JP5272219B2 - 画像処理装置及び画像処理プログラム - Google Patents

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Description

本発明は画像処理に関し、特に画像のノイズ・アーティファクト等を補正する画像処理に関する。
画像信号に含まれるノイズ信号を除去する画像処理装置において、多重解像度変換を用いたノイズ除去方法が広く知られている。多重解像度変換は画像信号をフィルタバンクやラプラシアンピラミッドの手法を用いて複数の周波数帯域の信号に分割するものであり、ノイズ除去においては分割した帯域それぞれに適した強度のノイズ除去処理を行うことができるという利点を有する。
特許文献1においては、多重解像度変換手法としてウェーブレット変換を用いたノイズ低減処理が開示されている。これは原画像データに対してウェーブレット変換を施し、複数の周波数帯域成分を得た後、帯域成分毎にコアリング処理を行うことでノイズ低減処理を施す。コアリング後の帯域成分は逆ウェーブレット変換により再合成し、ノイズ低減処理がなされた画像データを得る。
特開平9−212623号公報
上記特許文献1に記載された手法は、帯域成分に対するコアリングにより、信号値の絶対値が所定の閾値以下の場合、強制的に0とする。また、この手法は放射線画像等の輝度信号に対するものであり、カラー信号に適用する場合は色信号毎に独立に処理がかかる。このため、色信号毎の相関性が考慮されず、コアリングにより相関が崩れる結果、エッジ部に偽色などの不自然なアーティファクトが発生しやすいという課題がある。
本発明は、上記事情を鑑みてなされたものであり、カラー信号に対し色信号間の相関を考慮した変換処理を施すことで不自然なアーティファクトの発生を防ぐことのできる画像処理装置、画像処理プログラムを提供することを目的としている。
本発明に係る画像処理装置は、複数の色信号から構成される映像信号に対して補正を行う画像処理装置であり、前記映像信号を2つ以上の帯域信号に分解する分解手段と、前記複数の色信号の中から補正処理対象の色信号を選択する選択手段と、前記選択手段により選択した色信号の帯域信号に対し、S/N比を推定するS/N推定手段と、前記S/N比に基づき係数を設定する係数設定手段と、前記補正処理対象の色信号の帯域信号と補正処理対象でないその他の色信号の帯域信号を前記係数に基づき加算することにより、前記選択した色信号の帯域信号に対して補正処理を行う補正手段と、を備える。
また、本発明に係る画像処理プログラムは、複数の色信号から構成される映像信号に対して補正を行う画像処理プログラムであって、前記映像信号を2つ以上の帯域信号に分解する分解ステップと、前記複数の色信号の中から補正処理対象の色信号を選択する選択ステップと、前記選択ステップにより選択した色信号の帯域信号に対し、S/N比を推定するS/N推定ステップと、前記S/N比に基づき係数を設定する係数設定ステップと、前記補正処理対象の色信号の帯域信号と補正処理対象でないその他の色信号の帯域信号を前記係数に基づき加算することにより、前記選択した色信号の帯域信号に対して補正処理を行う補正ステップと、を備える。
本発明に係る画像処理装置、画像処理プログラムによれば、多重解像度変換を用いたノイズ・アーティファクト等の補正処理に際し、ノイズを抑制し、偽色などのアーティファクトの発生を抑制した高品質な補正処理が可能となる。
以下、添付図面を参照しながら、映像信号に対しノイズ低減を行う実施形態の構成について具体的に説明する。
図1は本発明に係る撮像装置のシステム構成図であり、光学系101、撮像素子102、A/D変換部(以下、A/D)103、信号処理部104、分解部105、バッファ106、ノイズ低減部107、合成部108、出力部109、システムコントローラ100からなる。
撮像素子102はA/D103を介して信号処理部104へ接続されている。信号処理部104は分解部105へ接続されている。分解部105はバッファ106へ接続されている。バッファ106はノイズ低減部107へ接続されている。ノイズ低減部107は合成部108を介して出力部109へ接続されている。
各処理部はシステムコントローラ100と双方向に接続しており、システムコントローラ100により動作を制御される。実線はデータ信号線、破線は制御信号線を表している。
撮像素子102は、システムコントローラ100の制御に基づき、光学系101を通して撮像素子102面上に結像した光学像をアナログ画像信号として出力する。前記アナログ画像信号はA/D103へ転送される。この実施形態においては、撮像素子102は色フィルタアレイを前面に配置したカラー用撮像素子であるが、撮像素子102は、単板方式、多板方式のいずれでも良い。
A/D103はアナログ画像信号をデジタル信号に変換し、信号処理部104へ転送する。信号処理部104はデジタル信号に対し所定の信号処理を施し、所定の階調のカラー三板画像信号(以降、原画像信号I)を生成する。原画像信号IはR、G、Bの各色信号により構成され、以降、各色信号をIr、Ig、Ibと呼称する。原画像信号Iは分解部105へ転送される。
分解部105は、システムコントローラ100の制御に基づき、原画像信号Iの各色信号Ir、Ig、Ibに対し、直交ウェーブレット変換を用いた所定のn段階(nは1以上の整数)の多重解像度分解を行い、分解の段階数i(iは1以上n以下の整数)の高周波成分、低周波成分を生成し、バッファ106へ記録する。多重解像度分解の詳細については後述する。
ノイズ低減部107は、システムコントローラ100の制御に基づきバッファ106から分解の段階数i(iは1以上n以下の整数)の高周波成分、低周波成分を読み込む。ノイズ低減処理は分解の各段階において独立に適用される。
この実施形態におけるノイズ低減は所定の関数に基づく変換処理により実行される。ただし、色信号間では通常独立に処理がなされることが一般的であるが、本実施形態においてはカラーチャンネル間の相関を考慮した処理となっている。すなわち、所定の色信号に対する変換処理は、その他の色信号を用いた処理となっており、互いに依存している。このカラーチャンネル間の相関を考慮した変換処理は、詳細な説明は省略するが、多重解像の各段階において色信号間で定義された色差及び色和の2乗ノルムにより構成されるエネルギー汎関数を最小化することに相当する。
所定の色信号に対する処理は、処理対象外のその他の色信号の値に依存しているため、1回の変換処理が完了する毎に、順次処理対象の色信号を変更しながら並列に処理を適用する構成となっている。また、これらの処理を色信号毎に所定回数繰り返し反復処理する構成となっている。
また、上記所定の色信号の各画素におけるS/N比を推定し、これを変換処理における係数として用いている。画素毎に推定したS/N比を係数として用いているため、ノイズの量に応じてノイズ低減効果が調整される構成となっている。
上記反復処理を分解の全段階において実施することで、ノイズ低減処理を完了する。ノイズ低減処理後の各色信号の各段階における高周波成分、及び低周波成分は合成部108へ転送される。ノイズ低減処理の詳細については後述する。
合成部108は、システムコントローラ100の制御に基づき、ノイズ低減部107より、上記低周波成分および上記各ノイズ低減処理がなされた高周波成分を読み込んで、多重解像度合成処理を行うことで、ノイズ低減処理がなされた画像信号を合成する。多重解像度合成処理の詳細については後述する。
合成した映像信号は出力部109へ転送される。出力部109は合成した映像信号に対して公知の圧縮処理などを行った後、メモリカードなどの記録媒体へ記録して保存する。
[分解部]
次に、図2を参照して、分解部105の構成について説明する。
この分解部105は、データ読取部200と、バッファ201と、水平ハイパスフィルタ202と、水平ローパスフィルタ203と、サブサンプラ204、205と、垂直ハイパスフィルタ206と、垂直ローパスフィルタ207と、垂直ハイパスフィルタ208と、垂直ローパスフィルタ209と、サブサンプラ210〜213と、切換部214と、データ転送制御部215と、基底関数ROM216と、フィルタ係数読取部217とを含んでいる。
信号処理部104は、データ読取部200を介して、バッファ201へ接続されている。バッファ201は、水平ハイパスフィルタ202および水平ローパスフィルタ203へ接続されている。
水平ハイパスフィルタ202は、サブサンプラ204を介して、垂直ハイパスフィルタ206および垂直ローパスフィルタ207へ接続されている。水平ローパスフィルタ203は、サブサンプラ205を介して、垂直ハイパスフィルタ208および垂直ローパスフィルタ209へ接続されている。
垂直ハイパスフィルタ206はサブサンプラ210へ、垂直ローパスフィルタ207はサブサンプラ211へ、垂直ハイパスフィルタ208はサブサンプラ212へ、垂直ローパスフィルタ209はサブサンプラ213へ、それぞれ接続されている。サブサンプラ210〜213は、切換部214へそれぞれ接続されている。サブサンプラ213は、さらに、データ転送制御部215へも接続されている。
切換部214はバッファ110へ接続されている。データ転送制御部215はバッファ201へ接続されている。基底関数ROM216はフィルタ係数読取部217へ接続されている。フィルタ係数読取部217は、水平ハイパスフィルタ202、水平ローパスフィルタ203、垂直ハイパスフィルタ206、垂直ローパスフィルタ207、垂直ハイパスフィルタ208、垂直ローパスフィルタ209へそれぞれ接続されている。
基底関数ROM216には、Harr関数やDaubecies関数などのウェーブレット変換に用いられるフィルタ係数が記録されている。これらの内の、例えば、Harr関数におけるハイパスフィルタの係数を式(1)に、ローパスフィルタの係数を式(2)に、それぞれ示す。
Figure 0005272219
Figure 0005272219
なお、これらのフィルタ係数は、水平方向と垂直方向とに共通して用いられる。
フィルタ係数読取部217は、基底関数ROM216からフィルタ係数を読み込んで、水平ハイパスフィルタ202、垂直ハイパスフィルタ206、垂直ハイパスフィルタ208へハイパスフィルタ係数を、水平ローパスフィルタ203、垂直ローパスフィルタ207、垂直ローパスフィルタ209へローパスフィルタ係数を、それぞれ転送する。
こうして、各ハイパスフィルタおよび各ローパスフィルタへフィルタ係数が転送された後に、データ読取部200は、信号処理部104から原画像信号Iを読み込んで、バッファ201へ転送する。
バッファ201上の原画像信号Iは、水平ハイパスフィルタ202、水平ローパスフィルタ203、垂直ハイパスフィルタ206、垂直ローパスフィルタ207、垂直ハイパスフィルタ208、垂直ローパスフィルタ209によって水平および垂直方向のフィルタリング処理がなされる。
ここで、サブサンプラ204、サブサンプラ205は、入力映像信号を水平方向に1/2にサブサンプリングし、サブサンプラ210〜213は入力映像信号を垂直方向に1/2にサブサンプリングする。
従って、サブサンプラ210の出力は水平垂直両方向の高周波成分HHv1を、サブサンプラ211の出力は水平方向の高周波成分Hh1を、サブサンプラ212の出力は垂直方向の高周波成分Hv1を、サブサンプラ213の出力は低周波成分L1を、それぞれ与えることになる。
切換部214は、上記3つの高周波成分HHv1、Hh1、Hv1と低周波成分L1とを、バッファ106へ順次転送する。
また、データ転送制御部215は、サブサンプラ213からの低周波成分L1をバッファ201へ転送する。
こうしてバッファ201上に記憶された低周波成分L1は、上述と同様のフィルタリング処理により2段階目の分解が行われて、3つの高周波成分HHv2、Hh2、Hv2と低周波成分L2とが出力される。
上述したような過程は、所定のn段階の分解が行われるまで反復されるように制御される。n段階の分解が終了すると、バッファ106には、高周波成分Hhvi、Hhi、Hviおよび低周波成分Li(i=1〜n)が保存されることになる。
[ノイズ低減部]
次に、図3を参照し、ノイズ低減部107の構成、及び具体的なノイズ低減の手順について説明する。
ノイズ低減部107は、ノイズ推定部300、S/N推定部301、係数設定部302、変換部303、バッファ304、信号選択部305、反復制御部306を含んでいる。
バッファ106は信号選択部305、バッファ304へ接続されている。バッファ304は信号選択部305、反復制御部306、合成部108へ接続されている。反復制御部306は信号選択部305へ接続されている。信号選択部305はノイズ推定部300、S/N推定部301、変換部303に接続されている。ノイズ推定部300はS/N推定部301に接続されている。S/N推定部301は係数設定部302に接続されている。係数設定部302は変換部303に接続されている。変換部303はバッファ304に接続されている。
前述のようにこの実施形態におけるノイズ低減処理は、多重解像の各段階i(i=0〜N)に対して独立に処理され、かつ処理対象の色信号に関し、1回の変換処理が完了する毎に処理対象の色信号を変更する。これを各色信号につき所定回数変換処理がなされるように反復処理する構成となっている。
ここでは例として、上記色信号の処理順をR→G→B→R→G→B…とし、多重解像分解の段階i、変換処理回数jにおけるG信号に対する変換処理について説明する。説明中、R,G,Bの各色信号に対する多重解像分解の段階i(i=0〜N)、変換処理回数j(j=0〜J)における高周波成分をそれぞれRH i(j),GH i(j),BH i(j)、低周波成分をそれぞれRL,GL,BLと表す。
初期状態においてバッファ106には分解直後のRH i(0),GH i(0),BH i(0)、RL,GL,BLが記録されている。
バッファ304は変換処理後のRH i(j),GH i(j),BH i(j)、RL,GL,BLが随時更新され上書き記録されるようになっているが、初期状態においては、所定の初期化処理によりバッファ106よりRH i(0),GH i(0),BH i(0)、RL,GL,BLを取得し記録するようになっている。初期化処理は変換処理が開始される前に(0回目の変換処理を行う前に)一度だけ行われる。
また、反復制御部306には処理対象の色信号を管理するためのフラグ、及び変換処理回数を管理するためのカウンタが記録されている。
フラグは変換処理毎にR→G→B→R→G→B…信号を示すように随時更新され、カウンタはR、G、Bに対して一回ずつ変換処理が行われた時点で+1カウントアップされる。
反復制御部306から制御信号により信号選択部305へ処理対象の色信号をG信号とするよう指示が入力されると、信号選択部305は処理対象の色信号をG信号と設定し、バッファ106からGH i(0),GLを取得し、バッファ304からRH i(j),BH i(j)を取得する。
信号選択部305はGLをノイズ推定部300へ、GH i(0)をS/N推定部301に転送し、RH i(j),GH i(0),BH i(j)を変換部303へ転送する。
ノイズ推定部300では予め設定されたノイズモデルからGLに基づきGH i(j)に対するノイズ量σnを画素毎に算出する。ノイズモデルの詳細は後述する。推定したノイズ量σnはS/N推定部301へ転送される。
S/N推定部301ではGH i(j)に対するS/N比を推定する。注目画素位置におけるS/N比λGは、ノイズ量σnに基づき、式(3)より算出される。
Figure 0005272219
ここでpは、注目画素を中心としてGH i(0)から抽出した所定サイズの矩形領域内に含まれるM個の画素を表しており、GH i(0)(p)はGH i(0)の画素pにおける信号値を表す。この実施形態においては5×5画素領域を抽出することとし、M=25としている。Max[]はML(maximum likelihood)推定を表し、σs 2は注目画素に対して推定されたGH i(0)の実効値を表している。算出されたλGは係数設定部302へ転送される。
係数設定部302では式(4)により、処理対象であるG信号に対する係数C1、及びその他の色信号であるR,B信号に対する係数C2を算出する。
Figure 0005272219
ここでα、βはそれぞれ色差(RH i(j)-GH i(j))2,(GH i(j)-BH i(j))2,(BH i(j)-RH i(j))2及び色和(RH i(j)+GH i(j))2,(GH i(j)+BH i(j))2,(BH i(j)+RH i(j))2に対する最適化(色差及び色和の2乗ノルムにより構成されるエネルギー汎関数の最小化)の程度を調整する係数であり、通常α>β≧0に設定される。算出した係数C1,C2は変換部303へ転送される。
変換部303では式(5)により規定される変換関数に基づきGH i(j+1)を算出する。
Figure 0005272219
算出したGH i(j+1)はバッファ304へ転送され、変換処理前のGH i(j)へ上書きする。
反復制御部306はバッファ304へ変換結果が記録されると、処理対象の色信号を示すフラグを前述の順に更新し、変換回数を示すカウンタをG信号について+1カウントアップする(この場合GをB信号へ更新し、jをj+1に変更する)。
以上の一連の処理を処理対象の色信号をR、G、Bの順に変更しながら繰り返す。
ここで、他の色信号R,Bに対する変換処理については、G信号について導出された式(3)〜(5)において、RH i(j),GH i(j),BH i(j)を入れ替えた処理を行えばよい。
また、反復制御部306はカウンタ(反復回数)が所定の回数(j=J)に達したかどうかを随時チェックしており、各色信号についてJ回処理がなされた場合、多重解像における分解の段階iに関する変換処理を終了する。
以上の一連の変換処理を、全段階(i=0〜N)においてR,G,B信号の全帯域信号に対し行うことで、処理を完了する。
バッファ304に上書きされたRH i(J),GH i(J),BH i(J)は合成部108へ転送される。
また、上記の処理では色差、色和を考慮して変換関数を構成したが、色差のみを考慮する場合は式(4)、式(5)において、βを0に置換した係数C1,C2を用いた変換関数を規定し、色和のみを考慮する場合は、αを0に置換した係数C1,C2を用いた変換関数を規定すればよい。
なお、本実施形態においては画素毎にS/N比を推定しているが、全画素に対して固定のS/N比を設定し処理する構成としても良い。
[ノイズ推定部]
次に、図4を参照して、ノイズ推定部300におけるノイズ量の推定方法について説明する。
ノイズ量の推定において、原画像信号Iに対し、あらかじめ実測に基づき測定された信号レベル−ノイズモデル(以降、ノイズモデル)を記録しておき、ノイズモデルを参照することで、原画像信号Iの信号値に対するノイズ量σを推定することが可能である。以下ノイズモデルの詳細について説明する。
ノイズ量σは、A/D103変換直後の信号レベルに対しては2次曲線的に増加する。これを特開2005-175718公報に開示されているように信号レベル−ノイズ分散モデルを2次関数で表すと、式(6)が得られる。
Figure 0005272219
ここで、α、β、γは定数項であり、LはA/D103変換直後の信号レベルを表す。しかしながら、ノイズ量σは信号レベルだけではなく、素子の温度やゲインによっても変化する。図4は、一例として、ある温度tにおけるゲインに関連する3種類のISO感度(ゲイン)100、200、400に対するノイズ量σをプロットしている。個々の曲線は式(6)に示される形態をしているが、その係数はゲインに関連するISO感度により異なる。温度をt、ゲインをgとし、上記を考慮した形でノイズモデルの定式化を行うと式(7)と表すことができる。
Figure 0005272219
となる。ここで、αgt、βgt、γgtは温度t、ゲインgに応じて決まる定数項である。カラー映像信号の場合、このノイズモデルは各色信号に対して独立に適用する。
また、ウェーブレット変換等の多重解像度変換により分解された各色信号それぞれに対する各高周波成分に関しても同様に、式(8)に示すようなノイズモデルを構築することが可能である。
Figure 0005272219
ここでσHiは分解の段階iの高周波成分のノイズ量を、L0は低周波成分の信号値を表す。また、αgti、βgti、γgtiは温度t、ゲインg、分解の段階iに応じて決まる定数項である。
なお、L0には分解の段階nにおける最低周波成分(直流成分)を用いることが好ましいが、これに限定されるものではなく、例えば、原画像に対して線形、または非線形平滑化処理を適用し算出した低周波成分、もしくは原画像を直接用いる構成としても良い。
ノイズ推定部300では、各色信号の高周波成分毎に、予め実測に基づき設定した上述のノイズモデルを参照することでノイズ量を推定し、S/N推定部301へ転送する。
[合成部]
次に、図5を参照して、合成部108の作用について説明する。
合成部108は、データ読取部500と、切換部501と、アップサンプラ502〜505と、垂直ハイパスフィルタ506と、垂直ローパスフィルタ507と、垂直ハイパスフィルタ508と、垂直ローパスフィルタ509と、アップサンプラ510、511と、水平ハイパスフィルタ512と、水平ローパスフィルタ513と、バッファ514と、データ転送制御部515と、基底関数ROM516と、フィルタ係数読取部517と、を含んでいる。
ノイズ低減部107は、データ読取部500を介して切換部501へ接続されている。切換部501は、アップサンプラ502〜505へ接続されている。
アップサンプラ502は垂直ハイパスフィルタ506へ、アップサンプラ503は垂直ローパスフィルタ507へ、アップサンプラ504は垂直ハイパスフィルタ508へ、アップサンプラ505は垂直ローパスフィルタ509へ、それぞれ接続されている。
垂直ハイパスフィルタ506と垂直ローパスフィルタ507とは、アップサンプラ510へそれぞれ接続されている。垂直ハイパスフィルタ508と垂直ローパスフィルタ509とは、アップサンプラ511へそれぞれ接続されている。
アップサンプラ510は水平ハイパスフィルタ512へ、アップサンプラ511は水平ローパスフィルタ513へ、それぞれ接続されている。水平ハイパスフィルタ512と水平ローパスフィルタ513とは、バッファ514へそれぞれ接続されている。バッファ514は、出力部109とデータ転送制御部515とへそれぞれ接続されている。
データ転送制御部515は切換部501へ接続されている。基底関数ROM516はフィルタ係数読取部517へ接続されている。フィルタ係数読取部517は、垂直ハイパスフィルタ506と垂直ローパスフィルタ507と垂直ハイパスフィルタ508と垂直ローパスフィルタ509と水平ハイパスフィルタ512と水平ローパスフィルタ513とへそれぞれ接続されている。
基底関数ROM516には、Harr関数やDaubechies関数などの逆ウェーブレット変換に用いられるフィルタ係数が記録されている。
フィルタ係数読取部517は、基底関数ROM516からフィルタ係数を読み込んで、垂直ハイパスフィルタ506、垂直ハイパスフィルタ508、水平ハイパスフィルタ512へハイパスフィルタ係数を、垂直ローパスフィルタ507、垂直ローパスフィルタ509、水平ローパスフィルタ513へローパスフィルタ係数を、それぞれ転送する。
こうして、各ハイパスフィルタおよび各ローパスフィルタへフィルタ係数が転送された後に、データ読取部500は、バッファ110からノイズ低減処理がなされた三種類の高周波成分HHv"n、Hh"n、Hv"nおよび低周波成分Lnを読み込んで、切換部501へ転送する。
切換部501は、高周波成分HHv"nをアップサンプラ502を介して垂直ハイパスフィルタ506へ、高周波成分Hh"nをアップサンプラ503を介して垂直ローパスフィルタ507へ、高周波成分Hv"nをアップサンプラ504を介して垂直ハイパスフィルタ508へ、低周波成分Lnをアップサンプラ505を介して垂直ローパスフィルタ509へ、それぞれ転送し、垂直方向のフィルタリング処理を実行させる。
さらに、垂直ハイパスフィルタ506および垂直ローパスフィルタ507からの周波数成分はアップサンプラ510を介して水平ハイパスフィルタ512へ、垂直ハイパスフィルタ508および垂直ローパスフィルタ509からの周波数成分はアップサンプラ511を介して水平ローパスフィルタ513へ、それぞれ転送されて、水平方向のフィルタリング処理がなされる。水平ハイパスフィルタ512および水平ローパスフィルタ513からの周波数成分は、バッファ514へ転送されて一つに合成されることにより、ノイズ低減処理がなされた低周波成分L"n-1が生成される。
ここで、アップサンプラ502〜505は入力周波数成分を垂直方向に2倍にアップサンプリングするものであり、アップサンプラ510、511は入力周波数成分を水平方向に2倍にアップサンプリングするものである。
データ転送制御部515は、バッファ514から低周波成分L"n-1を読み出して、読み出した低周波成分L"n-1を切換部501へ転送する。
また、データ読取部500は、バッファ110から補正処理がなされた三種類の高周波成分HHv"n-1、Hh"n-1、Hv"n-1を読み込んで、切換部501へ転送する。
その後、分解の段階数n−1の周波数成分に対して、上述と同様のフィルタリング処理がなされ、低周波成分L"n-2がバッファ514へ出力される。このような過程は、所定のn段階の合成が行われるまで反復される。こうしてバッファ514には、最終的に、補正処理がなされた低周波成分L”0が出力される。そしてバッファ514は、この低周波成分L”0を出力部109へ転送する。
[ソフトウェアによる処理]
上記実施形態はハードウェア処理により本発明に係る画像処理を行う構成であるが、本発明はこのような構成に限定されるものではなく、ソフトウェア処理により本発明に係る画像処理を行うようにしてもよい。
例えば、撮像素子102からの原画像信号を未処理のままのRawデータとしてメモリカード等の記録媒体に記録するとともに、撮像条件などの付随情報(例えば、ISO感度などの撮像条件など)をヘッダ情報として記録媒体に記録しておく。そして、別途のソフトウェアである画像処理プログラムをコンピュータに実行させて、記録媒体の情報をコンピュータに読み取らせ、処理するようにしてもよい。撮像部からコンピュータへの各種情報の伝送は、記録媒体を介して行う構成に限らず、通信回線等を介して行う構成であって構わない。
図6は、本発明に係る画像処理をソフトウェア処理により行う場合の画像処理プログラムのメインルーチンのフローチャートである。以下、これについて説明する。なお、各ステップにおける多重解像度分解処理、S/N比の推定、ノイズ低減処理等の処理は上記ハードウェア処理における処理と同一であるので、それらの詳細な説明については省略する。
この処理を開始すると、まず映像信号を読み込むとともに、撮像素子102の温度や露光条件、画像処理条件などのヘッダ情報を読み込む(ステップS01)。
次に、原画像信号を構成する色信号毎に分解の段階数をnとする多重解像度分解を行い、各帯域信号を取得する(ステップS02)。
次に、ノイズ低減反復回数を示す変数jを0に初期化する(ステップS03)。
次に、変数jを1増分する(ステップS04)。
次に、ノイズ低減対象色信号を示す変数kを0に初期化する(ステップS05)。
次に、変数kを1増分する(ステップS06)。
次に、kの値に基づき、ノイズ低減対象の色信号に対する帯域信号を選択する。例えばR,G,B信号に対する処理の場合は、k=1の場合R信号、k=2の場合G信号、k=3の場合B信号を選択する(ステップS07)。
次に、ノイズモデルに基づき、処理対象の色信号の帯域信号に対するノイズ量を推定する(ステップS08)。
次に、ステップS08で推定したノイズ量に基づき式(3)によりS/N比を推定する(ステップS09)。
次に、ステップS09で推定したS/N比に基づき式(4)により係数C1,C2を設定する(ステップS10)。
次に、C1,C2に基づき処理対象の色信号の帯域信号と、その他の色信号の帯域信号から式(5)により規定される変換関数による変換処理を行う(ステップS11)。
次に、変数kが所定の回数Kに達したかをチェックし、達しない場合、ステップS04へ戻る。達した場合全色信号に対する処理が終了したこととし、ステップS13へ進む(ステップS12)。
次に、変数jが所定の回数Jに達したかをチェックし、達しない場合、ステップS06へ戻る。達した場合色信号毎のノイズ低減処理回数がJ回実行されたこととし、ステップS14へ進む(ステップS13)。
次に、ノイズ低減処理がなされた各帯域信号を用いて多重解像度合成を行い、ノイズ低減がなされた映像信号を生成する(ステップS14)。
最後に公知の圧縮処理などを行った後、処理後の映像信号を出力して(ステップS15)、一連の処理を終了する。
このように、本発明に係る画像処理はソフトウェア処理により実現することも可能である。
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記実施形態は本発明の適用例の一つを示したに過ぎず、本発明の適用範囲を上記実施形態の具体的構成に限定する趣旨ではない。
本発明に係る撮像装置のシステム構成図である。 分解部の構成図である。 ノイズ低減部の構成図である。 ノイズモデルを説明するための図である。 合成部の構成図である。 本発明に係る画像処理をソフトウェア処理により実現する場合のメインルーチンのフローチャートである。
符号の説明
105 分解部
107 ノイズ低減部
301 S/N推定部
302 係数設定部
303 変換部
305 信号選択部

Claims (12)

  1. 複数の色信号から構成される映像信号に対して補正を行う画像処理装置であって、
    前記映像信号を2つ以上の帯域信号に分解する分解手段と、
    前記複数の色信号の中から補正処理対象の色信号を選択する選択手段と、
    前記選択手段により選択した色信号の帯域信号に対し、S/N比を推定するS/N推定手段と、
    前記S/N比に基づき係数を設定する係数設定手段と、
    前記補正処理対象の色信号の帯域信号と補正処理対象でないその他の色信号の帯域信号を前記係数に基づき加算することにより、前記選択した色信号の帯域信号に対して補正処理を行う補正手段と、
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 請求項1に記載の画像処理装置において、
    前記補正手段は前記選択した色信号の帯域信号に対して次式:
    Figure 0005272219
    M(j+1) :j+1回前記補正処理を行った後の前記補正処理対象の色信号の帯域信号
    M(0) :前記補正処理前の前記補正処理対象の色信号の帯域信号
    S(j) :j回前記補正処理を行った後の前記補正処理対象でないその他の色信号の帯域信号
    C1, C2:前記係数設定手段により設定された係数
    により前記補正処理を行うことを特徴とする画像処理装置。
  3. 請求項2に記載の画像処理装置において、
    前記係数設定手段は前記S/N比に基づき次式:
    Figure 0005272219
    OH i(j+1):j+1回前記補正処理を行った後の前記補正処理対象の色信号の帯域信号
    OH i(0) :前記補正処理前の前記補正処理対象の色信号の帯域信号
    MH i(j) :j回前記補正処理を行った後の前記補正処理対象でないその他の色信号の帯域信号
    C1:前記補正処理対象の色信号の帯域信号に対する係数
    C2:前記補正処理対象でないその他の色信号の帯域信号に対する係数
    λ:前記S/N比
    α、β:所定の定数
    により前記係数の設定を行うことを特徴とする画像処理装置。
  4. 請求項1から3のいずれか一つに記載の画像処理装置において、
    前記補正処理が行われる毎に補正処理対象の色信号を変更し、前記分解手段、前記S/N推定手段、前記係数設定手段、前記補正手段を順次適用し、全ての色信号の帯域信号に対し所定回数の前記補正処理がなされるまで反復処理するよう制御する制御手段を備えることを特徴とする画像処理装置。
  5. 請求項1から4のいずれか一つに記載の画像処理装置において、
    前記映像信号または前記帯域信号に対するノイズ量を推定するノイズ推定手段を備え、
    前記S/N推定手段は、前記ノイズ量に基づきS/N比を推定することを特徴とする画像処理装置。
  6. 請求項5に記載の画像処理装置において、
    前記ノイズ推定手段は、前記帯域信号の最低周波成分に基づきノイズ量を推定することを特徴とする画像処理装置。
  7. 請求項1から6のいずれか一つに記載の画像処理装置において、
    前記分解手段は、直交ウェーブレット変換を用いるものであることを特徴とする画像処理装置。
  8. 請求項1から7のいずれか一つに記載の画像処理装置において、
    前記ノイズ低減後の複数の帯域信号を合成する合成手段を備えることを特徴とする画像処理装置。
  9. コンピュータに、複数の色信号から構成される映像信号に対して補正処理を行なわせる画像処理プログラムであって、
    前記コンピュータに、
    前記映像信号を2つ以上の帯域信号に分解する分解ステップと、
    前記複数の色信号の中から補正処理対象の色信号を選択する選択ステップと、
    前記選択ステップにより選択した色信号の帯域信号に対し、S/N比を推定するS/N推定ステップと、
    前記S/N比に基づき係数を設定する係数設定ステップと、
    前記補正処理対象の色信号の帯域信号と補正処理対象でないその他の色信号の帯域信号を前記係数に基づき加算することにより、前記選択した色信号の帯域信号に対して補正処理を行う補正ステップと、
    実行させることを特徴とする画像処理プログラム。
  10. 請求項9に記載の画像処理プログラムにおいて、
    前記補正ステップでは、前記選択した色信号の帯域信号に対して次式:
    Figure 0005272219
    M(j+1) :j+1回前記補正処理を行った後の前記補正処理対象の色信号の帯域信号
    M(0) :前記補正処理前の前記補正処理対象の色信号の帯域信号
    S(j) :j回前記補正処理を行った後の前記補正処理対象でないその他の色信号の帯域信号
    C1, C2:前記係数設定ステップにより設定された係数
    により前記補正処理を前記コンピュータに行わせることを特徴とする画像処理プログラム。
  11. 請求項10に記載の画像処理プログラムにおいて、
    前記係数設定ステップでは、前記S/N比に基づき次式:
    Figure 0005272219
    OH i(j+1):j+1回前記補正処理を行った後の前記補正処理対象の色信号の帯域信号
    OH i(0) :前記補正処理前の前記補正処理対象の色信号の帯域信号
    MH i(j) :j回前記補正処理を行った後の前記補正処理対象でないその他の色信号の帯域信号
    C1:前記補正処理対象の色信号の帯域信号に対する係数
    C2:前記補正処理対象でないその他の色信号の帯域信号に対する係数
    λ:前記S/N比
    α、β:所定の定数
    により前記係数の設定を前記コンピュータに行わせることを特徴とする画像処理プログラム。
  12. 請求項9から11のいずれか一つに記載の画像処理プログラムにおいて、
    前記コンピュータに、
    前記補正処理が行われる毎に補正処理対象の色信号を変更し、前記分解ステップ、前記S/N推定ステップ、前記係数設定ステップ、前記補正ステップを順次適用し、全ての色信号の帯域信号に対し所定回数の前記補正処理がなされるまで反復処理するよう制御する制御ステップ、
    さらに実行させることを特徴とする画像処理プログラム。
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