JP5272666B2 - 電力変換装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電力変換回路を構成するスイッチング素子を備えた半導体モジュールを、金属製ケースに配設してなる電力変換装置に関する。
インバータ等の電力変換装置においては、例えば、特許文献1に開示されるように、半導体モジュールを外部のモータ等の負荷に接続するために、アルミニウム等から構成したケースに絶縁を行ってバスバーを配置している。また、特許文献1においては、半導体モジュールから突出するパワー端子をバスバーと接続することが開示されている。
特許4052241号公報
しかしながら、上記従来の電力変換装置においては、パワー端子と接合するバスバーの部位を山形の突起形状にし、このバスバーの突起形状の部位をパワー端子と接合している。そのため、バスバーに突起形状を形成する部位にバスバーの構成材料が必要となり、材料の歩留りを向上させるためには十分ではない。一方、突起形状がないバスバーとパワー端子とを接合する際には、これらの溶接等による接合性が優れない。
本発明は、かかる従来の問題点に鑑みてなされたもので、バスバーと半導体モジュールにおける接続端子との接合性及びバスバーを構成する材料の歩留り性を向上させることができる電力変換装置を提供しようとするものである。
本発明の一態様は、電力変換回路を構成するスイッチング素子を備えた半導体モジュールを、金属製ケースに配設してなる電力変換装置において、
上記半導体モジュールにおける接続端子は、外部との接続を行うために上記金属製ケースにおいて絶縁を行って配設したバスバーと接合してあり、
該バスバーは、上記接続端子と対面する部位において、当該バスバーの端部を所定の間隔を空けて陥没させた2つの凹部同士の間に残された山状残部を溶融させて、上記接続端子と接合してあり、
上記山状残部を構成する側面は、該山状残部において鈍角状の角部をなす傾斜状に形成してあり、
上記2つの凹部は、それぞれV状溝からなることを特徴とする電力変換装置にある(請求項1)。
本発明の他の態様は、電力変換回路を構成するスイッチング素子を備えた半導体モジュールを、金属製ケースに配設してなる電力変換装置において、
上記半導体モジュールにおける接続端子は、外部との接続を行うために上記金属製ケースにおいて絶縁を行って配設したバスバーと接合してあり、
該バスバーは、上記接続端子と対面する部位において、当該バスバーの端部を所定の間隔を空けて陥没させた2つの凹部同士の間に残された山状残部を溶融させて、上記接続端子と接合してあり、
上記山状残部を構成する側面は、該山状残部において鈍角状の角部をなす傾斜状に形成してあり、
上記2つの凹部の一方は、V状溝からなり、他方は、上記山状残部において鈍角状の角部をなす傾斜状の側面と、該側面の基部から連続して当該バスバーの端部と平行に形成した底面とを備えた形状を有することを特徴とする電力変換装置にある(請求項2)。
本発明の電力変換装置は、金属製ケースにおいて配設したバスバーの形状に工夫をし、バスバーと半導体モジュールにおける接続端子との接合性及びバスバーを構成する材料の歩留り性の向上を図っている。
具体的には、本発明のバスバーは、半導体モジュールにおける接続端子と接合する前において、接続端子との対面部位に、上記2つの凹部及び山状残部を形成してなる。そして、バスバーと半導体モジュールにおける接続端子とを溶接等によって接合する際には、バスバーにおける山状残部を、半導体モジュールにおける接続端子と効果的に溶融させることができる。これにより、バスバーと半導体モジュールにおける接続端子とを確実に接合することができる。
この山状残部を効果的に溶融させることができる理由は、山状残部が接続端子と対面する部位の端部の長さを適切に確保することができるためであると考える。
また、本発明のバスバーは、2つの凹部を形成した形状により、従来のバスバーにおける突起形状を形成する必要がなく、バスバーを構成する材料の使用量を減少させることができる。
それ故、本発明の電力変換装置は、バスバーと半導体モジュールにおける接続端子との接合性及びバスバーを構成する材料の歩留り性を向上させることができる。
上述した本発明の電力変換装置における好ましい実施の形態につき説明する。
本発明において、上記山状残部を構成する側面は、該山状残部において鈍角状の角部をなす傾斜状に形成されている
これにより、バスバーにおける山状残部を、半導体モジュールにおける接続端子とさらに効果的に溶融させることができ、バスバーと半導体モジュールとの接合性をさらに向上させることができる。
本発明の一態様においては、上記2つの凹部は、それぞれV状溝から構成されている
これにより、凹部の形成が簡単である。また、金型によって凹部を加工するときには、金型の寿命を向上させることができる。
本発明の他の態様においては、上記2つの凹部の一方は、V状溝から構成し、他方は、上記山状残部において鈍角状の角部をなす傾斜状の側面と、該側面の基部から連続して当該バスバーの端部と平行に形成した底面とを備えた形状から構成されている
これにより、バスバーにおいて、底面を形成した側の断面積を、V状溝を形成した側の断面積よりも意図的に小さくすることができる。そして、V状溝を形成した側を電流が流れる頻度が多い側とし、底面を形成した側を電流が流れる頻度が少ない側とすることができる。
また、上記山状残部におけるストレート状端面の形成長さは、2〜4mmとし、上記2つの凹部の形成深さは、1〜2mmとすることが好ましい(請求項)。
この場合には、バスバーにおける山状残部を半導体モジュールにおける接続端子とさらに効果的に溶融させることができる。
山状残部におけるストレート状端面の形成長さが2mm未満であるとき、及び2つの凹部の形成深さが1mm未満であるときには、山状残部が小さくなり、山状残部を接続端子と十分に溶融させることができなくなる。
一方、山状残部におけるストレート状端面の形成長さが4mmを超えるときには、接続端子の幅寸法上、2つの凹部を接続端子と対面させ難くなる。また、2つの凹部の形成深さが2mmを超えるときには、バスバーの剛性が低下するおそれがある。
また、上記半導体モジュールは、上記金属製ケースにおいて複数個を配列し、上記バスバーは、上記複数個の半導体モジュールに対応して、複数本を上記金属製ケースに配設することができる(請求項)。
この場合には、複数本のバスバーにおいて、半導体モジュールにおける接続端子との対面部位に、2つの凹部及び山状残部を形成することができ、複数個の半導体モジュールをバスバーによって外部と接続することができる。
また、上記複数個の半導体モジュールの少なくともいずれかは、3相交流モータを駆動するためのブリッジ型駆動回路を構成する3つのプラス側半導体モジュールと3つのマイナス側半導体モジュールとであり、上記複数本のバスバーの少なくともいずれかは、上記プラス側半導体モジュールにおける接続端子とマイナス側半導体モジュールにおける接続端子とを、上記3相交流モータのU相、V相、W相のいずれかのコイルとそれぞれ結線するための出力結線を構成することができる(請求項)。
この場合には、ブリッジ型駆動回路と3相交流モータとを接続するためのバスバーの接合性及び歩留り性を向上させることができる。
また、上記複数個の半導体モジュールのいずれかは、昇圧コンバータ回路を構成するプラス側半導体モジュールとマイナス側半導体モジュールとであり、上記複数本のバスバーのいずれかは、上記プラス側半導体モジュールにおける接続端子と上記マイナス側半導体モジュールにおける接続端子とを上記昇圧コンバータ回路を構成するリアクトルと結線するための出力結線を構成することもできる(請求項)。
この場合には、昇圧コンバータ回路と電源とを接続するためのバスバーの接合性及び歩留り性を向上させることができる。
また、上記半導体モジュールは、上記金属製ケースにおいて複数個を配列し、上記バスバーは、上記複数個の半導体モジュールに対応して、複数本を上記金属製ケースに配設し、上記複数個の半導体モジュールの少なくともいずれかは、3相交流モータを駆動するためのブリッジ型駆動回路を構成する3つのプラス側半導体モジュールと3つのマイナス側半導体モジュールとであり、上記複数本のバスバーの少なくともいずれかは、上記プラス側半導体モジュールにおける接続端子と上記マイナス側半導体モジュールにおける接続端子とを、上記3相交流モータのU相、V相、W相のいずれかのコイルとそれぞれ結線するための出力結線を構成しており、上記V状溝からなる一方の凹部は、上記いずれかのコイルに接続される側に形成することができる(請求項)。
この場合には、ブリッジ型駆動回路と3相交流モータとを接続するためのバスバーの接合性及び歩留り性を向上させることができる。また、この場合には、バスバーにおいて、底面を形成した側の断面積を、V状溝を形成した側の断面積よりも意図的に小さくし、V状溝を形成した側を電流が流れる頻度が多い側とし、底面を形成した側を電流が流れる頻度が少ない側とすることができる。
以下に、本発明の電力変換装置1にかかる実施例につき、図面を参照して説明する。
本例の電力変換装置1は、図1〜図3に示すごとく、電力変換回路を構成するスイッチング素子32を備えた半導体モジュール3を、金属製ケース2に配設してなる。半導体モジュール3における接続端子(パワー端子)31は、図4〜図6に示すごとく、金属製ケース2の外部との電気的接続を行うために、金属製ケース2に対してモールド樹脂41によって絶縁を行って配設したバスバー5と接合してある。バスバー5は、図14に示すごとく、接続端子31と対面する部位56において、バスバー5の端部を所定の間隔を空けて陥没させた2つの凹部53同士の間に残された山状残部54を溶融させて、接続端子31と接合してある。
なお、後述するように、図4、図5は、2つに分割した場合のバスバーユニット4A、4Bを示し、図6は、分割していないバスバーユニット4を示す。
以下に、本例の電力変換装置1につき、図1〜図16を参照して詳説する。
本例においては、プラス側半導体モジュール3A、マイナス側半導体モジュール3Bを総称して半導体モジュール3ということがあり、モータ用バスバー5A及びリアクトルバスバー5Bを総称してバスバー5ということがある。また、その他の構成要素についても同様である。
まず、電力変換装置1の全体の構成について説明する。
図7、図8に示すごとく、本例の電力変換装置1は、ハイブリッド自動車又は電気自動車における3相交流モータ6A、6B、6Cを駆動するためのインバータを構成する。なお、3相交流モータは、モータジェネレータとして用いる。
本例のインバータは、メインモータ6Aを駆動するものと、サブモータ6Bを駆動するものと、リヤモータ6Cを駆動するものとがある。本例の半導体モジュール3は、メインモータ6A用のブリッジ型駆動回路7A、サブモータ6B用のブリッジ型駆動回路7B、リヤモータ6C用のブリッジ型駆動回路7Cに用いたものと、バッテリ(電源)61の電圧を昇圧して各ブリッジ型駆動回路7A、7B、7Cに印加することができる昇圧コンバータ回路7Dに用いたものとがある。バッテリ61には、供給電圧を安定させるためのコンデンサ611が接続してある。
本例の金属製ケース2は、アルミニウム材料から構成されており、本例のバスバー5は、銅材料から構成されている。また、バスバー5は、複数本がまとまった状態でモールド樹脂41によるモールド成形が行ってある。モールド樹脂41は、PPS(ポリフェニレンサルファイド)等の樹脂とすることができる。
図1〜図3に示すごとく、金属製ケース2においては、複数個の半導体モジュール3と、複数個の半導体モジュール3を冷却するための冷却器21とが配設してある。冷却器21は、半導体モジュール3を挟持するように両側から接触する複数の冷却器本体211と、複数の冷却器本体211への冷却水の循環を行う一対の冷却管212とを有している。
図7に示すごとく、本例の半導体モジュール3は、スイッチング素子32としてのIGBT(絶縁ゲートバイポーラトランジスタ)、保護用ダイオード等を備えて構成されている。なお、スイッチング素子32は、MOS型FET(電界効果トランジスタ)等とすることもできる。
また、本例において、半導体モジュール3における接続端子(パワー端子)31とは、スイッチング素子32のコレクタ端子もしくはエミッタ端子(あるいはドレイン端子もしくはソース端子)のことをいう。半導体モジュール3には、その他、制御信号用端子33等が形成されている(図2参照)。
本例の半導体モジュール3は、3つのプラス側半導体モジュール3Aと3つのマイナス側半導体モジュール3Bとを備えたブリッジ型駆動回路7A、7B、7Cと、3つのプラス側半導体モジュール3Aと3つのマイナス側半導体モジュール3Bとを備えた昇圧コンバータ回路7Dとに使用されている。
図1〜図3に示すごとく、金属製ケース2においては、ブリッジ型駆動回路7A、7B、7C又は昇圧コンバータ回路7Dを構成する一対のプラス側半導体モジュール3A、3C及びマイナス側半導体モジュール3B、3Dが、冷却器本体211同士の間に挟持された状態で横方向(長手方向)Lに並んでおり、かつ、一対のプラス側半導体モジュール3A及びマイナス側半導体モジュール3Bは、冷却器本体211同士の間に挟持された状態で縦方向(積層方向)Dに複数段に並んでいる。
図3、図6に示すごとく、本例のバスバー5は、半導体モジュール3における2つの接続端子31、310のうちの一方に接続するものである。バスバー5と接続を行っていない他方の接続端子310は、別のバスバー(図示省略)によって電源ライン(図7、図8において、P(プラス)、N(マイナス)で示す。)に接続される。
図6においては、バスバーユニット4を2つに分割する場合(図4、図5)の分割位置を2点鎖線によって示す。
図8に示すごとく、ブリッジ型駆動回路7A、7B、7Cを構成する各モータ用バスバー5Aは、プラス側半導体モジュール3Aにおける接続端子31とマイナス側半導体モジュール3Bにおける接続端子31とを、3相交流モータ6A、6B、6CのU相、V相、W相のいずれかのコイル60とそれぞれ結線するための出力結線を構成している。
このモータ用バスバー5Aは、図9、図10に示すごとく、いずれかのコイル60に導通させる出力側導体部分51と、この出力側導体部分51に繋がる中間導体部分52とによって形成されている。中間導体部分52の先端部には、プラス側半導体モジュール3Aにおける接続端子31と対面するプラス側対面部位56Aが形成されており、中間導体部分52と出力側導体部分51との中間部位には、マイナス側半導体モジュール3Bにおける接続端子31と対面するマイナス側対面部位56Bが形成されている。
モータ用バスバー5Aにおける出力側導体部分51は、中間導体部分52と平行に形成した平行部分511と、平行部分511に対して90°屈曲した屈曲部分512とを有しており、屈曲部分512の先端部には、金属製ケース2の外部と接続するための出力端子部513が設けられている。
また、図8に示すごとく、昇圧コンバータ回路7Dを構成するリアクトル用バスバー5Bは、プラス側半導体モジュール3Cにおける接続端子31とマイナス側半導体モジュール3Dにおける接続端子31とを、昇圧コンバータ回路7Dを構成するリアクトル62と結線するための出力結線を構成している。
このリアクトル用バスバー5Bは、図11に示すごとく、リアクトル62に導通させる出力側導体部分51Xと、この出力側導体部分51Xに繋がる中間導体部分52Xとによって形成されている。中間導体部分52Xの先端部には、マイナス側半導体モジュール3Dにおける接続端子31と対面するマイナス側対面部位56Dが形成されており、中間導体部分52Xと出力側導体部分51Xとの中間部位には、プラス側半導体モジュール3Cにおける接続端子31と対面するプラス側対面部位56Cが形成されている。
リアクトル用バスバー5Bにおける出力側導体部分51Xは、中間導体部分52Xと平行に形成した平行部分511Xと、平行部分511Xに対して90°屈曲した屈曲部分512Xとを有しており、屈曲部分512Xの先端部には、リアクトル62と接続する出力端子部513Xが設けられている。
図9に示すごとく、本例のメインモータ6Aの結線に用いる3本1組のモータ用バスバー5Aは、出力側導体部分51における平行部分511から分岐して、マイナス側半導体モジュール3Bにおける接続端子31と対面するマイナス側対面部位56Bに対向する位置に、他のマイナス側半導体モジュール3Bにおける接続端子31と対面する分岐マイナス側対面部位57Bを形成するマイナス側分岐部55Bを有している。また、メインモータ6Aの結線に用いる3本1組のモータ用バスバー5Aは、中間導体部分52から分岐して、プラス側半導体モジュール3Aにおける接続端子31と対面するプラス側対面部位56Aに対向する位置に、他のプラス側半導体モジュール3Aにおける接続端子31と対面する分岐プラス側対面部位57Aを形成するプラス側分岐部55Aを有している。
そして、マイナス側分岐部55Bは、マイナス側対面部位56Bに対して当該モータ用バスバー5Aの長手方向Lにオフセットした位置において、出力側導体部分51における平行部分511に繋がっており、プラス側分岐部55Aは、プラス側対面部位56Aに対して当該モータ用バスバー5Aの長手方向Lにオフセットした位置において、中間導体部分52に繋がっている。
図8に示すごとく、本例の昇圧コンバータ回路7Dは、3つのプラス側半導体モジュール3Cを並列に接続して用いると共に、3つのマイナス側半導体モジュール3Dを並列に接続して用いる。
図11に示すごとく、本例のリアクトル62の結線に用いるリアクトル用バスバー5Bは、出力側導体部分51Xにおける平行部分511Xから分岐して、プラス側半導体モジュール3Cにおける接続端子31と対面するプラス側対面部位56Cに対向する位置に、他のプラス側半導体モジュール3Cにおける接続端子31と対面する分岐プラス側対面部位57Cを形成するプラス側分岐部55Cを有し、このプラス側分岐部55Cから延設して、分岐プラス側対面部位57Cに対向する位置に、さらに他のプラス側半導体モジュール3Cにおける接続端子31と対面する第2分岐プラス側対面部位57Eを形成する第2プラス側分岐部55Eを有している。
また、同図に示すごとく、本例のリアクトル62の結線に用いるリアクトル用バスバー5Bは、中間導体部分52Xから分岐して、マイナス側半導体モジュール3Dにおける接続端子31と対面するマイナス側対面部位56Dに対向する位置に、他のマイナス側半導体モジュール3Dにおける接続端子31と対面する分岐マイナス側対面部位57Dを形成するマイナス側分岐部55Dを有し、このマイナス側分岐部55Dから延設して、分岐マイナス側対面部位57Dに対向する位置に、さらに他のマイナス側半導体モジュール3Dにおける接続端子31と対面する第2分岐マイナス側対面部位57Fを形成する第2マイナス側分岐部55Fを有している。
そして、プラス側分岐部55Cは、プラス側対面部位56Cに対して当該リアクトル用バスバー5Bの長手方向Lにオフセットした位置において、出力側導体部分51Xにおける平行部分511Xに繋がっており、第2プラス側分岐部55Eは、分岐プラス側対面部位57Cに対して当該リアクトル用バスバー5Bの長手方向Lにオフセットした位置において、プラス側分岐部55Cに繋がっている。
また、マイナス側分岐部55Dは、マイナス側対面部位56Dに対して当該リアクトル用バスバー5Bの長手方向Lにオフセットした位置において、中間導体部分52Xに繋がっており、第2マイナス側分岐部55Fは、分岐マイナス側対面部位57Dに対して当該リアクトル用バスバー5Bの長手方向Lにオフセットした位置において、マイナス側分岐部55Dに繋がっている。
なお、リアクトル用バスバー5Bは、図12に示すごとく、プラス側分岐部55C及び第2プラス側分岐部55Eを分岐させずに、出力側導体部分51Xにおける平行部分511Xに並列に形成し、マイナス側分岐部55D及び第2マイナス側分岐部55Fを分岐させずに、中間導体部分52Xに並列に形成することもできる。この場合には、プラス側分岐部55C、第2プラス側分岐部55E、マイナス側分岐部55D及び第2マイナス側分岐部55Fに接続した各半導体モジュール3からリアクトル62への通電経路を短縮することができる。また、この場合には、リアクトル用バスバー5Bにおいて、半導体モジュール3における接続端子31を接続する部分には、貫通穴58を形成することができる。
図1に示すごとく、本例のモータ用バスバー5A及びリアクトル用バスバー5Bは、モールド樹脂41によって絶縁を行った状態で一体化してバスバーユニット4A、4Bを形成している。また、本例のバスバーユニット4は、第1バスバーユニット4Aと第2バスバーユニット4Bとの2つに分割して、金属製ケース2に組み付けてある。
図4に示すごとく、第1バスバーユニット4Aは、メインモータ6A用のブリッジ型駆動回路7Aを構成する3本1組のモータ用バスバー5Aと昇圧コンバータ回路7Dを構成するリアクトル用バスバー5Bとを配列した状態でモールド樹脂41によって一体化してある。図5に示すごとく、第2バスバーユニット4Bは、サブモータ6B用のブリッジ型駆動回路7Bを構成する3本1組のモータ用バスバー5Aと、リヤモータ6C用のブリッジ型駆動回路7Cを構成する3本1組のモータ用バスバー5Aとを配列した状態でモールド樹脂41によって一体化してある。
図4に示すごとく、第1バスバーユニット4Aを構成するモールド樹脂41は、モータ用バスバー5Aの出力側導体部分51における屈曲部分512を形成した側の端部においては、3本のモータ用バスバー5Aの屈曲部分512と、リアクトル用バスバー5Bの中間導体部分52Xの先端とを覆っている。また、第1バスバーユニット4Aを構成するモールド樹脂41は、リアクトル用バスバー5Bの出力側導体部分51Xにおける屈曲部分512Xを形成した側の端部においては、リアクトル用バスバー5Bの屈曲部分512Xと、3本のモータ用バスバー5Aの中間導体部分52の先端とを覆っている。そして、第1バスバーユニット4Aを構成するモールド樹脂41は、3本のモータ用バスバー5Aとリアクトル用バスバー5Bとを一体化している。
図5に示すごとく、第2バスバーユニット4Bを構成するモールド樹脂41は、モータ用バスバー5Aの出力側導体部分51における屈曲部分512を形成した側の端部においては、6本のモータ用バスバー5Aの屈曲部分512を覆っている。また、第2バスバーユニット4Bを構成するモールド樹脂41は、モータ用バスバー5Aの屈曲部分512を形成した側の端部とは反対側の端部においては、6本のモータ用バスバー5Aの中間導体部分52の先端を覆っている。そして、第2バスバーユニット4Bを構成するモールド樹脂41は、6本のモータ用バスバー5Aを一体化している。
また、図4、図5に示すごとく、各モータ用バスバー5Aにおける出力端子部513は、バスバー5の端部にナット514を圧入して構成されている。ナット514の開口先端部は、このナット514にビスを締め付ける際に生ずる異物がナット514内から落下しないように、キャップ515によって封止してある。
図3に示すごとく、本例の金属製ケース2には、各バスバーユニット4A、4Bを取り付けるための取付穴(ネジ穴)22と、各バスバーユニット4A、4Bにおけるモールド樹脂41に設けた係合部43を係合させる被係合部23とが形成してある。図4、図5に示すごとく、各バスバーユニット4A、4Bのモールド樹脂41には、ビスを貫通配置してこのビスを取付穴22に螺合させるための貫通孔42と、モールド樹脂41から突出させた係合部43とが形成されている。貫通孔42の周囲には金属製カラーがモールド樹脂41に一体成形されている。
図13に示すごとく、本例の被係合部23は、取付穴22の近傍において、一方側から他方側に向けて(複数本のバスバー5を配列した方向に向けて)形成した複数の案内溝23であり、本例の係合部43は、案内溝23内を摺動する複数の突起部43である。また、案内溝23の終端部(バスバーユニット4A、4Bを一端側にスライドさせた終端部)には、突起部43が収まる穴部231が形成されている。なお、複数本のバスバー5を配列した方向は、複数個の半導体モジュール3を冷却器本体211を介して重ねて配置する積層方向Dに相当する。
図2に示すごとく、第1バスバーユニット4Aは、モールド樹脂41に設けた突起部43を金属製ケース2に設けた案内溝23に対して一方側に摺動させて、金属製ケース2に固定することにより、3本のモータ用バスバー5A及びリアクトル用バスバー5Bを、いずれも各半導体モジュール3における接続端子31に対して一方側から押圧して接触させている。また、第2バスバーユニット4Bは、モールド樹脂41に設けた突起部43を金属製ケース2に設けた案内溝23に対して一方側に摺動させて、金属製ケース2に固定することにより、6本のモータ用バスバー5Aを、いずれも各半導体モジュール3における接続端子31に対して一方側から押圧して接触させている。図2において、各バスバー5が接続端子31に接触する方向を矢印Fで示す。
そして、金属製ケース2においては、9本のモータ用バスバー5Aにおける各対面部位56、57とリアクトル用バスバー5Bにおける各対面部位56、57とのすべてが、各半導体モジュール3における接続端子31に対して一方側から接触した状態で接合されている。
次に、バスバー5の各対面部位56、57の形状について説明する。
図14に示すごとく、各バスバー5には、接続端子31と接合する前の状態において、接続端子31との各対面部位56、57に、2つの凹部53と山状残部54とがそれぞれ形成されている。
各バスバー5は、板状部材を屈曲させて形成してあり、板状部材の厚み方向を半導体モジュール3の積層方向Dに向けて配置されている。各バスバー5は、金属製ケース2において配列されており、各半導体モジュール3における接続端子31は、バスバー5の長手方向Lに対して直交する方向から交わって接合される。
各バスバー5において、山状残部54を構成する側面542は、この山状残部54において鈍角状の角部をなす傾斜状に形成してある。各山状残部54は、バスバー5の端面によって形成されたストレート状端面541に対する長手方向Lの両側にそれぞれ凹部53を形成してなる。
図9、図10に示すごとく、本例のモータ用バスバー5Aにおいて、マイナス側半導体モジュール3Bにおける接続端子31を接合するマイナス側対面部位56Bにおける2つの凹部53は、それぞれV状溝531からなる。また、図11に示すごとく、リアクトル用バスバー5Bにおいては、各半導体モジュール3C、3Dにおける接続端子31を接合する各対面部位56C、56Dにおける2つの凹部53は、それぞれV状溝531からなる。
また、図9、図10、図15に示すごとく、本例のモータ用バスバー5Aにおいて、プラス側半導体モジュール3Aにおける接続端子31を接合するプラス側対面部位56Aにおける2つの凹部53の一方は、V状溝531からなり、他方は、山状残部54において鈍角状の角部をなす傾斜状の側面542と、側面542の基部から連続してバスバー5の端部と平行に形成した底面532とを備えた形状を有している。そして、ブリッジ型駆動回路7A、7B、7Cのプラス側半導体モジュール3Aにおける接続端子31を接合するプラス側対面部位56Aにおいて、V状溝531からなる一方の凹部53は、U相、V相、W相のいずれかのコイル60に接続される側に形成されている。
また、図14に示すごとく、本例の各バスバー5A、5Bの各対面部位56においては、山状残部54におけるストレート状端面541の形成長さL1が2〜4mmであり、2つの凹部53の形成深さH1が1〜2mmに形成されている。
なお、各バスバー5A、5Bにおける凹部53は、V状溝531とする以外にも、例えば、図16に示すごとく、一方に傾斜状の側面542を有すると共に他方に垂直状の側面532を有する形状にすることもできる。
本例のバスバー5と半導体モジュール3における接続端子31とは、バスバー5の各対面部位56、57における山状残部54を、TIG(タングステン・イナート・ガス)溶接によって接続端子31に溶融させて接合されている。このTIG溶接は、溶接材料に溶加棒を用い、溶接部を不活性ガスでシールドしながら、タングステン電極に生じるアークによって溶融接合させる。なお、バスバー5と半導体モジュール3における接続端子31とは、その他のアーク溶接を行って、接合することもできる。
なお、図14において、接続端子31に溶融させる山状残部54の部分を斜線部Gによって示す。
次に、本例の電力変換装置1による作用効果について説明する。
本例の電力変換装置1は、金属製ケース2において配設したバスバー5の形状に工夫をし、バスバー5と半導体モジュール3における接続端子31との接合性及びバスバー5を構成する材料の歩留り性の向上を図っている。
具体的には、本例のバスバー5は、半導体モジュール3における接続端子31と接合する前において、接続端子31との対面部位に、上記2つの凹部53及び山状残部54を形成してなる。そして、バスバー5と半導体モジュール3における接続端子31とを溶接等によって接合する際には、バスバー5における山状残部54を、半導体モジュール3における接続端子31と効果的に溶融させることができる。これにより、バスバー5と半導体モジュール3における接続端子31とを確実に接合することができる。
この山状残部54を効果的に溶融させることができる理由は、山状残部54が接続端子31と対面する部位の端部の長さを適切に確保することができるためであると考える。
また、本例のバスバー5は、2つの凹部53を形成した形状により、従来のバスバー5における突起形状を形成する必要がなく、バスバー5を構成する材料の使用量を減少させることができる。
それ故、本例の電力変換装置1は、バスバー5と半導体モジュール3における接続端子31との接合性及びバスバー5を構成する材料の歩留り性を向上させることができる。
(確認試験)
本確認試験においては、各バスバー5における接続端子31との対面部位の適切な形状を確認するための試験を行った。
具体的には、種々の対面部位55の形状を有するバスバー5を準備し、接続端子31とTIG溶接を行って、バスバー5の一部が接続端子31に溶融した面積(溶融面積)を測定した。以下のサンプル1〜9のバスバー5を準備し、溶融面積を測定した。
(サンプル1)2つの凹部53の形成深さH1を1mmとし山状残部54におけるストレート状端面541の形成長さL1を0mmとした場合。
(サンプル2)2つの凹部53の形成深さH1を1mmとし山状残部54におけるストレート状端面541の形成長さL1を2mmとした場合。
(サンプル3)2つの凹部53の形成深さH1を1mmとし山状残部54におけるストレート状端面541の形成長さL1を4mmとした場合。
(サンプル4)1mmの形成深さH1の凹部53を3つ形成し山状残部54におけるストレート状端面541の形成長さL1を0mmとした場合。
(サンプル5)2つの凹部53の形成深さH1を2mmとし山状残部54におけるストレート状端面541の形成長さL1を0mmとした場合。
(サンプル6)2つの凹部53の形成深さH1を2mmとし山状残部54におけるストレート状端面541の形成長さL1を2mmとした場合。
(サンプル7)2つの凹部53の形成深さH1を2mmとし山状残部54におけるストレート状端面541の形成長さL1を4mmとした場合。
(サンプル8)2mmの形成深さH1の凹部53を3つ形成し山状残部54におけるストレート状端面541の形成長さL1を0mmとした場合。
(サンプル9)凹部53を形成していない場合。
なお、バスバー5の板厚は2mmとし、接続端子31の板厚は0.6mmとした。
図17は、サンプル1、5の形状を示し、図14は、サンプル2、3、6、7の形状を示し、図18は、サンプル4、8の形状を示し、図19は、サンプル9の形状を示す。
図20には、上記確認試験を行った結果を示す。同図においては、サンプル1〜9をS1〜9で示す。同図において、2つの凹部53の形成深さH1を2mmとし、山状残部54におけるストレート状端面541の形成長さL1を2〜4mmとした場合(サンプル6、7)の溶融面積が5mm2以上と大きいことがわかった。また、2つの凹部53の形成深さH1を1mmとし、山状残部54におけるストレート状端面541の形成長さL1を2〜4mmとした場合(サンプル2、3)についても、溶融面積が、4mm2ぐらいとなり(約3.6mm以上となり)、残りのサンプル1、4、5、8、9に比べて大きいことがわかった。
このことより、接続端子31との接合前の状態において、山状残部54におけるストレート状端面541の形成長さL1を2〜4mmとし、2つの凹部53の形成深さH1を1〜2mmとすることが好ましいことがわかった。
実施例における、電力変換装置を示す平面説明図。 実施例における、電力変換装置を示す断面説明図。 実施例における、バスバーを配設する前の電力変換装置を示す斜視図。 実施例における、第1バスバーユニットを示す斜視図。 実施例における、第2バスバーユニットを示す斜視図。 実施例における、他のバスバーユニットを示す斜視図。 実施例における、電力変換装置の構成を示す概略的な回路図。 実施例における、電力変換装置の配線状態を示す概略的な説明図。 実施例における、モータ用バスバーを示す斜視図。 実施例における、他のモータ用バスバーを示す斜視図。 実施例における、リアクトル用バスバーを示す斜視図。 実施例における、他のリアクトル用バスバーを示す斜視図。 実施例における、金属製ケースにおける取付穴及び被係合部の周辺を拡大して示す斜視図。 実施例における、バスバーにおける山状残部及び一対の凹部の形成部位を接続端子と対面させた状態を示す平面説明図。 実施例における、バスバーにおける山状残部及び一対の凹部の形成部位を接続端子と対面させた状態を示す平面説明図。 実施例における、バスバーにおける山状残部及び一対の凹部の形成部位を接続端子と対面させた状態を示す平面説明図。 確認試験における、バスバーにおける対面部位を接続端子と対面させた状態を示す平面説明図。 確認試験における、バスバーにおける対面部位を接続端子と対面させた状態を示す平面説明図。 確認試験における、バスバーにおける対面部位を接続端子と対面させた状態を示す平面説明図。 確認試験における、各サンプルについてバスバーにおける対面部位の一部が接続端子に溶融した面積を示すグラフ。
符号の説明
1 電力変換装置
2 金属製ケース
3 半導体モジュール
31 接続端子
32 スイッチング素子
4 バスバーユニット
41 モールド樹脂
5 バスバー
53 凹部
531 V状溝
532 底面
54 山状残部
541 ストレート状端面
542 側面
56、57 対面部位

Claims (7)

  1. 電力変換回路を構成するスイッチング素子を備えた半導体モジュールを、金属製ケースに配設してなる電力変換装置において、
    上記半導体モジュールにおける接続端子は、外部との接続を行うために上記金属製ケースにおいて絶縁を行って配設したバスバーと接合してあり、
    該バスバーは、上記接続端子と対面する部位において、当該バスバーの端部を所定の間隔を空けて陥没させた2つの凹部同士の間に残された山状残部を溶融させて、上記接続端子と接合してあり、
    上記山状残部を構成する側面は、該山状残部において鈍角状の角部をなす傾斜状に形成してあり、
    上記2つの凹部は、それぞれV状溝からなることを特徴とする電力変換装置。
  2. 電力変換回路を構成するスイッチング素子を備えた半導体モジュールを、金属製ケースに配設してなる電力変換装置において、
    上記半導体モジュールにおける接続端子は、外部との接続を行うために上記金属製ケースにおいて絶縁を行って配設したバスバーと接合してあり、
    該バスバーは、上記接続端子と対面する部位において、当該バスバーの端部を所定の間隔を空けて陥没させた2つの凹部同士の間に残された山状残部を溶融させて、上記接続端子と接合してあり、
    上記山状残部を構成する側面は、該山状残部において鈍角状の角部をなす傾斜状に形成してあり、
    上記2つの凹部の一方は、V状溝からなり、他方は、上記山状残部において鈍角状の角部をなす傾斜状の側面と、該側面の基部から連続して当該バスバーの端部と平行に形成した底面とを備えた形状を有することを特徴とする電力変換装置。
  3. 請求項1又は2において、上記山状残部におけるストレート状端面の形成長さは、2〜4mmであり、上記2つの凹部の形成深さは、1〜2mmであることを特徴とする電力変換装置。
  4. 請求項1〜のいずれか一項において、上記半導体モジュールは、上記金属製ケースにおいて複数個が配列してあり、
    上記バスバーは、上記複数個の半導体モジュールに対応して、複数本が上記金属製ケースに配設してあることを特徴とする電力変換装置。
  5. 請求項において、上記複数個の半導体モジュールの少なくともいずれかは、3相交流モータを駆動するためのブリッジ型駆動回路を構成する3つのプラス側半導体モジュールと3つのマイナス側半導体モジュールとであり、
    上記複数本のバスバーの少なくともいずれかは、上記プラス側半導体モジュールにおける接続端子とマイナス側半導体モジュールにおける接続端子とを、上記3相交流モータのU相、V相、W相のいずれかのコイルとそれぞれ結線するための出力結線を構成していることを特徴とする電力変換装置。
  6. 請求項又はにおいて、上記複数個の半導体モジュールのいずれかは、昇圧コンバータ回路を構成するプラス側半導体モジュールとマイナス側半導体モジュールとであり、
    上記複数本のバスバーのいずれかは、上記プラス側半導体モジュールにおける接続端子と上記マイナス側半導体モジュールにおける接続端子とを上記昇圧コンバータ回路を構成するリアクトルと結線するための出力結線を構成していることを特徴とする電力変換装置。
  7. 請求項において、上記半導体モジュールは、上記金属製ケースにおいて複数個が配列してあり、
    上記バスバーは、上記複数個の半導体モジュールに対応して、複数本が上記金属製ケースに配設してあり、
    上記複数個の半導体モジュールの少なくともいずれかは、3相交流モータを駆動するためのブリッジ型駆動回路を構成する3つのプラス側半導体モジュールと3つのマイナス側半導体モジュールとであり、
    上記複数本のバスバーの少なくともいずれかは、上記プラス側半導体モジュールにおける接続端子と上記マイナス側半導体モジュールにおける接続端子とを、上記3相交流モータのU相、V相、W相のいずれかのコイルとそれぞれ結線するための出力結線を構成しており、
    上記V状溝からなる一方の凹部は、上記いずれかのコイルに接続される側に形成してあることを特徴とする電力変換装置。
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