JP5274033B2 - 色素増感型太陽電池スペーサー - Google Patents

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Description

本発明は、色素増感型太陽電池において、対向する正電極と負電極の間に配して密封領域を形成するように両者をシールするためのスペーサーに関する。
1991年、グレッツェルらによって発表された色素増感型の太陽電池は、エネルギー変換効率の向上と低コスト化の可能性を秘めているところから、従来のp−n型太陽電池に代わるものとして注目されている。一般にこのタイプの太陽電池は、酸化錫やITO(インジウム・錫酸化物)などがコーティングされたガラス又はプラスチックからなる導電性透明基板上に半導体として酸化チタン層を設け、この酸化チタン層にRu錯体などの色素を吸着させてなる酸化チタン負電極と、酸化錫又はITOなどがコーティングされたガラス又はプラスチックからなる導電性透明基板上に白金や黒鉛などをコーティングしてなる正電極からなっており、正負両電極を隔離し両極間に密封領域を形成するように、両電極間にスペーサーを配して両電極間をシールし、その密封領域に電解質溶液を注入することによって形成されている。このような色素増感型太陽電池については従来種々報告されている(例えば特許文献1、非特許文献1など)。
ところがこのような目的に使用されるスペーサーは、太陽電池の品質や耐久性に関わる重要な部材であるにもかかわらず、従来詳細な検討はなされていなかった。そこで、耐熱性、耐薬品性などに優れた色素増感型太陽電池用スペーサーを提案した(特許文献2)。
本発明者らは引き続きスペーサーの開発を行った結果、本発明を開発するに至ったものである。
特開2002−324590号公報 特開2006−32308号公報 ブライアン オレガン、ミカエル グレッツェル(Brian O’Regan & Michael Gratzel)著、「ネイチャー(NATURE)、353巻、1991年10月24日、p.737〜740
そこで本発明の目的は、色素増感型太陽電池において使用される高性能のスペーサーを提供することにある。より詳細には、正負両電極基板に対する接着性、太陽電池使用条件を考慮しての耐熱性、電解質又は電解質溶液に対する耐薬品性、その他耐透湿性、耐久性等に優れ、かつ基材間の間隔を精度よく保つための色素増感型太陽電池用スペーサーを提供することにある。
すなわち本発明は、オレフィン・アクリル酸又はメタクリル酸共重合体又はその金属塩、オレフィン重合体の無水マレイン酸グラフト共重合体、及びエチレン・極性モノマー共重合体の不飽和珪素化合物グラフト共重合体から選ばれ、示差走査熱量計(DSC)による融点が85〜150℃の範囲にある重合体(A)に、平均粒径が1μm〜200μmであり、粒度分布の標準偏差を平均粒径で割った変動係数が8%以下の球状物質が配合された組成物からなる色素増感型太陽電池用スペーサーに関する。本発明はまた、このようなスペーサーを備えた色素増感型太陽電池に関する。
本発明によれば、基板接着性、耐熱性、耐薬品性、耐透湿性、耐久性および基材間の間隔を精度よく保つことに優れる色素増感型太陽電池用スペーサー及び該スペーサーを用いた色素増感型太陽電池を提供することができる。
本発明において色素増感型太陽電池用スペーサーは、融点が85〜150℃の範囲にある酸基含有ポリマー、シラン変性ポリマー及びエポキシ基含有オレフィン重合体から選ばれる重合体(A)に球状物質が配合された組成物から形成される。極性を含む材料でなくてはベースポリマーと球状物質である無機フィラーやプラスチックとの間のインターラクションがないために球状物質の分散性やフィルム強度に劣るため、フィルム成形時に穴あきなどのトラブルが発生し、良好なスペーサーを得ることができない。
重合体(A)として使用可能な上記酸基含有ポリマーは、示差走査熱量計(DSC)による融点が85〜150℃、好ましくは90〜125℃の範囲にあるものであって、カルボン酸基、スルホン酸基、スルフィン酸基、リン酸基などの酸性官能基あるいはこれらの金属塩を有する重合体である。これらは、例えば酸性官能基を有する単量体と他の単量体を共重合する方法、ベースとなる幹ポリマーに酸性官能基を有する単量体をグラフト共重合する方法、酸性官能基の誘導基を有するポリマーの該誘導基を酸性官能基に変換する方法、これら方法によって得られる酸性官能基含有ポリマーを金属化合物と反応させて酸性官能基の少なくとも一部を金属塩化する方法などによって得ることができる。酸基含有ポリマーにおける酸基としては、とくにカルボン酸基又はその金属塩が好適である。
上記酸性官能基を有する単量体として、具体的にはアクリル酸、メタクリル酸、エタクリル酸、フマル酸、マレイン酸、マレイン酸モノメチル、マレイン酸モノエチル、無水マレイン酸、無水イタコン酸、ノルボルネン−2,3−ジカルボン酸及びその無水物などを好適例として例示することができる。またその金属塩としては、リチウム、ナトリウム、カリウムなどのアルカリ金属、マグネシウム、カルシウムのようなアルカリ土類金属、亜鉛などの塩を好適例として例示することができる。
上記酸基含有ポリマーを形成する他の単量体単位としては、エチレン、プロピレン、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセン、1−オクテン、1−デセン、4−メチル−1−ペンテンなどの炭素数2〜20のα−オレフィン、ブタジエン、イソプレンなどのジオレフィン、スチレン、α−メチルスチレン、ビニルトルエン、イソプロペニルトルエンなどのスチレン系単量体、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニルなどのビニルエステル、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸イソプロピル、アクリル酸n−プロピル、アクリル酸イソブチル、アクリル酸n−ブチル、アクリル酸t−ブチル、アクリル酸−2−エチルヘキシル、アクリル酸イソオクチル、アクリル酸グリシジル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸イソプロピル、メタクリル酸n−プロピル、メタクリル酸イソブチル、メタクリル酸n−ブチル、メタクリル酸グリシジル、マレイン酸ジメチル、マレイン酸ジエチルなどの不飽和カルボン酸エステル、アクリロニトリル、メタクリロニトリルなどの不飽和ニトリル、塩化ビニル、塩化ビニリデン、弗化ビニルなどの含ハロゲン不飽和単量体、その他ビニルエーテル、マレイミド、ビニルシラン化合物などを例示することができる。
酸基含有ポリマーとしてより具体的には、オレフィンと不飽和カルボン酸の共重合体又はその金属塩(アイオノマー)を好適例としてあげることができる。これらオレフィンと不飽和カルボン酸共重合体の例としては、エチレン・不飽和カルボン酸ランダム共重合体及びその金属塩又はオレフィン重合体の不飽和カルボン酸グラフト共重合体を好適例として挙げることができる。
上記エチレン・不飽和カルボン酸ランダム共重合体は、エチレンと不飽和カルボン酸のみの2元共重合体であってもよく、また任意に他の単量体が共重合された多元共重合体であってもよい。このエチレン・不飽和カルボン酸共重合体における不飽和カルボン酸含有量は、接着性、耐熱性、耐薬品性のバランスより、1〜25重量%、とくに5〜20重量%の範囲にあることが好ましく、また上記多元共重合体の場合においては、他の単量体は、例えば20重量%以下、好ましくは10重量%以下の割合で共重合されていてもよい。また上記エチレン・不飽和カルボン酸ランダム共重合体の金属塩としては、中和度が90%以下、とくに80%以下のものを使用するのが好ましい。
上記エチレン・不飽和カルボン酸ランダム共重合体を構成する不飽和カルボン酸としては、すでに例示したものを挙げることができるが、アクリル酸、メタクリル酸又は無水マレイン酸が好ましく、とくにアクリル酸又はメタクリル酸が最も好ましい。また上記エチレン多元共重合体における他の単量体としては、上記したようなビニルエステルや不飽和カルボン酸エステル、一酸化炭素などを例示することができるが、とくに不飽和カルボン酸エステルが好ましい。同様にエチレン・不飽和カルボン酸ランダム共重合体の金属塩としては、不飽和カルボン酸成分がアクリル酸又はメタクリル酸であることが好ましく、多元共重合体の金属塩の場合においては、他の単量体として不飽和カルボン酸エステルが好ましい。加工性、スペーサーの機械的強度などを考慮すると、エチレン・不飽和カルボン酸共重合体又はその金属塩としては、JIS K7210−1999(190℃、2160g荷重)で測定したメルトフローレートが、0.01〜500g/10分、とくに0.1〜100g/10分のものが好ましい。
重合体(A)として使用可能な上記オレフィン重合体の不飽和カルボン酸グラフト共重合体としては、高圧法ポリエチレン、直鎖低密度ポリエチレン、中・高密度ポリエチレンなどのポリエチレン、プロピレン単独重合体、プロピレンと他のα−オレフィンのランダム共重合体やブロック共重合体などのポリプロピレン、ポリ−1−ブテン、ポリ−4−メチル−1−ペンテン、エチレン・酢酸ビニル共重合体、エチレン・不飽和カルボン酸エステル共重合体などのエチレン・極性モノマー共重合体等のオレフィン重合体に、上記したような不飽和カルボン酸、好ましくは無水マレイン酸を0.01〜8重量%程度グラフトした共重合体を例示することができる。
これら酸基含有ポリマーの中では、とくにエチレン・不飽和カルボン酸ランダム共重合体を使用することが好ましく、とくにエチレン・アクリル酸ランダム共重合体又はエチレン・メタクリル酸ランダム共重合体の使用が最も好ましい。
重合体(A)として使用可能なシラン変性ポリマーとしては、α−オレフィン、不飽和珪素化合物、任意に他の極性単量体から構成される共重合体(ランダム共重合体であってもグラフト共重合体であってもよい)や、上記酸含有ポリマーにシランカップリング剤をブレンドしたものなどを挙げることができる。前者の共重合体としては、示差走査熱量計(DSC)による融点が85〜150℃、好ましくは90〜125℃の範囲にあるものが好適である。具体的には、高圧法ポリエチレン、中・高密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、とくに密度が940kg/m以下の直鎖状低密度ポリエチレン、超低密度ポリエチレンのようなエチレンの単独重合体又はエチレンと炭素数3以上のα−オレフィンとの共重合体、ポリプロピレン、ポリ−1−ブテン、ポリ−4−メチル−1−ペンテンのようなオレフィンの単独重合体又は2種以上のオレフィン同士の共重合体、α−オレフィンと極性モノマーとの共重合体、例えばエチレン・酢酸ビニル共重合体、エチレンと不飽和カルボン酸アルキルエステル、例えばアクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸イソブチル、アクリル酸n−ブチル、アクリル酸−2−エチルヘキシル、メタクリル酸メチル、マレイン酸ジメチルとの共重合体、エチレンとアクリル酸グリシジル、メタクリル酸グリシジル、ビニルグリシジルエーテル、アリルグリシジルエーテル、2−メチルアリルグリシジルエーテルなどのグリシジルモノマーと、さらに任意に酢酸ビニルや上記のような不飽和カルボン酸アルキルエステルとの共重合体、エチレンと一酸化炭素と任意に上記のような不飽和カルボン酸エステルや酢酸ビニルとの共重合体などから選ばれる幹ポリマーに不飽和珪素化合物をグラフト重合したものを挙げることができる。
上記幹ポリマーの中ではエチレンとα−オレフィンの共重合体やエチレンと極性モノマーの共重合体などのエチレン共重合体を使用することが好ましく、とりわけエチレンと極性モノマーの共重合体を使用するのが好ましい。例えば幹ポリマーとしてエチレン・酢酸ビニル共重合体やエチレン・不飽和カルボン酸アルキルエステル共重合体を使用する場合においては、接着性、耐熱性、耐薬品性のバランスから、酢酸ビニルや不飽和カルボン酸アルキルエステルなどの極性モノマー含量が3〜20重量%、とくに5〜15重量%のものを使用するのが好ましい。またエチレンとグリシジルモノマーの共重合体を使用する場合には、グリシジルモノマー含量が0.1〜20重量%、好ましくは1〜10重量%、任意共重合成分の酢酸ビニルや不飽和カルボン酸アルキルエステルなどの他の極性モノマーの含量が0〜20重量%、好ましくは0〜10重量%の共重合体を使用するのが好ましい。
上記シラン変性ポリマーを構成する不飽和珪素化合物は、ビニル基、アクリロキシ基、メタクリロキシ基のような不飽和基とアルコキシ基、アリーロキシ基、アルコキシ置換アルコキシ基、アシロキシ基置換アルコキシ基のような加水分解可能な基を有する珪素化合物である。具体的にはビニルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキシシラン、ビニルメチルジメトキシシラン、ビニルメチルジエトキシシラン、ビニルジメチルメトキシシラン、ビニルジメチルエトキシシラン、ビニルトリ(β−メトキシエトキシ)シラン、ビニルトリアセトキシシラン等のビニルシラン類、アクリロキシプロピルトリメトキシシラン、メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン、アクリロキシプロピルメチルジメトキシシラン、メタクリロキシプロピルジメチルメトキシシラン等のアクリル系シラン類を挙げることができる。
上記シラン変性ポリマー中の不飽和珪素化合物の含量は、経済性や基板との接着性を考慮すると、0.01〜8重量%、とくに0.02〜3重量%の範囲にあることが好ましい。
重合体(A)として使用可能なシラン変性ポリマーの他の例は、酸基含有ポリマーにアミノ基又はエポキシ基を含有するシランカップリング剤をブレンドすることによって得られる変性物であって、示差走査熱量計(DSC)による融点が85〜150℃、好ましくは90〜125℃の範囲にあるものである。
上記変性物の原料となる酸基含有ポリマーとしては、重合体(A)として使用可能なものとして例示した上記酸基含有ポリマーを使用することができる。また上記変性物の原料となるアミノ基又はエポキシ基を含有するシランカップリング剤としては、アミノ基又はエポキシ基とともに、アルコキシ基のような加水分解可能な基を有するものが好ましい。このようなシランカップリング剤として具体的には、N−(β−アミノエチル)−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−(β−アミノエチル)−γ−アミノプロピルメチルジメトキシシラン、γ−アミノプロピルトリエトキシシラン、γ‐グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、γ‐グリシドキシプロピルメチルジメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリエトキシシラン、β−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシランなどを挙げることができる。上記変性物においては、酸基含有ポリマー100重量部当たり、アミノ基又はエポキシ基を含有するシランカップリング剤を0.01〜8重量部、好ましくは0.02〜3重量部の割合で反応させて得られるものが好ましい。
上述したそれぞれのシラン変性ポリマーがエチレン系重合体である場合には、加工性、接着性、機械的強度等を考慮すると、JIS K7210−1999(190℃、2160g荷重)で測定したメルトフローレートが、0.01〜500g/10分、とくに0.1〜100g/10分程度のものを使用するのが好ましい。
本発明においては、スペーサーとしての耐水接着性の面からは、重合体(A)として、上記いずれかのタイプのシラン変性ポリマーを用いることが好ましい。
重合体(A)として使用可能なエポキシ基含有オレフィン重合体は、示差走査熱量計(DSC)による融点が85〜150℃、好ましくは90〜125℃の範囲にあるものであり、例えば炭素数2〜8のα−オレフィンとグリシジルモノマーからなる共重合体を挙げることができる。このような共重合体は、炭素数2〜8のα−オレフィンとグリシジルモノマーの二元共重合体のみならず、さらに任意に酢酸ビニルや不飽和カルボン酸アルキルエステルなどが共重合された多元共重合体であってもよい。不飽和カルボン酸アルキルエステルの具体例としては、エチレン・不飽和カルボン酸共重合体における他の単量体としてすでに例示したものを挙げることができる。炭素数2〜8のα−オレフィンとしては、エチレン、プロピレン、1−ブテンなどを例示することができるが、とくにエチレンが好ましい。またグリシジルモノマーとしては、グリシジルアクリレート、グリシジルメタクリレートなどの不飽和グリシジルエステル、ビニルグリシジルエーテル、アリルグリシジルエーテル、2−メチルアリルグリシジルエーテルなどの不飽和グリシジルエーテルを例示することができる。
α−オレフィンとグリシジルモノマーの共重合体としては、α−オレフィンが60〜99重量%、とくに70〜98重量%、グリシジルモノマーが0.1〜20重量%、とくに1〜10重量%、上記酢酸ビニルや不飽和カルボン酸アルキルエステルのような他の単量体が0〜20重量%、好ましくは0〜10重量%の範囲で共重合されているものが好ましい。このような共重合体は、ランダム共重合体であってもグラフト共重合体であってもよいが、一般にはランダム共重合体を使用するのが好ましい。このようなランダム共重合体は、例えば、高温、高圧下のラジカル共重合によって得ることができる。
上記共重合体としてエチレン共重合体を使用する場合には、JIS K7210−1999(190℃、2160g荷重)で測定したメルトフローレートが、0.01〜500g/10分、とくに0.1〜100g/10分のものを使用するのが好ましい。
重合体(A)としてエポキシ基含有オレフィン重合体を使用する場合には、接着性向上や耐熱性向上のために、アミノ基含有のシランカップリング剤を配合するのが有効である。シランカップリング剤は、エポキシ基含有オレフィン重合体100重量部に対し、例えば、0.01〜8重量部、好ましくは0.02〜3重量部の割合で配合するのが効果的である。
本発明における色素増感型太陽電池用スペーサーにおける重合体成分として、上記した酸基含有ポリマー、シラン変性ポリマー、エポキシ基含有オレフィン重合体、及びこれらの任意割合の混合物が使用できるが、これらとともに、これらと等重量以下の重合体(A)以外のオレフィン重合体(B)との混合物を使用することができる。このような他のオレフィン重合体(B)の例としては、高圧法ポリエチレン、中・高密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、とくに密度が940kg/m以下の直鎖状低密度ポリエチレン、超低密度ポリエチレンのようなエチレンの単独重合体又はエチレンと炭素数3以上のα−オレフィンとの共重合体、ポリプロピレン、ポリ−1−ブテン、ポリ−4−メチル−1−ペンテンのようなオレフィンの単独重合体又は2種以上のオレフィン同士の共重合体、α−オレフィンと極性モノマーとの共重合体、例えばエチレン・酢酸ビニル共重合体、エチレンと不飽和カルボン酸アルキルエステル、例えばアクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸イソブチル、アクリル酸n−ブチル、アクリル酸−2−エチルヘキシル、メタクリル酸メチル、マレイン酸ジメチルとの共重合体、エチレンと一酸化炭素と任意に上記のような不飽和カルボン酸エステルや酢酸ビニルとの共重合体などを例示することができる。
本発明のスペーサーにおける重合体成分は、上述したように融点が85〜150℃の範囲にある酸基含有ポリマー、シラン変性ポリマー及びエポキシ基含有オレフィン重合体から選ばれる重合体(A)又はそれと等重量以下の他のオレフィン重合体(B)との混合物、すなわち重合体(A)5〜100重量部とオレフィン重合体(B)95〜0重量部、好ましくは重合体(A)50〜100重量部とオレフィン重合体(B)50〜0重量部、特に好ましくは重合体(A)80〜100重量部とオレフィン重合体(B)20〜0重量部からなるポリマー成分により形成される。スペーサーの耐熱性向上のために、これらポリマー成分を架橋させることができる。これらポリマー成分の架橋においては、ポリマー成分に架橋剤や架橋助剤を配合しておき、スペーサーに成形し、正負両電極への接着時に、架橋させる方法を採るのがよい。そのためにはスペーサーの製造時には分解せず、接着時に分解するような分解温度が適当な範囲にある有機過酸化物を配合するのがよい。また架橋を効率的に行なうために、ポリアリル化合物やポリ(メタ)アクリロキシ化合物のような多不飽和化合物からなる架橋助剤を配合するのがよい。より具体的には、トリアリルイソシアヌレート、トリアリルシアヌレート、ジアリルフタレート、ジアリルフマレート、ジアリルマレエートのようなポリアリル化合物、エチレングリコールジアクリレート、エチレングリコールジメタクリレート、トリメチロールプロパントリメタクリレートのようなポリ(メタ)アクリロキシ化合物などの配合が効果的である。このような架橋剤や架橋助剤を配合するのに代えて、あるいはこのような配合とともに、電子線照射のような方法により後架橋することも可能である。
本発明の球状物質は粒径が1μm〜200μmの範囲にあるものから選ばれる。スペーサーは例えば2つのガラス基材の間を精度よく間隔を保つために使用されるが、球状物質の粒径の大きなものがあると、それが間隔を決める支配要因にあるため、粒度分布はできるだけシャープなものではければならない。そのため粒度分布の標準偏差を平均粒径で割った変動係数が20%以下、望ましくは10%以下、更に好ましくは8%以下であることが望ましい。
球状物質の組成は無機物でも有機物でも構わないが、無機系の球状物質としてはガラス、シリカ、シリコンアルコキシド、中空ガラスなどが列記できる。有機系の球状物質としてはアクリル系やビニルベンゼン系などが列記できる。
本発明においては基材間の間隔を精度よく保つことに優れるという効果を得るためには
球状物質は重合体(A)100重量部に対して、0.1〜5重量部 好ましくは0.2〜3重量部の割合で配合されていることが望ましい。
球状物質は重合体(A)にフィルム成形時に混合してもよいが、より均一分散をさせるために球状物質をあらかじめ高濃度に重合体(A)に混合したマスターバッチを作成し、それを重合体(A)に希望の濃度に希釈して混合するほうが均一分散の観点で好ましい。
本発明の上記スペーサー材料には、必要に応じ、その他の種々の添加剤を配合することができる。このような添加剤としては具体的には、酸化防止剤、光安定剤、紫外線吸収剤、顔料、光拡散剤、難燃剤、変色防止剤、無機充填剤などを例示することができる。とくに耐久性を確保するために、酸化防止剤、光安定剤、紫外線吸収剤などから選ばれる少なくとも一種の添加剤を配合することが好ましい。
本発明の色素増感型太陽電池用スペーサーは、必ずしも単層である必要はなく、基板材料の種類に応じて、とくに接着性に優れる層を表面層とする積層構造にしてもよい。例えば基板材料がポリエステルである場合に、スペーサーとしてエチレン・不飽和カルボン酸ランダム共重合体の金属塩を表面層とし、エチレン・不飽和カルボン酸ランダム共重合体又は無水マレイン酸グラフトオレフィン重合体を中間接着層とするような3層構造を採ることもできる。この場合各層の厚みにとくに制限はないが、表面層及び中間接着層の厚みを各々、1〜100μm、3〜200μm程度とするのが好ましい。
図1は、色素増感型太陽電池用スペーサーの一例を示す図面であり、図2は、色素増感型太陽電池の一例を示す断面模式図である。図1においてスペーサー1は、上述したように重合体(A)に球状物質が配合された組成物で構成されている。スペーサーの形状及び大きさは任意であるが、例えば1辺の長さが1〜200mm、とくに1〜10mm程度、厚みが1〜200μm、とくに10〜100μm程度、また各辺の幅は充分な密封性を備えたシールが可能となる幅であって、例えば1〜10mm、とくに1〜4mm程度であることが好ましい。このような形状のスペーサーは、種々の方法で製造することができるが、例えばプレス成形、押出成形など任意の成形法によりシート又はフィルムを作成し、そのシート又はフィルムを用いて製造することができる。また上述のポリマーを水又は任意の有機溶剤に分散させ、分散液を金属板などの上に流延し、水又は有機溶剤を蒸発除去して得られるシート又はフィルムを用いて製造することもできる。
図2において、負極を構成する導電性透明基板4と正極を構成する導電性透明基板2がスペーサー1により封止されている。これら導電性透明基板は、ガラスや透明性高分子化合物、例えばポリエステルなどの透明基材上に酸化錫(SnO)やインジウム・錫酸化物(ITO)などの導電層がコーティングされることによって形成されている。負極を構成する導電性透明基板4上には、さらに酸化チタンからなる半導電層5がコーティングされ、さらにその上にルテニウム錯体色素のような色素が吸着、コーティングされている。一方、正極の導電性透明基板2上には、白金、黒鉛などのコーティング層3が設けられている。正極、負極、スペーサーに囲まれた密封領域には電解質溶液6が充填されて太陽電池を形成している。電解質溶液としては種々考えられるが、例えば1,2−ジメチルー3−オクチルイミダゾリウム沃素と沃素(I)を、3−メトキシプロピオニトリルに溶解させた溶液を使用することができる。
以下、実施例により本発明をさらに詳細に説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。尚、実施例及び比較例に用いた試料及び物性の評価方法は以下の通りである。
1.使用材料
(1)IO−A:エチレン・メタクリル酸共重合体(メタクリル酸含量15重量%)の亜鉛アイオノマー(MFR:16g/10分、中和度21%、融点90℃)
(2)OL−A:直鎖低密度ポリエチレン(密度930kg/m)の無水マレイン酸グラフト変性物(無水マレイン酸含量:0.1重量%、MFR:1.2g/10分、融点129℃)
(3)OL−B:エチレン・アクリル酸エステル共重合体のシラングラフトマー(ビニルシラン含量:0.15重量%、MFR:20g/10分、融点87℃)
MFR:JIS K7210−1999(190℃、2160g荷重)で測定したメルトフローレート
(4)OL−C:高圧法低密度ポリエチレン(密度923kg/m、MFR:3.7g/10分、融点111℃)
(5)シランカップリング剤−1:γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン(商品名:KBM403、信越化学工業(株)製)
(6)球状物質−1:平均粒径50μm、変動係数7%以下(商品名:ミクロパールGS、積水化学工業(株)製)
(7)球状物質−2:平均粒径30μm、変動係数8%以下(商品名:SP−30、ユニチカ(株)製)
(8)球状物質−3:平均粒径50μm、変動係数8%以下(商品名:SP−50、ユニチカ(株)製)
2.試験方法
表1記載の配合物を用い、インフレーションフィルム成形により厚み40から60μmのフィルムを作成し、これを各種評価に用いた。またプレス成形にて厚み1mmのシートを作成し、耐薬品性を評価した。
(1)接着性評価
酸化錫をコーティングした青板ガラスを基材として用い、ガラスの酸化錫コート面に、後記する方法で作成した50μm厚みのフィルムを載せ、真空ラミネーター内に仕込み、160℃に温度調節したホットプレート上に載せて5分間加熱し、樹脂フィルム/ガラスの積層体を作成した。この積層体について、手でガラスから樹脂フィルムを剥がし、剥がれ方を観察した。
評価方法
剥がれ方により、次の4段階で評価した。
◎:ガラスに接着し、全く手で剥がすことができないレベル
○:ガラスに接着しているが、何とか手で剥がすことができるレベル
△:ガラスに接着しているが、簡単に手で剥がすことができるレベル
×:ガラスに全く接着しないレベル
(2)スペーサー機能の確認
3mmの青板ガラスを2枚用意し、その間に1cmの幅に切り出したフィルムを挟んだ。次いで真空ラミネーター内に仕込み、160℃に温度調節したホットプレート上に載せて10分間加熱し、ガラス/樹脂フィルム/ガラスの積層体を作成した。ガラス間の厚みが、球状粒子径とほぼ合致しているかどうか、1cm幅のスペーサーフィルムがつぶれて広がっていないかどうかを観察した。
(3)耐薬品性評価
上記材料から後記する方法で作成した1mm厚みのプレスシートを用い、アクリロニトリルと炭酸エチレンを8/2の割合で調合した溶液中に、以下の条件で浸漬し、重量変化並びに外観変化を観察した。
条件−1:24℃×24時間静置
条件−2:24℃×100時間静置
Figure 0005274033
(実施例1)
0.5wt%分の粒状物質−1(20g)をエタノール5gに希釈しIO−A 4000gに加え混合した。インフレダイス(口径500mm)を装着した単軸押出機(スクリュー径30mm、L/D=24)を使用して、巻取り速度3m/分で引取り、厚み60μm(折幅250mm)のフィルムを作成した。フィルム厚みを計る際は、厚みケージの接触面積が少ないものがよい。今回はMitutoyo製の厚みゲージを使用した。
このフィルムを用いて(1)ガラス接着性、(2)スペーサー機能について評価を行った。その結果を表2に示す。
このフィルムを用いて耐薬品性を評価するため、加熱プレス機にて厚さ1mmのシートを作成した(作成条件:160℃で初圧時間5分、加圧時間5分)。このシートを用いて(3)耐薬品性の評価を行った。その結果を表2に示す。
(実施例2)
0.5wt%分の粒状物質−2(20g)をエタノール5gに希釈しIO−A 4000gに加え混合した。インフレダイス(口径500mm)を装着した単軸押出機(スクリュー径30mm、L/D=24)を使用して、巻取り速度3m/分で引取り、厚み40μm(折幅250mm)のフィルムを作成した。
このフィルムを用いて実施例1と同様に(1)ガラス接着性、(2)スペーサー機能、(3)耐薬品性の評価を行った。その結果を表2に示す。
(実施例3)
0.5wt%分の粒状物質−3(20g)をエタノール5gに希釈しIO−A 4000gに加え混合した。インフレダイス(口径500mm)を装着した単軸押出機(スクリュー径30mm、L/D=24)を使用して、巻取り速度3m/分で引取り、厚み60μm(折幅250mm)のフィルムを作成した。
このフィルムを用いて実施例1と同様に(1)ガラス接着性、(2)スペーサー機能、(3)耐薬品性の評価を行った。その結果を表2に示す。
(実施例4)
0.5wt%分の粒状物質−2(20g)をエタノール5gに希釈しIO−A 4000gに加え混合した。更にこれに0.1wt%分のシランカップリング剤−1(4g)を加えて混合し、インフレダイス(口径500mm)を装着した単軸押出機(スクリュー径30mm、L/D=24)を使用して、巻取り速度3m/分で引取り、厚み40μm(折幅250mm)のフィルムを作成した。
このフィルムを用いて実施例1と同様に(1)ガラス接着性、(2)スペーサー機能、(3)耐薬品性の評価を行った。その結果を表2に示す。
(実施例5)
0.5wt%分の粒状物質−2(20g)をエタノール5gに希釈しOL−A 4000gに加え混合した。インフレダイス(口径500mm)を装着した単軸押出機(スクリュー径30mm、L/D=24)を使用して、巻取り速度3m/分で引取り、厚み40μm(折幅250mm)のフィルムを作成した。
このフィルムを用いて実施例1と同様に(1)ガラス接着性、(2)スペーサー機能、(3)耐薬品性の評価を行った。その結果を表2に示す。
(実施例6)
0.5wt%分の粒状物質−2(20g)をエタノール5gに希釈しOL−B 4000gに加え混合した。インフレダイス(口径500mm)を装着した単軸押出機(スクリュー径30mm、L/D=24)を使用して、巻取り速度3m/分で引取り、厚み40μm(折幅250mm)のフィルムを作成した。
このフィルムを用いて実施例1と同様に(1)ガラス接着性、(2)スペーサー機能、(3)耐薬品性の評価を行った。その結果を表2に示す。
(比較例1)
粒状物質を全く添加せずIO−Aを、インフレダイス(口径500mm)を装着した単軸押出機(スクリュー径30mm、L/D=24)を使用して、巻取り速度3m/分で引取り、厚み50μm(折幅250mm)のフィルムを作成した。
このフィルムを用いて実施例1と同様に(1)ガラス接着性、(2)スペーサー機能、(3)耐薬品性の評価を行った。その結果を表2に示す。
(比較例2)
0.5wt%分の粒状物質−3(20g)をエタノール5gに希釈しOL−C 4000gに加え混合した。インフレダイス(口径500mm)を装着した単軸押出機(スクリュー径30mm、L/D=24)を使用して、巻取り速度3m/分で引取り、厚み60μm(折幅250mm)のフィルムを作成した。
このフィルムを用いて実施例1と同様に(1)ガラス接着性、(2)スペーサー機能、(3)耐薬品性の評価を行った。その結果を表2に示す。
Figure 0005274033
本発明により、基板接着性、耐熱性、耐薬品性、耐透湿性、耐久性および基材間の間隔を精度よく保つことに優れる色素増感型太陽電池用スペーサーが提供される。
本発明により提供される色素増感型太陽電池用スペーサーによって、基板接着性、耐熱性、耐薬品性、耐透湿性、耐久性および基材間の間隔を精度よく保つことに優れるスペーサーを用いた色素増感型太陽電池の提供が可能となった。
スペーサーの一例を示す図面である。 色素増感型太陽電池の一例を示す断面模式図である。
符号の説明
1 スペーサー
2 導電性透明基板
3 正電極
4 導電性透明基板
5 酸化チタン負電極
6 電解質溶液

Claims (4)

  1. オレフィン・アクリル酸又はメタクリル酸共重合体又はその金属塩、オレフィン重合体の無水マレイン酸グラフト共重合体、及びエチレン・極性モノマー共重合体の不飽和珪素化合物グラフト共重合体から選ばれた、示差走査熱量計(DSC)による融点が85〜150℃の範囲にある重合体(A)に、平均粒径が1μm〜200μmであり、粒度分布の標準偏差を平均粒径で割った変動係数が8%以下の球状物質が配合された組成物からなる色素増感型太陽電池用スペーサー。
  2. 球状物質がガラス、シリカ、シリコンアルコキシド、アクリル樹脂およびビニルベンゼン系樹脂から選ばれた請求項1に記載の色素増感型太陽電池用スペーサー。
  3. 球状物質が重合体(A)100重量部に対して、0.1〜5重量部の割合で配合されている請求項1又は2に記載の色素増感型太陽電池用スペーサー。
  4. 請求項1〜のいずれかに記載のスペーサーを有する色素増感型太陽電池。
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