JP5274107B2 - 画像投射装置 - Google Patents

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Description

本発明は、光源から射出された光束を液晶パネルによって変調し、変調された光束(画像光束)を投射光学系を介して被投射面上に拡大投射するプロジェクターに関する。
近年、プロジェクターは、高精細化、高画質化が要望されており、反射型液晶パネルを用いたプロジェクターが注目されている。この反射型液晶パネルを用いたプロジェクターにおいては、暗い画像を投射する際に干渉縞が発生するという課題があった。
特許文献1では、反射型液晶パネルを用いたプロジェクターにおいて発生する干渉縞を低減することが可能なプロジェクターが提案されている。
この特許文献1においては、投射光学系、或いは投射光学系の直前に配置した色収差プレートを用いて、赤色光と緑色光との間に比較的大きな軸上色収差を発生させている。ここで発生させた軸上色収差の差に応じて赤色光用の液晶パネルとスクリーンとの距離と緑色光用の液晶パネルとスクリーンとの距離に差を設けることによって、スクリーン上での干渉縞を低減している。
特開2006−047967号公報
しかしながら、干渉縞を低減するために軸上色収差を大きく発生させると、一つの色光の波長領域内における軸上色収差量の差が大きくなってしまい、画質が劣化するおそれがある。特に、特許文献1のように、緑色光の軸上色収差と赤色光の軸上色収差との差を大きくすると、緑色光の波長領域内及び赤色光の波長領域内の少なくとも一方における軸上色収差の差が大きくなり、結果として比視感度の高い緑色光又は赤色光の画質が劣化してしまう。
そこで、干渉縞を低減しつつ、且つ比視感度の比較的高い色光の波長領域内での軸上色収差の差を低減し高い画質の画像を表示することが可能な画像投射装置を提供することを目的とする。
以上の課題を解決するために本発明の画像投射装置は、第1、2、3色光に対応する第1、2、3反射型液晶パネルと、光源からの白色光のうち、前記第1色光が進む第1光路と前記第2、3色光が進む第2光路の2つの光路に分離する色分離素子と、前記第1光路と前記第2光路とを合成する光路合成素子と、前記第1光路に配置され、前記第1色光を前記第1反射型液晶パネルに導き、前記第1反射型液晶パネルからの第1画像光を前記光路合成素子に導く第1の偏光分離素子と、前記第2光路に配置され、前記第2色光を前記第2反射型液晶パネルに導き、前記第3色光を前記第3反射型液晶パネルに導き、前記第2、3反射型液晶パネルからの第2、3画像光を合成して前記光路合成素子に導く第2の偏光分離素子と、前記光路合成素子からの前記第1、2、3画像光を投射する投射光学系とを有する画像投射装置において、前記第1色光が緑色光であり、前記第2色光が色光であり、前記第3色光が青色光であり、前記第1の偏光分離素子と前記第2の偏光分離素子とが互いに分散が異なり、前記第1の偏光分離素子のアッベ数をνd1、前記第2の偏光分離素子のアッベ数をνd2としたとき
νd2 < νd1
であることを特徴としている。
本発明によれば、干渉縞を低減しつつ、且つ比視感度の比較的高い色光の波長領域内での軸上色収差の差を低減し高い画質の画像を投射することが可能な画像投射装置を提供する。
以下に、本発明の実施の形態を添付の図面に基づいて詳細に説明する。
実施例1
図1は本発明の第一の実施形態である投射型表示装置を示す概略図である。
本実施例1の画像投射装置(プロジェクタ)が有する照明光学系2は、光源(白色光を発する光源)1から射出した光を用いて、3つの反射型液晶パネル5、8、9を(略)テレセントリックに照明するように構成されている。このとき、光源1が非偏光を発する光源であるため、照明光学系2内に偏光変換素子が配置されており、非偏光光束をp偏光に揃えている。勿論、光源1が直線偏光光束を発する偏光光源であれば、偏光状態がp偏光になるようその方向を設定する。尚、ここで、p偏光とは、紙面内で振動する直線偏光で、図中||||印で示す偏光であり、s偏光とは、紙面垂直方向に振動する直線偏光で、図中●●●●印で示す偏光である。
このようにしてp偏光に変換されダイクロイックミラー(色分離素子)3に入射した光束のうち、第1色光(図中実線)は反射されて第1光路に沿って進み、第2色光(図中破線)、第3色光(図中一点鎖線)は透過されて第2光路に沿って進む。
本実施例1においては、第1色光は緑光であるようダイクロイックミラー3の特性が設定されている。ダイクロイックミラー3で反射された第1色光は、第1の偏光ビームスプリッタ(第1の偏光分離素子)4に入射した後、第1色光用の反射型液晶パネル(緑色光用の反射型液晶パネル、第1反射型液晶パネル)5によって変調されると共に反射され、再び偏光ビームスプリッタ4に入射する。第1の偏光ビームスプリッタ4はp偏光を透過し、s偏光を反射する特性を有しているため、反射型液晶パネル5によってs偏光に変調された成分(第1画像光)は、第1の偏光ビームスプリッタ4によって反射されて光路合成素子11に向かう。この光路合成素子11は、第1色光(緑色光)を投射レンズ(投射光学系)12に導く特性、すなわち本実施例においては反射する特性、を有しており、第1色光の画像光が投射レンズ12によって被投射面(スクリーン)に投射される。
一方、ダイクロイックミラー3を透過した第2色光、第3色光は、第1の波長選択性波長板6に入射する。本実施例では第2色光を赤色光、第3色光を青色光とする(勿論、赤色光と青色光は逆でも良い)。
第1の波長選択性波長板6は、第2色光の波長成分のみ偏光方向を90°回転する特性を有しており、第1の波長選択性波長板6を透過することによって、第3色光はp偏光のままで、第2色光はp偏光からs偏光に変換される。この第1の波長選択性波長板6を通過した第2色光、第3色光は、第2の偏光ビームスプリッタ(第2の偏光分離素子)7に入射する。第2の偏光ビームスプリッタは第1の偏光ビームスプリッタ4と同様、p偏光を透過、s偏光を反射する特性を有している。このため、s偏光の第2色光を反射して第2の反射型液晶パネル(第2反射型液晶パネル、赤色光用の液晶パネル)8に、p偏光の第3色光を透過して第3の反射型液晶パネル(第3反射型液晶パネル、青色光用の液晶パネル)9に導く。
そして、第2、3反射型液晶パネルで変調された第2、3色光は再び第2の偏光ビームスプリッタ7に入射して、変調された光のうち第2色光のp偏光成分(第2画像光)が透過され、第3色光のs偏光成分(第3画像光)が反射されて、第2の波長選択性波長板10に導かれる。第2の波長選択性波長板10は、第3色光の波長成分のみ偏光方向を90°回転する(第2色光については偏光方向を変化させない)特性を有しており、第2の波長選択性波長板10を透過することにより、第2色光はp偏光のままで第3色光はs偏光がp偏光に変換される。
光路合成素子11は偏光ビームスプリッタで、p偏光を透過し、s偏光を反射する。これによって第1光路と第2光路は再び一つの光路に合成され、投射レンズ12に導かれ、スクリーン(不図示の被投射面)に画像が投射される。
ここで、本実施例の特徴の一つは、この第2色光または第3色光のいずれかが青色光である点である。第2光路(2つの色光が進む光路)においては、第2、3色光の少なくとも一方の波長領域内で軸上色収差の差が大きくなりやすい。このため、その軸上色収差の差が発生しやすい色光を3原色の中で最も比視感度の低い青色光とすることによって、見た目の画質の劣化を抑制(低減)している。
更に、本実施例においては、第1、2の偏光ビームスプリッタの材料にも特徴を持たせている。具体的には、第2の偏光ビームスプリッタ7のガラス材料のアッベ数νd2は第1の偏光ビームスプリッタ4のガラス材料のアッベ数νd1と異なっており(互いに分散が異なっており)、以下の不等式を満足する。
νd1−νd2>0 ・・・(1)
この条件式を満足すれば、第1色光(緑色光)の波長領域内での軸上色収差の差を小さくしつつ、且つ第2色光(赤色光)と第3色光(青色光)との軸上色収差の差を大きくすることができるため、第2色光の光路長と第3色光の光路長との差を大きくしやすいため好ましい。ここでは、第2色光の代表波長(中心波長、重心波長)における軸上色収差と第3色光の代表波長における軸上色収差との差を大きくすることにより、干渉縞の発生をより低減しやすい(干渉縞を低減する効果がより大きくなる)と言う効果が得られる。尚、ここで言う青色光とは400(440でも良い)nm以上500(480でも可)nm以下、緑色光とは500(510でも良い)nm以上600(550でも可)nm以下、赤色光とは600(610でも良い)nm以上700(650でも良い)nm以下を指す。また、代表波長とは、各色光の波長領域の真ん中の波長としても良いし、光源から発する光のスペクトル分布に基づいた重心の波長としても良い。
尚、本実施例においては、第1の偏光ビームスプリッタ4の材料として、屈折率が1.80518、アッベ数が25.43の材料を、第2の偏光ビームスプリッタ(偏光分離素子)7の材料として、屈折率が1.84666、アッベ数が23.83の材料を用いている。ここで、これらの第1、2の偏光ビームスプリッタは、より好ましくは以下の条件式を満足する。
νd1−νd2>1.0 ・・・(1a)
10.0>νd1−νd2 ・・・(1b)
ここで、本実施例の上述の効果について図2を用いて更に詳細に説明する。図2は本実施例の軸上色収差を模式的に表した図であり、横軸は波長を、縦軸は軸上色収差量を示す。図中実線は、第1光路(第1色光の光路上において液晶パネルからスクリーンの間に配置された光学系)における軸上色収差、2点鎖線は第2光路(第2、3色光の光路上において液晶パネルからスクリーンの間に配置された光学系)における軸上色収差を示している。尚、ここでは、投射レンズ12の軸上色収差は、緑色波長(赤色光、緑色光、青色光の中で最も比視感度の高い緑色光の波長)に対して、赤色波長、青色波長が同じ側(オーバー側)に収差が出るようにしている。これは、赤色波長、青色波長の光が、緑色波長の光に対してアンダー側に収差が出る場合は、オーバー側に収差が出る場合に比べてボケ方が大きくなってしまうからである。
また、本発明においては、第1、2の偏光ビームスプリッタのアッベ数が(1)の関係になっているため、青色光の波長領域においては、軸上色収差量が第1光路より第2光路の方が大きくなる。このように、第1、2光路によって軸上色収差を異ならせることによって、次の2つの効果を生じさせることができる。
第1に、元々投射レンズ12が持っていた軸上色収差量ΔAに、アッベ数が小さいことで生じる軸上色収差ΔBを加えることができるため、投射レンズだけでは発生しきれなかった軸上色収差を事実上増やすことができる。更に、第1光路で発生する軸上色収差と第2光路で発生する軸上色収差とに差をつけることができる(本実施例では第2光路で発生する軸上色収差量の方が大きい)。この結果、青色光の代表波長λbと赤色光の代表波長λrとで、所定の大きさの軸上色収差量の差を発生させることができ、それぞれの色光に対応する液晶パネルを第2の偏光ビームスプリッタから所定の距離だけ異なる位置に配置することができる。このため、青色光と赤色光の光路、すなわち第2の光路において発生する干渉縞を抑制する(低減する)ことができる(より低減しやすい構成となる)。
第2に、第1光路においては緑色光の波長領域(緑色光帯域)内における軸上色収差の差を小さくし、第2光路においては赤色光の波長領域内における軸上色収差の差を小さくすることができる。これは従来の2つの光路で同じアッベ数の偏光ビームスプリッタを用いた場合にはえられなかった効果であり、緑色光と赤色光については投射レンズ本来の性能よりも高い性能を得ることができる。一方、青色光については干渉縞の発生を抑制する(回避する)ため、投射レンズ単体よりも軸上色収差量(色フレア量)は大きめになってしまう。しかしながら、青色光は3原色の中で人間の比視感度が最も低いことを考えれば、青色光(特に短波長側の光)の帯域内の軸上色収差(色フレア)は解像にあまり影響を与えないと考えて良い。
ここで、前記第3色光(青色光)の代表波長をλB、前記第1色光(緑色光)の代表波長をλ1、第1光路におけるλBとλ1の間の軸上色収差量をΔA、第1および第2の偏光ビームスプリッターの光路上の厚さをLとする。更に、第1の偏光ビームスプリッターの材料(ガラス材料)のλB、λ1における屈折率を各々nB1、n11、第2の偏光ビームスプリッターの材料(ガラス材料)のλB、λ1における屈折率を各々nB2、n12する。更に、プロジェクターの投射レンズのFナンバー値をFNO、液晶パネルの画素ピッチをP、光源の可干渉距離をCとするとき、
3・FNO・P > ΔA+ΔB > C/2 ・・・(2)
ただし ΔB=(L/n12−L/nB2)−(L/n11−L/nB1)を満足するとより好ましい。
ここで、ΔA+ΔBは、投射レンズと偏光ビームスプリッタにおいて発生する軸上色収差の量を示している。ここで、この条件を満足しない場合には、干渉縞の発生を低減する効果が得られない、或いは第3色光(青色光)の帯域内において軸上色収差の発生量が大きくなり過ぎてしまい、画質が劣化してしまう。
また、より好ましくは、
3・FNO・P > ΔA+ΔB > C ・・・(2a)
を満足すると良い。
更に、Cは一般的なプロジェクター光源においては20μm程度であるため、上記の条件式(2)、(2a)は以下のように書き換えることができる。
3・FNO・P > ΔA+ΔB > 10μm ・・・(2b)
3・FNO・P > ΔA+ΔB > 20μm ・・・(2c)
以上の本実施例によれば、相対的に比視感度の低い青色光の帯域内において軸上色収差を発生させることにより、赤色光と緑色光という比視感度の高い色光に関しては軸上色収差を発生を低減しつつ、青色光と赤色光との間に軸上色収差の差を発生させることができる。すなわち、比視感度の高い2つの色光の画像光については帯域内の軸上色収差の差を抑えつつ、干渉縞の発生を低減(抑制)することができるため、解像度の高い画像投射装置を提供することができる。
本実施例1において、第2の波長選択性波長板を省き、光路合成素子は第3色光を偏光方向にかかわらず透過する構成としても良い。この場合、第2の波長選択性波長板が配置されていた位置に、第3色光(青色光)用の偏光板を配置すればコントラストの低下を防ぐことができる。また、照明光学系内の偏光変換素子においてp偏光に揃えることとしたが、これは後段の第1、2偏光ビームスプリッターに対してp偏光に揃えるという意味であって、偏光変換素子に対してp偏光に揃える、と言う意味ではない。また、ここではp偏光に揃えたが勿論s偏光に揃えても構わない。また第2、3色光の光路は逆であっても構わない。
尚、本発明にとって、条件式(1)、(2)は必ずしも必須の構成では無く、これらの条件式は本発明にとってより好ましい条件に過ぎない。
例えば、第1、2の偏光ビームスプリッタの材料として、以下の4つの材料を組み合わせることが好ましい。しかしながら、この4つの材料に限らず、他の材料を用いても構わない。
第1の材料:屈折率が1.84986、アッベ数が24.1
第2の材料:屈折率が1.84666、アッベ数が23.83
第3の材料:屈折率が1.84139、アッベ数が24.6
第4の材料:屈折率1.80518、アッベ数が25.43
勿論、これらの第1、2、3、4の材料を、第1、2の偏光ビームスプリッタの材料として用いる場合には、好ましくは条件式(1)、更に好ましくは条件式(1a)、(1b)を満足する硝材を用いると望ましい。
[参考例]
図3は本発明の参考例である投射型表示装置を示す概略図である。本参考例の構成は実施例1とほぼ同じであるため、実施例1と同じ点については詳細な説明は省略する。
参考例が実施例1と異なる点は、第1光路に進む第1色光が赤色光、第2光路の第2色光は緑色光、第3色光は青色光となっている点である。
この構成を用いたときの軸上色収差の模式図を図4に示す。この図4からも分かるように、プロジェクタの投射レンズは、最も比視感度の高い緑色光帯域内において軸上色収差が小さくなるようにしている。この構成においては、緑色光に対して短波長側の青色光は長波長側の赤色光に比べて軸上色収差(緑色光の軸上色収差との差)が大きくなりやすい。そこで、本参考例のように、元々軸上色収差の差が大きくなりやすい緑色光と青色光を第2の光路に沿って進ませることにより、2つの色光の間の軸上色収差の差を得やすい構成となる。
言い換えれば、本参考例においては、実施例1と同じ投射レンズを用いた場合であっても、ΔAの量(第2光路に進む2つの色光の間の軸上色収差の差)が大きくなる。この参考例のように構成すれば、青色光と緑色光との軸上色収差の差をより大きく確保することができる。こうすれば、青色光用液晶パネルと第2の偏光ビームスプリッタ7との距離と緑色光用液晶パネルと第2の偏光ビームスプリッタとの間の距離との差をより大きくすることができるため、干渉縞をより確実に低減(抑制)することができる。
以上、本発明の好ましい実施例について説明したが本発明はこれらの実施例に限定されないことはいうまでもない。
例えば、実施例は第1光路がダイクロイックミラー3によって反射される光路となっているが、透過光路であっても良い。また、光路合成素子11についても実施例では偏光ビームスプリッタとして記載しているが、ダイクロイックミラーをはじめとするその他の光路合成素子でも実現可能である。
本発明の第1の実施形態である投射型表示装置の概略図 本発明の第1の実施例における軸上色収差の説明図 本発明の参考例である投射型表示装置の概略図 本発明の参考例における軸上色収差の説明図
1 光源
2 照明光学系
3 光路分離素子(ダイクロイックミラー)
4 第1の偏光ビームスプリッタ
5 第1の反射型液晶パネル
6 第1の波長選択性波長板
7 第2の偏光ビームスプリッタ
8 第2の反射型液晶パネル
9 第3の反射型液晶パネル
10 第2の波長選択性波長板
11 光路合成素子(偏光ビームスプリッタ)
12 投射レンズ

Claims (2)

  1. 第1色光、第2色光、第3色光に対応する第1反射型液晶パネル、第2反射型液晶パネル、第3反射型液晶パネルと、
    光源からの白色光のうち、前記第1色光が進む第1光路と前記第2、第3色光が進む第2光路の2つの光路に分離する色分離素子と、
    前記第1光路と前記第2光路とを合成する光路合成素子と、
    前記第1光路に配置され、前記第1色光を前記第1反射型液晶パネルに導き、前記第1反射型液晶パネルからの第1画像光を前記光路合成素子に導く第1の偏光分離素子と、
    前記第2光路に配置され、前記第2色光を前記第2反射型液晶パネルに導き、前記第3色光を前記第3反射型液晶パネルに導き、前記第2、第3反射型液晶パネルからの第2、第3画像光を合成して前記光路合成素子に導く第2の偏光分離素子と、
    前記光路合成素子からの前記第1、第2、第3画像光を投射する投射光学系を有する画像投射装置において、
    前記第1色光が緑色光であり、前記第2色光が色光であり、前記第3色光が青色光であり、
    前記第1の偏光分離素子と前記第2の偏光分離素子とが互いに分散が異なり、
    前記第1の偏光分離素子のアッベ数をνd1、前記第2の偏光分離素子のアッベ数をνd2としたとき
    νd2 < νd1
    であることを特徴とする画像投射装置。
  2. 前記青色光の代表波長をλB、前記第1色光の代表波長をλ1、前記第1光路におけるλBとλ1の間の軸上色収差量をΔA、前記第1および第2の偏光分離素子の厚さをL、前記第1の偏光分離素子の材料のλB、λ1における屈折率を各々nB1、n11、前記第2の偏光分離素子の材料のλB、λ1における屈折率を各々nB2、n12するとき、
    3・FNO・P > ΔA+ΔB > C/2
    ただし、ΔB=(L/n12−L/nB2)−(L/n11−L/nB1)
    FNO:前記投射光学系のFナンバー
    P:前記第1の反射型液晶パネルの画素ピッチ
    C:前記光源の可干渉距離
    を満たすことを特徴とする請求項に記載の画像投射装置。
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