JP5273825B2 - タップシャンク及びこれを利用したナットの雌ねじ加工装置 - Google Patents

タップシャンク及びこれを利用したナットの雌ねじ加工装置 Download PDF

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Description

本発明は、タップシャンク及びこれを利用したナットの雌ねじ加工装置に関し、より詳細には、タップシャンクの前端に形成されたタップによってナットに雌ねじが加工され、雌ねじ加工されたナットがタップシャンクに沿って移動するとき、ナットに付いているオイルとチップとを分離させるとともに、タップシャンクからナットが散在せずに抜け出るようにしたタップシャンク及びこれを利用したナットの雌ねじ加工装置に関する。
通常、ナットの雌ねじ加工装置は、ナットの内周面に雌ねじを加工する装置であって、前端にタップが形成されたタップシャンクを回転させ、タップシャンクにナットを連続的に供給する。すると、タップシ
ャンクによって供給されたナットの内周面に雌ねじが加工され、タップシャンクに沿ってナットが移動される。
添付図面の図12は、従来技術に係るナットの雌ねじ加工装置を示した図であり、図13は、図12に示されたナットの雌ねじ加工装置でタップシャンク100の回転による動作状態を示した図である。図12と図13に示すように、従来技術に係るナットの雌ねじ加工装置は、タップシャンク100、クランプ200、回転手段300、プッシャー400からなる。タップシャンク100の前端には、ナットNに雌ねじを加工するためのタップ110が形成され、後端には、一側に曲がった折り曲げ部150が形成される。回転手段300は、タップシャンク100が所定間隔離隔して挟まれるスリーブ310が備えられる。
従来技術に係るナットの雌ねじ加工装置の作業工程は、次のとおりである。
まず、タップシャンク100は、回転手段300によって高速で回転される。そして、雌ねじが加工されていないナットNがクランプ200に置かれる。また、クランプ200は、プッシャー400によってタップシャンク100の前端に向けて摺動する。このとき、ナットNがタップシャンク100のタップ110を通過しつつ、ナットNの内周面に雌ねじが加工される。すると、雌ねじが加工されたナットNは、タップ110を通過してタップシャンク100に沿って移動し、折り曲げ部150を介して抜け出るようになる。
しかし、従来技術に係るナットの雌ねじ加工装置は、ナットNが折り曲げ部150を抜け出ながらナットNに付いているオイルとチップとがナットNとともに排出されるという問題がある。また、オイルとチップとが付いているナットNは、別のオイル脱水装置を利用してオイルとチップとが付いているナットNからオイルとチップとを分離しなければならないという煩わしさがある。
また、タップシャンク100の回転力のため、折り曲げ部150を介して抜け出るナットNは、いろいろな方向に跳ねられる。すると、ナットNが加工装置のフレームにぶつかって騒がしい音を出すという問題がある。また、ナットNが加工装置のフレームにぶつかるので、ナットNの外観または加工装置のフレームが損傷するという問題がある。なお、上述した損傷によって製品の不良率が増加し、加工装置のメンテナンス費用が増加するという問題がある。
したがって、本発明の目的は、このような従来の問題点を解決するためのものであって、別のオイル脱水装置を必要とせず、オイルとチップとが付いているナットからオイルとチップとを分離することはもちろん、分離されたオイルとチップとはナットと別に排出させるタップシャンク及びこれを利用したナットの雌ねじ加工装置を提供することにある。
また、本発明の目的は、雌ねじ加工されたナットがタップシャンクを抜け出るとき、タップシャンクの回転力に影響を受けずに、自由落下方式で落ちるようにするタップシャンク及びこれを利用したナットの雌ねじ加工装置を提供することにある。
なお、本発明の目的は、雌ねじ加工されたナットがタップシャンクを抜け出るとき、発生する騷音を防止できるタップシャンク及びこれを利用したナットの雌ねじ加工装置を提供することにある。
さらに、本発明の目的は、タップシャンクを抜け出たナットの外観または加工装置のフレームが損傷することを防止し、これによる製品の不良率または加工装置のメンテナンス費用を減少させることができるタップシャンク及びこれを利用したナットの雌ねじ加工装置を提供することにある。
そこで、上記の目的を達成するための本発明のタップシャンクは、駆動軸を中心として回転しつつ、軸方向に供給されるナットを加工するタップシャンクであって、軸方向断面が四角形または台形状でナットに雌ねじを加工するタップが前端に形成された直線形の移動部と、前記移動部の後端で半円形に屈曲されるように延長された湾曲部と、前記湾曲部の後端で前記移動部と平行した軸方向に延長された水平部とを備えて構成される。
また、上記の目的を達成するための本発明のナットの雌ねじ加工装置は、加工されていないナットが基体のホッパーから移動され、プッシャーが駆動プーリから伝達される力によって駆動軸を中心として回転されるタップに前記雌ねじが加工されていないナットを供給し、前記タップで前記雌ねじが加工されていないナットに雌ねじを加工するナットの雌ねじ加工装置であって、ナットに雌ねじを加工するタップが前端に形成された直線形の移動部と、前記移動部の後端に半円形で屈曲されるように延長された湾曲部と、前記湾曲部の後端で前記移動部と平行した軸方向に延長された水平部とを備えて構成されるタップシャンクと、前記タップシャンクの移動部と湾曲部と水平部とが定着し、加工されたナットが前記タップシャンクに沿って移動するように移動路が貫通され、駆動軸からの回転半径が最大になる前記湾曲部の湾曲点に対応してオイル及びチップ排出部とが前記移動路から外側に貫通され、前記移動部が貫通された部分に前記駆動プーリが結合されて前記タップシャンクを回転させる一体型のタップシャンク回転手段とを備える。
ここで、前記タップシャンク回転手段には、前記タップシャンクを挿脱して、前記湾曲部の湾曲点と前記オイル及びチップ排出部とが互いに対応するように後端で前記移動路に沿って陥没した溝部がさらに形成されるようにすることが好ましい。
ここで、前記タップシャンク回転手段には、前記水平部に沿って加工されたナットが移動するようにナット排出部が形成された開閉板をさらに形成して前記溝部または前記タップシャンク回転手段の後端に結合させることが好ましい。
ここで、前記タップシャンク回転手段は、中心で前記移動部に沿って移動する加工されたナットが移動するように第1の移動路が形成されたスリーブと、前記第1の移動路に対応して中心を貫通する第2の移動路と、後端で加工されたナットを含む湾曲部が挿脱されるように陥没した溝部と、前記湾曲部の湾曲点に対応して形成されたオイル及びチップ排出部が相互連通したタップシャンク回転体で構成され、前記第1の移動路と前記第2の移動路とが相互連通するように前記スリーブの後端に前記タップシャンク回転体を結合させることが好ましい。
ここで、前記タップシャンク回転手段には、前記水平部に沿って加工されたナットが移動するように、ナット排出部が形成された開閉板をさらに備え、前記開閉板は前記溝部または前記タップシャンク回転手段の後端に結合させることが好ましい。
ここで、前記タップシャンク回転体と前記開閉板とは一体に形成され、前記タップシャンクを中心として両分されて相互結合する一対のタップシャンク定着体で構成され、前記第2の移動路と前記オイル及びチップ排出部と前記溝部と前記ナット排出部は両分されて、前記タップシャンク定着体に各々対称するように形成され、一対のタップシャンク定着体のうち、少なくともいずれか1つは、前記スリーブの後端で第1の移動路と第2の移動路とが連通するように形成させることが好ましい。
ここで、前記移動部と前記水平部とは、一直線上に位置し、前記プッシャーによる前記タップシャンクの前後往復運動によって前記水平部の後端が定着し、前記タップシャンクとともに回転するタップシャンク阻止手段が形成され、前記タップシャンク阻止手段は、前記タップシャンクの前後往復運動に対応して前記タップシャンク回転手段の後端で離隔させることが好ましい。
ここで、ナットを加工するタップの下側に形成される第1のホッパーと、前記第1のホッパーに接続され、流入したオイルからナットの加工によって発生したチップを分離するチップ分離器と、前記チップ分離器によってチップが分離されたオイルを保存するオイル容器と、前記オイル及びチップ排出部とに対応して、前記タップシャンク回転手段の下側に形成され、前記チップ分離器または前記オイル容器に接続される第2のホッパーとを備えて構成されたオイル再生手段がさらに備えられることが好ましい。
本発明によれば、別途のオイル脱水装置を必要とせず、オイルとチップが付いているナットからオイルとチップを分離することはもちろん、分離されたオイルとチップは、ナットと別途に排出させるタップシャンク及びこれを利用したナットの雌ねじ加工装置が提供される。
また、雌ねじ加工されたナットがタップシャンクを抜け出るとき、タップシャンクの回転力に影響を受けずに、自由落下方式で落ちるようにするタップシャンク及びこれを利用したナットの雌ねじ加工装置が提供される。
また、雌ねじ加工されたナットがタップシャンクを抜け出るときに発生した騷音を防止できるタップシャンク及びこれを利用したナットの雌ねじ加工装置が提供される。
なお、タップシャンクを抜け出たナットの外観または加工装置のフレームが損傷することを防止し、これによる製品の不良率または加工装置のメンテナンス費用を減少させることができるタップシャンク及びこれを利用したナットの雌ねじ加工装置が提供される。
さらに、別のオイル脱水装置を必要とせず、タップシャンクの回転力を利用してナット加工時にナットに付いているオイルとチップが分離されるようにすることができるタップシャンク及びこれを利用したナットの雌ねじ加工装置が提供される。
また、ナット加工時にタップが摩耗した場合、タップシャンクを迅速かつ便利に交替できるタップシャンク及びこれを利用したナットの雌ねじ加工装置が提供される。
また、湾曲部がタップシャンク回転体の溝部で往復運動するとき、湾曲部に沿って移動されるナットが溝部内壁に衝突することを防止し、ナットの外観が損傷することを防止できるタップシャンク及びこれを利用したナットの雌ねじ加工装置が提供される。
さらに、タップシャンクが回転するとき、揺れることなく、安定して支持できるタップシャンク及びこれを利用したナットの雌ねじ加工装置が提供される。
図1は本発明の第1実施形態に係るナットの雌ねじ加工装置を示した図である。 図2は図1に示す本発明に係るナットの雌ねじ加工装置に用いられるタップシャンクを示した斜視図である。 図3は図1に示されたナットの雌ねじ加工装置においてタップシャンクの設置状態を示した図である。 図4は図1に示されたナットの雌ねじ加工装置においてタップシャンク回転体の後面を示した図である。 図5は図4に示すタップシャンク回転体のI−I線の断面図である。 図6は図1に示されたナットの雌ねじ加工装置においてタップシャンク回転体を示した斜視図である。 図7は本発明の第2実施形態に係るナットの雌ねじ加工装置を示した図である。 図8は図7に示されたナットの雌ねじ加工装置においてタップシャンク回転手段を示した斜視図である。 図9は図7に示されたナットの雌ねじ加工装置においてタップシャンクの設置状態を示した図である。 図10は図7に示されたナットの雌ねじ加工装置においてタップシャンクの回転による動作状態を示した図である。 図11は本発明の第3実施形態に係るナットの雌ねじ加工装置においてタップシャンク回転手段の構成を示した斜視図である。 図12は従来技術に係るナットの雌ねじ加工装置を示した図である。 図13は図12に示されたナットの雌ねじ加工装置においてタップシャンクの回転による動作状態を示した図である。
説明に先立って、種々の実施形態において、同じ構成を有する構成要素に対しては、同じ符号を用いて代表的に第1実施形態で説明し、その他の実施形態では、第1実施形態と異なる構成について説明する。
以下、添付した図面を参照して本発明の第1実施形態に係るタップシャンク10及びタップシャンク10を利用したナットの雌ねじ加工装置について詳細に説明する。
添付図面の図1は、本発明の第1実施形態に係るナットの雌ねじ加工装置を示した図である。図1に示すように、本発明の第1実施形態に係るナットの雌ねじ加工装置は、基体90と、基体90に設けられて回転しつつ、ナットNに雌ねじを加工するタップシャンク10と、タップシャンク10に回転力を与えるタップシャンク回転手段20とに区分することができる。
基体90は、図7に示すように、ナットの雌ねじ加工装置を底に支持するボディであり、ホッパー91と供給レール92とプッシャー93とクランプ94(図7を参照)とを備える。ホッパー91は基体90の上側に設けられて雌ねじが加工されていないナットNを受け入れる。供給レール92は、ホッパー91に接続されてホッパー91に受け入れられたナットNを順次クランプ94(図7を参照)に供給する。プッシャー93はシリンダーからなり、クランプ94(図7を参照)に定着したナットNを、後述するタップシャンク10のタップ11に向けてスライド移動させる。クランプ94(図7を参照)には、供給レール92を介して供給されるナットNが定着する。
添付図面の図2は、図1に示す本発明に係るナットの雌ねじ加工装置に用いられるタップシャンク10を示した斜視図である。図2に示すように、タップシャンク10は、後述するモータ80を介して伝達される回転力を用いてナットNの内部面に雌ねじを加工するものである。タップシャンク10は、タップ11と移動部13と湾曲部15と水平部17とに区分することができる。
タップ11は、駆動軸を中心として回転しつつ、クランプ94(図7を参照)に定着したナットNに雌ねじを加工する。タップ11は、駆動軸方向の水平断面が四角形または台形状にナットN内周面の雌ねじを加工する。ここで、駆動軸は、回転するタップ11の中心を表わす仮想の軸である。
移動部13は、前端に前述したタップ11が結合された直線形のシャンクである。ここで、移動部13の中心軸は、前述した駆動軸と一直線上に位置することが好ましい。移動部13は、タップシャンク10が回転するとき、後述するスリーブ30に貫通支持されることにより、タップ11の揺れを防止し、タップ11が安定するように回転して雌ねじ加工精密度を向上させる。
湾曲部15は、移動部13の後端で半円形に屈曲されるように延びる部分である。半円形の湾曲部15で屈曲された最上位部分(湾曲部15の曲面に形成される接線のうち、移動部13の中心軸と平行をなす部分)を湾曲点16という。
水平部17は、湾曲部15の後端で移動部13の中心軸と平行して延びる部分である。特に、水平部17の中心軸は、移動部13の中心軸と同一線上に位置させることが好ましい。
前述した移動部13と湾曲部15と水平部17とは、タップ11によって雌ねじ加工されたナットNが挟まれて移動する経路を表わす。加工されたナットNが移動部13と湾曲部15と水平部17とを移動することにより、ナットNに加工されたナットの変形が発生しないようにする。
タップシャンク10を回転させるために、タップシャンク回転手段20がタップシャンク10と一体型に設けられる。
タップシャンク回転手段20は、中心でタップシャンク10の移動部13と湾曲部15と水平部17とが定着することはもちろん、タップ11によって加工されたナットNがタップシャンク10の移動部13と湾曲部15と水平部17とに沿って移動するように移動路21が貫通する。そして、湾曲部15の湾曲点16に対応してオイル及びチップ排出部44が移動路21から外側に貫通する。ここで、移動部13が貫通した移動路21の中心は駆動軸になる。そして、タップシャンク回転手段20で移動部13が貫通した部分(後述するスリーブ30)には、後述するモータ80によって回転する駆動プーリ82が結合される。次に、タップシャンク回転手段20は、駆動プーリ82とともに回転し、タップシャンク回転手段20の回転によってタップシャンク10を回転させる。
タップシャンク回転手段20には、後端で移動路21に沿って陥没した溝部43がさらに形成されてタップシャンク10を挿脱させ得るようにする。溝部43は、移動路21とオイル及びチップ排出部44が接続されるようにし、溝部43には、湾曲部15はもちろん、湾曲部15と水平部17とが同時に定着され得る。
また、タップシャンク回転手段20には、溝部43に挿入されて結合され、タップシャンク回転手段20の後端に結合される開閉板50をさらに形成して、挿脱されるタップシャンク10を支持させる。開閉板50にはナット排出部51が形成される。ナット排出部51は、タップシャンク10の水平部17が定着してタップシャンク10を支持することはもちろん、水平部17に沿って加工されたナットNを移動させる。
添付図面の図3は、図1に示されたナットの雌ねじ加工装置においてタップシャンクの設置状態を示した図であり、図4は、図1に示されたナットの雌ねじ加工装置においてタップシャンク回転体の後面を示した図であり、図5は、図4においてI−I線の断面図であり、図6は、図1に示されたナットの雌ねじ加工装置においてタップシャンク回転体を示した斜視図である。図3ないし図6に示すように、前述したタップシャンク回転手段20は、本発明の第1実施形態において、スリーブ30とタップシャンク回転体40と開閉板50とが相互結合する構造からなっている。
スリーブ30は、中心を、駆動軸方向の垂直断面が多角形または円形である柱状の第1の移動路31が貫通している。第1の移動路31は、タップシャンク10の移動部13が定着してタップシャンク10を支持することはもちろん、タップ11によって加工されたナットNを移動部13に沿って移動させる孔である。
スリーブ30は、モータ80によって駆動される駆動プーリ82が設けられ、モータ80の回転力によって回転される。より詳細には、スリーブ30が挟まれて固定されるボス83が設けられ、ボス83は、駆動プーリ82に挟まれて固定される。また、ボス83の外周面には軸受84が設けられ、スリーブ30を回転させる。軸受84は、軸受ハウジング85に固設される。軸受ハウジング85は、基体90に設けられたブラケット86に締結固定されてスリーブ30の回転を支持する。ここで、駆動プーリ82は、回転力を発生するモータ80とベルト81によって接続されてモータ80から回転力の伝達を受ける。すると、スリーブ30は、ブラケット86によって支持されたまま、駆動プーリ82の回転力で回転するようになる。
タップシャンク回転体40は、スリーブ30の後端に結合され、タップシャンク10の湾曲部15が定着してスリーブ30の回転力でタップシャンク10を回転させる。図面において、タップシャンク回転体40は、固定孔46によってスリーブ30の後端にボルトで固定される。
タップシャンク回転体40は、スリーブ30の第1の移動路31に対応して第2の移動路42が中心を貫通する。タップシャンク回転体40の後端には、前述した溝部43を形成してタップシャンク10(特に、湾曲部15)が挿脱されるようにする。また、溝部43で挿脱される湾曲部15の湾曲点16に対応して溝部43から外側にオイル及びチップ排出部44が貫通する。すると、第2の移動路42と溝部43とオイル及びチップ排出部44とは、相互連通する。第2の移動路42と溝部43とオイル及びチップ排出部44とに対して本発明の第1実施形態では図6に示すように、タップシャンク回転手段20の前面と側面と後面とを相互接続する開口面で形成されている。
タップシャンク10の湾曲部15は、タップシャンク回転体40の溝部43内で駆動軸方向に沿って往復運動することができる。
開閉板50は、溝部43にヒンジ52で結合されて、タップシャンク回転体40の後端に回動しつつ、溝部43を開閉させる。開閉板50は、タップシャンク回転体40の溝部43に定着した湾曲部15の離脱を防止し、タップシャンク10が駆動軸を中心として安定して回転されるようにし、中心にナット排出部51が貫通されている。
ナット排出部51は、タップシャンク10の水平部17が定着することはもちろん、水平部17に沿って加工されたナットNが移動できるようにする。
開閉板50を閉じた状態で固定するために、ばね54によるテンションを有する固定具53がタップシャンク回転体40の後端面一側に形成される。そして、固定具53をタップシャンク回転手段20に支持するために、係止片55が形成され、固定具53を便利に操作するための凹入溝56が固定具53の端部に対応する開閉板50に形成される。
本発明の第1実施形態に係る第1の移動路31と溝部43とナット排出部51とは前述した移動路21となる。
ここからは、本発明の第1実施形態に係るナットの雌ねじ加工装置においてタップシャンクを交替する過程について説明する。
ナットNを加工する過程で前端に設けられたタップ11が摩耗した場合、固定具53を一側に押すと、ばね54が圧縮され、凹入溝56から固定具53の前端が離脱する。このとき、開閉板50は、ヒンジ52を中心に回転してタップシャンク回転体40の溝部43を開放する。すると、タップシャンク10をタップシャンク回転手段20の後端から取り出せば簡単にタップ11が摩耗したタップシャンク10をタップシャンク回転手段20から分離できる。
ナットが加工されたナットNをタップ11が摩耗していないタップシャンク10の移動部13と湾曲部15と水平部17に位置させて、タップシャンク回転体40の溝部43にタップシャンク10を挿入する。すると、タップシャンク10のタップ11は溝部43と第2の移動路42と第1の移動路31を貫通してプッシャー93またはクランプ94(図7参照)と向かい合うようになる。そして開閉板50をヒンジ52を中心に回転させて開閉板50をタップシャンク回転体40の溝部43に定着させる。この時、図に示すように固定具53の前端は図面に示すように傾斜面をなしているので、開閉板50の回転によって開閉板50がタップシャンク回転体40の溝部43に置かれながら固定具53が片側に押され、ばね54により固定具53の前端が凹入溝56に定着して開閉板50を固定させる。すると、タップ11が摩耗していない新しいタップシャンク10がタップシャンク回転手段20に定着支持される。ここで移動部13はスリーブ30の第1の移動路31に定着支持され、湾曲部15はタップシャンク回転体40の溝部43に定着支持され、水平部17は開閉板50のナット排出部51に定着支持される。
ここからは本発明の第1実施形態に係るナットの雌ねじ加工装置によるナット加工プロセスについて説明する。
ナット加工されていないナットNを基体90のホッパー91に供給する。ホッパー91に供給されたナットNは供給レール92をとおってクランプ94(図7参照)に定着する。クランプ94(図7参照)にナットNが無事に到着すれば、プッシャー93が動作してクランプ94(図7参照)をタップシャンク10のタップ11に向けてスライド移動させる。この時、タップシャンク10は前述したとおりタップシャンク回転手段20に挿入定着していて、駆動プーリ82の回転力により高速で回転されている。
プッシャー93の動作によってクランプ94(図7参照)が連続的にスライド移動して、回転するタップ11によりクランプ94(図7参照)に定着し、ナットがナットNに加工される。この時、加工の容易性のためにオイル容器75(図7参照)からオイルが供給されて、供給されたオイルでナットNが覆われる。ナットの加工の間、チップが発生し、ナットNは供給されたオイルに沿ってチップの一部で覆われる。
オイルとチップが付いているナットNは移動部13と湾曲部15と水平部17を経てナット排出部51で排出する。この時、オイルとチップが付いているナットNは湾曲部15をすぎながらタップシャンク10の回転力により発生する遠心力の作用でナットNからオイルとチップが分離される。もう少し詳細に、湾曲部15は半円形に屈曲している。タップシャンク10が回転すると、湾曲部15の曲面に形成される接線勾配によって遠心力が変化する。すなわち、遠心力は湾曲部15の前端と後端で最小値を持って、湾曲部15の湾曲点16で最大値を持つようになる。したがって、オイルとチップが付いているナットNが湾曲部15に沿って移動する時、ナットNは、大きな遠心力が発生する湾曲部15の湾曲点16に傾き、湾曲部15の遠心力によりオイルとチップがナットNから分離される。ナットNによってタップシャンク10に沿って動かされるナットNはタップシャンクの前端から連続的に供給され、徐々に水平部17の後方に向かって動き、ナット排出部51から排出される。
この時、水平部17は移動部13と同一線上に位置するので、水平部17で分離されるナットNはタップシャンク10の回転力により干渉されない。したがって加工されたナットNがタップシャンク10から取り出されるとき、四方にまき散らさないで、ナット排出部51を通し自由落下して排出する。すると、ナットNの外観や基体90のフレームが損傷するのを防止する。また、加工されたナットNに付いているオイルを別途に除去する必要がない。
そして湾曲部15をすぎながら分離されたオイルとチップはオイル及びチップ排出部44を通しタップシャンク回転手段20の外部に排出して、別途のホッパー72(図7参照)を通し集められる。分離過程を経てオイルとチップを集め、分離されたオイルをリサイクルできる。
ここからは添付一図面を参照して本発明の第2実施形態に係るタップシャンク及びこれを利用したナットの雌ねじ加工装置に対して詳細に説明する。
添付図面図7は本発明の第2実施形態に係るナットの雌ねじ加工装置を示す図面で、図8は図7に示すナットの雌ねじ加工装置でタップシャンク回転手段を示す斜視図である。
図7と図8に示すように、本発明の第2実施形態に係るナットの雌ねじ加工装置は前述した第1実施形態に係るナットの雌ねじ加工装置と同じ構成を持つ。
換言すれば、第2実施形態に係るタップシャンク10は第1実施形態で言及したとおりタップ11と移動部13と湾曲部15と水平部17を含んで構成される。
また、第2実施形態に係るタップシャンク回転手段20また第1実施形態で言及したとおりスリーブ30とタップシャンク回転体40と開閉板50で構成される、ただし、第2実施形態で開閉板50はボルトによるフランジ57結合のような方式でタップシャンク回転体40の後端に結びつく。
本発明の第2実施形態では振動防止部Bとタップシャンク阻止手段60とオイル再生手段70の中の少なくともいずれかを含む。
振動防止部Bはタップシャンク10が回転する時、震えるのを防止する。振動防止部Bは本出願人により出願されたナットタップシステム(登録番号第10−0352458号、(2002年8月29日発行))で開示している振動防止装置と共に3点接続のローラ等とローラを上げたり下げたりするシリンダーを含んで構成される。
タップシャンク阻止手段60は開閉板50の後端で離隔して設置される。ここで前述したタップシャンク10の移動部13と水平部17は同一線上に位置して、タップシャンク10の湾曲部15はタップシャンク回転体40の溝部43に定着してプッシャー93の動作によって駆動軸方向で前後往復運動するようになる。
タップシャンク阻止手段60は定着溝62が形成された阻止体61と軸受63と固定板64を含む。阻止体61は開閉板50の後端で離隔していて、タップシャンク10の往復運動によってタップシャンク10が後進する時、水平部17の後端が定着する定着溝62が形成されている。タップシャンク10の後端(水平部17の後端)が定着溝62に無事に到着すれば、阻止体61はタップシャンク10と共に回転される。軸受63は阻止体61の外周面を覆いかぶせるようにして阻止体61が安定するように回転できるようにする。固定板64は基体90に結合固定し軸受63を支える。すると、水平部17の後端が阻止体61の定着溝62に定着して阻止体61が回転しても固定版64と軸受63により安定するように回転できる。
オイル再生手段70はナット加工の容易性のため供給されるオイルを再使用するために用いられる。オイル再生手段70は第1のホッパー71と第2のホッパー72とチップ分離器73とオイル容器75を含み、さらにチップ回収器77も含むことができる。
第1のホッパー71はナットNを加工するタップ11の下側に形成される。第1のホッパー71にはナットN加工によって発生するチップと供給されたオイルが共に集まる。第1のホッパー71は後述するチップ分離器73に接続されて集まったオイルとチップを供給する。
チップ分離器73は第1のホッパー71を通し供給されるオイルとチップを分離する。分離されたオイルはオイル容器75で回収され、分離されたチップはチップ回収器77で排出する。
オイル容器75は加工の容易性のためにナットNを加工するタップ11にオイルを供給するためにオイルが保存された容器である。
第2のホッパー72は前述したオイル及びチップ排出部44に対応してタップシャンク回転手段20の下側に形成される。第2のホッパー72にはタップシャンク回転手段20の回転によってオイル及びチップ排出部44を通し排出するオイルとチップが集まる。第2のホッパー72はチップ分離器73とオイル容器75の中どれか1つに接続される。
ここからは本発明の第2実施形態に係るナットの雌ねじ加工装置でタップシャンク10を交換する過程及びナットの加工操作を説明する。
添付図面図9は図7に示すナットの雌ねじ加工装置でタップシャンクの設置状態を示す図面で、図10は図7に示すナットの雌ねじ加工装置でタップシャンクの回転に係る動作状態を示す図面である。図9と図10に示すように、第2実施形態でタップシャンクを交替する過程は第1実施形態で言及する過程と同一である。ただし、第2実施形態の開閉板50はボルトによるフランジ57結合でタップシャンク回転体40の後端に結合する。第2実施形態でナットが加工される動作は第1実施形態で言及する動作と同一である。ただし、第2実施形態では振動防止部Bの構成によりタップシャンク10が回転する時に発生する振動を防止することができる。
また、第1実施形態で言及したとおり第2実施形態でタップシャンク10の湾曲部15はタップシャンク回転体40の溝部43で駆動軸方向に沿って往復運動できる。この時、タップシャンク10の往復運動によって水平部17の後端が基体90と衝突し、湾曲部15に沿って移動するナットNが溝部43内壁に衝突し、ナットNの外観が損傷できる。
したがって、第2実施形態ではさらにタップシャンク阻止手段60を含むので、湾曲部15に沿って移動するナットNが溝部43の内壁に衝突するのを防止してナットNの外観が損傷するのを防止してくれる。また、タップシャンク10の往復運動によって水平部17の後端が定着する阻止体61が回転されることで、水平部17の後端が摩耗するのを防止し、タップシャンクの回転により生じる振動を防ぐという効果が得られるように、タップシャンク10がより一層安定して支持される。
合せてオイル容器75からポンプ(図なし)を通しナットNが加工される部位にオイルが供給される。ポンプ(図なし)を通して供給されるオイルがナットNの加工される部位に通される間、オイルとチップが混ざり合って第1のホッパー71に集まる。第1のホッパー71に集まったオイルとチップはチップ分離器73を経てオイルとチップに分離される。分離されたオイルは再びオイル容器75に回収され、分離されたチップは別途に作られたチップ回収器77に排出される。続きタップシャンク回転手段20のオイル及びチップ排出部44を通し排出したチップが含まれたオイルは第2のホッパー72に集まる。第2のホッパー72に集まったチップが含まれたオイルはチップ分離器73を経てオイルとチップに分離される。
オイル及びチップ排出部44を通し排出するオイルに含まれたチップは通常その粒子が微細なので、第2のホッパー72に集まったオイルはチップ分離器73を経ないでオイル容器75で回収できる。
換言すれば、従来の場合には別途のオイル脱水器(図なし)などを利用してナットNに付いているオイルとチップを分離したので工程が追加される問題点が発生し、前述したところと同じ従来の工程は加工に係るナットNとタップ11の摩擦熱が冷めながら、ナットNにオイルがついているために単純脱水作業ではオイルとチップが分離出来ない問題点があった。
しかし、本発明では高速で回転するタップシャンク10の回転力を利用してナットNとタップ11の摩擦熱が冷める前にナットNからオイルとチップを分離して、ナットNは別途に自由落下方式で排出するので、ナットNでオイルとチップの分離に簡便さはもちろん前述した問題点を解決するのに卓越した効果がある。
今からは添付一図面を参照して本発明の第3実施形態に係るタップシャンク及びこれを利用したナットの雌ねじ加工装置に対して詳細に説明する。
添付図面図11は本発明の第3実施形態に係るナットの雌ねじ加工装置でタップシャンク回転手段の構成を示す斜視図である。図11に示すように、本発明の第3実施形態に係るタップシャンク10はタップ11と移動部13と湾曲部15と水平部17を含んで構成されて、前述した第1実施形態または第2実施形態で言及するタップシャンク10と同じ構成である。本発明の第3実施形態に係るナットの雌ねじ加工装置は第1実施形態または第2実施形態で言及する構成と同じ構成である。
ただし、第3実施形態に係るタップシャンク回転手段20は第1実施形態または第2実施形態で言及しているタップシャンク回転手段20のスリーブ30とタップシャンク回転体40と開閉板50が一体で形成される。先んじた実施形態と同じようにスリーブ30は移動部13が定着する部分であり、一体で形成されたタップシャンク回転体40と開閉板50が駆動軸方向で両分されて一対のタップシャンク定着体40aを構成する。
タップシャンク定着体40aには各々第2の移動路42と溝部43とオイル及びチップ排出部44描いてナット排出部51が二分になって相互に対称になるように形成される。ここで結びついた第2の移動路42と第1の移動路31が連絡する。
ここでスリーブ30とタップシャンク定着体40aは第1実施形態と同じように固定球を通しボルトで結びつくことができて、少なくとも一つの一対のタップシャンク定着体40aはスリーブ30と一体で形成されて、一対のタップシャンク定着体40aが別途の固定球を通しボルトに結合固定できる。
本発明の権利範囲は前述した実施形態に限定されることでなく添付された特許請求範囲内で多様な形態の実施形態に具現することができる。特許請求範囲で請求夏は本発明の要旨を抜け出すことがなく当該発明が属する技術分野で通常の知識を持った者ならば誰でも変形可能な多様な範囲まで見た発明の請求範囲記載の範囲内にあることと見る。
本発明に係るナットの雌ねじ加工装置は前端にタップが形成されたタップシャンクを回転させた状態で前記タップシャンクにナットを連続的に挟まれるように推すことによりナットの内周面にナットを加工する装置である。
本発明はナット加工されたナットが前記タップシャンクに沿って移動する時前記ナットに付いているオイルとチップが遠心力により分離になるようにすると合わせて前記タップシャンクからナットが散在することがなく抜け出すことができるようにするナットの雌ねじ加工装置に利用される。

Claims (8)

  1. 加工されていないナットが基体のホッパーから移動され、プッシャーが駆動プーリから伝達される力により駆動軸を中心として回転されるタップに前記加工されていないナットを供給し、前記タップで前記加工されていないナットに加工するナットの雌ねじ加工装置であって、
    ナットに加工するタップが前端に形成された直線形の移動部と、前記移動部の後端に半円形で屈曲されるように延長された湾曲部と、前記湾曲部の後端で前記移動部と平行した軸方向に延長された水平部とを備えて構成されるタップシャンクと、
    前記タップシャンクの移動部と湾曲部と水平部とが定着し、加工されたナットが前記タップシャンクに沿って移動するように移動路が貫通され、駆動軸からの回転半径が最大になる前記湾曲部の湾曲点に対応してオイル及びチップ排出部とが前記移動路から外側に貫通され、前記移動部が貫通された部分に前記駆動プーリが結合されて前記タップシャンクを回転させる一体型のタップシャンク回転手段と、
    を備えるナットの雌ねじ加工装置。
  2. 前記タップシャンク回転手段には前記タップシャンクを挿脱して、前記湾曲部の湾曲点と前記オイル及びチップ排出部とが互いに対応するように後端で前記移動路に沿って陥没した溝部がさらに形成されることを特徴とする請求項1に記載のナットの雌ねじ加工装置。
  3. 前記タップシャンク回転手段には、前記水平部に沿って加工されたナットが移動するようにナット排出部が形成された開閉板をさらに形成して前記溝部または前記タップシャンク回転手段の後端に結合させることを特徴とする請求項2に記載のナットの雌ねじ加工装置。
  4. 前記タップシャンク回転手段は、中心で前記移動部に沿って移動する加工されたナットが移動するように第1の移動路が形成されたスリーブと、
    前記第1の移動路に対応して中心を貫通する第2の移動路と、後端で加工されたナットを含む湾曲部が挿脱されるように陥没した溝部と、前記湾曲部の湾曲点に対応して形成されたオイル及びチップ排出部が相互連通したタップシャンク回転体で構成され、
    前記第1の移動路と前記第2の移動路とが相互連通するように前記スリーブの後端に前記タップシャンク回転体が結合されることを特徴とする請求項1に記載のナットの雌ねじ加工装置。
  5. さらに、前記タップシャンク回転手段には、前記水平部に沿って加工されたナットが移動するように、ナット排出部が形成された開閉板を備え、
    前記開閉板は前記溝部または前記タップシャンク回転手段の後端に結合させられることを特徴とする請求項4に記載のナットの雌ねじ加工装置。
  6. 前記タップシャンク回転体と前記開閉板とは一体に形成され、前記タップシャンクを中心として両分されて相互結合する一対のタップシャンク定着体で構成され、前記第2の移動路と前記オイル及びチップ排出部と前記溝部と前記ナット排出部は両分されて、前記タップシャンク定着体に各々対称するように形成され、一対のタップシャンク定着体のうち、少なくともいずれか1つは、前記スリーブの後端で第1の移動路と第2の移動路とが連通するように形成されること特徴とする請求項5に記載のナットの雌ねじ加工装置。
  7. 前記移動部と前記水平部は一直線上に位置し、
    前記プッシャーによる前記タップシャンクの前後往復運動によって前記水平部の後端が定着し、前記タップシャンクとともに回転するタップシャンク阻止手段が形成され、
    前記タップシャンク阻止手段は、前記タップシャンクの前後往復運動に対応して前記タップシャンク回転手段の後端で離隔されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のナットの雌ねじ加工装置。
  8. ナットを加工するタップの下側に形成される第1のホッパーと、前記第1のホッパーに接続され、流入したオイルからナットの加工によって発生したチップを分離するチップ分離器と、前記チップ分離器によってチップが分離されたオイルを保存するオイル容器と、前記オイル及びチップ排出部とに対応して、前記タップシャンク回転手段の下側に形成され、前記チップ分離器または前記オイル容器に接続される第2のホッパーとを備えて構成されたオイル再生手段をさらに備えることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のナットの雌ねじ加工装置。
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