JP5272666B2 - 電力変換装置 - Google Patents
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Description
上記半導体モジュールにおける接続端子は、外部との接続を行うために上記金属製ケースにおいて絶縁を行って配設したバスバーと接合してあり、
該バスバーは、上記接続端子と対面する部位において、当該バスバーの端部を所定の間隔を空けて陥没させた2つの凹部同士の間に残された山状残部を溶融させて、上記接続端子と接合してあり、
上記山状残部を構成する側面は、該山状残部において鈍角状の角部をなす傾斜状に形成してあり、
上記2つの凹部は、それぞれV状溝からなることを特徴とする電力変換装置にある(請求項1)。
本発明の他の態様は、電力変換回路を構成するスイッチング素子を備えた半導体モジュールを、金属製ケースに配設してなる電力変換装置において、
上記半導体モジュールにおける接続端子は、外部との接続を行うために上記金属製ケースにおいて絶縁を行って配設したバスバーと接合してあり、
該バスバーは、上記接続端子と対面する部位において、当該バスバーの端部を所定の間隔を空けて陥没させた2つの凹部同士の間に残された山状残部を溶融させて、上記接続端子と接合してあり、
上記山状残部を構成する側面は、該山状残部において鈍角状の角部をなす傾斜状に形成してあり、
上記2つの凹部の一方は、V状溝からなり、他方は、上記山状残部において鈍角状の角部をなす傾斜状の側面と、該側面の基部から連続して当該バスバーの端部と平行に形成した底面とを備えた形状を有することを特徴とする電力変換装置にある(請求項2)。
具体的には、本発明のバスバーは、半導体モジュールにおける接続端子と接合する前において、接続端子との対面部位に、上記2つの凹部及び山状残部を形成してなる。そして、バスバーと半導体モジュールにおける接続端子とを溶接等によって接合する際には、バスバーにおける山状残部を、半導体モジュールにおける接続端子と効果的に溶融させることができる。これにより、バスバーと半導体モジュールにおける接続端子とを確実に接合することができる。
この山状残部を効果的に溶融させることができる理由は、山状残部が接続端子と対面する部位の端部の長さを適切に確保することができるためであると考える。
それ故、本発明の電力変換装置は、バスバーと半導体モジュールにおける接続端子との接合性及びバスバーを構成する材料の歩留り性を向上させることができる。
本発明において、上記山状残部を構成する側面は、該山状残部において鈍角状の角部をなす傾斜状に形成されている。
これにより、バスバーにおける山状残部を、半導体モジュールにおける接続端子とさらに効果的に溶融させることができ、バスバーと半導体モジュールとの接合性をさらに向上させることができる。
これにより、凹部の形成が簡単である。また、金型によって凹部を加工するときには、金型の寿命を向上させることができる。
これにより、バスバーにおいて、底面を形成した側の断面積を、V状溝を形成した側の断面積よりも意図的に小さくすることができる。そして、V状溝を形成した側を電流が流れる頻度が多い側とし、底面を形成した側を電流が流れる頻度が少ない側とすることができる。
この場合には、バスバーにおける山状残部を半導体モジュールにおける接続端子とさらに効果的に溶融させることができる。
山状残部におけるストレート状端面の形成長さが2mm未満であるとき、及び2つの凹部の形成深さが1mm未満であるときには、山状残部が小さくなり、山状残部を接続端子と十分に溶融させることができなくなる。
一方、山状残部におけるストレート状端面の形成長さが4mmを超えるときには、接続端子の幅寸法上、2つの凹部を接続端子と対面させ難くなる。また、2つの凹部の形成深さが2mmを超えるときには、バスバーの剛性が低下するおそれがある。
この場合には、複数本のバスバーにおいて、半導体モジュールにおける接続端子との対面部位に、2つの凹部及び山状残部を形成することができ、複数個の半導体モジュールをバスバーによって外部と接続することができる。
この場合には、ブリッジ型駆動回路と3相交流モータとを接続するためのバスバーの接合性及び歩留り性を向上させることができる。
この場合には、昇圧コンバータ回路と電源とを接続するためのバスバーの接合性及び歩留り性を向上させることができる。
この場合には、ブリッジ型駆動回路と3相交流モータとを接続するためのバスバーの接合性及び歩留り性を向上させることができる。また、この場合には、バスバーにおいて、底面を形成した側の断面積を、V状溝を形成した側の断面積よりも意図的に小さくし、V状溝を形成した側を電流が流れる頻度が多い側とし、底面を形成した側を電流が流れる頻度が少ない側とすることができる。
本例の電力変換装置1は、図1〜図3に示すごとく、電力変換回路を構成するスイッチング素子32を備えた半導体モジュール3を、金属製ケース2に配設してなる。半導体モジュール3における接続端子(パワー端子)31は、図4〜図6に示すごとく、金属製ケース2の外部との電気的接続を行うために、金属製ケース2に対してモールド樹脂41によって絶縁を行って配設したバスバー5と接合してある。バスバー5は、図14に示すごとく、接続端子31と対面する部位56において、バスバー5の端部を所定の間隔を空けて陥没させた2つの凹部53同士の間に残された山状残部54を溶融させて、接続端子31と接合してある。
なお、後述するように、図4、図5は、2つに分割した場合のバスバーユニット4A、4Bを示し、図6は、分割していないバスバーユニット4を示す。
本例においては、プラス側半導体モジュール3A、マイナス側半導体モジュール3Bを総称して半導体モジュール3ということがあり、モータ用バスバー5A及びリアクトルバスバー5Bを総称してバスバー5ということがある。また、その他の構成要素についても同様である。
図7、図8に示すごとく、本例の電力変換装置1は、ハイブリッド自動車又は電気自動車における3相交流モータ6A、6B、6Cを駆動するためのインバータを構成する。なお、3相交流モータは、モータジェネレータとして用いる。
本例のインバータは、メインモータ6Aを駆動するものと、サブモータ6Bを駆動するものと、リヤモータ6Cを駆動するものとがある。本例の半導体モジュール3は、メインモータ6A用のブリッジ型駆動回路7A、サブモータ6B用のブリッジ型駆動回路7B、リヤモータ6C用のブリッジ型駆動回路7Cに用いたものと、バッテリ(電源)61の電圧を昇圧して各ブリッジ型駆動回路7A、7B、7Cに印加することができる昇圧コンバータ回路7Dに用いたものとがある。バッテリ61には、供給電圧を安定させるためのコンデンサ611が接続してある。
図1〜図3に示すごとく、金属製ケース2においては、複数個の半導体モジュール3と、複数個の半導体モジュール3を冷却するための冷却器21とが配設してある。冷却器21は、半導体モジュール3を挟持するように両側から接触する複数の冷却器本体211と、複数の冷却器本体211への冷却水の循環を行う一対の冷却管212とを有している。
また、本例において、半導体モジュール3における接続端子(パワー端子)31とは、スイッチング素子32のコレクタ端子もしくはエミッタ端子(あるいはドレイン端子もしくはソース端子)のことをいう。半導体モジュール3には、その他、制御信号用端子33等が形成されている(図2参照)。
本例の半導体モジュール3は、3つのプラス側半導体モジュール3Aと3つのマイナス側半導体モジュール3Bとを備えたブリッジ型駆動回路7A、7B、7Cと、3つのプラス側半導体モジュール3Aと3つのマイナス側半導体モジュール3Bとを備えた昇圧コンバータ回路7Dとに使用されている。
図6においては、バスバーユニット4を2つに分割する場合(図4、図5)の分割位置を2点鎖線によって示す。
このモータ用バスバー5Aは、図9、図10に示すごとく、いずれかのコイル60に導通させる出力側導体部分51と、この出力側導体部分51に繋がる中間導体部分52とによって形成されている。中間導体部分52の先端部には、プラス側半導体モジュール3Aにおける接続端子31と対面するプラス側対面部位56Aが形成されており、中間導体部分52と出力側導体部分51との中間部位には、マイナス側半導体モジュール3Bにおける接続端子31と対面するマイナス側対面部位56Bが形成されている。
モータ用バスバー5Aにおける出力側導体部分51は、中間導体部分52と平行に形成した平行部分511と、平行部分511に対して90°屈曲した屈曲部分512とを有しており、屈曲部分512の先端部には、金属製ケース2の外部と接続するための出力端子部513が設けられている。
このリアクトル用バスバー5Bは、図11に示すごとく、リアクトル62に導通させる出力側導体部分51Xと、この出力側導体部分51Xに繋がる中間導体部分52Xとによって形成されている。中間導体部分52Xの先端部には、マイナス側半導体モジュール3Dにおける接続端子31と対面するマイナス側対面部位56Dが形成されており、中間導体部分52Xと出力側導体部分51Xとの中間部位には、プラス側半導体モジュール3Cにおける接続端子31と対面するプラス側対面部位56Cが形成されている。
リアクトル用バスバー5Bにおける出力側導体部分51Xは、中間導体部分52Xと平行に形成した平行部分511Xと、平行部分511Xに対して90°屈曲した屈曲部分512Xとを有しており、屈曲部分512Xの先端部には、リアクトル62と接続する出力端子部513Xが設けられている。
そして、マイナス側分岐部55Bは、マイナス側対面部位56Bに対して当該モータ用バスバー5Aの長手方向Lにオフセットした位置において、出力側導体部分51における平行部分511に繋がっており、プラス側分岐部55Aは、プラス側対面部位56Aに対して当該モータ用バスバー5Aの長手方向Lにオフセットした位置において、中間導体部分52に繋がっている。
図11に示すごとく、本例のリアクトル62の結線に用いるリアクトル用バスバー5Bは、出力側導体部分51Xにおける平行部分511Xから分岐して、プラス側半導体モジュール3Cにおける接続端子31と対面するプラス側対面部位56Cに対向する位置に、他のプラス側半導体モジュール3Cにおける接続端子31と対面する分岐プラス側対面部位57Cを形成するプラス側分岐部55Cを有し、このプラス側分岐部55Cから延設して、分岐プラス側対面部位57Cに対向する位置に、さらに他のプラス側半導体モジュール3Cにおける接続端子31と対面する第2分岐プラス側対面部位57Eを形成する第2プラス側分岐部55Eを有している。
また、マイナス側分岐部55Dは、マイナス側対面部位56Dに対して当該リアクトル用バスバー5Bの長手方向Lにオフセットした位置において、中間導体部分52Xに繋がっており、第2マイナス側分岐部55Fは、分岐マイナス側対面部位57Dに対して当該リアクトル用バスバー5Bの長手方向Lにオフセットした位置において、マイナス側分岐部55Dに繋がっている。
図4に示すごとく、第1バスバーユニット4Aは、メインモータ6A用のブリッジ型駆動回路7Aを構成する3本1組のモータ用バスバー5Aと昇圧コンバータ回路7Dを構成するリアクトル用バスバー5Bとを配列した状態でモールド樹脂41によって一体化してある。図5に示すごとく、第2バスバーユニット4Bは、サブモータ6B用のブリッジ型駆動回路7Bを構成する3本1組のモータ用バスバー5Aと、リヤモータ6C用のブリッジ型駆動回路7Cを構成する3本1組のモータ用バスバー5Aとを配列した状態でモールド樹脂41によって一体化してある。
また、図4、図5に示すごとく、各モータ用バスバー5Aにおける出力端子部513は、バスバー5の端部にナット514を圧入して構成されている。ナット514の開口先端部は、このナット514にビスを締め付ける際に生ずる異物がナット514内から落下しないように、キャップ515によって封止してある。
図13に示すごとく、本例の被係合部23は、取付穴22の近傍において、一方側から他方側に向けて(複数本のバスバー5を配列した方向に向けて)形成した複数の案内溝23であり、本例の係合部43は、案内溝23内を摺動する複数の突起部43である。また、案内溝23の終端部(バスバーユニット4A、4Bを一端側にスライドさせた終端部)には、突起部43が収まる穴部231が形成されている。なお、複数本のバスバー5を配列した方向は、複数個の半導体モジュール3を冷却器本体211を介して重ねて配置する積層方向Dに相当する。
そして、金属製ケース2においては、9本のモータ用バスバー5Aにおける各対面部位56、57とリアクトル用バスバー5Bにおける各対面部位56、57とのすべてが、各半導体モジュール3における接続端子31に対して一方側から接触した状態で接合されている。
図14に示すごとく、各バスバー5には、接続端子31と接合する前の状態において、接続端子31との各対面部位56、57に、2つの凹部53と山状残部54とがそれぞれ形成されている。
各バスバー5は、板状部材を屈曲させて形成してあり、板状部材の厚み方向を半導体モジュール3の積層方向Dに向けて配置されている。各バスバー5は、金属製ケース2において配列されており、各半導体モジュール3における接続端子31は、バスバー5の長手方向Lに対して直交する方向から交わって接合される。
各バスバー5において、山状残部54を構成する側面542は、この山状残部54において鈍角状の角部をなす傾斜状に形成してある。各山状残部54は、バスバー5の端面によって形成されたストレート状端面541に対する長手方向Lの両側にそれぞれ凹部53を形成してなる。
なお、各バスバー5A、5Bにおける凹部53は、V状溝531とする以外にも、例えば、図16に示すごとく、一方に傾斜状の側面542を有すると共に他方に垂直状の側面532を有する形状にすることもできる。
なお、図14において、接続端子31に溶融させる山状残部54の部分を斜線部Gによって示す。
本例の電力変換装置1は、金属製ケース2において配設したバスバー5の形状に工夫をし、バスバー5と半導体モジュール3における接続端子31との接合性及びバスバー5を構成する材料の歩留り性の向上を図っている。
具体的には、本例のバスバー5は、半導体モジュール3における接続端子31と接合する前において、接続端子31との対面部位に、上記2つの凹部53及び山状残部54を形成してなる。そして、バスバー5と半導体モジュール3における接続端子31とを溶接等によって接合する際には、バスバー5における山状残部54を、半導体モジュール3における接続端子31と効果的に溶融させることができる。これにより、バスバー5と半導体モジュール3における接続端子31とを確実に接合することができる。
この山状残部54を効果的に溶融させることができる理由は、山状残部54が接続端子31と対面する部位の端部の長さを適切に確保することができるためであると考える。
それ故、本例の電力変換装置1は、バスバー5と半導体モジュール3における接続端子31との接合性及びバスバー5を構成する材料の歩留り性を向上させることができる。
本確認試験においては、各バスバー5における接続端子31との対面部位の適切な形状を確認するための試験を行った。
具体的には、種々の対面部位55の形状を有するバスバー5を準備し、接続端子31とTIG溶接を行って、バスバー5の一部が接続端子31に溶融した面積(溶融面積)を測定した。以下のサンプル1〜9のバスバー5を準備し、溶融面積を測定した。
(サンプル1)2つの凹部53の形成深さH1を1mmとし山状残部54におけるストレート状端面541の形成長さL1を0mmとした場合。
(サンプル2)2つの凹部53の形成深さH1を1mmとし山状残部54におけるストレート状端面541の形成長さL1を2mmとした場合。
(サンプル3)2つの凹部53の形成深さH1を1mmとし山状残部54におけるストレート状端面541の形成長さL1を4mmとした場合。
(サンプル4)1mmの形成深さH1の凹部53を3つ形成し山状残部54におけるストレート状端面541の形成長さL1を0mmとした場合。
(サンプル6)2つの凹部53の形成深さH1を2mmとし山状残部54におけるストレート状端面541の形成長さL1を2mmとした場合。
(サンプル7)2つの凹部53の形成深さH1を2mmとし山状残部54におけるストレート状端面541の形成長さL1を4mmとした場合。
(サンプル8)2mmの形成深さH1の凹部53を3つ形成し山状残部54におけるストレート状端面541の形成長さL1を0mmとした場合。
(サンプル9)凹部53を形成していない場合。
なお、バスバー5の板厚は2mmとし、接続端子31の板厚は0.6mmとした。
図20には、上記確認試験を行った結果を示す。同図においては、サンプル1〜9をS1〜9で示す。同図において、2つの凹部53の形成深さH1を2mmとし、山状残部54におけるストレート状端面541の形成長さL1を2〜4mmとした場合(サンプル6、7)の溶融面積が5mm2以上と大きいことがわかった。また、2つの凹部53の形成深さH1を1mmとし、山状残部54におけるストレート状端面541の形成長さL1を2〜4mmとした場合(サンプル2、3)についても、溶融面積が、4mm2ぐらいとなり(約3.6mm以上となり)、残りのサンプル1、4、5、8、9に比べて大きいことがわかった。
このことより、接続端子31との接合前の状態において、山状残部54におけるストレート状端面541の形成長さL1を2〜4mmとし、2つの凹部53の形成深さH1を1〜2mmとすることが好ましいことがわかった。
2 金属製ケース
3 半導体モジュール
31 接続端子
32 スイッチング素子
4 バスバーユニット
41 モールド樹脂
5 バスバー
53 凹部
531 V状溝
532 底面
54 山状残部
541 ストレート状端面
542 側面
56、57 対面部位
Claims (7)
- 電力変換回路を構成するスイッチング素子を備えた半導体モジュールを、金属製ケースに配設してなる電力変換装置において、
上記半導体モジュールにおける接続端子は、外部との接続を行うために上記金属製ケースにおいて絶縁を行って配設したバスバーと接合してあり、
該バスバーは、上記接続端子と対面する部位において、当該バスバーの端部を所定の間隔を空けて陥没させた2つの凹部同士の間に残された山状残部を溶融させて、上記接続端子と接合してあり、
上記山状残部を構成する側面は、該山状残部において鈍角状の角部をなす傾斜状に形成してあり、
上記2つの凹部は、それぞれV状溝からなることを特徴とする電力変換装置。 - 電力変換回路を構成するスイッチング素子を備えた半導体モジュールを、金属製ケースに配設してなる電力変換装置において、
上記半導体モジュールにおける接続端子は、外部との接続を行うために上記金属製ケースにおいて絶縁を行って配設したバスバーと接合してあり、
該バスバーは、上記接続端子と対面する部位において、当該バスバーの端部を所定の間隔を空けて陥没させた2つの凹部同士の間に残された山状残部を溶融させて、上記接続端子と接合してあり、
上記山状残部を構成する側面は、該山状残部において鈍角状の角部をなす傾斜状に形成してあり、
上記2つの凹部の一方は、V状溝からなり、他方は、上記山状残部において鈍角状の角部をなす傾斜状の側面と、該側面の基部から連続して当該バスバーの端部と平行に形成した底面とを備えた形状を有することを特徴とする電力変換装置。 - 請求項1又は2において、上記山状残部におけるストレート状端面の形成長さは、2〜4mmであり、上記2つの凹部の形成深さは、1〜2mmであることを特徴とする電力変換装置。
- 請求項1〜3のいずれか一項において、上記半導体モジュールは、上記金属製ケースにおいて複数個が配列してあり、
上記バスバーは、上記複数個の半導体モジュールに対応して、複数本が上記金属製ケースに配設してあることを特徴とする電力変換装置。 - 請求項4において、上記複数個の半導体モジュールの少なくともいずれかは、3相交流モータを駆動するためのブリッジ型駆動回路を構成する3つのプラス側半導体モジュールと3つのマイナス側半導体モジュールとであり、
上記複数本のバスバーの少なくともいずれかは、上記プラス側半導体モジュールにおける接続端子とマイナス側半導体モジュールにおける接続端子とを、上記3相交流モータのU相、V相、W相のいずれかのコイルとそれぞれ結線するための出力結線を構成していることを特徴とする電力変換装置。 - 請求項4又は5において、上記複数個の半導体モジュールのいずれかは、昇圧コンバータ回路を構成するプラス側半導体モジュールとマイナス側半導体モジュールとであり、
上記複数本のバスバーのいずれかは、上記プラス側半導体モジュールにおける接続端子と上記マイナス側半導体モジュールにおける接続端子とを上記昇圧コンバータ回路を構成するリアクトルと結線するための出力結線を構成していることを特徴とする電力変換装置。 - 請求項2において、上記半導体モジュールは、上記金属製ケースにおいて複数個が配列してあり、
上記バスバーは、上記複数個の半導体モジュールに対応して、複数本が上記金属製ケースに配設してあり、
上記複数個の半導体モジュールの少なくともいずれかは、3相交流モータを駆動するためのブリッジ型駆動回路を構成する3つのプラス側半導体モジュールと3つのマイナス側半導体モジュールとであり、
上記複数本のバスバーの少なくともいずれかは、上記プラス側半導体モジュールにおける接続端子と上記マイナス側半導体モジュールにおける接続端子とを、上記3相交流モータのU相、V相、W相のいずれかのコイルとそれぞれ結線するための出力結線を構成しており、
上記V状溝からなる一方の凹部は、上記いずれかのコイルに接続される側に形成してあることを特徴とする電力変換装置。
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