JPH04169009A - 撥水性碍子 - Google Patents

撥水性碍子

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JPH04169009A
JPH04169009A JP29787490A JP29787490A JPH04169009A JP H04169009 A JPH04169009 A JP H04169009A JP 29787490 A JP29787490 A JP 29787490A JP 29787490 A JP29787490 A JP 29787490A JP H04169009 A JPH04169009 A JP H04169009A
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JP
Japan
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water
insulator
cap
repellent
applied voltage
Prior art date
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Pending
Application number
JP29787490A
Other languages
English (en)
Inventor
Seita Ikeda
池田 誠太
Yasuhiro Nakajima
康裕 中島
Ryuichi Mine
竜一 峯
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NGK Insulators Ltd
Chubu Electric Power Co Inc
Original Assignee
NGK Insulators Ltd
Chubu Electric Power Co Inc
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Publication date
Application filed by NGK Insulators Ltd, Chubu Electric Power Co Inc filed Critical NGK Insulators Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は撥水性ならびに電気的特性に優れた撥水性碍
子に関する。
〔従来の技術〕
碍子が汚損されて湿潤状態になると、碍子表面の絶縁抵
抗が低下し、絶縁強度が害される。この際、碍子表面に
漏洩電流か流れると、この洩電流により碍子表面に乾燥
帯を生じ、その乾燥帯に局部放電が発生して、いわゆる
汚損コロナが発生する。このため、第4図に示されるよ
うに、この汚損コロナを防止するための碍子として、磁
器、ガラスあるいは合成樹脂などからなる碍子本体1の
外側全体に撥水性を有しかつ絶縁性の被覆材料により被
覆した被覆部11を形成して、碍子表面の撥水性を高め
た撥水性碍子が提案されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところが、従来の撥水性碍子では架設条件のもとに長期
間曝されていると、トラッキングを生じることかあり、
このトラッキングにより被覆材料が絶縁性を失うことが
あった。そして、被覆部の絶縁性が失われると碍子とし
て機能しないという課題があった。
〔課題を達成するための手段〕
この発明は前記問題点を解消するため、絶縁材料からな
る碍子本体1の笠部2上面には撥水性材料により被覆し
た被覆部11を設けるとともに、同笠部2下面を同材料
により被覆しない非被覆部12とし、同非被覆部12を
もって課電電圧に対して必要な絶縁強度を確保するため
の延長部13を設けたという構成を採用している。
〔作用〕
この発明は前記手段を採用したことにより次のように作
用する。
碍子本体lの笠部2の上面は撥水性に優れる被覆部とさ
れているため、両虎効果によって笠部2の表面の汚損が
阻害され、汚損コロナの発生か防止される。
架設条件の下に曝されている際にトラッキングを生じて
、被覆部11の絶縁強度が失われても、笠部2の下面に
は非被覆部12が設けられ、この非被覆部12には課電
電圧に対して必要な絶縁強度を確保する延長部13が設
けられているため、碍子としての絶縁機能は失われない
〔実施例〕
次にこの発明を具体化した実施例1及び実施例2を第1
〜2図に基づいて説明する。
実施例1 第1図はこの発明の実施例1てあって、懸垂碍子に適用
した撥水性碍子を示し、磁器よりなる碍子本体1は笠部
2と、この笠部2の中央上部に一体形成された有蓋円筒
状の頭部3と、さらに、笠部2の下面に円環状に、かつ
同心状に形成されたリブ部4a、4b、4c、4dとに
より一体成形されている。頭部3の外周にはセメント5
によりキャップ金具6が被冠固定され、この金具6には
係合凹部7か形成され、直上に連結される別の懸垂碍子
のピン金具8を係合し得るようにしている。
この頭部3の内外周面には頭部3とキャップ金具6及び
頭部3とピン金具8を機械的に把持するためのサンドを
付着したサンド付着部9が形成されている。ピン金具8
の上部は頭部3の内部にセンメント5により固定され、
下端は直下に連結される別の懸垂碍子のキャップ金具6
の係合凹部7に係合される。このようにして複数の懸垂
碍子が直列に連結され、送電線路に使用される。
笠部2の上面には厚さ20μmの撥水性材料としてのテ
フロンを塗布して被覆部11が形成されている。この被
覆部11は第1図において、キャップ金具6を被冠する
ためのサンド付着部9の縁部であるポイントaから笠部
2の外周の縁部であるポインt−bまで形成され笠部2
の上面を覆っている。この被覆部11の撥水性により、
雨滴によって碍子表面に蓄積された汚損物を洗い流す両
虎効果が発揮される。なお、この実施例1では被覆部1
1をテフロンにより形成したが、被覆部11はテフロン
の他、シリコンゴム、フッ化グラファイトなど撥水性及
び、絶縁性を有し、且つアメーバ−作用のない材料であ
ればよい。
笠部2の下面には下方に向けて垂下されたリブ部4が設
けられている。この実施例でのリブ部4は中心から第1
のリブ4a、第2のリブ4b、第3のリブ4c、第4の
リブ4dの四つの各リブが円環状に、かつ同心状に設け
られていて、第4のリブ4dは笠部2の外周を形成して
いる。また、笠部2の下面中央ではセンメント5がその
縁部となるポイントCまで充填されている。このため、
笠部2の外周縁の被覆部11の外縁(ポイントb)から
センメント5の充填された縁部(ポイントC)に至る間
が非被覆部12となる。ここで、第1図の各リブ4a、
4b、4c、4dに二点鎖線は、被覆部11を設けない
従来の懸垂碍子における各リブの形状を示している。こ
の被覆部11を設けない懸垂碍子では前記ポイントaか
らポイントCまでの沿面距離により、課電電圧に対して
必要とされる絶縁強度を得ている。
この実施例1においては、各リブ4a〜4dを、第1図
二点鎖線により示されるリブより長い延長部13を設け
て、ポイントbからポイントCまでの沿面距離により、
被覆部11を設けない懸垂碍子のポイントaからポイン
トCの沿面距離とほぼ同じ沿面距離とされている。
実施例 2 実施例2は、第2図に示されているように実施例1とほ
ぼ同じ構成とされ、実施例1と相違する構成は、キャッ
プ金具6の下縁と笠部2の上面の間にリング状に形成さ
れる凹部20へ充填剤21が詰められている。なお、こ
の実施例では充填剤21を常温硬化型シリコンゴムによ
り充填したか、この他撥水性及び絶縁性のあるポリエチ
レン又はテフロン等により凹部20に嵌め込み可能とし
た成形品を嵌め込んでもよい。
次に、実施例1及び実施例2の撥水性碍子の作用につい
て説明する。
実施例1及び実施例2の撥水性碍子の撥水性の効果を確
認するため、JEC201の参考試験として規定されて
いる定印霧中法を基礎とした測定を行った。
測定は外径を254mm、ポイントaからポイントbの
沿面距離を115mm、ポイントbからポイントCの沿
面距離を280mmとした碍子を作成し、この碍子を三
個連結した碍子連を各試料として用いた。比較例には被
覆部11を形成していない碍子を用いた。また、実施例
2の試料は、実施例1について測定した試料を軽くスポ
ンジにより水洗したものに、充填材21としてシリコン
ゴムを充填して試料とした。
作成した各試料を食塩とトノコを混合させた汚損液中に
ドブ漬けして試料表面に汚損物を付着させた後乾燥して
、汚損度を0.12mg/cm2に調整した。次にこの
汚損された試料碍子連を霧室に搬入し、印加電圧25,
2KV(8,4KV/個×3)の一定電圧を印加してか
ら清水の人工霧を発生させて、試料碍子連の表面を湿潤
させた。人工霧を発生させた時を開始時とし、このまま
の状態で最長70分継続して、漏洩電流の発生時間とそ
の最大値及び汚損コロナの発生を測定した。なお、漏洩
電流の測定はオツシロクラムにより測定した。
この測定結果により、次のことが確認できた。
比較例では、7分後に漏電電流の発生か認められ、汚損
コロナも発生する。
実施例1では、比較例の約6倍に相当する40分後にな
り始めて漏洩電流が発生し、汚損コロナの発生も認めら
れなかった。
また、実施例2では、実施例1よりもさらに漏洩電流の
発生を抑制できた。この理由は、実施例1ではキャップ
金具6の下縁と笠部2の上面の間にリンク状に形成され
る凹部20(第2図参照)に水滴が溜まり、溜まった水
滴が限界を越えると笠部2の表面上を一気に流れ落ちる
現象が見られた。これによって表面抵抗が下がり、漏洩
電流が流れるのに対して、実施例2ではこのようなこと
がなく水滴は速やかに笠部2から転がり落ちて、絶縁性
が保持されるためと考えられる。
また、架設条件のもとに長期間曝されている際にトラッ
キングにより被覆材料が炭化して絶縁性を失うことがあ
っても、笠部2の下面には非被覆部12が設けられ、こ
の非被覆部12には延長部13か設けられているため、
課電電圧に対して必要な絶縁強度が確保される。
また、この発明は次に示すように実施してもよい。
(1) 第3図に示すように、被覆部12を笠部2の外
周縁近傍までとすること。
これにより撥水性碍子を木箱に梱包して搬送する際に、
箱壁31と被覆部11が擦れ合うことがなく被覆部11
を傷めることが防止できる。
4(2)  この発明を懸垂碍子について適用した例を
実施例1及び実施例2として示したか、懸垂碍子以外の
碍子、たとえばピン碍子やラインポスト碍子、ステーシ
ョンポスト碍子等に適用すること。
〔発明の効果〕
以上詳述したように、この発明は絶縁材料からなる碍子
本体の丘部上面には撥水性材料により被覆した被覆部を
設けるとともに、同笠部下面を同材料により被覆しない
非被覆部とし、同非被覆部をもって課電電圧に対して必
要な絶縁強度を確保するための延長部を設けたことによ
り、汚損に対して絶縁強度を保持して汚損コロナの発生
を抑制するとともに、長期にわたり課電電圧に対して必
要な絶縁強度を維持できる優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図から第3図はこの発明の実施例を示し、第1図は
実施例1の一部切欠正面図、第2図は実施例2の一部切
欠正面図、第3図は他の実施例を示す一部切欠正面図、
第4図は従来例を示す正面図である。 l・・・碍子本体、2・・・笠部、4・・・リブ部、1
1・・・被覆部、12・・・非被覆部、13・・・延長
部、特許出願人    中部電力 株式会社日本碍子 
株式会社 代 理 人    弁理士 恩1)博宣(ほか1名) 、−−(3 roく″)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、絶縁材料からなる碍子本体(1)の笠部(2)上面
    には撥水性材料により被覆した被覆部(11)を設ける
    とともに、同笠部(2)下面を撥水性材料により被覆し
    ない非被覆部(12)とし、同非被覆部(12)をもっ
    て課電電圧に対して必要な絶縁強度を確保するための延
    長部(13)を設けたことを特徴とする撥水性碍子。 2、前記延長部(13)は笠部(2)の下面の非被覆部
    (12)に同心状に下方に突出するリブ部(4a、4b
    、4c、4d)を延長して形成したことを特徴とする請
    求項第1項記載の撥水性碍子。 3、前記笠部(2)と、同笠部(2)の中央上部に被冠
    固定したキャップ金具(6)の下縁との間にリング状に
    形成される凹部(20)に撥水性の樹脂21を充填した
    ことを特徴とする請求項第1項記載の撥水性碍子。
JP29787490A 1990-11-01 1990-11-01 撥水性碍子 Pending JPH04169009A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09115592A (ja) * 1995-10-20 1997-05-02 Matsushita Electric Works Ltd トラッキング防止用プラグ
JP2011204591A (ja) * 2010-03-26 2011-10-13 Mitsubishi Electric Corp 開閉装置
JP2014186808A (ja) * 2013-03-22 2014-10-02 Ngk Insulators Ltd 懸垂がいし
JP2016191694A (ja) * 2015-03-31 2016-11-10 矢崎エナジーシステム株式会社 電流検出装置
WO2018150671A1 (ja) * 2017-02-15 2018-08-23 日本碍子株式会社 撥水性がいし

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