ。得られた溶液を終夜撹拌した。ほとんどの溶媒を除去し、沈殿物を濾過し、EtOHで2回洗浄し、乾燥させて、化合物2BM(4.1g)を白色固体として得た。
ステップ2:化合物3BMの調製
4−ブロモ−ベンズイミド酸エチルエステル(1g)をピリジン(20ml)に溶解した。エチルヒドラジン(550mg)を撹拌しながら加え、得られた混合物を終夜撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮し、エーテルを加え、濾過し、エーテルで3回洗浄し、乾燥させて、化合物3BM(1g)を得た。
ステップ3:3−(4−ブロモ−フェニル)−1−エチル−1H−[1,2,4]トリアゾールの調製
化合物3BM(1g)のギ酸(10ml)混合物を終夜還流させ、濃縮した。残留物を飽和NaHCO
3で処理し、EtOAcで3回抽出した。合わせた有機物をMgSO
4で乾燥させた。濃縮後、化合物4BMを無色結晶として得た(0.9g)。
ステップ4:4−[4−(1−エチル−1H−[1,2,4]トリアゾール−3−イル)−フェニル]−3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステルの調製
大きな圧力フラスコに、化合物4BM(400mg)、4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(540mg)、Pd(PPh
3)
4(180mg)、2NのNa
2CO
3(3ml)およびジオキサン/EtOH/水(7:3:2、10ml)を仕込んだ。混合物をArを用いて約0.5分間手短に脱気し、密栓し、120℃で20分間マイクロ波照射した。冷却後、反応混合物をEtOAcおよびブラインで希釈した。有機層を単離し、乾燥(MgSO
4)させた。濃縮後、残留物をシリカゲル上で精製した。MeOH/EtOAc(0−10%)で溶離して、所望の生成物5BM(310mg)を得た。
ステップ5:4−[4−(1−エチル−1H−[1,2,4]トリアゾール−3−イル)−フェニル]−1,2,3,6−テトラヒドロ−ピリジン塩酸塩の調製
ジオキサン中室温で2時間4NのHClを用いて化合物5BMを処理することにより、Boc基を除去できる。真空下で溶媒を除去して、化合物6BMを得た。
1−(2−{4−[4−(1−エチル−1H−[1,2,4]トリアゾール−3−イル)−フェニル]−3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−1−イル}−2−オキソ−エチル)−3−メトキシ−ピロリジン−3−カルボン酸[3−(6−イソプロポキシ−ピリジン−3−イル)−1H−インダゾール−5−イル]−アミドの合成
粗製の8BM(5.9mmol)を、ジクロロメタン/MeOH(1:1、20ml)、オキソ−酢酸エチルエステル(10ml、50%)およびNaBH(OAc)
3(NaBH(OAc)3)(10ml)の混合物中室温で終夜撹拌した。混合物を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液でクエンチした。溶媒を真空で除去した。水および酢酸エチルで希釈した。層を分離し、分離した水層を酢酸エチル(3回)で抽出した。合わせた有機層を乾燥(MgSO
4)させ、濾過し、溶媒を真空で除去した。カラム精製して、8BMを黄色油として得た。
粗製の9BM(2.35g)を、LiOH(1M、10ml)およびTHF(10ml)の溶液中室温で終夜撹拌した。混合物をpH3に合わせた。溶媒を真空で除去した。生成物を精製せずに次のステップに使用した。
粗製の10BM(49mg)、4−[4−(1−エチル−1H−[1,2,4]トリアゾール−3−イル)−フェニル]−1,2,3,6−テトラヒドロ−ピリジン(25.4mg)、HATU(45mg)およびトリエチルアミン(0.1ml)を、DMF(1ml)中室温で終夜撹拌した。混合物をHPLCにより精製して、A3を黄色油として得た。質量スペクトル:LCMS M+1=690、保持時間=3.47分
(実施例6)
4−[4−(1−イソプロピル−1H−[1,2,4]トリアゾール−3−イル)−フェニル]−1,2,3,6−テトラヒドロ−ピリジン塩酸塩の合成
ステップ1:4−ブロモ−ベンズイミド酸エチルエステルの調製
4−ブロモ−ベンゾニトリル(5g)を無水EtOH(100ml)に懸濁させ、0−5℃に冷却した。HClガスを、最初数分間は激しく吹込み、その後5時間ゆっくり吹き込んだ。得られた溶液を終夜撹拌した。ほとんどの溶媒を除去し、沈殿物を濾過し、EtOHで2回洗浄し、乾燥させて、化合物2BN(4.1g)を白色固体として得た。(注意:大規模合成は、反応を完結させるためにより長時間を要し得る。反応の終点を得るために、出発材料の消失を監視することが好ましい。)
ステップ2:化合物3BNの調製
4−ブロモ−ベンズイミド酸エチルエステル(1g)をピリジン(20ml)に溶解した。イソプロピルヒドラジン(550mg)を撹拌しながら加え、得られた混合物を終夜撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮し、エーテルを加え、濾過し、エーテルで3回洗浄し、乾燥させて、化合物3BN(0.9g)を得た。
ステップ3:3−(4−ブロモ−フェニル)−1−イソプロピル−1H−[1,2,4]トリアゾールの調製
化合物3BN(1g)のギ酸(10ml)混合物を終夜還流させ、濃縮した。残留物を飽和NaHCO
3で処理し、EtOAcで3回抽出した。合わせた有機物をMgSO
4で乾燥させた。濃縮後、化合物4BNを無色結晶として得た(0.9g)。
ステップ4:4−[4−(1−イソプロピル−1H−[1,2,4]トリアゾール−3−イル)−フェニル]−3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステルの調製
圧力フラスコに、化合物4BN(500mg)、4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(583mg)、Pd(PPh
3)
4(112mg)、2NのNa
2CO
3(3ml)およびジオキサン(10ml)を仕込んだ。混合物をArを用いて約0.5分間手短に脱気し、密栓し、100℃で終夜撹拌した。冷却後、反応混合物をEtOAcおよびブラインで希釈した。有機層を単離し、乾燥(MgSO
4)させた。濃縮後、残留物をシリカゲル上で精製した。MeOH/EtOAc(0−10%)で溶離して、所望の生成物5BN(410mg)を得た。
ステップ5:4−[4−(1−イソプロピル−1H−[1,2,4]トリアゾール−3−イル)−フェニル]−1,2,3,6−テトラヒドロ−ピリジン塩酸塩の調製
ジオキサン中室温で2時間4NのHClを用いて化合物5BNを処理することにより、Boc基を除去できる。真空下で溶媒を除去して、化合物6BNを得た。
1−(2−{4−[4−(1−イソプロピル−1H−[1,2,4]トリアゾール−3−イル)−フェニル]−3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−1−イル}−2−オキソ−エチル)−3−メトキシ−ピロリジン−3−カルボン酸[3−(6−イソプロポキシ−ピリジン−3−イル)−1H−インダゾール−5−イル]−アミドの合成
粗製の8BN(5.9mmol)を、ジクロロメタン/MeOH(1:1、20ml)、オキソ−酢酸エチルエステル(10ml、50%)およびNaBH(OAc)
3(10ml)の混合物中室温で終夜撹拌した。混合物を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液でクエンチした。溶媒を真空で除去した。水および酢酸エチルで希釈した。層を分離し、分離した水層を酢酸エチル(3回)で抽出した。合わせた有機層を乾燥(MgSO
4)させ、濾過し、溶媒を真空で除去した。カラム精製して、9BNを黄色油として収率65%で得た。
粗製の9BN(2.35g)を、LiOH(1M、10ml)およびTHF(10ml)の溶液中室温で終夜撹拌した。混合物をpH3に合わせた。溶媒を真空で除去した。生成物を精製せずに次のステップに使用し、収率は定量的であった。
粗製の10BN(60mg)、4−[4−(1−イソプロピル−1H−[1,2,4]トリアゾール−3−イル)−フェニル]−1,2,3,6−テトラヒドロ−ピリジン(35mg)、HATU(52mg)およびトリエチルアミン(0.1ml)を、DMF(1ml)中室温で終夜撹拌した。混合物をHPLCにより精製して、A5を黄色油として得た。質量スペクトル:LCMS M+1=704、保持時間=3.56分
(実施例7)
1−(2−{4−[4−(1−イソプロピル−1H−[1,2,4]トリアゾール−3−イル)−フェニル]−3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−1−イル}−2−オキソ−エチル)−3−メトキシ−ピロリジン−3−カルボン酸[3−(6−イソプロポキシ−ピリジン−3−イル)−1H−インダゾール−5−イル]−アミドの合成
4−[4−(1−イソプロピル−1H−[1,2,4]トリアゾール−3−イル)−フェニル]−1,2,3,6−テトラヒドロ−ピリジン塩酸塩の合成
ステップ1:4−ブロモ−ベンズイミド酸エチルエステルの調製
4−ブロモ−ベンゾニトリル(5g)を無水EtOH(100ml)に懸濁させ、0−5℃に冷却した。HClガスを、最初数分間は激しく吹込み、その後5時間ゆっくり吹き込んだ。得られた溶液を終夜撹拌した。ほとんどの溶媒を除去し、沈殿物を濾過し、EtOHで2回洗浄し、乾燥させて、化合物2BO(4.1g)を白色固体として得た。
ステップ2:化合物3BOの調製
4−ブロモ−ベンズイミド酸エチルエステル(1g)をピリジン(20ml)に溶解した。イソプロピルヒドラジン(550mg)を撹拌しながら加え、得られた混合物を終夜撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮し、エーテルを加え、濾過し、エーテルで3回洗浄し、乾燥させて、化合物3BO(0.9g)を得た。
ステップ3:3−(4−ブロモ−フェニル)−1−イソプロピル−1H−[1,2,4]トリアゾールの調製:
化合物3BO(1g)のギ酸(10ml)混合物を終夜還流させ、濃縮した。残留物を飽和NaHCO
3で処理し、EtOAcで3回抽出した。合わせた有機物をMgSO
4で乾燥させた。濃縮後、化合物4BOを無色結晶として得た(0.9g)。(注意:反応は丁度2時間で行うことができることが分かった。大規模合成においては、NaHCO
3の代わりに10%NaOHを使用する。)
ステップ4:4−[4−(1−イソプロピル−1H−[1,2,4]トリアゾール−3−イル)−フェニル]−3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステルの調製
大きな圧力フラスコに、化合物4BO(500mg)、4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(583mg)、Pd(PPh
3)
4(112mg)、2NのNa
2CO
3(3ml)およびジオキサン(10ml)を仕込んだ。混合物をArを用いて約0.5分間手短に脱気し、密栓し、100℃で終夜撹拌した。冷却後、反応混合物をEtOAcおよびブラインで希釈した。有機層を単離し、乾燥(MgSO
4)させた。濃縮後、残留物をシリカゲル上で精製した。MeOH/EtOAc(0−10%)で溶離して、所望の生成物5BO(410mg)を得た。
ステップ5:4−[4−(1−イソプロピル−1H−[1,2,4]トリアゾール−3−イル)−フェニル]−1,2,3,6−テトラヒドロ−ピリジン塩酸塩の調製
ジオキサン中室温で2時間4NのHClを用いて化合物5BOを処理することにより、Boc基を除去できる。真空下で溶媒を除去して、化合物6BOを得た。
3−メチルスルファニル−ピロリジン−3−カルボン酸メチルエステル4BPの調製およびキラル分割
ピロリジン−1,3−ジカルボン酸1−tert−ブチルエステル1BP(4.3g、20mmol)を、トルエン28mLおよびメタノール3.5mlに溶解した。2Nのトリメチルシリルジアゾメタンのヘキサン溶液(13ml、26mmol)を0℃で滴下添加し、反応混合物を周囲温度で10分間撹拌した。混合物を蒸発させて、油4.3gを得た。
テトラヒドロフラン(15ml)に溶解した油2BP(0.5g、2.1mmol)に、2Nのリチウムジイソプロピルアミドのヘキサン溶液1.2mlを滴下添加し、反応混合物を−78℃で1時間撹拌した。ジメチルジスルフィド(0.48mL、5.4mmol)をゆっくり加え、周囲温度に徐々に加温した。反応混合物を18時間撹拌した。飽和塩化アンモニウム溶液(25ml)を加え、反応混合物を5分間撹拌した。反応混合物を酢酸エチルで3回(3×25ml)抽出し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、蒸発させ、カラムクロマトグラフィーにかけた後、標題生成物3BP(0.386g)を得た。
3−メチルスルファニル−ピロリジン−1,3−ジカルボン酸1−tert−ブチルエステル3−メチルエステル(2.15g、8.8mmol)を50%トリフルオロ酢酸/ジクロロメタン20mlに溶解し、2時間撹拌した。反応混合物を蒸発させて、3−メチルスルファニル−ピロリジン−3−カルボン酸メチルエステル4BP(3.35g)をゴム状固体として得た。
代替として、以下の通りに4BPを調製できる:
クロロホルムに溶解した2−メチルスルファニル−プロピオン酸メチルエステル5BP(25g、0.1mol)に、0℃で塩化スルフリル(15.1mL、0.1mol)をゆっくり加えた。反応混合物を0℃で30分間撹拌し、次いで65℃で30分間還流させた。次いで反応混合物を濃縮乾固して、2−メチルスルファニル−アクリル酸メチルエステル6BP(23.75g)を液体として得た。
2−エトキシアクリラート2−メチルスルファニル−アクリル酸メチルエステル6BP(136g、1.03mol)およびベンジル−メトキシメチル−トリメチルシラニルメチル−アミン7BP(290g、1.22mol)のジクロロメタン(2.7L ml)撹拌溶液に、0℃でトリフルオロ酢酸(trifluroacetic acid)の溶液(26mL、0.3mol)を加えた。得られた溶液を室温に加温し、1終夜撹拌した。粗製の生成物をヘキサン中酢酸エチル(1:4)の溶液で溶離するシリカゲル上でのカラムクロマトグラフィーにより精製して、1−ベンジル−3−メチルスルファニル−ピロリジン−3−カルボン酸メチルエステル8BP(131g、47%)を得た。
ジクロロエタン(2.6L)に溶解した1−ベンジル−3−メチルスルファニル−ピロリジン−3−カルボン酸メチルエステル8BP(131g、493.7mmol)に、0℃でN,N,N’,N’−テトラメチル−ナフタレン−1,8−ジアミン9BP(31.8g、0.144mmol)を、次いで2−クロロプロピオニルクロリド10BP(64mL、593.1mmol)を順次加えた。反応混合物を周囲温度で1終夜撹拌し、次いで濃縮乾固した。残留物をメタノール2.8Lに溶解し、65℃で3.5時間還流させた。次いで反応混合物を濃縮乾固し、残留物をジクロロメタン中のメタノール(1:9)の溶液で溶離するシリカゲル上でのカラムクロマトグラフィーにより精製して、3−メチルスルファニル−ピロリジン−3−カルボン酸メチルエステル4BP(75g、86%)を得た。
3−メチルスルファニル−ピロリジン−3−カルボン酸メチルエステル4BPのキラル分割
3−メチルスルファニル−ピロリジン−3−カルボン酸メチルエステル4BP(42.9g、244.8mmol)およびL−酒石酸(36.7g、244.8mmol)を1Lの丸底フラスコに仕込み、メタノール250mLで溶解した。次いでフラスコを75℃で回転蒸発器に取り付けた。混合物をこの温度で約20分間緩やかに回転させて、完全に溶解させた。透明溶液になった後、3−メチルスルファニル−ピロリジン−3−カルボン酸メチルエステル11BPの標準結晶約10mgを加え(種をまいて結晶の生成を補助するため)、穏やかに静置して結晶を生成させた。3日後、結晶19.4gを濾過し、次いでこれを冷メタノール(20−30mL)で洗浄して、結晶性3−メチルスルファニル−ピロリジン−3−カルボン酸メチルエステル11BP(18.2g)を得た。
結晶3−メチルスルファニル−ピロリジン−3−カルボン酸メチルエステル11BPのキラル純度は、4−ニトロベンジルクロロホルマートを用いて誘導化し、1mL/分の流速にて20%イソプロパノール/ヘキサン溶媒系の条件下で分析用HPLC(ChiracelADカラム)にこれを供することにより決定した。純度は、保持時間16.58分で>99.9%であることが分かった。
3−メチルスルファニル−ピロリジン−1,3−ジカルボン酸1−tert−ブチルエステルの調製
12BP(28g、90.52mmol)の乾燥CH
2Cl
2(250mL)冷却(0℃)溶液に、トリエチルアミン(31.5mL、226.32mmol、2.5当量)を、続いて(Boc)
2O(25.7g、117.68mmol、1.3当量)を加えた。得られた混合物を0℃から室温に終夜撹拌し、次いでCH
2Cl
2で希釈し、これを飽和NaHCO
3水溶液およびブラインで洗浄し、乾燥(MgSO
4)させ、濃縮した。シリカゲル(ヘキサン/酢酸エチル、4:1)上でクロマトグラフィーにかけて、13BP(23.5mg、90.52mmol、100%)を無色油として得た。
13BP(23.5mg、90.52mmol)のTHF/MeOH(175mL/175mL)撹拌溶液に、135mLのLiOH(H2O中1M、135mmol、1.5当量)を加えた。反応混合物を室温で終夜撹拌し、これに1NのHCl(135mL)を加えた。得られた混合物を更に15分間撹拌し、濃縮して、14BPを得た。
ステップ1:
アミノインダゾール5BI(39g、0.076mol)およびピロリジンカルボン酸14BP(32g、0.069mol)を室温でDMF(300ml)に溶解した。HATU(29g、0.076mol)を、続いて
iPr
2NEt(14.5ml、0.083mol)を加えた。混合物を室温で終夜撹拌し、酢酸エチルおよび水で希釈した。層を分離した。分離した有機層を水(2回)で洗浄し、乾燥(MgSO
4)させ、濾過した。真空で濃縮し、続いてカラム精製[ヘキサン−酢酸エチル=4:1(容量/容量)]して、粗製の7BOを灰白色泡状物として得た。
ステップ2:
粗製の7BOを、ジクロロメタン(300ml)、トリフルオロ酢酸(100ml)および水(50ml)の混合物中室温で終夜撹拌した。混合物を0℃で冷却し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で注意深くクエンチした。溶媒を真空で除去した。水および酢酸エチルで希釈した。層を分離し、分離した水層を酢酸エチル(3回)で抽出した。合わせた有機層を乾燥(MgSO
4)させ、濾過し、溶媒を真空で除去した。カラム精製[ジクロロメタン中5から10%MeOH(7Nアンモニア)]して、ピロリジン8BO(23g、84%)を灰白色固体として得た。
1−(2−{4−[4−(1−イソプロピル−1H−[1,2,4]トリアゾール−3−イル)−フェニル]−3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−1−イル}−2−オキソ−エチル)−3−メチルスルファニル−ピロリジン−3−カルボン酸[3−(6−イソプロポキシ−ピリジン−3−イル)−1H−インダゾール−5−イル]−アミドの合成
粗製の8BO(5.9mmol)を、ジクロロメタン/MeOH(1:1、20ml)、オキソ−酢酸エチルエステル(10ml、50%)およびNaBH(OAc)
3(10ml)の混合物中室温で終夜撹拌した。混合物を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液でクエンチした。溶媒を真空で除去した。水および酢酸エチルで希釈した。層を分離し、分離した水層を酢酸エチル(3回)で抽出した。合わせた有機層を乾燥(MgSO
4)させ、濾過し、溶媒を真空で除去した。カラム精製して、9BOを黄色油として得た。
粗製の9BO(2.35g)を、LiOH(1M、10ml)およびTHF(10ml)の溶液中室温で終夜撹拌した。混合物をpH3に合わせた。溶媒を真空で除去した。生成物を精製せずに次のステップに使用した。
粗製の10BO(60mg)、4−[4−(1−イソプロピル−1H−[1,2,4]トリアゾール−3−イル)−フェニル]−1,2,3,6−テトラヒドロ−ピリジン(35mg)、HATU(52mg)およびトリエチルアミン(0.1ml)を、DMF(1ml)中室温で終夜撹拌した。混合物をHPLCにより精製して、11BOを黄色油として得た。質量スペクトル:LCMS M+1=720、保持時間=3.68分
(実施例8)
1−[2−(4−{4−[1−(2−ヒドロキシ−2−メチル−プロピル)−1H−[1,2,4]トリアゾール−3−イル]−フェニル}−3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−1−イル)−2−オキソ−エチル]−3−メトキシ−ピロリジン−3−カルボン酸[3−(6−イソプロポキシ−ピリジン−3−イル)−1H−インダゾール−5−イル]−アミドの調製
2−クロロ−1−{4−[4−(1−エチル−1H−[1,2,4]トリアゾール−3−イル)−フェニル]−3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−1−イル}−エタノンの合成
ステップ1:4−ブロモ−ベンズイミド酸エチルエステルの調製
4−ブロモ−ベンゾニトリル(5g)を無水EtOH(100ml)に懸濁させ、0−5℃に冷却した。HClガスを、最初数分間は激しく吹込み、その後5時間ゆっくり吹き込んだ。得られた溶液を終夜撹拌した。ほとんどの溶媒を除去し、沈殿物を濾過し、EtOHで2回洗浄し、乾燥させて、化合物2BO(4.1g)を白色固体として得た。
ステップ2:化合物3BQの調製:
4−ブロモ−ベンズイミド酸エチルエステル(1.68g)をピリジン(10ml)に溶解した。1−ヒドラジノ−2−メチル−プロパン−2−オール(1g)を撹拌しながら加え、得られた混合物を終夜撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮し、エーテルを加え、濾過し、エーテルで3回洗浄し、乾燥させて、化合物3BQ(1g)を得た。
ステップ3:1−[3−(4−ブロモ−フェニル)−[1,2,4]トリアゾール−1−イル]−2−メチル−プロパン−2−オールの調製:
化合物3BQ(1g)のギ酸(10ml)混合物を終夜還流させ、濃縮した。残留物を飽和NaHCO
3で処理し、EtOAcで3回抽出した。合わせた有機物をMgSO
4で乾燥させた。濃縮後、化合物4BQを無色結晶として得た(0.9g)。
ステップ4:4−{4−[1−(2−ヒドロキシ−2−メチル−プロピル)−1H−[1,2,4]トリアゾール−3−イル]−フェニル}−3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステルの調製
大きな圧力フラスコに、化合物4BQ(400mg)、4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(540mg)、Pd(PPh
3)
4(180mg)、2NのNa
2CO
3 (3ml)およびジオキサン/EtOH/水(7:3:2、10ml)を仕込んだ。混合物をArを用いて約0.5分間手短に脱気し、密栓し、120℃で20分間マイクロ波照射した。冷却後、反応混合物をEtOAcおよびブラインで希釈した。有機層を単離し、乾燥(MgSO
4)させた。濃縮後、残留物をシリカゲル上で精製した。MeOH/EtOAc(0−10%)で溶離して、所望の生成物5BQ(310mg)を得た。
ステップ5:2−メチル−1−{3−[4−(1,2,3,6−テトラヒドロ−ピリジン−4−イル)−フェニル]−[1,2,4]トリアゾール−1−イル}−プロパン−2−オールの調製
ジオキサン中室温で2時間4NのHClを用いて化合物5BQを処理することにより、Boc基を除去できる。真空下で溶媒を除去して、化合物6BQを得た。
1−[2−(4−{4−[1−(2−ヒドロキシ−2−メチル−プロピル)−1H−[1,2,4]トリアゾール−3−イル]−フェニル}−3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−1−イル)−2−オキソ−エチル]−3−メトキシ−ピロリジン−3−カルボン酸[3−(6−イソプロポキシ−ピリジン−3−イル)−1H−インダゾール−5−イル]−アミドの合成
粗製の8BN(5.9mmol)を、ジクロロメタン/MeOH(1:1、20ml)、オキソ−酢酸エチルエステル(10ml、50%)およびNaBH(OAc)
3(10ml)の混合物中室温で終夜撹拌した。混合物を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液でクエンチした。溶媒を真空で除去した。水および酢酸エチルで希釈した。層を分離し、分離した水層を酢酸エチル(3回)で抽出した。合わせた有機層を乾燥(MgSO
4)させ、濾過し、溶媒を真空で除去した。カラム精製して、9BNを黄色油として得た。
粗製の9BN(2.35g)を、LiOH(1M、10ml)およびTHF(10ml)の溶液中室温で終夜撹拌した。混合物をpH3に合わせた。溶媒を真空で除去した。生成物を精製せずに次のステップに使用した。
粗製の10BN(60mg)、2−メチル−1−{3−[4−(1,2,3,6−テトラヒドロ−ピリジン−4−イル)−フェニル]−[1,2,4]トリアゾール−1−イル}−プロパン−2−オール(38mg)、HATU(50mg)およびトリエチルアミン(0.1ml)を、DMF(1ml)中室温で終夜撹拌した。混合物をHPLCにより精製して、A9を黄色油として得た(50%)。質量スペクトル:LCMS M+1=734、保持時間=3.32分
(実施例9)
3−メトキシ−1−(2−{4−[4−(1−メチル−1H−[1,2,4]トリアゾール−3−イル)−フェニル]−3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−1−イル}−2−オキソ−エチル)−ピロリジン−3−カルボン酸{3−[6−(2−メトキシ−エトキシ)−ピリジン−3−イル]−1H−インダゾール−5−イル}−アミドの調製
3−メトキシ−ピロリジン−3−カルボン酸{3−[6−(2−メトキシ−エトキシ)−ピリジン−3−イル]−1H−インダゾール−5−イル}−アミドの合成
ステップ1:
圧力フラスコに、化合物1BR(1.75g)、2BR(0.5g)、Pd(PPh
3)
4(210mg)、2NのNa
2CO
3 (10ml)およびジオキサン(10ml)を仕込んだ。混合物をArを用いて約0.5分間手短に脱気し、密栓し、100℃で終夜撹拌した。冷却後、反応混合物をEtOAcおよびブラインで希釈した。有機層を単離し、乾燥(MgSO
4)させた。濃縮後、残留物をシリカゲル上で精製した。溶離して、所望の生成物3BR(0.8g)を得た。
ステップ2:
化合物3BR(1.8g)、2−メトキシ−エタノール(1g)、DEAD(0.8g)およびPPh
3(1.2g)のTHF(10ml)混合物を室温で終夜撹拌し、濃縮した。残留物をシリカゲルにより精製して、所望の生成物4BR(0.8g)を得た。
ステップ3:
Pd/C(10%)カラムを用いるH−キューブにより、MeOH(20ml)中の4BR(0.5g)を還元した。
ステップ4:
アミノインダゾール5BR(80mg)およびピロリジンカルボン酸14BH(38mg)を室温でDMF(1ml)に溶解した。HATU(69mg)を、続いて
iPr
2NEt(0.1ml)を加えた。混合物を室温で終夜撹拌し、酢酸エチルおよび水で希釈した。層を分離した。分離した有機層を水(2回)で洗浄し、乾燥(MgSO
4)させ、濾過した。真空で濃縮して、粗製の7BRを灰白色泡状物として得た。
ステップ5:
粗製の7BRを、ジクロロメタン(1ml)、トリフルオロ酢酸(1ml)の混合物中室温で1時間撹拌した。混合物を0℃で冷却し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で注意深くクエンチした。溶媒を真空で除去した。水および酢酸エチルで希釈した。層を分離し、分離した水層を酢酸エチル(3回)で抽出した。合わせた有機層を乾燥(MgSO
4)させ、濾過し、溶媒を真空で除去して、ピロリジン8BRを灰白色固体として得た。
3−メトキシ−1−(2−{4−[4−(1−メチル−1H−[1,2,4]トリアゾール−3−イル)−フェニル]−3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−1−イル}−2−オキソ−エチル)−ピロリジン−3−カルボン酸{3−[6−(2−メトキシ−エトキシ)−ピリジン−3−イル]−1H−インダゾール−5−イル}−アミドの合成
化合物7BH(52mg)、化合物8BR(62mg)、およびDIEA(0.3ml)のDMF(1.5ml)混合物を室温で終夜撹拌した。LCMSは、反応が完結していることを示している。DMFを減圧下で除去した。粗製物をHPLCにより精製した。(LCMS M+1=692、保持時間=3.00分)
(実施例10)
1−[2−(4−{4−[1−(2−ヒドロキシ−エチル)−1H−[1,2,4]トリアゾール−3−イル]−フェニル}−3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−1−イル)−2−オキソ−エチル]−3−メトキシ−ピロリジン−3−カルボン酸[3−(6−イソプロポキシ−ピリジン−3−イル)−1H−インダゾール−5−イル]−アミドの調製
{3−[3−(6−イソプロポキシ−ピリジン−3−イル)−1H−インキサゾール−5−イルカルバモイル]−3−メトキシ−ピロリジン−1−イル}−酢酸の調製
化合物8BI(3.5g、6.6mmol)のアセトニトリル(26ml)溶液に、DIEA(5.7ml、32.9mmol)を加えた。0℃に冷却し、化合物13BS(0.47ml、3.29mmol)を滴下添加した。0℃で4時間撹拌した後、化合物13BS(0.47ml、3.29mmol)を再度加えた。更に0℃で1時間撹拌し、次いで室温に加温した。室温で終夜撹拌した後、EtOAc(200ml)に溶解し、NaHCO
3(1×50ml)、水(1×50ml)およびブライン(1×50ml)で洗浄した。有機抽出物をMgSO
4で乾燥させ、溶媒を除去した。粗製物を20%MeOH/EtOAcを用いるカラムクロマトグラフィーにより精製して、所望の生成物14BS(2.4g)を得た。
化合物14BS(2.4g)を室温にて45分間TFA(40ml)で処理した。TFAを減圧下で除去し、固体をエーテルで洗浄して、所望の化合物15BSをTFA塩として得た(4.4g、95%)。水中4NのHClを加えることにより、化合物15BSをHCl塩に変換した。
2−{3−[[4[(1,2,3,6−テトラヒドロ−ピリジン−4−イル)−フェニル]−[1,2,4]トリアゾール−1−イル}−エタノール塩酸塩の調製の合成
4−ブロモ−N’−(2−ヒドロキシエチル)ベンズイミドヒドラジド塩酸塩の調製
4−ブロモ−ベンズイミド酸エチルエステル1BH(5g)をピリジン(100ml)に溶解した。ヒドロキシエチルヒドラジン(1.92ml)を撹拌しながら加え、得られた混合物を終夜撹拌した。沈殿物を濾集し、母液を濃縮してほぼ乾固し、エーテルを加えた。固体を濾別した。合わせた固体をエーテルで2回洗浄し、乾燥させて、18BS(5.1g)を得た。
2−(3−(4−ブロモフェニル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)エタノールの調製
化合物18BS(3g)のギ酸(50ml)混合物を室温で30分間、100℃で1.5時間撹拌し、濃縮した。残留物を飽和NaHCO
3で処理し、EtOAcで3回抽出した。合わせた有機抽出物をMgSO
4で乾燥させた。濃縮後、粗製物をシリカゲル上で精製した。EtOAcで溶離して、化合物20BS(2g)、および化合物19BS(262mg)を得た。
水性加水分解により、化合物20BSを19BSに容易に変換できる。
4−[4−(1−(2−ヒドロキシ−エチル)−1H−[1,2,4]トリアゾール−3−イル)−フェニル]−3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステルの調製
大きな圧力フラスコに、化合物19BS(1.5g、5.6mmol)、4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(1.9g、6.2mmol)、[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)−フェロセン]ジクロロパラジウム(II)とジクロロメタンとの(1:1)錯体(0.22g、0.28mmol)、K
2CO
3(2.32g、16.8mmol)およびDME/水(5:1、12ml)を仕込んだ。混合物をArを用いて約0.5分間手短に脱気し、密栓し、80℃で終夜撹拌した。冷却後、反応混合物をEtOAcで希釈し、水(1回)およびブライン(1回)で洗浄した。有機層を単離し、MgSO
4で乾燥させた。濃縮後、残留物をシリカゲル上で精製した。MeOH/EtOAc(0−10%)で溶離して、所望の生成物21BS(1.4g、73%)を得た。
2−{3−[[4[(1,2,3,6−テトラヒドロ−ピリジン−4−イル)−フェニル]−[1,2,4]トリアゾール−1−イル}−エタノール塩酸塩の調製
ジオキサン中室温で2時間4NのHClを用いて化合物21BSを処理することにより、Boc基を除去できる。真空下で溶媒を除去して、化合物22BSを得た。
1−[2−(4−{4−[1−(2−ヒドロキシ−エチル)−1H−[1,2,4]トリアゾール−3−イル]−フェニル}−3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−1−イル)−2−オキソ−エチル]−3−メトキシ−ピロリジン−3−カルボン酸[3−(6−イソプロポキシ−ピリジン−3−イル)−1H−インキサゾール−5−イル]−アミドの調製
化合物10BN(0.49g、1mmol)、1−(3−ジメチル−アミノプロピル)−3−エチルカルボキシイミド塩酸塩(0.38g、2mmol)、および1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(0.14g、1mmol)の混合物を、DMF(3ml)に溶解した。室温で20分間撹拌した後、化合物16BS(0.34g、1mmol)およびDIEA(0.7ml、4mmol)を加えた。室温で終夜撹拌した後、DCM(45ml)で希釈し、NaHCO
3(1×7ml)、水(3×7ml)およびブライン(1×10ml)で洗浄した。有機層をMgSO
4で乾燥させた。濃縮後、残留物をシリカゲル上で精製した。20%MeOH/EtOAc中の2%NH
3で溶離して、所望の生成物A2(0.3g)を得た。1,4−ジオキサン中4NのHClを加えることにより、この化合物をHCl塩に変換した。(LCMS:M+1=706、保持時間=3.13分)、
(実施例11)
3−メトキシ−1−(2−{4−[4−(1−メチル−1H−[1,2,4]トリアゾール−3−イル)−フェニル]−3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−1−イル}−2−オキソ−エチル)−ピロリジン−3−カルボン酸[3−(6−エトキシ−ピリジン−3−イル)−1H−インダゾール−5−イル]−アミド(実施例1)の合成
6−エトキシピリジン−3−ボロン酸(2.5g、14.97mmol)、ブロモインダゾール3BI(7.25g、14.97mmol)、炭酸カリウム(6.2g、44.91mmol)、PdCl
2(dppf)
2.CH
2Cl
2(1.22g、1.497mmol)、1,4−ジオキサン(40mL)および水(10mL)の混合物を、窒素で15分間室温にてパージし、次いで90℃で18時間加熱し、室温に冷却した。水(100mL)および酢酸エチル(300mL)を加えた。セライトを通して固体を濾過した。層を分離し、分離した有機層を水(100mL)で洗浄した。合わせた有機層を乾燥(Na
2SO
4)させ、濾過し、溶媒を真空で除去した。カラム精製[ヘキサン−酢酸エチル=9:1(容量/容量)]して、化合物2BU(7g、89%)を得た。
ステップ2:
化合物2BU(2g、3.8mmol)およびPd/C(10%、50%湿潤、0.7g)を、トルエン(30mL)およびMeOH(15mL)中H
2(風船)下室温で18時間撹拌した。固体の触媒をセライトを通して濾過し、溶媒を真空で除去した。4%MeOH/CH
2Cl
2を用いるカラム精製により、化合物3BU(1.6g、85%)を得た。
ステップ3:
化合物3BU(1.46g、3.22mmol)およびピロリジンカルボン酸14BH(0.56g、3.22mmol)を室温でDMF(300ml)に溶解した。HATU(1.68g、4.83mmol)を、続いて
iPr
2NEt(0.78mL、4.83mmol)を加えた。混合物を室温で終夜撹拌し、酢酸エチル(200mL)および水(100mL)で希釈した。層を分離した。分離した有機層を水(100mL)で洗浄し、乾燥(Na
2SO
4)させ、濾過した。真空で濃縮し、続いてカラム精製[ヘキサン−酢酸エチル=9:1(容量/容量)]して、生成物4BUを得た。
ステップ4:
化合物4BU(1.6g)を、ジクロロメタン(30mL)、トリフルオロ酢酸(4mL)および数滴の水の混合物中室温で終夜撹拌した。混合物を0℃で冷却し、7%MeOH(NH
3)/CH
2Cl
2で注意深くクエンチした。溶媒を真空で除去した。水(100mL)および酢酸エチル(200mL)で希釈した。層を分離した。有機層を乾燥(Na
2SO
4)させ、濾過し、溶媒を真空で除去した。カラム精製[ジクロロメタン中7%MeOH(7Nアンモニア)]して、化合物5BU(0.44g、49%)を得、これを4NのHCl/ジオキサンで処理し、溶液を蒸発させて乾固することにより、モノHCl塩に変換した。
ステップ5:
化合物7BH(46mg、0.144mmol)、化合物5BU(60mg、0.144mmol)、DMF(2mL)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.076mL、0.432mmol)の混合物を室温で18時間撹拌した。EtOAc(100mL)で希釈し、水(2×100mL)で洗浄した。有機層をNa
2SO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。残留物を4%MeOH(NH
3)/CH
2Cl
2で溶離するシリカゲル上で精製して、所望の生成物6BU(40mg、42%)を得た。
LC質量スペクトルM+1@保持時間=662@2.57分
(実施例12)
3−メチルスルファニル−1−(2−{4−[4−(1−メチル−1H−[1,2,4]トリアゾール−3−イル)−フェニル]−3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−1−イル}−2−オキソ−エチル)−ピロリジン−3−カルボン酸[3−(6−メトキシ−ピリジン−3−イル)−1H−インダゾール−5−イル]−アミドの合成
6−エトキシピリジン−3−ボロン酸の代わりに6−メトキシピリジン−3−ボロン酸を用い、化合物3BIからの化合物2BUの調製(実施例11、ステップ1)にて記載した手順と本質的に同様の手順を用いて、化合物3BIから化合物8BUを調製した。
ステップ2:
化合物8BU(3g、3.8mmol)およびPd/C(10%、50%湿潤、1.2g)を、トルエン(30ml)およびMeOH(15mL)中H
2(風船)下室温で18時間撹拌した。固体の触媒をセライトを通して濾過し、溶媒を真空で除去して、化合物10BU(2.8g、100%)を得た。
ステップ3:
化合物10BU(0.6g、1.24mmol)およびピロリジンカルボン酸14BP(0.33g、1.24mmol)を室温でDMF(5mL)に溶解した。HATU(0.71g、1.86mmol)を、続いて
iPr
2NEt(00.66mL、3.72mmol)を加えた。混合物を室温で終夜撹拌し、酢酸エチル(200mL)および水(100mL)で希釈した。層を分離した。分離した有機層を水(100mL)で洗浄し、乾燥(Na
2SO
4)させ、濾過した。真空で濃縮し、続いてカラム精製[ヘキサン−酢酸エチル=9:1(容量/容量)]して、生成物12BU(0.65g、72%)を得た。
ステップ4:
化合物12BU(0.65g)を、ジクロロメタン(30mL)、トリフルオロ酢酸(4mL)および数滴の水の混合物中室温で終夜撹拌した。混合物を0℃で冷却し、7%MeOH(NH
3)/CH
2Cl
2で注意深くクエンチした。溶媒を真空で除去した。水(100mL)および酢酸エチル(200mL)で希釈した。層を分離した。有機層を乾燥(Na
2SO
4)させ、濾過し、溶媒を真空で除去した。カラム精製[ジクロロメタン中15%MeOH(7Nアンモニア)]して、化合物13BU(0.22g、34%)を得た。
ステップ5:
化合物7BH(40mg、0.126mmol)、化合物13BU(50mg、0.126mmol)、DMF(2mL)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.045mL、0.25mmol)の混合物を室温で18時間撹拌した。EtOAc(100mL)で希釈し、水(2×100mL)で洗浄した。有機層をNa
2SO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。残留物を3%MeOH(NH
3)/CH
2Cl
2で溶離するシリカゲル上で精製して、所望の生成物A19(50mg、60%)を得た。
LC質量スペクトルM+1@保持時間=664@2.88分
(実施例13)
3−メトキシ−1−(2−{4−[4−(1−メチル−1H−[1,2,4]トリアゾール−3−イル)−フェニル]−3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−1−イル}−2−オキソ−エチル)−ピロリジン−3−カルボン酸[3−(2−メトキシ−ピリジン−4−イル)−1H−インダゾール−5−イル]−アミドの合成
ステップ1:
3−(2−フルオロ−ピリジン−4−イル)−5−ニトロ−1−トリチル−1H−インダゾールの合成
3−ブロモ−5−ニトロ−1−トリチル−1H−インダゾール3BI(15.64g、32.3mmol)、2−フルオロ−4−ピリジンボロン酸2BV(5.0g、35.5mmol)、K
3PO
4(17.1g、80.7mmol)およびPd(dppf)Cl
2(2.64g、3.23mmol)を、ジオキサン/H
2O(240mL/60mL)中室温で混合し、80℃で終夜加熱した。反応混合物を室温に冷却し、少容量に濃縮した。残留物を酢酸エチル(200mL)とブライン(150mL)との間で分配した。有機層をブラインで洗浄し、乾燥(MgSO
4)させ、濾過した。得られた濾液を濃縮し、残留物をヘキサン、ヘキサン中5%酢酸エチル、ヘキサン中10%酢酸エチルで順次溶離するシリカゲルカラム上で精製して、黄色固体3BV(3.33g、64%)を得た。
ステップ2:
3−(2−メトキシ−ピリジン−4−イル)−5−ニトロ−1−トリチル−1H−インダゾールの調製
250mlの圧力容器中、3−(2−フルオロ−ピリジン−4−イル)−5−ニトロ−1−トリチル−1H−インダゾール3BV(5.005g、10.0mmol)を、0.1NのKOCH
3/MeOH/トルエン(Acros、150mL、15.0mmol)中乾燥N
2気体下溶解した。圧力容器をきつく密封し、撹拌下70℃で24時間加熱した。圧力容器を氷浴中で0℃に冷却した後開封した。圧力容器の内容物を500mlのRBFに移し、蒸発乾固した。得られた固体をCH
2Cl
2に溶解し、飽和NaCl溶液で洗浄し、MgSO
4で乾燥させた。溶媒を蒸発乾固し、高真空下で乾燥させて、4BVを茶褐色固体として得た(5.12g、100%)。
ステップ3:
3−(2−メトキシ−ピリジン−4−イル)−1−トリチル−1H−インダゾール−5−イルアミンの調製
3−(2−メトキシ−ピリジン−4−イル)−5−ニトロ−1−トリチル−1H−インダゾール4BV(5.125g,10.0mmol)のMeOH/トルエン(50mL/50mL)撹拌懸濁液に、10%Pd/C(Degussaタイプ、0.5g)を室温で乾燥N
2気体下加えた。混合物を脱気し、H
2気体で膨張させた風船下終夜撹拌した。触媒をマイクロファイバーフィルターを通して濾過し、MeOHおよびCH
2Cl
2で洗浄した。濾液を蒸発乾固し、茶褐色固体5BVを得た(5.0g)。
ステップ4
3−メトキシ−3−[3−(2−メトキシ−ピリジン−4−イル)−1−トリチル−1H−インダゾール−5−イルカルバモイル]−ピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステルの調製
3−メトキシ−ピロリジン−1,3−ジカルボン酸1−tert−ブチルエステル6BV(4.16mmol、粗製物)のDMF/DCM(25mL/25mL)の撹拌懸濁液に、3−(2−メトキシ−ピリジン−4−イル)−1−トリチル−1H−インダゾール−5−イルアミン5BV(2.008g、4.16mmol)およびEt
3N(2.9mL,21mmol)を室温で乾燥N
2気体下加え、続いてHATU(3.16g、8.32mmol)を加えた。混合物を室温で乾燥N
2気体下終夜撹拌した。混合物を1:1のEtOAcと飽和NaHCO
3溶液との間で分配した。有機相を分離し、ブラインで洗浄し、MgSO
4(MgSO4)で乾燥させ、蒸発乾固した。粗製の固体を、10−25%EtOAc/ヘキサンで溶離するRediSep120gカートリッジ上で精製して、茶褐色固体7BV(2.95g、100%)を得た。
ステップ5
3−メトキシ−ピロリジン−3−カルボン酸[3−(2−メトキシ−ピリジン−4−イル)−1H−インダゾール−5−イル]−アミドの調製
3−メトキシ−3−[3−(2−メトキシ−ピリジン−4−イル)−1−トリチル−1H−インダゾール−5−イルカルバモイル]−ピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル7BV(2.95g、4.16mmol)のDCM(50mL)撹拌溶液に、室温でトリエチルシラン(1.00ml、6.24mmol)を、続いてTFA(10mL)を加えた。混合物を室温で乾燥N
2気体下4−5時間撹拌した。混合物を蒸発乾固し、乾燥トルエン(2×75mL)で共蒸発させた。得られた粗製の固体を2.5%−6%の2M NH
3−MeOH/CH
2Cl
2で溶離するRediSep120gカートリッジ上で精製して、灰白色固体8BV(1.23g、80%)を得た。
ステップ6
3−メトキシ−1−(2−{4−[4−(1−メチル−1H−[1,2,4]トリアゾール−3−イル)−フェニル]−3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−1−イル}−2−オキソ−エチル)−ピロリジン−3−カルボン酸[3−(2−メトキシ−ピリジン−4−イル)−1H−インダゾール−5−イル]−アミドの合成
化合物8BV(40mg、0.11mmol)、化合物9BV(41.6mg、0.13mmol)およびトリエチルアミン(0.1mL)のDMF(3mL)混合物を、45℃で撹拌しながら終夜加熱した。次いで反応混合物を真空で濃縮し、得られた粗製物をCH
2Cl
2中の2%および4%の2NのNH
3/MeOHで溶離するシリカゲルカラム上で精製して、黄色固体A21(39.6mg、55%)を単離した。(LCMS M+1=648、保持時間=2.34分)
(実施例14)
3−メチルスルファニル−1−(2−{4−[4−(1−メチル−1H−[1,2,4]トリアゾール−3−イル)−フェニル]−3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−1−イル}−2−オキソ−エチル)−ピロリジン−3−カルボン酸[3−(2−エトキシ−ピリジン−4−イル)−1H−インダゾール−5−イル]−アミドの合成
ステップ1:
3−(2−エトキシ−ピリジン−4−イル)−5−ニトロ−1−トリチル−1H−インダゾールの調製
150mLの圧力容器中、3−(2−フルオロ−ピリジン−4−イル)−5−ニトロ−1−トリチル−1H−インダゾール3BV(2.0g、4.0mmol)の無水EtOH(40mL)撹拌溶液に、固体のカリウムtert−ブトキシド(12g、10.0mmol)を乾燥N
2気体下で加えた。圧力容器をきつく密封し、80℃で24時間加熱した。圧力容器を氷浴中で0℃に冷却した後開封した。圧力容器の内容物を250mLのRBFに移し、少容量に濃縮した。得られた混合物をEtOAcとH
2Oとの間で分配した。有機相を分離し、飽和NaCl溶液で洗浄し、MgSO
4で乾燥させた。溶媒を蒸発乾固して、粗製の固体11BV(1.5g、71%)を得た。
ステップ2:
3−(2−エトキシ−ピリジン−4−イル)−1−トリチル−1H−インダゾール−5−イルアミンの調製
4BVの代わりに11BVを用いた以外は、実施例13、ステップ3の手順と本質的に同様の手順を用いることにより、12BVを調製した。
ステップ3:
3−[3−(2−エトキシ−ピリジン−4−イル)−1−トリチル−1H−インダゾール−5−イルカルバモイル]−3−メチルスルファニル−ピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステルの調製
5BVおよび6BVの代わりに12BVおよび14BPを用いた以外は、実施例13、ステップ4の手順と本質的に同様の手順を用いて、14BVを収率88%で調製した。
ステップ4:
3−メチルスルファニル−ピロリジン−3−カルボン酸[3−(2−エトキシ−ピリジン−4−イル)−1H−インダゾール−5−イル]−アミドの調製
7BVの代わりに14BVを用いた以外は、実施例13、ステップ5の手順と本質的に同様の手順を用いて、15BVを収率80%で調製した。
ステップ5:
3−メチルスルファニル−1−(2−{4−[4−(1−メチル−1H−[1,2,4]トリアゾール−3−イル)−フェニル]−3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−1−イル}−2−オキソ−エチル)−ピロリジン−3−カルボン酸[3−(2−エトキシ−ピリジン−4−イル)−1H−インダゾール−5−イル]−アミドの調製
化合物15BV(40mg、0.10mmol)、化合物7BH(41.6mg、0.13mmol)およびトリエチルアミン(0.1mL)のDMF(3mL)混合物を、45℃で撹拌しながら終夜加熱した。次いで反応混合物を真空で濃縮し、得られた粗製物をCH
2Cl
2中の2%および4%の2NのNH
3/MeOHで溶離するシリカゲルカラム上で精製して、黄色固体A22(36.0mg、53%)を単離した。(LCMS M+1=678、保持時間=2.41分)
(実施例15)
3−メトキシ−1−(2−{4−[4−(1−メチル−1H−[1,2,4]トリアゾール−3−イル)−フェニル]−3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−1−イル}−2−オキソ−エチル)−ピロリジン−3−カルボン酸[3−(2−イソプロポキシ−ピリジン−4−イル)−1H−インダゾール−5−イル]−アミドの合成
ステップ1:
4−ブロモ−2−イソプロポキシ−ピリジンの調製
150mLの圧力容器中、4−ブロモ−2−フルオロ−ピリジン17BV(4.12g、23.41mmol)の無水IPA(50mL)撹拌溶液に、固体のカリウムtert−ブトキシド2.627g(23.41mmol)を乾燥N
2気体下で加えた。圧力容器をきつく密封し、80℃で3時間加熱した。圧力容器を氷浴中で0℃に冷却した後開封した。圧力容器の内容物を250mLのRBFに移し、少容量に濃縮した。得られた混合物をEtOAcとH
2Oとの間で分配した。有機相を分離し、飽和NaCl溶液で洗浄し、MgSO
4で乾燥させた。溶媒を蒸発させ、得られた透明油を20:1ヘキサン/EtOAcで溶離するRediSep80gカートリッジ上で精製して、透明油18BV(4.2g、83%)を得た。
ステップ2
3−(2−イソプロポキシ−ピリジン−4−イル)−5−ニトロ−1−トリチル−1H−インダゾールの調製
4−ブロモ−2−イソプロポキシ−ピリジン18BV(4.20g、19.4mmol)の無水DMSO(150mL)撹拌溶液に、ビス(ピナコラト)ジボロン7.39g(29.1mmol)、酢酸カリウム5.704g(58.2mmol)、およびPd(dppf)Cl
2(1.584g、1.94mmol)を室温で乾燥N
2気体下で加えた。混合物を乾燥N
2気体で数回脱気した。暗オレンジ色混合物を100℃で2時間加熱した。暗色混合物を室温に冷却した。H
2O(75mL)を加え、続いて1−トリチル−5−ニトロインダゾール9.396g(19.4mmol)、炭酸カリウム13.401g(96.96mmol)、およびPdテトラキス(トリフェニルホスフィン)2.246g(1.94mmol)を室温で乾燥N
2気体下で加えた。混合物を乾燥N
2気体で数回脱気した。暗色混合物を100℃で終夜加熱した。混合物を室温に冷却し、H
2O/EtOAcの1:1混合物で希釈した。希釈した混合物をセライトのパッドを通して濾過し、セライトパッドをEtOAcで多量に洗浄した。内容物を分液漏斗に移し、よく振盪した。有機相を分離し、飽和NaCl溶液で数回洗浄し、MgSO
4で乾燥させ、蒸発乾固した。暗色ゴム状物を、ヘキサン、5%EtOAc/ヘキサンおよび10%EtOAc/ヘキサンで溶離するRediSep330gカートリッジ上で精製して、淡黄色固体19BV(3.24g、31%)を得た。
ステップ3
3−(2−イソプロポキシ−ピリジン−4−イル)−1−トリチル−1H−インダゾール−5−イルアミンの調製
4BVの代わりに19BVを用いた以外は、実施例13、ステップ3の手順と本質的に同様の手順を用いて、20BVを粗製収率100%で調製した。
ステップ4:
3−[3−(2−イソプロポキシ−ピリジン−4−イル)−1−トリチル−1H−インダゾール−5−イルカルバモイル]−3−メトキシ−ピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステルの調製
5BVの代わりに20BVを出発材料として、実施例13、ステップ4の手順と本質的に同様の手順を用いて、21BVを調製した。
ステップ5:
3−メトキシ−ピロリジン−3−カルボン酸[3−(2−イソプロポキシ−ピリジン−4−イル)−1H−インダゾール−5−イル]−アミドの調製
7BVの代わりに21BVを用い、実施例13、ステップ5の手順と本質的に同様の手順を用いて、22BVを調製した。
ステップ6:
3−メトキシ−1−(2−{4−[4−(1−メチル−1H−[1,2,4]トリアゾール−3−イル)−フェニル]−3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−1−イル}−2−オキソ−エチル)−ピロリジン−3−カルボン酸[3−(2−イソプロポキシ−ピリジン−4−イル)−1H−インダゾール−5−イル]−アミドの調製
化合物22BV(40mg、0.10mmol)、化合物7BH(41.6mg、0.13mmol)およびトリエチルアミン(0.1mL)のDMF(3mL)混合物を、45℃で撹拌しながら終夜加熱した。次いで反応混合物を真空で濃縮し、得られた粗製物をCH
2Cl
2中の2%および4%の2NのNH
3/MeOHで溶離するシリカゲルカラム上で精製して、黄色固体23BV(35.0mg、52%)を単離した。LCMS M+1=676、保持時間=2.45分
(実施例16)
3−メチルスルファニル−1−(2−{4−[5−(1−メチル−1H−[1,2,4]トリアゾール−3−イル)−チオフェン−2−イル]−3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−1−イル}−2−オキソ−エチル)−ピロリジン−3−カルボン酸[3−(6−イソプロポキシ−ピリジン−3−イル)−1H−インダゾール−5−イル]−アミドの合成
2−クロロ−1−{4−[5−(1−メチル−1H−[1,2,4]トリアゾール−3−イル)−チオフェン−2−イル]−3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−1−イル}−エタノンの合成
ステップ1:
5−ブロモ−チオフェン−2−カルボン酸アミドの調製
5−ブロモ−チオフェン2−カルボン酸(1BW)(6g)を、ジクロロメタン(30ml)および塩化チオニル(30ml)中で懸濁させた。得られた溶液を80℃で終夜還流させた。溶媒を減圧下で除去し、沈殿物をジクロロメタンに溶解し、これをメタノール中のアンモニア冷却溶液(100mL)に滴下添加し、反応はTLCおよびLC−MSにより監視した。溶媒を減圧下で除去して、5−ブロモ−チオフェン2−カルボン酸アミド(2BW)を得た。
ステップ2:
5−ブロモ−チオフェン2−カルボキシミド酸(carboximidic acid)エチルエステルの調製
5−ブロモ−チオフェン2−カルボン酸アミド(2BW)(7g、34.1mmol)をジクロロエタン(170ml)に溶解した。トリエチルオキソニウムヘキサフルオロホスファート(hexaflourophosphate)(10.16g、40.97mmol)を加え、得られた混合物を90℃で1時間還流させた。反応混合物を減圧下で濃縮し、次のステップに直接使用した。
ステップ3:
5−ブロモ−チオフェン2−カルボキシミド酸(carboximidic)−N’−メチル−ヒドラジドの調製
5−ブロモ−チオフェン2−カルボキシミド酸エチルエステル(3BW)(13g、34.3mmol)をピリジン(100ml)に溶解した。メチルヒドラジン(2.7、51.45mmol)を撹拌しながら加え、得られた混合物を終夜撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮し、エーテルを加え、濾過し、エーテルで3回洗浄し、乾燥させて、標題化合物(4BW)(13g)を得た。
ステップ4:
3−(5−ブロモ−チオフェン−2−イル)−1−メチル−1H−[1,2,4]トリアゾールの調製
化合物5−ブロモ−チオフェン2−カルボキシミド酸−N’−メチル−ヒドラジド(4BW)(13g)のギ酸(100ml)混合物を終夜還流させ、濃縮した。残留物を飽和NaHCO
3で処理し、EtOAcで3回抽出した。合わせた有機物をMgSO
4で乾燥させた。濃縮後、化合物5BWを80%EtOAc/ヘキサンを用いるカラムにより精製して、薄黄色固体を得た。
ステップ5:
4−[5−(1−メチル−1H−[1,2,4]トリアゾール−3−イル)−チオフェン−2−イル]−3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステルの調製
大きな圧力フラスコに、化合物3−(5−ブロモ−チオフェン−2−イル)−1−メチル−1H−[1,2,4]トリアゾール(3.1g、12.8mmol)(5BW)、4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(3.6g、11.65mmol)、[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)−フェロセン]ジクロロ−パラジウム(II)とジクロロメタンとの(1:1)錯体(0.475g、0.89mmol)、Na
2CO
3(8.5ml)およびジオキサン(40ml)を仕込んだ。混合物をArを用いて約0.5分間手短に脱気し、密栓し、80℃で終夜撹拌した。冷却後、反応混合物をEtOAcおよびブラインで希釈した。有機層を単離し、MgSO
4で乾燥させた。濃縮後、残留物をシリカゲル上で精製した。EtOAc(100%)で溶離して、所望の生成物(6BW)(3.5g)を得た。
ステップ6:
4−[5−(1−メチル−1H−[1,2,4]トリアゾール−3−イル)−チオフェン−2−イル]−1,2,3,6−テトラヒドロ−ピリジン塩酸塩の調製
ジオキサン中室温で2時間4NのHClを用いて、化合物4−[5−(1−メチル−1H−[1,2,4]トリアゾール−3−イル)−チオフェン−2−イル]−3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステルを処理することにより、6BW上のBoc基を除去できる。真空下で溶媒を除去し、続いてエーテル洗浄して、所望の化合物(7BW)を得た。
ステップ7:
2−クロロ−1−{4−[5−(1−メチル−1H−[1,2,4]トリアゾール−3−イル)−チオフェン−2−イル]−3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−1−イル}−エタノンの調製
4−[5−(1−メチル−1H−[1,2,4]トリアゾール−3−イル)−チオフェン−2−イル]−1,2,3,6−テトラヒドロ−ピリジン(7BW)(1.5g、4.72mmol)のジクロロメタン(50ml)冷却(0℃)溶液に、TEA(4.5ml、28.32mmol)を滴下添加した。0℃で10分間撹拌した後、クロロアセチルクロリド(1.12ml、14.2mmol)を反応混合物に加えた。得られた混合物を0℃で1時間撹拌し、水(15.6ml)でクエンチした。反応混合物をジクロロメタン(200ml)で希釈した。有機層を分離し、ブラインで洗浄し、MgSO
4で乾燥させた。反応混合物を約50mlに濃縮し、エーテルを加え、固体を濾別して、所望の生成物(8BW)を得た。
ステップ8:
3−メトキシ−1−(2−{4−[4−(1−メチル−1H−[1,2,4]トリアゾール−3−イル)−フェニル]−3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−1−イル}−2−オキソ−エチル)−ピロリジン−3−カルボン酸[3−(6−イソプロポキシ−ピリジン−3−イル)−1H−インダゾール−5−イル]−アミドの合成
2−クロロ−1−{4−[5−(1−メチル−1H−[1,2,4]トリアゾール−3−イル)−チオフェン−2−イル]−3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−1−イル}−エタノン(8BW)(0.522g、0.863mmol)、3−メチルスルファニル−ピロリジン−3−カルボン酸[3−(6−イソプロポキシ−ピリジン−3−イル)−1H−インダゾール−5−イル]−アミド(8BO)(0.463g、0.95mmol)、およびDIEA(0.9ml、5.2mmol)のDMF(10ml)混合物を室温で終夜撹拌した。DMFを減圧下で除去した。粗製の反応混合物を30mlの氷冷水中で沈殿させ、濾過し、乾燥させ、10%MeOH/EtOAcを用いるカラムクロマトグラフィーにより精製して、所望の生成物A24を黄色固体として得た(70%)。(LCMS M+1=698、保持時間=3.6分)
(実施例17から25)
以下の表1に示した手順に従い、化合物A4、A6、A8、A10−A12、A18、A25およびA26を調製した。
表1における化合物に関するLCMSデータは、以下の表2に示す。
(実施例26)
(S)−N−(3−(6−イソプロポキシピリジン−3−イル)−1H−インダゾール−5−イル)−3−メトキシ−1−(2−(4−(5−(1−メチル−1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)ピリジン−2−イル)−5,6−ジヒドロピリジン−1(2H)−イル)−2−オキソエチル)ピロリジン−3−カルボキサミドの調製:
ステップ1:メチル6−クロロニコチンイミダート(1BX)
ナトリウムメトキシド(725mg、13.42mmol)を、2−クロロピリジン−5−カルボニトリル(1.8g,13.04mmol)のMeOH:ジオキサン(40ml,1:1)溶液に0℃で加え、次いで0℃で30分間、室温で1時間撹拌した。反応物をEtOAc(200ml)およびH
2O(100ml)で希釈し、有機層を分離し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、溶媒を蒸発させて、標題化合物1BXを白色固体として得た(2.6g,100%)。MS(MH171)
ステップ2:6−クロロ−N’−メチルニコチンイミドヒドラジド(2BX)
メチルヒドラジン(750mg、16.30mmol)を、メチル6−クロロニコチンイミダート(1BX)(2.6g、15.29mmol)のピリジン(10ml)溶液に室温で加え、次いで1時間撹拌した。溶媒を蒸発させ、残留した固体を冷エーテル(2×10ml)で摩砕して、標題生成物2BXを黄色粉体として得た(2.4g、85%)。MS(MH、185)
ステップ3:2−クロロ−5−(1−メチル−1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)ピリジン(3BX)
6−クロロ−N’−メチルニコチンイミドヒドラジド(2BX)(2.4g、13mmol)のギ酸(99%、10ml)溶液を還流温度で1時間撹拌した。反応物を冷却し、溶媒を蒸発させた。残留物をEtOAc(100ml)およびNaHCO
3水溶液(50ml)で抽出し、有機層を分離し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、溶媒を蒸発させた。残留物を10%MeOH:CH
2Cl
2で溶離するシリカゲル上でクロマトグラフィーにかけて、標題生成物を固体として得た(1.8g、72%)。MS(MH、195)
ステップ4:tert−ブチル4−(5−(1−メチル−1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)ピリジン−2−イル)−5,6−ジヒドロピリジン−1(2H)−カルボキシラート(4BX)
2−クロロ−5−(1−メチル−1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)ピリジン(3BX)(400mg、2.06mmol);N−tert−ブトキシカルボニル−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−ボロン酸、ピナコールエステル(1.4g、4.53mmol);炭酸セシウム(2.3g、7.07mmol)およびPdCl
2dppf(100mg)のジオキサン/H
2O(容量/容量10:1、20ml)混合物を100℃で2時間撹拌した。反応物を冷却し、CH
2Cl
2(300ml)およびH
2O(100ml)で希釈し、有機層を分離し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、溶媒を蒸発させて残留物を得、これをEtOAcで溶離するシリカゲル上でクロマトグラフィーにかけて、標題生成物4BXを固体として得た(400mg、57%)。MS(MH、342)。
ステップ5:5−(1−メチル−1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−(1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−イル)ピリジン二塩酸塩(5BX)
ジオキサン中4MのHCl(20ml)を、tert−ブチル4−(5−(1−メチル−1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)ピリジン−2−イル)−5,6−ジヒドロピリジン−1(2H)−カルボキシラート(4BX)(4g、11.67mmol)のCH
2Cl
2(50ml)溶液に室温で加えた。混合物を3時間撹拌し、次いで溶媒を蒸発させて、標題生成物を白色固体として得た(3.8g)。
ステップ6:2−クロロ−1−(4−(5−(1−メチル−1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)ピリジン−2−イル)−5,6−ジヒドロピリジン−1(2H)−イル)エタノン(6BX)
1NのNaOH(50ml、50mmol)およびCH
2Cl
2(50ml)中のクロロアセチルクロリド(3ml、37.7mmol)を、5−(1−メチル−1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−(1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−イル)ピリジン二塩酸塩(5BX)(1g、3.60mmol)のCH
2Cl
2(50ml)溶液に、pHを>12で維持しながら0℃で滴下添加した。混合物を0℃で2時間撹拌し、次いで反応物をCH
2Cl
2(200ml)およびH
2O(100ml)で希釈した。有機層を分離し、H
2O(50ml)で洗浄し、乾燥(Na
2SO
4)させ、濾過し、溶媒を蒸発させて、標題生成物を白色固体として得た(1.1g、100%)。MS(MH、318)
ステップ7
2−クロロ−1−(4−(5−(1−メチル−1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)ピリジン−2−イル)−5,6−ジヒドロピリジン−1(2H)−イル)エタノン(6BX)(0.85g,2.68mmol)のCH
2Cl
2(10ml)溶液を、インダゾール(1g,2.53mmol)のDMF(10ml)溶液に室温で加え、次いで50℃で3時間撹拌した。反応物をEtOAc(300ml)およびH
2O(100ml)で希釈し、次いで有機層を分離し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、溶媒を蒸発させた。残留物を10%容量/容量のMeOH/CH
2Cl
2/NH
4OHで溶離するシリカゲル上でクロマトグラフィーにかけて、生成物A27を白色固体として得た(1.3g、76%)。MS(MH、677)
LCMS溶離時間=2.61分
(実施例27)
(S)−N−(3−(6−イソプロポキシピリジン−3−イル)−1H−インダゾール−5−イル)−3−メトキシ−1−(2−(4−(5−(1−メチル−1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)チアゾール−2−イル)−5,6−ジヒドロピリジン−1(2H)−イル)−2−オキソエチル)ピロリジン−3−カルボキサミドの調製:
2−クロロチアゾール−カルボニトリル(1g、6.92mmol)のMeOH撹拌混合物に、NaOMe(745mg、13.8mmol、2当量)を加え、反応混合物を0℃で15分間撹拌し、室温に更に15分間加温し、水でクエンチし、EtOAcで抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濃縮して、粗製の2BY(1.2g)を黄色油として得た。粗製の2BYのピリジン(1ml)撹拌溶液に、メチルヒドラジン(363μL、6.9mmol、1当量)を加え、得られた混合物を0℃で15分間撹拌し、HCOOH(5ml)でクエンチした。次いで得られた混合物を密封管に移し、110℃で終夜撹拌し、室温に冷却し、これに水を加えた。得られた混合物をCH
2Cl
2で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、乾燥させ、濃縮して黄色固体を得、これを濾過し、CH
2Cl
2で洗浄した。得られた黄色固体(375mg)は所望の生成物4BYである。濾液を濃縮し、カラム上で更に精製して、更に生成物を得ることができた。
ステップ2
4BY(130mg)のPOCl
3混合物をN
2下120℃で2日間撹拌した。最初の不均一混合物は透明な茶褐色溶液になり、これを濃縮し、シリカゲル上(CH
2Cl
2/MeOH、50/1)で精製して、5BY(143mg)を黄色固体として得た。
ステップ3
5BY(118mg、0.59mmol)、6BY(274mg、0.89mmol、1.5当量)、2MのNa
2CO
3(590μL、1.18mmol、2当量)およびPd(PPh
3)
4(34mg、0.05当量)のベンゼン/MeOH(5mL、4/1)混合物を脱気し、N
2下80℃で終夜撹拌した。次いで反応混合物を濃縮し、シリカゲル上(CH
2Cl
2/MeOH、30/1)で精製して、7BY(150mg)を黄色固体として得た。
ステップ4
7BY(150mg、0.43mmol)とTFA(1.5mL)との混合物を室温で1時間撹拌し、濃縮した。シリカゲル上(CH
2Cl
2/MeOH、15/1)でのクロマトグラフィーにより、8BY(98mg)を得た。8BY(98mg、0.4mmol)およびトリエチルアミン(335μL、2.4mmol、6当量)のCH
2Cl
2/MeOH(6mL、2/1)撹拌混合物に、0℃でクロロアセチルクロリド(126μL、1.6mmol、4当量)を加えた。反応混合物を0℃で1時間撹拌し、濃縮した。シリカゲル上(CH
2Cl
2/MeOH、25/1)でのクロマトグラフィーにより、9BY(103mg)を白色固体として得た。
ステップ5
実施例15、ステップ6において化合物7BHを化合物9BYに代えて、A28を得た。LCMS MH=683.4、保持時間=2.77分
(実施例28)
(S)−N−(3−(6−イソプロポキシピリジン−3−イル)−1H−インダオール−5−イル)−3−(メチルチオ)−1−(2−オキソ−2−(4−(5−(6−オキソピリダジン−1(6H)−イル)−5,6−ジヒドロピリジン−1(2H)−イル)エチル)ピロリジン−3−カルボキサミド)(A29)の調製
ステップ1:2−(5−ブロモチオフェン−2−イル)ピリダジン−3(2H)−オンの調製
2,5−ジブロモチオフェン(1.5g、6.2mmol)、ピリダジン−3(2H)−オン(0.4g、4.1mmol)、ヨウ化銅(I)(0.24g、1.2mmol)、炭酸カリウム(1.7g、12.4mmol)、trans−N,N’−ジメチルシクロヘキサン−1,2−ジアミン(0.2mL、1.2mmol)およびトルエン(15mL)の混合物を15分間脱気し、次いで密封管中110℃で18時間加熱した。室温に冷却し、セライトを通して濾過し、EtOAcで洗浄した。濾液を水(100mL×2)で洗浄した。有機層をNa
2SO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮して、所望の生成物2BZ(0.9g、90%)を得た。残留物を80%EtOAc/ヘキサンで溶離するシリカゲル上で精製して、所望の生成物2BZ(0.7g、67%)を得た。
ステップ2:tert−ブチル4−(5−(6−オキソピリダジン−1(6H)−イル)チオフェン−2−イル)−5,6−ジヒドロピリジン−1(2H)−カルボキシラートの調製
化合物2BZ(0.7g、2.7mmol)、4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(0.84g、2.7mmol)、2M炭酸ナトリウム水溶液(6.8mL、13.6mmol)、Pd(PPh
3)
4(0.31g、0.27mmol)および1/1/トルエン/エタノール(20mL)の混合物を15分間脱気した。次いで90℃で終夜加熱した。室温に冷却し、EtOAc(200ml)で希釈した。有機層を水(100ml)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。残留物を60%EtOAc/ヘキサンで溶離するシリカゲル上で精製して、所望の生成物3BZ(0.63g、65%)を得た。
ステップ4:2−(5−(1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−イル)チオフェン−2−イル)ピリダジン−3(2H)−オンの調製
化合物3BZ(0.63g、1.75mmol)、CH
2Cl
2(20mL)およびTFA(23mL)の混合物を室温で18時間撹拌した。濃縮し、5%MeOH(NH
3)/CH
2Cl
2で溶離するシリカゲル上で精製して、所望の生成物4BZ(0.4g、89%)を得た。
ステップ5:2−(5−(1−(2−クロロアセチル)−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−イル)チオフェン−2−イル)ピリダジン−3(2H)−オンの調製
化合物4BZ(0.62g、2.39mmol)、CH
2Cl
2(10mL)、MeOH(3mL)およびトリエチルアミン(0.67mL、4.78mmol)の混合物に、−78℃でクロロアセチルクロリド(0.19mL、2.39mmol)を加えた。反応混合物を−78℃で10分間撹拌し、次いで0℃に加温し、1時間撹拌した。CH
2Cl
2(100mL)で希釈し、飽和NaHCO
3水溶液(100mL)で洗浄した。有機層をNa
2SO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。残留物をCH
2Cl
2中に入れ(taken)、エーテルを加えた。得られた固体を濾過し、エーテルで洗浄し、乾燥させて、所望の生成物5BZ(0.56g、70%)を得た。
ステップ6
化合物5BZ(0.04g、0.12mmol)、化合物6BZ(0.05g、0.12mmol)、DMF(2mL)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.042mL、0.24mmol)の混合物を室温で18時間撹拌した。EtOAc(100mL)で希釈し、水(2×100mL)で洗浄した。有機層をNa
2SO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。残留物を3%MeOH(NH
3)/CH
2Cl
2で溶離するシリカゲル上で精製して、所望の生成物A29(0.083g、97%)を得た。
LCMS MH=711、保持時間=3.26分。
(実施例29)
(S)−N−(3−(6−イソプロポキシピリジン−3−イル)−1H−インダオール−5−イル)−1−(2−(4−(5−(3−メチル−6−オキソピリダジン−1(6H)−イル)チオフェン−2−イル)−5,6−ジヒドロピリジン−1(2H)−イル)−2−オキソエチル)−3−(メチルチオ)ピロリジン−3−カルボキサミド(A30)の調製
ステップ1においてピリダジン−3(2H)−オンの代わりに6−メチルピリダジン−3(2H)−オンを用いた以外は、実施例28における手順と同様の手順を用いて、化合物A30を調製した。
LCMS MH=725、保持時間=3.21分。
(実施例30)
8BO(4.25g、10.33mmol)を室温でN,N−ジメチルホルムアミド(40ml)に溶解した。ジイソプロピルエチルアミン(5.1mL、30.99mmol)を、続いて7BH(3.27g、10.33mmol)を加えた。反応混合物を周囲温度で1時間オーバーナイト( overnite)撹拌した。ブラインを反応混合物に加え、次いでこれを酢酸エチル(3×100mL)で抽出した。酢酸エチル抽出物を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、蒸発させて、粗製の標題生成物を得た。粗製の生成物をクロマトグラフィー(MeOH:CH
2Cl
2中の10%2N NH
3)にかけて、標題生成物(A6)4.95g(69%)を得た。
(実施例31)
1CA(140mg、1.4mmol)のCH
3Ph(3mL)溶液に、1滴のDMFを加え、続いて塩化オキサリル(0.14mL、1.6mmol)を室温で加えた。30分後、得られた透明溶液を、3CA(240mg、1mmol)およびトリエチルアミン(0.5mL)のCH
2Cl
2溶液に加えた。室温で30分間撹拌した後、飽和NaHCO
3でクエンチし、CH
2Cl
2で抽出し、濃縮して、粗製の4CA(312mg)として灰白色固体を得、これを次の反応に直接使用した。1CA、2CA、および4CAにおいて、「D」は重水素を表す。
7BHを4CAに代えて、化合物A1およびA6を調製するための方法と同様の方法により、化合物A31およびA32を調製した。7BHを4CAに代えて、A23およびA25を調製するための方法と同様の方法により、化合物A45およびA48を調製した。A31、A32、A45およびA48において、「D」は重水素を表す。
(実施例32)
実施例31における手順と同様の手順に従うと、以下の化合物A33からA44、A46、およびA47が得られる。A33からA44、A46、およびA47において、「D」は重水素を表す。
A33からA44、A46、およびA47において、「D」は重水素を表す。
アッセイ
結合ERK2アッセイ:
不活性ERK2に対する化合物の活性は、結合MEK1/ERK2 IMAPアッセイで以下のようにして試験することができる。化合物を、100%DMSO中に25×の最終試験濃度になるように希釈することができる。0.4ngのリン酸化されていないマウスERK2タンパク質を含む14μlのキナーゼバッファー(10mMトリスHCl pH7.2、10mM MgCl2、0.01% Tween−20、1mM DTT)を、黒色384ウェルアッセイプレートの各ウェルに加えることができる。1μlの25×化合物を各ウェルに加え、室温で30分間インキュベートして化合物が不活性酵素と結合する機会を与えることができる。最初のインキュベーションの際のDMSO濃度は6.7%である。ERK2活性は、DMSO濃度に最大20%まで感受性がないと判定することができる。次いで、ERK2を活性化し、そのキナーゼ活性を、以下の成分(反応ごとの最終濃度)、すなわち、2ngの活性(リン酸化)ヒトMEK1タンパク質および4μM(合計)のERK2 IMAP基質ペプチド(3.9μMの非標識IPTTPITTTYFFFK−CONH2および100nMのIPTTPITTTYFFFK(5−カルボキシフルオレセイン)−CONH2)および30μMのATPを含む10μlのキナーゼバッファーを加えて測定することができる。ERK活性化の際のDMSO濃度は4%であることができる。1時間後、結合バッファー中の60μlのIMAP検出ビーズ(Molecular Devices)を加えて反応を終了させることができる。30分間かけて結合を平衡化させ、次いでLJL Analyst蛍光偏光プレートリーダーでプレートを読み取ることができる。化合物阻害を、DMSOおよび完全に阻害された標準品に対して計算する。活性化合物は、独立したアッセイにより再確認することができる。
活性ERK2アッセイ:
活性化されたERK2活性は、上記に概要を示した手順を用いIMAPアッセイ方式でも測定した。1μlの25×化合物を、0.25ngの完全にリン酸化された活性マウスERK2タンパク質を含む14μlのキナーゼバッファーに加えた。30分間のインキュベーションに続いて、1μMのERK2 IMAP基質ペプチド(0.9μMの非標識IPTTPITTTYFFFK−CONH2および100nM IPTTPITTTYFFFK(5−カルボキシフルオレセイン)−CONH2)および30μMのATPを含む10μlのキナーゼバッファーを加えて反応を開始させた。30分間反応を進行させ、続いて、結合バッファー中の60μlのIMAP検出ビーズを加えて反応を終了させた。30分間の結合平衡化後、上記のようにプレートを読み取った。活性化合物を、独立したアッセイにより再確認した。
軟寒天アッセイ:
足場非依存性増殖は腫瘍形成細胞系の特徴である。ヒト腫瘍細胞を、0.3%アガロースおよび指定濃度のファルネシルトランスフェラーゼ阻害剤を含む成長培地中に懸濁させることができる。この溶液を、同じ濃度のERK1阻害剤およびERK2阻害剤を含む0.6%アガロースで固化した成長培地上に最上層としてオーバーレイすることができる。最上層が固化した後、プレートを、5%CO2下、37℃で10〜16日間インキュベートし、コロニーを増殖させることができる。インキュベーションした後、コロニーを、その寒天に、MTT(3−[4,5−ジメチル−チアゾール−2−イル]−2,5−ジフェニルテトラゾリウムブロミド、チアゾリルブルー)(PBS中に1mg/mL)の溶液でオーバーレイして染色することができる。コロニーをカウントし、IC50を確定することができる。
カセットアクセレーティングラピッドラットスクリーン(Cassette Accelerating Rapid Rat screen)(CARRS)のプロトコールを用いて、AUC(最初の6時間の間の濃度時間曲線下の面積(AUC6hr))を測定した。
動物への投薬および試料の収集
血液採取時間を正確にするのを容易にし、かつ連続的な出血による動物へのストレスを低減するために、オスのSprague−Dawleyラット(Charles River、Co.)に予めカニューレを挿入した(大腿動脈)。終夜間絶食させた後、2匹のラットに、5mL/kgの用量体積における10mg/kgの用量で1つの化合物を経口で投薬した。投薬後0.5、1、2、3、4および6時間で、各動物から、ヘパリンを入れたチューブ中に血液を連続的に採取し、遠心分離にかけて血漿を得た。個々の時点で約100μLの血漿を収集した。分析するときまで血漿試料を−20℃で保存した。
血漿試料および標準曲線の作製
各NCEについて一組12個のラット血漿試料(すなわち、6時点、n=2ラット)を作製した。これらの12個の試料を、各時点で2つのラットにわたってプールして、各NCEについて6個のプールした試料(1時点当たり1つの試料)を得た。プール試料を、6つのカセット(合計36試料)としてアッセイして6つの化合物のデータを得た。50μLの分量の36血漿試料を、96ウェルプレートの個別ウェル中に入れた。追加の化合物(しばしば試験化合物の構造類似体)を内部標準として選択した。アッセイする各化合物についてミニ較正曲線を作成した(3点+ゼロ点)。薬物フリーのラット血漿を1mLの分量で測りとり、各分量を既知の濃度の化合物でスパイクして所望濃度の標準品を得た。他の化合物についての過去の研究からの過去のデータをもとにして、プール試料の期待濃度を囲むように標準品の濃度を選択した。この作業のために、標準品は、25、250および2500ngNCE/mLの血漿濃度を含むように設定した。血漿標準品を、試料と共に2通り沈殿させた。Tomtec Quadra96システムを用いて各試料ウェル中に、1ng/mLの濃度で内部標準を含む150μLのアセトニトリルを加えると、タンパク質の沈殿が起こった。沈殿した試料および標準品にボルテックスをかけ、96ウェルプレート中で遠心分離にかけた。約50〜100μLの上澄みを取り出し、Tomtec Quadra96システムを用いて新たな96ウェルプレート中に置いた。5〜10μLの体積の上澄みをHPLC−MS/MSによる分析用に使用した。ミニ標準曲線を、試料の前で1つ、後で1つと2通りとった。したがって、化合物当たり、合計14の試験試料+標準品を分析した。さらに各化合物について、14個一組それぞれの前後と、最も高い較正標準の後に溶媒ブランクを注入した。したがって、6化合物の各組について各HPLCシステム中に合計103の注入を行った。複数の溶媒ブランク注入は、単一のウェルから行うことができる。12の溶媒ブランクウェルを、各96ウェルプレート中で指定した。したがって、1つの96ウェルプレートフォーマットを用いて、6つのNCEからなる1バッチ(カセット)を調製し、アッセイした。
HPLC−MS/MS分析
すべての化合物を、LC/MS/MS装置を用いた選択反応モニタリング(SRM)法により分析した。手法確立が完了したら、CARRSアッセイのための標準注入のシーケンステンプレートを用いて迅速にアッセイを組み立てた。
化合物A1〜A16、A18、A20、A21、A23、A25、A26およびA27〜A30は、1.2〜50nMの範囲のAERK2 IC50を有していた。
化合物A1〜A3、A6、A8〜A11、A13〜A16、A20〜A24、A26およびA27〜A30は、CARRSアッセイで36〜50,999nM.hrの範囲のAUCを有していた。
本発明で説明する化合物から医薬組成物を調製するためには、不活性な薬学的に許容される担体は固体であっても液体であってもよい。固体形態の製剤には、粉剤、錠剤、分散性顆粒剤、カプセル剤、カシェ剤および坐剤が含まれる。粉剤および錠剤は、約5〜約95%の活性成分から構成され得る。適切な固体担体は、当該技術分野で公知であり、例えば炭酸マグネシウム、ステアリン酸マグネシウム、タルク、糖またはラクトースである。錠剤、粉剤、カシェ剤およびカプセル剤は、経口投与に適した固体剤形として使用することができる。薬学的に許容される担体および種々の組成物を製造するための方法の例は、A. Gennaro(ed.)、Remington:The Science and Practice of Pharmacy、第20版、(2000年)、Lippincott Williams & Wilkins、Baltimore、MDに見ることができる。
液体形態の製剤には、液剤、懸濁剤および乳剤が含まれる。例としては、非経口注射のための水または水−プロピレングリコール液剤、あるいは経口用の液剤、懸濁剤および乳剤への甘味剤および乳白剤の添加を挙げることができる。液体形態の製剤には鼻腔内投与用の液剤も含まれ得る。
吸入に適したエアロゾル製剤は、液体および粉末状の固体を含むことができ、これは、不活性圧縮ガス、例えば窒素などの薬学的に許容される担体と併用してもよい。
使用直前に、経口かまたは非経口投与のいずれかのための液体形態の製剤に転換させることを目的とした固体形態の製剤も含まれる。そうした液体形態の製剤には、液剤、懸濁剤および乳剤が含まれる。
本発明の化合物は、経皮で送達することも可能である。経皮用組成物は、クリーム剤、ローション剤、エアロゾル剤および/または乳剤の形態をとることができ、それを、この目的のために当該技術分野で慣用的なマトリックス型またはリザーバ型の経皮パッチ中に含めることができる。
化合物は経口で投与することが好ましい。
医薬製剤は単位剤形であることが好ましい。そうした形態では、その製剤は、適切な量、例えば所望の目的を達成するのに有効な量の活性成分を含む適切なサイズの単位用量に分割される。
製剤の単位用量中の活性化合物の量は、具体的な用途に応じて、約0.01mg〜約1000mg、好ましくは約0.01mg〜約750mg、より好ましくは約0.01mg〜約500mg、最も好ましくは約0.01mg〜約250mgの範囲で変えるかまたは調節することができる。
使用する実際の投薬量は、患者の要求や治療を受ける状態の重篤度に応じて変えることができる。具体的な状況に対する適切な投薬レジメンの決定は、当分野の技術の範囲内である。便宜上、必要に応じて合計1日投薬量を分割し、その日の中で分けて投与することができる。
本発明の化合物および/または薬学的に許容されるその塩の投与の量および頻度は、患者の年齢、状態および大きさ、ならびに治療を受ける症状の重篤度などの要素を考慮して担当医の判断によって調節されることになる。経口投与のための典型的な1日の推奨投薬レジメンは、2〜4分割した用量で、約0.04mg/日〜約4000mg/日の範囲であってよい。
上記した具体的な実施形態と共に本発明を説明してきたが、多くのその代替形態、修正形態および変更形態は当業者に明らかであろう。そうしたすべての代替形態、修正形態および変更形態は、本発明の趣旨および範囲に包含されるものとする。