JP5274499B2 - 開閉装置 - Google Patents

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Description

この発明は、操作ロッドの変位によって可動接点を固定接点に対して接触・開離させる開閉装置に関するものである。
従来、操作ロッドを変位させることにより、可動接点を固定接点に対して接触・開離させる真空遮断器が知られている。操作ロッドは、可動接点に接続された高圧側の金属ロッドと、高圧側の金属ロッドの下方に配置された低圧側の金属ロッドと、高圧側及び低圧側のそれぞれの金属ロッド間に介在し、高圧側及び低圧側のそれぞれの金属ロッドと一体になっている絶縁ロッドとを有している。絶縁ロッドの裏面には、絶縁ロッドの沿面距離を長くするための複数の溝が形成されている。これにより、絶縁ロッドの表面における電気抵抗値が確保され、例えば水分や塩分、塵埃等が絶縁ロッドの表面に付着した場合であっても、沿面絶縁破壊の発生が防止される(例えば特許文献1参照)。
特開平9−147700号公報
しかし、真空遮断器全体の小形化のために絶縁ロッドを小さくすると、絶縁ロッドの沿面距離が短くなることから、沿面絶縁破壊が生じやすくなる。従って、従来の真空遮断器では、真空遮断器全体の小形化を図ることが困難になってしまう。
ここで、屋外に設置された気中碍子では、気中碍子の表面に付着した汚損物質(塵埃や塩分等)が雨水とともに流れ落ちて気中碍子の表面の塩分濃度が一定の値に落ち着くようになる雨洗効果が生じることが知られている。また、従来、このような雨洗効果が気中碍子の沿面絶縁性能の長期的な維持に貢献していることも知られている。
これに対して、真空遮断器は屋内に設置されるので、通常、雨洗効果が真空遮断器に生じることはない。しかし、真空遮断器の設置環境が例えば高湿度でかつ換気条件が悪い環境である場合には、結露により生じた水滴が真空遮断器に付着することも考えられる。従って、従来の真空遮断器では、絶縁ロッドの表面に付着した水滴による絶縁ロッドの沿面絶縁性能の低下を見越して余裕を持たせて絶縁ロッドの沿面距離を設計する必要があり、絶縁ロッドが大形化してしまい、真空遮断器全体の小形化を図ることがさらに困難になってしまう。
また、従来の真空遮断器では、高圧側の金属ロッドの表面が絶縁ロッドの上面に対してほぼ垂直に交わっているので、絶縁ロッドの表面から水滴が流れ落ちにくくなっている。従って、絶縁ロッドの表面に付着した汚損物質(例えば塵埃や塩分等)は、メンテナンス時に拭き取らなければそのまま残留し続けることとなり、絶縁ロッドの表面の塩分濃度が気中碍子よりも高くなるおそれがある。従って、従来の真空遮断器では、絶縁ロッドの沿面絶縁性能が早期に低下するおそれがあり、絶縁ロッドの沿面絶縁性能の長期的な維持を図ることができなくなってしまう。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、小形化を図ることができるとともに、沿面絶縁性能の長期的な維持を図ることができる開閉装置を得ることを目的とする。
この発明に係る開閉装置は、固定接点と、固定接点に対して接離する可動接点とを有する接点装置、及び可動接点に接続された高圧導体と、高圧導体の下方に配置された低圧導体と、高圧導体と低圧導体との間に介在し、高圧導体及び低圧導体間を絶縁する絶縁体とを有し、可動接点が固定接点に接離する方向へ可動接点と一体に変位可能な操作ロッドを備え、高圧導体の露出面は、操作ロッドを上方から見たときの可視範囲内に現れる高圧導体上側露出面部を有し、高圧導体上側露出面部は、高圧導体の上部側から下部側に近づくに従って水平面に対する角度が連続的に小さくなる曲面部を有している。
また、この発明に係る開閉装置は、固定接点と、固定接点に対して接離する可動接点とを有する接点装置、可動接点に接続され、可動接点が固定接点に接離する方向へ可動接点と一体に変位可能な操作ロッド、及び固定接点及び可動接点のいずれかに接続された引出導体と、引出導体を絶縁被覆する被覆体とを有し、水平に配置された引出端子を備え、被覆体の露出面は、引出端子を上方から見たときの可視範囲内に現れる引出端子上側露出面部を有し、引出端子上側露出面部は、互いに交わることにより引出導体の上方に稜線を形成する一対の傾斜面部を有している。
この発明に係る開閉装置では、高圧導体の露出面が、操作ロッドを上方から見たときの可視範囲内に現れる高圧導体上側露出面部を有し、高圧導体上側露出面部は、高圧導体の上部側から下部側に近づくに従って水平面に対する角度が連続的に小さくなる曲面部を有しているので、高圧導体の露出面に付着した水滴を流れ落ちやすくすることができ、水滴を高圧導体から効果的に除去することができる。また、水滴が高圧導体上側露出面部に沿って流れ落ちることにより、流れ落ちる水滴の方向を操作ロッドの径方向外側へ向けることができるので、絶縁体に達した水滴を絶縁体の外側へ流れやすくすることができる。これにより、絶縁体の露出面に付着した水滴も、高圧導体からの水滴に取り込ませながら絶縁体から効果的に除去することができ、絶縁体の表面抵抗値が低下している期間を短縮することができる。従って、操作ロッドの小形化を図ることができる。また、絶縁体に付着している汚損物質(例えば塵埃や塩分等)も水滴に取り込まれながら絶縁体から除去されるので、絶縁体の沿面絶縁性能劣化の進行を遅くすることができ、操作ロッドの沿面絶縁性能の長期的な維持を図ることができる。
また、この発明に係る開閉装置では、互いに交わることにより引出導体の上方に稜線を形成する一対の傾斜面部が被覆体の露出面に含まれているので、結露により生じた水滴が被覆体の露出面に付着した場合であっても、各傾斜面部に沿って水滴を流れ落ちやすくすることができ、引出端子から水滴を効果的に除去することができる。これにより、引出端子の小形化を図ることができる。また、引出端子に付着している汚損物質も水滴に取り込まれながら被覆体から除去されるので、引出端子の沿面絶縁性能の長期的な維持を図ることができる。
この発明の実施の形態1による真空遮断器を示す一部破断斜視図である。 図1の真空遮断器を示す側面図である。 図2の操作ロッドを示す拡大断面図である。 水滴の直径と転落角度との関係を示すグラフである。 この発明の実施の形態2による真空遮断器の引出端子を示す斜視図である。 この発明の実施の形態3による真空遮断器の引出端子を示す斜視図である。 この発明の実施の形態4による真空遮断器の引出端子を示す斜視図である。 この発明の実施の形態5による真空遮断器の引出端子を示す斜視図である。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1による真空遮断器を示す一部破断斜視図である。また、図2は、図1の真空遮断器を示す側面図である。図において、真空遮断器(開閉装置)1は、上下方向について互いに離して配置された複数対(この例では、3対)の引出端子2,3と、各引出端子2,3間の電気的接続を各対について個別に開閉する複数(この例では、3つ)の真空バルブ(接点装置)4と、各真空バルブ4の下部に個別に配置され、上下方向へ変位することにより各真空バルブ4を動作させる複数(この例では、3つ)の操作ロッド5と、各操作ロッド5を変位させる共通の駆動装置6と、引出端子2,3、真空バルブ4、操作ロッド5及び駆動装置6を支持する支持台7とを有している。
真空バルブ4は、真空容器8と、真空容器8内に固定された固定接点9と、真空容器8内で固定接点9に対して接離(接触・開離)する可動接点10とを有している。
固定接点9は、真空容器8内の上部に固定されている。また、固定接点9は、一方の引出端子2に電気的に接続されている。可動接点10は、固定接点9の下方に配置されている。また、可動接点10は、他方の引出端子3にフレキシブル導体11を介して電気的に接続されている。真空バルブ4は、可動接点10が固定接点9に対して接離することにより、各引出端子2,3間の電気的接続を開閉する。
操作ロッド5は、可動接点10に接続された棒状の高圧導体12と、高圧導体12の下方に配置された棒状の低圧導体13と、高圧導体12と低圧導体13との間に介在し、高圧導体12及び低圧導体13間を絶縁する絶縁体14とを有している。真空容器8内には、高圧導体12、低圧導体13及び絶縁体14のうち、高圧導体12の上部のみが挿入されている。
また、操作ロッド5は、上下方向に沿って配置されている。高圧導体12、低圧導体13及び絶縁体14は、上下方向に沿った共通の軸線(操作ロッド5の軸線)を有している。また、高圧導体12、低圧導体13及び絶縁体14は、絶縁体14が高圧導体12と低圧導体13との間に介在することにより一体とされている。
操作ロッド5は、真空容器8に対して上下方向へ変位可能になっている。可動接点10は、操作ロッド5と一体に上下方向へ変位されることにより、固定接点9に対して接離する。
駆動装置6は、図2に示すように、各操作ロッド5を変位させる駆動力を発生する駆動装置本体15と、各操作ロッド5の下端部が接続された共通の連結部材16と、連結部材16に回動可能に連結され、駆動装置本体15の駆動力を各操作ロッド5へ伝える駆動レバー17とを有している。なお、この例では、各操作ロッド5の下端部が連結部材16に直接固定されているが、各操作ロッド5の下端部がばね(弾性体)を介して連結部材16に接続されていてもよい。
駆動レバー17の一端部はピン18により駆動装置本体15に連結され、駆動レバー17の他端部はピン19により連結部材16に連結されている。駆動レバー17の中間部は、支持台5に設けられた水平軸20に回動可能に取り付けられている。各操作ロッド5は、水平軸20を中心とする駆動レバー17の回動により、上下方向へ変位される。
支持台7は、水平方向へ並んで配置された複数(この例では、3つ)の動作側収容部21と、各動作側収容部21に隣り合う共通の駆動側収容部22とを有している。各動作側収容部21内には、真空バルブ4及び操作ロッド5が1つずつ収容されている。駆動側収容部22内には、駆動装置本体15が収容されている。支持台7の下部には、各動作側収容部21内と駆動側収容部22内とを連通する空間が設けられている。駆動レバー17は、支持台7の下部の空間に配置されている。
各引出端子2,3は、各動作側収容部21に一対ずつ設けられている。また、各引出端子2,3は、それぞれ水平に配置されている。各引出端子2,3のうち、上側に配置された一方の引出端子2が固定接点9に電気的に接続され、下側に配置された他方の引出端子3が可動接点10に電気的に接続されている。各引出端子2,3は、各動作側収容部21内から外部へ延出している。
図3は、図2の操作ロッド5を示す拡大断面図である。図において、絶縁体14には、高圧導体12の下端部と低圧導体13の上端部とが埋め込まれている。絶縁体14の外径は、高圧導体12及び低圧導体13のそれぞれの外径よりも大きくなっている。
高圧導体12の露出面は、操作ロッド5の軸線と平行な高圧導体平行露出面部23と、高圧導体平行露出面部23の下端部から滑らかに連続し、操作ロッド5の軸線に対して傾斜する高圧導体上側露出面部24とを有している。高圧導体上側露出面部24は、操作ロッド5を上方から操作ロッド5の軸線に沿って見たときの可視範囲内に現れる高圧導体12の露出面部である。高圧導体上側露出面部24が設けられている範囲では、高圧導体12の上部側から下部側に近づくに従って高圧導体12の外径が連続的に大きくなっている。
高圧導体上側露出面部24は、高圧導体12の上部側から下部側に近づくに従って水平面に対する角度が連続的に小さくなる曲面部24aを有している。即ち、水平面に対する曲面部24aの角度は、絶縁体14に近づくに従って連続的に小さくなっている。曲面部24aは、高圧導体12と絶縁体14との境界に達している。
絶縁体14は、絶縁体14の沿面距離を長くするための複数のひだ部25を有している。各ひだ部25は、絶縁体14の本体部分の外周部から下方に突出している。
絶縁体14の露出面は、操作ロッド5を上方から操作ロッド5の軸線に沿って見たときの可視範囲内に現れる絶縁体上側露出面部26と、操作ロッド5を下方から操作ロッド5の軸線に沿って見たときの可視範囲内に現れる絶縁体下側露出面部27とを有している。絶縁体上側露出面部26が設けられている範囲では、絶縁体14の上部側から下部側に近づくに従って絶縁体14の外径が連続的に大きくなっている。
絶縁体上側露出面部26は、絶縁体14の上部側から下部側に近づくに従って水平面に対する角度が連続的に小さくなる曲面部26aを有している。即ち、水平面に対する曲面部26aの角度は、高圧導体12に近づくに従って連続的に大きくなっている。曲面部26aは、高圧導体12と絶縁体14との境界に達している。
高圧導体12と絶縁体14との境界においては、水平面に対する曲面部24aの角度が水平面に対する曲面部26aの角度よりも小さくなっている。
高圧導体12の外周部と絶縁体14の外周部との境界には、段差部28が生じている。段差部28には、充填材(例えばシリコーンゴム等)29が充填されている。高圧導体上側露出面部24の曲面部24aと絶縁体上側露出面部26の曲面部26aとは、充填材29の露出面を介して互いに滑らかに連続している。
ここで、水滴が付着した板を傾けていく場合について考える。水平に配置した板の表面に水滴を静かに置き、水滴を置いた板を傾けていくと、ある角度で水滴が流れ落ち始める。水滴が流れ落ち始めるときの板の水平面に対する角度を転落角度という。水滴の直径と転落角度との関係は、水滴の直径を変えながら転落角度を測定することにより求められる。
図4は、水滴の直径と転落角度との関係を示すグラフである。なお、転落角度は、0度(水平配置)〜90度(鉛直配置)の範囲内とされている。図4に示すように、転落角度は、水滴の直径が大きくなるほど小さくなることが分かる。
次に、操作ロッド5に付着した水滴が流れ落ちるときの様子について説明する。この例では、結露により生じた複数の水滴が操作ロッド5全体に均等に付着し、転落角度90度に対応する直径にまで各水滴の直径が成長した場合について考える。各水滴が成長し、各水滴の直径が90度の転落角度に対応する直径となると、高圧導体平行露出面部23に付着した水滴が流れ落ち始める。この後、水滴は、下方の水滴を取り込みながら、高圧導体上側露出面部24に沿って流れ落ちる。
このとき、流れ落ちる水滴が下方の水滴を取り込むことにより水滴の直径が大きくなることから、直径が大きくなった分だけ水滴が流れ落ちるのに必要な角度は緩やかになる。従って、高圧導体上側露出面部24の傾斜が緩やかになっても、水滴は流れ落ち続ける。
この後も、高圧導体上側露出面部24を流れ落ちる水滴は下方の水滴を取り込むので、水滴の直径がさらに大きくなり、転落角度はさらに小さくなる。このようにして、水滴が下方へ流れ落ちるほど高圧導体上側露出面部24の傾斜角度が水平に近づいても、水滴は流れ落ち続けることとなる。
この後、水滴は、絶縁体上側露出面部26に移行し、高圧導体上側露出面部24と同様に、下方の水滴を取り込みながら曲面部26aに沿って流れ落ちる。
従って、高圧導体上側露出面部24の曲面部24aの下端部の転落角度は、直径が最大となるときの水滴(即ち、高圧導体上側露出面部24の上端部から下方の水滴を取り込みながら流れ落ちて曲面部24aの下端部に達したときの水滴)が流れ落ちるのに必要な最小の転落角度以上とされている。また、絶縁体上側露出面部26の曲面部26aの下端部の転落角度は、直径が最大となるときの水滴(即ち、絶縁体上側露出面部26の上端部から下方の水滴を取り込みながら流れ落ちて曲面部26aの下端部に達したときの水滴)が流れ落ちるのに必要な最小の転落角度以上とされている。
このような真空遮断器では、高圧導体12の露出面が、操作ロッド5を上方から見たときの可視範囲内に現れる高圧導体上側露出面部24を有し、高圧導体上側露出面部24は、高圧導体12の上部側から下部側に近づくに従って水平面に対する角度が連続的に小さくなる曲面部24aを有しているので、高圧導体上側露出面部24の上端部でかろうじて流れ落ちる程度の小径の水滴であっても、下方へ流れ落ちるほど途中の水滴を取り込みながら径を大きくすることができる。従って、高圧導体12の露出面に付着した水滴を流れ落ちやすくすることができ、水滴を高圧導体12から効果的に除去することができる。また、水滴が高圧導体上側露出面部24に沿って流れ落ちることにより、流れ落ちる水滴の方向を操作ロッド5の径方向外側へ向けることができるので、絶縁体14に達した水滴を絶縁体14の外側へ流れやすくすることができる。これにより、絶縁体14の露出面に付着した水滴も、高圧導体12からの水滴に取り込まれて操作ロッド5の径方向外側へ流れやすくなる。従って、絶縁体14の露出面に付着した水滴を絶縁体14から効果的に除去することができ、絶縁体14の表面抵抗値が低下している期間を短縮することができる。このことから、絶縁体14の露出面を流れる漏れ電流の量を減少させることができ、絶縁破壊の前兆現象を抑制することができる。これにより、操作ロッド5の小形化を図ることができる。また、絶縁体14に付着している汚損物質(例えば塵埃や塩分等)も水滴に取り込まれながら絶縁体14から除去されるので、絶縁体14の沿面絶縁性能劣化の進行を遅くすることができ、操作ロッド5の沿面絶縁性能の長期的な維持を図ることができる。
また、絶縁体14の露出面は、操作ロッド5を上方から見たときの可視範囲内に現れる絶縁体上側露出面部26を有し、絶縁体上側露出面部26は、絶縁体14と高圧導体12との境界から絶縁体14の下部側に近づくに従って水平面に対する角度が連続的に小さくなる曲面部26aを有しているので、絶縁体14の露出面に付着した水滴を流れ落ちやすくすることができ、水滴を絶縁体14からさらに効果的に除去することができる。これにより、絶縁体14の露出面を流れる漏れ電流の量をさらに減少させることができ、操作ロッド5の小形化をさらに図ることができる。また、絶縁体14に付着している汚損物質(例えば塵埃や塩分等)も水滴に取り込まれながら絶縁体14から除去されるので、絶縁体14の沿面絶縁性能劣化の進行を遅くすることができ、操作ロッド5の沿面絶縁性能の長期的な維持をさらに図ることができる。
また、絶縁体14と高圧導体12との境界に生じる段差部28に充填材29が充填されているので、高圧導体上側露出面部24と絶縁体上側露出面部26とを充填材29の露出面を介して滑らかに連続させることができる。これにより、段差部28に水滴が溜まることを防止することができ、水滴を絶縁体14からさらに効果的に除去することができる。従って、操作ロッド5の小形化をさらに図ることができるとともに、操作ロッド5の沿面絶縁性能の長期的な維持もさらに図ることができる。
なお、上記の例では、絶縁体14と高圧導体12との境界から絶縁体14の下部側に近づくに従って水平面に対する角度が連続的に小さくなる曲面部26aが絶縁体上側露出面部26に含まれているが、絶縁体14と高圧導体12との境界から絶縁体14の下部側に近づいても水平面に対する角度が一定である一定傾斜面部を、曲面部26aに代えて絶縁体上側露出面部26に含めるようにしてもよい。
また、上記の例では、高圧導体12と絶縁体14との境界において、水平面に対する絶縁体上側露出面部26の角度が水平面に対する高圧導体上側露出面部24の角度よりも大きくなっているが、水平面に対する絶縁体上側露出面部26の角度を水平面に対する高圧導体上側露出面部24の角度以下としてもよい。
また、上記の例では、絶縁体14と高圧導体12との境界に生じる段差部28に充填材29が充填されているが、水滴が流れ落ちるのであれば、充填材29はなくてもよい。
また、上記の例では、操作ロッド5が上下方向に沿って配置されているが、曲面部24aが高圧導体12の露出面に含まれ、曲面部26aが絶縁体14の露出面に含まれているのであれば、操作ロッド5を傾斜させて配置したり水平にして配置したりしてもよい。
また、撥水性を持つ撥水性材料を絶縁体上側露出面部26に塗布してもよい。このようにすれば、絶縁体上側露出面部26に付着する水滴をさらに流れ落ちやすくすることができる。
実施の形態2.
図5は、この発明の実施の形態2による真空遮断器の引出端子を示す斜視図である。図において、固定接点9に電気的に接続された引出端子2は、引出導体31と、引出導体31を絶縁被覆する被覆体32とを有している。
引出導体31は、水平に配置された棒状の導体である。引出導体31の断面形状(引出導体31の軸線に対して垂直な平面における引出導体31の断面形状)は、引出導体31の長さ方向のいずれの位置においても同一であり、この例では円形とされている。引出導体31の断面積(引出導体31の軸線に対して垂直な平面における引出導体31の断面積)は、引出導体31の長さ方向のいずれの位置においても同一とされている。
被覆体32は、絶縁材料(例えば樹脂等)により構成されている。被覆体32の断面形状は、引出導体31の長さ方向のいずれの位置においても同一とされている。また、被覆体32の断面積も、引出導体31の長さ方向のいずれの位置においても同一とされている。
被覆体32の露出面は、引出端子2を上方から見たときの可視範囲内に現れる引出端子上側露出面部33を有している。引出端子上側露出面部33は、互いに交わることにより引出導体31の上方に稜線34を形成する一対の傾斜面部33aを有している。
稜線34は、引出導体31の長さ方向に沿って被覆体32の露出面に形成されている。この例では、稜線34は、引出導体31の軸線と平行になっており、引出導体31の軸線を含む鉛直平面上に配置されている。
各傾斜面部33aは、水平面に対する角度が稜線34から引出端子2の下部側に近づくに従って連続的に小さくなる曲面部とされている。また、水平方向についての各傾斜面部33a間の距離は、稜線34から引出端子2の下部側に近づくに従って連続的に大きくなっている。
可動接点10に電気的に接続された引出端子3の構成は、引出端子2の構成と同様とされている。他の構成は実施の形態1と同様とされている。
このような真空遮断器では、互いに交わることにより引出導体31の上方に稜線34を形成する一対の傾斜面部33aが被覆体32の露出面に含まれているので、結露により生じた水滴が被覆体32の露出面に付着した場合であっても、各傾斜面部33aに沿って水滴を流れ落ちやすくすることができ、引出端子2,3から水滴を効果的に除去することができる。これにより、被覆体32の露出面を流れる漏れ電流の量を減少させることができ、引出端子2,3の小形化を図ることができる。また、引出端子2,3に付着している汚損物質も水滴に取り込まれながら被覆体32から除去されるので、引出端子2,3の沿面絶縁性能の長期的な維持を図ることができる。
また、各傾斜面部33aは、水平面に対する角度が稜線34から引出端子2,3の下部側に近づくに従って連続的に小さくなる曲面部とされているので、被覆体32の露出面に付着した水滴の位置が被覆体32の上端部(稜線34)に近くなるほど、水滴を流れ落ちやすくすることができる。これにより、被覆体32の上端部から流れ落ちた水滴に下方の水滴を取り込ませることができ、被覆体32の露出面に付着した水滴をさらに効果的に除去することができる。また、引出端子2,3に付着している汚損物質も水滴に取り込まれながら被覆体32から除去されるので、引出端子2,3の沿面絶縁性能の長期的な維持もさらに図ることができる。
実施の形態3.
図6は、この発明の実施の形態3による真空遮断器の引出端子を示す斜視図である。引出端子2の断面積(引出導体31の軸線に対して垂直な平面における引出端子2の断面積)は、引出導体31の軸線方向に沿った所定の区間において、所定の区間の一端部から他端部へ連続的に小さくなっている。この例では、真空容器8から離れるに従って引出端子2の断面積が連続的に小さくなっている。
引出導体31の断面積は、引出導体31の長さ方向のいずれの位置においても同一とされている。被覆体42の断面積は、所定の区間の一端部から他端部へ連続的に小さくなっている。従って、稜線34は、引出導体31の軸線に対して傾斜している。この例では、稜線34は、真空容器8から離れるに従って引出導体31の軸線に近づくように引出導体31の軸線に対して傾斜している。引出端子3の構成は、引出端子2の構成と同様とされている。他の構成は実施の形態2と同様とされている。
このような真空遮断器では、引出導体31の軸線方向に沿った所定の区間において、引出端子2の断面積が所定の区間の一端部から他端部へ連続的に小さくなっているので、稜線34を傾斜させることができ、引出端子2,3の露出面に付着した水滴をさらに流れ落ちやすくすることができる。
実施の形態4.
図7は、この発明の実施の形態4による真空遮断器の引出端子を示す斜視図である。引出端子2に設けられた一対の傾斜面部33aは、それぞれ平面部とされている。従って、水平面に対する各傾斜面部33aの角度は、各傾斜面部33aのいずれの位置においても一定とされている。水平方向についての各傾斜面部33a間の距離は、稜線34から引出端子2の下部側に近づくに従って連続的に大きくなっている。
引出端子2の断面積は、引出導体31の長さ方向のいずれの位置においてもそれぞれ同一とされている。引出端子2の断面形状も、引出導体31の長さ方向のいずれの位置においてもそれぞれ同一とされている。引出端子3の構成は、引出端子2の構成と同様とされている。他の構成は実施の形態2と同様とされている。
このように、各傾斜面部33aを平面部としても、引出端子2,3の露出面に付着した水滴を各傾斜面部33aに沿って流れ落ちやすくすることができる。
実施の形態5.
図8は、この発明の実施の形態5による真空遮断器の引出端子を示す斜視図である。引出端子2の断面積は、引出導体31の軸線方向に沿った所定の区間において、所定の区間の一端部から他端部へ連続的に小さくなっている。引出導体31の断面積は、引出導体31の長さ方向のいずれの位置においても同一とされている。被覆体42の断面積は、所定の区間の一端部から他端部へ連続的に小さくなっている。従って、稜線34は、引出導体31の軸線に対して傾斜している。
引出端子2に設けられた一対の傾斜面部33aは、それぞれ平面部とされている。従って、水平面に対する各傾斜面部33aの角度は、各傾斜面部33aのいずれの位置においても一定とされている。水平方向についての各傾斜面部33a間の距離は、稜線34から引出端子2の下部側に近づくに従って連続的に大きくなっている。引出端子3の構成は、引出端子2の構成と同様とされている。他の構成は実施の形態3と同様とされている。
このように、各傾斜面部33aを平面部としても、引出端子2,3の露出面に付着した水滴を各傾斜面部33aに沿って流れ落ちやすくすることができる。
なお、実施の形態3及び5では、引出端子2,3のいずれについても、所定の区間の一端部から他端部へ断面積が連続的に小さくなる構成とされているが、引出端子2,3のいずれか一方についてのみ、所定の区間の一端部から他端部へ断面積が連続的に小さくなる構成としてもよい。
また、実施の形態2〜5では、引出端子2,3のいずれの露出面にも、一対の傾斜面部33aが含まれているが、引出端子2,3のいずれか一方の露出面にのみ一対の傾斜面部33aを含めるようにしてもよい。
また、実施の形態2〜5では、各引出端子2,3の構成が同様とされているが、実施の形態2〜5のうち、互いに異なる実施の形態の構成を各引出端子2,3に個別に適用してもよい。
また、実施の形態2〜5では、撥水性を持つ撥水性材料を引出端子上側露出部33に塗布してもよい。このようにすれば、引出端子上側露出部33に付着する水滴をさらに流れ落ちやすくすることができる。
また、各上記実施の形態では、この発明が真空遮断器1に適用されているが、これに限定されず、例えばガス絶縁遮断器や接地開閉器、断路器等にこの発明を適用してもよい。
1 真空遮断器、2,3 引出端子、4 真空バルブ(接点装置)、5 操作ロッド、9 固定接点、10 可動接点、12 高圧導体、13 低圧導体、14 絶縁体、24 高圧導体上側露出面部、24a 曲面部、26 絶縁体上側露出面部、26a 曲面部、28 段差部、29 充填材、31 引出導体、32 被覆体、33 引出端子上側露出面部、33a 傾斜面部、34 稜線。

Claims (7)

  1. 固定接点と、上記固定接点に対して接離する可動接点とを有する接点装置、及び
    上記可動接点に接続された高圧導体と、上記高圧導体の下方に配置された低圧導体と、上記高圧導体と上記低圧導体との間に介在し、上記高圧導体及び上記低圧導体間を絶縁する絶縁体とを有し、上記可動接点が上記固定接点に接離する方向へ上記可動接点と一体に変位可能な操作ロッド
    を備え、
    上記高圧導体の露出面は、上記操作ロッドを上方から見たときの可視範囲内に現れる高圧導体上側露出面部を有し、
    上記高圧導体上側露出面部は、上記高圧導体の上部側から下部側に近づくに従って水平面に対する角度が連続的に小さくなる曲面部を有し
    上記絶縁体の露出面は、上記操作ロッドを上方から見たときの可視範囲内に現れる絶縁体上側露出面部を有し、
    上記絶縁体上側露出面部は、上記絶縁体と上記高圧導体との境界から上記絶縁体の下部側に近づくに従って水平面に対する角度が連続的に小さくなる曲面部を有していることを特徴とする開閉装置。
  2. 上記操作ロッドは、上記絶縁体と上記高圧導体との境界に生じる段差部に充填される充填材をさらに有していることを特徴とする請求項1に記載の開閉装置。
  3. 上記固定接点及び上記可動接点のいずれかに接続された引出導体と、上記引出導体を絶縁被覆する被覆体とを有し、水平に配置された引出端子
    をさらに備え、
    上記被覆体の露出面は、上記引出端子を上方から見たときの可視範囲内に現れる引出端子上側露出面部を有し、
    上記引出端子上側露出面部は、互いに交わることにより上記引出導体の上方に稜線を形成する一対の傾斜面部を有していることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の開閉装置。
  4. 固定接点と、上記固定接点に対して接離する可動接点とを有する接点装置、
    上記可動接点に接続され、上記可動接点が上記固定接点に接離する方向へ上記可動接点と一体に変位可能な操作ロッド、及び
    上記固定接点及び上記可動接点のいずれかに接続された引出導体と、上記引出導体を絶縁被覆する被覆体とを有し、水平に配置された引出端子
    を備え、
    上記被覆体の露出面は、上記引出端子を上方から見たときの可視範囲内に現れる引出端子上側露出面部を有し、
    上記引出端子上側露出面部は、互いに交わることにより上記引出導体の上方に稜線を形成する一対の傾斜面部を有していることを特徴とする開閉装置。
  5. 各上記傾斜面部は、水平面に対する角度が上記稜線から上記引出端子の下部側に近づくに従って連続的に小さくなる曲面部とされていることを特徴とする請求項4に記載の開閉装置。
  6. 各上記傾斜面部は、平面部とされていることを特徴とする請求項4に記載の開閉装置。
  7. 上記引出導体の軸線に対して垂直な平面における上記引出端子の断面積は、上記引出導体の軸線方向に沿った所定の区間において、上記所定の区間の一端部から他端部へ連続的に小さくなっていることを特徴とする請求項4〜請求項6のいずれか1項に記載の開閉装置。
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